ある日、休日の妃十三学園にて…、
キャプテン「ふぅ……休日はやることが特にないから暇だな」
\ウゥィィィィーーーーーーーーーーーーンンンン!!/
キャプテン「うわ、なんだ! いきなりスマホからアラートが鳴り響いたぞ!?」
美弥花「た、大変だぁーーーー!!」ドタバタ
キャプテン「美弥花!」
美弥花「大変だよキャプテン! なんかお昼寝してたらスマートフォンが鳴り出したの!?」
キャプテン「落ち着け美弥花、取り敢えずテレビをつけるんだ!」
美弥花「うん!」
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ポチッ
アナウンサー『北朝鮮がミサイルを発射しました。頑丈な建物か地下に避難してください!』
キャプテン「そんな、ミサイルだろ!」
美弥花「なーんだ、ミサイルか。心配して損したよ」ホッ
キャプテン「何言ってるんだ美弥花!?」
美弥花「え、だってどうせ日本には落ちてこないんでしょ? だったら安心だよ」
キャプテン「あのなぁ……もしもミサイルが日本の領土に落ちたらどうする? 美味しいホッケ定食が二度と食べれなくなるかもしれないんだぞ!」
美弥花「そ、そんなぁーーーー!!」ガーーン
キャプテン「はぁ……もう少し危機感を持たないといざという時困るぞ」
美弥花「やだやだやだぁぁぁーーーー!! ホッケが食べられないなんて嫌だよぉぉーーーー!! 」
キャプテン「ああ~落ち着くんだ! とにかく今は避難するんだ」
美弥花「うん!」
メロ「キャプテンに美弥花、こんなところにいたメロ!」
美弥花「メロ! 無事だったんだね」
メロ「学園中にも今アラートが鳴り響いてて大変な騒ぎメロ! とにかく各々自室で待機って指示が出ているメロ!」
キャプテン「そうだったのか。よし、とにかく部屋に戻って指示を待とう」
美弥花「キャプテン、私怖いよぉぉ……」
キャプテン「美弥花……よし、美弥花は俺の部屋に来るんだ、安全がわかるまで一緒に待機しよう」
美弥花「うん」
キャプテン「メロは学園の中を探して不安がってる生徒がいないか見てくれ。見つけたら自分の部屋か、それか生徒が集まる広場で待機するよう教えるんだ」
メロ「わかったメロ!」
そして、キャプテンの部屋……
キャプテン「よし、取り敢えず安全がわかるまでここで待機してよう」
ガチャッ
恋「ダーリン! 無事だったんだね!」
キャプテン「恋! どうしてここに!?」
恋「ダーリンのことが心配で部屋まで来たのに、どこにもいなかったんだよーー!!」
美弥花「あ、恋ちゃんだ! よかった、無事みたいだね」
恋「…………チッ」
キャプテン「あれ?」
恋「と、とにかく、二人の無事が確認できてよかったべさ」
キャプテン(なんだろう、今恋が舌打ちをしたような……)
キャプテン「とにかく、パソコンをつけよう。こういうのはネットの生放送の番組でも情報が出てるからな」
カタカタ
パソコン『北朝鮮がミサイルを発射しました。頑丈な建物の中に避難してください。外に出ている人は建物の中や地下施設に避難して落ち着いて行動してください』
恋「うぅ……実家は大丈夫べかな……」
キャプテン「そうか、恋は北海道出身だもんな」
恋「ミサイル、落ちてこないといいけど」
美弥花「北海道は海の幸……ホッケも採れる……ミサイル落ちるなぁーー!」
キャプテン「美弥花、お前だけ心配している理由が違うぞ」
トントン
キャプテン「あれ、こんな時に誰だろう? メロか学園長かな?」
ガチャ
乃々「キャプテン、お飲物はいかがですか?」
キャプテン「乃々!?」
乃々「こんな時だからこそと思って、飲み物でも飲んで落ち着きましょう」
キャプテン「いや、確かな落ち着いて行動するのは大切だけど、乃々はアラート聞いてなかったのか? 自分の部屋で待機してないと」
恋「ダーリン、誰と話してるの?」
乃々「あっ……」
恋「えっ……」
キャプテン「あ、あかん」
乃々「恋さん……どうしてキャプテンの部屋に?」
恋「ミサイルが落ちてこないかと心配で、それでダーリンの身の安全を確認しに来たべさ」
乃々「…………キャプテン?」ギロッ
キャプテン「は、はいぃぃ!!」ガクブル
乃々「私には部屋にいないとダメって言うのに、どうして恋さんはキャプテンの部屋にこく自然にいるんですかね……」
キャプテン「どうぞお入りくださいませ!」
乃々「うふふっ、失礼します」ニコ
美弥花「乃々ちゃんまで! こうやっていざという時みんなでいれば怖くないね」
キャプテン「ああ、そうだな……」
乃々「むぅっ……」
恋「むむむ……!」
バチバチバチバチ
美弥花「あれ? なんだか二人の間に火花みたいなものが見れるけど! あれもミサイルの影響なの?」
キャプテン「いや、あれはミサイルよりもある意味恐ろしいものだ」
パソコン『最新情報です。北朝鮮から発射されたミサイルですが日本上空を通過したとのことです。繰り返します、ミサイルは日本上空を通過した模様です』
キャプテン「ミサイルは通過したか」
美弥花「え、じゃあもう安心していいの?」
キャプテン「いや、まだ完全に警戒を解くのは良くないけど……取り敢えず最悪の事態からは脱したってとこかな」
パソコン『ミサイルは日本上空を通過しました。最悪の情報が入り次第随時お知らせしますので、冷静に行動するよう心がけてください』
恋「よかった……これで北海道は無事だね」
乃々「まだ完全に安心はできませんが、取り敢えずホッとしましたね」
美弥花「うん! やっぱり平和が一番だね」
乃々「取り敢えず飲み物でも飲んで一息つきましょう! みんなの分を用意しますからあちらをお借りしますね」
キャプテン「おう、ありがとう」
美弥花「はぁ……緊張で喉が渇いたよ」
恋「私も~」
乃々「…………ふふっ」
サッーーーー
乃々「お待たせしました。アイスティーしか
なかったけどいいですか?」
キャプテン「えっ……」
終わり
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