真姫「にこちゃんとポッキーゲームがしたい」(15)

真姫「ねぇ、にこちゃん」

にこ「ん?」カタカタ

真姫「今日…な、なんの日か分かる?」

にこ「んー、さぁ?」カタカタ

真姫「ちょっと!真面目に聞きなさいよ!!」ドンッ

にこ「!!いきなり大声出さないでよ…びっくりした…」ハァ

真姫「にこちゃんが話をちゃんと聞いてないからでしょ!」

にこ「はいはい、ごめんって」

真姫「全く…」

にこ「で?今日がなんの日か…だったよね」

真姫「そ、そうよ」

にこ「うーん…11月11日…あぁ、ポッキーの日ね」

真姫「!…そ、そうなの?し、しらなかったわ」ソワソワ

にこ「…ふーん、なら、なんの日なの?」ニヤ

真姫「え?えっと…そ、それは…」オドオド

にこ「それは?」ニヤニヤ

真姫「っ…そうよ!ポッキーの日よ!悪い!」

にこ「い、いや…逆切れされても困るわよ…」

にこ「…それに、私の前では素直になる…でしょ?」ニコッ

真姫「うっ…うん」

にこ「で、それが本題では無いでしょ」

真姫「う、うん//」

にこ「真姫ちゃんのためなら出来ることは何でもするわ…さ、なんでも言って」ニコッ

真姫「にこちゃん…」ドキッ

真姫「に、にこちゃん…」ドキドキ

にこ「なに?真姫ちゃん」

真姫「ぽ、ポッキーゲームしみゃっ…」ウワメ

にこ「…」

真姫「…」

にこ「…ふっ、ふふっ」

真姫「…うぅ…ううぅぅぅっ!」ポコポコ

にこ「ごめんごめん…ふふっ」ナデナデ

にこ「ポッキーゲームしみゃしょーね」フフッ

真姫「うぅ…にこちゃんのばか…」

にこ「で、肝心のポッキーは持ってるの?」

真姫「……」

にこ「…え?」

真姫「ごめんなさい」

にこ「…はぁ、そういうと思った」ガサガサ

真姫「え?」

にこ「じゃーん、ポッキー!」ヒョイ

真姫「…持ってたの?」

にこ「真姫ちゃんが忘れてくると思ってね」

真姫「…ならっ」

にこ「私だってっ!」

真姫「!」

にこ「私だって真姫ちゃんとポッキーゲームしたかったんだもん…」

真姫「に、にこちゃん///」

にこ「…はい、真姫ちゃん」ポッキークワエ

真姫「…うん」サクサク

にこ(…真姫ちゃんってなんでこんなに可愛いのかな)ジィィ

真姫(にこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃん)サクサク

にこ(あ、真姫ちゃん止まる気配ないわね)サク

ちゅっ

真姫「!??」バッ

にこ「あ~あ、真姫ちゃんに、にこの初めて…奪われちゃった」ニヤリッ

真姫「あ、ごめ…って初めてじゃないでしょ!」カァァ

にこ「でも、真姫ちゃんからは、初めてだよ」ニコッ

真姫「あ…//」

にこ「ね、今度はポッキーなしで…もう一回、しよ」ウワメ

真姫「うっ…///」

真姫「め、目…瞑って」ドキドキ

にこ「うん」スッ

真姫(…にこちゃんのキス顔可愛い)ドキドキ

真姫「にこちゃん」スッ

真姫(好き…大好き…)チュッ

にこ「んっ…」ガシッ

真姫「んん!?っ…んっくっ」ビクッ

にこ「んんっ……ふぁ」

にこ「こっちのキスは初めて…って」

真姫「はぁはぁ…」ビクビク

にこ「おーい、真姫ちゃん…大丈夫?」

にこ「…真姫ちゃん、ありがとう」ギュッ

真姫「…にこちゃん」ギュッ

にこ「真姫ちゃんの気持ち…ちゃんと届いてるよ」

真姫「うん…」

にこ「それじゃ、帰りますか」スッ

真姫「あっ…」

にこ「…はいっ」ニギッ

真姫「手…」ニギッ

にこ「こうすれば少しは寂しくないでしょ」

真姫「…うん」

にこ「さて帰りますか」

真姫「…そうね」

にこ「…また」

真姫「ん?」

にこ「また、ポッキーゲーム…しようね」

真姫「…にこちゃんがしたいなら仕方ないわね」フフッ

にこ「もう、素直じゃないんだから」フフッ

終わりです。
ポッキーの日だったので(過ぎてしまった…)

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