【コンマ】崩壊する世界を旅する8【安価】 (1000)
コンマによる判定と安価による選択で、崩壊する世界を旅するSSです。
結末はあなたの選択、そしてコンマによる運で決められます。
最終目標はストーリーの展開で変わります。デッドエンドも当然あり得ます。
前作「崩壊する世界を旅する」に準拠した世界観になりますが、初めての方でも入れるようなストーリーにします。
なお、スレ主はスマホから打つため、進行が遅くなりがち&まとまった投下がしにくい点ご容赦ください。
今作wikiと前作wikiは下になります。
ルールや人物説明はこちらを参考にしてください。
今作wiki
http://ss.vip2ch.com/ss/%E3%80%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%80%91%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%90%E5%AE%89%E4%BE%A1%E3%80%91
前作wiki
http://ss.vip2ch.com/jmp/1485168424
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509280862
では、再開します。
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「ユミールの容態はどうだ?」
「一応、安定してる。出血がかなり多かったけど……。ブランド君が、すぐに手当てしたおかげね。
辛うじて命はとりとめそうだわ。ただ、しばらくは絶対安静かしら」
クヴァの問いに、リナが答えた。
俺たちは、市庁舎に戻ってきていた。住民たちは撃退の報を聞き歓声を上げているが、こちらは喜びに浸っている気分ではない。
突如現れたオルドのクローン、ドワーキン。その力は、1対7という圧倒的数的優位をもってようやく何とかなったという程度だった。
しかも、向こうはまだ真価を発揮していない。あの魔法の一撃が放たれていたら……どうなっただろうか。
俺は背中に冷たいものが流れるのを感じた。
「……そうか、まあ、命が助かっただけでも良かった。ブランドは?」
「ユミールさんに寄り添って、まだ治癒術かけてるよ。……『俺の責任だ』って言ってる」
ナージャが軽いため息をついた。
「あまり根を詰めて欲しくはないがな。あれは、誰でも回避できなかった。……闇の中から刃だけが出てきたように見えたが、あれは?」
「……僕はその現場を見たわけじゃないけど、フローラの得意とする奴に似てるよ。
隠密魔法を駆使し、完全に気配を消す。そこからの一撃……」
「同感。……あいつのクローンの中身だけ、素性が明らかになってないの。
デアドラとフローラの魂は、母さんの部下って聞いてる。でも、ドワーキンは、誰も知らない。
使われた技術は同じだと聞いたけど……」
ジュリアンとフィオナが、それぞれの宝石の中から言う。
※35以上でヘルラ目覚める
※目覚めない
リナがダイヤモンドを見た。
「……反応なしね。ヘルラさんなら知ってるかと思ったけど」
「何にしろ、正体不明か。それがアミールの側についているのは、間違いないわけだな。
それと、恐らくは今、アミールは『穴』のどこかを攻めている。
そちらの状況も、相当に気になる」
「ああ。……サイラスは陥落し、親父は死んだ。他の町も、正直壊滅している可能性が高い。
ここだけが、残っているというわけだ。だが、これ以上ここを荒らされるのは見るに堪えねえ。
ここを捨てるか、残って防衛するか。決断しなくちゃいけねえ時が来ている」
俺は頷いた。ここが再び狙われるのも時間の問題だろう。
だが、避難させるとしてどこへ?そもそもどのぐらいの人数を避難させる?どうやって?
「地上への集団避難はできるか?個人単位ではよく地上に出ていたようだが」
※80以上で手段あり、ファンブルなし
※手段なし
クヴァは首を振った。
「そういう事態など、想定もしてなかったからな……恥ずかしい話だが。
小分けにして20人ぐらいを転移する方法はあるにはある。問題はどのぐらいの人数を避難させねばならないかだ」
考えるクヴァに、「ちょっと下に行って状況を聞いてきます」とマルコが言った。
10分ぐらい待つと、マルコが戻ってくる。
※コンマ下×100人が避難しなければいけない人数
※8500人
マルコは少し渋い顔だ。
「8500人程度だそうです。クラークの総人口の85%ぐらい、らしいですけど……」
「本来被害が少なかったのは喜ぶべきなんだがな……。小分けにしてやったら、425枚も帰還のルーンが要る。
流石に、んな予算はねえぞ」
クヴァも複雑そうな表情だ。
「一応、国王なり何なりに掛け合って帰還のルーンを確保することはできなくはない。
ただ、それだけの枚数を確保するのにどれだけ時間がかかるかは分からないな。
少なくとも、数日じゃ済まない」
「となると……徒歩での脱出?現実的じゃなくない??」
ノワールの言う通りだ。ここは第十五層。比較的緩いとされている第五層より上はいいとしても、そこまで辿り着くのは熟練の冒険者でもなかなか難しい。
まして、老人や女子供といった弱者をどうするのか。ジェラードたちやアミール一派のアジトがあったら、ひとたまりもない。
「そうだな。……となると、ここの守りをとにかく手厚くしてもらうしかないかもな。
ただ、これも問題がある。イーリスはファルーダとの対立上、兵力をそんなに割けない。アングヴィラもズマの動乱が一服するまではどうだろうか。
モリブスの軍隊に頼むのが一番だが、多少兵士が増えたとしてジェラードやアミールからの襲撃を耐えられるかは分からない。
安全性を考えれば、地上に行くのが一番なんだが……」
どうするのが正着なのだろう?
1 帰還のルーンでの避難
2 徒歩での避難
3 軍事力増強
4 その他自由安価
※0000までの多数決、必要得票3票以上
上げます。
簡易ゲートは使用制限あったっけ?
>>15
今回のものはありません。
ただし、運べる人数は最大20人程度です。
クリスが似たような電話持ってたりは?
>>18
描写なしですが、彼からのドロップはありません。電話はドワーキンに破壊されています。
0800までの多数決とします。得票はリセットです。
寝る前に上げます。
再開します。「ヘルラの覚醒を待つ」とします。
「……ヘルラさんに話を聞いてみるか。そろそろ、覚醒しそうなんだろう?」
リナが首を捻った。
「そのはずなんだけどね……ちょっと待ってみようか」
思えば腹も減った。幸い、この街は食料には困っていないらしい。適当にパンと果物を腹に入れて、ヘルラの目覚めを待つ。
……
01~05 ???????
06~20 夕方まで待ったが目覚めない
21~50 3時頃目覚める
51~99 やがて目覚める
※再判定です。
奇数 シュトロム部長から電話だ
偶数 下り階段近辺に敵兵
その時、外が急に騒がしくなった。斥候の兵士が、慌てて扉を開ける。
「下り階段付近に敵軍っ!!……」
01~05 ???????
06~40 総勢30人ほど、先頭には長い金髪の男が!
41~70 総勢15人ほど、先頭には長い金髪の男が!
71~90 人数は多くないですが……
91~99 様子が変です
「……総勢30人ほど、先頭には長い金髪の男が!!」
ローマンだ。思ったよりずっと早く、再襲撃を仕掛けてきたか!
「クソッ!!こんな時に……!!出れる奴は出てくれ、腹くくるしかねえ!!」
クヴァが追い詰められた表情で言う。
……
※70以上で追加イベント
※追加イベント発生
その時、リナの宝石が光った。
「……随分と力を使ってしまったわ。ごめんなさいね」
「ヘルラさんっ!!」
リナが叫んだ。
「……窮地に陥ってるみたいね。何か、できることはある?」
1 ここから一気に避難はできますか?
2 敵軍を押し返す妙案はありますか?
3 その他
安価下5多数決、考察不要
中断します。
「敵兵をまとめて押し返す秘策はありますか?……さすがに30人は多すぎます、しかもこちらには怪我人もいる。
恐らく指揮を取っているのはローマンです。彼一人でも、かなり厄介ですが……」
しばらくの沈黙の後、ヘルラが話し始める。
「……リナの記憶から、大体の状況は把握できたわ。相手の手の内が読めない以上、できることは少ない。
ただ……ないわけでもないわ。それにはリナ、あなたが鍵になる。クヴァ、街の入口は、どうなってるの?」
「あ、ああ。入口の門からは一本大通りがある。そこから碁盤のように道があるような感じだ……まさか!?」
「そう、庁舎を襲うにしても、必ず大通りは通る。その出鼻をまとめて、『白羅光』で迎え撃つの。
ただ、30人を確実に足止めしないといけない。入ってきたところを釘付けにし、リナがチャージし終わるまで待つ。
ローマンまでそれで倒せるかは分からない。でも、有効な手段よ」
「……となると、足止め役がいるな」
そうだ。足止め役が一番危険だ。しかし、どうやって足止めする?
※1200まで自由安価。「確実な」足止め手段が存在します。
少し進めます。
マルコの口車を使うのは正解ですが、その内容にチラリと触れている方が一人いますね。
「……僕がやります」
強ばった顔付きでマルコが名乗り出た。皆一斉に不安そうな視線を送る。戦闘力では、彼は間違いなく一番劣る。そのマルコが足止め?
不安げな雰囲気を感じ取ったのか、マルコは苦笑する。
「……まあ、そういう反応になりますよね。でも、僕はここまでほとんど役立ててない。せめて何かしたい。
そして、この中で交渉事なら、僕が一番慣れている。
……ローマンが来てるなら、彼を止めることはできます。共闘を持ちかけるんですよ」
「何だって??そりゃ、正気か??」
クヴァが呆れたように言う。マルコは頷いた。
「正気です。ローマンは、恐らくジェラード側の現場指揮官か、それに近い立場です。ある程度の裁量はあるはず。
そして、彼と僕らは共通の相手にやられてます。さっき会った、ドワーキンです。
彼がドワーキンの情報を、どれだけ持っているかは知らない。でも、基本モリブス周辺以外で彼やジェラードの一派が何かしたという記録はない。つまり、地上の――アミール側の情報は乏しいはずです。
この情報が餌になります。この話をするんです。そして、気を抜いたところに一撃と。
勿論、相手に情報を渡すのはリスクもあります。でも、この程度なら。あるいは……」
「オルドのクローンが本体に反旗を翻したと知れれば、ジェラードやコーウィンは混乱するかもしれない。そういうことね」
マルコは頷いた。
「繰り返しますが、向こうがどれだけの情報を持っているかは分かりません。ただ、理屈上は上手く行くと思います。……どうですか?」
なるほど、それは一案だ。だが。
「分かった、ただ、俺も連れていってくれ。いざというときに守れる人間は必要だろ?」
マルコは頷いた。交渉というからには、あまり大人数でも行けないだろう。連れていくなら、あと一人だ。
※誰を連れていきますか?
安価下5多数決、考察必要
(選択されても確率で動けないキャラもいます)
ちなみにこの中に魔翌力防壁みたいなの張れる人はおる?鼻から交渉の意思無しで不意打ち暗黒魔法されたらキャラロスト確実だと思う
>>54
魔力障壁はリナは張れます。彼女はメンバーに強制加入ですね。
後はブランド。ノワールは低確率でしょうか。
一応、リナの白羅光を使わずそのまま暫定共闘まで行くことができないわけではありません。
ただ、そうするメリットがあるのかないのかはありますし、そもそも薄い確率です。
上げます。
もう一度上げます。
再開します。
俺は考えた。最大の戦力はブランドだ。彼なら、余程でなければ何とかなるはずだ。
俺は隣室のブランドの所に行った。眠るユミールの手を握っている。
「……ブランド、ちょっといいか?今、下り階段から新たな軍勢が来ている。……かなり大規模だ。お前の力を借りたい」
ブランドは「でも……」と俯いた。ユミールのことが心配なのだろう。しかし。
「ここでお前が動かなかったら、ユミールは死ぬぞ、それでもいいのか?」
……
75-魅力(16)×4=11以上で成功
※84…成功
「……分かりました。ただ、一つ我が儘いいですか?『俺』のままで行きたいんです」
「『一族』に替わらなくていいのか?」
ブランドは頷いた。彼の持つ宝石からも声がする。
「俺が出ていったら、確実に警戒するだろう。30人の内訳にも依るが、俺一人でかなりやれるからな。確実に不意討ちを成功するなら、この童(わっぱ)の言う通りだ。俺が出るのは、戦闘時でいい」
「なるほどな。分かった、じゃあ今から行くぞ」
クヴァの部屋に戻ると、マルコが電話で話している。相手は恐らく、ローマンだ。
85-魅力(19)×4=09以上で成功
※魅惑の眼差しを使います
※この後の口車は成功が保証されません
「……何とか入口に誘導しました」
ふうと溜め息をついてマルコが言った。
「分かった。じゃあ行こう。極力、時間を稼いでくれ。リナは準備ができたら合図を」
「了解したわ」
俺たちは街の入口に向かう。……命運が決まるのは、もうすぐだ。
#########
着くと、門の所に金髪の男が立っていた。
……
01~05 ????????
06~20 ローマン一人????
21~50 ローマンの横には屈強な男10人ほど、そして魔獣と獣人が20体
51~70 ローマンの横には屈強な男が5人ほど、あとは魔獣や獣人だ
71~95 ローマンの両脇に屈強な男が二人。あとは魔獣や獣人だ
96~99 ローマン一人??
そこにいたのは……ローマン一人??どういうことだ!?
「……一人で来るとは思わなかったな」
「軍勢は外で待たせてある。私が合図をすれば、遠慮なく襲わせてもらう手筈だ。
だが、そこの少年……いや、青年かな。彼が伝えた言葉には興味がある。停戦というのなら、乗ってもいい」
俺はローマンを見た。……正気か?俺の訝しげな目線に気付いたか、奴はふふっと笑う。
「……正直、こちらも疲弊している。特に、クリスを失ったのは痛手だ。ゼクスも襲われ、『穴』における拠点を一つ喪失している。
クリスからの連絡が途切れたのでここに来てみたが、そこの青年から事情は聞いた。クラークを奪えるなら越したことはないが、それを上回る情報があると聞いてな」
マルコを見ると、彼は頷いた。
「ええ。……クリスを殺ったのは、ドワーキンという男です。オルドという、古の支配者のクローンと聞いています。
彼がアミールについている。どちらが主かは分かりません。ただ、明白にクリスを殺しに来ていた。
あなたたちのトップ――ジェラードとコーウィンの父がオルドですね。そして、彼の意思はあなたたちも動かしている。とすれば、オリジナルとクローンが対立していることになる。……妙だと思いませんか?」
85-魅力(19)×3=28以上で成功
05…失敗
「……誰だ、オルドとは」
ローマンは眉を潜めた。……ジェラードたちは、最高幹部に近いであろうローマンにもオルドのことは話していない?
しまったという表情をマルコが浮かべた。警戒心を高める結果になってしまったか!?
「出鱈目で私たちを釣る作戦か。いいだろう、それならこちらも応じるまで」
リナを見ると、彼女は首を振った。……まずい、このままでは……。
※75-賢さ(14)×3=33以上で成功
※56…成功
いや、彼が一人で来たということは、ある程度対話の意思はあるということだ。まだ説得の余地はある!?
「待て!彼が、マルコが話した話は出鱈目でも何でもない!
全ては、本当のことだ。恐らく、ジェラードとコーウィンはそれを教えていないだけだ。奴らに聞けば分かることだ。
疲弊しているのは、俺たちも同じだ。互いに潰し合えば、得をするのはアミールだ、違うか??」
75-魅力(16)×3=27以上で成功
39…成功
ローマンは上げかけた手を下ろした。
「……続けろ」
俺は安堵した。やはり交渉の余地はある。
「……停戦するなら、条件がいる。それは俺も分かっている。
正直、俺たちはお前たちを信用していない。だが、それ以上にアミールたちは脅威になりつつある。
だから、ある程度の条件は飲むつもりだ」
ローマンは値踏みするように俺を見る。
「……二言はないな?」
「ああ」
そして、ローマンは口を開いた。
01~15 ????????
16~60 ゼクスの奪還
61~99 ????????????
「そちらに、カレン、という女がいたな。タキという男も、イーリスにいるはずだ。
彼らは『イレギュラー』だ。明確に異世界から来ている。私も、そしてジェラード様、コーウィン様もその点に極めて強い関心を抱いている。
そして、私たちの知らぬ『理(ことわり)』を持っている。その力を知りたい。
……リナ、君が彼らを連れてきたのだろう?」
ローマンが歪に笑った。リナは汗を流しながら頷く。
「その通りよ。……回りくどいわね、何が言いたいの」
「つまり、私の要求はこうだ。一つ、互いに攻撃はしない。一つ、アミール陣営への攻撃はこれを黙認する。そして、私を含めた何人かを、異世界へと連れていく」
「な"っ……!!?」
俺は思わぬ要求に絶句した。俺だけではない、他の皆も驚愕で固まっている。
ククッと、ローマンが愉快そうに笑った。
「突拍子もない要求とお思いかな?こちらとしては、更なる力が欲しいのだ。その力は異世界にあると踏んだ。
あの越後という男、向こうの世界のある男に命じられて送られたらしいな?占領するつもりと悟った私たちは、即座に奴を放逐したが……あの男の潜在能力は、ジェラード様やコーウィン様にも匹敵するものだった。
その力が欲しいのだ。地上を殲滅し、我が物にするために」
口の中が乾く。……この要求、どうすべきか。
1 受ける
2 受けない
3 受けたふりをして白羅光で攻撃
安価下7多数決、考察必要
(重要選択肢です)
※上の選択肢を一度取り消します。
代わりに以下の選択肢とします。
1 無条件で受ける
2 対抗条件を出す
3 受けない
4 受けたふりをして白羅光で攻撃
2のみ自由安価で対抗条件を
0000までの多数決
考察は同じく必要です。
対抗条件は内容次第で大きく状況が変わります。
上げます。
対抗条件は出して失敗することもあります。ただ、飲ませやすいものも含まれています。
ヒントは「そもそもどうやって日本まで飛べたか?」です。
ここでローマンを始末するのもありです。ただ、ローマン以外にも強力な戦力が1、2います。
そもそも人数が増える分必要な力も増えるんだからオルディニウムを利用できる環境をよこせって感じ?流れ次第でクリムゾンの無力化とかもできたらいいな
0000を過ぎても有効票にならなかったので、リセットの上0800まで期限を延ばします。
上げます。
人が少ないので、0000までと合わせ支持が二人の>>96でいいですか?
安価下5多数決、考察不要
一度上げます。
個人的にだけど、連れてくこと自体がまずやばい気がする
向こうでは魔法ほぼ使えないのに、人外じみた身体能力のローマンを抑えられるだろうか?滝さん監視にでもつけるの…?
急展開ばかりになったのは仕方ないですね……コンマが荒ぶりすぎてます。
交渉ルートは>>70からも分かるように極めて薄い確率でした。
なお、本ルートは以前少し言っていたようにジェラードないしはコーウィン弱体化の好機です。(特にジェラード)
>>108
ローマンは魔力で色々底上げしています。つまり……
なお、こちらも等しく弱体化します。(魔法ダメージ半減など)追加効果は発動しますが。
あと、本イベントが終わったら色々整理します。現在の対立関係やパワーバランスを明示する方針です。
とりあえず飲むか飲まないかだけ先に多数決しちゃう?具体案は置いとくとして
>>112
それでお願いします。
安価下5、考察不要です。
上げます。
対抗条件はどうしますか?
1200頃まで受けます。
対抗条件は「研究所の利用許可」「ジェラードの同行」で決定します。
再開は夜。
再開します。
「……分かった、受けよう。だがこちらからも要求がある。オルランドゥの研究所。今お前たちが押さえているだろうが、そこを使わせてもらう」
「……ほう?」
ローマンが口の端を上げた。俺は構わず続ける。
「異世界に行くには、オルディニウムの力が必要だ。だが、恐らく知っての通りあれは有害だ、心身両面でな。
だから、その無力化措置を取らせてもらう。リナならできると聞いた」
「そういう技術があるとはな……。魔力無効化で対応していたが、精神の侵食までは防げなかった。だが、それができるのならやってもらおうか。研究所も開放しよう。……だが、どうやって行くというのだ」
嘲るような笑みを浮かべたローマンに、俺はシェルミィの電話を見せた。
「簡易ゲートだ。死んだお前の部下が落としていったよ」
ローマンは真顔になると、「クソっ」と短く吐き捨てた。
「……だがその程度ならこちらは飲もう。……他には?」
「ジェラードを同行させろ」
それを聞いた途端、ローマンは爆笑した。マルコたちも、信じがたいという目で俺を見る。
「ハーハッハッハハハ!!!傑作だ、力を欲しようという敵の首領に、塩を送るか!!!気でも狂ったか!!」
リナは唖然としていたが、すぐにニヤリと笑った。
「……彼は正気よ。この上なく、ね」
俺は彼女が俺の意図を汲んだのを理解した。……だが、ここでそれをローマンには明かせない。
「ああ。これぐらいの譲歩をしないと、飲んではくれないと思ってな。……悪い話じゃないだろう?」
75-魅力(16)×4=11以上で成功
93…成功
ローマンは面白そうに笑った。
「いいだろう。だが、これは私の一存では決められんな。暫し待て」
奴は電話を取り出した。……
※20以上でイベント続行
※再判定します。
奇数 拒絶
偶数 保留
※保留
「……はい、ええ。……間違いなくそう言っています。……それもそうですな……分かりました」
やがてローマンは険しい表情で俺と向き合った。
「……話が上手すぎる、だそうだ。一度持ち帰って検討させてもらう」
やはりそう簡単には行かない。……だが、この場はやり過ごせるか。
「そうか。返事はどのように?」
「明日朝、シェルミィの電話に掛ける。その後は、ジェラード様の返答次第だ」
ローマンは警戒を保ったまま、後ろ歩きする。奇襲はかけられそうもない。
「……では、さらばだ」
ローマンは門の扉を閉める。……まだ、この街の安全は確保されていない。
##########
俺たちは庁舎に戻り、顛末を説明した。クヴァが苦い顔になる。
「……まだ気は抜けねえってことか。しかし、随分な条件だな」
カレンが口を挟んだ。
「いえ、サイファーさんはかなり上手いことを言ったと思います。異世界……私たちの世界には、魔素がほとんどないんです。つまり、魔力的な行動は、ほぼできない。
私たちがこっちに来れたのは、オルディニウムの力があったからです。逆に言えば、そういう状況にない限り、ジェラードはかなり弱体化するはずです」
ブランドが腑に落ちたという表情をした。
「そういうことね。でも、ジェラードはかすかに昔の記憶がある。もし、火蓮の世界がこの世界の過去なら、その特性をジェラードが覚えていても不思議ではない。
話が上手すぎるというのだけじゃないかもね」
「ただ、仮に停戦を拒否して来たら……クラークはどうなるんだ?また襲われかねんぞ」
クヴァが言う通りだ。その時は、総力をもってここを護らねばならないだろう。
あるいは、避難する手があればいいが……
※90以上で追加イベント
※追加イベントなし
「……正直、そこは明日朝上手く俺がやるしかないな。ジェラードの同行は断られても、停戦だけは実現しないと話にならない」
クヴァは厳しい顔で俺を見る。
「頼んだぜ、お前にかかっている」
俺はクヴァの目を見て、強く頷いた。
##########
地上には俺たち5人だけが戻った。既に夕方になろうとしている。正直、かなり疲れた。
「ユミールさん、大丈夫かな」
ノワールがぽつりと言った。命に別状はないと言っても、相当出血したのは疑い無い。
戻るや否や、「ユミールさんの治療に向かいます」と言ったブランドの表情は、心底心配そうだった。彼にとって、ユミールは恩人だ。思うところもあるのだろう。
「ブランドに任せるしかないな。まあ、『一族』のブランドが自由に出れるようになったのは大きいが」
「そうね。あの子は、私の子でも相当強い。ジェラードとコーウィンが二人がかりで来ない限りは、何とかなると思う」
ヘルラが言う。……色々あった今日の出来事で救いがあるとすれば、そこだろうか。
※15以下で追加イベント
※再判定(低コンマが続いているため、一定確率でイベントなしとします)
01~30 シュトロムから電話
31~50 ランダムから電話
51~99 イベントなし
※クリティカルなし
※イベントなし
※80以上で追加イベント(絆効果発現)
※平時でないと絆効果発現イベントは出にくくなっています
※イベントなし
中断します。
今日は更新なしかもしれません。
今日も多分更新なしです。
少し進めます。
#########
ピリリリリリリ
熟睡から目覚めさせたのは、電話の音だった。俺は誰からかと一瞬考え、すぐにその主に思い当たる。ローマンだ。
夜はまだ明け始めたばかりだ。くそっ、ゆっくり休ませるつもりはないということか。
※10以下で追加イベント
※追加イベントなし
電話にはローマンの名が表示されている。俺は無言でマルコを起こし、電話に出た。
「俺だ。随分と早いな、そんなに早起きなのか」
『生憎私は睡眠をあまり必要としない体質でね。迷惑だったかな』
「お前らが昨日クラークに来たことに比べれば迷惑でもないがな。……結論が出たのか」
01~10 決裂だ
11~30 その条件は飲めない
31~0 条件付きで飲もう
61~99 それで構わない、ということだ
※不備があったので再判定
電話にはローマンの名が表示されている。俺は無言でマルコを起こし、電話に出た。
「俺だ。随分と早いな、そんなに早起きなのか」
『生憎私は睡眠をあまり必要としない体質でね。迷惑だったかな』
「お前らが昨日クラークに来たことに比べれば迷惑でもないがな。……結論が出たのか」
01~10 決裂だ
11~30 その条件は飲めない
31~60 条件付きで飲もう
61~99 それで構わない、ということだ
『その条件は飲めない、ということだ。あまりに話が上手すぎる、というのが全てだな。コーウィン様も同じ意見だ。
……何故このような条件を出した?返答次第ではこのまま決裂とさせてもらうが』
急速に目が覚めていくのを感じた。隣のマルコも緊迫した表情になる。
俺は……
75-賢さ(14)×3=33以上で成功
※成功、ゾロ目
※再判定します
奇数 不利な条件を出される
偶数 クリティカル扱い、ジェラードと直接交渉
「……それについては、ジェラードと直接話したい。そっちの方が、こちらの意図を分かってもらえるはずだ」
暫くの沈黙の後、ローマンは短く『それも道理だな』と言った。そして受話機から高い少年の声が聞こえる。
『僕だ。何故あのような条件を出した?まず罠と思っているが、言い分だけ聞こうか』
やはり罠と看破されていたか。しかし、ここで素直に吐くわけにもいかない。
俺はヘルラやランダムらとの会話を思い出していた。確か、奴には『一族』と化する前の記憶があったと聞いた。揺さぶるなら、ここだ。
「お前には世界が太古の昔崩壊する前の『過去』の記憶があると聞いている。そして、カレンたちが来たのはその『過去』である可能性が高い。……遥か昔に何が起きたか、何があったのか、知りたくはないか?」
『何が言いたい』
ジェラードの声が、少し低くなった。俺は恐れを感じながらも、それを無理矢理押さえ付ける。
「お前が何者か、オルディニウムとは本当は何なのか。知りたいと思ったことはないか?
カレンのいた世界は、既にオルドもヘルラも存在していると聞いた。昔の両親に、会いたいとは思わないか?」
ヘルラが以前、少し話したことがある。「火蓮たちの世界は、私の推測が正しければ、世界が壊れる5年ほど前の世界かもしれない」と。詳しい話は聞いていないが、そうだとすればオルドやヘルラもどこかにいるはずだ。
そして、もしジェラードが彼らと会ったなら?ジェラードはオルドの影響下にあるとヘルラは言っていたが、そこから解き放たれる可能性もある。
俺は自分の言葉が甘言であると認識している。ジェラードも、そこに何らかの罠があるとも知っている。
だが、敢えて罠にかかってもいいと思えるだけの条件であるはずだ。……もし彼が、自分の過去を知りたいと思っていれば、だが。
※25以上で条件を飲む
※重要判定のためコンマ下3
※飲まない
長い沈黙の後、ジェラードは口を開く。
『やはり飲めないな。君たちにとってのメリットが一切ない』
01~30 これで交渉は終わりだ
31~90 だが、僕も昔の両親には興味がある……
91~99 ???????
※夜から本格再開します。
というかもう過去世界って事で確定なのか。確信はないけど可能性があるくらいだった気もするけど
再開します。
>>168
サイファーの理解だと「過去世界であるらしいが、どうもずれが発生している」という感じですね。
実際、本来なら火蓮のいる世界でオルディニウムは発見されているはずです。しかし、まだオルドはそれを発表していません。
これはここからの話になるので言いませんが、物語の根本部分に関わるものです。
交渉決裂だとそこが分からないまま話が進んでいたので、まだマシな展開ではあります。
『だが、僕も『過去』に何があったか、オルドやヘルラが何を見たかには興味がある。
だから、停戦自体は応じよう。……オルドに会うことが条件だが、な』
「……オルドの話は、ローマンにしてなかったようだが。まだ近くにいるんだろう?」
『ああ。わざわざ知らせる必要もないと思っていたが、状況が変わった。既に昨晩説明済みだ』
……ローマンの今の顔が見てみたいと、俺は思った。信用されていないことへのいら立ちがあればいいのだが。
そして、どうやってオルドに会う?仮にカレンの世界にオルドが存在していたとしても、どうやって行けばいいのか。
火蓮の世界に行くにしても、任務は一筋縄では行きそうもない。
だが、ここで飲まないという選択肢はないだろう。……クラークをこれ以上危険に晒せない。
「……分かった。なら、一度停戦は合意、それでいいな」
『構わないよ。……アミール……というかドワーキンの一派か。連中の攻勢が相当激しくなってきているからな。
僕としても立て直しに時間は欲しい、ということさ」
「いつまでにカレンたちの世界に向かえばいい?」
『そうだな……』
01~33 三日以内
34~66 一週間以内
67~90 二週間以内
91~99 特に制限なし(ただし、魔素汚染のペースを考えると2か月以内)
『三日以内だ。こちらもそう悠長に構えていられないのでね』
俺は眉を顰めた。何かあったら、そちらに対応できない可能性が高い。
それに、リナとヘルラにオルディニウムの無力化に必要な期間を聞いていない。常識的には、あまりに短すぎる。
「すぐに行け、そういうことか。オルディニウムの無力化に必要な時間を、俺は知らないぞ」
『それは母さんに聞いてくれ。君が守りたいのは、クラークの市民だろう?
彼らの生殺与奪は、僕たちが握っている。この停戦、僕たちが有利な状況にあるのを忘れないでくれたまえ』
選択の余地がない、ということか。……俺は黙った。
『3日後、オルランドゥのA鉱脈研究所にローマンが行く。そこで落ち合おう』
一方的に電話は切られた。
「クソッ!!!」
俺は叫ぶ。……こうなると、後はリナとヘルラ次第だ。
#############
「……というわけだ」
朝食のテーブルで、俺は皆に早朝の電話を説明した。重苦しい空気が食卓に流れる。
「かなり無茶な条件を振ってきたね。……ただ、クラークの人たちを守るには……」
俺は牛乳でパンを流し込んで、ノワールの言葉に頷いた。
「ああ。とりあえずその場では否定できなかった。……で、リナ。そしてヘルラさん。オルディニウムの無力化と、転移の準備にはどのぐらい?」
01~15 1か月はかかるわ
16~35 2週間はかかるわ
36~65 1週間はかかるわ
66~90 3日あればギリギリ
91~99 1日あれば十分ね
「3日あればギリギリ。ただ、研究所に行くにしても防護服が必要よ。
これからイーリスに行って、皆に話をするということになるでしょうけど……。
確か、アリスが持っていたかどうか」
リナの持つ宝石が答えた。
「アリス……『サラスの賢人』、ですか」
「ええ。ブランドたちが接触しているはずだから、多分今日、イーリスにも来るでしょう。
防護服も確保できたと思うけど……」
「後は、本来私たちが持ってきて、その場に置かざるを得なかった防護服ですね。
……オルランドゥに生身で行って、どこまでもつかは賭けですが」
カレンが厳しい表情でリナを見た。
「……とにかく、これからイーリスに飛ぶわけですからそこからですね。
まず、モリブスの新政権に一言、お暇を言ってからになりますが」
マルコが言う。
##############
※15以下で追加イベント
※追加イベントなし
###########
俺たちはモリブスの領事府を訪れた。新領事にはベーレン侯が付いたという。
受付に話をすると、二つ返事で領事の執務室に通された。扉を開けるなり、禿げ頭に顎髭の男が喜色満面で出迎えた。
「これはこれは!モリブスを救ってくださったこと、心から感謝申し上げます。
昨日の段階でお話をしたかったのですが……どうしても外せぬ用があると、この方に聞いておりましたので」
ベーレン侯の横には、眼鏡をかけた短い金髪の男がいる。ブレイズだ。
その横には、老齢の翼人が立っていた。……確か、今の教団の教皇だったか。
ブレイズはしばらく黙った後、ニコリと笑った。ごく軽い頭痛がする。記憶を読まれたようだ。
「彼らにはまた、急ぎの用があるようです。……私も外さねばなりません。
ごく簡単に、要件を申し上げた方が」
「おお、ブランド殿、そうでしたな。まず、ジョシュア侯。……彼は洗脳されていたと聞きました。
ただ、もうモリブスには置いていけない。そこで、あなた方の作戦に巻き込まれた形で死亡とし、国外追放としました。
……とはいえ、事情が事情ですからな。人目につかぬアーデンの森近辺で、隠遁してもらう方針です。
それと……これはかなり重要なのですが。ラスカ侯は、処刑しました」
「……何ですって?」
ラスカ侯といえば、ジョシュア侯の暴走を何とか抑えていた7貴族の最長老だ。
一応、モリブスの前領事ということになっていたはずだが……。
「通じていたのですよ。アミールに。ただ、彼単独ではジョシュア侯には対抗できなかった。
何人か有力な刺客を雇っていたようですがね。……思えば、マリオが何故あの場にいたのか。
ラスカ侯の一派を殲滅するためだった……というわけです」
ブランドが苦々しく言った。ことによると、マリオの妻であるプティが犯した連続殺人というのも、それに関連するものであったのかもしれない。
「なるほど。……それにしても、アミールの根回しは相当ですね。大体各国の首脳に食い込んでいる」
※80以上で追加情報あり、ファンブルなし
(失礼しました、ブレイズですね。どうもよく間違えます)
※追加情報なし
「ともあれ、これでモリブスは安定しました。幸い、内戦に陥ることもなかった。
……ズマは、大変なようですな」
ブレイズから話を聞いたのだろう。俺は頷いた。
「ええ。ただ、ほぼ決着はついたと聞いております。
後は、私の国とファルーダ侯国の対立でしょうか。テルモンをどうするかを、これからイーリスで協議することになっておりますが」
「それなら是非私も。……他人事ではありませぬからな」
ブレイズが少しベーレン侯に微笑むと、彼は少し呆けたような顔をした。そしてベーレン侯は苦笑を浮かべる。
「……と思いましたが、やめておきましょう。まずはここの政情安定が第一、です」
思考を弄ったらしい。……つくづく、彼が敵でなくて良かった。
「で、他の用件とは?」
「おお、そうでしたな。……ジェニーを、探していただきたい。娘は、生きておるのでしょう?」
「ええ。それは保証しますわ。ただ、彼女がここに戻れるかは、別ですが。
……彼女は、ここからはそう簡単には行けない場所にいます。既に家庭も持っている。
幸い、近々彼女に会う可能性は高いでしょう。その時、こちらに戻るかどうか聞いてみますが」
「家庭を!?そんな、いつの間に……なら、なおさらこれを渡してほしいのです」
ベーレン侯は、懐から宝石箱を取り出した。
「これには、どんな苦難にも打ち勝つ加護が込められた宝石が入っています。
ジェニーの身を守る力もあるはずです。どうか、お渡しください」
俺はそれを受け取った。
※97以上で追加イベント、ファンブルなし
※追加イベントなし
「最後に、それとは別にあなた方に御礼の品を贈りたいのです」
ベーレン侯が手を叩くと、職員が何かを持って入ってきた。
……
01~40 箱が4つだ
41~65 武器だ
66~90 防具だ
91~99 ????????(再判定)
※武器の種類
01~30 大剣
31~70 片手剣
71~90 杖
91~99 再判定
※杖
そこにあったのは、一振りの杖だ。……これは?
01~60 杖「アスクレピオスの薬杖」(5000マドル相当)
61~80 杖「魔術師ダルフの杖」(7000マドル相当)
81~99 再判定
「これは『アスクレピオスの薬杖』といいます。ベーレン家が没落してしばらく、医者を生業としておりましてな。
その中の一人が、旅の高僧にもらったものとされております。我が家の家宝ですが、やはり使われて何ぼですからな。
是非、これを今後役立てて下さい」
俺はノワールを見た。
「これはお前が使うべきだろうな」
「うん、ありがと。これ、相当いい品だね。是非使わせてもらおうかな」
・「アスクレピオスの薬杖」
HP+35、ダメージ修正(魔法のみ)40、ダメージ軽減20、知力、賢さ、耐久力+3
クリティカル倍率+1倍、毎ターンHP50回復
HP 104+100(204)
筋力 1+1(2)
知力 20+6(26)(上限)
器用さ 2+2(4)
賢さ 16+6(22)
耐久力 2+4(6)
魅力 16+4(20)
好感度 215
コンマ修正 15
ダメージ修正 65
ダメージ軽減 70
※成長判定時、HPの上昇がコンマ下÷6
※筋力、器用さ、耐久力の上昇には通常のポイント+1必要
【技能】
・暗黒嵐
同時5体まで攻撃可能、ヒットで相手を盲目化
・高速治癒
1ターン使ってコンマ下一桁×5+知力(現在17)分回復
・敵感知
周辺の敵を感知
・精神感応
言葉が通じにくい相手と初歩的な会話が可能
・肉体増強
戦闘中のみ使用可能、一時的にHP+30耐久力+3、自分には使えない
・破邪術
アンデッド系相手に乗数+2
・魅惑の眼差し
魅力関連で一日一度だけ強制成功
・連続魔
2回連続魔法攻撃可能
・光の矢
ダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+ダメージ修正
(相手の防具修正を無視、遠距離攻撃)
・暗黒剣
相手の防御修正を無視して以下のダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+筋力×y+魔法ダメージ修正
※近接戦闘時のみ、前作と違いエリリルの効果なしに注意
・結界の霧
戦闘開始時に強制的に発動、全員へのダメージを1回だけ2分の1にします(不意討ち時は無効、ノワールのターンになってから発動)
(現状だと最速発動します)
・治癒の霧
1ターン消費で全員のHPを回復
(コンマ下一桁×x+知力×x)
・蘇生術(new)
気絶状態を確率で回復、HP0以下のダメージを負ったキャラを一定条件下で低確率で蘇生(死者は蘇生できない)
※その他、隠密魔法など各種基礎魔法
【装備】
・「アスクレピオスの薬杖」
HP+35、ダメージ修正(魔法のみ)40、ダメージ軽減20、知力、賢さ、耐久力+3
クリティカル倍率+1倍、毎ターンHP50回復
・魔力糸の服
ダメージ軽減15、器用さ、魅力+1
・「僧侶シンシアの帽子」
HP+15、賢さ+2、ダメージ軽減10
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2
今日はここまで。どうにも神器出ませんね。
しばらく更新ペースは落ちます。ご了承ください。
再開します。
#########
「……そろそろ、だね」
ノワールが腕時計を見て言った。
領事府を出た俺たちは、教団でブレイズの帰りを待っていた。ここから、リナがゲートを明ける形でイーリスに向かうことになっている。
ブランドたちには、既に連絡を入れた。クヴァに停戦の顛末も伝えたが、「何にせよ、少しずつ避難は必要だな」とのことだ。
避難先として使える場所が、どうにも必要だ。この件も今日の議案に乗りそうだ。
※60以上で追加イベント
※追加イベントなし
やがて、ブレイズがフローラを連れてやって来た。
「では、行きましょうか。……リナさん、ゲートを」
リナは頷くと、空間の歪みを作った。
#########
俺たちは王宮の前に飛ばされた。空間の中を一足歩くと遥か遠くの場所というのは、いつやっても奇妙な感じがする。
王宮に入ると、既にセシル国王とベルトラン宰相が円卓に座っていた。今はいないが、シュトロム諜報部長も参加するらしい。
その時、俺の電話が鳴った。
※20以下で追加イベント
※クリティカル、内容を再判定
奇数 ランダムから電話
偶数 滝から電話
電話はタキからだった。
『久し振りだな。今どこに?』
「イーリスに戻ってる。モリブスの厄介事がやっと終わったんでな、その報告を含めた会議だ」
『そうか。こちらもそちらに向かえそうだ。ファルーダ軍が、撤退を始めた』
「何だって?」
会話内容が聞こえたのか、国王とベルトランが信じられないと言いたげな表情を浮かべた。
『言葉通りの意味だ。フレール王子の反乱が失敗に終わったのもあってか、最近随分大人しかったんだがな。ここで兵を引くとは思わなかった』
俺は「穴」を襲ったアミールの軍を思った。ファルーダ軍がそっちに回されている可能性はあるかもしれない。
それに伴い、軍事力の再配置を行ったということなのか。ともあれ、こちらにとっては朗報だ。
「それは良かったな。……実は、お前の来た世界に行くという話になっている。詳しい話をしたいのだが、来れるか?」
『日本に行くと?しかし、どうやって……』
「リナの協力を得る。お前らをこっちに送ったのと同じことをやるそうだ。
とはいえ、あまりこちらにとって一方的にいい話でもないんだが……」
『そうか、とにかくそちらに向かおう。二時間ほど待ってくれ』
タキにこの件の話ができるのは、正直助かる。日本に行くときも同行してくれれば、なおありがたいが。
※10以上でランダムたち登場(コンマ下)
※ファンブル以外でランダムたち登場、15以上ならアリス同行(コンマ下2)
中断します。
ここから先は状況整理が中心です。
再開します。
しばらくすると、ランダムとエイリークが揃って現れた。エリスとユリリエも一緒だ。
「よう。久し振り……ってわけでもねえか。ただ、昨日は随分と色々あったみてえだな」
ランダムが俺の顔を見て苦笑した。
「全くです。……色々お伝えしなければいけないこともあります。それは、また追って」
「ふぅん。まあ、こういう会議をやらねばならないほどだ。しっかり話は聞かせてもらうぜ」
※25以上で一族のエリックが表に出ている
※一族のエリックが来ている
「同感だな。その様子、相応に重大な話と見た。余にも少なからず関係がある、そうだろう?」
赤い髪の女が言った。ちゃんと一族の「エイリーク」が出てきてくれたようだ。
それに応じてヘルラが言う。
「そうね。あなたにも大きな関わりのある話よ。あなたとジェラード、というべきかしら」
「余とジェラード?……そうか、そういうことならやはり来る意味はあったな。
ブランドたちはまだ来ていないようだが」
その時、部屋の扉を叩く音が聞こえた。ブランドとナージャ、ダリウス。そして……小柄な老齢の女性がいた。
「遅くなったな。彼女を連れてくるのに、少々時間がかかった」
「お久しぶりね……ランダム以外は、500年ぶりかしら。姿が違うのもいるみたいだけど……。
それと、ヘルラ様はこちらに?」
老齢の女性が口を開いた。これが、「サラスの賢人」か。
「ええ。久しいわね、アリス。まさかまた会えるとは思ってなかった」
「本当に、ヘルラ様なのですね……。こちらこそ、お久しぶりです……!存命とは思いませんでした」
アリスは目から涙を流して大きく一礼した。
「それも無理はないわね。後で少し頼みごとをすると思うけど、いいかしら」
「ええ。できる範囲で何なりと」
これで後は、タキたちだけか。
……
※95以下でヘカテル同席
※ヘカテル同席
しばらく待つと、タキが現れた。その後ろにはサワダ、そして……ヘカテルだ。
「待たせてしまいましたか。滝蓮次郎、今参上しました」
ヘカテルは俺の姿を認めると、ぱあっと顔が明るくなった。隣のノワールの表情が、少し曇る。
「副団長、ご無事で……!!」
「俺のことはいい。……だが、そちらも元気なようで何よりだ」
ヘカテルが頷くと、こほんとノワールが咳払いした。こいつなりに警戒してるのだろうか。
「……じゃあ皆さん集まられましたね。では、始めましょうか」
セシル国王が呼びかけた。俺たちは頷く。
###########
会議はまず、それぞれの現状の報告から始まった。
俺はモリブスで起きたこと、そして昨日のクラーク特別市でのことを話す。
「……とりあえず、モリブスについては概ね落ち着いたと言えます。モリブス政府をこちら側につけるという目的は達成されました。
ジェラード側の戦力も相当程度削れたと言えます。恐らくは主力であった、マリオ・ドリンクウォーターの殺害に成功し、
彼らの洗脳担当であった翼人……クリスとシェルミィも死亡しました。
ただ、オルランドゥの市長であった、ローマン・オーディナルは健在です。彼は、人外の力を身に付けている。
その他にもまだ戦力がいるようです。未だ一筋縄ではいかないと言えます」
「ローマン市長がジェラード側……。それは正直、ショックですね。妹のフェリシア所長を呼ばなかったのは、賢明でしたね」
国王の言葉にシュトロム諜報部長は頷く。
「彼の兄にあたるマニー・オーディナル会長には、先ほど伝えました。
彼は今日用事があって来れないそうですが……ノニの裁判が始まるそうです」
「そいつは仕方ねえな。……だが、ジェラードやコーウィンも相当程度追いつめられている。違うか」
ランダムの言葉に俺は頷く。
「ええ。しかも、アミールの一派が『穴』の第三十階層にある彼らの拠点――『ゼクス』と呼んでいましたが……そこを襲ったとのことです。
だから、彼らは私たちの停戦の求めに応じた。相当疲弊しているのは疑いありません。
クラーク特別市を人質に取られている中で、こちらとしても向こうの条件を飲まざるを得なかったわけですが」
「それがさっき話していた、日本にローマンを向かわせる、ということだな。
そして、それはリナさんでなければできない。向こうとしても、こちらを利用しようという肚か」
タキの言葉にリナが目を閉じた。
「……正直、できるならジェラードをあなたの世界に呼び出して弱体化させたかったのだけどね。
流石に罠だと見抜かれたわ。……ああ、一つ言わせてもらうわ。蓮次郎君や火蓮ちゃんのいた世界は、ここよりはるかに魔素が薄いの。
オルディニウムや既に『チャージ』済みのアンバライトがなければ、碌に魔法が使えないぐらいには。
だから、恐らくは魔力的存在であるジェラードを日本に行かせれば、殺害が可能な程度には弱体化できる可能性があった。
でも、残念ながらそれは無理になったわ。ローマンなら、どうとでもなるでしょうけど」
「ただ、向こうの世界の技術力の方がはるかに進んでいるのは間違いないわ。
世界が崩壊する前の『過去』ですら、オルディニウムの分析は必ずしも完全ではなかった。
オルドだけが、全てを知っていたといっていい。
もしこれからそこに戻り、正気を失う前のオルドと出会えたなら……あるいは、大きな進歩がそこにあるかもしれない」
ヘルラの言葉に、エイリークが顔をしかめた。
「ちょっと待て。タキたちが『過去』から来たとして……そして母様がオルドに『過去』で会ったとしてだ。
この世界はどうなる?過去が変わったら、未来であるこの世界はどうなるんだ?」
「実の所、滝君たちの世界は厳密には私たちが生きてきた『過去』とは違うようなの。
私たちが飛んだ時代は、オルドがちょうどオルディニウムを発見したのより少し前だった。
でも、2年もいてそのようなニュースは遂になかったの。オルド・テイタニアという科学者の名はあっても、彼が表舞台に立つのを私は目にしていない。
おかしいとは思ったわ。でも、それを確かめる前に、滝君たちをここに送り込むということになってしまったから……」
アリスがリナの方を見た。
「『時空的同位』かしらね。化学的物質で、使われている元素が同じなのに配置が違うことで全く違う働きをするものを『同位体』というの。
それと同じことが、時空的にも言えるわ。リナ、あなたはヘルラ様とオルディニウムの力を借りて、大幅な時間遡行を実現した。
でも、行きついた先はここと繋がりのある『過去』じゃなかったのよ。『ほぼ同じの、あり得べき過去』にあなたは行ったわけ。
あるいは、あなたが飛んだことで、その過去はもはやここと地続きの過去ではなくなった、と言ってもいいかしら。
まあ、かいつまんで言うと、ヘルラ様たちが飛んだ先はこの世界とは厳密には繋がっていない、ということね。
だから多分、向こうで何かやったとしてもこちらの世界に影響が及ぶことはないわ」
何を言ってるかよく分からないが、つまり、タキたちの世界はこの世界とは別物、ということであるらしい。
それでも、そこにはオルドという男が存在する。行く意味があるのは疑いない。
ちょっと中断します。再開は明日になるかもしれません。
本日も恐らく更新はありません。
少し再開します。
「問題は、蓮次郎君たちの世界に行けるかどうか。ローマンの奴、相当キツい期限を要求してきたわ。3日後までにオルディニウムの無力化をしろって……
そもそも、あの研究所で作業するとなると防護服が必要よ。精錬前のオルディニウム鉱石があるかという問題もあるけど、最大の問題はそっち。あの近辺は汚染され過ぎてる。
睡眠は適当にどこかに飛べばいいけど、作業中はそうもいかないわ」
ヘルラは一息置いた。
「……アリス、話に聞いたかもしれないけど、防護服は持ってる?あなたなら、もしかしたら持っているかもしれないと思ったのだけど」
01~20 アリスは首を振った
21~60 条件付き、ね
61~99 アリスは頷いた
アリスは目を閉じ、リナの方を見た。
「……条件付き、ね。というのも……」
01~35 今私の手元にはないの
36~70 簡易型しか手元にないの
71~99 補修が必要なの
「というのも、補修が必要なの。何せ、数万年も使ってないものだから」
そう言ってアリスは、持ってきたバッグからボロボロの防護服を取り出した。汚れこそないが、生地は素人目から見ても痛んでいる。
「リナ、って言ったわね。話はブランドから聞いたわ。あなたがヘルラ様の依り代になっているとも、ね。
そして、シデの子孫で時間遡行も使えるんでしょ?あなたならこれ、直せると思ったのだけど」
……
01~30 無理です
31~85 無理です……
86~95 できそうですけど……
96~99 問題ないですね
リナはそれを受け取ってしばらく見たが、すぐに険しい表情になった。
「……これは無理です。あまりに遡るべき時間が長すぎる」
「やっぱり、か。似たような素材があればいいのだけど」
アリスも思案顔だ。
「似たような素材?」
「ええ。魔素を遮断するような、気密性が極めて高い素材。ただ、この世界も随分文明が発展したけど、そういうのはどうもなさそうね」
……
50以上で追加イベント
「……となると、危険覚悟でオルランドゥに行くしかないですね。あそこには、私たちが持ってきた防護服がまだあるはず。
……ザックなどが回収されていなければ、ですが」
タキがアリスの方を見た。
「しかし、生身で行ってどこまで耐えられる?ズマですら、爆発現場近くじゃろくに動けなかった。オルランドゥではなおのことじゃないのか?
いかにお前やカレンが、魔素にある程度の耐性があるとは言っても……」
「そうよ兄さん!そんな危険は冒さないで!それに、またあの時のように待ち伏せていたら……」
※25以上で追加イベント
※追加イベントなし
「だが、他に方法がない。それに、到着場所は俺とお前、そして沢田しか分からないんだ。リスクを冒さないといけない局面だ」
タキは険しい表情でカレンを見た。
「本当に、オルランドゥに行くしかないんですか?」
「この防護服が使えない以上は。それに、悪いことばかりでもないわ。この防護服は一着だけだけど、タキ、って言ったわね。彼らが持ってきた防護服は、複数着ある。
今後オルランドゥでの活動を考えるなら、やってみる価値はあると思うけど?」
俺の言葉にアリスが答えた。
……
※50以上で追加イベント(救済ぎみです)
※追加イベントあり
「なら、俺が行こう」
ブランドが手を挙げた。注目が彼に集まる。
「ブランド!?大丈夫なの?」
驚きの声をあげたアリスに、ブランドは微笑んだ。
「『一族』なら多少の魔素には耐えられる。特に俺は、な。エリックは、いつ脆弱な女に戻るか分かったもんじゃない。
ブレイズやランダムでも無理ではないだろうが、行った先にジェラードやコーウィンがいたら対応は難しかろう?俺なら、その心配もない。後は、道案内人だけだ」
「それは俺が務めよう。ただ、流石に命は惜しい。魔素を軽減する手段は、何かないか?」
※50以上で追加イベント
※クリティカル
「それなら俺が対魔障壁で何とかしよう。四六時中張っているわけにもいかないが、数時間程度の活動なら支障はないはずだ」
ブランドがタキに言うと、彼はホッとしたように「有り難い」と笑った。
「……じゃあ、決まりだな。タキ、他に誰か連れていかなくていいのか?」
「服を取るだけなら。ただ、他の物資も残っているなら人手はあった方がいい。ブランド、その対魔障壁というのは何人まで守れる?」
01~50 二人だ
51~80 三人だ
81~99 四人だ
「四人までなら。タキがいるから、あと三人まではオルランドゥに行ける計算だな。
だが、万一を考えればランダムとブレイズはここに残るべきだ。ランダムはズマの一件がある、ブレイズもモリブスの安定化には欠かせん。
エリックも、極力ここにいるべきだろう。後は好きにしろ」
ブランドが言う。……さて、どうするか。
※残り三人を決定してください。とりあえず0000までの多数決です。
0000までに決まらない場合は0000でリセットの上、翌日に持ち越します。
なお、リナも対象外です(最重要人物のため)。
※オルランドゥでは何もない可能性もあります。戦闘ありとしても、基本はブランドが何とかしてくれるはずです。
※追記ですが、一定確率で第四勢力が登場します。
最重要人物ダメだとするとサイファーも無理?メタ的に考えると主人公だし
※追記2
サイファーを選ばなくても話は進みます。この場合、滝視点になる予定です。
アイテム鑑定役ってことならダリウス(フィオナ)かナージャ(ジュリアン)連れてきたい
>>250
選べます。世界秩序に関わる存在(セシル国王)はNGです。
また、エリス、ヘカテル、ユリリエ、沢田は成長しています。ここにいない人物(カミュ、レイラ)も同行できます。
>>252
ダリウスとナージャは連れていけます。元々ブランドとセットですし、ありな選択ではありますね。
オルランドゥまで飛ぶのはブレイズがゲートを開くって事でおk?
ではメンバーはサイファー、ナージャ、火蓮で決定します。
サイファー視点のため現時点で滝とナージャのパラメータは設定しません。
>>261
そういう感じですね。
再開します。
更新ペースは戻る予定です。
俺が考えていると、タキが口を開いた。
「まず、火蓮には一緒に来てもらいたい。工作班として、何か使えるものが残っているか判断してもらいたいからな」
「……なら、ナージャもいいんじゃないか?彼女もこの手の専門家だ。しかも、彼女の宝石の中にいるジュリアンは『鍛冶の神』と言われる存在だ」
俺の提案に、ブランドは頷いた。
「悪くない案だ。それとサイファー、お前にも来てもらいたい。この一連の件、俺はお前が仕切っていると考えている。
人間側の責任者として、オルランドゥの現状は把握しておくべきだろう」
「決まったな。……あまり悠長にはしていられないのだろう?すぐにでも向かおう」
タキの言葉にブレイズが前に出てきた。
「では、現地へのゲートは私が開きましょう。いい知らせを待っていますよ」
彼は手をぐるりと回すと、空間に歪みを作った。俺は少し心配そうなノワールを見る。
「じゃあ、行ってくる。大丈夫、すぐに戻ってくる」
「うん、分かった。……待ってる」
俺たち5人はブレイズの作った歪みに飛び込んだ。……オルランドゥに何が待っているのだろうか。
##########
01~15 ???????
15~30 ……誰かが来ている
31~55 誰だっ!?
56~85 黒い雲と荒野が広がっている
86~99 ??????????
※再判定します
01~65 やはりここに来たな
66~80 銃口がこちらに向けられている
81~99 グルルルルル
降り立った瞬間、強烈な殺意を俺たちは感じた。まるで無数の鋭い針に刺されているかのような殺意だ。
「やはりここに来たな」
顔を仮面で隠した黒づくめの男がそこにいた。タキの顔は一気に険しくなり、カレンはおぞましいものを見たかのように脅え始めた。
そして、ブランドが口を開く。
「……貴様か、コーウィン。その似合わない仮面を外したらどうだ」
黒づくめの男は動かない。やはり、この男がコーウィン――ジェラードと並ぶ、オルド側の巨頭か。
「ブランドか。まさか本当に生きているとはな」
「僕が救った。兄さんは、まだ必要な人だ。……本当に、コーウィン兄さんなのか」
ナージャの宝石の中にいるジュリアンが呼び掛けた。
「……コーウィンであって、コーウィンでない者だ。ジェラードほど、自我が残っているわけではないのでな。
そして生憎、私はジェラードと違う考えでな。お前たちは異世界に行くべきではない、と考えている」
そう言うと、コーウィンは銀色の剣を抜いた。
「お前たちにはここで消えてもらおう」
01~30 ??????
31~60 ????
61~90 一人で俺たちと戦うつもりか?
91~99 ?????????
再判定します
奇数 全員、そこを動くな
偶数 そこにいるのは、滝一尉か??
※00ですが偶奇判定での登場のためクリティカル扱いとします
その時、近くから別の気配がした。コーウィンの手の者か?俺たちが警戒を強めたその時。
「……そこにいるのは、滝一尉、山田三尉か??」
そこに現れたのは、異形の人々だった。全身にプロテクターを付け、金属のバケツのようなものを被っている。そして、目の部分は赤く光っていた。
「……その声は……加藤二佐??」
「やはり滝一尉か。何故ここに?……と、何やら襲われているようだねえ」
コーウィンは剣を振るうと、異形の人々に魔力の衝撃波を放った!これはただでは済まない……と思った刹那、それはカトウという男の前でかき消えた。
「……何?」
「対魔結界は万全なんだよ。この新型の防護服『DEMO』の魔素遮断率は99.999999%だ。
残念ながら、お前の攻撃は大体通じない」
そう言うと、剣と銃が一体化したような武器をカトウは構える。他の男たちも同様だ。
「お前が何者かは知らないが、とりあえずそこから引いてもらうかな。さもなきゃ、そこで寝ててもらう」
コーウィンはその場を動かない。
※97以下で撤退
※コーウィン撤退
コーウィンの後ろに空間の歪みができた。
「多勢に無勢、か。悪運が強いな」
そう言い残すと、コーウィンは歪みの中に消えた。
「……消えたっ?魔法ってのを目にするのは初めてだが、こんなのばっかりなのか?
まあいい。滝一尉、無事で何よりだ。救出に来たぜ」
夜から本格更新します。
再開します。
そう言うと、カトウはこちらに近付いてきた。背の高い人物、もう一人女性と思われる人物が一緒だ。
「味方、なのか?」
「ああ、俺の上官だ。わざわざここまで出向いてくるとは……それに、どうやって」
タキは唖然としている。カレンも驚愕で表情が固まっていた。まだブランドが警戒を解いていないのに気付いたのか、カトウが苦笑する。
「はは、そこにいるのは現地の奴らか。心配するな、こちらに攻撃の意思はない。
滝一尉に山田三尉、よく生きてたな。連絡が途絶えて心配だった。しかし、旧式もつけずにここにいるって大丈夫か?」
「『防護服』のことですね。彼に守ってもらっています。加藤二佐こそ、その装備は?『DEMO』と言っていましたが」
「ああ、これか。『DEMOアーマー』が正式名称だ。『Demountable armor』、着脱可能型装甲という意味だな。
付随するオプションを複数装備することで、能力の底上げをいくらでも図れるという代物だ。
ファッションセンスの欠片もないのが問題だがな。魔素の遮断だけでなく、オルディニウムの精神汚染も避けられる。
リナ・スナイダの手を借りずともオルディニウムの有効運用を可能にするには不可欠だ」
そう言うと、カトウは後ろを振り返った。大きな車、のようなものが見える。
俺たちの世界ではまだ実験段階の、戦車のようなものか?
「あれは何なのです?」
タキも気になったのか訊いてきた。ふふっと、武骨に過ぎる兜の中から含み笑いが聞こえた。
「オルディニウムを活用し、時空間航行を可能とした亜空間探査艦だ。
まだ試作段階だがな。最高機密だったから、お前も知らなかっただろう」
「それにしても、俺たちが消えてからまだ3か月ですよ?しかもリナの力なしに、どうやって」
「ネーロ氏、そしてオルド・テイタニア氏の協力によるものだ。
オルディニウムの研究をひそかにやっていた若手科学者がオルド氏だ。ネーロ氏が身柄を確保し、極秘裏に開発を進めた。
このことは、俺も作戦投入まで聞かされなかったことだ。リナ女史も知らないだろう」
オルドの名を聞いた瞬間、俺とナージャ、そしてブランドの顔色が変わった。
ブランドはカトウに掴みかかる。
「オルド、と言ったな!?何故その名前が出る?」
カトウはその手を易々と振り払い、一歩引く。
「血の気の多い現地人だな。この世界の文明レベルは20世紀初頭ぐらいと聞いていたが」
「俺にとって、その名は特別な意味を持つ。……それは、俺の父親だ。
そして、今この世界を窮地に陥れようとしている存在でもある」
75-賢さ(14)×4=19以上で成功
※68…成功
「ブランドさん、待ってください」
俺は二人の間に割って入った。
「あなたが知るオルドと、彼が言うオルドは恐らく同一人物であって、同一人物ではありません。
俺たちのいる世界の過去は、恐らくはタキたちのいた、そしてこのカトウという男性が来た世界と厳密に陸続きではない。
ヘルラさんの言うことを思い出してください」
ブランドはチッと舌打ちし、一歩引いた。
「話が分かるのもいるな。滝一尉と同じぐらいの歳か、な。身のこなし、軍人と見た」
「ええ、サイファー・コットと言います。ここの世界のある国で、近衛騎士団に所属しています」
「なるほど、道理で。滝一尉、彼が指揮官か」
「はい。彼が私たちとこの世界の橋渡しをやっているようなものです。
実はちょうど、こちらから日本に一度戻るつもりでした」
「何?」と短くカトウが言った。その声色からは少なからぬ驚きが感じられる。
「この世界は三つ巴の紛争の中にあります。そのうちの1勢力と、私は組んでいる。
もう一つの勢力との停戦条件が、その幹部を日本に連れていくこと。ネーロ氏と対立していた、オルランドゥの人間であると聞いています」
「オルランドゥの人間か?なるほど、彼らのお蔭で俺たちはオルディニウムを知ることができたわけだが……。
実はそれで、今世界は厄介なことになり始めている。ここに来たのは、それもあってだ」
大きなため息をカトウがついた。
「『DEMO』の存在と亜空間探査艦『みらい』が何故最高機密だったかは、それとも関連している。
少し話が飛ぶようにも思うかもしれないが、越後二尉は?あの男は、まだお前の制御下にあるのか?」
「いえ、彼なら死にました。人外の者と化した上、リナが止めを刺したと聞いています」
「本当か!?……いや、それならそれでいい。
実は、日本政府が二分しつつある。越後をごり押しした石上副総理のグループと、俺たちの武藤総理のグループだ。
武藤総理は、極力平和利用だけにとどめようとしている。だが、石上副総理はそうではなかった。
自衛隊上層部、そして米国と手を結んで独自に軍事運用を進めようとしていた。
ここまではN国を巡る一件で、知っての通りだな」
タキは険しい表情で頷く。カレンは何かを思い出したのか、再び怯えて始めた。
「存じています。対立がさらに激しくなったということですね」
「そうだ。越後の持っていた銃――クリムゾンはオルディニウムを内蔵した史上初の兵器だったわけだが……。
その第二弾、第三弾が生産されてしまった。どこから漏れたのか、オルディニウム鉱脈の場所が判明してしまったらしい。
石上副総理は圧倒的軍事力でクーデタを起こすつもりだ。だから、それを防ぐヒントをここに求めに来たというのもある」
「エチゴのようなのが、さらに増え始めているのですか??」
俺の言葉にカトウが頷いた。
「オルディニウム内蔵銃は適性がないと身体を冒されすぐに死ぬが、越後のように適性があれば最強の武器になる。
既に、少なくとも一人は見つかったらしい」
ごくり、と俺は唾を飲み込んだ。
「その『DEMO』でもダメなのですか」
「魔力攻撃は遮断できるが、実弾に対しては強力な防弾ジャケットの範疇は出ないからな。
それに、あれは人の身体能力を大きく跳ね上げる。滝一尉ですらまともに対抗できないほどに、な。
数で封殺すればいいが、犠牲者も相当数出るだろう。ある意味、核兵器に近い危険な存在だよ」
核兵器というのが俺にはわからないが、話を聞いているタキの表情から深刻さは察した。
「ある意味、ちょうど良かったかもしれませんね。俺たちも、あなたの世界のオルドに話がある。
ネーロ氏に会いたいという、彼の娘もいる。問題は、俺たちがあなたたちの対抗勢力を撃滅できるかですが」
01~20 (無言、イベント終了)
21~50 もっと強力な武器があれば……僕が行くしかないですかね
51~80 もっと強力な武器があれば……用意できるかもしれないですが
81~99 あれに匹敵する武器ですか……一つは、準備できます
その時、ナージャの宝石が喋り始めた。
「オリジナルのクリムゾン……並大抵の武器では太刀打ちできないでしょう。
そちらにオルディニウム鉱石はあるのですよね?僕が行って、現地で作るしかないかもしれない」
「何だ、宝石が話すのか??リナ女史のようだな」
驚くカトウに、ナージャが苦笑する。
「まあほぼ同じみたいようなものね。彼はこの道の神のようなものよ。だから、多分そうなんだと思う」
「ええ。僕も色々作ってきたけど……あのクリムゾンのコピー品ですら、相当な力を持つものだった。
あれ以上の品は、そうあるものじゃない。『フィンゴルの手甲』、『ヴォーパルブレード』、そして『死の復讐者』。
その三つぐらいだけど……手甲はスナイダ家にあり、残り二つは人には過ぎる物として封印してしまった。
そもそも、オルディニウムそのものを使った武具・防具なんて僕ですら作ったことがない。
オルドならまだしも……。だったら、現地に行くしかない。あるいは……」
「リナがやってみせたように、完全に不意を突いて一気に殺すか、しかないですね。それができるかどうかは、別の問題ですけど」
それを聞いてナージャが笑った。
「まあ、あたしも一度このジュリアンって人と一緒に仕事してみたかったし?
それに、異世界の技術にはとても興味がある。是非行かせてほしいわね」
「姉さん、また無茶な……。ダリウスさんが泣きますよ?」
ブランドがぶら下げている宝石から、人間の「ブランド」の声が聞こえてきた。
「いいって。何なら彼も連れて行けばいいし。向こうの世界の技術は、フィオナさんも興味持つんじゃないかしら?」
「まあ、そりゃ、そうですけど……」
嘆息するブランドの顔が思い浮かぶようだ。それにしても、ナージャとダリウスはそこまで親しい関係だっただろうか。
後でそれとなく聞いておくか。それよりも、気になることがある。
「『封印』とおっしゃいましたよね。どこに封じたんです?」
01~85 ウィルコニアだ
86~95 アヴァロンだ
96~99 次元牢だ
偶奇判定です。
奇数 海の底だ。厳重に結界を張っている、どこにあるかもわからないし、わかっていても取り出せはしない
偶数 ????????????
下3ですね。
「海の底だ。厳重に結界を張っている。どこにあるかもわからないし、わかっていても取り出せはしない」
ジュリアンは答えた。クリムゾンに対抗できる武器のうち、2つは現存しないというわけか。
そしておそらく残り一つは……アミールが使っている。
「そういうことですか……。それは仕方ない、ですね」
「まあ、あれがまた必要になる時が来ると思わなかった僕の浅はかさだね。笑ってやってくれていい。
……ブランド兄さんの弓ならあるいは、だけど」
「俺が向こうに行くのか?まあ、それはそれでいいが。だが、俺が残っていた方が抑止力になるだろう?」
ブランドの言う通りだ。これは後でしっかり考えておく必要がある。
「それともう一ついいですか?」
タキがカトウに向けて手を挙げた。
「あの、『みらい』という探査艦。すぐに日本に移動ができる代物なんですか?」
01~40 一週間は必要だな
41~70 数日は必要だな
71~99 1日あればいい
「一週間はチャージに必要だな。だから、すぐ戻るというわけにもいかない。
お前たちは、どうやって日本に行くつもりだった?リナ女史の力を借りるって辺りだろうが」
「ええ、その予定です。3日後に、そちらに行くつもりでした」
「なるほど、な。となると、お前たちの誰かが先遣隊として行って、俺たちが後で追いかける形か」
「そうなりますね。こちらから何人か、一緒に乗せてもらうかもしれませんが」
タキの言葉に、カトウは頷いた。
「それは一向に構わない」
「ありがとうございます。それと『DEMO』に予備は?」
01~20 生憎なくてな
21~50 一着だけならあるぞ
51~80 二着あるな
81~95 三着あるな
96~99 五着ほどあるな
「二着あるな。要るのか?」
「是非とも。リナがここで作業をする必要があります。そのために必要です」
「なるほどな。分かった、協力しよう。残り一着は?」
「そちらも頂ければ。デザインはともかく、機能面では申し分ないようですし」
カトウは頷いた。
「分かった、では用意させよう。水上准尉、『みらい』から持ってきてくれ」
女性が敬礼し、「可及的速やかに」といって艦に向けて走り始めた。
……誰が着るべきなのだろうか。
※0000までの多数決です。3票以上得票がなければ0000から仕切り直しします。
※「DEMO」の能力は下記です。なお、追加能力が随時手に入ります。
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減30
魅力以外の全ステータス+2、魅力のみ-2
魔法攻撃無効、毎ターンHP50回復
魔法の使用は不可に
今日はここまで。なお、ミッション「防護服を手に入れろ!」はこれにて達成です。
3日間のフリーな時間がこれでできました。偶奇判定の00(279)で、状況は相当好転しています。
ただ、日本に行ってからが本番ですが……(最初の方に言っていた、「オルランドゥ到着からが本番」とはこういうことです)。
まだ少し先ですが、連れていくプレイアブルキャラはよく考えることをお勧めします。
数日後に別メンバーと合流できるかもしれませんが……。
なお、滝は多分後で来ます。嫁(予定)を一緒に連れていくでしょうからね。
あと、同行濃厚になったためナージャのステータスを公開します。
ナージャ(29歳、発明家)
HP 250+60
筋力 3+3(6)
知力 16+6(22)
器用さ 16+6(22)
賢さ 15+3(18)
耐久力 4+3(7)
魅力 7+3(10)
コンマ修正 20
ダメージ修正 60
ダメージ軽減 20
(技能)
・鑑定…
通常の鑑定に準ずる
・弱点看破…
戦闘開始時に知力判定、成功でクリティカルダメージ+2倍、70以上の成功で全員にクリティカルダメージ+2倍を共有
・急所狙い…
クリティカル倍率×3、かつ77以上のゾロ目で特殊効果
・洞察力…
戦闘時クリティカルが95以上で発生
(装備)
・匠の神ジュリアンのハンドガン
HP+30、ダメージ修正40、知力、器用さ+3
相手のダメージ軽減効果無効
・ジュリアンの宝石
HP+30、コンマ修正20、ダメージ修正20、ダメージ軽減20
全ステータス+3
ゲート発動可能、HP残り1割以下で……??
一応一つ言っておきますが、「魅力-2」です。
後、今のサイファーの装備は他に付けられる人がいないというのもご考慮ください。
「DEMO」が強力な装備であるのは間違いなく、サイファーが装備するメリットも小さくはないのですけどね。
あと防護服って部位的にどこに相当するのかとか。全身覆うのなら服以外にもかかってそうだし
>>317
元ネタが分かるならイメージしやすいですが、全身です。
腕枠、靴枠は同時装備可能ですが、頭は不可です。
サイファーの魔翌力依存のスキルってどれくらいあるんだ?
>>318
もとネタはsjのデモニカでいいのかな?
再開は2000以降の予定です。投票期間を延ばします。
上げます。
もう一度上げます。
現在サイファーしか上がってませんので、2000までに異論がなければ決定します。
再開します。サイファー装備で決定します。
ただ、バランス調整上魔法全無効は見直す方針です。
基本全無効ですが、ジェラード、コーウィン級が全力で放った魔法では貫通する可能性を残します。
そもそも、「過去」世界は実弾攻撃がメインになりますが。
「この防護服、俺が貰い受けていいですか?さっき、あなたが相対した男は敵対勢力の大物の一人です。
あの一撃を無効化できるのなら、かなりこちらとしては心強い。
それと、カトウさんと言いましたね。一度、俺たちの本拠に来ていただけますか?
リナもそこにいます。話がスムーズに進むかと」
「それはいいが……どうやって?」
ブランドが頷くと、空間に歪みを作った。
「ここを通れば、その先はイーリスだ。さっきのコーウィンがやったのと同じものだな」
カトウの表情はここからは見にくいが、それでも「マジか」という一言から十分な驚きは感じられた。
サイファー(持ち越し1p)
HP 184+170(354)
筋力 10+8(18)
知力 8+7(15)
器用さ 7+8(15)
賢さ 10+6(16)
耐久力 18+9(27)
魅力 13+1(14)
コンマ修正 45
ダメージ修正 85
ダメージ軽減 125
【技能】
・簡易治癒……
1ターン使ってコンマ下一桁×2回復
・かばう……
任意の相手のダメージを肩代わりする、自身へのダメージ半減
・フロントガード……
攻撃しない代わりに前列への物理ダメージ4分の1
・バックガード
攻撃しない代わりに後列への物理ダメージ4分の1
・カウンター
回避クリティカルの際のカウンターダメージが強制2倍ダメージ
・オートカウンター
かばうごとにダメージ後カウンター攻撃発生。命中に大幅ボーナス、ダメージ2倍
・不屈の誓い
1戦闘につき1回のみ使用可能
1ターンのみ全攻撃をサイファーに集中、ダメージを4分の1に。
攻撃を受けるたびにオートカウンター発動
・強撃(new)
1ターン消費してダメージ2倍or確定不意討ち時のダメージを2倍
【装備】
・大剣『ノートゥング』
HP+10、ダメージ修正25、筋力、器用さ+2
・防護服「DEMO」
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減30
魅力以外の全ステータス+2、魅力のみ-2
魔法攻撃無効、毎ターンHP50回復
魔法の使用は不可に
・小盾「ケレゴルムの盾」
HP+30、ダメージ軽減25、知力、賢さ、耐久力+2
相手のダメージ判定が85以上ならダメージ半減
・魔力糸の革靴
HP+10、ダメージ軽減10
・マリオの手甲
HP+30、コンマ補正10、ダメージ修正15、ダメージ軽減35
筋力、器用さ、耐久力+3
朦朧攻撃可能、発動75以上、維持55以
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2
##########
「サイファー、戻ってきたか!収穫は?」
セシル国王の言葉に、俺は強く頷いた。
「ここに。求めていたものとは違いましたが、性能はそれ以上と聞いています」
俺は防護服一着をリナに手渡した。
「これは……?それに、この人は」
リナの目がカトウに向けられると、彼は武骨な頭部をすっぽり覆う兜を取った。
そこには、白髪交じりの中年……いや初老の男がニヤリと笑っていた。
「久し振りですな、リナ・スナイダ女史。それと、ヘルラさん。
ここまで早くお目にかかれるとは思わなかった」
「あなたは……!!加藤二佐!!しかし、どうやってここに」
カトウは先ほどの出来事とここに来た経緯を簡単に説明した。その部屋が一気にざわめく。
誰もが驚いていたが、一番大きく反応したのは、ノワールとエイリークだった。
「ちょっと待て、オルドがお前らに協力しているだと??一体どういうことだ??」
エイリークは凄まじい剣幕でカトウに食って掛かった。カトウは困惑しつつ、努めて落ち着いて話す。
「いや、若い姉ちゃんに絡まれるのは嫌いじゃないが……。
どうも、俺なりに整理するに、俺たちが知るオルドとあんたらの知るオルドとは少し違うようだ。
この世界は、俺たちの世界の遥か未来……のあり得る可能性の一つであるらしいな。
この世界と地続きの過去のオルドってのがどんな大悪人かは知らない。だが、俺が聞いているオルドの人となりは、ごく真面目な男だそうだ。
俺も会ったわけじゃないが、ネーロ氏が信頼しているなら、そうなんだろう」
「そう、そこだよ!父さん、オルドと接触してたの??
確か、タキさんたちのいる国を離れて何か調べてたって話だったけど……」
ノワールも険しい表情だ。俺はリナの持つ宝石に呼びかける。
「ヘルラさん、オルドの居場所は調べても分からなかったと聞いていますが……」
「ええ。私の記憶では、あの時代では既にオルドはオルディニウムの発見を発表し、私もその補佐をしていた。
でも、実際はそうじゃなかった。アメリカという国のボストンという街にいたはずだけど、そこに私たちはいなかった……。
オルドについては、オルディニウムを巡る最重要人物と伝えているわ。だから、身柄確保は確かに重要なミッションではあったけど。
ネーロ氏がそこに絡んでいたのは、初耳だわ」
やはり、リナやヘルラにも隠密で進められていた話であったらしい。タキやカレンも、困惑した様子だ。
「あなたにまで隠さねばならなかったのは謝りますよ。要は、それだけ自体が切迫しているってことです。
俺たちがここにこうして来たのも、打開策を探るためです。オルディニウム内蔵銃と、それに伴い飛躍的に強化された兵士。
それは俺たちの世界を出鱈目に壊しかねない」
「『終末兵士』、ね」
アリスが口を開いた。
「サロメが作り出した『終末兵士』――ダリオは厳密には違うプロセスで作られた存在だった。
『一族』の血を使うことで、オルディニウムなしでもそれと同等のものを作り出した、と推測しているわ。
本来の作り方でできた存在は、オルディニウムを搭載した銃や剣で人間を怪物へと変質させるというもの」
※30以下で追加イベント
※追加イベント発生
その時、セシル国王の顔色が変わった。
「そうだ!あの、クリムゾンという銃はどうした??」
「地下保管庫に厳重に保管・管理されているはずですが……。一応、見に行かせましょうか?」
ベルトラン宰相が部下を呼び、様子を見に行かせた。すると……
01~20 ??????????
21~95 ク、クリムゾンがなくなっています!!
96~99 ち、地下室に誰か!!!
(335を採用、結果は同じ)
「ク、クリムゾンがなくなっています!」
「そ、そんな馬鹿なっ!!」
部屋が再び騒然となる。地下保管庫に駆けつけると、部屋に荒らされた様子は一切なかった。ただ、そこにあるはずのクリムゾンだけがなくなっていた。
「誰か来た気配は??」
「いえ、それは全く……。天地神明に誓って、私はここにいました」
真面目そうな警備兵が、真っ青な顔で言う。
「こんなことがあるというのか??」
※70以上で追加情報
※追加情報なし
「物がひとりでに消えることは、まずあり得ない……。いくらオルディニウム内蔵銃でも。
とすれば、誰かがここに入ったとしか……」
アリスが険しい表情になる。考えられるとすれば……
55-賢さ(16)×3=07以上で成功
※08…成功
考えられるとすれば、まず考えられるのがフレールだ。彼は、クリムゾンの紛失も知っていたはずだ。
地下保管庫に来た経験があるのかは分からないが、やってできないことはないはずだ。
だが、彼がひっそりとクリムゾンだけ取って抜けるということをするだろうか?
一度国王の暗殺未遂を犯した男だ。彼ならそのまま上を襲撃することも十分にあり得る。
あるいは、別の誰かか?そこまでは分からないが、「プレーンウォーク」をできる人間は数えるほどしかいないはずだ。まして、ここを知る人間など……
「この地下保管庫に来たことのある人間はご存知ですか。無論、一兵卒ではなく、です」
俺はセシル国王に聞いた。
※95以上で該当者あり
※該当者なし
「いえ……それこそ、息子たちぐらいしか」
「……あまり考えたくないことが起きているかもしれないですね。フレールが奪ったぐらいしか、考えられない。
彼ならば、できないことはない」
俺は言いながら口の中が乾くのを感じた。アミールに、クリムゾンが渡るだと??想像しうる最悪の事態だ。
「極めてまずいことになったわね。……この可能性を、予期しておくべきだった。
精神汚染のリスクを負ってでも、もう少し目に付く場所で置いておくべきだった……」
「でもそれは結果論よ。フレールの傷は相当深かったし、プレーンウォークするまでの体力はなかったはず。
この判断自体はそこまでおかしなものではなかったと思うわ。問題は、その後どうするかよ」
歯噛みするリナを、宝石の中のヘルラが諭す。
「この世界にも、内蔵銃が?……ああ、越後が持っていたものか!
とすると、かなり厄介だぞ。適応者がいなければ問題ないが、万一いると……」
俺はエチゴのことを思い出していた。あれは、まだ対処できる存在だった。
だが、エイリークが一刀両断にしても奴はまだ生きていた。……あれ以上となると……。
「その、『終末兵士』とやらに必要な時間は?」
俺はアリスに訊いた。
「適応者であっても、数か月単位でかかるわ。だから、クリムゾンを入手して適応者がいてもまだ何とかなる。
ただ問題は、適応者の質ね。越後というのがどのぐらいだったかは知らないけど、最悪なのはアミールやフレールが適応者であった場合。
それこそ、完成体に近い戦力がそこに登場することになる」
「何とかならないのですか?」
セシル国王が訊く。
……
50以上で追加情報
※追加情報なし
「いえ、やられる前にやるしかないわ。『完全体』は、それこそ核でも止められない」
「悩まされているものは、同じということですな。……こちらも全面的に協力しましょう」
カトウが苦々しい表情で言う。……やられる前にやる、か。
##########
「じゃあ、行ってくるわ。クリムゾンのことは気掛かりだけど……」
「DEMO」に身を包んだリナが、皆に言った。
「作業は一人で、ですか。コーウィンが襲ってくる危険性を考えると、誰か付いた方がいいのでは?」
「その役目は、俺たちが担おう。どうせしばらくはオルランドゥに釘付けだ。そのぐらいは当然やらせてもらう。
座標は把握済みだ。もう部下がそちらに行っていることと思う」
カトウの言葉に、ヘルラが「助かるわ」と礼を言った。
「3日後に、多分ローマンから連絡が来る。それをもって、俺たちもそちらに飛びます。
それまでは、対アミールに専念ですね」
リナが頷いた。
「ジェラードたちも脅威だけど、やはり最大の敵はアミールね。
この3日間で、少しでも彼らの戦力を減衰できればいいのだけど」
「そこは俺たちの役目だな。やれるだけやるさ」
俺はリナに手を差し伸べた。彼女はそれを握る。
「じゃあ、頼む」
「任せて。蓮次郎君と火蓮ちゃんも、頑張って」
「ええ。義姉さんも」
そう言うと、リナは手を振って歪みの中に消えた。
#########
「で、これからどうするか、ですね。戦況を整理しましょう」
再び円卓についた俺たちに、セシル国王が切り出した。
「まずは、俺から行かせてもらうかな、と」
ランダムが口を開く。
「ズマの状況はかなり沈静化している。アルヴィスという純血主義派のロプト族の奴がアミールと繋がっているが、
こいつを残しロプト派は大分抑え込まれている。ハスタ族のヤシロって奴がこちらについたのも大きい。
ただ、ズマの魔素量は相当高い。人が住めなくなるのも、そう遠くはない」
「アルヴィスという男はどの程度の男なんだ?」
「一騎当千という言葉がピッタリくる男だよ。エリックとさしでやって戦えるぐらいの男だ。
魔族でも突然変異的な存在らしいな。多分、アミールの手が入っているとは思うが」
ランダムが嘆息した。
「弱みは何かないのか?」
※65以上であり、ファンブルなし
※情報なし
今日はここで切ります。一通り現状把握をした後、この後2日間をどうするか決めます。
その上で成長判定ですね。
何か質問あれば受けます。
少し進めます。
「いんや、知らない。だよな、エリス」
エリスが険しい表情でベルトランを見た。
「ええ。……ロプト族の族長の息子で、絶大なカリスマ性で一族を束ねてるということです。自分のやることに微塵も疑いを持たない……世が世なら、名君か暴君かで名を残したでしょう。
劣勢になってもロプト族がもっているのは、ほぼ彼によります。アイザリアという街を拠点にして、徹底抗戦の構えを取ってる。
恐らくは、ゲリラ戦とテロでこちらに打撃を与えてくるでしょう」
「テロ、か。……大昔、サイラスという街で似たようなことがあったと聞いてるが。しかし、そのままだと死ぬというのに随分なことだな」
「彼らは『ロプト族の限られた人間は生き延びる』と主張してます。アミールの庇護があるからかもしれないですが」
ランダムが首を振った。
「……とまあ、そんなわけだ。俺とエリックを中心に交戦してるが、どうにも決め手に欠けててな。ユリリエとエリスが頑張ってくれちゃいるが、正直手数はもう少し欲しい、んなとこだ」
「そうですか、ありがとうございます。ファルーダについては、タキさんにお願いしましょうか」
タキが頷き、立ち上がった。
「ファルーダはフレールの暗殺未遂時こそ臨戦態勢を取っていたが、あの失敗が効いたのかすぐに専守防衛に切り替わった。そして昨日、全軍が引いた。
罠である可能性はある。サイファーの話を聞く限り、戦力が『穴』に向かっている可能性も捨てきれない。
正直、かなり不気味だがこちらから向こうを攻める理由は今のところない。今は国境地帯にカミュ王子の軍が滞在しているのみだ」
「ファルーダの内情は分からないのですか?」
セシル国王の問いに、シュトロム諜報部長が答える。
01~50 いえ、全く
51~75 部分的には
76~95 ある程度は
96~99 有力情報があります
「部分的には。ファルーダ候、ジェイコブはほぼ統治をアミールに一任しているようです。軍事的には、ほぼロマーヌ将軍が全権委任されていると言っていい。
そして、気になるのが……ロマーヌ将軍が数日前から消えたことです」
「消えた?どういうことだ」
ベルトランの問いに、シュトロムが渋い顔になる。
「情報がなくなった、ということです。ファルーダ内部でも、若干の混乱があるらしい。ただ、サイファーからの情報を鑑みるに『穴』の襲撃に回った可能性は高いかと」
「逆に言えば、ファルーダを落とすなら今。そうとも聞こえるが?」
エイリークの問いに、シュトロムが頷いた。
「そうかもしれません。そして、ファルーダを落とせば直接テルモンに圧力がかけられる。悪い案ではないかもしれません」
「なるほど。……『穴』の状況は、先ほど聞きましたね。竜人の街はほぼ壊滅、クラークという街に8000人強が実質的な人質になっている、と。
救出に力を貸したいのですが……ジェラードたちの戦力を削るのは停戦協定上難しいですし、悩ましいですね」
「後は、アングヴィラですが。こちらはノニ女史の裁判が淡々と進んでいる状況です。……」
※50以下で追加情報
※追加情報あり
「……ただ、ノニ派の残党に不穏な動きあり、との情報もあります。あの国は民衆の目も厳しいですし、即断即決とはいかないのが悩ましいですな」
「何か頭が痛くなってきたな。火種があちこちにあるじゃねえか。
ズマにファルーダ、そしてアングヴィラ。『穴』も危ういし、クリムゾンは消えた。何かいい情報はないのか?」
ランダムが苛ついた様子で言う。
……
※50以上で情報A、80以上で情報B
※情報B
「……あることはあります。まず、テルモン内部にレジスタンスができている。こちらとも徐々に情報共有をしているところです。テルモン内部から一気に切り崩せないか検討を進めています。
そして、アミールのアキレス腱らしいものも見つかりました。愛人の存在です」
ユリリエが一瞬身体を強ばらせたように見えた。リナも眉をひそめている。
「愛人、ですか」
「ええ。どうもエルフの女であるらしい。今こちらの捕虜にしているエルフの女の、双子の姉であると聞いています……」
※75以上で追加情報、ファンブルなし
※クリティカルのため昇格
中断します。
少し進めます。
「……拷……尋問の結果、姉について幾ばくかの情報が。
姉の名前はシャル。トリス森王国の出身で、現在もそこにいるとのことです。
アミールとの交際は1年ほど前から。ファル同様、完全に心酔しきっているようですな。
アミールもたまにではありますがトリスを訪れているとのこと」
「……彼女を拐え、と?」
「どうでしょう、彼女に人質としての価値があるかは不明です。
ただ、どうもあの姉妹はトリスの長老の娘らしいです。トリスがアミール側であるとすれば、切り崩すに十分ではある」
誘拐、か。あまり気が進まない手だが、こちらも手段は選べない、か。
「訊いていいですか?そのシャルという女、戦力としてはどれほどでしょう」
01~15 相当の使い手です
16~60 さあ、そこまでは。……追加の尋問が要ります
61~80 さほど警戒はしなくていいかと
81~99 ごく普通の一般人らしいですね
「さあ、そこまでは。追加の尋問が要ります」
俺はブレイズを見た。尋問なら、彼の出番だ。
「私の協力ですか?いいでしょう、彼女の場所は?」
彼女は地下牢に幽閉中であるらしい。俺はブレイズとシュトロムの3人でそこに向かう。
#########
そこに着くと、ムンとした臭いが鼻を突いた。これは尿……いや、もっと別のものも混じっている。
ファルの目からは光が抜け落ち、口からは涎が流れている。……シュトロムの拷問の内容を、俺は薄々察した。
「薬物、ですか……悪趣味ですね」
ブレイズが苦笑する。シュトロムは相変わらず微笑を崩さない。
「苦痛で責めても心が折れないと判断しましてね。過度の快楽とその中断が、苦痛を上回る効果を与えることもある。
ただ、ご覧の通り心はかなり壊れてます。今は放置して回復を待っている状況ですが」
「なるほど。ただ、私がやったら完全に壊れてしまう可能性もある。それでもいいのですね?」
1 ブレイズに任せる
2 自分で尋問する
安価下3多数決、考察不要
どうでもいいけどここから先ヘルラに質問とかできるんかな
>>367
電話があるのでできます。ただ、通信障害の可能性も相応ですが。
途中送信、リンゴってまだあったっけ
>>370
1個ぐらいあったはずです。
ただ、投与して意味があるかは別です。精神の回復まではできませんので。
ヴォラスの説得時みたいに精神を安定させる方向で精神感応を発動することはできないかしら
>>375
どうでしょうか。怒りを収めれば話せたヴォラスに対し、快楽中毒を戻すのは結構大変な気がします。
ブレイズに言えば試してもらえるでしょうが、シュトロムはいい顔をしなさそうです。(従順な犬にさせる手間をもう一度取らないといけないため)
上げます。
そもそもまともに話聞けるようになるまで回復するまではどれくらいかかる見込みなんだろ?
>>378
ブレイズの正常化に成功すれば比較的早く(一日以内)です。自然のままでは数ヵ月単位でしょうね。(しかも治療込み)
描写はしてませんが、シュトロムは結構外道なことをやってます。情報さえ取れれば全てが正当化されるという人物ですし、国王もベルトランもそれを知っていて黙認しています。
敵に回るルートも用意してましたが、現状それは薄そうです。
少し進めます。
「ええ、お任せします」
ブレイズは少し厳しい顔で俺を見た。シュトロムのやり口を、快く思っていないのは明らかだった。
「できるだけ善処はしますがね」
そう言うと、彼はファルの側に行って手を頭にかざした。
……
01~25 ブレイズは首を振った。
26~50 ブレイズは首を振った。「こういうことですか」
51~75 ブレイズは頷いた。「……なるほど」
76~99 ブレイズは頷いた。「……あなたもですが、アミールもいい趣味をしている」
ブレイズは頷いた。
「……なるほど。なかなか難儀な相手のようですね……」
01~20 能力は上位幹部級、魔法無効
21~40 能力は上位幹部級
41~85 能力は並、魔法無効
86~99 能力は並だが……
「そこそこの魔術師ぐらいのようですが、どうも魔法無効化の処置が取られているらしい。この娘も、それを受ける予定だったとか」
「何故そんなことを?」
「推測ですが……アミールの指輪の影響を抑えたいのかもしれない。日常生活ならともかく、肌を接するような行為では悪影響が出る可能性はありますからね。
ただ、この推測が正しいとすると、アミールはそれなりにシャルという女には本気です。使い捨ての女なら、こんんなことはしない」
これは収穫あり、といったところか。今日を含めてあと3日という、限られた時間でできることでもある。
「そうなると、拐うことは……有力ではありますね。心は引けますが」
「そうですね。まあ、後はあなたの判断です。
……それと、シュトロムといいましたね。彼女を責め苦から解放するのをお勧めします。これ以上の情報は出ないでしょう。
あなたの嗜虐心で心身を痛め付けても仕方ないでしょう」
ブレイズは笑った。……しかし、目が笑っていないのは俺でもわかる。シュトロムは一歩たじろいだように下がり、苦笑した。
「え、ええ。……しばらくは治療を……」
「その必要はありません。私が精神を弄りましたので。正気に戻った彼女が、舌を噛みきらぬよう気を付けることですね。
道具とはいえ彼女は操を奪われています。……フレールがあなたを襲う日が遠いことを祈りますよ」
シュトロムの顔から表情が抜け落ちた。俺たちは立ち尽くす彼を置いて会議室に向かう。
「……本当ですか?」
※40以下で追加イベント
※追加イベントなし
「いいえ、ハッタリです。フレール は彼女と連絡手段を持たないし、私は彼女を治療してもいない。
ですが、あのサディストには丁度いいお灸でしょう。拷問するにしても、もっとスマートにやらねばなりません」
ブレイズはニコリと笑った。俺はその笑顔に、恐ろしいものを感じた。
########
「……というわけです。トリス森王国でシャルを人質に取るのは、有力な方法だと分かりました。
ただ、他の地域にも火種はある。どれを選ぶかは、熟慮した方がいい」
「なるほどね。トリスなら、俺が行ったことがある。俺は対アルヴィスに専念しなゃならんが、そういう手もありっちゃありだな」
ランダムがウイスキーの小瓶をあおって言った。
……さて、指針を決めるべき時だ。俺はどうする?
1 ズマに行く
2 ファルーダに行く
3 テルモンで強襲をかける
4 「穴」に潜る
5 アングヴィラに行く
6 トリス森王国に行く
7 その他自由安価
安価下7多数決、考察必要
7
一つ気がかりというか、ウェストが言ってた「アミールは未来が見える」って発言の真偽を確かめたい。日本に飛ぶことも読まれててその間に地上殲滅に乗り出されても怖いし。この場合、ヘルラに聞けばいいのだろうか
>>395
両方ともに無効票です。
>>392
ヘルラも知らないと思います。ただ、いいご指摘です。
それを知るにはどの選択肢がいいのかもポイントですね。
まだ有効票なしです。0000までの多数決に切り替えます。
上げます。4、5に一票ずつです。
もう一度上げます。
最近ついていけてない、ヒントくれ(何様
>>402
それぞれのメリット、デメリットをまとめます。
1 既に優位に立っているため、二日間での殲滅は可能。殲滅すればパーシャ周りのイベントが発生。ただしアルヴィスはかなり強力。
2 ロマーヌ将軍がいなければ制圧は楽。戻ってきた場合が問題。制圧できればテルモンに圧力がかけられる。
3 ハイリスクハイリターン。隠密行動で電撃的に落とせるかどうか。一番リターンは大きいが、可能性は低め。二日間で決着が付く可能性はもっと低い。
4 上手くすればジェラードたちに恩を売れる。アミール周りの情報が取れるかもしれない。ただ、案にある三十二階層特攻は敵が強い。二日間で解決できるはず。
5 マニー会長に恩を売れる。アイテムが貰える確率は高い。ただし相手勢力はコンマ次第。いきなり本隊とぶつかる可能性すらある。
6 アミールに対し有利に立てる可能性。交渉次第では大きなリターンがあり得る。好感度が下がる可能性と、いきなりアミールと対面する可能性がリスク。あともう一つ大きなリスクとリターンがあるが、過去に少しだけ記述あり。
あと30分です。0000で一度リセットします。
>>403
なお、6のアミール対面リスクは低めです。もう片方のリスクも低いはずです(ファンブル時のみ)。
コンマの難度は
3>2>4>6>1>5
通常の場合の敵の強さは
3>>4>2>1>5>>6
リターンは
3>>>4>6=2>1>>5
ぐらいです。ただ、6はファンブル時が大変です。
(よってこの後ノワール絆イベントが発生するかで大分変わります)
また、二日間で決着できる確率は
1>6>5>4>>2>3
ぐらいです。これもご参考まで。
まとめますと
1 ミドルリスク・ミドルリターン
2 ハイリスク・ミドル~ハイリターン
3 超ハイリスク・超ハイリターン
4 ハイリスク・ハイリターン
5 (多分)ローリスク・ローリターン
6 ローリスク・ミドル~ハイリターン
になります。ただし、現有戦力ならハイリスクでも出目がマトモなら戦えるはずです。(3だけは保証しません)
0000からリセットします。基本3票先取です。
何か質問あればどうぞ。
上げます。
あと、連れて行けるメンバーが知りたいです
>>414
基本制限なしですが、断られる場合もあります。
というわけで、4に決定します。
パーティ決めなどは明日。
>>415
一応、パーティ選抜候補あれば下にどうぞ。
なお、押し掛けはあり得ます。
少し進めます。
「皆さん、ご意見は」
セシル国王の言葉に、俺は少し考え手をあげた。
「俺は、戦力が整っている今のうちに『穴』に潜るべきだと考えてます。
行き先は第三十階層『ゼクス』。ジェラードたちの要塞です」
部屋がざわついた。エイリークなどは「正気か?」と怒号をあげている。俺はしばらく黙って、話を続けた。
「懸念はよく分かります。ただ、ゼクスで何が起こったかを俺たちはよく知らない。ジェラードに恩を売れる結果になるかもしれない。
ただ、それ以上に重要なのは、第三十二階層。アミールが指輪を見つけたとされる階層です。奴の力の源泉が何なのか、これを知ることは大きいのではないかと」
「……なるほどな、一理ある。だが、第三十二階層はシデすら逃げ帰った場所だぞ。覚悟はできてるのか?」
ブランドの言葉に、俺は頷いた。
「ここにいる、選りすぐりのメンバーで行きたいと思います。誰にするかは、もう少し考えますが……」
「そうか。ただ、皆には皆の事情もある。それに、火種はまだ多い。そこも踏まえて決めろ」
「ええ、分かってます」
沈黙の後、セシル国王が切り出した。
「では、長い会議で疲れたでしょう。食事としましょうか。
探索は、今日はしないのでしょう?探索隊の選定は明朝にでも」
窓の外は赤みがかり始めていた。昼飯もろくに食べていなかったから、腹の虫も鳴っている。腹が減っては戦もできぬとは、どうも真理であるらしい。
成長判定です。サイファーから始めます。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)
成長ポイントを決めます。
01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント
4ポイントの成長です。持ち越し分含めて5ポイントを振り分けて下さい。
サイファー(持ち越し1p)
HP 188+170(358)
筋力 12+8(20)
知力 8+7(15)
器用さ 7+8(15)
賢さ 10+6(16)
耐久力 18+9(27)
魅力 13+1(14)
コンマ修正 45
ダメージ修正 85
ダメージ軽減 125
【技能】
・簡易治癒……
1ターン使ってコンマ下一桁×2回復
・かばう……
任意の相手のダメージを肩代わりする、自身へのダメージ半減
・フロントガード……
攻撃しない代わりに前列への物理ダメージ4分の1
・バックガード
攻撃しない代わりに後列への物理ダメージ4分の1
・カウンター
回避クリティカルの際のカウンターダメージが強制2倍ダメージ
・オートカウンター
かばうごとにダメージ後カウンター攻撃発生。命中に大幅ボーナス、ダメージ2倍
・不屈の誓い
1戦闘につき1回のみ使用可能
1ターンのみ全攻撃をサイファーに集中、ダメージを4分の1に。
攻撃を受けるたびにオートカウンター発動
・強撃(new)
1ターン消費してダメージ2倍or確定不意討ち時のダメージを2倍
【装備】
・大剣『ノートゥング』
HP+10、ダメージ修正25、筋力、器用さ+2
・防護服「DEMO」
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減30
魅力以外の全ステータス+2、魅力のみ-2
魔法攻撃無効、毎ターンHP50回復
魔法の使用は不可に
・小盾「ケレゴルムの盾」
HP+30、ダメージ軽減25、知力、賢さ、耐久力+2
相手のダメージ判定が85以上ならダメージ半減
・魔力糸の革靴
HP+10、ダメージ軽減10
・マリオの手甲
HP+30、コンマ補正10、ダメージ修正15、ダメージ軽減35
筋力、器用さ、耐久力+3
朦朧攻撃可能、発動75以上、維持55以
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2
ノワールです。
HP コンマ下÷6上昇(10以下は再判定)
成長ポイントを決めます。
01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント
5ポイントの成長です。振り分けて下さい。
好感度 コンマ下一桁上昇
ノワール (持ち越し2p)
HP 109+100(209)
筋力 1+1(2)
知力 20+6(26)(上限)
器用さ 2+2(4)
賢さ 17+6(23)
耐久力 2+4(6)
魅力 16+4(20)
好感度 219
コンマ修正 15
ダメージ修正 65
ダメージ軽減 70
※成長判定時、HPの上昇がコンマ下÷6
※筋力、器用さ、耐久力の上昇には通常のポイント+1必要
【技能】
・暗黒嵐
同時5体まで攻撃可能、ヒットで相手を盲目化
・高速治癒
1ターン使ってコンマ下一桁×5+知力(現在17)分回復
・敵感知
周辺の敵を感知
・精神感応
言葉が通じにくい相手と初歩的な会話が可能
・肉体増強
戦闘中のみ使用可能、一時的にHP+30耐久力+3、自分には使えない
・破邪術
アンデッド系相手に乗数+2
・魅惑の眼差し
魅力関連で一日一度だけ強制成功
・連続魔
2回連続魔法攻撃可能
・光の矢
ダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+ダメージ修正
(相手の防具修正を無視、遠距離攻撃)
・暗黒剣
相手の防御修正を無視して以下のダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+筋力×y+魔法ダメージ修正
※近接戦闘時のみ、前作と違いエリリルの効果なしに注意
・結界の霧
戦闘開始時に強制的に発動、全員へのダメージを1回だけ2分の1にします(不意討ち時は無効、ノワールのターンになってから発動)
(現状だと最速発動します)
・治癒の霧
1ターン消費で全員のHPを回復
(コンマ下一桁×x+知力×x)
・蘇生術(new)
気絶状態を確率で回復、HP0以下のダメージを負ったキャラを一定条件下で低確率で蘇生(死者は蘇生できない)
※その他、隠密魔法など各種基礎魔法
【装備】
・「アスクレピオスの薬杖」
HP+35、ダメージ修正(魔法のみ)40、ダメージ軽減20、知力、賢さ、耐久力+3
クリティカル倍率+1倍、毎ターンHP50回復
・魔力糸の服
ダメージ軽減15、器用さ、魅力+1
・「僧侶シンシアの帽子」
HP+15、賢さ+2、ダメージ軽減10
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2
火蓮です。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)
成長ポイントを決めます。
01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント
3ポイントの成長です。持ち越し分含めて4ポイントを振り分けて下さい。
好感度 コンマ下一桁上昇
山田火蓮(持ち越し0P)
HP 228+85(313)
筋力 10
知力 14+5(19)
賢さ 10+3(13)
器用さ 20+3(上限)(23)
耐久力 12+4(16)
魅力 9+2(11)
好感度 157
コンマ修正 20
ダメージ補正 75
ダメージ軽減 45
【技能】
・二刀流(近接のみ)
1ターン2回攻撃、命中にはペナルティあり
・連射(遠距離のみ)
クリティカル時に継続率40%で次の攻撃が可能
・隠密行動
1ターン使って戦線離脱、次の攻撃が必中
・急所狙い
クリティカル倍率×3
・集中
狙撃時クリティカル確率がダメージ判定時80以上で発生
連射時のクリティカルは通常通り
(進行に伴い性能向上あり)
・跳弾
確定2回攻撃(銃装備時)
(接近戦時の2回攻撃は未解禁です)
【装備】
・長銃「ベルスロンディング」
HP+35、コンマ修正15、ダメージ修正55、知力、器用さ、賢さ+3
相手のダメージ軽減を無視、クリティカル倍率+1
・チタニウム合金ダガー×2
ダメージ修整15(接近時)
・ミドルの狩猟用グローブ
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減25、耐久力+4
・ケプラージャケット
ダメージ軽減10
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2
マルコです。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)
成長ポイントを決めます。
01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント
5ポイントの成長です。振り分けて下さい。
好感度 コンマ下一桁上昇
マルコ(持ち越し0p)
HP 178+130(408)
筋力 6+6(12)
知力 10+2(12)
器用さ 10+4(14)
賢さ 10
耐久力 10+4(14)
魅力 15+4(19)
好感度 142
コンマ修整 15
ダメージ修整 60
ダメージ軽減 75
(技能)
・鑑定
持ち物を鑑定できる(ノワールと同一)
・口車
戦闘開始時に時間を稼ぐことが場合によって可能、魔物相手は不可
・爆薬知識
後衛から爆弾攻撃をした場合ダメージ×1.5
・魅惑のまなざし(new)
1日1度、魅力関連の判定を強制成功
(装備)
・短剣『ペネトレーター』
腕力、器用さ、耐久力+2、HP+30
コンマ修整10 ダメージ修整20
遠距離攻撃可
・龍革のジャケット
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減35、腕力、耐久力+2
・龍革の靴
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減20、腕力、器用さ、魅力+2
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2
・加護の指輪
HP+20、ダメージ修整10、ダメージ軽減10
携帯型簡易爆弾(ダメージ コンマ下一桁×5+50、3体まで複数攻撃)を4個保有
以上です。
再開します。
※追加イベントの有無を決定します。
01~15 追加イベントA
16~35 追加イベントなし
36~50 追加イベントB
51~99 追加イベントC
※追加イベントなし(次回以降、落ち着いた所で絆イベント発動)
##########
その日は結局、家に早く帰ってすぐに寝た。気疲れすることが、あまりに多過ぎる。ノワールと恋人らしいことをしようと思っても、落ち着く暇がないのには閉口した。
彼女も別れ際名残惜しそうだったが、やはり翌日のことがあるからか口に出せなかったようだ。
……俺は深い溜め息をついた。
安息の日々は、一体いつ訪れることやら。
##########
「失礼します」
翌朝、俺は一人で国王の執務室を訪ねた。部屋にはベルトランとエデル団長がいる。
「来ましたね。……どうぞこちらに」
俺は促され、席についた。目の前に3人の要人が並んでいると、どうにも緊張する。
「『穴』に向かうメンバーの選定ですね」
「ええ。基本的には、あなたに一任したいと思っています。……」
01~10 ???????
11~20 ただ、国境線で……
21~35 ただ、ズマの動きが……
36~99 特に制限なし
※再判定
奇数 現状のパーティ固定
偶数 ブランドの使用不可
※救済のため条件緩めます。
現状のパーティ+ヘカテル(条件付き)+αとします
「ただ、どうも状況があまり良くありません。ファルーダ国境で不穏な動きが出ているとのことで、タキは一旦戻りました。
しかも、クラーク特別市も住民の混乱が激しくなったため、一度ブランドさんたちもそちらに行っている様子です。
ズマも総攻撃をかけるとのこと。『穴』に行くなら、残ったごく限られたメンバーで行かねばならない」
俺は冷や汗が出るのを感じた。
「限られたメンバーとは??」
01~20 …………
21~70 ヘカテルが残っています
71~99 ???????(救済枠、再判定)
「一応、ヘカテルが残っています。ただ、その他は……」
これは困ったことになった。正直、「穴」行きはブランドやタキの助力を当てにしていたところが大きい。
俺たちだけで行けと言われても……それができるのだろうか?
しかし、プレーンウォークができる人物は皆出払っている。イーリスで何もせず、1日を無為に過ごすのか?
「厳しいですね。これだけ戦力がいないと……」
01~40 …………
41~70 ならば、これを
71~99 状況には柔軟に応じることです
「でしょうね。状況には柔軟に応じることです」
そう言ってセシル国王は険しい表情のまま、筒状の魔道具を差し出した。
「……これは?」
「簡易ゲートです。本来はヘイルポリス行きのためのものですが、一応世界各地の情報を登録しています。
往復2回分の魔力があるはずです。どこに行くかはお任せしますし、計画を決行しても構いません。ただ、よく考えて使って下さい」
……計画変更、か。俺は……
1 ズマに行く
2 モリブスに行く
3 テルモンに行く
4 アングヴィラに行く
5 トリス森王国に行く
6 その他自由安価
安価下5多数決、考察必要
7に「計画を決行する」を追加します。
6
とりあえずそれぞれの現状を電話で聞いて確認する
>>472
今回はそれはなしでお願いします。申し訳ありません。
なお、電話で確認は「1日スキップする」と同義とします。要は来れるようになったら「穴」に行くということでもありますし。
あと、少なくともランダムとタキには電話がかなり繋がりにくいはずです。ブランドは繋がるかもしれませんが、いつ動けるかを確認する程度でしょう。
じゃあ電話でクラークに一旦飛ぶ?ブランドは強敵との戦闘が起きるような案件じゃないしゲート開いてくれる余裕はありそう。あと申し訳程度の状況確認
>>476
ブランドにどこのゲートを開いてもらうかですね。現状把握という意味はありますが……
なお、現状でも上の都市は簡易ゲートで行けます。
6 イーリスのギルドハウスで新大陸とやらの聞き込みをするのはどうか。魔素汚染が激しいままの土地で生きてられるって、魔素耐性のある火蓮たちと何か関係あるんじゃない。忍者とかいうワードも出てるし
これから行く世界と関係あるならとりあえず調べる価値ありそうと思ったがサイファーはこれを思いつくだけの判断材料があるっけか
>>482
なくはないです。vs終末兵士戦でのヒントを見つける可能性はあります。
すっかり放置されていたカグラにも出番があるルートです。が、どうやってそこに行くのかのハードルはとても高いですね。残り2日で何とかなるのかどうか。
一応、聞き込みは選択としてありです。ただ、現時点で有意な結果が得られる可能性はかなり低いと言えます。
(指摘自体はいいのですが、もっと情報が必要です)
3票先取に切り替えます。投票先を変えたいという人がいればどうぞ。
上げます。
390の選択のやり直しができる状況と考えた方がいいかもしれません。ただし、メンバーは準固定で。
とすれば、できることは限られているはずです。
現時点では……
1 1票
5 1票
6(クラーク行き) 1票
6(新大陸聞き込み) 2票
以上のようになっています。
5は2票ですね。
上げます。
>>499
いや、絆イベントが絡むとなると、強敵じゃなくて好感度や人間関係絡みじゃないか?
ヘカテル筆頭にプレイアブルでも善人寄りなのが集まってるパーティーだし。
5で決定します。
>>503
いえ、アミールか?????が出る可能性があるルートのためです。
余程引きが悪くなければ出ないはずですが……
少し進めます。
※開始前に判定を入れます。
55-賢さ(16)=39以上で成功
※61…成功
「ありがとうございます。……トリスに行こうかと。多少気は引けますが、こちらも手段は選べない。……それと、一本電話をいいですか」
「結構ですが……どこに?」
俺は電話を取り出し、にっと笑った。
「もし助力を貰えたなら、これ以上なく心強い人ですよ。ブレイズです」
そう。ブレイズだけは何かあってイーリスを離れたわけではない。モリブスの安定化のため新政権とやり取りはしているようだが、協力を得られる可能性は低くはないはずだ。
……
05以上で電話が繋がる
※繋がる
『あなたですか。『穴』に向かったのでは?』
「予定が変わりました。ズマでは総攻撃が始まり、ファルーダとの国境もまた不穏な気配が出ている。ブランドさんたちも、クラークでの混乱を収めるため地上にはいない状況です」
電話の向こうから、ふうと息の音が聞こえた。
『私に『穴』に行けと?しかし、私なぞ肉体的には人間に毛が生えたようなものです。ブランド兄とは比較にならない。お断りしますよ』
「違います。……トリスに、一緒に来ていただきたいのです」
『トリスに?しかし、私は行ったことが……』
「簡易ゲートがこちらにあります。シャルという女の説得には、あなたの力が必要です。お願いできませんか」
※70以上で成功、70未満で55-魅力(14)=41以上なら拒否だがアイテム入手
『それは難しいですね。まだこの国をそう長くは離れられない。
ですが、手助けはしましょう。今、イーリスの王宮ですか?』
「ええ」と答えると電話は切れ、1分もしないうちにブレイズが現れた。
「国王陛下も御一緒でしたか、これは無礼を。あの、禿げ頭の男はどうしましたかな?」
「シュトロムのことですか?体調が悪いと、昨晩から寝込んでいるようです」
「そうですか。……お灸が効いているようですね。と、協力の件でしたね」
……
01~60 不幸の宝珠
61~75 奇跡の首飾り
76~95 指輪(???)
96~99 ??????????
ブレイズは紫色の宝珠を取り出した。
「これは……『不幸の宝珠』」
「ええ。これがあるだけでも大分違うはずです。それと、電話は出れるようにしておきます。そちらには行けませんが、アドバイス程度なら」
「ありがとうございます!」
俺は深く一礼した。ブレイズは微笑み、再び消えていった。
「……では、早速皆を呼び出します。というか、そろそろ来る頃ですが」
※50以下で追加イベント
不幸の宝珠は初ゲットだけど、この時代では一般に普及してるから説明いらずなのかな
※追加イベント
「副団長、もういらっしゃってたんですか?」
そこに姿を現したのはヘカテルだった。
「……ああ。色々と予定が変わった。トリス森王国に行くことになった」
「トリス、ですか?ということは、アミールの愛人を拐う、と」
「その通りだ。できれば拐うというより説得したいと思ってるが。アミールを少しでも止めるには、こちらにもカードが必要だ」
そこにノワールたちもやってきた。
「え、『穴』に行くんじゃないの?」
俺は簡単に状況を説明した。
「なるほど確かに厳しいですね。……それで、トリスに急遽向かうことになったと」
「そうだ。だが、あまり大人数で行く話でもない。怪しまれないようせいぜい4人、2、3人が理想的だ。誰かには、残ってもらう必要がある。
そう言えばマルコ。アングヴィラとトリスは隣国だが、トリスに行ったことは?」
01~25 実はないんです
26~50 1、2度ぐらいですね
51~75 何度かは
76~95 よく知ってますよ
96~99 ???????????
>>519
あれ、そうでしたか?ヴィルヤ・レプリカの件もあってちょっと勘違いしていたかもしれません。
とりあえず、脳内補完お願いします。
「よく知ってますよ。母の実家が、実はトリスなんです。僕にも4分の1ぐらいエルフの血が流れてる、とか。
まあ、人間の方の遺伝が強く出てるんでまず気付かれないですけどね」
「じゃあ、土地勘はあるということか」
マルコは笑って返した。
「そうなると、マルコ君は外せなさそうだね。……どうする?」
そこにヘカテルが一歩前に出た。
「副団長、ここは是非私を。荒事になった時のことを考えれば、武力はあるに越したことはないかと」
その勢いに、俺は少し気圧される。……こりゃ、私情が入ってるな。
「しかし、危険は危険だぞ。戦力として、離れていた間にどれだけ経験を積んだにも依るが……」
……
01~15 ううっ……(成長ポイント5p)
16~35 そ、それは…(成長ポイント10p)
36~50 そう、ですね……(成長ポイント15p)
51~75 それなりに自信はあります(成長ポイント20p)
76~99 強くなった私を見てください!(成長ポイント25p)
ヘカテルは胸を張った。
「大丈夫です。強くなった私を見てください!」
なるほど、確かにいい経験を積んだようだ。あながち彼女の言うことも嘘ではないらしい。
さて……どうするか。
※パーティメンバーを決めてください。
4人だと一部行動制限がかかります。3人が理想の人数です。
※ヘカテルは断っても押し掛けてくる可能性があります。(低~中確率)
※ヘカテルのパラメータ、装備は後程こちらで設定します。
少なくともカレン並のパラメータになるはずです。
1200までの多数決とします。
なお、3人としたのはシャルの居場所への接近のしやすさです。2人の方がさらに警戒されませんが、有事への対応を考えるとこちらの方がベターです。
4人だと少しだけ判定がキツくなります。少しだけですが。
あと、今気づいたのですが押し掛けを封じる手段はあります。
ただ、デメリットがないわけではありません。
とりまヘカテルのスキル見てから決めたい感あるけどなぁ
>>534
まだ設定してませんが、かなり攻撃寄りです。確定2回攻撃や前作で猛威を振るった線斬りの実装を検討しています。
攻撃特化型ですが一発は軽い感じにしようかと。最大火力は火蓮、安定性はヘカテルという運用になろうかと思います。
半面、探索や行動フェイズではあまり期待できません。マルコが行動フェイズ特化っぽい感じなのとは正反対ですね。
押し掛け封じの案があれば別途どうぞ。正解なら採用します。
なお、2つ?手段があります。
そういやイーリスとトリスの関係ってどうだったっけ
>>538
没交渉状態ですね。地理的に遠いので儀礼的なお付き合いが数年に一度程度です。
少し進めます。
押し掛け封じは正解なしのため、コンマ次第になりますね。
「ヘカテル、済まないが今回は引いてくれ。俺とノワール、マルコで行く」
ヘカテルの表情が困惑で歪む。
「どうしてですか!?私では不足と言うんですか??」
「……そうとは言ってない。理由は幾つかある。まず、人数は絞りたいということだ。シャルを警戒させないためには、せいぜい3人までだ。
次に、荒事は前提としてない、むしろ避けたいということだ。平和裡に彼女を確保するのが、一番望ましい。
そして、戦力を必要とするのは他にもあるってことだ。ファルーダ国境で不穏な動きがあるのは聞いたな。そっちの方が、お前の力を必要としている。違うか?」
ヘカテルは押し黙った。……分かってくれるといいんだが。
55-魅力(14)=41以上で成功
※18…失敗
「……でもっ!私がいた方がこの任務、上手く行くはずです!戦闘が起こらないなんて保証がありますか?」
ヘカテルは必死に食い下がる。……参ったな、これは。
※70以上で追加イベント
※追加イベントなし
これはそう簡単には引き下がりそうもないな。俺は大きく溜め息をついた。
※70以上で追加イベント
マルコになんとかしてもらえんかな
>>556
何を言わせますか?
なお、止める方法の正解は「ノワールかマルコの『魅惑の眼差し』発動です。
ギリギリのタイミングでしたが、指摘者が出たため内容次第で発動させます。
なお、完全正答ではないので内容次第でコンマ判定とします。
サイファーも薄々察してるけど私情を挟んでそうなところを指摘してもらうとか?ごめんあまりいいの浮かばない
1330まで案がなければ>>561とします。
では、続行します。
(なお、立て続けの追加イベント判定はノワールかマルコが割って入るか否かの判定でした)
「ちょっと待ってください」
その時、マルコが俺の前に出た。
「ヘカテルさん。サイファーさんは、正しいことを言ってると思います。
それは、あなたも分かってるんじゃ?」
ヘカテルは一瞬唸った後、すぐに叫んだ。
「だから何だというの?私の言ってることも間違ってはいないでしょう?外野が口を出さないで!」
「外野じゃないですよ。僕たちは、それなりの責任を負って動いてる。だから、この任務も成功させなきゃいけない。なら、どちらの方がいいか考えてくださいよ。
トリスに行きたいのは、あなたの私情――サイファーさんと一緒にいたいという、それだけのことじゃないですか?」
……
01~20 (不幸の宝珠発動判定)
21~40 ヘカテルの平手打ちが飛んだ
41~99 ヘカテルは唇を噛んだ
※今回に限り下3を採用します。
中断します。
ヘカテルの恋愛脳が予想以上にヤバいな。
やはり振っておくべきだったか?
しかし、あの程度で寝込むとかシユトロムって意外と小物だな。
これなら場合によっては切り捨てるのも有りか。
再開します。
なお、ヘカテル闇落ちは今のところ回避されています(下3としたのはこのためです)。
>>570
まあフレール来るぞというのはいい脅しでしょう。すぐに治療が嘘だったと分かるでしょうけど、それでも大人しくなるのではないでしょうか。
ヘカテルは唇を噛んだ。
「……そ、それは……。否定は、できないわ」
「ならいいんです。あなたは、あなたを必要とする場所に行くべきです。年下の僕が言うのも生意気ですけど」
……
85-魅力(19)×2=47以上で「魅惑の眼差し」発動なし
※発動なし
ヘカテルの目から、涙がこぼれる。
「……分かってたわよ。自分でも、我が儘を言ってることは。でも、私も役に立ちたかった。ノワールさんみたいに、側で支えたかった。
……副団長、それって許されないことなんですか?」
「いや、それは至極当然の感情だ。だが、使命は感情に優先する。そう、エコールで教わっただろう?
お前の力を必要とする時は、必ず来る。その時まで我慢してくれ」
「……そう、ですね。ごめんなさい、取り乱しちゃって……」
※80以下で追加イベント(88、99で??)
※追加イベントあり
ヘカテルは涙を拭って、ノワールを見て笑った。
「でも、負けませんからね。……色々な意味で」
ノワールは一瞬たじろいだが、ヘカテルに微笑み返す。
「私の方がお姉さんだからね。年の功があるのを忘れないでね」
「望むところです」
カレンもそれを見て静かに笑う。昔の自分と、重ね合わせているのだろうか。
「……で、『副団長』さん。私はどうすれば?」
「君もタキの援護に回ってくれ。それでいいか」
「ええ。兄さんの助けになるなら」
※20以下で追加イベント
※追加イベントあり
「じゃあ、ここでしばしのお別れだな。お互い、無事でいよう」
俺はヘカテルに手を差し伸べた。彼女はそれを握った……かと思った次の瞬間、彼女が俺の胸元に飛び込んでいた。
「ええ。……お互い、無事でいましょう」
俺は再びの突然の行動に固まってしまった。さすがのノワールも、顔がひきつっている。
しばらくそうしていると、ヘカテルは俺の身体から離れた。そして、呆気に取られる俺たちにいたずらっぽい笑みを浮かべて「それじゃ」と去っていった。
「……ありゃ、全然諦めてないですね」
マルコが苦笑する。ノワールはむっとしている。
「あの子……私とサイファーの関係分かってないのかな?分かっててやってるのかな……」
「どうだろう、箱入りだからそういう常識がないのかもしれんな。……トリスに行く前だが、頭が痛くなってきた」
俺は頭を振った。無事にここに戻ってきた時が怖いな、これは……
※コンマ下一桁×2 ヘカテル好感度上昇
ヘカテル好感度 167
(好感度リミッターは外れています)
############
「南国というから暑いかと思ったが、存外そうでもないな」
ヘカテルたちと別れてから数分後。俺たちはトリス森王国首都、フローレンスにいた。暑いというよりは温暖で、夏とは思えないほど過ごしやすい。
緑と花に溢れる国とは聞いていたが、噂通り風光明媚な土地だ。
「一年中こんな感じですよ。だから皆のんびりしてますし、よく言えば穏やかです。悪く言えば、平和ボケしてるわけですけど」
マルコは苦笑する。幼少期、学校の長期休暇は母親の実家があるトリスで過ごしていたという。
「ふーん。サイファーも、こんな時なのに気を抜きすぎじゃないの?」
ノワールは機嫌が悪そうだ。そりゃ仕方ない話ではあるが。
「あー、いや……さすがにありゃ読めないわ。すまん、気を付ける」
ノワールはぷいと向こうを向いた。この件が上手くいったら、何かしてあげないとな。
「ははは……まあ痴話喧嘩はそこまでとして。シャルの家は、この近くにあります」
フローレンスの街並みはどれも木造で質素なものばかりだ。ここは一応中心地らしいが、国の首都にしては賑わいが足りない。
その中で少しだけ大きな家が幾つかある。そのうちの一つを、マルコは指差していた。
「トリスは7つの貴族が輪番で長老をやっています。そのうちの一つが、現長老のいるマルガリート家です。
長老は御歳120歳。人間に直すと60そこそこらしいですけど。
シャルもファルも、60ぐらいじゃないですかね。人間だと30前後ですから、サイファーさんとほぼ同年齢のアミールが愛人にするには、見た目上は釣り合ってますね」
「フレールとも、な。だが、あそこにシャルがいるのか?」
「どうでしょう。エルフは家を大層気にします。一般的には、嫁入り前の娘は父親の庇護下にあるのが自然です。
ただ、ファルが自由に動いていた所を見ると、当てはまらないかもですね。とりあえず、行ってみますか?」
俺は頷くと、マルガリート家に向けて歩き出した。すれ違うエルフたちが、俺たちに好奇の目を向けてくる。やはり、エルフばかりのこの国で人間は珍しいのだろうか。
「……いや、その変な格好……特にその仮面が問題なんだと思うよ」
ノワールは首を振った。心を読まれていたらしい。
確かにあまり格好いいとは言えない代物だ……機能的ではあるんだがな。
「……で、着きましたよ」
01~40 物々しい警備が敷かれている
41~70 何人か警備兵がいる
71~99 門番が一人立っているだけだ
そこには門番が一人立っているだけだ。平和ボケとマルコは言ったが、国の要人にすらこの警備とは随分と緩い。
「……さて。どうする?マルガリート長老の面会を申し入れるのが一番無難だが、理由が問題だな。
俺とノワールで、イーリスの使者を騙るか。あるいはマルコが、アイユーブ商会の架空の商談をでっちあげるか。中に入って取り入り、シャルの情報を聞くのが常道な気はするが……。
あるいは、この警備なら無理に侵入してもいい。どう思う?」
※65以上で追加イベント
※追加イベントあり
「それなら、商談の線で行きましょう。アイユーブ商会では、トリスの木材も使ってるんです。軽くて丈夫なんで。実際に、商談も何度もやってます。
マルガリート長老との面識はないですけど、木材工場を作りたいという名目なら会ってくれると思いますよ」
「そうか、じゃあ任せていいか?俺たちはボディーガードということで」
「そうだね。物騒な世の中だからとか言っておけば不自然には思われないと思うな。……サイファーのその防護服を除けば」
ノワールがじと目で俺を見る。俺は苦笑した。
「まあ、それは適当に誤魔化すさ。じゃあ、マルコ。頼んだ」
マルコは頷いた。
※これからマルコ視点にするか多数決を取ります。安価下5です。
なお、どちらでもイベントの難度はそう変わりません。
##########
僕は頷くと、門番に近付いた。見た目は麗しい男性のエルフだが、目に緊張感はない。まあ、よくいるタイプのエルフだ。
「すみません、宜しいですか?マルガリート様にお目通り願いたいのですが」
「ん?マルガリート様にか。人間がどういう用件だい」
僕は名刺入れを取り出した。
「アイユーブ商会秘書の、マルコ・ジャーヴィスといいます。こちらでも、何回か商談に来たことがありますが」
「ふうん」とそのエルフの門番は言った。
……
※15以上でイベント続行
※イベント続行
「まあいいよ。マルガリート様に、面談の依頼があったことを伝えとく」
そう言うと、門番は奥に消えた。
「……本当にのんびりしたもんだな。普通もっと警戒しないか」
「あんなもんですよ。だから、エルフは一部の例外除いてビジネス上ではカモです」
サイファーさんが呆れたように言う。安値で買い付けられるから、トリスはいい取引先だ。遠いのが最大の難点だけど。
それでも国が貧しくならないのは、エルフが少食なのとあまり富を追わない性格であることに尽きる。もちろん、遠過ぎるから実質上鎖国でやっていけるのも大きいのだけど。
やがて、門番が戻ってきた。
「お会いになるそうだ。こっちさ」
居間に通されると、そこには緑色の髪をした初老の婦人がいた。この人が長老、アン・マルガリートだ。
トリス森王国は女性が強い。伝説上のアングヴィラの統治者、エルヴィンのように男性で名を残した人は稀だ。
「ようこそ、トリス森王国へ。長旅疲れたでしょう?」
「いえいえ、そんなことは。お初にお目にかかります。……後ろの二人は、ボディーガードです」
好奇の目がサイファーさんに注がれているのを察した僕は、予定通りに彼を紹介した。
「あらあら。まあ、最近物騒ですからねえ。後ろの殿方は変わった服をお召しなのね」
「ええ、まあ。彼はイーリスの出身でして。そこの最新技術だと聞いています」
嘘ではない。
「イーリスの技術も、最近は凄いのね。ああ、商談の件だったかしら」
「はい。アイユーブ商会では家具を取り扱っております。トリスの木材が人気で、需給が逼迫している状態です。
そこで、家具の新工場の着工許可を頂きたいのですが」
「工場?」
「ええ。現地生産の方がコスト削減が進みます。そちらの住民の雇用にも繋がる。悪い話じゃないと思いますが?」
……
85-魅力(19)×4=09以上で成功
※80…成功
マルガリート長老はふふふと笑った。
「いい考えですね。後で詳しい話は聞くけど、大歓迎します。
アイユーブ商会はいい商談をすると聞いていたけど、本当ねえ」
僕は苦笑した。確かにうちの会社は阿漕な真似はしない。それでも、トリスからは相場より大分安く買い叩いていたんだけど。
まあとにかく、第一関門は突破だ。アイユーブ社長には、後でちゃんと新工場の話をしておこう。トリス産の木材の需要が高いのは嘘じゃないし。
さて、本題はここからだ。
「……恐れ入ります。と、ここで帰っちゃうのも味気ないですし少し世間話でも。
ズマで大地震が起きたのはご存じですよね。最近は世界もかなり不安定になっているとか」
マルガリート長老の表情が曇った。
「……そう、らしいですわね……」
85-賢さ(10)×4=45以上で成功
※弱ファンブル
奇数 お引き取りになって
偶数 通常失敗
「……ちょっと気分が優れません。お引き取りになって」
まずい。多分、彼女にとって行方不明のファルのことを思い出したのだ。
もちろん、僕は居場所を知っている。黙っているべきだろうか?
1 言う
2 黙る
安価下5多数決、考察不要
上げます。
1はリスク相応、リターンも大きいです。
2はプランB、つまり別のやり方を考えることになります。
もう一度上げます。
0000でリセットします。
最後に一回上げます。
少し進めます。
「娘さんのこと、ですか」
僕はファルのことを話すことにした。このまま引くより、ある程度彼女について話した方がいいと感じたからだ。
もちろん、疑われる可能性はある。それに、真実を知ったらさすがのマルガリート長老でも怒り狂うだろう。
サイファーさんからは、ファルは拷問を受けていたと聞いている。詳しくは話してくれなかったが、それがかえってその凄惨さを感じさせていた。
だけど、僕らが相手にしなければいけないのはマルガリート長老の先にいるシャルだ。ここで躓いていては話にもならない。
「何でそれを?」
マルガリート長老は驚いた様子だ。僕は話を続ける。
「商売をやってると、噂話は耳にするものです。娘さんのファルさんが行方不明になったというのも。そして、彼女はイーリスで保護されているとか」
「何ですって?」
「確度は極めて高い情報です。ここにいるボディーガードの一人は、イーリスの軍人です。彼から情報を得ました。今、王宮で保護されているとか」
「本当なのですか?」
サイファーさんは頷いた。これも半分は嘘ではない。……保護と言うより監禁だけれど。
……
01~05 ???????
06~40 良かった……イーリスに行って会いたいわ
41~90 そうなの、良かった……
91~99 ?????????
「そうなの、良かった……」
マルガリート長老は胸を撫で下ろした。これで信じるというのも、いかにも性善説が多いトリスの人らしい。だから、外の世界に出るとエルフは多難だったりするのだけど。
「いつ頃帰れるのかしら?」
サイファーさんが、静かに言う。
「少し怪我を負っています。少しかかると思ってください。その後、あなたの元にお返しします」
「そうなの……辛いことがあったのかもしれませんわね。本当に、ありがとうございます」
マルガリート長老は、サイファーさんに深々と一礼した。
※10以下で追加イベント
※追加イベントなし
「いえいえ。……どうも、要人が世界各地で狙われているらしいのです。
ここにいるマルコさんも、アングヴィラの名家、ジャーヴィスの出身です。万一があってはということで、私たちがついていると」
「そうなのですか……あの子も、狙われてしまったのですね。そこにいる少女も、ボディーガードなのですか?」
「ええ。こう見えて、彼女は魔術の天才なのです。少女のように見えますが、なかなか熟達した魔術師なのですよ」
サイファーさんは穏やかに話す。……僕も大概に嘘つきだけど、この人も真実と嘘を巧みに入れ混ぜている。さすがだな。
01~20 本当なのですか?
21~40 ……エルフなのですか?
41~99 そうなのですね
「そうなのですね。人は見かけによらないものですね」
一瞬疑われるかと思ったけど、これもあっさり信じてくれた。これなら、話を次の段階へと進められる。
「……それで、一つご相談です。あなたには、もう一人娘さんがいらっしゃると聞いています。
彼女を僕らに預けていただけますか?」
「えっ、何ですって?」
さすがにマルガリート長老も驚いたようだ。だけど、ここからが本筋だ。
「ファルさんもそうですけど、世界中で要人が狙われています。スナイダ家の当主、デュラン氏が何者かに殺害されたのはご存じでしょう?イーリスでも、セシル国王が暗殺未遂されている。
アングヴィラのマニー・オーディナル氏も殺されかけた。何者かは知りませんが、世界の要人を殺し、世界を混沌に陥れようとする勢力がいるのです。
ここの守りも手厚くしないといけませんけど……多分、それだけじゃ不足です。シャルさん、でしたね。僕たちに預けて頂ければ、絶対の安全を保証します」
……
01~20 それはできませんわ
21~60 それなら、間に合ってますわ
61~99 お任せしましょう
マルガリート長老は少し躊躇ったが、意を決したように僕の目を見た。
「分かりました、お任せしますわ」
「ありがとうございます」
僕は深々と頭を下げた。第一段階は、ほぼ完璧だ。
「それで、シャルさんはどこに?この件をお話ししたいのですが」
※30以上で在宅
コンマ04秒早かったか
※在宅
「今、部屋にいますわ。時折外に出ることもあるのですけど、今日はここにいます」
マルガリート長老は正座から立ち上がり、上品な足取りで彼女の部屋へと案内した。エルフ特有の長いドレス――キーモを踏みつけないよう気を付けながら、僕たちは後を付いていく。
「シャル、御客様がおいでですよ」
マルガリート長老が呼び掛けると、トリス特有の引き戸が開かれた。
そこにいたのは、ファルと瓜二つの――しかし肌の色だけは真逆の、浅黒い肌のエルフだった。
「何ですの、お母様。裁縫をしているところなのですけど」
「こちらの方々が、大事な話があると仰ってます。ファルを保護された方だとか」
怪訝そうな目で、シャルが僕たちを見た。
「ファルを保護?」
85-マルコ魅力(19)=66以上で魅惑の眼差し発動せず
>>632
あ、そういう事ですか……気付きませんでした。
再判定して30以上なら続行します。
あ
634も一旦無効です。
>>636
633の内容で続行します。改めて633の判定をコンマ下で。
※魅惑の眼差し発動せず
夜まで中断します。
正直、此処まであっさり行くとは思わなかった。
少し進めます。
>>644
ここからが本番です。
「ファルはあの方といるはず……。まあいいです、こちらへ。ああ、履き物はお脱ぎになって」
僕たちは草で編まれたマットの上に案内された。サイファーさんとノワールさんは、どうしていいかちょっと困っている様子だ。
それを見たシャルは、クスクスと笑った。上品さと可愛らしさを併せ持った女性(ひと)ではあるようだ。
「すみません、不馴れで。トリスに来たのは初めてなもんで」
「いいですよ。トリスに他国からの人が来るのは珍しいですから。あなたは、以前にも?」
「ええ、祖母がエルフらしいです。あなたはダークエルフ、ですか」
シャルは苦笑した。
「隔世遺伝らしくて。先祖に魔族がいたらしいですけど……。母様には、苦労させてしまいましたわ」
排他的なエルフは、異物を嫌う。ダークエルフは村八分にされるか国外退去されるかが落ちだ。
マルガリート長老は、彼女を箱入りにすることで守ってきたのかもしれない。
「あなたも苦労されたでしょう……。と、それが本題ではありません。僕たちは、あなたを保護しに来ました」
シャルが不審げに僕たちを見る。
「保護?」
僕は頷いた。
「……隠しても仕方がないのでいいます。あなたは、アミール・スナイダ氏と交際してますね?」
シャルは驚愕した。
「えっ……な、何でそれを……!?」
「ファルから聞きました。……僕たちは、いわばイーリスのエージェントです。あなたの交際相手とは、対立関係にある。
そもそも、あなたはアミール・スナイダがどういう男か知っているのですか?」
……
01~05 ????????
06~40 知らないわけがないでしょう
41~80 ……あなたたち、何が言いたいの
81~99 ……スナイダ家の御曹司としか
シャルは呆気に取られたような表情だ。
「スナイダ家の御曹司としか……。あの方は何をやってますの?」
僕はサイファーさん、ノワールさんと顔を見合わせた。
「……まさか、何も知らない……??」
驚く僕たちに、困惑したようにシャルは言う。
「あの方が、素晴らしい方であるのは確かですわ。ダークエルフの私を、何隔てなく愛してくださった……。
陰険なネリー家の刺客も、まるで彼らが襲ってくると知っていたかのように撃退して下さった。……私にとって、彼は英雄であり、年下の兄であり……そして、幼い日に亡くした父でもあるのです。
でも、それ以上は私は知らない。時折館に訪れては、外に連れ出して下さり、愛を与えて下さった。ただそれだけです」
「本当なのですか」
シャルは悲しげに、首を縦に振った。
「では、彼が世界を要人の殺害などで混沌に陥れていることも知らない?」
「彼はそんなことをする人ではありません!!」
サイファーさんがシャルに詰め寄ると、彼女は目に涙を浮かべて叫んだ。
僕たちは、その剣幕に少したじろぐ。
「アミール様の愛は、掛け値なしの本物ですわ。……そのはずです……」
シャルは泣き崩れた。ノワールさんが、彼女の肩を抱く。
「……私たちは、アミールという男を知らない。だから、あなたの気持ちを否定なんかできないわ。
でも、彼といると危険なのも確かよ。ファルがなぜトリスからいなくなったかは知ってる?」
シャルは頷いた。
「……アミール様は、トリスに狩りに来られたわ。そこで、私とファルに出会った。
狩りに同行していたのが、フレール・ヴィルエール様だった。もう、1年以上も前のことです」
1年前?アミールが狂うより、ずっと前か。だとしたら、彼女の心酔ぶりも理解できる。
シャルは話を続けた。
「そこで、私はアミール様、ファルはフレール様と恋に落ちた。私はここに残ったけど、ファルはこの国を出ていきたがっていた。
そして、4ヶ月前。アミール様が、ファルを迎えに来たのです。そして、妹は母様に内緒で出ていった……」
「何で黙っていたんです?」
「ファルもフレール様も、黙っているようにと。何より、アミール様がすぐに来て『決して口外するな』と言った。あの方との約束は、破れませんわ。……でも、どうしてファルが『保護』されねばなりませんの??フレール様は??」
僕は言葉に窮した。本当のことを言うべきなのだろうか。
……色々考えたがやはり、これは嘘はつけない。
「フレール王子は、イーリスのセシル国王を暗殺しようとしました。ファルも、その手伝いをしていた。
暗殺は失敗に終わって、フレールは一度は捕まりましたが逃亡しています。そして……ファルは『保護』されました」
「嘘っ……」
シャルは絶句した。僕も目線を草のマットに落とす。
「残念ですが、そういうことです。アミールと一緒にいれば、あなたも近いうちにファルのように企み事に荷担させられるかもしれない。
だから、僕たちが守るんです。辛いでしょうが……」
※95以上で「魅惑の眼差し」発動
(イベントは終盤です)
※95以下の間違いです。失礼しました。
判定はこの下になります。
※656を採用、魅惑の眼差し発動
「……どこまで信用したらいいのです?」
「僕たちと来れば分かることです。セシル国王からもお話があるでしょう」
シャルは黙り、しばらく考えた。そして、意を決したように僕を見た。
「分かりました。……」
※70以下で条件付き
※条件付き
「ただ、条件があります。……ファルに会わせて」
僕は内心、これはまずいと思った。……今のファルに会わせたら、大変なことになる。
どうすればいいのか……
85-賢さ(10)×3=55以上で成功
※32…失敗
……だめだ、打開策が思い付かない。
僕はサイファーさんを見た。
55-サイファー賢さ(16)×2=23以上で成功
※80…成功
サイファーさんは頷いた。
「ちょっと待っててくれ」
そう言って席を立つと部屋から出ていこうとする。
「どうしたんです?」
「いや、少しイーリスに電話を。準備ってもんがありますし、ね」
#########
※サイファー視点に戻ります
マルコはよくやってくれた。……そして、この条件を出されるのまでは想定内だ。後は、彼の助力を得るしかない。
……
※05以上で電話が繋がる
※電話可能
『サイファーさんですか。私の力が必要と?』
「ええ。ただ、説得ではありません。……ファルの記憶を改竄して欲しいんです」
一瞬、沈黙が流れた。
※20以上で受ける
偶奇判定です。
奇数 ……あれは結構大変ですよ
偶数 通常成功
フフっと笑いが聞こえた。
『いいでしょう。想定の範囲です。あなた方はまだトリスに?』
「ええ。しばらくしたらイーリスにシャルを連れて行きます。そこで、まず凌辱の記憶を消して欲しいんです。身体の治癒は、ノワールができます。ただ、精神までは治せない。
そして、彼女がフレールに騙されたという認識を植え付けて欲しいのです。そうすれば、シャルは確実に落ちる」
『……あなたも悪い人だ。ですが、流石と誉めておきます。シデは、こういう腹芸はできない人でしたからね。
今からイーリスに向かって記憶を操作します。終わったら一報入れますから、その上で来てください。感動の姉妹のご対面、ですね』
誉められたのか貶されたのか……まあ、あのシデが引き合いに出されたなら前者なんだろう。
俺は「ありがとうございます」と電話を切った。
部屋に戻ると、重苦しい空気が流れていた。俺は努めて明るく言う。
「問題ないそうです。準備ができたら電話が来ますから、それで行きましょう」
「行くって……トリスからイーリスまでは2週間近くかかるはずでは……?」
訝しげなシャルに、俺は簡易ゲートを見せた。
「魔道具には、空間を超えられるものもあるんです。これがあれば、一瞬ですよ」
「空間……そう言えば、アミール様も空間を飛び越える術を使っていました。いつも、ひっそりとここに来られていて……」
プレーンウォークか。まあリナが使えるなら、アミールが使えない方がおかしいか。
とすると、いなくなったのに気付いた時が怖い。シャルを確保したら、早めにアミールとの交渉に移った方がいいかもしれないな。
※05以下かファンブルで追加イベント
※追加イベントなし
※20以上でトリスでのイベント終了
※再判定です
01~20 その時、来客の様子があった
21~85 想像以上にトラウマが深い
86~99 (不幸の宝珠発動、イベント終了)
その時、電話が鳴った。ブレイズからだ。俺は部屋を出る。
「もしもし、終わりましたか?」
『いえ。……想像以上に、精神に与えられた傷が深い。壊れる手前です。これは、すぐに会える段階にはなりそうもない』
「……どのぐらいかかりますか」
※30以上なら翌日には会話可能
※翌日には会話可能
『明日までには。今日はトリスにいてもらった方がいいでしょうね』
俺はふうと息をついた。これなら、あまり問題はないか。
「分かりました。では、明朝に向かいます」
俺は部屋に戻り、「受け入れ体制が整ってないので明日に来て欲しいと言われた」と告げた。
シャルは少し釈然としない様子だったが、「明日には会えるのですね」と受け入れたようだ。
##########
「では、僕たちはこれで。明日朝に、お迎えに上がります」
マルコが玄関先でマルガリート長老とシャルに一礼した。
「分かりましたわ。もう一度お聞きしますが、お宿はいいのですか?」
「ええ。僕の親族の家に泊めてもらうつもりですので、お気遣いなく」
長老はここに泊まることを勧めてきたが、マルコは丁重に断った。万一を考えたら、それは賢明な判断だろう。
「では、また明日よろしくおねがいします」
俺たちはマルガリート邸から離れた。見送るマルガリート母娘と門番の姿が見えなくなると、俺は大きなため息をついた。
「何とか、上手く行きそうだな。マルコ、助かった。お前のお陰だ」
「いえいえ、そんな大したことは。……それにしても、アミールのことをほとんど知らなかったのには驚きましたね」
ノワールが頷く。
「だね。……言いたくなかったのかな。本当に愛しているから」
「さあな。だが、そうであればこそ、交渉のカードにはなる。
アミールがどれほどか分からないが、どんなに過大に評価してもブランドさんたち数人がかりならそう簡単には動けないはずだ。
期限を区切って彼女がこちらの手の内にある間は、一切の手出しをしないと約束させる。これで、束の間だが三勢力の停戦がなるというわけだ」
「そう上手くいけばいいけど、ね……」
目の前に、マルコの親族の家が見えた。貴族ではないが、マルガリート邸にも劣らぬ邸宅だ。何やら、離れまであるらしい。せめて、今晩だけはゆっくりできればいいが。
……
※各種状況を決定します。
コンマ下
01~20 ズマの混乱劇化
21~50 ズマの混乱は膠着状態(翌日にもう一度判定)
51~90 ズマのロプト族壊滅、アルヴィス敗走
91~99 ハスタ族完全勝利
コンマ下2
01~20 ファルーダ戦争勃発
21~40 変種生命体襲撃
41~99 何もなく警戒解除
コンマ下3
01~15 クラークで暴動
16~99 問題なし
コンマ下4
05以下でイベント
コンマ下5
10以上で絆イベント
※日本行き当日の状況
ズマ…アルヴィス敗走、エリックかランダムどちらかが駐留し戦後処理へ
ファルーダ…気のせい(?)、滝やヘカテルはイーリスに戻る
クラーク…鎮静化、ブランドらは一応出てこれる状態
※この夜のアミール、及び?????の襲撃なし
※絆イベント発生確定、何かしらのボーナス発生
本日は以上です。
明日はサイファーとノワールの話が中心になる予定です。
……こうなると、トリスに残ったのはむしろ幸いだったかもですね。
イーリスに行ってたら、何事もなく戻ったヘカテルがしれっとサイファー宅にいるというシナリオがそこそこの確率であったはずです。
とはいえ、クラークはギリギリだったか……。
周囲が見えなくなってるヘカテルはどうにかした方が良いんだろうけど、対策が思いつかないな。
上司と部下という関係性を徹底させればどうにかなると思ってたんだがなあ……。
>>707
今回トリスに泊まったことで、修羅場発生や逆○展開は消えました。
日本行きパーティ選定で一悶着なしとはしませんが、「過去世界」のイベントは長めになるはずですから、一緒に行動しないなら何とか。
ヘカテルに傾くとしたらもう完全に悪い展開なんかな。それなら積極的に避ける選択に切り換えてくが
>>710
あながち悪いとも言えません。絆効果が二倍発動は大きなメリットです。
ただ、ヘカテルを大人にさせてノワールも説得し二人とも幸せにするのはハードルが高いかと思います。
二股でもハッピーエンドにはできます。単にハードルが高いだけのことですね。
少し進めます。
##########
「マルコ君。久し振りだねえ」
マルコの親戚の家に着くと、エルフの夫婦が出迎えた。マルコの再従兄弟に当たるという。
見た目は20そこそこに見えるが、これでも40は行っているらしい。
「ダビドさんこそ。奥さんはご妊娠されているんですか?」
「ええ。結婚10年でやっとですわ」
奥方のお腹は少し膨らんでいる。エルフは基本少子と聞くが、妊娠の時期も遅いようだ。
「おめでとうございます!……待望の初子ですね。
それにしても、急に押し掛けてごめんなさい。ご迷惑じゃなきゃいいんですけど」
「いやいや、構わないよ。本来の家主である、君のお祖母様が亡くなって2年か。思いの外早く逝ってしまったのもあって、家が広くて仕方なかったんだよ。賑やかなのは歓迎さ」
「人間なら85はそこそこ長生きなんですけどね。お祖父様が亡くなって、気落ちしたんでしょう」
エルフは「愛の種族」とも言われる。一度番になると、決して離れないという話だ。
だから、寿命が違う人間との婚姻は歓迎されないとも聞いた。後を追うかのように、急速に衰弱することがあるからだ。
「まあ、それも運命さ。ダスカ姉さんは元気?」
「父とアングヴィラで暮らしてます。まだしばらく、父と現役を続けるそうですよ」
世間話に興じるマルコを見ていると、俺の電話が鳴った。ランダムからだ。
「もしもし、どうしました?」
『おう!無事か。『穴』はどうだった?』
「いえ、実は……」
俺は今日の経緯を簡単に話した。
『んなことになってたのか。まあ、そっちはそっちで上手く行ったようで何よりだ。
こっちからも朗報だ。ズマの内戦がほぼ終わった』
「本当ですか!?」
『ああ。アルヴィスは取り逃がしたが、ロプト族の拠点はほぼ制圧した。テロの危険はまだあるが、国家としての混乱は一服だな。
明日から、俺とエリックで終戦処理に入る。……といってもパーシャは使えないんで、俺がメインでやんなきゃいけねえっぽいが。やれやれだ』
俺は安堵した。懸案の一つは落ち着きそうだ。「過去」世界に行く前の気掛かりが1つ消えたことになる。
……ただ、それでも問題が消えた訳じゃない。
「そういえば、アルヴィスはどこに消えたんでしょう?」
※70以上で判明済み
※判明済み
「奴はプレーンウォークで逃げた。だが、誰かと話した内容は聞こえたな。……確か」
01~40 テルモンに戻ると言っていた
41~80 ゼクスに行くと言っていた
81~99 ???????
『確かゼクスに行くとか言ってたな。ジェラードの元拠点か』
そこならば、追い討ちをかけることも可能だ。明日イーリスに戻ったら、検討してみるのも一興だろう。
リナの作業が終わるのは夜と聞いている。時間はあるはずだ。
「なるほど、行って行けない所ではないですね。それについては明日また、話しましょう」
『ん、そうだな』とランダムが電話を切った。
「ズマは落ち着いたみたいだね。後は、タキさんたちだけど」
「そうだな。ファルーダ国境で異変、と聞いたが……」
俺はそのままタキに電話を掛けた。1コール目でタキが出る。
『トリスに行ったらしいな。火蓮から聞いた。まだそっちか』
「ああ。ファルの治療をブレイズさんにお願いしているが、彼をもってしても簡単ではないと聞いてね。姉のシャルが会いたがっている以上、治療待ちは仕方がない。
ファルーダ国境で異変があったらしいな。そっちは大丈夫なのか?」
『魔獣がいたんで警戒したらしい。野生なのか、誰かが放ったかは分からないが、すぐに姿を消したそうだ。異変がなかったので、俺も火蓮も引き揚げている。
それにしても……お前が帰ってきてないんでヘカテルが少し情緒不安定になってるぞ。何かしたのか?』
俺は苦笑した。……色ボケもいい加減にしてくれ。
「いや、何も。むしろされた方だ。今日は帰らないということと、ちったあ目を覚ませと伝えてくれ」
『……部下には苦労させられるな、お互い。まあ、明日また会おう』
電話が切れ、俺は盛大な溜め息をついた。私情を持ち込むなと言ったはずだがな……。
「うーん、重症だねえ……今日も一緒に行くのだけは諦めた感じだったし。もう少し周りを見て欲しいんだけど」
「全くだな……一度、ガツンと言わないといけないかもだな」
ノワールも困り顔だ。もう20過ぎた大人なのだから、恋に恋する歳でもないはずだが。……まあ、ノワールに会うまでマトモに女と向き合えなかった俺が言う資格はないかもだが。
##########
夜の飯は、奥方が作ってくれた。あっさりとした野菜料理で、これはこれで美味だった。ただ、食い足りなさは残る。おまけに酒もない。
エルフが菜食主義者なのは知っていたが、酒も禁忌とは知らなかった。まあ、これでは木の実と干した果物ぐらいしかツマミはないだろうが。
「じゃあ、そろそろ寝るか。……寝室は?」
「えっと、祖母の部屋と客間が空いていたはずで……」
マルコがそう言いかけると、ダビドさんがニコリと俺とノワールに笑った。
「いえ、離れが空いてますよ。お二人は、そこで一夜を過ごすといいかと。温泉も沸いてますし、ゆっくり過ごすには丁度いいんじゃないですか」
俺は顔が赤くなるのを感じた。ノワールも同じようになっている。
「え、ちょっと……マルコ君に悪い……」
「いえいえ、お構い無く。お二人がそういう関係であるのは察してましたし。『愛を育む手伝いをせよ』というのは、エルフに昔から伝わる教えでもあります。あちらなら、邪魔なくゆっくりできるでしょう」
「あ……まあ、そうですけど……。ノワール、いいのか?」
「……う、うん。マルコ君さえ嫌じゃなければ」
マルコを見ると、苦笑しながら「僕はいいですよ」という。思わぬ形で、久々の二人だけの時間が作れそうだった。
#########
しばらく休憩します。
なお、R板行きとまでは行かずともR15ぐらいの描写はあるかもしれません。
感情移入できる程関連イベント起きてないんだよなーヘカテルは
避けるも何も完全にコンマ任せだしどうしようもないような
戦闘メインの場面なら間違いなくパーティ候補になりうるし、出来れば穏便に済ませよう
再開は夜です。
>>724
まあ、そもそも想定外ですしね……
ここでスパッと諦めさせようor悪堕ちさせようと思っていただけに、一番たちの悪い感じになってしまってます。
筆者の力量不足とコンマ神のせいです。
>>725
ヘカテルを選ぼうと思うなら割と楽です。パーティに入れておいて、やらかしても受け入れれば好感度200は到達するでしょう。ただ、ノワールがどう思うかは全く別です。
あと、効果が弱いとはいえ複数の絆効果は火蓮とでも持てます。彼女は気持ちに整理をつけているため、ミッション達成時しか好感度は上がりませんけど。
>>726
近接戦闘では相当な戦力ではあります。過去世界の特殊性を考えると悩み所ですね。
再開します。
「……何か照れるね」
ノワールは部屋に入るなり頬を染めた。
部屋に入ると、既に草のマットに直接布団が敷かれていた。ベッドは使わないのが、トリスの風習という。
布団は大きめのもので、枕が隣り合って置かれている。これはつまり、そういうことか。
もちろん、俺もこうなったら致すつもりだ。ただ、初めての時には随分痛がらせてしまった。俺は180センメド超あるが、ノワールは140センメドあるかどうかだ。
見た目だけ言えば完全に犯罪だ。実際、体格差もあって入れるのには随分難儀した。やるなら、ちゃんと感じさせてやりたいが……。
俺の顔が曇っているのに気付いたのか、ノワールが苦笑いした。
「あの夜のことを思い出してるの?」
「まあな。する時は、ちゃんと感じさせてやりたいんだが……あまり自信がないな」
……
※20以上で追加イベント(クリティカルのため大幅緩和)
※追加イベントあり
すると、ノワールはニヤニヤ悪戯っぽく笑っている。
「……何だその笑いは」
「ふふん、実は秘策ありなの。とっておきのね」
「秘策?何だそりゃ」
「それは後でのお楽しみ、かな?……まずはお風呂行こうよ」
小柄な身体をぴょんぴょんさせて、ノワールは「お風呂はどこかなー」とはしゃいでいる。随分と上機嫌だな。
まあ、無理もないか。まだ気掛かりなことはあるとはいえ、かなり久々にゆっくり夜を過ごせる。それも、二人きりの。俺だって期待してなかったわけでもないのだ。
それにしても、随分と自信ありげだったな。何を考えているんだろうか。
「見て見て!お庭にお風呂があるよ!」
ノワールの声が聞こえた。見ると、木々で囲われた庭に、岩を集められて作られたらしい湯船があった。湯の色は白い。
温泉地というとニャルラが思い出されたが、ここまで湯の色は濃くなかった。温泉を売りに観光客を受け入れれば、トリスの良い産業になるはずだが。
「なるほど、凄いもんだな。……それと、結構広いな」
「奥さんが言ってたけど、この離れはお客さん用なんだって。家族連れが過ごせるようにしてるって聞いたけど、だからかもね」
「なるほどな。……こりゃ何だ」
俺は、部屋に置かれたテーブルに置かれた包みに気付いた。菓子か何かだろうか。
「ほんとだ。何だろうね?」
俺は包みを開けた。中には白い球状の物がある。ほどよく柔らかく、茶菓子か何かのようだ。
……
01~80 (普通の菓子)
81~95 ん??
96~99 ????????
ファンブルなし
口に放り込むと、もちもちして甘い。白い物の中からはゴマか何かの甘いソースが入っていたようだった。
「うむっ。旨いな。でも、お茶が欲しいな、これは」
「あ、お茶ならポットがここにあったよ。お風呂から上がったら、ちょっと飲もうか」
よく見ると、枕のところに寝間着が置いてあった。ダビドという主人、随分準備が良いな。
持ち上げてみると、キーモに近い薄手の衣服だった。帯があるから、これで固定しろということか。
「それにしても、何か平和な国だね。ここだけ、別の世界みたい」
「まあな。正規のルートだと遠すぎるし、そもそもパルケ湖を越えるのは難儀だからな。色々浮世離れしてるのも仕方ないさ」
アングヴィラとトリスの国境には、巨大な湖、パルケ湖がある。湖には「パルケの主」と言われる巨大竜がいるとされ、その縄張りを避けられる船頭を雇わないとトリスには辿り着けないらしい。
湖を避けるルートもあるが、鎖国政策を採るトリスはそこに関所を置いている。入国は大変なのだ。
エルフの人の良さは、この国が地理的にも政治的にも隔離されているからなのかもしれない。まあ、排他的でもあるんだが。
「そんなもんかなあ。とりあえず、お風呂入ろ?」
ノワールは魔力糸で編まれた薄手のワンピースを脱ぎ始めた。月光が、彼女の小柄な裸体を照らす。
色白の肌と銀髪が、光の加減もあり黄色く輝いて見えた。
「……綺麗だな」
「……ん、サイファーえちぃよ?」
俺の視線に気付いた彼女は赤くなって、僅かに膨らんだ胸を掌で隠した。
「いや、素直にそう思っただけさ。陳腐な言い方だが、それこそ妖精か何かに見えた」
「んもう。サイファーも脱ぎなよ」
「ん?俺も入るのか?」
「当たり前でしょ?ほら、脱いで脱いで」
ノワールは俺の防護服を脱がせようとした。ちまちま動いているのが、何か可愛らしい。
やっとのことで脱がせ終わると、ノワールは惚けっと俺の身体を見た。
「何だよ、ノワールも見てるじゃないか」
ノワールは無言で俺の腹筋に触る。そこには、古傷の跡が一筋あった。
「サイファーの身体、ちゃんと見るの初めてだけど……こんな傷あったんだ」
「ん、まあな。新人だった時にヘマしてついた傷だ、あまり誉められたもんじゃない」
「ううん。いつも私たちを守ってくれてる、証だと思う。昔頑張ったから、この傷がついたんでしょ?それが今に繋がってるなら、それはやっぱり……大事なものだと思う」
そう言うと、ノワールはいとおしげにそれを撫でた。
……いかん、このままだと風呂に入る前に我慢が利かなくなる。
55-賢さ(16)×3=07以上で成功
※83…成功
少し中断します。
俺はぐっとこらえ、ノワールの手を引いた。
「もういいだろ。……変な気になる」
「ええー、なっていいのに」
「汗臭いのは嫌だろう?ちゃんと入りなさい」
ノワールは「子供扱いするなー」とむくれた。俺は手をさらに引き、二人して湯船に入る。
湯加減は少し熱めだ。顔を上げると、満月が綺麗に見える。
月光が白い湯に反射し、光の中にいるような錯覚を覚えた。
「いい湯だな。確かに別世界のようだ」
ノワールは無言で俺に寄り添い、頷いた。
しばらくぼーっと月を眺めていると、彼女が口を開いた。
「あのさ、真面目な話していい?」
「ああ、構わないぜ。何だ?」
……
01~30 ???????
31~60 ヘカテルちゃんのこと
61~99 シャルさんのこと
「ヘカテルちゃんのこと。あの子、完全に暴走してるよ?今日だってギリギリ何とか押さえたけど……。
私たちの関係、分かった上でやってるよね。明日、過去の世界に行くけどきっと今日みたいに押し掛けてくるよ。どうするの?」
「……一回しっかり言わないといけないのは分かってる。だが、素直に諦めてくれるかどうか……。
カレンは、恋愛感情と依存心の区別がつかなくてこじれかかった。幸い綺麗に収まったし、マルコともそこそこうまくやってるみたいだ。
だが、ヘカテルはなあ……。下手に拒否すると何やらかすか分かんないんだよ。元が箱入りのお嬢様で、しかもエコールじゃ風紀委員やってたような堅物だったらしいからな。
恋愛経験がなかった分、箍が外れて暴走しちまってるのが現状だな」
俺は額の汗を拭った。ノワールもうーんと唸っている。
「基本はいい子なんだよね。ただ、感情を制御しきれてないというか……。
一つ聞いていい?サイファーは、ヘカテルちゃんのことどう思ってる?もちろん、部下としてじゃなく、女の子として」
……
01~20 ……それを聞くか
21~50 可愛い奴だとは思ってる
51~99 魅力的だが、恋愛云々じゃないな
※クリティカル(後の判定が一部かなり有利になります)
「魅力的だが、恋愛云々じゃないな。あくまで、部下としてだ」
ノワールはほっとしたような笑みを浮かべ、俺の肩に頭を乗せた。
「まあ、サイファーならそう言うと思った。ヘカテルちゃんが無理矢理迫ってきたら、どうするんだろうと不安だったんだ。
でも、サイファーの一番が揺らがないのが分かって、すごく安心した」
その横顔が艶っぽく見えて、俺は彼女の肩を抱く手に軽く力を込めた。
「まあ、な。俺の心を開かせてくれたのは、お前だからな。そこが揺らぐことはないよ」
うんうんとノワールは頷く。
「ありがと、とても嬉しい。……でも、断り方、難しいよね。納得してくれなかった時、どうする?」
「無理矢理突き放すと、さらに暴走するかもな……。諦めてパーティに入れるしかないか。
ブレイズさんに頼る手もあるけど、これは流石に禁じ手中の禁じ手だな」
「うーん、まあ、ねえ。……」
※25以上で追加イベント
(クリティカル効果、本来なら95以上)
※追加イベントあり
今日はここまで。まさかの二股容認ルートです。
ノワールにもライラの血が流れてたって事か…(二股容認的な意味で)
>>751
それは少なからず意識はしてました。
ただ、99出されたので一気に現実味が出てきた感じですね。(77、88だと4割で許容とかそんな感じでした)
なお、ライラの血が流れているということは……
余談ですが、>>738で?????引いていると、ノワールが過去世界行きを辞退したがるという面倒な展開でした。
(要は、足手まといだから……ということです。1週間後には来るのですが、先遣隊への加入ができなくなる可能性がありました)
>>756
かといって受け入れ続けてたらヘカテルが成長するなんて、なろうレベルに都合良過ぎるし。
妄想と現実が混ざってる状態だろうから、一度叩き起こさないとどうしようもないんじゃないか?
>>757
そこはノワールも全面協力する感じですね。基本大人の女性ですし。二股しない選択でも、更正させようとするんじゃないでしょうか。
ただ、コンマが悪すぎた場合は多分切るしかなくなる気はします。
あくまで「二股ルートが現実的にできる状態になった」程度です。
矢印向いてないサイファーどうすんだろ
>>762
そこですねえ。まあ、サイファーも好きではない女は抱けなくなりましたから。
そこ含め、ノワール次第です。その点はまた明日やります。
少し進めます。
「いっそのこと、パーティに入れちゃえば?」
「えっ!?それでいいのか?」
俺はノワールの言葉に耳を疑った。ヘカテルは、ノワールがいようが構わずアプローチをかけるはずだ。あるいは、もっと過激なことだってしてくるかもしれない。
それをノワールが受け入れるとは思えなかった。
だが、ノワールは笑う。
「うん。サイファーにとっての一番が私で揺るがないのは分かったし。ヘカテルちゃんがあなたを求めても、多分我慢できる。
多少受け入れた方が、彼女の精神は安定すると思うんだよね。少なくとも、サイファーの役に立ちたいという想いは本物だろうし、それを満たしてあげた方が説得もしやすいんじゃないかな。
幸い、ヘカテルちゃんかなり強くなってたし。どうだろ?」
「……まあ、それもそうだが……。あの分だと、それこそ抱くなり何なりしないと収まらない気はするぞ。今の所、俺にそんなつもりは……」
そう言うと、ノワールがにやっと笑った。
「んー、万一の時は考えてあるよ。まあ、私に任せて、ね?」
これは何か企んでいるようだ。だが、一体何をしようというのだろう?
「ヘカテルを攻撃とか、そういうんじゃないだろうな」
「ううん、そこは違うから心配しないで。多分誰も傷付かない方法だから。サイファーは大船に乗ったつもりでいいよ」
「ん……そうか」
俺は月を見上げた。ノワールが何をするかは分からないが、こういうのは同じ女性に任せた方がいいのかもな。
肩にかかるノワールの重みが少し増しているのに気付いた。胸板の辺りを、ゆっくりと小さな手が撫でている。
ごく軽い快感が、胸の先端から送られる。横を見ると、ノワールが潤んだ瞳で俺を見上げていた。
「そろそろ……上がろっか?」
「そ、そうだな」
俺たちは上がると、身体を拭いて寝間着に着替えた。簡単に身体がはだける構造になっている。
湯上がりで少し朱みがかったノワールの肌と、慎ましい膨らみの頂点にある小さな果実も、寝間着の隙間から見えた。
「む……エッチいよ?」
視線に気付いたノワールはそう言って妖しく笑いながら、俺の向かいに座った。
俺はポットに入っていたお茶をカップに注いだ。するにしても、一服してからと思ってたが……これは理性がもちそうもないな。
取っ手のないカップからは、湯気と爽やかな香りが漂う。
「これ飲んでから、な?時間はたっぷりあるんだ」
「ん、そうだね。……月が綺麗」
ノワールは夜空を見上げる。俺はその横顔の美しさに見とれながら、茶を一口飲んだ。
……
※60以上で追加イベント、ファンブルなし
過去世界編?だと魔術等のペナとかどうなるんだろう?
長丁場になる上、居残り組と連絡も取れそうにないし、パーティー編成可能なキャラ含めて、編成前にまとめが欲しい。
再開します。
>>768
魔法難度上昇、ダメージ半減を想定しています。
ただ、盲目など追加効果はちゃんとそのままですので、ノワールが完全な足手まといにはなりません。
※追加イベントなし
しばらくそうして月を眺めていると、膝の辺りが重くなった。ノワールがいつの間にか、俺の上に座っている。
「落ち着くねえ。……ね、サイファー」
「そうだな」
彼女の小柄な身体が、俺の腕の中にすっぽりと誂えたかのように収まる。
そうやってお茶を飲んでいると、ノワールの身体が熱くなっているのに気付いた。
この前もそうだったが、彼女は情欲が強くなると体温が上がるらしい。
それに当てられたのように、俺も欲望がたぎってくる。寝間着の隙間から、ノワールの膨らみの頂点を軽くさすると「んんっ!」と身をよじった。
俺は面白くなり、両の乳首を優しく、時に少し強めに弄った。彼女の敏感な身体はその度に反応し、唇からは「ああっ……!」と喘ぎ声が漏れる。
「ん……ふふっ、もう……。ダメだよぉ」
「つい愉しくなってな。……じゃあ、するか」
「ちょっと待って……。準備だけ、させてね」
ノワールはそう言うと俺の膝から飛び下り、布団の方に向かった。
何やらブツブツと声が聞こえる。すると、布団の一帯がピンク色の霧で覆われた。
「うん、うまくいった。サイファー、こっち、きて」
霧の中にいるノワールの顔は、すっかり紅潮し瞳も潤みきっている。
少し訝しく思いながらその中に入った瞬間。ビリっと全身の肌に弱い痺れが走った。……いや、これは痺れと言うより……。
「こりゃ、何だ?」
ふふっと笑うと、ノワールは寝間着と下着を脱いで一糸纏わぬ姿になった。
そして、熱い身体で抱きついてくる。
「……あれからね、家の書庫で少し調べたの。そしたら、ご先祖様――ライラ・オーディナルの書いた魔術書が見つかって。
エッチの時に使う、魔法なんだって。すっごく、気持ちよくなれるらしい、よ?」
そう言うと、ノワールは背伸びして俺にキスをせがんだ。身体を屈めて唇を合わせた瞬間、感じたのは甘さと熱さだった。
舌も挿れてないのに、下腹部に血が一気に流れるのが分かる。これは何だ?
胸の動悸を感じながら、俺はすぐに唇を離した。こんなの、耐えられるわけがない。
「これが、さっき言ってた、『秘策』か?」
「うん。『情欲の霧』、だって。感度が跳ね上がって、痛みも薄らぐんだって。これならサイファーと、ちゃんとエッチできると思ったんだけど……」
恥ずかしそうに、ノワールが下を向く。その可愛らしい仕草に、俺の理性は決壊した。
速攻で寝間着を脱ぎ捨てると、彼女を布団に押し倒す。
「我慢はしないぞ。いいな」
「うん。いっぱい、愛して、ね」
…………
01~20 やり過ぎた……
21~80 (通常進行)
81~99 ……もう朝か
偶奇判定です。
奇数 降格
偶数 通常進行+α
※サイファーのこの日のコンマ判定に10のペナルティ
#########
翌朝。俺は強烈なだるさともに目を覚ました。
……一体どれだけ出したのだろう。二桁までは行ってなかったはずだ、多分。
当然のように、身には何も纏ってない。部屋からはむわっとした、情事の残り香が感じられた。
ノワールの魔法は効果覿面だった。いや、あまりに効きすぎた。
以前のように痛がることもなく、特上の娼婦すら逃げ出すかのような貪欲さで、彼女は情事を愉しんだ。俺もそれは同じだった。
体格差から来る痛みという障害さえ取り払われれば、互いの身体の相性は最高だったと、俺たちは知った。それがさらに、情事にのめり込ませた。
そして、魔法が効いている限りにおいて、俺は何回でも出せたのである。ノワールはそれ以上に達していたと思うが。
全く疲れないことに疑問を感じないわけではなかったが、快感と愛情がそれを凌駕していた。
……その結果が、これだ。魔法が切れた反動は、ちゃんとあったわけだ。
……あの魔法、加減した方がいいな。
横を見ると、ノワールが薄く目を開けていた。
「おう。……具合はどうだ」
※50以下で追加イベント
※追加イベントなし
「おはよ。……具合?うん、すっごく、良かったよ」
何か勘違いしてるようだ。そっちの具合なら、良かったとしか言えない。
「いや、体調のことだ。……疲れてないか?」
「ううん、大丈夫だよ。……ってやっちゃたかも」
俺の顔色を見て察したのか、ノワールが「ごめん!」と謝ってきた。
「あれは本来、お互いの精気を練り合わせてエッチするほど体力が回復する効果もあるの。
でも魔法が未熟だったから、私が一方的にサイファーの精気を吸っちゃったみたい……。本当にゴメンね」
俺は苦笑しつつ、「いや、仕方ないさ」と言った。
それにしても、何であんな術をライラ・オーディナルは編み出してたのだろう?偉大なる大魔術師の考えは、俺たちに理解できるものではないようだ。
※好感度 コンマ下一桁×7上昇
※ゾロ目のため倍
好感度 289
※サイファーとノワールが一緒の場合、以下のボーナスがあります。
・戦闘中一回だけ互いにダメージを肩代わりできます。判定に成功すればダメージが半減します。
・戦闘中一回だけ、互いのファンブルを無効にできます。(再判定)
・一日1回、通常時の判定でファンブルが出た時に無効にできます。(再判定、00奇数は回避不能)
############
「昨夜はお楽しみだったようですね」
朝食のために広間に行くと、ダビドがニコニコしながら訊いてきた。俺は思わず吹き出す。ノワールも赤面していた。
「え、あ……ありがとうございます」
「いえいえ。愛を育む手伝いをするのが、我らトリスの民に伝わる教えですから。
それにしても、随分と歳の差があるようなので心配したのですが。取り越し苦労でしたね」
奥方がふふと笑った。俺たちは顔を見合わせて苦笑する。
マルコはまだこちらには来ていない。どうしたのだろう?
※20以下か95以上で追加イベント
※追加イベントあり
すると、難しい顔をしながらマルコが現れた。
「何かあったのか?」
……
01~15 シャルさんが消えました
16~70 マルガリート家に誰か来ているみたいです
71~99 マルガリート家に誰か来ているみたいです……
71~99の内容を変えます。判定はそのまま採用します。
「それが、マルガリート家に誰か来ているみたいです。シャルさんを連れ出そうと思ってたんですが、先にその客人の対応をしたいと」
「誰なんだ、そいつは」
「それが、さっぱり……。あまり大した相手じゃないと、応対した例の門番は言ってましたけど」
俺は少し嫌な予感がした。まさか、アミール?
「あまりここに長居もできないしな……。とりあえず、早めに動こう」
##########
ダビド夫妻に丁重に礼を言って、俺たちはマルガリート家に急いだ。
「おう、昨日の人たちじゃないか。シャル様のお迎えなら、もう少し待っててくれと言ったはずだが」
「ええ。そのつもりですが……来たのは誰なんです??」
01~05 ??????????
06~10 ??????
11 ?????????????(危険)
12~30 随分とごつい鎧を着た男だ、あんたらの仲間じゃないのか?
31~90 ただの領民だよ
91~99 ?????????
「なあに、ただの領民だよ。ちょっとした陳情だろう、すぐに終わるさ」
その通り、しばらく待つと若いエルフの夫婦が一礼して去って行った。
「お待たせしました。安産のおまじないをかけておりましたの。どうぞ、こちらへ」
マルガリート長老に促されると、シャルが緊張した面持ちでいた。
「これからイーリスに行くのですか?」
「ええ。一応、もう一度向こうの様子を確認します。問題なければ向かいましょう」
俺はブレイズに電話をかけた。
※05以下で追加イベント
※追加イベントなし
『サイファーさんですか?こちらは全て準備できていますよ』
その言葉に、俺は心底安堵した。
「そうですか……。ありがとうございます。他の皆は?」
『ズマの面々以外は、皆集まってますよ。ランダムたちは、まだ戦後処理をどうするかで時間がかかっているのだとか。
ズマはこのままいけばじき人が住めなくなります。大量の難民が発生することになる。
セシル国王やマニー・オーディナル氏も合わせて、近いうちにそこの討議がされる予定です』
ズマの人口はそう多くはない。ただ、「震源地」付近の人口だけで数十万はいるはずだ。
三百万前後の全国民を避難させる必要はなくても、それだけの人口の受け入れ先があるとは少し考えにくい。
まして、魔族への差別意識はまだ根強いのだ。かなり難しい政治問題になるなと思ったが、それは俺の仕事ではなさそうだった。
「ありがとうございます」と礼を言って、俺は電話を切った。
「準備ができたようです。では、行きましょうか」
簡易ゲートのスイッチを入れると、目の前に空間の歪みができた。
「ここを通れば、イーリスの王宮です。妹のファル様もお待ちですよ」
シャルは一瞬ためらいをみせたが、意を決したようにその中に足を踏み入れた。
俺たちも、マルガリート長老に一礼してその場を去る。
俺たちのやったことは、保護という言葉で上塗りしてはいるが結局は誘拐だ。シャル本人にその自覚がないのは救いだが。
だが、アミールに優位に立つにはこれしかなかった。俺は自分にそう言い聞かせた。
#############
「お姉様!!」
イーリス王宮の国王執務室に着くや否や、そこで待っていたファルがシャルに飛びついた。
シャルは妹の頭を抱きながら「よくぞ無事で……」と涙を流す。
笑顔を浮かべていたのはブレイズだけだった。セシル国王とベルトラン宰相は、複雑そうな表情を浮かべている。
事の真相を知っていたら、到底感動の再会を喜べはしない。
俺はこの場にシュトロム諜報部長がいないのと、他の皆が大広間に集められていたことを心から感謝した。
この再会劇が仕組まれたものだと気付かれる危険性は、決して低くなかったからだ。
「再会の喜びに浸っているところ、申し訳ないのですが……。
お二人には、別々の部屋でお待ちして頂くことになります。
安全上の問題とご理解ください。食事の時は一緒にしていただきますが、それ以外はお二人の接触は禁止とさせていただきます」
俺はブレイズと事前に打ち合わせた通りに言った。
二人が長く話せば、必ず認識のずれが出てくる。そこから嘘がばれないようにするための工夫だ。
「監禁部屋」には暇つぶしのための書籍や裁縫道具などが一通り用意されている。
そして、エルフに電話を持つ習慣がなかったのは、救いと言えば救いだった。ファルは電話を持っていたが、当然破棄してある。
65-魅力(14)×3=17以上で成功
21…成功
「分かりましたわ。そのくらいの不自由なら。ファル、積もる話はまた後でね」
「ええ、お姉様。それでは皆さん、また」
姉妹はそれぞれの部屋に案内されていった。
「上手く行きましたね。とはいえ、往々にしていつかは嘘はばれる。そして私の記憶の上書きも、万能ではない。
すればするほど、精神は摩耗していくのです。特に、あのファルという娘には相当強力な上書きをかけざるを得なかった。
私の力は、もはやあまり頼りにならないとお考えを」
ブレイズは少し険しい目で俺を見た。
「……分かっています。ここから先は、俺たちが何とかするしかないわけですね」
「その通りです。そして、一つお聞きしたい。シャルをどうするのです?」
ブレイズの問いに、俺は言葉に窮した。アミールとシャルとの関係は、それなりに真っ当な恋愛関係にあるように思えた。
だからこそシャルには価値がある。だが、どうアミールを揺さぶる?
そもそも、アミールに直接連絡ができる人間など……。
65-賢さ(16)=49以上でA成功
65-賢さ(16)×2=33以上48以下でB成功
※92…A成功
二人いる。一人はゼクスにいるであろうアルヴィスだ。彼は、確かアミール一派の幹部のはずだ。
弱っているこの機にゼクスに攻め込み確保すれば、不安要素の撤廃とアミールへの直接アクセスという二兎を得ることになる。
もう一人は……可能性の範囲でしかないが……リナだ。
アミールとリナは不仲だと聞いた。だが、ユリリエと違い、リナは家との繋がりが切れたわけではない。
そこを辿れば、アミールに行き着く可能性はある。
さて、どうすべきか。
1 ゼクスに攻め込む
2 ゼクスに攻め込まず、リナを頼る(低確率)
3 その他自由安価
安価下5多数決、考察不要
上げます。
「まずは、アミールと接触が取れる人間の確保が必要です。
幸い、『穴』の第三十階層には『ゼクス』と呼ばれる拠点があるらしく、そこにアルヴィスが逃げ込んでいるとの話です。
確かゼクスはジェラードから奪ったもの。それほど迎撃態勢が整っているとも思えない。
アルヴィスを早々に確保し、彼ごと交渉に使う手もありです」
「しかし、ゼクスにアルヴィスの他誰がいるかは気掛かりですね。
こちらも揃え得る最大の戦力で向かわないと……」
「もちろんです。それと、夜には異世界へ向かわねばいけません。
ゼクスを余程うまく攻略できないのなら、深入りするつもりはないです」
ブレイズは頷いた。
「分かりました。では、後ほどまた大広間で」
※ミッション「ゼクスを攻略しアルヴィスを確保せよ!」が発生しました。
※アルヴィスは生け捕りが望ましいですが、殺して電話を奪うなどでも問題なしとします。
※上にあるように、第三十二階層までの攻略は時間的に難しいでしょう。
(現在時刻10時過ぎです。ゼクス攻略には相応の時間が必要ですし、その上でアミールとの交渉もやらねばいけません)
※0000からメンバー選定を開始します。
※条件は「ズマ組(ランダム、エリック、エリス、ユリリエ)」は不可、それ以外に制限はありません。
※主要人物のパラメーターで開示していないのは滝とブランド(表、裏)、ダリウスです。時間の都合上省きますが、滝とブランドは相当強力です。
滝の素の平均パラメーターは18以上、器用さが限界突破しています。
ブランドは言うまでもありません。表のブランド「君」でも滝に匹敵するぐらいはあります。「一族」のブランドは言うまでもなく強力無比です。
ただ、バランス上二人を出す可能性は絞ろうと思います。(少なくとも、両方同時の参戦はハードルを高くします)
※ヘカテル押し掛けの確率が少なからずあります。幸い、戦力として彼女は優秀です。
押し掛けの場合、4人のうち誰か一人を外す決定が別途必要です。(その際、好感度ダウンの可能性が割と高めです)
※ゼクス攻略戦のメンバーと日本行きの先遣隊メンバーは同一でなくても構いません。
先遣隊に選ばなかったメンバーのうち、任意の人数を加藤二佐の「みらい」に搭乗させることができます。
質問あれば受けます。よろしくお願いします。
日本だと一族はどれくらい弱体化する?
みらいに搭乗したキャラはどうなる?途中で合流するって事?
※ダリウスですが、多少トリッキーなキャラにしようと考えています。
魔道具特化型で何気にそこそこ能力は高いです。(素だとサイファーよりちょい下ぐらい)
装備は貧弱ですが、癖のあるものになるでしょう。(強制成功系やコンマ操作系など)
武具・防具作りも実はできます。
なお本作でもちらりと言及していますが、ナージャとは結構良い仲になっています(確率で既に絆効果あり)。
>>814
魔法攻撃が大幅に弱体化する上、急速再生などもできなくなります。日本だと明確に滝>ブランドです。
ただし、オルディニウムの濃い場所では話が変わります。魔法も通常通り使えます。
「ジェラードを日本に呼び込んで殺害」という案は、それなりに有力ではありました。(ただし、別の大き過ぎるリスクもありましたが)
みらい搭乗キャラは1週間後に日本にいる予定です。そこでの合流、入れ替えも可能です。
ヘカテルを先遣隊に入れていないと、ここでちょっと面倒なことが起きるかもしれません。(入れていても面倒ですけど)
幸い、ノワールとの絆イベントで状況好転の打開策は見えています。
なお、みらいに搭乗キャラを増やせば増やすほど、サイファーのいる世界のリスクが上がります。
誰をどこに配置するかが重要になるでしょう。無論、みらいに誰も乗せないという選択肢もなくはないです。
ジェラード連れてく案は悪くないとは思ってたけど血の呪いどうすんのかなとは思ってた。魔法関連が弱体化するとはいえ元が新人類(ブランドを倒せる実力)を殺せる威力だったみたいだし
>>818
血の呪い自体が魔力的なものなので、実はこれもクリアできています。
問題は、第4勢力の横槍ですね。
ん、魔法自体は弱るだけで使えるんだよね?大幅弱体とはいえ呪いは発動するものだと思ってた
何が使えて何が使えなくなるのかはっきり知りたいな
>>820
魔法は使えますが、プレイアブルについては難易度が上がり、威力も半減します。
また、大魔法の発動にはオルディニウムが必要です。このため、血の呪いのようなものは近くにオルディニウムがなければ発動しないか、あっても微々たるものです。
ただ、オルディニウム鉱脈での戦闘がもしあるならこの限りではありません。
>>820
これまで使ってきた簡易型精神感応や気配察知も、難度が大きく上がります。隠密魔法も同様ですし、効き目が薄めです。
パーシャとエリックは過去世界でどうなるの?禁術だかで魂が憑依してるみたいた感じだけど
では、ゼクス攻略のメンバー選定を始めます。
最低で3票先取の多数決、時間は明日夕方メドでやります。
DEMOが魔素を遮断しきれない可能性があるみたいに敵の魔法無効とかも超強力な一撃なら通ったりするわけ?
ところで、先遣隊のメンバーはゼクス侵攻がおわってから決定?
アルヴィスって魔法効く効かないの描写ってあったっけ
安価下
オルド関連はリナでよいのでは。これ以上余計に一族連れてっても魔法使えないお荷物が増えるだけじゃ?ケインとか魔法封じられただけで一般人レベルまで落ちたし
>>824
宝石のような避難場所がないので、入れ替わり不可の二重人格みたいな感じになるはずです。
パーシャはろくにエリックを認識できてないので、「誰この人?」になりそうですが。
>>827
その通りです。
>>828
同じく、その理解でOKです。
>>829
特にありません。まあ、敵はアルヴィスだけではないとは思いますが。
>>832
リナはどちらにせよ先遣隊確定です。リナ以外の4人を選ぶ形ですね。(サイファーを選ばない選択もあります)
なお、アルヴィスを最終的に追い詰めたのはヤシロとエリックです。
二人とも脳筋気味であるのには注意しましょう。
リナがパーティーとは別枠って事は、常に行動を共に出来るとは限らないのか?
ちなみに、サイファーがみらい搭乗する場合と留守番する場合ってどういう扱いになるんだ?
>>841
リナについてはその通りです。着いてから1~2日は疲労で動けません。
サイファー留守番の際はvsアミールの話中心ですね。たまにキリのいいところで先遣隊視点を混ぜる感じです。
先遣隊は条件飲む上での苦し紛れの策だから、先に向かって調査するというよりはみらい組が来るまでの間凌ぐって考えた方がいいか?リナが動けない数日間は特に
一撃必殺の可能性がある以上ゼクス攻略には火蓮連れて行きたいんだよな。先遣隊に連れてってやるからって言えば押し掛け封殺できんかな。案としては>>837あたりと同じ
現在、確定票の3票以上が入っているのは
サイファー、ノワール、滝
の3人です。ブランドに1票はいっています。
またヘカテルと火蓮に2票ずつです。まだ投票期間ですので、よろしくお願いします。
>>843さんを追加すると火蓮3票になりますね。
ヘカテルの票が夕方ぐらいまで上回れば変動の余地はあります。
ちなみに過去世界で使えなくなるアイテムとかある?電話とかゲートはまず間違いなく該当すると思うけど
では、再開します。
ゼクス攻略のメンバーはサイファー、ノワール、滝、火蓮で確定します。
(なお、ヘカテルが何も言ってこないというわけではありません)
これに伴い、滝の能力を公開します。
滝蓮次郎(33歳、軍人)
HP 400+150(550)
筋力 19+3(22)
知力 18+4(22)
器用さ 21+9(30)
賢さ 17+1(18)
耐久力 19+4(23)
魅力 17+3(20)
好感度 120
コンマ修正 40
ダメージ修正 125
ダメージ軽減 105
(技能)
・統率力
戦闘時のコンマ判定で全員-5
・一撃必殺
クリティカル倍率+2倍、88、99時に特殊判定
・精密行動
戦闘時クリティカルが70以上で発生
・連続攻撃
クリティカル時に40%以上で連続行動
・フルファイア
5回連続攻撃(近接戦闘でも発動)
(カウンターでは発動せず)
・見切りの極意
戦闘時1回だけ確定回避かつその後確定カウンター発動
・洞察力
探索で失敗した際、賢さ判定に成功でやり直せる
(装備)
・魔銃「ホワイトファング」(非神器、地上産)
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正70、ダメージ軽減15
知力、器用さ、耐久力+3、相手のダメージ軽減を無視、クリティカル倍率+1
※近接戦闘でも付属の銃剣で対応可能
・DEMOプロトタイプ
HP+40、コンマ修正10、ダメージ修正15、ダメージ軽減40
全ステータス+1
魔法攻撃無効、毎ターンHP50回復
・レイラの指輪
HP+30、ダメージ修正20、ダメージ軽減20
筋力、魅力+2
一度だけ致死ダメージ回避(指輪は壊れる)
・加速装置付き特殊ブーツ(非神器、地上産)
HP+30、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減30
器用さ+5
戦闘中1回限定で2回行動可能、ただしその後戦闘中行動不能になる
(発動タイミングはこちらで行いますが、多数決も取ります)
>>846
ご推察の通りです。電話やゲートは使えません。(電話は作動原理が違うためです)
最も、連絡手段などでは大きな問題は生じないでしょう。
サイファーたちのいる世界との交信が可能かはコンマ判定によりますが、かなり低確率です。
ある時期を超えると交信ができるようになるかもしれません。
その他のアイテムは問題なく使用可能です。(スターダストも!ただ、これについては没収されるかもしれません(後でリターンあり))
#########
俺は大広間に向かった。ゼクス攻略のメンバーも、大体頭に入れている。
後は、それが通るかだ。
「皆、待たせてしまって申し訳ない」
俺は扉を開けた。既に来れる人物は皆揃っている。
「サイファーさん、聞きましたよ。シャルという女を確保できたとか」
ブランドが言う。どうやら今日は「表」が出ているらしい。
俺は席に座り、話を続ける。
「ああ。ただ、彼女を生かすには、アミールと連絡しなきゃいけない。現状、連絡手段は皆無だ。
このまましらばっくれていてもいいが、トリスにアミールが来たら彼女の居場所は一瞬で分かってしまうだろう。
その前に、交渉に入らないといけない」
「でも、どうやってやるんだい?アミールの親族である、ユリリエって子かあるいは今作業中のリナさんに頼むのか?」
ダリウスの言葉に俺は頷いた。
「それも考えた。だが、一番確実そうなのは、奴の幹部を捕まえることだ。
ゼクス――『穴』の第三十階層に、ズマで反乱を起こしたアルヴィスという魔族が逃げ込んでいるらしい。
恐らくは、かなりの深手を負っているはずだ。そこを叩く。
ゼクスには誰がいるかわからない。だが、こちらも相応の戦力で叩くつもりだ」
「副団長!それはもう決めてますか?」
ヘカテルが期待している目で俺を見る。……だが、今回もその期待には応えられない。
「ああ。俺とノワール、滝、そして火蓮で行くつもりだ。
ヘカテル、悪いが留守を頼む」
※95以下で追加イベント(コンマ下)
※65-賢さ(16)×3=17以上で追加イベント後の多数決発生(コンマ下2)
※追加イベント発生、多数決も発生
「何でですか!!そんなに私が必要ないんですか??」
怒りと悲しみが入り混じった形相で、ヘカテルが叫ぶ。隣のタキが眉を顰めた。
「ヘカテル、怒鳴るな。サイファーにも相応の考えがあるはずだ」
「で、でも……」
俺はヘカテルの目を見据えて言う。
「その通りだ。考えなしにこのメンバーを選んだわけじゃない。
現状の戦力で言えば、俺とノワール、滝、そしてブランドを選ぶのが筋だ。だが、ブランドは万一の時のために残しておきたい。
留守中に襲撃された時、ブランドなら一人でも撃退が可能だろうからだ」
「よく分かっているな、賢明な判断だ」
ブランドがぶら下げている赤い宝石が言う。
「ええ、ありがとうございます。……そして、ブランドの代わりをと考えた時、何人か候補が浮かんだ。
その中には当然お前も含まれている。だが、今回は奇襲作戦だ。
近接戦闘よりも、遠距離戦闘をという考えが根底にある。ならば、お前よりも火蓮の方が適切と考えた」
「でもっ……!!私だって、火蓮さんに負けないぐらいの力を身に付けたと思ってます。それだけじゃ……」
この程度で引き下がるとは、俺も思ってない。……確実にこの案を飲ませる方法は、ある。
それは、この後選ぶ先遣隊に、ヘカテルを選ぶことだ。だが、それが適切なのかどうか……。
1 先遣隊に選ぶ
2 選ばない
※安価下5多数決、考察必要
俺は暫し考え、ノワールをちらりと見た。彼女は微笑んで頷く。やはり、これが最善のようだ。
「まあ待て、話は終わってない。ゼクス攻略には連れていけないが、タキたちの世界に行く先遣隊には、お前を選ぼうと思ってる。
タキやカレンの世界は、魔法がほぼ使えないと聞いた。つまり、近接戦闘に長けた人物が必要だ。お前なら、それを任せられる。……それじゃ不満か?」
ヘカテルは黙って考えている。
……
65-魅力(14)×4=09以上で成功(失敗でも条件あり)
※クリティカル(先遣隊決定時、中確率でイベント)
ヘカテルは反省したかのように俯いた。
「……すみません。そこまで考えて頂いてたなんて……。私が馬鹿でした」
「いや、分かればいい。お前の力は、その時に頼む」
コクンとヘカテルが頷いた。……多少は冷静になったようだな。
「じゃあ、他の皆はイーリスで待機してくれ。なるべく早く戻る」
俺たちは国王の執務室に向かい、ゼクスに向かう旨を改めて報告した。
「分かりました。……気を付けて下さい」
……
※80以上で??
※??授与
「それと……これから先、ここを暫く離れるそうですね。
これからの作戦上、これが必要になるはずです」
そう言って、セシル国王は……
01~50 首飾りを渡した
51~75 鎧を渡した……これは??
76~99 刀を渡した……これは??
セシル国王が渡したのは、一振りの刀だった。……これには、見覚えがある。しかし、こんなものを貰っていいのだろうか?
「陛下、畏れ多いことです。これは、フレールが持っていた……『村正』ではありませんか??」
国王は俺の目を見た。そこに確固たる意思が見える。
「ええ。これをどうするか、ずっと考えていました。封印すべきとも考えました。
ですが、やはりこの刀は誰かを護るために振るわれるべきです。かつて、我々の祖先であり、この刀の持ち主であったダナがそうであったように。
……受け取って頂けますか」
俺は跪き、鞘に入ったその長刀を両手で受け取った。ズシン、と重みが伝わる。それは、ただの物理的な重さではないはずだ。
「……慎んで、承ります」
この刀を手にしたからには、何としてでも任務を完遂させないといけない。
※神器「村正」
HP+50、筋力、知力、器用さ+4、ダメージ修正70
ダメージ判定に筋力と知力の両方が乗る
ダメージの4分の1HPが回復
対生物ダメージ1.5倍
クリティカル時倍率+1倍
サイファーのステータスを再掲します。
サイファー(持ち越し1p)
HP 188+210(398)
筋力 12+10(22)
知力 8+11(19)
器用さ 7+10(17)
賢さ 10+6(16)
耐久力 18+9(27)
魅力 13+1(14)
コンマ修正 45
ダメージ修正 130
ダメージ軽減 125
【技能】
・簡易治癒……
1ターン使ってコンマ下一桁×2回復
・かばう……
任意の相手のダメージを肩代わりする、自身へのダメージ半減
・フロントガード……
攻撃しない代わりに前列への物理ダメージ4分の1
・バックガード
攻撃しない代わりに後列への物理ダメージ4分の1
・カウンター
回避クリティカルの際のカウンターダメージが強制2倍ダメージ
・オートカウンター
かばうごとにダメージ後カウンター攻撃発生。命中に大幅ボーナス、ダメージ2倍
・不屈の誓い
1戦闘につき1回のみ使用可能
1ターンのみ全攻撃をサイファーに集中、ダメージを4分の1に。
攻撃を受けるたびにオートカウンター発動
・強撃(new)
1ターン消費してダメージ2倍or確定不意討ち時のダメージを2倍
【装備】
・神器「村正」
HP+50、筋力、知力、器用さ+4、ダメージ修正70
ダメージ判定に筋力と知力の両方が乗る
ダメージの4分の1HPが回復
対生物ダメージ1.5倍
クリティカル時ダメージ3倍
・防護服「DEMO」
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減30
魅力以外の全ステータス+2、魅力のみ-2
魔法攻撃無効、毎ターンHP50回復
魔法の使用は不可に
・小盾「ケレゴルムの盾」
HP+30、ダメージ軽減25、知力、賢さ、耐久力+2
相手のダメージ判定が85以上ならダメージ半減
・魔力糸の革靴
HP+10、ダメージ軽減10
・マリオの手甲
HP+30、コンマ補正10、ダメージ修正15、ダメージ軽減35
筋力、器用さ、耐久力+3
朦朧攻撃可能、発動75以上、維持55以
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2
ノワールです。
HP コンマ下÷6上昇(10以下は再判定)
最後の行は無視してください……
本日はここまで。遂に初の神器です。
なお、先ほどのクリティカルでヘカテルが「サイファーにかなり気を遣わせている」ことを認識したため、
仮にこの後の追加イベントがなくとも、彼女の行動は相当程度マイルドになるはずです。
しかしこのタイミングでの村正取得は、考えようによってはかなり強烈ですね。過去世界に生物でない存在がいるわけもなく……
しかも朦朧でボコれれば削られたHPも回復するという。まあ、このぐらいないとという感じもありますが。
滝とかブランド(表)ってここから先伸びるのか?
>>880
滝は25ぐらいまで伸びます。実は普通の人間ではありません。
ブランド(表)の伸びる余地は小さいでしょうね。まあ、裏に替わればいいだけですが。
なお火蓮は普通の人間です。今のところは、ですが。
ブランド滝引き連れてjだっけ?とやらを狩るのはダメなのかな?w
ヴォーパルと死の復讐者は万一出たとしても敵が使うでしょうね。
>>892
jは出ようと思って出るものじゃないですし、基本誰も勝てませんからね……ブランドと滝二人がかりでもほぼ確実に死にます。
ちなみに全攻撃無効、5%でヒット、かつそのうち95%が1ダメージぐらいで考えてます。00偶数→00偶数ぐらいならさすがに死にますが。
少し再開します。
########
「じゃあ、行くか」
俺はシェルミィの電話を操作した。行き先は「ゼクス」 。危険は覚悟の上だ。しかし、行かねば仕方ない。
空間の歪みに足を踏み入れる。……辿り着いた先は……
※雰囲気判定、コンマ下
※10……かなり危険(コンマ修正に-15)
※これに伴う追加判定
80以上で???????
※追加設定なし
辿り着いた先は、砂漠だった。目の前に三角錘状の巨大な建築物がある。
「これは……ピラミッド??」
タキが呆れたような表情で言う。どうも、タキの世界にも同じようなものがあるらしい。
「しかし、嶂気が凄いね。……これは相当厄介かも」
ノワールも険しい表情だ。そもそも、どこから入ればいいのだ?
「ノワール、状況は分かるか」
……
100-知力(26)×2=48以上で成功
※70…成功
「入口は分かったわ。ここの丁度逆側にある。でも、門番が2人いる。
そこを抜けても難所が多いわ。最深部まで適切に兵士が配置されてる。これ、正攻法じゃ無理かも」
ノワールは軽く首を振った。だが、ここで引き返すわけにもいかない。
「正攻法じゃない方法もあるの?」
以前より砕けた感じでカレンが訊いた。
……
※30以上である
※手段あり
「あることはあるわ。実はもう一ヶ所、入口があるの。
厳密には通気孔みたいなものだけど、そこを通れば一気に2階に行ける。
でも、気付かれない保証はないわ。しかも、一人ずつしか行けない。辿り着いたら、一番最初の人はそこでしばらく待たないとダメだと思う。
これはこれで危ないわ。どうする?」
「……だが、正面突破よりは安全なんだろう?
先頭は俺が行く。続いてタキ、カレン、ノワールの順だ。通気孔の場所は?」
ノワールは正面を指差した。
「あそこの下の方。気を付けてね」
俺は頷いた。
……
30以上で敵遭遇
30以下です。再判定。
※クリティカル
着いてみると、思いの外通気孔は大きい。
「二人なら入れるんじゃないか?」
「そうだね、ゴメン。でも、ついてたね」
順番は、俺とタキ、ノワールとカレンになった。
通気孔は真っ暗で先も見えない。どうしたものかと思っていると、タキが小さな明かりがついた道具を取り出した。
「携帯光を、できるだけ出力を絞って使おう。この程度なら、光が漏れていても目立たないはずだ」
カレンもタキのような道具を持っていたらしく、光をつけた。
俺たちはその微かな明かりを手がかりに、慎重に歩を進めていく。
……
25以下で追加イベント
※追加イベントなし
やがて、前方が明るくなった。あそこが出口か。
バレないように、そっと外を見る。
……
01~25 何者だ!
26~50 兵士が数人いる
51~75 兵士が一人いる
76~99 誰もいない
「……誰もいないな」
俺とタキは揃って飛び降りた。やがて、ノワールとカレンも来る。
「……結構高くない?」
「分かった、俺の所に飛んでこい」
怯えながら、ノワールがジャンプした。俺はそれを両手で受け止める。……彼女の体重が軽くて助かった。
「ん、ありがとね」
「まあな。……っと」
ノワールは俺の身体に手と足を回し、ちょうど猿が木に抱きついたような格好になっていた。……昨晩もこの姿勢で愛し合ったのを思い出し、俺は少し赤くなる。
「む、何考えてるの?」
「い、いや。何でもない」
訝しむノワールを降ろし、俺は辺りを見渡す。
「階段まではしばらくあるんだったか」
「そうだね。慎重に行こ」
俺を先頭にタキ、ノワール、カレンの順で歩く。ノワールは俺たちに隠密魔法をかけているらしい。多少の気配は消せるらしいが……
01~25 何者だ!
26~50 前方に兵士が3人歩いている。こちらに背を向けているが……
51~75 前方に兵士が歩いている。こちらには気付いていない
76~99 誰もいない。両端には部屋があるが……
「誰もいないな」
前方には階段が見える。両端には部屋。部屋を調べてもいいが……
1 部屋を調べる
2 階段に行く
安価下5多数決、考察不要
「一応、部屋を見てみるか。後ろから襲われるのは避けたいしな」
俺はゆっくり、左側のドアを開ける。……
01~25 何者だ!
26~60 兵士が数人、語り合っている
61~85 鍵がかかっている
86~99 保管庫のようだ
※クリティカル、上級アイテムあり
ドアに鍵はかかっていない。どうも、武具などの保管庫のようだ。
「……俺にこの世界の武具はよく分からないが……なかなか凝ったものだな」
タキが槍を手に取る。なるほど、確かにそれなりのものが多い。テルモンから持ってきたのだろうか。
「ノワール、使えそうなものはあるか?」
……
01~40 武具とかじゃないけど……
41~70 防具があるね
71~90 指輪、かな
91~99 杖?
「ん、これは……??」
ノワールは一振りの杖を持ってきた。……金属棒と言った方が正しいような感じだ。
「重くないのか?」
「ううん、凄く軽い。それに、これって……」
※60以上で神器
「今使ってるのよりもいい品だと思う。……よっと」
ノワールが言うと、それはシュルシュルと縮んだ。
「やっぱり。マルコ君が持ってる、『ペネトレーター』に近いものだね。
肉弾戦は避けたいけど、保険にはなるかな」
・「魔術師ダルフの杖」
HP+50、ダメージ修正50、ダメージ軽減20
筋力、知力、賢さ+4
クリティカル倍率+1倍、遠距離から暗黒剣発動可能
※装備を変えますか?
安価下5多数決、考察不要
>>934
なお、ペネトレーター同様遠距離からの物理攻撃ができます。
魔法扱いではありません。
上げます。
ノワールは縮めた棒を懐にしまった。
「持ち運びも便利だし、こっちを使うね」
ノワール(持ち越し2p)
HP 109+115(224)
筋力 1+5(6)
知力 20+7(27)(上限)
器用さ 2+2(4)
賢さ 17+7(24)
耐久力 2+1(3)
魅力 16+4(20)
好感度 289
コンマ修正 15
ダメージ修正 75
ダメージ軽減 70
※成長判定時、HPの上昇がコンマ下÷6
※筋力、器用さ、耐久力の上昇には通常のポイント+1必要
【技能】
・暗黒嵐
同時5体まで攻撃可能、ヒットで相手を盲目化
・高速治癒
1ターン使ってコンマ下一桁×5+知力(現在17)分回復
・敵感知
周辺の敵を感知
・精神感応
言葉が通じにくい相手と初歩的な会話が可能
・肉体増強
戦闘中のみ使用可能、一時的にHP+30耐久力+3、自分には使えない
・破邪術
アンデッド系相手に乗数+2
・魅惑の眼差し
魅力関連で一日一度だけ強制成功
・連続魔
2回連続魔法攻撃可能
・光の矢
ダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+ダメージ修正
(相手の防具修正を無視、遠距離攻撃)
・暗黒剣
相手の防御修正を無視して以下のダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+筋力×y+魔法ダメージ修正
※近接戦闘時のみ、前作と違いエリリルの効果なしに注意
・結界の霧
戦闘開始時に強制的に発動、全員へのダメージを1回だけ2分の1にします(不意討ち時は無効、ノワールのターンになってから発動)
(現状だと最速発動します)
・治癒の霧
1ターン消費で全員のHPを回復
(コンマ下一桁×x+知力×x)
・蘇生術(new)
気絶状態を確率で回復、HP0以下のダメージを負ったキャラを一定条件下で低確率で蘇生(死者は蘇生できない)
※その他、隠密魔法など各種基礎魔法
【装備】
・「魔術師ダルフの杖」
HP+50、ダメージ修正50、ダメージ軽減20
筋力、知力、賢さ+4
クリティカル倍率+1倍、遠距離から暗黒剣発動可能
・魔力糸の服
ダメージ軽減15、器用さ、魅力+1
・「僧侶シンシアの帽子」
HP+15、賢さ+2、ダメージ軽減10
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2
「他に目ぼしいものはあったか?」
※80以上で二品目
※特になし
ノワールが首を振った。
「もうここにはないみたい。向かいの部屋に行ってみようか」
俺は警戒しながら、向かいの部屋のドアを開けた。
……
01~25 何者だ!
26~55 兵士が数人、語り合っている
56~80 鍵がかかっている
81~99 保管庫のようだ
俺はできるだけ慎重にドアを開けた。……その瞬間、目の前の男と鉢合わせになる。
「何者だっ!!」
部屋には……
01~20 ???????
21~60 兵士が5人
61~80 兵士が3人
81~99 他に誰もいない
部屋にはこの男以外に兵士が5人。……詰所だったか。
俺はすかさず刀の鍔に手をやる。刀の抜刀術などエコールでやった時以来だ。
幸い、部屋は狭い。こいつらを片付けることは、さほど難しくない。
問題はむしろ、応援を呼ばれる可能性だ。
※50以上で先制
はい
>>949
10秒に満たないので下を採用します。
戦闘はレス食うし早めに次スレ立てた方が良さそう
>>951
これも無効です。コンマ下で判定します。
※兵士先制
俺が剣を抜こうとする前に、男が短刀を抜いた。……二刀流かっ。
75-器用さ(17)×2=41以上で回避(コンマ下1、2)
※両方回避
俺は一歩後退し、男の連撃を防いだ。
「村正」の刀身が抜ける。その輝きは妖しく、吸い込まれるようだ。
「村正」は神器、と聞いた。かつて勇者ダナが振るったとされる愛刀の威力、いかほどか?
75-器用さ(17)×3=24以上で命中
※12…失敗
俺は村正を振るう……しかし、使い慣れていないからか、それは空しく空を切った。
「曲者だ、警報を!!」
部屋の奥の男が叫ぶ。そこにノワールが、奥の男たちに暗黒の雷を落とした!
95-知力(27)×3=14以上で命中(コンマ下1~5)
※全弾命中
※兵士の中に強化人間がいるかを決定します。20以下で1人、10以下で2人
いない場合は一掃とします
※目の前の男以外全滅
ノワールの雷が立て続けに男たちに打ち落とされる。彼らはそのまま、その場に倒れた。
「命までは取ってないよ。……多分」
そして、残った男にタキが銃口を突き付けた。
「……というわけだ。死にたくはないだろう?少し、話を聞こうか」
※75-滝魅力(20)×3=15以上で成功
※クリティカル
本スレはここまで。次スレは男への尋問から始めます。
なお、965のクリティカル分は別の形で回収します。
前作でもイメージキャラがいたように今作でもイメージキャラいるんかな
滝とかノワールがどんなキャラが元になってるか気になるが聞くの野暮かな?
新スレです。
【コンマ】崩壊する世界を旅する9【安価】
【コンマ】崩壊する世界を旅する9【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511187010/)
>>980
下にある通りですが、滝はSJの主人公(TDN)も入ってます。
後言及してない中でイメージキャラがハッキリしているのは、こんな辺りでしょうか。
・ローマン…KOFのイグニス
・ヤシロ…KOFの社
・加藤二佐…パトレイバー後藤の白髪混じりver
・リナ…大人になり胸があって落ち着いたリナ・インバース
・マルコ…ふしぎの海のナディアのジャン(成長後)眼鏡なしver(ただ、たまにマルコも眼鏡はかける)
・ファル&シャル…MTGのイマーラを気持ち若めにした感じ。シャルは褐色版
結界張りに行った時の会話見たいなー。まだネタバレあるならあれだけど
>>987
これはまだ封印します。オルド周りのネタバレがあるためです。
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