レッド「ハードボイルドにチャンピオンを目指す」
レッド「ハードボイルドにチャンピオンを目指す」 - SSまとめ速報
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のヒロイン、ブルーのシルフカンパニーの事件後からリーグ挑戦までの間のナナシマ修行の旅の外伝です。
敢えて言うと、絶対更新遅い。
『俺が好きな女は俺なんか置いて先にジム制覇でチャンピオンでもなって待ってろ』
『俺はなァ…シルフカンパニーでお前と戦って思った。ブルーとも本気でバトルしてみたいってよ』
『だから今よりもっと強くなって、俺を楽しませろ』ニカッ
ブルー「………」
ガチャッ…
ブルー「………ジムバッジ、貰いに来ました。ジムリーダーの人、挑戦お願いします!」
ナツメ「………やっぱり来たわね」シュバッ
ブルー「あっ…。アナタがやっぱりジムリーダーのナツメさん…」
ナツメ「アナタが来ることは知っていた…。そう…アナタの思いも、『彼』の思いも…」
ブルー「ッ…挑戦、お願いします…」チャキッ…
ナツメ「ええ…」チャキッ…
――――
――
ブルー「ルアッキィ、トドメのちきゅうなげ!」
ルアッキィ「ルァァァァァァッキィィィィエェェェッ!!!」ガシッグルグルブオォォォンンッ!!!
フーディン「フゥ…!」カハッ…!
ナツメ「………参ったわ」シュボンッ
ブルー「………ありがとう、ございました」シュボンッ
ナツメ(未来予知があまり出来なかった…。精神が動揺している…。それは彼女に対する後ろめたさからか…それとも…)
ナツメ「コレが、ヤマブキジムに勝った証、ゴールドバッジよ」スッ…
ブルー「ありがとうございます…」
ブルー(………まだダメだ…コレじゃあ…このままじゃあ…)グッ…
ナツメ「………」ピキーンッ
ナツメ「………彼の隣に立つに相応しい位強くなりたいのなら、良い所を知っているわ」
ブルー「えっ…?」
ナツメ「ナナシマって知ってる?」
ブルー「はい…。一度行った事はあります…」
ブルー「でもあの時はちょっとしか居なかったし、3の島までしか…」
ナツメ「って事はトライパスは持っているのね。だったらハイ」スッ
ブルー「コレって…?」
ナツメ「レインボーパス。コレがあればクチバの港から1の島から3の島は勿論、それ以降の4の島から7の島まで行けるわ」
ナツメ「1の島は修行の地としても有名だけど、4の島以降の島もこのカントー本土では居ないポケモンや強いトレーナーが沢山いる。修行には打って付けだと思わない?
ブルー「………アナタは何で、こんな事をしてくれるんですか…?だってアナタも…」
ナツメ「ええ…。私も彼の事は好きよ…。あんな事されたら惚れざるえないじゃない…」
ブルー「だったら…何で…!」
ナツメ「私は、最初から彼の気持ちには気付いてた…。気付いてたけど…彼の魂に心奪われ、快楽に身を任せて抱かれた…」
ナツメ「例え…それが彼の漢としてのスペックを上げる為だけの行為だと分かっていても…」
ブルー「………」
ナツメ「だから…コレは私なりのアナタに対する贖罪なのかもしれない…」
クチバシティ
ブルー「クチバシティ…か…」
ブルー「最初に来た時はレッドくんと一緒だったっけ…」
ポッポー!
船員「ナナシマ行のシーギャロップ号、間もなく出航しまーす!乗られる方はお急ぎくださーい!」
ブルー「あっ、ヤバッ…!」ダッ
「わー!ヤバイヤバイヤバイィッ!ちょっと船待って―!」シャーシャーシャー!
ドオォォォンッ!
ブルー「いったぁ…。スイマセン…急いで…て…」ドサッ
「イタタッ…こっちこそ…ローラースケートでぶつかっちゃっ…て………」ドサッ
ブルー「コ…コル…にん……?」
コルニ「青…ちゃん…?」
ブルー「コルにん…何で此処に…」
コルニ「え…えーっと…」タジッ…
船員「ちょっとお嬢ちゃん達!乗るなら早くしな!」
ブルー「あっスイマセン!」
コルニ「取り敢えず、船に乗ろ、青ちゃん!」
ブルー「うんっ…」
シーギャロップ号・船内
コルニ「何とか乗れたね…」
ブルー「うん…」
コルニ「………」
ブルー「………」
コルニ「あっ…青ちゃん、あれから目が覚めたんだね!良かったよ!」
ブルー「うっ…うんっ!」
コルニ「えっと…ゴメンね…?青ちゃんの目が覚める前にまた旅に出ちゃって…」
ブルー「………ううんっ、良いんだよ、別に!」
ブルー(………謝るの…そこなんだ…)
コルニ「………」
数日前・ヤマブキシティ
シロナ「もう行くのね、コルニちゃん」
コルニ「はい。今回の事でアタシも自分の弱さが身に染みて分かりましたから」
コルニ「また修行して、強くならなきゃ!」
シロナ「………彼女、ブルーちゃんが目が覚めるのを待たなくても良いの?アナタ達、カロスでは親友同士だったんでしょ?」
コルニ「ッ………今、青ちゃんに会っても…何から話せば良いのか分からないんです…」
コルニ「アタシ、レッドみたいなカッコ良くて強い人、初めてで…。男の人を好きになるなんて初めてで…」
コルニ「でもレッドがまさか青ちゃんが言ってた好きな幼馴染だったなんて…」
コルニ「それなのに…青ちゃんの前でレッドとあんな事を………」シュンッ…
シロナ「………」
コルニ「アタシ…青ちゃんに会わせる顔が無いよ…」
――――
――
コルニ(………って、言ったところでバッタリ青ちゃんに会うなんて…。はうぅ…)
ブルー「コルにん…?」
コルニ「へっ…?あっ、そうだ!青ちゃんは何でナナシマに行くの?」
ブルー「うん…。ナナシマには修行に行こうかなって…」
コルニ「修行!?うわっー!スッゴイ奇遇!アタシも丁度ナナシマに修行に行くつもりだったんだ!」
ブルー「えっ?コルにんも?」
コルニ「そもそもカントーに来た目的って修行だからさぁ!良かったら一緒に修行する?」
ブルー「あ…うんっ!コルにんが良かったら…」
コルニ「モチロン!青ちゃんとアタシの仲じゃーん!」
ブルー「じゃあ…ヨロシクね、コルにん!」
コルニ(ハッ…!気まずいと思っておきながら、昔のノリで誘ってしまった…!)ガビーンッ!
1の島
コルニ(しょうがない…。腹を括って、青ちゃんと楽しく修行しますか!)
ブルー「懐かしいな、1の島…」
コルニ「青ちゃんって、ナナシマには来た事あるの?」
ブルー「うん。一度、知り合いの人に連れて来られたの」
コルニ「へー。アタシはあまりカントーには詳しくないけど、1の島の事なら知ってるよ!」
ブルー「そうなの?」
コルニ「あの有名な格闘使いのシバさんが良く修行に来る場所だから、格闘使いの中では人気の修業スポットなんだ!」
コルニ「ともしび温泉って場所辺りが絶好の場所なんだけど…」
ブルー「海の向こう…?」
コルニ「………」
コルニ「………アタシ、格闘使いだから水タイプ持ってないんだけど…」
ブルー「アタシも持ってない…」
コルニ「………カントーって海あったよね?どうやって渡ったの…?」
ブルー「シーギャロップ号でついでに連れてって貰った…」
コルニ「ブルーって名前なのに…?」
ブルー「名前が手持ちのポケモンを現すとは限らないものなんだよ、コルにん」
コルニ「………」
ブルー「………」
ブルタウルス「モオ~」バチャバチャッ
コルニ「ケンタロスって、なみのり使えるんだね」
ブルー「大きさ的にも二人乗りにピッタリ」
ブルー「後、カビゴンもなみのり使えるんだって」ピッピッ
コルニ「カビゴンってあのぽっちゃりさんだよね?」
ブルー「なみのり出来ても、浮島みたいになりそうだね」
コルニ「何だか想像つくなぁ…」
火照りの道
コルニ「ルカリオ!グロウパンチィッ!」
ブルー「ガール、受け止めて!」
ルカリオ「バアァァァウッ!」ドゴオッ!
ガール「ニィドォッ…!」ググッ…!
コルニ「やるね、青ちゃん!」
ブルー「へへーんっ!」
コルニ「次は、あっちのともしび山で修行しよ!」
ブルー「ともしび山?」
コルニ「そこの格闘家の人達に聞いたら、ここより強いポケモンがいっぱいいるんだって!」
ブルー「それじゃあ行こっか!ブルタウルス!」ポーイッ
ブルタウルス「モォ~!」ポンッ
ともしび山
ブルー「ほてりの道もそうだけど、ココはもっと暑いね…」パタパタッ…
コルニ「………」
ブルー「コルにん…?」
コルニ「ねえ、青ちゃん…。あっちから声が聞こえる…」
ブルー「声…?」コソッ…
「フッー、やっと空いたぜ。さっさと宝を見つけ出して、倉庫に持ち帰ろうぜ」
コルニ「ロケット団…!?何でココに…!」
ブルー「ロケッ…ト…団……!?」ゾワァ…
ロケット団1「そう言えば、倉庫のパスワードって何だっけ…?」
ロケット団2「バカ!パスワードは『またまたタマタマ』と…」
コルニ「ローリングゥ…踵落としィィイッ!!!」ブオォォォンンッ!
ドゴオオォォォォッッッ!!!
ロケット団1「な…何だァッ!?」
コルニ「ロケット団さぁ…先日壊滅したばっかなのに、何してんのさ?」ポキッ…ポキポキッ
ロケット団2「壊滅ゥ…!?一体何を言って…!?」
コルニ「問答無用!」チャキッ
ロケット団1「止むを得ないか…!」チャキッ
ロケット団2「どっちにしろ、この現場を見られたからには死んでもらう!」チャキッ
ブルー「ロケット…団………」ワナワナ…
ズキンッ…
ブルー「ア…ア゛ァ…」
「イヤアァァァァッ!離してェッ!」ジタバタッ
「煩い小娘だ。大きいのはその胸だけじゃないな…」ガチャンッ
「さっき、あんなに泣いてたが、何かあったのか?んん?」
「うるさい!離して!」
「男に何かされたのか?」
「ッ…!」
「ハハッ。図星か…」プツッ…
「アッ…ぐっ…」
「研究員が作った薬、こういう時に試さなければなァ…」
「やぁ……イヤァ………」ピクッ…ピクンッ…
「よぉし…後、どんな事を試そうか…」ジュルリッ…
「タ……ス…ケ………」
ブルー「………ケタァ♪」ニマァ…
ドゴオォッ!
コルニ「どんなモンよ!」
ルカリオ「わんっ!」
ロケット団1「コイツ…強い…!」
ロケット団2「ズラかるぞ!」
ロケット団1「オマエ等!この奥に行ったら承知しねぇぞ!」スタコラサッサー
コルニ「いっちょ上がりっと!青ちゃん、この奥、ちょっと行ってみない?」
ブルー「ケタッ…♪ケタケタ…♪」ワナワナ…
コルニ「青ちゃん!」ユサッ
ブルー「ッ!」ハッ
コルニ「どうしたの、一体…?」
ブルー「コルにん…。ううん、何でもない!」ニパッ
コルニ「そう…」
――――
――
コルニ「凄い部屋…。何だろ、この文字…。分かんないや」
ブルー「コルにん!見て!凄く綺麗な石!」
コルニ「わぁ!赤くて綺麗…!」
ブルー(赤…)
コルニ(赤…)
レッド『俺はハードボイルドなチャンピオンになる…』フゥゥ
青・コル「「レッド(くん)…///」」ボソッ
ブルー「………何だか凄く汗かいちゃった…。お風呂に入りたいね」
コルニ「だったら、下山してともしび温泉に入ろ!一度行ってみたかったんだ!」
ブルー「温泉!」パァァ
ともしび温泉
ちゃぽーんっ…
ブルー「ふぅぅ…キモチイイ…///」プカプカ…
コルニ「ちょうど、人も居ないし、丁度良かったね!」スラッ…
ブルー「そうだねぇ…」
コルニ「それにしても青ちゃんとお風呂だなんて久しぶりだねぇ…」
ブルー「そうそう!コルにんのお家でお泊り会したよね!」
コルニ「そうそうあの頃は二人とも小さかっ…た…」
ブルー「………」プカァ…
コルニ(う…浮いてる…!)
コルニ「………」スラッ…
ブルー(こ…腰細い…!)
ポケモンセンター
コルニ「………」スースー
むくっ…
ブルー「………」
ブルー「………」チラッ…
コルニ「………」スースー…
『アァンッ///アァンッ///れっどのぉ…しゅごく……おおきく…てぇっ…あついよぉ……っ///』
ブルー「………ケタァ…♪」チャキッ…
ブルー「………ッ!」ハッ…
ザシュッ…
ブルー「痛ゥ…」ツー…
ブルー「ハァ…ハァ…ダ…メ……コル…にんは…友…だち……!」
コルニ「………」グッ…
チュンチュンチュン………
ブルー「あー、良く寝たー!」
コルニ「そうだね、青ちゃん!」
ブルー「じゃあ今日は…」
コルニ「………ねえ、青ちゃん。その手首のって…」
ブルー「あっ…えへっ。良いでしょ?腕輪付けたんだぁ」
コルニ(何処からどう見ても包帯を厚めにぐるぐる巻きにした様にしか見えない…」
コルニ「う…うん…。良い腕輪だね…」
ブルー「でしょー」ニコニコ
コルニ「それで、今日は何処で修行?」
ブルー「今日から別の島に行こうかと思ってるんだけど…」
コルニ「うん、それでいいよ」
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