リヴァイ「…セイリ?」
ペトラ「ふぇぇっ?!知らないんですか?」
リヴァイ「何だそれは」
ペトラ「えっ…と…」
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ペトラ「…その…月に一回…一週間くらい続くもので…」
リヴァイ「腹が痛くなるのか?」
ペトラ「えっま、まぁ…人によっては痛くない人もいますけど…」
リヴァイ「お前は痛いのか?」
ペトラ「は、はい…」
リヴァイ「なんで痛くなるんだ」
ペトラ「ええっ?!そ、それは…」
リヴァイ「そういえばハンジも、セーリってやつがどうとかこうとか言ってたな…ケツから血が出るって」
ペトラ「ええええっ」
ペトラ(…ハンジさん…)
リヴァイ「ケツから血が出るのか?手当てしねぇとじゃねぇか」
ペトラ「ち、ち違います!それは出ていいんです!」
リヴァイ「…なんでだ?」
ペトラ(ほ、本当に何も知らないの…?)
ペトラ「その、子宮ってところから…いろいろあって…おしりじゃなくて、その前のほうから…で、出るんですよっ」
リヴァイ「…あ?前のほう?」
ペトラ(ゔあああああああああ)
ペトラ「もう!いいですから!訓練戻ってください!」
リヴァイ「今日は訓練は休みだ」
ペトラ「ええっ」
リヴァイ「だからきっちり症状を聞く。どうして痛いんだ」
ペトラ(ああ…)
ペトラ「…だから…カクカク シカジカ」
リヴァイ「…ほう」
リヴァイ「…子供が作れる、と?」
ペトラ「…まぁ、はい」
リヴァイ「…ほう」
リヴァイ「…子供はどう作るんだ」
ペトラ「…な?!な何を言ってるんですか」
リヴァイ「…なんだ?子供は作れないのか?」
ペトラ「そ、そそそんなわけないじゃないですか」
リヴァイ「じゃあどう作るんだ」
ペトラ「…知りません」
リヴァイ「…ほう」
リヴァイ「じゃあハンジに聞いてくる」
ペトラ「やめてください!!」
リヴァイ「…なぜだ?ハンジに聞いちゃだめなのか?」
ペトラ「えっ…えっと、た、多分ハンジさんも知りませんから」
リヴァイ「…ほう」
リヴァイ「なぜ知らないんだ」
ペトラ「えっ…」
ペトラ(えっ?えっ?え、まじで知らないの?ヤバくない?でもハンジさんに聞いたらまたデマ言うかもしれないし?…あ、そうだ)
ペトラ「子供の作り方は、か、仮説しか…ないんですよ!」
リヴァイ「…仮説?」
ペトラ「そうですそうです!いろいろ仮説はあるんですけど、本当の作り方を知ってる人はあまりいないんです!だから子供は宝って言うんです!」
リヴァイ「…なるほど」
ペトラ「だ、だから!知ってる人は!勇者っていうか神っていうか…尊敬すべき人なんです!」
ペトラ(えっ?!私何言ってんの?!)
リヴァイ「…そうか…」
ーー食堂
ペトラ「みんな~ご飯できたよー」
エレン「はーい」
ペトラ「…あ、ごめんちょっとトイレ行ってくるね」
エルド「おう」
グンタ(ありゃ女の子の日ってやつだな…)
リヴァイ「…おい、お前ら」
オルオ「はいなんでしょう兵長!」
リヴァイ「この中に…」
リヴァイ「…子供の作り方を知っているやつはいるか」
エルグンオルエレ「?!」
リヴァイ「やはり…いないか?」
エルド(えっ?!何?!兵長もそういうの気にすんの?!)
エレン「な、なぜ急に」
リヴァイ「この中に勇者がいるか確かめたくてな」
グンタ(これまたなんだ?!勇者?!)
オルオ「え、えっと…知ってはいますけど」
リヴァイ「?!」
エルド「い、一応俺も知ってます」
グンタ「俺も…」
エレン「俺も知識くらいは…」
リヴァイ「??!!」
リヴァイ「……」
ヘイチョウ ドゲザ
エルグンオルエレ「?!」
オルオ「兵長?!」
リヴァイ(そんな…知らなかった…この班には、こんなにも勇者が溢れているなんて…)
エレン「兵長!だめです立ってください!」
エルド「急にどうされたんですか!!」
グンタ「悩みなら聞きますよ!!」
リヴァイ「だめだ…一生このままでもいい…」
エレン「へーちょー??!!」
リヴァイ「お前ら…このまま話を聞いてくれないか」
エレン「えっ…そんな」
エルド『いいんだこれで!兵長が判断されたんだからな!土下座のままで話すべきだと!』コソッ
エレン『…エルドさん…そうですね!』コソッ
エレン「…わかりました…何ですか兵長」
リヴァイ「…セーリはいつくるんだ?」
エルグンオルエレ「??!!」
グンタ(何?えっ何?兵長意外とヘンタイ?)
オルオ(兵長も俺らと同じ男だ…少しくらいそういうことも気になるんだ!きっと!)
エレン(男なら誰だって、女の子の日に興味を持ったりするものだよな!ああそうだ!)
エルド「えっと…個人差があるんですけど、早い人だと10歳とかからくるらしいですよ」
リヴァイ「…10歳?」
エレン「お、俺の幼馴染は14歳できたそうです!」
リヴァイ「…14歳?」
リヴァイ「……」
リヴァイ「…セーリは、ケツの少し前の方から血が出てくることなんだろう?」
エルグンオルエレ「??!!」
グンタ(これまた何?!)
エレン(男ならみんな気になるもんだ!ああそうだ!)
オルオ(兵長に親近感を感じる…)
エルド「え、えっと…そうですけど」
リヴァイ「…そうか…」
リヴァイ「……」
リヴァイ「…そうなのか…」
エルド「…兵長?どうしました?」
リヴァイ「…遅い人でどれくらいなんだ?」
エルド「えっ…と、遅くても17とか18にはくるんじゃないですかね?せめて20までには…おそらく」
リヴァイ「……」
リヴァイ「…セーリがこない病気もあるのか?」
グンタ「えっ…ないこともないんじゃない…ですかね?」
リヴァイ「……」
リヴァイ(…どういうことだ)
リヴァイ(…俺は30をこえている)
リヴァイ(なのに…)
リヴァイ(…セーリがこねぇ!!)
リヴァイ(俺は病気なのか?!そうなのか?!
リヴァイ「なぁおめぇら、セーリは痛いのか?!」
エレン「ふぇっ?!」
リヴァイ「どこがどう痛い?!まず、どうして血が出るんだ?!」
グンタ「えええっ」
リヴァイ「血管が破れるのか?!破裂するのか?!」
エルド(これまた恐ろしいことを言いだしたな兵長…)
エレン「それは、よくわからないんで…ペトラさんに聞いてみたらどうですか?」
リヴァイ「さっきペトラに聞いたが、あいつがなんかパニクっててよくわかんなかったぞ」
エルド(…聞いたんだ兵長…)
オルオ「まぁ…あまり知らなくていいんですよ。兵長は男ですし」
リヴァイ「……」
リヴァイ「…?」
エルグンオルエレ「…?」
リヴァイ「…なぜ男なら知らなくていいんだ」
エルグンオルエレ「??!!」
リヴァイ「知る必要があるだろう…男女問わず(セーリがくるから)な」
エレン「…なんでですか?」
リヴァイ「…は?」
エレン「なんで男の兵長まで、そんなに知る必要があるんですか?」
リヴァイ「…当たり前だろう?(自分にもくるんだからな)」
エレン「……」
エレン(そういうもんなのか?)
リヴァイ「…そうだ、もし血が出るんなら、ズボンが汚れないか?」
オルオ「えっ」
リヴァイ「しかし(お前らのズボンが)汚れてるところを見たことがねぇ…」
グンタ(兵長ペトラのどこ見てんですか?!)
リヴァイ「どうするんだ?ティッシュでも詰めんのか?」
エルド(兵長、自分で何言ってんのかわかっているのだろうか)
オルオ「えっと、その…ソレ用のがあるらしいですよ」
リヴァイ「…そうなのか?」
エレン「あ、幼馴染も言ってました!『なふきん』とか何とか…」
グンタ(エレン!普通に言わないでくれ!!)
リヴァイ「…そうか」
リヴァイ「…いきなり変な話してすまなかったな」
オルオ「いえ!兵長の聞きたいことならなんでも言ってください!できる限り答えますから!」
グンタ「悩みも相談してくださいね!」
リヴァイ「…ああ」
リヴァイ(なんていい奴らだ…いつもこんなに俺のことを大切に思って…)
リヴァイ(そして…今の俺の悩みは一つ)
リヴァイ(…セーリがこないことだ)
リヴァイ(俺が悩んでいると、こいつらはそれを見破って、話を聞こうとしてくれる)
リヴァイ(…なら!このこともいっそ、打ち明けてしまえばいいんじゃないのか)
リヴァイ「お前ら!」
エレン「ハ、ハイ!」
リヴァイ「…隠してて悪かった…実は…」
エルグンオルエレ「…?」
リヴァイ「…実は…!」
エルグンオルエレ「…?」ゴクン
リヴァイ「…セーリが!きていないんだ!!」
エルグンオルエレ「」
エルグンオルエレ「」
エルグンオルエレ「」
リヴァイ「だからセーリのことについて何も知らなかった!」
エルグンオルエレ「」
リヴァイ「…悪いな…俺はおそらく何かの病気だ」
エルグンオルエレ「」
リヴァイ「そして、20から10年以上たっている…それくらい病気をほっといていたわけだ」
エルグンオルエレ「」
リヴァイ「…だから、俺が兵士長という立場を降り、入院して過ごさねばならない時が来るかもしれん」
エルグンオルエレ「」
リヴァイ「…もしかしたら…巨人についての真相が暴かれる前に!死ぬかもしれん!!」グスッ
エルグンオルエレ「」
リヴァイ「…その時を覚悟しておいてほしい」
エルグンオルエレ「」
リヴァイ「…でも、俺はお前らが好きだ!」
エルグンオルエレ「…!」
リヴァイ「…お前らとはいい時間を過ごしたい」
エルグンオルエレ(アレなんでだろ、なんか泣けてきた)グスッ
リヴァイ「…だから、なんか悩んでることとかは、お前らもちゃんと俺に言ってくれ」
エルグンオルエレ「」
リヴァイ「…約束だ」
エレン「兵長」
リヴァイ「…なんだ?」
エレン「…ひとついいですか?」
リヴァイ「ああ、なんでも言ってみろ」
エレン「…あの」
エレン「…男に生理はきません」
リヴァイ「」
エルグンオル「…!!!」
エレン「……」フゥ
リヴァイ「……」
エルグンオルエレ「……」
リヴァイ「…!!」
エルグンオルエレ「…!!!」
リヴァイ「…??」
エルグンオルエレ「…???」
リヴァイ「どういうことだ?」
エルグンオルエレ「」
エレン「…だからぁ…」
~~えれんのながぁ~いおせっきょう~~
~~えれんのきびし~ぃおせっきょう~~
エルド(最近の若者は勇気があるな)
グンタ(人類最強に立ち向かうとは…一生エレンについてこっと)
オルオ(すげぇ…兵長が圧倒されてる)
扉の外
ペトラ(いったい何の話してんだか…入れないじゃんっ//)
こうして、リヴァイ兵長(30くらい)は、新兵エレンくん(17)のお説教により、異性のことについて頭に叩き込まれたのだった。
ペトラ(やっと終わったか…)
ペトラ「ごめんねーお待たせー」
リヴァイ「……」
ヘイチョウ ドケザ
ペトラ「?!兵長?!どうしたんですか立ってください!!」
リヴァイ「すまなかったペトラ!俺はセーリのことについてよく理解した!!」
ペトラ「ふぇっ?!//」
リヴァイ「…子ども、できるといいな!」グッ
ペトラ「」
リヴァイ「……」グッ
ペトラ「な、な何言ってるんですかぁ!!」バッシ-ン
リヴァイ「いでっ」
そんなこんなで、まだまだ未熟なリヴァイ兵長は、マナーも学んだのであった。
終わり
いろいろ中身がふざけた話でしたが、読んでくださった方ありがとうございました。
このSSまとめへのコメント
兵長…w
こういうの好きだわ
やっぱ教育はしっかり受けなきゃな
旧リヴァイ班…永遠なれ(泣)
最高ー