NEW GAME!殺人事件 (14)
NEW GAME!を、サスペンス風にまとめたSSです。
オリキャラが三人ほど登場します。また、キャラ口調がおかしかったりとありますが、ご了承ください!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508512928
青葉(私は涼風青葉、18歳。今年、高卒でイーグルジャンプに入った、新入社員です! 今、憧れの八神コウさんの部下として、グラフィッカーとして働いています)
コウ「おっ、そろそろお昼だな。休憩するか~!」
ゆん「そうですなぁ」
はじめ「ふわぁ~、疲れたな!」
ひふみ「・・・・・・」
青葉「ひふみ先輩、どうしたんですか、表情がいつもより険しいですよ?」
ひふみ「あ、青葉ちゃん・・・。そ、そう・・かな・・」
りん「ひふみちゃん、もしかして、そろそろ」
ひふみ「うん・・・」
青葉「えっ、そろそろっ?」キョロキョロ
コウ「そっかぁ、もう一年になるのか・・・」
青葉「えっ、えぇっ・・・!!??」アタフタ
はじめ「そうですね。あっという間でしたね!」
ゆん「早いわぁ~」
青葉「???」キョトン
はじめ「あっ、青葉ちゃんがキョトンとしてますよっ!」
青葉「???」
ひふみ「青葉ちゃん・・・一年の出来事・・を・・知らないから・・かな」
青葉「一年前っ? い、一体、何があったんですかっ、気になります!?」
ゆん「あっ、やっぱし、ビンゴやわ」
コウ「そっかぁ。青葉は知らなかったんだな?」
りん「もぅ~、コウちゃん。青葉ちゃんは今年入ったばかりで、何も知らないんだから、いきなり一年って言われても分からないわよ」
コウ「それもそうだな! じゃあ、青葉に説明しておくか・・・ひふみん、例の写真、青葉に見せて?」
ひふみ「うん・・・。はい!」
ひふみ先輩は写真を見せてきた!
青葉「わぁ~、凄い綺麗な人ですねっ!!??/// 誰なんですか?」
ひふみ「・・・園川(そのかわ)・・真由(まゆ)ちゃん・・・。」
青葉「園川真由さん、ですか?」
りん「えぇ。真由ちゃんは、私やコウちゃんの後輩で、ひふみちゃんと同期だった子なのよ」
コウ「ちなみにブースも私らと同じキャラ班にいて、グラフィッカーだったんだよ!」
青葉「そうなんですかっ!?」
ひふみ「うん・・。りんちゃんとコウちゃん・・の説明どおり・・・だよ」
ゆん「うちやはじめからみれば、真由さんは先輩やけど、本当に優しゅうて、何でも教えてくれた、えぇ人やったわ」
はじめ「私なんか、おもちゃを貰ったよ、特にレア物をさ! その時、私は一生この人についていくって心の中で決めたなぁ~」
ゆん「はじめは、おもちゃで釣られただけやないの?」
はじめ「なっ、違うって! 私はちゃんと真由さんの人望を見て、純粋な気持ちでついていくと・・・」
ゆん「どうやろな~?」
青葉「あ、あのぅ・・・?」
ゆん「あっ、青葉ちゃん、話をそらしゅうて、ごめんなぁー」
青葉「い、いいえ。そ、それよりも、その、真由さんって人がどうしたんですかっ? 一年前になにがあったんですか??」
コウ「いきなりだけど、本題に入ろうか」
りん「そうね。青葉ちゃん良く聞いてね。・・・真由ちゃんは本当に優秀なグラフィッカーだった。ひふみちゃんと共に入社して以来、徐々に才能を伸ばしていき、去年、つまりは一年くらい前には、当時1と2の続編として出そうと考えていた「フェアリーズストーリー3」にも、いずれは完璧に備わっていけると周囲に期待されていたの・・・だけど・・・」
青葉「だけど・・・。気になります、続きをお願いします」
コウ「ここからは私が説明するよ。・・・いきなり話は変わるけど、当時まだ極秘だった「フェアリーズストーリー3」の初報を纏めていたデータが漏洩し、更にはネットの掲示板に「3は来年には発売予定」・・・なんて、先走ったような投稿がされた事件があって、でも漏洩したのはほんの一部だったからその一部分の仕様を変更したし、掲示板の方もただの噂ってことで流して一応、カタは付けたけどさ! けど、当時から社長秘書だった鈴波(すずなみ)美希(みき)さんや葉月さん、アハゴンの三人がその張本人が社内に居るのではないかと疑い、それが誰かを突き止めようと調査に動いていたんだ。その結果、疑われたのが・・・真由なんだよ!!」
青葉「!?」
ひふみ「・・もちろん、真由ちゃん・・自分は何も・・やっていないって・・・訴えた・・。けど、結局、疑いは・・晴れなくて・・それから三日後・・・会社の近く・・にある・・廃ビルの屋上から・・・飛び・・降りた・・・・の・・」
青葉「じ、自殺・・・なんですかっ!?」
りん「あの後、警察が来てね・・・。真由ちゃんの机を調べたら、中から遺書らしきものが出てきたの! それと、押収した彼女のパソコンからは、彼女が漏洩をしたとされる証拠とネットの掲示板に投稿したっていう記録が出てきて・・・結局、漏洩がバレての自殺って事が終わったのよ!」
青葉「・・・・・・」
ゆん「でも、うちは信じられません! あんなにも優しかった真由さんが漏洩やなんて・・・」
はじめ「私もかな。だから、しばらくは真由さんの事、忘れられなくて・・・」
ひふみ「・・・・・・グスッ」
青葉「ひふみ先輩・・・」
ひふみ「あっ・・ご・・ごめんね。私・・ちょっと・・席を外す・・・ね」
青葉「ひふみ先輩っ!? ま、待ってくだsガシッ・・えっ?」
コウ「気を遣うんだ、青葉。ひふみんは今、ひとりになりたいんだよ!」
りん「そうね・・・。ひふみちゃんの気持ち、分からないでもないわ。本当に真由ちゃんと仲が良かったものね」
はじめ「ひふみ先輩と一緒にいる事が一番多かったのは、真由さんですし・・・」
ゆん「ひふみ先輩、真由さんに特に心を開いてはったしなぁ」
青葉「・・・・・・・」
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廊下
ひふみ「グスッ・・・真由ちゃん・・」
回想
真由「滝本さん、だよね?」
ひふみ「ヒィッ!?」
真由「あっ、驚かせてごめん、私、園川真由。よろしくね!」ニコ
ひふみ「////・・・」
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真由「そっかぁ、ひふみちゃん、コミュ症なんだ!」
ひふみ「うん・・・」
真由「でも、そんなの気にしなくていいと思うよ!」
ひふみ「えっ!?」
真由「ひふみちゃん可愛いし、スタイルも良いし、優しいから、そういう長所がたくさんあれば、コミュ症なんて関係ないんだよ! 誰が、何を言うと、大事なのは自分自身、自分の持つべきものだよ」ニコニコ
ひふみ「真由ちゃん・・・/////」
――――――――――――――――――――――――――――――
真由「へぇ~、ひふみちゃん、ハリネズミ飼ってるんだ!?」
ひふみ「うん・・。宗次郎って・・言うん・・だけど」
真由「宗次郎くんっかぁ・・・。いいね、私もハリネズミ、飼いたくなってきたよ!」
ひふみ「ほんと・・・!?」
真由「うん。私もハリネズミ飼ったら、お互いに見せ合って、遊ばせてあげようね////」ニコニコ
ひふみ「パワァ~~//// うん・・////」ニコ
真由「あっ、ひふみちゃん、笑った♪ やっぱり、無表情よりも笑った方が可愛いよっ!」ニコニコ
ひふみ「/////」
回想終わり
ひふみ「グスッ・・グスッ・・・うぅっ・・・」
同時刻 外
青葉(今日は外で食べる事にしました)
青葉「ひふみ先輩の事は心配ですけど、今は早く食べt葉月「おっと、涼風君じゃないか!」
青葉「あっ、葉月さん!」
葉月「一人なんて珍しいね。滝本君たちとか、八神と一緒じゃないなんて?」
青葉「あっ、みなさん、今日は各自食堂とか、ブースで昼食を取っているみたいで・・」
葉月「そうか! うん、それにしても一人でランチを頂いている涼風君の姿、実に可愛らしくて、絵になるね~♪」
青葉「ちょっ、ちょっと、葉月さんっ!? な、何を言っているんですかっ///!?」
葉月「はははっ、照れる君もまた一段と可愛いよ!」
青葉「もぅ~。あっ、葉月さん、ちょっとよろしいですか?」
葉月「うん? なんだね、あらたまって?」
青葉「葉月さんは、園川真由さん・・・ご存知ですよね?」
葉月「うん、もちろんだよ! あんなに可愛くて、優しい子はそうそういなかったからね・・・」
青葉「葉月さんは、漏洩に関する事件、どう考えているんですか?」
葉月「はははっ、まるで記者の取材みたいだね! けど、うーん、そうだね~、普通に考えたら、彼女の犯行・・・と言いたいところだけれど、私はまだ納得してないかな?」
青葉「やっぱり、葉月さんもゆんさんやはじめさんと同じ意見なんですね」
葉月「それより、涼風君はどこで園川君と一年前の事件を知ったのかね? 私からしてみれば、最初に驚いたのはそれだが」
青葉「すみません、開口一番に聞いてしまい・・・。実は・・・カクカクシカジカ」
葉月「成る程。八神たち全員からねぇ・・・。うん、納得したよ♪」
青葉「・・・・・」
葉月「それにしても、もう一年も経つのか、園川君が死んでから・・・。私もたくさんの可愛い部下を手元に置いたのに、そのうちの園川君を失って、あの時はショックで随分痩せたものだよ・・・」
青葉「葉月さん?」
葉月「あっ、独り言を言ってすまないねぇ。」
青葉「いいえ」
葉月「ただ、園川君の事件後、一番泣いていたのは、滝本君だから。」
青葉「やはり、ひふみ先輩が・・・」
葉月「うむ。彼女の葬儀や告別式で、それは大泣きしてねえ、あんな滝本君は初めて見たよ」
青葉「・・・・」
葉月「それに頻繁に園川君の墓参りもしているようだから、彼女に対しての悲しさはよほどのものだったね」
青葉「そうだったんですか・・・」
葉月「おっと、少し辛気臭い話をしてしまって、申し訳ないね」
青葉「いいえ、大丈夫です!」
青葉「そういえば、葉月さん、昼食はどうしたんですか?」
葉月「あぁ。さっき食べ終えたばかりでね。戻ろうとした所に涼風君を見かけたもので、声を掛けたんだ!」
青葉「そうですか」
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青葉「ふぅー、お腹いっぱいです」
葉月「はははっ、美味しそうに食べる涼風君は本当に可愛かったよ。携帯でぜひ撮影したかったなぁ」
青葉「って、止めてください!? 恥ずかしいですよ、食べてる所を撮るなんてっ///」
葉月「はははっ、そういう照れてるところは、ほんとに可愛いよ♪」
?「あ、あのう?」
葉月「んっ?」
青葉「な、何か用ですか?」
?「その、眼鏡を掛けた貴方なんですけど?」
葉月「んっ、私かな?」
?「もしかして、葉月しずく、じゃないでしょうか?」
葉月「んっ、そうだが? 君は私のファンか、なにかかな? イーグルジャンプでディレクターをやってるぐらいだから!」
?「やっぱり、しずくね! ほら、私・・・小・中・高でずっと一緒だった、杉本美花(すぎもと みはな)だよ!」
葉月「えっ、美花!? ほんとに美花なのか・・・久しぶりだな!!」
美花「ほんとに久しぶりだね。しずく、元気だった?」
葉月「もちろんだよ!」
葉月「そういう、美花も元気だったか?」
美花「もちろん、元気だよ」
青葉「あっ、あのう?」
葉月「あっ、すまないね、涼風君! 紹介するよ、私の幼馴染の杉本美花だよ! 美花、こっちは私の部下の涼風青葉君!」
青葉「は、初めまして、涼風青葉です!」
美花「青葉ちゃんね。こちらこそ、初めまして、杉本美花と言います!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
葉月「それにしても、こんなところで再会するとは、偶然というか、なんというか」
美花「そうだね。しずくは全然変わってないね、あの頃と!」
葉月「そういう、君だってそうだろ? そういえば、今、何をしているんだ?」
美花「新聞記者だよ!」
葉月「ほぉー、新聞記者か! いいね、正義感が強い君にはピッタリじゃないか?」
美花「そういうしずくだって凄いよ、あのイーグルジャンプに勤めてて、しかも有名なフェアリーズストーリーのディレクターなんでしょ? しずくの方が私よりも大出世してるじゃん!! それに名前も売れてるし!!」
葉月「そんなことないさ! 新聞記者として頑張っている君の方が立派だよ!!」
美花「はははっ、そんなに立派じゃないよ!」
青葉(幼馴染同士で楽しそうだな・・・。葉月さんと美花さんを見てると、私とねねっちを重ねちゃうなぁ!)
葉月「おっと、私と美花が話しているから、涼風君がヤキモチを焼いてるねぇ」
青葉「なっ!? ヤキモチってなんですかっ!?」
葉月「はははっ、冗談だよ!」
美花「ふふふっ、可愛い部下をお持ちで羨ましいわよ、しずく」
青葉「っ//////」
葉月「おっ、そろそろ会社に戻らないと!」
美花「あっ、私もだ! じゃあね、しずく。また期会があったら、一緒に酒でも酌み交わしながら昔話でもしましょうか!」
葉月「おっ、いいね! 行こうじゃないか!」
美花「青葉ちゃんもまたね! お仕事、頑張ってね」
青葉「あっ、どうも!」
葉月「♪」
青葉(葉月さん、いつも以上にご機嫌だな)
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その夜 イーグルジャンプ社内
葉月「~♪」
ブッーーー!!
葉月「おっ、美花からだ! ・・・はい!」
美花『あ、しずく! 貴方の会社で去年、自殺した社員がいたよね?」
葉月「あ、あぁ。いたけど、それがどうしたんだ?」
美花『新聞記者だから、一年前からその自殺については知ってるけど、実はさっきそれに関して気になることがあってさ・・・』
葉月「気になる事っ!? そ、それは、なんだ、園川君について、なのかっ!!??」
美花『とにかく詳しい事はまた明日会って伝えるよ! それで・・・場所なんだけど・・・』
葉月「うん、うん・・・。分かった!!」
ピッ♪
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
翌朝・・・イーグルジャンプ
青葉「えぇ~、美花さんが殺されたっ!?」
ゆん「青葉ちゃんは、葉月さんの、その、幼馴染?の人を知ってるちゅうのは本当なんやな!」
りん「えぇ、今日の6時ごろに葉月さんがその美花さんって人と待ち合わせていたようで、その場所にいったら・・・」
コウ「その人の死体を見つけたんだよ!」
青葉「それで、葉月さんはっ!?」
りん「警察から第一発見者且つ容疑者として取り調べを受けたけど、事件が起きた時のアリバイは泊まり込みでいたコウちゃんが証明してくれたから、話だけを聞いて、すぐに帰されて」
ひふみ「今・・・奥の会議室に・・・」
青葉「泣いているんですかっ?」
はじめ「」コクン
青葉「・・・・」
会議室
葉月「・・・・・」
青葉「葉月さん・・・」
葉月「あ、あぁ、涼風君か・・」
青葉(い、いつもの葉月さんじゃないっ!? お、思ったよりも元気が・・)
葉月「聞いたかな、美花が・・。はぁ~」
青葉「・・・美花さんが死んで、悲しいですよね・・・。分かりますよ、葉月さん!!」
葉月「・・・・・こんな事を君に話してもしょうがないと思うけど、昨日、美花から連絡があってね」
青葉「えっ?」
葉月「一年前の園川君の自殺の件で気になることがあるとかで、話がしたいと!」
青葉「!?、それって!!」
葉月「もちろん、重要で、園川君の事って聞いたら、いてもたてもいられなくなってね! だけど、朝行ったら、そこには・・・」
青葉(・・・・知らなかった。昨日聞いたひふみ先輩の同期、真由さんの件で美花さんがあんな事に!! これはきっと・・・。でも・・・)
青葉「葉月さん、今回の件、私に任せてもらえないでしょうか?」
葉月「えっ? き、急にどうしたんだね、涼風君!?」
青葉「昨日、その真由さんの話を聞いてひふみ先輩、すっごく悲しそうでした・・・。」
葉月「・・・・確かにそうかもしれんが、君は素人だ。素人が捜査なんて、危なすぎる!? 私は、賛成できない・・・君を危険に晒したくないんだっ!」
青葉「あんなに仲が良かった人が急に死んで悲しいのは、私も分かります! それに今度は葉月さんの幼馴染の美花さんが死んで、葉月さんが悲しそうになってます!」
葉月「!?」
青葉「私も幼馴染のねねっちがいるから、もし同じ事が起きたらと考えただけでも、悲しくなります! ですから、今回の事件がもし、一年前と繋がっているなら、私が解決します!」
葉月「・・・」
青葉「葉月さん、今回の件、ひふみ先輩、そして葉月さん自身の為にも、私が全てを解き明かしたいんです!!」
葉月「涼風君・・・」
青葉「お願いします!」
葉月「・・・・分かった!」
青葉「えっ?」
葉月「君には負けたよ、分かった。だが、君ひとりには任せておけない、私もサポートしよう、陰ながらな!」
青葉「葉月さん・・・ありがとうございます!!」
葉月「ふふふっ、礼を言うのは私の方だよ、涼風君!」
青葉「えっ?」
葉月「君のおかげで悲しみが吹き飛んだよ! それに滝本君や私の為に無茶な事をやろうとする気持ちも伝わったし、何よりも私は、彼女の無念を晴らしたいって想いが一層湧いたからね・・・君のおかげなんだよ、涼風君♪」
青葉「あっ、いえ。わ、私は、そんな大したっ!?/////」
捜査は簡単な所から、始まった・・・。葉月さんのアポにより私は美花さんが勤めていた新聞社の向かい、彼女のデスクを調べた。けど、何も出てこなかった為、今度は(電話での)葉月さんの提案で自宅に向かった・・・そこで!
青葉「あれ、これって、マイクロSDって奴かな? 隠すように机の奥にしまってあったけど?」
ガチャッ♪
ひふみ「青葉ちゃん・・」
青葉「えっ、ひふみ先輩っ!? ど、どうしてここにっ!?」
ひふみ「葉月さん・・・から・・きいた・・よ。わ・・私も・・・て、手伝う・・よ」
青葉「で、でも、ひふみ先輩、これは私だけで解決します! ひふみ先輩まで巻き込むのは、キケン過ぎますっ!?」
ひふみ「青葉ちゃんが・・・私や葉月さんの為に・・・頑張っているって・・・聞いたらじっとして・・いられない・・よ! それに、私も真由ちゃんの無念を・・晴らしたいから・・・」
青葉「ひふみ先輩・・・」
ひふみ「青葉ちゃん・・ありがとう! 私、嬉しいし・・・元気づけられた・・・よっ///」
青葉「ひふみ先輩・・・分かりました! 一緒にがんばりましょう、一緒に!!」
ひふみ「うん・・・!」
青葉「う~ん、パソコンには取り込みましたけど、一つだけ鍵のかかったのがありますね」
ひふみ「・・・きっと、これだけ・・パスワードが・・いると思う。もしかしたら・・重要な・・・事が」
青葉「そうですね! では、試しに!!」
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青葉「う~ん、ダメですね」
ひふみ「・・・・・」
青葉「あっ、もう夕方になりますね。もう家に帰らないtひふみ「青葉ちゃん、私に・・・やらせてくれない・・・かな?」
青葉「えっ?」
ひふみ「ちょっと・・・私が・・家で・・試してくるから」
青葉「大丈夫ですか?」
ひふみ「うん・・・私に任せて」
青葉「分かりました! また何かありましたら・・・」
ひふみ「うん・・・連絡する・・・よ」
しかし、その夜・・・
青葉「葉月さんっ!?」
葉月「おぉっ、涼風君か!」
青葉「ひ、ひふみ先輩が襲われたって、本当ですかっ!?」
葉月「あぁ、今は意識不明の重体らしい。」
青葉「そんなぁ・・・」
葉月「さっき警察が来てね・・・話からすれば滝本君は帰宅中に何者かに襲われ、転倒した際に頭を打ったらしい」
青葉「そうなんですかっ!? そういえば、パソコンか何か、落ちてませんでしたか?」
葉月「パソコン? そういえば、警察から滝本君の傍に壊されたノートパソコンが残っていたそうだが・・・一体?」
青葉「実は・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
葉月「そうか・・・。美花の自宅から隠すように見つかった、マイクロSDがねぇ・・・」
青葉「でも、中にはパスワードが必要なデータが残ってて、その中に重要な手掛かりがあると思われるんですが、中々解けなくて、ひふみ先輩が挑戦すると言って、持って帰った矢先に・・・」
葉月「襲われた、という訳か!」
?「はぁはぁ、ひふみ君が襲われた、というのは本当か!」
葉月「社長代理!!」
青葉「えっ、鈴波さんっ?!」
鈴波「おっ、青葉君もいるかね!」
葉月「どうして社長代理が、ここに?」
鈴波「ひふみ君が襲われた事を知ったからだよ!! で、ひふみ君は?」
葉月「・・・滝本君は意識不明の重体です! 今は集中治療室の方に」
鈴波「そうかね、分かった!」
葉月「・・・・」
青葉「葉月さん?」
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