ブルー「ジュラシックワールドの続編が公開されるらしい」 (17)




・擬人化


・女の子たちが会議室で駄弁ってるとお思いください


・OKならどうぞ!

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※会議室



ブルー「因みに、この中で続投が決まっているのはレクシィだけのようだ」



レクシィ「まあ、私が居ないとこの話は始まらないしね」フッ



???「ちょっと待てええええええええええええええええ!!!」



レクシィ「?」





スピノサウルス「私はあああああああああああああああああ?! このエジプティアクスさんの出番はないの?!」



ブルー「うーん……特に聞いてはいないな」



スピノサウルス「ふざけんじゃないわよ! 仮にも私は3作目の目玉。あのT-REXにも勝ったシリーズ最強の恐竜なのよ?!」



ブルー(また始まった)



スピノサウルス「当然ワールドにも出れるって思ったのにコイツに骨格標本破壊されて終わりってヒドくない?! 化石発見から100周年って節目の年にアレはないでしょ!」



レクシィ「諦めなさい。一瞬でも目玉恐竜になれたんだからいい夢見れたじゃない。黙って魚でも食ってることね」





スピノサウルス「何おぅ?! 私に負けた分際でナマ言ってんじゃないわよ! もっかい勝負よ。コテンパンにしてやんだから!」



レクシィ「上等よ。腹から携帯鳴らすようなバカに負ける気しないわ。つーか負けたの私じゃないし」



コンピー「まあまあ。骨格標本だけでも出れて良かったじゃん。影も形も登場しなかった私たちよりマシだよー」



スピノサウルス「アンタらは人間の喰い方がエグすぎるのよ! あんなもん大スクリーンでやったら小さな子供泣くでしょ!」



コンピー「だって私たち仲良しだもんねー?」



コンピー軍団「「「ねー」」」





プテラノドン「ワールドの続編か……」



ブルー「どうしたのプテラ? 憂鬱そうな顔してるけど」



プテラノドン「いや、出番があるに越したことはないんだけどさ。翼竜ってあんまいい役貰えないし……あと筋肉痛が不安。毎度毎度自分の体重の倍以上の人間を抱えて飛んでさ」



ブルー「ああ……中盤の小道具的な存在だからな。というか、スピノの奴まだ言ってるのか?」





スピノサウルス「ディロフォ! アンタは悔しくないの? アンタだって初代の一回切りしか登場出来てないのよ? デブに毒液吐いただけで終わっていいの?」



ディロフォサウルス「まあまあ。カリカリすんなって。1クールのレギュラーより一回の伝説っしょ? アレで私の名前は一気に売れたんだし、スピノっちだって大分有名になれたんだからそれでもういいっしょ?」



スピノサウルス「グッ……ま、まだ諦めないわよ。もう1度目玉に返り咲いてスクリーンで暴れやるんだから!」



???「ギャーギャーウルセぇんだよオバさん」



スピノサウルス「ア?」





インドミナス「前回の引き見ただろ? ハイブリッド種の胚持って逃げ出すインジェン社達。間違いなく次回は第2、第3の私が目玉だよ。時代はハイブリッドなんだよ。オツムの弱いワニ面も、棺桶に首まで浸かった行き遅れも、とっとと大画面から引退してレンタルショップの隅で埃被ってワンコインで売られてりゃいいんだよ。分かったか? オ・バ・さ・ん」



スピノサウルス「……レクシィ何このクソ生意気な小娘。殺っていい? 殺っちゃっていい?」ピキピキ



レクシィ「黙っておけば随分言うじゃない。また痛い目に合わせてあげようかしら?」



インドミナス「やってみろよ。ブルーの介護がなかったら死んでたババアが何言ったってーーー」



ガシッ





インドミナス「……ん?」



モササウルス「ここに、居たのか」



インドミナス「ゲッ! も、モサ……」



モササウルス「もう。せっかく泳ぎ教えてあげてるのに逃げ出して。帰るわよ。まだまだみっちり教えてやるんだから」グイグイ



インドミナス「ちょ、待て! もう良いって。私ホントに水ダメなんだよ!」



スピノサウルス「……ホウ」ニヤニヤ





インドミナス「へ?」



スピノサウルス「なるほどねぇ。そういうことならこの私も一緒に教えてあげるわ。泳ぎには自信があるのよ」



インドミナス「おい待て! 何でニヤニヤしてんだお前! 良いっつってんだろ! 止めろよ!」



スピノサウルス「ダメダメ。次の映画にも出たいんでしょ? 苦手の1つくらい克服しとかないと。モサ。手伝ってあげる。行きましょ」



モササウルス「ありがと。そしたら、右脇抑えといて」



スピノサウルス「了解」ニヤニヤ



インドミナス「待って! そうだ。アンタが次の映画出れるように話ししとくからさ。それでいいよね? ね? スピノ姉さん? マジで止めて下さい。ちょっと? オイ、レクシィィィィィィィィィィィッィィィィッ!!!」



レクシィ「バイバーイ」





ブルー「…………………」



レクシィ「どうしたのブルー? 元気ないじゃない」



ブルー「え? ああ……」



レクシィ「貴女ははほぼ続投確定でしょ。何をそんなに落ち込むことがあるのよ」



ブルー「自信がないんだ」



レクシィ「?」





ブルー「ワールドの時は周りにチャーリー、デルタ、エコーが居たし、何よりオーウェンが一緒に居てくれた。でも、もう3人は居ないし、オーウェンも側に居ない。そんな私が、1人でこんな大事な役目を果たせるのかなって」



レクシィ「オーウェンか……人間にしてはいい奴だったわね」



ブルー「ああ。あいつもまた次回に出るんだ。その時に私は、あいつと、今までシリーズを引っ張ってきた他のラプトル達にも、胸を張って目玉恐竜だと言えるような奴であれるのか、不安になるんだよ」



レクシィ「ブルー」



ブルー「?」





レクシィ「私が初代の映画の最後、ラプトルと戦ったのは知ってるわよね?」



ブルー「ああ。もちろん」



レクシィ「あの時、別に人間を助ける気なんてなかったんだけど、正直に言うと単純に、ラプトルのこと好きじゃなかったのよ。小ちゃい癖に、ずる賢くて意地汚い。そんな奴らにいい顔させとくのも癪だったからさ」



ブルー「……………………」



レクシィ「でも、貴女と貴女の妹たちは違った。1度インドミナスに誑かせれても、最後までオーウェンを想い、あいつと戦った。その時に私、貴女達を見る目が変わったの。あの時の貴女は、どんな恐竜よりも立派でカッコ良かったわ。貴女なら充分、次の映画の目玉もこなせるわよ」



ブルー「違う。それは、オーウェンだったから。私たちの側に居てくれたのがあいつだったからだよ」





レクシィ「それでも、あいつを守ると決めたのは貴女じゃない。胸を張りなさい。貴女は私にもできなかったことをやったの」ポンポン



ブルー「レクシィ……」



レクシィ「この映画は、T-REXとラプトルでずっと支えてきたじゃない。次の映画でも、よろしくね」



ブルー「……ああ」



???「いいよねー。出番が多かろうと少なかろうと、みんな語れる思い出持っててさー」



レクシィ&ブルー「「?」」



ケラトサウルス「ウ○コの臭いにビビって逃げただけの何しに出たのか分からない恐竜だっているんだからさ」ハハハ



レクシィ&ブルー「「あ」」



……そんな訳で、ジュラシックワールドフォールンキングダム。来年夏公開です。


※後書き。
短いですがここまでです。読んで頂いた方、ありがとうございます。 次回作にはスピノとコンピーが出てきてほしい。

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