クリスタ「私、シンデレラになりたい」 (8)

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リヴァイ「腹が痛いのか?」ペトラ「せ、生理…ですっ//」
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アルミン「…はい、おしまい」

クリスタ「へぇ~…シンデレラっていい話だね」

アルミン「でしょ?僕も小さい頃、よくおじいちゃんに話してもらってたんだ」

クリスタ「そうなんだ」

アルミン「…あ、もう消灯時間だ。じゃあまた明日ね!」

クリスタ「うん!おやすみー」

アルミン「おやすみなさい」タッタッタッ


[クリスタのベッドの中]

クリスタ(…シンデレラ…か)

クリスタ(羨ましいなぁ…私もシンデレラと王子様みたいに、エレンと結ばれたいなぁ…)

とある天使「こんにちは」

クリスタ「こんにちは。…え、誰?」

とある天使「私は天使です」

クリスタ「えっ?!どういうこと?!」

とある天使「ここはあなたの夢の中」

クリスタ「あ、そうなんだ、展開早いね」

とある天使「私はあなたの願いを叶えるためにきたの」

クリスタ「ふうん…願い叶えてくれるの?」

とある天使「ええ」

クリスタ「なんでも?」

とある天使「なんでも」

クリスタ「…じゃあ…」

クリスタ「私をシンデレラにして?」

とある天使「…シンデレラ?」

クリスタ「そう、シンデレラ」

とある天使「いいの?」

クリスタ「うん。あと、王子はエレンにしといて」

とある天使「…おっけー」

クリスタ「ありがとねー」

とある天使「いいえー。起きたらシンデレラの世界だよ」

クリスタ「わかったー」

クリスタ(なんだろうこの展開の早さ)

~~クリスタ 起床~~

クリスタ「フワァァ…よく寝たー」

クリスタ「…うん?…え、ここどこ?!」

クリスタ「待って待ってどこ?!私誘拐されたのかな」

クリスタ(…あっそうか、ここシンデレラの世界なんだ)

クリスタ(…ていうかこの部屋ホコリくさっ…)


チリリン チリリン チリリン


クリスタ「うっわ、うるさっ!なに?」

???「クリデレラ!遅すぎー!!早く朝メシ持ってこいや!!」チリリン

クリスタ「えっ?」

??「まじ遅い!!まだー?!」チリリン

クリスタ「えっ?」

クリスタ(誰?)

????「…クリデレラ、何してるの?」

クリスタ「えっ…あ、あの…」

????「もう8時を過ぎてるのに、どうしてご飯を持ってこないの?」

クリスタ「…持ってくんですか?」

????「…何言ってるの?!当たり前でしょ?!」

クリスタ「すっすいませんっ!!」

????「さっさと持ってこい!!私の可愛い娘たちが飢え死にするでしょ!!」

クリスタ「はいっ!!」

クリスタ(私、この世界でクリデレラっていうのか…ちょっとダサいなぁ…)


サササッ


クリデレラ(…ん?今何か動いた?)


サササッ


クリデレラ(………!!!)


クリデレラ「ぎゃぁぁぁぁぁあああネズミーーー!!」バシッ

ネズミ「いでっ」

クリデレラ(もうなんでネズミいんの?…あ、シンデレラってネズミと友達なんだっけ??)

クリデレラ(ごめんねー反射的にスリッパで叩いちゃった…)

クリデレラ(…まぁ生きてるよね!ゴキブリじゃないし!)

クリデレラ(それより、ご飯ご飯…)

クリデレラ(台所ってどこかな…あ、ここか)

クリデレラ(えーなに作ろう…材料とかはひと通り揃ってるみたいだけど、作れるものほとんどないしな…)

クリデレラ(…あ、そうだ!前ミカサに教えてもらった…)


~~1時間後~~

クリデレラ「すみません!遅れすぎました!!」

サシャスタシア「何やってるんですか!!お腹すいて死にそうだったんですよ!!」

クリデレラ「ごめんなさいーってサシャ?!」

サシャスタシア「何言ってるんですか私はサシャスタシア!どうでもいいから早くミナゼラとお母様の所に行きなさい!!」

クリデレラ「はいっっ」ダッ

クリデレラ(ここのサシャはドSだな…ていうかミナゼラって誰だろ)ガチャ

クリデレラ「おはようございマース」

ミナゼラ「マースじゃない!!どんだけ待たせてんのまじ迷惑!!」クワッ!

クリデレラ「ごめんなさい!!…あ、ミーナか」

ミナゼラ「はぁぁあ?!何言ってんの?!ついにバカになったの?!早くお母様のとこ行きなよ!!」

クリデレラ「はぁい…」

クリデレラ(シンデレラって結構大変なんだな…)

ミナゼラ「…ってオイ!ちょっと待てや!!」

クリデレラ「え…なんですか?」

ミナゼラ「何これ?何作ってんの?」

クリデレラ「えっ…野菜をアルミホイルで包んだんですけど…前友達に教えてもらって」

ミナゼラ「いやいやいやいや!包むまではいいけどさぁ、それ生のままで出しちゃダメだろ!!」

クリデレラ「えっそうなんですか?!」

ミナゼラ「当たり前だよこのバカ!」

クリデレラ「ごめんなさい!サシャナントカさんに何も言われなかったのでいいのかと…」

ミナゼラ「アイツは食べれるならなんでもいいの!アイツと基準一緒にしないで!!」

クリデレラ「すいませんっ」

ミナゼラ「あと名前はサシャスタシア!!」

クリデレラ「はいっ!」

ミナゼラ「もう…まじむかつく!朝からホント迷惑!食欲もうないし!」

クリデレラ「そうですか…じゃあそれそのままお母様に」

ミナゼラ「だから、せめてチンしろや」

クリデレラ「…わかりました」

~~そして3日が過ぎました。~~

クリデレラ(オエェェッ…この世界最悪だ)

クリデレラ(まだエレン来ないの?!早く来い!!さっきまで展開早かったのに!!)


ガサッ


クリデレラ(…ん?なんか手紙きた)スッ…

クリデレラ(……)

クリデレラ(……!!)パァァァッ

クリデレラ(きた!ついに運命のラブレターきた!!)

クリデレラ「お母様お母様お母様お母様お母様」

ユミルお母様「は?うるさいわ黙りなさい」

クリデレラ「あのっ、これ!!」サッ

ユミルお母様「…何?」

ユミルお母様「……」

ユミルお母様「……!!!」

ユミルお母様「娘たちィィィィィ!!降りてきなさァァァいい!!!」

ミナゼラ「お母様?!どうしたの?!」ダダダダ

サシャスタシア「何があったんですか?!」ダダダダ

ユミルお母様「ほらこれ見な!舞踏会!!王子と結婚できるよ!!」

ミナゼラ「えっ?!ほんとに?!」

サシャスタシア「ご飯食べ放題ですか?!」

ユミルお母様「…あんたたち、王子と結婚しな!あんたたちは私の子なんだから王子くらい仕留められるだろ!」

ミナゼラ「わかった!!」

サシャスタシア「結婚します!!」

クリデレラ(フッ、結婚すんの私なんだよーいいでしょぉー)

ユミルお母様「何やってんのクリデレラ!早くドレスの準備をしなさい!!」

クリデレラ「あっは、はい…えと、その前に」

ユミルお母様「何?!」

クリデレラ「あの…私も舞踏会、行っていいですか?」

ユミルお母様「…当たり前だろ?何を今さら」

クリデレラ「!!」パァァァッ

ユミルお母様「ダメに決まってんでしょ」

クリデレラ「…え?」

ユミルお母様「…は?あんたがなぜ行くんだよ?ていうかどうでもいいからさっさと支度!!」

クリデレラ(…え?嘘でしょ?)

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