アカギ「ククク…ZIPでPON!ね…」 (34)

時は朝六時五十分…この日もアカギ…テレビの前でリモコンを握りスタンバイ…

枡アナ「さて…六時五十分を回ったら…ZIPでPON!の時間です…!」

ここで…!アカギ待望の枡アナが登場…!

アカギ「ククク…あいも変わらず絡みづらそうな面だな…桝太一…!」

そして…始まる…!狂気の…!もぐらたたき…!

コーナーが始まると同時に奇妙な動きをするマジンガーZIPを見てアカギは
嘲笑した…!

甲児「さぁ、データ放送がテレビに出現したら、リモコンの四色ボタンから
   ひとつ選ぶんだ…!」

テレビの前で息を飲むアカギに語りかける…ゆるいBOSEの声…!

甲児「そこから…!悪の指揮官あしゅら男爵がでてくるぜっ…!」

アカギ「悪ね…!クク…!それも…!悪く無い…!だがッ…!今日もボタンを
    押させてもらおう…!」

このときアカギ…意外に素直…

甲児「そして…!悪を懲らしめて…プレゼントをゲットだ…!」

アカギ「プレゼント…ククク…そんなもの…所詮子供だましのフェイクだ…!」

アカギ…まさかのプレゼントへの興味なし…!

アカギ「ククク…今日も当然緑…倍プッシュだ!」

アカギ…!あろうことか3日連続での緑…!]

アカギ「ククク…狂気の沙汰ほど面白い…!」

アカギ…迷わず緑をプッシュ…!「ピッ」という音と共に…空から降ってきた
あしゅら男爵が…緑の土管の中へ消えていく…!

アカギ「相変わらずマヌケな指揮官だ…!」

アカギ…思わずツッコむ…!

天の声「あーしゅらだんしゃく…!こーらーしめろ…!」

テレビの前で軽快に踊る三人のキャスター…!

アカギ「ククク…」

アカギ…当然の参加…

天の声「こっこら…!こらら…!」

アカギ「こらら…!ククク…!」

アカギ…楽しそう…!

天の声「ぽんぽぽぽん…ZIPで…PON!…!」

アカギ「ククク…」

アカギ…不敵な笑みを浮かべ…その時を待つ…

天の声「ぽんぽんぽぽぽん…!ZIPで…PON!…!」

二度目のコールが終わると…その瞬間タイムアップのチャイムが鳴り響く…!

枡アナ「今日は~…!」

アカギ…!思わず立ち上がる…!

桝アナ「ここだ…!」

枡アナが叩いたのは…赤…!

あしゅら男爵「はずれ~…!」

アカギの脳に響く…あしゅら男爵のナメた声…!

あしゅら男爵「残念…!これが現実…!」

あしゅら男爵…!まさかの追撃…!

アカギ「…まぁ…こういうときもある…」

このときアカギ…意外に大人…

枡アナ「赤を選んだあなたは…今日はラッキー…!」

アカギ「ククク…それじゃあ外れた奴は…アンラッキーか…」

ここでアカギ…!己の敗北を改めて感じた…!

アカギ「だが…!参加すらしていない奴は…どうなの…!」

アカギ…屁理屈…!

アカギ「まぁいい…また明日だ…」

アカギ…そう残すと…一人街へ繰り出した…

ー翌日ー

アカギ「ククク…当然今日もだ…」

アカギ…今朝も早起き…いつもどおりテレビの前でスタンバイ…

枡アナ「さて…六時五十分を回ったら…ZIPでPON!の時間です…!」

アカギ「ククク…おはよう…桝太一…!」

アカギ…テレビに向かって挨拶…

甲児「さぁ、データ放送がテレビに出現したら、リモコンの四色ボタンから
   ひとつ選ぶんだ…!」

アカギ「お前も毎日…飽きないな…兜甲児…」

甲児「そこから…!悪の指揮官あしゅら男爵がでてくるぜっ…!」

いつもどおり…決められたセリフを喋る兜甲児…だが…!

三博士「今日は…ポイント二倍だね…甲児くん…!」

アカギ「…!?」

アカギに僥倖…!

アカギ「今日はポイントに倍か…クク…おもしろい…」

そしてアカギ…次の瞬間…否応なしに緑をプッシュ…!

アカギ「ククク…決まってる…土管は緑…当然の事…!」

アカギ…頑として緑を選択…

天の声「あーしゅらだんしゃく…!こーらーしめろ…!」

アカギ…!ありえないことに…この境地で踊る…!

アカギ「ククク…」

天の声「こっこら…!こらら…!」

踊る…!

アカギ「こらら…!」

踊る…!!

しかし…!

天の声「ぽんぽんぽぽぽん…!ZIPで…PON!…!」

アカギ「…」

アカギ…この時ばかりは固唾をのみ…キャスターの姿を見守る…!

天の声「ぽんぽんぽぽぽん…!ZIPで…PON!…!」

タイムアップのチャイムが鳴り…とうとう勝負の時が訪れる…!

枡アナ「今日は…」

アカギ「ククク…今日は…?」

枡アナ「ここだ…!」

あしゅら男爵「ふぎゃ…!」

アカギ「…クク…ククク……!」

アカギ…!念願の勝利!
その瞬間…!憎たらしいあしゅら男爵…!涙目で画面の外へフェードアウト…!

枡アナ「緑を選んだあなたは…今日はラッキー…!」

アカギ「ラッキーか…クク…」

アカギ…思わず頬が緩む…!

アカギ「さて…プレゼントに応募だ…!」

アカギ…!実は欲しかった…!

黒服「オォ…!コングラッチュレーション…!」

黒服「コングラッチュレーション…!コングラッチュレーション…!」

気分を良くしたアカギ…その勢いでメニュー画面を開く…だが…

アカギ「クク…応募できない…」

アカギ不覚…!そう…!プレゼントには…!十ポイントないと…応募できないのだ…!

アカギ「応募できないか…なら…倍プッシュだ…!」

まさに狂気…!


狂気の闘槌打…完…!

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