【艦これ】鹿島さんのほのぼの日和 (109)

このSSを始める前に

・短編をいくつか書いていきます
・当然のごとく不定期更新
の二点があります

では始めます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497745288

鹿島「こんにちわ 香取型練習巡洋艦二番艦、妹の鹿島です」

鹿島「この鎮守府で提督さんと出会ってからはや1年と半年がたちました」

鹿島「今は香取姉ぇと一緒に講義や実習を行ったりしています」

鹿島「主に駆逐艦や海防艦の艦娘への講義を担当しています」

鹿島「毎日大変ですけど、楽しく過ごしています♪」

鹿島「さて、また一日が始まろうとしています」

鹿島「今日も精一杯頑張りたいと思います!うふふ♪」




睦月「鹿島さん いったい誰と喋ってるんだろ・・・」

吹雪「さぁ・・」

Case.1 チョーク投げ

チョーク投げとは 1時限の中でどれだけ悪態の生徒を戒めるかのスポーツである
                                チョー・クウ


鹿島「では、このページを山風さん。読んでください」

山風「あっ・・ええっと・・主砲と魚雷での・・」

鹿島(・・・・・あら?)

江風「スヤスヤ・・・」

鹿島(江風さん・・・授業中に居眠りですか・・困ったものです)

鹿島(一声あげて起こしてみようかしら・・)カラッ

鹿島(そういえばチョーク、新品に代わったんですね・・)

鹿島(そうだ!このチョークで・・)

-----鹿島妄想中

鹿島「はっ!」ヒュッ

コツン

江風「ってぇ!な、なンだ!?」

鹿島「江風さん、授業中に居眠りするのはいけませんよ?」

江風「う・・すンません・・」

センセーカッコイー! キレイニアタッター

鹿島「うふふ♪では、授業を再開しましょう」

-----

鹿島「えへへ・・・」

時雨(鹿島さん、どうしたのかな?)ヒソヒソ

白露(何かいいことでもあったのかな?)ヒソヒソ

鹿島(じゃあ早速・・・)スッ

海風「あ・・・江風、起きて!起きないと大変なことになるわ!」ヒソヒソ

江風「ムニャムニャ・・・もう限界だよー・・」

夕立「ぽい?」

涼風「お?これはもしかして・・・」

村雨「チョーク投げきちゃう?」

春雨「流れ弾が来ないようにしなきゃ・・」

鹿島(江風さん・・・・起きてください!)

鹿島「はっ!」ヒュッ

コンッ  カラカラ・・・

神風「え?何が起こったの?」

春風「チョークが・・・後ろの扉に当たりました」

鹿島「あ・・・・あれ?」

山風「ええと・・・えっと・・」ワタワタ

五月雨「よいしょ・・」サッサッ

五月雨「鹿島先生!折れたチョークを持ってきました!」

鹿島「あ・・ありがとうございます・・」

鹿島(何かしら・・・このモヤモヤする気持ちは・・)

松風「鹿島先生、もしかしてチョーク投げ下手なのかい?」ニヤニヤ

鹿島「むっ・・・松風さん!そんなことはないんですよ!」ヒュッ

朝風「あいたっ!」コツン

松風「あはは!次は姉貴のおでこに当たったね!おでこが広いと当てやすそうだし」

朝風「うるさいわね!」ヒリヒリ

鹿島「どうして当たらないの・・?」

江風「ムニャムニャ・・・」

春雨「まだ起きません・・・・」

鹿島「もう・・・こうなったら当たるまで!!」

ヒュッ カンッ ヒュッ カンッ

山風「ひぅっ・・・怖い・・・」

夕立「鹿島さんやめるっぽい!危ないっぽい!」

時雨「駄目だ!もうムキになって止まる気配がないよ!」

キャーキャー

香取「あら?何かしら・・」

香取「鹿島、どうかしたの・・って何してるの?!」

鹿島「あ!香取姉ぇ・・これは・・・その・・」

香取「授業を他所にどうしてチョーク投げをしているのかしら?」

鹿島「ええっと・・その・・違うの!これには事情があって・・」

香取「事情は聴きません!」

鹿島「そ、そんなぁ・・・」


江風「スヤスヤ・・・」

白露「こんな状況でも寝れるなんて・・」

村雨「昨日川内さんとの夜戦が長引いたからね・・」

山風「怖い・・・」ビクビク

海風「もう大丈夫よ 山風」

提督「・・・・つまり投げたチョークがなかなか当たらないからこういうことになったんだね」

鹿島「すみません・・・」シュン

提督「鹿島って意外と負けず嫌いな性格なんだね」

鹿島「あっはい!そうなんです!」

古鷹「おかげでチョークの欠片や粉がたくさん落ちてましたね・・」

鹿島「うぅ・・・」

提督「何はともあれ、罰として部屋の掃除を行うこと」

鹿島「わかりました・・・」

鹿島(今度から部屋に的当てでも置こうかしら・・・)

とりあえず一旦ここまでです

続きは今日書けたら書きます

Case.2 剣玉

水無月「もしもしかめよーかめさんよー」カンッカンッ

文月「わぁー上手上手ー!」

皐月「他の技もやってみてよ!」

水無月「いいよ!次は"宇宙一周"やるよ!」

鹿島「あら?剣玉ですか?」

皐月「うん!水無月がすごいんだよ!」

文月「いろんな技ができるんだー」

鹿島「そうなんですか。それでは一つわざを見せてもらえませんか?」

水無月「うん!良いよ!」

鹿島「本当に上手なんですね」パチパチ

水無月「えへへ そうだ!鹿島さんもやってみる?」

鹿島「え?良いんですか?」

水無月「うん!自分が教えるからさ」

皐月「あー!ずるい!後でボクにも教えてよ!」

文月「私も私もー!」

水無月「わかってるって はい、鹿島さん」

鹿島「ありがとうございます とは言っても剣玉は初めてなんですが・・」

水無月「じゃあまずこの大きなお皿の上に球を乗せてみて!」

鹿島「ええっと・・・こうですか?えいっ!」

カン コロリ

鹿島「あ・・あれ?」

水無月「優しく乗せてあげるのがポイントだよ 後高く上げるんじゃなくて低い位置で乗せてあげるのも一つだよ」

鹿島「優しく優しく・・・それ!」カン コロリ

鹿島「け、結構難しいんですね・・・」

皐月「水無月もできるまで時間かかったんだよね」

水無月「そうだね 日々の鍛錬が必要だね」

鹿島「そんなすぐにはできないんですね はい、皐月さん」

皐月「ありがとう!できるようになったら技の見せ合いっこしてみたいね!」

鹿島「そうですね うふふ♪」

鹿島(簡単そうに見えてできないなんて・・・こうなったら特訓ね!)メラメラ

――――明石の工廠

明石「ふんふふーん♪」ゴシゴシ

ガチャ

明石「あ!鹿島さん、どうかしましたか?」

スタスタスタスタ

鹿島「明石さん!お願いがあるんです!」バンッ

明石「ど、どうしたんですか?そんな最高難易度のジャックベイカーみたいな歩き方で迫ってきて・・・」

鹿島「"剣玉"ってありますか?!」

明石「え?ああ・・一応物品の中にはありますけど・・」

鹿島「一つください!」

明石「ええっと・・・何か訳がありそうですけど・・・少し待ってくださいね」

明石「はいどうぞ 普通ので大丈夫ですよね?」

鹿島「はい!これなら練習できそう!」

明石「とはいえいきなり剣玉をくださいだなんて・・何かあったんですか?」

鹿島「実はしむしむしゅしゅしゅ・・」

明石「なるほど・・・つまり水無月さんの剣玉を見てできると思ったけどできなかったからモヤモヤして練習しようと思ったわけですね」

鹿島「そういうことなんです 案外簡単そうに見えて結構難しいんですよ・・」

明石「えー 鹿島さんって結構器用そうに見えるんですけど・・・」

鹿島「本当に難しいんですよ!」プンプン

明石「すいませんすいません・・」

明石(怒ってる鹿島さんって子供みたい・・)

今日はここまでです

Case1のような短編をいくつか書いていく予定です

―――――その夜

鹿島「もしもしかめよ・・ああ、また落ちた・・」

香取「ふぅ・・あら?鹿島、それって剣玉?」

鹿島「はい!今猛特訓中だから話しかけないで!」カンッカンッ

香取「そう・・・あまり無理をしては駄目よ?」

鹿島「わかってます!」カンッカンッ

鹿島「やった!だいぶ回数を増やせることができた!よーしこの調子で・・」

香取(・・・熱中してるけど何かあったのかしら?)

―――――数日後

鹿島「もしもしかめよ・・・かめさんよー・・」カンッカンッ

水無月「わー!すごいよ!結構な回数いけるようになったね!」

皐月「鹿島さんすごいよ!短期間で上達するなんて!」

鹿島「うふふ、特訓の成果がありました♪」

文月「そうだ!せっかくだしみんなで司令官に剣玉見せに行こうよー!」

水無月「いいね!鹿島さんも一緒に行こうよ!」

鹿島「私もいいんですか?」

皐月「もちろんだよ!さぁ!はやくいこっ!」

鹿島「はい!精一杯頑張りますね!」

――――執務室

皐月「それ!よいしょ!」カンッ

提督「へぇ、みんな揃って上手だね」

古鷹「特に水無月さんが凄いです・・いろんな技ができるなんて・・」

水無月「できるまでは大変だったからとても嬉しいよ、じゃあ次は鹿島さんだよ!」

文月「鹿島さんがんばれ~!」

鹿島「わ、わかりました!」ドキドキ

提督「鹿島、落ち着いて 特訓の成果を見せてよ」

鹿島「はい!では・・行きます!えいっ!」ヒュッ

プチン ゴツン

鹿島「ひゃう!」

提督「紐が切れて球が鹿島の顔に・・」

古鷹「か、鹿島さん!大丈夫ですか?!」

鹿島「いったぁ・・」ヒリヒリ

皐月「うわぁ!鼻血が出てるよ!」

鹿島「え・・・?やだっ!せっかく制服洗ったばかりなのに・・」

提督「とりあえずティッシュで血を止めようか」

水無月「鹿島さん、大丈夫かい?」

文月「今日はゆっくりして、また今度披露すればいいよ~」

鹿島「はい・・すいません・・・」

鹿島(提督さんの前で恥をかいてしまいました・・けど次こそは!)

その翌日 無事に技を披露しました

Case.3 対潜実践

香取「今日は潜水艦を相手にした模擬対潜を行いたいと思います」

香取「チーム分けとしては私香取の組は村雨さん 占守さん 国後さん」

香取「鹿島の組は長波さん 択捉さんとなっております」

占守「よろしくっす!」

国後「よろしくお願いするわ」

村雨「みんなよろしくね♪」


択捉「よ、よろしくお願いします!」ギクシャク

長波「まぁ、そんな緊張しなくていいぞ」

鹿島「まずはリラックスしましょう」

香取「相手となる潜水艦は伊58さん 伊19さん 伊14さん 伊13さんが担当してくれます」

伊58「当てれるものなら当ててみるでち!」

伊14「思いっきりフラグだよそれ!」

伊13「がんばる・・」

伊19「たくさん潜るのね!」


香取「使用する爆雷は明石さんが作ってくれた模擬専用の物を使います」

香取「では、各自準備を始めて数分後に集合してください」

――――――実践中...

ドーン ドーン

占守「なかなか当たらないっす~!」

国後「もぉー!なんでなのよー!」

伊58「まだまだひよっこでち!」ザバァ

国後「むぐぐ・・」

香取「村雨さん、あの娘達にお手本を見せてあげてください」

村雨「はいはーい♪いい?まずはソナーで潜水艦のいる位置を把握して・・・」

村雨「そしてその場所に爆雷を投下するのよ」

村雨「村雨の、ちょっといいとこ見せてあげる♪」ACモーション

伊58「むぎゃ!」ドーン

占守「おー!」

国後「な・・何か大人っぽいわね!」

村雨「うふふ♪」

占守「占守もやってみるっす!占守の、ちょっといいとこ見せるっす!」

香取「そこまではしなくてもいいんですよ・・」

鹿島「・・・・・・」ジー

長波「鹿島さん、次は私たちだよ?」

鹿島「あ、はい。じゃあ行きましょうか」

択捉「が、がんばります!」

今日はここまでです
海防艦はどれもいいキャラしてて可愛いですね

長波「ほらほらー!どんどんいくよー!」

伊13「あぅ・・」ドーン

伊14「な、中々のやり手!」ドーン

択捉「す・・すごい・・」

伊19「イクはそう簡単に当たらないのね!」ザブン

択捉「わ・・私だって・・えい!」ドーン

伊19「全然違うところなのね!イクはこっちなのね!」

択捉「え?!」

鹿島「択捉さん 私がお手本見せますから見ていてくださいね」

伊19「鹿島が相手なの?当てれるものなら当ててみるのね!」ザブン

鹿島(まずはソナーで19さんの場所を把握して・・)

鹿島(見つけたらすぐその場所まで移動する・・)

鹿島(そして爆雷を用意して・・よし!)


鹿島「鹿島の、ちょっといいとこ見せてあげる♪」


長波「えっ」

村雨「あー!私の真似してるー!」

香取「鹿島ったら・・」


鹿島「・・・ってあれ?!爆雷が服のボタンに引っかかって・・」

ドーン

鹿島「きゃあ!」

香取「鹿島!?大丈夫?!」

鹿島「な、なんとか・・」

伊58「慣れないこととかするからでち」

長波「しっかりしてくれよなー」

鹿島「すいません・・・よいしょっと・・」

国後「もしかして・・・村雨さんみたいにしたかったの?」

占守「でも、村雨さんの方が上手っす!」

香取「今度から村雨さんに練習巡洋艦として指導してもらおうかしら」

村雨「あらあら」

鹿島「そ、そんなぁ!」ガーン

青葉「良いのが撮れましたよこれは♪早速記事にしないと・・」

香取「どこにいくんですか?」ニッコリ

青葉「か、香取さん?!いつの間に・・」

香取「あなたも補修です」ガッ

青葉「じゅ、重巡は対潜できな―――」


ドーン

古鷹「今日はやけに爆発音がなりますね」

提督「対潜の実践を行ってるからね」

古鷹「そうなんですね」

Case.4 誰だっけ?

鹿島(今日のお昼、提督さんとまさか一緒に食べれるなんて♪)

鹿島(そのせいかナポリタンがあんなにおいしく感じられたなんて・・今日は幸せです♪)ニコニコ


時津風「ねぇねぇ フランス革命で皇帝になった人って誰だっけ?」

嵐「そりゃあルイ16世だろ?」

朝霜「違うよ、ブルータスだよ!」

江風「二人とも違ぇよ、リンカーンだって」

卯月「みんな違うぴょん!マリー=アントワネットだぴょん!」

鹿島「皆さん違いますよ、皇帝になった人物は"ナポリタン"ですよ♪」


時津風・嵐・朝霜・江風・卯月「えっ」

>>37
×補修
○補習

恥ずかしい・・

鹿島「あっ・・・!ち、違います!"ナポレオン"です!」

時津風「鹿島せんせーってボケもできるんだ」

鹿島「だからチガイマス!」カァア

江風「怒り方が阿武隈さんみたいになってンぞ!」

朝霜「んー・・・?よく見たら鹿島せんせーの口の周りに何かついてるな・・」

卯月「これは・・・ケチャップぴょん!」

鹿島「お、お昼に提督さんと昼食でナポリタンを食べたんです・・」フキフキ

時津風「えー!ずるいずるい!時津風も行きたかった―!」

嵐「ひょっとしてナポリタンが好きとか?」

鹿島「いえ、たまたまナポリタンを頼んでとてもおいしかったので・・」

時津風「私はミートスパゲッティが好きだなー」

卯月「うーちゃんは明太子スパゲッティが好きぴょん!」

嵐「俺はペペロンチーノかな」

朝霜「まったく、イカスミスパゲッティの名前が出ないなんてな!」

江風「江風はカルボナーラが好きだぜ!」

鹿島「みなさん好みは分かれてるんですね」

江風「ちなみに提督はペンネアラビアータが好きらしいぜ!」

鹿島「提督さんは辛いものがお好きなんですね」

時津風「そうそう、辛い食べ物と言えば間違って凄い辛いもの食べちゃってさー」

嵐「どんなやつだ?」

時津風「何だっけ・・・よくペペロンチーノとかに混ざってる赤い奴・・」

鹿島「鷹の爪ですか?」

時津風「そう!そんな感じの名前!」

朝霜「鷹の鉤爪みたいだからそう呼ばれてるんだっけか?」

江風「あー、アレね」

時津風「おかげでしばらくの間、口の中がヒリヒリしっぱなしだったよー」

今日は少しですがここまでです
同時進行で別のSS(深海勢)の方も進めたいと思います

優先順位はこちらですが・・

卯月「それで、フランス革命で皇帝になったのってナポレオンでいいぴょん?」

鹿島「そうです。ナポレオン法典を出した後、国民投票で圧倒的支持を受けて皇帝になりました」

卯月「ナポレオンすごいっぴょん!」

時津風「じゃあさ、アメリカ大陸を見つけたのって誰だっけ?」

江風「そりゃあリンカーンだろ!」

嵐「お前リンカーン好きだな・・・」

鹿島「江風さん、リンカーンではなくてコロンブスですよ」

時津風「コロンビア?」鬼怒のポーズ

鹿島「コロンブスです。この人物も有名ですよ」

朝霜「たしか、卵を立てた人なんだよな!」

時津風「ふむふむ!ナポリタンとコロンビア・・じゃなかったナポレオンとコロンブスだね!」

嵐「お前がそんなこと言うからナポリタン食べたくなってきたじゃねーか」

江風「じゃあこの補習が終わったらみんなで食べに行こうぜ!」

朝霜「いいねぇ!たまには他のスパゲッティを食べるのも悪くないね!」

卯月「鹿島先生もいっしょに来るっぴょん!」

鹿島「え?でも私さっき食べたばっかで・・」

卯月「みんなでたべたほうがおいしいっぴょん!」

鹿島「それでは、少しだけ同席しましょうか」

江風「うっし!もう一息頑張るぜ!」

鹿島「うふふ♪頑張ってくださいね」

Case.5 黒いアイツ

Q.夏と言えば何を連想しますか?

皐月「海!」

時津風「アイス!」

江風「クーラー!」

なるほど、と言える答えが返ってきました

他にも花火や、肝試し、かき氷、突然のゲリラ豪雨もそうですね

しかし夏と言えば気温が上昇しますよね?

つまり・・・あの"黒い彗星"が活発になるということです

鹿島はその"黒い彗星"を目の前にしています

鹿島「・・・・・」ドキドキ

ガサッ

鹿島「ひぅっ!」

鹿島「な、何だ・・足が雑誌に当たっただけだったんですね・・」

鹿島(それにしても肝心の香取姉ぇは遠洋航海に行ってるし提督さんを呼ぶのも失礼だし・・)

鹿島(ああ・・早くあの黒いものを退治したい・・)

ガチャ

夕立「鹿島さーん!プリント持ってきたっぽーい!」

鹿島「あ!夕立さん!良かったぁ・・」

夕立「どうかしたっぽい?」

鹿島「実はでちでちかもかも・・・」

夕立「うんうん・・黒い彗星を退治できなくて困ってるっぽい?」

鹿島「はい、そうなんです・・・夕立さんは虫とかいけますか?」

夕立「大丈夫よ!夕立に任せて!」マルマル

鹿島「あぁ!叩き潰すのはやめてください!」

夕立「どうして?」

鹿島「その・・・もしかしたら幼虫がブワァって出ることはあったら・・・」

夕立「クモじゃないんだし大丈夫っぽい!」

鹿島「で、でもぉ・・」

ガチャ

卯月「鹿島せんせー!プリント持ってきたっぴょん!」

鹿島「!! 卯月さん!静かにしてください!」

卯月「ふぇ?」

スサササ

夕立「あ!いたっぽい!」ダッ

鹿島「ああ!叩き潰さないでください!」

夕立「むぅ・・・本棚の後ろに行ったっぽい・・・」

鹿島「え、えぇ・・・逃げられたということですか・・?」

夕立「ううん、本棚を動かせば居場所が分かるっぽい」

鹿島「その本棚は結構重いですし二人がかりでないと動かせませんよ」

夕立「鹿島さん手伝ってほしいっぽい!」

鹿島「い、嫌ですよ!動かしてる最中に私の方に近づいたら・・うぅ・・」

夕立「んー・・・じゃあ卯月手伝って!」

卯月「うーちゃんは今から武器を調達しに行くぴょん」

夕立(駄目だこの人達・・・)

一旦ここまで
今日また書けたら続き書きます

卯月「というわけで殺虫剤がないから明石の工廠から借りてくるぴょん!」ビシッ

鹿島「あぁ!卯月さん待って・・・一人戦力が減りました・・」グスッ

夕立「どうして泣いてるの・・・」

夕立「それはそうと、この裏に入ったから居場所はわかってるんだけど・・」

鹿島「こんなときに香取姉ぇがいてくれたら・・・」

夕立「香取さんは虫平気っぽい?」

鹿島「はい、いつも退治してもらってます。でも今は遠洋航海でいませんし・・」

夕立「キラーの天龍さんも遠征だし、木曾さんも入渠してるし・・」

夕立「こうなったら夕立だけで退治するっぽい!」

ガチャ

卯月「殺虫剤取ってきたっぴょん!」

夕立「でかしたっぽい!じゃあ早速本棚の後ろに吹きかけて!」

鹿島「あっ!ま、まだ心の準備が・・・」

卯月「うーちゃんの砲雷撃戦、開始するぴょん!」プシュー

スササササー

鹿島「いやあああああああああ!黒い黒い黒いいいい!」

卯月「あ、あれ・・全然効いてないぴょん・・」

夕立「これ!蚊とかを撃退するキン○ョールっぽい!」

卯月「でもこれでも効くって明石さん言ってたぴょん!」

夕立「でも威力は○○ジェットより数段低いっぽいー!」

鹿島「そそそそ、そんなことよりかかか壁にぃ・・」

夕立「よーし、じゃあ夕立が倒してあげるっぽい」マルマル

鹿島「だ、だから潰したら・・・」

卯月「このまま黒い彗星が部屋を駆け巡ってもいいぴょん?」

鹿島「そ、それは嫌です!」

夕立「今撃退しないと香取さんが帰ってくるまで鹿島さんと黒い彗星で相部屋になるっぽい!」

鹿島「うぅ・・じゃあお願いします!」

夕立「りょーかい!後で掃除はしてあげるね!」



黒い彗星(・・・やれやれ 俺が求めてる物はここにはなかったか・・)

黒い彗星(それじゃ、ひとっ飛びしてここからとんずらするか・・・)

夕立「そーっと・・そーっと・・」

鹿島「・・・・」ドキドキ

夕立「今だ!えーい!」ブンッ

黒い彗星(甘いぜ、嬢ちゃん)ブーン

夕立「あっ!飛んで逃げた!」

ピトッ

鹿島「」

卯月「あ・・・あぁ・・・・」ガクガク


ほとんどの人は黒いアイツにトラウマを植え付けられたことが多いと思います

そのうち多いパターンは滑空して来て、顔にくっついたりと言うものらしいです

そして鹿島は、そのパターンを見事に体験している最中でした

鹿島「―――――――――――っ!」

この叫び声が今日、鎮守府内で一番響いたという

その夜...

香取「ただいま、・・・・何故コンバットがこんなにもたくさん・・?」

鹿島「香取姉ぇ!急だけど明日バルサンします!」

香取「えぇ?!いきなり・・」

その翌日、バルサンを焚きました

今日はここまでです
残り3、4話ぐらいにしようかなって思ってます

また、別の作品もある程度書けたら立てたいと思います

Case.6 マラソン

鹿島「私だって艦娘ですし、戦闘にも出ることはあります・・」

鹿島「だから常に走りこんで体力をつけないと・・」タッタッタッ

アレ アナタハ...

鹿島「あ、大鳳さん。おはようございます」

大鳳「おはようございます。鹿島さんも早朝ランニングですか?」

鹿島「はい、練習巡洋艦ですけど出撃することもあるので・・」

大鳳「そうなんですか、てっきりあっちの方かと・・」

鹿島「あっち・・?」

大鳳「ほら、近々艦種別でマラソンが行われるらしいんですよ」

鹿島「マ、マラソン!?」

大鳳「え?知らなかったんですか・・?」

大鳳「提督がどれだけ体力があるのか見てみたいということで行われるんですよ」

鹿島「えっと・・いつの日でしょうか・・?」

大鳳「鹿島さんは練習巡洋艦なので、軽巡と一緒のグループですから・・・明後日ですね」

鹿島「あ、明後日!?」

大鳳「走り込みを始めたのっていつぐらいからですか?」

鹿島「き、今日からです・・」モジモジ

大鳳「・・・よし!それなら私がマラソン対策を教えましょう!」

鹿島「い、いいんですか!?」

大鳳「ええ!何かアドバイスができればと思います」

鹿島「ありがとうございます!でも、まず何から学べば・・」

大鳳「そうですね・・体力配分とかでしょうか」

大鳳「まず完走することが目的ならば序盤から無理なペースで飛ばさず、余裕を持って走ることが大事ですね」

大鳳「序盤から張り切りすぎると終盤でヘトヘトになってしまいます」

鹿島「なるほど・・・序盤は余裕を持てってことですね」

大鳳「はい、後は道中にある給水をしっかりと摂ることですね」

鹿島「水分補給をしっかりと・・・ですね」

大鳳「私から教えることは以上です」

鹿島「え?!もうおしまいですか?!」

大鳳「そんなプロのランナーでもないし競うわけでもないマラソンなんです」

大鳳「自分自身がどれだけできるかという問題です」

鹿島「自分自身との・・」

大鳳「でも、限界が来るときもあります。その時は・・・」

鹿島「その時は・・?」

―――――マラソン当日

提督「じゃあ軽巡枠(練巡 雷巡 工作艦)のマラソンを始めるよ。位置について・・」

鹿島(大丈夫・・・絶対完走できる・・頑張れ私!)

提督「スタート!」パーン

キラリーン ピャー
フフ、コワイカ?
オニサンコチラー イケルケドッ

鹿島「み、皆さん速い!」

香取「鹿島、私たちも遅れずに走りましょう」ダッ

鹿島「香取姉ぇも?!」

明石「あー・・何で私も・・」

鹿島「あ、明石さんもここのグループなんですね」

明石「はい・・お互い完走できるように頑張りましょう」

鹿島「そうですね。まずは序盤は余裕を持って走りましょうか・・」ダッ

―――――10km地点
タッタッタッ

鹿島(遅れたとはいえ、ようやく前の人たちが見えてきました)

鹿島(先頭の人たちはまだ先の方でしょうか・・)

明石「うぅ・・・もうだめです・・」

鹿島「明石さん!?まだ走ってそんなに経ってないですよ?!」

明石「私は工作艦なんですよー!走ることは得意じゃないんですよー!」

鹿島(明石さん・・声は出るんですね・・)


時津風「明石さーん!こっちこっちー!」

明石「え?」チラッ

時津風が持ってるカンペ"もし完走出来たら明日改修たくさんしてもいいよ by提督"

明石「!!」クワッ ギュン

鹿島「明石さん!速過ぎます!」

鹿島「・・・一人になっちゃった」ポツーン

鹿島「いいえ!これは競うものではなく、自分自身との戦いなんです!」ダッ


時津風「どうしよう、嘘のカンペなのにあんなに速くなるなんて・・」タラタラ

天津風「だから言ったのに・・」

初風「どうなっても知らないわよ」

雪風「鹿島さん!頑張ってください!」

今日は短いですがここまでです

――――20km地点

鹿島(だいぶ走ったでしょうか・・私もそろそろ限界が・・)

鹿島(でも!完走目指して頑張るんですから!)

速吸「みなさーん!給水はしっかりと摂ってくださいねー!」

イキカエルクマー
アータスカッタ

鹿島(私も給水しましょうか・・)

鹿島「すいませーん。お水下さい」

速吸「はいどうぞ!」

鹿島「ありがとうございます。・・・よし!これでもう少し行けそうな気がします」ダッ

速吸「無理はしないでくださいねー!」

―――――30km地点

鹿島「ハァ・・・ハァ・・・もう・・足も上手く動かせません・・」

鹿島「序盤は余裕をもって走ったつもりなんですけど・・間違えたのでしょうか・・?」

鹿島「みなさんはもうゴールしてるんでしょうか・・?」

鹿島(・・・やっぱり私には完走なんて無理だったのかな・・)グスン

ガンバレー!

鹿島(・・・え?)

皐月「鹿島さんがんばれー!」

水無月「あともう少しでゴールだよ!」

夕立「ファイトっぽーい!」

朝霜「鹿島さん!根性だ!根性を見せるんだ!!ドンドコドンドコ

鹿島(みなさん・・・そういえばあの時大鳳さんが・・)

----一昨日

大鳳「"自分はできる 大丈夫"と言い聞かせるんです」

鹿島「自分に・・・ですか?」

大鳳「嘘でもいいんです。その言葉で気持ちを奮い立たせるんです」

鹿島「気持ちを奮い立たせる・・」

大鳳「後、応援してくれる人の声も聞いてみてはどうでしょうか?」

大鳳「鹿島さんなら応援してくれる艦娘もいるはずですよ」

-----

鹿島(そうですね・・応援してくれる人の言葉と自分への言葉で・・・!)

鹿島「私はできる!大丈夫!」パシン

――――ゴール地点

球磨「つ、疲れたクマ・・」ゼェゼェ

提督「はいお疲れさま。次に来るのは・・・」

明石「ゼェ・・ゼェ・・」フラフラ

提督「うわっ!明石、大丈夫かい?!」

明石「わーい・・・・ゴールだ・・・提督・・・これで・・改修たくさん・・・できますよね?」ゼェゼェ

提督「え?どういうことかな?」

明石「約束は・・・ゼェ・・・守って・・・ゼェ・・くださいね・・」バタン

古鷹「あ、明石さん!」

提督「・・・・とりあえず保健室に運ぼうか。担架お願い!」

鹿島(ゴールが見えてきました・・!あと・・少し・・!)

ダッ

鹿島「や・・・やりました・・!」

提督「鹿島、お疲れさま。体は大丈夫かい?」

鹿島「はい・・・応援して下さった駆逐艦の娘達や特訓に付き添ってもらった大鳳さんのアドバイスのおかげで完走することができました」

香取「よく頑張ったわね、鹿島」

鹿島「はい!本当に・・・嬉しいです!」

皐月「鹿島さんおつかれ!」

夕立「お疲れさまっぽーい!」

朝霜「完走した喜びの舞だー!」ドンドコドンドコ

鹿島「みなさんの声援もしっかりと聞こえました。本当にありがとうございます!」

江風「よーし!今から鹿島さんを胴上げしようぜ!」

嵐「よっしゃー!」

鹿島「えっ・・ちょっとみなさん・・ひゃああ!」

ワーッショイ ワーッショイ

提督「あはは、鹿島は駆逐艦の娘たちに慕われてるんだね」

香取「そうですね、姉として誇りに思えます」


阿武隈「私も駆逐艦の娘たちに胴上げされたいなぁ・・・」

武蔵「なら、私たちがしてやろう」

阿武隈「えっ・・・あの・・・駆逐艦の人たちに・・」

同時刻、鹿島の胴上げと共に戦艦による阿武隈の胴上げも行われた

今日はここまでです 連続で短め投稿で申し訳ないです
そろそろ別のSSも立てて書いていきたいです

Case.7 アルバム

鹿島「ではみなさん、今日は書庫の掃除を担当することになったのでしっかりと掃除をしましょう」

全員「はーい!」

数分後...

鹿島「よいしょっと・・・結構古い本がたくさんありますね・・」

オオーコレオモシレー
ナニナニー?ミセテミセテー

鹿島「こらそこ!本を読まずに掃除をしてください!」

江風「鹿島さんも見てみなよ!はいこれ」

鹿島「全く・・・少しだけですよ?・・・あれ?これって・・」ペラペラ

更に数分後...

鹿島「はっ!すっかり夢中になって読んでました・・はやく掃除に戻らないと・・って、あぁ!また!」

時津風「これ、しれぇの昔の写真みたいだね」

江風「おーホントだ!鎮守府に初めて着任の時か?」

朝霜「隣には電がいるぞ!もしかして初期艦か?」

鹿島「提督さん、最初の頃はきっちりと軍服を着ていますね」

時津風「今とは大違いだねー」

江風「えーっと次は・・・初出撃の結果の時だな。提督が撮ったものか?」

初霜「電さん、泣いてますね・・写真の下には"泣かないで電"と書いてます」

陽炎「どうやら大破して帰って来たときみたいね」

時津風「次は初遠征、初開発、初建造・・・初めてした時の写真ばっかだねー」

江風「お、この写真は・・祝!沖ノ島攻略って書いてあるぜ」

鹿島「みなさんボロボロですけど、いい笑顔をしていますね」

初霜「提督の隣にいるのは・・・古鷹さんですね」

鹿島「え?!今の姿とは全然違いますね・・・」

陽炎「まだ改の時だったかしら?」

江風「この時から古鷹さんの事信頼してたンだな」

時津風「次は・・あ!古鷹さんの改二改造の時だ!」

朝霜「うおお・・見比べてみるとすごい変化だ・・」

鹿島「それほど心身共に成長したのでしょう」

時津風「えっと・・・古鷹さんとのケッコンカッコカリの写真だねー」

初霜「二人とも幸せそうです」

陽炎「電や雷たちが花束渡してるわ」

時津風「赤城さんは相変わらずの食いしん坊だね」

江風「写真撮ってるのってやっぱり青葉さんなのか?」

陽炎「そうじゃないの?・・あれ?でもこの写真、青葉さん写ってるわよ?」

初霜「青葉さんが写真撮ってる姿を写真にするなんて・・・」

朝霜「誰が撮ったんだよこれ・・・」



フフーン♪

鹿島「あら?アルバムの下にあるのって・・日記かしら?」

時津風「こっそり読んじゃおっか?」ニシシ

江風「何か隠してあるかも知れないしな」キヒヒ

鹿島「もう・・そんなこと知っては駄目ですよ?」ウキウキ

初霜(そう言いながら鹿島さんも興味津々ですね・・)

時津風「じゃあ、着任当初から読んでいくね」



○月○日
今日は記念すべき鎮守府に初着任する日だ
艦隊を指揮できるのかな・・?とりあえず頑張ってみるしかない

○月×日
初期艦の電が大破して帰ってきた
泣いてるのを見て、僕も慌ててしまって更に混乱してしまった・・

時津風「へぇー、しれぇも最初は慌ててたんだね」

朝霜「右も左もわからないときだっただろうな」

×月○日
艦隊もかなり充実してきたのでどんどん海域を攻略していきたい
特に重巡の古鷹 戦艦の榛名を中心に指揮を執るべきかな?

×月×日
海域を攻略できたけど、何故だか体がムズムズする
けれどあまり気にすることもないので放っておくことにした

江風「ん・・・?これって・・」


△月○日
体のあちこちが痒い・・・
もしかして珍しい虫に刺されたのだろうか?虫よけスプレーでも置いてみようか

△月△日
からだ あつい のみもの ほしい
にく うまかっ です

△月□日
かゆい
うま

陽炎「バイオハザードよ!これ!」

朝霜「えっと・・つまりその後って確かゾンビになるんだよな・・?」

時津風「じゃあ・・今のしれぇは・・ゾンビ?!」

鹿島「ま、まさかそんな・・」


提督「なーに見てるのかな?」ヒョコ


時津風「わぁー!食べないでー!美味しくないよ!美味しくないよ!」

提督「いや・・食べないよ・・それって僕が昔使ってた日記帳だよね?懐かしいなぁ」ペラ ペラ

江風「えっと・・念のために聞くけどさ・・・ゾンビじゃないよな?」

提督「当たり前じゃないか、ゾンビだったら砲撃されてもうこの世にはいないよ」

初霜「・・・次のページからは普通の内容が書いてありますね」ペラ ペラ

提督「いやー、日記書いてると一度は書いてみたくなるんだよね」

朝霜「び・・びびらせんなよな!」

提督「・・・でも、それを見てたってことはみんなサボってたわけだよね?」


全員「ギクッ」

提督「じゃあ、早く持ち場に戻って掃除を行うこと!他のみんなはしっかりとしてるよ?」

提督「また見回りに来るからね」バタン


鹿島「・・・と言うわけで皆さん、掃除を再開しましょう」

全員「はーい!」


提督(にしても、昔のアルバムを見れるとはね・・)

提督(この大掃除が終わったら電と古鷹でいっしょにご飯でも食べに行こうかな・・)

提督「・・・・鹿島たちにあんなこと言っちゃったけど、僕も早く掃除しなきゃね・・・」

今日はここまでです
昔のアルバムとか見てるとほっこりしたり恥ずかしい思いしたりします

Case.Last 感謝

ガチャ

鹿島「提督さん、今日の演習の報告書です」

提督「ありがとう鹿島、いい成果が出てるね。本当に助かるよ」

鹿島「ありがとうございます。これからも精進しますね♪」

提督「それにしても、着任当初とはすごく変わったよね」

鹿島「む・・昔は昔なんです!」

古鷹「まぁ・・あの時の鹿島さんとは・・」

鹿島「古鷹さんまで?!」

提督「遠征の集合場所をよく間違えて遅刻したとかあったよね」

古鷹「演習の集合場所でもそうでしたね」

鹿島「それは・・その・・」モジモジ

提督「おかげで香取の説教を何回も見る羽目になっちゃったよ」

鹿島「うぅ・・」グサッ

提督「でも、鹿島は鹿島らしく頑張っているんだしよくやってくれてると思うよ」

提督「いつも感謝してるよ」

鹿島「提督さん・・」

コンコン

提督「おっと、もう一人主役が来たようだね」

鹿島「主役・・?」

ガチャ

香取「失礼します。提督、香取をお呼びでしょうか?」

提督「うん、ところで香取。今の鹿島の事どう思ってる?」

香取「鹿島の事・・ですか」

鹿島(何か嫌な予感がします・・)

香取「・・・そうですね。着任当初は不手際もよくありましたし、私自身も不安を覚えることはありました」

鹿島「香取姉ぇ・・ごめんなさい・・」

香取「でも、今では立派な練習巡洋艦です。さらに言えば、良き妹を持ったとも言えます」

鹿島「香取姉ぇ・・」

香取「鹿島、知っているわよ。今までたくさんの駆逐艦の娘たちについてまとめていたでしょう?」

鹿島「し、知ってたんですか?」

香取「えぇ、毎晩夜遅くまでまとめていたのを見ていましたよ」

香取「そのおかげで駆逐艦の娘たちと早期に仲良くなれたのも頷けるわ」

提督「通りで駆逐艦の娘たちに人気があったわけなんだね」

古鷹「努力の賜物ですね」

鹿島「そ、そうでしょうか」テレテレ

香取「私も、鹿島みたいに親しみやすいような練習巡洋艦にならないといけませんし・・」

古鷹「香取さんも優しそうですし、親しみやすいと思うんですけど・・」

提督「鹿島は話しかけやすい雰囲気がありそうだしね」

香取「私も駆逐艦の娘達と遊んでみたいものです」

鹿島「香取姉ぇもそんなこと思うんですね・・」

香取「でも、鹿島も遊んでばかりいるとまた昔みたいになりますよ?」フフッ

鹿島「そ、そんなことはないですよ!」

香取「ところで・・・私達を呼んだ理由は何でしょうか?」

提督「うん、それはだね・・入ってきていいよ」

ガチャ

皐月「香取さん!鹿島さん!いつもありがとう!」

鹿島「え?皐月さん?」

香取「それに他のみなさんも・・どういうことでしょうか?」

古鷹「駆逐艦の人たちが練習巡洋艦の二人に感謝したいということで提督が呼んだんです」

香取「まぁ・・どういたしまして」フフッ

水無月「これからも一緒に特訓したり遊んだりしようね!鹿島さん!」

鹿島「・・・はい!ありがとうございます!」

雪風「その時は香取さんもご一緒ですよ!」

時津風「約束だよー!」

香取「はい、是非ともご一緒いたしましょう」

提督「香取、鹿島。これからも練習巡洋艦として活躍してくれるかな?」

香取「はい、もちろんです」

鹿島「私も頑張ります!」

提督「うん、これからも期待してるよ」

皐月「香取さん!鹿島さん!みんなでお菓子作ったから食べようよ!」

香取「はい。鹿島、行きましょうか」

鹿島「はい!・・・・あ、それと提督さん♪」

提督「? どうしたの?」



鹿島「私、この鎮守府に来て、とても幸せです♪」

以上でこのお話は終わりです
個人的には真面目でたまにポンコツが入る鹿島が好きです

とはいえ香椎は一体どんなキャラで出てくるんでしょうか・・・楽しみですね

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom