モバP「ほらくるみ、また涎垂れてるぞ」くるみ「ふえぇ……」 (17)

P「ほら、拭いてやるからこっち向きな」フキフキ

くるみ「ふぇ……ごめんね、ありが……」

P「まったく」パクッ

くるみ「ふぇ……?」

P「アイドルなんだから、あまりだらしなくしちゃダメだぞ」モグモグ

くるみ「え、あ、う、うん。ご、ごめんなしゃい……」

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こずえ「んー……」

P「こずえ、こずえ。起きなさい」ユサユサ

こずえ「ふわー……プロデューサー……?」

P「ソファーで寝ちゃダメだって言ってるじゃないか。ちゃんと仮眠室で寝ないと風邪ひくぞ?」

こずえ「ごめんなさい……ふわぁー……」

P「あー、あくびで涙でてるなぁ。ほら、拭くぞ」フキフキ

こずえ「ねむいのー……」

P「立てないくらい眠いのか?しょうがないなぁ」パクッ

P「ほら、だっこしてあげるからばんざいしなさい」モグモグ

こずえ「んー……」

P「よいしょ。じゃ、仮眠室行くぞ」モグモグ

こずえ「んー……ん、んー……?」

愛海「発見!やわらかそうなお山さん!じゅるるん♪」

里美「ほわぁ……?愛海ちゃん、よだれ出てますよ?拭いてあげますねー」

愛海「ウヒヒヒ、お山が向こうから寄って……!?」ヒョイッ

愛海「う、うわっ!?私を持ち上げるなんて……木場さん!?」クルッ

P「よう」

愛海「   」

P「おまえな、またやってんのか」

愛海「え、えへへぇ。これが私のチャームポイントってことで……ダメ?」ウルウル

P「はいはい、お前の妹キャラは俺には通じんぞ。ったく涎ダラダラじゃないか」フキフキ

愛海「ちぇー……って何してんのプロデューサー!私子供じゃないんだから自分で拭ける……」

P「よいしょ」パクッ

里美「ほわっ!?」

愛海「   」

P「ほら、じゃあ折檻部屋連れてくぞー」モグモグ

愛海「はわっ!?えっ、あっ、い、今!えっ!ええぇぇぇぇぇ……!」ジタバタ


里美「あ、あれが間接キス……」ドキドキ

加蓮「ねぇ奈緒、あの噂聞いた?」

奈緒「噂?なんだそれ?」

加蓮「プロデューサーがさ、皆に間接キスしてまわってるって話」

奈緒「はぁ!?なんだよそれ!?」

加蓮「奏とかが噂してたら冗談かもって思うんだけど、里美ちゃんとか愛海が言ってたんだよね。愛海なんて顔真っ赤だったし」

奈緒「えっ、ま、マジなのか!?」

加蓮「本当かどうかプロデューサーに確かめたいんだよね。一緒に聞いてくれる?」

奈緒「行くよ。あたしも気になるしな」

加蓮「プロデューサー、居る?ちょっと話が……」

P「アバッ、アババババッ、アバー……」ダラダラ

加蓮「!?」

奈緒「!?」

加蓮「ちょ、ちょっとPさん!?どうしたの!?」

P「アバッ、アバゴボッ、ゴボボボッ……」ビクンビクン

奈緒「うわっ、凄い汗だ!そ、それに涎も鼻水も……ってコレ、息できてんのか!?」

P「ゴボッ、ガッ、ガ……」ピクピク…

奈緒「どどどどうすればいいんだ加蓮!?人工呼吸!?」

加蓮「わ、わかんないよ!Pさん!Pさんしっかりして!」

ガラッ

凛「プロデューサー!」

加蓮「り、凛!」

奈緒「凛!大変なんだ!プロデューサーが!」

凛「わかってる!ちょっとどいて!プロデューサー!」

P「ガボ……」


ズキュウウウゥゥゥゥゥゥゥン!!!

加蓮「   」

奈緒「   」

凛「んっ……んむっ……」ピチャピチャ

P「んっ、ぐ……」ペロッ,レロォ

凛「んっ、ふぅ、うん……」クチュッグチュッ

奈緒「あっ、あわっ、あわわわわわわわ」

加蓮「しっ、舌、舌入れて……」





P「ふぅ、助かったぜ」

加蓮「……病気?」

P「ああ……他人の体液を定期的に摂取しないと、体内の水分調整がめちゃくちゃになるっていう奇病でな……嘘みたいだと思うかもしれないが」

奈緒「いや、あんなの見たら信じるしかないよ。演技であんなことできるわけないしな……」

加蓮「それで、凛はそのこと知ってたんだ?」

凛「私だけじゃないよ。昔から事務所にいるメンバーはだいたい知ってるんじゃないかな」

P「昔はNGの三人から貰ってたんだが、症状が悪化してそれだけじゃ足りなくなってなぁ……」

凛「できれば皆にも教えておいた方が良いって言ったんだけど……」

P「それでも気持ち悪がる娘も多いだろうから、こっそり対処してたんだが……」

奈緒(その「こっそり」のせいで変な噂が立ってるんだけどなぁ……)

加蓮(っていうか、事情を知らないほうが気持ち悪がられるよね……)

加蓮「……そういう事情なら、私たちも手伝った方がいいのかな?」

奈緒「ええっ!?か、加蓮!?」

加蓮「だってPさんの命に関わることだよ?気持ち悪いとか、そんなこと言ってられないよ」

奈緒「そ、そりゃそうだけど……」

P「いや、気持ちはありがたいんだが大丈夫だ」

加蓮「大丈夫って……今死にかけてたじゃない!」

P「いや、もうそろそろ……」

ガチャッ

ちひろ「す、すいません!出張から帰ってきました!」

奈緒「あ、ちひろさん!」

加蓮「……ねえ凛、ちひろさんは知ってるの?」コソコソ

凛「うん、それこそ事務所の最初期メンバーだからね」コソコソ

ちひろ「プロデューサーさん、私の出張中大丈夫でしたか?」

P「あはは……ちょっとギリギリでしたね」

ちひろ「すいません、事前の用意が足りなくて……」ペコペコ

P「いや、急な出張だったんだから仕方がないですよ」

ちひろ「とりあえず早速……はい、スタハです!」

P「ありがとうございます。これのおかげで生きていけますよ」ゴクゴク

ちひろ「ふふ、よかったです」ニコニコ

加蓮「スタハ……」

奈緒「……なあ、凛、大丈夫ってもしかして……」

凛「うん。プロデューサーがいっつもドリンク飲んでるのはね、そういうこと」

凛「あと、スタドリは有料なのにスタハは無料なのもそういうことだよ」

P「よーし、スタハのおかげで今日も頑張れるぞー!」ゴクゴク

ちひろ「ふふっ」ニコニコ

ちひろ(ああプロデューサーさんが飲んでる、私の……)ハァハァ



おわり

スタハが無料で配られてるのは原料費かからないから説
スタハが他人とトレードできないのは専用の特別な原料が使われている説
ちひろさんはむしろお金払ってもいいくらいに考えてる説
Pが病気だった理由?向井拓海ってやつの仕業なんだ……

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