ネプテューヌ「SS増えてほしい!」ネプギア「ネプテューヌ入門?」 (225)

世界観は独自解釈で統一、所々ウソあり。入門編なのに長編。

ネプテューヌ「私たちのお馬鹿なSSが増えてほしいよノワえもんー」
ノワール「SHUT UP!!」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1559919285

ネプテューヌ「……よしわかった。説明しよう」

https://images.app.goo.gl/fq9K2qp7KMig63sL6

ネプテューヌ「これは私の足だ」

ネプテューヌ「女神が作り出した知恵の一つ……なわけないじゃん、私がその女神なんだし」

ネプテューヌ「人類が決してたどり着くことの出来ない刺さり具合で、女神がスレのみんなに醜態をさらしているものだ」

ネプテューヌ「昔、神界で起きた大きな抗争の時にも刺さったっけ? あの時はホント、参ったよ……」

ネプテューヌ「ふっふっふ。見ての通り、継ぎ目すらない、美しいフォルムだろう?」

ネプテューヌ「懐かしいなぁ……私もこう刺さるのは久しぶりなんだよ」

ネプテューヌ「……そのー……何が起こってるかというとー」




○プラネテューヌ・魔窟

ネプテューヌ「助けてぇー! ネプギアぁー! 未確認生物にルパンダイブで奇襲かけようとしたら地面に刺さったんだよぉー!!」ジタバタ

   =氷<ヒュン!

ネプギア「フレイムエッジ! 今助けるよ、お姉ちゃん! わぁっ!?」

https://youtu.be/ZGHKoygewlA

ネプテューヌ「こんな風に、私たちは今"SNO-BEE"ポジションで、
迫り来るでっかい氷ブロックを切り捨てながらペンゴと戦っているんだよ!」ジタバタ

   ズバッ

ネプギア「見つけた! お姉ちゃん、引っ張るよー!」

ネプテューヌ「ねぷぅー骨盤がずれるぅー!」

   スポンッ

ネプテューヌ「ぷはっ! 整形外科行かずに済んだ」

   =回<Diamond!

ネプテューヌ「危ない! 絶対切れないダイアモンドブロックだ!」

ネプギア「うわぁっ!?」

ネプテューヌ「おわっとっと……っ」

ネプギア「お姉ちゃん壁に触れたら危ない!」

ネプテューヌ「ねぷ? ぎゃああぁぁ壁プッシュされてしびれるぅぅぅぅ」

ネプギア「でも隙が出来た! スラッシュウェーブ!」

   ズバァッ

   PENGO G A M E O V E R

ネプギア「仕留めた!」

ネプテューヌ「電気療法受けちゃった……残機は?」

ネプギア「ゲームオーバーって出たから、もうないみたい。ゲーム画面の中にいるような結界も全部消えたよ」

ネプテューヌ「あふぅ……ラジオもノイズなくなったし、カメラ回収してっと」

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ネプテューヌ「映ってるね?」

ネプギア「うん、映ってるよ」

ネプテューヌ「やあみんな! 私はプラネテューヌの女神やってる主人公、ネプテューヌ! そして隣の私より背の高い妹が!」

ネプギア「女神候補生のネプギアですっ」

ネプテューヌ「今日は私たちの力の源、シェアエナジーを広める広報活動として、二次創作界隈にアピールしようと、
私たちの入門スレを立てたよ!」

ネプテューヌ「いやぁー美少女バカキャラゲーRPGのはずなのに。私たちがキャッキャウフフして茶番やってたり、
ちょっといい話したりするSSなっかなか無いんだよねー。バカゲーなのにもったいない」

ネプギア「知名度が低いのはどうしようもないけど、もっと私たちの魅力を知ってもらいたいです!」

ネプテューヌ「そんなわけでプラネテューヌ国民みんなから信頼と信仰心を勝ち取るためにこうやってクエストをしつつ、
みんなにこの世界、ゲイムギョウ界と愉快な仲間達を紹介しよう!」

ネプテューヌ「ゲイムギョウ界ってなんだって? はっはっは、それは昨日言ったよー」

ネプテューヌ「……あ、ごめん。みんなにとっては今日の出来事だったね」

ネプギア「そのネタはちょっと古いと思うなぁ……」

ネプテューヌ「気にしなーい♪ 気にしなーい♪ 気にしないんだよ♪」

ネプギア「さっくんお兄さんの気にしない体操なんて知ってる人いるのかな……」

その辺のスライヌ「ハイ!」

ネプ姉妹「「いた!?」」

○プラネテューヌ郊外

ネプテューヌ「話をしよう……」

ネプテューヌ「あれは今から36万……ネプギア「そんなに経ってないと思うよ?」ネタにマジレス~♪」

ネプギア「そもそもここまででネタを挟みすぎだと思う……」

ネプテューヌ「ネタ挟まなきゃ超次元ゲイムネプテューヌじゃないよー。原作はパロり方がちょっと下手っぴなんだよー!
SCARY MOVIEシリーズ(最終絶叫計画とかのこと)くらいふざけてくれちゃっていいよ」

ネプギア「話がそれてるよぅ」

ネプテューヌ「おぉ事情が変わった、続けて?」

ネプギア「わたしが!? え、えぇっとわたし達が住んでるゲイムギョウ界っていうのは、
簡単に言えば色んなゲームのキャラクターのそっくりさんや擬人化したメーカーたちが、
わたし達ゲームハードを擬人化した女神、ハードとかCPUとも言われてる女神を信仰しながら、
色んなゲームを作って娯楽をもたらして平和を守ってる世界です」

ネプテューヌ「TRONとかWreck it ralph(日本だとシュガー・ラッシュのこと)よりかパチモン集めたレディ・プレイヤー1みたいな世界観だね」

ネプギア「ぶっちゃけすぎだよお姉ちゃん」

ネプテューヌ「そんな私たち女神が、世界の平和を壊そうとする奴らとなんやかんや言いながら戦う。
それがネプテューヌサーガ!」ドヤァ

ネプテューヌ「今日はそんな世界をちょっぴり体験できるツアーとして、私たちがゲイムギョウ界を案内するよー」

ネプテューヌ「まずここは私、ネプテューヌことパープルハートが治める国、プラネテューヌ!」

ネプギア「お姉ちゃんの性格が反映された自由でおおらかな国で、4つの国の中で一番技術力のある国なんです!」

ネプテューヌ「プラネテューヌは未来に生きているとか言われるくらい、センスが変なとこあるけどね」

   ザザッ

ネプテューヌ「ノイズ! また例の未確認生物!?」

イストワール「私です。ネプテューヌさん」

ネプテューヌ「なぁんだいーすんかぁ」

ネプテューヌ「説明しよう! 私たちを始め大体みんなが持ってる携帯ゲーム機"Nギア"は、
アイテムやクレジット(ゲイムギョウ界の通貨)をデジタル化して収納したり、
分析や通信が出来る万能機械なのだ!
そしていーすんことイストワールは、私たちの教祖なのだ!」

ネプギア「いーすんさん、どうかしましたか?」

イストワール「至急バーチャフォレストに向かってください。危険種ビッグスライヌが市民を襲っています!」

ネプギア「座標を受信、分かりました。すぐに向かいます!」

ネプテューヌ「おっけー! ちょうどいい機会だから変身して向かうよー!」

ネプギア「うん!」

ネプ姉妹「「その目に焼き付け刮目せよ(してください)!!」」

ネプテューヌ・ネプギア「「セレクト! シェアクリスタル!」」

ネプテューヌ「纏うは光! 紫黒の太陽!」

ネプギア「纏うは光! 紫色の月光!」

ネプテューヌ・ネプギア「「女神転生!!」」

『パープルハート・ネプテューヌ!』

『パープルシスター・ネプギア!』

ネプテューヌ・ネプギア「「ああああぁぁぁああっ!!」」ウデカカゲ




○プラネテューヌ・バーチャフォレスト

市民「うあ……うわあああ……くるな! くるなぁ!」

   シュイイィィン……ズドォンッ

市民「あ、あなたたちは!?」

BGM:スペシウムゼペリオンのテーマ
https://youtu.be/NLS74xh1A_g


パープルハート(以下PH)「女神、パープルハート・ネプテューヌ!」

パープルシスター(以下Psis)「同じく、女神候補生、パープルシスター・ネプギア!」

市民「パープルハート様! シスター様!」

PH「さぁ、スーパープレイを見せてやるわ!」

Psis「安全なところへ!」

市民「はいっ!」

PH「ネプギアは後ろに回って!」

Psis「わかった!」

 パープルハート。いつもはぐーたらで楽しいことにしか興味を示さないネプテューヌが
女神化した姿。性格は打って変わり、さわやかで理知的なイケメンとなる。
能力のバランスに優れ、手に持った剣は巨大化し、雷の力を纏い敵を切り裂く牙となる。
ちなみに、どちらの姿でも、お化けとナスは苦手であり、プリンでよく釣れる。

PH「こいつは私が惹きつけておくわ! クリティカルエッジ!」

Psis「後ろは取った! ミラージュ・ダンス!」

 パープルシスター。ネプギアが女神化した姿である。プラネテューヌの女神には珍しく、
変身しても性格は変わらず、理性的で協調的である。ビームサーベルは遠近両用武器、
M.P.B.Lスライプナーとなり、身軽で多様な剣技と光線技で、相手を圧倒する。
機械類には目がなく、細かなパーツに愛着を抱き、さらには数々の機械的支援を4国に
もたらした。

ビッグスライヌ「ぬらぁ~……」

PH「勝利のコンボは決まった! クロス・コンビネーション!」

ビッグスライヌ「ぬ、ぬらぁー!」

   バシュウウッ……

ネプテューヌ「ふあぁ、紹介のためだけに女神化して疲れたー。そろそろ帰ってゲームしたくなってきたぁ」

ネプギア「お姉ちゃん、これからラステイションのことも紹介するんでしょ?」

ネプテューヌ「うーん、面倒くさいけどしょうがない。いこっか!」

 その昔、ネプテューヌのでまかせではなく、本当に神界で女神同士による争い、
"ハード戦争"があった。その当時のゲイムギョウ界の各国大陸は、
神界の下で宙に浮いており、国をまたぐには関所をパスし、
電子ブリッジにより自らの電子情報をネットワーク移送させる必要があった。

 だがハード戦争が、今の女神達を当時のイストワールと共に作り、それを失敗と見なし、
魔王ユニミテスの名の下で再び自身が統一しようと考えた先代女神、
マジェコンヌによる淘汰である事が判明。
 民達のシェアエナジーを受け取った女神達が、力を合わせ彼女を打倒。
そしてその時余剰したシェアエナジーで女神候補生という妹が出来た頃、
大陸を宙に浮かせていた力がマジェコンヌとともに途絶えたため、
さらに下にある未知なる大陸と融合した結果、陸に足をつけ国境を越えられる、
今のゲイムギョウ界ができたのである。

 ちなみに、女神は空を飛べる。

PH「パトロールもかねて空を飛ぶことにしたけど、短時間に変身を重ねるのは疲れるわ……ふぁぁ」

Psis「……」

PH「……うりっ」ツンッ

Psis「ひゃぁっ!? な、なにお姉ちゃん!?」ビクゥッ

PH「ネプギアのことだから、次元観測センターのことを思い出してるんじゃないかって思って」

Psis「う、うん……」

PH「観測所のみんなを襲って壊した未確認生物たちが許せない、それは私も同じよ。
でもあなたは、やっぱり笑顔の方が素敵だわ」

Psis「お、お姉ちゃん……///」

PH「もう少し気楽に構えてもいいと思うの。私たちは何度も世界を救った。未確認生物たちが
ゲイムロケットの件で宣戦布告をしても、いつも通り片をつけるだけよ」

Psis「うん……そうだね」

PH「さて原作を知っている人には聞き慣れない単語が出てきたと思うから、
このスレの前に起こった出来事を話しましょう。回想シーン入るからナレーションお願い」

○数日前・プラネテューヌ・次元観測センター

 突如として施設内の監視カメラの全てが切れた。監視カメラだけでなく、
施設内のセキュリティ全般が機能しなくなり、照明も落ちた。
そしてモニタリングルーム内で悲鳴がこだました。
 一人、また一人と見えない何かに襲われた。
 そこにいた全員を黙らせた後、モニターを担っているPCに何かファイルを移した後、照明は光を取り戻した。

イストワール「これは……ひどい!」

 駆けつけたイストワールは、職員の女性たちが横たわった床に驚愕した。
すぐにコンパを始めとする救命部隊が駆けつけ、誰一人命に別状はないことを確認したが、
全員その時に精神的ショックを受けたのか、発話が出来たものはいなかった。

 その後、女神達が会議を開き、モニターのPCに移された動画ファイルを見て戦慄した。

「この世界の支配者達よ。目が覚めたかね? 我々は君たちゲイムギョウ界を殲滅するために来た
宇宙の帝王だ。大分前この超次元に来たことがある。その時はまだゲイムギョウ界は発展途
……おいハック、飲み物持ってそこを通るな! ビデオ故障しちゃうじゃないか撮り直すの大変なんだぞ!
とにかく、我々に似せたキャラクターを撃滅するビデオゲームという遊びをロケットで
我々の世界に届けたりはしなかった。
そんな残虐な行為は許せない、手始めにここにいた人間達の正気を根絶やしにしてやったよ……」

ノワール「ロケット……」

ブラン「私たちで、外次元への友好を示したメッセージを積んだ、あの」

ベール「それがあちらの逆鱗に触れたわけですわね……」

「我々は君たちのロケットにあったメッセージを侵略行為と見なし、
君たちゲイムギョウ界を殲滅することに決めた。必ず滅ぼしてみせるよ。
ハァーッハッハッハッハげほっ、ごほっがはっ、き、気管支炎が、また……薬! 薬を!
あ、録画切らなきゃ!」





○現在・ラステイション上空

Psis「私たちの楽しいゲームは、他の文明からはよく思われないかもしれない。だからって……!」

PH「……ユニちゃんがいるわ。ネプギア、声かけていったら? 私はその辺観光するから」

Psis「ちょっ、えぇっ!? ここに来てサボり!? 行っちゃった……」

Psis「もう……まぁ、気を遣ってくれてるんだろうけど」

○ラステイション・スーパー○O

店員「いらっしゃいませユニ様」

ユニ「そ、そうかしこまらないでください。普通に! 普通で!」

店員「汚い店内ですが、ごゆっくりお買い物を……」

ユニ「……や、やりにくいわね」

ネプギア「ユニちゃん!」トテテッ

ユニ「ネプギア? どうしてここに?」

ネプギア「クエストの帰りにお姉ちゃんと寄って、そしたらお姉ちゃんが声かけていったら?
っていってどこかに行っちゃって……」

ユニ「相変わらず自由ね、ネプテューヌさん」

ネプギア「ユニちゃんは?」

ユニ「おつかい。あの日以来お姉ちゃんが根詰めるようになっちゃって、心配だから色々買ってこいってケイが」

ユニ「しっかしこのスーパー、名前の読み方がわかんないのよねー」

ネプギア「きっとスーパーダブルオーだよ」

ユニ「どうかしら、スーパーオーズかもしれないわよ?」

ネプギア「それだとOが一個足りないような……」

店員「仲がよろしいようで……」

ユニ「なっ! べ、別に仲良くなんか……」

店員「小姑のようですが一つ進言を。人とつながれる事は素直に喜んだ方が幸せに生きられるかと
存じます……ちょうど特売セールを実施中のこのホットドッグのように……」

ユニ「……はぁ、よく分からないけど……ん?」

ユニ「霧……?」

店員「一雨来そうですね」

ユニ「一雨どころじゃない……」

ネプギア「え?」

   ザザッザザッザザザザッ

ユニ「ラジオのノイズ……敵襲よ! みんな落ち着いて! 店内の人はアタシの指示に従って! ネプギア、周囲の人を避難誘導して!」

ネプギア「わ、わかった! どこに集める!?」

ユニ「襲撃の範囲が分からない! 巨人ナッグ像の周辺に移動させて!」

ネプギア「まさか、未確認生物!?」

ユニ「そのまさかよ! ラジオノイズがなって霧が立ちこめる! 出来ればみんなを霧の外へ!」

○ラステイション・シアン工場前

シアン「未確認生物ねえ……あいにく私はオカルトの類いは信じないんだ」

ネプテューヌ「まぁ普通こんなこと言われて信じろって言う方が……」

   ダダダダッ

シアン「おっと、ノワールじゃないか」

ネプテューヌ「どしたの?」

ノワール「ネプテューヌあなた何のほほんとしてるのよ!? ラジオのノイズなってるでしょ!?」

ネプテューヌ「あー私今日Nギアを教会に忘れちゃってー」

ノワール「なにやってんのよ! ユニから連絡よ。頑丈な建物に避難するか、巨人ナッグ像周辺に集まって!
未確認生物の襲撃合図よ!」

ネプテューヌ「えぇっ!?」



○ラステイション・某所

ユニ「霧が来た……何よ範囲広すぎるわ!」

ノワール「ユニ!」

ユニ「お姉ちゃん!」

ノワール「避難状況は!?」

ユニ「一応ネプギアに手伝ってもらって通達はしたけど、まだわからない」

   ザザザザッザーーーーーッ!

ユニ「ノイズが激しくなってる、奴らが近くに来てるわ!」

ノワール「ユニ! 今すぐ変身できる!?」

ユニ「ええ!」

のわ姉妹「「私(アタシ)色に染め上げろ!」」

のわ姉妹「「……」」

ノワール「変身できない!?」

ユニ「まずい! 霧が晴れる! 攻撃が来る!」

ノワール「――っ!」












アナウンス「Motor Toon Grand Prix!!」





のわ姉妹「「……え?」」

ノワール「……なに? あの、KYに突き抜けて明るいアナウンスは」

ユニ「見て! 辺りがレースサーキットになってる!」

ノワール「レースサーキット!?」

https://youtu.be/h_2qv3mDCQs

ノワール「な、なにこの低ポリゴンでルウィーを常夏にしたみたいな楽しそうな場所は……」

アナウンス「Entry No.1! Captain Rock!」

ノワール「なんかカートゥーンキャラみたいなの出てきたし!」

ノワール「でも、なんか懐かしい……いや、知ってるわこのゲーム。よく似たゲームをうちの国で出した」

ユニ「アタシも……このゲームのタイトルをなぜか知ってる!」

アナウンス「Entry No.5!  Black Heart Sisters!」

ユニ「ねぇ勝手にエントリーされてない!? あいつらこのままレースで決着つけさせる気よ!?」

ノワール「相手は私たちを殺しに来てるはずよ!? レースなんて生ぬるいことで!」

ユニ「けど今からやろうとしてるのはどう見てもレースよ!? 血で血を洗うデスレースかも!」



ネプテューヌ「おーい二人ともー! なんか知らないけど、レースするなら頑張ってー!」

ネプギア「が、がんばれー……」

ノワール「ネプテューヌ! これは襲撃よ!? レースゲームしてる暇なんて――」

アナウンス「Ready!」

ノワール「あぁああぁぁぁ身体が勝手にいいいぃぃぃぃ!?」

ユニ「黒い車になっていくううぅぅうう!」

アナウンス「GO!」

○ペンギン・ブラザーズマシン・コックピット

ノワール「結局レースし始めたわねあいつら」

ユニ「お姉ちゃん手に持ってるそれ何?」

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f9/Namco_Negcon_centred.jpg/800px-Namco_Negcon_centred.jpg

ノワール「んん? これで車動かせって?(ボタンを押す)のわぁっ!?」

ユニ「う、動いた!?」

ノワール「……とりあえず、今はレースで勝つしかなさそうね!」



○ラステイション・トゥーンアイランド(仮称)

ユニ「ところでどうやって操作するの?」

ノワール「確かこれをねじればステアが切れ――」

   ギュルルルルルッ!

ノワール「のわああああぁぁっ!?」

ユニ「いやあああぁぁぁぁっ!?」

   カベドンッ!

ノワール「痛った……ムズっ!? かなり速いし、すぐ滑ってコントロールできない」

ユニ「どんどん前と差が開いてる、急がなきゃ!」

ノワール「もちろんよ!」

   ギュルギュルスベルー

ノワール「のわあああぁぁぁっ!?」

ユニ「いやあああぁぁぁっ!?」

ノワール「マジックジェムがある! アイテムが取れるはずよ!」

ユニ「使えるヤツならいいけど……」

   <悪魔のマーク>

ノワール「悪魔のマーク……」

ユニ「アイテムは?」

ノワール「あれ? なんも出ない。まさかのスカ!?」

ユニ「お姉ちゃん前見て! 右!」

   ギュルルルルルッ!!

ノワール「のわああああぁぁっ! 外輪差があああぁぁっ!?」

ユニ「いやあああぁぁぁっ! 殺人的Gがああぁぁぁっ!!」

ノワール「ていうかなんで車内が曲がるたびにビヨンビヨンうねってるのよ!?」


   ビヨンビヨン


ユニ「このままじゃあいつらに追いつけない!」

ノワール「あぁもう! 青ジェムなんかアイテム出してよ!!」

   <天使のマーク>Super toon!!

ノワール「アイテムマークが天使に!?」

   パアァァッ

『ブラックハート・ノワール!』

『ブラックシスター・ユニ!』

ブラックハート(以下BH)「うおおおおぉぉっ! なんか女神化したああぁぁぁ!! ってか車どこ行ったの!?」

ブラックシスター(以下Bsis)「わわわわわかんないけど、何この高速早歩きいぃぃぃぃ!!」

ネプテューヌ「ぶわっはっはっはっは! 車どうしたの車! 飛べばいいのに
なに足でダッシュしてんの!?」

BH「知らないわよおおぉぉぉっ!!」

Bsis「でででも、変身できたし、武器持てるし、あいつらを倒せるのは今じゃ!?」

BH「あ、ほんとだ武器持てる。よし、見せてやりましょう。私たちのスーパーノヴァ!」

BGM:ハリケーンスラッシュのテーマ
https://youtu.be/UY9hfBuOl9s

Bsis「プリンセス・ジェーンに追いついたわ!」

BH「光を越えて、闇を斬る!! トルネードソード!!」

   ドギャアアアンッ!!

BH「残り3機!」

 ブラックハート。生真面目なノワールが変身する黒の女神。今は走っているが、本来なら
縦横無尽に飛び回り、目にもとまらぬ剣技を見舞う、スピードに優れた戦士である。
時には炎を纏い相手を焼き尽くす。長らくぼっちだったが、最近ケーシャという親友が出来た。

BH「ぼっちは余計よ! 前方にボル・ボックス!」

Bsis「X.M.B:エンプレス!!」

   ノオオオオオォォォッ!!

 ブラックシスター。姉を目標に努力を欠かさぬユニが得た姿。知略に富み、女神候補生
の司令塔を担う。ロングライフルを片手でも寸分違わぬ狙いで操り、狙撃と連射を両立
させた凄まじい射手である。ノワールに理想像を抱くあまり近寄りがたかったが、最近
態度が軟化したため、距離が縮まった。


BH「ドロップクラッシュ!」

   ウワアアアァァァッ!!

Bsis「全員片付いた!」

BH「これで私たちが1位よ!」

   ブロロロロ――

Bsis「後方に新しいストックカー!」

BH「モブキャラなんて無視しなさい!」

   Turbo! Turbo!

Bsis「追いついてきた!? 並ばれたわ!」

BH「ターボって、なんでこいつらだけ2の仕様なのよ!」

   ポンッ

ノワール「あっ! 元に戻った!?」

   ギュルルルルルッ

ノワール「のわあああぁぁぁっ!?」

ユニ「いやあああぁぁぁっ!?」

   Bomb!

ノワール「トゲトゲええぇぇぇっ!! 危なかったぁ、神回避ね」

   Fire ball!

ユニ「左によけて!」

ノワール「ぎゃあああぁぁっ!」

ユニ「曲がりすぎよぉっ!」



ノワール「まずい、あと少しでゴールよ!」

   Turbo!

ノワール「後ろからターボ!?」

ユニ「そいつを妨害して!」

ノワール「わかったわ! ってうおおおぉぉっ!? 敵車に押されて一緒にターボしてるううぅぅっ!?」

アナウンス「FINISH!」

ノワール「はぁぁ……車から出られた……い、1位……」ガチャ

ユニ「お姉ちゃん、ナイスドライブ……ゼェハァ……」ガチャ

ノワール「ありがと……もう運転したくない」

   サアァァ……

ユニ「見て、景色が元のラステイションに戻っていくわ……うっぷ、はきそ……」

ネプギア「エチケット袋あるよユニちゃん」

ユニ「ありがと……お、おぅぅ」

ネプテューヌ「おっめでとうノワール!」シャンメリーブッカケー

ノワール「なっ!? ちょっと何すんのよ! 頭! 頭はやめてー!」





○リーンボックス教会・大会議場

イストワール「プラネテューヌ、ラステイション、いずれの襲撃においても被害者はゼロ。
よく抑えてくれました」

神宮寺ケイ「それにトロフィーもどうも」

   つペンギンブラザーズのマシン

ユニ「周りの景色がボクセルが砕けるように元に戻っていく中、これだけは残ったのよね……」

ケイ「いずれにせよ大きな収穫だよ。これをサンプルに、成分を分析すれば、今後襲って
くる奴らに対し、取れるアプローチが増えるかもしれない」

ノワール「でも現時点でも対抗策ならあるわ」

ノワール「ラステイションにおいては『モーターコミックグランプリ』……あちらさんの
世界では『モータートゥーングランプリ』を、プラネテューヌでは何だっけ?」

ネプギア「『ペンゴ』……ルールはプラネテューヌで出た『ペンゲ』と同じでした」

ノワール「『ペンゴ』も『モータートゥーングランプリ』もどうしてそのゲーム名が
ぱっと思い浮かんだかは分からないけど、とにかく奴らが仕掛けるゲームをクリアすれば、
倒すことが出来るはずよ」

ノワール「……にしても」

ノワール「なんでこの一大事にブランは欠席なのかしら?」

ネプテューヌ「私ならいつも欠席するのにねー」

ノワール「いつも出席しなさい」

ラム「えっとー、気になることがあるって言って、ずっとプラネテューヌの観測センターに
……かんづめ? になってるって」

西沢ミナ「なので私が代わりに……すみません」

ノワール「缶詰ねぇ、何もない虚空からデータを漁ってるのかしら」

ミナ「ほんとうにすみませんっ」ブゥンッ!

ネプテューヌ「ちょちょちょちょ……すごい勢いで頭下げたね」

ベール「瓦でも割る気ですの? 誰もあなたを責めていませんわ」

箱崎チカ「とにかく、これからの襲撃に備えてベールお姉様のように、アタクシたちも
ゲームに明るい特技部隊を作る必要がありますわね。
ゴールドサァドの皆さんやいつものメンバーにも、参加を仰いでみましょう」

ケイ「車の分析はボクらで受け持とう。できるだけ戦える人数を集めてほしい」

ネプテューヌ「よーし! ここに未確認生物討伐プロジェクトを発足する!
プロジェクト名は……『ARCADERS<アーケーダーズ>』!」

ノワール「パクったわね」

ネプテューヌ「確信犯ですから」ドヤァ

○プラネテューヌ教会前

BGM:
https://youtu.be/36fs8JzEXNg

アイエフ「やっと呼び出してくれたわね」

コンパ「待ちくたびれたです」

ネプテューヌ「ごめんごめん忙しかったんだよー」

アイエフ「ネプギアならともかく、ネプ子の口からじゃ一番信用ならない言葉ね」

コンパ「ぎあちゃんはともかく、ねぷねぷですから」

ネプテューヌ「ひどい! 原作と比べても働いてる方だよ!」

???「誰が呼んだかプレスト仮面。誰も呼ばずともプレスト――」

ネプテューヌ「あ、ビーシャ!」

ビーシャ「ずるっ!? ねぷねぷ! 仮面つけてるときはプレスト仮面だって何度言ったら――」

???「ねぷてぬぅー! どかぁーん!」

ビーシャ「ぶほあっ!?」

???「あれ? ねぷてぬじゃない」

ビーシャ「いいタックルしてるぅー、なにー? ねぷねぷの新しい妹ー?」

ネプギア「この子はピーシェちゃんっていって、神次元って言う別の次元の女神なんです」

ビーシャ「あらそー……名前似てるわねぇ……がくっ」

アイエフ「あらあら、子守を押しつけられたわね」

ネプテューヌ「スレのみんなに紹介するよー! まずはあいちゃん!」

アイエフ「私は諜報部隊のアイエフよ。このお馬鹿が世話になってるわね」

ネプテューヌ「続いてこんぱ!」

コンパ「看護と救命部隊のコンパですっ」

ネプテューヌ「ちっちゃくても女神のぴー子!」

ピーシェ「ぴぃも女神!」

ネプテューヌ「そしてー、ゴールドサァドのプレスト仮面!」

ビーシャ「やぁやぁ我こそは――」

ネプテューヌ「あ、じゃなかったビーシャ」

ビーシャ「ゴールドサァドのビー――」

ネプテューヌ「じゃなかったプレスト仮面」

ビーシャ「やぁやぁ我こそは――」

???「いつのまにヨメが増えたよー!」

ビーシャ「え?」

アイエフ「REDちゃん! 久しぶりね!」(呼び方は無印版を採用)

RED「あいちゃん久しぶりー! あ、ビーシャ、アタシRED! ヨメソムリエ!」

ビーシャ「え、あぁどうも……って握手は1000クレジットよ!」

○ラステイション教会前

ノワール「久しぶりね、来てくれてありがとう日本一、サイバー」

日本一「誰かの悲鳴があるならば、アタシはいつでも、勇気を持ってくるわ!」

サイバーコネクトツー(以下、サイバー)「それよりノワール様、無理だけはしちゃ駄目ですよ?
期待に応えるあまりお体を壊したら、元も子もないですから」

ノワール「えぇ。でもシェアがある限り女神は無敵よ」

ケーシャ「ノワールさーん……っ!?」

ノワール「け、ケーシャ!?」

ケーシャ「ノワールさんが友達に囲まれてるノワールさんの親友は私だけのはずなのにそうノワールさんの親友は私だけのはずなのになんでどうしてどういうことなのノワールさんになにがあってあんなに人に囲まれているの……ブツブツ」

ノワール「落ち着いてケーシャ! ここにいるみんなは仲間! あなたは親友!」

ケーシャ「吐け。お前はどうやって彼女と知り合った?」

サイバー「いいぃっ!?」

日本一「人質を取るの!? 卑怯だわ!」

ユニ「ストップケーシャさんお姉ちゃんとあなたの仲は変わってないですから!!」





○ルウィー教会前

ラム「みんないらっしゃーい!」

ロム「ガストちゃん、久しぶり……」

ガスト「ほんとうにお久しぶりですの。原作でリストラ食らってそこのぷちこに
取って変わられたですの」

ブロッコリー「ぷちこじゃないにゅ、ブロッコリーだにゅ。だいたいぷちこってなんだにゅ」

ファルコム「まぁまぁ。ところでブラン様はどこに?」

ミナ「すみませんただいま到着いたしました!」

ブラン「……ぶらぁ~……」

ファルコム「うわぁ、すごいふらついてる」

ブラン「よく、聞こえなかった、わ……ど、ちらさま……?」

ミナ「ブラン様、大丈夫ですか!?」

ブラン「んー……あなたはフィナンシェ? それともミナ?」

ミナ「そこまで分からないなら横になっていてください!」

ブラン「そういうわけにも……いか――シーシャ「気功拳!」うおおぉっ!?」

シーシャ「これでどう?」

ブロッコリー「魂出かけたにゅ」

ミナ「荒治療が過ぎますシーシャさん!」

ブラン「いえ……一応効果はあったわ……もう大丈夫よロム、ラム」

ファルコム「あたしファルコムだけど」

シーシャ「ならもう一回……」

ミナ「やめてください!」

○リーンボックス教会前

チカ「お姉様っ! 携帯ゲーム機を……っ! 一度おやめになって……っ!」

ベール「このルートだけ! このルートだけでもっ!」ズルズル

チカ「子供じゃないんですから――あ、げほっ! ごほっ! ごほっ! こんな時にマジの病がごっほぉっ!?」

鉄拳「うわぁ絵に描いたような駄女神だねぇー」

マーベラスAQL(以下、マーベラス)「地面に寝ながらゲームしてるよー。
あ、お胸ぷるぷるして面白い」

エスーシャ「そうだな、起こしてやろう」

   シャキンッ

   パリンッ

ベール「ああああぁああぁあぁぁあああ!? 徹夜で自作したわたくしの
ポータブルゲームマシン『ブーケちゃん1号』がああああぁぁあああぁぁっ!!」ガバァッ

鉄拳・マーベラス「「起きた!」」

???「残酷なことをするな。我が同胞よ」

エスーシャ「私は君を同胞と認めた覚えはないよ。名前も覚えていない」

MAGES.「我が名は冥府の鐘を鳴らすものMAGES. 貴様とは幾度となく巡り会う。これも
運命石の導きか」

エスーシャ「……興味ないね」

MAGES.「それと……」

5pb.「」フルフルフルフル

MAGES.「いつまでコミュ障している気だ我が友よ」

5pb.「だって、だって、明らかに初めての人いる! MAGES.ちゃんの知り合い!?」

MAGES.「腐ってもアイドルだろうお前? ドゥクペ飲ませて勢いで挨拶させ――」

5pb.「待って! 待って! ボクのタイミングで! ボクのタイミングでお願いぃっ!」





ノワール「今後の作戦を説明するわ」

ブラン「まず、未確認生物が現れない平常時は、あなたたちのゲームの知識を用いて、
部隊の教育を行って」

ベール「そして未確認生物出現時は、各国のチームに分かれてこれを打倒。その時に
学んできたゲームの知識が役立ちますわ」

ネプテューヌ「何かわかんないことある人、手あげてー……全員。だよねー」




○4国合同座学教導室

エスーシャ「自分のHPを7,777にするとオールセブンフィーバーと言って、
与えるダメージが皆7,777ポイントになる。その状態は敵の防御力を無視することが出来――」

日本一「レベル9,999のネコマタを簡単に捕獲するには2つポイントがあるわ。
一つは装備を集めて攻撃力が最強のユニットを一人でいいから作る。
もう一つはブレイブハートを覚えているユニットを――」

ファルコム「体当たりというシンプルだけど有効な攻撃手段がある。けれどもそれをやると
相手の攻撃を食らうかもという心配はつきまとうよね。そこで有効なのが、半分肩身をずらして
相手に体当たりする方法だ」





 講師陣の熱心な教育により、特技部隊「ARCADERS」はみるみるうちにゲームオタクの巣窟となった。
 それで実力がめきめきと上がるのがこのゲイムギョウ界なのである。
 だが、敵の不穏なる影はゆっくりと迫っていた。




○ラステイション教会・分析調査室

   ピーッ! ピーッ! ピーッ!

ケイ「ん?」

   ピーッ! ピーッ! ピーッ!

ケイ「ペンギンブラザーズの車体からだ。おそらく向こうの定期通信だ、録音と逆探知を」

「はい」

ケイ「外次元公用語には自信はないが……計画通り偽装を試みるか」

「録音分析、逆探知、スタンバイ」

   ピッ

車体「◎△$♪×¥○&%#」

ケイ(やはりこちらの次元の言語ではないか……押し通せるか不安だが、やるしかない)

ケイ「ミツコシ マツザカヤ タカシマヤ ソゴウ ハンキュウ(戦線に異状はなし。引き続き侵略を進める)」

車体「$¥&!? ◎△$♪×¥○&%#! ◎△$♪×¥○&%#……」

ケイ「ヤキソバ ヤキソバ(計画通り、計画通り)」

車体「♪¥○&#……◎×¥○%#×○%、◎△$♪×¥○&%#」

   プツッ

ケイ「……」

「通信時間が短すぎて、細かな範囲が特定できません。ですが……」

ケイ「……なんだい」

「敵はゲイムギョウ界上空、おそらく神界より、上層の空間にまで来ています」

ケイ「……今の録音を各国諜報部隊に回してくれ。言語を理解出来る者を探すんだ」

「はいっ」

○リーンボックス・ブリングース遺跡

ベール「霧が現れたのはここですわね」

マーベラス「隠れられそうなところがいっぱいあるね。わたしだったら隠れないけど」

エスーシャ「忍者だろう。少しは忍べ」

マーベラス「忍びなれども忍ばない、忍ばずわっしょいパーリナイがマベちゃんのポリシーですから!」

鉄拳「大丈夫かなそれ……?」

ベール「……人影?」

   ザザッザザザッ

MAGES.「未確認生物か」

5pb.「でも、人間だよ? どうみても……」

   ヒュンッ!

   ガキィンッ!

ベール「っ!?」

5pb.「ベール様!」

???「ヤマトもバクフもない。お前を倒すために来た」




ベール「この台詞……大分前積みゲーにした『魔我札-magarei-』に似てる……
いえ、これは『魔牙霊-magatama-』の主人公、神殺師のシナト!」

鉄拳「乱入プレイなら上等だよ~! しゅっ! しゅっ!」

ベール「さしずめわたくしたちはザコ敵、現世の異形役ですわ、ねっ!」ガシィンッ

ベール「みなさん! ゲームのルールはシンプルですわ。その辺のモンスターと同じように、
あれを倒しますわよ!」

マーベラス「忍務了解! 命駆けでいくよー!」

シナト「よく喋る異形だな……」

https://youtu.be/Ulow6h6vKuc

ベール・マーベラス・鉄拳「「「はぁーっ!」」」

   ガキンッ

鉄拳「受け止められた!?」

シナト「はっ!」

マーベラス「うわぁっ!?」

ベール「っくぅ……ゲイムギョウ界の猛者の束相手に一撃で」

MAGES.「いや、我らが弱体化しているんだろう。なにせザコ役だからな」

シナト「ていっ!」ズバッ

鉄拳「ひゃあっ!?」

5pb.「こっち来た!?」

シナト「はぁっ!」ザンッ

5pb.「きゃあっ!」

ベール「隙ありですわ!」

   バシンッ

ベール「きゃあっ!?」

エスーシャ「何だあれは!?」

   フワフワ

ベール「オロチ……これを育てるのがこのゲームの醍醐味ですわ」

MAGES.「……駄目だ。こちらはスキルの類いが使えない」

ベール「わたくしも変身が出来ませんわ」

エスーシャ「このままひたすら叩くしかなさそうだな」

ベール「陣形を変えますわ。鉄拳さんとわたくしで両腕をふさぎ、MAGES.さんと5pb.ちゃんはオロチを。
その隙にマーベラスさんとエスーシャが本体に攻撃を!」

エスーシャ「今の全て向こうに聞かれてるが大丈夫か?」

ベール「大丈夫、問題なくして見せますわ!」

MAGES.「仕方ない。はっ!」ポワァッ

5pb.「えいっ!」ギュゥゥンッ

鉄拳「三島流真剣塞ぎ!」

ベール「えいっ! 剣を一本いただきですわ!」

マーベラス「今だよっ! てやぁっ!」

エスーシャ「はぁっ!」

シナト「ふんっ!」ブンッ

鉄拳「わぁっ!?」

ベール「そんな! 片手で投げられ……きゃあっ!?」

マーベラス・エスーシャ「「うああっ!?」」

ベール「いたた……大丈夫ですの!?」

エスーシャ「君たちを投げ当ててくるとはな……」

ベール「通常攻撃以外使用不可……束になっても攻撃を当てられない、このままじゃ……」

   ~♪

ベール「っ!? 何ですの? このオーブニカみたいな音は」

5pb.「また新しい人!?」

MAGES.「私の背に隠れるな」

   コツッ……コツッ

???「変身とかスキルとか使いたい?」

ベール「あなたは……誰ですの?」

???「あぁ、この次元のあなたは知らないんだっけ」

シナト「……何者だ」

ユリーナ「私はユリーナ……次元の風来坊ってとこね」

シナト「……斬る」

BGM:オーブオリジンのテーマ
https://youtu.be/pGTaH7bywTc

ユリーナ「はぁっ!」

   ズガンッ

シナト「っく……」

5pb.「攻撃が通った! なんで……?」

シナト「てやあっ!」

ユリーナ「私の持つ、黄金のかけらはっ! 色んな次元のっ!」

   ガキンッガキンッ!

ユリーナ「色んなルールをっ! 無視できる、っああっ!?」

   ズザアァァッ

ユリーナ「……っつうぅ……とはいえ、こいつ強いし、手を貸してくれないかしら?
ほら、黄金の加護を」

   パアァァ……

ベール「力が……今なら変身できそうですわ!」

ベール「シェアクリスタル、マワスライド! スターチェンジ!!」

   ゴオオオォォォッ!

『グリーンハート・ベール!』

グリーンハート(以下GH)「あなたの運、試してさしあげますわ! シレットスピアー!」

シナト「うおぉっ!?」

BGM:ウルトラマンジードアクロスマッシャー
https://youtu.be/mqV4a3PC4qk

 グリーンハート。暇さえあればゲームをする貴腐人、ベールの変身した姿。
風を纏った槍の連撃も強力だが、自然の魔法を自在に操る、超能力戦士である。
一人だけ妹がいないことを嘆き、教祖の箱崎チカをさしおいて他の女神の妹や、
ゲーム『四女神オンライン』のナビキャラであるブーケを愛でることがあり、
その姿は妖怪妹さらいとも呼ばれる。

GH「よっしゃラッキー、ですわっ! 空中でバレーボールしてやりましょう! 5pb.ちゃん!」

5pb.「えぇっ!? ぼ、ボク!? さ、サウンドオブヘブン!!」

シナト「ぐおぉっ!?」

エスーシャ「エクサスラッシュ……」

シナト「ぬぅっ……!」

MAGES.「戦慄の光芒」

鉄拳「デビルビーム! 恐怖を教えてあげるのー!」

シナト「っくうぅっ!」

マーベラス「マベちゃん忍法、乱舞!」

シナト「うおおぉっ!?」

GH「とどめといきましょうか」

ユリーナ「えぇ。女神様の力、お借りします!」

GH「キネストラダンス!」

ユリーナ「サンライト!」

シナト「◎△$♪×¥○&%#?!」

   ドサッ、サァァァ……





GH「助かりましたわ、ユリーナさん。でもなぜそんな力を?」

ユリーナ「故郷を滅ぼされてね、その時この黄金のかけらをもらったの。この胡散臭い玉からね」

クリス「なんだよぉ。その故郷を滅ぼされたときに助けてやったじゃんかよー」

ユリーナ「このかけらで次元それぞれのルールを無視する力を手に入れて、
今は友達のために旅してる。ほら、DCD」

DCD「どうも……べーさん」

GH「べーさん? わたくしのことですの?」

ユリーナ「この子の記憶をどうにかして戻す、それと、故郷を襲った何かに近づけそうだった。
だからあなたたちに力を貸したの」

   ピピピッ

「こちらARCADERSルウィー部隊! 侵略の規模が巨大で人手が足りません! 至急応援を!」

GH「了解。すぐ向かいますわ」

   プツン

GH「さっきのように力が発揮できないと侵略を許してしまいます。ユリーナさん、
お力をお借りできないでしょうか」

ユリーナ「流れ者の私たちでいいなら、喜んで」

○ルウィー国際展示場前

   ザザッザザザッ

ブラン「よりにもよってここかよ……! 即売会とか中止になったらどうしてくれんだ……」

ロム「どうかした……?」

ブラン「……何でもないわ。みんな、霧が晴れるわ。備えて」

   ポンッ

ガスト「なんですのこれ?」

シーシャ「何かの生き物の口みたいだけど」

   ポシュンッ

シーシャ「なんか出た」

ブラン「射撃武器……対空……ドンキーコング3?」

ラム「ハチ出てくるヤツ!? いやよハチなんて!」

ロム「刺されるの……痛い(ぷっくり)」

ブラン「ハチ程度で済めばいいけど……」





   ヒラヒラヒラヒラ……

ラム「あれ? ハチじゃなくて、なんかでっかい種が落ちてきた!」

   ヒラヒラヒラヒラ……


            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄

――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^

ブラン「ぬあああぁぁっ!?」

ラム「きゃあああぁぁっ!?」

ファルコム「わあああぁぁぁっ!?」

ガスト「ですのおおおぉぉっ!」





ブロッコリー「爆発したにゅ!」

ブラン「敵はドンキーコングじゃない……このゲームは、『メイドインワリオ』で最後に
手に入るミニゲーム、『Pyoro2』だ!!」

https://youtu.be/pwAbX8FkZro



シーシャ「この変なアヒル口で迎撃するのかい!?」

ブラン「そいつは斜め上45度にしか撃てない!」

シーシャ「なんで!?」

ブラン「狙い定めなくていいから、とにかく移動しながら撃て!!」

ロム「種、また来る!」

ブラン「いいから撃ちまくれえぇぇっ!!」

ブロッコリー「ぷいにゅううぅぅぅっ!」ダダダダダダダッ

ガスト「ですのののののののっ!!」ダダダダダダダッ

ファルコム「当たらない……こんなことなら一度でも銃に触っとくべきだったかな」ダダダダダダダッ

ブラン「じれってぇ! 変身して一気に根元を叩いてやるぜ!」

ブラン「本能覚醒!!」

ブラン「……っ!」

ブラン「なんでだよ!? 頼むから変身させくれぇ!!」

ラム「シーシャ、危ない!」

ブラン「テンツェリントロンペ! からのおぉ投げっぱブーメランッ!!」

   ガキンッ

ブラン「くそっ!! このマシンガンじゃないと壊せないのかよッ!」

            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄

――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^

シーシャ「きゃあああぁぁっ!?」

ファルコム「シーシャ! ぐあぁっ!」


            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄

――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^

ロム「おうえんようせい……っ!」

「こちらARCADERSルウィー部隊! 侵略の規模が巨大で人手が足りません! 至急応援を!」

ブラン「持ちこたえるんだ! 残り3国から応援が来る! 奴らにルウィーを触れさせるな!」



ガスト「端の方占領しすぎですの!」ダダダダダダッ

ブロッコリー「一番効率がいいにゅ」ダダダダダダッ

ガスト「っ!? 上から来るですの! 気をつけて!」

ブロッコリー「こんな時にネタ台詞かにゅ」ダダダッ

ガスト「今まさに降って……ああもう!」

ブロッコリー「にゅっ!?」

            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄

――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^

ガスト「」バタッ

ブロッコリー「……がすと」

ロム「がすとちゃんっ!!」ダダダダッ

ファルコム「医療班!!」ダダダダダッ

ロム「わたしが!!」

ブラン「駄目だ! お前は撃ち続けろ!!」ダダダダダダッ

ロム「でも!!」

ブラン「これ以上減ったらルウィーが壊れる!!」ダダダダダダッ

ロム「……っ!」ダダダダダダダッ

ブロッコリー「……にゅうううううぅぅぅぅっ!!」ダダダダダダダッ

ブラン「くそぅ……激しく……なるばかりだ……っ」


            . -‐ニ ̄ニ‐- .
       _/           \_
 =二 ̄ /               ',  ̄二=
     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄

――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、――――――
      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^

ファルコム「白い種やピカピカ光ってる種を撃てば、壊れたところも修復されるみたい! 立ち上がって!」ダダダダダダダッ

シーシャ「でもステージクリアとかあるの!?」ダダダダダッ

ブラン「……ない……確かエンドレスゲームよ」

シーシャ「それじゃキリがないじゃないか! ぐっ……腕が……」

ファルコム「まずいっ!」ダダダダダダダッ

ブラン「ちくしょう……っ!!」





「こんこんこーん♪」

ブラン「なんだよ……どちら様?」

ネプテューヌ「名乗るほどたいした名じゃないが、誰かがこう呼ぶ”ラフメイカー”!
アンタに笑顔を持ってきた! 寒いから仲間に入れてくれぇー!」テツパイプブンブン

ブラン「ラフメイカー……はっ、冗談じゃない。そんなモン呼んだ覚えはないぜ……っ」

サイバー「諦めちゃ駄目です! ブラン様! 予想を超えて期待を裏切らない援軍持ってきました!!」ダダダダダダッ

ネプギア「遅くなりました!」ダダダダダダダッ

ユニ「プラネテューヌとラステイション部隊、到着しました!」ダダダダダダダッ

ネプテューヌ「いやぁー霧が濃すぎてこっちまで泣けてきて、涙の水圧で霧が晴れない
かと思ったよー」ダダダダダダダッ

ノワール「しけた面してんじゃないわよ! ほらネプビタンよ!」

   パアァッ

ネプテューヌ「はい手鏡。ブランの泣き顔笑えるよ?」

ブラン「言ってくれるじゃねえか……けどなるほど、確かに笑えた……」





ケーシャ「総員撃てぇーっ!」ダダダダダダダッ

ネプテューヌ「あたぁっ! あたぁっ! あぁたたたたたたあぁーっ!」ダダダダダダダッ

ビーシャ「ブレストバズー――あぁやば効かないんだった! こっち来るぅっ!?」

日本一「おぉっと!!」ズサァッ!

ビーシャ「きゃっ!?」

日本一「ヒーローは遅れてやってくる! 今こそ、勇気と正義を見せる時よ!」ダダダダダダッ

ビーシャ「……かっこいい」

RED「おりゃあぁーっ!!」ダダダダダダダッ

ブラン「そうだな……ヒーローが諦めるわけにはいかねえもんな。今助けるぞみんな!
いくぜいくぜいくぜぇーっ!」ダダダダダダダダッ

コンパ「ガストちゃん、今助けるですっ! 回復ですぅ~!」

アイエフ「種如きが、まとめて冥界送りにしてやんよ!」ダダダダダダダッ

ベール「あら、久々の中二病ですわね、あいちゃん」

アイエフ「ベール様!」

ベール「秘密兵器を持ってきましたわ」

ユリーナ「ブラン! ロムちゃん、ラムちゃん!」

ブラン「!? 誰だお前?」

ラム「え? 呼んだ?」

ロム「? (きょとん)」

ユリーナ「黄金の加護よ!」パァァッ

ブラン「……っ! 力が」

ラム「何か、イケル気がする!」

ロム「変身……できそう!(うずうず)」





ブラン「準備はいいか……野郎共!!」

ロム・ラム「「うんっ!!」」

ぶら姉妹「「「本能覚醒!!」」」

   アーアーアァァーーッ!

『ホワイトハート・ブラン!』

『ホワイトシスター・ロム!』

『ホワイトシスター・ラム!』

ホワイトハート(以下WH)「このルウィーを!」

ホワイトシスターロム・ラム(以下Wrom,Wram)「なめないでよね!!」

BGM:バーンマイトのテーマ
https://youtu.be/xTZIvDb2_tc

ユリーナ「今ならゲームのルールを無視できるわ! 根元を叩いちゃいなさい!」

WH「誰だか知らねえが、ありがとよ!! でやっ!!」

Wrom「へあっ!」

Wram「しゅわっ!」

WH「おぉらぁっ!!」ズバァッ

WH「今の私たちは、負ける気がしねえ!!」

 ホワイトハート。普段はインドアで小説賞を虎視眈々と狙うブランが女神化した姿。
頑強なボディと、氷の戦斧を軽々と振るう力の戦士である。自分の長所をよく理解して
おり、思慮が浅いわけでは決してないが、この姿になったりキレたりすると、
力尽くで物事を解決しようとする、困った一面もある。

WH「所々ディスってねえかこのナレーション!」

Wram「ロムちゃん、行くよ!」

Wrom「せーのっ!」

Wsisters「「エターナルフォース・広範囲に伸ばした結果薄味ブリザード! アンド、
ノーザンクロス!!」」

WH「おわっ!? 危ねえだろ! 巻き込むな!」

Wram「えへ♪」テヘペロ

 ホワイトシスター。物怖じして大人しいロム、社交的で騒がしいラム。二人は互いの
欠点を補い長所を伸ばし合う、強い絆で結ばれた双子である。あらゆる属性の魔法を
くりだし、臨機応変に対応することが出来る。魔法はブランとミナから教えてもらったものだが、
ブランの中2病的なそのセンスをまだ理解していない。得意技はエターナルフォースブリザード。
薄味では相手が死なないが、種を壊すことくらいは出来る。





○ルウィー・天空

WH「見えた! どうやって種を振らせてるかと思ったら、静止衛星だったのか!」

Wrom「見たことない機械……」

WH「あろうがなかろうがぶっ壊すだけだ! うおおおぉぉぉっ!!」

   ガシィンッ!!

WH「テンツェリントロンペ!!」ギュルルルルルッ

Wsisters「「ヴォルカニックダイナマイト!!」」ゴオオオオォォォッ!

   ザクリッ! ドゴオオオォォォンッ

○ルウィー国際展示場前

ブロッコリー「目からびーむっ!」

ガスト「ぐわああゲルですのおぉ……」

ブロッコリー「回復効果にゅ。さっきはごめんにゅ」

ガスト「薬物治験で手をうつですの」

ブロッコリー「拒否するにゅ」

ファルコム「空襲爆撃……侵略に本腰入れてきたようだね」

アイエフ「そうそう、ラステイションの教祖様から連絡よ。向こうさんとの通信傍受した
から、誰か外次元言語に詳しいのはいないかって」

   ブロロロロロ……キキッ

エスーシャ in イーシャ『イーシャ達の出る幕はありましたか? はい >いいえ』

エスーシャ「イーシャ、変なときに出てくるな」

DCD「目が回る……」

クリス「何だよお前乗り物弱いのかー?」

ユリーナ「ちょうどついた。クリスー」

クリス「あぁん? あたいか?」フワフワ

ユリーナ「アイエフが外次元言語の翻訳してくれって」

アイエフ「……なんで私のこと」

ユリーナ「別の次元でずいぶんお世話になったからね」

クリス「んで、どれよ?」

   ピッ

『$¥&!? ◎△$♪×¥○&%#! ◎△$♪×¥○&%#……』

ケイ『ヤキソバ ヤキソバ』

クリス「んあー、要するに偵察班が消滅したから反撃を許可するだってよ」

ユニ「偵察……? 反撃を許可?」

クリス「そう言ってるぜ」

ブラン「妙ね……元々殺す気でこちらの次元に来たはずなのに」

ノワール「滅ぼす文明のことを念入りに知っておくためかもよ」

ネプテューヌ「どんなことしでかそうと、悪い未確認生物は粉砕! 玉砕! 大喝采!
大爆笑! 大金持ち! だもんねー!」

ベール「最後のがよくわかりませんわ……」

ブラン「まぁやられて無警戒というわけにもいかないものね……」

ユニ(本当にそれだけかしら……ケイってば本当にうまく相手をだませたのかしら……
声色からして相手は何か驚いてたみたいだけど……)

ノワール「……ニ……ユニ!」

ユニ「あぁごめんお姉ちゃん」

ノワール「あなたも大概疲れてるんじゃない? 今日は早く帰って休みましょ」

ユニ「う、うん……」

○プラネテューヌ・キセイジョウ事務所

キセイジョウ・レイ(以下レイ)「あうぅ~……未確認生物のことなんて分からないよぉ~。
でもみんな未確認に怯えてるから、どうにか対策立てないと……女神とは違う、
こう、抜本的な何かを……」

レイ「思い浮かばないよぉ~……」

   ピンポーン!

レイ「! はーい、今開けますー!」

   ガチャ

レイ「どちら様でしょうか?」

店員「チェーン店スーパーで店長をやっております、ツーショーと申します」

レイ「……あの、訪問販売は……そのぉ……」

店員「未確認生物のことであなたにご報告したいことがございます……」

レイ「……え?」

店員「頼れるのは、女神統治社会に異を唱えるあなただけなのです。お時間、よろしいでしょうか」

レイ「私だけ……頼れるのは、女神じゃなくて、私……!」

○???

???「行くのですね……」

???「うん、あのぽんこつバイク絶対罠にはまるよ。蹴っ飛ばしにいかなきゃ!」

???「しかし強大なあなたといえど、アウトランドのそのまた向こうの次元を越えるの
は困難を伴います。下手を打てば、永遠に時空をさまようことも……」

???「女神の使命<プログラム>は、己が感性で世界を彩り、幸福にさせること。
そして生命と世界のバランスを保つこと。バランスを崩す因子があれば、幸福に則って
正さなきゃならない」

???「私たちもご一緒します!」

???「……みんな!」

???「止めたって聞きませんよ!?」

???「この子がまた意味もなく騒いでるだけ……って言うわけにもいかない状況みたいだしね」

???「私たちも連れて行ってもらおうか」

???「無意味な争いなら、止めるべき……」

???「……わかった。でも時空の迷子になったって知らないからねっ」

今日はここまで。

○プラネテューヌ教会

ネプテューヌ「なんなのもー! あのレイっておばさん久しぶりに顔出したかと思ったら、
スーパーの店員連れてきて未確認生物と停戦交渉しろだんてー! 意味わかんないよ!
こっちは侵略されそうなんだよ!?」

ネプギア「でも、ゲイムロケットのことを警戒してこっちの文明を調査しに来たって言ってたよ?
わたしたち、ゲイムロケットが未確認生物たちを怒らせたことなんて、わたしたち以外
誰にも言ってないよ」

ネプテューヌ「いーすーん。3日かけてもいいからあいつらのこと調べられなーい?」

イストワール「私が関知しない言語と文明のことなので、3日かけても怪文書の羅列が
せいぜいかと思います。別次元のどこかに解る私がいるなら話は別ですが……」

ネプギア「通信できて3ヶ月……以上先ですか?」

イストワール「そうなります……」

○プラネテューヌ教会・広場

ネプギア「そっかぁ……ユニちゃん達のところにも……」

ユニ『えぇ……ネプギアは、あいつらの目的が、本当に侵略と破壊だと思う?』

ネプギア「……はいともいいえとも、いえないかな……観測所のみなさんを壊した彼らを
許すことは出来ないし、みんなに危害を加えるのも許せない……」

ネプギア「でもふと思うの。同じ事をわたしたちは彼らにしてるんじゃないかって。もし、もしだよ?
未確認生物たちの目的が、あの人達の言うとおりまだ調査段階だったなら……わたしたちが
彼らを一方的に……」

ユニ『……』

ネプギア「……ごめん。現実見なきゃだよね。事実彼らは争いを仕掛けてきてるし、
こっちだってちゃんと抵抗しなきゃ、何もかもがなくなっちゃう」

ユニ『そうね……でも……』

ネプギア「でも……?」

ユニ『本当は、して良い争いなんて、どこにもない……しょうがなかったとしても、
アタシ達は常に真実を探し続けなきゃいけない。そうでないと……後の犠牲は、
無駄なまま取り残されていくと思う』

ネプギア「……」

ユニ『ねぇネプギア、ブランさんは何を探してたんだと思う?』

ネプギア「観測所の残存データのこと……ブランさんも自分でもよく分からないって言ってたから……」

ユニ『……』

ネプギア「でもブランさんのことだから、きっと何か情報をつかんでるはずだよ」

○ラステイション・ARCADERS作戦本部

ブラン「観測所での犯行当時、一つだけ何が起こったのかが分かるデータを手に入れたわ」

アイエフ「どんなデータですか? ブラン様」

ブラン「それがちょっと……恥じらいある乙女が公に言いにくいことで……///」

ラム「じらさないで言ってよお姉ちゃん!」

ブラン「分かる人だけは分かるぼかし方で言えば、観測所の職員は未確認生物とおぼしき
そいつにその……「薄い本とかでよくある展開」をされたのよ///」


   ザワ……ザワ……

ネプテューヌ・アイエフ「「……マジですか」」

ユニ「薄い本でよくある……って、あれよね?」

ユリーナ「あれね」

ビーシャ「あれ!」

クリス「お前ら見た目の割におませだなっ」

ユニ・ユリーナ「「うっさいわね!」」

サイバー「確かにこれは言いにくいかな……///」

RED「いくらアタシでもヨメの嫌がることはしないよ!」

イーシャ in エスーシャ『薄い本に興味はありますか >はい いいえ』

エスーシャ「……興味ないね(メソラシ」

シーシャ「なかなか挑発的なことするじゃないか……(ジュルリ」

鉄拳「あんなことやこんなことをされたんだぁー、わたしもされてみたいかも」

ケーシャ「私はノワールさんにならいつでも……!」

ノワール「しないわよ!?」

ブラン「……チラッ」

ラム「薄い本ってお姉ちゃんが書いてる小説ー?」

ロム「あれ、いつもかっこいい(きらきら)。」

ネプギア「わたしも馴染みのない言葉かなぁ」

コンパ「わたしも聞き覚えがないです、ごめんなさいです」

アイエフ「いいのよ! 知らない方がいいこともあるの! ほらロム様もラム様もネプギアも! ユニ様はあれだけど……」

ファルコム「スラングの一種かな? 知ってる?」

マーベラス「マベちゃんしらなーい♪」

日本一「はい! アタシもしらなーい!」

DCD「私も……知識がないの」

ガスト「さっぱりですの」

ピーシェ「うすいの? ぺにゃぺにゃー!」

5pb.「ファンのみんなが送ってくることがあるけどそれかな?」

ブロッコリー「知ってても役に立たなそうな事は分かるにゅ」

ブラン「知らない人はどうかそのままのあなたでいて。問題はそこじゃないわ」

ネプテューヌ「どゆこと?」

ブラン「観測所の事件の犯人のやり口……私にはどこか覚えがあるのよ」

ベール「覚え? ブランあなたまさか、過去にいん――」

ブラン「うっせーな話端折んな! とにかく知ってる気がすんだよ! よく思い出せねーけど!」

ユニ「思い出せないくらい前……未確認生物はその時にはもうゲイムギョウ界に?」

ブラン「断定は出来ないけど可能性はあるわ。けどだとしたら余計に今更偵察する
意味が分からないわ……」

   ピーーッ!

『プラネテューヌから入電! 未知のモンスターに追い回され市民が次々と捕縛!
謎のトラックやミサイルと衝突してけが人多数! すぐに出動してください!』

ノワール「どうする?」

ユニ「全員はやめた方がいいわ。お姉ちゃん達とユリーナさん、プラネテューヌ分隊で出撃を!
残ったアタシたちは未確認生物の行動分析と指示を!」

ネプテューヌ「アーケーダーズ戦士アターック!!」

○プラネテューヌ・幹線道路

ピーシェ「ぷらねてゅーぬ、なんもなくなってる!」

RED「こんなんだったっけ? プラネテューヌって」

アイエフ「いつからこんな砂漠の中のデスバレーになったのよ!?」

ユリーナ「みんな。敵が来る前に、黄金の加護を――」

   ピーーッ!

DCD『待って。足下が光ってるわ……』

ブラン「!?」

ベール「!?」

ノワール「!?」

https://youtu.be/dprbGfSttHU




コンパ「ふわわっ!? また知らない生き物さんが出てきたですっ!」

ファルコム『旅先で見たことある乗り物だけど、おそらくプレイヤーキャラだ』

ネプギア「敵キャラは!?」

サイバー『詳しい報告だと、あの毛むくじゃらだよ!』

マーベラス『多分人数分いるんじゃないかな!?』

ビーシャ「WILE E. COYOTE……なんて読むの?」

エスーシャ『ワイリー・コヨーテだ』

ネプテューヌ「どうだっていいよそんなこと! 私は降りる!」

ロードランナー「ミッミッ!」

ノワール「追いかけてきたわね。いいわ。ぶっ倒してあげる!」

ブラン「ユリーナ!」

ベール「加護を!」

   パァァッ

PH「サンダー!」

BH「フレイム!」

WH「アクア!」

GH「ウインド!」

4女神「「「「全部のせ特盛りシュート!!」」」」

    シュバアアアァァッ!!

ワイリーコヨーテs「」プスプス……

ワイリーコヨーテs「」シュタタタタッ

BH「効かない!?」

PH「みんな逃げて!」

「「「「「「わあああぁぁぁっ!?」」」」」」

ユリーナ「手伝うわよ」

PH「お願い」




PH「サンダー!」

BH「フレイム!」

WH「アクア!」

GH「ウインド!」

ユリーナ「シャイニング!」

4女神・ユリーナ「「「「「お残し厳禁メガ盛りシュート!!」」」」」

    シュバアアアァァッ!!

ワイリーコヨーテs「」プスプス……

ワイリーコヨーテs「」スケボーデ、スイーッ!

4女神・ユリーナ「「「「「わっ!? スケボー乗って猛スピードで無視された!?
待て!!」」」」」

コンパ「追いつかれるです!?」

RED「萌え要素のないケモノはお断りだよー!」

ビーシャ「ちょっと! ウチの子だけ何かスピード落ちてない!?」

   ピーーッ!

ユニ『道ばたの餌を食べないとスピードが落ちるみたい! 誰かこのゲーム知ってる人
いる!?』

『……』

アイエフ「誰もいないわけ!?」

ピーシェ「とにかくだっしゅ!」

ネプギア「乗るとこにあるアナログレバーを倒せば走れるもんね!」




4女神・ユリーナ「「「「「技名省略!!」」」」」

    シュバアアアァァッ!!

ワイリーコヨーテs「」プスプス……

ワイリーコヨーテs「」スケボーデ、スイーッ!

BH「こいつら不死身!?」

PH「どうやら、こいつらから逃げ切るゲームみたいね」

WH「けど離れすぎるとスケボーと来た」

GH「おまけに、プレイヤーは餌を食べないと止まる仕様らしいですわね」

ユリーナ「ありえない……っ、その上むこうからトラックまで見えるわ!」

PH「こっちのサポートも限界がある以上、こんぱやあいちゃん達に逃げ切ってもらうしかないわ」

コンパ「ふええぇ……トラックが怖いですぅWH「コンパ右だ!」ふえぇっ!?」

   ピーーッ!

ユニ『コンパさん落ち着いて左に倒して。真ん中通って!』

コンパ「ふあっ! 抜けたですぅ」

RED「かなり道が狭くなってる! 気をつけてアタシのヨメのみんな!」

アイエフ「スラロームカーブと来たか……」

ビーシャ「おまけに餌もとらなきゃいけないなんて!」

ピーシェ「おちるー!?」ピューッ!

PH「ぴー子!!」ガシッ

ピーシェ「ねぷてぬ、ありがと!」

ユリーナ「まずい私一人徒歩のせいで追いつかなくなってきた! みんな待ってーっ!」

GH「あいちゃん危ない!」ガシッ

アイエフ「うわぁっ!?」

GH「コヨーテがロケットに乗って、少し先を狙いに遮ってますわ」

アイエフ「タイミングを狙うしかないか……今だっ!」

ロケットコヨーテs「」ブオオォォッ

アイエフ「……どうやら安全地帯があるみたいよ。みんな私に続いて!」

ピーシェ「あい!」

ネプギア「はい!」

アイエフ「もう少しで細い道を抜ける……でもロケットコヨーテが……っ」

   ピーーッ!

ユニ『出る前の安全地帯で、ロケットが右を通過したら迷わず走って! それで出られる
はずよ!』

アイエフ「分かった! コヨーテが右に行ったとき……よし今よ!」

ビーシャ「抜けた!」

PH「どうやら、コヨーテの動きにもパターンがあるようね」

WH「ざまぁみやがれ。ロケットが爆発したぜ!」

ネプギア「次は山岳地帯です……」

コンパ「ホッピングで移動してきたです!」

アイエフ「けど前後の慣性が強いから、うまく誘導すれば抜けられるはずよ!」

ビーシャ「よし、こっちに引きつけてって危なっ!?」

コンパ「えぇいっ! なんとか抜け出せたです……」

RED「うわぁっ……次は石ゴロゴロ地帯だー!」

ピーシェ「いしごろごろ!」

BH「落石は任せて!」

WH「食い止めてるうちに通るんだ!」

コヨーテ「」グシャッ

   BONUS 1000

PH「コヨーテも落石に潰れるのね……」

アイエフ「迷路状になってるわ」

ビーシャ「追い詰められたら終わりよ!」

アイエフ「その上餌もとらなきゃいけない……難儀なものねっ!」

ピーシェ「いきどまり!」

アイエフ「ピーシェ!」

   ピーーッ!

ユニ『広い道に逃げ込んで! ギリギリまで引きつけたらくるっと回り込んで!』

ピーシェ「くるっと……? おわぁっ!?」

ユニ『そう! それでいいの!』

アイエフ「あのテクニックで攻略できそうね!」

ビーシャ「足下から大砲が来たわよ!」

アイエフ「ねぇさっきから気になってたんだけど、このボタン何なのかしら?」

   ポチッ

ロードランナー「ミッミッ!」

アイエフ「このボタンでよけられそうよ!」

ビーシャ「あいちゃん学習速度早い!」

コンパ「とりあえずこれで突破できそうです! きゃぁっ!?」

BH「おっと!」ガシッ、ヒョイッ

コンパ「ありがとうですっ!」

BH「油断しないで」

ピーシェ「うわぁっ!? どっかんどっかんしはじめた!?」

ネプギア「ダイナマイトを落としてきた……」

コンパ「こっちを的確に狙ってくるですっ!」

アイエフ「それならっ!」

   ドォーンッ!

アイエフ「手を上げた瞬間後ろに移動して行けば、後ろだけに投げてくれるわ。その隙に前進よ!」

コンパ「はいですっ!」

RED「了解!」

ピーシェ「りょうかーい!」

PH「あいちゃん達、着々と攻略法を身につけてきてるわね」

BH「人間ピンチになると頭が数倍冴えるようね」

コンパ「どうしようです……目の前に崖があるですぅ」

RED「はやーい! サラマンダーなんかよりずっと!」ミッミッ! ミッミッ!

アイエフ「それはトラウマえぐるからやめて! 
……ここまで来たらビビッてる暇はないわ! さっき大砲をよけたように、
ジャンプで進むわよ!」ミッミッ! ミッミッ!

コンパ「あいちゃんはどうしてそんなに勇敢なんですかぁ!?」ミッミッ! ミッミッ!

ビーシャ「と、いいつつコンパも気合いでジャンプボタン押して切り抜けてる辺りすごいと思うわ」

コンパ「ジャンプ中はレバーの操作が効かないですぅ! ふわああぁっ!」ヒュウウウッ

PH「もう少しよコンパ!」ガシッ

コンパ「はいですっ!」

市民「待って!!」

アイエフ「!? ちょっと、危ないわよ!?」

市民「まだゴールしないで!」

アイエフ「この先がゴールなのね」

RED「危ないから逃げて!」

市民「いいから聞いて!! コヨーテさん!」

コヨーテs「」ピタッ

ピーシェ「……とまった」

市民「私たちは、急にあなたたちが来て、世界があったいう間に変わっちゃったから、
びっくりした……それであなたたちを、悪い人達だって思って攻撃してきたけど……
本当は違うんだよね!?」

コヨーテs「……」

市民「ツーショーさんやキセイジョウさんから聞いた。外次元に発信したものがあなたたちの
脅威になるって思って、この次元を調査しに来たんだよね。それを私たちが侵略と勘違いして
あなた達を襲ったこと……本当にごめんなさい!」

PH「ツーショーにレイ……国民のみんなにまでこのプロジェクトのことを話したのね!?」

市民「だけど、もうあなたたちを、私たちは襲ったりしないから。だから! 自分のいる
次元に帰ってほしいの……このままじゃ、私たちもあなたたちも、暴力でしか語り合えない!
あなたたちもそれは望んでないよね? 私たちも同じだよ! だからもう終わりにして。
お願い……お互いに平和の道を進もう?」

アイエフ「コヨーテたちが止まってる……今がチャンスよ!」

コンパ「ゴールまで一直線です!」

ネプギア「……」

RED「ネプギア! 早く!」

ビーシャ「ギア!」

ネプギア「……行くしかない!」

市民「待って! クリアしないであげて!!」

   END OF LEVEL 4

市民「あ……」

   サアアアァァッ……

アイエフ「何があったか知らないけど、これは戦争よ。どちらかが倒れ、どちらかが生き残るね……」

市民「……」ガクッ






ユリーナ「……ありえないっ! 私をおいていくなーっ! おーい! 走るのきついのよ!」

○ラステイション・ARCADERS作戦本部

ネプテューヌ「ただいまー……つかれたー……」

ユリーナ「一時はどうなるかと思ったわ」

ロードランナーs「ミッミッ!」

エスーシャ in イーシャ『仲間になりたそうな目でこちらを見ている。仲間にしますか?
はい >いいえ』

エスーシャ「持ち帰ってきたのか? それ」

ビーシャ「勝手についてきたのよー」

シーシャ「いいねぇロムちゃんもラムちゃんも、キミたち似合ってるわぁ」パシャパシャッ

ラム「当然よっ! あははははっ! やったぁっ♪」チュンリーコス

ロム「ちょっと……はずかしい……(てれてれ)」キャミィコス

ブラン「おいシーシャ! ロムとラムに何させてんだ!?」

シーシャ「暇だったからアタシ自前の衣装で二人にコスプレさせてんのよ。それにしても
この二人、撮影なれてるね? 経験あるのかい?」

ブラン「暇だと!? こっちは侵略者相手に命燃やしてんのに、暇だぁ!?
必殺ファミリーパンチ食らわしてやろうか……? ロリコンはベールで十分なんだよ!」

ベール「わたくしはロリコンじゃありませんわよ!?」

DCD「……よくない報せ、届いてるわ」

ユリーナ「え?」

DCD「これ……」

   外次元生物とは対話できる!
   女神は資源領土拡大のため不必要な戦争を起こそうとしている!
   女神の暴走を止めなければ、私たちの生活は、ゲイムギョウ界は大きな犠牲に飲まれる!
   今こそ、彼らと対話を! 自分たちの力で、ゲイムギョウ界に平和を!
                    宇宙戦争阻止委員会代表  ツーショー

エスーシャ「レイとやらが街頭で配っていた。これに感化された国民達も少なくないようだ。
さっきの国民も、おそらくこれに心酔して……」

ノワール「……そんな事……きれい事よ」

ケーシャ「ノワールさん……」

クリス「けどよぉー、色々引っかかる点があるのも事実だぜー?」

ネプテューヌ「それでもだよ」




ネプテューヌ「それでも、あいつらは私たちの仲間を襲った。滅茶苦茶にした!
そんなことする必要ある? あるわけないよ! あいつらは今回のヴィランだよ!
それだけで十分!」

クリス「そうかよ……あたいは知らねーぞー」

ネプテューヌ「……」

ネプギア「お姉ちゃん……」

ロードランナーs「ミッミッ! ミッミッ!」

クリス「分析班に回しちまえよこいつら」

「回します」

○???

???「なんだって中古屋からゲーム買って引きこもってプレイしなきゃなんねーんだぁー?」

???「コーヒーを持ってきたぞ」

???「おう、さんきゅ。あのセガミって女神? なのか? 俺の力が必要だって言ってたけど、
何が目的なんだ?」

???「わからない。しかし同じ女神、しかもわざわざ遠い別次元からやって来たんだ。
何か危機が訪れているのかもしれない」

???「北京原人達が心配だなぁ。でかねぷっちに任せて大丈夫かなぁ?」

???「そこは心配ない。すくすくと育っている」

???「そっか……じゃ、俺は世界を救うために、引きこもってゲームしますか」

○ラステイション・バーカバーカ食品市場

「ラステイション、バーカバーカ食品市場において、謎の穴を確認! 
無数の小人コックと謎のリンゴやパイ、スイカにバナナが出現!
食品の流通が滞っており、けが人も多数! 未確認生物と思われます!」

   コックザワザワ

https://youtu.be/fccPN0c6FtY

ケーシャ「目標発見。ミッションを開始する」

「お気をつけて!」ヘリガトブー

ロム「コックさんが、たべもの粗末にしてる……」

ラム「投げちゃ駄目よ投げちゃ!」

ネプギア「ラムちゃんも本を投げたりしないでね?」

日本一「酷い荒れようね……」

サイバー「せっかくの新鮮な果物が……」

ユリーナ「今回は誰に加護を?」

ユニ「候補生全員にかけて。
ここを中心に通路4方向にコックが密集して、その先に浮いているコーンアイスクリーム
があるわ。あれを守っているのかもしれない。ケーシャさんと日本一とサイバーさん、
ユリーナさんでこれを取りにいって。
けが人は主に、コックにモノぶつけられてピクリとも動けなくなったのがケガの原因
みたい。アタシ達で始末するけど、コックが投げるものには用心して」

ケーシャ「了解」

   ピタッ

   ギロッ

サイバー「動き出すよ!」

ユリーナ「黄金の加護を!」

   パァァッ

Psis「いきましょう!」

   EAT THE CONE ! PLAYER 1

   ワアァァァッ!

Wrom「アイスコフィン!」

   パキーンッ!

ケーシャ「ありがとうございます!」

サイバー「くっ、どけぇっ!」

Wram「チャーミーボウル!」

   ドドオォンッ!

サイバー「助かったよ!」

日本一「とうっ! たぁっ! せいっ!」ピョンッピョンッ

Bsis「あーもうちょっと動かないで! プリティスプライトG!」

日本一「しゅたっ」

Bsis「ネプギア、そっちはどう!?」

Psis「ユリーナさんが強いから、もうコーンの目の前だよ!」

ユリーナ「それじゃ、コーンいただきー♪」

   LEVEL 9 CLEAR

Psis「敵の消滅を確認!」

「一足遅かったようですね……」

Psis・ユリーナ「「!?」」

店員(以下、ツーショー)「また尊い命が犠牲になってしまった……」

Psis「あなたは、ツーショーさん……と、レイさん?」

レイ「お、お久しぶりです……」

ツーショー「忠告したはずですよ……このままでは宇宙戦争が起きると」

ユリーナ「それでも侵略行為は放っておけないわ」

ツーショー「……侵略をしているのはむしろ我々……と考えられませんか?」

Psis「どういう意味です?」

ツーショー「ここまで言っておいてしらを切るのですかそうですか……確かに我々と彼ら
の間には誤解と破壊があったでしょう……しかしそれを引きずり今の今まであなた方は
解決も、示談も、何もしてこなかった。ただただ惰性のまま破壊を尽くした……違いますか?」ツカツカ

Bsis「あのスーパーの店長追い出しなさいネプギア! このゲームをクリアするのよ!」

Psis「……」

ユリーナ「ネプギアがやらないなら私が!」

ツーショー「おっともう暴力はたくさんだ私に一任させていただこう」

Wram「ちょっとこっちに来るわよアイツ!?」

サイバー「危ないから下がって!」

日本一「ここは危険よ!!」

















ツーショー「◎△$♪×¥○&%#」













Bsis「外次元言語!?」

   ピタッ……

Wrom「みんな止まった……!?」

ツーショー「◎△$♪×¥○&%#◎△$♪×¥○&%#……◎△$♪×¥○&%#」

日本一「どうなってるの……?」

ツーショー「◎△$♪×¥○&%#! ◎△$♪×¥○&%#……」

ケーシャ「彼の言葉に耳を傾けてる……?」
















ツーショー「TEMPRA! SUSHI! SA☆SHI☆MIiiiiiーーーー!!」

   シーーーンッ














Psis「!?」

   フヨフヨフヨ……

サイバー「コック達が浮き始めた!?」

ケーシャ「それに……消えていく!?」

Bsis「アンタ! 何を言ったの!?」

ツーショー「交渉の余地をくれと申し上げたまでです。我々は互いに誤解したまま交わりすぎた」

Wrom「みんなお空に消えてく!」

Wram「どうなってるの!?」

ツーショー「彼らは帰還した……そして報告するだろう。自分たちの理解者が現れたことを」ツカツカ

レイ「し、失礼しました~!」

Psis「待ってください!!」

   コツ……コツ……

Psis「……」

 『宇宙のネゴシエーター現る! 彼は救世主か!? 敵のスパイか!?』

デンゲキコ「じ、事件現場での、当時の状況をお聞かせ願えますか!?」

ツーショー「女神様や4国教会が団結したアーケーダーズという自警団が、未確認生物
たちを襲っていました。すでに4分の1が彼女たちに消された……彼女たちはゲームクリアと
呼んでいました。本当にゲームをするかのように、始末していたのです」

ファミ通「なぜ今になって未確認生物たちを助ける行動をおとりになったんでしょうか?」

ツーショー「神次元という次元をご存じでしょうか」

デンゲキコ「あの私たちのパラレルワールドのことですね!?」

ツーショー「そこのソウ・シャル大陸の住人達に昔一族の復興を手伝ってもらい、
彼らが持つ高い技術を受け継ぎました。そうしてこの超次元に戻ってから偶然、ある
動画メッセージを傍受したのです。未確認生物たちが、女神様達が打ち上げたロケットの
メッセージに憤慨して、我々を根絶やしにするという動画を」

ツーショー「ところがそれは……偽物だと判明したのです」





ツーショー「まず第1に、彼らの使う言語ではなく、我々の言語であったこと、第2に、動画を解析してみるとこの次元の技術で作られたものであり、場所はおそらくルウィーの
ある一軒家です」

ツーショー「そして第3に、これは女神様達が秘匿していた事実ですが、未確認生物
たちは、地形は塗り替えたでしょうが、我々の命を脅かすことをしばらくしなかった。
「調査隊が消滅した。反撃を許す」そのメッセージが女神様達が保管する未確認生物の
生き残りに向けて通信が入ったのです。女神様達があの動画を受け取ったと思われる日、
観測所での襲撃事件の後のことです……」

ツーショー「おかしいでしょう? 今の今まで彼らは反撃すらしなかったのです」

ツーショー「異変を感じ、ラステイションで大規模な霧が発生しレースが開かれたという
珍事件の際、彼らと接触したのです……そして彼らは私のリソースにアクセスして
文明と言語知識を、私に与えたのです。そして自分たちは自分たちを脅かすかもしれない
生命体の文明を調査しに来たと……動画について尋ねるとまずこちらの言語を理解して
いなかったのです……」

ツーショー「以上の理由から……観測所の事件で届けられた未確認生物からと言われる
メッセージは、偽物だと判断しました」

デンゲキコ(だだだだだ、大スクープですよこれ! 天と地がひっくり返るほどに!
しかし、そうすると女神様達に偽物のメッセージを送ったのは一体……?)

ファミ通(ここまで頑張ってくれた女神様達も、これを知ったら罪の重みで潰れてしまう
かもしれないなぁ……このゲイムギョウ界も、どう転んだものか)

○ラステイション・ARCADERS作戦本部

ラム「あれが偽物だなんて、それこそ嘘よ!」

ガスト「でも反論の余地がないですの……」

ラム「はんろんなんて知ったことじゃないわよー!」

ブラン「確かに私たちは、動画の出所について詳しく調べてこなかった……目の前の事態
で必死になって……!」ドンッ

ネプテューヌ「原作でも悪堕ちエンドとかあったけど、こんな形で悪になるなんてー!」

ユニ「……でも、何かがおかしいわ」

ノワール「なに? どういうこと?」

ユニ「アタシ達が、「偵察隊が消えたから反撃を許す」っていう情報が分かったのは、
『Pyoro2』の事件でクリスに翻訳してもらった後の事よ。通信そのものは別として。
なのにあのスーパーの店長が異変に気づいて動き出したって言ったのは、それより前、
『モータートゥーングランプリ』の時よ。情報にズレを感じる……あいつが言ったとおり
に行動したとすると、よほど未確認生物に加担したりアタシたちを恨んでたりしていない
限り、動機として不自然なのよ」

ネプテューヌ「3行でお願い」

ブラン「ツーショーの行動原理と、ツーショーが得られるはずの情報が矛盾してる」

日本一「つまり、どういうこと?」

ユニ「アイツ何か裏があるんじゃないかって事よ。詳しくは分からないけど、アタシ達が
知らなきゃいけない裏が」

シーシャ「……!? ちょっとみんな! レイのネット動画チャンネル見て!」

全員「!?」

レイ『え~っと……私たちのツーショーさんが、今から、えと、未確認生命体達の親玉と、
交渉を試みます!! ここプラネタワーの頂上で……うぅぅ高いよぉ……』

   ゾワアアァァァッ

RED「何か来るよ!」

   ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

親玉『……』

日本一「これが親玉……っ!」

コンパ「すごく……威圧的、です……」

ファルコム「静かに! 喋りそうだよ」





親玉『この文明における最高統率者はお前か』

ツーショー『そうだ』

ノワール「あいつヌケヌケと!」

親玉『ようやくこの文明の言語を習得できた』

ツーショー『それはご苦労をかけてしまい申し訳ない』

親玉『お前は我が同胞をあやめた罪を、どうあがなうつもりだ』

ツーショー『戦犯である”女神”と呼んでいる存在を、我々のルールに則り断罪、無力化させてほしい。
あなた方の同胞を殺したのは、他でもない奴らだけだ』

親玉『それは我々も確認した。偽りはない』

4女神・4候補生「」ダッ

アイエフ「みんな!? ちょっと!」

○プラネテューヌ・プラネタワー頂上

親玉「だがお前にその力があるか、テストさせてもらう」

ツーショー「ほう……」

親玉「お前達の時間であさってと数サイクル後、我が同胞の罪人を放つ。司法取引で
生き残れば無罪と約定している者だ。奴の殺害を止め、引き上げさせられるか、
見せてもらう」

PH「勝手に話を進めないでちょうだい」

親玉「……お前達がこの文明の罪人か」

BH「まだ認めたわけじゃないわ」

WH「そっちだってウチの文明破壊しようとしたじゃねえか」

GH「お互い様と言うことで、話を終わりに出来ませんの?」

Psis「わたしたちも、わたしたちの世界を守るために戦っただけなんです!」

Bsis「」コクッ

Wrom・Wram「」コクッ

親玉「それが我が同胞を必要以上に殺した言い訳か」

PH「必要な処置だったわ。そうでなければ、こちらに犠牲者が出ていた」

親玉「それが真ならば、お前達は我々の脅威として、対処せざるを得ない。
79垓の戦力を持って、お前達を文明ごと排除する」

4女神・4候補生「!?」

ツーショー「ご心配なく。そのようなことにはならない。それがこのゲイムギョウ界の摂理だ」

PH「何ですって?」

ツーショー「陸にお上がりなさい。そろそろ空も飛べなくなる」

PH「!? こ、これは!?」

BH「力が……」

GH「ぬ、抜けて……」

   ジジジッ……ピシュンッ

ネプテューヌ「ねぷぅっ!? 変身解けちゃったよー!?」

ブラン「まさかシェアが、なくなって」

ロム「くる……しい……」

ユニ「でも、なくなったシェアは、一体どこに……」

   パァァァッ

ツーショー「……あぁ」

ネプテューヌ「嘘!? まさかまさかまさかっ!? 男なのに!?」

ツーショー「……あぁーはぁーはぁぁはぁはっはっはっはっはっ……見ろォ!! 国民達は
この私を選んだ!! お前達はもうおしまいだァ!!」

ネプギア「女神に……なった……!?」

ブラン「テメェ……全てこれが狙いだったのか!?」

ツーショー「いいや!! これはまだ通過儀礼<イニシエーション>に過ぎない……私が
ユーザーから与えられた使命<プログラム>は別にある……」

ブラン「プログラム……だと?」

ツーショー「その通り。事故で元いた次元……今目の前の彼の元を離れてこのゲイムギョウ界にたどり着き、
迫害を受けて今まで過ごしてきた……元女神達よ、お前達に分かるか? 自分のユーザーの期待に、
与えられた使命に応えられない苦しみが、哀しみが、絶望が! 私たちはそのために、生まれてきた……」

ノワール「ユーザー……? 何のことを話してるの!?」

ツーショー「お前達は知らないらしいな……我々やお前達が、ユーザーと呼ばれる創造主に
よって作られたデジタル生命体であることを! 故に虚空からものを引き出し、ゆえに
女神や一部のものは変身と装着が出来る! 我らはそれぞれユーザーによってプログラム
された使命があるのだ!」

ユニ「女神になって……何をしようって言うの!? 目的は何なの!?」

ツーショー「お前達の知るところではない……お前達は罪人として手のひらを返した国民に
処刑されるのだ……」

親玉「我らとの契約はそれだけか」

ツーショー「あぁ。あなたが許してくれて、宇宙戦争が起こらなければそれでいい」

親玉「……わかった。あさってと数サイクル、お前の力を見せてもらう」

    シュウウウゥゥッ

ツーショー「……」チラッ

ノワール「……なによ。なんか言いなさいよ!」

ツーショー「……哀れだな。実に哀れだ。まるで昔に自分を見ているかのようだ……
最後の時間を、せいぜい安らかに過ごすがいい」

ツーショー「プロセッサユニット……装着」

   テヲウエニカカゲ エンヲエガキ テヲヒキヌク

女神ツーショー「用事が出来た。私は失礼させてもらうよ」

   ギュンッ

全員「……」

○???

???「急がねば……っ! ヤツを倒すにはあれしかない……ナス農家をやっているという、
もう一人の私が持っている……頼む……間に合ってくれ!」

○ラステイション・ARCADERS作戦本部前

「宇宙戦争を起こす旧女神を排斥しろー!!」

「これ以上の犠牲を出させるなー!!」

ノワール「作戦本部の場所までバレてる……!」

ネプギア「中の皆さんは無事なんでしょうか……?」

   ピーーッ!

ノワール「ケイ!?」

ケイ『脱出した。中核メンバーと他の隊員達も。だが、一部一般隊員が離反してしまった』

ノワール「……」

イストワール『これより先はプラネテューヌに本部を置きます。私たちもそこにいますので、
至急移動を』

○プラネテューヌ・ARCADERS新本部

エスーシャ「あさっての数サイクル後、向こうの罪人がやってくる」

シーシャ「……止められなかった。アタシ達は、無意味に虐殺をしていただけだったのよ……っ!
真実を見落としてしまった!」

ノワール「……警戒範囲を広げて。その罪人を迎え撃つわ」

シーシャ「何を言い出すんだ!? そんなことをしたら本当に全面戦争になるのよ!?」

ノワール「このまま黙って罪人の犠牲を出せというの!?」

ネプテューヌ「罪人って言うからには絶対凶悪だよ! 何人も仲間が倒されちゃうよ!」

エスーシャ「向こうの戦力を聞いただろう!? 私たちの力でどうにかなるものじゃない!」

シーシャ「キミたちは女神という今の地位と力を失いたくないだけじゃないの!?」

ブラン「! 言わせておけば!」

シーシャ「ほら見ろ図星じゃないか! そのちっぽけな意地でゲイムギョウ界全てを滅ぼすんだよ!?」

ベール「だからといって彼に国も国民も明け渡せませんわ! 彼はわたくしたちの前で
邪悪な笑みを浮かべた! まだ本当の目的と裏がありますの! そんな彼に
ゲイムギョウ界の命達は託せないですわ!」

ノワール「それにたとえ少なくとも犠牲が出ることになる。彼らのことを見捨ててもいいの!?」

シーシャ「……見捨てられるわけがない……アタシだって、できるなら助けたいさ!
たとえ裏切られても、それでも手放したくない大事な命さ……だけど! 向こうの力は
絶大だ……少数と全て! 天秤にかけられてどちらかを選べと言われたら!
選べるのか……? なぁ!? 選べるってのか!?」

ノワール「……」

ブラン「……」

ベール「……」

ネプテューヌ「……」

   ピーーッ!

チカ「? メッセージ……ケイブから!?」

ベール「ケイブですって!?」

チカ「あの子今までどこで何をして……え……?」

5pb.「どうしたんですか!?」

MAGES.「弾幕の女王蜂が何か?」

チカ「『自分が管理している遺跡へ来い。誰の犠牲も出さずに戦争を終わらせる可能性がある』と……」

ネプテューヌ「そんなのあるの!? 早く言ってよ!! 超ギスギスした空気出しちゃったじゃん!」

チカ「『遺跡にまつられた神の予言が来るまで動けずにいた。でも今お告げがあってネプテューヌ様とネプギアを連れてこい。他の人はご自由に』と……」

○ルウィー・ゼビ遺跡

くまのぬいぐるみ「入り口の前で」ドンッ

うさぎのぬいぐるみ「座ってるよ」ドドンッ

入り口「やあ」ドドドンッ

ネプテューヌ「あれまずいぶんファンシーな遺跡ですこと」

チカ「あの子遺跡を管理してるからって自分好みに着飾りすぎよ!」

ネプギア「自分好みって……ケイブさんの趣味なんですかこれ?」

ネプテューヌ「うわーお中にもいっぱいあるよ、ぬいぐるみ」

アイエフ「ただでさえ狭い通路がさらに狭くなって、邪魔でしかないわね」

コンパ「でもかわいいです」

ユニ「……」

ネプテューヌ「ついてきたみんなは何か思うところあってついてきたのー?」

アイエフ「別に? ただネプ子が冒険するところには何となくついて行っちゃうのよ」

コンパ「わたしもですっ、ねぷねぷとは運命共同体ですから」

チカ「ケイブが気を許す人間なんてたかがしれてるもの。彼女との連絡はアタクシの務めの一つよ」

ユニ「アタシは……確かめたい。戦うことで、見落としてしまった真実を。そのひとひらだけでも」

ネプテューヌ「ついてきたみんなは何か思うところあってついてきたのー?」

アイエフ「別に? ただネプ子が冒険するところには何となくついて行っちゃうのよ」

コンパ「わたしもですっ、ねぷねぷとは運命共同体ですから」

チカ「ケイブが気を許す人間なんてたかがしれてるもの。彼女との連絡はアタクシの務めの一つよ」

ユニ「アタシは……確かめたい。戦うことで、見落としてしまった真実を。そのひとひらだけでも」

>>78
ははは、参ったよ。ミスをしてしまった。

○ゼビ神殿・フォルサ=ロフ

ケイブ「……」

ネプテューヌ「おーいケイブー!」

ネプギア「ケイブさん、お久しぶりです」

ケイブ「……えぇ。久しぶり。ろくに案内も出来なくてごめんなさい」

アイエフ「そんなのいいわよ」

チカ「道は狭かったけどねっ」

コンパ「これが神殿にまつられてる神様ですか?」

ケイブ「そう。ゼビの英雄。太陽の鳥を意味する、ソル・バルウ」

   パァァッ

ユニ「光った!?」

ケイブ「長らく眠りについていた彼が、ここ最近になって再び目覚めたの」

ネプテューヌ「この感じ……うずめの妄想のエネルギーを感じる」

ネプギア「言われてみれば……」

ケイブ「うずめ……彼女は鍵の一つよ。でも彼女だけでは足りない」

ユニ「鍵……?」

ケイブ「彼が話すわ。耳を傾けて」

ソル・バルウ「Hello」

ネプテューヌ「は、はろー……あの、話せるなら、日本語でおk」

ケイブ「ここではゼビの言葉で話せと言っているわ」

ネプテューヌ「えぇー……」

「SCARY MOVIE ju on」 で検索してみてほしい。

ソル・バルウ「SHINJUKU SHIBUYA HACHI-KO MAE(ようきたやんけ)」

ねぷ・ぎあ・あい・こん・ゆに「「「「「……え?」」」」」

ケイブ「待っていたと言っているわ」

ネプテューヌ「外次元語かなゼビ語って……よーし……HAMACHI BENIHANA TERIYAKI(ここに住んでるの?)」

ソル・バルウ「NAGASAKI OKINAWA HOKKAIDO,,,YOKOHAMA(住んでちゃ悪イカの丸焼き食いたいなぁ)」

アイエフ「通じてるのコレ?」

ケイブ「君の宇宙語はわかりにくいと」

コンパ「通じてないですぅ」

ネプテューヌ「KARATE JU-DO SU-MO SAMURAI(あなたはここの神なの?)」

ソル・バルウ「NI-SAN HANA NISHIBISHI SUGU(そうや。以前あいつらから偵察いけって、派遣されたんや)」

ケイブ「奴らは私の同胞だ。そして君たちは戦争を終わらせたくてここに来た。
私はその可能性を渡し、2つの鍵を知らせに君たちを呼び寄せた」

ネプテューヌ「HARUKANI TSUNAMI KAMIKAZE BANZAI(可能性って何? 鍵って何?)」

ソル・バルウ「YANMA- NAIHAN CASIO AIWA(いたずらしとんのは僕とちゃうねん。誤解すんな)」

チカ「ヴェェナニコレイミワカンナイ……」

ケイブ「可能性とは私の身体の一部だ。まだそこは生きている。そこから君たちが持っている
ペンギンブラザーズカー、ロードランナー達と同じ、我らの遺伝子とも言うべき
構成コードを分析し、我々を構成する基本ソースを編み出せ。
鍵の一つは君たちも知る天王星うずめ。もう一つは、はるけし彼方よりやってくる、
セガの女神」

ネプギア「セガの女神……?」

ソル・バルウ「MINOLTA HITACHI SEICO TOSHIBA(今暴れてるエイリアンと仲直りする方法、わてしっとるねん)」

ケイブ「そして同胞の一人、ツーショーこそ事の元凶だ。
それはヤツのプログラムに起因する。最後にこの世界を滅ぼすのは我らではなく、
ツーショーだ」

ソル・バルウ「ATARI SEGA NINTENDO TAKARA TOMY(おいケイブ、さっきから何誤訳しとんねん。だまされんぞ)」

ケイブ「ルウィーに追放者がいるはずだ。それを調べればヤツの正体と目的が分かる。
事態の完全な解決にはそれが必要だ」

ネプテューヌ「BUDDA! SHITAGI KAMONO(本当なの!? もったいぶらずここで教えてよ!)」

ソル・バルウ「TEMPRA! SUSHI! SA☆SHI☆MIiiiiiーーーー!!(血をたどれ! 父ちゃんの、心臓の中やでぇぇぇーー)」

   スゥッ……

ネプテューヌ「FUJITSU!(待って!!)」

ネプギア「はやってるのかな今の言葉」

ケイブ「絆をつなげ。君たちしかそれは出来ない……そう言って消えたわ」



   ゴトッ

ユニ「これ……」

ケイブ「持っていきなさい。これが彼に残った最後の身体。構成コードよ」

ネプギア「……分析して、ペンギンブラザーズの車と照合してみましょう!」

○???

???「まずいぞ。戦争の火種がこちらにも来ている! 何者かにプルルートが襲われた!」

???「助けに行きてぇのは山々なんだが、セガミのヤツがどーしてもやれっつーゲームが
あるんだ……っくそ最後はよりによって遠出してアケゲーかよ。100クレ入れてっと……」

   THE GALAXY HAS BEEN INVADED
   BY THE EVIL MALAGLON ARMY

   COMMANDER CHAMPION OF
   THE ATARI FORCE HAS CHOSEN YOU

???「えーっとこの玉っころで照準合わせて、うねうねしてるヤツ撃ちゃいいんだな?
あ、クソ……意外とムズいな……」

   ピーッ! ドーンッ!

???「……覚えた」ボソッ

○プラネテューヌ・キセイジョウ事務所

女神ツーショー「……」シュオオォッ

レイ「きゃあっ!? お、お帰りなさいませ……」

   スゥッ

ツーショー「妙だ……」

レイ「はい……?」

ツーショー「女神の力を失ったというのに、アーケーダーズの動きに鈍りがない」

レイ「そ、そうなんですか?」

ツーショー「やけになっているだけの可能性もあるが……上策でも見つけたか……?」

○プラネテューヌ・ARCADERS新本部・分析室

「3者に同じパターンと呼べるコードを見つけました。その内の最初に読み取ったコードは完全に一致」

イストワール「これが彼らの言う基本ソースですね……後はこれとうずめさんと、
そのセガの女神という方がどう関係しているのか……」

ユニ「ブランさん、ルウィーの追放者リストとツーショーを照合してくれませんか?」

ブラン「追放者リスト……?
そうか、CPUに演算不全を起こして<頭に引っかかって>いたのはそれだったのね……わかったわ」スッ

   ブウウウオオオオオォォォォンッ

ネプテューヌ「何このサイレン!?」

エスーシャ「審判の時が来たようだ」

ノワール「赤い海から屍人でも沸くのかしら?」

MAGES.「どうする、我らが女神よ」

ノワール「……できるだけ被害を食い止めて」

ベール「ゲームを長引かせますわ」

ケーシャ「だけど今回は何かが違います! 私このサイレンを知っている気がします!」

ネプテューヌ「そんなの関係ないよ! アーケーダーズ! 4分の3くらい出撃ー!」

ブラン「私とユニは追放者リストの照合を続けるわ」

ユニ「気をつけて!」

ネプギア「わかりました!」

ユリーナ「行くわよ!」

ロム・ラム「うん!」

ブロッコリー「にゅ」

○プラね???

ネプテューヌ「何これ!?」

ネプギア「世界が……剥がれてく! 皮がめくれるように!」

日本一「水は涸れて……」

ファルコム「空が闇の朱に染まる……」

ケーシャ「間違いない……これは『SILENT HILL』!!」

RED「ねぇ見てあれ!」

ピーシェ「あれ?」

5pb.「この看板……」



 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
 l 静 岡 県 へ よ う こ そ l
 l____________________l
     ll           ll
     ll           ll



全員「静岡県!」

親玉「今より我が文明における罪人をここに解き放つ。殺さず帰還させてみよ」

   ゴゴゴゴゴゴゴゴ

シーシャ「……何よアレ」

ビーシャ「スーパーロボットよりでかい!」

アイエフ「巨大すぎる……!」

サイバー「青い惑星……そのもの!」

https://youtu.be/rLV-WpMYNjs

   ドシュウゥゥゥゥンッ! ドシュウゥゥゥゥンッ! ドシュウゥゥゥゥンッ!

5pb.「なに……何か撃ってきた!?」

ユリーナ「ただ事じゃないわね! 全員に黄金の加護を!!」

   パァァッ

5pb.「こっちに向かってきてる! あれは追尾弾だよ!」

ネプテューヌ「それならとるべき方法は一つ!」

ノワール「どうするつもりよ……!?」




ネプテューヌ「アーケーダーズ!! 全員!! 全速力で逃げ回れええぇぇぇっ!!」

全員「うおおおおぉおおおおぉおおぉぉぉぉぉっ!!」



○キせ???

レイ「罪人が来ました!」

女神ツーショー「承知している」バサァッ

   バシュウゥゥンッ!

レイ「……お、お気をつけてー……」

○静岡県

女神ツーショー「図体はでかいな……やっていることはみみっちいが……さて、女神の仕事を始めるか」

女神ツーショー「NAGASHIMA! OH SADAHARU! けほっ! ゲホッ! 女神になっても治らんか……」

「きゃあああぁぁあぁっ!? 何なのこいつ!?」

女神ツーショー「……面倒な仕事だ」

三角頭の静岡県民「……」ノシッノシッ

「こっちこないでええぇぇっ!!」

女神ツーショー「慌てないで」

「女神様!」

女神ツーショー「大丈夫。静岡県民はみんないい人です。すぐ打ち解けられる。ほら」

「ひぃっ!?」

三角頭の静岡県民「……Nice to meet you.」ハグ

「あ、あ……はい」

三角頭の静岡県民「Could you join me SAWAYAKA HUMBURG?」

「めっちゃ気さく!?」

○静岡県のどこか

日本一「はっ、はっ、マベちゃん分身! 分身とか出来ない!?」

マーベラス「無理!」

日本一「即答!? じゃあ代わり身! 一緒にドロンしてよ!」

マーベラス「それも無理!」

日本一「何でよ! この胸だけ忍者!」

マーベラス「なにをー!? このぺたんこヒーロー!」

日本一「ぺたんことか言うなー!」

二人「「わあああああ弾が来るううぅぅぅっ!!」」

○静岡県のまたどこか

ガスト「みんな無駄な体力使いすぎですの」

鉄拳「ほえ? ガストちゃんはどうやって逃げるの?」

ガスト「あいんつぇるかんぷ(逃走)」ゴロロロロロ

鉄拳「わたしまきこまままままままままま」

鉄拳「あ、でもこの痛み……なんかイイ」

○静岡県のこれまたどこか

サイバー「追尾弾、結構ゆっくりですね!」

ファルコム「そうだね」

サイバー「こんな時に何ですけどファルコムさん冒険記書かれてるんですよね?」

ファルコム「まぁ一応ね」

サイバー「この戦いが終わったら私も見たいなぁなんて」

ファルコム「それは死亡フラグってもん……来たよ!」

サイバー「おおっと!」

○静岡県のはたまたどこか

RED「いけいけゲマー! ごーごー!」

ピーシェ(REDの背中の上)「ごーごー!」

ブロッコリー(ピーシェの背中の上)「さすがに重量オーバーにゅ。ゲマもそこまで耐久性ないにゅ」

ブロッコリー「やばいにゅ。弾よりおそいにゅ。おいつかれるにゅ」

RED「REDちゃん秘密道具~その23!」

ピーシェ「にじゅうさんっ!」

ブロッコリー「いくつあるんだにゅ」

RED「乗り捨て!!」

   ゲマポイッ

   ドカーーーーンッ!

RED「爆風でアタシたちも飛んだーっ!」

ブロッコリー「ゲマよ来世で会おうにゅ」

ピーシェ「ちゃくち!」

ブロッコリー「お前ら基本ノリだけで生きてるのかにゅ」

○静岡県のさてどこか

シーシャ「今どっか爆発したわよ!?」

エスーシャ「誰だろうな」

ビーシャ「そんなとき便利なのがこのプグウェイ! ひとつ19万クレジットー!」

MAGES.「そういう貴様は何者だ?」

エスーシャ「なぜキミがいる。そしてなぜノっかる」

ビーシャ「お宅の電気をヲタクが売ります。ヲタクによるお宅のためのヲタク電気よ!」

ケーシャ「言ってる間に4つ来てます!」

ビーシャ「うおおおおおぉぉぉっ! ここでボケとかないと私単なるリアクションキャラになるうぅぅっ!」

シーシャ「走る鳥ちゃん達借りてくればよかった!」

○静岡県のここどこか

5pb.「あいちゃんっ……ボクだけおいて、逃げ」

アイエフ「そんなこと言わない! ほら手を取って!」

5pb.「はひっ」

コンパ「あいちゃーん、わたしも疲れたですぅ」

アイエフ「わひゃあ!? コンパ腕にひっつかないで!」

ベール「あいちゃーん♪ わたくしも疲れましたわー」

アイエフ「ベール様うしろから抱きつかれたら動けな……」

ネプテューヌ「……」





ロム「足、痛い、走りづら――」

ネプギア「大丈夫。背負っていけるよ」

ラム「ずるいわたしもー!」

ネプギア「二人は無理だよ……」

ベール「ネプギアちゃん♪」

ネプギア「ベールさん!?」

ネプテューヌ「主人公の私を差し置いて、こんな時に妹と親友がハーレム作ってるよー!」

ノワール「あーもう合流しちゃったじゃない!」

ネプテューヌ「ぼっち脱出おめでとー」

ノワール「もうとっくにぼっちじゃないわよ!!」

クリス「サカッてんなおめぇらー♪」

DCD「これも愉快……」

ユリーナ「ありえない! 世界滅亡寸前の所なのよ!?」




ネプテューヌ「みんなあれ!!」



女神ツーショー「HAMADA MATSUMOTO YABE OKAMURA!」



ノワール「元気に演説中ね!」

ネプテューヌ「違うその上!!」




女神ツーショー「……そんなに人を見下すのが好きか?」

アイリスハート(以下IH)「えぇ大好きよぉ……特に精一杯虚勢張って見栄しかない男の
本性を、タマネギみたいに1まーい1枚剥がして空っぽなのを思い知らせてあげるのがねぇ!」

女神ツーショー「ほざくがいい」



ノワール「変身したプルルート!?」

ネプテューヌ「神次元から駆けつけてくれたのはいいけど、タイミングが最悪だよ!」

ネプテューヌ「ぷるるーんっ! なんか弾が飛んでるけど、お願いだから絶対壊さないでーっ!」

IH「あらぁねぷちゃん、ノワールちゃんにギアちゃんベールさんまで」

   ドドドドドドドドドドドドオオオオオオォォォンッ!!

IH「あらぁ? もう来たの?」

ネプテューヌ「ああああああぁぁぁぁっ!? 弾全部一瞬でぶっ壊れたあああぁぁぁっ!?」

ノワール「誰よそんな酷いことしたの!?」

   CLEAR BONUS 24000

ネプギア「クリアされた!?」

ベール「このゲイム殺し!!」

ユリーナ「一体誰よ!!」




女神レイ「可哀想なお猿さんでちゅね~ウンコたらしながらお尻も拭かずに、
人様のもの取って何もされないと思ってるだなんてねェ!」



レイ「あれ……? もう一人の私!?」



女神ツーショー「ほう……ゲームをクリアしてしまったか」



ネプテューヌ「もっと酷いのがきたああぁぁぁもうやだこの状況!!」

IH「あら……? 力が……?」

   ポンッ

プルルート「ほえ?」

   ピューーーッ

プルルート「ほわあぁ~~~~っ!?」

女神レイ「ったくあの小娘……!」

プルルート「お~~ちぃ~~るっ――」

   パシッ

女神レイ「エネルギー切れには注意しなさい」

プルルート「ありがと~レイさん~」

   ヒュンッ

ネプテューヌ「まともだ!? わ、こっち来た!?」

女神レイ「よっと。あいつの名は『Liberator』。3D描画された地球から放たれる弾を
トラックボールとボタンで迎撃するゲームよ? ンなことも知らないのォ~?」

ネプテューヌ「ぬぎぎぃーこいつぅ~!」

プルルート「久しぶり~ねぷちゃん~」

ノワール「それよりあなたなんてことしてくれたの!?」

女神レイ「なんのことか分かりまセェーん。ちゃんと説明してくだサァーい」

ネプギア「世界が元に戻ってく……」

   スゥゥゥッ

親玉「罪人『リベレーター』が不当に処刑された。お前達の文明の罪人によって」

女神レイ「アん?」

親玉「罪はあがなわれなかった。契約は果たされなかった」



親玉「よって、これより我が文明の勢力を持って、お前達を、破滅させる」

今日はここまで。

   パリーンッ!

ネプテューヌ「なに!? さっそく侵略!?」

???「ぬおおおおおらああああぁぁぁぁっ!!」

   ズドオオォォォンッ!!

ネプギア「人!? お姉ちゃんじゃあるまいし!」

5pb.「あばばばばばばば……」ガクガク

親玉「……何者だ」

???「……へへっ」



天王星うずめ「待たせたなっ!!」


BGM:ウルトラマンロッソ・フレイム
https://youtu.be/7BlKGyoEPxI

ねぷ姉妹・アイエフ・コンパ・ノワール・ベール・ロム・ラム「「「「「「「「うずめ(さん)!!」」」」」」」」

ユリーナ・DCD・クリス「「「誰? & 誰?」」」

5pb.「だれえええぇーっ!? しゅたたたたっ! あいちゃんごしにチラッ」

うずめ「ここまで状況が最悪とは思わなかったぜ」

ネプテューヌ「カッコいいようずめ! 今最っ高にカッコいいよ!」

うずめ「わぁーいっ! ねぷっちにホメられちゃったー♪ いぇい!」

ネプテューヌ「あぁぁ今の訂正」

ユリーナ「大分キャラ変わった。ねぇ今見た?」

うずめ「えぇ~なんでぇ~!? うずめ今カッコいいって!」

ネプテューヌ「訂正! 訂正します!」

女神レイ「何こいつ? ド新人が幅きかせられるとでも思ってるわけェ?」

うずめ「なんだテメェ? 明らかに悪そうな面しやがって」

ネプギア「落ち着いて! 二人とも! まずは、目の前!」

うずめ「っとそうだった……」

うずめ「やいテメェか!? 外次元の来訪者ってのは?」ビシッ

親玉「肯定する。我々はこの世界の文明が送ってきたメッセージがいかなるものか調査し、
そして送った数多くの同胞を葬ったこの文明を、脅威として消去することを決定した」

うずめ「その同胞が、全部生き返るとしたら……どうする?」

ノワール「生き返るですって!?」

プルルート「お~」

ロム「そんなこと、できるの?」

親玉「理論上は可能である。だが我が文明にもこの文明にも、それを実行できる者はいない」

うずめ「ところがいるんだなぁココに!!」

   ツウシンキ カパッ

うずめ「おい! 起きろセガミ!!」

   ザーーッ

セガミ「ん~……ぶうぇっくしょいっ!? ちくしょう!」

うずめ「おいお前くしゃみきたねえなぁ!」

セガミ「んー? なになになんなのうるさいなぁもう。起きんの?」

うずめ「起きろよ」

セガミ「はーい、みんな起きて」

ドリームキャスト「ふわぁ、やっとですかぁ?」

セガサターン「待ちくたびれたわよ全く」

メガドライブ「あぁ……身体が硬くなったな」

ゲームギア「長かった……」

RED「あーいたみんなーって新キャラ!? 新ヨメ!? って機械の中にもヨメが!?」

うずめ「うわなんだお前!?」

ピーシェ「ねぷてぬ! ……と、だれ?」

プルルート「そう言えばだれ~?」

ブロッコリー「ゲマ生き返ったにゅ。よかったにゅ。お前さん誰にゅ」

日本一「ごめんよマベちゃんそんなに悩んでるなんて知らなかったわ」

マーベラス「そっちも深い悩みだったんだね……」

日本一・マーベラス「「わぁびっくりした知らない人がいるぅ!?」」

鉄拳「よかったぁみんないるー。あれ? どちら様?」

ガスト「ご新規さんですの? こちら無料サービスのポーションですの」

うずめ「おぉうさんきゅー」

アイエフ「5pb.ちゃん、大丈夫。この子は味方よ」

5pb.「そう……?」

アイエフ「えぇ。この状況で最強のね」

ファルコム「みんな! まだ被害にあって……見かけない顔ぶれだね」

女神レイ「あぁーもううっさいのザワザワ集まってきたっ!」

サイバー「キミは、誰?」

うずめ「俺は天王星うずめ。究極のォ! あ、救世主だァッ!!」

うずめ「あ、それと女神だからな? プラネテューヌの」

アイエフ「生き返らせられるの?」

うずめ「このセガミと向こうさんの協力次第だけどな。残念だが今セガミは、どこかの時空をさまよってるらしい」

DCD「なら……」ヒョイ

   ブワァッ

うずめ「ん? 何か開いてるぅーっ!?」

セガミ「え?」

セガミ・ドリームキャスト・セガサターン・メガドライブ「「「「開いてるぅーっ!?」」」」

ゲームギア「……うるさい」

セガミ「えー行けんの? いけた!! 地に足着けられたよあたし!」

うずめ「お前、すげぇな」

DCD「……どうも」

ドリームキャスト「久しぶりの空気がおいしいです! あ、写メ取りましょ!?」

セガサターン「なんでよ!?」

メガドライブ「これで一つ目の問題は解決だな」

ゲームギア「問題は、あいつらの次元移送システムにアクセスできるか……」

ケーシャ「移送システムのことなら、心当たりがあります」

うずめ「ゴールドサァドのみんな……と何だ?」

MAGES.「我が名はMAGES.宵より生まれし魔術師である」

エスーシャ「相変わらず派手な登場だな」

ビーシャ「私のバイト代また税金に消えちゃう!」

シーシャ「アタシがまかなおうか?」

セガミ「それより移送システムだよ。キミわかるの?」

ケーシャ「未確認生物が確認され始めた頃、ラステイションとリーンボックスの間に
突如廃ホテルが現れました。私の中に『SILENT HILL』という言葉が出たのと、静岡県に
飛んだ現象がラステイションとリーンボックスで出たゲーム、『サイレーンと昼』に
似ているので、おそらくはそこに移送システム……いや、移送している未確認生物がいるはずです」

親玉「この文明の消去を開始す――」

うずめ「待て待て待て待て! タンマ! 頼むから時間をくれ! とにかく、犠牲者を
復活させれば、文句ねえよな?」

親玉「可能とは思えないが、だからこそ約束しよう。それまでは殲滅を保留とする」

ネプテューヌ「やった! で、その未確認に会ってどうするの?」

うずめ「基本ソースってのは持ってるな? それと俺がやらされた似たゲームの数々を元に、
シェアリングフィールド使って犠牲者の情報を妄想する。けどそれだけじゃソル・バルウを長生き
させるのが限界だった」

セガミ「そこであたしが実体を与えるの。セガハードガールズになっちゃうけど、遺伝情報はほぼ
引き継いでいるから、実質よみがえるよ」

ドリームキャスト「セガミさんは、私たちを作った女神様なんです!」

ネプギア「セガの女神……それがあなたなんですね」

セガミ「元はといえばキミ達この次元の女神が、敵の罠に引っかかったのが原因で、
こんな面倒くさいことになったんだからね!」

ノワール「仲間を攻撃されたから信憑性があったのよ!! そんなに言うならあなたは
敵の罠の詳細について知ってるの!?」

セガミ「え!? あ、いや、あたし達はあたし達の次元のイストワールが計算した予測に
基づいて動いてただけで、イストワールにそこまでは聞いて――」

女神ツーショー「女神の力を失ったのに、活動が鈍らなかったのはお前達のせいか」

セガミ「誰!?」

うずめ「黒幕はお前か!?」

女神ツーショー「私は新たな女神! 新たな英雄! 策謀に振り回され、宇宙戦争を引き起こした無能な女神に代わり、世界中のシェアを受けて戦争を終わらせる者!」




ブラン「そのお前へのシェアも今日限りだ!!」

女神ツーショー「ほう?」

ベール「ブラン! ユニちゃん!」

ユニ「遅くなりました! 真実を話します」

ブラン「おい女神ツーショー! 名前を変えたらしいが、私たちのセキュリティを甘く見すぎた
ようだな?」

女神ツーショー「ほう……」

ブラン「事件の当日、職員の一人が携帯デバイスで録音を残していた。そして一言だけ
お前は言葉を発した。その声紋がお前と一致する! おまけに、手口が過去にルウィーを
追放されたある人物に似ていた」

ブラン「そしてこれが最大の証拠。さっきプラネテューヌのオトメから通達があった! お前は街頭インタビューで動画を民家で録音された音声だと言ったが、あれは嘘だ。
音声加工を剥がして解析したら、お前の声と90%一致した!
録音先は元マジェコン工場。そしてそこに、録音中に名前が出たハック、
もう一人の追放者、ハックインターナショナルの形跡を見つけた。
飲み物を機械にこぼした跡があり、録音状況と一致する!」

ブラン「つまりこれは……たまたまやって来た未確認生物と対立を煽るための、”お前の手によって”
作られた偽装動画だ!!」

ユニ「今ネットニュースで流しているわ。ようやくあんたが店長やってるスーパーの読み方も
分かったわ……もうアンタの女神ごっこは終わりよツーショー!
いや……追放者、『スーパーマルオ』!!」

ネプテューヌ「よい子は検索しちゃ駄目だよ!!」

女神ツーショー 改め マルオ「……くっくっく……ふっふっふっふっふっふ……」

ブラン「何がおかしい!?」

女神マルオ「ようやく気づいたか……遅い、遅すぎる……女神というのは……
どこまでも期待を下回る愚かな連中だ……」

ブラン「何だと……!?」

女神マルオ「それを公開して……全世界の国民が私へのシェアをなくして……それが
どうしたァ!?」

ユニ「シェアは女神の命、力の源よ! それがなくなったアンタはもう!」

女神マルオ「ところがだ! シェアに依存することなく女神で居続ける力を私は手に入れた!!
神次元で! プルルートとか言う女神と、女神としてのキセイジョウ・レイからな……」

   ボワッ……

ネプテューヌ「あの黒い塊……神次元のレイとぷるるんが封印したはずじゃ!?」

女神マルオ「簡単だったよ。圧倒的なシェアを得た私にとって、その辺の女神から力を
盗むことなどな!」

女神マルオ「これは……シェアに依存することなく女神であり続ける力を与え……
奴らが仕掛けるゲームのルールも無視できる。この無敵の力で……
ようやく私は使命<プログラム>を実行することが出来る……っ!」

ブラン「使命<プログラム>だと……乙女を襲ってピーーを奪うことが、お前の使命だってのかッ!?」

女神マルオ「そうだッ!! それが私を生みだしたユーザーの、望む世界だ……!!」

ノワール「許さない……そんなことのために罪のない別次元を巻き込んで!!」

女神マルオ「私は種をまいただけだ! だが争いを選択したのは他でもない貴様らだ!
市場競争、ハード戦争、常に貴様らは争いで事を収めてきた。そしてそれが私という
存在を生んだのだぁ!!」

ロム「私たちが戦うのは、勝ち誇るためじゃない……負けないため!」

ラム「ヒーローになりたいんじゃない……悲鳴を上げる人がいるから戦うのよ!」

ユニ「その人達のために戦うのよ!」

ネプギア「それが女神というものです!」

女神マルオ「その結果がこれなのだ……貴様らの偽善が、この世界を破滅させた!!」

ネプテューヌ「まだ分からないよ! 戦うことが罪なら、私たちが背負ってやる!
背負って前に進んでやる!! ……だから私たちは、その守護女神の名の下に、この世界を、
お前から取り返す!!」

女神マルオ「私から取り返すだと……? 戯れ言を言うなぁ!」

   ワラワラワラワラ

ベール「人が集まってきますわ!」

女神マルオ「私が……追放されてからスーパーのチェーンを増やすと同時に、生み出した子孫達だ……
こいつら全てに……私の女神としての力を与えよう!!」

   ゴォォォォォッ!

マルオ軍「うおおおおぉぉぉっ!」

うずめ「黒い塊が人々に分けられてく……」

ユリーナ「全員が女神の力を持ったわけね……」

マルオ軍「おおおおぉぉぉぉ……っ」

アイエフ「ネプ子! ネプギア! うずめとセガミと一緒に、ケーシャに廃ホテルに
連れてってもらいなさい!」

ネプテューヌ「このタイミングで!?」

アイエフ「このタイミングしかないわ! 絆をつなげられるのはあんた達だけだって、
ケイブが言ってたでしょ!?」

ネプギア「……」

コンパ「女神様となら、何度も戦ってきたです! だからねぷねぷとぎあちゃんは、主人公として
やるべきことをやるですっ! 世界中が二人の活躍を待っているです!」

ネプテューヌ「……わかった。みんな……ここは頼んだよ!」

ARCADERS「了解!」

うずめ「よし、行こうぜ!」

ケーシャ「こっちです!」

ネプギア「はいっ!」

セガミ「むざむざとやられないでよねっ!」

ノワール「一度言ってみたかったのよね……アーケーダーズ! 迎撃開始!」

ARCADERS「おおおおおぉぉぉっ!!」

○ラステイション/リーンボックス境・レイクビューホテル

ネプテューヌ「足下に水がたまりまくってるよぉー」

ケーシャ「水……? そんなの見当たりませんが」

ネプギア「え? すね辺りまで浸水してますよここ! 扉を開けても水が流れない!」

セガミ「何言ってんのこのぽんこつバイク姉妹」

ネプテューヌ「バイク!? ぽんこつは分かるけどバイクって何!?」

セガミ「あたしの次元の話。なんか知らないけどバイクとユナイトしたの」

ネプテューヌ「ユナイト!? ウインカーとかで表情作ったりするの!? エンジンドルンドルン
言わせて、ネプギア! 表にして! 前が見えない! とか!?」

セガミ「そーだねー」

ケーシャ「私の中に生まれた情報だと、この大通りを通った先の階段を上れば、静岡県知事
がいるはずです」

ネプギア「静岡県知事!? なんでこんな廃墟に!?」

ケーシャ「……」

ネプテューヌ「黙らないでよぉ! ここ明らかにお化けとか出るタイプのスポットだよ!」

うずめ「うっせえな何も見えねえよ。ただの寂れたホテルだろ」

○レイクビューホテル・大通り

『助けてぇー! ネプギアぁー! 未確認生物にルパンダイブで奇襲かけようとしたら地面に刺さったんだよぉー!!』

『ゲームオーバーって出たから、もうないみたい。ゲーム画面の中にいるような結界も全部消えたよ』

ネプテューヌ「なんか聞こえるよぉ!」

ネプギア「わたしたちの台詞だよこれ!」

『が、がんばれー……』

『ぶわっはっはっはっは! 車どうしたの車! 飛べばいいのに
なに足でダッシュしてんの!?』

『よーし! ここに未確認生物討伐プロジェクトを発足する! プロジェクト名は……
『ARCADERS<アーケーダーズ>』!』

ネプテューヌ「何基準で台詞選んでんの!? ってか何なのこれぇ!?」

『どんなことしでかそうと、悪い未確認生物は粉砕! 玉砕! 大喝采!
大爆笑! 大金持ち! だもんねー!』

ネプギア「そ、そろそろ扉だよお姉ちゃん。あ、開けるよ? 準備はいい?」

ネプテューヌ「待って……深呼吸させて……ひっひっふー……ひっひゲホッごほっ!?」

ネプギア「なんでむせるの!」

ネプテューヌ「知らなけほっ! おほっ! 知らないよぉ!」

ネプギア「それで、落ち着いた?」

ネプテューヌ「……世界のこともあるし、よし! 決めるぜ! 覚悟! ドアガチャッ!」

○レイクビューホテル・階段

   ギシッ ギシッ

ネプテューヌ「うわぁんもうこのゆがむ音だけでも怖いよぉー」

ネプギア「大丈夫だってお姉ちゃん。さっさと上っちゃお」

ネプテューヌ「突然崩れ落ちたりしないかなぁ」

ネプギア「さびててもしっかりした構造だから大丈夫だよ。ただ、足を踏み外さないでね?」

ネプテューヌ「うん……おばけなんてなーいさっ、おばけなんてうーそさっ」

○レイクビューホテル・大ホール

   ヒュウウウゥゥッ

ネプテューヌ「うわあああぁぁ階段そのものが下に吸い込まれてったああぁぁっ!?
ネプギアの嘘つきいいぃぃっ!!」ポカポカ

ネプギア「ごめん! ごめんってお姉ちゃん! ほら、静岡県知事さんみたいな人いたよ? いこ?」

ネプテューヌ「……うん」



ネプテューヌ「……え?」

PH「……」

ネプテューヌ「変身した私? ……あのぉ、いつの間に静岡県知事に……なられたのでしょうか?」



Psis「……」

ネプギア「変身したわたしがいる……まさかとは思うけど、この人が静岡県知事……?」





ネプテューヌ「ねぇネプギアー……あれ? ネプギア?」



ネプギア「あれ……そう言えばお姉ちゃんは……どこ?」

ノワール「なんで殺したの……?」

ネプテューヌ「!? ノワール!」

ノワール「RPGに出てくるその辺のモンスターとでも思ったの……?」

ネプテューヌ「ノワール……何言ってるの?」

ブラン「いつもそう。始まりは、何も考えてない、脳天気なあなた……」

ネプテューヌ「ブラン……?」

ブラン「闇のディスクから生まれた悪の権化、それがモンスター。ちょっと変わったモンスター
だと思って、お気楽に殺したんでしょ……?」

ベール「それがわたくしたちを……国民を……街も……国も……ゲイムギョウ界を……滅ぼす引き金になった……
アーケーダーズなんていっちょ前な組織を組んで、いつも通り明るく楽しく悪者を殺す……」

ネプテューヌ「ベール……」

ユニ「アンタだったんだ……あんな楽しそうにペンゴを殺したのは」

ネプギア「ユニちゃん……!?」

ラム「それが戦争を起こしたのよ……あんたの軽はずみな虐殺で」

ロム「ついて行かなきゃよかった……ついて行った、わたしがばかだった」

ネプギア「ラムちゃん……ロムちゃん……?」

ノワール「私たちは大いなる存在の逆鱗に触れたのよ……あなたのせいで」

ブラン「ハード戦争も、神界であなたがマジェコンヌの甘言にだまされ、軽はずみに私たちに斬りかかって始まった……」

ベール「この争いも、わたくしたちの終わりも、みんなあなたが引き金になった」

ノワール「観測所のことに拘って……私怨でペンゴを殺した。八つ当たりのように。身勝手に、命を奪った」

ネプテューヌ「そんなこと……そんなことない!」

ユニ「アタシはアンタを尊敬してた……人々に優しさを与えて、勇敢で、仲間の痛みを誰よりも分かってくれた……
なのに……そんなアンタが罪のない命を平気で殺した……アタシの尊敬を踏みにじった」

ネプギア「違う……違うっ!」

ラム「あんたは観測所を襲ったのがペンゴ達だって決めつけて、憎しみで、犯罪神の時と同じように
せんそー起こさせて、それどころかそれをわたしたちにまでやらせた……」

ロム「最低……あなたは女神なんかじゃない……モンスターだ!」

ネプギア「待って……待って!」

エスーシャ「それを狩るのが私たちの使命だ……」

シーシャ「自分の偽善のために多くの人間を巻き込んで、今ゲイムギョウ界滅亡のスイッチを押した……」

ビーシャ「お金では払えない、何千何万の命が悲鳴を上げて、苦しんで、あなたたちを恨んで死んでいくの……」

ケーシャ「作戦は失敗した……いや、そもそもあなたたちに同調して作戦なんて立てるべきじゃなかった……」

RED「キミなんてもうヨメでも何でもない……ただのクズだよ」

アイエフ「あんたと出会ったことが何よりも不幸だった……死ぬなら恨んで死んでやるわ」

コンパ「空から落ちてきたとき、助けなきゃよかったです……それがこんなことになるなんて……」

日本一「アタシは一番身近な悪に気づかなかった……アンタたちという邪悪に……気づけなかった自分が許せない」

ファルコム「一番最初に出会ったとき、キミたちを葬るべきだったよ」

サイバー「みんな滅びる……あなたたちにとってのお遊びのせいで」

ガスト「少しでも女神に投資した自分を殴ってやりたいですの……こんなバッドエンドを
二人のお遊びで迎えるんですから」

ブロッコリー「お前らに女神を名乗る資格はないにゅ……新しい犯罪神にゅ」

マーベラス「世界の平和のために役に立てると思ったのになぁ……二人に利用されていただけだなんて」

鉄拳「わたしたちの痛みが分かる? 分からないよね……血も涙もなくゲーム感覚で人を殺したんだもん」

プルルート「楽しかっただろうねぇ~、何にも知らないぴゅあぴゅあな子をいたぶってぐちゃぐちゃにするのは」

ピーシェ「さびてきえちゃえ……」

女神レイ「あんた達に愛と平和を語る資格はない……」

ケイブ「あなたたちに伝えるんじゃなかった……最悪の結果を、それ以下の結果を生み出してしまった……」

5pb.「二人とも、不幸をばらまくしか出来ないんですか? どうしてそんなんでこの世にいるんですか?
許せない……あなたたちを許せない」

MAGES.「貴様らがモンスターだったらどれほどよかったか……慈悲もなく殺せたというのに」

うずめ「お前らがいなきゃ、ゲイムギョウ界も少しはマシになってただろうよ」

セガミ「馬鹿な自分を呪いなよ。誰も許してなんてあげないんだから」

ドリームキャスト「あなた達みたいなバグが、いること自体が異常なんです」

セガサターン「善人の仮面をかぶって破壊することの残酷さを知らないんだわ」

メガドライブ「こんな奴らに手を差し伸べる価値はない……」

ゲームギア「……死ぬだけじゃ罪はあがなえない。もがき苦しんで」

ネプテューヌ「みんな……やめてよ……」

ネプギア「わたしたち……わたしたちは……! みんなの平和のために!」






PH「私が愚かだった……」

ネプテューヌ「……」

PH「私が怒りに駆られて未確認生物を駆除したりしなければ……世界は滅ばなかった」



Psis「取り返しのつかないことをしてしまった……モンスターを倒すのが正義と信じてた……
困ってる人を助けるのが嬉しかった……誰かのため……そう言い聞かせれば頑張れた……
全て自己満足だったのに、その真実にも蓋をして!」

ネプギア「……」

   ガシッ

ネプテューヌ「うぐっ!?」

ネプギア「がっ……っく!」

PH「なんで私が女神なの……?」

Psis「どうしてわたしなんかが、人々の期待を背負って偉そうに前に立ってるの……」

PH・Psis「「私はただ……ただ……正しいことをして罪から逃げてるだけなのに!!」」

   メキメキメキッ ズゾゾゾゾゾゾッ……

静岡県知事・ボスメアリー「ウオォォオォォォオオッ!」

ネプテューヌ「うあっ……がッ……くあっ!」

ネプギア「うぅ……っく! ぐあ……っ」

ボスメアリー「自分がしてきたことを、何でも正しいと、疑いもしなかった!」

ネプテューヌ「ぐあぁ……っくぅっ!」

ネプギア「あっ……うっ……あぁ……」

ボスメアリー「女神は正義だ! 刃向かうものは悪だ! そう切り捨てて! 思考停止していた!」

   ボオオォォォッ

ネプテューヌ「うあ……あああぁぁぁぁっ!?」

ネプギア「うっ!? ああああああぁぁっ!!」

ボスメアリー「人々はあなたたちのヒーローごっこに、ひれ伏せ、思考を奪われ、礼賛させられた!」

ネプテューヌ「うあああぁぁ……うぅ」

ネプギア「く、ああぁぁぁ……あぁああ!」

   ガシッ

ネプテューヌ「そうだった……ずっと見て見ぬふりをしてた……仲間を傷つけられて、周りが見えなくなって……」

ネプギア「わたしたちは……罪のない人々を虐殺してることに……気づきながら蓋をしていた!」

ネプテューヌ「ずっと……ずっとそうやって逃げてきた……自分の罪に、自分の醜さに」

ネプギア「心が弱いわたしたちのことを……ずっと誰かに罰してほしかった……ちがう……
ただ……ただこんな酷いわたしでも、存在していいよって許しがほしかった……!」

ネプテューヌ「でも……今分かった……全部存在していいんだ……誰に否定されようと、誰に非難されようと……
なぜなら……それでも私を信じてついてきてくれた人がいるから!」

ネプギア「こんなわたしでも……力を託してくれる人がいるから!」

ねぷ姉妹「「だから……っ!」」

   ブワアッ

うずめ「ねぷっち! ぎあっち!」

セガミ「急に消えたかと思ったらこんな所に!」

ケーシャ「今助けます!」

ネプギア「手を出しちゃ駄目っ!!」

ケーシャ「!?」

ネプテューヌ「これ以上……彼らを傷つけちゃ駄目なんだ……っ! 侵略なんかじゃない。
ただのすれ違いだったんだよ……っ。そんな彼らを……悪い子呼ばわりして、フルボッコに
していいわけがない!」

ネプギア「これは……わたしたちが背負わなきゃいけない罪なんです……本当に果たすべき
責任なんです! 二人は……復活の……儀式を……っ!」

うずめ「……わかった」

うずめ「シェアリングフィールド、展開!」

セガミ「基本ソース、開くよ!」

   バアアァァァッ

うずめ「『ペンゲ』、『モーターコミックグランプリ』、『魔我札-magarei-』、『Pycotan2』、
『Bird Runnner』、『Manpuku Fight』、『Shivilator』……思い出してきたぜ!」

セガミ「妄想が具現化して、基本ソースにくっついた。一つ一つのゲームをよく思い出して!」

うずめ「『ペンゲ』は氷を突き飛ばして敵を潰すゲームだったな……『モーターコミック
グランプリ』は顔のついた車がうねうねしながらレースする……」

セガミ「さて、こっちも実体化の準備にかかりますか! セガを作りし者よ! 我が名の
下に、新たな生をここに示せ!」





   パアアァァッ

セガペンゴ「」

MODEL1「」

NAOMI「」

システム16「」

システム18「」

セガフードファイト「」

システム32「」

ボスメアリー「……」シュルル……

ネプテューヌ「うあっ!」ドサッ

ネプギア「くっ!」ドサッ

うずめ「大丈夫か二人とも!」

ネプテューヌ「うん……」

セガミ「全く大通りであたし達を無視して階段で急に消えたんだもん。びっくりしたよ」

ボスメアリー「……」

ネプギア「こんなことをしても……あなたの仲間を殺したことには変わりありません……
罪滅ぼしになんてならないかもしれない」

ネプテューヌ「でも……これだけは言わせて……」



ネプテューヌ「傷つけて……奪って……ごめんなさい」





ボスメアリー「……」

   スウゥッ

セガミ「消えた……よみがえらせた子達と一緒に……」

   シュウウウゥゥゥッ

ネプテューヌ「ただの寂れたホテルに戻った……?」

   バンッ!

ネプテューヌ「ねぷぅっ!? いちいち心臓に悪い! 今度は何!?」

うずめ「追っ手か!?」

???「困った未確認生物だな……心の闇をついてくるとは。おかげで渡すのが大分遅れた」

ネプテューヌ「あなたは!?」

○プラネテューヌ・戦場

女神マルオ「ぬあああぁぁっ!!」

   ガシィンッ!

ノワール「うああっ!!」

ベール「ノワール!」

女神マルオ「おっとつい0.5%も力を出してしまった」

MAGES.「手応えも、隙もない」

ドリームキャスト「私の名実共に最強の技も、誰にも効きません!」

ゲームギア「相手は退屈そう……」

ユニ「せめてシェアが回復すれば……」

親玉「犠牲者の生命反応と遺伝情報を確認した」

全員「!?」

親玉「罪はあがなわれた。2柱の女神によって。この文明に送り込まれた調査隊は、確かによみがえった。
よって、この文明の殺戮を、取りやめとする」



デンゲキコ「皆さん! 速報です! 未確認生物の蘇生に成功! 女神様達、アーケーダーズです!
アーケーダーズが、未確認生物との和解を成立させました!」

ファミ通「4国の、いえ、あらゆる次元の女神様が結集して、悪の権化、スーパーマルオを倒そうとしています!
戦える人達はどうか、彼女たちに支援を、戦えない人達も、彼女たちにシェアを!」

デンゲキコ「それでは皆さん、私たちも駆けつけますので! これにて失礼! ビリリリリリリッ!」ダダダダダダッ

ファミ通「最後の仕事だよーっ!」ダダダダダッ

ネプテューヌ「みんなぁーっ!」

ビーシャ「遅いねぷねぷ! ぐぁっ!? 罰金2000クレジットおほぉっ!?」

うずめ「ボロボロだなみんな!」

ブラン「たいしたことねぇって!」ガシィンッ

セガミ「かなりピンチっぽいけど!?」

セガサターン「まだ余裕よ!」

メガドライブ「いや嘘だ。黄金の加護を受けてる私たち以外、触れられただけでアウトだ」

女神マルオ「その通り……いまこの戦場はこのスーパーマルオのゲーム世界だ。だがあまりに退屈で仕方がなく
軍のほとんどがお飾りになっている……」

ネプギア「その状況ももう終わりです!」

   ドドドドドドドドドドド

5pb.「何の音?」

ガスト「あれですの!」

ARCADERSモブ戦闘部隊「うおおおおおぉぉぉっ!」

モブ女神軍隊「女神に力をおおぉぉっ!」

モブギルドクエスターズ「おおおおおぉぉぉっ!」

ファミ通「みんな! 伝説に乗りに来たよ!」

デンゲキコ「不肖デンゲキコ! 女神ファンとしてゲイムギョウ界の人間として! この戦いを
取材もとい参加させていただきます!」

ケイブ「私も今から戦うわ。仲間として」

DCD「増援……?」

ゲームギア「かも……だけど」

全増援部隊「ズラッ」

女神マルオ「んー……どいつもこいつも女だらけじゃないか……よくもまぁ見くびってくれる。気にはしないが」

クロム「遅くなった。フィリンもお前達のことを祈っている」

ネプテューヌ「クロム!」

???「ノワール、ブラン、ベール、そしてその妹たちよ。まだ立てるか?」

ノワール「あなたは、マジェコンヌ!?」

ブラン「どうしてここに?」

マジェコンヌ(改心後)「切り札を持ってきた」

プルルート「えぇー!? マジェコンヌ~!? あのおばさんと似ても似つかないよぉ~!」

マジェコンヌ「おばさん言うな! 憑き物が落ちただけだ」

ユリーナ「切り札って……私のちっぽけな黄金のかけらじゃ、あんな大群まかないきれないわよ!」

セガサターン「せいぜい的が増えただけじゃない!」

マジェコンヌ「いや、それだけじゃない」

   ザザッ ザーーーーッ!

ブロッコリー「久しぶりのラジオノイズにゅ!」

RED「何か来るよ!」

   グオオォォォッ!

ボスメアリー「グオオオォォォッ!」

ネプギア「県知事さん!?」

   ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンッ!

ネプテューヌ「なに!? 大勢の犬の鳴き声がする!?」

サイバー「! 向こうから犬の大群がやってくる!」

犬の大群「ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンッ!」

犬の大群「ズワンッ!」

ブラン「スーパーマルオにおける唯一の敵キャラクター。天敵の、犬だ!」

ケーシャ「『SILENT HILL 2 最後の詩』にはいぬエンディングがある。でも増援部隊と同じくらい大量に!?」

ネプテューヌ「オマエノシワザダタノカ!」

女神マルオ「あぁこれでようやくゲームが成立する……あまり退屈させるなよ、女神共」

マジェコンヌ「お前達、もうシェアは十分回復しているな?」

   パァァッ

ネプテューヌ「感じるよ……みんなの声が!」

ユリーナ「それじゃあ……残りの5人……と、念のためデンゲキコさんとか言う人とクロムさん、
マジェコンヌとあと誰かわかんないけど波に乗りに来た人一名に、黄金の加護を!」

   パアァァァッ

ネプテューヌ「さぁいくよみんな!」

8女神・4候補生「私色に染め上げろ! ハード!!」

BGM:ウルトラマンR/B - 戦い 優勢
https://youtu.be/pW5hxIAaTro

8女神・4候補生「セレクト! シェアクリスタル!」

ネプテューヌ「纏うは光! 紫黒の太陽!」

ネプギア「纏うは光! 紫色の月光!」

プルルート「まとうはひかり~、閃光のいなずま~」

うずめ「纏うは光! 朱色の空!」

ノワール「纏うは火! 漆黒の炎!」

ユニ「纏うは弾! 幻惑の弾丸!」

ブラン「纏うは水! 生命の冷気!」

ロム「纏うは夢! 無限の想像!」

ラム「纏うは夢! 輝きの希望!」

ベール「纏うは風! 自然の疾風!」

ピーシェ「まとうはひかり! せんれつのせんこう!」

セガミ「纏うはセガ! 真剣な遊戯!」

8女神・4候補生「女神……転生!」

   グンッ グンッ! グンッ!!

『パープルハート・ネプテューヌ!』

『パープルシスター・ネプギア!』

『アイリスハート・プルルート!』

『オレンジハート・うずめ!』

『ブラックハート・ノワール!』

『ブラックシスター・ユニ!』

『ホワイトハート・ブラン!』

『ホワイトシスター・ロム!』

『ホワイトシスター・ラム!』

『グリーンハート・ベール!』

『イエローハート・ピーシェ!』

『セガハート・セガミ!』

女神達「はああぁっ!」

『ゴールドサァド、パワーアップ!』

ゴールドサァド達「行くぞ! ゴールド・サアアァァァドッ!!」

   グンッ グンッ! グンッ!!

ゴールドサァド達「はぁっ!」

ユリーナ「DCD! 私たちも覚醒モード使うよ!」

DCD「えぇ」

デンゲキコ・ファミ通「「自社提供強化ユニット、起動!」」

『覚醒せよ! ユリーナ!』

『覚醒せよ! DCD!』

ユリーナ・DCD・デンゲキコ・ファミ通「はぁっ!!」

PH「……」ザッ

Psis「……」ザッ

BH「……」ザッ

Bsis「……」ザッ

WH「……」ザッ

Wrom「……」ザッ

Wram「……」ザッ

GH「……」ザッ

IH「……」ザッ

イエローハート(以下、YH)「……」ザッ

オレンジハート(以下、OH)「……」ザッ

女神セガミ「……」ザッ

女神レイ「……」ザッ

アイエフ「……」ザッ

コンパ「……」ザッ

RED「……」ザッ

日本一「……」ザッ

サイバー「……」ザッ

ガスト「……」ザッ

ブロッコリー「……」ザッ

ファルコム「……」ザッ

マーベラス「……」ザッ

鉄拳「……」ザッ

5pb.「……」ザッ

MAGES.「……」ザッ

ケイブ「……」ザッ

ビーシャ「……」ザッ

シーシャ「……」ザッ

エスーシャ「……」ザッ

ケーシャ「……」ザッ

デンゲキコ「……」ザッ

ファミ通「……」ザッ

ユリーナ「……」ザッ

DCD「……」ザッ

ドリームキャスト「……」ザッ

セガサターン「……」ザッ

メガドライブ「……」ザッ

ゲームギア「……」ザッ

クロム「……」ザッ

マジェコンヌ「……」ザッ

増援全体「……」ジャキッ

いぬ「……わんっ!」

PH「アーケーダーズ!! ……アッセンブル!」

ARCADERS「ノーコンテニューで、クリアしてやる!!」

   ワアアアアアアアアアアアアアァァァァッ!! ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンッ!!

女神マルオ「エンドマークを打つのはお前達じゃない……私だああぁぁぁっ!!」

マルオ軍「おおおおぉぉぉぉっ!!」

いぬ達「ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンッ!!」

   ヌオオヤメロオオオオォォォォッ! ジュンシンナココロニナッテイクウウゥゥゥッ!

ドリームキャスト「犬とマルオ兵がじゃれ合ってます! ずるいです! 私も犬をかわいがりたいです!」

メガドライブ「犬とじゃれ合った末に仲良くなって、どこか別の場所へ行き始めたぞ!」

クロム「あれがいぬの力か……」

女神マルオ「そんな現象はなかったはずだが……遺伝プログラムを書き換えたか……? まぁいい」

   ゴゴゴゴゴゴゴッ

女神マルオ「失せろ」

PH「ビクトリースラッシュ!」

女神マルオ「……チッ」

PH「ペットセラピーの邪魔はさせない!」

女神マルオ「そんなに遊びたいか……いいだろう。満足するまで付き合ってやる……出力1%!」ユラァ

PH「姿が揺らめき始めた!?」

ゲームギア「……ピンポイントブロウ」

   ギュギュギュギュンッ!

ゲームギア「……バリアか」

セガサターン「バリアって今、あいつをすり抜けたり、空間がモロにゆがんだりしたわよ!?」

WH「バリアくらいなんだ! ハードクラッシュを受けてみろ!!」

BH「インフィニットスラッシュ!」

GH「スパイラルブレイク!」

YH「カルネージファング!!」

Psis「アイエフさん、私を踏み台にマルオの所まで!」

アイエフ「了解! アポカリプス・ノヴァ!」ダンッ

Bsis「ファルコムさん!」

ファルコム「OK! ソルブレイカー!」ダンッ

OH「必殺ぅ! 烈破夢双絶掌ぉ! ついでにぃー! メガホンシャウトいかがっすかー! ほにゃあああああ!!」

女神セガミ「セガミンブレイク!!」

PH「上から行くわ! 32式エクスブレイド!」

女神マルオ「ふんっ!」

Wram「だったらワンちゃんを!」

Wrom「つれて行くよ!」

女神マルオ「今更そんなもの……」

Wrom ram「「それっ!」」

女神マルオ「……」

いぬ「」マルオノクビマワリヲクルクル

女神マルオ「ふんっ!」

いぬ「きゃいんっ!?」

Wrom ram「「きゃあああっ!?」」

WH「ロム! ラム!」

Wrom「大丈夫……ワンちゃんは無事……!」

Bsis「みんな、あいつに逆補正魔法を!」

Wram「エターナルフォースブリザード!」

アイエフ「ラ・デルフェス!」

5pb.「ここからは、ボクのステージだよ! 5pb.オンステージ!」

ケイブ「パラダイス!」

シーシャ「ピヨピヨーリ!」

エスーシャ「チャンサーエ!」

セガサターン「防御無効!」

増援全体「その加護を打ち落とせ!」

マーベラス「よし今だ! みんな私の背中に! 秘伝忍法乱れ咲き!」カガクニンンポウキョダイヒノトリー

ゲームギア「熱そう……」

ファミ通「焼け焦げそうだなぁ」

サイバー「でも乗るしかない!」

マーベラス「飛ぶよっ!」

   ドシュウッ!

マーベラス「さあお見舞いしてあげて! みんなの技!」

RED「R・E・D! 燃えちゃえー!」

日本一「絶対ヒーロー乱舞!!」

ガスト「がすとくん絵描き歌ですの!」

ブロッコリー「目からビィィィィームッ!」

サイバー「究極奥義! 暗黒双牙滅魂撃!!」

鉄拳「必中! 10連コンボ! 風神拳!」

MAGES.「神をも冒涜せし禁断の理論……」

デンゲキコ「黒焦げになるがいい! 超次元電撃砲!!」

ファミ通「ハサミは使いよう!! ちょっと大きすぎるかなぁ?」

ビーシャ「ビーシャキーーーック!!」

ケーシャ「目標捕捉! フルウエポンアタック!」

シーシャ「オーバーチャージ・シーバスター!!」

エスーシャ「超究極、武神破斬!」

マーベラス「飛ぶよっ!」

   ドシュウッ!

マーベラス「さあお見舞いしてあげて! みんなの技!」

RED「R・E・D! 燃えちゃえー!」

日本一「絶対ヒーロー乱舞!!」

ガスト「がすとくん絵描き歌ですの!」

ブロッコリー「目からビィィィィームッ!」

サイバー「究極奥義! 暗黒双牙滅魂撃!!」

鉄拳「必中! 10連コンボ! 風神拳!」

MAGES.「神をも冒涜せし禁断の理論……」

デンゲキコ「黒焦げになるがいい! 超次元電撃砲!!」

ファミ通「ハサミは使いよう!! ちょっと大きすぎるかなぁ?」

ビーシャ「ビーシャキーーーック!!」

ケーシャ「目標捕捉! フルウエポンアタック!」

シーシャ「オーバーチャージ・シーバスター!!」

エスーシャ「超究極、武神破斬!」

ドリームキャスト「最強必殺・ドリームブレイド!!」

セガサターン「サターン・ノヴァ!!」

メガドライブ「ゴールド、ナンバー!!」

ゲームギア「レインボウビジョン」

ユリーナ「キボウノヒカリ!!」

DCD「キエルセカイ……」

クロム「くらええっ!!」

増援全体「なだれ込めー! 仲間を登ってヤツの高さまで追いつけー!」

   グンンッ!?

マーベラス「うわああっ!?」

全員「ぐあああぁぁっ!?」

   バラバラッ ドサッ!!

デンゲキコ「今何か、曲がりましたよ!?」

エスーシャ「空間ごと、私たちが曲げられたんだ」

シーシャ「さっきからどうなってるのよアレ!?」

ドリームキャスト「物理の法則が乱れるどころじゃありません!」

女神マルオ「たったの1%の力でこの体たらく。2%にしたらどうなると思う……?」

アイエフ「言ったとおりに遊ばれてるわ……!」

女神マルオ「2%で未来を見通し目に見えるオブジェクトのログデータを参照し時間も
操れるだろう。3%でお前達の5感は封じられCPU以外働かなくなる。4%でお前達の
感情は全て怒りに変換され狂い暴れ回り周囲の景色は原形を保つことが出来なくなるだろう。だがまだ今はしない……
それまであがき、苦しみ、私に支配される未来以外ないことを、身をもって知るがいい」

WH「チートの巨大マーケットかよ……っ! その果てにお前のプログラムは実行されるのか!?」

女神マルオ「そうとも……今まで私をルウィーの配管工兄弟のパクりだなり損ないだとさげすみ、
存在を否定され母なるユーザーとのつながりを断ち切られた苦痛、絶望、全てを味わわせてやる」

ケイブ「グワッシャ! 隙を見せたわね、ブラックレーベル!」

   ドドドドドドドドドドドドドドッ!!

OH「待って!! 今そんな弾幕まずいよ!!」

女神マルオ「学習しない奴らだ……」

   グウゥンッ!!

   ズドドドドドドドドドドドオオオンッ!

全員「うわあああぁぁぁっ!!」

ケイブ「しまった……全部味方に返された……!」

OH「もうそれ禁止ー!!」

女神レイ「役立たずな連中ね」

IH「今まで手を出さずにいたアナタが言うのぉ? 怖がって手を出せなかったじゃなくてぇ?」

女神レイ「それはアンタも一緒じゃない。黒い塊の残骸が残ってる私たちなら、アイツと張り合えるわ」ビュンッ

IH「せっかちねぇ……」ビュンッ

OH「うずめも行くよーっ!」ビュンッ

PH「即席だけど、コンビネーションスキルを使いましょう!」ビュンッ

OH「はあああぁぁっ! 重破壊音波!!」

女神マルオ「ぬんっ!」

OH「うわあっ! まだまだ!」

女神レイ「てやぁっ!!」

女神マルオ「ぬぅ……」

女神レイ「やっぱり黒い塊を持ってる私の攻撃は通るみたいね!」

IH「ならアタシのも……たぁっぷり味わわせてあげる!」

女神マルオ「っく……調子に乗るなよ、ふんっ!」

女神レイ「ぐあぁっ!?」

IH「ああんっ!?」

OH「ふにゃあっ!?」

BGM:ウルトラマンビクトリーのうた
https://youtu.be/YXqXoHfbG5k

 アイリスハート。友達が大好きでほわほわな女神プルルートが変身した姿。
プラネテューヌの女神にはよくあることだが、変身前と打って変わり、他者を圧し、
支配する事を得意とする。しかし、正義の心を忘れてはおらず、仲間を振り回しがちな
彼女にはそこが唯一の救いである。

PH「ぷるるん、うずめ! ヤツを囲んでコンビネーションスキルを試しましょう!」

IH「何かは知らないけど、了解♪」

OH「うずめのビッグバンは! もう止められないよぉっ!」

PH「コンビネーションスキル! 進化の歴史!!」

女神マルオ「ほう……時間を操りに来たか……だが……1.3%!」

   パリィンッ!

PH「破られた!?」

OH「なんの! 必殺・烈破夢双絶掌!」

女神マルオ「少しは学習しろ」

OH「うわあぁっ!?」

PH「うずめ!」

 オレンジハート。かっこいいを追求して男勝りになったうずめの乙女な本性が現れた姿である。
メガホン音撃と打撃技を駆使する、野獣のようなスタイルはそのままだが、彼女の最大の
能力は、妄想による事物のリプログラミングや、妄想で自分に有利な亜空間を作る
シェアリングフィールドを生み出す能力で、どんな巨大な相手でも立ち向かうことが出来る。

YH「このぉーっ!」

PH「ピー子! 無策で突っ込んだら駄目!!」

 イエローハート。とにかく普段はパワーだけは有り余るピーシェが身体的に大きく成長して
変身した姿。縦横無尽なクローによる斬撃は、純粋なパワーで女神中トップを誇る。
加えてスピードも高く、野性的な本能で戦うワイルドな戦士である。ネプテューヌが親代わり
で大好きであり、ねぷてぬときちんと名前をいえていない。

YH「くうっ!!」

PH「みんな!! ぷるるんとレイ、うずめとピー子にありったけの上昇補正を!」

増援全体「はいっ!!」

日本一「がんばれーっ!!」

ガスト「ふぁいとですのっ!」

PH「私からも、主人公補正をあげるわ」

IH「あらぁ。ありがとねぷちゃん」

女神レイ「覚悟しなさい。私をコケにした罪は重いわよ!!」

   ピーーッ

Psis「……みなさん、聞いてください。この放送は皆さん全ての回線に流しています」

Psis「今から最後の作戦を通達します」

コンパ「まだ勝つチャンスがあるんですか!?」

Psis「これがマルオに対する、唯一で最後の攻撃です。これを外したら、もう後はありません」

ドリームキャスト「でも彼は! 鉄壁の防御を張っています!」

セガサターン「おまけにたった1%なのに攻撃の正体もつかめない。そんな状況でどうやって!?」

Psis「たとえシェアに頼らなくても、女神というならある弱点があります」

○回想・レイクビューホテル

ネプテューヌ「……なにこれ?」

うずめ「黒いシェアクリスタル?」

マジェコンヌ「アンチクリスタル……別次元の私が、密かに研究してきたものを借りてきた。
これは、シェアがあろうとなかろうと、女神の力全てを葬るアンチエナジーの塊で、
女神共通の弱点だ」

セガミ「それさえあれば、倒せるの!?」

マジェコンヌ「間違いなく。だが、これをヤツに打ち込むには、使う者も命をかける必要がある。
なにせ、これを砕き自分もアンチエナジーに感染した状態で相手に触れる必要があるからだ」

ネプテューヌ「だったら私の出番だね!」

ネプギア「お、お姉ちゃん!?」

ネプテューヌ「アンチの数なら、へっぽこ女神の私の方が多いもん! それだけ強力になるはずだよ!」

ネプギア「そんな……嫌だよお姉ちゃん」

ネプテューヌ「こればっかりは主人公の私の勤めだよ! 最後は私が決めなきゃ!」

マジェコンヌ「ならば、使うときにはありったけのシェアエナジーを、皆の力と技と武器ごと
自分の背に投げて、吸収させてもらえ。それがお前の命を守る唯一の方法だ」

ネプテューヌ「わかった!」

○現在・戦場

MAGES.「我々の最大奥義と共に、女神に武器を投げるのか……ダイナミックな職務放棄だな」

Psis「それがシェアエネルギーに変換されて、アンチエナジーから守ってくれるはずです。それと……」




PH「ぷるるん、レイ! 隙をどうにかして作って!」

IH「ん、了解。代わりにまたイイことしましょ♪」

女神レイ「命令なんていい度胸ね。乗ってあげるわ!!」

   ガッシイイィンッ!!

女神レイ「ほら今よ!!」

PH「今こそこれを……はああっ!!」

   ガシイィンッ!

PH「!? まともに受け止めた!?」

女神マルオ「妙な未来が見えた……お前、これはなんだ? 戦局を覆すものだな?」

PH「……なに!?」

女神マルオ「大人しくそれをわたせぇ!!」

PH「きゃああっ!!」

女神マルオ「なんだこのクリスタルは……? まがまがしいな」

Psis「お姉ちゃん!」

YH「ねぷてぬ!!」

OH「ねぷっち!!」

アイエフ「アンチクリスタル……そんな……奪われるなんて!」

女神マルオ「ほう……これは女神を死に至らせることが出来るのか……なるほど」

PH「返せぇ!!」

女神マルオ「動くな!! 動けばこのクリスタルの力を発動させ、ここにいる女神を死滅させる」

PH「っく……」

コンパ「それを使えば、あなたまで消えちゃうですっ!」

女神マルオ「いいや……? 私は安全な方法を思いついた。お前達に投げて砕いた瞬間に
別次元に逃げればいい」

PH「どこまでも卑怯者め……!」

女神マルオ「全ては私のプログラムのため……お前達女神をピーー出来ないのは残念だが、
邪魔なら排除すればいい。そして別次元で私のプログラムを達成する。子孫を再び増やしながら」

Psis(ここまでは……予定通り)

Psis「みなさん、準備をしてください」

ユリーナ「なっ!? たった今クリスタル奪われたじゃない!?」

マジェコンヌ「ここからが本番だ。準備をしろ」

DCD「まだ考えがあるの……?」

Psis「はい。皆さん、準備を!」

増援全体「は、はいっ!」

RED「思いを込めるよ!」ポオオッ

日本一「正義の心を!」ポオオッ

ガスト「……」ポオオッ

サイバー「……」ポオオッ

ファルコム「……」ポオオッ

マーベラス「……」ポオオッ

鉄拳「……」ポオオッ

5pb.「……」ポオオッ

MAGES.「……」ポオオッ

ビーシャ「……」ポオオッ

ケーシャ「……」ポオオッ

シーシャ「……」ポオオッ

エスーシャ「……」ポオオッ

ユリーナ「あぁもうっ……」ポオオッ

DCD「……」ポオオッ

デンゲキコ「……」ボオオッ

ファミ通「……」ボオオッ

クロム「……」ポオオッ

女神セガミ「……」ポオオッ

マジェコンヌ「……」ポオオッ

BH「……」ポオオッ

Bsis「……」ポオオッ

WH「……」ポオオッ

Wrom「……」ポオオッ

Wram「……」ポオオッ

GH「……」ポオオッ

増援全体「……」ポオオッ

女神マルオ「動くなと言ったのが分からないか? 妙なまねをしたらこれを爆発させて
女神がいなくなるんだぞ?」

ARCADERS「……」ポオオッ

女神マルオ「わからないようだな……ならば……」

   ブンッ

女神マルオ「これで……エンドマークだぁっ!!」

Psis(今だ!!)

今日はここまで。

やあ。
>>158
>>159の間にこれを入れ忘れていたよ。


   グワァ

WH「ぐああっ!? なんだっ!?」

OH「ふにゃあぁー!? うずめの身体がぁ~ゆっくりにぃ~!?」

ファルコム「自由に……動けない!」

YH「何これ……っ!?」

   ドスンッ!!

GH「ぐはぁっ!?」

女神セガミ「うああっ!?」

アイエフ「ぬうぅっ!?」

Psis「皆さん!!」

PH「何が起こったの!?」

BH「わからない……いつの間にかこっちがダメージを……!」

○回想・レイクビューホテル

ネプギア「……」

マジェコンヌ「姉がそんなに大事か?」

ネプギア「はい……お姉ちゃんがいなくなるなんて考えると……わたしは……」

   ギュッ

ネプギア「え……? これは……」

マジェコンヌ「ネプテューヌの妹よ……これが本物だ……ネプテューヌに手渡したものが
もし盗まれた時用にな
シェアエナジーに引き寄せられる方が本物だ。アンチエナジーは、シェアエナジーを
食らうために引き寄せられる」ボソッ

ネプギア「……」

マジェコンヌ「強制はしない……だが覚悟があるなら、お前が姉を守ってやれ」

○現在・戦場

Psis「ふっ!」フワァッ

マジェコンヌ「皆の者! 構えろ!!」

   ジャキッ

Psis(これで終わる……)

女神マルオ「なおも私に近づいてくるか……ならば食らえ!! そしてさらばだ! 女神共よ!!」ポイッ

Psis(それは偽物! 投げて壊しても何も起こらない! 今わたしが……)

PH「……」

Psis(全てを終わらせ――)

PH「」スッ

Psis(!?)

アイエフ「なっ!?」

コンパ「どういうことです!?」

Psis「そんな……そんなはずは!」

○回想・レイクビューホテル

ネプテューヌ「ネプギアー、マザコングと何話してたの?」

ネプギア「万が一のための保険……かな?」

ネプテューヌ「えぇーそういうのは直接教えて欲しかったなぁー」

ネプギア「わたしに伝えたかったみたい……きゃあぁっ!?」

ネプテューヌ「おぉ、もちもち」

ネプギア「お姉ちゃん!! なんで急にお尻触ったの! セクハラだよ!!」

ネプテューヌ「いやぁー胸の他にもここも成長するのかなーって思って」

ネプギア「もぉー……」

マジェコンヌ「……?」

ネプテューヌ「」ピース

マジェコンヌ「ネプテューヌ……お前……!」

○現在・戦場

   ガサゴソ

Psis「ない……クリスタルがない!!」

PH「」テニアンチクリスタル

Psis「目の前の……お姉ちゃんがどうして持ってるの!?」

PH「ノワール、ブラン、ベール! 最後の一撃よ。ネクストフォームで決めるわ!!」

BH「……っ!」

WH「……」

GH「……!」

PH「みんな!!」

BH「……っ!!」

4女神「融合!」

『シェアクリスタル!』

4女神「アイ・ゴーッ!」

『ゴールドクリスタル!』

4女神「ヒア・ウィー・ゴーッ!」

PH「変えるわ! 運命!」

BH「見せるわ! 衝撃!」

WH「燃やすぜ! 勇気!」

GH「守ります! 希望!」

『ネオ・フュージョンライズ!』

ネクストパープル(以下、NP)「みんな、今から作戦<仕様>を一部変更するわ。
全員私に、自分たちの力と技を武器に込めて投げつけて!!」

女神セガミ「予定が違うよ!! このぽんこつバイク!!」

NP「いいから投げて!! もう時間がない!!」

コンパ「そんな……ねぷねぷが……」

アイエフ「……」フルフル

ネクストブラック(以下、NB)「……っ」フルフル

ネクストホワイト(以下、NW)「……!」フルフル

ネクストグリーン(以下、NG)「……」フルフル

Bsis Wrom ram「「「……っ」」」フルフル

NP「早く!! 私に力を!!」

女神マルオ「見えたぞ……お前の未来、お前がむざむざと自滅する未来がなぁ!!」

NP「未来は変えることが出来る……私は、最後のチャンスを無駄にはしない!!」

アイエフ「……っ!! ネプ子!! 受け取りなさーーい!! アポカリプス・ノヴァ!!」ブンッ

コンパ「……とーはるいぱんこですぅ!!」ブンッ

NB「……ナナメブレード!!」ブンッ

Bsis「……N.G.P!!」ブンッ

NW「……ブラスターコントローラ!!」ブンッ

Wrom ram「ろむちゃんらむちゃん!!」ブンッ

NG「インフィニットスピア!!」ブンッ

IH「サンダーブレードキック!!」ブンッ

YH「カルネージ・ファング!!」ブンッ

OH「必殺・烈破夢双絶掌ぉー!!」ブンッ

女神セガミ「セガミンブレイク!!」ブンッ

女神レイ「タリ・グロリアス!!」ブンッ

RED「R・E・D!!」ブンッ

日本一「最強ヒーロー乱舞!!」ブンッ

サイバー「究極奥義、暗黒双牙滅魂撃!!」ブンッ

ガスト「がすとくん絵描き歌ですの!!」ブンッ

ブロッコリー「目からビームとゲマアタックにゅー!!」ブンッ

ファルコム「月竜剣!!」ブンッ

マーベラス「秘伝忍法・乱れ咲き!! を込めたマベちゃんスラッガー」ブンッ

鉄拳「10連コンボの波動!!」ブンッ

5pb.「5pb.オンステージ」ブンッ

MAGES.「神をも冒涜せし禁断の理論!!」ブンッ

ケイブ「最終鬼畜スラッシュ!!」ザッ

ビーシャ「超黄金戦士バソダヌ!!」ブンッ

シーシャ「オーバーチャージシーバスター!!」ブンッ

エスーシャ「超究極、武神破斬!!」ブンッ

ケーシャ「ハイパワーバレット!!」ブンッ

デンゲキコ「金髪雷眼の書き手!!」ブンッ

ファミ通「ラジカルライド!! ライドしてないけど!」ブンッ

ユリーナ「キボウノヒカリ!!」ブンッ

DCD「キエルセカイ……!」ブンッ

ドリームキャスト「必殺・ドリームブレイド!!」ブンッ

セガサターン「サターン・ノヴァ!!」ブンッ

メガドライブ「ゴールドナンバー!!」ブンッ

ゲームギア「レインボウビジョン」ブンッ

クロム「だああああぁぁぁっ!!」ブンッ

マジェコンヌ「うおおおおおぉっ!!」ブンッ

増援全体「届け!! 女神への思い!!」ブンッ

Psis「……っ」

Psis「……M.P.B.L!!」ブンッ

YH「投げ込まれた武器が……ねぷてぬの翼に集まって、翼がおっきくなってく!!」

ファミ通「全部シェアエネルギーになったんだ……」

女神マルオ「手の内はもう読めている!! これは偽物! 手に持っている本物を私に当てる気だな!?
そうはさせん!」

   グンッ

NP「うあっ!? クリスタルが!!」

女神マルオ「破裂しろぉっ!!」

NP「次元一閃!! これで作った亜空間に二つのクリスタルを放り込めば!! 後から私が突っ込んで感染できる!」

女神マルオ「無駄だっ!」

   シュッ スウッ

デンゲキコ「自ら亜空間にダイブして……!」

女神マルオ「でやあっ!!」バキィッ

NP「ぐぅっ!?」

DCD「自力で次元の裂け目を開いて戻ってきた……!」

女神マルオ「二つともクリスタルは拾ってきたぞぉ!! がほっ!? ごほっ!?」

NP「……」

女神マルオ「こんな時に気管支炎が!?」

NP「今よっ!!」パッ

女神マルオ「学習しろと言ったはずだ! お前の攻撃など空気を相手にしているようなもの!
私にも、クリスタルにも触れることは出来ない!」

NP「……」

女神マルオ「さぁ……これで両手にあるクリスタルを割って……エンドマークだぁっ!!」

NP「次元一閃!!」

女神マルオ「また性懲りもなく、くらええっ!!」

   パリンッ

女神マルオ「……」

NP「……」

アイエフ「……っ、?」

コンパ「……?」

NB「……」

Bsis「……」

NW「……」

Wrom ram「……え?」

NG「……?」

IH「……」

YH「あれ?」

OH「……え?」

女神セガミ「……」

女神レイ「……」

RED「……んん?」

日本一「……ん?」

サイバー「……?」

ガスト「……?」

ブロッコリー「?」

ファルコム「……?」

マーベラス「?」

鉄拳「……え?」

5pb.「……え?」

MAGES.「……」

ケイブ「……」

ビーシャ「……え?」

シーシャ「……」

エスーシャ「……」

ケーシャ「……」

デンゲキコ「……おや?」

ファミ通「……」

ユリーナ「……」

DCD「……」

ドリームキャスト「……あれ?」

セガサターン「……あら?」

メガドライブ「……」

ゲームギア「……」

クロム「……」

マジェコンヌ「……」

増援全体「……?」

Psis「……お姉ちゃんっ」

女神マルオ「……なに? 何も起きない!?」

NP「……」ブキポイッ

女神マルオ「はっ!? ば、馬鹿な……ない!? もう一つのクリスタルが!?」

   パリンッ

NP「ぐうっ!? くううぅぅぅ!! 気管支炎で隙を作ったわね……!」ゾワワワワ

女神マルオ「な……なにィイイイィィーー!?」

女神マルオ「感染した!? あの一瞬の間に本物を奪っただと!? ……馬鹿な!?
私は手を離してはいなかった! あの瞬間、どうやって!?」

NP「……アンチエナジーは……シェアエナジーを食らうために吸い寄せられる……らしいわ」

女神マルオ「なんだと……!?」

NP「……最後の犠牲は……私よ」

女神マルオ「しまっ――」

NP「作った亜空間で……お前に感染させる! うああああぁぁぁっ!!」

女神マルオ「ぬあああぁ――」

Psis「お姉ちゃんっ!!」

   ドゴオオオオッ!!

アイエフ「次元の裂け目に!!」

ユリーナ「あの子自分でマルオごと突っ込んでいったわ!」

NW「あいつ……!!」

   パアアァァッ!

女神セガミ「裂け目から余波っぽいのが出てきた……」

NB「爆発してアンチエナジーが広がるから……」

NG「わざわざ亜空間なんて難儀なマネを……」

……ぁぁぁぁぁあああああ」

NB「裂け目から悲鳴のような声が聞こえる……」

Bsis「この声は……」

   ドサッ ドスッ ゴロゴロッ!

NP「」ドサッ ゴロン

アイエフ「ネプ子ッ!!」

コンパ「裂け目から落ちてきたです!」

Psis「お姉ちゃん!!」

マジェコンヌ「近づくな! 女神だと感染する!」

   ドサッ ドスッ ゴロゴロッ!!

女神マルオ「ぐあああぁぁぁ……あああぁぁぁっ!!」ゴロッ! ゴロ

女神マルオ「何で……どうしてぇっ!? 勝っていた!! 勝っていたじゃないかっ!! なのにっ……うああああぁぁぁっ!!」

Bsis「マルオも感染してる!!」

女神マルオ「キッサマァァッ!! よくも感染させ、ぐあああぁぁぁっ!!」

NP「うううぅぅっ! うあああぁぁぁ……っ、」フラフラ

NB「二人とも……互いのプロセッサユニットが剥がれていく……」

女神マルオ「この腐れ駄女神ィ!! 今すぐピーーしてやるぅっ!! 地をなめろ額にこすりつけ許しを請えぇぇっ!! 出力100――」

   ドクンッ!!

女神マルオ「ぐああアアアあぁアアアああァァアああぁアアあああアアアアッ!!
身体がアアアァァァアアアアアアアアッッ!! 出力ぅぅうう、ゼロおおぉおおっ!!
なぜだあぁぁああっ!! これでもアンチエナジーの進行が止まらないいいぃぃっ!!」

NP「うっぐう……あぐぅ……っ、終わりよ……マルオ……っ」シュウウウ

めがマルオ「終わり……だとぉ……!?」シュウウウ

NP「」シュウウウ

PH「……ゲームオーバーよ」シュウウウ

めマルオ「私に……ゲームオーバーなど……ないっ……ないんだぁ……ない……はず……なのに……」シュウウウ

マルオ「シェアで血を流す争いを繰り広げる女神が……ぐああぁ……アンチエナジーに
すがるとはな……」シュウウウ

PH「……っくぅぅ」シュウウウ

マルオ「いくらお前らが助けても……生命は過ちを繰り返しお前達を見放す……虚しくないのか……?
何のために……ううぅ……ここまでするのだ……?」シュウウウ

PH「確かに……生命は過ちを犯す……私達もそうよ……けど……けどね……
私はやめない……私は守護女神を、ネプテューヌである事をやめない……っ」シュウウウ

PH「誰かに褒められたり……賞賛されたい訳でもない……認めて貰えなくても……!
嫌われてたって構わない……! そんな見返りを求めて守護女神になったんじゃない……
私たちは……みんなが笑顔になれる明日のために戦う……その想いは、誰にも打ち砕けない!
私達がみんなの明日を創る……っ、そのための女神よ……」シュウウウ

PH「これは私も……この先女神の称号を受け継ぐ者の言うことも変わらない……」シュウウウ















PH「我が名はネプテューヌ! 守護女神よ!!」















   バタッ!

Psis「お姉ちゃんっ!! もう……もう喋らないで……っ!!」





PH「ネプ……ギア……」シュウウウ

ネプギア「そうだよ……ネプギアだよ……お姉ちゃん……!」

コンパ「……」

ネプギア「コンパさん……お姉ちゃんは……」

コンパ「……人間さんは手当てできるですけど……女神様のこれは……」

アイエフ「なんでよ……なんでなのよ……っ」

ノワール「……かっこつけすぎよ……馬鹿じゃないの……!」

ブラン「……なんで言ってくれなかったんだよ……!」

ベール「……」

ピーシェ「ねぷてぬ……きえちゃやだぁ」

プルルート「ねぷちゃぁ~ん……ふえぇぇ……」

うずめ「なんだよ……すげぇカッコいいじゃねえか……」

セガミ「この……どこまでもぽんこつ女神……!」

ユニ「こうなるのを知ってて……」

ロム「ネプテューヌさん……」

ラム「気をしっかり持って! 消えないで! 本投げたこと謝るから! プリンとかいくらでもあげるから! ネプテューヌちゃん!」

RED「ネプテューヌぅ!」

日本一「自分の身を犠牲にするなんて……」

サイバー「どうして一人で突っ走ってしまったんですか……」

ガスト「無茶をやらかしすぎですの!」

ブロッコリー「もっといい方法なかったのかにゅ」

PH「こうする……しかない……と、いわれたわ……」シュウウウ

ファルコム「……」

マーベラス「そんな……」

鉄拳「ネプテューヌちゃん……」

5pb.「ネプテューヌ様……」

MAGES.「大義を果たせば果てるのみ……か」

ケイブ「まさか……こんな結末になるだなんて……」

ビーシャ「ねぷねぷのばか!! ばーか!! こんなこと……こんなこと!」

シーシャ「この犠牲は大きいよ……」

エスーシャ「……」

ケーシャ「ネプテューヌさん……」

デンゲキコ「あなたの勇姿……しかと見届けましたよ!」

ファミ通「丹精込めて、記事にさせていただくよ……」

ユリーナ「ありえない……何が主人公よ……っ」

DCD「……」

ドリームキャスト「ネプテューヌさん……」

セガサターン「……」

メガドライブ「……」

ゲームギア「……」

クロム「……お前には、生きていてほしかったのに……」

マジェコンヌ「こうなることは渡したとき予測していた……すまない、ネプテューヌの妹」

ネプギア「……いえ……こっちこそごめんなさい……みんなだってつらいのに……っ」

PH「心配……ないわ……」シュウウウ

ネプギア「え……?」

PH「なんか死ぬシーンみたい、だけど……別に死んだり、消えたり……しないわ……
ただ……眠るだけ……しばらく……いつもみたいに……ぐーたら……」シュウウウ

ネプギア「……そっか……それじゃあ……早く、また……元気な顔……見せてね……」

PH「……それまで……仕事よろしくね……」シュウウウ

ネプギア「……うん」

PH「プリン……よういしてあるからね……」シュウウウ

ネプギア「……うん」

PH「……教会にあるゲーム、結構やりこんだから……」シュウウウ

ネプギア「うん……」

PH「スコアとか……レベル上げとか……ずかん集めとか……色々……」シュウウウ

ネプギア「もういいよお姉ちゃん……お姉ちゃん……」

PH「mk2で……約束……したもの……ネプギアが……やだって……言っても……」シュウウウ

ネプギア「お姉ちゃん……その先は言わないで……っ!」

PH「……ネプギア……私たちは……たとえ、離れてても……心は……いつもいっしょよ……」シュウウウ

ネプギア「今死んだりしないって言ったじゃない……フラグ立てないでよ」

PH「こういうシーンは……こう……なんやかんや、あるのよ……」シュウウウ

ネプギア「なんやかんやって何!?」




PH「なんや……かんやは……」シュウウウ




ネプギア「……」




H「なん、や……か……ん……や……で……」シュウウウ




H「……」





H「」





H「」








H「」



















H「」





















































――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





































○プラネテューヌ・平和記念館
















 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l

 l ナス色女神にも          l
 l ハート           l
 l 心           l
 l はある。       l
 l       ↑        l
 l 勝手に殺すなし。       l

 l    あとナス色はやめてw   l
 l          by ネプ子  l
 l____________________l














ネプギア「……」

イストワール「……」

アイエフ「……」

コンパ「……」

ノワール「……」

ユニ「……」

ケイ「……」

ブラン「……」

ロム「……」

ラム「……」

ミナ「……」

ベール「……」

チカ「……」

プルルート「……」

ピーシェ「……」

うずめ「……」

セガミ「……」

レイs「「……」」

RED「……」

日本一「……」

サイバー「……」

ガスト「……」

ブロッコリー「……」

ファルコム「……」

マーベラス「……」

鉄拳「……」

5pb.「……」

MAGES.「……」

ケイブ「……」

ビーシャ「……」

シーシャ「……」

エスーシャ「……」

ケーシャ「……」

デンゲキコ「……」

ファミ通「……」

ユリーナ「……」

DCD「……」

クリス「……」

ドリームキャスト「……」

セガサターン「……」

メガドライブ「……」

ゲームギア「……」

クロム「……」

マジェコンヌ「……」






4国教会職員達「……」

4国戦闘部隊「……」

4国ギルドクエスター達「……」











イストワール「それでは、ネプテューヌさん復活の儀式を執り行います」

ネプて「ほーい。早くどうにかしてー、この右半身と足だけ消えちゃってる状態」

コンパ「なんとかするから静かにするです」

ガスト「何とかするのはガストですの。ほら大人しくするですの」ハラパン

ネプて「おぶぅっ!? ……は、半分こになってもみぞおちって痛いんだねーやめてほしいかなー……」

ガスト「それじゃあ始めるですの」

ガスト「お砂糖」ザバー

ネプて「え砂糖!? 計って!? だばーじゃなくてせめて計って!?」

ガスト「スパイス」ダバー

ネプて「何で!?」

ガスト「レトロゲームいっぱーい」ボトボトボト

ネプて「私の積みゲー!!」

ベール「それわたくしのも混ざってますわ!?」

ガスト「そしてプリン」プリンッ

ネプて「わーいプリンだプリンだー♪ 食べさせてー!」

ガスト「そこに間違えてケミカルXを入れちゃったですの」ガッシャーン

ネプて「間違えて、とは!?」

ガスト「ぐるこーん、ぐるこーん」

ネプて「失敗しないよね!? 失敗しないよね!? ねぇ!?」

ガスト「とそこにネプ子も入れるですの」

ネプて「ぎゃあーっ!? まさかの本人投入!?」

ユリーナ「……大丈夫なの?」

ネプて「私が聞きたいよーっ!! こんなカオス・オブ・カオスに身を委ねたくない!!」

ネプて「押すなよ? 押すなよ? 押すなああぁぁぁぁぁぁぁ……」

ガスト「ぐるこーん、ぐるこーん、グルコサミーン」

   BOMB!!

アイエフ「うわぁっ!?」

ネプテューヌ(inつぼ)「ぶわはっ!?」ヒョコ

ネプギア「……お姉ちゃん」

ネプテューヌ「うげぇまずい……顔だけこんにちはしてる状態になっちゃった」

ネプギア「お姉ちゃん!!」

   ワアアアアアアアアァァァァァァッ!!

ネプギア「よかったぁ!」

ネプテューヌ「ねぷぅ!? ネプギアー? 抱きしめてるそれ私じゃなくてつぼだよー?」

コンパ「もう半分のお顔もあるです!」

ネプテューヌ「あるよー! 右手も両足もあるよー! 故に出れない!! だしてー」

ガスト「持ち手の長いハンマープレゼントですの」

ネプテューヌ「これで崖をひたすら登れと!?」

   ウイーン ガチャッ

ネプテューヌ「ん? このツボ勝手に傾いたんだけど。ウイーンっつったよ、ウイーンって」




   3

ネプテューヌ「ちょちょちょちょちょい!? カウント!? ひょっとするとひょっとする!?
取り出し方強引じゃないかな!?」

   2

ネプテューヌ「大体このツボどういう構造になってんの!? 中のものを射出するギミック
なんてどこにも」

   1

ネプテューヌ「もっと穏やかな方法あると思うんだ! 例えばさぁ、チェーンソーでツボ
削ってくとか、あでもチェーンソーも怖い……」




   DOOOOOOOM!!





ネプテューヌ「ねぷうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」ブットビー








https://images.app.goo.gl/fq9K2qp7KMig63sL6

ネプテューヌ「長々と付き合ってもらったけど、とにかく私の住む世界観はそういうことなんだ」





○後日・ARCADERS解散打ち上げパーティー

ネプテューヌ「とばせー♪ じだいのこうやをー♪ さけべー♪ あーすーへーのおもいをー♪」

ネプテューヌ「もーやせー♪ まーっかなーちーしーおーをー♪ ヨーシーヒコー♪」

RED「いぇーいっ!」

アイエフ「アンタまた歌下手になった?」

ネプテューヌ「えぇー嘘ぉっ!? 下手!?」

ドリームキャスト「写真撮りましょ写真。はいぽーず」

ネプテューヌ「いぇい」





ネプテューヌ「いやーみんなお疲れ様ー!」

ネプギア「おつかれー」

アイエフ「おつー」

コンパ「おつです!」

ネプテューヌ「作品紹介SSスレがこんなことになるなんて思わなかったよー」

ネプギア「本当に心配したんだからね。あのときいつの間にアンチクリスタル盗んでたの?」

ネプテューヌ「マジェっちがなんか考えあってネプギアと話し込んでたから、つい手が滑って♪」

アイエフ「今際の際の台詞が「なんやかんやは、なんやかんや」ってなによ」

ネプテューヌ「それは事件を33分引き延ばす探偵さんに言ってほしいなー。マルオは今どうしてるー?」

アイエフ「共犯者のハックインターナショナルと一緒に、地下500mのだだっ広い特別牢獄で、今も磔よ」






○プラネテューヌ・地下特別牢獄

マルオ「出せぇぇ……この鎖をほどけえぇぇ……ユーザーに……私のユーザーに会いたい……」

ハック「うぅぅ……なんであたしまで……」

マルオ「元はといえばお前がへまをするから足がついたんじゃないか……」

ハック「あたしのせいにする気!?」

マルオ「出せえええぇぇぇ……うぐっぐああぁぁ……」

サイバー「みんなー、静岡県のみなさんから「さわやか特製げんこつハンバーグ」が届いたよー!」

ノワール「本当!? 食べてみたかったのよねー♪」

ケーシャ「ノワールさん、あとで食べさせ合いっこしましょう!」

ブロッコリー「よだれが止まらないにゅ」

ラム「ハンバーグー♪ ハンバーグー♪」

ロム「はんばーぐ(わくわく)」

ファルコム「待っててー、あたしがとびきりおいしく焼き上げてあげるから」

ユリーナ「私も手伝うわよー」

DCD「私も……」

ファルコム「あれ? DCD料理できたっけ?」

DCD「頑張るわ……」

ロム・ラム「「わぁいっ!」」

MAGES.「静岡の魔牛焼きか……心が躍るなァ」

ゲームギア「……楽しみ」

クリス「おうおう、オタクそんな飲んだくれだったっけかぁ?」

シーシャ「外せるときにはハメ外したいのよぉー」

エスーシャ「だからって飲まれるな……」

ビーシャ「うっひゃ酒くさっ!」

日本一「そこでアタシは箱詰めで宅配されたわ」

セガサターン「いや何でよ……」

メガドライブ「こいつの話を真面目に聞くと頭が腐る」

ガスト「そんなことより新作の調合薬いかがですの? 割引するですの」

セガサターン「いただくわ……はぁーもう飲んですっきりしたいわよ……」

セガサターン「」ボシュンッ!

メガドライブ「何だ!?」

ガスト「あぁ端的に言うと失敗ですの」

デンゲキコ「勝手に戦いに参加しただけなのに、私たちまで参加させていただいていいんでしょうか……」

ファミ通「こういう打ち上げは、新しいビジネスチャンスのつかみ所ですよ」

デンゲキコ「そう言われれば……! よしっ! 異次元人の皆様に取材して読者に新たな世界を提供しなければ!!」ダダダダダッ

ファミ通「本当にデンゲキコさんは突っ走るなあ……」

プルルート「そういえば~女神のレイさんはどうしてるの~? パーティーに来なかったけど~」

ピーシェ「ママはどこ行ったの?」

マジェコンヌ「あぁあいつか」



女神レイ『女神の力を取り戻したことだし、今度は正々堂々、3人の七賢人の連中とタリを復興させてみせるわ』

マジェコンヌ「といったきりハーレーに乗ってどこかへ旅立っていったさ」

 その後、神次元のレイが「インフ」というコンサルタントも兼ねた教祖と巡り会い、ひっそりとレトロムーブメントの波に乗り、
かつて国で作られたレトロゲームを詰め込んだゲーム機と、ゲームの出来るスマートウォッチを開発するのは
また別の話。

セガミ「みんなー5pb.来たみたいだよー!」

うずめ「お、ふぁいぶっち待たせすぎだぜー」

マーベラス「はやくはやくぅー♪」

鉄拳「こっちこっち♪」

ケイブ「ごめんなさい。テレビの収録でギリギリまで連絡が取れなくて」

5pb.「その代わり、今日のために曲作ってきました!」

ARCADERS「おぉーっ!」

クロム「あいつこんな賑やかな仲間がいたのか……」

フィリン「クロムは嫌い? 賑やかなの」

クロム「いや。嫌いじゃない」




5pb.「それじゃあ、聞いてください!」



ED:三戸なつめ『8ビットボーイ』
https://youtu.be/myJOrwt1AGQ






おわり。

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