いきなりスレ立てしてすみません
構想をモタモタ練っていたら前スレが落ちてしまって誘導が出来なくなってしまいました(汗)
深くお詫び申し上げますm(_ _)m
ではこれより、卒業編から約1ヶ月間 考えに考えて作ったキモオタ暗殺教室の番外編、最後までよろしくお願いします!!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458284119
椚ヶ丘中学校 旧校舎の裏山にて........
子供「ママ〜!まだなの〜?ぼくもうあるけないよ〜!」トテトテ
母親「たいちゃんだらしないぞ〜?もうちょっとだから頑張ろ?ホラいっちに♪いっちに♪」テクテク
子供「やだよぅ〜!だっこ〜!」ジタバタ!
母親「はいはい♪たいちゃんったら甘えんぼさんなんだから♪」スクッ
子供「えへへ〜♪」ギュ-!!
皆さんこんにちは!私 倉橋 陽菜乃です♪
覚えてくれてるかな〜?
子供「ママ〜?」
倉橋「なぁに、たいちゃん?」
子供「だいすきー!!」ギュ-!!
倉橋「私もたいちゃんの事が大好きだよ♪」ギュ-!!
そしてこのめちゃくちゃ可愛くてラブリーな男の子は私の子供です♪
名前は「太陽」だからたいちゃん♪
椚ヶ丘中学校、そして「暗殺教室」を卒業してからもう10年が経ちます
その10年の間に、私はこの世界で一番大好きな人と結婚して たいちゃんのママになりました
そして、名字が「倉橋」から「烏間」になりました
10年前の春.......私たちの恩師は、私たちが1年間学んだ旧校舎で一生を終えました...........
でもあの人は私たちの事となると とにかく心配性なので、きっと何年経っても、何十年経っても私たちの事を心配して、考えられないぐらいオロオロしてしまうと思います
だから私たちは時々、旧校舎を訪れて、元気でやってる今の自分の姿をあの人に見せに行く事にしたのです
太陽「ねえママ〜?」
倉橋「なぁに?」テクテク
太陽「パパおそいね、はやくこないかな〜」
倉橋「パパは用事があるから遅れるって言ってたけど、あともうちょっとしたら来るからね〜♪」テクテク
太陽「うん!」
「おーい!陽菜ちゃーん!太陽くーん!」
太陽「あ!ママ!ももかちゃんとももかちゃんパパとももかちゃんママがきたよ!」
倉橋「ホントだね!おーい!こっちこっちー!」
矢田「陽菜ちゃんごめーん!おまたせー!」タッタッ
倉橋「桃花ちゃん遅刻だよー!」
桃香「たいようくんママこんにちはー♪」
倉橋「はいこんにちは、桃香ちゃん♪」ニコッ!
太陽「ももかちゃんあそぼー!」タッタッ
桃香「うん!」タッタッ
私の中学の頃からの大親友の矢田 桃花ちゃんが来ました!
10年経った今、E組の生徒の中でママになったのは私だけではなく
桃花ちゃんも、結婚して子を持つママになってるのです
そして、ママに似て可愛くてラブリーなこの女の子が桃花ちゃんの子の「桃香」ちゃんです♪
「とうか」ではなく「ももか」と読みます
桃香ちゃんはたいちゃんと同い年で、幼稚園も同じなのです
だからたいちゃんとはとっても仲良し♪
「おーい!待ってくれよぉー!」
矢田、桃香「あー!パパおそーい!」
そして、桃花ちゃんの旦那さんは.........
木村「やっと追いついた.......」ゼェ-......ハァ-.......
そう、たった今、息を切らしながら走ってきたこの男の人が中学時代 クラス一の俊足、そして、今は桃花ちゃんの良き夫の木村 正義くんです♪
木村「まったく........疲れたぜ..........お前から頼まれた晩飯の材料を猛ダッシュで買いに行って猛ダッシュでお前らを追いかけるのは...........マジで人使いが荒いぜ...........桃花はよー.........」ゼェ-.......ゼェ-........
矢田「ごめんごめん、ありがとねー♪」ニコッ!
桃香「ありがとねー♪」ニコッ!
木村「........ふぃー..........」
倉橋「クスクス♪」
木村ちゃんと桃花ちゃんが何故付き合い始め、結婚するまでに至ったのか、そのきっかけとなったのは10年前の「あの」出来事の後の事でした
10年前........暗殺教室を卒業した日から数週間後の打ち上げ、カラオケ店の外にて.........
矢田「どうしたの........木村、用って何.........?」
木村「矢田.........あのさ.........俺........」
生徒たち「おい......これって.........」「まさか木村.......告る気か.......!」コソコソ....
木村「俺、ずっとお前の事が好きだった!!///」
矢田「............!」
生徒たち(いったぁぁぁぁ!!)コソコソ
木村「俺.......お前を幸せにしたい........お前を守りたい.........」
矢田「............」
木村「あの時........キモオタを......俺らを...........そして、お前を苦しめた鬼熊は.........元警察官だ...........だけど鬼熊は..........市民を守るどころかその市民を自分勝手に傷つけ、犠牲にしてきた、そしてお前の大切な人の命を奪ってお前を泣かせた.........」
矢田「............」
木村「あの時の俺は町の人達が爆発に巻き込まれて死んでいくのを見ている事しかできなかった........そして、悲しむお前に声をかける事も.........守る事もできなかった..........何もしてやれなかった.........」
矢田「.............」
木村「だから俺は.........鬼熊のような奴に苦しめられる人たちを..........お前を守れるぐらい強い警察官になる........親父よりも.......もっともっと強い警察官になる、
もうお前を悲しませはしないし、絶対にお前の事を幸せにするし、お前の事を守る..........そう約束するよ..........だから..........だから..........!」
木村「俺と付き合ってくれ!!」
生徒たち(おぉぉぉぉー!!)
矢田「木村.........」
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
あの時宣言した通り、木村ちゃんは今や「正義」の名に恥じぬ立派な警察官になりました
でも家では桃花ちゃんと桃香ちゃんの事を愛してやまない普通のお父さんです♪
そして...........
木村「ようやく着いたなー、旧校舎」ザッザッ......
矢田「なんか年々この山を登るのがキツくなってくるねー」ザッ......ザッ.......
倉橋「昔は毎日この山を駆け回ってたのにねー」ザッ......ザッ.......
太陽、桃香「わーい!!」キャッキャッ
木村「ホント子供は元気なもんだよ」
倉橋「たいちゃんったらさっきまでだっこーってベソかいてたのに全然元気じゃーん」クスクス
矢田「私たちも子供達に負けてられないね、早いとこ始めちゃおっか!」
木村、倉橋「おー!」
木村「今年は例年よりまして荒れてんなー、ゴミを拾っても拾ってもキリがねーわ」ヒョイ ヒョイ
矢田「まーま 頑張ろーよ、私たちが買った山だから私たちが掃除しなきゃ」サッサッ
10年前のあの出来事の後、暗殺成功の報酬である賞金300億円は私たちE組に支払われました
私たちはそのお金で、これから先かかるであろう学費と一人暮らしの頭金、そして、ある一つの「大きな買い物」をして、色々な所にちょこちょこ寄付をし、残りのお金は「一年間の支援への感謝」として国に返しました
私たちがした「大きな買い物」というのがこの山の事なのです
だからこの山を買ったからには自分たちで掃除をする事に決めたのです
しばらくして.........
矢田「ちょっと休憩しよーよ、お弁当作って来たの」
倉橋「わぁ美味しそー♪たいちゃーん!桃香ちゃーん!お昼ご飯食べよー!」
太陽、桃香「はーい!!」タッタッ!!
木村「くぅ〜うめぇ〜!」ガツガツムシャムシャ!!
矢田「あ〜!正義くんったら行儀が悪い!」
桃香「パパいただきますっていわないとダメッ!!」
木村「.......は〜い、いただきます......」シュン......
矢田「まったく、どっちが子供なんだか」クスクス
倉橋「桃香ちゃんはもうお姉ちゃんだもんね〜♪」
桃香「うん♪」
矢田「はい、じゃあ改めて.......皆さんごいっしょに........」
全員「「いただきまーす!」」
倉橋「ん〜♪美味し〜♪やっぱり桃花ちゃん料理上手だね〜♪」パクパク
太陽「ももかちゃんママのおりょうりおいし〜♪」パクパク
矢田「えへへ、ありがと♪」
木村「それはそうと倉橋、お前の旦那と後の2人おせーなぁ」
倉橋「う〜ん、たしかにちょっと遅いかも〜、もうそろそろ来る頃だと思うけど...........」
「すまない、待たせた」ザッ......
木村「あ!烏間先生たち!」
倉橋「パパたちが来たよ♪たいちゃん♪」
太陽「パパーーーー!!」ダダッ!!
やっと私の旦那さんが遅れて登場しました
そうです、私の旦那さんは 私が中3の頃からずっと大好きだった............
太陽「パパーーー!!」ギュゥッ!!
キモオタ「おぉー太陽!いい子にしてたでござるかー?」ナデナデ
太陽「うん!!」ムギュ-!!
中学時代、皆から「キモオタ」と呼ばれていたこの人なのです♪
キモオタ「まったく 烏間先生!!あのタイミングで出てきたりしたら皆に誤解を招くではござらんか!!」ムキ-!!
烏間「すまない、ついつい..........」
ビッチ「もう!あんたの妻は私なんだから!」
今 私の旦那さんに怒られているこの人こそが私たちの体育教師で女子生徒たちの憧れの的だった烏間 惟臣先生♪
そして烏間先生の奥さんは私たちの英語教師で、女子生徒たちのカリスマだったイリーナ・イェラビッチ先生です♪
ところで皆さんひょっとして「あれ?」と思ってるかもしれません
あの人が私の旦那さんなら何で私の苗字が「烏間」になっているのか疑問に思ってるでしょう
何故かというと、実は私の旦那さんは身寄りがないため、中学校を卒業してからは烏間先生の「養子」として生活する事になり、過去の経歴も全て抹消され、苗字も「大石」から「烏間」へと改めて、新たな人生をスタートしたのです
キモオタ「しかし.......いつも思う事でござるが木村氏........」
木村「ん?」
キモオタ「矢田殿と結婚して子供がいるという事は..........つまり、木村氏は矢田殿とセクロスしたという事でござるよな.........」
木村「なっ.........!!///」カァ-!!
矢田「ちょっ.....!!///」カァ-!!
キモオタ「気持ちよかったかぁぁぁぁ!!!!矢田殿の乳の感触はッッッッ!!!!美味かったかぁぁぁぁ!!!!矢田殿の母乳の味はぁぁぁぁッッッッ!!!!」ユサユサユサ!!!!
木村「ぐぇぇぇ!!!!落ち着け!!!!落ち着けぇぇぇ!!!!」ガクガクガク!!!!
倉橋「................」ハァ-........
こんな風に、馬鹿な事ばっかり言ってる私の旦那さんですが、かっこいい所もあるんです
実はさっきの木村ちゃんと桃花ちゃんの馴れ初めの話には続きがあるのです
ー
ー ー
ー ー ー
ー ー ー ー
矢田「ごめん.........木村..........そう言ってくれるのは凄く嬉しいよ.......でも..........」
木村「............」
矢田「私........キモオタくんの事が好きなの...........」
生徒たち「..............」
キモオタ「..............」
木村「........やっぱ.......そうだよな..........」
矢田「それに.......キモオタくんは私と私たちのせいで.........左目と左足を...........だから.........私がキモオタくんをこれから支えていかなきゃいけないの..........私がキモオタくんの左目に........左足にならなきゃいけないの...............」
木村「そっか..........」
キモオタ「ちと待たれぃッッッッ!!」
矢田 木村「!!!!」
キモオタ「それは違うでござるよ、矢田殿.......拙者がこうなったのは矢田殿のせいでも矢田殿の弟者のせいでもござらん、拙者は自分の意思でこの左目を失ったのでござる........だから、矢田殿には拙者の事でずっと負い目を感じて暮らすような事はして欲しくないでござる.........それに..........」
キモオタ「木村氏は矢田殿が弟者を失った事を同情をするためにそのような事を言っている訳ではない、本心から矢田殿の事を好きでいて、幸せにしたいと思っているはずでござるよ........木村氏ならきっと矢田殿を幸せにできると思う........だから、矢田殿.........木村氏を信じてついて行ってみるでござるよ.........」
矢田「キモオタくん..........」
キモオタ「それにもし矢田殿が拙者の彼女になろうものなら拙者のこのたぎる性欲を抑えきれずに暴走してしまうかもしれんでござるからなwwwデュフフwww」シコシコシコ ドピュ!!
生徒たち「そーそ、キモオタよりは木村の方が絶対安心だと思うぜー!」「お前ら絶対似合ってるって!」「付き合っちゃえよー!」ゾロゾロ......
矢田「...............!」
木村「みんな...........」
矢田「..........ねえ.......木村?」
木村「............?」
矢田「これから......よろしくね.........///」
木村「.........え.........マジで?///」
矢田「うん.........///」コクン
生徒たち「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」
キモオタ「うひょぉぉぉぉwwww」シコシコシコドピュルルルルルルルル!!
木村「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!やったぁぁぁぁぁ!!!!///」
矢田「.............///」
前原「よっしゃぁ!!!!皆で木村を胴上げだぁッッッッ!!!!」
生徒たち「うぉぉぉぉぉ!!!!」
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
彼の後押しのおかげで、木村ちゃんと桃花ちゃんは付き合い、結婚する事が出来ました
私の旦那さんは正直なところ見た目的にはおせじにもかっこいいとは言えません、でも こんな風に誰かを思いやる優しさと強さを持っているから、私は彼の事をかっこいいと思っているのです
キモオタ「デュフフwwwしかし桃香ちゃんwww日に日に成長して女の子らしくなってくるでござるなぁwwwもうちょっと大きくなったらおじちゃんがいい事を教えてあげるからねぇwwwデュフフwwwグヘヘwww」シコシコドピュッ!!
木村「.........お前.......逮捕すんぞ.....?」ジャラ......
キモオタ「コポォwww冗談でござるよぉwwwとりあえずその手錠はしまってクレメンスwwwデュフフwww」
...........これさえなければ...........
そして............
木村「ふぃー........ようやく終わったなー.........」
矢田「うん、綺麗になったねー♪」
烏間「すまないな.......いつもこんな重労働を君達に任せっきりにしてしまって........」
倉橋「しょうがないよー、先生たちはお仕事で忙しいんだもん」
ビッチ「まぁね、あの仕事を一人でこなしてたあのタコは偉大だったって事がよくわかるわよ」
烏間「ああ、そうだな」
実は烏間先生はあの出来事の後、多くの犠牲者を出す事も厭わない政府に失望して、防衛省を辞めてしまったのです、その後に理事長に本当の教師になるように勧められ、そして本当の体育教師になったのです
それと同時にビッチ先生も殺し屋を辞め、一生懸命勉強して英語教師になりました
そして給料の半分以上を紛争によって苦しむ人々への寄付に充てているそうです
一人でも多くの命を救う事が殺してきた人たちへのせめてもの償いだと言っていました
太陽、桃香「わーい!!」キャッキャッ!
キモオタ「いやー、しかし.......」
全員「.............?」
キモオタ「我が息子ながら......何故あんなにかわゆい子が拙者のようなクリーチャーの金玉の中で眠っていたのかが不思議でならんでござるよwwwデュフフwww」
全員「.............」
私の旦那さんは自分の子供の頃の姿を覚えていないのです、自分が本当は可愛い顔立ちだった事も忘れてしまっています
彼は一生この世界の住人になる事を選択する代償に 自分がどこで生まれ、どこから来たのか、自分の本当の両親は誰なのかなど、元いた世界での記憶を失ってしまっているのです
私たちは彼の記憶を戻すために、彼が昔私たちに話してくれた過去の事を話しますが、どうしても思い出せないそうです
でも、私たちはいつか彼の記憶が元に戻る事を信じて待ち続ける事にしました
キモオタ「さて、拙者も子供たちと遊んで来るでござるか.......おとと........」フラッ........
倉橋「もう、一人で歩こうとしたらダメでしょ〜!」ガシッ
矢田「ほら、私たちの肩に捕まって?」
木村「みんなでいっしょに行こうぜ、な?」
キモオタ「.........面目無い、ありがとう」ニコッ!
そして、彼は10年前のあの出来事が原因で左目の視力を完全に失い、左足も少し不自由になってしまい、歩き方もおぼつかなくなってしまいました、でも彼はそれを不幸な事だとは思ってなく
「失った事でより強く生きようとする『意志』が得られた」と話しています
そんな強い彼だからこそ、私はこれからもずっとそばで彼を支えていきたいと思えたのです
ひっさびさのssキタ━(゚∀゚)━!
もうくく1にはE組全員の未来と名簿の時間みたくE組とキモオタの関係性やビッチ先生のファッションチェックのやつとかもみたい。
ひっさびさのssキタ━(゚∀゚)━!
もう1くくにはE組の未来と名簿の時間みたいなキモオタとE組の関係性やビッチのファッションチェックを読みたい
なぜか二重になってたスマソ
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