キャラから作るコロシアイ学園生活2 (395)

注意
この作品は「オリロンパ」です。
オリキャラが苦手な方、ダンガンロンパシリーズのネタバレを避けたい方は注意してください。

1、2、3、v3のネタバレが主に含まれます。
v3に関しては、できるだけ原作の広い解釈を残すため、
この作品内でも真偽不明な情報がいくつか出る場合があります、お気を付けください。

前スレ
〔オリロンパ〕キャラから作るコロシアイ学園生活 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1502117188/#footer)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509287979

雪水 渓太 超高校級のスノーボーダー
名前と対照的に熱血漢な頼れる兄貴。
……なのだが、実は最年少。しかも最小。ついでに少しビビり。
そのせいでなんか締まらない残念な主人公として設定されていたはずである。

「うおっと…いきなり話しかけてくんな。びっくりすんじゃねえか……
っと、自己紹介がまだだったな。俺は雪水渓太。超高校級のスノーボーダーだ。」

楠見 和 超高校級の幸運
引っ込み思案でおとなしい少女。時にネガティブな言葉を言う。
本人も幸運という才能についてはよくわかっていない。自分を才能のない
平凡な人物だとそのためコンプレックスも強い。たぶん、などと曖昧な言い方を好む
「えっと、楠見、楠見和だよ。みんなみたいにすごい才能は持ってないけど、さ」
ツウシンボ
普段はネットを見ながら過ごすことの多いらしい楠見。何を調べてるかはよくわからない。

須夜崎 準 超高校級の??? DEAD
超テンションで誰もついていけない世界を繰り広げる才能不明の青年。
意味の分からない行動をとることが多い。一見ただの変人だが、多くの知識を持ち合わせていたりする。本人曰く「バカとなんとかは紙一重」、とのこと。自分以外を人間、と呼ぶが?
「ヒャッハー、人間ども!お、れ、さ、ま、が?が!名乗ってやるぜ!須夜崎準っていいまーす!スヤザ・キジュン。スヤ・ザキジュン。お好きなようにどうぞぅ!イェス!」
ツウシンボ 本人曰く、存在が超高校級。しかしあるのかないのか、具体的にはよくわからないらしい。

皆守 優等 超高校級の人権委員
温和な青年。普段からいろんな人とかかわるおかげか、情報通。
みんなの心を支えるために他人を心配させるわけにはいかないと考えている。
夢はみんなが幸せに暮らしている世界をつくること。メンバー内の常識人にして一般人
「僕は、皆守優等。超高校級の人権委員に選ばれたんだ。でも、こんなところで満足するわけにはいかない。世界には苦しんでる人がまだたくさんいるからね。悩み事や喧嘩があったら僕に教えてね。すぐに向かうからさ」
ツウシンボ
人々が対等に、平和に過ごすことができるよう日々活動するのが人権委員、らしい。いざというときはプロも呼ぶとのこと

鈴本 花音 超高校級の弓道家
まっすぐなまなざしに凛とした態度。周りを慮る姿勢。
無駄のない動き。美しいという言葉がまさに当てはまる大和撫子。
ただ、見過ごせないと感じたことに対しての態度が強い。
「こんにちは、初めまして。鈴本花音と申します。まだまだ未熟な身ではございますが……
超高校級の弓道家、などと呼ばれております。これからも精進してまいりますので、ぜひ、お見知りおきを」
ツウシンボ
普段は歩射、というものを主においているらしい。弓道に対しての姿勢は真剣そのもの。

唐崎 灰司 超高校級の喧嘩師
荒っぽい言葉遣いに横柄な態度。基本的には単独行動が好きな大男。
言動のわりにけっこうな切れ者で、相手を結構見ているらしい。喧嘩師という才能
もあってか、自分のことを信用していない。
「ん?おめえ、誰だ?って先に俺が名乗ったほうがいいか。唐崎灰司。超高校級の喧嘩師。
おっし名乗ったぞ。てめえも名乗るよな?あ?」

古伏 春留 超高校級の柔道家
ヒーロー願望のあるぽっちゃり系女子。強さは悪。弱きは正義。悪は必ずくじいてみせる。
そんな強い意気込みを持っているが、自分も強者であることは忘れているらしい。
基本唐崎とモノクマを悪分類しているが、実はほかにも悪とみている人はいる模様。
「こんにちは!唐突ですがあなたは正義か悪か!私は悪をくじくもの!あなたが
弱き正義なら強き悪から私がまもってみせますとも!え、名前?超高校級の正義の味方!
いえ、柔道家!古伏春留!気軽にはるるんとでもお呼びください!」

数野 三黒 超高校級の数学者
超絶まじめのド天然。人に一部除き平等に接する主義。ついたあだ名はギャルゲの主人公。
本人は知らないうえに、このメンバーの中ではあまり関係ない。見た目は黒髪赤目のイケメン。実はおっさん臭い趣味の持ち主。
「初めまして。私は超高校級の数学者として招かれた、数野三黒だ。趣味は、まあ、数学関連だ。といっても、あまり伝わる気がしないな。ふむ。共通の話題になりそうなものは……
君、ナンプレ、と呼ばれるものを知っているかい。よく新聞紙についているあれだ」

今井 心音 超高校級のコメンテーター
思ったことはストレートに伝える、キャリアウーマン。実行力の高い優秀な人材。
しかし、普段の態度からは全くそのようには見えない。公私は徹底的に分けている。
「あたしは今井心音。超高校級のコメンテーターとかゆう嬉しい称号も
もらったんや。仲良くしていこうとはあるんやけど……女子にセクハラとか、そんなんは
やめてや?やったら、わかっとるよな?」
ツウシンボ 自分でも超高校級という自覚はない。しかし、自分の意見を伝えようとする姿勢はやはり超高校級のもの。

梶原 優馬 超高校級のハッカー
人見知りでドジを踏むこともあるが、心優しい青年。
普段は顔色を窺い本音を隠しているように見える。どもることが多い。
ただ、クラッカーと同列扱いされると思いっきり言い返す。
「あ、ええ、その。おれ、おれは、梶原優馬。ちょ、超高校級のハッカー。
え、ええと、その、その、うん。ハッカーって言っても犯罪してるわけじゃないから、うん」
ツウシンボ 犯罪方面では活躍しないハッカー。いつかは政府に雇われるほどになりたいとのこと

御開 琴音 超高校級の通訳
異常なまでに落ち着いた人形のような少女。に見える。
実際は余計なことが聞こえてイライラしてたりすることもあるらしい。表には全く出ていない。
通訳という仕事柄か、相手の言いたいことを理解するのが早い。多少擬音語が多くても彼女には通じる。
「ええ、私は超高校級の通訳。唐突にバベルの塔が建築でもされない限り、
ここで才能を活かすことはかなわないのだろうけど。まあ、会話ができない人がいたら呼びなさい。意思疎通くらいはさせてみせるわ

鷺宮 彼方 超高校級のドラマー
誰とでも仲良くできるいわゆるリア充。ロックな男。が本人の理想。
仲良くはできるが恋人はできない。ナンパをするとき手が震える。本人は武者震いと言い張る。手先が器用で、かざりつけとか刺繡とかが得意。でもロックじゃない。
「よっと。俺は鷺宮彼方。ちょっとはイカした名前じゃねえか?
ま、よろしくな。かわいい女の子の紹介は受け付けるぜ。
あ、その子のメアドもらってきてくれませんかね?頼みますから」
ツウシンボ 最高にロックでイカした演奏、ソロをするなど夢も多いがその中にはもてたいという願望が混ざっているみたいだ。


野上 空 超高校級の歌手 DEAD
バラードからヘビメタまで歌いこなす天才的な歌手。女の子には優しくふるまうが男子には厳しい。自分にも厳しい。ふらっとどこかに消えてしまうことが多い。どこに行ったか聞くと、男には秘密があるからとはぐらかされてしまう。ちょっとポエマー。
「やあ、僕のことが知りたいかい?ああ、それはね。超高校級の歌手で野上空っていう名前。
これが答えさ。ふむ、もうここには用はない。僕の時間だ。男は必要ない。じゃあね、少年」
ツウシンボ 自己主張が激しいところはあるが、歌への熱意は本物。心のない歌など文字の羅列らしい。

夢川 明日葉 超高校級のピエロ
一人で活動しているらしいピエロの少女。みんなを盛り上げることが生きがい。
雰囲気が暗くなったら、何をしてでも明るくして見せる、とのこと。
普段の話し方のせいか、考えが読みにくい。
「ひゅぅー。やあ僕はピエロ。私は明日葉さ。僕は夢川明日葉。私はピエロ。
僕に話しかけたな!私のショーは一回千円!僕は特別なのさ!私は天才だったのだ!
おろろろ?あれ、もう終わり?僕の出番終わり?私の次の活躍はいつだろね?」

四月朔日 多織 超高校級の着ぐるみ職人
小学生よろしくの行動で回りを振り回す少女。みんなに夢を与えることを使命と自負する。
彼女の着ぐるみは通気性がよく夏でも比較的快適らしい。よく着ぐるみの素材の余りでぬいぐるみを作っている。
「ぴゅっぴゅぴゅー!わたぬきちゃんなのだー!わははー!みんなに夢を!ハローワールドドリームインザトゥルー!よく意味わかんないけど!えへへー。着ぐるみ職人さんだぞー?超高校級なんだぞー!いぇー!」
ツウシンボ 
着ぐるみにされたキャラたちを友達とよび、またそれを様々な人の作り出した本物だという四月朔日。
その思いによって作られた友達は、ほかの超高校級からも評価されるほど。

梓川 麗 超高校級のスタントマン
とんでもない生命力を活かして頑張るスタントマン。が、血液恐怖症。
正しくは、他人の血液恐怖症。そのせいで普段から周りのために体を張ってしまう。
自分の命すら惜しまないところがある。小さいものは守りやすく守りたくなるので好き。
「私は超高校級のスタントマン、梓川麗。女子なのに大丈夫なのかって?女子だから
って理由でそんなこと言われるのはちょっといやかな。私は、私以外の人が傷つくのが怖いだけだから。これは私のためにやっているんだよ」
ツウシンボ
スタントマンの世界は予想以上に危険。よほどの運動能力を持っていないと不可能そうだ。

階段前

雪水「ほ、ほかのやつらも呼ばねえと……」

冷静とは言えないが、とりあえずある程度状況を把握して
今取るべき行動を考える、それができる程度には落ち着いた。
まだ朝のアナウンスはなっていないはずだ。自然と人が集まることはない。
いや、どっちにしても人は呼びに行くが……
とりあえず、寄宿舎へ向かうか。

寄宿舎前

梶原「え、ゆ、雪水君?ど、どうしたの?」

雪水「か、階段、階段に……鈴本の、死体が」

走ってきたせいで息は荒いし言葉は途切れ途切れになっている。
それでも俺の言った言葉の意味を理解したらしい梶原は
ただでさえ悪い顔色をさらに悪化させていた。

梓川「え、ゆ、雪水君……今の話って……」

雪水「あ、梓川、いた、のか」

梓川「うん……鈴本さんが、死んだって……」

雪水「……血も結構出てる。ほかのやつを集めてきてくれないか?
まだ寝てるやつもいるかもしれないし」

梓川「わ、わかった……」

夢川「私も聞こえちゃったよ!僕もついていったほうがいいよね?
死体発見アナウンス、確定で流れるでしょ。犯人を含むか含まないかはどうせわからないしアレ」

梶原「そ、そうだね、ご、ごめん」

夢川「私に謝らなくてもいいよ。僕そんな君にいやなことされたわけでもないし」

梶原「……」

雪水「……とりあえず、階段のほうに向かうぞ」

階段

梶原「う、う……ひ、ひどいね」

夢川「私としてはまずこの出血量が……僕だってスプラッタが得意なわけでもないし」

雪水「……」

階段の下で、頭から大量の血を流した状態で、鈴本は発見された。
おそらく……突き落とされたか、落ちてしまったか。
前者の可能性のほうが高いが。前こそ事故だったが、それが続くとは考えづらかった。

ピンポンパンポーン
モノクマ「あ、ごめん遅れた。死体が発見されました!一定の捜査時間の後、学級裁判を始めまーす」

……不快な声が学園中に行き届く。
それは、この死が嘘だという可能性を奪う、とどめの一言だった。

モノクマ「うぷぷぷぷぷ。やーっと事件だよ!どんだけ日常パート長いんだよ、まったく!」

雪水「モノクマ……!」

何が、日常パートだ。何が、「やっと事件」だ。
人の命を、なんだと思ってるんだこいつは。

梶原「ど、どうせ、も、モノクマファイル、だ、だろ?
そ、それだけもらうから、か、帰れよ!」

モノクマ「あ、どーしたの?そんな陰キャ見たいなキレ方して」

夢川「私もさっさといなくなってほしいかなー。僕だって暇じゃないんだよね」

モノクマ「時は金なり。雄弁は銀。うんうん、いい心がけだね!
でも、ボクも大事な連絡があるんだよね!」

……どうせ、大事と言いながら意味のない話でも始めるつもりだろうが、とりあえず聞いておく

モノクマ「ボクってさ、クロとシロを公平に扱うつもりだし、捜査とか裁判だとかは
できるだけスムーズに進めたいんだよね。というわけで今回は捜査時間をかなり短縮させてもらうよ。
ほかの人が来たら伝えてね」

雪水「はぁ!?お前、それどういう意味で」

モノクマ「じゃあねー!」

……くそっ、先にどっかいっちまった。

梶原「こ、公平に扱うつもりなら……そ、捜査が長引くと、ク、クロが不利になる、ってこ、ことかな」

夢川「私はどっちかっていうと捜査しても意味ないって言いたいと思ったけどなー。
僕達が現場でつかめる証拠は少なくて、議論でなぞを解いてくのがメインなのかも」

二人が捜査に取り掛かろうとしてるのに、俺だけモノクマに怒っている場合でもないか。
捜査時間も短いんだ。はやく捜査を終わらせてしまおう。

捜査開始!

すみません今回はここまで。ありがとうございました。

乙乙
証拠が少なくてカマかけて情報引き出すとかなんかね
続き待機

いつもより時間がずれるかもしれませんが今日更新します

鈴本ちゃん死んでたのか・・・残念

更新再開します。
短いです今回…
>>10>>11>>14乙、感想ありがとうございます。
カマをかけたりもしますね。
鈴本さん退場しました…

モノクマ「ま、捜査って言ったらこれだよね!ザ・モノクマファイルー!2!」

梶原「て、定番みたいに、い、言われても、し、知らないよ」

気に食わねえけど、使うしかねえよな……

ザ・モノクマファイル2
死因 頭部からの出血による失血死
死亡推定時刻 夜12時~3時頃
体の右肩から腰までに掛けて大きな打撲痕あり。
脚には階段で打ったためできたと考えられる、他箇所より
ひどい鬱血。わずかに出血アリ。外部からの強い衝撃の影響からか、
わずかに内臓も損傷。それ以外には外傷、内傷はない。
薬品などは検出されていない。

コトダマ ザ・モノクマファイル2 ゲット!

なんていうか、やけに詳しくないか?

夢川「私たちにこんなに情報与えていいのー?僕たちとクロは公平にあつかわれているんじゃなかったっけ?」

モノクマ「はい、その通りでございます!いやぁ、あのね。今回のクロが
全く証拠落とす気ないからボクが情報上げなきゃいけないんだよね!
もう面倒だしハッキリ言うとそれ以外証拠になるものなかったし!」

それハッキリ言っていいのか!?

雪水「お前、何かたくらんでいるのか?」

モノクマ「あのねえ。ボクもちょっと怒ってるんだよ。なんだよあれ!
こんなひどい捜査時間はたぶん後にも先にもないね!少なくともボクは知らないね!
ボクがこれだけ情報落とさないと本気で14分の1を当てることになる裁判とかさ!今でもシロ不利だし盛り上がりに欠ける犯行だったし……」

梶原「う、嘘くさい……」

モノクマ「嘘をつく意味ないよ!証拠がないって結構致命的だしね!
悪魔の証明みたいなやつだしそれこそ証拠はないけどさ。でも、オマエラもわかってるだろ?集団で一応やってるんだよね。簡単に嘘つける立場じゃないし!」

夢川「わかったからうるさいよ」

モノクマ「ムキ―!」

おそらく、嘘は言ってないんだろうが…
モノクマにそれを言わせるほどの犯行って、いったいどういうものだったんだ?

梶原「…な、なんか、ま、前にも、な、何回も、そ、捜査させたみたいな…」

夢川「私よく聞こえなかったけど、僕に何か言った、梶原?」

梶原「な、なんでもない」

……今の話は、覚えておいたほうが、いい、のか?

コトダマ モノクマの証言? ゲット!

雪水「たぶんこいつの話を聞いてても時間の無駄だろ。捜査しねーと……
って、できるのはアリバイ聞いたりとかそれくらいだけどな」

梓川がほかの人を呼んでくれてるはずだし、その間に少しでも情報を集めておこう。

夢川「私はアリバイないよ。僕は寝てたんだよね。疲れてたし」

梶原「ぼ、僕は……一応、そ、その時間は、さ、作業のさ、最終調整に
は、入ってたよ。しょ、証拠は、パ、パソコンの、り、利用履歴だよ。
い、一応残しておいたし……しゃ、癪だけど、も、モノクマがしょ、
証明してくれるとお、思う」

コトダマ 夢川のアリバイ ゲット!
コトダマ 梶原のアリバイ ゲット!
雪水「なるほどな。ありがとう二人とも。ちなみに俺もアリバイはないな……
あと、梶原。寝ろって言ったよな?」

梶原「ご、ごめん」

雪水「まあ、今はとやかく言う気はねーけどよ……ん、足音?」

バタバタといくつもの足音がリズム無視して鳴り響く。
皆が集まるのはそれが聞こえてからそう時間がかからなかった

唐崎「……っち」

御開「かなり焦った様子の梓川さんから事情は聞いていたけれど……
本当に、また殺人が行われてしまったのね」

四月朔日「え、嘘、なんでかのんが死んでるの!?」

数野「それに関しては事前に言われていただろう。その反応は正しいものではない!」

楠見「え、えっとさ、知ってても実際見るとそういう反応してもおかしくないかもしれないし」

皆守「うん、それに賛成だけど……あの、古伏さんは?」

そういえば……さっき視界の端にはいたと思ってたんだが……

今井「見るのつらいらしいわ。ちょっと落ち着いてから向き合うらしいで。
今は梓川と一緒におるわ」

古伏……鈴本と仲良かったから、余計ショックだろうな。
捜査は必要ないと考えると、休んでたほうがいいかもな……

梶原「え、えっと……わ、悪いけど、よ、呼んできて、も、もらえるかな。
ちょ、ちょっと、そ、捜査、い、急がなきゃ…」

雪水「最悪証言だけなら裁判でも聞ける。今回は……物的証拠はない、らしいから」

今井「いや待てそれ、どういう意味や!なんや完全犯罪か何かか!?」

夢川「私がそれを説明するよ……僕もなんか面倒だと思うけど……」

……なんか、話が進んでるのはいいんだが……

唐崎「……」

唐崎のやつ、大丈夫なのか?黙りこくってるし、顔色は悪いし……

雪水「おい、唐崎?無理はするなよ?」

唐崎「なんだよ……くそっ:

今は、そっとしておくべきなのだろうか……?


すみません今日はここまで。平日にもう少し更新予定。ありがとうございました。

https://imgur.com/gallery/0NcDR
遅れました、死体発見シーンイメージです。

すみません更新を切りのいいところで切りたいので
土曜日操作編終了
日曜日裁判編に予定変更させてもらいます。
更新の調子が悪くてすいません

遅いですが更新再開します

……確かに唐崎のことは気になるが……
多分、今どうこうできる問題ではなさそうだし。
それに、今は念のためのアレを優先させたいしな。

雪水「えっと、夢川。今回物的証拠はないっていってるが……
もし、誰かをこの階段付近でこけさせようとするとしたら、どんな道具を使う?」

夢川「私に聞くか―。まあ、僕は芸のためにいろいろ、それこそ犯行のトリックに
使えそうなことはするしねー。うん、いいよ。思いつく限りでいいなら。
よくあるのは糸でひっかけたることかな。普通に物を置いてもいいだろうけど、
それだと見えたら終わりだし」

確かに、普通何か物が置いてあったら避けて通るからな。

夢川「私が思うに、モノを置くだけだったらたまたまそこを避けて通られたら
普通に意味ないし……だから、やるとすれば全体的にトラップがあると思っていいはず、と僕は思う」

雪水「なるほどな。それ以外に何かないか?」

夢川「それ以外?私ができること、じゃなくて僕以外でもできることかぁ。
ごめん、証拠の残らない方法なら難しいと思う。トリモチを使うとかそんなのしか出てこない」

逆に何でトリモチという発想が出てきたんだ?

雪水「そうか。ありがとう」

夢川「私は何もしてないよ。僕にできることをしたまでさ」

……矛盾してないか、その発言。もう一つ頼みたいことはあったが……
あいつばっかりに頼むのもどうかという話になるし、梶原に頼むか

コトダマ 夢川の推理 を手に入れました。

梶原「ど、どうしよう、み、皆が、あ、集まるまで、と、とりあえず、げ、現場の、か、確認だけ、い、一応……」

雪水「なあ、梶原」

梶原「え、えっと、ど、どうしたの、ゆ、雪水君」

雪水「いくつか確認したいことがあってな。下手したら時間切れになるかもしれねえしアリバイを聞くのをお前と夢川に任せたいんだが」

梶原「え、えっと、い、いい、け、けど」

雪水「悪い。助かった」

梶原「え?あ、う、うん」

とりあえずいるものだけ調達して、モノクマを呼び出せばいいか。
あ、あとその前にあいつに頼んでおかないとな。

個室前

えーっと、このあたりにいるはずなんだが……

雪水「あ、いた。おーい、梓川―?」

梓川「あ、雪水君か。な、何か用事?」

雪水「あ、ああ。お前が一番頼みやすいかと思ってな。」

梓川「えっと、私に、だよね。捜査はできないと思うけど……
ほら、血が、出てるんでしょ?」

梓川は血が苦手で死体付近に行くことは無理だ。
だからこそ、梓川にはそれ以外のことを頼むことにする。
ほかのやつが何かしてるのに自分だけ何もしてないのはつらいだろうしな……
まあ何より俺に時間がない、っていう問題なんだがな。

雪水「ああ、そういう話じゃないから安心してくれ。
ちょっと大変だろうが、糸とかロープとか、そういう
紐に近いものが倉庫から減ってないか確認してほしいんだ。
余裕があれば、紐状にできそうなものも頼みたい」

梓川「うん、わかった。雪水君の頼みだし、ちょっと張り切って頑張るよ」

命のかかった捜査だから俺以外に頼まれても張り切ってくれ……

コトダマ 梓川への調査依頼 を手に入れました

雪水「……しまった、もう一人つけておかないと怪しまれるよな……」

完全に忘れてたな。しかも一人じゃ捜査が間に合うか怪しいしな。……ん?あそこにいるのは……古伏か?

古伏「あ、雪水さんですか。捜査の際に気を遣っていただいたとは今井さんから聞いています。
ありがとうございます。……そういえば、さっき寝足りないからと言って楠見さんが抜けてましたが、大丈夫ですか?」

さっきまでいたはずなんだけどな……いつの間にそんなことに……

古伏「……実は、さっき彼女に励まされたところでして。もし、ほかの方が腹を立てていましたら伝えておいてください。
まあ、悪はそんなことお構いなしで責めるのでしょうが。どちらの悪も」

いつもの「悪」に対するあたりの強さは変わってないが、やっぱり覇気がない。
いつも元気にふるまっている分、余計に痛々しく感じられた。

古伏「ああ、あとごめんなさい。鈴本さんが死んだというのに、捜査に、参加できなくて。
でも、まだ彼女の死体を見るほど心の整理はついていません……!」

雪水「いや、古伏は鈴本と仲良くしていることが多かったし、仕方ないだろ。
えっと……それに、捜査に参加できないわけではないはずだ」

古伏「えっと、どういう意味でしょうか」

雪水「実は、犯行に糸とか紐みたいなものが使われてないかっていうことを今梓川に調べてもらってるんだが……
一人だと、証言するときに疑われるかもしれないし、何より一人じゃ大変だろ?手伝ってやってほしいんだ」

多分、じっと一人でいるよりはいいと思う、という言葉は飲み込んだ。

古伏「なるほど……そういうことなら、もちろんのこと!ふさぎ込むばかりでは申し訳が立ちません!
お気遣い感謝します!では!」

雪水「え?あ、ああ、どういたしまして?」

俺の返事を聞いたか聞いてないかわからない。
それくらい早く、あいつは倉庫の方向へ駆けて行った。
少しは前向きになれた……のか?

視聴覚室

走っていく古伏を見届けたあと、俺はモノクマを呼ぶ前にあるものを用意しておいた。
まあ、そんな特別なものでもないけどな。

雪水「おい、モノクマー」

モノクマ「はいはーい、珍しいねぇ、そっちからボクを呼び出してくれるなんてさ!」

ほんと、こいつは一体いつもどこから出てくるんだ?
いやもうそれについてはあきらめたほうがいいか。
さっさと本題に入ってしまおう。

雪水「いや、一つ気になってたことがあるんだが……
捜査に必要な情報を、お前はどれくらい教えてくれるんだ?モノクマファイルで」

モノクマ「ん?それってどういう意味?は、ま、まさか!
学園長を利用して裁判で不正をしようと……!?させませんからね!」

雪水「いや、そういう意味じゃないんだが……なあ、モノクマ。
例えば、事件にかかわる情報で、お前しか知りえないこと……
例えば、ここにある備品とか、装置とか。そういうことに関する情報を、
どれくらい教えてくれるのか、って思ってな」

モノクマ「あー、うん、それねぇ。具体的な条件は二つだよ」

雪水「二つか。その中身は?」

モノクマ「一つは、オマエラが捜査したり、推理できる範囲かってこと。
調査不足をボクで補おうだなんてさせないからね!ボクはサプリメントじゃないからね!」

そのたとえは一体何なんだ……わかるようでわからないぞ

モノクマ「あとは、公平さだね。ボクのせいでクロが一発でわかるだなんて
マネはさせないよ」

雪水「……なるほどな。こんだけだ」

モノクマ「ふーん……まあいいや、捜査時間もう終わるけど、本当によかったの?」

雪水「ああ、いいぞこれで」

ピンポンパンポーン

モノクマ「はいはーい、もう捜査なんて打ち切りでいいよね!
それでは、前と同じあの場所へレッツラゴー!」

目の前で直接言った……モノクマにマイクが内蔵されているのか?
……考える意味を感じないな。

今回はここまで。途中遅くなってすいません。ありがとうございました。

裁判は来週かね
期待

すみません日曜日は寝落ちしてました。平日中に裁判はいります。
>>38遅くなり本当にすみません。期待ありがとうございます

前スレ埋まってるけど大丈夫?
学級裁判待機

すみません明日更新します。
>>40期待感謝です。前スレはすぐにhtml化してきます

遅いですけど少しだけ更新します

学級裁判場エレベーター前

今井「おっそ!もっとはよしいや!」

御開「捜査中は仕方ないのかもしれないど。もう少しスケジュール管理をしてほしいわね」

雪水「悪い、ちょっと手間取ってな」

意外とモノクマがあそこから動かなかったんだよな……
まあ、何とかなってよかったと思っておくか。

鷺宮「いや、普通にまだ二人来てねえしそこまで攻めなくていいだろ……」

皆守「というより、僕達はそろって行動してたからね……
まあ、今井さんと御開さんは行動が早かったんだけど。
あとは……古伏さんと梓川さんか」

倉庫の捜査を頼んだ二人か。自分が頼んだとはいえ申し訳ないな……

数野「あの体育会系と準体育会系か……全くこれだから」

雪水「いや、体育会系は結構時間厳守だからな?」

梓川「え、えっと、皆ごめん!」

古伏「申し訳ございません!悪よりも遅くなってしまいました!」

そこで唐崎を引き合いに出してくるのか……

四月朔日「うららとはるるんも来たし、全員そろった?」

古伏「あ、ありがとうございます!そういって読んでもらえたのは初めてです!」

四月朔日「うっかり噛んだだけなんだけど……はるるんが喜ぶならいいや!」

四月朔日があきれるような顔をしたのってなかなか見ないな、そういや。

モノクマ「お、よかったよかった。まーた新しい殺人事件でも起きたらどうしようかと思ってたよ!じゃ、みんなエレベーターにガツガツ乗ってくださーい!」

唐崎「そんな食いつくようなことでもねえよ」

モノクマの不快な言葉と唐崎の返答は、すぐに緊張と静けさの中に消えていく。
そんな張りつめた空気の中、俺たちはエレベーターに乗り込んだ

学級裁判が、始まる。

命懸けの、裏切りと疑惑と絶望にまみれた、学級裁判が。

二本のマイクで描かれた十字と、丸を射貫くように書かれた十字。
以前はなかった血の色で書かれたそれが席を二つ占めていた。

モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!
学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。
正しいクロを指摘出来れば、クロだけがおしおき。
だけど…もし間違った人物をクロとした場合は…
クロ以外の全員がおしおきされ、
みんなを欺いたクロだけが晴れた卒業となりまーす!」

皆守「まずは……アリバイの話だよね。あの時全員がそろってたわけじゃないし、
そうでなくても確認は大事だから」

古伏「本当に申し訳ないです……」

梓川「私もごめん。そうしてくれるとありがたいよ」

ノンストップ議論開始!

皆守「じゃあ、まず全員のアリバイの確認からだね」

夢野「私たちが現場に集まっているひとに聞いたときは、
【誰もアリバイがなかった】よ。僕も含めてね」

数野「なら、その当時いなかった【古伏と梓川、そして雪水】はどうなんだ?」

古伏「その時間は就寝していたため【アリバイはありません!】
[休養もまた修行]です!」

梓川「私も同じだよ。[アリバイはなかった]よ」

雪水「俺もさすがに寝てたぞ、その時は」

鷺宮「じゃあ、【アリバイのある奴がいない】ってことでいいのか」
【】反論ポイント
[]同意ポイント
|夢川のアリバイ>
|梶原のアリバイ>
|梓川への調査依頼>

雪水「それは違うな!」

確か……梶原には完成されてないとはいえアリバイに近いものはあるはずだ。

鷺宮「いや、だって誰もアリバイがあるって言ってなかった……
あれ、そういや梶原から何も聞いてねえな」

梶原「え、あ、ごめん……ま、まだ、あ、アリバイにできるか、
わ、わからなくて」

楠見「それって、どういう意味?」

梶原「え、えっと、こ、これ見て……わ、わかる、かな?」

そういって、梶原はおもむろにパソコンの画面をこちらに向ける。

今井「いやそれどこから出してきてん!?」

梶原「え、えっと……ご、ごめん。と、とりあえず、こ、これを見てくれると、
た、助かるんだけど」

御開「何かのプログラムのようだけど、それがどうしたの?」

楠見「多分、そのパソコンでいつ何していたかの記録、ってことだよね。
なんとなくわかるけど、確証はないし……何より、偽装できるよね」

梶原「う、うん……だ、だから、しょ、証明できると、し、したら……」

四月朔日「モノクマしかいないってこと?ゆうま」

皆守「だけど、それをモノクマが了承してくれるかな?」

……微妙なところだな。なんとかモノクマを誘導できれば……

モノクマ「えー、するわけないじゃん。面倒だしさ!」

こういうだろうなとは思ってたが。
やるだけ、やってみるか。

雪水「なあ、モノクマ。本当にいいのか?」

モノクマ「なんだよ!反抗期なの、雪水クン!」

雪水「お前、確か言ってたよな?推理も捜査もできない範囲で、
公平さがあると判断した場合は設備とかの情報をわたすって」

モノクマ「そうだね!確かにそういったけど、それがどうかした?」

雪水「この証拠に関しては俺たちが考えたり調べたりできる範囲だったか
とは言われると違うはずだ。パソコンはこの学園の所有物の一つだしな。
それに、公平性もそこまで問題ないはずだが?」

モノクマ「それが、この学園のルールなのだ!」反論!





モノクマが何か言っていますね……
ですがみなさん、ちょっとでも証拠はほしいでしょう?
そんなあなたに押切反論ショーダウンです。
え、なんのことかわからない?
仕方がありません。私めがお教えいたしましょう。
この押切反論ショーダウンでは、基本的に明確な証拠は一切ありません。
というより、貴方の主張が正しいものであるかもわかりません。
しかし、今回はそこが問題ではないのです。
貴方の主張を無理にでもおしきって、必要な情報を手に入れること。
これが目標となります。
しかし、習うより慣れよという言葉もあります。
見たほうが早いかもしれません。

モノクマ「公平性に問題がない?どの口が言うのさ!
アリバイ付きのシロができるんだぞ!」

今井「あーらま」

四月朔日「……」

御開「……早速にもほどがあるわね」

梶原「ア、アリバイ付きの……」

皆守「今シロって言ったよね?」

……まあ、当然の反論だよな。無理のある主張をする羽目になるが、
多少ごり押しすることになっても、クロ候補を絞れるなら絞りたい。
いや、もう絞れたようなもんだが。

雪水「なあモノクマ。この事件自体かなりクロ有利に傾いてたはずだろ?
ある意味お前にとってもイレギュラーな事態。本当に公平っていうなら
通常ならあり得ない判断だとしても、それくらいの情報はあっていいだろ」

モノクマ「うぐっ!で、でもやっぱり最低限<裁判としてのマナー>みたいなものがあるからね!」

雪水「証拠が少なすぎて13分の1を勘で当てるゲームとかしているんだが、それでも<裁判>だと言い張れるのか?」

数野「確かに客観的に見れば13分の1かもしれんが参加者である私たち
の視点から考えると12分の1になるのだが」

楠見「今はそこはどうでもいいと思う……」

モノクマ「ふぐぅ!でも、そこから<議論>を発展させていくのはオマエラの仕事でしょ⁉」

雪水「その<議論>のために必要な情報だ。もしかしたら、そのアリバイのウラをつくようなトリックかもしれないしな」

モノクマ「あーもう!ああいえばこういう!」

もうここまでくれば強引に持っていけそうか?

雪水「クロが一発でバレるようなことじゃないだろ?
たかが候補が一人減るだけ。……それとも、これのせいでクロがわかるのか?
その場合ほぼ梶原がクロなんだが」

モノクマ「いや、クロが【ボク、そんなこと言ってないんですけど!】
そんなこと【いつ言ったのさ!】」

???

モノクマ「あとは、公平さだね。ボクのせいでクロが一発でわかるだなんて
マネはさせないよ」

最後の駄目押しをしろ!

確かこの発言があったのは……

1 捜査前
2 事件前
3 捜査終了直前

それに、このままだと言い返されそうだよな。
……近いセリフに変えておくか。

セリフを改変しろ!

ボクのせいでクロが一発でわかるだなんてマネさせないよ

〔ボクは〕〔わかる〕〔だけは〕〔クロが〕〔一発で〕〔証言をする〕〔しないよ〕

捜査時間終了前
ボクはクロが一発でわかる証言だけはしないよ

雪水「これで決めるしかない……!」

雪水「捜査時間終了前。その時確かにお前は、クロが一発でわかる証言だけはしない、
そういう趣旨の発言をしてたよな?」

モノクマ「証拠がないよ証拠が!」

……やっぱり、そうなるか。

雪水「……あの時の音声、録音してあるんだよな」

モノクマ「は⁉え、ちょっと、やめてよね!プライバシーの侵害だよ!」

梓川「モノクマが言うの……?」

雪水「お前を視聴覚室で呼び出した理由もそのためだ」

鷺宮「そういや、あそこは音楽にも使える機材が多かったしな。
録音機も少し拝借したぜ」

……その時、楽しそうにドラムの話や……野上と一緒に共演したいっていう話もしてたからな。印象に残ってる。

雪水「そういうわけだ。こんな話が長引くのも面倒だろ?
梶原のアリバイは成立するのか?どうなんだ?」

モノクマ「あーもういいよ!梶原クンはその時間ずっとパソコンをいじってたよ!」

唐崎「……」

古伏「もはやお察し、でしたがね!確定したのはいいことです!」

今井「勢いでやりおったなー。個人的にはもうちょっとあれや、小手先でちょちょい、とやるみたいにしてほしかったんやけどなー」

夢川「私はプロと比べるのはかわいそうな気がするけど。僕もそういうときあるけどさー」

梓川「ま、まあとりあえずいったん片付いたしよしとしよう?」

梶原「そ、そうだよ、え、あ、ごめん。あ、ありがとう」

雪水「どういたしましてだな……」

まだ裁判は始まったばかりだってのにどっとつかれたぞ……

今回はここまで。ありがとうございました。

すみません明日明後日で小分けにして更新します。グダグダですいません

半くらいから更新再開します

更新再開します

雪水「あー、なんというか、とりあえず梶原のアリバイが確定したところで、
ほかに議論することはないか?」

御開「ないほうが問題なのだけれど…情報量も少ない上に、死因などは記載済み。
議論できることが少ないのも事実ね」

四月朔日「えぇ!?まだわたぬきちゃん犯人わからないよ!?」

古伏「当然です!これだけの証拠で犯人がわかるはずもありません!
このままではクロが勝ってしまいます!」

鷺宮「ほぼ運任せじゃねえか……全員やっぱ鈴本が死んじまって様子が変な奴もいるけどよ……誰とは言わねえが。でもいつもと調子が違えのはクロだからとは思えねえしな…」

そうなんだよな。殺人した後ならもうすこし動揺していてもいいと思うんだが。
……いや、もう腹をくくっているのかもしれない。
動機ビデオを見たからか、それとも時間のおかげか、そこまでは知る由もないが。

楠見「本当、どうしたらいいんだろう。もう今ある有力な情報って多分私が
犯行現場を目撃したこと以外ないと思うし……」

ほぼ手詰まり状態か……って、ん?

夢川「私たちはどうすればいいのさ。僕だってまだこんなところで終わりたくないんだけど、……ってちょっと待って、今なんて言ったの、楠見」

楠見「いやだからおそらく私が犯行現場を見たこと以外情報がないって言ったんだよ」

四月朔日「待って待ってー!え?あれれ?おっかしいよー?かなえがそんなこと知ってただなんて初耳だよ?」

楠見「そりゃあ、今まで言ってなかったはずだし、初耳だと思うけど」

今井「いやいやいやいや待たんかい!」

楠見「私何回待たされてるんだろう……」

今井「そんだけあんたがが一足も二足も、いやもう百足くらい先行ってもうとるからや!」

楠見「人をムカデみたいに言わないでくれるとうれしいかな」

今井「漫才しにきとるんやないねん!」

数野「やめておけ、そいつは人をからかいだすと止まらないタイプだ」

今井「そんなん知らんわ!てかなんや、内弁慶かあんた!」

楠見「そんなことは多分今要らないと思うよ。ちゃんと真面目に議論しようよ。
命がかかってるんだよ?えっと、犯行現場を目撃した話だったよね?」

今井「だー、せやな、正論やな!でもイラつくわー!」

数野「なんだ、コメンテーターと聞くからもっと口が上手いものだと思っていたが。
意外と乗せられやすいのか」

今井「あたいはボケにツッコミとオチがないと許せんタイプなんや!
関西ローカル出身で悪いかああああ!」

結局またからかわれてるな……

御開「本格的に関係ない話になっているわ。少し静かにして頂戴数野くん。
で、犯行現場を見た、というのは本当かしら?そして、いつどこでだれが、はわかっているからなぜなにをどこまで、どうやって目撃したのか、それを伝えて頂戴」

数野「いやどういうことだ、なぜ私が黙る側なのだ!?」

楠見「多分、さっきまでのうるささがどうとかじゃなくて、
今井さんは黙るべきだとわかったら黙れるタイプで、
数野君はそれが苦手なタイプだからじゃないかな」

数野「……否定はしない」

梶原「し、しないんだ……」

まあ……空気が読むのは苦手そうだよな、数野。
ただ御開の言い方がわかりにくすぎただけで……

楠見「それはともかく、質問に答えると、
『私が眠れなくてちょっと散歩してた』から薄暗くてよく見えなかったけど
『犯人の顔と服装と……ってまあ、特定できるくらいの人間』を、
『犯行が始まってから終わる』まで、
『階段の上からちょうど見えない死角にいる』ことで目撃したんだよ。
まあ、壁があって助かったよね。なかったら口封じに殺されてたかも」

……犯人がわかってるのか。
じゃあ、なぜそれを今まで黙ってたんだ?

梓川「え、見てたの犯人!?」

数野「何故言わない!?非合理的かつ無意味だ!」

今井「いや、さすがに理由言うやろ……黙っとき」

数野「ならなぜすぐ言わない?時間の無駄だ」

今井「あんたは自分の納得いかへんもん受け入れられへんタイプか…」

皆守「で、ねえ、楠見さん。それをどうして言わなかったの?」

楠見「うーん、ひとつ気になることがあったんだよね。たぶんこれはこの裁判でしか
解決しないと思うし……犯人への切り札はもうあると思うし、あとはいくつか
ピースがそろえば……だね」

梓川「その気になることって何なの?」

楠見「えっと、質問責めにされてもコミュ障にはきついんだけどな……
まあ、今は言えない。でもちゃんと後で言うし、犯人も投票前にはいうからさ。
この裁判で死ぬってことはないんだし。私たちは。だから、」

そういった後ひとつ、楠見は間をおいて。

楠見「私を信用してほしいんだ」

そう言い切った。

今回はここまで。明日も更新します。ありがとうございました。

遅いですが更新再開します

纏めてしまってすいません。みなさん乙くださってありがとうございます。


鷺宮「……どう信じろっていうんだよそういわれてもよ……」

梓川「でも、いったん信じるしかないと思う。このまま黙ってるわけにもいかないし」

鷺宮「わかってんだけどな……まあ、悪い」

梓川「私も気持ちはわかるよ……」

四月朔日「んー、あ!でもそのピース、ってなんなのー?」

楠見「たぶんあると思うんだけどわかんなくてさ。
……うーん、じゃあさっき御開さんが言っていた5W1Hに倣って
ああ、もう誰がいつどこで何をどうやった、っていうのはわかってるんだっけ」

夢川「私たちもそこは議論したしね。じゃあ、僕達に残されたのはなぜ犯行を犯した
のか、その動機……これを一旦考えたほうがいいかもしれない、そういうことかな」

古伏「私はそういうことに疎いのでわかりませんが……おそらく、それでいいのでは?
悪が使う言い訳を推測することで特定することができるかもしれませんし」

まあ、他に話すこともないしな。何か少しでも手掛かりがありそうなら、
ひとまず議論したほうがいいとは思う。

皆守「……ちょっと待って」

数野「今度はなんだ!いつになったら議論は始まるのだ!」

皆守「え、あ、うん。ごめん。でも、僕達の動機がわかってもそんなに意味がないと思うんだよね」

四月朔日「え、でもじゃあわたぬきちゃんたちは何を話せばいいの?」

御開「収穫が少ないのは百も承知よ。でも、だからと言って何もしないわけにもいかないわ」

皆守「それはわかってるよ。だけど、動機ビデオは僕達の根底的な部分関係している、と思ってる。だからむやみに触れるべきじゃない。それに、僕達にとっては些細なことでも、本人にとってはそうでないことなんてよくあるから……わかったところで犯人にはつながらないと思うし」

梓川「じゃあ、何を話せばいいの……?」

皆守「うーん、あれだよ。よくある話なんだけど。実は犯人じゃなくて被害者のほうに何らかの原因があって……みたいな。実は被害者の動機ビデオを見た被害者が思い詰めてしまって信頼してくれていたはずの人を利用した殺人計画を実行、しかし部屋にあったとある武器で返り討ちによって殺されてしまう、とか」

梶原「や、やけに細かいね……」

皆守「あ、ごめん。でも実際被害者がどういう心理状態だったかは重要な情報だと思うよ。それに、僕達の知らない秘密が関係しているかもしれないし。鈴本さんには悪いけど……」

……鈴本の動機か。考えてなかったな。確かに人間関係が関係してる、とかなら
動機も重要か。でも、なんでそんな細かいんだ……しかもどっかで聞いたことある感じなんだが……なんだったか忘れたが。

今井「あー、まあ、それもそやなー。下手に動機に突っ込んで後々こじれてもめんどいしな。みんでええならそれが一番やわ。でな、その動機とやらどうやって見るん?」

梓川「それは元からどうするのかなとは思ってたけど……自己申告すらできないよね、
これだと」

雪水「それに関しては問題ないんじゃないか?」

古伏「問題ないって、何がですか?」

雪水「ほら、モノクマがいるだろ。まあ……あれだが。」

渡してくれるかどうかなんだよな。プライバシーが云々言われたら言い返せねえし。

梶原「さ、最悪、ハ、ハッキングするけど……」

鷺宮「できんのかよ!いやできるならもっと早くしろよ!」

梶原「じ、時間かかる、し、そ、それに、じゅ、重要なところは、
か、かなり厳重、み、みたいで」

鷺宮「あー、まあ、そうか。悪い無理言って」

梶原「気、気にしないで」

夢川「私たちの中ではこういう話だけど、実際どうなのモノクマ?
僕達に動機ビデオを見せてもいいの?」

モノクマ「渋ってもいいんだけどね。ハッキングとかされるとボクも面倒だし。
それにずっと議論が始まらなくて退屈極まりないし別にいいよー?」

御開「案外あっさり認めるのね。よほど退屈だったのか、それとも……」

モノクマ「そういう下手な勘繰りはよくないと思うなあ!
あ、パソコン貸して」

梶原「お、お前が、も、モニターで、う、うつしたほうが、み、見やすいだろ……」


モノクマ「あーもう!あれってちょっと面倒だから貸してくれたほうが早いの!」

梶原「し、信用できないんだよ……」

モノクマ「だーもう!貸しなさい!」

もしかして梶原、何か、都合の悪いことでもあるのか?
いや、というより。モノクマが何かしようとしているのか?

雪水「いや、いいだろ別に。俺もそろそろ触れたほうがいいかと思ってたこともあったしな」

鷺宮「……」

モノクマ「うぬぬ……いいよ別に!ふん!」

これ、止めて正解だったかもな。絶対何かたくらんでただろこいつ。

梓川「で、言っておきたいことって?えっと、疲れたならおんぶしてあげようか?」

雪水「まだ疲れてないし疲れても絶対頼まないからな。……鷺宮、お前が言っていいぞ」

今までの議論で、「そのこと」に関して少しだけ気にかけてるような発言をしてたのは、鷺宮だからな。

鷺宮「……俺が言っていいなら言うぞ?」

数野「なんだ、何の話をしている?」

楠見「それを今から言うんだよ今は静かにしろって。
っていうか、そうか。それを一番先に言うのが雪水くんか。まだ予想だけど」

二人の雑談をよそ眼に、鷺宮は滅多に見ないような、怒気を含ませた顔をして。
一人をにらみつけていた。


鷺宮「……なあ、いつまでだんまり決め込んでんだ、唐崎」

今回はここまで。ありがとうございました。
遅くなりすいません

すいません、更新は来週になりそうです。

なんどもすいません、明日更新します!

かなり遅れていますが更新再開します

唐崎「……」

鷺宮の問いかけに、何も返さない。
沈黙が場を支配する。
それを鷺宮が許すことはなく。

鷺宮「だからそうやっていつまで黙ってるんだって言ってんだよ」

唐崎「……話して、何になる」

鷺宮「お前、今の状況わかってんのか!?命がかかってんだぞ!?」

唐崎「楠見とか言うやつが犯人見たって言ってたな。もう話し合う意味もねえ」

鷺宮「その話の前から一言もしゃべってなかったじゃねえかお前は……!
それに、意味がねえって、お前、お前!」

……

鷺宮「鈴本の死んだ、あんな状態のあいつを、鈴本を、殺されたことを!
どうでもいいって言いたいのか!?それで、お前はいいのか!?
殺した犯人を見つけたいって、思わなかったのか!?」

唐崎「……知るか。俺の知ったことじゃねえし、関係ねえよ」

雪水「……そうか」

古伏「な、そんなことをよくもやすやすと!……悪の考えは本当に
邪悪、邪そのものですね。単純かつ理解不能。己さえよければいいのでしょう。
全く……鈴本さんが浮かばれません」

楠見「……ふうん」

皆守「唐崎君は……それを選んじゃったのか」

数野「やはり体育会系とは理解不能だな。この状況では私情より
全体への貢献、つまり学級裁判での議論を優先すべきだろう。
というより、本来なら鷺宮の言う通り私情を優先するならば議論
に参加しているはずだがな。人間関係だ何だというのには興味はないが、
それくらいはわかる」

御開「全くどうしてそう遠回しな言い方になってしまうのでしょうね」

俺も含めて。全員が顔をしかめていたと思う。
……楠見と皆守はちょっと違うみたいだが。
まあ、それはいったん抜きにしておいて。
ここにいるほぼ全員が、唐崎に対して冷ややかな視線を送る。
その目に込められた感情は人それぞれだろうが」

唐崎「……っち、これで満足しただろ。さっさと話すなら話しやがれ」

四月朔日「え、は、はいじ?だ、だいじょうぶ?」

古伏「悪としてはこれが正常なのでしょう。私たちにとっては正気ではないことでありますが」

夢川「私はもう何も言うつもりはないけど。僕がどうこうできる問題でもないしね。
ただ、手を出すのはどうかと思うよ?返り討ちだからやめといたほうがいいんじゃない?
鷺宮」

鷺宮「……。お前には言いたいことが山ほどあるんだけどな……
今はほかのやつに迷惑だしやめとく。あとで……覚悟しとけよ」

唐崎「あぁ、勝手にしやがれ」

……気まずさだけを残した裁判場。
その中でモノクマの動機ビデオの公開を待つのみだった。
さすがに、唐崎があそこまで頑固で……ある種、純粋で繊細な。
そんな人間だとは思っていなかった。

雪水「ガキかよ……」

梓川「え、あ、えっと……そうだね?
いきなりそんなことを言って、その、大丈夫?」

雪水「……自虐じゃねえぞ」

梓川「え、違うんだ。ごめん。その……怒ってる、よね。
ずっと貧乏ゆすりしてるし……」

あー、ちょっと苛立ちすぎたな。いったん頭を冷やしたほうがいい。

雪水「あ、いやそんなことないからな。大丈夫だ」

梓川「それならいいけど……」

心配かけさせちまったな……もうちょっとしっかりしねえと。

楠見「……そういえばさ、多分なんだけど。梶原君って自分のアリバイの時以外
結構我関せずって感じだよね」

梶原「そ、そんなことは、な、ないけど……」

楠見「うーん、やっぱり気のせいか。ごめんね?私って変な思い違いしちゃうこと多くてさ。
やっぱりただの凡人だよ。いやむしろ、周りに迷惑かけてる分凡人以下かもね」

梶原「そ、そう……」

楠見「うん、自虐と自慢は嫌われるっていうし今はやめておくね。これでせっかくない信頼が
さらに下がったら大変かもしれないから」

梶原「……」

御開「さっきからなにをこそこそと話してるのかしら」

楠見「たぶん何でもないよ」

御開「多分なのね……」

モノクマ「や、やっと終わったー!全く、オマエラもクマ使いが荒いよね!
もっと学園長を大切にしてほしいものだよ!……ってどうしたの?
せっかくプリチーなボクが戻ってきたというのにそろいもそろって
そんな深夜帰りのサラリーマンみたいな顔してさ!」

梶原「そ、そんなことは、き、聞いてない……
あ、悪趣味な、じょ、冗談は、い、いいから、は、はやく、
ど、動機ビデオを、み、見せてくれないかな」

モノクマ「もう!最近の子はせっかちだな!昔はよかったよ。
みんなのどかで、マイペースで。自由気ままに暮らしてたね!
本当にもう最近は時間に追われる毎日だよ。ストレスフルな社会だよ」

御開「本当に耳障りだからやめてほしいのだけど」

モノクマ「ひ、ひどいや!こんなにも小悪魔的でイケてるセクシーボイスをけなすなんて!」

四月朔日「わたぬきちゃんはその声よりねこっぽいロボットの声のほうがすきー!」

モノクマ「しょぼーん……時代の変化を理解できない子は嫌いだよ……
もう、気を取り直してこれね!動機ビデオ!気になるあの子のプライベートを
覗いちゃうんだよ!あ、画面一つしかないから集まってね!
そうそう滞りなく集まるんだよ、ボクの手を煩わせたらオシオキだよ!」

今井「シャレになってへんで!?」

皆守「モノクマにジョークのセンスを求めるのが間違いなんじゃないかな……」

モノクマ「最近の子の反抗期は陰湿だね!こそこそと、まるでネズミのように……
ネズミなんて嫌いだよ!でもまあいいよ。でもそれくらいでめげるクマじゃないからさ。
……よし、全員いるね?あら?ちょっと距離遠いけどいいの?唐崎クン」

唐崎「……はぁ。っち、これでいいだろ」

モノクマ「……ふーん。ま、いいけどね。オマエがどういう態度を取ろうがさ……
うぷぷぷぷ。というわけで再生!ポチっとな。」

モノクマのやけに威勢のいい声とともに、
映像が流れだす。それは、超高校級の弓道家。
鈴本花音のものである。はずだ。

大好評により復活した、動機ビデオの時間だよー!
超高校級の狩人、鈴本花音さん。
あ、密猟者のほうがよかったかな?まあそこはおいといて。

そんな彼女は数多くの大人たちとともに、各地で保護されている
動物たちの命を奪ってきたのです!

しかし、普段の彼女は美しくて冷静で、優しくて、賢くて、強い、
そんな完璧美少女ともいえる人物。容姿端麗、文武両道、才色兼備な大和撫子。
一体なぜそんなことに……それには、誰にも言えない悲しい真実がありました。

武道の名家として知られる鈴本家に生まれた彼女は、小学生のころまでは……
ちょっとやんちゃなところもあるけれど、基本的にはおとなしい、
才能のある娘でした。周りからはもてはやされ、優秀が故の妬みなども受けず……
幸せに暮らしていました。

ですがある日、彼女の父親が行方をくらませてしまったのです!
その翌日、彼の父親が殺人犯として捕まっていることを知りました。
一気に彼女の立場は崩落し、母親は狂い、妹と泣きながら過ごす日々……
父親は最後まで無実を主張するも死刑、発狂した母は自殺。
身寄りもなく、家から捨てられてしまった彼女たちを拾ったのは
優しい老婦人でもなければ、七人の小人でもない。怪しい犯罪組織でした。
始まったのは妹の代わりに働かされ続ける日々。
ううっ、涙が止まりません。いつか解放される日は来るのでしょうか。

あ、そうそう。
ちなみになんですけど……
この後、このがきんちょがとんでもない目にあってしまうわけですが……
それが何かは内緒だよ。
自分自身の目で確かめてくださいね。

衝撃が俺を一気に襲う。自分とは程遠い、異質な世界。
その中にあいつが、鈴本がいたということ。妹の存在。
普段の彼女からは予想もつかないことだった。
そして何より……

雪水「狩……人……?」

鈴本は聞き覚えのない才能の持ち主だったらしく。
つまりは。
俺たちはずっと、嘘をつかれていたということだった。



今回はここまで。ありがとうございました。

乙です
犯罪系の才能を隠してたキャラが殺されるとは…戦闘力高そうなのに、何があったんだ
続き待機

更新乙

昨日は休みかな
来週期待

報告できずすみません、明日明後日あたりに更新します!

報告来た
待ってます

更新再開します

コトダマ 超高校級の狩人 ゲット!


四月朔日「どういうことなのー!?説明してよー!かなたー!あすはー!」

鷺宮「お、俺が聞きたいくらいだ……か、狩人?な、なんだよ犯罪組織って!」

梶原「な、なに、こ、これ、や、やっぱり……」

楠見「へぇ、そういう……もったいないことしたな」

今井「ちょ、ちょっと待ち!そ、そんないつの時代のどこやと思っとんのや!
人のおらん時代でもそこまでひどい差別が残る状態でも、そうせな生きられへんような
国でもあらへんねんで!?」

夢川「私もさすがに信じがたいけど……僕たちの知らない世界もある、そういうことなんじゃないかな」

モノクマ「うぷぷぷぷ……そういうことなのです。オマエラみたいなゆとり世代
のぬくぬくした環境がすべてだと思うなよ!ボクは不思議でなりません。
現実の世界は、どうしてこんなにつらくきびしいのだろう……」

古伏「それは知りませんがこの現状はあなたという悪のせいほかなりません!
ですので、貴方が消えれば現実の世界はまた一歩正義へ近づくのです。
そして正義の正義による正義のための世界が完成するのです」

四月朔日「それもそれで怖いよー?」

モノクマ「何もココの話って言ってないけどね……うぷぷ」

今のモノクマの声、若干怒っていた、ような。

唐崎「……ッチ」

唐崎は、舌打ちすると同時に俺たちとモノクマにくるりと背を向けて、
こちらをちらりとも見ようとしなくなった。
さっきまでは傍観、に近い様子で、わざわざこんな反発するようなマネ
はしてなかったはずなんだが。
気のせいと言われたらそこまでだけどな。唐崎、あいつ、何があったんだ?
さっきより機嫌が悪そうなんだが……

古伏「ちょっと待ち……いえ、放っておきましょう。
この……鈴本さんも悪の手に染められた悪だった、という真実に
一定の動揺があるのでしょう。だまそうとした相手に裏切られた、そんな感情が」

楠見「そ、それはうがった見方っていうか、多分辛らつすぎるコメントっていうか。
何って言ったらいいかわからないけど言いすぎじゃないかな、多分」

多分とか言わなくても、きつい言葉だと思うんだが。

皆守「うん、さすがに相手のことも考えたほうがいいと思う。
僕達はどういう過程であれ、彼女と交流を深めたり、事情を
知ってしまったりしたわけだからね。同情しろとも言わない。
許せとも言わない。でも、相手をただ誹謗中傷するだけになってしまう
発言はいただけないよ」

古伏「え、あ……すみません。ですが、強き悪を倒す、この信条は変えませんので」

そういえば、皆守は人権委員だったか。いや、忘れてたってわけじゃないんだが、その。
こういうところを見たのは実ははじめてな気がしたからな。
……本当に失礼だな、さすがに。

皆守「そっか……うん、この話は後にするとして。とりあえず、
情報を整理しようか。鈴本さんの本当の才能は『超高校級の狩人』で、
その過程は……省略するけど、複雑なものだった。で、大切な家族
が危機に陥ってるかもしれない。……うん。えっと、ここから
被害者に関して推測できる情報がいくつかあるはずだよ」

唐崎「……余計なことしやがって……」

今、唐崎が何かを言ったよな?
……聞き出せそうにもないけどな。

梓川「でも、その情報は使えるかわからないんだよね……
ないよりまし、って言われたらそれまでだけど。えっと、わかることって?」

御開「いえ、案外使えるかもしれないわ。この動機ビデオから考えられることは……
まず、彼女の身体能力の高さね。狩人というからには並大抵のことでは
殺されはしないでしょう。それに、罠や奇襲、というのも難しいのではないかしら。
相手は玄人、こちらは素人。しかも手の内も明かされていない。まあ、気づかれておしまいね。……知っていた、となるとまた話は変わるでしょうけど。
次に、精神的状態。これをもし見ていたというならとても平静ではいられなかったでしょう。それ抜きにしても、彼女の生活環境下で、自分が隔離されている状態というのも大きな問題だったはずよ。わざわざ高校生を使うほどの犯罪組織ですもの。一人が突如消えたとなると、なにをしでかすかわからない。この心の隙をついた、というのもありえるわ」

……長いな。いやまあ、御開らしいのかもしれないが。

四月朔日「えっと、心肺能力が奇襲で精神がおしまい?犯罪組織が消えた?」

鷺宮「えー、あー、悪い。誰か俺たちにもわかるようにまとめてくれ」

御開「……悪い癖ね。申し訳ないわ」

とりあえず、誰かがまとめてくれれば助かるんだが……

数野「とりあえず犯人を絞るための条件をまとめさえすればいいのだろう?
私がある程度まとめて表にしておいた」

鷺宮「お、悪い。サンキュー!」

楠見「あ、そういうことできるんだ、意外かも」

数野「君は私を何だと思っているんだ?まあ、これだ」

犯人であるための条件(一つ以上満たしているものとする)
・身体能力が高いもの 夢川、雪水、梓川、古伏、唐崎
・正体を知っていたもの 不明。親しいものか何らかの方法で覗いた者の可能性が高い
・精神的な不安定さに気づいた者 不明。親しいもの、観察眼にたけたものか?
・その他不明。

なんか、さすがというかなんというか……タイトルが数学の教科書にありそうだ。
それは置いといて、まあ、大体こんな感じだろうな。今の予測を基にすると。

数野「私の主観交じりで申し訳ないが、こうなるな。また何か才能の隠しているもの
がいるなら別だが、あいつに勝てる見込みがあるものは今のところこうだろう」

夢川「私も候補か……僕じゃないんだけど。でも、数野君がその候補に入る可能性は?」

楠見「あー、たぶん大丈夫。この前私でも持ち上げれたものを余裕で落としてたはずだから」

皆守「うん……まさか5、6キロで音を上げるとは思わなかったよ……
大体スイカくらいだよね?」

逆にその5、6キロのものを持ち上げるような出来事って何なのか気になるが……
意味はないよな。

今井「うわー、さすがにそこでギブはまずいで。男子高校生やっちゅうのに」

数野「うるさい。普段数学論文より重いものは持たないんだ」

四月朔日「えー。でも論文って重そうだよ?分厚いもん!」

梶原「こ、これで、い、いちおう、こ、候補は、し、絞れた、のかな」

唐崎「……無駄なことしやがって」

古伏「何か言いましたか?」

御開「今は気にしないほうがいいのではないかしら……」

数野「……候補が絞れた、それでいいだろう。証明のためにはまず仮定が必要になることも多い。そのなかでなんの反例もなく、かつ条件を満たし、その論理が確かであると
示せれば真。反例が現れれば偽とわかる。議論の間に得られた情報、これらの情報の意味。それがわかれば万々歳だ」

鷺宮「……わかりにくい言い方してるが、まあとりあえずこんな気がするってことでいいいな?」

数野「おい、中途半端な理解のまますすめようとするな!」

楠見「もう面倒くさいから鷺宮くんの言ってるので多分いいよね」

……数野が不満そうにしているが、その。
今は細かいことを気にしてられないからな……事件に関係ないことは。

雪水「それじゃあ、他に何か知ってたり気づいたやつはいないか?」

……特に、気まずそうに眼をそらしているやつとか……

唐崎「……」

鷺宮「いやこいつ絶対あるだろ。何か隠してるだろお前」

古伏「自分が追い詰められているから焦っているのではないですか?」

梓川「ここまでわかりやすく動揺するとはおもえないんだけど……」

四月朔日「はいじー、どうしたのー?おなかでもいたいの?
あ、でもどっちかっていうと嫌なことがあった顔だ!」

今井「まずこの状況が嫌な奴はおらんやろうけどな?ま、それいれても
黙りこくっとるし今度はそっぽ向き始めるし、まあ何かあるわな」

そろそろ、もう一度全員が唐崎を無視できなくなっていた。
さっきまで黙りこくっていたのにもかかわらず、悪い意味で
話に入り始めている。舌打ちの回数も多い。
動機ビデオを見てから、さらに様子がおかしくなっているのおは見て取れる。

唐崎「なんもねえって、言ってんだろ。うるせーな」

四月朔日「でも、いつもよりとげとげしてていやだよ?」

楠見「たぶん放っておいてあげたほうがいいよ!だって仲良しな子が
死んですねてるだけかもしれないんだからさ。だから情報を出すだけ
出させてあとは置いといていい気がするなー」

梶原「け、結局、は、話を、さ、させる気じゃ、な、ないか……」

楠見「え、だって唐崎くんは知ってたんじゃないの?始まる前から様子がおかしかったし……普通に考えたら、何か知られたくないことがある、ってい態度だったと思うんだけど、多分。動機ビデオを見てからおかしくなったっていうのはそういう意味な気がしたんだけどな……」

……言われてみれば、そうなのかもしれない。
死んだ相手に興味がないから、というのはさすがに嘘くさい。
前回の被害者に当たる須夜崎とのかかわりのほうが薄いはずだし、
その時は真面目に議論に参加してたからな。
さすがにそれを信じ切ってはなかった。
狩人のことを隠そうとして、下手なことを言わないために黙っていた、
こっちのほうがいくらかありえる発想、かもしれない。

今回はここまでです。ありがとうございました。
>>94それに関しては裁判中にゆっくりと紐解いていくつもりです。その途中で犯人に気づくかもしれません。
>>95>>96>>98まとめてすみません。乙や期待ありがとうございます。またせてすみません

おっと来てたか
楽しみに続き待ってるから無理せずに

今回の裁判は前影薄めって言われてたキャラ達がよく喋ってていいなあ
クローズアップされてる唐崎を筆頭に、大分キャラが分かってきた感じ
この中からさらに1人欠けるかと思うとなかなか辛い

更新されていたの気づかなかった・・・
続き期待してます

続き待機

生存報告です。週末に更新します。
>>109>>111>>112 更新が不定期で申し訳ないです…続き期待嬉しいです。ありがとうございます。
そろそろ裁判の展開が変わり始める頃なので楽しみにしてくださると嬉しいです。
>>110今回は意識してキャラが薄いと言われてしまったキャラを喋らせています。欠けると辛い…と言ってもらえるのは
ありがたいです。そろそろクロの正体が見え始める頃ですよ。

生存報告乙
更新待ってる

更新再開します!

梶原「そ、そうだった、か、かな……しょ、正直、そ、そこまで、わ、わからないんだけど……」

梓川「うーん、どうだったけ……」

雪水「確かに、そういわれればそうかもしれないな」

梓川「確かにそうだったかもしれない!」

楠見「あ、あれ、心変わり早すぎない?」

鷺宮「あそこまで極端だったか梓川!?」

……そんなことはなかったと思うんだけどな……

皆守「いや、まあ僕たちがああだこうだいうより、もう本人に聞いたほうが
早いんじゃないかな?」

楠見「……多分、そうかもね」

皆守「たぶんって……もっとはっきり言ってほしいよ……
~と思う、とか多分とか、言われたほうは不安になるからさ」

数野「いや待て、数学の世界ならともかく現実に100%の事象は存在しない、
そういう意味なら私も納得いくのだが」

楠見「そういう意味じゃないし不安になるような言葉遣い選んでるだけだから」

皆守「選んでたんだ……わざとなんだ……」

それをして何のメリットがあるのかいまいちわからないけどな。

四月朔日「ねーねー!それより話の続き!」

皆守「あ、ごめん。でさ、唐崎君。動機ビデオのことは、結局知ってたのかな?
知らなかったのなら、なんであんな様子だったのか気になるんだけど……」

唐崎「……」

皆守「無言は肯定と受け取るよ」

唐崎「知らねえな」

皆守「知ってたんだ」

唐崎「知らねえっつってんだろ!」

皆守「いやまあ、そうは言うけど。本当に知らなかったらそこまでムキになる必要はないよね?」

唐崎は、冷静さなんてものもう持ち合わせていなかった。
汗はだらだらと唐崎の頬を伝っていく。
皆守をにらみつける瞳は揺れている。
誰がどう見たって、真実を話しているようには見えない。
ただの唐崎の悪あがきだ。

唐崎「……っち、だから!」

鷺宮「もういいだろうが!いい加減ふざけてんじゃねーよ!」

それに対して。真っ先にキレたのは鷺宮だった。

ある意味当然だった。
だってあいつは。前回の裁判で大事な友人をなくしていた。
平気そうに見えるが、最初の事件からまだ日は浅い。
きっとまだ傷はいえてないし、完治はしないだろう。
そして、唐崎もまた似たような状況のはずだ。
しかし一向に鈴本の死と向き合おうとしない。
もしくは、その事実に対して、正直に辛いと思うことを嫌がっている。
鈴本は死んでいない、死んでいても俺はどうとも思わない。
そんな子供じみた意地だけで動いている。
それを鷺宮が許せないに違いなかった。

鷺宮「あいつはもういなくなちまったんだよ!それくらいいい加減わかってんだろ!
何でお前は!鈴本から逃げたがるんだよ!そのまま逃げ続けたらお前は……
鈴本を、クロ以外全員の処刑の原因にしちまうんだぞ!?それでもいいのか!?」

唐崎「し、知るか知るか知るか知るか知るか!俺には関係ねえことだ!
鈴本が死のうが、お前らが死のうが、俺が死のうが……どうだっていいんだよ!
俺は、俺は……!誰も信じねえ、誰もいらねえ、俺さえよければそれでいい、
そんな人間なんだよ……!」

もはや自分に言い聞かせているようにしか見えない。
実際そういう奴というわけでも、そうでありたいわけでもない。
そうでないといけない、そんな風に自分を必死に説得しているように。
意味も理由も知らない唐崎の謎の義務感を、俺たちは見せつけられている。

鷺宮「そろそろいい加減にしろつってんだろ!おんなじようなことばっか
いいやがって……!」

怒りがさめやらぬ鷺宮はとうとう顔を真っ赤にしている。
まずい。そう直感した。

雪水「おい、やめろバカ!」

急いで鷺宮を制止する。
あと一歩遅ければ鷺宮は唐崎を殴っていた。
ドラマーなんだから手を大事にしろとのんきなことを言っている場合ではない。
唐崎は喧嘩を自らふっかけるようなことはしないが、売られたものは買うと
どこかで言っていた気がする。言っていなかったとしても、されっぱなしな奴じゃない。
鷺宮が殴れば、やり返すのは目に見えている。
それだけは避けなければならない。
今でも、少し気を抜けばまた鷺宮は動き出すに違いなかった。

鷺宮「離せ、雪水……!」

雪水「そういうわけにもいかねえよ!ちょっとは冷静になって周りを見やがれ!」

古伏「さ、鷺宮さん!相手は悪。今感情に任せ襲い掛かれば
反撃が来るのは必至です!」

四月朔日「そ、そうだよ!け、ケンカはよくないよ!それに……まだ……」

夢川「私たちは学級裁判の最中なんだ。僕だって唐崎に何も思わないわけじゃないけど……
一旦後回しにしてほしいかな」

雪水「お前が今あいつを殴ったところで……なんの意味もない。
ただ全員が嫌な思いになるだけだ!だから、抑えてくれ!」

鷺宮「……なんだよ、あーもう、くそ!」

少しは冷静になったらしい鷺宮が、それでもまだ感情を持て余しながら
そそくさと元の位置へ戻った。

梓川「えっと、雪水くん、けがはない?大丈夫?」

雪水「ああ、問題はねえ、大丈夫だ。……唐崎。これ以上黙っておくのはもう
無理じゃねえか?頼むから、本当のことを話してくれ。
俺たちは悠長に待ってられるほど余裕もない」

唐崎「……っち、言えばいいんだろ言えば!」

心底いやそうな顔をしたまま、唐崎はその事実を……
鈴本との一つの会話について語りだした。

唐崎「……確かに、あいつは。初めに俺にその真実を話したってわけだ。
……ただ、お前らをだまし続けるつもりはなかったんだよ」

気まずそうな顔をしながら、言葉をつづける。

唐崎「……あいつは、お前らに話すつもりだった。殺さえしなければな。
……っち、そういう話をしろってわけじゃねえんだろ?それくらいわかってんだけどな」

唐崎「あいつが俺に才能の話をしたのは、確か……一昨日、じゃねえな昨日か。
夢川のショーよりも少し前くらいのことだったな。話を切り上げたのが
ショーの時間が近いからだってことだったしな。まあ、だから突発的な
犯行なら可能って範囲だろ。……今回の犯行は警戒こそすれ計画的じゃねえだろ?
殺害方法は単純で雑。誰かに濡れ衣を着せようとするつもりもない。
アリバイ工作に関してはいらねえからどうしようもねえけどな」

……

鷺宮「……そうかよ、お前がそれを言うんだな」

四月朔日「え、はいじ犯人なの!?」

楠見「絶対にそうとは言い切れないけど。可能性はあるってだけ。
本人がわざわざ疑いを向けさせるような発言をしてるけどね。
それが犯人じゃないからこその行動か……そう思わせるためのブラフか。
私たちにはわからないよ、たぶんね。でも、そんなことしても意味ないよ?
だって、私は犯人を見たんだからさ。多分じゃなく。絶対に。
逃げられないんだよ、唐崎くん」

唐崎「……」

梶原「そ、それじゃ、ま、まるで、か、か、か……」

楠見「どうだろうね。“目立ちたがらない梶原君”、多分だけど」

梶原「な、なんだよ……に、苦手なんだよ、ちゅ、注目されるのは……」

楠見「そっか。私も大の苦手だよ。正直今しゃべってるだけでも
変な汗が大量に出そうだよ……たぶん。似た者同士かな?
その割にはアリバイ証明に必死だった気もするけど。気のせいだよね」

梶原「……い、命には、か、代えられないし……」

楠見「まあ、それはそうかもね」

今井「というかあんだけ時間かけて情報はこんだけかい、って気もするけどなー。
いやあ、疑いの的を少しでも減らすって意味ではええん?無駄に唐崎に
思考奪うこともないしなー。でもほんまもうちょっとでええから何か……」

雪水「なあ、唐崎」

唐崎「なんだよ」

雪水「お前、まだ言うことあるんだろ?」

唐崎「……は?」

雪水「だから、言うことだ。お前が裁判中機嫌が悪かったのは……
鈴本が死んだから、だけじゃないだろ?鈴本の死だけなら、お前は
前と同じとは言わないが、今回よりましな態度だったんじゃないか?
お前が“認めたくなかったこと”はもう一つ、あってもおかしくないだろ」

その中身が何かはわからないが……
俺には、これで終わらせちゃいけない、そんな予感がする。
唐崎の話をこのままで終わらせたら、駄目だと。そんな気が。

唐崎「!?……ね、ねえ、わけ、じゃ、ねえ。が、確証もねえし、
考えたって無駄骨かもしれねえぜ?」

雪水「今の状況、無駄でもなんでもいいからとりあえず議論内容がいる。
そんな状態だってわかってるだろ?だから、とりあえず教えてくれ」

唐崎の反応を見て予感は確信に変わる。間違いなく、何か、大きな手掛かりがある。

唐崎「っち、でもよ、これは俺の推論だ、ただなんとなくそんな気がしただけだ。
それに、他のやつらはとっくに気づいてることかもしれねえだろ。
俺なんかが考えてることなんて所詮ただの、無意味な空想みてえなもんだ」

唐崎は渋る。それは、その考え自体を認めたくないのか。
それとも、自身の考えを信用しきれていないのか。
あるいはその両方か。とはいえここで無視するわけにもいかない。
俺の勘がここで引くなと警鐘を鳴らしていた。

雪水「そんなの言ってみねーとわからねえだろ!
外れてたとして、そこから何かヒントが――

楠見「もうそろそろふざけないでくれるかな唐崎君?」

……楠見?

楠見「俺なんか?ただの?空想?ふざんけんなよ、才能のある、可能性のある、
意味がある、価値のある、『自分』があるお前らが、考えも意見も思考もある、
主体性の塊みてえなお前らが!自分見て―な言い訳つかってんじゃねえよ!
はぁ、無意味?そーゆーのは何も考えてねえってか考えても考えきれてねえような、
無駄な行動で時間をつぶすこの凡人野郎のようなことをいうんだよ!
偉そうに自分の賢さ見せつけやがって!自虐にみせかけた巧妙な自慢とか
いい加減みてて飽きるんだよ!つかイラつくんだよ!いいからさっさと
その立派な頭脳と観察眼を披露しやがれ!」

数野「お、おい……?」

皆守「え、ちょ、ちょっと楠見さん!?いくらなんでも言いすぎだって……!」

楠見「うーん、さすがにまずいね。目立ちすぎてめまいがしてきたうえに
よりによってやばそうなところに喧嘩売っちゃったからね。うん。これは
明日私は死体で発見されてるかもしれない」

皆守「それはシャレになってないよ!?」

夢川「私は楠見がどうとか唐崎がどうとかは知らないけど……
僕は、うん、今回は雪水と楠見に便乗かなー。さっさということいえってとこ」

鷺宮「この期に及んでまだ何か隠してんのかよ……あーもう、俺なんか
なにも思いついてねーからとりあえず教えてくれっての」

唐崎「……っち、くそ。じゃあ言えばいいんだろ言えば!」

今井「なんや子供がすねたみたいな言い方やな!?」

梓川「……残念ながら子供とは程遠いような気がするけど……」

今井「体格の話しちゃうで!?あと残念ってなんや残念って!
……ああいい、言わんでええで」

梓川「え……?あ、うん?」

今井「あかんわこれ……自覚ないで……」

御開「雑談もいいけど、それくらいにして頂戴。……で、何がわかったのかしら。それとも気づいた、かしら」

少し緩みかけた空気を御開が締めなおす。重要な本題に入ろうとしていた

唐崎「……あのよ、そもそも死体がおかしいと思わねーか?」

>>114ありがとうございます!

今回はここまで。ありがとうございました

雪水「そんなの言ってみねーとわからねえだろ!
外れてたとして、そこから何かヒントが――

楠見「もうそろそろふざけないでくれるかな唐崎君?」

……楠見?

楠見「俺なんか?ただの?空想?ふざんけんなよ、才能のある、可能性のある、
意味がある、価値のある、『自分』があるお前らが、考えも意見も思考もある、
主体性の塊みてえなお前らが!自分見て―な言い訳つかってんじゃねえよ!
はぁ、無意味?そーゆーのは何も考えてねえってか考えても考えきれてねえような、
無駄な行動で時間をつぶすこの凡人野郎のようなことをいうんだよ!
偉そうに自分の賢さ見せつけやがって!自虐にみせかけた巧妙な自慢とか
いい加減みてて飽きるんだよ!つかイラつくんだよ!いいからさっさと
その立派な頭脳と観察眼を披露しやがれ!」

数野「お、おい……?」

皆守「え、ちょ、ちょっと楠見さん!?いくらなんでも言いすぎだって……!」

楠見「うーん、さすがにまずいね。目立ちすぎてめまいがしてきたうえに
よりによってやばそうなところに喧嘩売っちゃったからね。うん。これは
明日私は死体で発見されてるかもしれない」

皆守「それはシャレになってないよ!?」

雪水「そんなの言ってみねーとわからねえだろ!
外れてたとして、そこから何かヒントが――

楠見「もうそろそろふざけないでくれるかな唐崎君?」

……楠見?

楠見「俺なんか?ただの?空想?ふざんけんなよ、才能のある、可能性のある、
意味がある、価値のある、『自分』があるお前らが、考えも意見も思考もある、
主体性の塊みてえなお前らが!自分見て―な言い訳つかってんじゃねえよ!
はぁ、無意味?そーゆーのは何も考えてねえってか考えても考えきれてねえような、
無駄な行動で時間をつぶすこの凡人野郎のようなことをいうんだよ!
偉そうに自分の賢さ見せつけやがって!自虐にみせかけた巧妙な自慢とか
いい加減みてて飽きるんだよ!つかイラつくんだよ!いいからさっさと
その立派な頭脳と観察眼を披露しやがれ!」

数野「お、おい……?」

皆守「え、ちょ、ちょっと楠見さん!?いくらなんでも言いすぎだって……!」

楠見「うーん、さすがにまずいね。目立ちすぎてめまいがしてきたうえに
よりによってやばそうなところに喧嘩売っちゃったからね。うん。これは
明日私は死体で発見されてるかもしれない」

皆守「それはシャレになってないよ!?」

今週中に更新入れます。今日はちょっとできなさそうです、すみません

ゆっくりですが更新再開します

雪水「……死体?死体がどうかしたのか?」

唐崎「まずはよ、モノクマファイルをみてくれ」

言われるがままにモノクマファイルを開く

ザ・モノクマファイル2
死因 頭部からの出血による失血死
死亡推定時刻 夜12時~3時頃
体の右肩から腰までに掛けて大きな打撲痕あり。
脚には階段で打ったためできたと考えられる、他箇所より
ひどい鬱血。わずかに出血アリ。外部からの強い衝撃の影響からか、
わずかに内臓も損傷。それ以外には外傷、内傷はない。
薬品などは検出されていない。

鷺宮「これがどうかしたのかよ?」

唐崎「……お前らが階段から転げ落ちたとき……どういう体勢なるか考えてみろ」

梓川「どうって……そりゃあ、場合によるけど。まず、体全体を守るために手をつこうとしたり……って、あれ?なんで腕の骨折とかがないんだろう」

……!確かに、階段から落ちたときの傷が「大きな打撲痕」くらいなのはかなりおかしいぞ……

雪水「それに、転げ落ちたならもっと細かい怪我が多くなるはずだ。
段差があるんだ、そこで数回体を打ってるはずだろ!?」

夢川「私はなんで気づかなかったのさ!僕がそんな怪我をするときは……
こけたりしたときじゃない、『高いところから直接落下した時』だ!
思いっきりストレートに床にぶつけたときの跡だよこれ!」

古伏「……確かに、階段の段差のせいでそうなる可能性はあると、思います。
正直そのような経験はないのでわからないのですが」

鷺宮「まあ、確かによ、階段から突き落とされた時ってのは
もっと……あざだらけになるな」

四月朔日「落ちたことあるのかなた!?」

鷺宮「昔ちょっとしくじったときに……ってそんな話はいいんだよ。
……で、階段があるってのにこんな怪我の仕方するってことは、なんかそれなりにウラが
あるってことか、唐崎。……ああ、くそっ、それをさっさと話せばもう少し楽に話が
できたっつーか、なんつーか……」

数野「で、だ。それが一体どういう話につながるのだ?君たち体育会系には
このような傷の原因推測など容易だろうが、こちらは理系だぞ!?理系!」

楠見「理系関係ねーだろ…芸術系でも文系でも一緒だっつーの……コホン」

数野「何か言ったか?」

楠見「あはは…なんでもないよ、きっと」

皆守「あー、えーっと、うん。僕もどういう話かついていけてないところはあるかな……」

雪水「あー、悪いな。んー、何て言ったらいいんだ、段差吹っ飛ばして
落っこちてる状態っていうのか?そんな感じなんだが」

今井「だーー!あー、まあ大体想像ついたわ。でまあその死体の傷が云々は
あとでうまいことイラスト描くなりなんなりして説明すりゃええねん。
で?結局こっから推理できることは?その落っこちたやらなんやらみたいに
する方法は?段差すっ飛ばした原因は?そこや大事なん!そっから
犯人みえてくるやろ。夢川はとか梓川あたりはどうや、考えないん?」

バッサリ斬られたな……

夢川「私?あー、うん確かに、さっきと状況が違うから……今度こそ
何かないかって?うーーん、なくはないけど……僕はこれはないと思う」

雪水「あるのか?どんな方法だ?」

夢川「私が思いついたのは、まず、体をロープに縛り付けて……あとはロープウェイ。
はしっこは手すりにでも結んでおいて、もう片方は自分で持っておけばいいからね。
ここまでは問題ない。すぐほどけるようにすれば…あとは、引きずらないようにすれば。
特に問題ないはず。僕が言いたいのは……別のこと」


ロープウェイって……よくそんなことを思いついたな。
たしかに、それならほとんど証拠も残さずに済むだろうが……問題点か……
多分、その問題点って……

1 ロープなんて用意できない
2 ロープを体に括り付けられない
3 ロープがすぐにきれる

2 
雪水「これだ!」

雪水「ロープを体に括り付けるにしても、だ。その時はまだ鈴本は生きてるはずなんだ。
生きてる状態の鈴本を縛り付けて、落とすだなんて、それこそ階段から突き落とすほうがずっと楽
なはずなんだ」

梓川「うん……そもそも、殺すことが難しい鈴本さんの殺害方法の話をしてるのに、
余計難しい方法だなんて、本末転倒だからね……」

梶原「…………そ、その、だ、だから、ほ、他の方法が、あ、あるはずで、
そ、そういう、た、倒れ方をするのは――

楠見「でも……本当に無理だったの?100%?」

皆守「100%ではないと思うけど……ほぼ無理じゃないかな」

梶原「……な、なんだよ……な、ないに等しい、か、可能性、だ、だよ」

楠見「ほぼ?こういうのは確実につぶしておかないと後々面倒だよ?
それに……ないに等しいっていうのは0じゃないよね。そういうちょっとした
穴はゆるさないタイプだと思ってたんだけどな、多分。プログラムでも、
微妙に式の対象外になってたりしたら結果が変わっちゃうでしょ?ま、ただの推測だしたぶんね」

梶原「……そ、そうだね……」

皆守「ま、まあ……議論しておいたほうがいいかもね」

四月朔日「えーやったー!じゃあ、みんなでお話の時間だー!えっとね、えっとね、みんなでね、
あすはのことをお話しするの!」

……いや、それはちょっとずれてるんじゃないか?
やったーもなんかちがうしな

御開「夢川さんのことではなく、あくまでトリックが実際に『不可能だったかどうか』、
という話なのだけれどね」

指摘されたな

歯切れが悪いですが今回はここまで、次回、ひさびさのノンストップ議論からです。ありがとうございました。遅くてすみません

報告遅れてすみません、今週中に更新します。

報告乙です
そういえば全員分の身長体重データって決まってますか?
もし決まってたら裁判終わった後にでも知りたい

ギリギリですが再開します!
>>152決まってますよー。では裁判後公開しますね

ノンストップ議論開始!
【】反論ポイント
[]同意ポイント

楠見「本当に犯行は不可能だったの?絶対?」

数野「確かに今回その……なんだったか、ロープを使った犯行とやらを行わなかった
とは断言できんな」

梶原「そ、そんなの【どうでもいい】だろ……じ、時間の無駄だよ」

今井「まどろっこしいいう気持ちはわかるけど後々容疑者にここ突かれたら
面倒やろ、我慢し」

御開「……容疑者の遺体には[ぶつけたような跡はなかった]はずだけれど」

夢川「私の記憶違いじゃなければ……僕のモノクマファイルには【脚あたりの打撲はひどかった】と思うけど」

四月朔日「え!?あすはのファイル皆のと違うの!?」

皆守「全員【モノクマファイルの中身】は同じだと思うけど……」

楠見「たぶんだけどそんなこと言ってる暇あったら【モノクマファイル確認しろ】って話だと思うけど……」

今井「しかもつっこむポイントがずれとる。減点や」

数野「そういう話でもないだろう」

皆守「あ、あれ、辛らつだね……」

四月朔日「あ、ご、ごめん……怖い空気にしちゃった……
え、えっと……とりっくのおはなし!」

梶原「そ、そんなの、わ、わかりきってるって……
だ、だって、ち、【血の跡】が、な、ないし……」

[ザ・モノクマファイル2>
[夢川の推理>
[梶原のアリバイ>

……やけに確信めいた言い方をするんだな……

四月朔日「あ、ご、ごめん……怖い空気にしちゃった……
え、えっと……とりっくのおはなし!」

梶原「そ、そんなの、わ、わかりきってるって……
だ、だって、ち、[血の跡]が、な、ないし……」

[ザ・モノクマファイル2>
[夢川の推理>
[梶原のアリバイ>

誤植訂正です。もうだいぶわかってしまうと思いますが…

雪水「それに賛成だぜ!」

雪水「ああ、梶原の言う通り……血の跡がないっていうのは不自然なところだと思うぞ」

古伏「え、そうでしょうか?傷は主に打撲……あるのも内出血でしょう?」

御開「……なるほど。そういうことね」

皆守「そういうことって?」

御開「モノクマファイルの記述の一部に、
『脚には階段で打ったためできたと考えられる、他箇所より
ひどい鬱血。わずかに出血アリ。』
と書かれた部分があるのよ。もし、夢川さんの言った通りのトリックだったら……」

皆守「ああ、そうか。ぶつけた部分は脚のはず……
なら、ぶつけたときちょっとくらい血の跡がついてるはずってことだね」

御開「そういうことよ」

寝おちかな? とにかく乙

前回は更新が途中で途切れてしまいすみませんでした。
更新予定だった分を今日の夕方か晩に更新する予定です。
>>158ありがとうございます

更新を再開します

そうなんだよな。モノクマファイルの内容から照らし合わせるなら、てすりにわずかな血の跡がついているはずなんだ。

楠見「んー?あれれー、おっかしいよー?その話。たぶんだけど」

言い方が若干イラつくな……

梓川「や、やっぱりそうだよね。それだと一つ話し合わなきゃいけないことが……」

鷺宮「お前らも思ってたのか?いっこ考えなきゃいけねえことあるよな、その話」

梓川「やっぱり……そうだよね」

楠見「現場にあった大量の血はなに?」

梓川「ちゃんと調査してないから見落としがあるかも……」

鷺宮「そもそも血くらいぬぐえんだろ?」

……見事に理由がばらばらだな……

四月朔日「三人とも一気にしゃべるとパニックだよー!」

鷺宮「え、ああ……そ、その、なんか悪い」

今井「いや謝らんでええやろ別に……で、まあ。確かに全部気になるところやな……」

唐崎「順に片付けてったらなんとかなるだろ」

モノクマ「あれ……どうせならパニックに議論する展開になってくれたらよかったのに……」

唐崎「お前がどう思おうが知らねーよ」

モノクマ「んぐぐ…見たかったなー!」

いきなり何を言い出してるんだこいつは……

古伏「ですが、順に処理するといっても……特に、なぜ血が大量に出てたか、というのは
かなり大きな謎ですよ?輸血パックなどを手に入れる手段にも心当たりありませんし」

モノクマ「確かにないねえ……次から用意しておこうか」

皆守「前から思ってたけど医療設備って最初から使えるようにするべきだよね……」

古伏「悪は黙っていてください!」

楠見「皆守くん、ちょっと黙っててくれないかな?」

モノクマ「なんだよー、オマエラ、どうせこういう設備だのなんだのはボクにきいてくるくせに!」

皆守「……」

雪水「お前は必要以上にかかわるからだろ」

モノクマ「もう!うるさい生徒たちだなあ!はいはいわかった!ボクはおとなしくしてたらいいんでしょう!オマエラがノンストップに議論をしないからでるはめに……」

……いじけだしたな。
というか同時に二か所で会話されると反応がしにくいんだが……

皆守「……僕が完全に厄介者扱いだったのはなんだったんだろう……」

雪水「気にしなくていいんじゃないか?」

皆守「そうするよ……」

今井「まああのぬいぐるみと皆守は置いといてやな。実際なんでそういうことになってん?
そもそもやる意味がわからんわー。あんな血だらだらさせて」

鷺宮「……あー、多分よ。俺たちに出血死ってイメージをつけたかったんじゃねえの?」

出血死……か。単純な犯行に見せかけて、実は何か、特別なところがあったってことを言いたいのか?しかもそれが犯人につながるレベルのものだった……?

梓川「……う……」

雪水「その、無理すんなよ?」

梓川「大丈夫。雪水くんの言葉で元気が出たから……」

普通ならうれしい言葉なんだがな……
なんでか別の意味が含まれてるような気がするんだよな。
具体的に言うと小さいこととかだな。

鷺宮「……なんかよくわかんねー雰囲気のところ悪いが、話をつづけるぞ。確か鈴本は
全身を強打して死んだ?んだよな。それがなんか関係してるってことだろ。犯行に」

やっぱりそういうことだよな……そうなると……

楠見「おー!おめでとう!それはたぶん重要なてがかりだよ!」

梶原「ふ、ふざけるなよ……」

楠見「一応多分真剣なんだけど……」

梶原「……」

一応なうえにたぶんなのか……だけど、唯一犯人を知っている……可能性のある。楠見がそういうなら……
十分考慮してもいいってことだよな

数野「確かに……謎だな。一体なぜ鷺宮がそのような発言ができる?もしや君は体育会系か?」

体育会系は関係ないんじゃないか?……そういえば犯人候補リストには関係あるのか……

鷺宮「あぁ……それは……だな……」

楠見「あのそこじゃねーから余計なこと言わないでね数野くん」

今井「まあそこは今関係あらへんやろ?」

楠見「あ、ごめん、今井さん、かぶせちゃって……」

今井「急に気弱にならんといてや……」

数野「そうか……関係なかったか……」

二人に反論されたのがよっぽどこたえたのかかなり落ち込んでるな……

雪水「あぁ、その……人間誰にだってミスはあるだろ」

数野「……そうだな。高性能なAIでもない限りミスは誰にだってある、か」

高性能なAIとやらは人間カウントでいいのか……
いや、それこそ今は関係ないな

雪水「なあ、鷺宮。でも、それじゃ理由はわかってもどうやって血を用意したかは結局わからないぞ?」

御開「そうね。文のねじれ、質問内容の誤解……それは、大きく話を捻じ曲げてしまう。
もし、思いついたのが理由だけだったのなら――

鷺宮「いや、大丈夫だ。「

御開「そう……さえぎって悪かったわ」

鷺宮「気にすんな。で、その……血は、自分で用意したんじゃねえの?」

自分で、か……それって、もしかすると、いや、そうじゃなくても……



1 鈴本を傷つけた
2 犯人を傷つけた
3 トマトジュースを用意した


「これだ!」

雪水「まさか、とは、思うが……犯人が自分で傷をつけたっていうのか!?
自分に!」

鷺宮「そういうことに……なるだろ……」

それじゃ……自分で自分を傷つけたってことになるか、それとも、反撃を食らったか……
いや、後者なんだろうな。


皆守「じゃ、じゃあ、怪我をしてる人が犯人ってこと?一回全員で確認すれば……」

今井「あほか!あんたそれやったら女子はどうすんねん!脱げいうんか!」

皆守「女子同士で確認してよ!僕にやましい気持ちがあるわけじゃないから!」

今井「そういって実はこっそりのぞきでもするきやろ!大浴場とかで仲間連れたあの日々のようにな!」

楠見「それかシャワールームに一人で突撃したり?」

四月朔日「あとプールの更衣室にゆうとがいたらびっくりするねー!」

皆守「僕はそういうロマンを追求する人間じゃない!」

鷺宮「ロマンだとは思ってんのかよ!?」

古伏「まぎれもない悪ですねそれ…」

今井は考えすぎだし楠見と四月朔日もそれに乗らないでくれ……
皆守も……誤解を生むような返しはやめてくれ。
というよりまず、そろそろ収拾がつかなくなる……!
前はもっとまじめに議論してただろ……?

雪水「……その議論は後にしてくれ……とりあえず、怪我の確認を男女で分けてやればいいんだろ?」

モノクマ「……待った!」

梓川「今度は何……?」

なんだろうな……今回の介入の多さもあっていやな予感しかしねえ。

モノクマ「もう、若い子はすぐそうやって楽なほうへ流れる!
というかもっとシステムを使ってシステムを……っは、そうじゃない!
とりあえず、もっとじゃんじゃか議論していきんしゃーい!」

やっぱりな。さっきまでは比較的協力的だったくせに……
面倒になったな。

皆守「……そっか、そうくるんだね」

梶原「……な、なんでだよ……も、もう、こ、これでおわりで、い、いいだろ?」

モノクマ「だめでーす!そろそろ自立しなさいな」

夢川「私たちは今回犯人の特定が難しいから、ボーナスをもらってたようなものだけど……
僕達はもう、いくつか手掛かりも得ているし、何より『目撃者』がいる。だから、あとは議論させようとしている……ってことじゃない?」

四月朔日「わー!あすはすごーい!よくわかるね!」

モノクマ「はあ……そういうのは萎えちゃうから言わないお約束なの!」

雪水「というより、『目撃者』が本当に見てたかは確定はしてなかったはずなんだが……
認めたってことでよさそうだな」

ほとんど言いがかりだけどなこれ。

モノクマ「ぎ、ぎくぅ!……勘のいいガキは嫌いだよ。ちびなくせに」
雪水「ちびは余計だ!」

ここで身長をいじってきやがって……自分のミスだろ。乗せられるほうが悪い。
というかお前のほうが小さいだろ。


唐崎「……待てよ、それって俺たちが議論がすること自体に何か意味があるってことか?
今までは俺たちを追い詰めたり対立させたりするっていう理由しかねえのかと思ってたけどよ……」

……そういう見方もあるのか……?
こんな議論、こんなコロシアイ……やらせて何がいいんだ?
そこは元からわからないことだったか……

今井「議論長引かせてなんかの時間稼ぎしたいだけとかもあるかもやけどな。
というかあんた意外と考えとるやん。口に出し口に。照れ屋か」

唐崎「……面倒なだけだ」

今井「うわなおしーやそういうの……ええことないで」

唐崎「うるせえ、余計なお世話だ」

御開「まるで反抗期の子供と口うるさい母親ね……」

四月朔日「むー、喧嘩はダメだよ!モノクマがおしゃべりを楽しんでるだけかもだもん」

皆守「話すっていうか……話しているところを見るじゃない?」

四月朔日「そういうのはいいのー!とにかくギスギスはやめてみんなでおはなししたほうがいいもん……」

……ちょっとわかりにくいが、四月朔日の言う通りだよな……先に謎を解かないと。
それに、あいつの反応を見ない限り何とも言えないからな。

数野「しかし……なんだったか残りは。拭うやら見落としやらだった気がするが」

楠見「すごい、話についてこれてたんだ……あってるよ。まあ、ここは纏めてもいいと思うけどさ多分……」

御開「……そうね。ここで重要なのは、血は付着していたのに気づいていない可能性があることよ」

古伏「モノクマの証言に甘え、捜査をおろそかにし、現場から離れてしまいましたからね……私は。見落としはあると思います」

梶原「そ、それはない、と、お、思うけど。ち、血がついてたら、あ、あんな言い方、
も、モノクマは、し、しないんじゃないかな……」

梓川「現場を見てないから……でも、犯行に使えそうなロープ……は、減ってなかったような」

古伏「そういわれると……確かにそうなんですが。ベッドのシーツなんかを利用すれば可能だとは思うんです……」

今井「そもそも、あの倉庫やからな……全部ちゃんと見れたわけでもなかったやろし」

……別れたな

四月朔日「え、え?み、みんなどっちなのー!?」

モノクマ「おやぁ?おやおやぁ?意見が真っ二つに割れましたね、これは、これはー?」

皆守「議論スクラムの時間っていうつもりなんだろうな……」

モノクマ「もう!なんでこんなせっかちな子がおおいのさ!そうだよ!議論スクラムのお時間だね!
手すりに血はついていたのか否か、というより夢川さんのトリックは実際にあったのかー!?」

……またか……なんか妙に張り切ってるな……
まあいい。今の会話から考えて……おそらく、あっちでいいはずだ。

今回はここまで。ありがとうございました

更新来てた!
乙です

乙です そろそろクロが分かりそうでドキドキする

すみません。更新は来週に延期します。
>>180>>181乙有難うございます。クロ発覚はもう目前ですね。雪水くんはある程度勘付いているのですが…

更新再開します

議論スクラム開始!

古伏「私たちの捜査が完璧だったとは言い切れません。見落としはあり得ます」

鷺宮「血なんて簡単に拭き取れるだろ?」

今井「あの倉庫や……把握漏れくらい普通にあると思うわ」

楠見「そもそも、須夜崎くんの作った表自体が間違ってるかもしれないよ?」

夢川「私たちにバレないように、倉庫にあるものをつかわなかった……
僕たちはまず入らない、個室のものを使った可能性もあるよね」

御開「そもそも、ロープを使わなかった可能性もあるわ。別のものということもあるでしょう?シーツなどを加工すれば可能よ」

皆守「そもそも、死体をほぼ段差に打ち付けることなく落とすだなんて…無茶だよ」

<見落とし|
<拭き取れる|
<把握漏れ|
<表|
<個室|
<別のもの|
<無茶|
階段から突き落とすための仕掛けは?
|あった!>             <なかった!|

唐崎! 唐崎「それなら最初からモノクマは『証拠がほぼない』、みてーなこと言わねえよ。
     それで見落としさせるのはフェアじゃねえ。死体の情報が多いからバランスで?それなら初めから渡すなって話だ」

楠見…楠見!? 楠見「結構暗かったし……多分血がついてる場所を見つけることが難しいと思う」

梓川! 梓川「えっと……古伏さんと二人で確認したんだ。何回も。だからそれはないと思う」

梶原! 梶原「は、犯人も、そ、その表に、も、基づいて、こ、行動してるはずだよ!」

四月朔日! 四月朔日「わたぬきちゃんの部屋にはそんなものなかったよー?
          みんなの部屋にもそんなのないはずだよ!」

数野! 数野「メリットが薄いな。相手が相手だ。人一人を運ぶんだぞ?
       成功確率を上げるためにも丈夫なロープを使う、でいいと思うが」

ここは俺が! 雪水「そうとは、限らないぜ。俺たちには無茶みてえなことでもな」

雪水「これが俺たちの答えだ!」

……押し切れたのはいいんだが、いやさっき……

梶原「よ、よかった……」

今井「いやそれよりなんで楠見ダブルで出とん!?」

楠見「え、そこは公平性を期してってことじゃない?私もさっき言われて焦ったんだけど
……」

モノクマ「はい、そうですね!答えがわかってるやつがいたらそれを参考に推理しちゃう
でしょ?それはちょっとツマラナイからね!こういう措置を取らせてもらいました!」

楠見「あのマジで困るからそういうのやめてくれないかな」

モノクマ「すみませーん、ショボーン」

今井「モノクマよわっ!?」

……いらない茶番に付き合わされたな……

楠見「うん、まあでもあれだね。楽しかったけど……」

皆守「楽しんでたんだ……」

楠見「いや、まあ……怪しい人も少し見えたしね?多分」

楠見は楠見なりに……何か考えがあるのか?
言うつもりはなさそうだが……

四月朔日「怪しい人―?」

梶原「は、犯人を知らないまま、て、適当な、ことを、い、言ってたのか!?」

楠見「そんなわけないでしょ、多分。そういう意味じゃないから安心してって」

梶原「そ、そうかよ……」

雪水「あの、落ち着け梶原。思うところがあったのはわかるけどよ……」

梶原「ご、ごめん。ば、場の、く、空気を、わ、悪くしたよね?」

雪水「もう少しでな。まあ気にすんな」

皆守「あ、そうだ。そうとも限らないってあれ、結局どういうことだったの?」

雪水「……いくつか、違和感を感じたことがある。それは……ある人物が犯人だとしたら、
すんなり解決するんだ」


今回はここまで。明日か明後日も更新します

すみません更新明日に延期します
今週中に三章入る予定です

更新再開します

梶原「!……そ、そうなの?」

四月朔日「わー、すごいよけいた!それってそれってー?」

今井「あんたはもう犯人わかっとるちゅうことやな!?」

唐崎「……」

楠見「……で、誰って言うつもり?」

もし、鈴本のことを「投げとばし」たとしたら。
わざわざそんな手段を選ぶのは、そういうことに長けたやつくらいだ。
「人を投げる」、それが得意な奴……そんな奴は、俺たちの中にもいたはずだ。

犯人を指名しろ!

雪水「お前しか……いないよな」

雪水「絶対だ、だなんて言い切ることはまだできないが……
古伏。お前ならこの犯行は可能だったんじゃないのか?」

古伏「へ……ゆ、雪水さん!?貴方まで悪の手に落ちたのですか!?」

梓川「そ、そうだよ雪水くん!捜査の時も、雪水さんはずっとつらそうにしてて……
だって、あんなに仲が良かったのに……って、あ……」

……今回の事件に関しては、仲のいい、親密な関係にある人物のほうが犯人である可能性が
高い。いや、違う。無関心な誰かを殺すよりも、自分と親しい人物を殺すことのほうが、ず
っとありえるのかもしれない。

古伏「あ、梓川さん!?」

楠見「ねえ、なんでそう思うの?理由があるんでしょ?」

雪水「当たり前だ。まず一つ目。おとなしすぎるんだよ、古伏」

古伏「おとなしすぎる、とは?」

雪水「唐崎の様子がおかしかった時……お前なら一番初めに突っかかってもよかったんじ
ゃないか?いや、いつものお前ならそうしてたよな?」

古伏「それは……私もまだ、鈴本さんのことを、引きずっていて……」

雪水「じゃあ、動機ビデオを見たあたりから急にしゃべりだした理由は?」

古伏「それは、あれをみて落ち込んでいる場合ではないと思い……!」

雪水「じゃあ、夢川の言ってた方法で犯行が行われたって思った理由はなんだよ!
梓川と一緒に倉庫を調査したなら、普通梓川と同じ側の意見になるはずだろ!」

古伏「それは、私が捜査をしていなかったから不安で……」

雪水「捜査の状況をちゃんと知らないなら、他のやつらがちゃんとやってると思ったりしな
かったのか?」

古伏「それは、みなさんも適当にしてしまったと言っていましたから……
大体、なぜあなたは鈴本さんが投げられた、そう確信できるんですか!」

雪水「それだと打撲痕が肩からなのにも納得いくからだ!もしお前に投げられていたとしたら、鈴本は受け身を取っていた可能性が高い。だってあいつは武道の名家の娘だったんだろ?それくらいはできたはずだ」

梶原「……?」

古伏「彼女は超高校級の狩人です。階段で転がる際にダメージを減らすために首を守っていた可能性もあります!」

雪水「それなら段差でぶつけた跡があるはずだって話はしただろ!」

古伏「なら、その……うっかり手をつく場所を間違えてそのせいで飛んでしまった、というのは……」

雪水「ない。それで肩を痛めないほうがおかしいだろ?」

古伏「うぐ、うぐぐぐぐ……」

理論武装開始!

古伏「私じゃない私じゃない私じゃないんです!」
     
     「だって、鈴本さんを殺すだなんて!」

「人を殺すだなんて悪の所業じゃないですか!」
    
      「私は、正義の味方なんですよ!」

「弱きを守り、強きをくじく!」

       「力を乱用してしまうなど、それこそ悪の極み!」

「それに、雪水さん、教えてください!」


   「あなたは脚の傷については言及しませんでしたよね?あれはなぜできた傷なんですか!それを説明してください!」


それは……

             〇 か
    ×り                 △わ
             □ ざ

か り わ ざ

雪水「これだ!」

雪水「古伏、お前……鈴本を確実に仕留めるために、体勢を崩すために、かり技を使った
んじゃないか?お前ほどの力があって、さらに靴も履いてるんだ。ブーツ越しでもかるい
傷ができたっておかしくない!」

古伏「な、なな……」

雪水「もういい加減認めてくれ……!」

古伏「そ、そんなこと……そ、そうですよね!く、楠見さん!」

楠見「え、あ、うん。古伏さんが犯人だけど……」

古伏「……え?」

すみません今回はここまで、明日明後日あたりにまた更新します!ありがとうございました

乙です
古伏さんクロか……悪に対する脊髄反射面白くて好きだった
あと理論武装見れて嬉しい

更新きてましたか
乙です

乙、古伏さんか…この中のムードメーカーだったからいなくなると辛いな…

すみません更新明日になります。明日2章終了します
>>202ありがとうございます。おもしろいキャラだと感じてもらえて幸いです。理論武装も好評で嬉しいです
>>203乙感謝です
>>204辛いと思ってもらえるだけ古伏さんを気に入ってもらえて嬉しいです

仲いい子同士で殺し合ったのはえぐい

改めて読み返してみると結構古伏怪しい行動取っていたんだけど中々気づかなかった

更新再開とお詫び。

モノクマ「えーっと、ですね。二つお詫び申し上げたいことが。
ひとつ、指摘してもらった通り雪水さんじゃなくて古伏さん。
もうひとつ、これが一番大きいんだけど……」

モノクマ「モノクマファイルに書いてある死因が頭部からの失血死、になってたんだよね。
一番大事なところをミスしてて本当に申し訳ないよ」

モノクマ「……ボクがいろいろいじらないと参加者のみんなにもばれるところだったしね……一人怪しんでるみたいだけど」

モノクマ「それだけだよ!ボクもゲームマスターとしてこれ以上にない失態をしてしまったことを詫びるよ」

モノクマ「じゃあね、希望を信じる誰かさん、もしくは希望も絶望も捨てた視聴者であるオマエラ!」

皆さんにご迷惑をおかけしましたことをここにお詫び申し上げます。

>>208 今回の狙いの一つだったのでそういってもらえると嬉しいです。鈴本さんや古伏さん、唐崎くんには悪いですが。
>>209 隠し事が苦手な古伏さんの性格も考えて、結構怪しくふるまっていたとは思います。気づいてもらえてとても嬉しいです

古伏「く、楠見さん、な、何を言って……」

楠見「いや、だからね。うん。古伏さんが犯人なんだよ」

古伏「な、なんで……」

……なんだか様子がおかしいな?

古伏「あ、貴方は……正義のために……そのことは話さない、と……」

楠見「多分、ってつけたよ?」

古伏「嘘を……あなたも、力を持った、悪、強者で……」

楠見「そんなわけないでしょ?こういう卑怯なマネは弱者こそとるんだよ。
古伏さんは強いものは悪、弱いものは正義だなんてふざけたこと抜かしてたみたいだけどね。どこの素人作品だよって話」

誰も何も言えないでいた。状況を飲み込めないでいた。口を出せないでいた。

……裏で取引をしてて、それを楠見が裏切ったってことか?
何のためにそんな、いや、何を思えばそんなことに……

梶原「お、お前らは、な、何の話を……」

楠見「ああ、ごめん。置いてけぼりだったね。説明も兼ねて事件の話をしようか。
被害者の迷いと加害者の信念、シロの誰かのための悪行とクロの独りよがりの善行が交差する事件。
強さを求めた狩人と弱くあろうとした柔道家、過去に立ち向かって、悪に生きると決めた鈴本さんと過去から逃げまどって正義にすがっている古伏さんの「二人」の犯行をね!
ああ、まあ。題材としてはありきたり。物語によくある奴だね」

四月朔日「物語……何の話をしてるのかなえ……?」

皆守「何か、知ってるっていうの……?話して、ほしいけど……」

楠見「まあ、私なんかが話してもつまらないだろうけど……
さて、前回雪水くんがドヤ顔で話してた事件の全貌ってやつを振り返るよ」

……何が言いたいのかは知りたいが……話すつもりはある、んだよな?

クライマックス推理 開始!

Act1
まず、最初に動き出したのは鈴本さんだった。
動機ビデオを見る前だったか後だったかはきいてないんだけど。殺人しようとしてたらしい。まあ、その詳細は知る由もないんだけど……殺人に必要だった、「毒薬」を
倉庫から調達していたのは確かだった。
もしかすると、焦っていたのかもしれない。超高校級の狩人である彼女は
失態をおかした。毒薬の調達現場を見られてたんだよ。今回のクロである、古伏さんにね。

Act2
古伏さんはすぐに動き出した、わけでもなかった。
聞くところによると、倉庫から出たときの鈴本さん、すごく顔色が悪かったらしくて。
何か事情があるはずだ、って思ったんだって。そこでタイミングをみはからって
彼女に話を聞いてみることにした。これが、事件当日の出来事。

Act3
うまく約束を取り付けることのできた古伏さんは、鈴本さんを呼び出した。
人気のない、夜の廊下に。そして、事情を聴いてみることにした。
きっと脅されたのだろうと思っていた。モノクマだとか、唐崎くんにね。
だけど、彼女が口にしたのは、コロシアイから逃げ出したいという思い、
はやく戻らなければという焦り、そして「狩人」の才能。
古伏さんの思考は切り替わる。目の前にいる殺戮者という悪を倒さねば、と。
目の前にいる「強者」は消し去らねば、と。
不意打ちだよ。心の内を吐露したばかりの鈴本さんによけれるはずもない。
鈴本さんの体は宙を舞って……あとは想像にお任せするよ。

Act4
同時刻、なんとなーく眠れなかった私はそとをぶらついていた。
まあ、すぐに戻るつもりだったんだけど……運悪く、犯行現場に出くわして
しまった。スプラッタ系は苦手だからやめてほしい……ってそうじゃない。
まあ、見られて何もしない、ってのはあり得ないよね、多分。古伏さんは
私にとあることを頼んだ。「悪でない貴方は殺せない。しかしこのままおいておくわけにもいかない。どうか見なかったことにしてほしい」ってね。庇えとまでは言わないあたり
性格がわかるよね。

Act5
さて、死にたくなかった私が契約を飲んでおとなしく帰っている間に
偽装工作を開始した。そのまま死体を放置すれば、怪しまれるのは古伏さんだったから。
まるで突き落としたかのように見せかけるために、頭から血を流したように見せかけた。
……自分の血を使ってね。確か死んだ人間からは簡単に血は流れないんだっけ?
でも階段があるんだし斜面を利用すれば……ってそんな余裕はなかったんだろうね。
まあ、そんなことは置いといて。とりあえずそれだけをして部屋に戻った。
怪我の治療だけして。……きっと、これだけのシンプルな犯行だからこそ解きにくかった。

Act6
そして、朝を迎えて……雪水くんがたまたま階段近くを通ったときに、死体が発見された。
推理ものとしては駄作レベルのトリックに憤慨したモノクマがいろいろ言ってた影響で
現場調査は適当、アリバイもほぼなしの壊滅的な状態で捜査は終わった。
私は顔に出やすいタイプだからね。今回の捜査時間では皆から距離をとらせてもらった。
古伏さんは……何を考えてたかは私なんかにわかるわけはないけれど、死体からは
はなれて行動してたみたいだね。……っと、これで事件の概要は全部だよ

古伏「……」

これが、真実だということらしい。
気まずさと罪悪感に満ちた古伏の顔が、それを暗に示している。

今井「は……?いや待ち、納得いかん!動機が、動機があまりにも不透明すぎる、
適当なこと言うんやない。曖昧にしてごまかそうとすんなや!」

楠見「あはは……そんなつもりはないんだけど……ごめん。
彼女が突発的に犯行を行った理由は……古伏さんに聞いたほうが早いと思うけど、多分」

四月朔日「……はるる、ううん。はるるんに?」

古伏「……!」

はるるん、というのは確か、古伏が自分につけた愛称だったか。
少し前のことになるし、誰もそう呼ばなかったから記憶から消えていたが。

古伏「……ええ、お話ししますとも。ここで喚くほど愚かになったつもりもありません。
潔く、私が悪に染まった理由を、お話し、しま、すとも……」

古伏「私が、悪が嫌いです。強大な力を持ち、それにおぼれる悪が」

唐崎「……」

古伏「自身を過信し、己を顧みず、ただ欲と不満を他人にぶつけることしかしない、
傲慢で愚かな悪が!そんな悪が、悪さえいなければ!誰も苦しまなかった、泣くこともなかった、笑顔でいられた、幸福になれた!悪さえいなければ、あいつにに力もなければ、
私は、私は……あんなに辛い思いはしなかったのに!」

……心の叫びだった。普段気丈にふるまう彼女の、弱い一面。
……そして、知らない側面。

皆守「それって、どういう――

古伏「悪は弱者を虐げる。強い力は人を邪にする。「狩人」という才能などを
持っているから、自らより弱い獣を殺すのです。人を殺そうなどと考えるのです。
たとえ、それがもとは彼女より強大な悪が生み出したものだったとしても!
悪が、悪のせいで、そこに、彼女の心に生まれるのです!私は、私は……怖い、それが怖い!
私は、私はもう、悪の手によって脅かされたくない!何もされたくない!私は、私は、
また悪に恐怖を植え付けられるくらいなら!その存在を私が滅します!それで、それで……」

唐崎「お前は何の話をしてるんだよ」

古伏「……え?」

唐崎「だから、何の話をしてんだよ、事件の話関係ねえじゃねえか」

古伏「……っ、」

唐崎「ただの言い訳だ、そんなの。お前は怖かった、だから人を殺していいだ何て
誰も言ってねえ。ついでに言えばそのお前のかわいそうな身の上話は知らねえ。
身の上話にすらなってねえけどよ」

皆守「さ、さすがにそれは言い過ぎ――

唐崎「お前はうるさい黙ってろ。なんかしらねーけど、強い奴にびびってて、
それになんかされるのが怖いだのいやだのって言いたいんだろ?でもよ」

唐崎「その恐怖の対象をあっさり殺しちまったお前が「弱き正義」とやらなわけねーだろ」

古伏「……なっ、な……!?」

古伏が、今にも泣きそうな顔で、絶望に染まった顔で、茫然とした顔で、
唐崎を見ている。いや、ここにはいない誰かを見ている。

唐崎「……お前は自分が悪を恐れたあまり、その大っ嫌いな悪に堕ちちまったってわけだ。
楠見も似たようなこと言ってたけどよ、間違った道に進むのはな、強い奴よりも弱みのある奴のほうがよっぽど多いんだよ」

古伏「な、な、そ、そんな、そんなはずは……悪の妄言で、いや、ちが、なんで……
……私は、どうすれば……どうすれば、よかったんですか……?」

投げかけた問いは、誰にも届かない。誰も答えない。……誰も答えられない

モノクマ「うぷぷぷぷぷ……もう終わった?悪いけど尺のこともあるからね。ここでカットさせてもらうよ!」

梓川「え、それって……」

古伏「……!?」

モノクマ「なーに意外そうな顔してるの?もう定番だよ?」

唐崎「……っち、結局こうなるのかよ……」

御開「……そうみたいね」

鷺宮「くそ、気分悪い……」

モノクマ「うぷぷ……いい表情だね。ま、さて、張り切ってまいりましょうか、オッシオッキターイム!」

コフセさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。

正義完了!悪を倒せよ最強勇者!

勇者の周りに広がる広大なマップ。
その中央そびえたつ塔の上で、マモノと勇者が対峙する……

モノクマムル が あらわれた!いとも簡単に古伏さんはそれを倒す!

モノクマ仙人 が あらわれた!いくら仙人といえど古伏さんにはかなわない!

モノクマ蝕中 が あらわれた!この程度でかとうだなんてぬるいぬるい!

モノクマ親分 が あらわれた!少し苦戦したけれど、最後は一本背負い投げ!

……

モノクマV3 が あらわれた!つよい!モノクマV3は強い!しかし古伏さんはもっと強い!

お見事!見事モノクマV3は倒された!
……
「許さないぞ!ボクたちの仲間を次々に殺しやがって!」

勇者モノクマ は たちあがった! 魔王 コフセ は 倒れた!

おめでとう!おめでとう!世界に平穏が訪れた!
ありがとう!ありがとう!勇者モノクマの勇姿は忘れない……

梓川「あ、ああ、あああ……」

雪水「……座ってろ、そばにいてやるから」

梓川「あ、あ、ご、ごめん……」

数野「悪趣味だ、そして非合理的だ。ここまで対象を貶める理由がわからない」

皆守「なんだよこれ……こんな、人の心を踏みにじるようなオシオキが……」

夢川「私、も見てられないよ、こんな。僕達の、仲間だったんだ。間違いこそしたけれど……」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!殺人を犯したやつはね、裁かれる運命なのです!
人殺しだなんて悪い奴、殺されちゃっても当然なのでーす!あーっはっはっは!」

唐崎「くそ、あの、野郎……」

モノクマ「あれー?どうしたの?彼女を散々追い詰めたオマエがそんな顔するなんてさ」

唐崎「……知らねえよ。あいつが追い詰められようが、こちとら。……
あいつのありようが、許せなかっただけだ……!」

モノクマ「ふーん、そういいたいならそういえば?別にボクはその辺は興味ないしね」

唐崎「そうかよ……」

モノクマ「あ、オマエラは自由解散しちゃってください!もう裁判終わっちゃったしね。
ばいばーい」

……重苦しい空気が漂う。最初は皆、周りの様子をうかがって、誰も動けないでいた。
そして、しばらくするうちに、ぽつり、またぽつりと皆戻っていった。
静かだった。
ただ、唐崎が壁を殴る音が、裁判上に響いていた。

Chapter 2 
     世界の中心で罪を叫ぶ    非日常編
END
 コロシアイ参加者   残り 12名


アイテム 使い古された白帯、隠された凶器 get!

今回はここまで。次回、全員のプロフィールとできれば古伏さん、鈴本さんの小話を挟めればと思っています。
ありがとうございました

乙、古伏さんの過去に何があったのか……

乙です、古伏さんの動機の吐露が悲壮でした
前回に続きクロの最期が滅茶苦茶好きです……

梶原が死因について怪しんでる臭いけど、もしかして今までの被害者は首謀者側に殺されてたとか
クロは思い出しライトや状況で自分が殺したと思い込まされてるだけで完全に冤罪なのでは


ここまでV3と同じ動機だから、何気に屍者の書楽しみ
死に別れた人が多いし

すみません、更新が明日に延期します。内容は
プロフィール(一部のキャラ、更新毎に追加)、古伏さん番外、三章日常編
>>223 実はもうヒントは出ていたりします。明日古伏さんの隠れた一面を見せれたらなと思っています
>>224ありがとうございます。クロの最期の想いや叫びが伝わればなと思います。
>>225それに関してはコメントできませんが…梶原くんは実はもうかなり真相に迫り始めています。
>>226校則を始めV3リスペクトで書かせていただいています。楽しみにしていただいて嬉しいです。
皆さん乙や感想などをくださりありがとうございます。かなり更新の励みになっています。

更新再開します。

須夜崎「まずはオレサマ特製のプロフィール一覧その1からだ!」

須夜崎準様による、超高校級のプロフィール一覧

超高校級のスノーボーダー 雪水渓太 ユキミズケイタ

誕生日 5月12日 血液型 O 身長 142cm 体重46kg 胸囲 68
好きなもの スノーボード、みかん 嫌いなもの 梅

コメント このニンゲンが一番厄介なんだよ!失せろ!あと一番データが信頼できねえ。

超高校級の幸運 楠見 和 クスミカナエ

誕生日 7月1日 血液型 A 身長146cm 体重43kg 胸囲 78
好きなもの 信頼されること 嫌いなもの 期待されること
(めんどくせえなこいつ)

コメント 超高校級になるかはしらねえが、自信がありゃもっと才能もでたのによ

超高校級のピエロ 夢川明日葉 ユメカワアスハ

誕生日 10月26日 血液型AB 身長 158cm 体重 54㎏ 胸囲 67㎝
好きなもの 笑顔、温かいお茶 嫌いなもの からいもの(特に塩辛いもの)

コメント 見返すとわかるかもしれねーが状況が状況なんで割と冷静にふるまってやがる

超高校級の情報屋 須夜崎準 スヤザキジュン

誕生日 11月25日 血液型 ? 身長 約160cm 体重約52㎏ 胸囲約75㎝
好きなもの クマ 嫌いなもの ウサギ

コメント イケメン!芸達者!インテリジェント!な、オレサマ。

須夜崎「とりあえずその1はここまでだぜ!」

番外編 私のヒーローアカデミア

私が生まれた家というのは、特段優れた名家というわけではありません。
だから、幼いころから武道を仕込まれたというわけでもありません。
さらに言えば。私の家庭は、一般よりも下……劣悪というべきか否か、そんな家庭でした。
だから、幼いころから武道を習い事としていたというわけでもありません。

そんな私が柔道に出会ったのは中学の頃でした。公立の学校ではありましたが
歴史は長いところでした。そのため、古くからあった道場が改修を繰り返しながらも
残っており、そこを長い間使っているとのことでした。

柔道に出会ったときは感動しました。なにせ、力に対し力で対抗するわけではない。
力という悪をより強い力(あく)でねじ伏せるだなんて、恐ろしいことをするわけではない。
まさに正義のためにある武道だと感じました。(創始者である嘉納治五郎も虚弱体質だった
といいます。それを聞いて私はこの確信をさらに強めたのです)

そして、私は入部し、そこで目覚ましい活躍をしました……自分で言うのも変ですがね。
でも、実際そうでした。プロのコーチでもない、無名の教師に教えられた、
しかも武道そのものに初めて触れたような人間が、瞬く間に多くの賞を獲っていったのですから。マスコミにも取り上げられたことがあるんですよ?

……さて、「超高校級の柔道家」としての話はここまでにしましょう。
いえ、もっと華々しい話はあるのですよ?金メダルを取ったこと、師匠との
修練の日々、応援に来てくれた仲間たち。語ることは決して少なくない。
でも私は、それでも、「古伏春留」としての私の話をしたいのです。

先ほどもお話ししましたが、私の家庭環境は良いものではありませんでした。
お金がないわけではありません。それが私たちに行き届かないだけで。
自由がないわけではありません。それを取り上げられてしまうだけで。

私の父はスポーツ用品の会社に勤めております。昔はスポーツマンだったそうです。
その名残か、今でも体を鍛えており、無駄に力があるのです。……そう、強大な悪なのです。
さらに社内ではそれなりの地位を築いております。権力まである悪なのです。

父はそれを振りかざしました。家でも、外でも。それでいて、自分の利益のためなら
善良なふりをし猫をかぶる卑怯者でもありました。
父は傲慢で、なにかあれば誰かからモノを奪い取ろうとします。
自分の力を見せつけて、脅して、殴りつけて!
私も、母も、一つ下の弟も例外ではありません。気に食わなければ
自らの力で押さえつける!そしてその「力」で、金を手に入れ享楽に費やし、
酒を浴びるように飲み、さらによった勢いで暴れ、また私たちに襲い掛かる!

私たちは何もしていないのに。私たちは、ただ、つつましやかな、いわゆる
「正しい」生活を送ろうとしていただけなのですよ!?
それを壊そうとする者を悪と断じないわけがない!やつの行動は悪逆そのもの、
暴虐の塊、非道でしかない!そんなこと、許されるわけがない。
私が、守らなければ。このか弱い弟と母を守らなければ。
でなければ、でなければ。こんな間違った生活を受け入れなければならないのだから!

悩みました。私は。なぜ人が悪になるのだと。
だって、昔は優しかったんらしいのです。父は。
……悩みに悩んで、そして答えを得たのです。
確か、古典の時間です。「弱肉強食」と。弱いものは強いものに淘汰されるのだ
という意味だとききました。
そう、それなのです。「力」です。あの男はそれがあった!だからこそ
あの男はそれに酔いしれ、それを利用し、横暴なふるまいをしたのだ!
力が強いものさえいなければ、和を乱したりなんかしない。
弱きものしかいなければ、互いに手を取り合って支えあうはずなんだ、と!

……そして、私は。それを信じて生き続けたのです。
……果たして、それは正しかったのでしょうか?
本当は、私の理不尽になんとかして理由をつけたかっただけなのかもしれません。
本当は、私は弱き正義を助けるために行動しようとしていたのではなく。
……自分の中に眠る、強大な力を誇る父(あく)に怯え、痛めつけられているじぶんを助けてほしかった、それだけなのかもしれません。

しかし、一度決めた道を踏み外すことなどもうできやしないのです。
だから、私は。それを気の迷いと断じてふたをして――

――今、そのツケを払うときがきたのです


Chapter3 

    俺はまだ
        あのク
          ロの心情を
                知らない
(非)日常編

……ひどく、寝覚めのわるい朝だった。
当然だ。昨日、あんな事件が起きてしまったんだから。

……最期の古伏の悲鳴ともいえる叫びが、まだ耳の奥の中でこだましている。
何で気づけてやれなかったんだ、とか。もっとこうすればよかっただろ、とか。
いろいろと考え込んでしまう。過ぎたことは気にしても仕方がない、とよく言うが、
どうしても気になることだってある。

……ほかのやつも、なにか抱え込んでなきゃいいが。
鷺宮や唐崎は前の事件のこともあってだいぶ応えているはずだ。
そうじゃなくても、……鈴本みたいな。何か重大な問題を持ってるやつが
まだいる可能性だってある。こういう状況だと、それが文字通り「命取り」
になる。できるだけ、俺がなんとかしねえと……

「さすが雪水くん!こういうときでも皆を支えに行こうとするなんてさすが希望とよべる
存在だよ!」

雪水「……ああ、クソっ!」

その呼び方はやめてくれ、そんな理由で俺を持ち上げるな!
俺じゃない何かを見る目で見るのはやめてくれ……!
……いや、落ち着け。それは今は関係のないことだろ。

……いやなこと思い出したな……ちょっと体動かすか。
まずはいったん外に出て……って。

ガコッ!ベキッ!

……。音のあるのは……
……道場の方か。

なんとなく、そこに何があるかわかっていた。
だって、道場は……道場といえば……おもいつくのは、あいつらくらいじゃないか。

その予想は、なんの狂いもなく当たっていた。


唐崎「……くそっ、なんで……」

……そこにいたのは唐崎だった。
いつもの唐崎ではなかった。
何があってもむすっとした仏頂面でじっとしていた、唐崎ではなかった。
壁を殴りながら、苛立ちを隠すそぶりも見せない唐崎は、なんというか。
子供みたいだった。……もしかしたら、あいつは、この中にいる誰よりもガキ臭かったんじゃないだろうか。
そのくせ、頭が回るから、それを表に出さず、誰からもある程度警戒されることで、
身を守っていたのではないか。ふと、そう思った。そうだとしたら。
あいつはこの状況に怯えているだけだったんじゃないか?
それをどんな形であれ支えていたのが、あの二人だったんじゃないか?
……なんとなく、そんな気がした。根拠はない。だけど、間違ってる気もしなかった。

声を掛けますか?↓3まで多数決

今回はここまで。ありがとうございました。

よく見たら須夜崎の身長ほぼ苗木キーボなんだな

楠見さんが雪水君並みに小柄

寧ろスポーツ系才能の男の子なのに女子に身長で負けてる雪水が小さすぎる
ちゃんとご飯食べてる?

遅くなりました、更新再開します
>>246あくまで、約、ですけどね。
>>247女性の中でもかなり小さめに設定させてもらっています
>>248食べてますね…星くんよりは大きいです

超高校級のコメンテーター 今井心音 イマイココネ

誕生日6月8日 血液型O 身長164㎝ 体重57㎏ 胸囲75㎝

好きなもの トラ柄 嫌いなもの フライドチキン

コメント フライドチキンは悪くねえ。ボッチャンコするほうがわりい。

超高校級の着ぐるみ職人 四月朔日多織 ワタヌキタオリ
誕生日4月1日 血液型A 身長167㎝ 体重59㎏ 胸囲 86㎝

好きなもの着ぐるみ、ふわふわ 嫌いなもの とげとげ

コメント オレサマこいつ苦手―、しゃべりづれーし情報おちにきーし案外

超高校級のハッカー 梶原優馬 カジハラユウマ
誕生日 1月5日 血液型AB 身長169㎝ 体重59㎏ 胸囲79㎝

好きなもの 平和 嫌いなもの 人込み、ぎすぎすした空気

コメント 実はこいつ鈴本の殺害現場見てましたー、オレサマ知ってまーす

超高校級の通訳 御開琴音 ミヒラキコトネ
誕生日 4月22日 血液型AB 身長169㎝ 体重58㎏ 胸囲78㎝
好きなもの 和菓子 嫌いなもの 騒音、(特にプライドの高い)男性

コメント 言葉以外にも表情やしぐさから相手の言いたいことを読み取るのがコツらしい。

須夜崎「基本的にはオレサマ嘘つかねーぜ!」

声をかける 選択

……少しくらい、声をかけてみたほうがいいよな……

唐崎「っち……くそ、なんで……」

……ちょっと怖いとか、思ってねえぞ。

雪水「……か、唐崎……?」

全くもって思ってない。

唐崎「……あぁ?」

雪水「うぉ……あ、その、悪い。いや、ちょっと……気が動転してるみたいだったからな」

すっげ―怖かった。

……ただ、その怖かったのも一瞬だ。

唐崎「……ちっ、見てんじゃねえよ……くそ……」

すぐに、唐崎は覇気を瞬く間に失い、憂いの帯びた表情を浮かべたのだから。
いくら強くて、俺なんか赤子の手をひねるみたいに簡単に倒せてしまう奴だったとしても、
そんな顔をしていては恐怖のカケラも与えられるはずがなかった。

雪水「いや、さすがに放っておけないだろ……大体、壁を殴ったらお前も怪我するしよ……
怒るなとはいわねーし、言われても無理だとは思うけどよ、もう少し……やり方ってものが
あるだろ?それじゃお前が嫌な気持ちになるだけだろ。何の解決にもならねえ」

唐崎「……んなの、わかってんだよ……だからあっち言ってろ」

取り付く島もない。

雪水「……わかってても、心の問題はそれで何とかなるようなものじゃないだろ。
強制する気はねえけどよ、せめて誰かに愚痴るとかでもしねーとお前がつぶれちまうからな?やめてくれよ、それだけは」

実際、唐崎はあと少しのところで踏ん張っているのだろうと思う。そのあと少しが、どれほど持つかはわからない。足場がぐらついたまま歩き続けていれば、いつかはどうしようもない大けがをしてしまうのだろうということしかわからない。
でも、支えてくれる誰かがいれば、話は別だとは思う。
……俺がそれを申し出てもいいが、多分思いっきり拒否されるだろう。
あと、純粋に俺より適任な奴がいる。

唐崎「……ちっ、うるせえんだよ……こっちの自由にさせろっての。
……参考にするかしないかは俺が決める」

雪水「……ああ、そうしてくれ。じゃあな」

唐崎「……」

……何か、これで変わればいいんだけどな……いい意味でな。
そう考えつつ、俺は道場を後にした。今度は、どこか絶望がにじんでいるような、
あの鈍い音は聞こえなかった。


その後、軽くいつも通りトレーニングを終えたあと、食堂へ向かった。

食堂

……。

梓川「おはよう、雪水くん」

今井「おはようさん、朝食は……あれや、適当にパンとってきて焼いたらええと思うで」

鷺宮「あ、雪水か。おはよう、ジャムかバターかマーガリンが冷蔵庫にあっただろ、確か」

四月朔日「おはよー!えーっと、四月朔日ちゃんはマーマレード、のジャムにしたけど、他にもいっぱいあって……!」

……これに続いて、皆も挨拶を返してくる。今日は皆集まりがいい。
俺も少し早めに来た気がしてたんだが……眠れなかったのかもしれない、というのが俺の勝手な推測だ。

……。いつも通りの朝、の皮をかぶった、非日常。昨日の出来事が一晩でなかったことに
できるはずもなく。気まずさだけが食堂の中に満ちていた。微妙に息苦しささえ感じる。
それくらい、この生活は異質だったし、あの事件は衝撃的だった。
それを気づかぬふりして、厨房へと向かう。つい昨日までは、鈴本が占領していた場所でもあった。今、この場の主だったものはいない。当たり前になりつつあったその日常は、けれども当たり前になることなく、消え失せてしまった。

そういえば、パンを食べたのは少し久しぶりな気がする。鈴本があの場にいた期間はそれほど長くはなかった気はするが。おそらくここで過ごす時間が嫌に長く感じるせいなのだと思う。

雪水「……うわ、焦げた……」

……ちょっと削るか。焦げたところは体に悪いっていうしな。
焦げを削り取るのにちょうどいい手ごろなフォークかスプーンあたりを探していたとたん、
厨房の外が騒がしいことに気づく。

梶原「……お、おはよう……」

今井「あ、おはようさん、朝食は……って、ちょいまちあんた、顔色やばいで!?
クマえらいことになってんで!?」

梶原「え、あ、そ、それは、そ、その……き、気にしないで……」

夢川「私もちょっとスルーしようかと思ったけどさすがにやばい。
僕、なんで君が倒れないのかが不思議なくらいなんだけど」

梶原「い、いつもの、こ、ことだから……」

数野「ああ、確かに私も思わず証明に夢中になって徹夜してしまうことだってある。
しかし休息がなければ頭は回らず計算に力が入らないと私は学んだがな!」

楠見「多分数式の話じゃないとおもうんだよね今……」

数野「なんだと……!?」

……あいつ、無理するなって言ったのに……
とりあえずパンを皿にのせて、テーブルに向かう。
野菜とか用意すればよかったとか、そんなのは後回しだ。

雪水「あー、おはよう。って……よくたってられるなほんと……」

梶原の顔は真っ青だ。顔面蒼白だなんて昔の人はうまいことを言ったと思う。
目の前にいる梶原が文字通りその状態なのだから。若干唇も紫いろに見える。
いままでも健康とは言えない、というかどう見ても不健康だったのだが、それに拍車がかかっていた。

雪水「とりあえず寝ろ!腹減って寝れねえなら軽くなんか食った後でいいから!
本当は食後にすぐ寝たら消化に悪いとか言うけど、そんな場合じゃねえだろお前!」

梶原「あ……え、えっと、し、心配かけたなら、ご、ごめん」

雪水「それで心配しないやつの顔を見てみたいもんだぜ……」

梓川「わ、私飲み物入れてこようか?コ、ココアとか……」

雪水「あー、頼む。カフェイン厳禁な」

梶原「え、あ、あ……」

……いやまあ、来ていきなりいろいろ言われて驚くのも無理ないけどな?
これに関してはお前が悪いと思ってあきらめてくれ。

梶原「し、仕方ないか……あ、あとで、み、みんなに、パ、パソコン教室に、
く、来るようにだけ、つ、伝えてほしい……ろ、6時ごろ」

雪水「ん、了解。ちゃんと伝えておくからお前もしっかり休めよ」

梶原「う、うん……」

しかし、パソコン教室か……梶原こんなになるまで寝なかったことと何か関係がある、のか……?

梓川「あ、お、お待たせ!ココアと……コーンフレーク。少なめだけど。あんまり食べるタイプじゃなさそうだし……というか、入らなさそうだし。まあ、お代わりは自分でね!
一応サラダも用意したけど……あ、二人分だから雪水くんも食べて!多分パンだけじゃ足りないよね……?お肉か卵はさすがにすぐには用意できないから、ごめん」

雪水「ああ、悪い。ありがとな」

梶原「う、うん……あ、ありがとう」

結構周りのことを見てるタイプなんだな。いやまあ、見てなさそうと思ってたわけじゃないんだけどな。サラダに関しては結構ありがたい。食事には気をつけろってしょっちゅう言われてるしな。周りに。

雪水「二人分って、お前は食わないのか?」

梓川「あー、先に食べちゃったから。私はお茶だけでいいや」

……。そういう梓川は満面の笑みを浮かべている。視線の先はひとつである。
多分俺だ。自意識過剰なほうではないが、残念ながら勘が悪いというわけではない。
むしろいいほうだと自負している。だから、なんとなく好意をよせられてることも
わかる。客観的に見ても主観的に見ても梓川は美人なほうに分類される。
だからこれは喜ばしいことのはずである。
ただ、その好意が「身長」から付随されるものなのだと思うと虚しさしかない。そんなことを考えた。

雪水「……なるほどな。あ、うまいな」

梶原「……お、おいしい」

……気づかないフリをしておこう。そのほうがいい。
今井あたりが面白がってるのか下世話なのか知らないが意味ありげな視線を送っているような気もするが、何も知らないフリをする。

……。……。
気まずいながらも朝食を終える。
伝言だけして、梶原を総出で寝かしつけようとしていた時だった。

モノクマ「うぷぷぷぷ……みんな、すっかりお忘れのようだけど……
新しいエリア、始めました。あと、思い出しライトもあるからさ!
あんな難事件を解決したんだ……これくらいのご褒美はプレゼントしないとね!」

……こんなタイミングで……
生徒手帳のマップを開く。新しく開かれたのは……談話室、保健室、放送室、か……

梶原「や、やっぱり、ぼ、僕も起きてたほうが……」

楠見「多分じゃなくて絶対寝てろ、安静にしてろ」

梶原「……」

楠見「何もないよ、きっと」

……言ってることは正しいんだろうが、どことなく不安になるな……

探索場所を選んでください↓2
1 談話室
2 放送室
3 保健室

今回はここまで。ありがとうございました。

放送室

乙です
四月朔日ちゃんがお姉さん体型

乙、四月朔日さんその体格であのキャラは無理でしょ

さりげなく梶原くんが殺害現場を見ていたと暴露されてる

すみません更新明日になります。
鈴本さんの番外と探索の予定です。
>>267意外と大きいタイプです。
>>270あの性格に関しては色々とあったようで、そこに関しても掘り下げできればいいなと思っています
>>272その辺りも裏話が少しできればなと。本編ではあまり表に出ませんが、その事実に勘付いている人はいます。
感想、乙などをくださりありがとうございます。励みにさせてもらっています。

キャラに関してですが、好み苦手はあっても、極端な批判、上げは論争の原因となるので避けていただけると幸いです。

乙、鈴本さんは過去の掘り下げ欲しかったから嬉しいです

更新再開します

鈴本   番外編
だますは恥だが役に立つ

……
私の名前は、鈴本花音。なんでもない、平凡な学生。
そう、自分に言い聞かせる。これが、毎日の朝の日課。

妹の様子を見る。長い休みや夜は家を空けることが多いから
かまってあげられないことも多いけれど、唯一の肉親。
家にいない間家事とかは任せっきりだから、しっかり者のいい子に育ちました。
反面、素直でなく、いつも余計なことをいう子になりましたけれども。
閑話休題。

ここでするのは私の話。妹の話ではありませんから。

昼は学校に通い、勉学を行う。
睡眠不足もあって、ばれないようにこっそりと居眠りなんかもしてしまいますが。
文武両道とは難しいものです。
妹もいろいろとできますが、運動は(私から見ると、かもしれませんが)からっきし。
体力自慢というのが取りえの私と可愛くて天才的な妹、そういわれることもよくあります。

また話がそれてしまいました。

退屈な授業を終えれば、部活。数少ない安寧の時。
己と向き合い、すべての神経を研ぎ澄ます。
余分なものなどない。何も考えない、無の時間。

それすら終えて。私は家に帰る、ことはできません。
私は足をすすめます。私を「雇う」人のもとへ。
そしてこれが、妹を一人にする理由でした。

どれだけいやであろうと、目的地にはついてしまうものです。

私の名前は、鈴本花音。心のない、冷徹な殺戮者。
そう、自分に言い聞かせる。これが、毎日の夜の日課。

夢川「うっほっほぉ~いッ!!お主ら全員
ウチのぶっこき魔放屁でお下劣ぶりぶり オナラ雌豚にしてやるぞッ!」

プスゥ~………プススップスゥ~

夢川は古伏、鈴本、楠見、春川の4人が
集まっていた食堂に突入すると、肛門に挿入した小さな筒から屁をぶちまけ始めた。

鈴本「夢野さん!?急にどうしたのでッッ!!? ぐ、臭いッ!臭いぃぃぃッ!?」

入間「ウオォッ!?なんだこのド変た…イ゛ ッ!? ひぐっ!!臭……臭いよぉ~………………」

楠見「ちょっ、夢野さん!?や、止めてよそんな… んぐッ!!?……ぐ……………ヒッ……!」

鈴本「何が起きてるの……?あんた達、とりあえず 落ち着い……っ!?嘘……コレ……………は………」

抵抗する間も無く夢野の屁を嗅がされた4人は、 暫く、腐った卵の様な悪臭に悶絶したが、 いきなり黙りこむと、無表情でヨダレを垂らしながら立ち竦んでいた。

夢川「グフフフッこれがウチの魔放屁力じゃ!ほれ、お主ら早速、ウチに屁こき奉仕を するのじゃっ!」

夢野が下卑た笑みを浮かべて命令すると、 4人はそれぞれの個性を生かして、座っている 夢野に対して屁こき奉仕を行い始めた。

鈴本「キッ…エェェェ~イッ!!転子の
ネオ放屁道をお見せしますッほいっ
ほいほいっ!ほっほほぉ~いッ!!」

ブボッ!ブボポッ!ブッスゥゥゥ~

鈴本は古伏に尻を向けると拳法の構えをし、尻を左右に振りながら、凄まじい勢いの屁をぶちまけている。

鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

ブッスゥ~……プゥッ……ブボポポポッ

指の動きと下品な歌に合わせて屁をこき、赤松はだらしない尻肉をプルプルと震わせている。

扉を開けばそこは、ある種の地獄。鍛錬というにはむごすぎる、阿鼻叫喚の地。
何故なら、ここは助けを求める間すら与えられなかった生物だったものがあふれかえっているのですから。
それを作り出したのは私。世界中から来る依頼にこたえるため、日々「鍛錬」を積み重ねた結果。
矢を放つ。矢じりに毒のぬってあるそれはまっすぐ標的へ向かう。
標的にされた哀れな犬は、最後に小さく、弱弱しく、吠えて、そして死んで。
私は何も聞いていません。何も見ていません。
まるでいやだいやだとわめいてるような、悲鳴のような鳴き声も。
生きるために必死に逃げて、最後まであがこうとする姿も、何も。

扉を開けばそこは、ある種の地獄。鍛錬というにはむごすぎる、阿鼻叫喚の地。
何故なら、ここは助けを求める間すら与えられなかった生物だったものがあふれかえっているのですから。
それを作り出したのは私。世界中から来る依頼にこたえるため、日々「鍛錬」を積み重ねた結果。
矢を放つ。矢じりに毒のぬってあるそれはまっすぐ標的へ向かう。
標的にされた哀れな犬は、最後に小さく、弱弱しく、吠えて、そして死んで。
私は何も聞いていません。何も見ていません。
まるでいやだいやだとわめいてるような、悲鳴のような鳴き声も。
生きるために必死に逃げて、最後まであがこうとする姿も、何もwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

いくつか死体を増やして、今日のノルマは……終わりましたね。
あとは……遠くから送られてきた商品を出荷できる状態にまで整えるだけ。
これで、終わり。今日は、終わり。

誰にも見つからないように、こっそりと建物を出る。
そして、私が私にかけた暗示も、とけ、て……

違う、違う、違う!
あんなこと、したくなんてなかった!肉のつぶれる音も、ぎりぎりと張りつめたあの空気も、生ぬるい血も感覚も!何もかも私にこびりついて離れない!
私は、私は、こんなことのためにお母さまやお父様に武道を習ったわけじゃない!
私が今まで殺した生き物が、私を恨めしそうな目で見ている気がする。
私が今まで殺した生物が、私に呪詛を吐き続けているような錯覚すら覚える。
私は、私は、私は……!

……。取り乱して、しまいました。
そんなこと、気にしていては、妹に心配をかけてしまいます。
私は、いつも通りにしないと。気丈で、したたかで。強い、そんな人物を、演じなければ……。

本編に戻ります。

いくつか死体を増やして、今日のノルマは……終わりましたね。
あとは……遠くから送られてきた商品を出荷できる状態にまで整えるだけ。
これで、終わり。今日は、終わり。

誰にも見つからないように、こっそりと建物を出る。
そして、私が私にかけた暗示も、とけ、て……

違う、違う、違う!
あんなこと、したくなんてなかった!肉のつぶれる音も、ぎりぎりと張りつめたあの空気も、生ぬるい血も感覚も!何もかも私にこびりついて離れない!
私は、私は、こんなことのためにお母さまやお父様に武道を習ったわけじゃないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
私が今まで殺した生き物が、私を恨めしそうな目で見ている気がするwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
私が今まで殺した生物が、私に呪詛を吐き続けているような錯覚すら覚える。
私は、私は、私は…wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

……。取り乱して、しまいました。
そんなこと、気にしていては、妹に心配をかけてしまいます。
私は、いつも通りにしないと。気丈で、したたかで。強い、そんな人物を、演じなければwwwwwwwwwwwwwwwwww

保健室 選択

……保健室か。梶原を連れてく次いでに捜査してもいいかもしれない。

雪水「あー、保健室にいっていいか?」

皆守「……いいんじゃないかな?えっと、僕もついていっていいかな?」

雪水「いいけどよ……えっと……」

皆守「あ、ちゃんと、班分けもしたよ」

保健室 雪水 梓川 皆守 (梶原)
放送室 今井 数野 楠見 御開 
談話室 四月朔日 鷺宮 唐崎 夢川

四月朔日「わたぬきちゃんは談話室なのだー!」

鷺宮「……唐崎か」

唐崎「……悪いかよ」

あそこの二人は放っておいていいのか……?
いや、最悪残りの二人が……というか夢川がなんとかしてくれるだろうが。

楠見「放送室とかたぶん初めてじゃないかな……」

今井「あれ、そうなん?あそこって自由に行き来してええんちゃうん?」

数野「君みたいな人がいるからだな……」

御開「……」

あっちはなんか大丈夫そうだな。

梶原「……うっ」

皆守「だ、大丈夫!?紙袋もってこようか?」

梓川「黒のビニール袋のほうがいいんじゃ……」

雪水「お、おい!?と、とにかく保健室に急ぐぞ!」

……やっぱり梶原が一番まずいかもしれない。

保健室

……割と、普通なんだな。
そんな感想がちらっと頭に浮かんだが、先に梶原をベッドに放り込んだ。
梓川が。
俺は残念ながら人一人担げるだけの身長はないし、皆守にはそれをするだけの力と体力がなかった。
男二人そろって情けないなと話していた。
梓川は気にしないで、なんていうが、男のプライドというものがこの世には存在する。

梶原「えっと……休ませてもらうね……けほ……」

割と乱雑に扱われたせいで、若干せき込んでいる。
とにかく、休む気にはなったらしい。
雑に扱われたのは、急いでいたのと変に梶原が抵抗したせいだ。少し仕方ない気もする。

梓川「……っと、すぐ寝ちゃった」

皆守「そりゃあ……あれだけ疲れてたらね。よく今まで持ってたよ本当に」

雪水「……そっとしておいてやるか。静かに探索するぞ」

といっても、そんなに見るものはない。あ、あるか。
普通とさっき思ったが、意外と設備は充実している。
点滴、輸血パック、メス、その他。
……そして毒薬。
見せつけるようなどくろのマークはいやでもその効果を理解させる。

……解毒薬、探しておくか。

……一応、毒薬に対しての解毒剤もあるみたいだが……
即死性のものもあったし、やっぱり処分したほうがいいか?

皆守「……勝手に捨てるのはやめたほうがいいと思う。どうせ補充されるだろうし。
それに……下手な処分の仕方だと、余計被害が拡大するかもしれないし」

捨てるのがダメなら……そうだな。

雪水「あー、それもそうか……あ、誰かガムテープもってないか?」

梓川「何ならとってくるけど……どうするの?」

雪水「毒薬を一か所に固めて封印する。やらないよりましだ」

皆守「それならいいと思う。やっちゃおうか」

毒薬をとりあえず簡単には取り出せないようにした……

今回はここまで。ありがとうございました
皆さん乙などありがとうございます。>>276むしろ遅くなって申し訳ないくらいです…彼女なりの苦悩を見ていただけたらと。

鈴本さんこれ二章じゃなくても早死にしそう……下手したら一章のクロになってたかもしれん

乙 鈴本さんと古伏さんのお墓もあるのかな

すみません更新明日になります。探索編終了まで更新予定です。
>>294>>295>>296>>297乙ありがとうございます。
キャラごとに生存率に差があるのですが、鈴本さんはぶっちぎりで低いです。1章クロの可能性は十分にありました
お墓に関しては本編で触れる予定です。

最終的に生きた人間よりお墓の数が上回るんだよな…

更新再開します
>>299乙感謝です
>>300そうなりますね…

一応できることはやったし、戻るか。
梶原を寝かせたまま、俺たちはいったん食堂に戻ることにした。

食堂

……もう全員戻ってきたらしい。
……いや、違う。御開だけいない。様子も変だ。

雪水「何があったんだ?」

鷺宮「……ちっ、俺は詳しくない、放送室組に聞け」

鷺宮、いつも以上に機嫌が悪いというか……
今は隣にいる唐崎よりもガラが悪そうに見える。

楠見「えっと……」

今井「あー、言いにくいねんけど……」

数野「御開が事故で大けがだ。今度は治療してもらってるようだが……
いろいろと妙な点もある。そこについて説明しているところだ」

梓川「え!?」

皆守「……そんな展開……こうなっちゃったのか……」

……は?
事故。それを聞いて真っ先に思い浮かぶのは事故で死んだあいつと、それに巻き込まれたも同然なやつのことだった。
須夜崎準。なんの才能かもわからないが、それ以上に話している言葉の意味も、素性も
わからない謎だらけの人物。それでも、割と社交的で、死ぬには惜しすぎる人物。
倉庫の在庫表を作ったりもしていて、今も生きていれば、俺たちを支えてくれていたかもしれない。あいつのことをもう少しくらいはわかったかもしれない。

野上空。超高校級の歌手で、ちょっと気取った話し方をする奴だった。女好きらしく、
女性と交流関係を持つ奴に妬いたりもしていたが、基本的にはいい奴だったと思う。
見た目もいいほうだったから、多分もう少し普通にしていればモテてたんじゃないか。
最期の姿がまだ印象に残っている。周りのために死ぬ覚悟を決めるのは、相当難しいことだったと思う。今も生きていれば、鷺宮と、あと四月朔日や夢川も混ざってきそうだな。そんな感じで一緒に曲を披露したりでもしていたのだろうか。

……鷺宮の様子がおかしいのにも納得する。そりゃそうだ。
また、あんなことが繰り返されるのかと思うと、嫌になる。
……それに、前の時もそれ相応の処置をしてくれていれば二人とも死ななかっただろうに。
…………。

梓川「う……」

雪水「あー、余計なこと考えるな。落ち着け」

梓川「ごめん……ちょっと座って水飲むね……」

雪水「そうしてこい。なんか聞かれたらのど乾いたらしいとか言っとくから」

梓川「ありがとう……」

……慣れろとは言わないが、その体質でこの状況だとつらいだろうな……
そんなこと考えている間にも話は進む。

楠見「うーん、状況的には事故なんだけど……
多分、多分なんだけど……今回はモノクマがわざとやった気がするんだよね……」

雪水「わざとって?」

楠見「うーん、理由はわからないけど、今回の事故は黒幕が意図的に起こした気がするってだけ。だって、私たちが呼ぶよりも前に、というか事故が起きたとほぼ同時にモノクマが来たし……」

今井「せやな、まるで狙ったみたいなタイミングやったわ……」

数野「監視していたとしても、だ……事故が起きた瞬間御開が回収していくのはおかしいということか、なるほど……」

四月朔日「んー、でもことねが助かりそうならよかったよー」

鷺宮「あいつのことだから見殺しにするかもしれねーだろ……」

夢川「私もその可能性は0だとはいわないけど……僕達にこんなコロシアイを迫っている以上、あまり事故死とかはしてほしくないんじゃないかな……今回は、人の目があったわけだし」

唐崎「……どうもきなくせえってことだけわかりゃいい。
……んで、なんだ。保健室では見なかったのか?お前らのほうが遅かったんだから、
運び込まれたところでも見たかと思ったが」

皆守「ううん、全然知らなかった……」

誰も来てなかったな。いろいろと整理してたとはいえ、モノクマが人を、しかもけが人を連れてきたら気づくはずだ。

唐崎「妙だな、こいつらの話を聞くには、探索の比較的早めの段階で起きた事故らしい。
いや、手術室とかがあるのかもしれねーが……」

まあ、詳しい事情はよくわからねえが……祈るしかできない、か。

雪水「こんな状況で悪いが、探索結果の報告がしたい。梶原にはあとで伝える。
あと、聞いてないやつもいるかもしれないが、夕方くらいにパソコン教室に
集まってほしいって梶原から伝言を受けてる。……放送室組からでいいか?」

今井「ん、わかったわ。異論もない。放送室は……ま、その名の通りやな。
学園全体にアナウンスするための器具がそろっとったわ。ま、全体に伝えたい
事あったら便利なんちゃう?」

数野「あとは……一応壁についても伝えておくぞ。
壁は……器具のあるところとは反対側、フリースペース、というのか?
よくわからんが。そんなところにあるもので、放送室にある機械には損傷ナシといったところだ」

このあたりも楠見が事故じゃないことを疑う原因なんだろうか……

楠見「事故は前とおんなじ感じ。ばらばらーって崩れ去る、みたいな。
その時も私が結構近くにいたから覚えてるよ。私、機械に詳しくないからさ。
才能のない私は戦力外だからほかのところみてた……というか、図書室から
本持ってきてたを読んでたというか……で、飽きてきたところに御開さんきた、
はず」

はず、なのか……相変わらずあやふやだな……

夢川「私としては……うん。無駄な自虐は置いといても、よく君怪我しなかったね。
さすが幸運、と言いたいところだけど。僕現場見てないけど、話を聞いてたら
近寄ってきたタイミングなんだよね?幸運にしても妙だと思うけど」

楠見「やっぱりそう思う?」

楠見は本気で怪しんでるみたいだが……実際に近くでそれを見たっていうのはやっぱり大きいのか?」

四月朔日「むー、でもそんなこと言われてもわたぬきちゃんわかんないよ……」

楠見「あ、えっと……ごめん……」

……まあ、今何言っても仕方ない、か。

皆守「談話室のほうはどうだったの?」

四月朔日「んー、なんもない!」

夢川「え、私は椅子とか机とかみたけど……
まさか、僕の幻覚!?」

鷺宮「いや、それはねえから安心しろ。俺も見た」

唐崎「っつーかなんもなかったらそれただの空き部屋だろ。むしろ物置だろ」

四月朔日「むー。でも面白いものはなんにもなかったよ?」

鷺宮「まあな。だだっ広い部屋に、黒板。あとでけー机といす。
よくある会議室とかとかわんねー。花がちょっと添えられてるくらい」

唐崎「……あれ、学級裁判の座席に対応してやがる。で、死んだ奴のところに
花がある。悪趣味なこった」

……細かい嫌がらせは忘れないんだな、あいつ……
あぁ、くそ、最悪の気分だな。

今井「あー、最後か。どやねん、保健室のほうは」

雪水「……保健室か。あんまりいいもんじゃねえな。
ベッドもあるし、ある程度の医療用具はある……
っていうか、学校っていう割にはそろってるほうだな。
……が、いらないものまでそろってたぞ」

楠見「それって……」

皆守「まあ、毒薬だね……一応、カンタンに手を出せないように封印はしておいたけど……。」

鷺宮「やるやつは手を出すかもしれねーな……」

雪水「解毒剤はちゃんと用意されているみたいだ。いざというときは確認してみてほしい」

四月朔日「りょうかいなのだー!」

……なんとかなるといいけどな……

今回はここまで。ありがとうございました


御開さん動機と絡んでくるかな…

鈴本1章クロでも事故のままなんか

更新再開します
>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。

……その後、俺たちはもう一つ向き合わなければならないものがあることに気づく。

モノクマ「うぷぷぷぷ……何の話をしてるかはしらないけど……
ほら、野郎ども!例のブツだ!あ、女の子もいたんだった!てへっ」

可愛くねえとかそういう以前の問題だ。

今井「あー!御開はどないしてん!あんた勝手に誘拐して……!」

モノクマ「誘拐なんて人聞きの悪い……ただ治療してあげてるだけですよーだ!
ま、安心しなよ。命には別条ないからさ、命にはね……」

鷺宮「なんだよ、それ……」

何か引っかかる言い方だが……

モノクマ「それはそれ、これはこれ!さあ、さっさとこの「思い出しライト」に
群がるんだ!まるでケモノのようにね!まあケモノはボクのほうなんだけど」

……思い出しライトか。この状況で使うのも少し気が引けるが……
せっかくの情報なんだ。使わない手はない。

数野「またこれか……何度見てもよくわからないな……どういう技術なんだか」

モノクマ「そこ!余計なことは考えないの!」

数野「余計なことではない、私は数学者だが、これはおそらく脳科学における
大きな発見ではないのか……!」

モノクマ「キミが知らないだけでもうとっくの昔に発表されてるからね?
別にボクだけが隠し持ってた技術でもなんでもないから」

数野「……」

……それはともかく、だ。一人かけてるが……使おう。

唐崎「ちっ……さっさとしろ」

……一人、怒ったら手を付けられなさそうなやつもいるしな。

モノクマ「おやおやぁ?ボク、もうお邪魔虫?仕方ないなあ、退散してあげようじゃない!」

……余計な奴も消えたし。
自然と緊張した空気になる。黙ったまま俺は、ライトの電源を入れた。

「この世界は希望に満ち溢れすぎている!いまこそ世界を絶望で満たすとき!」

「いや、やめて!私の主人が大切にしている……!」

「俺たちが知ったことか!はは、ははははは!絶望してろ!」

最近はもう日常茶飯事となりつつある、テロとか暴動のような何か。
「希望の殲滅」「×類××最×××××望×××××現」を目標とする、
宗教団体みたいなやつら。俺から見たらただのやばい奴だ。
……そのうち、自分もテロから身を守るためとか言う理由で疎開させられるのかもしれない。それは少し嫌だった。

「まーた出たよ『絶望の残党』」

「うるさいよねあいつら……私の家、何もないといいけど」

『絶望の残党』。そのテロ集団はそう呼ばれていた。
考えはさっきちらっと触れたが、絶望過激派、希望断固反対勢力。
気持ちはわからなくもない。今生きてるここは希望至上主義すぎる。
なんだっけな、昔知り合いに見せられた時に見た……えっと……
あいつに似てるんだ、そうだ、狛枝とかいう奴。
まさに現代社会って感じがしてやけに印象に残ったのを覚えている。
まあ、このテロ集団の手段は最低というか、考えが極端すぎるとは思うが。

「ば、バカらしいよ、あ、あれは××ク×××だからこそなのにさ……」

「うわ、またあいつ話長くなるぞ」

「気持ちはわかるけどね……」

……こっちを見ながら話さないでほしいな……
一応、俺の中での深刻な問題のうちの一つだしな、それも……

食堂

梓川「何、これ……こんなの、知らない……」

皆守「……!」

鷺宮「何がしたいんだよ、あいつら……」

……全員が混乱していた。俺も、そうだった。
でも、他のやつよりは落ち着いている自信があった。それは、俺が冷静だからとか言う話ではなく。
なんとなく心の中におぼろげながらも存在していたものが、はっきりと映し出されたような気がしたからだった。なんていうか、元から知ってたような、そんな感じの。
いや、ノイズがかかってよくわかんなかったところもあるけどな……

だから、今の記憶は重要な気がする……というか、今の記憶も、というか。
多分、俺は他のやつと状況が違う。ただの勘だけどな。
見えてるものもおそらく違う。……どうするか……

しばらくして、誰かが何を言うでもなく、お開きとなった。


……まだ、梶原の言っていた夕方まで時間があるな……

どのお店に行きますか?(複数選択可)↓2
1 モノスケの購買
2 モノダムの仲良し相談室
3 モノキッドバクバクカジノ
4 モノファニーと秘密の部屋
5 モノタロウのいろいろ預かり所
誰と過ごしますか?↓3、↓4(一人づつ)

今回はここまで、ありがとうございました

乙、ン雪水クンに名前を覚えて貰えるなんてェ光栄だねヘェ!
アでも名前が同じ人のン可能性もあるんだよね……ボクみたいな奴がでしゃばるなんておこがましいよホォ!

更新再開します
纏めてになりますが、乙感謝です
>>320同一人物からどうかはまだ不明、ですね。原作のダンガンロンパの世界観とは完全には一致してないとはいえ、原作に大きく影響されているのでそのあたりも楽しめてもらえたらと思います

1 モノスケの購買

モノスケ「ちゃんとメダルはもっとるみたいやな。好きなだけまわしーや」

↓1何回しますか?メダル数 67枚

モノスケ「ほな回させたるでー。初回サービスはアイテム決定や!
かぶったコンマのは無理やけどな」
下12まで。連投は「あり」とします

いくつか死体を増やして、今日のノルマは……終わりましたねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あとは……遠くから送られてきた商品を出荷できる状態にまで整えるだけwwwwwwwwwwwwwwwwww
これで、終わり。今日は、終わり。

誰にも見つからないように、こっそりと建物を出る。
そして、私が私にかけた暗示も、とけ、てwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww……

違う、違う、違う!
あんなこと、したくなんてなかった!肉のつぶれる音も、ぎりぎりと張りつめたあの空気も、生ぬるい血も感覚も!何もかも私にこびりついて離れない!
私は、私は、こんなことのためにお母さまやお父様に武道を習ったわけじゃないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
私が今まで殺した生き物が、私を恨めしそうな目で見ている気がするwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
私が今まで殺した生物が、私に呪詛を吐き続けているような錯覚すら覚える。
私は、私は、私は…wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

……。取り乱して、しまいました。
そんなこと、気にしていては、妹に心配をかけてしまいます。
私は、いつも通りにしないと。気丈で、したたかで。強い、そんな人物を、演じなければwwwwwwwwwwwwwwwwww

鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

ブッスゥ~……プゥッ……ブボポポポッ

指の動きと下品な歌に合わせて屁をこき、赤松はだらしない尻肉をプルプルと震わせている。

鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

ブッスゥ~……プゥッ……ブボポポポッ

指の動きと下品な歌に合わせて屁をこき、赤松はだらしない尻肉をプルプルと震わせている。

鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

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指の動きと下品な歌に合わせて屁をこき、赤松はだらしない尻肉をプルプルと震わせている。

鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

ブッスゥ~……プゥッ……ブボポポポッ

指の動きと下品な歌に合わせて屁をこき、赤松はだらしない尻肉をプルプルと震わせている。

すみません遅れました、木曜日に更新再開予定です。

ごたついて申し訳ありません。日曜日に二週分(番外編など含む)更新か土日更新になりそうです。

鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

ブッスゥ~……プゥッ……ブボポポポッ

指の動きと下品な歌に合わせて屁をこき、赤松はだらしない尻肉をプルプルと震わせている。

グダグダ伸ばしてしまってすみません。水曜日までに「梶原のイベント」までは更新予定。
少なくとも火曜日には自由時間行動は更新します。

鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

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鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

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指の動きと下品な歌に合わせて屁をこき、赤松はだらしない尻肉をプルプルと震わせている。

鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

ブッスゥ~……プゥッ……ブボポポポッ

指の動きと下品な歌に合わせて屁をこき、赤松はだらしない尻肉をプルプルと震わせている。

鈴本「私今から、激クサ屁こき演奏するんだ。私のクッサぁ~いオナラ…いっぱい楽しんでね」

鈴本は両手で尻肉を拡げて肛門を丸見えに
すると、そのまま指を器用に動かした。

鈴本「ぶっぶっぶぅ~屁をぶっぶぅ~んッデッカいケツからぶっぶっぶぅ~ん!」

ブッスゥ~……プゥッ……ブボポポポッ

指の動きと下品な歌に合わせて屁をこき、赤松はだらしない尻肉をプルプルと震わせている。

楠見「えっと……」

今井「あー、言いにくいねんけど……」

数野「御開が事故で大けがだ。今度は治療してもらってるようだが……
いろいろと妙な点もある。そこについて説明しているところだ」

梓川「え!?」

皆守「……そんな展開……こうなっちゃったのか……」

……は?
事故。それを聞いて真っ先に思い浮かぶのは事故で死んだあいつと、それに巻き込まれたも同然なやつのことだった。
須夜崎準。なんの才能かもわからないが、それ以上に話している言葉の意味も、素性も
わからない謎だらけの人物。それでも、割と社交的で、死ぬには惜しすぎる人物。
倉庫の在庫表を作ったりもしていて、今も生きていれば、俺たちを支えてくれていたかもしれない。あいつのことをもう少しくらいはわかったかもしれない。

野上空。超高校級の歌手で、ちょっと気取った話し方をする奴だった。女好きらしく、
女性と交流関係を持つ奴に妬いたりもしていたが、基本的にはいい奴だったと思う。
見た目もいいほうだったから、多分もう少し普通にしていればモテてたんじゃないか。
最期の姿がまだ印象に残っている。周りのために死ぬ覚悟を決めるのは、相当難しいことだったと思う。今も生きていれば、鷺宮と、あと四月朔日や夢川も混ざってきそうだな。そんな感じで一緒に曲を披露したりでもしていたのだろうか。

……鷺宮の様子がおかしいのにも納得する。そりゃそうだ。
また、あんなことが繰り返されるのかと思うと、嫌になる。
……それに、前の時もそれ相応の処置をしてくれていれば二人とも死ななかっただろうに。
…………。
楠見「えっと……」

今井「あー、言いにくいねんけど……」

数野「御開が事故で大けがだ。今度は治療してもらってるようだが……
いろいろと妙な点もある。そこについて説明しているところだ」

梓川「え!?」

皆守「……そんな展開……こうなっちゃったのか……」

……は?
事故。それを聞いて真っ先に思い浮かぶのは事故で死んだあいつと、それに巻き込まれたも同然なやつのことだった。
須夜崎準。なんの才能かもわからないが、それ以上に話している言葉の意味も、素性も
わからない謎だらけの人物。それでも、割と社交的で、死ぬには惜しすぎる人物。
倉庫の在庫表を作ったりもしていて、今も生きていれば、俺たちを支えてくれていたかもしれない。あいつのことをもう少しくらいはわかったかもしれない。

野上空。超高校級の歌手で、ちょっと気取った話し方をする奴だった。女好きらしく、
女性と交流関係を持つ奴に妬いたりもしていたが、基本的にはいい奴だったと思う。
見た目もいいほうだったから、多分もう少し普通にしていればモテてたんじゃないか。
最期の姿がまだ印象に残っている。周りのために死ぬ覚悟を決めるのは、相当難しいことだったと思う。今も生きていれば、鷺宮と、あと四月朔日や夢川も混ざってきそうだな。そんな感じで一緒に曲を披露したりでもしていたのだろうか。

……鷺宮の様子がおかしいのにも納得する。そりゃそうだ。
また、あんなことが繰り返されるのかと思うと、嫌になる。
……それに、前の時もそれ相応の処置をしてくれていれば二人とも死ななかっただろうに。
…………。

楠見「うーん、状況的には事故なんだけど……
多分、多分なんだけど……今回はモノクマがわざとやった気がするんだよね……」

雪水「わざとって?」

楠見「うーん、理由はわからないけど、今回の事故は黒幕が意図的に起こした気がするってだけ。だって、私たちが呼ぶよりも前に、というか事故が起きたとほぼ同時にモノクマが来たし……」

今井「せやな、まるで狙ったみたいなタイミングやったわ……」

数野「監視していたとしても、だ……事故が起きた瞬間御開が回収していくのはおかしいということか、なるほど……」

四月朔日「んー、でもことねが助かりそうならよかったよー」

鷺宮「あいつのことだから見殺しにするかもしれねーだろ……」

夢川「私もその可能性は0だとはいわないけど……僕達にこんなコロシアイを迫っている以上、あまり事故死とかはしてほしくないんじゃないかな……今回は、人の目があったわけだし」

唐崎「……どうもきなくせえってことだけわかりゃいい。
……んで、なんだ。保健室では見なかったのか?お前らのほうが遅かったんだから、
運び込まれたところでも見たかと思ったが」

皆守「ううん、全然知らなかった……」

誰も来てなかったな。いろいろと整理してたとはいえ、モノクマが人を、しかもけが人を連れてきたら気づくはずだ。

唐崎「妙だな、こいつらの話を聞くには、探索の比較的早めの段階で起きた事故らしい。
いや、手術室とかがあるのかもしれねーが……」

まあ、詳しい事情はよくわからねえが……祈るしかできない、か。
楠見「うーん、状況的には事故なんだけど……
多分、多分なんだけど……今回はモノクマがわざとやった気がするんだよね……」

雪水「わざとって?」

楠見「うーん、理由はわからないけど、今回の事故は黒幕が意図的に起こした気がするってだけ。だって、私たちが呼ぶよりも前に、というか事故が起きたとほぼ同時にモノクマが来たし……」

今井「せやな、まるで狙ったみたいなタイミングやったわ……」

数野「監視していたとしても、だ……事故が起きた瞬間御開が回収していくのはおかしいということか、なるほど……」

四月朔日「んー、でもことねが助かりそうならよかったよー」

鷺宮「あいつのことだから見殺しにするかもしれねーだろ……」

夢川「私もその可能性は0だとはいわないけど……僕達にこんなコロシアイを迫っている以上、あまり事故死とかはしてほしくないんじゃないかな……今回は、人の目があったわけだし」

唐崎「……どうもきなくせえってことだけわかりゃいい。
……んで、なんだ。保健室では見なかったのか?お前らのほうが遅かったんだから、
運び込まれたところでも見たかと思ったが」

皆守「ううん、全然知らなかった……」

誰も来てなかったな。いろいろと整理してたとはいえ、モノクマが人を、しかもけが人を連れてきたら気づくはずだ。

唐崎「妙だな、こいつらの話を聞くには、探索の比較的早めの段階で起きた事故らしい。
いや、手術室とかがあるのかもしれねーが……」

まあ、詳しい事情はよくわからねえが……祈るしかできない、か。


更新再開します
>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
更新再開します
>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。

雪水「こんな状況で悪いが、探索結果の報告がしたい。梶原にはあとで伝える。
あと、聞いてないやつもいるかもしれないが、夕方くらいにパソコン教室に
集まってほしいって梶原から伝言を受けてる。……放送室組からでいいか?」

今井「ん、わかったわ。異論もない。放送室は……ま、その名の通りやな。
学園全体にアナウンスするための器具がそろっとったわ。ま、全体に伝えたい
事あったら便利なんちゃう?」

数野「あとは……一応壁についても伝えておくぞ。
壁は……器具のあるところとは反対側、フリースペース、というのか?
よくわからんが。そんなところにあるもので、放送室にある機械には損傷ナシといったところだ」

このあたりも楠見が事故じゃないことを疑う原因なんだろうか……

楠見「事故は前とおんなじ感じ。ばらばらーって崩れ去る、みたいな。
その時も私が結構近くにいたから覚えてるよ。私、機械に詳しくないからさ。
才能のない私は戦力外だからほかのところみてた……というか、図書室から
本持ってきてたを読んでたというか……で、飽きてきたところに御開さんきた、
はず」

はず、なのか……相変わらずあやふやだな……

夢川「私としては……うん。無駄な自虐は置いといても、よく君怪我しなかったね。
さすが幸運、と言いたいところだけど。僕現場見てないけど、話を聞いてたら
近寄ってきたタイミングなんだよね?幸運にしても妙だと思うけど」

楠見「やっぱりそう思う?」

楠見は本気で怪しんでるみたいだが……実際に近くでそれを見たっていうのはやっぱり大きいのか?」

四月朔日「むー、でもそんなこと言われてもわたぬきちゃんわかんないよ……」

楠見「あ、えっと……ごめん……」

……まあ、今何言っても仕方ない、か。 雪水「こんな状況で悪いが、探索結果の報告がしたい。梶原にはあとで伝える。
あと、聞いてないやつもいるかもしれないが、夕方くらいにパソコン教室に
集まってほしいって梶原から伝言を受けてる。……放送室組からでいいか?」

今井「ん、わかったわ。異論もない。放送室は……ま、その名の通りやな。
学園全体にアナウンスするための器具がそろっとったわ。ま、全体に伝えたい
事あったら便利なんちゃう?」

数野「あとは……一応壁についても伝えておくぞ。
壁は……器具のあるところとは反対側、フリースペース、というのか?
よくわからんが。そんなところにあるもので、放送室にある機械には損傷ナシといったところだ」

このあたりも楠見が事故じゃないことを疑う原因なんだろうか……

楠見「事故は前とおんなじ感じ。ばらばらーって崩れ去る、みたいな。
その時も私が結構近くにいたから覚えてるよ。私、機械に詳しくないからさ。
才能のない私は戦力外だからほかのところみてた……というか、図書室から
本持ってきてたを読んでたというか……で、飽きてきたところに御開さんきた、
はず」

はず、なのか……相変わらずあやふやだな……

夢川「私としては……うん。無駄な自虐は置いといても、よく君怪我しなかったね。
さすが幸運、と言いたいところだけど。僕現場見てないけど、話を聞いてたら
近寄ってきたタイミングなんだよね?幸運にしても妙だと思うけど」

楠見「やっぱりそう思う?」

楠見は本気で怪しんでるみたいだが……実際に近くでそれを見たっていうのはやっぱり大きいのか?」

四月朔日「むー、でもそんなこと言われてもわたぬきちゃんわかんないよ……」

楠見「あ、えっと……ごめん……」

……まあ、今何言っても仕方ない、か。

雪水「こんな状況で悪いが、探索結果の報告がしたい。梶原にはあとで伝える。
あと、聞いてないやつもいるかもしれないが、夕方くらいにパソコン教室に
集まってほしいって梶原から伝言を受けてる。……放送室組からでいいか?」

今井「ん、わかったわ。異論もない。放送室は……ま、その名の通りやな。
学園全体にアナウンスするための器具がそろっとったわ。ま、全体に伝えたい
事あったら便利なんちゃう?」

数野「あとは……一応壁についても伝えておくぞ。
壁は……器具のあるところとは反対側、フリースペース、というのか?
よくわからんが。そんなところにあるもので、放送室にある機械には損傷ナシといったところだ」

このあたりも楠見が事故じゃないことを疑う原因なんだろうか……

楠見「事故は前とおんなじ感じ。ばらばらーって崩れ去る、みたいな。
その時も私が結構近くにいたから覚えてるよ。私、機械に詳しくないからさ。
才能のない私は戦力外だからほかのところみてた……というか、図書室から
本持ってきてたを読んでたというか……で、飽きてきたところに御開さんきた、
はず」

はず、なのか……相変わらずあやふやだな……

夢川「私としては……うん。無駄な自虐は置いといても、よく君怪我しなかったね。
さすが幸運、と言いたいところだけど。僕現場見てないけど、話を聞いてたら
近寄ってきたタイミングなんだよね?幸運にしても妙だと思うけど」

楠見「やっぱりそう思う?」

楠見は本気で怪しんでるみたいだが……実際に近くでそれを見たっていうのはやっぱり大きいのか?」

四月朔日「むー、でもそんなこと言われてもわたぬきちゃんわかんないよ……」

楠見「あ、えっと……ごめん……」

……まあ、今何言っても仕方ない、か。 雪水「こんな状況で悪いが、探索結果の報告がしたい。梶原にはあとで伝える。
あと、聞いてないやつもいるかもしれないが、夕方くらいにパソコン教室に
集まってほしいって梶原から伝言を受けてる。……放送室組からでいいか?」

今井「ん、わかったわ。異論もない。放送室は……ま、その名の通りやな。
学園全体にアナウンスするための器具がそろっとったわ。ま、全体に伝えたい
事あったら便利なんちゃう?」

数野「あとは……一応壁についても伝えておくぞ。
壁は……器具のあるところとは反対側、フリースペース、というのか?
よくわからんが。そんなところにあるもので、放送室にある機械には損傷ナシといったところだ」

このあたりも楠見が事故じゃないことを疑う原因なんだろうか……

楠見「事故は前とおんなじ感じ。ばらばらーって崩れ去る、みたいな。
その時も私が結構近くにいたから覚えてるよ。私、機械に詳しくないからさ。
才能のない私は戦力外だからほかのところみてた……というか、図書室から
本持ってきてたを読んでたというか……で、飽きてきたところに御開さんきた、
はず」

はず、なのか……相変わらずあやふやだな……

夢川「私としては……うん。無駄な自虐は置いといても、よく君怪我しなかったね。
さすが幸運、と言いたいところだけど。僕現場見てないけど、話を聞いてたら
近寄ってきたタイミングなんだよね?幸運にしても妙だと思うけど」

楠見「やっぱりそう思う?」

楠見は本気で怪しんでるみたいだが……実際に近くでそれを見たっていうのはやっぱり大きいのか?」

四月朔日「むー、でもそんなこと言われてもわたぬきちゃんわかんないよ……」

楠見「あ、えっと……ごめん……」

……まあ、今何言っても仕方ない、か。

更新再開します
>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。

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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>309それは本編でのお楽しみ…ですね。乙かんしゃです
>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。
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>>310事故……の可能性は低いですね。まず図書室に行くタイプでもないので。大体事件です。

更新再開します

向井「……最後に、御鏡に会いに行こう」

望月「え? でも……あのぅ……」

モノタロウ「ううっ……オイラのエグイサルレッド……」

モノスケ「ええ加減に立ち直りや、お父やんにシメられるで?」

モノファニー「今はそっとしといてあげましょうよ。心の整理が必要だわ」

モノダム「……オラ達ニ心ハアルノカナ」

モノキッド「流石モノダムだな! 血も涙もオイルも無ぇ発言だぜ!」

向井「……何をしている。モノクマーズ」

……感傷が台無しだ

モノタロウ「あ、向井クン! キミもオイラのエグイサルの追悼に来たの?」

向井「邪魔だ。向こうへ行け」

望月「い、幾らモノクマーズ相手でも少しキツいですよぅ」

モノタロウ「」



「「ばーいっくまー!」」



向井「全く……ん?」

モノクマーズが去った後、御鏡が何かを持っていた事に気づいた

御鏡から、そっとソレを引き抜くと……

向井「……プラスチックの筒?」

望月「な、何でしょう……? でも、何処かで見たような気もしますぅ……」

望月「それに……何か入っていたみたいですけれど……」


GET!:コトダマを入手しました
【プラスチックの筒】
 御鏡の遺体の近くに落ちていたもの
 何らかの液体が入っていた様だが……?

……その後、俺たちはもう一つ向き合わなければならないものがあることに気づく。

モノクマ「うぷぷぷぷ……何の話をしてるかはしらないけど……
ほら、野郎ども!例のブツだ!あ、女の子もいたんだった!てへっ」

可愛くねえとかそういう以前の問題だ。

今井「あー!御開はどないしてん!あんた勝手に誘拐して……!」

モノクマ「誘拐なんて人聞きの悪い……ただ治療してあげてるだけですよーだ!
ま、安心しなよ。命には別条ないからさ、命にはね……」

鷺宮「なんだよ、それ……」

何か引っかかる言い方だが……

「この世界は希望に満ち溢れすぎている!いまこそ世界を絶望で満たすとき!」

「いや、やめて!私の主人が大切にしている……!」

「俺たちが知ったことか!はは、ははははは!絶望してろ!」

最近はもう日常茶飯事となりつつある、テロとか暴動のような何か。
「希望の殲滅」「×類××最×××××望×××××現」を目標とする、
宗教団体みたいなやつら。俺から見たらただのやばい奴だ。
……そのうち、自分もテロから身を守るためとか言う理由で疎開させられるのかもしれない。それは少し嫌だった。

「まーた出たよ『絶望の残党』」

「うるさいよねあいつら……私の家、何もないといいけど」

『絶望の残党』。そのテロ集団はそう呼ばれていた。
考えはさっきちらっと触れたが、絶望過激派、希望断固反対勢力。
気持ちはわからなくもない。今生きてるここは希望至上主義すぎる。
なんだっけな、昔知り合いに見せられた時に見た……えっと……
あいつに似てるんだ、そうだ、狛枝とかいう奴。
まさに現代社会って感じがしてやけに印象に残ったのを覚えている。
まあ、このテロ集団の手段は最低というか、考えが極端すぎるとは思うが。

「ば、バカらしいよ、あ、あれは××ク×××だからこそなのにさ……」

「うわ、またあいつ話長くなるぞ」

「気持ちはわかるけどね……」

……こっちを見ながら話さないでほしいな……
一応、俺の中での深刻な問題のうちの一つだしな、それも……

「この世界は希望に満ち溢れすぎている!いまこそ世界を絶望で満たすとき!」

「いや、やめて!私の主人が大切にしている……!」

「俺たちが知ったことか!はは、ははははは!絶望してろ!」

最近はもう日常茶飯事となりつつある、テロとか暴動のような何か。
「希望の殲滅」「×類××最×××××望×××××現」を目標とする、
宗教団体みたいなやつら。俺から見たらただのやばい奴だ。
……そのうち、自分もテロから身を守るためとか言う理由で疎開させられるのかもしれない。それは少し嫌だった。

「まーた出たよ『絶望の残党』」

「うるさいよねあいつら……私の家、何もないといいけど」

『絶望の残党』。そのテロ集団はそう呼ばれていた。
考えはさっきちらっと触れたが、絶望過激派、希望断固反対勢力。
気持ちはわからなくもない。今生きてるここは希望至上主義すぎる。
なんだっけな、昔知り合いに見せられた時に見た……えっと……
あいつに似てるんだ、そうだ、狛枝とかいう奴。
まさに現代社会って感じがしてやけに印象に残ったのを覚えている。
まあ、このテロ集団の手段は最低というか、考えが極端すぎるとは思うが。

「ば、バカらしいよ、あ、あれは××ク×××だからこそなのにさ……」

「うわ、またあいつ話長くなるぞ」

「気持ちはわかるけどね……」

……こっちを見ながら話さないでほしいな……
一応、俺の中での深刻な問題のうちの一つだしな、それも……

食堂

梓川「何、これ……こんなの、知らない……」

皆守「……!」

鷺宮「何がしたいんだよ、あいつら……」

……全員が混乱していた。俺も、そうだった。
でも、他のやつよりは落ち着いている自信があった。それは、俺が冷静だからとか言う話ではなく。
なんとなく心の中におぼろげながらも存在していたものが、はっきりと映し出されたような気がしたからだった。なんていうか、元から知ってたような、そんな感じの。
いや、ノイズがかかってよくわかんなかったところもあるけどな……

だから、今の記憶は重要な気がする……というか、今の記憶も、というか。
多分、俺は他のやつと状況が違う。ただの勘だけどな。
見えてるものもおそらく違う。……どうするか……

しばらくして、誰かが何を言うでもなく、お開きとなった。


……まだ、梶原の言っていた夕方まで時間があるな……

どのお店に行きますか?(複数選択可)↓2
1 モノスケの購買
2 モノダムの仲良し相談室
3 モノキッドバクバクカジノ
4 モノファニーと秘密の部屋
5 モノタロウのいろいろ預かり所
誰と過ごしますか?↓3、↓4(一人づつ)

今回はここまで、ありがとうございました

「この世界は希望に満ち溢れすぎている!いまこそ世界を絶望で満たすとき!」

「いや、やめて!私の主人が大切にしている……!」

「俺たちが知ったことか!はは、ははははは!絶望してろ!」

最近はもう日常茶飯事となりつつある、テロとか暴動のような何か。
「希望の殲滅」「×類××最×××××望×××××現」を目標とする、
宗教団体みたいなやつら。俺から見たらただのやばい奴だ。
……そのうち、自分もテロから身を守るためとか言う理由で疎開させられるのかもしれない。それは少し嫌だった。

「まーた出たよ『絶望の残党』」

「うるさいよねあいつら……私の家、何もないといいけど」

『絶望の残党』。そのテロ集団はそう呼ばれていた。
考えはさっきちらっと触れたが、絶望過激派、希望断固反対勢力。
気持ちはわからなくもない。今生きてるここは希望至上主義すぎる。
なんだっけな、昔知り合いに見せられた時に見た……えっと……
あいつに似てるんだ、そうだ、狛枝とかいう奴。
まさに現代社会って感じがしてやけに印象に残ったのを覚えている。
まあ、このテロ集団の手段は最低というか、考えが極端すぎるとは思うが。

「ば、バカらしいよ、あ、あれは××ク×××だからこそなのにさ……」

「うわ、またあいつ話長くなるぞ」

「気持ちはわかるけどね……」

……こっちを見ながら話さないでほしいな……
一応、俺の中での深刻な問題のうちの一つだしな、それも……

「この世界は希望に満ち溢れすぎている!いまこそ世界を絶望で満たすとき!」

「いや、やめて!私の主人が大切にしている……!」

「俺たちが知ったことか!はは、ははははは!絶望してろ!」

最近はもう日常茶飯事となりつつある、テロとか暴動のような何か。
「希望の殲滅」「×類××最×××××望×××××現」を目標とする、
宗教団体みたいなやつら。俺から見たらただのやばい奴だ。
……そのうち、自分もテロから身を守るためとか言う理由で疎開させられるのかもしれない。それは少し嫌だった。

「まーた出たよ『絶望の残党』」

「うるさいよねあいつら……私の家、何もないといいけど」

『絶望の残党』。そのテロ集団はそう呼ばれていた。
考えはさっきちらっと触れたが、絶望過激派、希望断固反対勢力。
気持ちはわからなくもない。今生きてるここは希望至上主義すぎる。
なんだっけな、昔知り合いに見せられた時に見た……えっと……
あいつに似てるんだ、そうだ、狛枝とかいう奴。
まさに現代社会って感じがしてやけに印象に残ったのを覚えている。
まあ、このテロ集団の手段は最低というか、考えが極端すぎるとは思うが。

「ば、バカらしいよ、あ、あれは××ク×××だからこそなのにさ……」

「うわ、またあいつ話長くなるぞ」

「気持ちはわかるけどね……」

……こっちを見ながら話さないでほしいな……
一応、俺の中での深刻な問題のうちの一つだしな、それも……

カラフルなエクステ、充実救急セット、実用的な万年筆、アストロケーキ、魔法の書(マジック入門書)
ゲット!
66、2、11、56、59、22、60のアイテムはあとで安価で決定します

更新再開します
纏めてになりますが、乙感謝です
>>320同一人物からどうかはまだ不明、ですね。原作のダンガンロンパの世界観とは完全には一致してないとはいえ、原作に大きく影響されているのでそのあたりも楽しめてもらえたらと思います

更新再開します
纏めてになりますが、乙感謝です
>>320同一人物からどうかはまだ不明、ですね。原作のダンガンロンパの世界観とは完全には一致してないとはいえ、原作に大きく影響されているのでそのあたりも楽しめてもらえたらと思います

「この世界は希望に満ち溢れすぎている!いまこそ世界を絶望で満たすとき!」

「いや、やめて!私の主人が大切にしている……!」

「俺たちが知ったことか!はは、ははははは!絶望してろ!」

最近はもう日常茶飯事となりつつある、テロとか暴動のような何か。
「希望の殲滅」「×類××最×××××望×××××現」を目標とする、
宗教団体みたいなやつら。俺から見たらただのやばい奴だ。
……そのうち、自分もテロから身を守るためとか言う理由で疎開させられるのかもしれない。それは少し嫌だった。

「まーた出たよ『絶望の残党』」

「うるさいよねあいつら……私の家、何もないといいけど」

『絶望の残党』。そのテロ集団はそう呼ばれていた。
考えはさっきちらっと触れたが、絶望過激派、希望断固反対勢力。
気持ちはわからなくもない。今生きてるここは希望至上主義すぎる。
なんだっけな、昔知り合いに見せられた時に見た……えっと……
あいつに似てるんだ、そうだ、狛枝とかいう奴。
まさに現代社会って感じがしてやけに印象に残ったのを覚えている。
まあ、このテロ集団の手段は最低というか、考えが極端すぎるとは思うが。

「ば、バカらしいよ、あ、あれは××ク×××だからこそなのにさ……」

「うわ、またあいつ話長くなるぞ」

「気持ちはわかるけどね……」

……こっちを見ながら話さないでほしいな……
一応、俺の中での深刻な問題のうちの一つだしな、それも……

「この世界は希望に満ち溢れすぎている!いまこそ世界を絶望で満たすとき!」

「いや、やめて!私の主人が大切にしている……!」

「俺たちが知ったことか!はは、ははははは!絶望してろ!」

最近はもう日常茶飯事となりつつある、テロとか暴動のような何か。
「希望の殲滅」「×類××最×××××望×××××現」を目標とする、
宗教団体みたいなやつら。俺から見たらただのやばい奴だ。
……そのうち、自分もテロから身を守るためとか言う理由で疎開させられるのかもしれない。それは少し嫌だった。

「まーた出たよ『絶望の残党』」

「うるさいよねあいつら……私の家、何もないといいけど」

『絶望の残党』。そのテロ集団はそう呼ばれていた。
考えはさっきちらっと触れたが、絶望過激派、希望断固反対勢力。
気持ちはわからなくもない。今生きてるここは希望至上主義すぎる。
なんだっけな、昔知り合いに見せられた時に見た……えっと……
あいつに似てるんだ、そうだ、狛枝とかいう奴。
まさに現代社会って感じがしてやけに印象に残ったのを覚えている。
まあ、このテロ集団の手段は最低というか、考えが極端すぎるとは思うが。

「ば、バカらしいよ、あ、あれは××ク×××だからこそなのにさ……」

「うわ、またあいつ話長くなるぞ」

「気持ちはわかるけどね……」

……こっちを見ながら話さないでほしいな……
一応、俺の中での深刻な問題のうちの一つだしな、それも……

「この世界は希望に満ち溢れすぎている!いまこそ世界を絶望で満たすとき!」

「いや、やめて!私の主人が大切にしている……!」

「俺たちが知ったことか!はは、ははははは!絶望してろ!」

最近はもう日常茶飯事となりつつある、テロとか暴動のような何か。
「希望の殲滅」「×類××最×××××望×××××現」を目標とする、
宗教団体みたいなやつら。俺から見たらただのやばい奴だ。
……そのうち、自分もテロから身を守るためとか言う理由で疎開させられるのかもしれない。それは少し嫌だった。

「まーた出たよ『絶望の残党』」

「うるさいよねあいつら……私の家、何もないといいけど」

『絶望の残党』。そのテロ集団はそう呼ばれていた。
考えはさっきちらっと触れたが、絶望過激派、希望断固反対勢力。
気持ちはわからなくもない。今生きてるここは希望至上主義すぎる。
なんだっけな、昔知り合いに見せられた時に見た……えっと……
あいつに似てるんだ、そうだ、狛枝とかいう奴。
まさに現代社会って感じがしてやけに印象に残ったのを覚えている。
まあ、このテロ集団の手段は最低というか、考えが極端すぎるとは思うが。

「ば、バカらしいよ、あ、あれは××ク×××だからこそなのにさ……」

「うわ、またあいつ話長くなるぞ」

「気持ちはわかるけどね……」

……こっちを見ながら話さないでほしいな……
一応、俺の中での深刻な問題のうちの一つだしな、それも……

楠見「えっと……」

今井「あー、言いにくいねんけど……」

数野「御開が事故で大けがだ。今度は治療してもらってるようだが……
いろいろと妙な点もある。そこについて説明しているところだ」

梓川「え!?」

皆守「……そんな展開……こうなっちゃったのか……」

……は?
事故。それを聞いて真っ先に思い浮かぶのは事故で死んだあいつと、それに巻き込まれたも同然なやつのことだった。
須夜崎準。なんの才能かもわからないが、それ以上に話している言葉の意味も、素性も
わからない謎だらけの人物。それでも、割と社交的で、死ぬには惜しすぎる人物。
倉庫の在庫表を作ったりもしていて、今も生きていれば、俺たちを支えてくれていたかもしれない。あいつのことをもう少しくらいはわかったかもしれない。

野上空。超高校級の歌手で、ちょっと気取った話し方をする奴だった。女好きらしく、
女性と交流関係を持つ奴に妬いたりもしていたが、基本的にはいい奴だったと思う。
見た目もいいほうだったから、多分もう少し普通にしていればモテてたんじゃないか。
最期の姿がまだ印象に残っている。周りのために死ぬ覚悟を決めるのは、相当難しいことだったと思う。今も生きていれば、鷺宮と、あと四月朔日や夢川も混ざってきそうだな。そんな感じで一緒に曲を披露したりでもしていたのだろうか。

……鷺宮の様子がおかしいのにも納得する。そりゃそうだ。
また、あんなことが繰り返されるのかと思うと、嫌になる。
……それに、前の時もそれ相応の処置をしてくれていれば二人とも死ななかっただろうに。
…………。
楠見「えっと……」

今井「あー、言いにくいねんけど……」

数野「御開が事故で大けがだ。今度は治療してもらってるようだが……
いろいろと妙な点もある。そこについて説明しているところだ」

梓川「え!?」

皆守「……そんな展開……こうなっちゃったのか……」

……は?
事故。それを聞いて真っ先に思い浮かぶのは事故で死んだあいつと、それに巻き込まれたも同然なやつのことだった。
須夜崎準。なんの才能かもわからないが、それ以上に話している言葉の意味も、素性も
わからない謎だらけの人物。それでも、割と社交的で、死ぬには惜しすぎる人物。
倉庫の在庫表を作ったりもしていて、今も生きていれば、俺たちを支えてくれていたかもしれない。あいつのことをもう少しくらいはわかったかもしれない。

野上空。超高校級の歌手で、ちょっと気取った話し方をする奴だった。女好きらしく、
女性と交流関係を持つ奴に妬いたりもしていたが、基本的にはいい奴だったと思う。
見た目もいいほうだったから、多分もう少し普通にしていればモテてたんじゃないか。
最期の姿がまだ印象に残っている。周りのために死ぬ覚悟を決めるのは、相当難しいことだったと思う。今も生きていれば、鷺宮と、あと四月朔日や夢川も混ざってきそうだな。そんな感じで一緒に曲を披露したりでもしていたのだろうか。

……鷺宮の様子がおかしいのにも納得する。そりゃそうだ。
また、あんなことが繰り返されるのかと思うと、嫌になる。
……それに、前の時もそれ相応の処置をしてくれていれば二人とも死ななかっただろうに。
…………。

楠見「うーん、状況的には事故なんだけど……
多分、多分なんだけど……今回はモノクマがわざとやった気がするんだよね……」

雪水「わざとって?」

楠見「うーん、理由はわからないけど、今回の事故は黒幕が意図的に起こした気がするってだけ。だって、私たちが呼ぶよりも前に、というか事故が起きたとほぼ同時にモノクマが来たし……」

今井「せやな、まるで狙ったみたいなタイミングやったわ……」

数野「監視していたとしても、だ……事故が起きた瞬間御開が回収していくのはおかしいということか、なるほど……」

四月朔日「んー、でもことねが助かりそうならよかったよー」

鷺宮「あいつのことだから見殺しにするかもしれねーだろ……」

夢川「私もその可能性は0だとはいわないけど……僕達にこんなコロシアイを迫っている以上、あまり事故死とかはしてほしくないんじゃないかな……今回は、人の目があったわけだし」

唐崎「……どうもきなくせえってことだけわかりゃいい。
……んで、なんだ。保健室では見なかったのか?お前らのほうが遅かったんだから、
運び込まれたところでも見たかと思ったが」

皆守「ううん、全然知らなかった……」

誰も来てなかったな。いろいろと整理してたとはいえ、モノクマが人を、しかもけが人を連れてきたら気づくはずだ。

唐崎「妙だな、こいつらの話を聞くには、探索の比較的早めの段階で起きた事故らしい。
いや、手術室とかがあるのかもしれねーが……」

まあ、詳しい事情はよくわからねえが……祈るしかできない、か。
楠見「うーん、状況的には事故なんだけど……
多分、多分なんだけど……今回はモノクマがわざとやった気がするんだよね……」

雪水「わざとって?」

楠見「うーん、理由はわからないけど、今回の事故は黒幕が意図的に起こした気がするってだけ。だって、私たちが呼ぶよりも前に、というか事故が起きたとほぼ同時にモノクマが来たし……」

今井「せやな、まるで狙ったみたいなタイミングやったわ……」

数野「監視していたとしても、だ……事故が起きた瞬間御開が回収していくのはおかしいということか、なるほど……」

四月朔日「んー、でもことねが助かりそうならよかったよー」

鷺宮「あいつのことだから見殺しにするかもしれねーだろ……」

夢川「私もその可能性は0だとはいわないけど……僕達にこんなコロシアイを迫っている以上、あまり事故死とかはしてほしくないんじゃないかな……今回は、人の目があったわけだし」

唐崎「……どうもきなくせえってことだけわかりゃいい。
……んで、なんだ。保健室では見なかったのか?お前らのほうが遅かったんだから、
運び込まれたところでも見たかと思ったが」

皆守「ううん、全然知らなかった……」

誰も来てなかったな。いろいろと整理してたとはいえ、モノクマが人を、しかもけが人を連れてきたら気づくはずだ。

唐崎「妙だな、こいつらの話を聞くには、探索の比較的早めの段階で起きた事故らしい。
いや、手術室とかがあるのかもしれねーが……」

まあ、詳しい事情はよくわからねえが……祈るしかできない、か。

安価実行が困難な状態なので、スレ建て直しor安価、アンケート要素は残しつつ、別の場所で更新のいずれかの形をとったほうがよろしいでしょうか?
いったんここで切り上げますが、さっき上げた二つの案はすぐ実行できる状態にはなっています。
申し訳ありませんが、皆さんに方針を窺うためここでいったん中断します

「この世界は希望に満ち溢れすぎている!いまこそ世界を絶望で満たすとき!」

「いや、やめて!私の主人が大切にしている……!」

「俺たちが知ったことか!はは、ははははは!絶望してろ!」

最近はもう日常茶飯事となりつつある、テロとか暴動のような何か。
「希望の殲滅」「×類××最×××××望×××××現」を目標とする、
宗教団体みたいなやつら。俺から見たらただのやばい奴だ。
……そのうち、自分もテロから身を守るためとか言う理由で疎開させられるのかもしれない。それは少し嫌だった。

「まーた出たよ『絶望の残党』」

「うるさいよねあいつら……私の家、何もないといいけど」

『絶望の残党』。そのテロ集団はそう呼ばれていた。
考えはさっきちらっと触れたが、絶望過激派、希望断固反対勢力。
気持ちはわからなくもない。今生きてるここは希望至上主義すぎる。
なんだっけな、昔知り合いに見せられた時に見た……えっと……
あいつに似てるんだ、そうだ、狛枝とかいう奴。
まさに現代社会って感じがしてやけに印象に残ったのを覚えている。
まあ、このテロ集団の手段は最低というか、考えが極端すぎるとは思うが。

「ば、バカらしいよ、あ、あれは××ク×××だからこそなのにさ……」

「うわ、またあいつ話長くなるぞ」

「気持ちはわかるけどね……」

……こっちを見ながら話さないでほしいな……
一応、俺の中での深刻な問題のうちの一つだしな、それも……

皆さん意見感謝です。いったん建て直して様子見をしてみることにします。
2 モノダムの仲良し相談室

モノダム「キテ、クレタン、ダネ」

1 生徒別アドバイス(名前も指定)
2 仲良くなれてない人調査
3 プレゼントアドバイス(三人指名)
下3 選択肢のいずれか選択
—―――――――――――――

3 モノキッドのバクバクカジノ

モノキッド「お、ミーのカジノ、やる気になったか?」
↓2 何枚かけるか、難易度選択

イージー   ノーマル
コンマ0から3  1.2倍   1.5倍
   4から6  1.4倍   2.0倍
   7から9  1.5倍   2.5倍
   ぞろ目   2.0倍   3.0倍
   制限    イージー  200枚まで
         ノーマル  400枚まで
今のコイン枚数 495枚


――――――――――

5 モノタロウのいろいろ預かり所

モノタロウ「あれ?オイラ、なんでこんなところにいるんだっけ?」

いや、お前が忘れていてどうする……

モノタロウ「そうだ!オイラ忘れ物を届けに来たんだった!」

俺のじゃないものも普通に混ざってるけどな。

1~6 須夜崎 7~12 野上 13~18 鷺宮 19~24 四月朔日

25~30 夢川 31~36 今井 37~42 梓川 43~48 御開

49~54 楠見 55~60 皆守 61~66 数野 67~72 鈴本

73~78 唐崎 79~84 古伏 85~90 梶原 90~95 なし(雪水)

96~00 ???
下1コンマ

―――――――――
66、2、11、56、59、22、60 下7まで連投アリ、被りや処理の難しいものはすみませんが不採用


建て直しまでの間、
これらの安価をこっちで行うことにします。扱いが困難と判断したものは不採用という形をとらせてもらいます。
いろいろぐだぐだしていて申し訳ありません

モノクマ「オマエラ、おはようございます!」


何が……と聞くまでもなく、『ソイツ』は現れた。


黒と白で構成されたクマのぬいぐるみ……しかもかなり趣味が悪いぬいぐるみが、ステージに現れたのだ。しかも…………動いている。


千道院「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!」

安芸「わーぬいぐるみさんだー」ニコニコ

乾「……希望ヶ峰学園のぬいぐるみともなれば動くのが普通なのでしょうか?」

作佐部「いや、アレはただのラジコンやろ……」

乾「そうですか……」シュン……

作佐部「えっ、何で落ち込んでんの……?」

モノクマ「ちょっとちょっと! 何を夢のないことを言っているのさ!」

モノクマ「ボクはモノクマ! この希望ヶ峰学園の学園長及び管理者及び雑用係及びマスコットキャラクター及び賑やかしだよ!」

高翌良「じょ、情報量が多い……」

モノクマ「まっ、こんなところに時間かけてられないのでサクッといくね。早く本編に行かないと」

安喰「……本編?」

モノクマ「そうそう、本編」

モノクマ「こう……オマエラの学園生活が一つの物語だとするとさ、入学式っていうのはつまりプロローグじゃん?」

モノクマ「ボクってプロローグは流し見するタイプなんだよね。オマエラはどう? 興味ねぇけどな!」

アナスタシア「つ、ついていけねぇ……」

モノクマ……ふざけてるように見えるけど、何というか…………イヤな感じがする。悪意が透けているっていうか…………。

モノクマ「えーと、オマエラ! ご入学おめでとうございます!」


モノクマ「そんなオマエラには、今からコロシアイ学園生活を行ってもらいます!」


高翌良「……えっ?」

安喰「…………えーっと、何て言った?」

モノクマ「コロシアイだよ。コ・ロ・シ・ア・イ! 意味が分からないわけじゃないでしょ?」

マリーア「……聞き捨てならんな。きちんと説明してもらおうか」

モノクマ「おお、怖い怖い……」

モノクマ「そんなに難しい話じゃないよ。オマエラにはバレないように誰かを殺してもらうんだ」

モノクマ「成功すればここから出られる、失敗すればここから一生出られない! それだけだよ」

アナスタシア「い、一生!?」

本田「そ、それは困る……!」

和足「お前……それは本気で言ってるのか?」

和足「ここにどれだけの武闘派がいるか……分からないわけではないだろう?」

高翌良「た、確かに……」

蒼君や和足君、マリーアさんはもちろん……他にも強そうな人はいる。皆で戦えば怖い事なんて…………

高翌良(…………でも)

モノクマ「……分かってないなぁ」

蒼「……何?」

モノクマ「そんなオマエラにボクが大胆不敵にハイカラ革命……じゃなかった、宣戦布告してる意味、分からないわけじゃないでしょ?」

高翌良(そうだ……それはつまり…………)

モノクマ「ボクはオマエラなんかに負けないよ。殺そうと思えばいつでも、殺せるさ」

アナスタシア「ひっ…………!」

モノクマ「その上でコロシアイ学園生活を送りなさいって言ってるんだから、優しいクマでしょ? ヤサクマでしょ?」

蒼「くうぅぅぅ……!」ウルウル

望月「チッ……気に食わねーな……」

高翌良「…………なんで」

モノクマ「ん?」

高翌良「なんで、こんな事するの?」

モノクマ「…………」

モノクマ「うぷぷぷ……」

その時、モノクマがニタァと笑った……気がした。


モノクマ「絶望だよ……」


モノクマ「オマエラに絶望を与えたいんだ」


モノクマ「それじゃあね。オマエラの部屋に電子生徒手帳っていう希望ヶ峰学園が誇るテクノロジーアイテムを置いておくから、確認しておいてよ」

そう言い残して、モノクマは消えてしまった。

高翌良「…………」

高翌良(……これから、どうなっちゃうんだろう)

この時……私は、まだ、コロシアイ学園生活の絶望的な展開なんて、知る由も無かった。

一応こちらで改めて建て直し宣言をしておきます。

HTML化します。更新は別の場所で掲載、後日更新場所を報告します。

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