凛「でも今俺のモノにって…」

モバP「え？ああ、そうなんだよ！」

モバP「今まではな？お前たちを手に入れるのにかかるお金が無限だったんだよ」

凛「？」

モバP「あ、凛はやってないのか」

モバP「え～っと、分かりやすく言うと、今までは凛とかを振り向かせてウチに入れるにはいくらお金がかかるかわからなかったんだよ」

凛（家に入れる？というかお金って…）

モバP「もしかしたら絶対来てくれないかもしれないし」

凛「…まあ、そんなことないけど」

モバP「でも、これからは9万円払えば絶対に来てくれるって発表されたんだ！」

凛「誰が来てくれるの？」

モバP「お前たちが」

凛「！？！！？？」

凛「ちょ、誰が決めたのそれ」

モバP「多分ちひろさん」

凛（）

モバP「一人9万円でいいのか！？」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456386238/)

これの続き？

モバP「ちひろさんが嬉しそうに発表してたよ」

凛（そういえばこの事務所入る時に変に分厚い契約書に署名したな…全部確認しておけばよかった）

モバP「あの時の楓さん取り逃がしちゃったからな～また来ないかな～」

凛（でもだからってちひろさんがそんな人権侵害をする？……私は何か勘違いをしている？）

凛（……）

凛（……！）

凛「……ソシャゲの話？」

モバP「は？ソシャゲ？違うぞ」

モバP「人生の話だ」

凛（最低っ！！！）

>>4
あ、そうです
話は繋がってないけど同じような内容です
覚えてくれてて嬉しいです

モバP「楓さんとか手に入れるためにも昼飯抜かなきゃな～」

凛「もう帰る！」バタン

モバP「おう、お疲れ～」

モバP「…あれ？レッスンは？」

ー廊下ー

凛（ちひろさんもちひろさんだけど、あれを素直に受け入れちゃうプロデューサーもおかしいよ）

凛（しかも楓さんとか卯月とか他の人の名前ばっかり）

凛「プロデューサーのお金が無くなったりすればいいのかな…」

楓「それはおっかね～ですね」

瑞樹「どうしてそんなことを言うの？わからないわ」

凛「楓さん…」

凛「……」

楓「……え、なんか凛ちゃん私のこと睨んでませんか？」

凛「……」

瑞樹「睨んでるわね」

楓「ど、どうしましょう」

瑞樹「逃げるわ」

楓「え？」

瑞樹「この年齢の子は少し難しいのよ」

楓「はあ…」

瑞樹「行くわよ」

楓「じゃ、じゃあさようなら…」

凛「待って」

楓「は、はい？」

凛「…プロデューサーにアプローチ受けてるって本当？」

楓「え？」

凛「プロデューサーが、楓さんにいくら金をつぎ込んでも家に来てくれないって言ってた」

瑞樹「そうなの！？」

楓「わ、分からないです」

凛「分からないって何？色んなアプローチされてるんじゃないの？」

楓「私、そういうことに本当に疎くて…」

凛「……楓さん最近、そのネックレス着けてるよね」

楓「あ、これは5月にプロデューサーさんから貰って…」

楓「あ」

凛「楓さんって誕生日6月だったよね？どうしてそんなに高価そうなネックレスを貰えるの？」

楓「な、なんででしたっけ…」

瑞樹（凛ちゃんの圧、凄いわね…逃げなきゃ）

瑞樹「ね、私たちこれから取材あるからそろそろ行くわね？」

凛「あ、ちょっと…」

瑞樹「お疲れ様！ほら、楓ちゃんも！」ダッ

楓「あ、ああ～」

凛「ちょっ、まだ話は」

凛「…行っちゃった」

凛「…やっぱり大人組に相談した方がいいよね」

凛「……あ、もしもし？プロデューサーがアイドル買うらしいからちょっと来て欲しくて」

ー会議室ー

早苗「で、どういうこと？」

美優「急に信じられない内容の電話がかかってきてビックリしたわ」

凛「私だってビックリしたよ、でも嘘をついてるようには見えなくて…」

早苗「というか、そういうのから守ってくれるのが事務所じゃないの？」

美優「ちひろさんに確認してみましょうよ、まだ信じられないですし…」

凛「ちひろさん、事務所にいなくてさ」

早苗「電話でいいでしょ？急を要することなんだし」

美優「かけて下さい」

早苗「え、え？何を？」

美優「電話をかけて下さい」

早苗「あ、電話ね」

美優「……」

ちひろ『千川です！』

早苗「あ、ちひろさん、お疲れ～」

ちひろ『早苗さん！ちょっと待ってください！……はい、大丈夫です！どうしましたか？』

早苗「…忙しそうね？」

ちひろ「今ちょっと真横に建った劇場に客が流れないように情報操作…ケホケホ！対策を考えてるんです！」

早苗「…は、はあ」

ちひろ『何かあるなら手短にお願いします！』

早苗「なんか、私たちが9万円でプロデューサーくんに買われるって聞いたんだけど…」

ちひろ『ああ、そのことですか！』

早苗「本当なの？」

ちひろ『ええ、今日から始まりました！』

早苗「本当なんだ！？」

ちひろ『プロデューサーさんの強い要望に対応する形で今回実現しました！』

早苗「要望あるからって対応しちゃダメじゃない！？」

ちひろ『色々事情があるんです！私だってみすみす天井を設定したりはしたくなかったけど、同業者が…』

早苗「え？」