苗木「超高校級の…番長?」鳴上「……」 (469)

>八十稲羽根での事件を解決し、都会に戻ってきた

>今日は前から推薦があった希望ヶ峰学園に転入する日だが、少し早く来過ぎたようだ……

鳴上「……」

>とりあえず、中に入ってみよう

グラッ

鳴上「!?」

モノクマ「クマー」
クマ「クマー」
ひふみん「クマー」

>急な眩暈を感じたと思ったら、いつの間にか見知らぬ教室に居た

>……とりあえず外に出て状況を確認しよう

苗木「あ、君も希望が峰の入学式に来たの?」

>十数人が固まって何やら話し合ってる……

苗木「あ、ごめん、僕は苗木誠。よろしく」

鳴上「よろしく、鳴上悠だ」

鳴上「ところで今、入学式って言ったか?」

苗木「うん、僕たち、ていうか鳴上君以外の皆は今年から希望が峰学園に入学する人達だよ」

苗木「鳴上君は違うの?」

鳴上「俺は今年から希望が峰に転校する予定だった…一応今年から3年生だ」

苗木「え!?先輩だったの!?」

石丸「む!君も遅刻してきたのか!?全くけしからん!」

大和田「チッ……声がでけーよ…で、てめーは誰だ?」

>注目が集まってきた……

セレス「はぁ…また自己紹介のやり直しですか?」

霧切「……」

>全員と自己紹介を済ませた……

桑田「ここでぐちゃぐちゃやっても仕方ねーし、ここの探索でもやるか?」

キーンコーンカーンコーン

葉隠「な、なんだべ!?」

モノクマ「今から入学式を執り行うので、新入生の皆さんは体育館に集まって下さい!」

江ノ島「入学式?じゃあやっぱりこれってドッキリだったって事?」

朝日奈「そんな事より、どうする皆、行く?」

大神「行くしか無かろう……」

苗木「入学式だってさ、鳴上先輩も行くの?」

鳴上「あぁ、このままじゃどこに行けばいいのかも分からない」

苗木「そうだね……じゃ、一緒に行こうか」

十神「……フン」

腐川「グギギギ…何なのよ一体…」

舞園「苗木君、私も一緒に行きます!」

苗木「うん、じゃあ行こう」

ベルゼブブで校舎破壊か

>体育館に着いた……

ザワザワ……

>人も物も何もない、入学式にしては不自然だ……

モノクマ「はいどうも!希望が峰学園の学園長ことモノクマだよ!」ボヨヨーン

葉隠「うお!?縫いぐるみが喋った!?」

モノクマ「入学早々失礼だなぁ……縫いぐるみじゃないよ!ものくまだよ!」

朝日奈「こ、今度は動いた!」

>……

モノクマ「おろろ?鳴上君だけリアクションが薄くない?」

>他にもお前みたいなクマを知ってるからな

モノクマ「……?どういうこと?」

大和田「オイ!!そんな事よりいい加減にどういう事か事情を説明しろ!!」

モノクマ「え~……じゃあこれから此処での生活のルールをお伝えします」


カクカクシカジカ


江ノ島「は…?コロシアイとか意味わかんないんですけど!!」

桑田「そうだ!さっさとここから出せ!」

舞園「そんな…一生此処で暮らすなんて……」

>……

苗木「な、なんで鳴上先輩はそんなにおちついてるの?」

>そんなことは無い、十分焦っている

ギャーギャー

大和田「てめぇ!いい加減にしろっつってんだろうが!!」ガッ

モノクマ「が、学園長への暴力は校則違反だよ!」

>何か悪い予感がする……

大和田「校則なんか知るかよ、とりあえず今からボコボコにしてやる」

モノクマ「……」ピーッピーッ

大和田「な、なんだこの音?」

霧切「今すぐそれをすてt

>紋土!!それを今すぐ投げろ!!

大和田「あ、あぁ!?分かったよ!!」ブンッ

ドカーン

苗木「モノクマが…爆発した…」

大和田「あ、危ねぇ…助かったぜ、鳴上」

モノクマ「暴力は禁止!次やったら本当にお仕置きだからね!」

朝日奈「うわ!二体目!?」

>おそらくスペアが何体もあるんだろう

舞園「こんな……こんなことって……」ブツブツ

モノクマ「じゃ、有意義なコロシアイ学園生活を送ってね!」

葉隠「ど、どっか行っちまったべ…俺たちこれからどうすりゃいいんだ?」

全員「……」

十神「おい、鳴上」

>……?

十神「お前、モノクマがこの学校について説明した時も驚いていなかった様だったが…何故だ?」

>そんなことは無い

十神「それと、モノクマが爆発するのも知っていたようだった……何か知っているんじゃ無いのか?」

>何も知らない

十神「フン…実に怪しいな」

大和田「おい十神、今は俺たちが疑いあっても仕方ねぇだろうが」

十神「チッ、プランクトンごときが俺に意見するな」

大和田「あ?今なんつった?」

十神「お前のような奴は世界に何の影響も与えない、プランクトンのようなちっぽけな存在だと言ったんだ」

大和田「てめぇ…俺が誰だか分かってんのか?」

十神「お前のような一般人、記憶するまでも無い」

大和田「舐めやがって!!ぶっころがすぞオラァ!!」

>落ち着け

苗木「そ、そうだよ二人とも落ち着いて!」

大和田「てめぇらも俺に上から意見すんのか!?全員まとめてぶちのめしてやる!」グワッ

苗木「ひっ!!」

>落ち着け!

ドボッ

大和田「!?……ぐふっ」

苗木(鳴上先輩の見事な腹パンが決まった!)

>シャドウとの戦闘になれたせいか、ケンカも強くなっている…ような気がする

大和田「て、てめぇ…ゲホッゴホッ」

>! まだ息があったか

ドッタンバッタンボコスカボコスカ

大和田「」

十神「…野蛮だな」

>死んではいない、俺がこいつを部屋まで運んでおく

苗木「す、凄い…相手は超高校級の暴走族なのに」

石丸「君たち!喧嘩はやめたまえ!」

江ノ島「もう終わってるよ……」

舞園(か、格好良い……)

不二咲(大和田君より男らしい…凄いなぁ)

霧切「……じゃぁ鳴上先輩以外の皆はこれから此処の探索をしましょう」

桑田「何でお前が仕切ってんだよ?」

セレス「しかし、今それ以外に出来ることはありませんわ……ひとまず霧切さんのいう通り、探索しましょう」

朝日奈「じゃ、何かわかったら食堂で集合だね」

>皆で学校中を探索した……

大神「行けるところはすべて行ったが、窓は全て鉄板で覆われていたな」

朝日奈「あと図書室とか視聴覚室とかがあったよ!」

>あまり良いニュースは無いようだ……

桑田「どうすんだよ!?状況は相変わらず最悪だぜ!!」

>落ち着け

桑田「お、おう…悪い」

>さっきの乱闘で全員に恐怖心を抱かれたようだ……

苗木「と、取りあえず皆落ち着いて、今日はここで解散にしない?もう夜時間だし」

セレス「これから夜時間は全員外出禁止というルールを作りませんか?」

十神「……どういうことだ?」

セレス「安心して寝るためですわ。殺人に怯えて不眠にでもなったら嫌ですもの」

石丸「可決ッ!!」

ワイワイ

>それから色々あって、今日は一先ず寝ることにした……

モノクマ「え~皆さんお早うございます!朝ですよー!」

>朝だ…昨日は色々あったせいで疲れていたので、熟睡してしまった

>取りあえず自室の鍵を取って、外に出よう

バンッ

舞園「あいたたた…」

>ドアを開けた拍子に舞園とぶつかってしまった

舞園「す、すいません…あ、お早うございます!」

>お早う、今から朝食か?

舞園「はい、苗木君と一緒に行こうと思ったんですけど、鳴上先輩も一緒にどうですか?」

苗木「ふぁ~あ……眠い……」ガチャ


>三人で食堂に向かった……


苗木「あ、石丸君、お早う」

石丸「お早う苗木君!朝の挨拶は心地良い物だな!」

大和田「……」

>大和田がこちらを睨んでいる……

舞園「な、鳴上先輩、怖いです……」

苗木「き、昨日あんなことしたんだから、相当怒ってるんじゃないかな……」

大和田「……」ズンズン

苗木「ひっ、こっち来た!」

>苗木と舞園が自分の後ろに隠れた……

大和田「……」ピタッ

>お、おはよう……

大和田「おはようございますっス!鳴上先輩!」ペコッ

苗木「!?」

舞園「!?」

>!?

大和田「昨日は俺、ちょっと動揺して…調子のってたっス」

>紋土の敬語…違和感が凄い

大和田「先輩、何事にも動じないし、ケンカもすげぇ強ぇし…尊敬するっス」

>なんだか完二を思い出す……

苗木「何だか意外だけど…またケンカにならないで良かったよ」

舞園「鳴上先輩、やっぱり格好良いです……」



>その他大勢が起きてきた……

大和田「鳴上先輩、今日は一緒になんかしないっすか?」

舞園「鳴上先輩!私と一緒にお話ししましょう!」

苗木「鳴上先輩、僕も一緒に良いかな?」

>困った……

イゴール「わたくしが、超高校級の鼻で」
マーガレット「私が超高校級の姉」
エリザベス「そして私が、超高校級のエレベーターガールでございます」

アイギス「なるほどなー」

舞園「私怖くて昨日もあまり寝れなくて…護身用の物が欲しいと思ってたんです」

苗木「じゃあ、なにか護身になる物を探しに行こうか」

大和田「鳴上先輩に護身なんて必要なくねーか?」


>皆で護身用の道具を探す事になった……


舞園「あ!この金の模擬刀はどうですか!?」

大和田「俺には護身用具なんて必要ねぇな」

舞園「ちっ…何で大和田君が居るんですか!?」

大和田「あぁ!?そんなもん俺の勝手だろうが!」

舞園「苗木君は良いとして、先輩と二人きりになれると思ったのに……」

苗木「ぼ、僕は良いんだ?」

舞園「第一護身用具が要らないんだったら付いてくる意味ないじゃないですか?」

大和田「俺はお前に付いてきてんじゃなくて鳴上先輩に付いてきてんだよ!」

>落ち着け

大和田「す、すいません鳴上先輩」

舞園「……すいませんでした」

>この模擬刀は俺が貰う

苗木「え?先輩にはそんなの必要無さそうだけど」

>でも…ハイカラだろ?

大和田「ハイカラっす!」

舞園「かっこいいです!」

苗木「うん!確かにハイカラだ!」

>じゃあ、今日はこれぐらいで解散するか

大和田「うっす!じゃ、失礼します!」

苗木「じゃあ、また明日!」

舞園「はい!楽しかったです!」

>一先ずここで解散した……


舞園「あれ!?そういえば私の護身具は!?」

舞園の殺人フラグを回避したか

~次の日

>もう朝か…

>金の模擬刀……どれだけ見ても格好いい……

>眺めていたら時間が経ってしまった、食堂に急がなくては



大和田「うっす、おはようございます!」

舞園「おはようございます!先輩!」

苗木「おはよう、鳴上先輩!」

>今日は特に何もなく暇だ……

>言うなれば自由時間…誰かに会いに行こう>>66

>>60
たまには肉ガムさんの事も思い出してあげてください…

>さくらに会いに行こう……


大神「む、お主は鳴上と言ったか?初日の大和田との格闘、なかなか良かったぞ」

>そういえばさくらは格闘家だったな

大神「さ、さくら!?」

>?

大神「い、いきなり名前でとは、なかなか大胆だな」

>全員にそうしているが……

大神「我はこんな見た目故、そのように人並みに扱われる事は少なかったのだ」

大神「ここではお主と朝日奈がそうだが…う、嬉しく思うぞ」

大神「お主さえよければ、今からトレーニングでもどうだ?」


>二人で格闘術のトレーニングをした……

安価上なのか

>>72ごめん近い方にした 次からは下にする

大神「ふぅ…やはり中々やるな、鳴上よ」

>やはり人類最強だけはあり、手強かった……

大神「しかし、普通に生活していたのでは有り得ない戦闘能力だ」

大神「お主、何か格闘技でもやっていたのか?」

>テレビの中で怪物と戦っていたとは言えない……何もしていないと答えた

>その後もしばらく談笑し、さくらと別れた


大神(鳴上よ…我の裏切りを知ったらお主は……)


>まだ自由時間は残っている…

>次は誰に会おうか>>75

セレス

>セレスに会いに行こう……

セレス「あら、鳴上先輩ですか?」

>暇なんだ、少し話でもしないか?

セレス「丁度私も暇をしていたところでしたわ、いいでしょう」

セレス(よく見るとなかなか綺麗な顔立ちですわね…少しからかってみましょう)

セレス「鳴上先輩、私に会いに来たということは、私の事が好きなんですか?」ニコ

>…まだ分からないな、会ったばかりで会話も殆どしていない

セレス(この人…私以上のポーカーフェイスですわ!)

セレス「そ、そうですか、残念です……私は先輩の事が好きですわよ?」

>そうか

セレス(表情を全く変えていない!?)

セレス「……なんだか悔しいですわね」

>?

セレス「……鳴上先輩は今、彼女さんはいらっしゃるんですか?」

セレス(わ、私は何を聞いてるんでしょう!?これでは丸で私が…)

>いるにはいるが転校してきたからしばらく会えないかもな

セレス「……あら、遠距離恋愛という奴ですか?」

セレス(それならチャンスが…って違いますわ!私は鳴上先輩の事なんか!)

>そうだな……あの6人は悪い事をしたかもしれない……

セレス「…は!?6人!?」

>どうした?

セレス「それって…6股してるしてるってことですの?」プルプル

>まぁそうとも言うかな

セレス「さっ……最ッ低ですわ!」


>>セレスに追い払われてしまった……

>>そろそろ夜時間だ……今日はこれぐらいにしておこう

~次の日

>もう朝か…今日は何をしよう

>意外と快適にこの生活を楽しんでる自分がいる……

モノクマ「え~……今日は視聴覚室に集まって下さい!皆さんに見せたいものがあります」

>モニターに映ったモノクマが視聴覚室に来いと言っている……


~視聴覚室~

>視聴覚室に着いた。すでに自分以外は全員集まっているようだ……

苗木「あ、鳴上先輩!おはよう!」

舞園「おはようございます!」

大和田「はよざーっす!」

大神「遅いぞ、鳴上よ」

セレス「……フン」

モノクマ「こらこら!仲よくお話なんかしてないで僕の話を聞きなさい!」

モノクマ「え~ゴホン!皆さんには一人づつDVDを用意しました!そこにある機械で再生できるから見てみてね!」

>モノクマからDVDを受け取った……再生してみよう……

ガチャ

>……堂島さんの家がボロボロになっている映像だ!!奈々子は?堂島さんはどうなったんだ!?

モノクマ「うぷぷぷ…皆絶望した?うぷぷぷぷ……」

舞園「こ、こんな…嫌ああああああ!!」

モノクマ「外にでて真実を確かめたかったら殺人しかないよ……うぷぷ!それじゃ、ぼくはこれで!」

舞園「嘘でしょ…?嘘に決まってるわ、こんなの…こんなの!!」バンッ

>舞園が飛び出して行った……誠が追いかけて捕まえたようだ

舞園「離して!離してよ!」バタバタ

苗木「ま、舞園さん!落ち着いてよ!」バタバタ

>落ち着け!!

舞園「っ……」

>さやかがどんな映像を見たのかは知らないが、俺がきっとなんとかする!

舞園「そ、そんなの口だけの適当な嘘に決まってます!うぅ…うわああああん!!」

苗木「舞園さん!僕も一緒に頑張るから!落ち着いて!!」

舞園「苗木君、鳴上先輩……私、私もう誰かを殺すしか……」


>八十稲羽で培った根気、寛容さ、伝達力でさやかをなんとか落ち着かせた……


舞園「先輩、苗木君……さっきは取り乱してすいませんでした……」

苗木「今日はもう休んだ方が良いよ……」

>舞園は自分の部屋に戻った……


苗木「鳴上先輩…ちょっといいかな?」

>自分も部屋に戻ろうとしていたら苗木に呼び止められた……

苗木「先輩が居なかったら多分舞園さんを説得できてなかったから…お礼がしたくて」

>そんなことは無い、誠もこんな状況でよくやってる

苗木「僕だけだったらとりあえず1次的には舞園さんを説得できたかもしれないけど、きっと完全にはできなかった」

苗木「……最悪、殺人を犯していたかもしれない……」

苗木「舞園さん、鳴上先輩の話をきいて凄く落ち着いたみたいだから、きっともう殺人なんて考えないと思う」

苗木「鳴上先輩……ありがとう」

>誠は力強くこっちを見ている

>八十稲羽では男でも誰彼かまわず頂いていたが、誠のような小さい男の子は初めてだ…

苗木「ど、どうしたの…?そんなに見つめないでよ」

>誠…お前、よく見たら結構可愛いな

苗木「え!?どうしたのさこんな時に!!」

>……冗談だ

苗木「じょ、冗談に聞こえなかったよ…」

苗木「でも、鳴上先輩になら…なんて」ボソッ

>…?よく聞こえなかった、もう一度言ってくれ

苗木「な、なんでもn

大和田「鳴上先輩!!大丈夫っすか!?」

>……あぁ、あんなの合成だ、信じちゃいない

大和田「そうスか……机にDVDだけ置いて居なくなってたんでどうしたのかと」

苗木(良いところで…)

大和田「お、おい!?何睨んでんだ!?」

苗木「いや…何でもないよ」

苗木「じゃ、鳴上先輩、また明日!」

>行ってしまった……

大和田「まぁ、あいつもDVDでショックなもんでも見たんスかね?」

>紋土は平気なのか?

大和田「俺は……先輩がいますから!先輩ならなんとかしてくれるって信じてますよ!」ニコ

>弱弱しい笑顔だ…やはりショックを受けているようだ

大和田「鳴上先輩ってこんな時でも冷静だし、なんつーか頼れるんスよね……」

>……今日はあまり遊ぶような気分じゃない、部屋に戻ろう

大和田「え?もう帰るんスか?じゃ、また明日!!」

>大和田は明らかな作り笑顔を浮かべて部屋に戻って行った……


>……今日はもう寝よう

~次の日

>昨日は例の映像が気になって中々寝つけなかった…

>合成、偽物だと自分に言い聞かせてなんとか寝たが、寝不足気味だ……


苗木「鳴上先輩!おはよう!」

大和田「先輩!おはよっす!」

舞園「お、おはようございます……」

>さやかは元気が無い……

舞園「私…昨日は本当におかしくて、誰なら殺しやすいかとか、どうやって殺すかとか考えちゃいました……」

大和田「お、おい!?大丈夫かよ!?」

>落ち着け

舞園「でも…鳴上先輩のお陰で踏みとどまれました…有難うございました、すいませんでした」

苗木(やっぱり鳴上先輩は凄いなぁ……)

>謝らなくて良い……悪いのはモノクマだ

舞園「うっ…先輩!」ガシッ

>さやかが抱き着いてきた……

苗木(ず、ずるい!)

大和田(クソ!羨ましいぞオイ!)

>さやかは泣いているようだ…強く抱きしめてくる

苗木「鳴上先輩!ぼ、僕も!」ガシッ

大和田「て、てめぇら!俺も混ぜろコラァ!!」ガシッ

>!? 二人が抱き着いてきた!!

舞園「え!?な、なんで二人が!?」

苗木「うぅ、勢いで……」

大和田「お、男同士なんだから別に良いだろうが!ヘンなこと考えてんじゃねえ!!」

>く、苦しい……



セレス「……本当に節操がありませんわね」ハァ



大神「……鳴上よ…我は……」

>と、とりあず一旦離してくれ、苦しい……

舞園「ご、ごめんなさい!」パッ

苗木「ご、ごめん」パッ

大和田「す、すまねぇ」パッ

>嫌な予感がする…とりあえず少し距離を取ろう

大和田「鳴上先輩……」ジリジリ

苗木「鳴上先輩……」ジリジリ

舞園「鳴上先輩……」ジリジリ

>三人がじりじりと近づいてくる……逃げなければ!



>何とか逃げ切った……

>今日の自由時間は誰に会いに行こうか……>>127

きりぎりさん

>今日は響子に会いに行こう……なんだか語呂がいい文章ができた……


霧切「鳴上先輩……何か用でもあるの?」

>用というほどでも無いが……暇だったので話に来ただけだ

霧切「そ、そう……」

>そうだ

霧切「……」

>……

霧切(ど、どうしよう…今まで普通に話したことなんて無いから何を話せば良いか分からない!!)

>……

霧切「あ、あの…ご趣味は?」

>釣りかな

霧切「そう……釣りね……」

>……

霧切「……」

>……響子の趣味は?

霧切「えっと…読書ね」

>読書か…俺も読書は好きだ

霧切「そ、そう…どんな本が?」

霧切(やっと会話が続いた!)

>色々だな……

霧切「そう…色々ね……」

>……

霧切「……」

>……

霧切「……」



>響子と気まずい数時間を過ごした……

>次は>>136に会いに行こう

石丸

>清多夏に会いに行こう……


石丸「む!元気にしていたかね鳴上先輩!」

>そっちは元気そうだな

石丸「もちろんだ!あんなDVD一枚で僕を陥れることなどできないさ!」

>清多夏と話してるとこっちも元気になるよ

石丸「ハッハッハ!そうだろう?病は気からというしな、人間元気が一番だ!!」

>全くその通りだな

石丸「しかし元気なだけでは駄目だぞ、僕たちは高校生なのだから勉強もするべきだ」

石丸「そうだ!今から僕の部屋で勉強会をしないか!?」

>良いぞ、望むところだ

石丸「では善は急げだ!行くぞ、鳴上先輩!!」

>石丸のテンションは高い、走って行ってしまった……

>>141
最後の所石丸じゃなくて清多夏だった、恥ずかしい

石丸「では早速始めようか……脱出した時に勉強に遅れないよう、高1の授業教科書から行こう!!」

>やる気に満ち満ちている……

石丸「そういえば鳴上先輩はもう3年生だったか、というか先輩は勉強出来るのか?」

>一応テストでは常に学年トップだったぞ

石丸「何と…頼りになるぞ!!」

~勉強終了~

>ふぅ…かなりの量の勉強をした……

石丸「実に為になる授業だったぞ、鳴上先輩!」

>清多夏は勉強が嫌いじゃないのか?

石丸「好きではないが…先輩に教えて貰ったから楽しかったぞ!」

石丸「僕は中学からこんな調子だったせいでクラスメイトに馴染めなくてな……」

石丸「こんな風に友達と勉強会をするのが夢だったのだ!だから先輩には感謝しているぞ!」

>感謝なんて必要ない、俺たちもう友達なんだろ?

石丸「ぼ、僕は今猛烈に感動している!!」


>そろそろ夜時間だ……今日はもう寝よう

>朝だ…昨日はよく眠れたので目覚めも良い

モノクマ『ピンポンパンポ~ン!どうも、モノクマです!』

モノクマ『新しい動機を体育館に用意したので、皆来てね!以上!!』

>さわやかな朝が台無しだ…だが行くしかない……


~体育館~


モノクマ「皆よく集まってくれました、先生素直な子は大好きだよ」

モノクマ「それぐらい素直にコロシアってくれればもっと大好きになるのになぁ~」

十神「御託は良い……さっさと本題に入れ」

モノクマ「はいはい…じゃじゃーん!!」

山田「な、名前の書いてある封筒…ですかな?」

モノクマ「この中にはオマエラの恥ずかしい秘密が書いてあります!」

モノクマ「今から24時間以内に事件が起きれば、これは秘密のまま……」

モノクマ「しかし!事件が起きなければその秘密を世界中にバラまいちゃうのだ!」

モノクマ「はい、ということで一人ずつ封筒を取りに来てください」

>全員に封筒が配られた……

>自分の秘密は…『キツネを無理矢理犯した事がある』…か

>大したことじゃ無いな

苗木「なんだ、全然大したことないよ!こんなの動機になるハズが無い!」

モノクマ「うぷぷぷ……君にとってはそうかもしれないけど、みんなにとってはどうかな?」

大和田「……」

>何てこと無いな、苗木の言うとおり、これで殺人が起こるハズはない

モノクマ「えっ?君の秘密って結構重大な奴じゃ無かった!?」

>そうでもない

モノクマ「で、でもでもそう思っているのは君たち二人だけみたいだよ!!」

全員「…………」

大和田「先輩……先輩は強いっスよ、本当に……」

>紋土……?大丈夫か?

江ノ島「は、はぁ!?馬鹿じゃない!?こんなの有り得ない!!」

江ノ島「いい加減にしてよっ!!」

>落ち着け

江ノ島「落ち着いてなんて居られない!こうしてやる!」ゲシッ

モノクマ「うぷぷ…学園長への暴力は校則違反…もう言ったはずだよね?」

>何かする気だ……

モノクマ「助けて、グングニルの槍~!」カッ

江ノ島「えっ…?」

>そぉい!

江ノ島「う、うわっ!?」カキンカキン

モノクマ「え…?何で槍が弾かれるのさ!?」

>持ってて良かった物反鏡

モノクマ「そ、そんなもの何処にあったの!?」

>拾ったメダルでガチャガチャ回したら出てきた

モノクマ「ぐ、ぐぐぐ…とにかく、24時間以内に事件が起きなきゃ秘密をばらすからね!じゃあね!」

江ノ島「な、なんで…?何でこんな事……!?」

江ノ島「有り得ない……有り得ないって……」ブツブツ

石丸「と、取りあえず助かって良かったじゃないか!落ち着きたまえ!」

大和田「こいつ、なんか様子がおかしくねーか?」

朝日奈「もう少しで串刺しだったんだから当たり前でしょ!」

江ノ島「ご、ゴメン、私ちょっと部屋に戻ってる……」

>行ってしまった……しかし、様子が明らかにおかしかった……

大和田「まぁ、気持ちは分からんでも無いけどな…誰にだって知られたくない秘密はある」

石丸「ぼ、僕は大丈夫だ!なんなら今、皆で発表し合おうじゃないか!」

大和田「すまねぇ…ちょっと考えさせてくれ」

桑田「そうだな…取りあえず一回解散しようぜ……」

>皆が重苦しい雰囲気のまま解散していく……

苗木「鳴上先輩!今日は僕と遊ぼうよ!」

石丸「僕とまた勉強会をしよう!鳴上先輩!」

>今はそれより大和田の事が気になる……

>二人から逃げ出し、大和田を探した……

>紋土は廊下に座り込んでいた……

大和田「先輩……俺、どうすりゃいいんスかね?」

大和田「あの秘密がばれたら、生きていけないっスよ…」

>たいていの事はやってみれば何とかなる物だ……

大和田「ははは…先輩はそうかも知れないっスけどね」

大和田「先輩も俺の秘密知ったらきっと俺の事嫌いになるに決まってるし……」

>……

大和田「あと24時間か……長いような短いような……」

>紋土、俺はお前がどんな秘密を持っていたとしてもお前を受け入れる

>俺が信じられないのか?

大和田「せ、先輩……俺…」

>例えお前がどんな特殊な性癖をもっていたとして笑わないさ

大和田「は!?俺の秘密はそんなんじゃないっすよ!!」

>違うのか!?

大和田「はぁ……何か先輩と喋ってたら悩んでたのが馬鹿馬鹿しくなってきたっス」

>だろ?

大和田「何か吹っ切れたっす!俺は俺だ!」

>これにて一件落着だな



>このあと江ノ島の部屋にも行ったが、話してもらえなかった……


>今日は誰と話そうか…>>192

とがみん

>白夜に会いに行こう……


十神「チッ…お前か」

>いきなり舌打ちか…傷つくな

十神「俺は何時も腐川に追われて疲れてるんだ、たまには休ませろ」

>そうか……悪かった、じゃあまたな

十神「……待て!」

十神「ここには本も無いから暇でな。だから今日は話し相手になってやる……感謝するんだな」

>白夜……これってツンデレって奴か?

十神「な、何を言い出すんだ急に!!」

十神「いいか、俺はお前をそこそこに評価しているんだ」

十神「漂わせている雰囲気と、その何事にも動じない態度が只者でないことを予感させる」

>ありがとう、まさか白夜に褒められるとは思わなかったよ

十神「ふ、フン、気持ち悪い奴め……」

ちょっと1時間だけ寝させて

>白夜と帝王学について語らった…

十神「くくく…お前、中々話の分かる奴だな」

>お前も思ったより話しやすい奴だ

十神「誰に向かって話している……と言いたいところだが、今は機嫌が良い、許す」

>また話に来ても良いか?

十神「何、もう帰るつもりか?……まぁ、お前とならまた喋ってやらんでもない」

>ありがとう、白夜

十神「ちょ、調子に乗るんじゃない!今日の事は唯の気紛れだ!」


>白夜と別れた…

>まだ今日は時間がある…誰と話そうか>>222

葉隠

康比呂に会いに行こう……


葉隠「ん?鳴上っちか!どうしたんだべ?」

>暇なので駄弁りに来た

葉隠「そうかそうか!じゃ、おれっちが何か占ってやろうか?」

>そうだな……じゃあ俺の恋愛運でも占って貰おうか

葉隠「ん~……出たべ!今の鳴上っちの恋愛運は最高だべ!」

葉隠「今ならちょっと積極的に行けば誰だって落とせると出てるべ!よかったな!」

>それってお前にも適応されるのか?

葉隠「は、はぁ!?なんだべ急に!俺にそっちのケはねーぞ!!」

>……冗談だ

葉隠「や、やめてくれよそんなたちの悪い冗談…リアルな話、背筋が凍ったぞ」

>なかなか手強そうな相手だ……

葉隠「占い料金を貰おうと思ったけどそんな気分でも無くなっちまったべ」

>ところで康比呂、その髪型、ハイカラだな

葉隠「お、鳴上っちにも分かるか!?結構こだわってんだべ、このヘアースタイル!」

>あぁ、でも手入れが大変そうだな

葉隠「そうなんだべ……だから髪を褒められると結構嬉しいんだべ」

>服もハイカラだな

葉隠「おっ!中々気が合うなぁ鳴上っち!」

>あぁ、なんかもう全体的にハイカラだ

葉隠「なんだか無理矢理褒められてる気がしないでもないけど、やっぱり褒められたらうれしいべ!」

>そのだべ口調もハイカラだ

葉隠「へっへっへ……よせやい!」




>葉隠を褒めまくっていたら夜時間になっていた…

>今日はもう寝よう……

>朝か…そういえばあれから24時間だな

モノクマ『オマエラ!今日もコロシアイが起きなかったよ!ちょっと言いたいことがあるので体育館に来なさい!!』

>今日も呼び出し……だるいが行くしかない


~体育館~


モノクマ「いつまでたっても誰も死ななくてつまんないよ!!」

モノクマ「予定だったら今頃3階まで解放されてて君達の生活も快適になる予定だったのに!!」

十神「だから秘密とやらをばらまくのか?」

モノクマ「今日はオマエラにもう一つ動機を用意してやったので、それでも何も起きなかったらばらまきます!」

モノクマ「そして!その動機とは!百億円でーす!!」

モノクマ「どう!?百億円!!百億円だよ!?一生遊んで暮らせるよ!?」

>なんだか必死だな

モノクマ「オマエラがいつまでたってもコロシアわないせいだろうがあああああああ!!!!」

葉隠「そんなこと言ってもな…なんだか皆仲よくなってきたべ」

モノクマ「クロとして卒業できた人にはこれをそのまま差し上げます!!欲しいでしょ!?」

十神「百億円なんて俺には大した物に思えんな」

苗木「なんだか実感湧かないよね……」

>今回の動機もイマイチな感触だ……

モノクマ「いや!僕はお前らがきっとやってくれると信じてる!」

山田「何だか嫌な信頼ですな……」

>モノクマはどこかへ消えていった……

大和田「所でよぉ先輩、江ノ島の奴見てねっスか?」

>そういえば見ていない……まだ寝ているのだろうか?

舞園「あの音量のスピーカーで起きない訳はないでしょうし、体の調子でも悪いんでしょうか?」

>何だかよくない予感がする……もう一度部屋に尋ねに行こう

苗木「えぇ!?今日こそ僕と遊ぼうよ!!」

大和田「俺も遊びてぇっス!!」

舞園「わ、私も!!」

石丸「高校生なら遊ぶよりも勉強だろう!!」

セレス「……」ソワソワ

霧切「……」ソワソワ

十神「あぁー…暇だ、誰かと話でもして暇をつぶしたい」チラッ

葉隠「鳴上っち!今なら特別になんかタダで占ってやるべ!」

>今はそれどころではない……江ノ島の部屋に急ごう



>江ノ島、居るんだろ?

戦刃「あ、鳴上くん?あはは…全部聞いた?」

>鳴上君…?全部聞いた…?どういう事だろうか

戦刃「私の秘密は私が超高校級の絶望だって事…」

戦刃「24時間以内に殺人が起きなかったから、モノクマから全部聞いたんでしょ……?」

戦刃「私はもう終わり…盾子ちゃんにも捨てられて、正体もばらされて!」

>…ん?何て?

戦刃「この事件の黒幕の江ノ島盾子に捨てられて、超高校級の絶望兼軍人って事をばらされちゃったんだよ!」

>……

戦刃「2年間かけて準備して、盾子ちゃんに尽くしてきたのに……こんなのってあんまりだよ!」

>……

戦刃「皆との3年間…鳴上君は途中で転校してきたから1年だけど、楽しかった……」

>……

戦刃「1年かけても言い出せなかったけど、鳴上君の事、好きだったんだよ」

戦刃「記憶を消したから何のことだか分からないよね、ごめん……私はここでこのまま自殺する」

戦刃「盾子ちゃん……バイバイ……」

>……

>……そっとしておこう

完っつーか寝る
多分昼ごろ起きるけど100%落ちてる


だから完

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

何でまだあるんだよ

~次の日

>昨日、偽物の江ノ島盾子から聞いたことを皆に話した……

大和田「はぁ!?何だよそれ…!?」

葉隠「ん!?つまりどういうことだ!?さっぱりわからんべ!」

十神「つ、つまり……俺たちは3年間、鳴上は1年間、同級生として生活していたという事か?」

霧切「そして何らかの方法でその3年の記憶を消し、ここに閉じ込めた……」

苗木「な、何でそんな事するんだろう……」

石田「相手は超高校級の絶望だぞ!?僕たちが納得できる理由を持っているとは限らん!!」


大神(我の事はバレていないのか……?)ドキドキ

セレス(百億円の為に殺人も考えて居ましたが、それどころでは無いようですわね)


苗木「でもまだ分からないことが多すぎる……」

苗木「もう少しその偽物の江ノ島さんから何か聞き出せないかな?」

>分かった、やってみよう……

>もう一度、偽江ノ島の部屋にやってきた……

>おい、まだ自殺してないだろうな?

戦刃「あ、鳴上君……今日も来てくれたんだ、嬉しい……」

>お前、俺の事が好きだったんだって?

戦刃「う、うん……迷惑だよね…私みたいな残念な人に好かれて……」

>それは違うぞ!!

戦刃「……?」

>俺は人から告白されたら取りあえず全部OKすることにしてるんだ

戦刃「じゃ、じゃあ!!こんな私の告白でも!?」

>ああ、でも一先ず部屋から出てくれ、顔を見て話がしたい

戦刃「わ、分かった……」ドキドキ

>さあ、早く出てきてくれ

戦刃「……えいっ!!」ガチャ

>よし!容疑者確保だ!!

戦刃「きゃっ!?……きゅ、急に押し倒すなんて、鳴上君、大胆」

戦刃「それに、顔が近……」

>近くに待機させていた大神と大和田が出てきた……

大和田「そいつが超高校級の絶望って奴か……」

大神「……取りあえず、動けないよう縛らせてもらう」

戦刃「な、何で!?鳴上君!!鳴上君も私を裏切るの!?」

>…………

大和田「うるせぇ!!今から全員のいる前で取り調べさせて貰うぜ、言いたいことはそこで言え」

大神「………」

>……すまない

戦刃「そんな……騙すなんて酷いよ……」

大和田「俺たちをこんなとこに閉じ込めて置きながら何を言ってやがる!!」

大和田「危害を加えずに確保しろって先輩の命令があるからそうしてやってるが、もしそうじゃなかったらブン殴ってるぜ」

大和田「……鳴上先輩に感謝するんだな」


>適当な教室の椅子に戦刃を縛り付け、尋問をする事になった……

十神「ではまず、お前の名前は?」

戦刃「…………」

霧切「貴方がこんなことをした理由は?」

戦刃「…………」

石丸「何故外からの救援は来ないんだ!?」

戦刃「…………」

葉隠「何も喋ってくれないべ……こりゃ尋問じゃなくて拷問にするべきじゃねーか?」

十神「いや、奴は超高校級の軍人らしい……拷問に耐える訓練ぐらいしてるだろう」

>…………

苗木「じゃあどうすればいいのさ……」

霧切「どうしようもないわね、彼女が話したくなるのを待つしかないわ」

大和田「ぶん殴ってストレス解消ぐらいはできるんじゃねーか?」

山田「フヒヒ、僕の性フラストレーションも解消……」


>落ち着け

>少しこいつと一対一で話したい……一旦教室から出てくれ

>さて……二人きりなら話してくれるか?

戦刃「…………」

>駄目か……

>それもそうか、こんな所に縛り付けられて、信用なんてできないよな

戦刃「…………」

>でも、さっき言った言葉……、告白されれば全部OKするのは本当だ

戦刃「…………」

>戦刃、お前の告白だって例外じゃない

戦刃「……でも……私は皆を殺し合わせようとしてたんだよ?」

>きっと何か理由があったんだろ?

戦刃「鳴上君……私を捨てないの?」

>そんな事する訳ない……

戦刃「鳴上君……あなたの事が好き、好きなの!」

>とりあえず仮採用って所だ、沢山聞きたいことがある。答えてくれるな?

戦刃「うん!!私、頑張って答える!!」

>名前は?

戦刃「戦刃むくろだよ!」

>ここに俺たちを閉じ込める理由は?

戦刃「本当は閉じ込められたんじゃなくて、私達が自分で閉じこもったの」

>俺たちが自分で……?どういう事だ

戦刃「外で絶望的な事件が起きて、一部の人たちが暴徒化しちゃったの、北斗の拳の世紀末みたいに」

戦刃「それで、超高校級の才能を持つ人たちを集めて保護するために、この学園に集めたんだ」

>成程……それから今回の事件の黒幕にこの学園が乗っ取られ、今に至る訳か……

戦刃「その通りだよ、そしてその黒幕は私の姉、本物の江ノ島盾子なの」

>大体の事件のあらましは理解できた……ありがとう、むくろ

戦刃「えへへ……」

>ずっと何も食べてないから腹が減ってるだろ?今から一緒に何か食べようか

戦刃「うん!食べる!」


>むくろの縄を解き、教室を一緒に出た……

苗木「な、何でその人と一緒に出てくるの!?」

石丸「そうだ!縄で縛っておかないと危険だぞ!」

大和田「てめぇ、先輩に何かしたのか!?」


>部屋の中での出来事を全員に説明した……


~食堂~

>むくろ、沢山食べていいんだぞ

戦刃「う、うん!頂きます!!」

>すごい勢いで料理を貪っている……そっとしておこう……

大和田「鳴上先輩、ちょっと隣りいいっスか?」

>どうした?というか俺は本当は先輩じゃ無いらしいが……

大和田「今更呼び方変えるなんてできねぇっスよ…」

大和田「そうじゃなくてその女、本当に危なくないんスか!?」

>多分な

大和田「多分って!何かあってからじゃ遅いんスよ!?」

白夜「俺も警戒するべきだと思う、そいつは超高校級の絶望なんだ」

霧切「そうよ、また縛り付けておくべきだわ」

苗木「そうだよ!それにさっきから先輩を独り占めにして、許せないよ!」

石丸「そうだ!先輩、僕と一緒にまた勉強会をしよう!」

セレス「私とまたお喋りでもいかがですか?」

葉隠「俺と一緒にUMA談義でもしようぜ!鳴上っち!!」

舞園「先輩!好きです!」

>人が集まってきた……

戦刃「ふぅ……ご馳走様でした」

>むくろは食事を終えたようだ……

戦刃「あ、あれ?皆どうしてこんなに集まってるの?」

霧切「貴方が危険だから鳴上君と引き離そうとしているのよ」

大和田「俺の鳴上先輩にあんまり近づくんじゃねえぞ!!」

舞園「私の鳴上先輩です!」

>むくろはさっき俺と付き合う事になったんだ、あまり酷い事を言わないでやってくれ

十神「なん…だと…!?」

舞園「そ、そんな!?こんなぽっと出に先を越されるなんて…!」

セレス「てめえは誰でもいいのかよこのビチグソがあああああああああああ!!」

苗木「じょ、冗談だよね!?」

大和田「嘘だろ……俺の鳴上先輩がこんな奴に……」

戦刃「な、鳴上君……恥ずかしいよぉ」

>むくろは頬を赤く染めている……可愛い


>むくろ以外、全員意気消沈しているようだ……

>今日は夜時間までまだ時間がある、誰かと遊ぼう >>370

kskst

>今日は舞園に会いに行こう……


舞園「先輩!会いに来てくれたんですか!?」

>ああ、暇でな

舞園「嬉しいです!私、先輩があの女に取られたのかと思って……」

>俺は皆の物だ

舞園「先輩……私、先輩の事が好きです!!」

>そうか

舞園「そうか…じゃ無いです!私は本気なんですよ!?」

>じゃあ、付き合おうか

舞園「はい!!お願いします!!……え?」

>?

舞園「もうあの女と付き合ってるんじゃないんですか!?」

>俺は告白されたら断らない主義なんだ

舞園「……まぁ良いです、これから先輩を私に夢中にさせれば良いんですもんね!」

舞園「でも良かった…先輩、私の事なんかもう眼中にないと思ってましたから」

舞園「私にはもう先輩しか無いですから……先輩に捨てられたら全部終わりですから……」

>何だか様子がおかしい……

舞園「必ず先輩を私だけの物にして見せます!どんな手を使っても!!」

>さやかから歪んだ愛情を感じる……




>何だか嫌な胸騒ぎを抑え、さやかと別れた

>次は誰に会いに行こうか…>>380

スイマー

>葵に会いに行こう……


朝日奈「あ、鳴上先輩?どうしたの?」

>暇だから会いに来た

朝日奈「そういえばこうやって二人で向き合って喋るの、初めてだね」

>確かに

朝日奈「さくらちゃん、いっつも先輩の事を嬉しそうに話してるんだ」

朝日奈「だから……あんまり他の人に浮気しちゃだめだよ?」

>浮気……そんなのする訳ないだろ?

朝日奈「そうかなぁ?先輩って女の子にモテそうだから心配なんだ、顔も格好良いし」

>よく見るとお前もなかなか可愛い顔してるな

朝日奈「う、浮気しないって言った直後に女の子口説かないでよ!!」

>別に口説いたつもりはないが……そう聞こえたのか?

朝日奈「~……っ、ばか!!」

>冗談だ

朝日奈「はぁ……先輩って天然ジゴロって奴だよね……」

>照れる……

朝日奈「べ、別に褒めてないよ!!」

>じゃあ貶したのか?

朝日奈「そ、それは違うけど……なんだか先輩といると調子狂うよ……」

>でも嫌じゃないだろ?

朝日奈「なんでそんなに自信満々なのよ……」



>葵と楽しいひと時を過ごした……

朝日奈(私…先輩の事好きなのかな……?さくらちゃん、こんな時どうすればいいの……?)

>まだ時間はある、誰かと遊ぼう>>395

山田

>一二三に会いに行こう……


山田「おや、鳴上先輩、どうかされましたか?」

>暇なんだ、話でもして時間をつぶそうと思ってな……

山田「そうは言っても……僕と先輩は住んでる世界がまるで違いますぞ?僕と話ても楽しくないかも……」

>俺はお前の事が知りたいんだ、何か話してくれ

山田「そ、そうですか……ん~……先輩はアニメは見たりするんですかな?」

>あまり見ない……こっちに越してくる前に、朝アニメの『魔女探偵 ラブリーン』を見ていたぐらいだ

山田「ら、ラブリーンですと!?中々通ですな先輩!!」

>通というかそれ以外は全く知らないんだが……

山田「いやいや全く良い所に目を付けましたな!まさかこの学園に同志が居たとは!!」

>山田は嬉しそうだ…

山田「ラブリーンと言えば監督がうんぬんかんぬん……」

>この回の脚本がうんぬんかんぬん……



>一二三とラブリーンについて語り合った……

山田「今日は嬉しかったです……僕とまともに話してくれるのは先輩ぐらいですから」

>俺でよかったらいつでも話相手になるぞ

山田「はい!ぜひまた熱くアニメを語り合いたいですぞ!」

>俺はラブリーンしか知らない……

山田「そうでしたな……しかしラブリーンは深い作品ですから、どれだけでも語り合えます!」

>それもそうだ

山田「ラブリーンを愛する同志の鳴上先輩には僕が描いた同人誌を特別に進呈しますぞ!」

>ヌルヌルの触手にからみつかれているラブリーンが表紙の同人誌だ……

>……有難く頂戴した



>夜時間になってしまった

>一二三にもらった同人誌を読み、寝ることにした……

モノクマ『オマエラ本当いい加減にしろよ!!何楽しく学園生活してんだよ!?』

モノクマ『今日もコロシアイが起きなかったので新しい動機を用意しました!!分かったらさっさと体育館に来い!!』

>朝、モノクマの大声で目が覚めた……さっさと体育館に行こう……

~体育館~

>体育館に着いたと思ったら、いきなりむくろとさやかが抱き着いてきた……

戦刃「何?舞園さん……鳴上君が嫌がってる」

舞園「鳴上君が嫌がってるのはあなたですよ?さっさと離してください」

石丸「……くっ」

朝日奈「うぅ……」

大和田「……クソが……」

セレス「チッ……」

苗木「……」

霧切「……」ソワソワ

十神「……フン」

>何故か皆に睨まれている……

モノクマ「はいはい!!いちゃつくのはそこまでだよ!」

>モノクマが強引に二人を引き離した……

戦刃「じゅ、盾子ちゃん……」

モノクマ「はぁ…僕は盾子なんて名前じゃない!モノクマだよ!」

モノクマ「戦刃さんは本当に残念だなぁ……僕の努力を一瞬で無駄にしたんだもん」

>お前がむくろを殺そうとしたんだろう

戦刃「良いの…今の私には鳴上君が居るから」スリスリ

舞園「ちょっと!先輩に摺りつかないで下さい!先輩に残念が伝染します!!」

十神「チッ……おいモノクマ!今日はどんな動機を用意したんだ!!」

モノクマ「はいはい!今日の動機は『裏切り者の発表』でーす!」

大神「……」

山田「裏切り者は戦刃むくろ殿では?それなら僕たちはもう皆知っておりますぞ?」

モノクマ「それもそうなんだけど、実はもう一人裏切り者が居たんだよね~!」

モノクマ「その裏切り者とは、大神さくらさんのことなのでーす!!」

さくらちゃん膠着状態になっても殺人してないから別に・・・

モノクマ「どう!?びっくり!?びっくりした!?」

>戦刃がこんなに豪快に寝返ったせいもあり、皆あまり驚かない……

モノクマ「ムキー!!何でそんなリアクション薄いのさ!!これも全部残姉ちゃんのせいだよ!!!」

戦刃「ごめんなさい……盾子ちゃん」スリスリ

モノクマ「お前はまず鳴上君にスリスリするのをやめろよ!!」

>今日の動機はこれで終わりか?

モノクマ「むぐぐぐぐ……大神さんもこっち側のはずなのに全然何もしないし!」

大神「鳴上のお陰で我は踏み止まることができたのだ……」

モノクマ「あーもうやってらんないよ!!僕は今から次の動機を考えるからもう帰れ帰れ!!」

モノクマ「あ、誰か殺したら100億円の話はまだ継続中だからね!じゃ!!」

>行ってしまった……

セレス「100億円……」

>?……セレスの様子がおかしい……

>今からしばらくは自由時間だが、皆が何か話したそうな顔でこっちをみている……

>しかしよくない予感がする、セレスと自由時間を過ごそう……



セレス「……何ですか?私は今忙しいのですけど」

>暇だから何か話そうと思ってな

セレス「それならあの彼女さん達とイチャイチャしていればいいじゃないですか」

>…仲間外れにされて拗ねてるのか?

セレス「あ、あまり図に乗らないで下さい!私はあなたの事なんかこれっぽっちも好きじゃありません!」

セレス「ハッ!?」

>俺の事が好きなのか?

セレス「く、私ともあろうものが……しくじりましたわ……」

>俺は告白は断らないぞ

セレス「ハァ……貴方のような男に惚れた自分が情け無いですわ」

セレス「……いつかきっと、私だけの物にして見せますわ」

>セレスとイチャイチャした……

セレス「私…もし貴方が居なかったら100億円に目が眩んでいたかもしれません」

>お前は金に困っているのか?

セレス「私…お城で沢山の執事に囲まれて生活するのが夢で、その為には莫大な金がなのです……」

>セレス……?大丈夫か?

セレス「えぇ……100億円より、先輩と一緒に居られる方が素敵だと気づきましたから」ニコ

>セレスの笑顔は晴れやかだ……


>その後、執拗にベッドに誘ってくるセレスから逃げ切った…

>まだ夜時間まで時間があるな…次は誰と話そう >>430

なんで逃げたんだ番長・・

>冬子に会いに行こう……

腐川「ひっ……な、何よ、何の用!?」

>なんでそんなに怯えているんだ?

腐川「あんたがいろんな女の子に手を出しまくってるからでしょうが!」

>そんなことは無い

腐川「そ、そんな事言って、わた、私も狙ってるんでしょ!?」

>落ち着け

腐川「わ、私はブスだから眼中にも無いって事!!?じ、自分で分かってるわよそんな事!!」

>落ち着け、それに腐川は良く見ると可愛い

腐川「っ!?そ、そんなお世辞に踊らされるほど安い女だと思わないで!私には白夜様がいるんだから!!」

腐川「白夜様も口を開いたと思ったら『今日は鳴上は居ないのか』って……あんたのせいで私が白夜様とお話し出来ないじゃない!!」

>腐川は白夜が好きなのか……

腐川「わ、悪い!?あんたみたいな薄汚れた好意じゃなくて、純粋な愛なのよ!!」

>俺だったらこんな可愛い子に迫られたら放っておかないのにな……

腐川「!?」

腐川「な、何なのよ……き、気持ち悪いわね」

>そういわれると傷つく……

腐川「し、仕方ないわね…どうしてもって言うなら、と、友達から始めてあげるわ」

>友達か……

腐川「あ、あた当たり前でしょ!?あんたは白夜様より下!」

>十分だ、これからゆっくり愛を深めて行こう……

腐川「……っ!!」



>何やら悶えている腐川と別れた……

>まだ時間はあるな、次は誰に会いに行こう >>440

モノクマ

>モノクマに会いに行こう……


>モノクマ!見てるんだろ!?出てきてくれ!

モノクマ「はいはい!何か用?」

>暇なんだ、何か話さないか?

モノクマ「何だよそれ!僕をそんな理由で呼び出したの!?」

>まずかったか?

モノクマ「君たちがいつまでたっても何もしないから新しい動機を考えてたんだよ……」

>俺たちは外が汚染されてることをもう知ってる、そう簡単にコロシアイは起きないんじゃないか?

モノクマ「そうなんだよね……この計画、もう殆ど潰れてるようなもんだよ」

>もう諦めたらどうだ?

モノクマ「……」

>……

モノクマ「……分かったよ、もう全部終わったんだね」

モノクマ「やれやれ、我ながら絶望的な終焉だなぁ……」

モノクマ「明日、全員をお仕置きして終わりさ」

>全員をお仕置き…!?それはルール違反だ!

モノクマ「僕も本当はこんな事したくなかったんだけどね……このまま全員が老衰で死んでいくよりはマシでしょ?」

>……

モノクマ「最後に少しでも絶望してくれたら嬉しいよ、それじゃ……」

>待て、お前は絶望が見たいんだろ?

モノクマ「……?」

>深い絶望とは大きな希望があるからこそできる物だと思わないか?

モノクマ「どうしたのさ急に……」

>俺達が世界に残された最後の希望なんだろ?だったら俺たちと一緒に居れば大きな絶望を見れるんじゃないか?

モノクマ「何?もしかしてこの僕も口説こうとしてる訳?」

>俺たちを絶望させるのにお前が敵になる必要はない、外に出て、皆で絶望し、皆で新しい希望を探そう

モノクマ「…………」

モノクマ「ちょっと今夜は色々と考えてみるよ……」

>ああ、よく考えてくれ

モノクマ「……じゃあね」

>モノクマはどこかへ消えていった……

>勢いで凄い事を言った気がする……どうなるだろうか……



>もう夜時間だ……寝よう



江ノ島(…………)

何がしたいのか分からなくなってきた

モノクマ『えー…皆さん、玄関ホールにお集まりください』

モノクマ『学園長から重大な発表が有ります。繰り返します、玄関ホールにお集まりください』

>モノクマのアナウンスで目が覚めた……

>いつになく真面目なアナウンスだった、一体何が起こるのだろうか……


~玄関ホール~


江ノ島「………皆集まったみたいだね」

>……そこにはモノクマではなく、江ノ島盾子本人が立っていた……!

江ノ島「鳴上、勘違いしないでよね。別にアンタのいう事に心を打たれたとかじゃないから」

>……

江ノ島「ただこの学園生活に飽きちゃっただけ……」

>江ノ島以外の全員はただ唖然としている……

江ノ島「そういう訳で……今からこの扉、開けちゃいたいと思いまーす!!」

>そういう訳で、俺たちは外に出て絶望しながらも世界の復興を続けた

>ちなみに桑田怜恩と不二咲千尋は気づいたら居なくなっていた、不思議なこともあるものだ……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年11月06日 (木) 21:20:51   ID: eXym62a-

アポと男の娘の扱いにワロタwww

2 :  SS好きの774さん   2015年07月26日 (日) 04:05:06   ID: 1gyWnW3X

オワッタwwww

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom