【ラブライブ】ほのキチ戦隊ソルゲジャー (268)

更新遅め
ギャグ
キャラ大崩壊

以上のことが大丈夫な方はぜひお付き合いください。

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――――――



凛「ほら、かよちん! 早く早く!」

花陽「ま、待ってぇ」

凛「早くしないと始まっちゃうにゃ!」

花陽「始まるって……なにが?」

凛「うーんとね! 最近、新しい戦隊ものがやっててね! とにかく、見てみるといいにゃ!」



―― ポチッ ――



――――――

『第1話 戦え! ほのキチ戦隊ソルゲジャー!』



理事長「はぁぁぁ……」

理事長「私の代で廃校なんて……」

理事長「また理事会がうるさいでしょうね」

理事長「憂鬱ね……」ハァ


「にっこにこにこぉ!」


理事長「!? だ、だれ!?」


ニコニー「にっこにっこにー! あなたのハートににこにこにー♪」

ニコニー「笑顔届ける笑顔怪人!」

ニコニー「笑顔怪人ニコニーにこ!」バンッ



ニコニー「ニコニーの姿を見たからには、ただじゃすまないにこ!」

理事長「ひっ!? な、なにをする気なの!?」

ニコニー「お前をにっこにっこにしてやるニコぉ!!」ワキワキ

理事長「ひ、ひぃ!? や、やめてぇぇ!?」



理事長「ダ、ダレカタスケテェェェ!!」

――――――



「待ちなさいっ!!」



――――――


「ふんっ!!」ベキッ

ニコニー「にごぉ!?」

理事長「っ!!」

「危ないところだったわね」

理事長「あ、あなたたちは……?」

「私たちのことはいいわ。とにかく逃げなさい」

理事長「は、はい!」タッタッタッ



「…………」

ニコニー「にごぉぉ……よくもやってくれたわねっ!!」キッ

「…………」

ニコニー「あんたたち、何者よっ!!」


マキ「私はマキ」

ウミ「ウミです」

エリー「エリーよ」


ニコニー「人間風情が、このニコニーの邪魔をして……」

ニコニー「許さないにこっ!!」

ウミ「…………」

エリー「…………」

マキ「……ふっ」

マキ「許さなくても結構よ」

ニコニー「なんですって?」



マキ「なぜなら貴女は今から私たちに倒されるのだから!」

マキ「行くわよ、ウミ、エリー!」

ウミ「御意」

エリー「……」コクン



マキウミエリー「「ほのキチチェンジ!!」」




レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなブルーシー」

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


アクア「アクアブルーへと溶けるスノー」

アクア「ソルゲアクア!!」バンッ



レッド「三人合わせて!」

ソルゲ「ソルゲジャー!!」ババンッ


レッド「冷たく強く守ってあげるわっ!」

ニコニー「こ、こいつら、まさかソルゲジャー!?」

ニコニー「ボスから聞いたことがあるにこ……」

ニコニー「ほのキチの中でも選ばれたものだけがなれる伝説の戦士っ」

ニコニー「それがっ――」


レッド「そう。私たち、ソルゲジャーって訳よ」フフンッ


ニコニー「くっ……」ヒキッ

アクア「……恐れているようね」

ブルー「無理もありません。それほどまでに私たちは強い」

ニコニー「くっ!?」


ニコニー(それは恐れもするわよっ!)

ニコニー(なによ、そのビジュアル!)

ニコニー(まるで歩く缶バッチっ!!)

ニコニー(しかも、全員がオレンジ色だから、外見では誰が誰だか分からないにこ!?)

アクア「ふふっ、来ないのかしら?」

ブルー「……もし大人しく降伏してくださるなら、それに越したことはないのですが……」

ニコニー「…………」


ニコニー(ニコニーたちは、ボスに生み出され、普段は自分の欲望の赴くままに動いている)

ニコニー(けれど、ニコニーたちの本能にはある命令が刷り込まれてるにこ)

ニコニー(それは……ほのキチの抹殺)

ニコニー(……それに背くことは、できないっ!!)


ニコニー「…………」スッ

レッド「どうやら、降伏はしてくれないみたいよ?」

ブルー「ですね」

アクア「ふふっ、それじゃあ、見せてあげましょう? ソルゲジャーの力をっ!」


レッド「さぁ! 行くわよっ!」

ニコニー「……先手必勝にこっ!」


ニコニー「にっこにっこにー♪」ニッコニッコニー


アクア「チカァ!? ひょ、表情筋が緩んでいくチカ!?」

ブルー「アクア!?」

レッド「アクアの顔がみるみる緩んでいく!?」


ニコニー「にっこにこ! ニコニーの『にこにこにー』を食らったものは、みんな笑顔になるにこっ!」

ニコニー「例え悲しみの果てにいたとしても、にっこにこになるにこ!!」

アクア「」アヘェ


ブルー「な、なんて恐ろしい能力……」ゴクリ


レッド「ブルー! 怯むんじゃないわよ!」ダッ

ブルー「レッド!?」



レッド「捕まえちゃうっ!」ガシッ

ニコニー「にこっ!?」

レッド「ふふっ、聡明な私にはもうその能力の弱点が見えたわ」

ニコニー「な、なにをっ!?」

レッド「それは、どうやら両手を使わないと発動できないようね」

ニコニー「っ!?」

レッド「図星ね。なら、こうやって接近して両手を押さえてしまえば!」フフンッ

ニコニー「くっ、なんて奴にこ!」

レッド「当たり前で、って…………」ジッ

ニコニー「な、なににこ?」ビクッ

レッド「…………」ジィィィ

ニコニー「な、なにを見てるにこっ!?」ギロッ



レッド「」キュン



レッド「うっ!?」ドサッ

ニコニー「!?」

ブルー「レ、レッドぉぉぉ!?」

ブルー「レッド! だ、大丈夫ですか!?」

レッド「……ダメ、ね」

ブルー「な、なぜですかっ!?」

レッド「あの怪人の本当の恐ろしさは……あの瞳よ」

レッド「小さな体。けれど、その瞳は熱い想いを秘めてる」

レッド「私は……それに、打ち抜かれてしまったのよ……」

ブルー「…………レッド」

レッド「ほら、私の心臓……こんなにきゅんきゅんしてる。触ってみて――」スッ

ブルー「破廉恥です」ベチンッ

レッド「ごふぅっ!?」ガクッ

ブルー「レッドォォォォォ!!!」



ニコニー(なにこれ……)


ニコニー「ま、まぁいいにこっ!」

ニコニー「これで相手は大人しそうな……えぇと、ブルー? 一人だけにこ!」

ニコニー「倒したら、今度こそさっきの人間を笑顔にさせにいくにこ!!」

ニコニー「誰かが悲しい顔をしているのは、見たくないにこ!」



ブルー「…………」

ニコニー「さぁ、あとはお前一人にこっ!」

ニコニー「あの二人のように、にっこにこにさせてやるにこっ!」

アクア「」アヘェ

レッド「」キュンキュン

ブルー「…………」


ニコニー「じゃあ、いくにこ♪ 『にっこにっこに――

「ふんっ!」ベキッ

――へぶっ!?」


ブルー「…………」スクッ

ブルー「…………」スタスタスタ

ニコニー「いきなりなにすんのよっ!!」



ブルー「……貴女は」

ブルー「貴女は最低ですっ!!」バチンッ


ニコニー「にごぉぉっ!?!?」



ブルー「誰かが悲しい顔をしているのは見たくない?」

ブルー「確かに、貴女はそう思うのかもしれません」

ブルー「私だって、皆が幸せな方がいいと思います」

ブルー「けれど!」

ブルー「人は悲しいときには落ち込んだ顔をして、嬉しいときには笑顔になる」

ブルー「自分の感情をそんな風に表現できるのが人間の素晴らしいところなのですっ!」

ブルー「それを自分勝手な理由で、変えてしまうことなどっ!!」

ブルー「例えGODが許しても、私たちソルゲジャーが許しませんっ!」

ブルー「なにより、そんなことをしてしまったら……」

――――――



ブルー「穂乃果の悲しんだ顔が見れなくなるじゃないですかァァ!!!」



――――――


レッド「」ピクッ

アクア「」ピクッ


ブルー「穂乃果のあの表情っ!!」

ブルー「私に怒られたときに見せるあの落ち込んだような表情っ!!」

ブルー「もちろん、穂乃果は笑顔が最高なのですが、悲しげな顔もそそるのですっ」ゾクゾク

ブルー「あれを無くすことなど決してあってはならないっ!!」バチンッ

ニコニー「にごっ!?」


ブルー「さぁ、起きなさい! レッド! アクア!」

ブルー「この怪人を倒して、穂乃果の泣き顔を見に行きましょう!!」


レッド「……」ピクッ

アクア「……」ピクッ

レッド「……そう、ね」ムクッ

アクア「……ハラショーよ、ブルー」ムクッ

ブルー「それでこそ、ソルゲジャーです」フフッ


ニコニー「……理不尽にこぉ……絶対あいつらの方が間違ってるにこぉ」グスグスッ


レッド「行くわよ! 三人のほのまげ銃(武器)とほのキチ魂をひとつに!!」

ブルー「はいっ!」

アクア「えぇ!」



ソルゲ「「ほのキチバズーカ」」ガシャン



ニコニー「ひいっ!?」ビクッ


レッド「さぁ、これでトドメよっ!」

ブルー「来世で悔い改めなさい」

アクア「ダスビダーニャ」



ソルゲ「「ほのビッグバスターッッ!!」」



ニコニー「にごぉぉ!!」

―― ドーーーーンッ ――




レッド「一件落着ね♪」




――――――

――――――



マキ「楽勝だったわね」フフンッ

エリー「そうね」

ウミ「……しかし、慢心してはいけませんよ。今回は楽に勝てましたが、怪人はまだまだこれからも――」

マキ「分かってるわ。この頼れるリーダーに任せなさい♪」

エリー「さすがマキね」

ウミ「……ふふっ、さて!」

ウミ「これから穂乃果の泣き顔でも見に行きましょうか!」

エリー「そうねっ! じゃあ、ビリの人、ジュース奢りっ♪」ダッ

ウミ「あっ!? 待ちなさい、エリー!」ダッ

マキ「イミワカンナイ」ダッ


エリー「あっ!」クルッ

エリー「ハッピーエンドね♪」ウインク



――――――

『第1話 完』

――――――


花陽「」

凛「ね? ひどかったでしょ?」

花陽「う、うん……」

凛「でも、なんだかふぃくしょんな感じがしないのが不思議だにゃ!」

花陽「…………」

凛「うんうん! 来週もいろんな意味で楽しみだにゃー!!」


――――――


次回の怪人安価
1 ハナヨ
2 ノゾミ
3 リン

下2


――――――

――――――


凛「さて、第2話にゃ!」

花陽「……ねぇ、凛ちゃん」

凛「? なに、かよちん?」

花陽「今回だけは見るのやめない?」

凛「えー? 1話を見て2話を見ないとかイミワカンナイにゃ」

花陽「それは、そうだけど……」

凛「いいから見るよ!」


―― ポチッ ――


――――――

『第2話 迫り来る白米の恐怖!』



理事長「廃校、廃校ね……」

理事長「……しょうがないじゃないっ! 生徒集まらないんだものっ! 少子化なんだものっ!!」

理事長「う、うぅぅぅ……」


「あ、あの……」


理事長「え?」

「これ、よかったら、どうぞ……」スッ

理事長「これ、おにぎり?」

「は、はい。元気ないみたいだったので……。お腹一杯になったらきっと元気になれますから……」

理事長「あ、ありがとう。いただくわね?」

「……はい!」

理事長「…………」モグモグ

理事長「美味しい」

「それはよかったです」

理事長「……ありがとう。あなたのお名前、聞かせてくれないかしら?」

「あっ! そのっ……」


パナヨ「白米怪人パナヨエルっていいます……」


理事長「か、怪人?」

パナヨ「あ、はい……それじゃあ、さようなら……」

――――――



「待ちなさいっ!!」



――――――

ウミ「ふんっ!!」ブンッ

パナヨ「ピャァァァ!?」ヒョイッ

ウミ「チッ、外しましたか」

理事長「あ、あの……?」

エリー「危ないところだったわね」

理事長「えぇと……いや、そんなことは……」

マキ「貴女は早く逃げなさい!」

理事長「は、はいっ」タッタッタッ



マキ「……さて」

パナヨ「え、えっと……」ナヨナヨ

マキ「あなた、怪人ね?」

パナヨ「そう、ですけど……」


マキ「ならば、問答無用よ!」

マキ「行くわよ、ウミ、エリー!」

ウミ「はい!」

エリー「……」コクン



マキウミエリー「「ほのキチチェンジ!!」」





レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなブルーシー」

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


アクア「アクアブルーへと溶けるスノー」

アクア「ソルゲアクア!!」バンッ



レッド「三人合わせて!」

ソルゲ「「ソルゲジャー!!」」ババンッ


レッド「冷たく強く守ってあげるわっ!」

パナヨ「そ、ソルゲジャー?」

パナヨ「じゃあ、あなたたちが、ニコニーちゃんを倒したっていう……」


レッド「えぇ、そうよ?」

ブルー「あの怪人は許されないことをしようとしていましたからね」

アクア「……でも、他愛もなかったわね」ドヤチカ

パナヨ「…………」


パナヨ(この人たちが伝説のほのキチ)

パナヨ(た、確かに他のほのキチとは雰囲気が違います……)

アクア「声もでないって感じね?」

ブルー「……これで戦意を失ってくださればいいのですが……」

パナヨ「…………」


パナヨ(……ニコニーちゃんがやられたんだもん。パナヨに勝てるわけない、よね)

パナヨ(ここは大人しく降伏して……)

パナヨ(……ううん、ダメだよ)

パナヨ(やっぱりボスの命令には逆らえないです)

パナヨ(それに――)


パナヨ「……ううっ」

アクア「構えた、わね」

ブルー「……本当は戦いたくはないのですが」

レッド「相手がその気なのよ? そうも言ってられないデッショー?」


パナヨ(ここで負けたら、お米の素晴らしさを布教できませんっ!)

パナヨ(だからっ!)


パナヨ「パナヨは戦いますっ!」

アクア「行くわよっ! ほのまげ銃!」ファイトダヨ

パナヨ「ピャァァァ!?」ヒョイッ

アクア「避けた!?」

パナヨ(……パナヨの能力は戦闘向けじゃないけどっ!)ダッ

アクア「来なさいっ!」

ブルー「っ! アクア!」


パナヨ「えいっ!」ベシャッ


アクア「むっ!? こ、れは……おにぎり?」ムシャムシャゴクン

アクア「うっ!? あ、あァァァ!?」ビクンビクン

レッド「な、なにをしたのっ!?」

パナヨ「パナヨの能力は――」


アクア「おにぎりが食べたいチカァァァァァァ!?」バタバタ


パナヨ「『白米中毒』、です!」

パナヨ「パナヨが愛情込めて握ったおにぎりを食べた人は、白米の魅力にとりつかれるんです……」

パナヨ「それが例え、日本人でなくても……」バンッ

アクア「ボルシチなんてもう嫌チカァ! 白米を持ってくるチカァァァ」バタバタ


ブルー「……なんて、恐ろしい……」ブルッ


レッド「ブルー!」ダッ

ブルー「レ、レッド!? 近づいては危険ですっ! 白米しか愛せなくなりますよ!」


パナヨ「ピャァァァ」ダッ

レッド「逃げられるわけないじゃないの♪」ドンッ

パナヨ「あっ……」

レッド「追い詰めたわよ? 貴女、ブルーの攻撃も避けられるほど速いみたいだけど……」ドンッ

パナヨ「ピャッ!?」

レッド「こうやって追い詰めて、貴女の顔のすぐ近くまで近づいてしまえば、おにぎりも食べさせられないわよね?」

パナヨ「や、やめて……」ナヨナヨ

レッド「これで、私の勝――」ジッ

パナヨ「……う、うぅぅ///」

レッド「…………」ジィィィ

パナヨ「やめて……くださいぃぃ///」ボソッ



レッド「」キュン



レッド「うっ!?」ドサッ

パナヨ「え? ……えっ?」

ブルー「レッド!?」

ブルー「レッド! だ、大丈夫ですか!?」

レッド「……大丈夫、にみえる?」

ブルー「なにをされたのです!?」

レッド「なにも、されていないわ……」

ブルー「では、なぜ、こんな……」

レッド「あの怪人、きっと強くはないんでしょうね」

レッド「この前の怪人の方がよっぽど強いと思う」

レッド「少なくともあの能力は戦闘向けじゃない。他には回避くらいしか秀でているもなはないわ」

レッド「けど、ね?」

レッド「そんな弱い自分を知っていながら、戦いを恐れながら、それでも戦う」

レッド「それは白米への想いのため」

レッド「そんな純粋な想いに……」

レッド「私の心はまるでご飯のように熱く、熱く炊き上げられてしまったのよ」

ブルー「…………レッド」

レッド「ほら、私の心臓……こんなにきゅんきゅんしてる。触ってみて――」スッ

ブルー「破廉恥です」ベチンッ

レッド「ごふぅっ!?」ガクッ

ブルー「レッドォォォォォ!!!」



パナヨ(……お腹減ったなぁ)グゥゥ


パナヨ「なんだかわからないけど、今がチャンスなのかな?」

パナヨ「よ、よしっ! 申し訳ないけど、倒そう」

パナヨ「ご飯の美味しさを早く広めないと……」

パナヨ「そうしないと関税が……農家さんが……」


ブルー「…………」

パナヨ「えっと、だ、大丈夫ですか?」

アクア「白米ぃぃ……白米ぃぃ……」バタバタ

レッド「」キュンキュン

ブルー「…………」


パナヨ「えっと、ご、ごめんねっ! 『白米中――

「ふんっ!!」ブンッ

――ピャァァァ!?」ヒョイッ


ブルー「なんで避けるんですかっ!!」

パナヨ「え、えぇぇ……」

ブルー「まぁ、いいです。とにかく!」


ブルー「……貴女は」

ブルー「貴女は最低ですっ!」ブンッ


パナヨ「ピャッ!?」ヒョイッ

ブルー「避けんなっ!!」

ブルー「ご飯の美味しさを伝える?」

ブルー「確かに、昨今日本では和食離れが進んでいます」

ブルー「私も和食は好きですから、和食離れは嘆かわしいことです」

ブルー「ですがっ!」

ブルー「そんな能力に頼って、ご飯を好きになったとして!」

ブルー「貴女はそれを誇れるのですかっ!」

ブルー「それがお米の本当の魅力だと、胸を張って誇れるのですかっ!!」

ブルー「もし貴女がそれを誇れると言うのならば!」

ブルー「例えGODが許しても、私たちソルゲジャーが許しませんっ!」

ブルー「それに! それに……」

――――――



ブルー「穂乃果はパンが好きなんですよォォォ!!!」



――――――


レッド「」ピクッ

アクア「」ピクッ


ブルー「穂乃果のあの表情っ!!」

ブルー「パンを食べている時の穂乃果は最高の笑顔を浮かべるのですっ!」

ブルー「それに、パンを幸せそうに咀嚼する口の動き」

ブルー「芸術的で神秘的な、穂乃果の生命活動そのものですっ!」

ブルー「あぁ、穂乃果ぁぁ……私のことも咀嚼してくださいぃぃ……」ゾクゾク

ブルー「……」スンッ

ブルー「貴女の能力は、その可能性を潰してしまうのですよぉぉ!!」ブンッ

パナヨ「…………」ヒョイッ

ブルー「…………」


ブルー「さぁ、起きなさい! レッド! アクア!」

ブルー「この怪人を倒して、穂乃果にパンをあげに行きましょう!!」


レッド「……」ピクッ

アクア「……」ピクッ

レッド「……そう、ね」ムクッ

アクア「……ハラショーよ、ブルー」ムクッ

ブルー「それでこそ、ソルゲジャーです」フフッ


パナヨ「……意味がわかんないよ、この人たち」ズーン

パナヨ「ダ、ダレカタスレテェェ……」


レッド「行くわよ! 三人のほのまげ銃とほのキチ魂をひとつに!!」

ブルー「はいっ!」

アクア「えぇ!」



ソルゲ「「ほのキチバズーカ」」ガシャン



パナヨ「ひいっ!?」ビクッ


レッド「さぁ、終わりにするわよっ!」

ブルー「今度はパン派に生まれ変われることを願います」

アクア「ダスビダーニャ」



ソルゲ「「ほのビッグバスターッッ!!」」



パナヨ「だ、ダレカタスレテェェ!!!」

―― ドーーーーンッ ――




レッド「一件落着ね♪」




――――――

――――――



マキ「今回はなかなか強い敵だったわね」ムムムッ

エリー「そうね」

ウミ「……そうですね。戦闘向けの能力ではなかったとはいえ……やはり油断はできませんね」

マキ「分かってるわ。この頼れるリーダーに任せなさい♪」

エリー「さすがマキね」

ウミ「……ふふっ、さて」

ウミ「これからスーパーにでも寄って帰りましょうか」

マキ「パンを買うんでしょ?」

ウミ「えぇ」ニコリ

エリー「じゃあ、ビリの人、パン代全部奢りねっ♪」ダッ

ウミ「あっ!? 待ちなさい、エリー!」ダッ

マキ「イミワカンナイ」ダッ


エリー「あっ!」クルッ

エリー「ハッピーエンドね♪」ウインク



『第2話 完』

――――――


花陽「」

凛「…………」

花陽「……凛ちゃん」

凛「……ちょっと海未ちゃんのところに行ってくるにゃっ」ダッ

花陽「えっ? う、うん……」

花陽「…………」

花陽「来週も見る、のかな?」


――――――


次回の怪人安価
1 リン
2 ノゾミ

下2


――――――

今日はここまで。
次は怪人リンからかきます。
アホな話は書いてて楽しいですね。

――――――


凛「第3話」

花陽「……ねぇ、凛ちゃん」

凛「……わかってるにゃ」

花陽「う、うん」

凛「見よう、かよちん」


―― ポチッ ――


――――――

『第3話 強敵! 猫怪人リンガベー』



理事長「……毎日毎日、廃校廃校廃校廃校」

理事長「気が狂いそうよ」

―― ニャァァ ――

理事長「あら?」

理事長「……ふふっ、いっそのことあなたみたいに気ままに生きれたらいいのに」


「その望み叶えてやるにゃ!」


理事長「!? ね、ねこが……喋った!?」

リンガベ「リンはただの猫じゃないにゃ! くしゅんっ……」ボフンッ

理事長「っ!? 猫が人に!?」


リンガベ「リンは人でもない!」

リンガベ「リンこそは猫怪人リンガベーだにゃ!!」バンッ


リンガベ「さぁ、望み通り、おまえを猫にしてやるにゃ」

理事長「こ、こないでっ!?」

リンガベ「三毛猫がいいかにゃ? それともアメショーがいいかにゃ?」ジリッ

理事長「イヤァァァ!?」

――――――



「待ちなさいっ!!」



――――――


ウミ「ふんっ!!」ブンッ

リンガベ「にゃにゃ!?」バシッ

ウミ「なっ!? 私の拳を受け止めた!?」

リンガベ「お前ら、なにものにゃ? リンはあの人間を猫にするんだにゃ」ギロリ

理事長「ひぃ!?」ビクッ

マキ「ヤル気満々のようね」

マキ「貴女は早く逃げなさい!」

理事長「は、はいっ」タッタッタッ



マキ「……さて」

リンガベ「人間のくせにリンの邪魔するなんて、許さないにゃ!」

ウミ「許さないのはこちらです」

リンガベ「かくごするにゃ!」


マキ「一筋縄ではいかなそうね」

マキ「行くわよ、ウミ、エリー!」

ウミ「はい!」

エリー「……」ハァ



マキウミ「「ほのキチチェンジ!!」」


レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなブルーシー」

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


エリー「…………」

エリー「…………」グスッ



レッド「三人合わせて!」

レッドブルー「ソルゲジャー!!」ババンッ


レッド「冷たく強く守ってあげるわっ!」


レッド「さぁ、かかってきなさい!」

リンガベ「ちょ、ちょっと待つにゃ!」

レッド「なに?」

ブルー「待てと言われて待つわけ、ないでしょうっ!!」ブンッ

リンガベ「にゃっ!!」バシッ

ブルー「くっ、また受け止めて……」

リンガベ「いいからちょっとまつにゃっ!」ベシッ

レッド「……なによ? こっちも暇じゃないんだけど?」

リンガベ「それはリンもにゃ……でも、ほら、あれ!」ユビサシ


エリー「……」グスグス



レッド「エリー!?」

ブルー「いつの間に変身を解除されたのですか!?」

リンガベ「いや、最初からにゃ」

エリー「……」グスッ

ブルー「戦意を喪失している……まさかっ!?」


レッド「それが貴女の能力だとでもいうのっ!?」ババンッ

ブルー「な、なんて恐ろしい能力……」ゴクリ



リンガベ「ちがうにゃ! リンは人間を猫にする能力しか使えないにゃ!!」

レッド「くっ、これは強敵ね」グヌヌ

リンガベ「おい、話聞け」


エリー「……うぅぅぅ、アリーチカぁぁ……」グスグス


レッド「ブルー! 怯むんじゃないわよ!」ダッ

ブルー「レッド、ダメです! いくら貴女でもあんな能力の前にはっ!」



レッド「狙いをつけて背後から♪」ガシッ

リンガベ「にゃ!?」ギュッ



レッド「」キュン



レッド「うっ!?」ドサッ

リンガベ「!?」ビクッ

ブルー「レ、レッドぉぉぉ!?」

ブルー「レッド! だから言ったではないですかっ!」

レッド「……そう、ね」フフッ

ブルー「……もう、戦えないのですか?」

レッド「えぇ、無理よ」

ブルー「お、教えてください! あの怪人になにをされたのですかっ!?」

レッド「抱き締められたわ」

ブルー「っ!? そ、そんな! 貴女はほのキチなんでしょう!? なら、あんな怪人の抱擁程度で……」

レッド「そう、なのかもしれない」

レッド「けど、あの怪人に抱き締められたとき、分かったのよ」

レッド「私は戦いに疲れていた。身体も心もボロボロだった」

レッド「そんな私を、この可愛い怪人さんは抱き締めてくれた。優しくね」

レッド「そしたら、なんだかとってもあたたかくなったのよ」

レッド「……身体も、心もね」

レッド「まさか怪人に癒されるなんて思ってもいなかった。でも、案外悪くないわ」

ブルー「…………レッド」

レッド「ほら、私の心臓……こんなにきゅんきゅんしてる。触ってみて――」スッ

ブルー「破廉恥です」ベチンッ

レッド「ごふぅっ!?」ガクッ

ブルー「レッドォォォォォ!!!」



リンガベ「大丈夫かにゃ……?」

エリー「……うん、ありがとう」グスッ


リンガベ「……なんかリン、なにもしてないけど、敵はあと一人」

リンガベ「金髪の人、元気出してくれるといいけど……」

リンガベ「ううん! 今は倒すことに集中にゃ!」

リンガベ「リンは猫がいっぱいいる素敵な世界を作るんだにゃ!」



ブルー「…………」

リンガベ「かくごはいいかにゃ?」

リンガベ「やっとリンの能力で倒せるにゃ!」

エリー「うぅぅ、プリン食べたお姉ちゃんが悪かったチカァ……」ズーン

レッド「」キュンキュン

ブルー「…………」


リン「三毛猫になってしまえだにゃ! 『リンリンリンガ――

「ふんっ!」ベキッ

――にゃぶっ!?」


ブルー「…………」スクッ

ブルー「…………」スタスタスタ

リン「叩かれたにゃ……平手なのにすごい音したにゃ……」ビクッ


ブルー「戦意を喪失させる?」

ブルー「確かにすごい能力です」

リンガベ「いや、ちが――」

ブルー「ですが、そんなもので私たちが戦うことをやめると思ったら大違いですっ!」

ブルー「貴女たち怪人が人々の平和を脅かす限り、私たちは戦い続けるっ!」

ブルー「それが私たち、ソルゲジャーですっ!」

ブルー「私たちが戦いを止めることは、世界が恐怖に支配されるということ」

ブルー「そんなことは!」

ブルー「例えGODが許しても、私たちソルゲジャーが許しませんっ!」

ブルー「なにより……」

――――――



ブルー「戦わなかったら、穂乃果のパンツが貰えないんですよォォォ!!!」



――――――


レッド「」ピクッ

エリー「」ピクッ


ブルー「穂乃果のパンツっ!!」

ブルー「しかも、着用済みのものですよっ!?」

ブルー「………………ふひひっ」ゾクゾク

ブルー「それを手に入れるためなら、この命など惜しくないっ!!」ニヤニヤ

リンガベ「ひぃ!?」


ブルー「さぁ、起きなさい! レッド! エリー!」

ブルー「この怪人を倒して、司令から穂乃果のパンツをいただきましょう!!」


レッド「……」ピクッ

エリー「……」ピクッ

レッド「……そう、ね」ムクッ

エリー「……ハラショーよ、ブルー」ムクッ

ブルー「それでこそ、ソルゲジャーです」フフッ


リンガベ「ヤバイにゃ……こいつらモノホンの変態にゃ」ブルブル

レッド「行くわよ! 三人のほのまげ銃とほのキチ魂をひとつに!!」

ブルー「はいっ!」

アクア「えぇ!」



ソルゲ「「ほのキチバズーカ」」ガシャン



リンガベ「ひいっ!? 金髪もいつの間にか変身してるにゃ!?」ビクッ


レッド「さぁ、終わらせるわよっ!」

ブルー「貴女は強かった。ですが、私たちの想いがそれを上回った。それだけです」

アクア「ダスビダーニャ」



ソルゲ「「ほのビッグバスターッッ!!」」



リンガベ「にゃぁぁぁ!!」

―― ドーーーーンッ ――




レッド「一件落着ね♪」




――――――

――――――



マキ「強敵だったわ」

エリー「そうね」

ウミ「戦意を喪失させるとは……。恐ろしい敵でした」

マキ「けれど、私たちの熱いパッショネイトは止められないわ♪」フフンッ

エリー「さすがマキね」

ウミ「……ふふっ、さて!」

ウミ「これから報酬をいただきに行きましょうか!」

エリー「そうねっ! じゃあ、ビリの人、アリーチカにプリン奢りねっ♪」ダッ

ウミ「あっ!? 待ちなさい、エリー!」ダッ

マキ「イミワカンナイ」ダッ


エリー「あっ!」クルッ

エリー「ハッピーエンドね♪」ウインク



――――――

――――――



リンガベ「うっ……早く、ボスに奴らのことを伝えないとっ!」

リンガベ「奴らは危険にゃ……ボスの身をおびやかすほどに……」

「…………」

リンガベ「な、なんにゃ? お前ら……リンになにか……」

「っ!!」ドスッ

リンガベ「にゃっ……」ガクッ



「……ソルゲジャーか」

「完全にフルハウス♪」

「ふふっ、面白くなってきたわね」




『第3話 完』

――――――


凛「な、なんだか盛り上がってきたにゃ……」

凛「最後の謎の3人組は何者なんだろう……?」

凛「って、あれ? かよちん?」 キョロキョロ

凛「あっ! 置き手紙?」

『UTXに行ってきます。 花陽』

凛「??? なんで、UTX?」


――――――


次回の怪人安価
1 ノゾミ
2 コトリ
3 ユキアリ

下3


――――――

一旦ここまで。
できれば今日の夜に書きます。

レス感謝
本日は更新できなさそうです。

少々更新します。

――――――



凛「かよちーん!」

花陽「ま、待ってぇ」

凛「ほら、早くぅ! 先週の続き気になるね?」

花陽「そうだねぇ」

凛「じゃあ、着けるね!」



―― ポチッ ――



――――――

『第4話 衝撃! 裏切りのアクア』



理事長「はぁ……」

理事長「……もう、打つ手はなしね」

理事長「私の危機を救ってくれる救世主は現れないかしら……」

理事長「誰か助けて、ってね」フフッ


「お困りのようやね!」


理事長「…………」



ノゾミン「ふっふっふっ!」

ノゾミン「ウチはわしわし怪人ノゾミン!」

ノゾミン「さぁ、その憂鬱な表情を恍惚なモノに変えたるよー!」バンッ



理事長「はぁ……」

ノゾミン「あ、あれ? 元気ない?」

理事長「しょうがないでしょ? もう廃校が決定して……私には、どうしようもっ!」グスッ

ノゾミン「ちょっ!? な、泣かんでよっ!?」

理事長「そんなこと言ったってぇぇ……」ビェェェン

ノゾミン「ガチ泣きやんっ!? ど、どうしたら――」アセアセ

――――――



「待ちなさいっ!!」



――――――

ウミ「ふんっ!!」ブンッ

ノゾミン「ほぶっ!?」

ウミ「フフッ、久しぶりに当たりましたね」ニヤニヤ

エリー「危ないところだったわね」

理事長「……」グスンッ

マキ「貴女は早く逃げなさい!」

理事長「……うん」タッタッタッ



マキ「貴女、彼女に何をしたの?」

ノゾミン「いや、なにもしてないけど……」

マキ「嘘を言っても無駄よ! 彼女、泣いていたじょないっ!!」

ノゾミン「いやいやいや! ウチじゃないからっ!」

マキ「白々しいっ!!」キッ


マキ「許さないわよっ!」

マキ「行くわよ、ウミ、エリー!」

ウミ「はい!」

エリー「……」コクン



マキウミエリー「「ほのキチチェンジ!!」」



レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなブルーシー」

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


アクア「アクアブルーへと溶けるスノー」

アクア「ソルゲアクア!!」バンッ



レッド「三人合わせて!」

ソルゲ「ソルゲジャー!!」ババンッ


レッド「冷たく強く守ってあげるわっ!」

ノゾミン「ソルゲジャー……リンちゃんやパナヨちゃん、そして、ニコっちまで倒したっていう……」

レッド「そうね。そして、貴女も倒されるのよ!」

ノゾミン「…………」

アクア「ぐうの音も出ないとはこの事ね」

ブルー「……アクア、油断はしないことです」

アクア「分かってるわ」


ノゾミン(さっきまでのやり取りを聞くにあまり頭はよくなさそうやね)

ノゾミン(けれど、実際に三人ともこの人らにやられてるんやから、油断はできん)

ノゾミン(実際、あのウミとか呼ばれてた子からは妙なオーラを感じる……)

ノゾミン(けど、ここは怯んだら負けや!)


ノゾミン「……やれるもんならやってみるんやねっ!」

ノゾミン「ふっ!」ダッ

ブルー「速いっ!?」

ノゾミン「速攻で決めさせてもらうよー!」


ノゾミン「『ワシワシMAX』!!!」ワシッ


アクア「ひっ!?」ビクッ

レッド「アクア!!」

アクア「!?」

ノゾミン「ワシワシっ!!」ワシワシ

アクア「っ」ビクッ

アクア「大丈夫、よっ……。いつもあの子にされてるのに比べたら、ねっ――!?」

ノゾミン「…………」ニヤッ

ノゾミン「…………」ワシワシワシワシッ

アクア「っ!?!?!?」ビクンッ

ノゾミン「…………終わりやね」

アクア「」ビクンビクンッ


ブルー「あ、あのアクアが……」ゴクリ

レッド「一体、なにを、なにをしたのっ!!」

ノゾミン「出力を上げた。それだけや」

ノゾミン「ん? 不思議そうな顔をしとるね」

ノゾミン「あぁ、MAXと言ったけど、あれは嘘」

ノゾミン「ウチのワシワシに限度はないんよ。いくらでも出力を上げられる」

レッド「っ!?」

ブルー「限度がない……」

ノゾミン「そうやね♪ それがどれだけ恐ろしいことか、分かるやろ?」

アクア「」ビクンッ


ノゾミン「……まぁ、この子はいつもこれを食らってるんやけどね」フフッ


レッド「えっ?」

ブルー「それはどういう――」


アクア「……」ムクリッ


レッド「アクア! 無事だったのね」

アクア「……えぇ」

ブルー「っ!?」ゾクッ

ブルー「レッドッ! 危険ですっ! アクアから離れてくださいっ!」

レッド「えっ?」


アクア「…………」ワシワシッ

レッド「イヤァァァ!?」ビクンビクンッ


レッド「」ビクッビクッ

ブルー「……手遅れでしたか」ギリッ

ブルー「…………アクア、貴女一体なにを――」

――――――


アクア「ごめんなさい……」

アクア「私には、この怪人は倒せない」

アクア「だから、私は、この怪人の……ううん」


アクア「ノゾミの味方をするわ」


――――――


ブルー「ノ、ノゾミ!? この怪人が、貴女の友達のノゾミだというのですかっ!?」

ノゾミン「……ふふふっ」

アクア「えぇ、私には分かるわ」

アクア「いつもこの子にどれだけ胸を揉まれていると思ってるの?」

アクア「週に70回は裕に越えるわっ」ドヤチカ

アクア「そんな彼女の指使いを、私が……いいえ。私の身体が覚えているの」

ノゾミン「そういうことやね♪」

ブルー「……ちょ、ちょっと待ってくださいっ!!」

ブルー「アクア……貴女は私たちと同じ、ほのキチのはずでしょう!?」

アクア「…………」コクン

ブルー「その貴女がなぜっ!!」

アクア「…………」



ブルー「答えなさいっ! アクアぁぁ!!」



アクア「なによ……」ボソッ

ブルー「――えっ?」

アクア「もう穂乃果に触れないんだからしょうがないじゃないっ!」

アクア「私たち、ソルゲジャーは穂乃果から永久隔離されてるのよっ! それは貴女だって分かっているでしょ!?」

ブルー「うっ……」

アクア「私だって、穂乃果とエッチなことできるんだったらそうしたいわよっ!!」ギリッ

アクア「でも、それは絶対に出来ないわ」

アクア「だからっ! 私の性欲を解消してくれるのはノゾミしかいないのっ!」バンッ

ブルー「…………アクア」

アクア「自分が脳内ピンクなのはわかってる。……でもっ!」


アクア「今更ノゾミに愛撫(ワシワシ)を止めてなんて、私が言えると思う……?」


ブルー「アクア……」

レッド「」ビクンッ

ノゾミン「……エリち」



ノゾミン(ウチへの友情を感じて寝返ってくれたのかと思ったんやけど……)

ノゾミン(性欲、かぁ)

ノゾミ(今後、付き合い方を考えんといけないかもしれんなぁ……)トオイメ


ノゾミン「ま、まぁ……うん」

ノゾミン「そういうことやから」

ブルー「くっ!? 卑怯ですよっ!」

ノゾミン「ごめん、なんかホントごめんな?」

アクア「……行きましょう、ノゾミ」クルッ

ノゾミン「そう、やね……」

アクア「…………」

ノゾミン「また会おうなぁ、ソルゲジャー」ボフンッ

ブルー「くっ!? 煙幕をっ!?」ケホケホ

ブルー「っ! アクア、アクアはっ!?」キョロキョロ

ブルー「……っ!」ギリッ



ブルー「アクアァァァ!!!!」

レッド「」ビクンビクンッ




『第4話 完』

――――――


凛「…………」

花陽「…………」

凛「…………え、なんで?」

花陽「り、凛ちゃん?」

凛「アクア、裏切っちゃったよ……?」

凛「一緒に戦ってきた仲間なのに?」グスッ

凛「こんなのって……こんなのってないにゃぁぁ……」グスグス

花陽「うん、そうだね……」ギュッ


花陽(あ、愛撫とか、性欲とか……///)

花陽(裏切った理由があまりにも酷かったけど……)

花陽(うん、凛ちゃんはピュアだからね、仕方ないね)


――――――

一旦ここまで。
シリアスですか?
いいえ、ギャグです。

――――――


花陽「凛ちゃん……」

凛「な、なに? かよちん?」

花陽「……見ないの?」

凛「…………だって、だってぇ」グスッ

花陽「そっか」

凛「……かよちん?」

花陽「花陽、勝手に見るから……。凛ちゃんは気が向いたら、ね?」

凛「かよちん……」


―― ポチッ ――


――――――

『第5話 We are HONOKICHI ~ほのキチの絆~』



理事長「アイドル、ね」

理事長「まさか、あの子達が廃校のために立ち上がるなんて……」

理事長「ふふっ、成長したわ」

理事長「……頑張ってほしいわね」


「そうやねぇ」


理事長「っ!? あ、あなたは!?」

ノゾミン「やっほー♪ お久しぶりやん?」

理事長「……え、えぇと、お久しぶりね?」

ノゾミン「そ、その反応……まさか覚えてないん?」

理事長「そ、そんなわけないじゃない?」オドオド

ノゾミン「目、泳いでるっ!?」

ノゾミン「くぅ!! なんか屈辱や……。こうなったらっ!」ジリッ

理事長「ひっ!?」


ノゾミン「2度と忘れんように、身体にウチのことを刻んでやるやんっ!!」バンッ

――――――



「待ちなさいっ!!」



――――――

ウミ「ふんっ!!」ブンッ

ノゾミン「ひっ!?」

エリー「……」バシッ

ウミ「……っ!?」

エリー「危ないところだったわね、ノゾミ」

ノゾミン「あ、ありがと、エリち」

ウミ「…………」キッ

マキ「……貴女は早く逃げなさい」

理事長「え? あ、はい……」タッタッタッ



マキ「エリー……貴女」

エリー「なにかしら……マキ?」

ウミ「……マキ」フルフル

マキ「っ、わ、分かってるわ」

エリー「…………」


マキ「行くわよ、ウミ」

ウミ「はい」



マキウミ「「ほのキチチェンジ!!」」

エリー「……ノゾキチチェンジ」




レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなブルーシー」

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


アクア「………………」

アクア「アクア」



レッド「っ、二人合わせて」

レッドブルー「ソルゲジャー!!」ババンッ


レッド「冷たい火傷、教えてあげるわ」


ノゾミン「二人じゃ、決まらんね?」ニヤニヤ

レッド「だ、黙りなさいっ!!」キッ

ノゾミン「おっと、怖い怖い」ニシシ

アクア「…………」


ブルー「レッド! 行きますよっ!!」ダッ

レッド「ええ!」ダッ


ブルー「ふんっ!」ブンッ

アクア「……ふっ」バシッ

レッド「えいっ!」ペチッ

ノゾミン「…………あっ」

レッド「当たったっ! ど、どう? このマキちゃ――レッドの渾身の一撃は?」フフンッ

ノゾミン(可愛い……)

アクア「っ! ノゾミに触るなっ!!」ブンッ

レッド「きゃっ!?」ペタン

ブルー「レッド!?」

レッド「だ、大丈夫よ……」サスサス

ブルー「っ、アクア!!」キッ

アクア「……っ」

ブルー「仲間に手をあげるなんてっ!」

アクア「っ、私たちはもう、仲間なんかじゃ……っ!」


アクア「っ、ノゾミ!」

ノゾミ「分かってるよー! 『ワシワシMAX』!!」ワシワシッ

アクア「あぁぁぁぁんっ」ビクンビクンッ

ノゾミ「……ほら、ここがええんやろぉ?」ワシワシワシワシッ

アクア「そ、そうなのォォォ!! そこがいいのぉぉ……」アヘェ


ブルー「なっ!?」

レッド「な、にを……?」

ノゾミ「ふふっ、ウチのワシワシには感覚を強制的に鋭くする効果もあるんやで?」

ノゾミ「五感を強制的に引き上げた今のエリちは……」


ノゾミ「化物のように強い♪」ニヤニヤ

アクア「ふーっ! ふーっ!!」

ノゾミン「ほら、強化完了や!」

ノゾミン「行けぇ! エリち!」

アクア「あぁぁぁ!!!」ダッ

レッド「きゃっ!?」

ブルー「レッドっ!!」

レッド「だ、大丈夫よっ! リーダーをなめないでっ!」ガシッ

アクア「ふーっ!!」

レッド「目を覚ましなさいっ!アクアっ!」

レッド「貴女、そんな弱い女じゃないでしょ!?」

アクア「ふーっ……(耳に)ふー」フーッ


レッド「」キュン


レッド「うっ!?」ドサッ

ノゾミン「え?」

ブルー「レ、レッドぉぉぉ!?」

ブルー「レッド!」

レッド「……ごめんなさい、ブルー」

ブルー「……謝らないで、ください」

レッド「…………」

レッド「アクアの手のひらから、熱い想いが伝わってきたのよ」

レッド「あの怪人への熱い、ほとばしるような想いがね」

ブルー「そ、そんなっ!」

レッド「けど、なんだか悲しげな想いも感じたの」

ブルー「悲しげな……?」

レッド「えぇ、私の思い違いかもしれない。けれど、もしかしたら……」

ブルー「…………」

レッド「そう考えたら、ね?」 ウインク

ブルー「…………レッド」

レッド「ほら、私の心臓……こんなにきゅんきゅんしてる。触ってみて――」スッ

ブルー「……えぇ」モミッ

レッド「あんっ///」



ノゾミン「ウチらも……する?」ワシッ

エリー「…………」ハァハァ

ブルー「…………」

レッド「」キュンキュン

ノゾミン「ふっ、あとはそこの……えっと、ブルー?だけやね?」

ノゾミン「覚悟はいいやんな?」ワキワキ

アクア「…………」

ノゾミン「さぁ、エリち! ワシワシで快楽堕ちさせてやるんよ!」

アクア「……っ!」ダッ

ブルー「…………」


アクア「ノゾミ直伝っ! 『ワシワシM――

「ふんっ!」ベキッ

――チガァっ!?」


ブルー「…………」スクッ

ブルー「…………」スタスタスタ

アクア「な、なにを――」



ブルー「……貴女はっ!」

ブルー「貴女は最低ですっ!!」ベキッ



アクア「ヂガァァッ!?」

ブルー「穂乃果に触れない」

ブルー「穂乃果からの永久隔離」

ブルー「……確かにそれは私たちにとっては地獄のような仕打ちです」

ブルー「肉欲を持て余すのも分かります」

ブルー「私も何度、妄想の穂乃果で枕とシーツとポスターとタペストリーを濡らしたことか……」

アクア「っ、な、ならっ!」

ブルー「けれどっ!! それが悲しくて、他の人に逃げるなんてっ!」

ブルー「そんなことあってはならないのですよっ!」

ブルー「私たちはほのキチの中のほのキチ……『ソルゲジャー』なのですよ?」

アクア「で、でもっ!!」

ブルー「……アクア、貴女の心はなんと言っていますか?」

アクア「私の、心……?」

ブルー「貴女の心がもうあの怪人だけで満たされているなら、私はもうなにも言いません」

ブルー「けれどっ!!」

ブルー「貴女が自分の心を騙して、穂乃果への想いを誤魔化しているのならばっ!」

ブルー「例えGODが許しても、私たちソルゲジャーが許しませんっ!」

ブルー「なにより……」ゴソゴソ

――――――



ブルー「ふんっ!」ソウチャク

ブルー「……モゴモゴモゴモゴッ!!!」ババンッ



――――――

アクア「そ、それは……穂乃果の……」

レッド「」ピクッ


ブルー「ぷはっ!」

ブルー「そうっ! 穂乃果のブラですっ!」

ブルー「しかも、洗濯していない着用済みのものですよっ!?」

アクア「っ!? なんて、レア物をっ!?」ゴクリ

ブルー「まるで、フルーツのような香り……そして、ほのかな汗の匂い」クンカクンカ

ブルー「」ビクンッ

ブルー「…………ふぅ」


ブルー「さぁ、起きなさい! レッド!」

ブルー「そして、心を決めなさい、アクアっ!」

アクア「…………」

ブルー「自分の欲望(こころ)のままにっ!」

ブルー「答えなさいっ!」



ブルー「貴女たちは一体、何者ですかっ!!!」ババンッ



レッド「……」ピクッ

アクア「…………」ウツムキ

レッド「……私は、最初っから決まってるわ」ムクッ

アクア「……私は、私はっ」

ブルー「…………」

ノゾミン「エリちっ!!」

アクア「……ノゾミ」クルッ

ノゾミン「エリち♪」

アクア「――ごめんなさい」

ノゾミン「っ!? そ、そんなっ」

アクア「私、貴女の愛撫でハラショーなところに連れていってもらったわ」

アクア「ふふっ、貴女の指使いにメロメロよ」

ノゾミン「な、ならっ!!」

アクア「でもね? やっぱり私は穂乃果を諦められない」

アクア「穂乃果のブラを嗅ぎたいし、パンツを被りたい」

アクア「それに、穂乃果の蔑むような目を思い出してシタいのよ」

アクア「それが、私の心」

アクア「だから、やっぱり私は――」



アクア「ほのキチ戦隊ソルゲジャーのひとり――『ソルゲアクア』なのよ」



ノゾミン「エリち……」

アクア「ねぇ、ノゾミ?」



アクア「貴女の指使い、最高だったわ」ニコッ



アクア「行くわよ、二人とも。三人のほのまげ銃とほのキチ魂をひとつに!!」

ブルー「はいっ!」

レッド「えぇ」



ソルゲ「「ほのキチバズーカ」」ガシャン



ノゾミン「…………」スッ


アクア「……終わりにしましょう」

ブルー「アクア……」

レッド「っ、トドメよっ!」



ソルゲ「「ほのビッグバスターッッ!!」」



ノゾミン「…………」ニコリ

―― ドーーーーンッ ――




アクア「ダスビダーニャ……ノゾミ」




――――――

――――――



エリー「ごめんなさい、二人とも」

ウミ「気にしないでください」

マキ「誰にでも迷いはあるわ」

ウミ「でも、覚悟は決まったのでしょう?」

エリー「…………」コクン

ウミ「……ふふっ、さて!」

ウミ「では、司令からいただきに行きましょうか!」

マキ「私は、ほのブラが欲しいわ」

エリー「そうねっ! じゃあ、ビリの人、自分のほのブラコレクション全部献上ね♪」ダッ

ウミ「あっ!? 待ちなさい、エリー!」ダッ

マキ「イミワカンナイ」ダッ


エリー「あっ」クルッ

エリー「…………」グスッ

エリー「ハッピーエンド、ね」ニコッ



――――――

――――――



「いい風……」

「これは……穂乃果ちゃんの匂い、だね」

「…………」

「ほのキチは、三人だけじゃないよ?」ゴソゴソ

「……んっ」ソウチャク


「チューーーーンッ♪」ハァハァ




『第5話 完』

――――――


凛「よかったにゃぁぁ……。アクア、戻ってきてくれたにゃぁぁ」グスグス

花陽「ノゾミンっ、いい子すぎるよぉぉ」グスグス

凛「がよぢーんっ!!」グスグス

花陽「なぁにぃぃ、りんぢゃんんっ!」 グスグス

凛「りん、づぎもぜっだいみるにゃぁぁっ」

花陽「うんっ、ばなよぶぉぉぉっ!」


――――――


次回の怪人安価
1 ユキアリ
2 コトリ

下4


――――――

今日はここまで。
レス感謝です。
油断するとシリアスになりそうで怖い……。

ちょいと更新します。

――――――


凛「心機一転!」

花陽「そうだねっ」

凛「アクアが戻ってきてホントよかったにゃ!」

花陽「うん♪ ソルゲジャーの活躍が楽しみだよぉ」

凛「ふふっ、すっかりソルゲジャーにはまったにゃ」

花陽「え、えへへ///」

凛「それじゃ、早速みるにゃ!!」


―― ポチッ ――


――――――

『第6話 敵か味方か!? アイが止まらない』



理事長「……ふふ♪」

理事長「順調みたいね、あの子たち」

理事長「まだ始めたばかりとはいえ、少しずつファンも増えているみたい」

理事長「……もしかしたら」

理事長「ううん、余計なことは考えないようにしましょう。あの子たちの好きなように……」


「それじゃあダメですっ!」


理事長「だ、だれ!?」

「私がだれかなんてどーでもいいですっ! そんなことより、廃校は絶対阻止しないとっ!!」

理事長「え、えぇ、それはそうしたいのだけれど……」

「そ、そうしないと……」


アリサ「アリサが入学できないじゃないですかっ!!」

ユキホ「…………はぁ」


理事長「え? 貴女、入学希望なの?」

アリサ「はいっ! お姉ちゃんと同じ学校に通うって決めてるんですっ!」

理事長「ふふっ、そうなの。……そっちの子は?」

ユキホ「……べ、別に、私は……」プイッ

理事長「ふふっ」

ユキホ「わ、笑わないでくださいよっ」

理事長「ごめんなさい? そんなに怒らないで?」

――――――



「待ちなさいっ!!」



――――――

ウミ「ふんっ!!」ブンッ

ユキホ「!?」ヒョイッ

ウミ「チッ、外しましたか」

理事長「あ、あなたたち!?」

エリー「危ないところだったわね」

理事長「危ないのはあなたたちよっ! この子たちは――」

マキ「貴女は早く逃げなさい!」

理事長「は、話を聞いてっ!」

ウミ「逃げなさいと言っているでしょう!」ベシッ

理事長「」ヒリヒリ

理事長「ひっ」タッタッタッ


マキ「……ふう、ナイスよ、ウミ」

ウミ「いえ、一般人を巻き込まないのは常識ですからね」

エリー「さすがウミね」

マキ「……さて、あなたたち、怪人ね?」ギロリ

アリサ「え、あっ……うぅぅぅ」

ユキホ「…………はぁ、ばれちゃってるみたいだね」

ユキホ「アリサ、行こう」ギュッ

アリサ「う、うんっ!」ギュッ

エリー「っ!? 二人がひとつになって!?」


ユキアリ「……合体! 妹怪人ユキアリー!!」ババンッ


マキ「……合体、ね。面白いわ!」

マキ「行くわよ、ウミ、エリー!」

ウミ「はい!」

エリー「……」コクン



マキウミエリー「「ほのキチチェンジ!!」」




レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなブルーシー」

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


アクア「アクアブルーへと溶けるスノー」

アクア「ソルゲアクア!!」バンッ



レッド「三人合わせて!」

ソルゲ「ソルゲジャー!!」ババンッ


レッド「冷たく強く守ってあげるわっ!」


ユキアリ「……ソルゲジャー」


レッド「さ、覚悟しなさいっ!」

アクア「今日の私は一味違うわよ?」

ブルー「意気込んでいますね、アクア」

アクア「当然よ。貴女、今のうちに降参した方がいいわよ?」フフッ


ユキアリ「…………」

アリサ(……ユキホ)

ユキホ(大丈夫。確かに強そうではあるけど……)

ユキアリ「…………うん、行こう」


ブルー「……降参する気はないようですね」

アクア「残念だわ」フフッ

レッド「上等よっ! さぁ、行くわよ、二人ともっ!!」

ユキアリ「先手必勝っ!」キッ

アクア「っ!?」ビクッ

ユキアリ「『妹変化』!!」ボフンッ

亜里沙「…………」

レッド「姿が変わった!?」

ブルー「あ、あれは……」


亜里沙「……お姉ちゃん」

アクア「っ!? ア、アリーチカ!?」


レッド「アクアの妹!?」

ブルー「姿を変えることが出来るのですかっ!?」


亜里沙「そう。私たちの能力は『妹変化』。誰の妹にも姿を変えることが出来るの」

亜里沙「そして――」


亜里沙「おねぇちゃぁぁん♪」ギュゥゥ

アクア「……あ、ありーちか?」ビクンッ

亜里沙「アリサね? お姉ちゃんのこと大好きだよ?」

アクア「うっ、あっ……」キュンキュン

亜里沙「……こんな風におねえちゃんをほねぬきにできるんだ♪」


レッド「あ、アクアがっ!?」

ブルー「な、なんて恐ろしい能力……」ゴクリ

レッド「ブルー! 怯むんじゃないわよ!」ダッ

ブルー「レッド! 待ちなさいっ!」


レッド「どこにいたってムリよっ!」ガシッ

ユキアリ「くっ!?」

レッド「姿が戻ったわね。でも、残念だったわね。私に妹はいないわよ?」

ユキアリ「っ」

レッド「さぁ、どうするつもり?」

ユキアリ「…………」

レッド「なにもできないようねっ!」フフンッ

レッド「じゃあ、これで――」

ユキアリ「っ、『妹変化』!」ボフンッ

雪穂「…………」

レッド「貴女はっ、穂乃果のっ!?」



雪穂「……ねぇ?」

雪穂「マキお義姉ちゃん……」


レッド「」キュン



レッド「うっ!?」ドサッ

ブルー「レ、レッドぉぉぉ!?」

ブルー「レッド! だ、大丈夫ですか!?」

レッド「……ダメよ、もう……」

ブルー「なにを言ってるんですかっ!」

レッド「……お義姉ちゃん、なんて」

レッド「彼女に言われてみなさい?」


レッド「それはつまり、穂乃果の相手になる、ということよ?」


ブルー「っ!?」ビクッ

レッド「私の負け……あの子を倒すことは、穂乃果との関係を否定することになる」

ブルー「っ、それはっ……」

レッド「……だって、穂乃果と結ばれるのは私たちの夢、でしょ?」

ブルー「…………」

レッド「ほら、私の心臓……こんなにきゅんきゅんしてる。触ってみて――」スッ

ブルー「破廉恥です」ベチンッ

レッド「ごふぅっ!?」ガクッ

ブルー「レッドォォォォォ!!!」



ユキホ(……なにこれ?)

アリサ(おぉ! これがほのキチなんだねっ)

ユキホ(うん。しかも、重度の)

アリサ(……ジュウドー? セオイナゲ?)

ユキホ(…………)

ユキアリ「あと、ひとり」

ユキアリ「……終わらせよっか」

ユキアリ「ソルゲジャーを倒せば、私も幹部に……」

ユキホ(そうすればっ! きっと本当のお姉ちゃんにっ!)

アリサ(……ユキホ)

ブルー「…………」

ユキアリ「……『妹変化』」ボフンッ


雪穂「覚悟してね、お義姉ちゃん」

アクア「ありーちかァァ……」チカチカ

レッド「」キュンキュン

ブルー「…………」


雪穂「やぁぁ――

「ふっ」バシッ

――きゃっ!?」


ブルー「…………」スクッ

雪穂「は、はなしてっ!」


ブルー「……貴女は」

ブルー「貴女はっ!」スッ

雪穂「っ」ビクッ

ブルー「……だ、駄目です」ガクッ



ウミ「私には、出来ません……」


ウミ「貴女は所詮偽物です」

ウミ「だから、本来は倒すべき……なのです」

ウミ「けれどっ!」

ウミ「私には出来ないっ!」

ウミ「本物の雪穂からは軽蔑の目を向けられ、穂乃果に近づかせてすらもらえない」

ウミ「一言目には近づかないでください、二言目には死んでください」

ウミ「三言目には……変態」ゾクゾクッ

ウミ「穂乃果の面影を見られるその顔に……罵られるのはっ」ゾクゾクッ

ウミ「…………」スンッ

ウミ「だから、いくら私たちが穂乃果を愛しても……」

ウミ「周りには決して受け入れてもらえないのですよっ!!」

ウミ「……お義姉ちゃん、なんてっ――」

――――――



ウミ「もう一度、私をお義姉ちゃんと呼んでくださいぃぃぃ!!」

雪穂「絶対いや」スンッ

ウミ「あァァぁァァ!?!?」



――――――

レッド「」キュンキュン

アクア「」チカァァ

ウミ「」ガクガク


雪穂「…………」ボフンッ

ユキアリ「あっけなかったね」

ユキホ(……これで、やっと……)

アリサ(うん! やったね、ユキホ!)


ユキアリ「ソルゲジャーも……」

ユキアリ「これで、お仕舞いっ!!」ブンッ

――――――



「そこまでです♪」バシッ



――――――

ユキアリ「っ!?」

「こんちには、ユキホちゃん」

ユキアリ「!? あ、あなたはっ?」

「……久しぶりだから、忘れちゃってるかな?」

ユキホ(……忘れて……?)

「私は――」


コトリ「私は、コトリ」

コトリ「穂乃果ちゃんの幼馴染みのコトリだよ♪」


ユキアリ「っ!? コ、コトリちゃん?」

コトリ「うん♪」

ユキアリ「……なにしに戻ってきたの?」

コトリ「なにしに? あはは♪ おかしなこと聞くんだね?」

コトリ「決まってるよ」



コトリ「穂乃果ちゃんとチュンチュンしに♪」



ユキアリ「…………っ」ゾクッ

コトリ「もし、それを邪魔するなら、いくら義妹だからって、許しませんよ?」

ユキアリ「ひっ!?」ブンッ

コトリ「……邪魔、するんだね?」バシッ

コトリ「あーあ。それじゃ、始めよっか♪」

――――――



コトリ「ほのキチ……変、身っ!」



ホワイト「私は、ほのキチホワイト」

ホワイト「穂乃果ちゃんが着るウエディングドレスの色と同じ白色のほのキチです♪」


ホワイト「……ふふっ」

ホワイト「さぁ、振り切るよ♪」



『第6話 完』

――――――


凛「ほのキチホワイト……?」

花陽「新しいソルゲジャー?」

凛「でも、ソルゲホワイトじゃないの?」

花陽「う、うーん? なんでだろう?」

凛「うーん???」

花陽(……はっ!? いつのまにか来週を楽しみにしてる花陽がいます)

花陽(さ、最初はカッコよく見えなかったのに……なんででしょう?)



――――――


次回の怪人安価
1 ユキアリ継続
2 新規怪人

下4


――――――

今日はここまで。
圧倒的ユキアリである。
次の更新は少し日が空くかもしれません。

本日更新します。

――――――


凛「さ、かよちん! 早く!」

花陽「うん!」

凛「ほのキチホワイトかぁ」

花陽「何者なんだろう?」

凛「それも今日のソルゲジャーを見れば分かるにゃ!」

花陽「そうだね。それじゃあテレビつけるよ?」


―― ポチッ ――


――――――

『第7話 アイが止まらない! ほのキチの流儀』



ユキアリ「……新しいソルゲジャー!?」

ホワイト「ソルゲジャー……」チラッ


レッド「」キュンキュン

アクア「」チカチカ

ウミ「」ガクガク


ホワイト「こんな人たちと一緒にされるなんて心外、かな」

ホワイト「私はソルゲジャーとは違います♪」

ホワイト「私は敵に絆されたりしませんよ?」

ホワイト「……ふふふっ」


ホワイト「私は、私と穂乃果ちゃんの邪魔をするなら容赦はしません」

ホワイト「それが例え、義妹でも♪」


ユキアリ「」ゾクッ

アリサ(や、やばいよ、ユキホ!)

ユキホ(う、うん……確かに。昔からお姉ちゃんのこと大好きなコトリちゃんだったけど……)

ユキホ(この格好――お姉ちゃんとコトリちゃんの百合イラストをプリントしたTシャツ)

ユキホ(さらに、ほのキチに磨きがかかってるよ)

アリサ(ユキホ……)

ユキホ(うん! ここは……)

ユキアリ「っ、逃げるが勝ちっ!」ボフンッ

ホワイト「え、煙幕!?」

ホワイト「……くっ」


コトリ「逃げられちゃいました……」

ウミ「……くっ、不覚です」ムクリッ

コトリ「あっ、ウミちゃん!」

ウミ「えっ? あ、貴女はっ!?」

コトリ「久しぶりだね、ウミちゃん♪」

ウミ「コ、コトリ……貴女、一体……」

コトリ「コトリのことはどうでもいいです。それより……」チラッ

マキ「」キュンキュン

エリー「」チカチカ

コトリ「……はぁ」

コトリ「これがソルゲジャー? 本当に選ばれしほのキチ?」

ウミ「なっ!? ソルゲジャーを愚弄するつもりですかっ!!」

コトリ「……そういうわけじゃないけどぉ」

ウミ「私たちはほのキチの中のほのキチ、ソルゲジャーですっ!」

コトリ「……穂乃果ちゃん以外のものに心を動かされちゃってるのに?」

ウミ「くっ!?」

コトリ「……それじゃあ、穂乃果ちゃんは守れない」

ウミ「……」ウツムキ


コトリ「ほのキチの中のほのキチを『ソルゲジャー』と呼ぶのなら」

コトリ「その名前、コトリが貰っちゃいますよ♪」


ウミ「っ!?」

ウミ「……コトリ、貴女……」

コトリ「あっ、あの怪人、別な場所に表れたみたい」

ウミ「っ!?」

コトリ「……倒せるの?」

ウミ「……はい。今度こそ」

コトリ「ふぅん。でも、早くしないと、穂乃果ちゃんが危ないかもしれないよ?」

ウミ「え?」

コトリ「怪人が現れたの、『穂むら』だから」

ウミ「っ」ダッ



「ほら、起きなさい! エリー、マキ!」ゲシッ

「な、なによっ!? 人がときめいてるときにっ!」

「…………チカァ」

「怪人を追うのです!」



コトリ「…………」


――――――

――――――


穂乃果「あ、あなた、だれっ!?」

ユキアリ「……お姉ちゃん」

ユキホ(お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん……)

アリサ(ユキホ、しっかりしてっ!)

アリサ(だ、だめ……ぼーそーしてる。きっと能力を使いすぎたんだ……)

ユキアリ「あ、お姉ちゃんの匂い……」クンクン

穂乃果「ひっ!?」

アリサ(このままじゃ……)

――――――



「待ちなさいっ!!」



――――――

ウミ「ふんっ!!」ブンッ

ユキアリ「ぶっ!?」ベキッ

ウミ「…………」キリッ

穂乃果「ウミちゃん!?」

エリー「危ないところだったわね」ドヤチカ

穂乃果「エリちゃんも!?」

マキ「大丈夫? 穂乃果?」キリッ

穂乃果「マキちゃんまで!?」

マキ「貴女は早く逃げな――



穂乃果「なんで、3人が穂乃果の家にいるのっ!? 入らないでって言ったじゃん!!」

マキウミエリー「」



穂乃果「雪穂ー! 害ちゅ、じゃなくて、ウミちゃん達が家に入ってきたー!」タッタッタッ

マキ「…………」

ウミ「…………」

エリー「…………」

ユキアリ「……え、えっと」

マキ「……さて」シロメ

ウミ「覚悟はいいですか?」シロメ

エリー「穂乃果を狙うなんて、認められないわぁ」シロメ

マキ「行くわよ、ウミ、エリー!」シロメ

ウミ「はい!」 シロメ

エリー「……」シロメ



マキウミエリー「「ほのキチチェンジ!!」」シロメ




レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなブルーシー」

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


アクア「アクアブルーへと溶けるスノー」

アクア「ソルゲアクア!!」バンッ



レッド「三人合わせて!」

ソルゲ「ソルゲジャー!!」ババンッ


レッド「冷たく強く守ってあげるわっ!」



レッド「さぁ、張り切って行くわよ」

ブルー「えぇ、穂乃果に『ファイトだよ』と応援されてしまいましたからね」

アクア「カッコ悪いところは見せられないわ♪」

ユキアリ「…………」スンッ


レッド「行くわよ! 二人ともっ!」



―― 中略 ――



レッド「」キュンキュン

アクア「」チカチカ

ブルー「」ガクガク


雪穂「……呆気なかったね」

アリサ(そうだね……前と同じ手で倒せた)

雪穂「じゃあ、今度こそ!!」

――――――



「やっぱり甘すぎる」

「甘いのは、マカロンだけで十分です♪」



――――――

コトリ「…………」

ユキアリ「ま、またっ!?」

ブルー「……コ、コトリ」

コトリ「ふふっ、ウミちゃん、ほんとに弱いね♪」

コトリ「ウミちゃんたちは大人しくそこで見てて?」


コトリ「コトリがオイタの過ぎる義妹をコトリのおやつにしてあげちゃいます♪」



コトリ「ほのキチ……変、身っ!」



ホワイト「ほのキチホワイト」

ホワイト「さぁ、振り切るよ♪」


ホワイト「ほのキチブレード!」ブンッ

ユキアリ「くっ!?」バシッ

ホワイト「へぇ、受け止めたんだ♪」

ホワイト「でも、それじゃあ、無駄だよ」グググッ

ユキアリ「っ!?」

ユキホ(ち、力負けしてるっ!?)

アリサ(このままじゃっ!)

ユキホ(っ、コトリちゃんもほのキチ……なら!)


ユキアリ「『妹変化』!!」ボフンッ


雪穂「…………」

ホワイト「雪穂ちゃんに姿を変えたんだね? 偽物が本物に化けるなんて必死なんだね♪」フフッ

雪穂「……っ」ギリッ

アリサ(……ユキホ! 抑えてっ)

ユキホ(分かってるっ! 食らえっ!!)


雪穂「コトリ、お義姉ちゃん?」


ホワイト「…………」

雪穂「っ!」

アリサ(緩んだ! 今だよ、ユキホ!)

雪穂「やぁぁぁぁ!!!」ブンッ

ホワイト「……」バシッ

雪穂「うけ、とめっ!?」

ホワイト「……なにか勘違いしてますか? コトリは確かにほのキチだよ?」

雪穂「な、なら、なんでっ!?」

ホワイト「ほのキチ、だからね?」



ホワイト「この世界には、穂乃果ちゃんとコトリ以外だれもいらないんだよ?」ヤンヤン


雪穂「なっ!?」ゾクリッ

アリサ(この人、イカれてるっ)

ホワイト「穂乃果ちゃんとコトリのことを邪魔をする悪い子は……」ガシッ

雪穂「え?」

ホワイト「おやつにしちゃうぞ♪」ドンッ

雪穂「きゃっ!?」ドサッ

ホワイト「えへへ、えへへへへへ♪」

雪穂「こ、来ないでっ」

ホワイト「ほのキチブレード♪」ジャキッ

雪穂「ひっ!?」ビクッ

アリサ(ユキホっ!!)

ユキアリ「…………」

ホワイト「あれ? 戻っちゃったんだ?」

ユキホ(……アリサ、なんで?)

アリサ(死ぬときはいっしょだよ、ユキホ)

ユキホ(…………ありがと)

ユキアリ「…………」スッ

ホワイト「目も閉じちゃった? ふふふっ、でも、やることは変わりません♪」


ホワイト「サヨナラ」ヤンヤン

ホワイト「チュゥゥゥゥゥン♪」ブンッ

ブルー「…………」ガシッ

ユキアリ「え?」

ブルー「大丈夫ですか?」

ホワイト「……ウミちゃん? なんのつもりっ!?」

ブルー「私は義妹を助けただけですが?」

ホワイト「っ、義妹を助けるっ!? 何をいってるの!?」

ブルー「…………」

ホワイト「そもそも、それは本物の雪穂ちゃんじゃないよっ! 怪人は『ボス』って呼ばれる存在が、実在の人間を真似て作ったただの偽物っ! だから――」

ブルー「そんなの、分かっています」

ホワイト「ならっ!!」



ブルー「……貴女は」

ブルー「貴女は最低ですっ!!!」ベシッ



ホワイト「チュンッ!?」

ブルー「穂乃果と自分以外いらない?」

ブルー「それは私だってそう思います」

ブルー「二人だけの世界ならば、穂乃果は私に頼らざるを得ない」

ブルー「つまり――ふへへへへ」ニヤニヤ

ブルー「…………」スンッ

ブルー「けれど、それでは意味がないのですっ!」

ブルー「二人だけの世界に、意味はない!」

ブルー「そんな世界などっ」

ブルー「例えGODが許しても、私たちソルゲジャーが許しませんっ!」

ブルー「なぜならっ!」

――――――



ブルー「穂乃果がこの世界を愛しているからっ!!」



――――――

レッド「」ピクッ

アクア「」ピクッ


ブルー「穂乃果はみんなが大好きですから」

ブルー「生きとし生けるもの全てを愛する女神のような穂乃果」

ブルー「そんな穂乃果の愛は、私たちを愛するだけでは止まらないんです」

ブルー「私たち、ほのキチはそんな穂乃果と、穂乃果の愛する世界を守るためにいるのですっ!!」


ブルー「それが、選ばれしほのキチの使命なのですっ!!!」ババンッ


ホワイト「…………」


ブルー「さぁ、起きなさい! レッド! アクア!」

ブルー「この分からず屋に、私たちの力を教えてあげましょう」

レッド「……」ピクッ

アクア「……」ピクッ

レッド「……そう、ね」ムクッ

アクア「……ハラショーよ、ブルー」ムクッ

ブルー「それでこそ、ソルゲジャーです」フフッ



ユキアリ「……おいてけぼりだし、今のうちに逃げよう」タッタッタッ

レッド「行くわよ! 三人のほのまげ銃とほのキチ魂をひとつに!!」

ブルー「はいっ!」

アクア「えぇ!」



ソルゲ「「ほのキチバズーカ」」ガシャン



ホワイト「…………」


レッド「さぁ、これで終わりよっ!」

ブルー「さぁ、貴女の罪を数えなさい」

アクア「ダスビダーニャ」



ソルゲ「「ほのビッグバスターッッ!!」」



ホワイト「チュゥゥゥゥゥンっ!!」ビクンビクン

―― ドーーーーンッ ――




レッド「一件落着ね♪」




――――――

――――――



マキ「強敵だったわ」

エリー「そうね」

ウミ「……ちょっと待ってください!」

マキ「なに? エンディングに水を差すつもり?」

ウミ「い、いえ、あのっ!」

ウミ「なんて、貴女がいるんですかっ!」



コトリ「えへへへぇ」ギュゥゥ

ウミ「コトリっ!」



ウミ「は、離れてくださいっ!」

コトリ「ンミチャァ!」ギュッ

ウミ「ちゃんと発音しろ」

コトリ「あのね? コトリ、みんなにやられて気づいたの!」

ウミ「コトリ……やっと気づいてくれたんですね!」



コトリ「痛いのって、キモチイイ♪」ヤンヤン



ウミ「」シロメ

エリー「さすがコトリね」

コトリ「それに――」チラッ

コトリ(ウミちゃんのビンタで、コトリ……達しちゃいました♪)ジュンッ

ウミ「」ゾワッ

マキ「……とにかく! 仲間も増えたことだし?」チラッ

エリー「えぇ♪ じゃあ、ビリの人、マカロン奢りねっ♪」ダッ

ウミ「あっ!? 待ちなさい、エリー!」ダッ

マキ「イミワカンナイ」ダッ

コトリ「やーん♪ 待ってよぉ♪」


エリー「あっ!」クルッ

エリー「ハッピーエンドね♪」ウインク



――――――

――――――


ユキアリ「はぁ、はぁ……」

ユキアリ「なに、これ……体が……」

ユキホ「くっ!?」

アリサ「きゃっ!?」

ユキホ「はぁっ……合体が解けた?」

アリサ「なんでっ?」



「実験は失敗のようね♪」

「そのようだ」



ユキホ「だれっ!?」

「誰とはシンガイだな」

「仲間でしょう?」

アリサ「か、怪人ですか?」

「その通り」

ユキホ「よ、よかったぁ……味方か……」

「そうね。でも……」



「あなたたちはもう用済みよ」ドスッ



ユキホ「うっ!?」ガクリッ

アリサ「ユキホっ!!」

「オマエもだ」ドスッ

アリサ「っ」ガクリッ

「ふふふっ、ほのキチを怪人にするなんて、ボスも酷いことするわ♪」

「しかし、ヒツヨウナコトなのだろう?」

「そうね♪」

「ほら、無駄話はおしまいにしなさい?」

「行きましょ? アンジュ、エレナ」

エレナ「あぁ」

アンジュ「分かったわ、リーダー♪」

「リーダーは止めて……名前で呼んでよ」



ツバサ「私には、ツバサという名前があるのだから」




『第7話 完』

――――――


凛「…………」

花陽「…………」

凛「ねぇ、かよちん?」

花陽「なに? 凛ちゃん?」

凛「いろいろ、聞きたいことはあるんだけど……」

花陽「なに?」


凛「痛いのがキモチイイってどういうことかにゃ?」クビカシゲ


花陽「っ!?」

凛「凛、よくわかんないよ」

凛「ねぇねぇ」



凛「教えて? かよちん♪」ニコッ



花陽「」


――――――


次回の怪人安価
1 ニコ&ノゾミ
2 ハナヨ&リン


下4


――――――

急な用事が入ったため
昨日は更新できませんでした。
待っててくださった方には申し訳ないです。

あと5、6話くらいで終わる予定です。
もう少しだけアホなお話にお付き合いください。

――――――


花陽「…………」

花陽「先週は危なかったです」

花陽「凛ちゃんが変なところに食いついちゃって」

花陽「どうにか誤魔化したけど……」

花陽「って、噂をすれば……」

凛「かよちん、お待たせ!」バンッ

花陽「ううん、花陽も今、着替え終わったところだから」

凛「それじゃあ、早速見るにゃ!」

花陽「うん!」


―― ポチッ ――


――――――

『第8話 復活するやつら』



理事長「ふふっ♪」

理事長「あの子達のおかげで、廃校も阻止できたわ!」

理事長「来年の入学希望者もかなり増えて……」

理事長「ふふっ、感謝しないといけないわね」


「うんうん♪」

「そうやねぇ」


理事長「え?」

ノゾミン「やっほー♪ お久しぶりやん?」

ニコニー「にっこにっこにー♪」

理事長「あ、あなたたちはっ!?」


ノゾミン「そう! ウチらはご存知の通り怪人やん? ワシワシ怪人ノゾミンとぉ」

ニコニー「笑顔怪人ニコニーにこっ♪」


理事長「……っ!?」ダッ

ニコニー「逃げようとしてもムダにこ! ノゾミ!」

ノゾミン「了解やん」ワシッ

理事長「ひっ!? や、やめっ!?」


ノゾミン「改めてウチらの恐ろしさを味わうといいやんっ!」

――――――



「待ちなさいっ!!」



――――――

ウミ「ふんっ!!」ベキッ

ニコニー「にごぉ!?」

ノゾミン「おっと」ヒョイッ

理事長「っ!!」

エリー「危ないところだったわね」

コトリ「モウダイジョーブデース」

理事長「? あなた……」

コトリ「ヨキニハカラエ、ミナノシュー」

理事長「あなた、コトリ?」

マキ「私たちのことはいいわ。とにかく逃げなさい」

理事長「え、あっ……はい」タッタッタッ


ノゾミン「ふぅ、危ないところやった」

ニコニー「ノゾミ! あんた、ニコのこと盾にしたでしょ!?」

ノゾミン「ナンノコトヤラ」

エリー「……ノゾミ?」

ノゾミン「あ、ひさしぶりやね、エリち♪」

エリー「あなた、生きて……」

ノゾミン「うん。というより、生き返ったが正しいかな?」

コトリ「生き返った? それって……?」

ノゾミン「うーんとなぁ――」

ニコニー「……ノゾミ」

ノゾミン「おっと、お喋りはここまでやね」

エリー「…………」

ノゾミン「それじゃ、始めよか?」


マキ「行くわよ、ウミ、エリー、コトリ!」

ウミ「はい」

エリー「……」コクン

コトリ「うんっ♪」



マキウミエリーコトリ「「ほのキチチェンジ!!」」


レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなブルーシー」

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


アクア「アクアブルーへと溶けるスノー」

アクア「ソルゲアクア!!」バンッ


ホワイト「白い羽根よ、羽ばたけ♪」

ホワイト「ソルゲホワイト♪」バンッ



レッド「四人合わせて!」

ソルゲ「ソルゲジャー!!」ババンッ


レッド「冷たく強く守ってあげるわっ!」


ニコニー「出たわね、ソルゲジャー」

ノゾミン「あれ? なんか一人増えてる?」

ホワイト「あ、はい♪ 新しく入りましたホワイトです♪」ペコッ

ノゾミン「これはこれはご丁寧に」ペコッ

ニコニー「って、なにしてんのよっ!」ベシッ

ノゾミン「あいたっ!?」

ホワイト「あっ……」ジーッ

ブルー「こっちを見ないでください、ホワイト」

ホワイト「だって、気持ち良さそう……」ジーッ

ブルー「」ゾワッ


レッド「ほら、二人とも! 遊んでないでいくわよっ!」

ブルー「はっ! そ、そうでした!」

アクア「……二人は笑顔怪人の方をやって」

ホワイト「えっと、私とアクアは?」

アクア「ワシワシの方をやりましょう」

ブルー「っ、アクア!」

アクア「大丈夫よ。もう迷わないわ」ダッ

レッド「……なら、いいわ」ダッ


ノゾミン「いくよ、エリち!」ダッ

アクア「来なさいっ! もうその攻撃は見切ってるわっ!」バシッ

ノゾミン「ふっふっふっ」スゥゥ

アクア「えっ!? 消えっ!?」


ノゾミン「『ワ・シ・ワ・シ――」ワシッ

ノゾミン「――MAX』!!!」ワシワシワシワシッ


アクア「チカァァァ!?」ビクンビクンビクンビクンッ

ホワイト「アクアっ!!」

アクア「にゃ、にゃんて、かいかん~~」アヘェェ


ノゾミン「ふふっ、エリち? 昔のウチと同じと思ったらダメやん?」

ノゾミン「今のウチは前よりもずっと速く! そして、より繊細にワシワシをすることができるんよっ!」

ノゾミン「与える快感は、以前の150倍!」バンッ


コトリ「なんて、うらやま……恐ろしい……」ゴクリッ

ブルー「……あの怪人、パワーアップしています。ということは……」

ニコニー「そうにこ! もちろん、ニコだってパワーアップしてるにこっ!!」ドヤッ

ブルー「くっ」タジッ

レッド「ブルー! 怯むんじゃないわよ!」ダッ

ブルー「レッド、ダメです!」


レッド「捕まえちゃう♪」ガシッ

ニコニー「……っ、なによ」

レッド「え? あっ、貴女の能力は分かってるわ!」

ニコニー「そう、でしょうね」

ニコニー「でも、それはこっちも同じよ」ボソリッ

レッド「えっ?」

ニコニー「――ねぇ、マキちゃん?」

レッド「っ!?」ビクッ

ニコニー「マキちゃんの全部、ニコに預けてさ……」コソッ

ニコニー「マキちゃんの可愛い笑顔を見せてほしいな?」ニコッ



レッド「」キュン



レッド「うっ!?」ドサッ

ニコニー「にっこにこにこ!!」フフンッ

ブルー「レ、レッドぉぉぉ!?」


ブルー「レッド! しっかりしてくださいっ!」

レッド「……うっ、ブルー」

ブルー「なんですかっ!!」

レッド「気をつけて。あの怪人、確かにパワーアップしてるわ」

レッド「より可愛らしく、より小悪魔に」

レッド「いくらほのキチ歴半年の私でも、あんな可愛くおねだりされたら……ふふっ」

ブルー「…………レッド」

レッド「ほら、私の心臓……こんなにきゅんきゅんしてる。触ってみて――」スッ

ブルー「破廉恥です」ベチンッ

レッド「ごふぅっ!?」ガクッ

ブルー「レッドォォォォォ!!!」



ニコニー「チョロいにこ♪」

ノゾミン「ニコっち!」

ニコニー「あ、ノゾミ。終わったの?」

ノゾミン「……ほら、あの通り」

アクア「」アヘェェ

ホワイト「」アヘェ

ノゾミン「新入りさん、弱かったわぁ」

ニコニー「こっちも激チョロよ」

レッド「」キュンキュン

ニコニー「これで相手は……あいつか」

ノゾミン「……ニコっち? 油断したらやられるよ」

ニコニー「わかってるニコ」ゴクリッ

ノゾミン「それじゃあ、同時攻撃と行こか」

ニコニー「えぇ!」



ブルー「…………」

ニコニー「覚悟するにこっ!」ダッ

ノゾミン「行っくよ~!!」ダッ


ノゾニコ「「合体技『ニコワシ――

「ふんっ!」ベキッ

――ひっ!?」」ヒョイッ


ブルー「…………」スクッ

ブルー「…………」スタスタスタ

ニコニー「やっぱりこうなるのね」

ノゾミン「これを避ければっ!」



ブルー「……貴女は」

ブルー「貴女は最低ですっ!!」バチンッ



ホワイト「チュゥゥゥゥン♪」ビクンビクンッ

ノゾニコ「「!?」」

ホワイト「」ビクンビクンッ

ブルー「生き返った。そう、言いましたね」

ノゾミン「……え、あぁ、うん」

ブルー「なぜですかっ!!」

ニコニー「そ、それは……皆を笑顔に――」

ノゾミン「ウチはエリちを――」

ブルー「それはもう聞きましたっ!!」バンッ

ノゾニコ「「ひっ!?」」

ブルー「別に復活するのは構いませんっ!」

ブルー「死して尚自らの欲望を叶えようとする想いの強さ! それは尊敬に値します」

ニコニー「な、なら……」

ブルー「しかしっ!!」バンッ

ニコニー「ひぃぃ!?」

ブルー「なんで、今なんですかっ!!」ギロッ

ブルー「他の日、他の時間ならまだしもぉ」イライラ

ブルー「TPOをわきまえない貴女たちのその言動!」イライラ

ブルー「例えGODが許しても、私たちソルゲジャーが許しませんっ!」

ブルー「だから、とっとと倒しますっ!!」

ブルー「ほら、見てくださいっ!! 今、司令からメールが届いたのです!」

――――――



『パンツ収穫祭開催!』

『今ならなんと一万円で取り放題イベント開催中!』

『先着二名様限定!』



――――――

レッド「」ピクッ

アクア「」ピクッ

ホワイト「」ビクンビクン


ブルー「収・穫・祭っ!!!」 バンッ

ブルー「と・り・ほーだいっ!!!」バンバンッ

ブルー「先着二名様ァァァ」バンバンバンバンッ


ノゾニコ「「ひぃぃぃぃ」」

ブルー「……貴女たちの、せいですよ?」

ブルー「貴女たちが、こんなときに復活するから」

ブルー「…………」

ブルー「ふふっ」


ブルー「さぁ、起きなさい! レッド! アクア! ホワイト!」

ブルー「彼女たちをもう一度、冥土に送って差し上げましょう」

レッド「……」ピクッ

アクア「……」ピクッ

ホワイト「」ビクンビクン

レッド「……そう、ね」ムクッ

アクア「……ハラショーよ、ブルー」ムクッ

ホワイト「」ビクンビクン

ブルー「…………」ゲシッ

ホワイト「あぁんっ♪」ムクッ

ブルー「それでこそ、ソルゲジャーです」フフッ



ニコニー「なんか、もうどうでもよくなったニコ」スンッ

ノゾミン「奇遇やね、ウチもや」スンッ

レッド「行くわよ! ほのまげ銃とほのキチブレード、そして、ほのキチ魂をひとつに!!」

ブルー「はいっ!」

アクア「えぇ!」

ホワイト「うんっ♪」



ソルゲ「「新ほのキチバズーカ」」ガシャン



ノゾミン「今度は平和な世界に生まれたいわぁ」

ニコニー「……ニコもよ。願わくばアイドルでもやりたいわね」

ノゾミン「えぇねぇ」

ニコニー「あんたも……付き合いなさいよ」

ノゾミン「……うん♪」


レッド「さぁ、トドメよっ!」

ブルー「収穫祭ぃぃぃ」

ホワイト「チュンチュン♪」

アクア「ダスビダーニャ」



ソルゲ「「新ほのビッグバスターッッ!!」」



ノゾミン「やーーーーんっ!!」
ニコニー「にごぉぉぉぉ!?」

―― ドーーーーンッ ――




レッド「一件落着ね♪」




――――――

――――――



マキ「強敵だったわ」

エリー「えぇ。まさか、ノゾミたちが復活するなんて……」

ウミ「想像もしませんでした……」

コトリ「そうだねぇ」ギュゥゥ

ウミ「……」ゲシッ

コトリ「あぁんっ♪」ビクッ

マキ「けれど、四人になったソルゲジャーに怖いものはないわっ!」フフンッ

エリー「さすがマキね」

ウミ「……ふふっ、さて!」ゲシッ

ウミ「取り放題出来なかったのは残念ですが、司令から採れたての『果実』を頂きにいきましょうか」ゲシッ

エリー「そうねっ! じゃあ、ビリの人、『果実』代奢りねっ♪」ダッ

ウミ「あっ!? 待ちなさい、エリー!」ダッ

マキ「イミワカンナイ」ダッ

コトリ「やーん♪ 待ってよぉ♪」ビクンビクンッ


エリー「あっ!」クルッ

エリー「ハッピーエンドね♪」ウインク



『第8話 完』

――――――


凛「ふぅ、今日もよかったにゃ!」

花陽「…………」

凛「かよちん?」

花陽「え、な、なに?」

凛「どうかしたの? なんだかボーッとしてたけど?」

花陽「え、なんでもない、よ?」

凛「???」クビカシゲ


花陽(なんだか、冷静になって考えてみると……)

花陽(この番組、色々ひどいなぁ)

花陽(なんではまっちゃってたんだろう?)

花陽(たぶん視聴率も良くないだろうし……そろそろ終わるかも?)

花陽(でも、そんなこと言えないや。だって……)


凛「次も楽しみにゃぁぁ!!」

花陽「…………」


――――――


次回の展開安価
1 A-RISE襲来!
2 A-RISE襲来……。


下5


――――――

ちょい更新

――――――



凛「今週もソルゲジャーの時間だにゃ!」

花陽「そうだね」

凛「早くしないと始まっちゃうにゃ!」

花陽「うん……」

凛「? かよちん、どうかした?」

花陽「なんでもないよ。あはは……」

凛「?? じゃ、つけるね」

花陽「う、うん」


―― ポチッ ――



――――――

『第9話 君臨する王者!』



レッド「行くわよ! ほのまげ銃とほのキチブレード、そして、ほのキチ魂をひとつに!!」

ブルー「はいっ!」

アクア「えぇ!」

ホワイト「うんっ♪」



ソルゲ「「新ほのキチバズーカ」」ガシャン



リンガベ「また、勝てなかったにゃ」

パナヨ「……うん。でも、パナヨはリンちゃんと一緒に戦えて楽しかったな」

リンガベ「っ、リンはねっ……」グスッ

パナヨ「……分かってる。だから、言わなくていいよ」ニコッ


レッド「終わりにするわよっ!」

ブルー「いぬ耳穂乃果は最高のオカズですぅぅ」

ホワイト「チュンチュン♪」

アクア「ダスビダーニャ」



ソルゲ「「新ほのビッグバスターッッ!!」」



リンガベ「にゃぁぁぁっ!?」
パナヨ「パナァァァ!」

―― ドーーーーンッ ――



レッド「一件落着ね♪」

――――――



「そう、一件落着ね」



――――――


マキ「っ!? 誰っ!?」

「ふふふっ、完全にフルハウス♪」

「どうやら遅かったヨウダナ」

「そうね。けれど、再生しても強くならないことが分かったのは収穫だと思わない?」

「確かにソウダナ」

ウミ「っ! 質問に答えなさいっ!」ブンッ

「フッ」バシッ

コトリ「ンミチャーのパンツがっ!」

「……フンッ」ベキッ

ウミ「ぐっ!?」

コトリ「ウミちゃんっ!」サスサス

ウミ「気をつけてください……。この怪人、只者ではありません」ベシッ


「怪人? 失礼ね?」

「我々はカイジンではない」

「……自己紹介がまだだったわね」ニコッ


ツバサ「穂乃果さんは私の嫁!」

ツバサ「キラ=ツバサっ!」バンッ


アンジュ「完全にフルハウス♪」

アンジュ「ユーキ=アンジュ♪」バンッ


エレナ「我々はヒトツ」

エレナ「トウドゥー=エレナ」バンッ



ツバサ「聖なる少女は趣味じゃないっ!」

ツバサ「三人合わせて!」

アライザー「アライザー!」ババンッ


ツバサ「Shocking Partyを始めましょ!」

ウミ「ふんっ!!」ベキッ

ツバサ「ブホッ!?」

エレナ「ツバサァァァ!!!」

ウミ「…………」スタスタスタ

ウミ「ふんっ!!」ベキッ

ツバサ「い、いかなり、なにをっ!?」

ウミ「スミマセン、最近、耳が遠いようで……もう一度名乗っていただけますか?」ニコッ

ツバサ「…………」


ツバサ「穂乃果さんは私の嫁っ!」

ツバサ「キラ=ツバ――

「ふんっ!!」ベキッ

――ぶっ!?」


マキ「くっ、あの女、ウミの蹴りを受け切っているわっ!?」

エリー「どうすれば……」ゴクリッ

コトリ「……っ」ソワソワ

エレナ「待て。このままではフェアではない。そちらもヘンシンするといい」

エリー「……後悔、するわよ?」

アンジュ「そう言ってられるのも今のうちよ?」フフッ

マキ「上等っ!」


マキ「行くわよ、ウミ、エリー、コトリ!」

エリー「えぇ」

ウミ「はい、ふんっ!」ゲシッ

ツバサ「ひっ、ふぅんっ///」ビクッ

コトリ「んっ、あっ……うん……///」ソワソワ



マキウミエリーコトリ「「ほのキチチェンジ!!」」



レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなっ! ブルーッ、シーッ!」ゲシッ

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


アクア「アクアブルーへと溶けるスノー」

アクア「ソルゲアクア!!」バンッ


ホワイト「白い羽根よ……羽ばたけ」 チラッ

ホワイト「ソルゲホワイト///」ジュンッ



レッド「四人合わせて!」

ソルゲ「ソルゲジャー!!」ババンッ


レッド「冷たく強く守ってあげるわっ!」


中途半端だが一旦ここまで。
スクフェスしてきます。
余裕があれば続き書くかもです。

更新します。

レッド「……行くわよっ!」

アクア「レッド、待って」

レッド「っ、アクア?」

アクア「……ねぇ、貴女たちは何者?」

エレナ「…………」

アンジュ「ふふっ、さっきも言ったでしょう? アライザーよ♪」

レッド「名前なんてどうでもいいわっ! 貴女たちはあの怪人たちを知っていたようだけど……」

アンジュ「知っているもなにも……」

エレナ「あのカイジンを作り出したのは我々だ」

レッド「っ!?」

アクア「なるほどね。怪人たちが言っていたボスというのは貴女たちのこと」


アクア「……つまり、貴女たちを倒せば、ジャマな怪人はいなくなって、穂乃果は私のものってことね?」


レッド「……私たちの、でしょ?」

アクア「……」

レッド「ねぇ」

アクア「…………」スンッ


アンジュ「ふふふっ、血気盛んね♪」

エレナ「フッ、倒せるものナラ倒してミロ!」


アクア「言われるまでもないわっ!」

レッド「上等よっ!」ダッ

アクア「はぁぁぁっ!」ブンッ

アンジュ「ふふふっ♪」ヒョイッ

アクア「避けられたっ!?」

アンジュ「が・ら・あ・き♪」

アクア「っ!?」


アンジュ「かんっぜんに……『フルハウス』♪」ボソッ


アクア「」ビクンッ

レッド「アクア!? なにをっ!?」

エレナ「サスガはアンジュだな。アンジュの能力は『魅了』。アンジュの声を耳元で聞いたモノハ脳ミソが完全にフルハウスになる」

レッド「くっ!? なんて能力……」ゴクリッ

レッド「まだよっ!」ダッ


レッド「捕まえちゃうっ!」ガシッ

エレナ「ホウ……」

レッド「やぁぁ!」ペチッ

エレナ「……ン?」

レッド「はぁぁ!」ペチンッ

エレナ「…………」

エレナ「……フッ」ドンッ

レッド「きゃっ」ヨロッ

エレナ「オット」ダキッ

レッド「っ、なにをするつもりっ!? 私は絶対屈しないわっ!!」キッ

エレナ「…………」

エレナ「ワタシとプライベートウォーズを楽しまないカ」イケボ


レッド「」キュンッ


レッド「うっ!?」ドサッ

アクア「れ、れっどぉぉ……」アヘェ

ホワイト「はっ!? 今まで、コトリはなにを……!? レッド!」

レッド「フフッ、もう私、ダメみたい」

ホワイト「……そ、そんなこと……」

レッド「あんな風にイケボで囁かれて、私の心臓はもうBeat in Angelよ」

レッド「ヤバイ状態ってやつね」フフッ

ホワイト「レッド……」ウルウル

レッド「でもまさか、貴女にこうやって看取られるなんてね」フフッ

レッド「いつもはブルーに看取られてたから変な気分」

ホワイト「ん?」イラッ

レッド「ブルーの腕のなかは、それはそれは――

ホワイト「えいっ!」ベチンッ

レッド「ごふぅっ!?」ガクッ

ホワイト「レッドぉぉぉ!!」


アンジュ「なにかしたの?」

エレナ「イヤ、ナニモ」

ホワイト「うぅぅ……」ガクッ

エレナ「アトハお前、ヒトリのようだな」

ホワイト「そうだっ! まだブルーがっ!」

アンジュ「……ふふっ」

ホワイト「なにがおかしいのっ!」キッ

アンジュ「ほら、あれを見て?」ユビサシ

ホワイト「えっ?」



ブルー「ふふふっ、これがイイんですかっ!!」ベシッ

ツバサ「そうよォォ……それがイイのぉっ!!!」ビクンッ

ブルー「アハハハハハッ!!!」ゲシッ

ツバサ「ひぃぃぃぃんっ///」ビクンビクンッ



ホワイト「」

エレナ「もう、手遅れノヨウダナ」

ホワイト「ブ、ブルー? ……ウミちゃん?」


『ねぇ、ウミちゃん♪』

『な、なんですか?』

『もっとぉ、もっと、ぶってぇぇぇ』

『……イヤですっ!!』ゲシッ

『あひぃぃぃんっ///』ビクンビクンッ

『コトリは本当に変態ですね』ゾクゾク


ホワイト「あれ、本当にウミちゃん?」

ホワイト「……あんなに人を痛めつけることを嫌がってたのに」

ホワイト「あんなにほのキチだったのに……?」ガクッ

エレナ「やはりオソロシイナ、ツバサの『カリスマ性』は」

アンジュ「ふふふっ、わたしの『魅了』なんて足元にも及ばないわ」

エレナ「あぁ。ツバサの『カリスマ』は人格すら変えてしまう。それは、ほのキチが相手でもレイガイデハナイ」


ホワイト「ウミちゃん……目を覚ましてよぉ」グスッ


ブルー「アハハハハハッ! もっと啼きなさいッ!!」ゲシッゲシッ

ツバサ「はいぃぃぃっ!! ごしゅじんしゃまぁぁぁっ!!!」ビクンビクンッ



『第9話 完』

今日はここまで。
読み返して思ったけど書いてるやつ頭おかしいですねこれ。

そろそろりんぱなを書きたくなってきました。
次作は恐らくりんぱな百合ものになりそうです。

――――――


凛「ついにあの三人組が出てきたね!」

花陽「……う、うん」

凛「ブルーも敵の力でやられちゃってるし……どうやって倒すんだろう?」

花陽「さ、さぁ?」

凛「うむむ……先が読めないにゃ……」

花陽「ソウダネェ」トオイメ



――――――

書き忘れてたので……。
今度こそ9話終わり

――――――


凛「かよちん! かよちん! かよちーんっ!」

花陽「ど、どうしたのっ!?」

凛「あのね……」グスッ

花陽「!? 凛ちゃん!?」

花陽(凛ちゃんが泣いてる……。いったいなにが!?)

凛「ソルゲジャー終わっちゃうらしいにゃ……」グスグスッ

花陽「……あぁ」

凛「ネットで見たんだけど、ソルゲジャー最低しちょー率なんだって」グスンッ

花陽「ソーナンダー」

凛「……凛、ソルゲジャー好きだったのに……もしかして、凛って変なのかな?」

花陽「っ!?」


花陽「そんなことないよっ!」


花陽「大丈夫! 凛ちゃんは変なんかじゃない!!」

花陽「ソルゲジャー、花陽も面白いって思うよ!」

花陽(途中までは)

凛「かよちん……」

花陽「ほら、はやく見よう? 終わっちゃうなら、尚更残りの回を大切に見なきゃ!」ギュッ

凛「っ、うんっ!!」


―― ポチッ ――


――――――

『第10話 繋がるほのキチ』



エレナ「ここまでのヨウダナ」

アンジュ「完全にフルハウス♪」

ホワイト「…………」



レッド「」キュンキュン

アクア「」アヘアヘ

ブルー「フフフフフッ」ゲシゲシッ

ツバサ「ひぃぃぃぃんっ///」ガクガク



ホワイト(向こうは3人とも戦える状態)

ホワイト(……こっちはコトリだけ)

ホワイト(悔しいけど……もう……)

ホワイト(……この人たちには勝てないっ)ギリッ

ホワイト(ごめんね、みんな。ごめんね、穂乃果ちゃん)

ホワイト(…………ん?)モニュ

ホワイト(ポケットになにか……)ゴソゴソッ

ホワイト(っ、これはっ!?)

――――――


マキ(…………)

マキ(……あれ? 私? そっか、私、エレナとかいう人にやられて……)

マキ(ここは……どこかしら?)

マキ(なにもない、真っ白い場所)


『マキちゃんっ!』


マキ(え?)


『マキちゃん!』

『……貴女は』

『やっぱりここにいた!』

『……高坂先輩、でしたっけ?』


マキ(これは……穂乃果に初めて会ったときの記憶?)

マキ(そう。走馬灯ってやつね)


『むっ! 穂乃果!』

『え?』

『穂乃果って呼んで!』

『え、あっ』

『ほ・の・か!』

『…………穂乃果、先輩』

『うんっ!』


マキ(ふふっ、強引な人)

マキ(でも、そんな貴女だから――)


『…………』

『…………』

『ねぇ、マキちゃん?』

『なんですか、穂乃果先輩』

『歌って!』

『……は?』

『さっき歌ってた曲! 歌ってほしいなっ!』

『……なんで私が』プイッ

『ダメ、かな?』

『……なんで、ですか?』



『え? だって、穂乃果、マキちゃんの声すっごく好きだからっ!』ニコッ

『』キュンッ



マキ()キュンッ

マキ(……私は、私、なにしてるのかしら)

マキ(敵に負けて、走馬灯なんか見て……)

マキ(…………)

マキ(こんなことしてる場合じゃないっ!)

マキ(はやく戻らなきゃ! 戻って、倒すのよっ!)

マキ(ここで負けたらっ!)



マキ(穂乃果との新婚生活が送れないじゃないっ!!)ババンッ



マキ(はやく、はやく起きなさいっ、私っ!)

マキ(はやく起きて、あいつらを倒すのよっ!)

マキ(っ!!)クンクンッ

マキ(これ、このスメルは……)クンカクンカ

マキ(っ!! 穂乃果っ!!)バッ


――――――

――――――


レッド「っ!!」ムクッ

ホワイト「あっ! レッドっ!」

アクア「レッド!」

レッド「あ、れ? 私……って、これ」ペラッ

アクア「えぇ、穂乃果のブラよ。ホワイトが偶然持っていたの」

ホワイト「よかったよぉ……」グスンッ

レッド(大事な穂乃果のブラを……私のために……っ!)

レッド「ありがとう、コトリ」

ホワイト「うんっ♪」

アクア「さぁ、あとは……」チラッ

レッド「えぇ」


ブルー「アァァァァ……」ゲシゲシッ

ツバサ「」ビクンビクンッ


ホワイト「どう、すれば……」

レッド「……」

アクア「レッド?」

レッド「私に任せてくれる?」

アクアホワイト「」コクンッ

レッド「これ、借りるわよっ!」ダッ


アンジュ「まさか……帰ってくるなんて……」

エレナ「関係ナイナ。またオとすダケダ!」ダッ

アクア「させないわっ!」ガシッ

アンジュ「っ! 邪魔しないでっ!」

ホワイト「それはこっちの台詞だよっ!」ガシッ


アクア(頼んだわよ、リーダー)

ホワイト(ウミちゃんを、連れ戻してっ!)


――――――

――――――


ウミ「……んっ」パチッ

ウミ「私は……」

「起きたのね、ウミさん」

ウミ「……っ、貴女はっ」

ウミ「キラ……ツバサっ!」

ツバサ「ツバサって呼んでほしいわね。私とウミさんの仲じゃない」ニコッ

ウミ「……っ! 別に私と貴女は――」

ツバサ「そう。私たちは敵同士」

ツバサ「今は、ね?」スッ

ウミ「…………なにを!?」

ツバサ「ほら、私のここ、触って?」スッ

ウミ「っ、破廉恥ですっ!」ベシッ

ツバサ「ひゃんっ///」ビクッ

ウミ「っ!?」ゾクッ

ウミ(この感覚は? ま、まさか私は……この女を叩いて……)

ツバサ「気づいたみたいね」


ツバサ「貴女はもう私の支配下にあるの」

ツバサ「もう私なしじゃあ、生きていけない」フフッ


ウミ「そ、そんなことっ!」

ツバサ「ないって、言い切れる?」

ツバサ「私を叩いて、エクスタシーを感じないと言い切れるの?」

ウミ「……私は穂乃果を――」

ツバサ「――見て」ユビサシ


『ウミちゃんっ!』


ウミ「っ!? 穂乃果!?」

ツバサ「残念♪ あれは私が作った幻覚よ。幻覚でも、やっぱり穂乃果さん可愛いわ」

ツバサ「でも、貴女は彼女に触れることは出来ない」

ツバサ「だって、そうでしょう?」


『ひっ!? ほ、穂乃果に触らないで……』


ツバサ「貴女は穂乃果さんに嫌われてるんだものね」フフッ

ウミ「っ」ギリッ

ツバサ「それに比べて、ほら」スッ

ウミ「あっ」ムニッ

ツバサ「私は触れる。私は貴女を拒絶したりしないわ♪」

ツバサ「だから――」



ツバサ「オチてしまいなさい」


ウミ「あ、あぁぁぁ……」ワシワシッ

ツバサ「ふぅぅぅんっ」ビクンッ

ウミ「ホゥゥゥゥ……」ワシワシッ

『ウミ、ちゃ……』

ウミ「ほの……あぁぁ」

ツバサ「ふふっ///」ビクッ

ツバサ(やったわっ! 穂乃果さんが消えていく! これでウミさんはもう――)



『……ウミちゃん』



ツバサ「え?」

ウミ「……ほのか?」

『ねぇ、ウミちゃん?』スッ

『穂乃果のここ、触って?』

ウミ「……あ、あぁぁ」ムニッ

ツバサ「!? 実体があるですって!? あれは私が作った幻覚。そんなはずないっ!?」

ツバサ「それに、触れたとしても、あの反応はなにっ!?」

『んっ/// ウミ、ちゃん……』

ウミ「……」ワシワシワシワシッ

『あ、んっ/// イイよぉ、ウミちゃぁぁんっ』ビクンビクンッ

ウミ「ふ――」



ウミ「ふぉぉぉぉぉぉっっ!!!」ムニムニ

ウミ「ほのパイィィィッ!! イイですぅぅ!!! 最高ですぅぅぅ!!」ワシワシッ

ウミ「78ぃ、78ぃぃぃ!!!」クンカクンカッ

ウミ「ほのスメルぅぅ! 柑橘系のほのパイスメルですぅぅぅ!!!」クンカクンカクンカクンカッ



ツバサ「ひっ!?」ゾワッ

ツバサ(な、なにが起こっているの? そんな、私の『カリスマ』でオチない人間なんているはずないっ!?)

ツバサ(それに、この穂乃果さんは一体!?)


『ウミっ、ちゃぁん///』

ウミ「なんですかっ、穂乃果っ!! 私は今、忙しいんですっ!」

『……ねぇ、ウミちゃん。はやく起きて?』

ウミ「起きる? なにを……」

『はやく目を覚まして、穂乃果を――』

ウミ「!!」

ウミ「そうです。そうですよっ!」

ウミ「私は、ほのキチ」

ウミ「ほのキチの中のほのキチ。ソルゲジャーの一員!」



ウミ「ソルゲブルーですっ!!!」カッ



――――――

――――――



ブルー「穂乃果ぁぁ!!」ムクッ

レッド「あんっ///」



ブルー「って……レッド?」ワシッ

レッド「……んっ///」キュンキュンッ

アクア「やっと目が覚めたのね、ブルー」

ホワイト「ンミチャァァ!!!」ギュッ

ブルー「アクアに、ホワイトも……私は一体?」

アクア「貴女、敵の能力でやられていたのよ。それを……」チラッ

レッド「」キュンキュンッ

ホワイト「でも、レッドが連れ戻してくれた」


アクア「穂乃果と同じサイズのバストと穂乃果の匂いがするブラを使ってね!!」ドヤチカ


ブルー「レッド……」ナデナデ

レッド「ふっ、んんっ///」ビクンッ

ブルー「…………」ツネッ

レッド「ああんっ///」ビクッ

レッド「はっ!」

ブルー「……レッド」

レッド「やっと戻ってきたのね」プイッ

ブルー「えぇ、貴女のおかげです」

ブルー「私はもう少しで大切なものを手放してしまうところでした」



ブルー「だから、ありがとうございます」ニコッ



レッド「別に、なんでもないわよっ」キュンッ

アクア「さすがリーダーね♪」

ホワイト「ヂュンヂュン」ギリッ



アンジュ「まさかっ!?」

エレナ「ツバサが破れたトイウノカ!?」

ツバサ「」ビクンビクンッ


レッド「行くわよ! ほのまげ銃とほのキチブレード、そして、ほのキチ魂をひとつに!!」

ブルー「はいっ!」

アクア「えぇ!」

ホワイト「うんっ♪」



ソルゲ「「新ほのキチバズーカ」」ガシャン



アンジュ「っ、かんっぜんにっ!」

エレナ「フルハウスノヨウダナ」フッ

ツバサ「ウ、ミひゃぁ……」ビクンッ


レッド「さぁ、これでトドメよっ!」

ブルー「私たちの絆! そして、穂乃果への熱き想いを食らいなさいっ!」

ホワイト「チュンチュン♪」

アクア「ダスビダーニャ」



ソルゲ「「新ほのビッグバスターッッ!!」」



アライザー「――――!!!」

―― ドーーーーンッ ――



レッド「一件落着ね♪」



――――――

――――――



マキ「終わったのね」

エリー「アライザー、敵のボスだもの。それは強いわよね」

ウミ「……危うく大切なものを失うところでした」

コトリ「そうだねぇ」ギュゥゥ

ウミ「……」ゲシッ

コトリ「あぁんっ♪」ビクッ

マキ「けれど、私たちの穂乃果への想いは変わらないわっ! この想いがある限り、私たちは決して負けない!」フフンッ

エリー「さすがマキね」

ウミ「それに、これでもう怪人は現れませんから」

エリー「そうね。長い戦いだったわ」シミジミ


ウミ「……ふふっ、さて!」ゲシッ

ウミ「穂むらに寄って帰りましょうか。客として行けば、穂乃果は拒否できませんからねぇ」ゲスガオ

エリー「そうねっ! じゃあ、ビリの人、ほのまん奢りねっ♪」ダッ

ウミ「あっ!? 待ちなさい、エリー!」ダッ

マキ「イミワカンナイ」ダッ

コトリ「やーん♪ 待ってよぉ♪」ビクンビクンッ



エリー「あっ!」クルッ

エリー「ハッピーエンドね♪」ウインク



――――――

――――――



「あーあ! アライザーもやられちゃったぁ……」

「案外使えないなぁ」

「って! これじゃもう怪人作れないじゃんっ!」

「まったくぅ……」ムムム

「こうなったら、やるしかないね!」フフンッ



「ほのキチをすべて滅ぼすよっ!」

「やるったらやるっ!」



『第10話 完』

――――――


凛「熱いにゃっ!」

花陽「た、確かに!」

凛「ソルゲジャーの絆は、凛たちみたいに強かったにゃ」

花陽「……う、うん」

凛「それに、まさかの展開だよ! ボスはアライザーじゃなかったんだね!」

花陽「うん。でも、きっとこれが最後の戦いだよ」

凛「そう、だね……」シュン

花陽「っ、凛ちゃん!」

凛「分かってるよ。最後まで、応援しようね」ニコッ

花陽「うんっ!」ニコッ


――――――

次回!
最終回!

――――――



凛「最終回かぁ」

花陽「……大丈夫、凛ちゃん?」

凛「うん! 最後まで応援するにゃ!」ニコッ

花陽「そっか」

凛「それじゃあ……」

花陽「うん。見よっか」ニコッ


―― ポチッ ――



――――――

『最終話 ソルゲジャーよ、永遠に!』



理事長「ふふふ」

理事長「まさか、本当にするなんてね」

理事長「ラブライブ優勝」

理事長「ふふっ、理事会め! ざまぁ見なさい!」


「ご機嫌だね、コトリママ♪」


理事長「あら? その声は……」

「こんにちは!」

理事長「えっと、どうかしたのかしら?」

「今日はね!」ゴソゴソッ


「じゃんっ!」ジャキッ


理事長「ひっ!?」ビクッ

「あ、動かないでね! 刺すつもりはないから!」ニコッ

理事長「ひ、ひぃ!? や、やめてぇぇ!?」

「動かないでよぉ!」


理事長「ダ、ダレカタスケテェェェ!!」

――――――



「待ちなさいっ!!」



――――――

ウミ「ふんっ!!」ブンッ

「…………」ガシッ

理事長「っ!!」

エリー「危ないところだったわね」

コトリ「モウダイジョーブデース」

理事長「……あなたたち」

マキ「……逃げなさい」

理事長「……えぇ」タッタッタッ


「…………」

マキ「なぜ、貴女が……」

「…………」

エリー「けれど、どこかでこうなる予感はしていたわ」

コトリ「そう、だね」

ウミ「私たちがほのキチという茨の道を選んで。そして、今、戦うのはきっと運命なのでしょう」

ウミ「……さぁ、すべて終わらせましょう!」



ウミ「穂乃果っ!!」

ホノカ「……気持ち悪い」

ウミ「」



マキ「行くわよ、ウミ、エリー、コトリ!」

ウミ「っ、はいぃ……」シュン

エリー「……」コクン

コトリ「うんっ♪」



マキウミエリーコトリ「「ほのキチチェンジ!!」」




レッド「照らせ情熱サンシャインレッド」

レッド「ソルゲレッド!!」バンッ


ブルー「静かなブルーシー」

ブルー「ソルゲブルー!!」バンッ


アクア「アクアブルーへと溶けるスノー」

アクア「ソルゲアクア!!」バンッ


ホワイト「白い羽根よ、羽ばたけ♪」

ホワイト「ソルゲホワイト♪」バンッ



レッド「四人合わせて!」

ソルゲ「ソルゲジャー!!」ババンッ


レッド「冷たく強く守ってあげるわっ!」


ホノカ「あのさ」

ホノカ「その、ほのキチチェンジとかいうの止めて」

ホノカ「気持ち悪いから」


レッド「」ズーン

ブルー「」ズーン

アクア「」ズーン

ホワイト「」ズーン


ホノカ「あ、あとホノカは本物の穂乃果じゃないからね?」

ホノカ「本物がウミちゃんたちを『強く』拒絶する気持ちが生んだほのキチ殺しの怪人」

ホノカ「それがホノカだよ」


レッド「」ズズーン

ブルー「」ズズーン

アクア「」ズズーン

ホワイト「」ズズーン


ホノカ「さ、戦おっか!」

ホノカ「あ! でも、ホノカに触らないでね!」

ホノカ「後で消毒するのも大変なんだよ!」


レッド「」ズズズーン

ブルー「」ズズズーン

アクア「」ズズズーン

ホワイト「」ズズズーン


ホノカ「って、あれ?」

ホノカ「なんでウミちゃんたちやられてるの?」

ホノカ「まだホノカなにもしてないよ?」キョトン


レッド「くっ、やはり強いわね……」ヨロッ

アクア「ほのキチ殺しの怪人……」ゴクリッ

ホワイト「これが、あのホノカちゃんの能力……?」

ブルー「……なんて、恐ろしい能力」ヨロッ

ホノカ「……えっと?」

アクア「私が行くわっ!」

ブルー「アクアっ!!」

アクア「はぁぁぁっ!!!」ブンッ

ホノカ「……あっ」バシッ


アクア「チカァァァ!?」ビクンビクンッ


ホワイト「アクアっ!?」

レッド「触った、だけで……アクアがヤられた!?」

ブルー「……くっ」


ホノカ「触っちゃった……」ウヘェ

レッド「二人とも! 怯むんじゃないわよ!」ダッ

ホワイト「レッド!」

ブルー「レッド!?」


レッド「冷たい火傷を教えてあげる♪」ガシッ

ホノカ「ひっ!?」ゲシッ



レッド「」キュン



レッド「うっ!?」ドサッ

ブルー「レ、レッドぉぉぉ!?」

ホワイト「また、触っただけで……」ゴクリッ

ブルー「レッド! 貴女まで……」

レッド「…………フフフフ」

ブルー「レッド?」

レッド「私、もう死んでもいいわ」

レッド「だって、ホノカが触ってくれたのよ?」

レッド「永久隔離されて、ずっと触れていなかったのだもの」

レッド「その分、今……ジンジン熱く燃えてるの」

ブルー「…………レッド」

レッド「ほら、私の心臓……こんなにきゅんきゅんしてる。触ってみて――」スッ

ブルー「破廉恥です」ベチンッ

ホワイト「えい!」ベキッ

レッド「ごふぅっ!?」ガクッ

ブルー「レッドォォォォォ!!!」



ホノカ「消毒しなきゃ」シュン

ホノカ「さ! これで――」チョンッ

ホワイト「チュゥゥゥゥンッ///」ビクンッ

ホノカ「ウミちゃんだけだね!」

ブルー「…………」

ホノカ「ふふーん! なんか、ホノカ強いみたいだし!」

ホノカ「これは余裕かなぁ?」フフンッ


アクア「」アヘェ

レッド「」キュンキュン

ホワイト「」チュゥゥン

ブルー「…………」


ホノカ「ふっふーん! 今のホノカは強いんだもんね! ウミちゃんなんてっ――

「ふんっ!」ブンッ

―― うわっ!?」ヒョイッ


ブルー「…………」スクッ

ブルー「…………」スタスタスタ

ホノカ「ひっ!? ウミちゃ――」



ブルー「……貴女は」

ブルー「貴女は最低ですっ!!」ブンッ



ホノカ「ひっ!?」ヒョイッ


ブルー「ほのキチチェンジを止めろ?」

ブルー「消毒しなきゃならない?」

ブルー「挙げ句の果てに、穂乃果が私たちを強く拒絶している?」


ブルー「ふざけないでくださいっ!!」


ホノカ「ひっ!?」ビクッ

ブルー「確かに私たちはほのキチです!」

ブルー「穂乃果の下着を拝借もするし、夜は必ず穂乃果のことを想ってイタシます!」

ブルー「そんな私たちだから、雪穂からは蔑まれ、穂乃果に近寄らせてすらもらえません!」

ブルー「ですが、私たちは穂乃果を決して傷つけるようなことはしない!」

ブルー「だからっ!」


ブルー「貴女が穂乃果の気持ちが生んだ怪人というのはあり得ません!」

ブルー「貴女は穂乃果の姿を真似た、ただの偽物ですっ!」


ブルー「だって、そうでしょうっ!!」

――――――



ブルー「穂乃果は私たちを愛しているからっ!!」



――――――

レッド「」ピクッ

アクア「」ピクッ

ホワイト「」ピクッ


ブルー「本当に貴女がホノカの心から生まれた怪人ならば、私たちを傷つけるようなことは言わないはずです」

ホノカ「な、なにを言ってるの! ウミちゃん! 本物の穂乃果もウミちゃんたちを嫌ってたじゃんっ!」

ブルー「ふふっ、知らないのですか?」



ブルー「穂乃果は『ツンデレ』なんですよっ!!」ババンッ



ホノカ「」シロメ

ホノカ「」シロメ


ブルー「さぁ、起きなさい! レッド! アクア! ホワイト!」

ブルー「穂乃果の名を騙る不届き者に、正義の鉄槌を下しましょう!」

レッド「……」ピクッ

アクア「……」ピクッ

ホワイト「……」ピクッ

レッド「……そう、ね」ムクッ

アクア「……ハラショーよ、ブルー」ムクッ

ホワイト「……イタイノ、キモチイイ」ムクッ

ブルー「それでこそ、ソルゲジャーです」フフッ



ホノカ「くっ! ホノカがやられても、第二、第三のホノカが――」

ウミ「っ!? それは本当ですかっ!?」ズイッ

ホノカ「ひっ!?」ビクッ

ウミ「ふふっ、ならば、貴女をほどよく倒して捕らえて……ほのハーレムを作りましょう。穂乃果でサッカーチームを作って対戦できるくらいの人数はほしいですねぇ……」ゲスガオ

ホノカ「」ゾワッ

レッド「行くわよ! ほのまげ銃とほのキチブレード、そして、ほのキチ魂をひとつに!!」

ブルー「はいっ!」

アクア「えぇ!」

ホワイト「うんっ♪」



ソルゲ「「新ほのキチバズーカ」」ガシャン



ホノカ「ごめんねぇ、未来のホノカ……」グスッ


レッド「さぁ、これでトドメよっ!」

ブルー「あ! 加減はしてください! 捕虜……もといペットにするんですからっ!」ルンッ

ホワイト「チュンチュン♪」

アクア「ダスビダーニャ」



ソルゲ「「新ほのビッグバスターッッ!!」」



ホノカ「捕虜はイヤだよぉぉぉ!!」

―― ドーーーーンッ ――



レッド「一件落着ね♪」



――――――

1か月後



マキ「あら? ウミじゃない」

エリー「久しぶりね」

ウミ「マキにエリー。本当に久しぶりですね」

エリー「これから私のチームとマキのチームで試合をするのだけど、一緒に来ない?」

ウミ「……せっかくですが、コトリが待ってますので」ニコッ

エリー「ふふっ、お熱いわね♪」

ウミ「そ、そういうわけではっ! ただ、試したいフォーメーションがあるんです……///」アセアセ

マキ「相変わらずのほのキチっぷりね♪」

エリー「さすがウミね」

ウミ「そ、そんなに誉めないでください///」テレテレ


ウミ「って、ん?」

ウミ「コトリからメールです……なになに?」

ウミ「っ!!」


マキ「……その顔、また現れたのね?」

ウミ「えぇ。これで、53人目ですか」ウキウキ

マキ「それじゃ、現場に急ぎましょうか!」

エリー「そうね。じゃあ、ビリの人、ホノカ一人ずつ献上ねっ♪」ダッ

ウミ「あっ!? 待ちなさい、エリー!」ダッ

マキ「イミワカンナイ」ダッ



エリー「あっ!」クルッ

エリー「ハッピーエンドね♪」ウインク



『最終話 完』

――――――



凛「…………」

花陽「…………」

凛「終わっちゃったにゃ……」

花陽「終わっちゃったね」

凛「…………」ギュッ

花陽「…………大丈夫?」

凛「……うん。ソルゲジャーは永遠だもん!」ニコッ

花陽「ふふっ、そうだね」ニコッ



花陽(あ、エンディングだ……)

花陽(凛ちゃんってエンディング見ない人だから、花陽もエンディング見るのこれがはじめてかも?)

花陽(……そういえば、このお話の脚本の人って誰なんだろう?)

花陽(それに、演出も酷……すごかったし)

花陽(セットも無駄にお金かけてたよね)

花陽(そして、一番の狂人は監督かな?)

花陽(ええと……?)



脚本:ンミチャースキー

演出:ロシアンエリーチカ

監督:ラブアローソノダ

提供:西木野総合病院



花陽「…………」

花陽「ぜ、ぜんいん知り合いだっ!?」



―――――― fin ――――――

以上で
『ほのキチ戦隊ソルゲジャー』完結になります。

レスをくださった方
読んでくださった方
アホで長い話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

以下、過去作です。
よろしければどうぞ。
【ラブライブ】にこ「貴女の外側には」
【ラブライブ】にこ「貴女の外側には」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417890274/)
【ラブライブ】真姫「マキマキ超会議?」
【ラブライブ】真姫「マキマキ超会議?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430039332/)

次回作は恐らくりんぱな百合ものになります。

また会おう
読んでくれるかい?

では、また。

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