アカギ「ふーん、17歩か・・・・・」 (62)

三好「お願いしますアカギさん・・・・!」

前田「アカギさんの力が必要なんです・・・・!」

アカギ「カイジに頼めよ・・・・、お前らの面倒見てたのはカイジのほうだ・・・・。」

三好「でも勝負事となったらアカギさんのほうが強いとカイジさんも言っていました・・・・!
   イカサマ賽無しでピンゾロを2回もする時点でもう圧倒的です・・・・!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502862188

アカギ「言っとくけど、俺は一文無しだからな・・・・」

三好「何言ってるんですか、持っているのでしょう・・・・!沼パチ7億の一部・・・・!」

前田「カイジさんと山分けの・・・・!」

アカギ「無いぞ、そんな小銭・・・・」

三好「ほんの一部でいいのです・・・・!この作戦がうまくいけば・・・・!」

前田「お願いします・・・・!!」

アカギ「ククク・・・・」タバコスパー



アカギ「そこまえいうならやってやる・・・・!」

三好「アカギさん・・・・!」

前田「アカギさん・・・・!」

アカギ「ククク・・・・」

三好「ではこの場所にお願いします・・・・!では・・・・!」


アカギ「まてよ・・・」


三好「え・・・?」


アカギ「金の分配をはどうするんだ・・・・」

前田「あ…ああ・・・!そのことですか・・・・!」

三好「そんなのアカギさんが8割で・・・・!僕らがずつ・・・・!」

アカギ「3人で均等でいい・・・・」

三好「ア…アカギさん…!」

アカギ「だがその前に頼みがある・・・・・」

三好「た、頼み・・・・!?」

ざわ・・・ざわ・・・・

アカギ「50円貸してくれ・・・・」

前田「え・・・・?」

三好「だ・・・・大丈夫ですよ・・・・30円ぐらい・・・!」

アカギ「ククク・・・・ちゃんと利子付きで返してやる・・・・」

古谷「昭和40年の50円は現在の資産価値に換算して約500円である・・・・!
   だが今は平成10年・・・・、価値はさほど変わらない・・・・!」


三好「それは明日はよろしくお願いします・・・アカギさん・・・・!」

前田「よろしくお願いします・・・・!」

――――――――

アカギ(この博打を始めるには300万円か・・・・ククク・・・・。だが当てはある・・・・)

公衆電話「」

アカギ「治か、すこしこんな時間だが頼みたいことがある・・・・・」


誤字して50円が30円になっている・・・・!三好の圧倒的ケチっ・・・!
「30円ぐらい」→「50円ぐらい」

―――――――――――――――――――

古谷「三好達に指定された時間、その時間にアカギは指定場所のカジノにたどり着いた・・・・」

黒服「お待ちしておりました・・・・・。」

黒服「どうぞこちらへ・・・・・!」

アカギ「・・・」

スタスタスタ

村岡「ようこそ、お金持ちの社長さんらしいざんすね・・・・!」

アカギ「まぁね・・・・」

村岡「カカカッ・・・・村岡ともうします、どうぞお見知りおきをざんす・・・・」

アカギ「どうも・・・・」チラッ

三好 前田(アカギさん・・・・!)



古谷「二人が行う麻雀は通常とは異なる・・・・、村岡社長が考えた新ルール・・・・
   テンパイから始まりツモあがりなしの・・・・二人麻雀・・・・17歩・・・・!」

村岡「ルールはこんなところざんす・・・・」

アカギ「急いでいるんだ・・・・始めようか・・・・」

村岡「コココ・・・・!素晴らしい・・・・用意するざんす、とりあえず1000ばかり・・・・!」

黒服「はっ・・・・!」

アカギ(ククク・・・・)

村岡「ではスタートざんす・・・!」


「17歩・・・・!」

村岡「基本レートは・・・・100から・・・・!」

アカギ「ふーん・・・・」

村岡「時間もないようざんすからね・・・!」

アカギ「そうだな・・・・」

バサッ

村岡「カカカっ・・・・!ざんす・・・」ニタァ

三好(100万・・・・・・)

村岡「上がったときの役によっては100が150は300なんてこともあるざんす・・・・!」

村岡「よろしいざんすね・・・・?」

アカギ「わかってますよ社長・・・・」

村岡「ククク・・・・」

古谷「本来・・・・初っ端の100などアカギには無理・・・・!
   増してはこの男、アカギは・・・・」


古谷「100しか持ってきていないのだ・・・・!」

古谷「ヘタをすれば全財産がこの1勝負
   初戦で消えるかもしれない、そんな基本100を受けれるはずがない・・・・が・・・・」

古谷「必勝なら別っ・・・・!」

―――――――――――――――

前田「対戦相手の牌を俺が社長に知らせてるんです・・・・」

三好「そして今回は僕がアカギさんに社長の牌を普通に見て教えるんです・・・・!」

アカギ「ふーん・・・・」

三好「そうやって荒稼ぎしてる社長を一緒に退治しましょう・・・・!」

アカギ(ククク・・・・)

―――――――――――――――

村岡「どうした・・・?ジャンケンだよジャンケン・・・・!」

アカギ「ああ…」


村岡「チョキ」 アカギ「グー」


古谷「まさに先手必勝」

村岡「口がネチャネチャする、三好…ブラック買ってこい・・・・!」

三好「え・・・!?」

村岡「走れっ・・・・!三好・・・・!」

三好「は・・・・はいっ・・・・!」


古谷「砂時計を用いた自牌整理終了・・・・!」

黒服「そこまで・・・・!」

村岡「よろしいか・・・・?」

アカギ「初めていいか、社長・・・・」

村岡「どうぞ・・・・」

アカギ「8ソウ 、リーチ・・・・!」ポイッ

古谷「次順アカギ、北を連打・・・・・」

村岡「確かに暗刻(3つ同じ牌)なら一度の危険で2度安全を買える・・・・!さらにその牌ならドラに表示されているので安牌確定っ・・・!」

アカギ「どうぞ社長・・・・」

村岡「ではこちらも暗刻落としの3枚目の牌を・・・・」

古谷「1牌と続き、2牌目…そして3牌目を打牌した時だ・・・・」

アカギ「ロン」カチャン

村岡「え・・・?」

アカギ「ルールの確認と、慣れたかったのですよ・・・・社長・・・・」

村岡「そう・・・ざんすか・・・・」ピクピク

三好「ただいま戻りました社長っ・・・!」

村岡「丁度良かった・・・・!ブラックを・・・これだこれだ・・・・!」

アカギ「ククク・・・」

古谷「アカギの目的は時間稼ぎだ・・・・1牌目であがらず、3牌目まで引っ張っぱる・・・・
   暗刻落としをすることを察していたのだ・・・・・」

三好(普通にあがってるしこの人・・・・・)

三好(アカギさん・・・・!社長の待ちはピンズです)チラッチラッ

アカギ「・・・・」

村岡「これなら・・・・」

アカギ「ロンっ・・・・メンタンピン三色ドラ1、跳満だ・・・・・」

村岡「くぅ~~~~~~~・・・・・・・・!」


古谷「前田も社長に合図を送るが、三好も合図を送る。そしてそれに従い動き上がるだけ、まるで猿芝居だ・・・・」

古谷「負け続けている村岡だが、実は違う・・・・
   こうやって負けて客を喜ばせ、熱くさせレートを上げて相手を潰す・・・・
   いわば今は接待麻雀である・・・・」

アカギ「ロンっ・・・・タンヤオドラドラ、満貫だ・・・・」

古谷「こうして勝ち続けて、アカギの所持金は800万まで獲得した・・・・
   昭和40年の800万は現在の資産価値に換算して8千万である・・・・
   ただし今は平成10年の800万・・・・!」

扉「」ガチャ

?「フフ・・・ククク・・・・」

アカギ「・・・?」

村岡「おおっ・・・!坊っちゃん・・・・!ようこそようこそ・・・・!
   入ってどうぞ・・・・!」


ヌッ・・・

村岡「凛々しい・・・!圧倒的凛々しいっ・・・・!」

?「カカカ・・・・!そういう社長はいつみてもひでぇー悪党面だな・・・・!」

村岡「坊っちゃん・・・・・・!」

?「大勝負だから覗きに来たんだ。勝ってんだろ・・・・・?」

村岡「いや・・・それが・・・・全敗でして・・・・」

?「あ・・・・?負けてんの社長・・・・」

女「和也ー重いよー」

女2「ふぅ・・・」

アカギ「・・・・?」

村岡「ソファー早く・・・・・!」

黒服「はいっ・・・・!」

黒服「どうぞ・・・・!」

和也「お・・・・!ぷはー・・・・・ククク・・・・」ジロジロ

アカギ「ジロジロ見るな気色悪い・・・・・」

村岡「なっ・・・・!?」

ざわ・・・ざわ・・・・

黒服「お前・・・・!」

和也「待て・・・・」

アカギ「・・・・」

和也「あんた金持ちなんだって・・・・!・・・・・・・・・嘘つくなよ赤木しげる・・・・」

アカギ「・・・・」

和也(あんな債務者共とゲームしてたんだ・・・・、だが黙っといてやるよ・・・・・!)

アカギ「どりゃどうも・・・・」

和也「社長・・・あまり舐めないほうがいいかもしねえな・・・・この兄さん・・・・・・」


和也「結構手強いぜ・・・・・!」


古谷「勝負再開、だが流れはアカギにあった・・・・
   この後も流れに任せ上がり続けていた・・・・」

村岡「これざんす・・・・!」

トンッ

古谷「アカギのロン牌である・・・・・・」

アカギ「・・・・・」

古谷「だがアカギ、動かず・・・・社長の動きを見る・・・・・」

三好(アカギさん・・・・どうして・・・・!?)

古谷「それどころかアカギ・・・・」

アカギ「・・・」

トンツ


三好(あっ・・・・!)


古谷「なんとアカギは村岡のロン牌を吐き出した・・・・・!」

村岡「いやいや・・・・参ったざんすね・・・・・!」

アカギ(ククク・・・・!)

村岡「そんな厳しい所を通されたら・・・・いやいやいや・・・・!」

アカギ(面白い・・・・!強欲・・・・!いくら奪う気でいるのか楽しみだ・・・・・!)

>>17 アカギ「どりゃどうも」ってなんだよ・・・・!焦って噛むなよ・・・・!


古谷「結局この局もアカギがあがり、金を手にした・・・・」

アカギ「ロン・・・・・」

村岡「ぐっ・・・・!」

古谷「結局村岡は一勝もできずにアカギの所持金は1300万となっていた・・・・
   昭和40年の1300万は現在の資産価値に換算して約1億3千万である・・・・
   ただし今は(ry」

アカギ「ふぅ・・・もうこんな時間か・・・・」

村岡「え・・・・?」

アカギ「せっかくいいところですが、後がつかえているのです・・・・」

村岡「!?!??」

アカギ「名残惜しいですが、今日はここまでにしましょう・・・・・」

村岡「えええええええええ~~~~っ!?!?」

三好(っっっ・・・・・!?!?)

村岡「ああ~~~~~~?」チラッ

三好(・・・・・・・・・・・)

アカギ「ククク・・・・・」

安価までミスる致命的

村岡「勝負はまだ序盤・・・・!」

アカギ「物足りないですが・・・・」

村岡「中途半端な・・・・!立たせない・・・・!立たせませんよっ・・・・!そりゃあ立たせない・・・・!」

アカギ「・・・」

村岡「勝負はここからが本番でしょ・・・・・アカギくん・・・・・!」

アカギ「はぁ・・・仕方がないですね・・・・・」

村岡「では勝負を濃密にしましょう・・・・!10倍レート・・・・!1千万・・・・!!!」

アカギ「いいだろう・・・・受けて立とう・・・・」

村岡「おお・・・!出まくる・・・!ドーパ(ry」

女「1千万だってすごいねぇ和也・・・・」

和也「二人にとっては端金(はしたがね)だからな・・・・!」


和也(いよいよ本番・・・・・!お手並み拝見だ・・・・!)


古谷「だが今の村岡に流れはなかった・・・・、三好と前田のイカサマもあって上がることはできなかった」

アカギ(3千万・・・とりあえず安全圏か・・・・・)

村岡「次ざんす・・・・!」

アカギ「・・・・」カチャカチャカチャ

黒服「3分そこまで・・・・・!」

前田(ここまでしか読めませんでした・・・・・!)

村岡(ぐぅぅぅ・・・・・・!)

三好(ピンズですピンズ・・・・!ピンズで待ってます・・・・!)

アカギ(ふーん・・・・)






アカギ「3マン」トンッ

三好(あぁっ・・・・・!)

村岡「間違いない・・・・!」

カチャン

村岡「ロォーンッ・・・・・!リーチタニャオ三色ドラ1・・・・!満貫なり・・・・!」

アカギ「あらら・・・・」

村岡「どうです坊っちゃん・・・・!裏ドラ・・・・!乗らずぐぅっ・・・・!満貫止まり・・・!」

古谷「三好の見落とし・・・・!致命的ミスである・・・・!」

村岡「厳しかった・・・!見ての通り打つ牌がもうなくなってね・・・・!」

カチャン

アカギ(ククク・・・・やっぱりな・・・・)

村岡「三好もほら・・・・!」

アカギ(俺のロン牌で固まっていた・・・・ククク・・・・)

ガチャン

村岡「! そう苛つかないでアカギくん・・・・!たまには勝ちますわ・・・・わしも・・・・!」

和也(初勝利じゃねえか・・・・・!コココ・・・・!)

古谷「次局、流れを掴んだのは村岡だった・・・・!」

村岡「ロンっ・・・!ざんす・・・!」

アカギ「・・・」

三好(アカギさん・・・!ごめんなさい・・・・!)

村岡「まだもや満貫止まりか・・・・!」

古谷「アカギ、まさかの2連敗・・・・」

アカギ「手持ちが足りないな・・・」

村岡「外で待っている人を呼ぶざんす・・・・!待つざんす・・・!」

和也「忙しそうだから俺が貸してやるよ・・・・」

アカギ「どうも・・・・」

和也「いちいち貸してとか言われるのも面倒だ、一気に持ってけ4千万・・・・!」

村岡「おお・・・・!」

和也「女ども出て行け、こっからはダメだ」

女「ええー・・・・!」


村岡「わしも圧倒的心服っ・・・!男気っ・・・・!感動っ・・・・!」

和也「まぁ返せない時は体で払ってもらうけどな・・・・」

アカギ「ふーん・・・・」

村岡「ああ・・・・!お恥ずかしい!」

三好「は・・・・?」

村岡「これには2千万賭けざるをえない・・・・・!」

アカギ(ククク・・・・!)

アカギ「1千万でも俺はかまわないぜ・・・・」

村岡「小さい・・・・!4000張ると考えなのか・・・・・・?
   みみっちすぎる・・・・!卑屈・・・・!卑小・・・!ヘタレのわしも・・・・
   つまり・・・さすがに・・・・!決した・・・・!」

「ここは4000万張り・・・・・・・!」





古谷「アカギはこれを狙っていた・・・・カウンターを決めさせ村岡を勢いに乗せること・・・・・」

黒服「せっかくコツコツ1000万ずつ勝って蓄えた・・・・・」

村岡「言うな・・・・!そういうのあみみっちすぎる・・・!と言っているのだ・・・・!」

黒服「はぁ・・・・しかし17歩は運否天賦ですから・・・・!」

村岡「無論わかっとる・・・・!百も承知だ・・・・!」

黒服「でしたら・・・・!」

村岡「だがわしの魂が呼応してしまった・・・!アカギくんと坊っちゃんの男気に・・・・!
   となれば張るしかないだろう・・・・!受けて立つのだ・・・・・!」ドンッ

アカギ(ククク・・・・面白い・・・・)

アカギ(その魂が本当に呼応しているなら・・・・三好と前田を俺に近づけなかっただろうな・・・・)

アカギ「熱くなている所悪いが、俺は一度も4000万で勝負するとは言っていないが・・・・」

村岡「ええーーーっ・・・・!せっかくの・・・・この小心者のわしが・・・富豪のアカギくんの・・・・!」

アカギ「冗談ですよ…受けて立とう・・・・4000万・・・!」


村岡「この開いた山が・・・・満貫にできなければ4000万は消える・・・・!」

アカギ「・・・・・」

村岡「コココ・・・・!」

和也「返せない場合はこの欠損ルーレットに従ってもらうからな・・・・カカカッ・・・・!」

アカギ「面白い・・・・」」


古谷「こうして4000万を賭けた勝負が始まった。」

古谷「度重なる三好のミス・・・・それにアカギは翻弄されたように見えた・・・が・・・否
   アカギには別の目的があった・・・・!」

――――――――――

アカギ「金の分配は・・・・」

三好「そ・・・そりゃ・・・・!」

アカギ(ふーん・・・・そいうことか・・・・
    俺をハメに来たのか・・・・)

前田「アカギさんを多めに・・・・!」

アカギ(俺の分配量なんでどうでもいいんだからな・・・・)

―――――――――

三好「アカギさんは沼パチで7億手に入れたんだ…たとえカイジさんが多く取っていたとしても・・・
   それでも2億は持っているはずだ・・・・僕らにも貰う権利はある・・・・・!」

村岡「そうざんす・・・そんなマナゴト卒業ざんす・・・・!やつが大金を持っていたのならそれはもう確定ざんす・・・・!」

三好「当然・・・・!これくらいは当然・・・!受け取るべき金っ・・・・!」

古谷「アカギは最初から三好と前田のことを信用していなかった・・・・
   そもそもこのイカサマの欠点にアカギは気がついていた・・・・」

前田『社長に流すアカギさんの手牌は嘘です』

古谷「この嘘の情報を与えるという作戦・・・これはアカギには確認不可能であった・・・・」

三好『社長の手牌を目線で教えます・・・・!』

古谷は「三好のこのサインをアカギは一切信じず、最初から自分の考えのみで動いていた・・・・
    サインを見るのは、ちょっとした答え合わせ程度だ・・・・・」

アカギ(イカサマせずにしていたほうが、あんたらにも勝ち目はあったかもな・・・・)

古谷「否、そんなものはない・・・・・!」

古谷「次局も流局、どちらもロン牌を吐き出すことはなかった・・・・
   それにより掛け金は倍の8000万と膨れ上がった・・・・・
   昭和40年の8000万は現在の資産価値に換算して約8億である
   ただs(ry」

村岡(なぜアカギは振り込まない・・・・残っている牌では吐き出してもおかしくない・・・・)

アカギ「ククク・・・・・」

古谷「アカギには端からあがる気などなかった・・・・ 
   アカギの手はテンパイにもなっていない・・・・
   危険牌のみを固めた手・・・・
   村岡は地雷など無いただのサラ地を一人歩いていただけなのだ・・・・・!」

村岡(こいつ・・・・気がついたのか・・・・・狩られる狐であることに・・・・・)

アカギ「ふぅ・・・助かった・・・・」

村岡(しかしこの安堵・・・・演技・・・?どこまで気がついている・・・・)

古谷「アカギの手牌がテンパイになっていないのであれば前田から村岡に伝わるはずだが・・・・
   それはできなかった・・・」

アカギ「・・・」チラ

カチャッ

前田(え?もう?見えない・・・・!)

古谷「かつてニセアカギのしていた一瞬だけ見て伏せを活用してアカギは手牌を整理していた・・・・
   さらにコーヒーを左手に持ち肘を付ける体制・・・完全なる前田潰し・・・・
   見えるのはほんの一瞬・・・・自信も持てない前田は村岡には大きな情報は流せない・・・・」

村岡「ぐぬぬ・・・・・!」

アカギ「ククク・・・」

古谷「アカギにとっては楽であった・・・・安牌を振込みただ次局に流すだけ・・・・・」

三好(見てください・・・・見てください・・・・!アカギさん・・・・!)

アカギ「・・・?」チラ

三好(やった・・・・!ソーズの5以上で待ってますよ・・・・・!)チラチラ

アカギ「フ・・・・」

古谷「アカギは暴挙にでた・・・!」

アカギ「ローソウ」ドンッ

村岡「!?」

三好「!?」

>>34 手牌どれでも捨てれるからリーチのこと忘れてたわ、圧倒的謝罪っ・・・・!


古谷「次順、アカギはソーズを連打・・・・この行為は言わば宣戦布告・・・・!
   二人の裏切りの認知を村岡や全員に発声したようなもの・・・・!」

村岡(このガキィ・・・・!いつから・・・・!)

アカギ「ほら社長・・・・残り2順です・・・・ククク・・・」

村岡(まさかこのガキ・・・・わしが勝ったのは、こいつに勝たせて貰っていたというのか・・・・!)

三好(あ・・・・アカギさん・・・・・・!)

村岡「勝負はまだわからない・・・ざんす・・・!」

古谷「ここで村岡、すり替えを実行する・・・自分の手牌を捨てるときに2枚持ち・・・・
   打牌した時に、捨て牌と隠している牌をすり替える・・・・
   待ち牌を変更したのだ・・・・・」

三好(あれ・・・・あっ・・・・!)

古谷「あまりの手際の良さに後ろで見ていた三好は黒服も気が付かなかった・・・・
   増しては対面のアカギには距離もあり手の死角がある・・・・」

村岡(捨てるざんす・・・・!ソーズ・・・・!)

古谷「否」

アカギ「通らず・・・・」トンッ

村岡「なっ・・・!」

古谷「打ち捨てられたのは萬子、すり替える前の村岡の待ち牌である・・・・!」

村岡「」グニャ~


「結局この局も流局・・・・・」


  

古谷「とうとう賭け金は1億6000万と上り詰めた
   昭和40年の1億6000万は現在の資産価値に換算して16億である
   t(ry」

アカギ「ククク・・・」

和也「受け取れアカギ・・・・さらに8000だ」

アカギ「どーも・・・・」

村岡(今までこのガキに踊らされていたというのか・・・・このわしが・・・・!)

和也「ククク・・・・!何ボォーっとしてんだ貴様らっ・・・・!金だよ金っ・・・・!」

黒服「・・・・!?」

和也「用意しろっそっちも・・・!」

黒服「あ・・・は・・・・はいっ・・・!」

村岡「お・・・お前たち・・・・!」

和也「あるはずだ・・・・ちらっと見えたが、まだまだそれぐらいの金は・・・・!」

札束「」ドンドンドンッ


村岡「かはっ・・・・!!かはっ・・・!かはっ・・・・!」

古谷「村岡にとってはまさに無法・・・・・・・非道・・・・非情な賭け・・・・!」

和也「おいおい、オタオタするなよ。あんたは・・・・・!」

村岡「うっ・・・・!」

和也「イカサマ17歩で巻き上げた金なんだろ・・・・!不正な強奪金・・・!泡銭だ・・・・!」

村岡「がっ・・・!(何を言うっ・・・・!)」ギリッ・・・

和也「二人共固まってどうした、ビビってんのか・・・・」

アカギ「逆だっ・・・・燃えてきた・・・・・!」

村岡「ぐっ・・・・!」

アカギ「社長・・・・始めましょう・・・・」

村岡「ぐっ・・・・」

アカギ「数分後どちらかが圧倒的かつ壊滅的なダメージを受ける・・・!」

ガシャン

村岡「わ・・・・・渡してたまるか・・・・!わしの1億6千・・・・!」

アカギ「ククク・・・!」

村岡(こんなガキより・・・わしのほうが強い・・・・!・・・!)

村岡「なんか可哀想ざんすね」

アカギ「?」

村岡「いやいや・・・・坊っちゃんはマジってこと・・・!
   金がなければ切り刻まえる・・・・!泣き叫ぼうが惨状を考えると正直・・・・」

アカギ「ククク・・・・!ムダだ・・・・!」


アカギ「通じねえよ それ 社長・・・・!」

アカギ「これが博打だろ・・・・?
    さらにレートを上げてもいいんだぜ・・・・?」

村岡「悪魔が・・・・!」

古谷「大金の掛かった勝負・・・・アカギが負けた場合それは死を意味する・・・・」

アカギ「ドラ表示牌、1つズレてるぜ・・・・?」

村岡「ああ・・・!?」

アカギ「砂時計は動いてるぜ・・・・」

村岡「わわっ・・・!」ガシャーン

アカギ「急げ急げ・・・・!」

前田「・・・・」

アカギ「どうせ見るなら、直接見に来たらどうだ・・・前田・・・・」

前田「な・・・!?」

古谷「前田はアカギの恐ろしさを知っている、命を失うことも恐れず、その非情さも・・・・」

前田「・・・・」

古谷「だが前田は前に出ない・・・・その場所から出ることも恐れている・・・・」

村岡(でかした前田・・・・!)

古谷「だが手牌を一切開かないアカギには無力である・・・」


古谷「アカギは前田に手牌を見せず・・・また一瞬にして手牌を完成させ伏せた・・・」

前田「ぐ・・・!」

古谷「完全な前田潰しである・・・・それは三好も同然・・・・もはや立っているだけだ・・・・!」

村岡「このガキ・・・・なぜ振り込まないざんす・・・!」

和也(コココ・・・・!おもしれえ・・・・!)

アカギ「ククク・・・」

古谷「先行村岡・・・・」

村岡「たぶん安牌・・・!」

アカギ「!・・・ククク・・・・・」

村岡(っ!・・・ビビらせやがって・・・)


古谷「なんと1億6000万の勝負まで流局・・・!」

村岡「」ポカーン・・・

古谷「3億2000万の勝負となった・・・・!
   昭和40年の3億2000万は現在の資産価値に換算して32億である
   (ry」

和也「安心しろよアカギ・・・・社長・・・・・!おいっ・・・!」

黒服「はいっ・・・!」

村岡「え・・・!?え・・・!?」

アカギ「金は頼む、俺はちょっとトイレだ・・・・」

村岡「もはやわしまで命が・・・・!?」

前田「社長・・・・」

村岡「お前はちゃんとあのガキの手牌を見ておけば・・・・!」

前田「すいません・・・・」

村岡「あのガキ・・・さっきは何でまっていたんだ・・・・」


古谷「この時、村岡に電流走る・・・・・」


前田「ああぁ・・・・!」

村岡「わしの・・・最初の打牌・・・・・!」

古谷「アカギは上がることができていたのだ、だがあがらずに次局に流した・・・・」

村岡「・・・・・・・・・・」


古谷「もはや村岡の精神状態はおかしくなっていた・・・・」

村岡「三好・・・前田・・・・!いますぐアカギを止めてこい・・・!」

三好「ええ・・・!?」

村岡「謝罪でもなんでもしてやめさせてこい・・・!」

前田「そんな・・・!」

村岡「いいから発射・・・!発射ざんす・・・・!」

三好「は・・・はい・・・・」ガチャン


村岡「どうにかしなければ・・・たとえ牌を入れかえても・・・・流局をしてくる・・・」

――――――――――――――――

アカギ「ふぅ・・・」スパー

三好「アカギさん・・・・・!!!!」

アカギ「どうした三好、前田・・・・!」

前田「さきほどはすみませんでした・・・・!今度こそ一緒に・・・・!」

アカギ「断る・・・それにこれは俺と社長の戦いだ、どちらかが死にどちらかが生きる・・・・・!」

三好「どうしてああたはまた僕らを裏切るんですか・・・・!」

アカギ「くだらない・・・・」スタスタ

前田「・・・待てこの野郎・・・・!」ダッ

三好「前田さん・・・!だめです・・・・!」

アカギ「ククク・・・」フワァ

前田「え・・・?」

ドゴォ

アカギ「戻りましたよ・・・社長・・・・さぁ続きと行きましょうか・・・・・」

和也「金の準備はできたぜ・・・・・思う存分やってくれ・・・・!」

村岡「悪魔が・・・・」ガタガタガタ

古谷「勝負とは賭けているものによって質が変わる・・・・増してはそれが命ならば・・・・
   大胆な行動などできない・・・・・」

村岡「ぐぅ・・・・・!」

古谷「手中の牌がすべて危険牌に見える・・・・疑えば疑うほど沈んでいく・・・・底なしの沼へ・・・・・」

アカギ「俺は萬子で待っているぞ、社長」トンッ

村岡「な・・・・!」

古谷「分岐路に立たれた看板は答えなのか、妖精のイタズラか・・・・・
   道の先は暗闇・・・・・確かめるすべもない・・・・
   一度入れば戻るのことできない闇・・・・!」

村岡「がっ・・・がっ・・・!」

古谷「正常な判断できなくなると、思いがけない行動になる・・・・
   光に希望を求め・・・炎に飛び込む蛾となる」

アカギ「ククク・・・・」

古谷「盛り上がった土もわからなくなる・・・・誤った逆転の発想・・・・自ら踏みに・・・」




古谷「残り1順、村岡の打牌である」

村岡(もしやまた流局狙い・・・?強欲な・・・いや怯えているのか・・・!)

アカギ「・・・」

村岡(そうか・・・ノーテンの手牌なんだ・・・・だから・・・吐き出さないざんすね・・・
   ロン牌を・・・・!)

村岡「この臆病者が・・・・・!」ドンッ

アカギ「ククク・・・」

村岡「流局ざんす・・・・!もうお引き取り・・・・!」

アカギ「ロン・・・・」ジャラ

村岡「・・・・え?」

アカギ「その気の緩みがあんたを殺した・・・・」

和也「・・・」ニタァ

アカギ「三好と前田を黙らしておいて正解だった・・・おかげでイカサマだと騒がれなくて済みそうだ・・・・」

村岡「まさかっ・・・そんな・・・!」

和也「こりゃ勝負ありだな社長・・・・!普通にやって負けたんだ・・・・」

村岡「そんなもの賭けていない・・・・!こんな金額無法っ・・・・!違反っ・・・!」

アカギ「ククク・・・・・」

村岡「ばーか・・・!だめに決まってんだろ負けもクソもあるか・・・!」

和也「あのな・・・・あんたは別に欠損ルーレットしなくてもカジノの借金としてやってくれればいいんだしさ・・・・」

村岡「家も金も渡さないっ・・・!介入っ・・・1警察介入・・・!逮捕・・・!数々の非道っ・・・!仕打ち・・・!」

和也「あ?」

村岡「ごめんなさい・・・」

途中で金額間違えた


アカギ「裏ドラ・・・・」

和也「そうだったな・・・・」カチャン


和也「あ・・・・・・?」

前田「裏が乗って・・・・ドラ4・・・?と・・・・え・・・?」

和也「3倍満・・・・つまり・・・・」

村岡「3億2千万の3倍・・・・・・・9億6千万・・・・・・!」


ぐにゃぁっ・・・・・・




アカギ「カイジより稼いだな・・・・・」スパー

村岡「いやだぁぁぁっ・・・・・!」

和也「連れて行け・・・・・・こりゃあ借金なんてレベルじゃねえな・・・・!」

黒服「」ざわ・・・ざわ・・・

三好「・・・・」

アカギ「おい三好・・・・」

三好「ひっ・・・・はい・・・・・!」

アカギ「借りた50円、2倍にして返す、100円だ・・・・・」ポイッ

チャリーン・・・・・・

三好「・・・・」

アカギ「お前は俺がカイジとの沼パチの金で豪遊してたとでも思ったんだろ・・・・・」

三好「だってそうでしょうが・・・・・」

アカギ「確かに俺はあの日、カイジと一緒に外に出て借金返済の当てを探していた・・・・・」

カイジ『一条覚悟しておけ・・・・・・!』

坂崎『沼攻略がんばるぞ・・・・!』

アカギ『ルーレットで借金分溜まったから、パチンコしておくか・・・・ククク・・・・』

――――――――――――――――

坂崎『インチキ・・・!インチキ・・・!ここが諸悪の根源・・・・!しねぇ!!!』ドガバキィ

村上『この野郎・・・・!』

アカギ『・・・』ジャラジャラジャラ

――――――――――――――――

カイジ『誰か・・・・!俺に金を・・・・・!もうすこしなんだ・・・・!誰かーっ・・・!!!』

アカギ『・・・』ジャラジャラジャラ


――――――――――――――――

アカギ「俺は一切カイジとは協力していない・・・・」

三好「」

アカギ「今回の軍資金は、友達から10万借りてそこからルーレットで100にだけして来た・・・・・・」

前田「」


アカギ「じゃあな・・・・・」タバコポイ


アカギ「借りた10万返しに来た、8億ぐらいお前の金だ・・・・・」

治「こんなの恐ろしすぎて受け取れませんよ・・・・・!勘弁してくださいよアカギさん・・・・・!」


古谷「昭和40年の9億6千万円は現在の資産価値に換算して96億である
   鷲巣戦を超えた額・・・・!
   ただし現在は平成・・・・・・・!」











―――おまけ ワンポーカー


和也「もう一勝負しないかアカギ・・・・・」

アカギ「いいだろう・・・・・」


約60分後


和也「アカギィ・・・・・・・!助けてくれぇ・・・・・!」

アカギ「通らず・・・・・。」





鳴きがないから進展が思いつかない、もはやネタ切れ。福本もこんな気分だったかもしれない

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