盆栽は現在の荒波に飲まれる世の中に光る一点の癒し……と言ってそうな藤居朋メインのSSです
すっごい偏見がありますのでご注意を
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私こと藤居朋はアイドルだ
モバP(以下P)「おーい、朋。次の出番まで5分だぞ」
アイドルだ
海「よーし、ウチの美声でまたみんなを笑いの海に沈めような」
アイドル……
雪菜「また海さんはぁ。私たちは一応アイドルユニットなんですよぉ」
そうだ。私はアイドル。なんてったって
(それ以上はいけないのでしてー)
ワァァァァァ トモチャーン、ミミミンミミミンウミサーン、セッチャーン
朋「どーも、ハートウォーマーの時間だよぉ。今日もみんなの心を暖かくしちゃうね」
海「この暑い中こんなことを言っているのがウチの長女です」
ワハハハハ
雪菜「えっとぉ、みんなの朋ちゃんは、美羽ちゃんみたいに(寒いギャグで)涼しくする占いなんてできないんですかぁ?」
朋「それじゃあねぇタロットカードに……
ワハハハハ
…………
……
トモオツカレー オツカレサマー
朋「ってちがーう!!」
智絵里「どうしたんですか朋さん?」キョトン
茄子「あ、そのカフェラテは私のでした。そういうことでしたね」コウカン
芳乃「私は抹茶と淡雪等をー」
菜々「はいはーい、注文承りましたー☆」キャハッ
志保「抹茶の粉は……まだあるわね。じゃあc」
朋「だーかーらー!」
智絵里「よしよし、アイドルなのにお笑いユニット扱いされて凹んでいたのですよね」ナデナデ
朋「あれ?あれれ?」
芳乃「ご心配はー、無用でしてー」ナデナデ
朋「あ、あたしは!」
こずえ「ふぁー、おちつけー」
朋「ハイ」
志保(年下に撫でられる朋ちゃん可愛い)REC
茄子「なるほど、歌って踊れるのがアイドルとばかりに思っていたら」
智絵里「食レポならまだしも、バラエティに出たり、廃墟や心霊スポット巡りばかりやってますからね……」
菜々「現代のTBMCSなCECに対応できず、CENTRIXS-MがAoA限界を迎えて、MSLITEしたわけですね」
志保「菜々さん……それ熊本弁ならぬ、ウサミン弁ですか?」
朋「……あくまで占いは趣味レベルってとこしか特徴がないってのもあるし、贅沢な悩みなのはわかってるんだけどね」
智絵里「で、でも私(の中の人)も一時期…おいしい棒で一日を凌いでいた時がありましたし……」
芳乃「『お願いシンデレラ』を歌ったメンバーもー、アニメのCP組で有名になったもいればー」
こずえ「おー、みほー?」
朋「具体的に!?」
――――
美穂「くしゅん、くしゅん!」
卯月「美穂ちゃん、大丈夫ですか?」
響子「最近エアコンがないと眠れませんので、ついかけっぱなしにしがちですから……」
美穂「だ、大丈夫だよ。プロデューサーくんと一緒に寝てるし。それに、くしゃみ二回だから悪い噂だよ」
卯月(ダサいTシャツの話ですかね?)
響子(ダサいTシャツですね)
美穂(二人ともひどいよー!……ってことは智絵里ちゃんが噂したのかな?)
智絵里(違うよー)
P.C.S「じゃあ誰?」
茄子「まぁ、そんなに悲観的になることもないですよ」
智絵里「そうそう、どこかのアラサーなのに『キャハッ』とか『しゅがしゅがはぁと』とか言ってるウワキツさんに比べ」
菜々「…緒方」サッキ
智絵里「てへ☆」
朋「……ま、まぁ人に喧嘩を売りたいわけじゃないし、やっぱりダンスや演劇のレッスンがまだまだ足りないのかなぁ……って」
こずえ「ふわぁー」
芳乃「朋殿ー」
智絵里「たしかに、朋さんは茄子さんみたいに運がいいわけでも、芳乃ちゃんやこずえちゃんみたいに不思議な力があるわけでも」
「菜々さんみたいにトランジスタグラマーでも、志保さんみたいにお尻のサイズがアイマス業界五指に入るとかなんていう絶対的な特徴はありませんからね」
志保「ちょっと!」
朋「智絵里ちゃんは、何か恨みでもあるの?」グッ
茄子「まぁまぁ」
菜々「フォーチュンアイドルで売り出すといっても、一時期に流行ったスピリチアとか新興宗教みたいなカルト的な詐欺師扱いですからね」
朋「やっぱり、みんなアタシが嫌いなの?」
茄子「でも朋さん。ということは、何をしたいか、どこまで行きたいかの明確な目標がないんですね」
朋「……」
茄子「朋さんも、何の考えもなしにこの業界に入ったわけではない…ですね」
朋「……」
茄子「誰かが栄光に輝く時、誰かは泥沼でもがきながら沈む。厳しい事を言うようですが、そんな光と闇の差が激しい世界です。生半可g」
朋「知ってる……今のところデビューまでの私は、プロデューサーとの出合いという運だけで行けたって」
智絵里「朋さん……」
朋「だからこそなの。ここまで来たなら運以上のことを掴むにはどうすればいいか。時間仲間自分自身とかの何を犠牲にしてまでトップを目指すべきなのか……でも仲間は犠牲にしたくない。多分それに直面しているだけ」
「智絵里ちゃんじゃないけど、やっぱり隣の米は麦飯なんだなぁ……って」
茄子(あれ?)
菜々(何か違う)
智絵里(芝生ですよね?)
ダメ 眠い また明日 海と雪菜を登場させて終わりにします
バタン
P「朋、それを言うなら『内の白飯より、隣の麦飯』だな」アキレ
こずえ「どんなに自分が光っていても、他人と比較しちゃうと、みすぼらしく見えてしまう例えなのー」シミジミ
朋「プロデューサー……はともかく、こずえちゃん!?」コンワク
P「朋がカプチーノを頼んだのに、茄子のカフェラテが間違えて来た時から見ていたからな」
茄子「……私たちの談話より先にいたんですね」
智絵里「説明乙。そしてメタい」
朋「いやいや……それより――プロデューサーはどうして?」
P「あぁ……先にいうと、すまないっ!!俺のプロデュース不足で不安にさせて」ガバッ
朋「いや、プロデューサーは悪くないよ。――悪いのはシンデレラを目指気にならず、灰かぶりで満足してる私なんだから……」
芳乃「朋殿ー」
P「みんなにアイドル活動をさせてやれず、これでいいのかと疑問を持ちながら、現実として一定以上の売上と何よりお笑いユニットとしてかなり人気があったから、なあなあにしていた」
「ネットの話題も好評だったし、SNSでの近況報告も話題の上位にあがるぐらいだったから、気がつかない振りをして自惚れていただけだった……」
芳乃「そなたー」
智絵里「お笑い転職フラグですね」
茄子「まってちがう」
朋「私もそうだった。でも、この間のライブ……5thのあれにバックながらも参加した時にはっきりとわかった」
「私たちのやってるのは……なんだろうな……絶望とまではいかないけど、感じちゃったんだ。同じはずのアイドルでもこうも――」
海「だったら、こういうアイドルがいてもいいんじゃないか?」
雪菜「そうですよぉ、アイドルのトップでなくても、こっちの世界のエクストリームにはなれますからなぁ」
P「二人とも……いつから?」
海「志保さんがパフェのお品書きを真っ先に出した辺りかな?」
P「俺が来るより前かよ!……でなく、それでいいわけじゃないだろ。そんな妥協みたいに……」
海「たしかにウチもアイドルのトップになる!…そう考えてたこともあったな。だけど、こういうのは割り切りが必要だからな」
P「しかしだなぁ」
海「多分ウチには、日本全国にアイドルと認めてもらう力も、全世界に轟く歌を歌う力もありゃしない」
雪菜「でも朋ちゃんや私とは大事にしてるんだよねぇ」
海「ちゃかすな」テレテレ
「じゃなく、ウチ個人ではユニットで組んでもこれぐらいしか出来へん。でもその為に生きて、これから出会うみんなに笑顔を振り撒き笑いを誘うだけじゃダメなのか?」
P「……これから出会うみんなに――か……」
雪菜「こちらの海さんは、ウインドサーフィンに能力全振りだからねぇ。何も考えてないだけかもぉ」
海「なんだとぉ!そういう雪菜だって……」
ワイワイガヤガヤ
朋「……ぷっ」
海「ん?」
朋「ぷぷっ、……ぷぷぷぷっ。あーはっはっはははは!」
こずえ「おー、ともー……大丈夫なのー?」
茄子「ちょっと、コンビニで千枚通し買ってロボトミー手術しますね」
智絵里「鷹富士?」ギロッ
茄子「ちょっとした、かっちゃんジョークですよ」
朋「あー、おかしい。海ちゃんったら、何も考えてなさそうで、私よりちゃんと未来を見つけてるじゃないの」クスクス
海「うわ、ひっど」
朋「……そうね、そんなのがいても良い時代なのかもね」
智絵里「朋さん……」
朋「あー、止めた止めた!もう考えてないで、際限なくみんなの笑いを取るわよ!」
海「よし!それでこそ朋だ!……あ、菜々さん、ウチはアイスココアで」
雪菜「私は…何にしようなぁ」
P「まぁ、お前達がそういうならプロデューサーとしては、全力でサポートする!だが、コンサートの仕事も期待していいぞ。……奢るから、ひとまずは何か頼め」
ワー、ワタシパフェ シホチャンハオシゴトデス アッ、ハイ
芳乃「解決したようでしてー」ニコニコ
智絵里(芳乃ちゃん)ツンツン
芳乃(はいー)
智絵里(芳乃ちゃんって失せ物探しが得意だったけど)
芳乃(最初から見つかっていれば、探す必要はないのでしてー)ニッコリ
智絵里(そっかー、うん。そうだね)ニッコリ
――
『ま…ママァ!パパぁァッ!たッ、たすけてぇぇッ!い…嫌ァッ!』
ガバッ
「また……あの夢……」ハァハァ
「もう40年は前なのに……」ハァハァ
「あ、おはようございます。綾香ちゃん、紗友里ちゃん!」
「おはよう、彩香」
「おっはよー、はっしー!」ジャキッ
「あははは、飯屋さんはザウアーを私に向けて何をするんですか?」
「今日こそ、はっしーとふーりんにトドメを射すためよ!」
「させないよ!」ジャキ
「もう、登ちゃんもAA-12なんか抱えて……それで私に勝つつもりですか?」
アハハハ フフフ
(もう、こんなことできるのも……)
(ED)♪カーテン揺らす風が窓の外からそっと~
奈緒「な、なんか、346とタイアップ回にしてはエラく重い話だったな」
杏「三期の二話でこれって、誰か次回死ぬの?」
由里子「マミるか如月るんだじぇ?」
比菜「如月ちゃんもあんなんになったし……まさかねぇ」
――次回、『アユマリン707R Mission:03 第三話「PKN‘精鋭艦隊’いまだ健在せり」』――
奈緒「うっわ、お約束なタイトル」
杏「コーバック辺りが沈むのかなぁ」
ガチャ
朋「も、もうダメ~」パタリコ
四人「と、朋(ちゃん)!?」
ガチャ
海「さ、さすがにマストレさんのは、は、ハードだな」ゼェゼェ
雪菜「も、もうダメぇ」ドサリ
杏「うわぁ、マストレさんのレッスン?三人共マゾじゃないよねぇ?」
朋「ぷ、プロデューサーに、コンサートに出るって約束というか、見栄を切ったし……」モウダメ
海「なるほど、ウチ達が未熟なわけか……わかっ…た」ガクリ
雪菜「しばらく……このままで……」キュウ
奈緒「と、とりあえず水を!」
比菜「……しばらくコーチはベテランさんまでにするっス」
由里子「……賛成」
(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー
あー盆栽ネタを回収忘れた
ちなみに芳乃にそれをやってもらって、亜子に売りさばいてもらって儲けた→チッヒの搾取の予定でした
すまん
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