女騎士「炎のブレス」(36)

女騎士「吐けます」

~酒場~

勇者「へぇ」

女騎士「母は性騎士、父はドラゴヒューマンだったのでな」

勇者「性騎士?ドラゴヒューマン?」

女騎士「うむ、そんな二人の愛の結晶が私という訳だな!」

勇者「いやそうじゃなくて。性騎士とドラゴヒューマンについて説明して欲しいんだが」

女騎士「性騎士とは性なる騎士の事。性技の名の元に悪を蹴散らすのだ」

女騎士「ドラゴヒューマンとは竜族が突然変異し人型になった種の事。見た目的にはほぼリザードマンだな」

勇者「つまり」

勇者「あんたは淫乱雌豚と二足歩行する爬虫類のハイブリッドなんだね!すごーい!」

女騎士「もうちょっと言い方ないかな」

勇者「まぁいい。それより火を吐けるんだったな。仲間にいると戦いが有利になるな」

女騎士「なら私を仲間に!?やった!」

勇者「うむ、では雇用の話をしようか。戦闘一回で100Gでどうかな」

女騎士「悪くない。あとは福利厚生について決めごとを…」

・ ・ ・ ・ ・

それからなんやかんやあって
勇者と女騎士は冒険して
さらになんやかんやあって
魔王城までたどり着いたのだった。

~魔王城 入口~

勇者「とうとうここまで来たか」

女騎士「長く辛い道のりだったな…」

勇者「あぁ。パーティーに加わっては死に、パーティーに加わっては死に…何人も…何人も力つきていった…」

女騎士「幾多の屍の上に私たちはいる…彼らに報いる為にも!行こう、魔王を倒すんだに!」

勇者「いざ魔王城へ!」

ガチャガチャ

勇者「ん?」

女騎士「あ、それ引き戸」

勇者「あぁあ」

ガラガラガラ

勇者「おぅ」

テクテクテク

勇者「長い廊下だな」

女騎士「それに薄暗い」

勇者「薄暗いからって俺に変な事するなよ」

女騎士「それは私のセリフなのでは…」

テクテクテク
サワッ

勇者「!」

サワサワッ

勇者「!!」

ワサリサワリ

勇者「な、何してんだテメェェェ!」

バキィ

女騎士「ぐふっ…」

勇者「言ったそばから俺の尻を触るたぁどういう了見だァァァ!」

女騎士「な、何を…私は尻など触ってはいないぞ!」

勇者「じゃあ誰が…」

ガサガサッ

勇者「!」

女騎士「だ、誰かいるぞ…誰かこの暗がりにいるぞ!」

ガバァッ

?「ようやく気づいたかね…私がその気になれば10回は君達を殺せたよ…!」

勇者「き、貴様は…何者だ!?」

?「フフフ…魔界四天王が一人!疾風のオーク!」

オォォォク…

女騎士「お、オークだと…あのノロマでグズなオーク族が俊敏に動けるはずがない!」

オーク「ところがどっこい、私は厳しい鍛錬により高速移動する技術を手に入れたのだよ!」

オーク「速度は何物にも勝る!故に私は速さを極めた!たったコンマ1秒の間にオナニーし回復する技をも手に入れたのだよ!」

シュシュピュムクリ

オーク「どうだね?今、私がナニをしたか分かったかね?」

勇者「な、何かしたのか…わ、分からなかった…」

女騎士「み、見えなかった…あまりの超スピードで見えなかった!」

プゥン

女騎士「っ!」

勇者「お、女騎士…お前も気づいたか…この臭い…」

女騎士「精…子…」

オーク「そうだよ。私のあまりの超スピードに、臭いが遅れてやってくるのさ」

女騎士「つまり…お前は今、オナニーをした、と…?この一瞬でオナニーをしたと言うのか!?」

勇者「あ、ありえない!オナニーには俺でも30秒はかかる!それが一瞬でなど!そもそも快楽の電気信号が脳に送られ射精するまでのラグがある筈だ!」

オーク「ふん、それは遅い奴らの話だ。私なら…無駄な時間はかけない。速くしごき速く出し速く回復する…無駄が無い、素晴らしいオナニーだとは思わんかね?」

勇者「くっ、じっくりオカズを楽しむ事をしないだなんて!オナニスト失格だ!貴様はただの…エゴイストだ!」

オーク「エゴイスト結構!」

勇者「なっ…!?」

オーク「エゴイスト結構!私もエゴイストだ!」

勇者「くっ、ロックスミスみたいな言い方しやがって」

女騎士「勇者、もはやこいつに語る言葉はあるまい…私もオナニストの端くれ…こんな奴を許しはしない!」

勇者「俺藻だ。勇者界随一のオナニストとして、自分よがりの自慰を見過ごせはしない…しないのだ!」

オーク「ならば、どうする?」

勇者「貴様を…犯す!」

ヌギッ

勇者「肌に纏うは母なる大地の息吹!」

ヌギッ

女騎士「息吹!」

オーク「全裸…二人もか!」

ギリリ

オーク「やってくれるっ…!」

勇者「貴様が自己中心的なオナニーをするというのなら!」

女騎士「私達は!その信念を殺す!」

オーク「私の…この私の信念を殺すと!そう言ったのか!底辺の雑種どもが!笑えんな!そんな冗談は!」

ギリリ

オーク「後悔するがいい…魔界四天王の私の逆鱗に触れた事を…あの世で後悔するがいい!」

ヌギッ ビビビン!
うぉぉん! びん!
ウォンビン!

オーク「ふしゅるるる…俺のポコチン、マジウォンビン!」

勇者「こいつ…強化系のチンポ使いか!」

女騎士「相性が悪い…などと言ってはいられんぞ勇者…私達に後退の二文字は無い!」

勇者「言われなくとも!」

女騎士「ではまず私から仕掛ける!」

ピョン クパァ…

女騎士「フライング・アワビ!」

シュババババ

オーク「ぐぬぉぉぉっ!位置エネルギーを利用した強烈な一撃か!やりおる!」

勇者「しめた、スキができたぞ!」

ムキッ

勇者「この一瞬で皮を剥き、表面積を激増させる!」

カサカサカサ

オーク「その表面積だ、すぐにチンポが干物になるぞ!」

勇者「フッ」

ニヤリ

勇者「それが目的よぉ!」

カサカサカサ シナリ
カッサカサ

勇者「乾燥したチンポは半分の大きさになる…つまりそのチンポ力【ちんぽちから】は倍に濃縮される!干し椎茸に旨みが凝縮されるのと同じ原理だ!」

オーク「な、なんだと…だがそれでは貴様のチンポは!」

勇者「チンポの痛みを恐れては何も手に入らない…故に俺は痛みを受け入れ、力に変える!」

ギュワァァァ

勇者「くらえ、濃縮チンポプレッシャー!」

オーク「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ザシュッ ザシュッ ザシュッ ザシュッ

オーク「ぐぬぅ、お、お、お!」

ぼとり ぼとり ぼとり ぼとり

勇者「不細工な達磨だ」

オーク「き、貴っ様ぁぁぁぁぁぁ!」

女騎士「文字通り手も足もでまい…チェックメイトだ」

オーク「ぐ、ぬぬぬ」

女騎士「さぁて、何もできまい。ひと思いに炎のブレスで焼き尽くしてやろう」

勇者「はよはよ」

女騎士「がってんだ」

スゥゥ

オーク「くそっ、これまでか…」

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