幼馴染「エンタ」 (48)
幼馴染「7と13の積──はー……」
男「91。乗法の暗算くらいいい加減に慣れろよ」ハァ
幼馴染「いやー、素数に苦手意識がねー」
男「よし。ならこうしよう」ポン
「俺が奇数を順番に言っていくから、素数になったら一緒に言ってくれ」
幼馴染「んー分かったー」
男「行くぞ。1」
2人「「3っ! 5っ! 7っ!」」
男「9」
2人「「11っ! 13っ!」」
男「15」
「……」
幼馴染「17っ! 19っ!」
「──あれー? おとこー?」
男「アホになる必要はないからな?」
幼馴染「はーい」
男「はぁ……21」
「……」
幼馴染「23んんっ///!」
男「アヘる必要もないから」
幼馴染「はーい」
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幼馴染「すぴー……」
男「……まだ全然終わってないのに眠りこけやがって。……しょうがない」
「ドゥドゥビドゥバドゥビ!」
「はい! はい!」
幼馴染「」ムクッ
「はいはいはい! ワーォ!」
2人「「あるある探検隊! あるある探検隊!」」
男「高級↓料↑理では↑ら壊す」
幼馴染「はい! はい!」
男「はいはいはい! ワーォ!」
2人「「あるある探検隊! あるある探検隊!」」
幼馴染「あるあるってゆーか、それ昔の私だよね」
男「見事に1人だけ中ったよな」
幼馴染「ぐ……も、もー、次行くよ次っ」
「近↓所のババ↑アにさ↑らわれる」
男「はい! はい!」
幼馴染「はいはいはい! ワーォ!」
2人「「あるある探検隊! あるある探検隊!」」
男「ねぇよ」
幼馴染「あるよー。お隣のおばさんに攫われそーな顔してるんだもん」
男「あるあるなんだから誰にでも言えること言わなきゃイカンだろうがよ。な?」
「自信↓と赤↑点比↑例する」
幼馴染「はい! はい!」
男「はいはいはい! ワーォ!」
2人「「あるある探検隊! あるある探検隊!」」
幼馴染「ごめんなさいちゃんと勉強しますー……」
男「分かればよろしい」
幼馴染「なんか気分がノってきたし、どーでもいい歌を歌いまーす」
男「うん、勉強しような」カリカリ
幼馴染「どーでもいーいですよ」
「『ゲームは遊びじゃねぇんだよ!』という」
「だったら何だよ」
男「はい」カリカリ
幼馴染「どーでもいーいですよ」
「『キッズは帰れ』と言う」
「キッズ」
男「はい」カリカリ
幼馴染「最後にどーでもいいラップをしまーす」ポクポクポクYO!
「制服の規則のよー」
「欲情を煽る、ってのよー」
「煽られてるヤツってのはよー」
「大体が若い男性教師なんだよーっ!」バーン
男「はい」カリカリ
幼馴染「はいじゃないがー!」
男「それは冗談になってない」ギリギリ
幼馴染「いひゃいいひゃいいひゃいごえんあはい」
男「こんな苦労は俺だけだろうか……」パッ
幼馴染「ぷぁっ」ヒリヒリ
幼馴染「おーとこー」クイクイ
男「ん?」カリカリ
幼馴染「テスト対策分終わったー見直しー」
男「ああ、はいはい」
幼馴染「大分早いでしょー」
男「……」
幼馴染「おーい」ノシ
男「……あぁ、確かに計算は早くなってる。割と正確だし、及第点ではあるな……」
幼馴染「でしょー」フフン
男「だがこの汚文字はいただけない」
幼馴染「えー? 読めたでしょー?」
「大体、あのセンセーのなら計算過程はバレないって言ったのおとこでしょー」
「文字書く機会なんて学生の間くらいd」
男「しゃらくせぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」パシーン
幼馴染「へぷぅ?!」
男「想いは籠めるものじゃなくて伝えるものだろうがよっ!」キリッ
幼馴染「あんちゃんカッコいー!」
「……でも流石に痛い」ヒリヒリ
男「ごめん」
幼馴染「ほえー……次は国語だよー」
男「頑張りなさい」カリカリ
幼馴染「ぶー……おとこが言うなら頑張るけどー……」
「でも日本語ってたまーにえっちいよねー」
男「例えば?」カリカリ
幼馴染「鼻息の荒い女の人が嬶なのはいいけどさ」
「女の人を台に乗せて……始めるー、とか」
「女の人を喜ばせて……う、嬉しいー、とか」
「男の人2人で女の人1人を……嬲るー、とか」
「子供が好きで娘は良い──とか……///」カァァッ
「Why japanese people!」パシーン
男「なんで?! いったぁ……そもそも漢字はChinese languageだろうが」ヒリヒリ
「じゃあお前、『嫌』はどうなるんだよ」
幼馴染「え?」キョトン
「……何だろー?」
男「『塩』や『罪』と同じ画数だぞ」
幼馴染「う、うーん……」ムムム
男「だが『愛』や『嫁』とも同じ画数だ。これについてお前はどう思うんだ?」
幼馴染「ふぇ?! うーんうーん……」
男「『裸』とも同じ画数なんだが」
幼馴染「Why japanese people///!」パシーン
男「ぶべらっ?!」
幼馴染「それはそうとして」
「漢字難しいよねー。一→二→三→四とか」
男「はいはい、わいわい」
幼馴染「Why……むー」ムスッ
「何かいい覚え方ないのー? ねーねー」
男「身体で覚えりゃいいんじゃね?」
幼馴染「お、それいーね」
男「テキトーだけど……え?」
幼馴染「命!」ビシッ
男「……」
幼馴染「……っ」プルプル
「ごめんなさい……///」カァァッ
男「恥ずかしがるくらいならやるなよ……」
幼馴染「『恥ずかしい』ー?」ヒャウィゴゥ
男「お、おう」
幼馴染「恥ずかしいラモス瑠偉」
「恥ずかしいーラモス瑠偉ー化粧水に散財」
「ななななーななななーなななな泣き寝入りー」
「いきなり始めてごーめーん誠にすいまめーん!」
男「な……何だコイツ……」
幼馴染「私にどうして欲しいのか、ちょっくら言ってみな、セーイ!」ワキワキ
男「いや勉強して欲しいけど」
幼馴染「ベンキョーキンチョー」ワキワキ
「キンチョーはー、川床ー、カンチョーは寝床」
男「下ネタかよ」
幼馴染「ベッドでー、運動ー、壁越し振動ー」バッ
「喘ぐ声ー、艶っぽいー、お通夜は湿っぽい」
男「……お通夜がどうした」
幼馴染「お線香、お歳暮」
男「いつまで続けるんだ?」ギリギリ
幼馴染「むぎゅう……ずびばべん……」
男「国語の心配がないことはよく分かった」
「さ、宿題も最後の1教科だ。頑張れ」スッ
幼馴染「地理だよーヤだよー」イヤイヤ
男「お前の好みは全部知ってる」
幼馴染「うー……ヤだよー」
男「いいから受け取れよ」スッ
幼馴染「右から……右から……何かがやってくる」
男「その左手で目隠しするの止めろ」
幼馴染「ヤ。今の私は見えないのー」イヤイヤ
「私はー、それをー」
「左へ受け流すーっ!」ポイッ
男「ああっ?!」
幼馴染「みーぎーかーらーやーぁってきーたー」
「なーにーかーがーやーぁってきーたー」
「私はーぁーそれを左へ受け流すぅー」
男「させるか」ズイッ
幼馴染「あーあー……このtふみゅ」ムニー
「……うー! ううううううううー!」
男「その変な顔で歌い切れるものならやってみろ」
幼馴染「アッチョンブリケ」ムニニー
男「学校のぉ↑ 勉強はぁ↓ 社会で直接役立たないって……ゆーじゃなぁ↑ーい?」
「でも地図くらいは読めなきゃ将来迷子になりますからーっ! 残念ーっ!」
「『あたしメリーさん。今新宿駅なんだけどそろそろ餓死しそうなの』斬りーっ!」ムニー
幼馴染「ふみゅー」
「もにー」
「うみゅー……これ飽きないのー?」
男「勉強教えるのにはちょっと飽きた」ムニー
幼馴染「んむー」
男「……ここ、絶対俺の身体と違う素材だろ。どうしたらこんなもちもちになるんだよ」ムニー
幼馴染「ひぁうぁー(知らない)」
男「そうか」ムニムニ
幼馴染「……い、いひゃい……」ペチペチ
男「ん、悪い」
「教えてて思ったけど、寧ろ地理得意だろ。単語暗記が苦手なのは確かにマイナスだけどさ」
幼馴染「そお?」
男「はいここはどこでしょう」スッ
幼馴染「高知県!」
男「その通り。人口75万9700人で面積は7103平方km(18位)、山林が89%を占めていて、県庁所在地は高知市だ」
「子供のおもちゃにするならどうする?」
幼馴染「遊ぶとしたらこの辺り持とーかなー。何だか握り易そーなカタチしてるし」
男「それをこう、振りかぶって」
幼馴染「こう!」ブンッ
「くるくるくるー……ぱしっ」
男「ナイスキャッチ」
「次。風邪の時に役立つ都道府県は?」
幼馴染「一位は石川県だねー。富山県が近いから薬に困らなそうだし、咥えたら体温測れそうだし」
男「能登半島で舌を切りそうだけどな。二位は?」
幼馴染「んー、長崎県かなー? 冷凍庫入れておいて、使う時になったら水枕にするー」ヒンヤリー
「同じ理由だから沖縄県や東京都も二位だねー」
男「よし、合格。ついでだから五位も聞こうか」
幼馴染「琵琶湖」キッパリ
男「……滋賀県か。ちなみに最下位はこれ」スッ
幼馴染「島根k──じゃない。鳥取県? あー、なんかじゃりじゃりしそう」
男「掃除してる間に悪化する未来が見えるな。あとこれまた同じ理由で鹿児島県も最下位だ」
幼馴染「噎せるからね」
男「アレか、得意だからわざわざ宿題でやるのが嫌いってヤツか」
幼馴染「ううん、小学校の頃がねー……」
男「あー……白地図か……あれは地理嫌いにするよなぁ。皆やる気なさそうだったし」
幼馴染「やる気なさそー……やる気なさそーブルキナファソ! ソーレッ☆」ダダダダダダ
「ここ! ブルキナファソ!」
男「どこから地球儀出したんだ?!」
幼馴染「そんな細かいこと、いいじゃないかー……いいじゃないかー……じゃーないかー……じゃmそんなバハマ! ソーレッ☆」ダダダダダダ
「ここ! バハマ!」
「ジャマイカだと、思っただろぉー?」
男「はい」
幼馴染「笑いの面舵いっぱーい!」
男「……」
幼馴染「あれー? 笑ってないのはどーこーのードイツ! ソーレッ☆」ダダダダダダ
「ここ! ドイツ!」ズイッ
ムニュッ
男「……おぉ」
幼馴染「ワケ分かんねぇだろぉ?」
男「ち――っ、ちゃんと面白いから離れろ///」プイッ
幼馴染「やたー」ピョコピョコ
幼馴染「宿題終わったぁー」グデー
「おとこぉー、何しよっかー」ゴロゴロ
男「いつも通りでいいだろ」
幼馴染「いえー」ゴロゴロ
「……ん、おとこ。そこ寝そべってー」
男「こうか?」
幼馴染「んー。よいしょ」
「ゆーたいりだつー」
「そせー」
2人「「……」」
幼馴染「こう、手足畳んで丸くなって」
男「分かった」コロン
幼馴染「えいっ」ダキッ
男「ちょ」
幼馴染「お寿司ー」
2人「「……」」
男「それは食べて下さいということか?」
幼馴染「え、ち、違っ///」カァッ
男「取り敢えず脱出していいか?」
幼馴染「……うん……」
男「よいしょっと」
幼馴染「……。え、先輩まーた来たんですか?」
男「は? ……あーそうだよ、フられたんだよ!」
幼馴染「あはははだっさー! 幼馴染で後輩のボクが言うのもなんですけど、何回目なんですか?!」
男「うるせっ、階段からコケて入院してるクセにダサいとか言うんじゃねぇよ!」
幼馴染「で? どんなフられ方を?」ニヤニヤ
男「つまらん奴は嫌いだとよ。クソッ、どうせオレといたってつまらねぇよ!」
「お世辞の1つだって言えず糞真面目に返すだけのオレなんて──」
幼馴染「やめて」
男「……サチコ?」
幼馴染「自分のこと、悪く言うのやめて下さい」
「先輩へ何年も言い出せずにいるボクがバカみたいじゃないですか……」
男「……そ、そう言えばもうすぐ退院らしいな!」
幼馴染「そうしたらまた会いに行けますね」
男「う、ま、また階段落ちるなよ?」
幼馴染「誰か受け止めてくれたらいいのになぁ」
男「……」
「手を引いたらダメか?」
幼馴染「え?」
男「お前がまた落ちていかないように、オレがその手を握ったらダメなのか?」
幼馴染「で、でも一緒に踏み外したら」
男「一緒に落ちてやる」
「オレは糞真面目だからな、本気だ」
幼馴染「……ボクはもう落ちてますよ。先輩に」
男「サチコ!」
幼馴染「先輩!」
2人「「イェス、フォーリンラブ」」
男「ダラダラやってたからすっかり夜だな」
幼馴染「まーまー、お隣さんなんだからへーきだよ」
男「ダラダラした主犯が何を言ってやがる」
「罰だ、今から最近のことについて反省会するぞ」
幼馴染「えー」
男「YO! YO! ですよ↑ YO! YO! ですよ↓」
「ですよの最近はー」
幼馴染「謝ることばっかー↓ はい今日もぉ昨日も一昨日もぉ、謝ることいっ↑ぱぁ↓~い」
男「じゃあ言ってみろ」
幼馴染「……はっ! ぐぬぬ、ハメたなっ、このオニー!」イーッ
「えっと……ですよこの前、ベランダで育ててた朝顔に支柱を立ててやったんで・す・よ!」
「そしたら~ぁSO! (アス)パラガスでございます」キリッ
「あ~いとぅいまて~ん!」
「次の日起きたら真っ黒になってたぞぉ↑~」
「YO! YO! ですよ↑ YO! YO! ですよ↓ ですよの最近はー謝ることいっ↑ぱぁ↓~い」
「そーゆーことー」
男「……マジで?」
幼馴染「マジで」コクン
男「将来が心配になる反省だな……」
幼馴染「ちっちゃいことーは気にするな☆それわかちこわかちこー! バイバイ!」
男「んなっ、逃げやがった!」
幼馴染「ヌーブラヌーブラヌーブラヌーブラヌーブラやっほっほっ、やっ、ほー」ヌッ
男「窓から来るなっていつも言ってるだろ」
幼馴染「えー。だって深夜に来るには仕方ないもん」
男「万が一落ちたら危ないだろうが」チョップ
幼馴染「はう。また昨日と同じ理由で怒られた……下手こいた~!」orz
男「そのネタはビジュアルがヤバいからやめろ」
幼馴染「何秒で服を脱げるか――」
男「駄目。つか出来ないよな?」
幼馴染「フォー!」
男「駄目」
幼馴染「むむぅ……ん!」ピコーン
「では、日暮れの校舎で気になる女の子が1人で教室にいた時の気持ちを吟じてみます」
男「駄m……ちょっと気になる」
幼馴染「吟じますっ」キリッ
「あの子が突っ伏して寝てる机の~ォ~ォ」
「下へ素早く潜り込んで~ェ~ェ~ェ」
「垂れてるよだれを残らず啜る~~~っ!」
「あると思います」
男「帰れ」ドンビキ
幼馴染「やだ。吟じますっ」
「教卓に座ってスマホ弄ってる時に~ィ~ィ」
「机へ背を向けて座ってる時も~ォ~ォ~ォ」
「そっと正面を確保しようとする~~~っ!」
「あると思います」
男「……」ススス
「そうか」
幼馴染「え、なんで移動し──」ハッ
「じっ、じゃあねっ///!」バタバタ
男「……スカートじゃなくても意識はするのか」
幼馴染「おはよ、おとこ。学校行こー」
男「……靴は?」
幼馴染「ローファーは踵が痛くなるから置いてきたぜぇ」
「そんでもって、破れるといけないから靴下も脱ぐぜぇ」ヌギヌギ
「ほぉら、ナマ足だぜぇ」
男「足踏みよーい、はじめっ」
幼馴染「いっちにっ、いっちはぅあっ」
「い、いひゃい……」プルプル
「……アスファルトだから靴がないと余計に痛いぜぇ」
「ワイルドだろぉ?」ウルウル
男「履いてきなさい」
幼馴染「はーい」トテテ
ガチャバタン
ガチャ
幼馴染「ててててて」
「ててててて」
「てててててててて、ててててて」トテトテ
男「……制服は?」
幼馴染「ここ見て、おとこ」
「アヒルがついてるでしょ?」
男「」チラ…
幼馴染「ここをなでなでするとー」
「アヒルが伸びてー、元気になってー」
「はばたきます」カッ
2人「「フェニックス!」」
男「着替えてきなさい」
幼馴染「はーい」トテテ
ウンコティンティン!
幼馴染「ただいまー」ガチャ
「――じゃなかった、お邪魔しまーす……///」
男「ピッピッ、ピッピッ……」
「やあみんな、離乳食と言えば?」
幼馴染「マグマスパゲッティー!」
男「そうだね、プロテインだね」ニッコリ
「今日はパッション広場にやってきてくれてどうもありがとう」
「お兄さんのことは情熱、そう、パッションって呼んでね」
「それじゃ先ず、お姉さんに代わってお兄さんと一緒に情熱的な体操をしよう」
「こほん――みーんなー! ラララライ体操、はーじめーるよー!」
幼馴染「わんっつっすりっ」
2人「「ラララライッ、ラララライッ、ラララ」」
男「肩たたきーでーエクササ~イズ」
幼馴染「わんっつっすりっ」
2人「「ん゙ー! ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ー! ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ー!」」
幼馴染「……あれ? おとこー?」
男「おごごごごご……」ヒクヒク
幼馴染「か、肩の凝りがー?」
男「俺は胸がない分痛いんだよ……」ヒクヒク
幼馴染「でんっでんっでーんっ」
「あたりまえたいそー」
「でんっでーんっ」ピシッ
男「」ブクブク…
幼馴染「あああああああああ?! おとこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
キーンコーン…
幼馴染「はっ、夢か」ムクッ
>>16 反応コメをありがとうございますあなたが初めてです(血涙)
~放課後~
男「……」テクテク
幼馴染「……」トテトテ
「……っ」ウズウズ
男「――そろそろいいぞ」
幼馴染「っふはーっ! 委員長キャラ疲れたー!」
「ねーおとこー、まだあのキャラ続けないとダメー?」
男「学校でやってもみろ、あっという間にハブられるぞ」
幼馴染「ぶー……」
「……すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」(←呼吸音)
「くぅぅぅぅぅぅぅ前絶後のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
男「」キーン
幼馴染「超絶怒涛のピンJK、笑いを愛し、笑いにあぁいされた女ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「例えこの身が朽ち果てようとー、笑いを求めて命を燃やしー!」
「燃えた炎は星となりー、見るもの全てをっ笑ぇー顔に変えるぅ!」
「そぉう、わぁぁれこそはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「サンシャイィィィィィィン! お・さ!」
「――えようにも抑えられないこの想いぃぃぃぃ!」
男「言えよ」
幼馴染「身長約160cm、体重49kg、彼氏はまだ作らないでいます。今がチャンスでーすっ!」
「世界中の幼馴染の中でも↑っとも元気な幼馴染ー!」
「サンシャイィィィィィィン、お・さ! ぼーんぼーん!」
「――な・な!」
男「……『じみ』は?」
幼馴染「イェェェェェェェエエエエエエエエエエ工工工工工工工工工工イッ!」
「ジャ↑ァァァスティィィィィィス!」
男「取り敢えず、ここで叫ぶな。ご近所さんに迷惑だ」
幼馴染「じゃーすてぃーす(小声)」
>>18 あああああしまったぁぁぁ誤用だぁぁぁぁ
幼馴染「ところでおとこー」
「今日、学校で隣のクラスの子をおんぶしてたよね……なんで?」
男「ちょっと待て今自転車を降りている、ああ間違いなく降りている」
幼馴染「自転車なんてないよね。いいから答えて!」
男「おっと、そろそろウエストビバリーヒルズに帰る頃だ」
幼馴染「そうかい、この恐子にシラ切ろうってのかい」ハイライトオフ
男「ま、待て。正直に言う」アセッ
「実はその前の時間で足を挫いたのに誰も手を貸してくれなかったそうなんだ」
「ケガの痛さは当人しか解らないモンだろ? で、その時偶々通りかかったから頼み込まれて仕方なく……な?」
幼馴染「ホンットにそれだけー? その偶々っていうのも怪しーよ?」
男「教室の近くのトイレ行ったら個室が空いてなくて体育館の近くまで行っただけなんだ信じてくれ!」
幼馴染「じゃあディラン、この星条旗に誓えるの?!」サッ
男「また虚空から取り出したな……?」ボソッ
「ああ幾らでも誓ってやるさ『他意はなかった』ってな!」
幼馴染「じゃー許す」ニパッ
男「まぁ結果的に役得だったけどな。やーらかくていい匂いで……はっ!」サァッ
幼馴染「」ゴゴゴゴゴゴ
男「シュワット?!」
幼馴染「はいちゅーもーく!」
「これから関東スケバン連合緊急集会を始める!」
男「質問!」
幼馴染「なんだ言ってみろ」
男「それはどこでやるんでしょうか」
幼馴染「おとこの部屋に決まってるだろーが!」
男「ヒィッ」ビクッ
幼馴染「今日アンタを呼んだのは他でもない」
男「俺の部屋だけどな」
幼馴染「うるせー!」
「ついこの前、メンバーの奴に『この前の考査どーだったー?』って訊いたら『一緒に頑張った甲斐はあった』って言うから『よかったー』って思ってたら」
「……その次の日に先公はみんなの前で何て言ったと思う?」
「『先日の学内考査でほぼ満点だった人がいます』」
男「――ってそれ俺のことじゃねぇかっ!」
幼馴染「あーそーだよ! あたいは誇らしかったよ!」
男「……っ///」カァァァァァァァ
幼馴染「つーワケで今日はあたいがアンタに、ソイツについての紙芝居をやる」
「ただ1人でペラペラやっても面白くないから! アンタにもちょっとした役をやってもらいたい」
男「オイ……そ、それは拷問だろ……///」フルフル
幼馴染「アンタはこの『おとこ』の札を出したらその時のおとこのセリフを言う。分かった?」
「――ねぇ、分かったー?」ゴゴゴゴゴゴ
男「ヒィッ」コクコク
幼馴染「それじゃ早速、紙芝居の始まりだ拍手ー!」スッ
男「……? ごめん、質問」
幼馴染「今度は何だい?!」
男「その札と絵は部屋に来る前に一旦自分の家戻った時、取って来たのか?」
幼馴染「バカ言え、その時に急いで作ったんだよっ!」
男「えっ、事前準備もなしにこのレベルの似顔絵を描けるのか?!」
幼馴染「おとこの顔だったらいっぱい練習して――あ」
2人「「……」」
幼馴染「やめよっか……うん、忘れて……///」シュゥゥゥゥゥ…
男「……とんだ交通事故だ……///」シュゥゥゥゥゥ…
幼馴染「ききききき気を取り直してっ。か、紙芝居はダメだからー……」
「そ、そーだ、アンケートにしよっかな。挙手で正直に答えるよーにー」
「えー、ミスター中笑いの『パンパンスパパン』が『ポンポンスポポン』に聞こえる」
男「」ノ
幼馴染「はい、吉本に報告しておきます」
「インスタントコーヒーの粒は思わず食べてみたくなる」
男「」ノ
幼馴染「あれそのまま詰め替えればおつまみでも売れるよね、うん。次っ」
「レンタルビデオ店で並ぶレジを決めている」
男「……」
幼馴染「あれそう? え、そもそも行かないのー? じゃあこれはー?」
「あー、遠足の前日でも熟睡出来たタイプだ」
男「」ノ
幼馴染「よかった、私と同じだー……」
「えーと、果汁100%よりも果汁0%の方が好みだ」
男「……」
幼馴染「或いは、メロンパンにメロン果汁が含まれるものは邪道だと思う」
男「!」ノ
幼馴染「はいどーも。電話に出る時も声は高くならない」
男「」ノ
幼馴染「ファンタスティック。えー、あ、ちょっと待って」ピョン
「危なかったー、デッドリーサンを受けるところだった」
「次の質問。ハーレクインロマンスを人前で読む勇気はない」
男「は……?」キョトン
幼馴染「凸凹より凹凸派だ」
男「」ノ
幼馴染「成程、名前は訓読み派なんだ……」メモメモ
「『おこなう』の送り仮名が『なう』だと気持ち悪い」
男「」ノ
幼馴染「うんうん、何の現状報告をしてんだ、って感じになるよねー」
「最後の質問。偶には近道をしたいダメかしら」
男「苦労はしないでのんびり過ごしたい」ノ
幼馴染「どーも。えー、というワケで、今の質問であなたの我慢の程度が判りました」
「10問中8問。だから……えっと……アンケートは以上。どうもありがとー」ノシ
男「先に考えておけよ」
男「ったく、人前で何か披露するときは入念に準備するモンだろ」
幼馴染「あぅぅ……」
男「おいおいおいおい! 『あぅぅ』じゃねぇし。『あぅぅ』じゃねぇし」
「なんで字面にするとキモいのにお前が言うと違和感ないんだよ」
幼馴染「え、いや長年使ってるから……かなぁ」
男「ふーん、あ、そう。あ、そう。まあいいけどさ」
「もっとさぁ、こうさぁ、誠意をさぁ、こう、しろよ」
幼馴染「どーいうこと?!」
男「そういうことだよ察しろよ。つか本家のヤツは見たのかy」
幼馴染「(筆者が昔)見たけど」
男「いやだからそうじゃなくてさ」
幼馴染「そーじゃなくて?!」
男「そうじゃなくてだよ、何だよ文句あるのかよ最初から分かってたよ」
「その、ほら、確認だ! マジ意味分かんねぇし」
幼馴染「えぇ?!」
男「ならネタ帳はどうした!」
幼馴染「はい」スッ
男「お前もっとストックしとけよ!」
幼馴染「家にあと5冊くらいあるよー?」
男「うるせーよばーか。マジウザいんだけど。キメぇし」
幼馴染「……」ジワッ
男「あ……。えと」アセッ
幼馴染「――ぷっ」
男「この」ムニー
幼馴染「うにゅー」ニコニコ
幼馴染「あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙! げほっげほ……っ」
「お↑ぉさな↑ぁ~、な↑じみだよぉおぉおぉおぉおン」
男「カワイイー」
幼馴染「……どうもありがとう///」
「じゃなくてっ。おいそこのエラ張った豚、それは本心か?」
男「嘘は言ってない――って別に顔は四角くないっつの」
幼馴染「へ、へー……///」プイッ
「こほん。『やっちまったなァ!』ってやりたいのに臼も杵も持ってないのは、どこのどいつだぁい?」
「アタシだよッ!」
男「用意出来ない品なのがくや゙しいですっ!」
幼馴染「セルフのマネージャーが出来ないヤツだからねェ。アタシ自身のことだけど」
「で、先週かなー、ペットボトルか何かで再現出来ないかなーと思いついたワケだ」
男「考査期間中に何やってんだ」
幼馴染「お黙りっ」ペシンッ
「ところがそのペットボトルが足りない。全くない」
「ほら、牛乳パックなんかに使われるあの、紙の容器しかなかった」
「でもアタシはそれで頑張った! で、作った杵がコレだ」スッ
男「え……女王様? それはあなたの鞭ではないですか?」
幼馴染「これが精一杯だったんだよッ!」ウルッ
「強度が足りなくて先端部分を作ると折れちゃうから……これは折れたのの流用で……」
「ぐすっ、満足かァい?」
男「段ボールはもう試したのか?」
幼馴染「あ」
男「……」
幼馴染「と、とんだ豚野郎だよッ!」ペシンッ
幼馴染「次は何にしよっかな~」ゴロゴロ
男「ハァイ皆さんお手を拝借ゥあそれB・K・B!」
幼馴染「」ビクッ
男「あヨイショB・K・B! はいあなたもB・K・B!」
「B・K・B! B・K・B!」
幼馴染「B・K・B! B・K・B!」
男「よーしオーケー、ストップBKBィお待た~☆」キラッ
「ノリが首都高だねぇトバして行くよバイクだけに」
2人「「ぶんぶぶん!」」
幼馴染「――首都高じゃ止まっちゃわない?」
男「そうそう確かによく止まるんだ例えば竹橋とか」
「竹橋ジャンクション・交通事故・通行止め」
「B・K・B!」
2人「「フィィィィェヤッ!」」
男「イケてるねノッてるね今日のお客さんは! でもこのキャラを貫くのはしんどくないかって?」
「問題ないね、それを決めるのはココ、自分のハート」ドンッ
「……ゔ……っ」ゴホッ
幼馴染「あぁ?! おおおおおとこぉ?!」アセッ
男「え?」
「えーと……知らない? こういう小ネタ挟む人なんだけど」
幼馴染「ほぇ? ――あっ///」
「んーにゃいま゙のぁ゙お゙れぁわ゙ァるがっだだよごめんねごめんね~!」
男「何だったんだ……」
変なスペースと改行
幼馴染「んっふふ、もう気にしないでいいのよ~?」
男「あ、もう始まってるのね」
幼馴染「だぁい丈夫、大丈夫。慌てないで」
「ほらほらぁ、不安な時、寂しい時、辛い時は笑いで口角を上げなさァ↑い」
「笑顔は力、笑いは麻薬、素敵に踊るあなたを誰かが見てるわよ」ニコッ
男「だってこの世にオトコは何人いると思う?」
2人「「35億」」
幼馴染「……なーっ! 邪魔しないでーっ!」ポカポカ
男「ごめんごめん」
幼馴染「まったくもぉ……三枝さん方面が……」ブツブツ
「こほん。それでは、久↑し振りのLessonですからおさらいといきましょうかン」
「互いを褒め合うグーグーダンス。じゃあ音楽、スタートッ」
男「ずずちゃちゃずんちゃ、ずんちゃ、ずずちゃちゃずずちゃちゃ」
幼馴染「レッツらゴーあら素↑敵な笑顔でチャーミング~」
「ぁファッショング~、ぁス↑タイルグ~」
「あ↑なたもグ↑~↓、ぁらわ↑たしもグ~↓」
「ぁ今期のアニメをサーチング↑~!」
男「録画の時間をセッティング↑」
「ぁ時間を間違えブッキング~」
幼馴染「1話を見逃すショッキング↑」
「あぁ代わりに入るはショッピングッあ~」
2人「「グ~グ~グ~グ~グ~ア↑ぁ!」」
「「ホップ! ステップ! ジャンピング!」」
幼馴染「ぁァグーググ~グ~グッグーググ~グ~ググ~ググ~グ~ググッ!」
「コォ――――――――――――――――――――ッ!」
男「……のど飴舐める?」
幼馴染「っ! っ!」コクコク
>>27 スミマセン善処します
幼馴染「美味ひー……」コロコロ
「んむ。あー、もうすぐ夜だねぇ」
男「相変わらずウチの両親は帰って来ないけどな」
幼馴染「こっちもね。送金の連絡があったくらいで……」
2人「「はぁ……」」
男「――悲しい時ー!」
幼馴染「悲しい時ー!」
男「誰かが死んだ時ー!」
幼馴染「悲しい時ー! 誰かが死んだ時ー!」
男「悲しい時ー!」
幼馴染「悲しい時ー!」
男「紙袋をしまうのに紙袋を使っている友達を見た時ー!」
幼馴染「悲しい時ー! 紙袋をしまうのに紙袋を使っている友達を見た時ー!」
男「悲しい時ー!」
幼馴染「悲しい時ー!」
男「『応用編』の方が解説の丁寧な参考書を見た時ー!」
幼馴染「悲しい時ー! 『応用編』の方が解説の丁寧な参考書を見た時ー!」
男「悲しい時ー!」
幼馴染「悲しい時ー!」
男「自信ありげに案内されたイタリア料理店がサイゼリヤだった時ー!」
幼馴染「悲しい時ー! 自信ありげに案内されたイタリア料理店がサイゼリヤだった時ー!」
男「悲しい時ー!」
幼馴染「悲しい時ー!」
男「地道な草の根活動にも関わらず教育テレビでの印象を脱け出せない時ー!」
幼馴染「悲しい時ー! 地道な草の根活動にも関わらず教育テレビでの印象を脱け出せない時ー!」
男「悲しい時ー!」
幼馴染「悲しい時ー!」
男「好きな本の実写映画が海賊版よりヒドい出来だった時ー!」
幼馴染「悲しい時ー! 好きな本の実写映画が海賊版よりヒドい出来だった時ー!」
男「悲しい時ー!」
幼馴染「悲しい時ー!」
男「本気になった相手がファッション同性愛者だった時ー!」
幼馴染「悲しい時ー! 本気になった相手がファッション同性愛者だった時ー!」
「どどすこすこすこラブ注入っ!」
男「はい。……悲しい時ー!」
幼馴染「悲しい時ー!」
男「親友だと思っていた長い付き合いの知人が引っ越す時に、知り合いで1人だけ連絡先も引っ越し先もお別れ会の存在も知らされないまま車で逃げられた時ー!」
幼馴染「悲しい時ー! 小学生の頃、箝口令が敷かれていて引っ越した知人の消息が掴めなかった時ー!」
男「悲しい時ー!」
幼馴染「悲しい時ー!」
男「夕陽が沈んだ時ー!」
幼馴染「悲しい時ー! 夕陽が、沈んだ時ー!」
カナシイトキー…
幼馴染「夜だよー!」
男「いえーい」
幼馴染「はぁ~いどぉもぉご指名ありがとうございます」
「幼馴染ですっ、よろしくお願い致↑しまぁ~すっ」ペコリ
「え? もぉ、『指名してない』とか言ぃわぁないのっ」
「私はぁ、あなただけの通い妻だ・か・ら、っとか言って~」
男「……それでいいのか?」
幼馴染「まぁ似たよーなものじゃない?」
「そんなことはどぉ↑でもいいのっ」
「私がクラスの他の子によく言われること『虫』」
男「『委員長ってぇ、嫌いな虫とかいるの~?』」
幼馴染「うん、じゃっか~ん」
「だって変なムシとか1人で歓楽街を歩いたら幾らでも寄ってくるも~んとか言って~」
「まぁ強いて平気な虫挙げるならイナゴでしょ~、蜂の子でしょ~」
「あとはセミとかぁ、カミキリムシとかぁ、ざざむしとかぁ……」
男「『いやいや、それだけ食べられる虫あるなら』――」
幼馴染「『嫌いな虫いなくねぇ?』とか言わないのってか言わせなぁ~い」
「……えへへー、キャバクラの言い回し知らないからこれ以上は限界~みたいな」
男「どーんマ~イケル!」
幼馴染「こ~んな私だけどよかったら指名して~とか言って~」
「こーん夜あなたを逆指名! いつか誰かから永久指名!」
「というワケでどうもありがとうございました~」ペコリ
「……はー、失敗」
男「さぁ一緒に! めげないめげない!」
幼馴染「めげないめげな~い!」
男「泣かない泣かない!」
幼馴染「泣かない泣かな~い!」
幼馴染「おとこくぅ~ん! 聞いて下さい~!」
男「どうしたお前ちょ近いって」
幼馴染「はい」ポン
男「……アコギ? つか今また虚空から出しただろコレ」
幼馴染「これで面白いことやって。すっごく面白いの」
男「随分とハードルを上げるなお前は?!」
「あー……では聞いて下さい、『もしかしてだけど』」
ジャンジャンジャンジャン…ジャジャジャジャーン…
男「もしかしてだけど~!」
幼馴染「もしかしてだけど~!」
男「もしかしてだけど~!」
幼馴染「もしかしてだけど~!」
男「そぉれぇえってオイラを」
2人「「誘ってるんじゃないの~?」」
男「……わんっつっすりっ」
「っ、いぃつも斜め前~に座る女を~」
「見つめ~てぇいーるぅのぉに気付かれて~からぁ~」
「その子がすぅわぁり直すのよく見かけ~るんだ」
「もしかしてだけど~!」
幼馴染「もしかしてだけど~!」
男「もしかしてだけどぉ↑!」
幼馴染「もしかしてだけどぉ↑!」
男「本当に座りたいのは俺の上なんじゃないの~?!」
幼馴染「……違うもん///」ムスッ
男「分かってるから答えるなよっ///!」
男「だーもう……」ジャッジャッ…
「シャワーのブルース」
「シャワーのブルース聞いてくれェエ↑ー」
「今住んでる家のシャ↑ワーの話やけどォ」
幼馴染「やーいエセ関西弁」
男「仕方ないだろこれ含めてネタなんだから」
「ガスで沸かしとるからか調子エエ時はむっちゃいいねんけど、ヘソ曲げると水しか出ェへんのよ」
「んである日汗でドロド↑ロなって帰ってきて、出てきたのが水だった時な」
「『あ、今は調子悪いみたいやし待っと↑こ』いうてドロド↑ロのままで待つ↑のかァ」
「『よっしゃ、湯ゥ出るまで粘ろ』いうて足ん指キンッキンに冷やすのかは」
2人「「自由だァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」」
男「シャワー is freedom」
「シャワー is freedom. もっとー!」
2人「「シャワー is freedom!」」
「「シャワー is freedom!」」
男「Thank you!」
幼馴染「で・で・で・で・で・で・で・で・で・で・で・で・で!」
男「でもォ、そのテのシステムだと余程待たないと湯ゥ出ないことも多いから濡れタオルで体拭くのが吉やで!」
幼馴染「暗転!」ポチッ
男「……もういいぞ」
幼馴染「明転!」ポチッ
男「このネタって後ろが続かないよなぁ」
幼馴染「じゃあ頑張って次いってみよー!」
男「3、2、1、GO!」
幼馴染「て~てれってって~て~」
「うんちょこちょこちょこぴー!」ピーン!
男「先ずは元気にウンチョコピーをしよう!」
「『強調し過ぎたウンチョコピー』」
幼馴染「てー! てれってー! てってー!」
「うぅぅぅんんんんんんちょぉぉぉこぉぉぉちょぉぉぉこぉぉぉちょぉぉぉこぉぉぉ!」
「ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっぃぃぃいいいえぇぇぇぇああああっ!」ガクガクガク!
男「え? まだ元気が出ないって?」
「そんな君にはヘパ○ーゼだ!」
幼馴染「くぴくぴくぴー」
「くぴくぴくぴくぴくぴ……くぴ……」
「飲もうと思ったら飲もうと思ったらテンション上がって~」
「くぴ! くぴ! ぴっぴっぴー!」ピーン!
「けほ……おとこー、交代ー」
男「よ~し、フライングウンチョコピーだ!」
「お年寄り人気が欲しいからね、将棋をするよ~」
「将棋盤を出して~、駒を並べて~……」
「指そうと思ったら指そうと思っtチョコピー!」
幼馴染「……微妙?」
男「確かに欲張った感はあるな」
幼馴染「せーの」
2人「「チックショー!」」
男「微妙」
幼馴染「はい」
2人「「ルネッサ~ンス!」」
男「貴族のお漫ざぁい」
「吾輩の屋敷の隣の邸宅から反抗期のお嬢さんを預けら~れたの巻」
「うーむ、学生というのは高々1ヶ月の旅行をする猶予もないのだなぁ」
幼馴染「あら男爵様、ごきげんよう」
男「おぉ君かね、今日からよろしく頼むよ」
「部屋は好きな所を使ってくれたまえ。部屋は余っているのでね」
幼馴染「ほほほ、お宅に余裕を持たせるとは変わったご趣味をお持ちですね」
男「いや遠回しな貶しやないか~い」チンッ!
「はっはっはっはっはっはっはっは……」
幼馴染「あら? 小鳥がさえずっておりますわ」
男「吾輩が可愛くなっとるやないか~い」チンッ!
「はっはっはっは……タカマツ君、その態度は寛容な吾輩でもいただけないよ~」
幼馴染「う……っ」
「て、天使を授かりましたわ」(訳:腹痛ぇ)
男「事情が変わったぁ」
「大丈夫かね? 良ければ執事のヒグチ君に案内させよう」スッ
幼馴染「触らないで下さいまし」パシッ
男「む……何なのだね君はさっきから!」
幼馴染「いいえ、もうご心配なさらなくて結構ですわ」
「天使は無事に身罷りましたもの」ニコッ
男「いや死んどるやないか~い」チンッ!
「はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは……」
「ボンジュール」ドンッ
おいなくてスミマセン、>>36を訂正します
幼馴染「じゃあ頑張って次いってみよー!」
男「3、2、1、GO!」
幼馴染「て~てれってって~て~」
「うんちょこちょこちょこぴー!」ピーン!
男「先ずは元気にウンチョコチョコチョコピーをしよう!」
「『強調し過ぎたウンチョコチョコチョコピー』」
幼馴染「てー! てれってー! てってー!」
「うぅぅぅんんんんんんちょぉぉぉこぉぉぉちょぉぉぉこぉぉぉちょぉぉぉこぉぉぉ!」
「ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっぃぃぃいいいえぇぇぇぇああああっ!」ガクガクガク!
男「え? まだ元気が出ないって?」
「そんな君にはヘパ○ーゼだ!」
幼馴染「くぴくぴくぴー」
「くぴくぴくぴくぴくぴ……くぴ……」
「飲もうと思ったら飲もうと思ったらテンション上がって~」
「くぴ! くぴ! ぴっぴっぴー!」ピーン!
「けほ……おとこー、交代ー」
男「よ~し、フライングウンチョコチョコチョコピーだ!」
「お年寄り人気が欲しいからね、将棋をするよ~」
「将棋盤を出して~、駒を並べて~……」
「指そうと思ったら指そうと思っtチョコピー!」ピーン!
幼馴染「……微妙?」
男「確かに欲張った感はあるな」
幼馴染「せーの」
2人「「チックショー!」」
男「微妙」
幼馴染「はい」
幼馴染「そろそろ終わりだねー」
男「ああ、夜も遅いからな」
幼馴染「……おとこ。私、ここに住みたい」
「家帰っても誰もいないもん。おとこは寂しくないの?」
2人「「……」」
幼馴染「あーもーギター!」ジャァァァン!
ジャッ! ジャッ! ジャッ! ジャッ!
(中略)
ジャジャジャン!
2人「「なんでだろ~ぅなんでだろ~ぅなでだなんでだろ~ぅ!」」
幼馴染「昔やったケガの痕を見せて」
男「『ほれ。ほれ。痛そうだろ』」
幼馴染「ってやる奴なんでだろ~ぅ……」ジャンッ
「車の免許を取りに行くと」
男「『ほら目視! 目視して!』」
幼馴染「が口癖の教官が1人はいるのはなんでだろ~ぅ……」ジャンッ
男「なんでだろ↑~ぅ……」
幼馴染「遠足に行ってぇ~」
「お菓子の値札を~」
「丁寧に剥がしたのを貼り付けて~」
男「『おう、お前100円な』」
幼馴染「ってやる奴、なんでだろ~ぅ……」
2人「「なんでだろ↑~っ、なんでだろ↓~っ」」
男「なでだなんでだろ~ぅ!」
幼馴染「オ~ォ↑~オ↓~」(←コーラス)
男「なんでだろっ、んまっ」
幼馴染「なんでだろっ、にょっ」
2人「「なでだなんでだろ~ぅ!」」
幼馴染「図書館に行った時、『ウォーリーをさがせ!』を手に取ると」ジャンッ
男「『あ゙ぁ……』」
幼馴染「大体既にマルがつけられてるのなんでだろ↑~ぅ!」
「ゲームをしている時、敵の攻撃が当たると」ジャンッ
男「『痛っ!』」
幼馴染「って言っちゃうのなんでだろ~ぅ!」
男「な~んんで~だ~ろ~ぅ!」
幼馴染「巨人ファンの同級生にぃ~」
「今の4番打者を聞いてみるとぉ~」
男「『あっれ~? 誰だっけかなぁ、んん、今何代目だっけ……』」
幼馴染「『ああ、ごめんね変なこと訊いちゃって』」(委員長モード)
男「『待って、永沢・伊藤・中島・筒井・前川・水原……』」
幼馴染「って呪文を唱え始めるのなでだなんでだ!」
2人「なんでだろ~ぅなんでだろ~ぅなでだなんでだろ~ぅ!」
ジャッジャン!
男「ぜぇ……ぜぇ……」ピクピク…
幼馴染「だ、大丈夫ー?」ナデナデ
男「ラストよろしく」
幼馴染「おっけー。あのね、こう、ムカつく時ってあるよね」
幼馴染「あのー、そのー、ウエハースね。買ってきて袋開けると大体ボロボロなのね」
「あれもうね、あのね、あのボロボロので何本か作れちゃうよね」
「例えるならこうね、履いてた靴の片方だけ靴底なくなった時みたいなね。勿体ない!」
幼馴染「あとね、あの、映画館ね。あの~、肘掛けね」
「あれね、こう、両サイドにあの、あるけどね、うん」
「あれをこう、両方使う奴っているよね」
「こう、かち合って気不味くなって、でもお前が悪いんだろ! ってね」
「お前なんてアレだ、こう、あと何回か使える歯磨き粉のチューブ使った時に」
「びゅっ!」
「ってなって中身なくなればいい。これが最後か~、って」
幼馴染「それからね、なんかこうイラッてするのね」
「なんだろうねあの、○○%カット! って書いてある健康食品ね」
「あれ箱の裏見るとね、あの、なんというかね、……なんだっけ」
男「『健康に及ぼす悪影響が他製品と較べて小さいことを意味するものではありません』」
幼馴染「そうそれ。それね。じゃあ何だよ! ってね」
「もうアレ書いた奴ね、あの~、マグカップの縁が前歯に当たれ」
「はがっ! ってなれ。うん。で、中からこぼれたココアで火傷してシャツにシミ作れ」
幼馴染「じゃあ何だよ! ってね、あとはね、うん。千葉県ね」
「東京ドイツ村でしょ、東京歯科大学でしょ、オランダ家でしょ」
「虎の威を借りる狐ってああいうのを言うんだよね」
男「まあ英語圏でチバって言うと誤解されるからある程度は仕方ないけどな」
幼馴染「それからね、千葉といえばあの、『うなりくん』ね」
「飛行機なのは分かるよ? あとはあの、フォルムがね、ウナギなのも分かるよ?」
「あのクチバシね。口のまわりのあの黄色いの。ペンギンじゃないでしょ君は」
「ぼくなんかね、あれは成田市の闇だと思うんだよね。千葉日報のOPくらいのね」
「だからもうあれだ、千葉県民はあの、国土地理院に木下の振り仮名を『きのした』って間違えられろ」
2人「「ありがとうございました」」
幼馴染「おまけだよー」
男「ちむりんだよー」
幼馴染「閲覧注意だよー」
男「以上、警告だよー」
2人「「しようよ! 援助交際~!」」
男「てれれれってって……」
幼馴染「はぁ~い画面の前のみんな~」
2人「「こ~んに~ちは~!」」
「「こ~んに~ちは~(小声)」」
幼馴染「辿り着いてて既に雨降り! お股のビンカンな、お姉さんで~す!」
男「非常持ち出し袋にも忘れないでね! コンドームさんだよ!」
幼馴染「今日は援助交際について楽しく勉強していこうね~?」
男「は~い! ねぇねぇお姉さん!」
幼馴染「なぁに、コンドームさん?」
男「援助交際(強調)って、一体なんなのかなぁ?」
幼馴染「援助交際っていうのは、お金を介して愛に飢えた男女が出会う、純然な少子化対策のことよっ」
男「そっかぁ! もしかして、お姉さんも?」
幼馴染「その通り! そうやって、産まれたのよっ」
男「わぁ~、とっても素敵だね!」
幼馴染「さ~ぁ、みんなはどんな援助交際、してるのかな~?」
2人「「さぁ大きな声で~、あ・い・う・え・お!」」
「「『朝から立ちんぼ』あ!」」ア!
「「『挿れずに焦らすよ』い!」」イ!
「「『嘘でも大好き』う!」」ウ!
「「『駅前で会うよ』え!」」エ!
「「『お金の力だ』お!」」オ!
「「ブルセラ着せられデ・エ・ト~」」デ・エ・トー…
「「ご・う・ほ・う・だ~!」」
幼馴染「さ~ぁみんな上手に歌えたかな~?」
男「は~い! ところでお姉さんっ」
幼馴染「なぁに、コンドームさん?」
男「最後までやる気がないのに、障碍者用トイレに連れ込む女子っているよね~?」
幼馴染「いるいる、お金を稼ぐことの大変さを理解しないで、法外な料金を吹っ掛ける子!」
「みんなのお友達にも、そんな子はいないかな~?」
男「お姉さん、そんなお友達にはどうすればいいのかなぁ?」
幼馴染「うふふ、そんな時は、ホームセンターで粘着力の強いガムテープを買っておくのがオススメよっ」
男「さっすがお姉さん! シェアすればみんな幸せだねっ!」
幼馴染「画面の前のお友達も、困ったことがあったらお姉さんにどしどしお便りを送ってね!」
男「今週の標語も募集中だよ~!」
「――あ~っ、もうお別れの時間になっちゃったぁ」
幼馴染「みんな~、最後はこの曲でお別れにするからね~?」
男「コンドームさんと一緒に、歌ってね~?」
2人「「業者の~依頼で立ちんぼ~」」
「「夏休み~使ぁてセッ○ス~」」
「「だ~いすきなのは~っ、ユ~キチ5手単~」」
「「『募金』で~、学費を支払う~」」
幼馴染「また会おうね~!」ノシ
男「ばいば~い!」ノシ
~偉大なる本家様(50音順・敬称略)~
アクセルホッパー
厚切りジェイソン
いつもここから
犬井ヒロシ
エドはるみ
オリエンタルラジオ
コウメ太夫
ゴー☆ジャス
小島よしお
桜塚やっくん
ザ・たっち
ザブングル
サンシャイン池崎
ジョイマン
スギちゃん
世界のナベアツ
だいたひかる
たかまつなな
楽しんご
ちむりん
つぶやきシロー
ディラン&キャサリン
ですよ。
テツandトモ
天津木村
どぶろっく
なかやまきんに君
にしおかすみこ
バイク川崎バイク
バカリズム
波田陽区
パッション屋良
ハリウッドザコシショウ
ハローケイスケ
はんにゃ
ハンバーグ師匠
髭男爵
姫くり
姫ちゃん
フォーリンラブ
藤崎マーケット
ブルゾンちえみwithB
へらちょんぺ
まいける
ムーディ勝山
モエヤン
ゆってぃ
レイザーラモンHG
レギュラー
COWCOW
GO!皆川
TIM
U字工事
幼馴染「くぅ~! 疲れました!」
男「これにてひとまず完結です」
「実は、母校の演劇部用の脚本の話を持ち掛けられたのが始まりでした」
「本当は作るつもりすらなかったのですが」←
幼馴染「うんうん、現実逃避してたら出来ちゃったんだよねー」
「まぁ結局母校の先生方には見せられた出来じゃないんだけど……」
男「決して、決して好意を無碍にしたくなかったからではありません」
「それでは、みんなからのメッセージをどぞ」
だいた「みんな、見てくれてありがとう! ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど――気にしないでね!」
すみこ「いやーありがと! 私の可愛さは二十分に伝わったかな?」
エド「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
よしお「見てくれてありがとな! 正直、作中で言った俺の気持ちは本当だよ!」
ですよ「・・・ありがと」ファサ
では、
だいた、すみこ、エド、よしお、ですよ、カエル「皆さんありがとうございました!」
終
うし「カエルくん、出てないのにそれは不味いって!」
だいた、すみこ、エド、よしお、ですよ「改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
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