楓「そのままの貴方が一番魅力的よ」 (31)
アニメ準拠はほとんどありません
草が生えてますので気分を害された方がいらっしゃったら申し訳ありません
東京エンカウントネタです
菜々「こうやって黒歴史が作られていくんですよ」
https://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1456230254
楓「冒険者って、純粋でナイーブなの」
https://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1456743315
菜々「その為の角です」
https://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1457362140
菜々「ならばオチていきましょう。ズルズルと」
https://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1463280004
菜々「痛みを超えたその先へ行きましょう」
https://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1465999217
楓「アイドルって、命がけなのね」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1468458262
楓「夢って…儚いわよね」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1471011816
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1501853858
菜々「じゃあ、始めましょっか。楓さん」
【安部菜々】
凛「う、うん…いや…ええ」
【渋谷凛】
菜々「今日はですね…これを持ってきたんですが…」
http://blog-imgs-50-origin.fc2.com/n/r/m/nrmm2/154.jpg
凛「あ…これ知ってる…ン゛ン゛、知ってるわ」
菜々「そうですよね。世代ですし」
凛「うん。世代よ。うん…多分」
菜々「多分?」
凛「いや…あ、いえ、絶対」
菜々「あれ?楓さんですよね?」
凛「楓さんだよ」
菜々「自分でさんつけるんですね…w」
凛「これ…を…ゲームボーイでやる…の?」
菜々「何を言ってるんですか。ここにあるじゃないですか。これ」
凛「あ、うん。これね」
菜々「これ覚えてます?何か」
凛「…スーパーファミコン」
菜々「それは機体ですよ。挿さってるのは何です?」
凛「…」
菜々「…」
凛「…」
菜々「ロゴ見ちゃダメですよ」サッ
凛「…何とかゲームボーイ…」
菜々「何とか?」
凛「ゲームボ……ファミ…ファ…」
菜々「…」
凛「ファミ…ファミコンだよね?」
菜々「まあこれですよ。スーパーゲームボーイ」
凛「…あ、うん。あるね」
菜々「楓さんやったじゃないですか。ドンキーコング」
凛「ん…うん。やったわ」
菜々「…w…じゃあ、始めますか…」
凛「…www」
…。
早苗『今回初めは、バンダイから発売された平成初期に大ブームを巻き起こしたあのゲーム、たまごっちのゲームボーイ版【ゲームで発見!!たまごっち2】をプレイしていくわよ』
早苗『前作の【ゲームで発見!!たまごっち】が作られて4ヶ月もしないうちに出された続編ね』
早苗『それでも売り上げは145万本とかなりの本数を記録したわ』
早苗『このゲームでの目的は、初登場となった森のたまごっち「むしっち」と海のたまごっち「さかなっち」の育成よ』
早苗『マップ画面での移動や卵探し、通信ケーブルによるたまごっち交換、たまごっちの成長を一時的に止める「冷凍睡眠」などなど、新要素の追加によりゲーム性がいっそう強められた内容となっているわ』
早苗『さて、育成ゲームがしたいと言っていた凛ちゃんに合うかしら?』
…。
※参考動画
http://youtu.be/XqzoB3lE8Ng
凛「…」
菜々「どうですかね?」
凛「んー…」
菜々「育成ゲームの王道ですよ。これならきっと凛さんも気に入ってくれますよね。楓さん」
凛「でもほら、凛ちゃんは犬を飼ってるから、もしかしたら犬の育成ゲームがしたかったんじゃないかな…かしら」
菜々「あ、そうなんですか?…んー…」
凛「え?」
菜々「あれ?楓さんですよね?」
凛「楓さんだよ」
菜々「…ンフフッ…」
楓「菜々ちゃーん。遊びに来たわよー」
菜々「あれ?」
凛「…」
楓「凛ちゃんが気に入るかもしれないゲーム、発掘してき…た…」
菜々「…あ…」
楓「…これは…?」
凛「…」
菜々「楓さんが…二人!?」
楓「私が…もう一人!?」
凛「もういいよ」
菜々「wwwww」
楓「wwwww」
楓「…はい。じゃあ茶番はここまでにして、と」
【高垣楓】
菜々「今たまごっち2をやってるんですよ」
http://i.imgur.com/ewkobhK.jpg
凛「…何も無いね」
菜々「無いですね。卵捕まえなきゃ」
楓「相手の親の気持ちも考えずに卵を盗んでこなきゃ」
凛「そういうこと言わないでください」
菜々「とりあえず出ましょう。外に」
凛「…え、何このマップ」
楓「マップじゃないわ。外よ」
凛「狭いよ」
菜々「ゲームボーイですからね。これが精一杯です」
楓「見て。大会だって」
凛「たいかい…」
菜々「それはですね、たまごっちを捕まえてからじゃないと出られないんですよ」
http://i.imgur.com/jiMQk01.jpg
楓「私も出れる?」
菜々「たまごっちしか出られませんよ」
楓「みんな最初は卵なのよ」
菜々「このゲームそういうのじゃないんで」
楓「wwwww」
凛「…んー…」
菜々「左に行って下さい」
凛「ん…」
http://i.imgur.com/vxPdXuL.jpg
凛「…バカセってなってない?」
菜々「www」
楓「www」
http://i.imgur.com/KxQRfEl.jpg
楓「あ、この子ミカチューって言うのね」
菜々「名前には突っ込みませんよ」
凛「…何か色々あるけど」
菜々「えーと…確かこれは…右二つがですね、解凍と冷凍だった気がします」
凛「…何で?」
楓「飼うのが面倒になったら冷凍してまたやりたくなったら解凍するの」
凛「えええ…?」
菜々「倫理観は置いといて、冷凍されても生きてるってかなりの生命力ですよね」
楓「でも自分のうんちが汚いって言って死ぬの」
凛「…その場合は…」
菜々「水槽覗いてもらえますか?」
凛「ん…」
http://i.imgur.com/NMqypHZ.jpg
菜々「おまるのマークがありますよね?」
凛「あ。これで流す…」ジャー
菜々「他にも叱ったり、ゲームしたり、ご飯をあげたりするボタンがありますけど、それをするにはやっぱりたまごっちを捕まえてこないと」
凛「叱る?」
菜々「たまに癇癪起こしますから。その時に押してみましょう」
楓「あのおまるボタンでお仕置き出来ない?」
菜々「このゲームそういうのじゃないんで」
楓「wwwwwww」
凛「…あ!」
菜々「あ」
http://i.imgur.com/vezwHkE.jpg
楓「産んだ親が悲しんでるわ」
凛「やり辛いんですけど」
菜々「道に落ちてるくらいだから良いですよ」
楓「道に産み落とされる卵って…w」
凛「…で、これどうするの?」
菜々「家に持って帰りましょう。そしたらそのうち孵化しますから」
楓「長くならない?」
凛「育成ってそういうものじゃ…」
楓「せっかくこの獣王記を紹介しようと思ったのに」
凛「え?」
菜々「あ。良いですね」
凛「何これ」
楓「育成ゲームよ」
菜々「割とスパルタな育成ゲームですね」
凛「…ちなみにどんな育成ゲームですか?」
楓「ワンちゃんよ」
凛「本当?」
菜々「厳密には狼です」
凛「狼…」
楓「狼だけじゃないわ。虎や熊、ドラゴンになれるのよ」
凛「ん…え?」
菜々「育成されながら戦う2Dアクションですよ」
凛「やっぱりやらない」
楓「wwwww」
菜々「wwwww」
楓「…あ!水槽!水槽見て!」
凛「…あ」
菜々「産まれるみたいですね」
楓「…」
凛「…」
http://i.imgur.com/kwusa1i.jpg
凛「何これ」
楓「これ…あれよね?」
菜々「何ですか?」
楓「まーる描いてちょんちょんちょん」
菜々「これそういうゲームなんで」
凛「www…とりあえず名前、決めるね」
楓「見て。決める前から「っち」ってなってる。どうして?」
菜々「何故だと思います?」
楓「法律?」
菜々「どんな法律ですか?」
楓「たまごっちに「っち」ってつけなかったら死刑」
凛「そんな世にも奇妙な物語みたいな…」
菜々「まあでも、それ以外は自由に決めて良いですから」
楓「ハナコっちでも良いのよ」
凛「ハナコっちこんなんじゃないです」
楓「wwwwwww」
菜々「wwwwwww」
凛「…んー…どうしようかなぁ」
楓「どうせなら読み応えのある名前にしましょう」
凛「…読み応えのある名前…?」
菜々「早苗さんが凄い読み応えを感じる名前にしましょう」
凛「…ん、んー…」
楓「私、決めて良い?」
凛「え?は、はあ」
楓「…」
菜々「…」
凛「…」
【ずでだぞっち】
菜々「読んでみて下さい」
楓「ずでざ…だz…ぞっち」
菜々「聞きました?今の」
凛「誤魔化してたね」
…。
早苗『ん、で!ようやくたまごっち、ず・で・だ・ぞっちを育てることになった凛ちゃん』
早苗『まずやること。そりゃ決まってるわよね?食事よ。食事』
早苗『初めはとにかくお腹を満たしたいし、お腹いっぱいにならないと動けなくなるだろうから』
早苗『このず・で・だ・ぞっち、ちゃんと育てられるのかしら?」
早苗『頑張ってね。ずでざzだ…んぞっち」
…。
http://i.imgur.com/PxQ1d3o.jpg
凛「産まれたよ」
楓「もう死にそうね」
菜々「お腹空いてるんですよ」
http://i.imgur.com/N1zVWwy.jpg
凛「…そういえば、幼虫って自分の卵の殻を食べるんだって」
菜々「そうなんですか?」
凛「うん。何か…そうみたい」
楓「自分を守ってきた殻を?」
菜々「もう立派な大人ですね」
凛「精神的なものじゃないよ」
菜々「とりあえず、ご飯をあげましょう。この子今はそれしか考えてないですから」
楓「ご主人の顔も見てないなんて躾が必要ね」
菜々「ハナコちゃんは言うこと聞きます?」
凛「たまに…」
楓「芸とか覚えさせないの?」
凛「何か、そういうのって…結局こっち側の自己満足かなって」
楓「そうなの?」
凛「分かりませんけど、そうなのかなって」
菜々「その年で悟りましたか」
凛「え?」
菜々「さ、ご飯あげましょう」
楓「wwwwwww」
凛「…何あげよっか?」
菜々「この時はまだ葉っぱが好物ですから。それで行きましょう」
楓「たまごっちってお金かからないのね」
菜々「でもほら、葉っぱ以外は…」
凛「りんご、どんぐり、ビスケット、甘い…汁?」
楓「甘い汁って何?砂糖水?」
凛「この中だとりんごが一番高いね」
楓「でもそのりんごを二番手に持ってくるってことは、この甘い汁はとんでもない汁よ」
菜々「多分産地直送の蜂蜜とかですよ。一個5千円とか」
凛「この外見でウチのより高いの食べるんですね」
楓「葉っぱで十分よ」
菜々「wwwww」
http://i.imgur.com/u37WXRm.jpg
凛「これで良いんだ」
楓「ペットのご飯をその辺から拾ってきた葉っぱで済ませたのね」
凛「言い方…」
菜々「まだお腹いっぱいになってないですよ」
凛「あ。1めもりしか増えてない」
菜々「もう3枚拾ってこないと」
凛「言い方…」
楓「でも、先ず下地をしっかりするっていうのはどのゲームも同じなのね」
菜々「パワポケの事ですね」
楓「ランニングしないとすぐケガするんだもん」
凛「…」
http://i.imgur.com/Lpb5Gv8.jpg
楓「あ、高カロリー」
菜々「糖尿真っしぐらですよ」
凛「そこはほら、動いて…」
菜々「動く前に、ご機嫌を良くしないといけませんよ」
凛「え?」
菜々「機嫌が良くないと、動かないしやってくれないですから」
http://i.imgur.com/mQ095da.jpg
凛「あ。嫌だって…」
楓「基本あっちが(立場)上なのね」
凛「…ンフッ…」
http://i.imgur.com/A7rokQh.jpg
凛「運試し…か…」
楓「ハートが取れれば最大3つまでご機嫌が取れるみたい」
凛「…っていうか」
楓「?」
凛「ご飯食べてもご機嫌にならないんだね」
楓「めんどくさい生き物ね」
菜々「これそういうゲームなんで」
楓「wwwww」
凛「www…」
楓「あ。終わりだって」
凛「えっ?」
菜々「wwwwwww」
…。
菜々「たまには女性らしい話をしてみますか」
楓「何?」
菜々「この間なんですけど、近所のスーパーに行ったら野菜が高かったんです」
楓「何が高かったの?レタス?」
菜々「レタスもですけど、やっぱ全体的に上がってますね」
楓「はっぱ食べる?」
菜々「たまごっちもう終わりましたよ」
楓「wwwww」
菜々「…あ」
楓「…あ」
菜々「…この間、VRをやらせてもらってからこのコーナーが好きになりましたよ」
楓「次は何の最先端を体験させてくれるんだって?」
菜々「そうですよ」
楓「ウチそんなお金無いわよ」
菜々「裏事情なんか知りません」
楓「www……」カパッ
http://www.elc-kikaku.co.jp/image/event29286_1_b.jpg
楓「…」
菜々「…」
楓「…」
菜々「最先端は?」
楓「最先端クイズよ」
菜々「どういうことなんですか…」
楓「ほら、ミサイル問題とか」
菜々「バカ」
楓「wwwwwww」
楓「えーと、今から出されるクイズに○か×かの二択でお答え下さい」
菜々「…」
楓「正解が多い方に1ポインツ」
菜々「なんで複数形なんですか」
楓「第一問!」
【ストリートファイター2から出題】
菜々「…」
楓「…」
【昇竜拳のコマンドは↓+??+→+??+↑+Pである ○か×か?】
菜々「…これは…」
楓「…」
菜々「ちなみに波動拳は↓+??+→+Pなんですよ」
楓「それは知ってるわ。波動拳を出す構えみたいなコマンドね」
菜々「下に手をやって斜め下から突き出す感じで…」
楓「コマンドっていうのは、やっぱりその技に対して分かり易いボタン配置になってるのよ」
菜々「…あー…」
楓「昇竜拳はジャンプでアッパーだから。だからこれは間違いなく○よ」
菜々「じゃあナナは×で」
楓「私も×で」
菜々「ダメですよ」
楓「どうして?」
菜々「後出しはダメです」
楓「や」
菜々「可愛く言ってもダメです」
楓「ケチぃ…」
【正解は…×】
菜々「まあこういうことですよ」
楓「私の事嵌めたのね」
菜々「この番組がそんな分かり易い答えの問題出すわけないじゃないですか」
楓「wwwww」
菜々「ちなみに正解は→+↓+??+Pです」
楓「それじゃ昇竜拳出来ないわ」
菜々「直ぐ出せちゃうとダメだってなったんじゃないですか?」
楓「どう見てもスカートの下に潜り込むコマンドじゃない」
菜々「パンチボタンですよ」
楓「写真を撮るボタンよ」
菜々「wwwwwww」
菜々「まあ納得のいかないコマンドっていうのは沢山ありますよ。ストリートファイターに限らず」
楓「格闘ゲームって、もっと技を簡単に出せるようにしないとダメだと思うの」
菜々「そしたらつまらなく感じるんじゃないですか?」
楓「私、ガイルとエドモンド本田の技しか出せないのに」
菜々「もっと練習して下さい」
楓「指が千切れるくらい頑張ったのに」
菜々「向き不向きですからね。ナナだって連射系とか苦手ですし」
楓「連射用のコントローラー使えば良いのに」
菜々「アーケードには無かったんですよ」
楓「カプコンに苦情出してやるんだから」
菜々「はい第二問」
【ロックマンXのXバスターのナンバーはロックバスターマーク17である】
楓「またカプコン?」
菜々「良いんですよ。さあ答えましょう」
楓「これは…×ね」
菜々「何故ですか?」
楓「だってライト博士がそんな16人もロックマンを犠牲にするなんて考えられないもの」
菜々「再生は破壊からしか生まれないんですよ」
楓「あの人は優しいロボットを作りたかったのであって強いロボットを作りたかったわけじゃないもの」
菜々「そう来ましたか…ナナもこれは分かりませんので…とりあえず○で」
楓「…」
菜々「…」
【正解は○】
楓「ライト博士、嘘ついたのね」
菜々「背に腹は変えられないんですよ」
楓「きっとロールちゃんだって16人犠牲になってナイスバディになってるのよ」
菜々「何で戦闘用作ってるのにそんなのに手出してるんですか」
楓「博士も男の人なのよ」
菜々「元気なお爺さんですね」
楓「wwwww」
菜々「…あ、終わりみたいです」
楓「えっ?」
…。
楓「企画のコーナー、ゲストの遊び道具ぅ」
菜々「わー」ぱちぱち
凛「…」
楓「このコーナーはゲストに一番遊んだゲームを持参して貰うコーナーです」
凛「…一応、持ってきたんですけど…」ガサ
菜々「はい」
凛「はい」
http://aozora-haruka.cocolog-nifty.com/blog/images/2012/04/30/photo.jpg
菜々「はい?」
楓「wwwww」
凛「…これ」
菜々「…何ですかこれ」
凛「…AIBO…」
楓「プーチって書いてあるわ」
凛「…ロボット…?」
菜々「教育出来るんですか?」
凛「…どうだろう。電池…入ってるから、とりあえず…」カチ
プーチ『♪』ムクッ
菜々「…」
プーチ『♪』
凛「…」
プーチ『…♪…』
楓「…」
プーチ『…ガガ…』
凛「ん?」
プーチ『☆¥×#」>°+〆|*?々>…』
菜々「…」カチ
凛「…んんん…?」
楓「wwwwwww」
楓「…というわけで」スッ
凛「…」
楓「はい」
http://i.imgur.com/y1mzUX2.jpg
菜々「ついにですか」
楓「1999年リリース、シーマン」
凛「…」
菜々「これ知ってます?」
凛「…何か、YouTubeでチラッと観た…」
楓「愛嬌あるでしょ?」
凛「…無い…」
菜々「可愛く見えてきますよ」
http://i.imgur.com/PYajD1p.jpg
凛「可愛い…?」
…。
早苗『次にやってくのは、1999年7月29日、ドリームキャストから発売された育成シミュレーションゲーム、「シーマン」よ』
早苗『後にアメリカでも発売されてマイナーチェンジ版『シーマン2001』、内容をさらに発展させたPlayStation 2版『シーマン 完全版』も発売されたらしいわ』
早苗『その珍しさから国内外で様々な賞を受賞された事でも有名ね』
早苗『シーマンの奇怪な容姿とそのふてぶてしい態度、あたかも実在しているかのようなキャンペーン展開と、リアリティ溢れる緻密で壮大なバックストーリーで、ゲームマニアから一般層までも巻き込む社会現象にまで至ったのよ』
早苗『今回はPS2版をプレイしていくけど…』
早苗『凛ちゃんにはどうかしら?』
※参考動画
http://www.youtube.com/playlist?list=PL_IiXRmoRqzUG_3Ye_AWK7bmAKQeguPz1
『こんにちは。ムッシュガゼーの島へようこそ』
楓「やっぱ変わった雰囲気のゲームよね」
菜々「リアルな育成を追求した結果ですね。BGMは少なめみたいです」
凛「…難しいのかな」
菜々「難しいというより、ちゃんと時間通りにやらないと死んじゃうみたいです」
凛「時間通り?」
楓「現実みたいに、毎日ちゃんとご飯あげたり水綺麗にしないとダメなんだって」
菜々「ハナコちゃんと同じですよ」
凛「一緒にしないで」
楓「wwwww」
菜々「wwwww」
凛「…それで…」
http://i.imgur.com/5ANUikl.jpg
凛「水槽、空だね」
楓「これじゃたまごっちじゃない」
菜々「逆に数年でここまでグラが進化するって凄いですよね」
楓「VR育成ゲームもそのうち出来るわ。きっと」
菜々「どうします?シーマンVRですよ」
凛「あの顔がドアップになるんでしょ?」
菜々「そうですよ」
楓「色んなとこ見放題よ」
凛「私は買わない」
菜々「wwwww」
菜々「えーと…あ。ドリームキャストでは元からこの水槽にいたらしいですね」
楓「貝に寄生してるんだっけ?それから貝を食い破って出てくるの」
凛「えええ…」
菜々「そうですよ。多分倫理的にどうなのかなって理由でやめたんでしょうね」
凛「じゃあどうするの?釣り?」
菜々「場所を変えて…木がありますよね?」
凛「あ。これ?」
http://i.imgur.com/DYbPxtb.jpg
菜々「木の皮を適当に剥がすと、幼虫がいるみたいです」
凛「剥がす…あ、こうやって…」
http://i.imgur.com/zptZymo.jpg
楓「あ。何かいるみたい」
凛「幼虫…」
菜々「捕まえて下さい」
凛「ん…」
http://i.imgur.com/JwNwkEk.jpg
『あぁ。捕まっちゃったよぉ…セコムかけときゃ良かった…』
楓「…」
菜々「…」
凛「…キモ…」
楓「言っちゃった」
『助かったー』
凛「あ、放しちゃった」
菜々「ダメですよ放しちゃ」
楓「アレをどうするの?」
菜々「アレを餌にシーマンを誘き出すんです」
楓「さっきの倫理的とかってなんだったの?」
菜々「何の犠牲も無しに得られる物なんて無いんですよ」
楓「この世界はそういう風に出来てるの」
菜々「どう思います?」
凛「ゲームだから良いんじゃないかな」
菜々「そうですね」
楓「wwwwwww」
菜々「というわけでもう一回捕まえましょう」
凛「ん…」
http://i.imgur.com/JwNwkEk.jpg
『あぁぁ…』
楓「改めて見ると凄いわね」
菜々「コレが食べられるシーンなんてモザイクかけないとダメですよね」
凛「で、掴んだまま…海に…」
http://i.imgur.com/TiNKJrD.jpg
菜々「ぽちゃんです」
凛「…」
楓「…」
菜々「…」
凛「…」
菜々「…」
楓「静かね」
菜々「そうなっちゃうんですよ」
凛「…あ」
楓「あ。何か来たわよ」
菜々「これがシーマンですね。幼体ですけど」
凛「あ。食べてる」
http://i.imgur.com/Meqhgwh.jpg
楓「絵的には…これ少しずつ啄ばんでるのね」
菜々「血が出てますね…」
楓「でもたまごっちの時は少しずつ無くなってたから。たまごっちの方がグロテスク」
菜々「対比していいものじゃないです」
凛「…ンフッ…」
『キャッキャッ』
凛「…喋った」
菜々「きゃあああああ喋ったあああああああああ」
楓「喋ったあああああああ」
凛「…」
菜々「…それでこれ…手懐けられたんですか?」
凛「分かんない」
楓「話しかけてみたら?」
凛「…こんにちは」
http://i.imgur.com/Meqhgwh.jpg
菜々「…無視ですか」
楓「それ持ってきたの誰だと思ってるの」
凛「…」
http://i.imgur.com/JwNwkEk.jpg
『ひろしー。あの世で会おうな』
菜々「…」
凛「…」
http://i.imgur.com/wPqOtNj.jpg
http://i.imgur.com/Meqhgwh.jpg
楓「懐くまで食べさせる気ね」
凛「それ以外思いつかないから…」
菜々「じゃあやってみますか」
凛「…こんにちは」
http://i.imgur.com/RBPqjjG.jpg
楓「…」
菜々「…」
凛「…」
…。
早苗『その後、何度かトライしたものの、全く振り向いてもらえない凛ちゃん』
早苗『でも5回目でようやく…』
…。
凛「…こんにちは」
『¥*〆→$%〆:☆々=#°…』
凛「え?」
菜々「何か言いましたよ」
凛「…こんにちは」
『¥*〆→$%〆:☆々=#°…』
楓「まだ言葉が喋れないのね」
菜々「でも見て下さい。びっくりまーくがありますよ」
http://i.imgur.com/RMGYeSc.jpg
凛「話しかけて良いってことみたい」
菜々「ちょっと色々やってみますか」
楓「貸して」
凛「はい」
菜々「…」
凛「…」
楓「ザメハ!ザメハ!」
凛「!?」
『¥*〆→$%〆:☆々=#°…』
菜々「シーマン寝てませんよ」
楓「半分寝てるようなものじゃない」
菜々「まだ子供ですから。大人にならないとロクな返事してくれませんよ」
楓「ピオラ!ピオラ!」
菜々「成長は早まりませんよ」
凛「…これって、時間かかるのかな」
楓「現実と同じ時間軸で動くから。最低でも(クリアまでに)3ヶ月くらいはかかると思うわ」
菜々「せめて言葉喋らせましょうか」
凛「水槽には入れたいね。せめて」
楓「それくらいなら多分出来ると思うけど…」
凛「?」
楓「多分片桐さんのナレーションが入って終わりよ」
凛「過程を楽しむゲームなのに?」
菜々「wwwwwww」
…。
早苗『それから凛ちゃん達はとにかくシーマンとのコミュニケーションを取ろうと必死になってたわ』
早苗『幼虫を剥がしては海中に投げ…』
早苗『何度も何度もシーマンに話しかけ…』
早苗『…そして、ついに…』
…。
凛「…あれ…」
菜々「…食べなくなりましたね」
楓「お腹いっぱいなのかしら」
凛「…一日じゃ無理なのかな」
菜々「また明日やりますか?」
凛「仕事だよ」
楓「菜々ちゃんは?」
菜々「休みです」
楓「じゃあ菜々ちゃん進めなきゃ」
菜々「楓さんは?」
『¥*〆→$%〆:☆々=#°…』
凛「あ。シーマンとハモった」
菜々「楓さんが良いらしいですよ」
楓「そのままの貴方が一番魅力的よ」プツン
凛「あっ」
菜々「wwwwwww」
…。
菜々「出たいCMってあります?」
楓「出たいCM?」
菜々「ほら、今ゴールデンボンバーの皆さんが某アイスのCMに抜擢されたじゃないですか。初めは自分で動画作っただけなのに」
楓「布団のCMが良いわ」
菜々「理由は何ですか?あえて聞きますけど」
楓「寝れるからよ」
菜々「堂々と言いましたね」
楓「菜々ちゃんは?」
菜々「色々ありますよ。まあ…」
楓「あ」
菜々「…行きますか」
楓「で、結局何?CMは…」
菜々「とりあえず食品系なら何でも」
楓「得る物がお金だけじゃないものね」
菜々「そうですよ」
楓「…w…」パカッ
菜々「…あ」
楓「手紙…」
菜々「何でしょうか。読みますね」
楓「…」
菜々「『高垣楓様、安部菜々様並びにスタッフの皆様方、いつも番組拝聴させて頂いております』」
楓「わあ」
菜々「『少し前のお話ですが、高垣楓様に送らせて頂きました【おたまのストラップ】ですが、いつも鞄に付けて頂いていて下さっていると聞き、大変嬉しい限りです』」
https://m.imgur.com/cRGg5IK
楓「…スクウェアエニックスさん…」
菜々「『しかし、実は正式名称は違う。ということを知っているでしょうか?』」
楓「ストラップじゃないの?」
菜々「『実は、【おたま】というのはあだ名であり、本当の名前は【ウィル・オ・ウィスプ】となっています』」
楓「おたまの方がしっくり来るけど…」
菜々「『そして今回もう一つ、お伝えしたいことがあります』」
楓「…」
菜々「『今年の7月29日に発売される【ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて】。是非とも購入並びに番組内でご紹介頂けたらと思います』」
楓「そっちが本題のやつぅ」
菜々「どうします?」
楓「菜々ちゃんが買うなら買うわ」
菜々「誰かに選択肢を委ねるのは死亡フラグですよ」
楓「じゃあ私買うから菜々ちゃんも買って」
菜々「…」
楓「…」
菜々「ドラクエのCMに出させて下さい」
楓「wwwwwww」
…。
http://i.imgur.com/A7rokQh.jpg
凛「何かシーマンの後だとある意味新鮮だね」
楓「都会から田舎に来た感じがするわね」
菜々「でもやり込み要素は負けてませんよ」
楓「早く育てられるし、やるの忘れても大丈夫なのは大きいわよ」
菜々「毎日やる前提で作られてますからね」
凛「風邪引いた時とかもやらなきゃいけないの?」
菜々「現実でもそうじゃないですか。お母さんだって調子悪い時でもご飯作るじゃないですか」
楓「シーマンに注意書きがあったから読むわね」
菜々「?」
凛「?」
楓「…」
凛「…」
菜々「…」
楓「『このゲームが貴方の【現実の】生活に影響を与えない程度にプレイして下さい』」
菜々「」
凛「…www」
終わります
凄い喋りづらい言葉って何かありますかね
乙乙
最近投稿数減った?個人的にあんたのSS好きなんじゃが
>>30
頑張ります頑張ります頑張ります
このSSまとめへのコメント
ゆるゆるなのすき