エレン「親父の地下室に大量のエロ本があった件について」 (74)


進撃の巨人

やっと地下室に辿り着いた調査兵団の前に立ちはだかる新たなる敵とは


注意

第69話までのネタバレが含まれてる

パクリネタと考察ネタを詰め込んでトンデモ展開に昇華した話

真面目な話ではありません

繰り返します、真面目な話ではありません

出てくる人

現調査兵団の生きてるキャラ



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432006299


エレン「やっと辿り着けた、よし開けますよ」

エルヴィン「長い道のりだったな、開けてくれ」

ガチャリ

ギィ…

エレン「うわ、しばらく放置されてたからさすがに、げほげほ」

リヴァイ「想像通りだ。よしさっそく取り掛かるぞ」

エレン「兵長、いつの間にかお掃除バージョンに着替えてるし!」

アルミン「うわぁ~、本棚に色々、もしかして外の世界の本!?あれ」

ジャン「うおっ!エロ本じゃねーか!」

コニー「マジかよ!?うお、これも、こっちもだ!」

ほくほく

アルミン「あるぇー」


ミカサ「嘘、、、グリシャ先生、、、」

サシャ「何か食べられそうなものはないですかね?」きょろきょろ

ハンジ「うーん、この机の周りが怪しいかも!」ガサゴソ

リヴァイ「おいクソメガネ、そっちはまだ掃除が済んでねえからいじるな、埃が舞う」

エレン「なんだよこれ!みんなちゃんと秘密を、って団長、何を?」

リヴァイ「おいエルヴィンそこに寝っ転がられると邪魔だ」

エレン「ちょ、団長のんびりエロ本読んでる場合じゃないですよ!!酷い!」

エルヴィン「ああ、やっとここまで来たと思ったら巨人とかどうでもいい気分になって」

エレン「そんなぁ」

モブリット「エレン大丈夫だよ、僕と分隊長はちゃんと探してるから」

ハンジ「なにこれ、不思議な形の物体を見つけた。なんだろこれ、、、って、エロいことに使うやつじゃない?ぐへへへ」

モブリット「分隊長!せめてフォローしたのに付き合ってもらえます!?」

エレン「ジャンとコニーはエロ本に夢中。アルミンはエロ本じゃないものを探すのに必死。サシャは食べ物探しに必死。兵長は掃除に必死。ミカサは放心状態。団長はやる気をなくしている」

エレン「ハンジさんとモブリットさんは一応、ヒントになるものを探そうとしてくれてるけど」

ミカサ「エレン、あなたもショックなのね。解説とツッコミしかしていない」

エレン「ああ、もうわけがわからないよ」


ハンジ「ん、これは、これは!」

モブリット「地図ですね、この壁内のものと思われます」

ハンジ「地図の中にいくつか印がある、いち、に、、、13、か」

リヴァイ「ん、なんか見つかったのか?クソ地下だから換気が悪すぎる」

アルミン「目ぼしいものはそれしかなさそうですね」

サシャ「ええ、いくら探しても食べ物らしきものは見つかりませんでした」

モブリット「隠し扉とか、そういったものもなさそうです。これが、グリシャ氏の残したものなんでしょうか」

エルヴィン「いや、素晴らしいものがいっぱいあるじゃないか」

エレン「親父は俺に、何を見せようとしてたんだよ!?」


ハンジ「とりあえずこれを持ち帰って一旦出てから作戦を立てよう。これ以上は見つかりそうにない」


調査兵団会議室

エルヴィン「ふぅ」ドサッ

リヴァイ「お前はそれまで持ち帰ってきたのか」

エルヴィン「この本の中にもどんなヒントが隠れているかわからんからな」

ジャン「それ、後で見せて下さいね」

コニー「俺も俺も!」


アルミン「そこにヒントがあるかもしれないという発想、さすが団長」

リヴァイ「ねーだろ」


ハンジ「さて、地図の印の場所だけど。ひとつはヒストリアがいる場所、もうひとつはアニの幽閉場所の近く。あとは、行ってみないとなんとも」

アルミン「アニの、、、それは、何か意味があるんだろうか」

ハンジ「どっちが先かの話で言えば、この地図のほう。もしかしたら、私達は予め何かに誘導されていたのかもしれない」

エレン「親父は、こうなることを予測していたってことですか?」

ハンジ「なにか、心当たりや記憶に残ってる事は」

エレン「、、、わからないです」

リヴァイ「誘導されていた?気に食わねえな」


サシャ「も、もしかして!」

ジャン「なんだサシャ?」

サシャ「これは、美味しい食べ物が隠されている場所の地図、、、!?」

コニー「なぁ、馬鹿な俺でもわかるが、そうだとしたら流石に腐ってるだろ」

ジャン「それはないだろうけど、さらなるエロ本が隠されている場所という可能性も」

アルミン「ひとまず作戦を立てましょう。まずは近いところから探っていくべきでしょうか」

ハンジ「そうだね、何人かで分かれて当たっていこうか。早いほうがいいだろう」


班分け

ミカサ「私は、エレンと二人で行く」

エレン「あ?なんでだミカサ」

ミカサ「私がいれば何とでもなる。エレンを守れる」

ハンジ「うーん、リヴァイはどう思う?」

リヴァイ「もう俺が見張ってなくてもいいだろう。それより俺は、ここだ、ここにひとりで行く」

ハンジ「え、いくらリヴァイでも単独行動は」

リヴァイ「ここは、俺一人の方がいい。察しろ」

ハンジ「んー、もうみんな勝手だなぁ。じゃあ、近場の安全そうな所にジャンとコニー、サシャとアルミンで分かれて」

ミカサ「私とエレンはここで」

エレン「え、ここって」

あれ、どこだっけ、、、


ハンジ「うーん、まあいいよ。じゃ、私とモブリットはここね。エルヴィンはここを集合場所として待機でいいかな?」

エルヴィン「んー、いいんじゃないかな」

モブリット「エロ本に夢中なようです。仕方ないです。出発しますか」


ミカサは知っていた、ここに来る前から


もう何度目だろうか

絶対に変えられなかったこと


この作戦は、失敗する


生き残っている人、知っている人、知らない人

どういう運命なのだか、毎回違うのだ


私は、これから目指す場所にあるものを知っている

知っていたからこそ、失うたびに何度でもやり直せた

ここまで来れても、失敗するのだ

誰かの欲や願いが、私の邪魔をするんだ




どうせなら皆殺しにしておけばよかったのに

そうしたら

もし、そうしたら、私はひとりで叶えられるのだろうか


終わりにできるならと何度も思った

方法は、もうどうとでも


これは、最後の賭けにしたい



『 You break out on your PARADOX 』



あらかじめ仕組まれた運命線に足を踏み入れてしまった彼らは

最後の戦いまで抜け出すことができない


彼女がそう決めた時

いいえ

それはもう抗えない現実



それはもう、始まっていることに彼らは気がついていなかった


単独行動 リヴァイ



やっぱり、ここなんだろうな


地下街へ続く階段

場所が地上とは限らねえ

地図のとおりだと、この真下のはずだ

またここを下ることが仕組まれていたというのなら、そいつの正体は俺が潰してやる


念のため地上を探ったが何も出ねえ

何が、あるのかの手がかりもないんだからわからねえが


カツカツ

地下へ降りていく


懐かしい匂い

懐かしい、記憶

もう、戻らないもの



ん?ここの壁にこんなもん、あったか?

階段通りの壁の煉瓦がぼんやりと光っている


向こう側に何かあるということか?

そんなはずは、なかったはずだが、、、


コンコン

軽く叩いてみる


空洞?いや、これは


バキバキバキ

リヴァイ「なっ、、、」


ミカサ


リヴァイ、あの人は、大体ここまでは来れるくせに、結局、最後には失敗する


何かが脆いから


毎回期待だけさせて、、、

まずは、戻って来れるだろうか


エレン「なぁミカサ、お前さ、なんでそんなに俺にこだわるんだ?」

ミカサ「家族、だから」


それさえ守られるのなら、なんだって利用してやる


リヴァイ


巨人?いや、、、コイツは今まで見てきたどんな巨人とも形状そのものが、違う

他の奴らのとこもこんな事になってやがるのか?クソ

バキバキガラガラ

やっと

全貌の姿を表したそれは

軽く、10メートル級ってとこか

ここらへんには、民間人もいるのに


うわあぁ、何だ?
巨人がまた壁の中に?
違うぞ、あれは、巨人か?
キャー
何か起こったんだ!


リヴァイ「おいお前ら、さっさとここから離れろ!」

面倒くせえ、逃げさせたところで他が安全とは言い切れない


パシュ

シュウウ


リヴァイ「一応、人の形はしてやがるようだが、うなじはあんのか?中身は、知らねえが殺らせてもらうぞ」


バシュウウゥゥゥ

ザクッザクッ


リヴァイ「確実に削いだが、弱点は違うときたか。それなら、全身斬り刻むまで、、、あ?」


異形の巨人の口から光のエネルギーが集結され放たれる


リヴァイ「!」


咄嗟に避けられたが

リヴァイ「全くクソな展開だな。食らったら確実に死んでるな」

さっきまでいた場所が粉々になっている

さっさと殺らないと

こんなのが、あと10体以上だと?

流石にアイツらの手に負える相手じゃねえ


ジャンとコニー

ジャン「この辺の、はずだよな」

コニー「そうだけど、ヒントが場所だけじゃ何探せばいいかわかんねーよ、エロ本か?」

ジャン「そうだったら楽な任務だが、違うんだろうな」

コニー「じゃあ何だよ?俺が馬鹿だからわからないのか?」

ジャン「いや、馬鹿じゃなくてもわからないだろ、俺もわからん」


コニー「ん、あれ、、、」


ピシッ


ジャン「なんだ?地面から!」


ガラガラガラ


コニー「巨人!?そんな、、、いや」

ジャン「なんなんだ、コイツは、、、?」


ミカサ


『異形の巨人』


それはどんな形状をしているのかは様々だ

ひとのなりかけ

きょじんのなりかけ

それとも、ちがうなにかか


どうだろうと、私達の姿は変わらない

人類という勝利を得たつもりでいる、生き物の形に変わりはない



サシャとアルミン


アルミン「この辺だけど、手がかりがないからね、まずは何か怪しいものがないか探そう」

サシャ「そうですね、食べ物食べ物、、、」

アルミン「違うから!」

サシャ「わからないんだから、違うとも限りませんよ?」




アルミン

「誘導されてる」

それが引っかかっていた


記憶の改竄が可能というなら、人の思考や行動を操る存在や能力を持つものがいても不思議ではない


だとしたら、それを行える存在は

誰がその、ちからを使っているのか?知っているのか?


そうする理由は


そこまで考えると、辻褄のあう人物がひとり


それは、肯定したくない答えだった



サシャ「あ、あ、アルミン?」

アルミン「どうしたのサシャ」

サシャ「なにか、音がすると思ったら、、、あれは、食べられそうにないです、かね?」

アルミン「巨人!?いや、何か違う!全く見たことない!こんな、、、」



ミカサ


ひとつが覚醒すると、ほかの異形も覚醒を始める

さあ、今度はスイッチを押したのは誰?


私も急がないと


リヴァイ「、っクソッ!」

どんなに斬り刻んでも効いているのかいないのか

ともかく相手は不確定な攻撃を仕掛けてくる

こんなに負傷してんのはいつ振りだ?


どこかに、必ず弱点はあるはずだ

リヴァイ「まさか、そこだったりしねえよな?」

確実に、異形の巨人の心臓があるであろう位置に刃を振り抜こうとする

片手て弾かれる

リヴァイ「防ぐってことは、そこか?」

バン!バン!、、


念のため、に隠し持っていた銃弾をすべて撃ち込んた

不意打ちのためか動きが止まった、抉れた肉の下、そこに

リヴァイ「何だ?あれは、、、光?」


とどめを刺すなら今だ

考える前に二本の刃を突き刺した


ザクリ


倒した、と同時にとてつもない光が放たれる

リヴァイ「うっ、」


収まった時にはもう異形の姿はなかった

巨人よりも蒸発が早い

そこに残されたのは、光の玉

ただそれだけが転がっていた

これを、持ち帰ればいいって事か?


不用意に素手で触れた

『あなたの、願いはなんですか?』

リヴァイ「、、、誰も居ねえのに、声が。頭の中に直接?誰だお前」

『あなたの願いを、なんでも叶えることができます』


願い?

何を言ってやがるんだ?


リヴァイ「うっ、」

軽い眩暈とともに脳内に襲ってきたのは

失ってきた部下、仲間、友、家族?


『あなたが願えば、取り戻すこともできるんですよ』


リヴァイ「取り戻せる?だと?」

『ただ、願えばいいんです』

リヴァイ「、、、」


エレン「なっ、なんだあの光!?まさか、、、巨人が!?」

ミカサ「今は、私達の行くべき所へ行こう」

エレン「いや、でも、、、ミカサ、お前?」


あの光は、誰かが異形の巨人を倒した光

この早さだと、おそらくあのチビだろう


そのまま、願いに身を委ねて終わるか

無視して他の異形と戦って、数が劣勢で負けて死ぬ


前者なら、発動前にさっさと私が止めないと

なにが対価になるかまではわからない


あいつの結末はいつもそのどちらかだ

頼りにはならない



リヴァイ「俺が願えば、、、」

ぼこぉ

ヒストリア「どうだ私は女王様だぞパート2!」

リヴァイ「いて、今のは、ちょっとだけ痛かったぞ」

ヒストリア「文句あれば殴り返してみろこらー」

リヴァイ「いやお前、なにひとりで出歩いてやがる?今は危ねえ」

ヒストリア「危なかったのはあなたです!早くその玉をこの箱の中に入れて下さい」


パカッ

リヴァイ「すでにひとつが玉が、、、」

ヒストリア「私、思い出したんです!さっきの光を見て、すごく遠くの記憶が。この玉は、すべて集めなければ、意味がない。それどころか大変な事になります!」

リヴァイ「どういうことだ?」


ヒストリア「この玉にはひとつひとつに力がある。それを手にした者の願いが叶う、でもそうすることによって、相応の対価が支払われる。

例えば人が生き返るのなら、それだけの人が死ぬ。すべて集めれば、巨人化の能力や、あなたが今倒した異形の生命体の存在が、力が、すべて解けるんです」


リヴァイ「、、。そんな事が、本当に可能なのか?」

ヒストリア「信じられませんか?私も詳しい仕組みまではわからないのですが」

リヴァイ「その前にお前、その光の玉はどうやって持ってきた?」

ヒストリア「女王ですから。記憶の中にあの異形の巨人の弱点もあったから瞬殺して持ってきた」

リヴァイ「あ、そう(なんで俺こんな傷だらけなの)」

ヒストリア「急がないと!異形の巨人はひとつ覚醒することによって他のも目覚め始めます!どうするんですか?あなたはあなたの願いを叶えるんですか?」

リヴァイ「え、いや」


ヒストリア「時間がねえから今すぐ決めろ!」

リヴァイ「お前相当根に持ってやがるな!?」

一旦ここまで
色々混ぜるにあたり多少はパクリ元のおさらいをしたけど考察は程々に

ちなみに原作の(進撃の巨人の)伏線回収は最終話予想ssではありませんのでガン無視スルーです

なにげに進撃でエロゲラブコメ以外?書くのって初で楽しんでいる俺が、いる

みお

Hな訓練もなんのそのの人?

>>20
乙ありがとう
>>21
ググったら人気作じゃねーか!全く違う人。俺は不人気

適当に投下再開


ミカサ

ふたつ、か。クリスタ、いやヒストリアが女王となったことは今までになかった出来事

それすら取るに足らないことと思ってた、ここまでエレンが無事だったのだから


でも、まさか、、、


エレン「ミカサ、場所はこの辺だったよな?」

ミカサ「うん」

わかってる

場所は、、、


!?


ない



ちょっと待って


まだ覚醒してもいない


覚醒前はいつもの場所に埋まってるはず


それが変わることなどないはずなのに


ジャンとコニー


ザシュッ


コニー「やった!、、、あれ?」

ジャン「いや、確かにうなじを削いでる筈だがコイツ、見た目通り普通の巨人のとは違う、弱点も違うってことか!」

コニー「うおっ、危ねえ!こいつ攻撃もしてくるし、こんな中で弱点を探して倒すってことか?」


こんな見たこともねえ化け物が


ずっと、この壁の中にいたってのか、、、!?




サシャとアルミン


サシャ「どりゃー」


ザクッ


サシャ「え、、、うなじを仕留めたのに!?」

アルミン「これは、この生き物は巨人と思わないほうがいいのかもしれない!」

サシャ「じゃあなんなんですかね?倒したら焼いて食べられますか?」

アルミン「食べたいとは思わないけど、そう、他の生き物の倒し方は、うなじを削ぐことじゃない!」

サシャ「じゃあ脳天か、心臓ですかね!」


ハンジとモブリット


ハンジ「さっきから、光が二箇所から、、、どういうことなの!?でも巨人が現れたとかそういう感じじゃなさそうだね!?

モブリット「でもただ事じゃないですよ!分隊長、場所はこの辺のはずです!」

ハンジ「そうだね、私達もまずはその何かを探し当てないと!みんな、無事でいてくれるかな?」

モブリット「きっと大丈夫ですよ!ここまで生き延びて来れた皆のことですから」

ハンジ「よし!この辺のはず、、、」


モブリット「ん、分隊長、あそこ見てください!何か光っているように見えませんか?」

ハンジ「!光、、、さっきからの正体はコイツ、かな?」


ハンジ「どぉりゃああああ」


ザシュッボコぉ


モブリット「分隊長!警戒心なさすぎです!」


ハンジ「ん?お?おお?」


モブリット「な、巨人が出てきた!?いえ、これは、、、!?」


ハンジ「いつもの巨人とは違う?ね?はぁはぁ、キミは何者かなぁ?対話は、出来るのかなぁ?ん?」


『我を倒せば、貴様の願いは通づるのだ』


ハンジ「わ!返事があったよねぇ聞いたモブリット!」

モブリット「え、ええ、直接脳内に語りかけられたような感じでしたが」


ハンジ「倒さないで、お友達になることはできないのかな?」


『我を倒さずに、18番目の未来はない』


ハンジ「ん?どういうことかな?」


『貴様らは人類と呼んでいるようだが、その可能性があった生命はそれだけではないということだ』


ハンジ「な、、、なんだって!?確かに、当たり前のように私達が人類と呼んでいたけれど、まさか」


疑問に思ったことがないわけではない


何故、我々が人類と呼ばれているのか

他の生命、巨人、何故我々がこの世界を取り戻そうと、している?


本当に、支配しているのは何、、、?



ミカサ

見つからない!?どうして!?


ただでさえこの場所は遠い

目印はこの木の下の


エレン「あれ、ここってさ、ミカサ」


エレン「ん、あれ、、、なんだっけ」


記憶が戻りかけてるの?どうして?


こんなに不確定要素ばかりなことは初めてだ


エレン「なぁ、ミカサ?」

ミカサ「ここに、なにもないなら他の場所に」

エレン「うん?ああ、そうだな。他にも印があるところがいくつかあったもんな」


でも、ここにあるものが最強の力を持ってる

私の願いを叶えられるほどの力があるのはそれじゃないと、、、


リヴァイとヒストリア


リヴァイ「ひとまずエルヴィンのとこに戻る。お前も来てくれヒストリア」

ヒストリア「そのつもりです!急ぎましょう!」



エルヴィン「リヴァイ!それにヒストリアも?どうなってる!?」

リヴァイ「とりあえずその地図の場所にあったものを二個確保した」


パカッ

エルヴィン「お、おっぱい」

リヴァイ「ちげーよ!脳内汚染され過ぎてんだろお前!」

エルヴィン「いや、なんでもない。それよりこの本のこの部分を見てくれ」

リヴァイ「あ?今はエロ本読んでる場合じゃねえだろ!」

ヒストリア「わー!すごいエロ本の山!」

リヴァイ「お前も読んでんじゃねえ!さっさと思い出したことを」

エルヴィン「違うんだ、本当にここにヒントがあったんだ!」

リヴァイ「なん、、、だと、、、?」


人類繁殖の理由とともにここに記す


人類が人類と呼ばれる所以

その可能性を持った生命

本当の勝利を得ないと人類の繁栄は叶えられん

それを成し遂げるには、人類にとっての異形を倒しその生命の実を集め儀式を発動させるべし

そうして人類は再びこの世界を取り戻すことができるだろう



リヴァイ「これは。ヒストリア、お前の話とも一致するな?」


ヒストリア「そうですね、ここまで具体的ではなかったのですけど、その可能性を持った生命を倒し、

この玉を、、、これが生命の実ですね。これを集めることによって、世界を支配できる可能性のある生命、巨人も含めすべて消滅して、人類が世界を取り戻せる」


リヴァイ「まとめると、そういうことか」


エルヴィン「あと、こっちの本にはこう書いてある」




最後の戦争を始めたら、終わりまで止められることはない


勝利を掴んだものの手にすべてが委ねられる



リヴァイ「ってことは、急がねえと」


エルヴィン「先に報告があった、見たこともない異形の巨人の存在が確認されたと。先に憲兵団や駐屯兵団の精鋭をそちらに向かわせてある」


リヴァイ「チッ、そいつらの手に負えるかわかんねえぞ、とにかく俺は行ってくる」

ヒストリア「私が倒せたんですから大丈夫ですよ!私も行きます」

リヴァイ「は?お前は来るな。なんでもう準備完了してんだよ!?」

ヒストリア「女王にはなりましたけど、調査兵団辞めたつもりはありません!それに、女王としてこの事態を制圧してこそ、本当の女王ですから!」

リヴァイ「はぁ。勝手にしろ」

エルヴィン「俺の側からは離れるなよとリヴァイは言っている。くれぐれも気をつけるんだぞヒストリア」

ヒストリア「わかりました!」

リヴァイ「チッ、まあそうだな。面倒くせえが」


サシャとアルミン


サシャ「矢で狙います!アルミン、奴の注意を引いてください!」

アルミン「わかった!さぁこっちだ!」


ギリギリギリ


サシャ「限界まで振り絞って放つ!超電磁砲!」

アルミン「今なんて?」


バシュッ


サシャ「よっしゃ!脳天直撃!?どうですか?」

アルミン「うわ、光が、、、!」


ころーん


サシャ「あれ?消えちゃいました。丸焼きにして食べる予定が」

アルミン「ほんとに跡形もなく、、、いや、この玉は」


拾ってみた

これは、、、

『あなたの願いを、なんでも叶えましょう』


!そういうこと、か、、、、


サシャ「ん?どうしましたアルミン」


アルミン「いや、おそらく各所にあるこれを集めるって事なんだろうと思ってね

(サシャに先に触らせなくて良かった。途端に食べ物の山が目の前に降ってきそうだ)」


サシャ「さっき遠くで見えた光、これだったんですね。皆さんも倒すことに成功してるようです」

アルミン「そうだね。これはひとまずしまっておいて、、、エレンとミカサが心配だ、そっちに向かおう」

サシャ「え?いいですけどミカサがいれば余裕じゃないですか?それにここからだと結構距離がありますよ?」

アルミン「確か道中にも印が近くにあったから、そこも見ながら向かおう。あんなのが暴れまわったら民間人が危ない」

サシャ「なるほど、それもそうですね!わりと簡単に仕留められましたし、被害が増える前に急ぎましょう」


サシャにはそう言ったものの


願いを叶える


何かがおかしいと思っていた


ひとりだけ、違うもののために戦っている




彼女だけが



ジャンとコニー


コニー「どりゃあぁ」

ザシュッ

ジャン「お、動きが止まった、、、」

コニー「すげー血が出てるからな、大量出血で、って、普通に、人間みたいに死ぬのかコイツ」

ジャン「人間、、、みたいに?いや、その姿とはほど遠いが」

コニー「とどめは刺しとかないと、危ないよな」


ジャン「、、ああ。じゃあ、やるか」

俺はもう、躊躇わない


ザクッ

心臓を突き刺す


コニー「うお、まぶしっ、、、さっきどこかで光ってたの、気のせいじゃなかったんだな!」

ジャン「うっ、、ああ、そうだな、倒すとこうなる、のか、、、」


ころーん

コニー「ん?なんだこれ」


『あなたの願いを叶えましょう』


コニー「へ?ジャン、聞こえたか?」

ジャン「なんのことだ?」


『あなたの願いを叶えましょう』


俺の願い、村のみんな、、、


なんだ、頭の中に流れ込んでくる、楽しかった頃のあの記憶


もう取り戻せない


でも、俺が願えば、、、?



リヴァイ「コニー!その玉から手を離せ!」

コニー「へ?」

ヒストリア「離せって言ってんだよこのクソ坊主!」

コニー「いてっ」


ころころ


ジャン「兵長!それにヒストリアも!?どうして、、、」

ヒストリア「ジャン、それ拾おうとしちゃ駄目!」


コニー「願いを叶えてくれるって、声が、、、」

ジャン「え、なんだそれ、どういうことだ?」

リヴァイ「それひとつじゃ、何も叶わねぇ。今から全部を集めに行く」

ヒストリア「とりあえず、この袋の中にしまって」


かくかくしかじか


ジャン「マジかよ、、、信じられねぇが」

コニー「あの怪物を倒して、この玉を集めたら終わらせられる、のか、、、?待てよ、ライナーやベルトルト、ユミルはどうなるんだ?」

ジャン「そうだ、アニも、、、どうなるんだ?」

リヴァイ「それは、、、」


ヒストリア「私、実は玉を手にした時、一瞬思った。友達を取り戻したい。ユミルのことが頭をよぎったの。

でも、遠い記憶からこの玉の力を思い出して、、、みんなが、それぞれが望む形にきっとなれるって、私は信じることにした」


ジャン「そうだな、そう信じないと俺たちがまず生き残れねえし」

コニー「みんなが助からないと、意味がないからな!」


リヴァイ「そういうことだな。引き続き手分けして集める。もう出てきてる奴らもいるようだから探せ、場所がわからなければ一旦エルヴィンの所に戻るように」


ジャン、コニー「了解!」


ヒストリア「さて、私達はどうします?」

リヴァイ「こういう状況になったら、よく考えたら心配なのはクソメガネだった。あいつ、おかしなこと考えてねえといいが、、、」

鯖重い。俺だけかも。あんまり進まずタイムアウト

みお


ピカッ、ごおお


モブリット「分隊長!危ない!」

ハンジ「うわっと、痛っ!もう、なんで攻撃してくるの?私達、話し合うことはできないの?」


『勝利した生命体が、世界を支配する。その資格があるものが残る。繰り返す。我を倒せば貴様らの願いは』


ハンジ「共存は!無理ってこと、かな?」


『願いは、我を倒してからだ』


ハンジ「倒して共存を願えっての?意味が」


ピカッごおお


モブリット「分隊長!相手が攻撃をしてくる限りこちらからも仕掛けないと!!それ以上怪我を負わないでください!」

ハンジ「っつ!でも、ほんとにそれでいいのかな?」

モブリット「分隊長!」


ハンジ「人間って、欲深くて、醜くて、残酷で、、、それが世界を支配して、ほんとに、いいのかな!?」


モブリット「分隊長!あなたは自分の命を!皆の命を無駄にするおつもりですか!?」


ハンジ「!ぐっ、そうじゃ、ない、そうじゃないけど!!」


ピカッ


モブリット「また攻撃が、、、分隊長!」

ハンジ「、、、」


ヒストリア「どぉりゃああああ!!!」


ザクッ


ピカー


ハンジ「えっ、、、」


リヴァイ「やっぱりグダグダしてやがったかクソメガネ」

モブリット「女王強っ!なんでここに!?リヴァイ兵長、どういうことですか?」

リヴァイ「話は長くなるからちょっと待ってくれ。おいクソメガネ、お前何考えてやがった?」

ハンジ「対話を、、、話が、できたんだよ!あの子と!」

リヴァイ「あ?話だと?」

モブリット「確かに、話しかけたら返事があり、対話ができました」

リヴァイ「ヒストリア、そういうもんなのか?」

ヒストリア「わかりません、けど、普通の巨人が喋らないのに話しかけようとは皆しないでしょうが、この異形の巨人はどの個体も他の巨人達とは全く違うからそういう事もありえますね」

モブリット「だから、分隊長の呼びかけに答えたと?」

ハンジ「ねぇ、みんな、、、いいのかな、私達が世界を支配して。18番目って、言ってた。良くわからないけど、私達の前に、人類になる可能性があった生命が、、、」

リヴァイ「じゃあ諦めるのがてめえの答えか?」

ヒストリア「私から、説明させて頂きますね」


かくかくしかじか



ハンジ「仮に共存を願ったとしたら、その対価は、、、」


モブリット「とんでもないことに、なるでしょうね」

ヒストリア「きっと、人類の望んだ形にはなれないでしょう、残念ながら」

リヴァイ「そういうことだ。俺達は、そんな事の為に戦ってきたんじゃない。人類の勝利の為、じゃなかったか?」

ハンジ「うん、そうだね、、、!急がなきゃならないみたいだし、今は切り替えて考えるのは後、だね!今のところ、何個集まってるの?」

ヒストリア「4つ、ですがいくつか光が見えたので、もっとあるかもしれない」

リヴァイ「ん、待て、それはさっさと回収しないとマズいんじゃねえか?」

ハンジ「誰かが願いを叶えるために使ったら、、、!」


ミカサ



どうなってるの?

私が叶えた願いの対価


エレンと一緒にここまで来れたことはなかった


だから、やり直すことを願った

また、ここから二人で生きて行く事を


何度も時間を遡った

世界は変わらない


予め、止めることができない未来


まず、異形の巨人の覚醒条件

それは、エレンの持つ鍵を使って地下室の鍵を開けること

それだけでいいのだ、地下室の中にあるものにたいした意味はない、はずだ


あの地図を使って探さずとも異形の巨人は勝手に目覚めだす

そして、一体倒せば願いは叶えられる

やっと、強力な力を持った玉の在り処を見つけた

力の弱い玉だと、遡れる時間が少なくなる


ここにあるのじゃないと、また中途半端なところまでしか戻れないのも経験した

それだけの力を持った玉があれば


やっとエレンとここまで来れた



今度こそ私の願いが叶えられる


「アンタが探しているのは、これと同じものかい?」



ミカサ「なっ!アニ、、、どうして、、、」


エレン「アニ!!お前!どうやって、、、!」


アニ「ミカサ、私の半分も、アンタに近いんだよ。だから、近くの一体が覚醒して取り込まれそうになって襲われた。倒したけどね、戦うついでに聞き出した。よく喋ってくれる奴だったからね」


ミカサ「、、、近い?私とアニが?どういうこと?」


アニ「アンタは、自分が変わってしまったことに、気がついてないんだね。今までしてきた事を聞いたけど、そのせいで、、、」


ハンジ「ねぇ、願いを叶えるために使っちゃう可能性があるのは誰だと思う?」

リヴァイ「わからねえな。正直俺ものまれそうになった」


ヒストリア「前から気になってたけど、、、ミカサは」

リヴァイ「ミカサ?」

ヒストリア「兵長、あの子は何のために戦ってると思いますか?」

リヴァイ「、、、エレン、か?おい、そう考えると、ミカサは元々知ってたとかじゃねえだろうな?」


ハンジ「いや、そう考えるのが自然だ。最初に班分けした時も、一番にエレンと行く事をを選択した。場所も指定してね。

リヴァイが別行動するって言った時の表情、たいした意味はないと思ってたけどね、一瞬笑ってたように見えた」


リヴァイ「つまりミカサは元々知ってて、計画通り事が進んでるというわけか?」


ヒストリア「だとすると、ミカサもなにかの能力を持っているのかもしれない。それは、感覚だけど、巨人化できるとか継承できるとか、それとは関わりのないもっと異質なもの、、、」


リヴァイ「わけがわからないな。アイツは人間ですらないとかクソなオチじゃねえだろうな?」


ハンジ「そこまで最悪な事も想定できない状況じゃないかもね」

モブリット「分隊長、いや皆さんも、急いでそちらへ向かいましょう!」


ジャンとコニー



ザシュッ

グサ


ジャン「はぁ、巨人よりかは慣れると楽だが」

コニー「へへっ!これで何個だ?俺達一番多く集めてんじゃねえか?」

ジャン「数の張り合いじゃないだろ、まぁ多いに越したことはないか。皆、無事にやってんのかな、、、」


コニー「確か、サシャとアルミンはあっちの方だったよな、何回か見えた光が移動してるように見えた。並行して近づいてるような感じだが」

ジャン「じゃあ、そっちに向かってみるか?たしかエレンとミカサもあっちの方だったな。この辺にはもういなさそうだしな」



サシャとアルミン


サシャ「もうすぐ、近いですよ!」


アルミン「そうだね!何個か玉も集められたし、順調にここまで来れた」

それはいいけど、僕の予想が外れてくれていて欲しい

どうやらまだ何も起こってないようだけど、あそこから光も見えなかった




サシャ「アルミン!あそこです!、、、えっ!」

アルミン「エレン、ミカサ、、、アニ!?」


ミカサ

なんで、アルミンまで、まさか感づかれたの!?



エレン「おお!お前ら無事に、なぁ、俺だけ状況がわかってないかもしれないんだけど」

アルミン「僕だって良くわかってないよ!アニ、君はどうしてここに!?」

アニ「アルミン、久しぶりだね。私は、ミカサを止めに来た」

サシャ「え!?どういうことです!?まさか、また巨人化し、」

アニ「しない。そうじゃない。信用してもらう証に、私が取ってきた玉は、アルミン、アンタに預ける」

アルミン「え、、、」


アニ「ふ、もう幾つか集めてきたんだね。これと一緒に持って。アンタが持ってるのが一番安心だ。なるべくミカサから離れて。

サシャ、アンタも、この玉を守るようにアルミンと一緒にいて」


アニ「エレン、アンタは何を信じる?何を願う?」


エレン「え?お前何言って、、、つーか今混乱してんだよ!!俺は、お互い巨人化して戦って、お前を殺しかけたんだぞ!?

そんで今度は巨人化しない、ミカサを止めにきたって、どういうことなんだよ!!」


アニ「真実を知るのが願いかい?この女の正体を」


ミカサ「やめて!」


ミカサ「それ以上、喋ると、、、」

アニ「おっと、刃物をこっちに向けるなんてどうかしてる。うっかり巨人化しちゃったらどうするつもり?」

ミカサ「その時は、倒す!」

アニ「できないでしょ?アンタは、私を倒し損ねてる。逆にアンタがいなきゃ私は死んでたかもね、きゃはは」

ミカサ「ぐっ、、、」


確かにあの時は焦りすぎた行動だった

どっちも邪魔な存在だったけれど、エレンを助けるために



『ドクン』


ミカサ「え、、、」


アニ「ミカサ、自分の体に違和感を感じないかい?アンタが探してるものが見つからないのは当然なんだ。

元々特殊な性質のうえに、余計な力を何度も使っちまったから、飲まれた、いや。飲み込んじまったのかもね」



ミカサ「嘘、まさか、私の中に、、、、」



気づいた瞬間、別の力が溢れることに気がついた




ミカサ「エレン!私は、あなたと一緒にいられれば、それで、それだけで良かったのに」

エレン「ミカサ?」

ミカサ「あなたは、それを願ってくれない」

エレン「どういう、意味だ?」


アルミン「エレン!前にも話したけど、僕達は何のために戦ってる!?」

エレン「それは、俺が生まれたこの世界を、壁の外へ自由に旅をして知ること、、、」

アルミン「ミカサ!ミカサは、、、違う。違うんだよね?外の世界なんて興味がない。エレンの為にしか、戦ってない」

エレン「それは、、、どういうことだよミカサ、お前は」

ミカサ「私とあなたで、世界を作り変えることもできるの」



ミカサ「私は、、、アルミン、サシャ、あなた達とは全く違う。半分は近い、と言ったけれど、アニ、それも少し違う気がする。私は、もう、、、全く違うから」



アニ「そうみたいだね。私はアンタを止める。私は、人類ってやつに、ただの人間に、戻れるのか賭ける。

その玉をすべて揃えた力を以て、淘汰されるかされないか、私の罪はそれに委ねる。ミカサ、アンタは全く違うというのなら」



到着したところにアニが現れた、ので様子を見ていたハンジ達


ハンジ「ちょっと、とんでもない事になってるみたいだよ、ミカサは、元々特殊な性質で、今は全く違う、力を使い過ぎたって、、、それはつまり、」


ヒストリア「え、ちょっと、ちょっと待って下さい!」

リヴァイ「どうした?」

ヒストリア「記憶が、、、ぐっ、頭が割れそうに痛い!でも思い出さなきゃ!」

ハンジ「どうやら、大事な事みたいだけど、大丈夫!?」


ヒストリア「人類を、産み出した、能力、継承、最初の形、最初の、人類、、、融合、、、ひとつに?すべての可能性を、無に、別の生命体となって、支配、する、、、」


ハンジ「人類を産み出した?別の、生命体!?」


リヴァイ「そりゃあ、さっきの倒してきた奴らや、巨人のことか?」

ヒストリア「それも、ですがそれだけじゃない。ミカサ、彼女がなにをする気か、それ次第では本当に世界そのものがなくなってしまう!」

リヴァイ「大きく出たもんだな。そもそも何でミカサはそんな事ができるんだ?」

ヒストリア「彼女は、元々が人類とは違う存在、そのうえ、何度も力を使ってる、、、とすると、アニが言ってた飲み込んだって、いうのは、、、融合?」


ハンジ「え、、、!?だとすると、ミカサ自身の中にあの、生命の実が?」


モブリット「元々人類と違ううえに、また別の生命体を取り込んてしまったということ、でしょうか?信じられませんが」

リヴァイ「支配だの世界がなくなるだの、正気じゃねえ。信じられない、が、、、あの様子だと、そんなクソな事が本当に起こりかねないな」




神にしか行えない所業


神ですら不可能な所業


それを行ってしまったものは、もう戻れない




そこには、ただの人間、などいない



ジャンとコニー


ジャン「お、着いた、、、って、な!?」


コニー「アニ!?どうなってんだ!?」


ジャン「お、おいアニ、ミカサから離れろ!」


アルミン「いや、二人とも、今はこっちへ!」


コニー「なぁアルミン、どうなってんだよ」




ヒストリア「私達も合流しましょう!みんな集まったね、久しぶり!エレン!」


エレン「え?ヒストリア!?お前こんなとこで何を」


ヒストリア「エレン、あなたはこの展開についていけないって様子だけど、そうはいかない。何も知らずにいたらあなたが引き金になってしまう」


ミカサ「ヒストリア!エレンに近づかないで!」



リヴァイ「おっと、動かれちゃ困るのはお前だ。エレン、さっさとヒストリアのところへ行け」

ミカサ「くっ、邪魔を、、、」


ハンジ「今の内に!エレン、リヴァイの言うとおりにして!アルミン、玉の数は!?」


アルミン「ジャンとコニーが持ってきたぶんと、、、」


エルヴィン「これも合わせて、だ」


アルミン「団長!」


モブリット「間に合ったようですね」


アルミン「これで、、、12個、ということは、アニの言ってたとおり、、、」


ヒストリア「それも含めてだけど、揃ったのね!?エレン、これはあなたにも関わることだから、記憶を、、、」


エレンに触れることで直接記憶を流し込んだ


エレン「な?え?どういう、ことなんだよ、、、さっきから俺は全然話についていけないし、信じたくもねえよ!ミカサは、どういう存在なんだ!?」


ヒストリア「あなたが聞いていた話と、私の記憶を合わせて考えて。ミカサは元々特殊な存在。

さらに別の力を飲み込んでしまった。人ではなくなってしまったの。ただの人間には出来ないことを、何度も行ってしまったから」





ミカサの心臓のあたりから溢れだす赤い光、それはさっきまでの異形の巨人が放ったものとはまた違う禍々しさがあり、次第に彼女を包み更なる融合を行ってゆく





ミカサ「違う。私は人間。願いを叶えて、エレンと共にまたいちから作り出すの、あなた達は、、、邪魔」




リヴァイ「なんだ?様子が、、おい動くなっ、、、!?」

グサリ

ミカサの右手にあった刃は、瞬きする間もないうちに、リヴァイの肉体を貫いていた


リヴァイ「!?っう、見えなか、っ、ゲホッ」

バタッ


ハンジ「リヴァイ!?嘘、刺されたの!?早すぎて、、見えなかった、、、」

エレン「え、兵長が倒れた、、、ミカサ何したんだ!?あんなに血が」


アニ「マズいね、早くしないと!私が止める!さっさと玉の能力を発動させて!」


バシッ

アニ「うっ!」


片腕を人振りさせただけで、アニをその場へ倒れさせる


ミカサ「はぁ、手こずらせないで、、、」


ドスッ

躊躇なく片足で踏みつける


ミカサ「気を失うまでやる。アニは巨人化されたら困るもの。殺してでも、、、」

アニ「ぐっ、、、なんて力、アンタは、、、」


アルミン「アニ!あのミカサ、は今までのミカサとは違う、様子も、力も、信じられないけど本当に、、、止めなきゃ!全員で!」


ジャン「ミカサ、テメェ何やってんだよ!!お前は、そんな奴じゃ、そんな奴じゃなかっただろ!?なぁ!おい!」

コニー「俺も許せねぇ!わけわかんねえけど、お前を止めなきゃならないって事ぐらいはわかるぜ!」


ミカサ「うるさい、勝手な勘違いを押し付けないで、邪魔」

ドサッ

ドサッ


ハンジ「な、、、一度にそんな動き、また見えなかった、、、みんな待って!まだミカサの力が未知数過ぎる!

なんなの!?今までも強かったけど、手加減してたって訳!?それとも、生命の実との融合とやらでパワーアップしちゃったのかな?」


ミカサ「いいえ、少し違う。奪っただけ。そこらへんに溢れた生命の欠片を。私の能力は融合したおかげで、さらに強靭なものに進化した。

あなた達が倒した異形の巨人は、一個体しかいないものだから強靭な生命力を持ってるの。単体でその生命の玉、実際には生命の実。

そう化したあとも溢れ出す力があるの。私はそれを、奪っただけ、、、こうしてる今も、私は、目的を果たすためには進化が必要なの、一秒でも早くね」



ハンジ「ははっ、、、私も大概だけどさ、ミカサ、、、アンタ、狂ってる。そんな事が可能な理由はもういい、その行為事態に反吐が出る!」


モブリット「分隊長!さっき待てと言ったのはあなた自身です!飛び出してどうするおつもりですか!?」


エルヴィン「そうだ、このままでは全滅しかねない、、、エレン、ヒストリア」

凄く中途半端ですが、俺の書き溜めが中途半端だったので一旦ここまでです。酷く厨二を通り越して酷いわぁ

みお

エロ本のくだりはなんだったんだ

>>50
なんだったんだろうね。人類繁殖の理由と、こんなところにヒントがあるとはという発想がまさかだぜという後付設定
こんな話になる予定じゃなかったのにタイトルは初期のままスレ立てした俺が悪い。エロ期待してたならすまない


エレン「ミカサを止めるには、俺が、、、」

ヒストリア「待って!巨人化自体が半分は別の生命体になることを意味する、なら危険だよ!」

エレン「いや、俺が、、、願えばいいんだろ?ミカサと、一緒にいることを。ただ、そばにいてやることを」

ハンジ「もう、、、駄目なんだよ。ミカサは、生命の実を取り込んてしまったの。

この玉の力、、、生命の実?の力を発動させるには、彼女の肉体ごと、、、彼女を人間には、もう、戻せない」


ヒストリア「それに、一番危険なことは、ミカサがあなたごと取り込んでしまわないかということ。そうなったら、世界は彼女の思い通りに作り変えられてしまうかもしれない」


アルミン「それは絶対に避けなければいけない事態だ!今すぐこの玉の力を発動させれば、ミカサを、止められる。

でも、、、方法は、本当に、それしかないのか、、、!?クソっ!どんなに考えても、わからない!最善の策が見つからないよ!」


サシャ「皆さん!一度落ち着きましょう!い、今倒れてしまったみんなは、生きて、生きているのでしょう、か、、、血が、流れすぎて、、、」


エレン「お前も落ち着けサシャ、俺が、まずミカサに近づく。俺には突然攻撃しないはずだ。そうだろ?その間に倒れてる皆をまず助けてやってくれ。お前ら、、、頼んだぞ」


ヒストリア「ちょ、、、もう!話聞いてた!?」


アルミン「エレン!!危険だ、急ごう」

サシャ「気を目計らって助けましょう!」

ハンジ「そうだね、、、私はリヴァイを。あれで死ぬような奴じゃないと思うけど」

アルミン「じゃあ僕はアニを助ける!サシャとヒストリアは、ジャンとコニーを!ミカサからは一番遠い」


エレン「ミカサ、もうやめろ、人を傷つけるのは!俺達、、、仲間じゃなかったのか?」

ミカサ「私は、あなたがいればいい。その為に、利用できないのなら、彼らの存在は、必要ない」

エレン「ミカサ!」


エレンはミカサの体を抱きしめた


ハンジ「今だ、行くよ!」


ザッ


ミカサ




無駄なこと


生きてようと、死んでようと



手加減もしてない




もう必要の、ない人達



サシャ「ジャン!無事ですか!?」


ヒストリア「コニー!お願い、目を覚まして!」


アルミン「アニ!、、、酷い、肺に骨が刺さるほど、、、、!?」

アニ「うっ、げほっ、アル、、、ミン」

アルミン「アニ!喋っちゃ駄目だ!」

アニ「だい、じょうぶ、私にはまだ、巨人の力が、残ってる、、、から、再生、できる、それより」


ハンジ「リヴァイ!あんた、こんなとこで死、、」

リヴァイ「死んで、ねえよ、クソメガネ。血は流しすぎて流石にキツイがな、、、よく聞け」

ハンジ「な、何よ!遺言は聞かないよ!?」

リヴァイ「いいから、これを」


ガチャ



ハンジ「なに、この箱、、、?なっ!?この注射器は!なんであなたがこれを!?」

リヴァイ「それを、俺が持ってんのは、、、ミカサの想定外のはずだ。間違っても俺にぶっ刺すなよ?そこまでして、、、生きたくねえからな。それを、ミカサに」

ハンジ「ミカサに、、、!?」

リヴァイ「人間じゃねえ奴に、使ったら、、どうなると、思う?正直、俺には、わからねえ。信じこんで、賭けに出るか?どう、使うかは、お前らに任せる」

ハンジ「人間じゃない、延命、巨人化、、、これは、元々人を巨人化させる為に作られたもの、それなら、これで人じゃない存在を戻すことは、、、」


ヒストリア「ハンジさん!兵長!それは!?」

アルミン「どうして、それがここに!?」

リヴァイ「今はその理由はあとだ、どう使うかを、考えろ」

ヒストリア「どう使うかって、、、」


ハンジ「ねえヒストリア、これをミカサに使ったらどうなると、思う?」

ヒストリア「ミカサ、、、が、今、どういう状態になっているのか。人じゃない、神の領域に足を踏み込んでしまっている、存在。

死という概念があるのか、寿命があるのか、駄目だ、私の記憶をどんなに探ってもわからない!」


アルミン「やってみる、価値はあると思います」


ハンジ「アルミン、その根拠は?」

アルミン「ありません!ただ、ミカサを救う為にはそれしか方法はない、何もしなければ、失うのを待つだけです!」

ハンジ「これに賭けるしか、ない、、、そうだね!

よし、今動けるのは、アルミン!あなたはエレンをミカサから引き離して、その隙にこれを、、、ごめんねモブリット、私のサポートをしてくれるかな。分隊長からの、最後のお願い」


モブリット「全く分隊長は、、、あなたは最後まで死に急ごうとする。それは、次からは団長と呼べということと受け取りますよ?」


ハンジ「じゃあエルヴィン、頼んだよ?」


エルヴィン「ああ、発動方法は本に書かれていたからな。これが俺の調査兵団団長としての最後の仕事だな」


リヴァイ「ヒストリア、他の奴らは無事か?」

ヒストリア「いちばん無事じゃないのはあなたです!早く止血を、、、」


エレン「ごめんな、ミカサ。お前がこんなになるまで、気づいてやれなくてごめんな」

ミカサ「エレン、私はこうしてるだけで、良かったのに、、、いつも、私の前からいなくなってしまう」

エレン「そうか、、、何回見てきたんだ?」

ミカサ「数え切れない、もう、どの記憶が正しいのかも、わからない。今、こうしているあなたのことしか、もう、、、このまま」




私はもう、ひとではないから


神の領域に片足を


もう片方は、きっと、悪魔?






ああ、私はこのままエレンを奪い去ってしまう


誰も届かない領域へ


こんなことが出来てしまうほどに、私はいつの間にか




こんなに、簡単だったというのなら






アルミン「今なら、、、行ける!行きます!」


アルミンは近くの木にアンカーを刺し、立体起動でエレンをミカサから引き離した


エレン「うお、っと、アルミン!?」


ミカサ「え、エレン?エレン!?どうして!!アルミン!?あと少しで、、、、!!いや、嫌!!!!!か、返せ!返せ!!!か、」


ガシッ


モブリット「少し、動かないでいてくださいミカサ」


ハンジ「おっと、ナイスだよモブリット!ミカサ、、、頼むから、帰ってきて!!!!」


グサッ



ミカサに注射器を刺し中身をすべて体内に流し込んだ




ハンジ「ふぅ、っし!!完了!エルヴィン!!」



エルヴィン「ああ、準備は整っている、発動するぞ」




その刹那の後


膨大な量の光が、天へ放たれた



支えを失った壁は崩れ去る




どこか、その遠くからも無数の光が天へ登り続ける




アルミン「エレンと、アニからも、光が!」

ヒストリア「大丈夫、きっと中の巨人化の能力だけが放たれただけ!それより、くっ、、ミカサ、、、」



一際眩い光を放つそれは



ハンジ「くっそ!どうなってるの!?見えない!!」

モブリット「目を潰すつもりですか分隊長!直視してはいけません」



アニ「ふぅ、戻してやりたいなら、声を」

アルミン「アニ?目が覚めて良かった!無事なんだね!?」

アニ「そうみたいだよ、私はね、、、能力だけが消えた、実感がある、、、?え、、、?」

アルミン「アニ?どうしたの?」

アニ「なんだか、記憶が混乱して、、、能力と一緒に、何かが消えたような」

アルミン「大丈夫!?しっかりして!僕のことはわかる!?」

アニ「わかるよ、アルミン。今は、それよりミカサをなんとかした方がいい」



アルミン「うん、、、そうだね!ミカサ!!!聞こえてる!?戦え!!これは君の最後の戦いだよ!もう、これで終われるんだ!エレンもここにいる!!」


ジャン「くっそ!ミカサ!!戻ってこい!!帰ってこいよ!!!俺はまだ、お前に言ってねえことがあるんだよ!」

コニー「ここまで一緒に戦ってきて!お前が消えちまうとか誰も!望んでねえんだよ!!!」

サシャ「そうですよ!やっと、美味しいものがお腹いっぱい食べられるようになるんですよ!!どんな状況だって、乗り越えて来たじゃないですか!ミカサ!!!」

ヒストリア「馬鹿野郎のミカサー!!!!!全部捨てちまえ!捨てて!こっちに帰ってこい!!助けられたこと!私は忘れてないぞ!!女王の命令だ!戻れ!」

リヴァイ「、、どう、なってる?」

ヒストリア「注射のおかげで、まだ留まれてるんだと思います。ここまできたら、あとは彼女の意思次第、、、」


エレン「うっ、、、俺、気を失って、、」

アルミン「エレン!無事に目を覚まして良かった、ミカサが今、ひとりで戦ってるんだ」

エレン「え、、、ミカサ、、、ミカサ!!!」



エレンの声


みんなのこえ


ひとじゃなくなった私は淘汰されるはずなのに


きこえる


なにかになりそこねて


堕とされた


可能性の生命体でも、天使や悪魔や神でもない


ただの



ひとに



、、、?




エレン「ミカサ!俺はここだ!戻ってこい!!!俺はもう、お前を置いてどこにも行かない!ずっと、お前の側にいるから!!!!」



エレンの声



私がずっと、求めていたのは





その眩い光の中、エレンは彼女の元へ必死で手を伸ばした




-もういいんだ、ミカサ、お前が求めなくても、俺が-






少女が、最後に聞いた言葉、だった








轟音と共に弾け飛んだ光



その一瞬後にそこにあったのは



ただの、ひとりの少女と、抱きとめた少年の姿だった






『おかえりなさい』






エレン「ミカサ、起きたか?」


木陰に寝かされ目覚めた少女は


一筋の涙を流し目覚めた



ミカサ「ミ、カサ、、、?」


エレン「どうした?」



ミカサ「とても、長い夢を見ていた気がする、、、けど、思い出せない、ミカサ、私の名前、、、?あなたは、、、?」




記憶を、失って







数日後



エルヴィン「さて、今後の調査兵団の在り処と役割についてだが。まずは、団長の座はハンジに譲る」


リヴァイ「ちっ、元気な癖に。面倒になっただけだろ」

エルヴィン「俺は、俺の目的を果たしたからな」

リヴァイ「まぁ、俺もそれは同じだな」

リヴァイは先の戦いでの負傷で、以前のような戦闘力も無くした。それと同時に必要のなくなったであろう兵士長の座は降りた


ハンジ「と、いうわけで私が団長を務めさせてもらうよ!巨人がいなくなっても、外の世界を探索するという目的は、変わらないよ!」

モブリット「と、いうわけで僕は分隊長に昇格しました」


エレン「安心した!」

アルミン「安定のモブリットさん!」


壁が突然無くなったことにより

いつ巨人が攻めてくるのかと民衆は恐れ一時混乱したが、もうそれはやってこないと、女王の言葉を信じた人々は落ち着きを取り戻した

リーブス商会を始め、改めて街の再建と土地の開拓を早速始める者が、後を追うように増えてゆき、人々には活気が戻っていった



コニー「俺、あの後村に戻ったら、母ちゃん生きてたんです。人間に戻って、、、だから、今は一緒にいてやりたいんですが」

サシャ「私も、村のみんなと土地の開拓を進めて、家畜や野菜を育てる準備をしていきたいんですが」

アルミン「エレンと、ミカサと、僕は、、、約束通り、外の世界を探索するという夢を、叶えに行きます。もちろん調査兵団として!」

ジャン「なんだよ皆、くそっ、うちのババアは相変わらず元気なババアだよ!俺はどうすっかな、、」

ハンジ「ジャン、君にも分隊長の座を与えよう!」

ジャン「え!?俺が!?」

ハンジ「キミになら、ついていこうと思う子たちが沢山いるとおもうよ?」

コニー「あぁ、落ち着いたら俺も行くし」

サシャ「私も一段落したら、村のみんなに任せて新たなる食材探しの旅に同行しますよ!」

ジャン「外はグルメ界じゃねえっつの!ま、それすらもわからないんだよな、、、そう思うとワクワクしてくるな。じゃ、大規模遠征の計画だ!備えて俺は準備とすっか!」


ハンジ「いいねえ!私達は、やっと自由を手に入れたんだ、みんなの力で。まずはその自由を謳歌しよう!

でも、帰ってくる場所は、ここ。それぞれどこに行っても、仲間ということは忘れないで、思いっきり楽しんでいこう!」


モブリット「そうですね、しかし外の世界にはまだ危険なこともあるかもしれません。調査兵団の義務として、定期的に戻って報告をしてくださいね」



エルヴィン「俺はしばらくのんびーりしようかな、ぽてち食べながら、あっ今日ジャンプの発売日だ」

リヴァイ「そこマガジンじゃねーのかよ!」

エレン「ハンジさんより団長にツッコミ役が必要になってる!?兵長はこれからどうするんですか?」

リヴァイ「さぁな、それよりお前は話聞いてなかったのか?エルヴィンは団長じゃねえし、俺も兵長じゃねえ」

エレン「えっと、リヴァイさん?」

リヴァイ「なんか、気持ち悪っ!」

ジャン「確かに、呼びにくい、、、やっぱ兵長は兵長で」

エルヴィン「俺のことはスミスさんでいいぞ」

コニー「なんか新しい!?」


サシャ「そういえば、あれからアニを見ていませんが、どうしたのでしょう」

アルミン「ああ、故郷に帰るって言っていたよ。止めることもできなかったけど、、、またね、って言ってた。だからまた、会えると信じてるよ」


リヴァイ


さて、俺は気楽に一人旅でもするか


気楽に、、、とは言えねぇな

壁の外には、クソみてえな思い出しか残ってねえ

だがせめて、その先の世界を、失ってきたアイツらの分もまとめて、見に行ってやる

それが、せめてもの弔いだ


リヴァイ「、、、」


リヴァイ「、、、ついてきてんの、バレバレなんだが?」

ヒストリア「そうでしょうね。ついてきてるんですから」

リヴァイ「だから、女王のお前がここで何やってやがんだ?」

ヒストリア「もう、女王による統治なんて必要ないですよ。いい子じゃない私がいなくても、大人の人達がいれば、国はなんとかなります。ならないなら人類なんて、どうにでもなれですよ」

リヴァイ「はぁ。それもそうだな。面倒な争いが起こることもあるだろうが、俺は巻き込まれたくねえし、見たくもねえな。どうせ見るなら新しい世界の方がいい。お前は、どうするつもりだ?」

ヒストリア「私は胸張って生きるって約束したんです。自分を殺さず、自由に生きてやるんだ!誰よりも、自由に。だから、友達に会いに行きます。一緒に自由な世界を謳歌したいんです」


リヴァイ「ふふ、面白い奴だな、お前は。いざ自由すぎると、やる事がある奴はいいな。俺には何もねえ」

ヒストリア「そんな事だろうと思って、ついてきたわけですが。目的はあろうと、簡単じゃないだろうし、会えたら、また皆で集まりたいです。

友達と、手土産を沢山持って帰って。あなたも、帰らないつもりではないでしょう?」


リヴァイ「そうだな、、、お前、調査兵団、辞めたつもりはないんだったか。俺も辞めてねえからな。それに、、、話し相手はいないとつまらんな、俺は女王の護衛に付き合ってやるか」

ヒストリア「私はただのヒストリア、あなたも、もうただのリヴァイさん!

一緒に手土産と、友達を探す仲間、じゃダメですか?護衛とか責任は持たなくてもいいんです。もう何も、背負わなくても」


リヴァイ「何も、か。あえて言うなら、、、」





『自由を』


アルミン



自由を、それだけを背負って僕達は旅に出るんだ



アルミン「本当に、三人で行くのでいいのかい?」


エレン「いいんだ、俺たちはここから始まったんじゃねえか!あ、ミカサは、覚えてないんだよな、、、でも、俺達はもう、ずっと一緒だからな」


ミカサ「ごめんなさい、家族も、友達も、忘れてしまうなんて、、、」


エレン「いいんだよ、もう後ろの道は見なくていい。俺達が進む先に、道がこれからまたできるんだからな」


アルミン「そうだよ、これから見るものは、僕達も初めて見るものばかりが待ってるんだ。何も変わらない気持ちで、一緒に見れるんだよ」




誰かひとりの願いで決まった結末じゃない



どこかの誰かが仕組んだ形じゃない



戦ってきた皆の想いがきっと、この結末と



生まれた希望と、共に羽ばたく未来を引きよせ掴んだんだ



支配されることのない未来が果てしなく続く世界を?






少しだけ思う



また人類が過ちを犯すことがあるとしたら、その時はまた、繰り返すのかもしれない



それが近い将来なのか、遠い未来なのか


それも運命として受け入れることに



心臓を、捧げよう




end




エレン「親父の地下室に大量のエロ本があった件について」というスレタイだったスレタイ詐欺ssは完結しました!


『 You break out on your PARADOX 』

という副題は守護心PARADOXという曲が俺的にとってもミカサちゃん!と思って勝手なテーマ曲に
なんかの曲を毎度使うのは悪い癖、誰も気にしなくていい。まかり間違って本物が見ないことを願うしかないが自重


色々混ぜパクリで設定その他ふっ飛ばして勢いで書いたらこうなった
最初はドラゴンボールでもみんなに探しに行ってもらおうかと思ったけど
ドラゴンレーダーがないわ、却下
そもそもギャクssに終始するはずが、ミカサちゃん闇堕ちしてた
異形の巨人とかいうのはエヴァの使徒っぽいイメージで、
散々言われてるループネタ、主体ミカサ→カヲル君もしくはまどマギほむらちゃん的なイメージで
細かい設定はせず書いたので深い考察も忘れました
むしろ読んだ人を不快にさせる結果だったかもしれない、が

現状の最新話ネタ
リヴァイがあれ持ってる
ヒストリアちゃんが殴り返してみろー

を、ぶち込んでるあたりが勢いで書いた感が現れてて今の俺の記録になった

スレタイ詐欺にあった皆さん、ごめんなさい

ssは自己満だ。最後までお付き合い頂いた方ありがとうございました


みお


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