THE IDOLM@STER  特別番組【シンデレラとミリオン!315な経験を!】二か月目 (28)

二か月目です。よろしくお願いします

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カメラ「5秒前、4、3、2……」


天ヶ瀬「特別番組!」


伊集院「シンデレラとミリオン!」


御手洗「315な経験を!!」


ワァァァァァァァ


天ヶ瀬「さて!二回目の放送です!【シンデレラとミリオン!315な経験を!】。司会のJupiter、天ヶ瀬 冬馬です。よろしく」


伊集院「チャオ☆同じく伊集院 北斗です」


御手洗「御手洗 翔太!よろしくー」


伊集院「この番組は・・・ってもう説明は要りませんよね?」


御手洗「うん!そうだね!」


天ヶ瀬「じゃあ早速・・・VTRを」


「「「どうぞ!!!」」」

高坂「はい!今私たちは何処にいるでしょうか!?」


野々原「正解はCMの後!!」


舞浜「いや、行かないから!」


所「正解は合宿所の前だよー」


徳川「今、姫たちは職業体験なるものに来ているのですー!」


エミリー「お手伝い様が職業体験の担当の大和男子を連れてきてくれるそうですが・・・」


篠宮「あっ・・・来ましたね」


ザッザッ


握野「おっもう来てたか」


信玄「すまない遅くなってしまって」


木村「まさか靴紐が切れるなんて・・・すいません」


猫柳「ふむふむ・・・龍クンの運の悪さ・・・これはいい噺のネタになりそうでにゃんす」


清澄「木村さん、大丈夫でしたか?」


華村「ほらほら。もう来てるわよ、自己紹介しないと」


握野「おっとそうだったな。俺は握野英雄!元警察官だ」


所「所恵美です!よろしくね」


信玄「信玄誠司!元自衛官だ」


高坂「高坂海美!よろしく!」


木村「木村龍!元消防士です!」


舞浜「アタシは舞浜歩!よろしく!」


猫柳「ワガハイは猫柳キリオでにゃんす。元落語家でにゃんすよ」


徳川「徳川まつりなのです。よろしくなのですー」


野々原「茜ちゃんだよー!」


清澄「清澄九郎です。お茶はお好きですか?」


エミリー「はい。大和撫子たるものお茶は大好きです。あっ、エミリースチュアートと申します」


華村「アタシは華村翔真。よろしくね」


篠宮「篠宮可憐です・・・よろしくお願いします」

握野「さて・・・全員揃ったし始めるか」


華村「そうだねえ。じゃあこっちに来ておくれ。何をやるかを説明するわ」


「「「はーい」」」


信玄「おっと。三人はこっちだ」ガシッ


所・高坂・舞浜「「「え?」」」


木村「俺たちFRAMEの担当はまだ部屋には入らないぞ?」


舞浜「何するんですか?」


握野「これだ」チャッ


所「ピストル!??」


握野「違う。エアガンだ」


信玄「今から自分たちはここで20分間サバイバルゲームをする。防具と銃をつけて来てくれ」

15分後


所「準備完了!」


『所恵美 握野チーム 装備:M4パトリオットHC」


高坂「かっこいい!」


『高坂海美 信玄チーム 装備:CQBR ブロック1」


舞浜「絶対勝つ!!」


『舞浜歩 木村チーム 装備:M40A5 ブラックストック / O.D.ストック』


握野「お前歩ちゃんに何言ったんだ?」


『握野英雄 装備:M92F ミリタリーモデル』


木村「勝ったらお寿司をご馳走するって!」


『木村龍 装備:ソーコム Mk23』


信玄「自分もそうするか・・・海美!勝ったら好きなものをご馳走する!」


『信玄誠司 装備:グロック18C』


握野「じゃあ10分後にサイレンを鳴らす。立ち入り禁止テープから奥にはいくなよ?」


木村「歩ちゃん!行くぞ」ダッ


舞浜「はい!」ダッ


信玄「自分たちも行くか」ダッ


高坂「はい!」


所「英雄さん!私たちも行きましょう!」


握野「まあまあ待て。まずは誰を狙うかを決めようぜ」


所「そりゃあ強そうな誠司さんとか龍さんを・・・」


握野「いや、先に狙うは歩ちゃんだ」


所「え!?何で?」


握野「このゲームは当たってもデッドゾーンに行ってスタッフに死亡宣告をすりゃあ、復活出来るってルールだ。そんで倒した数が多いチームが勝ちだ。最初に一人倒して景気づけようぜ。見たところ歩ちゃんはスナイパーライフルにサイレンサーを付けるのを忘れているから、一発撃ったら位置が分かる。だからそこを叩くんだ」


所「おお・・・凄い」


ウウウゥゥゥゥゥゥッ


握野「さ、行こうぜ」

舞浜「フゥ・・・龍さんには見つけ次第撃って倒せって言われたけど・・・不安だなあ」


ガサッ


舞浜「ヒィ!」


木村「ああ!ゴメン、俺だ」


舞浜「龍さん・・・」


木村「始まった・・・来たか?」


舞浜「まだです・・・」


ザッ


舞浜「来ました!恵美です!」


木村「よく狙って。俺は英雄さんを探しに行くから、ここは頼む!」ダッ


舞浜「フゥウ・・・」グッ


ダァァンッ


ビシュッ


所「危ッなかった・・・あそこだ!」ダッ


舞浜「は、外しちゃった!!」ガシャッ


ビシュッ


ヒュンッ


所「やっぱり初心者は当てられない!!」ダッ


ダダダダダッ


ズサァァァッ


所「居た・・・!!」


舞浜「何で居場所が・・・!!」


所「音とスコープの反射だよ」チャッ


ダァァァンッ


『信玄チーム。舞浜歩さん死亡です』

木村「歩ちゃん!!」


ザッザッザッ


握野「よう、龍」


木村「英雄さん・・・流石ですね」


ザッザッ


高坂「私の事も忘れないでくださいねッ!!」チャッ


バラララララララララッッッ


木村「フッ」バッ


握野「危ッ」バッ


ダララララララララッ


握野「流石にちょいと不利か・・・」スッ


ダッ


高坂「逃げないでくださいよォッ!」


バララララララッ


高坂「クッ・・・逃げられた・・・龍さんだけでも・・・」


クルッ


高坂「居ない・・・どこに・・・」


ビシュッ


『信玄チーム、高坂海美さん。死亡です』


高坂「なッ・・・上!!」


木村「フゥ・・・ラダーが転がってて良かった・・・」


ビシュッ


『木村チーム、木村龍さん。死亡です』


木村「えッ!誰が・・・!」


信玄「海美!早くデッドゾーンに行って復帰して来い!」


高坂「はい!」ダッ


木村「デコイですか」


信玄「ああ。龍ならそこのラダーを使ってくれると思ったからな」


木村「誠司さんにはまだ敵わないですね」

握野「まだ俺たちは誰もやられてねえな・・・」


ビシュッ


握野「ッ!?」バッ


ビシュッ


握野「狙撃・・・歩ちゃんか・・・」


ビシュッ


キラッ


握野「スコープの光・・・あそこか・・・」ダッ


ダダダダダダッ


握野「見つけたぞ!・・・って居ねえ」


ガサッ


握野「銃は置きっぱなし・・・そういやここはデッドゾーンの近くだったか・・・まずい!!」ダッ


ダララララララララララララララッ


握野「龍か・・・」


木村「英雄さん・・・やっと追い詰めましたよ・・・」


握野「さあ・・・そいつはどうかな・・・」


『木村チーム、舞浜歩さん。死亡です』

木村「なッ!?」


握野「ナイスだ・・・恵美」スッ


ダァンッ


木村「クッ!」ヒュッ


ダッ


木村「アアアッ!!」バッ


ダララララララッ


握野「フッ!」バッ


ゴロンッ


握野「フゥ・・・そろそろか・・・」カチャッ


ダララララララッ


ピタッ


木村「なッ・・・!弾切れ・・・」


握野「やっと弾切れか・・・」スッ


カチャッ


ダァンッ


『木村チーム、木村龍さん。死亡です』


木村「英雄さん・・・その銃、エアコッキングなんですね・・・」


握野「ん?ああこっちの方が使い慣れてるからな」


20分後


ウウゥゥゥゥゥッ


『終了です。最初の位置に全員集合してください』

握野「結構疲れたなあ」


木村「そうですね、案外しんどかったですね」


信玄「765プロのみんながこんなに動けるとは思わなかったな」


高坂「体力には自信がありますから!」


舞浜「まだまだ動けます!」


所「余裕!」


『それでは結果を発表します』


握野「お、来た来た」


『木村チーム。ヒット数7』


舞浜「すいません・・・アタシいっぱい当たっちゃった・・・」


木村「いやいや、俺も大分当たってるから気にするなって」


『信玄チーム。ヒット数9』


高坂「クッソー!勝てなかった!」


信玄「自分があそこで当てていれば・・・」


『優勝。握野チーム。ヒット数12』


所「やったー!!」


握野「よっしゃァ!!」


『これで結果発表は終了です。全員、シャワーを浴びて各教室に集まってください』


所「英雄さん。何でサバゲーをしたんですか?」


握野「それはな、サバゲーが俺たちの職業に通ずるものだからだ」


高坂「?」


信玄「敵に近づくために遮蔽物を利用したり、時には匍匐前進をしたり。ラダーを使うとかな」


木村「そもそも銃は自衛隊と警察官は銃を使いますしね」


握野「そして20分間走り回ったろ?俺たちの職業は体力が命だからな」


舞浜「へえ・・・」


信玄「さ、シャワーを浴びようか」

華村「さてさて。アタシたちは何をしようかねえ」


猫柳「そうでにゃんすな・・・まずはワガハイたちの仕事を見てもらうってのはどうでにゃんすか?」


清澄「いいですね。そうしましょう」


華村「そうだね、じゃあ可憐。こっちにおいで」


篠宮「は、はい!」


猫柳「まつりちゃんと茜ちゃんはワガハイに付いてくるでにゃんす!」


徳川「はいほー!」


野々原「はーい!」


清澄「エミリーさん。こちらへどうぞ」


エミリー「はい」

茶室


清澄「・・・エミリーさんは大和撫子を目指しているそうですね?」シャカシャカ


エミリー「はい。私は一人前の大和撫子になりたくて日本へ来ました」


清澄「大和撫子は女性をナデシコの花の美しさに例えた言葉とされています。撫でし子とも評され、長く愛されてきた花です。花言葉は可憐。平安時代から現在まで、長く愛されたこの花のように、エミリーさんもたくさんの人に愛されるといいですね」クルッ


スッ


清澄「どうぞ」


エミリー「いただきます」スッ


ゴクッ


エミリー「・・・おいしい」


清澄「そう言っていただけると嬉しいです。今日から5日間、よろしくお願いしますね」

寄席


猫柳「______ううん、それはいかん。やはりさんまはめぐろに限る」


パチパチパチ


徳川「わんだほーなのです!」


野々原「とっても面白かった!」


猫柳「んー嬉しいでにゃんす。落語の面白さを知ってもらえるのは良いでにゃんすねえ」


徳川「キリオさん、姫たちは何をするのです?」


猫柳「フフン、それは・・・一緒に落語を作るでにゃんす!」


野々原「えー!大変そう!」


猫柳「大丈夫でにゃんす。この五日間、二人の体験談をもとに落語を作るでにゃんす。もちろんワガハイも手伝うでにゃんすよ」


徳川「・・・オッケーなのですー!姫にお任せなのですー!」


野々原「んー分かった!!茜ちゃんやっちゃうよー」


猫柳「そうと決まれば早速始めるでにゃんす!」

舞台


華村「・・・フゥ。流石に一人でやるにはこのくらいが限界かしらね」


篠宮「凄いです・・・凄く綺麗でした」


華村「そう?ありがとう。言っとくけど最終日に可憐もやるのよ?」


篠宮「ええ!私が・・・ですか?」


華村「ええ、やるのは二人藤娘。私と可憐だけの舞台よ」


篠宮「・・・」


華村「不安?」


篠宮「ええ、少し・・・でも、やります!」


華村「その意気よ!じゃあ早速練習を始めるわよ!」

木村「じゃあ授業を始めるぞ」


舞浜「はい!」


木村「俺たち消防士は火を消すこと以外にも仕事があるんだ。何だか分かるか?」


舞浜「火を消す以外に?・・・何だろう・・・?」


木村「正解は救急活動や救助活動、それと防災活動などだ。救急活動は119番の通報を受けて、交通事故をはじめ、一般事故、あー転落事故や交通事故以外の事な?それによってケガをした人、また急病人に対して応急手当てを施し、医療機関に搬送する仕事だ」


舞浜「龍さん!救急活動と救助活動って何が違うんですか?」


木村「良い質問だ。救助活動は災害現場などで人命を救助する仕事だ。火事、交通事故、山の崩落地、河川が主な活動現場となる。で、防災活動は火災が起きないように、啓蒙活動を行う。災害を未然に防ぎ、被害を最小限にくい止めるために不可欠な任務なんだ」


舞浜「一杯あるんですね・・・」


木村「消防士は社会や地域、市民の役に立っていることを実感できるんだ。消防署員が向かう現場には、火事や救急といった何かしらの要因で困っている人が居る。全力でその人を助け、ありがとう、って言葉をかけてもらったときに、この仕事をやっていて本当に良かったって思えるんだ」

握野「まず警察に入ると任命されんのが巡査。そんで巡査を一定期間続けると任命されるのが巡査長。次に最初の昇進試験に受かると巡査部長に任命される。キャリア組は次の警部補からスタートだ。そこから警部、警視正、警視長、警視監、警視総監に出世するんだ。恵美は刑事ドラマをよく見るか?」


所「まあ見ますね」


握野「ドラマでよく出るのは捜査一課と公安くらいか。でも一番の出世コースは警務部の警務課なんだぜ?いわゆる人事担当だな。所長の半分以上は警務課出身だ」


所「他の課ってどんなのがあるんですか?」


握野「そうだな・・・強行犯を取り締まる刑事部捜査一課、知能犯を担当する捜査二課、盗犯担当の捜査三課、鑑識課 機動捜査隊、警備部公安課、警備課、外事課、そして機動隊。後は交通部の交通企画課や俺がいた生活安全部の少年課などだ」


所「英雄さん。ドラマでよく見るSATってどこなんですか?」


握野「SAT?んーあんま詳しくは分かんねえけど俺がいた神奈川県警では第一機動隊に所属している。まあSATについても一応教えとくか。1972年9月6日にサッチョー・・・ああ警察庁な。警察庁は全国の都道府県警に「銃器等使用の重大突発事案」が発生した際、これを制圧できるよう特殊部隊の編成を行う通達を出した。その五年後、ダッカ日航機ハイジャック事件が発生し、犯行グループは日本政府に身代金の支払いと獄中メンバーの釈放を要求した。日本政府は犯行グループの要求を受け入れて身代金を支払い、超法規的措置により獄中にいたメンバーなど6人を釈放した。日本がテロに屈したんだ」


所「・・・」


握野「そして1996年、Special Assault Team、通称SATが編成された・・・全然関係ねえな。じゃあ俺がいた少年課の話をするか」


所「はいっ」


握野「たくさんあるぞ。簡単に言うと見回り、補導、相談、捜査、保護だな。夜にゲーセンとかコンビニ前でたむろしている未成年がいないかを見回り、もしいたら補導する。いじめや児童虐待の相談。少年犯罪の捜査。被害者少年の保護。こんなところかな」


所「だから夜のコンビニって警察が多かったんだ・・・」


握野「補導される子ってのは一人で悩んでる子も多い。そんな子に俺は歌で「君は一人じゃない」って伝えたいんだ」

信玄「自分が所属していた陸自、陸上自衛隊は最大の規模を誇り、14万人の隊員が所属する。国民や国土を直接守るため、陸上での戦闘や情報収集、補給に当たるのが主な仕事で、歩兵部隊や戦車隊などの部隊だけでなく、道路や橋を建設する部隊もあるんだ」


高坂「誠司さん!他には何があるんですか?」


信玄「ああ。日本の領海を守る海上自衛隊。日本は海に囲まれた島国だから、侵略の危機の多くは海からやってくるんだ。そんな危険を海上で排除するのが仕事だな。そして航空自衛隊。日本に侵略してくる敵に対して、空での防衛を行うんだ」


高坂「聞いたことも無かったです・・・」


信玄「確かに一般人からしたらあんまり分からない話かもしれないな」

華村「じゃあ最初にクイズを出すわね?歌舞伎はいつからあると思う?」


篠宮「えっと・・・江戸時代ですか?」


華村「ブー。正解は元亀3年。つまり戦国時代よ」


篠宮「そんなに前なんですか!?」


華村「そうよ。お国っていう女性芸能者がかぶき踊りを創始したのよ」


篠宮「そうなんですか・・・」


華村「そこから女歌舞伎、若衆歌舞伎、野郎歌舞伎、そして現代の歌舞伎へと姿を変えてきたのよ。その現代の歌舞伎は歌舞伎狂言と歌舞伎舞踊に分けられるの。狂言の方は時代物、世話物にも分けられる。時代物っていうのは、江戸時代より前の時代に起きた史実を元にした作品ね。で、世話物とは、江戸時代の世相を描写した作品の事よ。そして時代物と世話物はいくつかの種類に分けられるの」


篠宮「多いですね・・・」


華村「確かにね。時代物のうち、お家騒動を書いたものは御家物、飛鳥~平安時代を描いたものは王朝物って言うの。そして世話物のうち、特に写実的要素の濃いものを生世話物というのよ。」

猫柳「江戸時代中期に、京都の初代露の五郎兵衛や大阪の初代米沢彦八が道端に舞台を設け、自作の噺を披露して銭を稼いだ「辻咄」や「軽口」(かるくち)が落語の起源と言われているでにゃんす。これが上方落語でにゃんす」


野々原「上方?」


徳川「茜ちゃん、江戸時代の京都や大阪のことなのです!」


猫柳「おっ!よく知っているでにゃんすね。そして19世紀ごろに娯楽としての落語が盛り上がり始め、文政末期には江戸に125軒もの寄席ができたんでにゃんす」


野々原「125も!?」


猫柳「そこで後世にまで名を残す名人が現れたでにゃんす。初代三遊亭圓生、初代船遊亭扇橋、初代林屋正蔵などでにゃんす。でも天保の改革の一環として風俗取締令が発せられ、寄席は15軒に減ってしまたでにゃんす。さて問題でにゃんす。天保の改革は誰が発令したでにゃんすか?」


野々原「はいはーい!!水野忠邦!」


猫柳「正解でにゃんす!そして水野失脚後は禁令が緩んで、寄席は170軒にまで増えたんでにゃんす。そこから今日まで落語は発展し続けてきたでにゃんす」

清澄「日本に「茶」の知識をもたらしたのは唐の陸羽が書いた茶経と言われています。そこにば茶の木の育て方、収穫方法と道具、たてかた、飲み方、歴史などが詳しく書かれている。 804年、空海と最澄は中国から茶を持ち帰ったが、あまり発展することもなくその後の戦乱で忘れ去られてしまいました」


エミリー「九郎さん、ではどのようにしてわび茶が始まったのですか?」


清澄「わび茶を知っているのですね。そうですね・・・時代は進んで室町時代ですね。飲んだ水の産地を当てる闘水という遊戯から、闘茶という、飲んだ茶の銘柄を当てる一種の博打が流行しました。また、本場中国の茶器「唐物」が流行し、大金を使って蒐集し、これを使用して盛大な茶会を催すことが大名の間で流行りました。この流行は応仁・文明の乱で茶会どころではなくなる15世紀後半まで続いたそうです。これに対し、足利義政の茶の師匠である村田珠光が茶会での博打や飲酒を禁止し、亭主と客との精神交流を重視する茶会のあり方を説きました。これがわび茶の源流となっています。そしてわび茶はその後、堺の町衆である武野紹鴎、その弟子の千利休によって安土桃山時代に完成されるに至り、利休のわび茶は武士階層にも広まり、蒲生氏郷、細川三斎、牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、芝山監物、高山右近ら利休七哲と呼ばれる弟子たちを生んでいったそうです。あっ・・・すみません。一人で突っ走りすぎました・・・」


エミリー「い、いえ!ためになります!」


清澄「そ、そうですか・・・それなら良かったです」

天ヶ瀬「さて、一日目の講義までを見ていただいたところで、VTRに出てきたアイドルに来ていただきました!」


伊集院「FRAMEの皆さんはハードなことをしていましたね?」


握野「俺たちは職業柄体力には少し自信はあったんですけどね・・・案外疲れましたよ」


信玄「恵美や歩、それに海美が全然疲れた様子じゃなかったな」


所「やっぱり若いからかなあ?」


木村「その言い方だと俺たちがおっさんみたいだ・・・」


高坂「まあ歩はダンスやってるからね」


舞浜「何その理由!?」


御手洗「はは!彩はどうだった?全員初対面でしょ?」


華村「そうね、可憐は見た目もいいし、舞台映えする子だと思ったわ」


篠宮「あ、ありがとうございます・・・」


猫柳「茜チャンもまつりチャンも面白い子だと思ったでにゃんす。おかげで5日間楽しかったでにゃんすよ」


徳川「ありがとうなのです!」


野々原「茜ちゃんも楽しかった!」


清澄「エミリーさんはとてもまじめで、芯の強そうな子だと思いました」


エミリー「ありがとうございます」


御手洗「ではでは!続きのVTRに行こうか!」


天ヶ瀬「ああ!じゃあVTR・・・」


「「「「どうぞ!!」」」」

木村「歩ちゃん・・・70点!」


舞浜「んー・・・まだ70点かあ」


木村「良くできてるぞ?じゃあこれ、解説のプリント」ペラッ


舞浜「これ龍さんが作ったんですか?」


木村「ああ!先に職業体験をやった輝さんに相談たら、確認プリントを作ったって言ってたから俺たちも作ったんだ」




所「英雄さん!何でSATの問題が出ないんですか!!」


握野「俺SATじゃねえからな?」


所「割と勉強したのにー!」


握野「・・・SATの正式名称は?」


所「Special Assault Team!」


握野「本当だ」


テロップ「50点でした」




信玄「・・・海美。45点だ」


高坂「えー!!あんなに復習したのに!!」


信玄「・・・最大規模を誇る隊は?正解は陸上自衛隊。海美が書いた答えは「陸上字衛隊」。漢字が違うぞ?」


高坂「あれ?」


信玄「ほとんどの間違いが漢字ミスだ。ちゃんと復習しておくように。はい、解説プリントだ」ペラッ


高坂「はーい・・・」

華村「可憐!100点よ!」


篠宮「良かった・・・」


華村「遅くまで復習してたみたいね。ちゃんと睡眠はとりなさいね?」


篠宮「はい・・・ありがとうございます・・・!」





清澄「エミリーさん、100点です!」


エミリー「大和撫子ならば当然です」


清澄「良い心掛けですね。次も頑張ってください」





猫柳「茜チャン、90点!」


野々原「やったー!!」


猫柳「まつりチャン、95点!」


徳川「やっぱり姫はすごいのですー!」


猫柳「じゃあ二人とも、ご飯を食べてレッスン場に来て欲しいでにゃんす」


野々原「レッスン場?」


徳川「どういうことなのです?」


猫柳「まあまあ。この事をみんなにも伝えて欲しいでにゃんす」

食堂


所「疲れたぁぁ」


高坂「動き回ってるときは何か興奮して全っ然疲れが来ないのにね」


舞浜「確かに・・・かなり動いたその後すぐに講義だったからね」


高坂「お腹すいたねー」


握野「おー三人も飯か」


所「あ!英雄さん達!一緒にどうですか?」


握野「いや、俺たちはもう食い終わったんだ」


木村「皆に連絡事項だけ伝えておこうと思って」


舞浜「連絡事項?」


信玄「ああ、このあと三時からここのレッスン室に集まってくれという連絡だ」


高坂「分かりましたー!・・・って三人はどこかに行くんですか?」


信玄「ああ。どうやらここの施設にジムがあるらしくてな。三人で行こうという事になったんだ」


所「元気ですね・・・」


握野「ハハ、それが取り柄みてえなもんだからな。じゃあ三時に」


テクテクテク


舞浜「ここの施設って凄いんだね・・・」


所「施設パンフレット・・・っと」


篠宮「あっ、恵美ちゃん・・・」


野々原「やっほー!!」


所「あっ!可憐!茜!もう終わったの?」


篠宮「うん・・・今日はもう終わりだから先にご飯食べて来いって」


高坂「あれ?エミリーちゃんとまつりちゃんは?」


野々原「二人は彩の皆と茶室でおしゃべり中。私たちには会話の内容がちょっと難しくてね?」

舞浜「なるほどね・・・って茶室!?」


所「えーっと・・・あった施設概要。うっわ広ッ」


高坂「えーと・・・施設は六階階建て。一階には食堂やコンビニ、大浴場などがある」


篠宮「二階は講義室が20室近くありますね・・・」


野々原「で、三と四階は女性が宿泊するエリア、五、六階は男性が・・・って普通じゃん?」


舞浜「そこからだよ!ここからは別館なんだよ。まずは茶室、そして総合芸術目的室。この二つが彩の部屋だね」


所「そしてとても広い音楽ホール。そして何でかカラオケルーム。グラウンドにカフェ、体育館。で、さっき誠司さんが言ってたジム・・・他にもいっぱいあるね」


篠宮「まさにこの企画のためだけに建てられたようなものですね・・・」


舞浜「凄すぎ・・・って今何時?」


野々原「あっそうだ!ご飯食べたらレッスン場に来てほしいだって!」


舞浜「それ英雄さんも言ってたね・・・って今何時?」


所「ん?二時前・・・ってそうだ!レッスン室に行くの3時だ!」


高坂「早くご飯食べないと!」

伊集院「さて一日目のVTRを見ていただきました。ここで他のアイドルの皆さんにも登場してもらいましょう。どうぞ!」


ワァァァァァッ


御手洗「高坂海美、野々原茜、舞浜歩、所恵美、徳川まつり、エミリー、篠宮可憐ちゃん。そしてFRAME、彩の皆でーす!」


天ヶ瀬「FRAMEの皆さんの所は一日目からハードだったな?」


所「そーなんです。でも楽しかった!」


御手洗「元気だねー」


天ヶ瀬「九郎さんはどうでした?」


清澄「そうですね、私は和の心についてエミリーさんとお話しできたことがうれしかったです」


エミリー「とてもいいお話を聞けました!」


御手洗「冬馬くん、そろそろ次行くよー」


天ヶ瀬「おっと、そうだな。じゃあ二日目!!」


「「「どうぞ!!」」」

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