荒木比奈「来ちゃったっス」ニヘラ (30)

モバマスSSです


初投稿じゃないけど、初投稿です


キャラ崩壊、話し方等おかしかったりするかもしれません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507811277

P「今日もお疲れ様でした」

誰もいない事務所で一人つぶやいた。

今は夜の20時。もう誰もいなくて当然の時間だ

アイドル達も各々の仕事やレッスンは終わって帰宅していることだろう

P「明日休みだし、お酒買って帰ろうかな」

P「今日は昼間暑かったからなあ、ビールとかそのへんにしようかな」

鍵を閉めて外へと向かう

P「寒っ…」

昼間とはうって変わって秋どころかそれすら通り越して冬すらも感じる寒さに体を震わせた

P「予定変更してこりゃ熱燗がいいな」

足早に近くのスーパーへと向かった

イラッシャイマセー

こんな時間になるとスーパーのお惣菜も半額だったりする

P「あんまり弁当買わないけど、ご飯も炊いてないからいっか」

半額になった弁当をカゴに入れ、お酒コーナーへと足を運ぶ

P「日本酒にもいろいろあるけど、個人的には辛口が好きだからな」

適当に選んでカゴに入れる。

P「それだけで足りるかなあ…うーん…」

P「後は、角ハイと金麦でいっか。ストロングゼロは1人だと酔いがやばい」

P「おつまみ…柿ピーとさきいかでいいや」

それぞれカゴに入れレジへと向かう

店員「円になります」

P「あ、袋もらっていいですか?」

店員「1枚5円になります。今日は袋持ってきてないんですね」フフ

P「今日は持ってないんですよー」ハハハ

まさか店員さんに話しかけられるとは思わなかった。女の店員さんだったので

少しどもってしまった、恥ずかしい。

店員「ありがとうございましたー」

店を出るとさっきよりも風が出ていたので更に寒く感じた

P「寒ゥ!」

寒いのは分かってはいるが、何度も言ってしまうものだ

風を受けなからも小走りで家へと向かった

P「ただいまー…」

1人なので当然返答はない。わかってはいるし慣れてるけどやっぱり寂しいものだ

先ほど買ったものをテーブルに起き、シャワーへと向かう

個人的にではあるが、ご飯はさっぱりしてから食べたいからだ

ジャーーーー

男のシャワーシーンなんて誰得ものであるから割愛させてもらうが

そりゃもういいもんだった。寒さに震えてた位だったからだ

P「さてと、弁当食べよ」

弁当を電子レンジにぶち込んでタイマーをセット

その間にビールと角ハイを冷蔵庫へ、おつまみを棚に移動させる

チンッ という音と共に温めが終わった弁当を取り出す

P「いただきます!」

PC前にて適当な動画を見ながら弁当を食べる。本当は別のテーブルの上で食べたいんだが

あいにく掃除が出来てなく汚いからのせる場所がない・・・

P「明日掃除すっかなー…」

なんて言葉をつぶやくがまあしないんだろう

P「ごちそうさまでした」

食べ終えたものはとりあえず水につけておけばなんとかなる精神があるから

とりあえず水はってそこにつけておく事にしている

P「これでよしっと」

チラリと時計を見ると時計の針は21時をさそうとしていた

P「さてと晩酌といきますかー」

P「最初はビールからだよね」

居酒屋で最初にビールを頼むからなぜか最初はビールで始めたくなってしまうのはもはや癖になってる

居酒屋だとビール→シャンディガフ→ハイボール→梅酒→日本酒の流れで飲むのはだいたい決まっているようなものだ

余談だが、シャンディガフはビールをジンジャエールで割ったものだ

自分で作るのなら、ジンジャエールはウィルキンソンのものをおすすめする

カシュッ

P「乾杯」ゴクゴクゴク

P「プハー!うめぇ…」

普段から缶のまま飲んでしまうのはめんどくさいからだ

P「そういや、つまみ出すの忘れてたな。出してこよ」

そう言っておつまみを取り出しに行く

P「亀田のあられ、おせんべい~♪」

P「やっぱり柿ピーは亀田のやつが一番おいしいよなあ」

P「ビールと柿ピー…この組み合わせはやっぱり最高…」

ピンポーン

P「誰だこんな時間に?宅配業者もこんな時間には来ないよな?」

内心ビクビクしながらも扉の方に向かう

ハーイと声をかけても返事がない。ただの屍か?

そんなわけ無いとセルフ突っ込みを入れながら扉についてる小さい窓みたいなところから外を見てみる

P「!?」

そこには見知った担当アイドルがいた

ガチャと勢いよく扉を開けると、そこには先ほどまで一緒に仕事をしていた比奈がいた

P「比奈!こんな時間になんだ?なんかあったか?」

あまりに衝撃過ぎて声が大きくなってしまった

比奈「プロデューサーこんばんはー来ちゃったっス」ニヘラ

P「こんばんは…じゃなくて、なんでこんな時間に来たんだ?」

P「しかも俺の家に」

流石の俺も驚いた。前に1度だけ家を知らせたことがあったのだが

訪問されるとは思わなかった。

比奈「あれ、なんででしたっけ…気付いたらきちゃってたっス…」ポリポリ

気付いたらって・・・ん?と思ってよく見ると比奈の顔が赤くなってるのがわかった

まさか…酔ってる?そう思って聞いてみた

P「比奈、お前酔ってるだろ」

比奈「そんなことないっスよー。酔ってないっスー」ニヘラ

P「酔ってる奴はだいたいそういうんだよ。ここじゃだめだ」

P「スキャンダル撮られたらやばいからな。とりあえず入って」

比奈「はーい。お邪魔しまス」

ガチャ

一人で晩酌するつもりが…と思ったが、それ以上にこの状況がやばい

P「とりあえずここで待ってて、少し片付けてくる」

比奈「気にしなくて大丈夫っスよー。私も部屋はきたないっスから」ヘヘ

P「俺が気にするっての」

急いで、散らかってるテーブルを片付ける。散らばってる週刊誌はまとめて、読んだ漫画は本棚。

とりあえず適当な場所に移動させて座るスペース位は確保した

P「比奈いいぞ」

比奈「はいっス。改めてお邪魔しまス」パタパタ

比奈「初めてプロデューサーの部屋入りましたけど、なんとも殺風景ですね」ケラケラ

P「余計なお世話だ。とりあえず水でいいか?」

比奈「あ、いいっスか?それじゃあお言葉に甘えて…」ヘヘヘ

P「はいよ」

席をたち水を汲む。少し肌寒いから暖かいのも入れようと思いケトルを起動させる

アットイウマニスグニワク~♪

沸いたのでお茶を入れる

P「水と、温かいお茶だよかったら飲んでくれ」

比奈「お、プロデューサー気が利くっスねーありがとうございます」ペコッ

缶に残っていた金麦を飲み干し飲もうと思っていた角ハイを冷蔵庫から取り出す

PC前にあった柿ピーをテーブルに移動させ、比奈と向かい合わせで座る

P「それで、一体なにがあったの?」

水を飲む比奈に問いかける

比奈「プハッ…いや、大人組に飲みに連れて行かれてっスね?」

カシュ

P「うむ」ゴクゴク

比奈「とりあえず一次会が終わって二次会だー!とかなる前に私は帰るって言ったんスよ」

P「ほうほう」ポリポリ

比奈「そしたら比奈ちゃんお酒弱いもんねーって言われて解放されたんスよ」

P「まあなんとなく想像はついた」ゴクゴク

比奈「んで、帰ってたんスけど、そういやここプロデューサーの家の近くだって思って」

P「気付いたら足が向かっていたと」ポリポリ

比奈「そうっス…迷惑だったっスかね…」オドオド

P「まあ別に何もしてなかったからいいっちゃいいが、スキャンダルとかあるから気を付けないとダメだよ?」

P「そんなことになったら会社的に大損害だしな。気をつけなよ?」

ちょっと説教じみたかな。と思ったがまあ仕方ない

比奈「そうっスよね…気をつけるっス…」

P「まあ来ちゃったものはしょうがないからな」ゴクゴク

P「あ、なくなった。ちょっと待ってて」

比奈「はいっス。お茶いただくっスね」ゴク

P「はいよー。これも片付けちゃうね」

飲み終わった缶と比奈の飲んでいたグラスをもってキッチンへ

熱燗を作るために徳利を取り出しレンジへ

その間に洗い物や缶の中を水洗いしておく

P「比奈は明日休みだったよね?」

比奈「あ、おやすみっスね」

P「日本酒飲めるか?」

比奈「あんまり飲んだことないでスけど、少しなら…」

P「なら一緒に飲もっか」

比奈「いいんでスか!へへ。じゃあ一緒に飲みまス」

P「はいよ」

チンッ

それと同時にレンジの温めの終了の合図がなった

P「おまたせ。ほれ」

比奈におちょこを渡す

比奈「あ、ありがとっス」

P「まあまあ、どうぞどうぞ」トクトク

比奈「おっとっとっと。プロデューサーもささっ」トクトク

P「おとととと。ありがとうな」

P「じゃあ今日もお疲れ様。乾杯♪」
比奈「乾杯っス」

チンッ
P・比奈「」コクコク

P「プハッ。おいちい・・・」

比奈「なんかプロデューサーがいつものプロデューサーじゃないみたいっスね」

P「わ、悪かったな」テレ

比奈「んー。なんか新鮮で可愛いっスよ」ニヤニヤ

P「大人をからかうのはやめなさい」デコピン

比奈「イタッ」サスサス

比奈「アイドルにそういうことしちゃいけないんでスよーそれに私は大人です」プクー

P「ハハハ悪かった。」

比奈「もう」コクコク

P「なあ比奈。比奈はアイドルやってて楽しいか?」コクコク

比奈「いきなりっスね。楽しいっスよ。」コクコク

比奈「最初はあれでしたけど、今は楽しんでやれてまス」トクトク

P「あの時はすまなかった…」トクトク

比奈「いきなり声かけてきたんでスもん…さすがにびっくりするっスよ」

P「俺が逆の立場だったら確実に怪しむと思うわ」ケタケタ 



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それはとある夏の日、俺は某夏のイベントに繰り出していたときのこと

P「あっつー…やってられんわこの暑さ」

そこで見つけてしまったんだ。

眼鏡をかけて、そこまでセットしていない髪をしていたのに、なぜかその子から目が離せなくなっていて

気付いたら声をかけていた‥

P「あ、あの。アイドルに興味ありませんか?」

周囲の視線はすごい痛かったのを覚えている。




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比奈「私も視線はやばかったっスよ…」コクコク

P「ごめんごめん」ケタケタ

比奈「でもそんなことがなかったら私いまここにはいなかったからわからないもんっスよね」トクトク

P「まあそうなんだけどね」チビチビ

比奈「その点では感謝してるっスよ」コクコク

P「どういたしまして。ってか比奈ペース早くないか?大丈夫?」

比奈「大丈夫っス」ポワ

P(これはアカンやつかもしれない)

P「そのへんでやめておけよ?俺はもう少し飲むから入れてくるけど」

比奈「はいっス」キリッ

P「ちょっと入れてくるね」

比奈「はーい」ポワポワ



P「でもよくあのあと事務所に足を運んでくれたと思うよなあ」

一番最初に舞台に立ったときのことを思い出した

水色の衣装を身に纏い、眼鏡を外してステージに立った彼女はとても輝いていた。

この子をスカウトして本当によかった。心からそう思えた。それと同時に彼女のギャップに惹かれてしまった

相手はアイドルだからとそっと奥底に秘めた想い。このまま伝えることのない想い

そう思うと寂しささえ感じてしまう。

P「ちょっと遅くなっちゃった」

そう言って戻ると、彼女は机に突っ伏して寝てしまっていた

このままじゃいけないと思い、おーいと声を掛けるが、一向に起きない

P「まいった。おーい比奈ー」ユサユサ

比奈「んっ…スゥ…」

P「こりゃだめだ。このままだと風邪ひいちゃうからなんか持ってくるか」

そう言って立ち上がって毛布を取り出して彼女にかける

P「せっかく入れてきちゃったしこのまま飲んじゃうか。」

お酒が入ってると怖いもので、自分でも何を言い出すかわからない

目の前にいる彼女を見ていると想いがとめどなく溢れてきてしまう

本当はこのおちょこに注いだ日本酒のように溢れてはいけないものなんだが

本当にお酒は怖いものだ

P「比奈、こんなに成長して立派なアイドルになるとは最初は思わなかった」ナデナデ

P「でも一番近くにいるのに、なぜか遠くに行っちゃったように感じる時もあるんだよ」ナデナデ

P「ステージに立つ前のいつもの眼鏡姿の比奈も、ステージに立つ比奈もどちらも本当に魅力的で」

P「俺はそのギャップに惹かれたんだよね」ナデナデ

比奈「スゥ…スゥ……」

P「それがアイドルとしても、そして1人の女性としても」チビチビ

P「本当はダメなこととはわかっている。でもどうしようもないんだよね…」トクトク





P「俺は比奈のことが1人の女性としてすきだ。プロデューサーとしてダメなのはわかってる。でも…」




P「って俺何言ってるんだろね、ちょっと飲みすぎたもうやめよ」

そう言って立ち上がろうとすると

ガシッっと腕を掴まれた。

P「んおっ!?」

比奈「…ぅっスか?」

P「ん?あれ、比奈?」アセアセ

比奈「その話本当っスか?」

P「な、お前いつから起きてっ!?」

そこには顔を真っ赤にしてこちらを見つめる彼女がいた

比奈「告白される少し前っス…」

P「マジカヨ…悪い、聞かなかった事にしてくれ…」

比奈「なんでっスか…」

比奈「私だって、我慢してたんスよ!それなのに…なのに…」

ふと見ると見たことのないような顔をしている彼女がそこにはいた

怒っているが悔しそうにも見える表情をしていた。

悪いとは思ったが、彼女にはこんな表情もできるのか、と一人で驚愕していた

P「そ、それはだな…」

比奈「私だって、初めはプロデューサーとしてしか見てなかった」

比奈「でも、プロデューサーのおかげで自分がこんなに可愛くなれることを知ったっス」

比奈「あんなにキラキラ出来て注目を浴びるなんてこと今ままでなかったから」

比奈「どんな私だってプロデューサーは見てくれた…ステージの上での私も、普段の私も」

P「そ、そりゃそうだよ。プロデューサーだからね」

比奈「そんなことはわかってるっス。でも仕方ないじゃないっスか…」

比奈「気付いたら好きになってたんでス…憧れから、好きに…」

P「あぁ…」

比奈「でも私はアイドルっスから…プロデューサーはプロデューサーだから…」

比奈「でもさっきの聞いて、同じ気持ちだって…私嬉しかったっス…なのに…」

P「わ、悪かった。でもだな…?」

比奈「でももないっス…この際言わせてもらいますっス」



比奈「私は、プロデューサー。あなたが好きっス。」

そういう彼女の瞳はとても真っ直ぐで、こちらもはぐらかすなんてことはできないものだと思えた

P「ありがとう。比奈」

P「俺も君が。比奈のことが好きだ。」

P「でもだn…」

次の言葉を発するより先に俺の目の前にいた彼女は俺の横へと移動してきた

P「んおっ!?」

比奈「同じ気持ちで嬉しいっス」ムギュー

P「待て、比奈落ち着け。ウェイトウェイト」

比奈「あっ…つい嬉しすぎて…」テレテレ

P「俺も嬉しいが、いろいろと話そう。」

比奈「そうっスね。」ピト

P「あの、荒木先生?」

比奈「ん?なんスか?あと荒木先生は照れます」テレテレ

P「あ、ごめん。あのお話ししたいんですけど、離れはしないんですかね?」

比奈「離れた方がいいっスかね…?」シュン

P「うん、ごめん大丈夫だ」

女の子にそんな表情されたら断れる男子はそういないだろう

比奈「ならよかったっス」ピトー



P「まず俺たちはプロデューサーとアイドルだ」

比奈「そうっスね」

P「公にバレたらまずい事になるのはわかるな?」

比奈「わかるっス」

P「俺たちが付き合うとしよう。そしたらまず普通にデートとかできないぞ?」

比奈「わかってまスよ。今までどれだけ我慢したと思ってるんスか」

P「あ、はい。」

比奈「それだけっスか?」

P「まあ。そうです…」

比奈「そのくらいなら大丈夫っスよ!それじゃ改めて、プロデューサーさん、わt」

P「ちょ、ちょっとまって、それは俺が言うから」

比奈「別に女の子からの告白でもいいと思うっスけどね。漫画だとよくあるっスよ?」

P「で、でもさ。なんか言いたいじゃん?」

比奈「そうっスかねえ…」

P「そうだよ。」

P「じゃ、じゃあ改めて」



P「比奈、色々と大変な思いさせるかもだけど、俺と付き合ってください」



比奈「はい。よろしくお願いしまス」テレテレ

P「プッ…アハハハハハ!」
比奈「アハハハハハ!」

P「はぁ、緊張した…」

比奈「私もっスよ。」

P「うわ、日またいでるじゃん…比奈はこれからかえr」

比奈「こんな遅くに帰らせるんでスか?」

P「流石にそれはできんな。じゃあベッド貸すから、俺は床に布団敷いて寝るわ」

比奈「ダメっス。プロデューサーは普段疲れてるからベッドで寝てくださいっス」

P「それこそ、比奈はアイドルだからダメだろ。商売道具に傷は付けられん」

比奈「商売道具ってひどいっス…」

P「冗談。彼女に風邪はひいてほしくないから」

比奈「そっくりそのままお返しするっす。そのもしよかったら一緒に…」

P「まあベタな展開だな…」

比奈「ベタでいいじゃないっスか。」

P「まあこのままじゃらちがあかないしな。」

比奈「やったっス。あ、私シャワー借りてもいいっスか?」

P「おーいいぞ。タオルは適当に使ってくれ。着替えは少し大きいけど俺のスウェットとTシャツで良いな。下着はないから勘弁してくれ」

比奈「ありがとっス。むしろ下着あったらちょっと引くっスよ…」ジトー

P「ハハハ…」

比奈「じゃあ行ってくるっス。」パタパタ

P「はーい。行ってらっしゃい」

P「俺も片付けしちゃうか」

飲み干したお茶の湯呑、おちょこ、とっくりをもってキッチンへ

その時にシャワーの音が聞こえるが何も考えてはいけない…いけないんだ

P「いや、でもまさかあんな事になるとは思わなかったな…」ジャー

洗い物を終え、先にベッドに向かう

P「なんか妙に疲れた…普通に家に帰ってきて、晩酌して寝るつもりだったんだがなあ」




比奈「プロデューサーお風呂ありがとうっス」

P「お、おう。」

声のする方向に目を向けると、そこには眼鏡を外し、いつもと違いボサボサしていない髪をした彼女が立っていた
少し頬は紅潮しておりとても色っぽく見えた

比奈「そんなにまじまじと見られると照れるっスけど…」テレテレ

P「あ、ごめん。ほら、早く寝よう。もう眠い…」

比奈「そうっすね。それじゃお邪魔します…」イソイソ

比奈「やっぱりちょっと狭いっスね」ハハハ

P「やっぱり出ようか?」

比奈「そうは言ってないっす。」

P「そ、そうか」

比奈「ちょっと狭いっスから、仕方ないでスね…」ギュ

P「お、おいっっ」アセアセ

比奈「2人きりなんだから、これくらい許してくださいっス…」

P「ま、まあいいか。」ギュ

比奈「ンヘヘ」ギュー

P「比奈ありがとうな」ナデナデ

比奈「ん?何がっスか?」

P「いろいろさ、さっきもあんなにストレートに言われたの初めてだったしすごい嬉しかったよ」

P「それに、見たことのない表情見れてさ」

比奈「お、思い出すと恥ずかしいからやめてくださいっス…」カァー

P「ごめんごめん」ナデナデ

比奈「あぅ…ぷ、プロデューサーさん」

P「ん?どしたっ?」

チュッ

比奈「へへ、隙アリっス。お、おやすみっス!!」テレテレ

P「あ、あぁ…おやすみ…」

比奈(勢いでしちゃったっス…)ニヘラ

P(びっくりした…)


P「起きたが、どうにも起き上がれん」

比奈「Zzz…」ギュー

P「おーい、比奈起きろー」ユサユサ

比奈「んぅ…あ、プロデューサーさんおはようございます」フワァー

P「はいおはよう。」

比奈「あれ、なんでプロデューサーがここに?」

P「それは、ここが俺の部屋で俺のベッドだからだ」

比奈「そういえばそうでした…」テレテレ

P「思い出したか」

比奈「は、はいっス」テレテレ

P「比奈は今日どうするんだ?休みだったろ?」

比奈「今日は奈緒ちゃんが来るんだった!」

P「まあまだ早いから大丈夫だよ」

比奈「プロデューサー朝早いっスもんね」ハハハ

P「まあな。そのままじゃまずいからとりあえず着替えておいで、今着てるのは洗濯機の中に入れておいてくれればいいからさ」

比奈「はいっス。匂いとか嗅がないでくださいよ。」ジトー

P「かがないよ!!」

比奈「ハハハ冗談ですよ」ケタケタ

比奈「じゃあ着替えてくるっス。覗いちゃだめっスからね」

P「わかってるわ!」




そういって比奈は着替えにいった

今日は何をしようかと考えていると戻ってきた

比奈「お待たせっス。それじゃそろそろ帰るっスね」

P「はいよ。その、なんだ、これからよろしくな?」ポリポリ

比奈「こちらこそよろしくっス」ヘヘ

P「いろいろ不便かけちゃうけどな」

比奈「大丈夫っス。たまに遊びに来てもいいっスか?」

P「バレないようにな?」

比奈「わかってるっスよ。それじゃ最後に…」ギューー

P「ほいほい」ギュー

比奈「よし、充電完了っス!」

P「そりゃよかった。」

比奈「それじゃ、プロデューサーさんお邪魔しました」

P「気をつけて帰れよーあ、そうだ比奈こっち向いて」

比奈「ん、プロデューサーなんですk」

チュッ

比奈「んっ…ちょ、ちょっとプロデューサーいきなりは卑怯っスよ!」アセアセ

P「昨日比奈だってしただろ?そのお返しだ」ケタケタ

P「だめだったか?」

比奈「そ、そうは言ってないっスけど…」

P「ならいいじゃん」

比奈「あぅ…じゃあ本当にお邪魔しましたっス」

P「気をつけてな。」ワシャワシャ

P「奈緒ちゃんが来る前にその顔の赤いの直しておけよー」ケタケタ

比奈「誰のせいだと思ってるんスか!」

比奈「それじゃあっス」

パタン

P「なんかすごい時間が経ったように思えたけど、そうでもないんだよな…」

P「唇柔らかかったな…」



比奈(本当に付き合えた…やったっス…)








この2人が今後どのように歩んでいくかはまた別のおはなし…

おわりです。

比奈可愛すぎて辛い…

いつもの違う感じで書いたので読みにくかったらすみません。


森久保乃々「なんでPさんが机の下にいるんですか…?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507555854/)
これ書いた人ですが、設定は全くの別物です



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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年10月16日 (月) 07:24:37   ID: ov5vegum

甘いお話でしたw
コーヒーが飲みたくなるように。

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