アイツが突飛な事をするのはいつものことなんだが、今回ばかりは面を喰らった。
新団員とかいって連れてきたのはたしか...生徒会のルルーシュ・ランペルージ。勿論ブリタニア人だ。
人種に対してはだいぶオープンな学校なんだが、それでも廊下を歩いてると
好奇の目線が投げかけられることもある。
そんなブリタニア人がわざわざイレブン...いや日本人の巣窟であると広く知られているSOS団に自ら入りたいと志願してくる訳がない。
ってことは、またハルヒが何かしでかしたんだろうな。
...やれやれだ。
ハルヒ、どうせお前また無理矢理連れて来たんだろ?
ハルヒ「そんなわけないじゃない!!ルルーシュが自分から志願してきたのよ!!」
なんだと!?
ハルヒ「何よ、その反応は。まぁ良いわ!!ねぇみんな、良いわよね!?」
古泉「...ええ。僕は構いませんよ。」
みくる「はい、いいですよぉ」
長門「......構わない」
おい!?随分とあっさりし過ぎじゃないか?
それにお前はいいのかよ!?えーと...
ルルーシュ「ルルーシュでいい」
...じゃあ、ルルーシュお前はいいんだな?
ルルーシュ「ああ」
ずいぶん変わった奴だな。
そんな事をを考えている内にパタリと長門が本を閉じた、ってことは...
ハルヒ「それじゃあ今日の団活は終了ね!明日は不思議探索だから遅刻しないようにね!バイバイ!!」バタン
相変わらず嵐のような奴だ
古泉「んっふ。あなたはそれも含めてここが好きなのでしょう?」
...さぁな
ルルーシュ「なぁ、それはともかくフシギタンサクとやらは一体なんなんだ」
ルルーシュが当たり前の事を口にする。その質問に対してどう答えるかは決まっているし、そもそも何でコイツがSOS団に入ろうと思ったのかも聞いていない。
その辺を踏まえてルルーシュに説明、質問した。
ルルーシュ「...噂には聞いていたがここまでとはな。まったく会長も人使いが荒いんだよ...」
ルルーシュが何かを呟いたが聞き取れはしなかった、まぁそんなことはどうでもいい。
とりあえずルルーシュの説明では違和感は感じられなかったし、どうやら良識ある人物だってのはしばらく話して分かった。
ルルーシュ「では、また明日。...集合は駅前でいいんだよな?」
ああ。
俺がそう答えるとルルーシュは踵を返し部室から出ていった。
朝比奈「ふぇ~随分といい人でしたね~」
朝比奈さん、貴方も充分いい人ですよ
朝比奈「ふふ、キョン君ったらお世辞が上手なんだから!じゃあわたし帰りますね~」
愛しの朝比奈を見送り、俺も帰ろうと支度をしていると何やらニヤニヤ
している古泉が声をかけてきた。
なんだ、ハルヒ関連なら俺は知らんぞ。
古泉「いえいえ、彼のことですよ」
ルルーシュのことか。まさか、また新たな属性持ちだとでも言いたいのか?
古泉「ええ、そうなんですよ。実は...」
古泉「いえ、明日にでも説明いたしますよ。では」
何か急用を思い出したように帰る古泉。釈然としない何かを感じつつ俺は帰路についた。
>>8
スレタイぷりーず
>>10
ハルヒ「皇帝ルルーシュに会いたいわ!!」かな?
ついでに他のも
ハルヒ「黒の騎士団に入るわよ!」
ルルーシュ「SOS団!?」
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