アカギ「鎮守府…?」(24)
アカギさんが赤城さん達と深海棲艦をぶっ潰すお話です
アカギ「俺が提督‥‥ね」
「引き受けてはくれないか?」
アカギ「やだね‥‥興が乗らない」
「もし‥‥深海棲艦をお前が絶滅したならば‥‥」
「どんな望みも叶えてやろう」
アカギ「へぇ‥‥」
アカギ「‥‥‥‥」
「場所はここだ、やる気があるのなら明日正午にそこへ迎え」
アカギ「‥‥‥‥」
~翌日正午~
アカギ「‥‥‥‥」
アカギ「‥‥」
赤城「あ、あの‥‥」
アカギ「赤城さん、でいいの?」
赤城「はい‥‥貴方が新しい司令官さんですか?」
アカギ「司令官‥‥?ああ、そんな感じなのね」
赤城「‥‥‥‥?」
アカギ「まあ、よろしく赤城さん」
赤城「はい!よろしくお願いします!」
アカギ「で‥何すればいいの?」
アカギ、この時完全に無知。
赤城「え、えと、まずは施設の案内をさせて頂きます」
アカギ「施設‥‥?」
しかしアカギの前に写っている建物、これは台風なんかくれば朽ち果てそうなボロい建物
赤城「実は私達の鎮守府、私含めて2人しか居なくて‥‥」
アカギ「ふーん‥‥」
赤城「では付いてきて下さい」
アカギ、赤城に言われるがままに中へ
アカギ「ねぇ」
赤城「は、はい!」
アカギ「2人だけで住んでるの?」
赤城「はい、もう1人もすぐに来ますよ」
アカギ、何か協力な者が来るのを感じていた
言うならば運の塊、そんなものが近づいてくるような
雪風「赤城さーん!今日もお魚大量ですー!」
アカギ「‥‥‥‥?」
アカギは確かに感じている
この少女から感じる大きな力
いるだけで溢れかえる気配
アカギ「君、博打か何かしてた?」
雪風「ばくち?」
赤城「雪風ちゃん!!新しく来てくださった提督さんですよ!!」
雪風「本当ですか!?」
アカギ「‥ああ」
雪風「わー!!よろしくお願いします!!」
アカギ、困惑
明らかにただの子供、しかしただならぬ気配
赤城「そう言えばお名前を聞いてませんでしたね」
アカギ「赤木しげる」
赤城「ふぁっ!?貴方も赤城ですか!!」
アカギ「漢字が違うんだな、これが」フッ
アカギ、意味の分からないドヤ顔
赤城「で、では私も!第一航空戦隊の赤城です!制空争いならお任せ下さい!!」
アカギ「制空‥‥?航空‥‥?」
分からない、それも当たり前
普通分かるものではない
赤城「アカギさん、高校はどこを?」
アカギ「行ってない」
赤城「!?」
この時、赤城に電流走る‥‥‥‥!!
無知‥‥!!この提督は知識が一切無い‥‥!!!
赤城「で、では後ほど色々お教えしますよ!」
アカギ「‥‥‥‥」
雪風「私は駆逐艦!!雪風です!!よろしくお願いします!!」
アカギ「駆逐艦‥‥?」
赤城「それも後ほど‥‥」
アカギ「頼むよ」
この時アカギ、意外に素直
赤城「では、施設をご案内します」
~工廠~
赤城「ここで私達、艦娘を作ったり装備を作ったりします」
赤城「妖精さーん」
妖精「ヤア」
アカギ「‥‥‥‥クク」
アカギ、現実離れしていて笑みを浮かべる
妖精「ヨロシクナ」
アカギ「ああ、よろしく」
赤城「では、折角ですし艦娘を建造してみましょうか」
雪風「わー!!久しぶりのお仲間さんです!!」
アカギ「どうやって作るの?」
赤城「基本的には燃費、弾薬、鋼材、ボーキサイト、この4つの資源を妖精さんに渡して作ってもらいます」
赤城「それぞれの資源の分量によって生まれてくる艦娘は違いますよ」
アカギ「‥‥!」
ここに来て運要素の内容が来る
しかし何が良くて何が悪いか分からない
アカギ「‥‥‥‥上限は?」
赤城「基本的には999が上限値ですね」
アカギ「今ある資源は?」
赤城「大体全部300位ですね」
アカギ「‥‥‥‥」
考える
何が良くて何が悪いか
でも分からない
アカギ「燃料250弾薬130鋼材200ボーキサイト30」
赤城「そ、そんなに大丈夫ですか?」
アカギ「いい‥いいんだ」
直感‥‥!!完全に直感‥‥!!!
なんとなく頭に浮かんだ数字‥‥!!!
無策‥‥!!!!
赤城「で、では妖精さんよろしくお願いします」
普段のアカギからは考えられない
分からないにしろもう少し考える‥‥!!
しかし運に頼る‥‥!!
完全に直感‥‥‥‥‥‥!!!
妖精「アトサンジュップンクライカナ」
アカギ「赤城さん、次の場所よろしく」
赤城「は、はい!」
雪風「私はお庭に行ってます!!」
~ドッグ~
赤城「ここは私達の疲れを癒す場所です」
アカギ「怪我なんかも治るの?」
赤城「どんな重症でも生きてれば完治します」
アカギ「へぇ‥‥そりゃすごい」
今更ですがキャラ崩壊注意です
カイジは大型建造で泥沼にハマる
>>13 でも最後は引きそうww
赤城「人間には効果無しですよ」
アカギ「そりゃあそうだ」
赤城「では次に‥‥」
~司令室~
赤城「ここが赤城さんのお部屋です」
アカギ「ここは綺麗なんだ」
赤城「ええ、朝に掃除しましたから」ドヤァ
こっちの赤城もドヤ顔
この2人、意外に噛み合っている
アカギ「‥‥タバコ、いい?」
赤城「ええ、大丈夫ですよ」
アカギ「‥‥フー」スパー
アカギ、なんとなく理解している
恐らく命を張るのは自分では無く艦娘
それが嫌だった、自分には報酬があるのに自分は傍観、許される筈が無い
アカギ「なあ」
赤城「はい?」
アカギ「俺はここで何をすればいい?」
赤城「私達に的確な指示を下さい」
アカギ「‥‥‥‥」
赤城「では最後に、この鎮守府にしかない、特別な場所に案内しましょう」
アカギ「特別‥‥?」
赤城に言われるがままに向かう
赤城「遊戯場です」ドドドヤァ
赤城、信じられないレベルのドヤ顔
最早慢心の塊であった
アカギ「へえ‥‥麻雀もあるんだ」
赤城「昔は、4人居たんですけど‥」
アカギ「雪風と赤城さん、できるの?」
赤城「雪風‥とはちょっとやりたくないですね」
アカギ「後でやろうよ‥クク‥‥」
アカギ、何かに勘づく
雪風が来た時の違和感
この赤城の反応
赤城「半荘程度なら‥」
アカギ「ククク‥‥」
赤城「ザッとこんな感じですが分かりましたか?」
アカギ「ああ‥‥」
アカギ、実はワクワクしていた
職場で麻雀ができる
その上強者がいる可能性
妖精「オイオマエラ」
赤城「あら、妖精さん」
妖精「デキタヨ」
赤城「提督!!新しいお仲間ですよ!!」
アカギ「‥‥」
~工廠~
島風「よろしくお願いしまーす!!」
赤城「はい、よろしくね!」
アカギ「よろしく」
島風「貴方が提督さん?」
アカギ「そうだ」
アカギ、この時思う
最近の子供の趣向が分からぬと
雪風「初めまして!雪風です!!」
島風「よろしくね!」
赤城「では、せっかくですし正面海域に向かいましょうか」
アカギ「何すんの?」
赤城「島風ちゃんに慣れてもらうのと索敵です」
アカギ「ふーん‥‥‥‥」
アカギ「クク‥‥俺も連れてけ」
赤城「い、いや‥それはちょっと‥‥」
アカギ「邪魔はしねぇよ」
赤城「‥‥‥‥」
赤城、考える
この人間は普通の感性ではない
自分も昔、それなりに修羅場を潜ってきている
わかる‥!気配、匂い、そして空気‥‥!!
赤城「分かりました、ですが前には出ないで下さい」
アカギ「わかってるよ‥クク‥‥」
島風「抜錨だー!!」
~正面海域~
島風「はっやーい!!」
赤城「ふふ‥‥」
雪風「~~♪」
アカギ「何もいないな」
赤城「ブフッ‥小型の船があって良かったですね」
アカギ「ああ‥」
考えて見て欲しい
あの悪人面のアカギが女の子3人と船で移動してる姿を
似合わない、とてつもなく似合わない‥!!
赤城「偵察機、発艦します」
アカギ「それ、どうなってんの?」
赤城「私にも分かりません」
アカギ「‥‥‥‥」
アカギ「東からなんか来るぞ」
赤城「?偵察機から報告はありませんが‥」
アカギ「いいからなんか構えておけ」
赤城「はぁ‥」
赤城は気づいていない
しかしアカギ、気づく
五感が研ぎ澄まされていたアカギは気づいた
イ級「キシャアアア!!」
赤城「ッ!」
赤城「発艦!!」
イ級「ワイガナニシタンヤ‥」ドーン
アカギ「ほら」
島風「おうっ!?びっくりした‥‥」
雪風「どっちのあかぎさんもすごいです!!」
赤城「目が利くんですね」
アカギ「気配だよ、気配」
アカギ「殺気を感じなかった?」
赤城「いえ全く!」
慢心‥!!圧倒的慢心‥!!!
慢心の塊どころか慢心そのもの‥!!!
this is mansin‥!!!!
アカギ「やれやれ‥」フッ
赤城「とりあえず鎮守府に帰りましょう」
アカギ「まだだ、まだ索敵だ」
赤城「え‥?もう敵は倒しましたよ?」
アカギ「あんなの雑魚」
アカギ「まだ‥いるんでしょ?強いの」
赤城「そりゃあまあ‥深海棲艦は数えられない程いますから‥」
アカギ「なら続行、索敵だ」
赤城「‥‥分かりました」
アカギ、雑魚に用無し‥!!
しかし赤城、既に空腹‥‥!!!
だが失態を挽回したいが為に我慢‥!!!
これが吉と出るか凶と出るか‥‥
雪風「あっ!!北西にホ級2隻イ級2隻を補足しました!!!」
アカギ「クク‥赤城さんよろしく」
赤城「はい!!発艦!!!」
雪風「イ級1隻、ホ級1隻撃沈です!!」
島風「4連装魚雷、いっくよー!!!」
雪風「届いて下さい!!!」
アカギ「なるほどね、これはスリルがある」
赤城「第2次攻撃隊!!発艦!!!」
雪風「敵艦隊全ての撃沈を確認しました!!」
アカギ「お疲れさん」
赤城「もう撤退しましょう‥」グー
アカギ「‥‥あと1回‥‥」
赤城「帰りますよ」
アカギ「あらら」
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