エレン「ライナーが行方不明だって!?」 (56)

アルミン「僕のせいなんだ…。ライナーは僕を助ける代わりに崖から落ちて…!」グスッ

ミカサ「自分を責めないで、アルミン」ナデナデ

ジャン「アルミンの話から察するに…地図のこの辺りに落下した可能性が高いな」

ユミル「なら、手分けして探した方が早いな。チッ…手間かけさせやがって…」

クリスタ「ライナー…無事だと良いんだけど…」

サシャ「け、怪我してるかもしれません!」

アニ「……アイツはタフさ。そう簡単にくたばりやしない」

コニー「ともかく、早く見つけてやんねーと夜になっちまう!」

エレン「よし、"ライナーを見つけたら"信号弾で合図だ。いいな? 行くぞッ!!」

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~散開して捜索中~

エレン「ライナー!どこだーっ!…ん、あれは…!!」

ジャン「おい、ライナー!…って、何で逃げるんだよ待ちやがれ!!」

コニー「ん、あのカッけえのライナーか…?」

クリスタ「えーっと…ライナー、だよ…ね?」

アルミン「!!ライナー、無事だったんだね!」

アニ「…ライナー?思ったよりも元気そうだね」

ミカサ「…」ブチッ

サシャ「こっちから良い匂いがします!あ、匂いの元はライナーでしたか!!」

ユミル「お…これは…。まあ、良いっか。めんどくせえし」

パン パン パン パン パン パン パン パン パン


エレン「…おい、お前らどういうつもりだよ!」

エレン「『ライナーを見つけたら信号弾を撃て』って俺言ったよな!?」

エレン「何で全員が信号弾撃ってるんだよ!!」

ジャン「は?何言ってんだよオメーは…」

コニー「つーか、エレンだって間違えて撃ってたじゃねえか。信号弾」

エレン「はぁ?俺はライナーを見つけたから撃ったんだよ!」

クリスタ「えっ…?だって、ライナーは私が…」

ミカサ「エレン、嘘はいけない。ライナーなら私が見つけた」

エレン「??????????」

ジャン「待てよミカサ、ライナーなら俺が連れてきて…」

アニ「アンタら、この一大事にふざけてるんじゃないよ。ライナーなら私が見つけた」

 ナニイッテンダヨオマエラ… ライナーナラオレガ… ハァ? テメエコソウソツイテンジャネエダロウナ ソッチコソ!

サシャ「???どういうことでしょうか、アルミン」パクパク モグモグ

アルミン「…さっぱり分からない」

アルミン「というか…かくいう僕もライナーを見つけて連れてきたんだけど…」

ユミル「ライナーが9つに分裂したってかぁ?ハッ、んな馬鹿な話があってたまるかよ」

アルミン「そうだよね…」クビカシゲ

アルミン「…とりあえず、皆いったん落ち着いて!」

アルミン「ともかく、全員、自分が見つけたライナーを連れてきてよ」

ジャン「実物見て比較判断するってか?」

エレン「俺がライナーの奴を見間違うわけないだろ…!」

アルミン「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」

アルミン「現実的に考えて、僕ら9人のうち8人が連れてきたライナーは偽物だ」

アニ「それは聞き捨てならないね。私らは1年以上アイツと一緒に過ごしてるんだよ?」

ミカサ「…アニの言う通り。私たちがライナーと偽者を間違えるはずがない」

コニー「そーだそーだー」

クリスタ「…ううん、逆なんじゃないかな…」

クリスタ「"長い付き合いの私たちでも分からない"ほど、偽者はライナーそっくりなんだよ」

アルミン「そう。クリスタの言う通りだ。偽者は一目で分からないレベルで似ている」

アルミン「だから、間違えてたとしても責められる理由はない。今はそう考えよう」

ジャン「何の因果か、ライナー似の人物が一同に会しちまったってことか」

ミカサ「…それならば仕方がない」

アルミン「というわけで、みんな、各々のライナーを連れてきてほしい」

アルミン「それぞれのライナーを皆で評価して、必ず本物を見つけよう!」

サシャ「おー!」パクパク モグモグ


アルミン「さて、皆連れてきたね。じゃあまずは…」

エレン「まずは俺からだ。良いよな?」

サシャ「別に構いませんよー」パクパク モグモグ

アニ「…好きにしな」

~その1 エレン~

エレン「要は…本物を一番最初に連れてきて、それで皆が納得すれば良いんだろ?」

エレン「なら話は早え。俺が連れてきたライナーが本物なんだからよ」

エレン「なっ?ライナー」カチッ

ライター「」ボオオオ

エレン「皆も知ってると思うけどさ…」

エレン「ライナーって、すげえ心根の熱い男だっただろ?」

ミカサ「確かに。エレンの言う通り」

アルミン「うん。ライナーが皆から兄貴と慕われる最大の理由だよね」

ライター「」カチッ ボオオオ

コニー「あつっ!熱いな、このライナー!!これライナーだ!!」

エレン「な、これこそライナーって感じだろ?」ドヤァ

ミカサ「これはもう決まったも同然。さすがはエレン。仲間思い。かっこいい」



ジャン「…ちょっと待てよ。こりゃあ何の冗談だ?」

ミカサ「ジャン…。悔しいからといって、エレンに当たるのは許さない」ギリッ

ジャン「い、いや、だってよ…」

ジャン「…死に急ぎ野郎!お前は本当にコイツがライナーだって言い張るのか!?」

エレン「どっからどう見てもライナーじゃねえか。なあ?」カチッ 

ライター「」ボオオオ

コニー「あっつ!!!!」

ジャン「ライナーはこんな奴じゃねえだろ!!こんな……」




ジャン「人の手を借りなきゃ熱くなれねえような男じゃねえだろ!!!」

ミカサ「!!!」

アニ「…ソイツの言う通りだね」

アニ「そのライナー、アンタがけしかけないと熱くなれないんだろ?」

エレン「そ、それは…そうだけどよ…」カチッ

ライター「」ボオオオ

コニー「あっつぃ!!!!」

アニ「アイツは…そんなぬるい男じゃない。…戦士、だからね……」

サシャ「アニも案外熱いところがあるんですねー」パクパク モグモグ

クリスタ「そう言われてみると、なんとなく疑わしくなってくるね…」ウーン

エレン「…」シュン

ミカサ「エレン、落ち込まないで。まだ偽者と決まったわけではない」ナデナデ

アルミン「…そう、そう!ちゃんと他を見てから決めるからさ!」

ユミル「んじゃ、次いこーぜ。おい、ジャン。正論かましたんだから次お前な」

~その2 ジャン~

ジャン「まあ、俺の場合は見ての通りって奴だな。ほれ…」

ランナー「…」タッタッタッタ

ジャン「ってオイ、何で逃げようとするんだよライナー!!」ガシッ

ジャン「ライナーっていえば、何といってもスタミナだろ!」

アルミン「そうだね。兵站訓練の時には僕の荷物を背負ってもピンピンしてたし…」

クリスタ「どんなにキツい訓練の後でも、一人だけ平気そうだもんね」

ジャン「でさ、見ろよコイツを!今も走り込みしようってんだぜ?」ガシッ

ランナー「…」ジタバタ

ジャン「お、おい落ち着けよライナー!走るのは後でもいいだろ!」グイグイ

コニー「なんか、このライナー見てたら俺も走りたくなってきたぜ!」

サシャ「私も走ります!食後の腹ごなしです!!」

ユミル「馬鹿共は元気の良いことで…」

ランナー「…」ジタバタ

エレン「…」ジーッ

ミカサ「どうしたの、エレン」

エレン「いや、何でこのライナー嫌がってんのかな、って思ってさ…」

アルミン「確かに…。何故か僕らから離れたがっているように見えるね」

ランナー「…」ジタバタ

クリスタ「どこかに戻りたがってるのかな…?何か特別な任務の途中とかで…」

ユミル「怪しいな、コイツ。本当にライナーなのか?アタシらから逃げる理由あるか?」

アニ「…ジャン、そいつから手離しな。それで逃げようってんなら、コイツは偽者だ」

ジャン「え、ああ…」パッ

ランナー「!…」ダダダダダッ

サシャ「ああ!待ってくださいよライナー!」

クリスタ「すごい勢いで走って行ったね…。まるで何かの遅れを取り戻すかのように…」

ジャン「チッ…おい、俺はライナーを追ってくる!お前らはここにいてくれ!」ダッ

ミカサ「いってらっしゃい」フリフリ

アルミン「とりあえず、ジャンのライナーは判断保留にしておこうか」

エレン「まあ、ありゃ偽者だろ。本物のライナーが逃げる理由ねえし」

ユミル「アタシも偽者だと思うけどな。ま、次行こうぜ…」

コニー「じゃあ次、俺で良いか?」

~その3 コニー~

仮面ライダー1号「オノレ ショッカー!」

コニー「見ろよ、この正義感溢れる姿をさ!」

エレン「"しょっかー"ってのが何の事かわかんねーけどカッコいい!!」キラキラ

アニ「筋肉?質な身体つきは、まさにライナーだね」サワサワ

サシャ「ちょっとばかし愛嬌のある顔もライナーっぽいですね!」

 ナレーション『仮面ライダー本郷猛は改造人間である』

クリスタ「えっ…何か始まったよ!?」

ショッカー戦闘員A「イーッ!」

ユミル「ヤバいさっぱりついていけない」

 ナレーション『彼を改造したショッカーは世界制覇を企む悪の秘密結社である』

エレン「マジかよ!ショッカーって悪の組織なのか!」

ショッカー戦闘員B「イーッ!」ガシッ

アルミン「えっ、何?!痛たたた…!離してよっ」ジタバタ

 ナレーション『仮面ライダーは人間の自由の為にショッカーと戦うのだ!』

仮面ライダー1号「オノレ ショッカー! ソノ オンナノコヲ ハナセ!」

ショッカー戦闘員C「イーッ!」ジリジリ…

アルミン「わあ、助けて仮面ライダー!あと僕男の子だよ!」ジタバタ

アニ「…」ワクワク

ミカサ「…アルミンを離せ」シュッ ズバッ

ショッカー戦闘員B「イーッ…」ドサッ

コニー「あぁっ!ミカサがショッカーを削いじまった!!」

ショッカー戦闘員A「…」

ショッカー戦闘員C「…イ、イー…?」チラッ チラッ

クリスタ「…動揺してる!動揺してるよ!?『え、コレ台本とちがくね?』って顔してるよ!」

仮面ライダー1号「……オ、オノレ ショッカー!」ソワソワ

ユミル「おい、ライダーさんまで思いっきりテンパってんじゃねえか!!?」

 ワイワイ ガヤガヤ

サシャ「…あ、あのー、みなさん…」オドオド

エレン「ん、どうしたんだよサシャ」

ユミル「オイ芋女、飯なら後にしろよ。今はこの混沌とした場を…」

サシャ「え、えーっとですね。今、私達って本物のライナーを探してるんですよね…?」

アニ「今更、それがどうかしたの?」イラッ

サシャ「あのー私の勘違いかもしれないんですけど……」






サシャ「この人、ライナーじゃなくて、"ライダー"ですよね?」

サシャ「…」

エレン「…」

アルミン「…」

コニー「…」

アニ「…」

クリスタ「…」

ユミル「…」

仮面ライダー1号「…」

ミカサ「………うかつ」

エレン「…ライダーは?」

アルミン「僕から説明して、帰ってもらったよ…」

エレン「そっか…」

コニー「みんな、ごめん…俺のせいで…」

ミカサ「…気にしないで。コニーのせいじゃない」

クリスタ「み、みんな!気を取り直して、次いこう!次!」

クリスタ「じゃあ、次私ね?今、連れてくるから!」タッタッタッ

~その4 クリスタ~

クリスタ「ライナー、こっちだよ!」

スラィリー「…」ノッシノッシ

アニ「…でかいね」

サシャ「大きいですね」

コニー「羨ましいほどデケぇな」

ユミル「でも…」

全員(((なんか違う……!)))

クリスタ「ほ、ほら、やっぱりライナーって言ったら身体大きいじゃない!」

クリスタ「だから、その…」アタフタ

クリスタ「…ごめん、実は私、あんまりライナーの顔覚えてなくて…」シュン

アニ「分かるよ、クリスタ。私も背が低いから…ライナーの顔はよく見えないんだ」

エレン「言うほどライナーに似てねえかな、コイツ」ツンツン

スラィリー「…」ピローン

コニー「おい、鼻から何か出たぞ!」

エレン「こういう茶目っ気がある所とかそっくりじゃん?な、ミカサ」

ミカサ「う、うん…?」

スラィリー「…」モサモサ

エレン「女子は知らないだろうけど、ライナーって毛深いしな」

アルミン「そう言われると…ライナーに見えないこともないね…」

ユミル「でも、ぶっちゃけ、ライダーさんの方がライナーだったよな」

アニ「…同感」

サシャ「うーん、私的にはエレンのライナーよりも評価低いですね…」

エレン「そりゃ俺のライナーが本物だからな」カチッ

ライター「」ボオオオ

コニー「あつっ!!!」

ミカサ「…情報をまとめよう」カキカキ

ミカサ「全員の意見を参考に、ここまでのライナーランキングをまとめてみた」サッ
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 ★ライナーらんきんぐ☆
1位 コニーのライダー(正義感があり、容姿も似ている。が、ライナーではない)
2位 エレンのライナー(熱い心を持っているが、常に他力本願)
3位 クリスタのライナー(大きくて毛深い。鼻から何か出てる)
(保留) ジャンのライナー(スタミナ自慢。何故か逃げる)
---------------------------------------------------------------------------
サシャ「みんな良い線行ってるんですけど…」

アルミン「うーん、どれも決定打には欠けるんだよね…」

ユミル「なら、次はお前の連れてこいよ。女の子のアルミンちゃんよ」

アルミン「僕男の子だよ!」プンスカ

ミカサ(かわいい)

~その5 アルミン~

アルミン「ライナー、君はライナーだよね?」

ライアー「ああ、俺はライナーだぜ(嘘)」

アルミン「ねっ?本人がそう言ってる」

コニー「これは最有力候補じゃねえか…!?自分で言ってるしよ!!」

ユミル「何だかんだで、本人が認めるケースは初めてだからな」

ライアー「みんな、聞いてくれ」

コニー「ん?」

ライアー「俺…本当は巨人なんだぜ(嘘)」

アニ「!!!!!?!?!??」ビクッ

アニ「ラ、ライナー、あ、アンタ一体何を…!!?!!?」アタフタ

ライアー「俺は巨人だぜ。ウォールマリアを蹂躙したぜ(嘘)」

アルミン「…」シュン

エレン(……母さん………)シュン

ライアー「俺は巨じn」

ミカサ「黙れ。そして二度と口を開くな」ギリギリ

ライアー「!!!??」ジタバタ

コニー「ライナー、お前最低だよ…」

サシャ「言って良い冗談と、悪い冗談ってあると思います…」

アニ「ま、待ちな!きっとコイツは偽者だ!だからこんな嘘を!」アタフタ

クリスタ「そうだよっ!ライナーがそんなこと言うわけないよ!」

アルミン「そう、だよね……。本物のライナーは…人の痛みが分かる人だもんね……」

エレン「……ミカサ、ソイツを離してやってくれ」

ミカサ「エレンがそう言うのなら」パッ

ライアー「」ドサッ

アルミン「…」

サシャ「アルミン…元気出してください」ナデナデ

アニ(…ごめんなさい)

ユミル「あ、あーあ…また外れか!!一体本物はどこにいるんだろうなー!」

 ガサッ

ベルトルト「その声は…ユミル?それに、みんな…!」

ライナー「よ、ようお前ら…揃いも揃って暗い顔して…どうしたんだ」フラフラ

コニー「ベルトルト!と、そっちは……」

サシャ「ライナー…ですかね?」

ライナー「おいおい…俺の顔忘れちまったのか?俺はライナーだよ(真実)」

クリスタ「……また自称ライナーが……」ハァ…

サシャ「…偽物ですね……」ハァ…

ライナー(あれ、何この空気……?)

~その6 ベルトルト~

ベルトルト「えーっと、つまり…君たちは、ライナーを、探して…?」

エレン「見りゃわかるだろ」カチッ

ライター「」ボオオオ

コニー「あついぃ!!」

スラィリー「…」ピローン

ライアー「」ピクピク

ユミル「やっぱり、ライダーさんがライナーだったのかもな…」

クリスタ「今から呼び戻しに行く…?」

ベルトルト(見てもさっぱりわからない)

ベルトルト「ひょっとして、あっちの方の茂みに転がってた物って…」ユビサシ

ミカサ「向こう?なら、私の連れてきたライナーがそこにいる」

ユミル「私のライナーもそっちにあr…いや、いるぜ」

ベルトルト「…ライナー、僕は疲れてるみたいだ」

ライナー「?とりあえずそこの木陰に座ろうぜ、ベルトルト。まだ身体中が痛え…」ズキズキ

アルミン「ねえ、ライナー…君も、ライナーなんだよね?」オドオド

ライナー「…さっきから何の冗談なんだ、アルミン?俺はライナーだ(真実)」

ミカサ「怪しい…」

コニー「さっきの奴みたいに嘘付いてる可能性はあるよな」

クリスタ「この自称ライナーも偽者なのかな…?」

ライナー「に、偽物?一体何の話だ…?アニ、どういうことなんだ?」

アニ「よく見ると…随分と猫背じゃないか?このライナー」

ライナー「アニ…?俺は怪我してt」

アニ「顔もどことなく違う…こう、眉間の辺りとか。目元とか」

サシャ「なんだか辛そうな顔してますもんね。このライナー」

ライナー「だから怪我してt」

アニ「足元もおぼつかない。ライナーらしいドッシリとした風格がない」

エレン「おまけにスゲェ弱そうだ。本物のライナーならもっと覇気があるぜ」

ライナー「怪我してて身体中が痛えんだよおおおおおおおお!!!!!!」カッ

ライナー「崖から落ちたんだぞ!!!真っ逆さまに!!!」

ライナー「身体中痛えよ!!!まっすぐ立ってられないんだよ!わかるだろッ!!!!」

クリスタ「ひっ…」ビクッ

ユミル「お、おい、急にキレ出したぞこのライナー!」クリスタ ダキシメ

アルミン「ご、ごめんなさい…僕の不注意のせいで……ぐすっ…」ポロポロ

ライナー「あっ、いや、そういうつもりじゃ…」

エレン「…本物のライナーがアルミンを泣かせるわけがねえ」

アニ「…ああ、エレン。やっぱりコイツは偽者だ」

ライナー「」

ライナー「お、おいミカサ…エレンの勘違いを解いてくれ…」

ミカサ「よくもアルミンを泣かせたな。許さない」ギリッ

エレン「人の弱みに付け込みやがって…」ギリッ

ライナー「コ、コニー!!サシャ!!」

コニー「あ?なんだよ偽者ヤロウ」

サシャ「本物のライナーはあんな怒り方しませんよ!!」

ライナー「ベルトルト…!」

ベルトルト「えーっと、ライナー、だよね?僕も自信がなくなってきたな…」

ライナー「くそおおおおおおお!!俺が一体何をしたっていうんだああああ!!!」

ライナー「クリスタッ!!クリスタなら俺が本物だって分かるよな!!?な!!?」

クリスタ「ひいぃっ!!怖いよユミルーーっ!!!」ギューッ

ユミル「べ、ベルトルさん!その偽者さっさとどっかに連れてってくれ!」ギューッ

ベルトルト「あ、あぁ!!こっちに来るんだ偽ライナー!!」グイッ

ライナー「離せベルトルトッッ!!クリスタあああぁぁぁぁ…」ズルズルズル…

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 ★ライナーらんきんぐ☆
1位 コニーのライダー(正義感があり、容姿も似ている。が、ライナーではない)
2位 エレンのライナー(熱い心を持っているが、常に他力本願)
3位 クリスタのライナー(大きくて毛深い。鼻から何か出てる)
(保留) ジャンのライナー(スタミナ自慢。何故か逃げる)
選外 アルミンのライナー(屑すぎる。論外)
選外 ベルトルトのライナー(急にキレてアルミンやクリスタ泣かせた。最低)
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クリスタ「ぐすっ…怖かったぁ…」

ユミル「安心しろクリスタ。もう怖いライナーはいなくなったからな?」ナデナデ

エレン「ベルトルト、兵舎まで連れてくって言ってたけど…」

ミカサ「大丈夫。教官ならば、あれが偽物のライナーだとすぐ分かるはず」

コニー「だよな。即独房行きだぜ、あんな糞野郎」

サシャ「じゃあ、気を取り直して。私達は私達でライナー探しを続けましょう!」

ユミル「そうだな。…んでよぉ、さっきから気になってるんだが…」

ユミル「アレ、誰が連れてきたんだ?」

ライカ犬「ワン!」フリフリ

アニ「…私だよ」ナデナデ

~その7 アニ~

ライカ犬「ワン!」

クリスタ「か、可愛い…!」

アニ「アンタたちは知らないかもしれないけどさ…」

アニ「ライナー、意外と可愛いところもあったんだよ」シミジミ

サシャ「見た目からして重そうな白い服を着てますね」

アルミン「これ、どんな材料で編んであるんだろう…?」サワサワ

ユミル「何か言葉が書いてあるな…あーっと…『バイコヌール宇宙基地』?」

コニー「へー。ユミル、お前よくこの記号が読めるな!俺には無理だぜ!」

ユミル「!…ま、まあな」アセアセ

エレン「…にしても、可愛すぎじゃねえか?このライナー」ナデナデ

ミカサ「エレン、私もナデナデしてほしい」ズイッ

エレン「はぁ?なんでだよ」

ライカ犬「ワン」トコトコ

アルミン「ど、どうしたのライナー?僕の顔なんか見つめて……」

ライカ犬「ワン!」ペロペロ

アルミン「わっ…ちょっと!くすぐったいよライナー!」

全員「「「!!!?」」」

エレン(ライナーが…)

ミカサ(アルミンの顔を舐めてる…っ!!?)

コニー「お、思い出したぜ!…そういえば、1週間くらい前にライナーが…」

  ライナー『アルミンって可愛いよな。舐めたい(真実)』

サシャ「本当ですか!!?」

エレン「ああ。俺もよく覚えてる。その日は震えるアルミンと添い寝したからな」

ミカサ「私も覚えている。その日は私もこっそりエレンの布団に入ってたから」ドヤッ

ユミル「何やってんだお前ら…」ドンビキ

クリスタ「でも、これではっきりしたね!」

アニ「ああ、こいつが本物のライナーだ」ナデナデ

ライカ犬「ワン!」ペロペロ

アルミン「もうっ!ライナー、やめっ…ははは!」

ミカサ(そこからはトントン拍子に話が進んだ)

~その8 ミカサ~

ミカサ「ライナーといえば頑丈な身体。それを重視した」スッ

ライチ「」

~その9 サシャ~

サシャ「すいません…。美味しそうだったんでつい全部食べちゃいました!」テヘペロッ

空の米櫃「」

コニー「おいおい、コイツが本物のライナーだったらどうする気だよ!」アハハ

~その10 ユミル~

ユミル「ほれ、ドライヤーだ」

クリスタ「ドライヤー…ってそれライナーじゃないじゃん!」ムーッ

ミカサ「…」カキカキ

ミカサ「すべての結果が出揃った」サッ

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 ★ライナーらんきんぐ☆
優勝 アニのライナー(『アルミン舐めたい』。可愛いは正義)
2位 コニーのライダー(正義感があり、容姿も似ている。が、ライナーではない)
3位 ユミルのドライヤー(とても便利。でも、ライナーではない)
4位 エレンのライナー(熱い心を持っているが、常に他力本願)
5位 ミカサのライナー(鎧のような外見。中身は意外に甘いらしい:サシャ談)
6位 クリスタのライナー(大きくて毛深い。鼻から何か出てる)
7位 サシャのライナー(思わず全部食べてしまうほど美味しかった:サシャ談)
(保留) ジャンのライナー(スタミナ自慢。何故か逃げる)
選外 アルミンのライナー(屑すぎる。論外)
選外 ベルトルトのライナー(急にキレてアルミンやクリスタ泣かせた。最低)
---------------------------------------------------------------------------

サシャ「優勝はアニですね!」ライチ モグモグ

エレン「ライナーのことよく知らなきゃ絶対見抜けなかったな。流石だぜ、アニ」

アニ「ほ、褒めても何も出ないよ」テレテレ

クリスタ「おめでとう!」パチパチ

アルミン「アニ、おめでとう!」パチパチ

ミカサ「…おめでとう」パチパチ

ライカ犬「ワン!」ピョンピョン

アニ「ラ、ライナーまで…!…………あ、ありがとぅ…」ボソッ

ユミル「よし!んじゃあ、全部終わったことだし。そろそろ帰ろうぜー」スタスタ

コニー「なんか忘れてる気がすっけど……まあ、いっか!!帰ったら飯だ飯!」スタスタ

~食堂~

ベルトルト「あっ…みんな、お帰り!ライナーは見つかった?」

アニ「うん。あそこでクリスタと戯れてる」

クリスタ「ライナー…ふふっ気持ちいい?」ナデナデ

ライカ犬「ワン!」フリフリ

ベルトルト「なるほど。ライナーだね」

エレン「ところでベルトルト、あのライナーの屑は?」

ベルトルト「彼なら即独房入り。明日には憲兵団に引き渡される予定さ」

エレン「そっか。なら安心だな!」

全員「「「あはははは!」」」

マルコ「ねえ、アルミン。ちょっと聞きたいことがあるんだけど良いかな?」

アルミン「やあ、マルコ。どうかしたの?どこか浮かない様子だけど…」

マルコ「あのさ、ジャンを知らないかな?皆と一緒だったと思うんだけど…」

アルミン「ジャンなら…」








全員「「「あっ」」」」

ライカ犬「ワン!」

エレン「くそっ…今度はジャンが行方不明に…!!探しに行くぞ!」

ミカサ「…ジャンとは地図のこの辺りで別れた。探すならこの周辺」

コニー「なら、手分けして探すぞ!」

ベルトルト「相手は夜の山だ、僕たちも気をつけないと…」

ユミル「全員、松明は持ったか?野犬の心配もある。ブレードも用意しとけ!」

マルコ「アルミンとクリスタは教官への報告をお願い!」

アニ「……ライナー、アンタはクリスタたちと一緒に宿舎で待機しときな」

エレン「よし、"ジャンを見つけたら"信号弾で合図だ。いいな? 行くぞッ!!」


……… パン パン パン パン パン パン パン パン 

 お わ り

以上です。
ライナーは好きです。ジャンもわりと好きです。
でも、アルミンが一番好きです。舐めたい(真実)

ありがとうございました。

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