提督「やっぱバック・トゥ・ザ・フューチャーだよな」 (29)


大淀「また随分懐かしいタイトルですね」

提督「名作は色褪せないんだよ」

大淀「ふむ」

明石「一番好きな映画ですかー」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497832274


明石「私は『 トランスフォーマー 』ですね」

明石「最近だと『 パシフィック・リム 』なんかも」

提督「ロボットものか、明石らしいな」

明石「技術屋の血が騒ぎます」

大淀「私は『 ショーシャンクの空に 』ですかね」

提督「何だそれ」

大淀「あれ?ご存知ないですか」

提督「映画はあまり詳しくないからな」

提督「全米大ヒット!とか興行収入一位!とか、その辺で頼む」

大淀「なるほど、有名どころですね」


大淀「それなら『 グリーンマイル 』なんてどうでしょう」

提督「いや、それも初耳だな」

大淀「あら、グリーンマイルも分かりませんか」

提督「観るのはアクションものばかりだからなぁ」

大淀「刑務所が舞台のヒューマンドラマです」

提督「ああ、安部譲二か」

大淀「誰ですかそれ」

明石「パチパチパンチの人?」

龍驤「それは島木譲二やー!」ババーン!

提督「よう、龍驤」

大淀「いつも元気ですね」






龍驤「何や映画の話かぁ」

提督「龍驤は何か好きなのあるか」

龍驤「お笑いならよく観るけど、映画はなー」

提督「古いのでもいいぞ」

龍驤「んー、昔やけど『 ホーム・アローン 』は面白かったな」

提督「あの可愛い子役のやつか」

赤城「マコーレー・カルキンですね」

提督「お、赤城よく知ってるな」

赤城「それほどでも」

提督「映画詳しいのか」

赤城「詳しくはありませんが、本数は結構観てますね」

提督「ほう」

赤城「入渠中、暇なので」

提督「なるほど」


加賀「五航戦の子はもっと詳しいですよ。ずいずい言ってる方とか特に」

提督「そうなのか」

加賀「しょっちゅう大破して長風呂に浸かってますから」

瑞鶴「浸かってないわよ!」

加賀「いつも泣きべそかきながら変な映画観てますし」

瑞鶴「変なの観てないし!泣いてもないから!」

提督「喧嘩すんなって」

瑞鶴「何よ!加賀さんが悪いんじゃない!」

提督「仲悪いのか?あの二人」

赤城「いえいえ、加賀さんは瑞鶴さんが大好きで」

赤城「ちょっかい出したくて仕方ないんです」

提督「ツンデレかー」

赤城「不器用なんです」


提督「瑞鶴はどんな映画観てるんだ」

瑞鶴「私は派手なのが好きね」

瑞鶴「『 ハリー・ポッター 』とか『 ジュラシック・ワールド 』とか」

提督「なるほど、瑞鶴らしいな」

瑞鶴「あ、でも色々観るわよ。コメディなんかも」

提督「一番好きなのは?」

瑞鶴「ん、一番は……」ゴニョゴニョ

瑞鶴「『 愛と青春の旅だち 』……かな」

赤城「出た」

龍驤「ベタベタのド定番」

提督「海軍でラブロマンスってお前、そのままじゃねーか」

加賀「少女趣味ね」

瑞鶴「いっ、いいじゃない、別に!……夢なんだから」

赤城「ラストシーンですね」

明石「あー…お姫様だっこ」

提督「はあ?そんなのでいいのか」

瑞鶴「だって、その……憧れ、だし」

提督「それくらいなら、ホラ」ヒョイ

瑞鶴「は、はあっ!?」

提督「うわ、軽いなお前」

瑞鶴「えっ、ちょっと、何?止めて、離してよ ///」

提督「このままその辺 一周してくるか」

瑞鶴「な、ななな、何言ってるのよ、降ろしてってば」

提督「ほら、しっかり掴まってろ」

瑞鶴「も、もう……馬鹿 ///」ギュッ








提督「ただいま」

明石「あ、帰ってきた」

赤城「瑞鶴さんは」

提督「何か、茹で蛸みたいになってたから部屋に置いてきた」

加賀「仕方ないわねあの子」






提督「翔鶴も色々観る方か」

翔鶴「私は普通に恋愛ものを」

翔鶴「『 プリティ・ウーマン 』『 きみに読む物語 』『 バタフライ・エフェクト 』……」

提督「苦手なジャンルだな」

翔鶴「『 ロミオ+ジュリエット 』も素敵でした」

提督「あれって原作は二人とも死んじゃうんだよな」

翔鶴「勘違いでですね」

提督「映画もそうなのか」

翔鶴「それは観てからのお楽しみです」

提督「レンタルあったかな……」

翔鶴「あっ、ウチにDVDありますよ」

提督「そうか、それじゃ今度貸してくr」

翔鶴「はい、お持ちしますから一緒に観ましょう」

提督「ん?」

大淀「ん?」

翔鶴「他にもオススメ持って行きますね」

提督「え、いやDVDだけ貸してくれれば」

翔鶴「私も久しぶりに観たいからちょうど良かったです」

提督「そ、そうか」

翔鶴「それじゃ、今夜約束です」

提督「あ、うん」

大淀「……」ガッ!

提督「無言で蹴るなよ!」






提督「隼鷹と千歳はどこ行った」

大淀「二日酔いで寝てますね。二人とも」

提督「またかよ」

明石「飛鷹さんと千代田さんが看病しています」

提督「ボーラが来て以来、歯止めが掛からなくなってるな」

明石「まあ今日は非番ですから」

提督「ポーラも二日酔いか?」

大淀「いえ、廊下で正座してましたね。半泣きで」

提督「うわ、ザラ怖ぇ」






飛龍「私はアクションものですねー」

飛龍「『 ダイ・ハード 』とか『 沈黙の戦艦 』とか」

提督「おお、セガールいいよな。強いしカッコイいいわ」

飛龍「ですよね、素敵です」

蒼龍「出た、ミドルマニア」

龍驤「オヤジキラーや」

飛龍「いやいや、そんなんじゃなくて」

飛龍「純粋に物語をね、楽しみたいというか」

蒼龍「ストーリーないじゃん」

提督「正義のおっさんが、毎回悪のテロリストをボコボコに」

明石「様式美ですね」

提督「だがそれがいい」


大淀「要するに、渋くて強いのが好きなんですね」

蒼龍「まあ、ぶっちゃけ多聞丸だよね」

飛龍「う」

蒼龍「やれやれ、飛龍にも困ったものだよ」

飛龍「そんなの蒼龍だってそうじゃん!」

飛龍「『 ザ・ロック 』とか『 96時間 』とかさぁ!」

蒼龍「う」

龍驤「似た者同士やな」

明石「おっさん大好きですね、二人とも」

提督「やっぱ艦長の影響とかもあるのかな」

蒼龍「そりゃまあね。ずっと一緒だったんだから」

蒼龍「でもこんなのばっかりじゃないよ。普通のだってもちろん観るよ」

蒼龍「甘いラブストーリーとかもさ」

赤城「想像つきません」

加賀「似合わないわね」

提督「無理すんな」

蒼龍「何でよっ!?乙女だよ!」






提督「鳳翔さんは邦画かな」

赤城「シブいとこで黒澤とか」

加賀「まさかの時代劇なんかも」

鳳翔「えっと……『 ローマの休日 』ですね」

蒼龍「おおおおーー!オードリーー!」

飛龍「アン王女来たあああぁーー!!」

大淀「古典映画の大傑作、王道中の王道じゃないですか」

明石「これは意外でした」

提督「いやまさか、ヘプバーンの名が出るとは」

龍驤「アホやなキミは。女心が全然分かってない」

龍驤「女の子はみんなロマンチストなんや、夢見る少女言うやろ」

提督「そうなのか」

龍驤「変に凝ったのとかいらん。ベタなのがええんや」

龍驤「恋人がお姫様とか最高やん」

提督「ガンダムがダブルゼータみたいなもんか」

龍驤「知らんがな」


提督「え、何?それじゃ鳳翔さんも瑞鶴みたいにお姫様だっことか憧れてる訳」

龍驤「そんなん当たり前やろ、アホかキミは」

鳳翔「…… ///」

提督「マジかー……」

提督「俺なんかで良かったら、そんなのお安いご用ですよ」ヒョイ

鳳翔「えっ、きゃっ」

鳳翔「あ、あの恥ずかしいです、降ろして下さい ///」

提督「しっかり掴まってて下さいね」

鳳翔「えっ」

提督「じゃ、またその辺回ってくるわ」

鳳翔「だっ、駄目ですそんな ///」








明石「帰ってきませんね」

龍驤「これはアレやな」

赤城「捕まってますね」

大淀「えっ」

龍驤「鳳翔の部屋で降ろそうとした所で捕まっとるわ」

明石「捕まってるとは」

龍驤「そんなん決まってるやん」

龍驤「『 団地妻 昼下りの情事 』やん」

大淀「な、ななな……! ///」

明石「鳳翔さんがまさかそんな」

龍驤「鳳翔を甘く見たらアカンで、泣く子も黙る華の三航戦やで」

明石「意外と武闘派ですか」

龍驤「接近戦からのー、肉弾戦からのー、延長戦や!」

明石「延長戦まで!」

龍驤「『 真夜中は別の顔 』やん」

大淀「わ、私!ちょっと探してきます!」

龍驤「アカンて、邪魔しちゃ」

大淀「職務中ですから!ハレンチなのはダメです!」

蒼龍「まあまあ」

飛龍「まあまあ」

大淀「離して、離してくださーい!」




おしまい。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年06月20日 (火) 06:15:25   ID: iwmypJsL

プライベート・ライアンを見て、アパムに
何故、弾を持っていかないんだ!
さっさと助けに行け!!と怒る
長門と那智がいそう

2 :  SS好きの774さん   2017年07月04日 (火) 11:46:41   ID: jd6urbAo

面白かった!
久々に当たりを引いた感じ!

これは他の艦種でもやって欲しいです!

3 :  SS好きの774さん   2018年11月28日 (水) 18:16:10   ID: 0pxE43yR

あれ?『男達の大和』は?

おそらく『大和』が突っ込みを入れる。

『ここ、違う。』と。

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom