菜々「玉袋筋太郎です」 (44)

アニメ準拠はほとんどありません
草は生えてませんが気分を害された方がいらっしゃったら大変申し訳ありません
元ネタは東京エンカウントです
他のは↓に詰め込みました
楓「そのままの貴方が一番魅力的よ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1501853858/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1503675848

菜々「…」
【安部 菜々】

楓「…」
【高垣 楓】

菜々「…」

楓「私達もね」

菜々「はい」

楓「そろそろ花嫁修業をしなきゃいけないと思うの」

菜々「ようやく思い始めましたか」

楓「菜々ちゃんは何かしてる?」

菜々「とりあえず料理は人並みに出来ますよ」

楓「私だって出来るもん」

菜々「見たことないですよ」

楓「多分出来ると思うの」

菜々「やってから言ってください」

楓「…まあ、だからね。その第一歩を進み出したの」

菜々「そうなんですか?」

楓「これで」
http://i.imgur.com/DgDnhHX.jpg

菜々「道外れてますけど」

楓「お嫁さんへの道のりは険しいものだから」

菜々「家から出てすらないじゃないですか」

楓「興味を持つことから始めようかなって」

菜々「そうやって年月が経つんですよ」

…。

早苗『今回初めにやっていくゲームはソニー・コンピュータエンタテインメントが1999年9月9日に発売したPlayStation用ゲーム、【俺の料理】よ』

早苗『PS用コントローラー「デュアルショック」のアナログスティックを駆使する当時としては斬新だった料理ゲームね』

早苗『味のあるキャラクターや対戦相手に対する妨害システム「おじゃま」、難易度によって変わるストーリーなどなど、様々な要素があってやり込み度は高いわよ』

早苗『中々に根強い人気があったみたいで、何度か廉価版が発売されたみたいね』

早苗『まあこれが上手くなったところで嫁ぎ先ではクソの役にも立たないけどね』

…。

http://i.imgur.com/S3VIop3.jpg

楓「題名がシンプルなゲームって、意外と中身が濃かったりするわよね』

菜々「【蚊】っていうゲームがありましたよ。それでいくと」

楓「そんなのあるの?」

菜々「蚊になって血を吸うシミュレーションゲームです」

楓「蚊の気持ちになれる?」

菜々「なりたいです?」

楓「お金持ちの人の血とか吸いたいわね」

菜々「瞼とか鼻の下とか刺したいですね」

楓「wwwww」

菜々「さ、やりますか」

楓「あ、イージーとノーマル…」

菜々「スタートはいつも厳しく行かないと」

楓「ノーマルで?」

菜々「ええ」
http://i.imgur.com/TerZzzN.jpg

菜々「…」

楓「…」

菜々「…時代を感じるローディング画面ですよね」

楓「本当ね」

…。

早苗『ノーマルモードを選んだ二人』

早苗『「まさお」という主人公を操作して、色んな店に行くお話ね』

早苗『その第一歩となるステージは、大衆食堂、大食』

早苗『店主にラーメンの作り方とビールの注ぎ方を聞いて、覚えたらなんと、一人で店を回すことに!』

…。

http://i.imgur.com/rLosAvQ.jpg

菜々「まだラーメンとビールだけですからね。簡単ですよ」

楓「このスティック操作が…ちょっと苦手かしら」

菜々「この時代のゲームは十字キーばっかり使ってましたからね。いきなり主操作がスティックというのはある意味凄い試みですよ」

『ビール入ったわよ』

菜々「あ。ビールですって」

楓「えーと…あ、こうね」
http://i.imgur.com/zptIPSE.jpg

菜々「良いですね」

『美味しいなぁ』

楓「あれ?でもこの子絶対子供よね?」
http://i.imgur.com/BYvlAPJ.jpg

菜々「せめて髭の一つくらい書かないと色々アレですよね」

楓「こんなの出したらPTAから苦情来ないかしら」

菜々「これで来るなら今までに10回は来てますから」

楓「wwwww」

『ラーメン作って』

楓「えーと…」
http://i.imgur.com/ttnqrW3.jpg

菜々「大分厚めに切ってますね」

楓「サービスよ」

菜々「そんな難しいですか?」

楓「難しいわ」

『ラーメン作って』

http://i.imgur.com/qFpL5bk.jpg
菜々「…あ、ホントですね」

楓「ね?」

菜々「サービスですよ」

楓「wwwww」

『ラーメン作って』

楓「でも実際ならクレーム来るわよね」

『ラーメン作って』

菜々「まず客に出させてもらえないです」

『ラーメン作って』

楓「ビール頼む人いない?」

菜々「早くやらないと評価下がってゲームオーバーですよ」

楓「一人にこんなやらせるなんてブラックよ。あのお爺ちゃん何してるの?」

菜々「きっと裏で売れないビール飲んでるんですよ」

楓「全部発泡酒にしてやるんだから」

菜々「あれ?」
http://i.imgur.com/ZTTLeyg.jpg

楓「工程進んだら回復するのね」

菜々「これを名付けてラーメンチャージと呼びましょう」
http://i.imgur.com/HcAgqHV.jpg

楓「スープ入れて…」

菜々「はいラーメンバースト」
http://i.imgur.com/ipwBKES.jpg

楓「一気に上がったわ。攻略法を見つけたみたい」

菜々「確かに切ってからはお湯張ってただけでしたからね。麺は入れてなかったから…次の工程に進むのは任意ということですか」

楓「私達って、もしかしたら伝説のゲーマーかもしれないわ」

菜々「花嫁修業どこ行きました?」

『両替!両替!』

楓「え?」

菜々「何か出てますね。両替ですって」

http://i.imgur.com/cJk3ZTV.jpg

楓「その辺のコンビニでやってくれないかしら」

菜々「っていうかこのレジ打ちおばちゃんがやるべきですよね」

楓「職場いじめってこういうのを言うのね」

菜々「目の前にレジがあるのに何で厨房にいる人を呼ぶんですかね」

楓「お札持ってこっち来たんじゃない?」

菜々「それはもう職場いじめですよ。間違いないです」

楓「こねくり回してラーメンにしてやるぅ」

菜々「ラーメンマンの技ですね」

『ちょっと!テレビに出てた偉い人が来たわよ!』

http://i.imgur.com/9JMxiWd.jpg

楓「あ!」

菜々「この人が高評価してくれるとそれからの一般人評価が2倍に跳ね上がるらしいですね。無視出来ない存在ですよ」

楓「大事ね。もう凄く細かく切るわ」

『ビール入ったわよ』

楓「…」

菜々「…」

『気に入った』

楓「食通がビール飲んで終わり?」

菜々「いえ。この店にも落ち度はありますよ」

楓「何で?」

菜々「つまみが無いんですよ」

楓「そういうところをちゃんとしないからお客さんが4種類しか来ないのよ」

菜々「4種類って…w」

…。

早苗『そんなこんなで何とか評価を上げて見事クリアした楓ちゃん』

早苗『これで終わり、と思いきや、そうではないのね』
http://i.imgur.com/3xJ32ss.jpg

早苗『さっきまで引っ込んでたお爺がいきなり燃え出して勝負を挑んでくるのよ』

早苗『そしてここからは菜々ちゃんに交代するみたいね』

早苗『ぶっつけ本番だけど大丈夫かしら?』

…。

http://i.imgur.com/zmVMsx2.jpg

菜々「いきなりしゃしゃり出てきましたね」

楓「こっちは疲れてるのにね」

菜々「酔っ払った勢いで絡まれましたよ」

楓「断れるみたいだけどどうする?」

菜々「やってやりますよ」

楓「じゃ、やりましょ」

菜々「…あ」

楓「?」

菜々「やってやるです」

楓「言い直すほどの事?」

http://i.imgur.com/wDH5q7m.jpg

菜々「これ(スティック)だと操作が難しいですね」

楓「でしょ?」

菜々「グルグルするのは良いんですけど左右に動かすのは意外と…」

楓「でもお爺さん遅いから勝てるわよ」
http://i.imgur.com/XQMGRqp.jpg

菜々「ビールすら遅いですね」

楓「きっと手が震えて注げてないのよ」

菜々「【お待たせしましたラーメンが入っていた器です】って持ってくるんですよ」

楓「全部こぼしてるのね」

菜々「…でもちょっと接戦…」

楓「大丈夫よ。ラーメンバーストで一気に突き放せば」

菜々「そうですね…あれ?」

楓「?」

菜々「何か上に出てますね。よっぱらいと両替と…」

楓「これあれじゃない?おじゃま機能ってあったから…」

菜々「あ、これがそうなんですね」

楓「何にする?」

菜々「たのんだ ! よっぱらい !」
http://i.imgur.com/lt91I1Q.jpg

楓「wwwwwww」

菜々「これどういう状態なんですかね」

楓「「あっちの方が良い酒飲めるよ」ってやってるのよ。きっと」

菜々「あっちはいくら騒いでも大丈夫ですよってやるんですかね」

楓「訴えられるレベルよね」

菜々「wwwww」

菜々「そういえばこれってPS3とかでも遊べたらしいですね」

楓「やってくと面白いから。これ。意外と」

菜々「対戦とかだとどうなんですかね。面白いのかな…」

楓「泥試合になるだけよ」

http://i.imgur.com/ChtFuKK.jpg

菜々「あ」

楓「あ、切っちゃった」

菜々「ちょっと鉄分入ったけど良いですよね」

楓「8割落花生の血液よ」

菜々「落花生主食じゃないですよ!!」

楓「wwwww」

『攻撃じゃ』
『参ったなぁ』

http://i.imgur.com/5mB5KgM.jpg

菜々「えっ?」

楓「え?」

菜々「ゴキブリ送られたんですけど」

楓「犯罪よね。これ」

菜々「きっと大食にいたやつですよ」

楓「これだけいたら千匹はいるわね」

菜々「そんな店やだぁ」

楓「あの店ゴキブリだらけだけどラーメンは美味いから…」

菜々「きっとあだ名ゴキ爺になってますよ」

楓「wwwww」

菜々「あ!ゴキ爺だ!って」

楓「爺はアルファベットのGにもなるわよ」

菜々「ゴキゴキブリって何ですかね?」

楓「wwwwwww」

菜々「あ。グルメの人来ましたね」

http://i.imgur.com/3usfdQp.jpg

楓「グルメでなくともビール一杯飲んで帰る人って中々いないわよね」

菜々「多分トイレ借りたかったんじゃないですか?」

楓「…www…」

菜々「あれですよ。コンビニでトイレ借りてガムだけ買う的な…」

楓「借りただけじゃ申し訳ないから…「とりあえず一杯」って…ww」

菜々「きっとこの辺トイレ無いんですよ」

楓「嫌なところに作ったものね」

菜々「ゴキブリ千匹いるくらいですからね」

楓「wwwwwww」

http://i.imgur.com/vSHsQR4.jpg

菜々「あ。勝ちました」

楓「ゴキ爺を倒したわ」

菜々「もう2度と来ませんよ」

拓海「…」

楓「これで料理スキルが上がったわね」

菜々「まだラーメンしか作ってないじゃないですか」

拓海「…」

楓「どう?得意料理ラーメンな女って」

菜々「それ作れるなら他のも作れるでしょっ」

楓「wwwww」

拓海「…」

菜々「あっ」

楓「あ」

拓海「…」

楓「今料理のお勉強してたの」

拓海「相手の店を潰すお勉強じゃなかった?」

楓「wwwwwww」

菜々「wwwww」

…。

楓「車の免許って欲しくない?」

菜々「欲しいですけど、まだ取れないですね」

楓「設定のせい?」

菜々「実年齢ですよ。ええ」

楓「この際だから17万歳にしたら?」

菜々「どの際ですか」

楓「…あ」

菜々「あ」

楓「菜々ちゃんの細かい設定はそのうちやってくとして…」

菜々「自分の首を自分で絞めること程愚かな事はないんですよ」パカッ

楓「wwwwwww」

菜々「…?」

楓「これは…」

菜々「紙…読みますね」

楓「…」

菜々「…初めてフルで聴いたアニメソング…ですね」

楓「…初めて…」

菜々「そもそもアニメソング聴いてました?」

楓「小さい頃は良く聴いてたの」

菜々「小さい頃…」

楓「でもフルで聴いたっていうのは…」

菜々「あります?」

楓「…あ。あるわ」

菜々「あるんですか?」

楓「貸してもらったのはアリ?」

菜々「まあ、初めてフルで聴いたというだけですから、それもアリでしょう」

楓「じゃあ、発表するわね」

菜々「これ、聴いたは良いけど名前知らないとかやめて下さいね」

楓「そんなことないわ。これ意外と覚えてるから」

菜々「何です?」

楓「中原涼さんの追憶のノクターン」
https://youtu.be/nQPlrjwGTRs

菜々「プリズム・アークですか」

楓「そうだっけ?」

菜々「何なんですかもう…」

楓「何となく貸してもらっただけだから作品までは知らなかったの」

菜々「アニメには入っていかなかったんです?」

楓「そう」

菜々「そうって…観て下さいよ。良いアニメなんですから」

楓「観れたら観るわ」

菜々「あー観ないやつですねぇ」

楓「wwwww」

菜々「で…まあ、ナナの初めてフルで聴いたのは…」

楓「何?」

菜々「…んー…どれだったかなぁ…」

楓「昔過ぎて覚えてないの?」

菜々「今足元映ってないから踏み放題ですね」

楓「痛ぁい」

菜々「…あ。あれですね」

楓「何?」

菜々「西脇唯さんの、君がいるから…」
https://youtu.be/PRbHhwjupBA

楓「……」

菜々「知ってます?」

楓「…」

菜々「ヒントいります?」

楓「うーん…」

菜々「…」

楓「何田一だったっけ?」

菜々「そこまで出てるなら出てくるでしょ」

楓「wwwwwww」

…。

…。

楓「…というわけで」

菜々「向井拓海さんです」

拓海「ん…346プロダクション所属、向井拓海…だ!」
【向井 拓海】

楓「ゲームってする?」

拓海「やらねーなー…」

菜々「何もですか?」

拓海「一回レーシングゲームとかさ、やってはみたんだよ。ゲーセンで」

菜々「どうでした?」

拓海「実際やるのとじゃ違うんだよな。すぐぶつかっちゃってさ」

楓「仲間と?」

拓海「いや物理的…?な方だよ」

楓「仲間と?」

拓海「いや何でゲーセンで喧嘩すんだよ。ゲーム内の話だって」

楓「ゲーム内で…」

拓海「そう。何かすぐぶつかんだよな」

楓「仲間と」

拓海「何で内部衝突起きてるの確定なんだよ!!!」

菜々「wwwww」

菜々「今回ですね、拓海さんを呼んだということで、まあやっぱりここは拓海さん向けだろうというゲームを用意したんですよ」

拓海「ほー」

菜々「でもその前に、質問があるんです」

拓海「?」

楓「これ来てくれた人全員に聞いてるんだけど…」

拓海「ん。何だ?」

楓「最近、何かあった?」

【最近何かあった?】

拓海「何か・・・?」

菜々「近況報告です」

拓海「…ちょっと、トレーニングを…始めた」

菜々「トレーニング…」

楓「…筋肉的なもの?」

拓海「踊りながら歌う為の体力をつけるっていうトレーニングはやってるだろ?」

菜々「まあ、はい」

楓「たまに」

拓海「たまに!?」

楓「私あんまり踊らないから…」

拓海「あー…まあ、それとは別に…」

菜々「…」

拓海「ちょっとな、力、落ちたかな…って」

菜々「でも凄いですよ。二の腕。ここから見るだけでも」

拓海「でも前はもっとあったんだよ。何か筋力落ちると不安にならねーか?」

楓「むしろあると女として見てもらえない不安に駆られるわ」

菜々「そんなの二次元だけで良いんですよ」

拓海「全否定された…」

拓海「いやアタシがどうのこうのよりも、早苗。アイツ」

菜々「早苗さんですか?」

拓海「アイツこそヤバイだろ。真近で見たらボクサーみてーな腕してんだぞ」

楓「最近開き直ってまた鍛えだしたわ」

菜々「でもそれ聞くと拗ねるんです」

楓「拓海ちゃん聞いてきて」

拓海「やだよ」

菜々「wwwwwww」

楓「wwwwwww」

拓海「ってかゲームは?」

楓「このまま進むのもありだと思ったのよ」

菜々「たまにはロケとかだって行きたいんですよ。ナナ達も」

拓海「えええ…」

菜々「まあでも、拓海さんに言われては仕方ないですね。オススメ出しますよ」

楓「厳選したのよ」

拓海「アタシがハマりそうなやつってあんのかな…」

菜々「てれれれってれーん」

拓海「ん…」

楓「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児」
http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/267000372.jpg

拓海「…」

楓「…」

菜々「…」

拓海「…何で…?」

楓「wwwwwww」

菜々「wwwwwww」

…。

※参考動画
https://youtu.be/UZ2PjIzi-7I

https://youtu.be/skPGMbjLAsU

早苗『次にプレイしていくゲームは、1993年7月30日にバンダイから発売されたスーパーファミコン用アクションゲーム、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児」よ』

早苗『「しんちゃんとあそぶ」モード、「ミニゲームであそぶ」モードがあって、しんちゃんとあそぶ」モードでは全4ステージ、各5エリア構成の全20面となっているのよ』

早苗『ステージはそれぞれ春夏秋冬に割り振られていて、初めのステージでは愛犬「シロ」を探すんだけど…』

早苗『その前にしんちゃん、持ち込んだもの全部落としたみたい』

早苗『その中からまず、「鎖」を見つけなきゃいけないのよね』

早苗『子供向けに作られたゲームだけど、難易度は中々高いわよ』

早苗『あと拓海げんこつ』

…。

みさえ『しんちゃーん。ちょっと来てー』

しんのすけ『いけなーい』

みさえ『何してるの?』

しんのすけ『お絵描き』
http://i.imgur.com/MBopKEE.jpg

楓「…懐かし…」

菜々「ですね」

みさえ『このおバカ!!!』
http://i.imgur.com/hmCtv13.jpg

拓海「そりゃそうだ」←PLAYER

菜々「清々しいですよね。ここまで堂々とされると」

http://i.imgur.com/7jRqjBr.jpg

楓「拓海ちゃんの昔ってどうだったの?」

拓海「あんま覚えてねーけど…まあでも、家の壁に落書きって多分誰しも一度はやったんじゃねーかな…」

楓「今は?」

拓海「やってねーよ。いくつだと思ってんだよ!」

楓「公共の壁に拓海参上とかって」

拓海「人聞きの悪いこと言うなっつの」

菜々「ちゃんと苗字入れる派ですか?」

拓海「どんなこだわりだよ。やらねえっつの」

菜々「ちなみに楓さんもやったことあります?」

楓「シールはよく貼ってたらしいわ」

拓海「あー…シールとかもあるよな。チビの頃って…」

菜々「ビックリマンシール、何で貼っちゃったんでしょうね」

楓「勿体無かったわね」

拓海「え?何?」

http://i.imgur.com/1KptQJp.jpg

菜々「まあとりあえず、ストーリーを進めてみましょう」

拓海「そうだな…っつかこれマジ使いづれぇ…」

楓「でもそれ特許取るくらい画期的なコントローラーだったのよ」

拓海「はー…でも慣れんのに時間かかりそう…」

菜々「元々ゲームをしないとおっしゃってましたからね…でも使ってくとこのボタン配置と形が理想的って分かってきますよ」

拓海「ほー…」

http://i.imgur.com/RJuqqhw.jpg

楓「昔のクレヨンしんちゃんって、結構普通に顔の形が変わるくらい殴ったりしてたわよね」

菜々「今はちょっとソフトになりましたね。みさえも」

拓海「そういうのって、あれだよな。アクション系…ドラゴンボールとか、ONE PIECEとか…」

菜々「後は深夜枠とかですね。規制の問題でしょうか」

拓海「…深夜のアニメとかって、やっぱ生で観んのか?」

菜々「基本録画ですね。翌日に響きますから」

楓「昔は?」

菜々「さ、続きやりましょう」

楓「wwwwwww」

拓海「…www」

http://i.imgur.com/d0Mf0qI.jpg

楓「鎖見つけてきなさいって」

拓海「持っていくのは良いとして全部落としてくるって神業だよな。ある意味」

菜々「故意じゃないとしたら凄いですよね」

楓「しんちゃんが凄いのもあるけどみさえの教育方針にも問題があるのかも」

拓海「殴り過ぎたのかもな」

菜々「あ、ちょっとそういう話題は」

楓「あーあーあー」

拓海「あ、やべ」

http://i.imgur.com/nuLw7Bl.jpg

菜々「さて、鎖ですけども…」

拓海「じゃあ今シロってそのまま外にいんの?」

楓「自然に帰ったみたい」

菜々「自力で帰ってこないところを見るとそのようですね」

拓海「あれだよな。もっと良いトコに拾われる的な」

楓「もうシロ良いんじゃないかしら」

菜々「でも無機物は回収しないと」

拓海「でも何処にあんだろ…」

菜々「先ずはヒントを探すようですね。ヒントは何処かの家に行くとあるみたいです」

http://i.imgur.com/ynwwVIc.jpg

拓海「じゃあ、ここに入るか」

楓「罠かもしれないわよ」

拓海「もう開けちゃったぞ」

楓「即死トラップだったらどうするの?」

拓海「いわゆる糞ゲーってやつだな」

菜々「wwwww」

http://i.imgur.com/tnCfOLd.jpg

楓「やっぱり近所でも有名なのね。しんちゃん」

菜々「毎日みさえが自転車で送ってますからね。流石に分かるのでは?」

http://i.imgur.com/pa68KcO.jpg

楓「あ、早速ヒントを貰ったわね」

拓海「自分の事歩くワイドショーとか言ってんぞ…」

楓「でも近所のおばさんって色んな噂知ってるのよね。何故か」

拓海「そういうの嫌だよなー…何言われるか分かったもんじゃねーし」

楓「ウサミン星の隣のお婆さんはどう?」

菜々「あの人(ナナが)フリーターだと思ってるんです」

拓海「ンッフ」

楓「wwwwwww」

しんのすけ『ううー…』

拓海「あ。やべ当たった」

楓「気心知れた人なのに敵扱いってどうなのかしら」

菜々「敵というか、これ当たると「遊んだ」扱いになってしんちゃんのやる気が無くなっていくらしいです」

楓「シロはどうでもいいのかしら」

拓海「中々にサイコな奴だな」

菜々「ですね」

楓「でも映画のしんちゃんって家族とか友達とか凄く大事にしてる感じ」

拓海「ジャイアンだって映画だと良い奴になるんだろ?…あ、また当たった…」

菜々「吊り橋効果みたいなものですよ。困難を共にすると云々…」

楓「そういえばさっき青いカード取ってなかった?」

拓海「え?そういえば…えーと…」

http://i.imgur.com/9xmmzAr.jpg

菜々「天使カード…」

拓海「あ、これで回復か…」
http://i.imgur.com/ind4BEa.jpg

楓「初期ステージだからまだ難易度も低いみたいね」

拓海「いやこれ結構キツイぞ。動くの凄え遅いし、かと言って走ると避けられなくなるし…」

菜々「走るのは無敵状態の時が良いみたいですね」

拓海「無敵状態?」

菜々「まだ出てきてませんが、アクション仮面のカードを使うと一定時間無敵になるみたいです」

楓「ハイパームテキしんちゃん?」

菜々「あ、今の仮面ライダー観てるんですか?」

楓「何となく…」

拓海「それ欲しいな。かなりどぎまぎするからよ」

楓「ハイパームテキが?」

拓海「いやアクション仮面が」

菜々「容赦無く切り捨てられましたね」

楓「www」

拓海「とりあえずこいつ踏んで…」
http://i.imgur.com/84SgtUc.jpg

菜々「踏んだり転がったりするのってドンキーコングに通じるものがありますね」

楓「この時代の横スクではこれがトレンドだったのよ」

菜々「他に何かありましたっけ?」

楓「…マリオ…」

拓海「…」

菜々「…」

楓「……マリオ…と…」

拓海「…」

菜々「…」

楓「……ソニック?」

菜々「さ、続きしましょう」

楓「他に何か無い?」

拓海「アタシに聞かれても…あ!」

http://i.imgur.com/PkS9I8X.jpg

拓海「これだろ!これ!黄色いの!」

菜々「それですね」

拓海「うわっ…こいつこっちの攻撃避けやがるぞ」

楓「クサリの封印を護ってるのよ。そう簡単に倒せn」

拓海「あ、行けた」
http://i.imgur.com/DLPp2oI.jpg

菜々「wwwwwww」

http://i.imgur.com/k1EVRdn.jpg

しんのすけ『わっはっはっはっは』

拓海「あーやっと一面クリアした…」

楓「一面じゃなくて一面の一番初めよ」

菜々「全部で四面あるんですよ」

拓海「シロ探したら終わりじゃねーの?」

菜々「シロは一面の最後ですよ」

http://i.imgur.com/fKX5yfM.jpg

楓「次はシャベルですって」

拓海「シャベルを何に使うんだよ…」

菜々「じゃあここで選手交代しますか」

拓海「そうだな…はい」

楓「私?すぐクリアしちゃうわよ」←PLAYER

拓海「結構難しいからな。マジ」

楓「私だって昔はぶいぶい言わせてたのよ」

拓海「関係ねーだろ」

http://i.imgur.com/aVG1cyt.jpg
楓「悪ぶってこんな事しちゃうもんね」

菜々「悪い子ですね」

楓「で、悪いからこんなとこ走っちゃう」
http://i.imgur.com/hP2Z872.jpg

菜々「あー悪い子ですよ」

拓海「飼い犬放って帰る時点で相当悪いけどな」

菜々「wwwww」

楓「wwwww」

http://i.imgur.com/AkyVeSG.jpg
楓「これってどう見ても公園が怪しいわよね」

拓海「まあ、さっきも草むらだったしな」

菜々「あ、ダメみたいですよ」

楓「え?」

菜々「ヒントを貰わないと黄色カード出ないみたいです」

楓「それってヒント出してる人が置きに行ってるって事で良いの?」

菜々「そういう仕様です」

拓海「じゃあここの家は?」
http://i.imgur.com/3wS1dha.jpg

楓「とりあえずしらみつぶしに入っていこうかしらね」

菜々「しらみつぶす程多くないですけどね」

http://i.imgur.com/AIon0aT.jpg

拓海「あ、やっぱ公園だってよ」

楓「ほら私の言ったとおりぃ」

菜々「このお姉さん通さないと出してくれないんで」

楓「やっぱお姉さんが犯人よ」

http://i.imgur.com/poC2DR0.jpg

楓「おいなり出すって。拓海ちゃん」

拓海「うっせ」

楓「おいなりってなあに?」

拓海「うっせ」

楓「なーに?」

拓海「うぜえ」

菜々「玉袋筋太郎です」

拓海「バカ野郎」

楓「wwwwwww」

http://i.imgur.com/QuOUgkO.jpg

楓「アクション仮面ゲットー」

拓海「使うのか?」

菜々「いえ。やっぱり公園で使わなきゃ」

http://i.imgur.com/LJFyHnZ.jpg

楓「…で、公園入って…」

http://i.imgur.com/HGDmXM0.jpg

しんのすけ『アクショーンかめーん』

拓海「おーすり抜けてくぞ」

楓「デビルバットゴーストはもうこの時代から存在していたのね」

菜々「大昔からありましたよ」

http://i.imgur.com/lhssmye.jpg

楓「はいタッチダウン」

拓海「これで次は?」

菜々「次が…リュックですね」

拓海「プチ家出レベルじゃねえかよ…長くならねえか?これ」

菜々「大丈夫ですよ」

拓海「?」

菜々「多分早苗さんの喋りで終わりですから」

拓海「あー…」

楓「wwwww」

…。

早苗『今度はリュックを探すことになったしんちゃん』
http://i.imgur.com/mINYi8J.jpg

早苗『ここで菜々ちゃんにバトンタッチ』

早苗『特に危なげなくステージを進めていくと、おばちゃんの家でヒントを貰ったわ』

http://i.imgur.com/I3eETt7.jpg

早苗『どうやらリュックはまさおが預かってくれてるみたいね』

…。


菜々「まさおが持ってたんですね。リュック」←PLAYER

楓「しんちゃんの家に持っていくっていう事は無かったのかしら」

拓海「っつーかリュックってどうやって落とすんだよ。両肩に掛けてんだぞ」

楓「浦安鉄筋家族の花丸木みたいにずり落ちてくのよ。多分」

拓海「え?花丸木?」

菜々「まさおくーん。お待たせでーす」

http://i.imgur.com/8sy7C4B.jpg
しんのすけ『ううー…』

楓「用ってこれ?」

拓海「ボールぶつけてきてんぞ」

菜々「しかもサッカーボールですよ、これ。当たったらまあまあ痛いの」

楓「サッカーは足でやるものなのに」

拓海「そういう問題じゃねーだろ」

楓「『いじられキャラに仕立て上げやがって』って怒ってるのよ」

菜々「初めて舞台裏を見ましたね」

楓「リュックはしんちゃんを釣る為の餌に過ぎなかったのね」

拓海「でもこれクレヨンしんちゃん知らないとまさおのキャラが分からねーよな。これ見てると」

楓「まさおの挨拶はボールを投げる事なのね」

菜々「近所で問題になりますね」

拓海「『会う度ボールぶつけてくるんです』って言われてんだよ」

楓「wwwwwww」

菜々「wwwww」

菜々「まあでもまさおですから。いじられキャラからは逃れられないんですよ」

http://i.imgur.com/KvCryfx.jpg

楓「喰らって泣いてるってことはそれ程痛いってことなのね」

菜々「だってボールぶつけてきたから…」

楓「今の世の中、泣いた者勝ちなのよ」

拓海「ヤな世の中だな」

菜々「何かあったらとりあえず泣けば大丈夫ですよ」

拓海「そんな風になりたくねーよ。っつか今更無理だろ」

楓「徳光さんだってとりあえず泣くのよ」

拓海「やめろっつの」

菜々「試しに肩がぶつかったら泣いてみましょうか」

拓海「普通に当たり屋じゃねえか」

楓「その上泣くから余計タチが悪いわね」

菜々「ワールドカップでは見慣れた光景ですよ」

楓「あれはすれ違いローリングじゃない。こっちはすれ違い号泣ローリングだから」

拓海「どっちだよ」

http://i.imgur.com/BV7QQ1o.jpg
菜々「次は水筒ですよ」

拓海「まだあんのかよ…シャベルも水筒もリュックに入れとけよ…」←PLAYER

菜々「クサリもシロも入れて欲しいですね」

拓海「だとしたらそれ犬じゃねーよ。ぬいぐるみだよ」

楓「ぬいぐるみに鎖付けて引っ張ってるってちょっとヤバい絵面ね」

拓海「もう完全にサイコ野郎じゃねーかよ」

菜々「…あ、ちょっと良いですか?」

楓「?」

拓海「?」

菜々「シャベルって聞くと、どっちが思い浮かびます?」

拓海「…あれだろ?何か、実はシャベルが小さい方でスコップがデカイの」

楓「言われるまで逆を思い浮かべてたわ」

拓海「そーだよな。何かこのちっさいのって、シャベルっつーかスコップだよな。響き的に」

菜々「「プ」が悪いんですよ。「プ」が」

楓「ズゴッブなら良いの?」

菜々「ズゴックみたいになりましたね」

拓海「え?」

http://i.imgur.com/2ND1A49.jpg

菜々「あ、今までとちょっと違いますよ」

楓「何のフラグかしら」

http://i.imgur.com/hFzVyRV.jpg

拓海「何だコレ」

菜々「じゃんけん追いかけっこですよ。知りませんか?」

拓海「知らねーよ」

楓「知らないの?じゃんけん追いかけっこよ?」

拓海「何で本体知らないのにミニゲームは知ってんだよ」

菜々「あ、そうじゃなくてじゃんけん追いかけっこは知ってます?」

拓海「?」

楓「グリコとかパイナップルとか…」

拓海「は…は?」

菜々「…」

楓「…」

拓海「…え?…アタシ…何かした…?」

http://i.imgur.com/g1VRdSn.jpg

楓「こういうのって運だから嫌」

菜々「現実だと表情で何となく読み取れないこともないですしね」

拓海「…あ、そういやゲーセンでじゃんけんのゲームあったな」
http://livedoor.blogimg.jp/ozawy_ojawa/imgs/0/3/0320fb0e.jpg

菜々「あれはもう運じゃないですね。ある程度勝ったらすぐ負けさせられるやつですよ」

拓海「そーなんだよな。途中まで勝ったんだけど、何かいきなり負け続けるようになってよ」

楓「優勢かと思ったら相手の手のひらで転がされてたってのはよくある展開よ」

菜々「相手の思考が描かれない時はもうフラグですよ」

楓「だからほら、一歩も沢村にカウンターを打たれたのよ」

菜々「あれ何で一回喰らってからやるんですかね」

http://i.imgur.com/YesE9LJ.jpg

拓海「…」

菜々「しんちゃんが閉め出されてますよ」

楓「みさえから逃げながら裏口に回るのね」

拓海「これ捕まった方がこいつの為だよな」

楓「今の私達はヤンキーなのよ」

菜々「逆に閉め出してやりますよ」

拓海「やるのアタシなんだけど…」

『ジャン・ケン・ポン』

『やーいオラのかちだ』

拓海「お」

『パンパンマン』

拓海「パンパンマン…」

楓「もっとマシなのなかったの?」

菜々「クレしんにそういうのを求めるのはダメですよ」

拓海「っつかこれって勝ったらどうなんだよ」

楓「1UPするだけみたい」

拓海「それだけか…何かアイテムとか欲しいよな」

菜々「まあコースが違うだけでやることは同じですから。多分マンネリを防ぐ為のレクリエーション的なものでしょう」

拓海「他にもあんの?」

菜々「十数種類のミニゲームがありますよ。ステージをクリアしていくと強制的にやらされます」

『ママのかちね!』

拓海「あ」

『パンパンマン』

http://i.imgur.com/JWp4k55.jpg

菜々「追い詰められてきましたね」

楓「これずっと同じ画面だから多分飛ばされるわよ」

拓海「地味だもんなー…」

…。

早苗『それからみさえに追いかけられながらも何とか逃げ切りに成功したみたいよ』

早苗『ちなみにこのゲーム、最終的にはミニゲームで終わるのよ』

早苗『子供向けとは思えない難易度のパズルで、当時子供だったプレイヤーは歯を食いしばっていたそうね』

早苗『あ、それとこのじゃんけん追いかけっこのグーは「グリグリこうげき」、チョキは「チョコビ」ね』

…。

http://i.imgur.com/8HrDKp9.jpg

しんのすけ『誰もいないよ』

拓海「おーし」

楓「凄い。やっぱり拓海ちゃんは悪の素質があるのね」

拓海「褒めた振りしてディスってんじゃねえよ」

菜々「ちなみにどうです?このゲーム。楽しいですか?」

拓海「…楽し…いか?これ…」

楓「今探し中よ」

菜々「まあ他にも色んなゲームがありますからね」

拓海「初めに何でこれやらしたんだよっ」

楓「wwwww」

菜々「wwwww」

http://i.imgur.com/M0ZtRUo.jpg

拓海「いきなり始まったぞ」←PLAYER

楓「今のしんちゃんの真似?」

拓海「ちげーよ」

菜々「セリフが出る時に「ぞ」のとこだけカタカナの「ゾ」にされますよ」

拓海「もうぜってー「ぞ」って言わねーからな!!」

楓「wwwwwww」

菜々「どうします?ヒント…」

拓海「とりあえずここの魚屋から…」

楓「きっと今頃シロが荒らしてるわよ」

拓海「野生に帰っちまってんじゃねーか」

菜々「あ。そういえばこれ特殊移動も出来るみたいですよ」

拓海「?」

菜々「ほら、こうやって…」
http://i.imgur.com/1ymUSv3.jpg

楓「何これ。寝起きの菜々ちゃん?」

菜々「怒りますよ」

拓海「これって役に立つのか?」

楓「多分これじゃないと通れない道があるのよ」

拓海「でもあれだな。そういうギミック?なら乗り物移動とか欲しいな」

菜々「しんちゃんって三輪車持ってましたっけ」

楓「…」

菜々「…」

拓海「…」

楓「…」

菜々「…」

拓海「いや別にそんな悩まなくても良いからな」

菜々「最近しんちゃん観てなかったから忘れました」

楓「私コンビニでしか見たことなかったわ」

拓海「じゃあ悩む必要ねーだろ…あ、ここの薬局行くか…」

http://i.imgur.com/0pjppxH.jpg

『かぜグスリある?』

『ありますよ』

『じゃあすいとうはある?』

楓「あ、電柱にあるんだって」

菜々「ならすぐに行きましょう。一刻も早くクリアしないと」

拓海「何だよいきなり」

菜々「そろそろ終わりなので」

拓海「え?」

楓「これで一回分よ」

拓海「あー…」

楓「今頃薬局のおじさんが電柱に走ってるわよ」

菜々「何のメリットがあるんですかそれ」

拓海「じゃあまあ、シロくらいは迎えにいかねーとな」

楓「あ、本屋。本屋あるわよ。本屋行く?」
http://i.imgur.com/KXE9ZDh.jpg
拓海「行かねーよ。何でここに来て本屋に興味持たなきゃいけねーんだよ」

菜々「そういえばしんちゃんって、結構おませですよね」

楓「この(1993年の)時って、まだ成年向けの本にテープが貼られてなかったのよね」

菜々「見放題ですよ。あれこれ」

拓海「店員に捕まるだろ。こいつだったら」

楓「凄いありきたりなんだけど、子供時代に実家近くの土手でよく見たわ」

菜々「どうでした?」

楓「何かあれって、凄い神々しく見えたと思う。あの当時の男の子達には」

菜々「テープが貼られてなくても見られないですからね。注意された時なんか凄い恥ずかしいでしょうし」

楓「ああいうのって、ある意味必要悪なんじゃないかしら」

菜々「そういうのを見ておくことで、耐性を付けておく事も必要なんですよね」

楓「拓海ちゃん的にはどう?」

http://i.imgur.com/amA9L0u.jpg

拓海「クリアしたぞ」

菜々「wwwwwww」

楓「wwwwwww」

…。

菜々「最近もう40度近いじゃないですか。気温」

楓「もうクーラーが無いとダメなんだけど、乾燥が嫌だから加湿器もつけないと…」

菜々「この時期にあれですけど、みかん食べまくりですよ」

楓「喉の為に?」

菜々「ええ。まあ」

楓「伊予柑とかは?時期よ」

菜々「億劫じゃないですか?食べるの」

楓「私は元々あんまり好きじゃないから…」

菜々「じゃあ何で勧めたんですかね…」

楓「…あ。何かあるわよ。あれ何?」

菜々「何今更初めてな感じにしてるんですか。もう見慣れた物でしょ」

楓「常に初心を忘れないように心掛けてるのよ」

菜々「他にもいっぱいありますよ。忘れちゃいけない初心」

楓「…w…」カパ

楓「…」

菜々「『菜々&楓の、夏休みの思い出』」

楓「これは急遽、私達の夏休みの思い出に関する物を持ってこいというスタッフが無理矢理作ったコーナーよ」

菜々「でも丁度シーズンですよ」

楓「これの放送日って丁度夏休みが終わるくらい?…終盤?」

菜々「しかし夏休みですか…」

楓「何十年前?」

菜々「リアルタイムで夏休みですよ。っていうかかなり失礼でしょ。何十年って!!!」

楓「wwwwwww」

菜々「あのですね。そうじゃないんですよ。もっと前!ですよ!小学生とか中学生とか…」

楓「…うーん…」

菜々「うーんって…持ってきたんだから悩む事ないでしょうに」

楓「何だと思う?私の」

菜々「…」

楓「…」

菜々「…映せるやつですよね?」

楓「私を何だと思ってるの」

菜々「じゃあ、どうぞ?」

楓「私のはぁ…」

菜々「…」

楓「…これっ」

http://i.imgur.com/P851Wfn.jpg

菜々「…」

楓「…これ」

菜々「何ですかこれ」

楓「実家の…壁に掛けてあった…くらいしか」

菜々「えーと…あ、これは…歌う魚のおもちゃ『Big Mouth Billy Bass』というものらしいですね」

楓「そうなの?」

菜々「ピクサー映画『WALL-E』にも登場するらしいですよ」

楓「でもこれ、動いてるの見たことないわ」

菜々「単純に電池が入ってないだけだと思いますよ」

楓「じゃあ…今電池あります?」

菜々「…あ。ありますか…」

楓「じゃあ…」カチャ

菜々「じゃあ、見てみますか。20年越しに」

楓「このボタンよね…押しまーす」ポチ

菜々「…」

『♪』ウィンウィンウィン

楓「おお」

菜々「わぁ…」

楓「この番組で初めてじゃない?昔のやつが正常に機能するって」

菜々「まあだからといって何だって話ですけどね」

楓「wwwwwww」

菜々「じゃあまあ、ナナの思い出ですよ」

楓「分かってるわよ。セーラームーンでしょ」

菜々「違いますよ」

楓「じゃあ…カードキャプターさくら」

菜々「意外と知ってるんですね。違いますけど」

楓「じゃあ10年前に使ったティッシュ」

菜々「いきなりぶっ飛ぶのやめてもらって良いですかね」

楓「wwwww」

菜々「関連なさ過ぎでしょ。前二つと。っていうかモザイクかかるでしょ!!何か色々な問題で!!!」

楓「色々な問題って…ww」

菜々「…まあ、これですよ。これ」

http://i.imgur.com/WsLFr3b.jpg

楓「…」

菜々「覚えてます?これ」

楓「…あっ。8cmCDね!」

菜々「そうですよ。今では黒歴史みたいにされてますけど」

楓「一時期はこれを主流にしていくんじゃないかってくらい出てきてたわね」

菜々「そうなんですよ」

楓「…じゃあ、今日のED曲は奥井亜紀さんで、『wind climbing 風に遊ばれて』」

菜々「流してくれるかなぁ…」

…。

…。

拓海「…あーこれホント終わんねー!!」

菜々「あ、もう終わりみたいですね」

拓海「あ!?」

楓「何か言っておきたいことある?」

拓海「何かって…あ、じゃああれだ。次は何か、もっと単純で爽快な感じのゲームやらしてくれよ」

楓「これ単純で爽快じゃなかった?」

拓海「単純だけど、爽快かどうかはアタシの顔見りゃあ分かんだろ!!!」

楓「wwwww」

https://youtu.be/lRa95E0TdkQ

菜々「それじゃあ、拓海さんのリクエストにお応えして色々と考えておきますね」

拓海「…いや、もう決まってんだろ?やるのって…」

楓「決まってるけど、それをどうやって拓海ちゃん好みに解説するかを考えるのよ」

拓海「そんなのお前らの言い方次第ってことじゃねえかよ!!!」

菜々「wwwwwww」

終わります
見てくれた方いたらありがとうございます

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年09月09日 (土) 01:42:03   ID: 16c1S7Ni

クッソゆるいのすき

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