ぐだ男「嫌われてみようと思う」 (15)
短めに。キャラ崩壊注意
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ダ・ヴィンチちゃん「・・・どうしてまた私に言うんだい?」
ぐだ男「いや・・・、なんかそういう機械ダ・ヴィンチちゃんなら作れるかなって」
ダ・ヴィンチちゃん「んー・・・ 私は天才だからきっと作れるだろうけど」
ぐだ男「じゃあ「でも、だ」」
ダ・ヴィンチちゃん「いくらよくわかんなくてもここまで生きてこれて、様々な英霊とパーフェクトコミュニケーションな君でもまずいと思うんだ」
ぐだ男「・・・というと?」
ダ・ヴィンチちゃん「まぁ、早い話殺されるんじゃないかなあって」
ぐだ男「そっかー」
ダ・ヴィンチちゃん「まぁ諦めたまえよ」
ぐだ男「うん、そうするわ。忘れて」
case-1 クー・フーリン(槍)
槍兄貴「ようマスター、なんでも嫌われてみたいとかなんとかって話をしてたみてぇだな」
ぐだ男「・・・ダ・ヴィンチちゃん、誰かに話したね」
槍兄貴「まぁ誰に聞いたかは言わねぇけど、うかつなことは言うもんじゃねぇわな」
ぐだ男「気の迷いだったから忘れてもらえると助かるな」
槍兄貴「忘れてやるが一つ忠告をしておく」
ぐだ男「ん?」
槍兄貴「今回の戦いは特殊だからよ、皆お前さんに従ってる。多少意見の相違があっても飲み込める」
ぐだ男「そうだね。皆には感謝してもしきれないよ」
槍兄貴「あとまぁ、なんだかんだ基本全員お前さんと意見が食い違わねぇのもあるし、逆にお前さんが譲ることだってある」
ぐだ男「反英霊に分類される人たちも人類史がなくなるのは困るんだろうね」
槍兄貴「まぁいろいろごちゃごちゃ言ったが重要なのは一つ」
ぐだ男「うん」
槍兄貴「普通の聖杯戦争ならサーヴァントに嫌われた時点で最悪死だ」
ぐだ男「わぉ」
槍兄貴「冗談で言ってるわけじゃねぇからな?」
ぐだ男「・・・もし今が普通の聖杯戦争で、俺が貴方に嫌われたら?」
そう口にした瞬間、彼の手元がかすみ、俺の胸めがけ赤い閃光が疾走った。
槍兄貴「この槍がお前の心臓を穿つことになるな」
ぐだ男「・・・怖いね」
槍兄貴「そういうこった、だから滅多なことは言わねぇこったな」
ぐだ男「肝に銘じておくよ」
case-2 ポール・バニヤン
バニヤン「サリュ。元気? マスター」
ぐだ男「元気だけど、バニヤンは表情が暗いね?何かあった?」
バニヤン「マスターがいろんな人に嫌われてみたいって話を聞いたの」
ぐだ男「あー、えーっと」
バニヤン「マスター、わたしのことが嫌いになったの?怖い人になるの?」
ぐだ男「そういうわけじゃなくって、気になったんだよ」
バニヤン「何が?」
ぐだ男「あんまり人に嫌われたことがないっていうかなんて言うか。八方美人ってやつなんだよ」
バニヤン「・・・よくわかんないや」
ぐだ男「誰にでもいい顔する人間ってこと。 ・・・幻滅したかな」
バニヤン「別に」
ぐだ男「・・・そうかい?」
バニヤン「みんなと仲よくしようとするのは悪いことなのかな?」
ぐだ男「どうなんだろう」
バニヤン「わたしは悪いことだと思わないよ」
ぐだ男「そっか」
バニヤン「・・・なんだか照れくさいね、えへへ」
ぐだ男「・・・後でケーキ食べにいこっか」
バニヤン「えっ、ホント!?」
ぐだ男「ホント」
case-3 ナイチンゲール
ナイチンゲール「精神疾患と聞いてきました」
ぐだ男「そういうわけじゃないんだけど・・・」
ナイチンゲール「何を言っているのですか。聞き及んだところによるとあなたは軽度のうつの可能性があります」
ぐだ男「うーん」
ナイチンゲール「戦場に身を置くものはどうしてもそのような症状を示してしまうものです」
ぐだ男「そうなのかな」
ナイチンゲール「ですがご安心を。私が治療します」
ぐだ男「だからって銃を向けないでほしいなぁって」
ナイチンゲール「麻酔です。痛みは一瞬ですから」
ぐだ男「できれば話し合いによるカウンセリングがいいかな」
ナイチンゲール「そうですか」ズキューン
ぐだ男「あぶなっ」
ナイチンゲール「避けないで下さい、治療ができません」
ぐだ男「自分で治すから見逃してほしいな」
ナイチンゲール「一刻も早く治療が必要です」
ぐだ男「聞いちゃくれないなぁ」
ナイチンゲール「わかってくれましたね?」
ぐだ男「わかったよ、自分を強く持てば鬱にはならない、それが分かったから俺はもう鬱じゃないよ」
ナイチンゲール「認められませんね」バキューン
ぐだ男「冗談じゃないや」
case-4 清姫
清姫「うふふ、見つけましたよマスター?」
ぐだ男「用事を思い出したんで後でいいかな」
清姫「・・・嘘をおつきになりましたね」
ぐだ男「・・・じゃあね!」
清姫「追いかけっこですね?逃しませんよ、安珍様ぁ?」
last case マシュ・キリエライト
マシュ「お疲れ様です、先輩」
ぐだ男「久々に全力疾走したよ」
マシュ「・・・なにか悩んでいるのでしょうか?私でよければ相談に乗りますが」
ぐだ男「先が不安だからね。なんかよくわからん理由で暗くなったりするもんなんじゃないかな」
マシュ「・・・そうですか」
ぐだ男「そうなんじゃないかな」
マシュ「嫌われてみたい・・・、よくわからない願望ですね」
ぐだ男「気の迷いだよ」
マシュ「・・・先輩、近寄らないでください」
ぐだ男「ん」
マシュ「先輩なんか大嫌いです」
ぐだ男「ふむ」
マシュ「先輩と同じ空間に居るという事実が不愉快です」
ぐだ男「おぉう」
マシュ「・・・やめましょうか」
ぐだ男「・・・そうだね」
マシュ「・・・不毛です」
ぐだ男「・・・不毛だね」
マシュ「わたしは先輩が好きですよ」
ぐだ男「・・・ありがと」
マシュ「八方美人でも、ええかっこしいでも、変なところで気が弱い先輩でも、わたしは好きです」
ぐだ男「・・・」
マシュ「・・・忘れてください」
ぐだ男「覚えとく」
マシュ「・・・///」
ぐだ男(皆に嫌われようと思ったけど、やめておこう)
ぐだ男(不毛だしね)
テンプレやって終わり
駄文失礼しました
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