のんびりと書いていきます
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P「......」カタカタ...
コトッ
保奈美「ご主人様、コーヒーです」
P「お、おぉ...あ、ありがとう保奈美...」
保奈美「ふふっ、どうされました?」
P「いや...そのご主人様ってのが...なんか慣れなくて...」
保奈美「もう...仕える方をご主人様とお呼びするのは当然です」
P「うーん...でも...」
ガチャッ
光「おーい、ご主人!郵便が届いてたぞ!」
P「ああ、ありがとう光」
光「礼なんていらないよ!アタシはご主人のメイドだからな!これくらい当然だ!」
P「お、おう...」
光「んっ、どうしたんだご主人?なんか元気ないように見えるぞ?」
保奈美「ふふっ♪ご主人様はね、私たちがメイド服を着てるご奉仕するのが落ち着かないそうよ」
光「えっ、なんでだ?やっぱり似合ってないか?」
P「そうじゃない、すごく似合ってるよ、ただその格好の保奈美たちに慣れないだけで...」
保奈美「ご主人様、お手を煩わせてしまって申し訳ありません、ですがこれも私たちのためだと思って、どうかご奉仕させてくださいませ」
光「そうだぞ!ご奉仕の特訓が必要なんだ!だから頼むよご主人!」
P「う、うん...」
西川保奈美(16)
http://i.imgur.com/N98BAiK.jpg
http://i.imgur.com/b7BiMDc.jpg
南条光(14)
http://i.imgur.com/BlIdqgn.jpg
http://i.imgur.com/R7E5baW.jpg
---前日---
ガチャッ
光「お疲れさまでーすっ!」
保奈美「ただいま戻りました」
P「お疲れ様二人とも、レッスンはどうだった?」
光「バッチリだよ!トレーナーさんからはね、前よりもスタミナがついたって褒められたんだ!南条光、レベルアップだ!」
P「そうかそうか、そりゃよかったなぁ」
保奈美「ふふっ、光ちゃんは本当に元気ね」
光「うん、元気なのはアタシの取り柄だからな!」
保奈美「そうね、私も光ちゃんの元気なところを見習わなくっちゃ」
光「アタシこそ保奈美さんを見習わないといけないよ、歳が二つしか離れてない保奈美さんは大人っぽくて素敵で...」
Prrrrrr♪
P「はい、もしもしPですが...あっ、届きましたか」
光・保奈美「?」
P「ええ、運んじゃって大丈夫です、はい、よろしくお願いします」ガチャッ
光「プロデューサー、何か荷物が届いたのか?」
保奈美「お仕事に関係する物?」
P「ああ、次のイベント衣装だよ」
光「おぉ!イベントのか!気になる!早く見たいな!」
http://i.imgur.com/5K6LTWN.jpg
http://i.imgur.com/Pci0kay.jpg
http://i.imgur.com/TMoIo2M.jpg
http://i.imgur.com/Yih6kw9.jpg
------
ズダダダダダ...
光「プロデューサー!」
P「おっ、早速試着したのか」
光「うん!どう?似合ってる?」
P「ああ、よく似合ってるよ」
光「へへっ!南条光、メイドフォームの誕生だ!」ビシッ
P「うんうん、決まってるぞ」
光「えへへ、ありがとっ!」
パタパタ...
保奈美「光ちゃん、ダメよ走ったら...」
光「あっ、ゴメンゴメン、でも一刻も早くプロデューサーに見せたくて...」
保奈美「もう...気持ちはわかるけどそんなに動いたら腰のリボンがほどけちゃうわよ?」
光「おっと、ホントだ...」
保奈美「ほら、じっとしてて...はい、これでよし」
光「ありがとう保奈美さん!」
保奈美「ふふっ、どういたしまして♪」
P「おぉ...」ジーッ...
保奈美「んっ?Pさん、どうかした?」
P「いや、なんでも...」
P(これは...想像以上に...)
P(光はいつものボーイッシュでスポーティーな感じとはまた違った良さがある...)
P(保奈美は...肌を出してるわけでもないのに色気がすごい...)
P(今更だけど、本当に16歳か...?)
光「プロデューサー!ねえプロデューサーってば!」
P「えっ?は、はいはい!なんだ?」
光「次のお仕事の衣装がメイド服ってことはわかったけど、メイド服を着て具体的に何をするんだ?」
P「うむ、ファンとの触れ合いってことで実際にそのメイド服を着てイベント用のカフェで店員をやってもらう予定だ、もちろんその後でライブもやる」
光「カフェかぁ、じゃあそこでアタシたちがお客さんにおもてなしをすればいいわけだな!」
P「おう、そういうことだ」
光「よーし!アタシに任せろ!」
保奈美「光ちゃん、元気なのもいいけどメイド服を着るからにはきちんとした立ち振る舞いを覚えた方がいいかもしれないわよ」
光「メイドの立ち振る舞い?」
保奈美「ええ、光ちゃんはいつも元気いっぱいだけどメイドというものはそれだけじゃダメなの」
光「っていうと?」
保奈美「メイドにはメイドの振る舞いと、そして奉仕の精神が必要なのよ」
光「奉仕の精神...」
保奈美「そう、わかりやすく言えば疲れやストレスを溜めているファンの人たち...」
保奈美「...いいえ、ご主人様たちを私たちのお世話で癒してあげる...そんな気持ちが必要よ」
光「なるほど...確かに戦士にも休息が必要だからな!戦い続けていると心も荒んで、いつかは倒れてしまうかもしれないし!」
保奈美「ええ、そういうこと♪」
光「じゃあメイド流の立ち振る舞いとそれから奉仕の精神ってやつを勉強しなくちゃね」
保奈美「ええ、私もいっしょに頑張るわ、よろしくね光ちゃん」
光「ああ、よろしく!でも奉仕の精神か...具体的になにをすればいいんだろう?」
保奈美「ふふっ、それなら私に考えがあるわ」
光「えっ、どんなの?」
保奈美「Pさん、協力してくれるわよね?」
P「...えっ?」
------
P(ということで...奉仕の精神を知るために、今日一日保奈美と光はメイド服を着て俺に奉仕をしてくれるというわけで...)
P(うーむ、まあ理屈はわからんでもないけど...)
P(なんだか落ち着かんなぁ...)
保奈美「ご主人様、どうかなさいました?」
P「んっ?いや、別に...」
保奈美「......」
P「どうした?」
保奈美「...ちょっと考えが甘かったかしら、奉仕の精神を学ぶには実際にご奉仕するのが一番だと思ったんだけど...」
保奈美「あまりPさんに喜んでもらえてなさそうだし...やっぱり安直だったみたい...」
P「保奈美...」
保奈美「Pさん、もし迷惑だったらはっきり言ってくれて構わないのよ?私たちのワガママで貴方のお仕事の邪魔をしてしまうといけないし...」
P「...いや、迷惑なんかじゃないよ」
保奈美「本当に?別に気を使わなくても...」
P「気なんか使ってないよ、本当にそう思ってる」
保奈美「でも...」
P「まあ、少し落ち着かないってのは本当だけど、それは別に保奈美が迷惑だからじゃない」
保奈美「じゃあどうして?」
P「急にこんなに可愛いメイドがご奉仕してくれることになったから俺が舞い上がってるだけさ」
保奈美「まあ、Pさんったら♪」
P「むしろ俺は感心したよ、役作りや仕事に真摯に打ち込む保奈美の姿勢にな」
保奈美「Pさん...」
P「保奈美はメイドをやるからには実際に仕事を体験するのが必要だと思うんだろ?」
保奈美「ええ、動作なんかは練習できるけど、奉仕の精神を学ぶには実際に奉仕する相手がいないとどうにもならないもの」
P「保奈美がそう思うならお前のやりたいようにやってみるといい、俺は保奈美のプロデューサーなんだから保奈美がしたいと思ったことには協力するよ」
保奈美「...ありがとう、Pさん」
P「どういたしまして」
保奈美「では、今日一日ではありますが誠心誠意お仕えさせていただきますわ、よろしくお願いいたします」
P「ああ、こちらこそよろしく」
保奈美「さあPさん、貴方のメイドになんなりとお申し付けを...」
とりあえずここまで なんとか明日には終わらせたい
P「保奈美、悪いけどそこの棚にある資料を取ってくれないか」
保奈美「はい、こちらでよろしいですかご主人様?」
P「ああ、これでいい、ありがとう」
保奈美「いえ、お安い御用です♪」
光「ご主人!アタシにも頼み事はないか?何でも言ってくれよ!メイドはご主人の役に立たなきゃ!」
P「わかったわかった、その時が来たら頼むよ」
光「なあご主人、そろそろ休憩してもいいんじゃないか?ヒーローには休息も必要だぞ!」
P「ん~、光がそう言うなら一息つこうかな」
光「うん!そうしようよ!ほら、リンゴも剥いたから食べよう!」
P「おっ、光が剥いたのか」
光「へへっ、ちょっとゴツゴツしちゃったけど...」
P「どれどれ...おぉ、ちゃんと剥けてるじゃないか、はむっ...うん、美味しい」
光「ありがとうご主人!」
保奈美「ふふっ、よかったわね光ちゃん♪」
光「保奈美さん、来客用のテーブルの拭き掃除終わったよ」
保奈美「ありがとう、ご主人様のデスクの掃除も今終わるわ」
光「じゃあアタシは食器を洗ってくるよ、カップとかお皿とか」
保奈美「ええ、お願い」
P「気をつけろよ光、落として割ったりしないようにな」
光「へへっ、大丈夫だ!まかせてよご主人!」
P「ああ、保奈美もあんまり無理するなよ?疲れたら休んでいいからな」
保奈美「ふふっ、ありがとうございますご主人様♪」
------
P(ふーむ、最初は戸惑ったけど慣れてきたら少し落ち着いてきた)
P(保奈美も光も一生懸命俺の身の回りのことをやってくれてる...)
P(...悪くないかもな、ご奉仕されるのって、おかげで仕事もはかどるし..)
P(それに、自分のために熱心に動いてくれてるってのはなんか嬉しい...)
P(俺のためにここまで一生懸命になれるなら、今度のイベントカフェの時はもっと一所懸命にやってくれそうだ)
P(ご奉仕なんて言うからどうなることかと思ったけど、結果的にはいい経験になったみたいだな、よかったよかった...)
P「ふぅ...なんか安心したら急に疲れが出てきたな、そういやここのところイベントの準備やらなにやらで忙しかったし...」パキッ パキッ...
保奈美「ご主人様、コーヒーのお代わりです」
P「おぉ、ありがとう保奈美、光はどうした?」
保奈美「向こうで休んでます、少し疲れたみたいで...」
P「そっか、まあメイドの仕事なんて初めての経験だろうからな、さすがの光も疲れたか」
保奈美「ふふっ、そうみたいです」
P「保奈美は大丈夫なのか?疲れてるなら休んでもいいぞ?」
保奈美「私は大丈夫です、ところでご主人様?」
P「なんだ?」
保奈美「いえ、さっきから見てて思ったのですが...ご主人様の方こそ身体に疲れが溜まっておいでではないかと...」
P「あー、そうだな、ちょっとばかり肩や腰がこってるかも...」
保奈美「やっぱり...あまり同じ態勢でお仕事をしてると身体によくありませんよ?」
P「そうだなぁ、気を付けてはいるつもりなんだけど集中するとどうも...」
保奈美「よろしければマッサージいたしましょうか?」
P「マッサージ?」
保奈美「ええ、張った筋肉はほぐさないといけませんから、こう見えてマッサージは得意なんですよ?」
P「うーん...でもそこまでやってもらうのはなんだか...」
保奈美「遠慮なさらなくても結構です、私はメイドなんですから、これもご奉仕です」
P「...ノリノリだな、保奈美」
保奈美「ふふっ、そんなことありませんよ♪さあ、ソファーにうつぶせになってください」
P「んお...」
保奈美「いかがですかご主人様?」モミモミ...
P「お”ぉ”~...そこはぁ...」
保奈美「うふふ、なんて声♪」
P「いや...マッサージが得意って言うからどんなもんかと思ったけど...これは予想以上だ」
保奈美「お気に召して頂いてなによりです」
P「おぉぉ...いい気持ちだ...」
保奈美「...やっぱり疲れが溜まっていたのね」
P「だな...自分が思ってたよりずっと疲れてたみたいだ...」
保奈美「ご主人様...いえ、Pさん?」
P「んっ?」
保奈美「無理はダメよ?」
P「わかってるよ」
保奈美「本当に?」
P「本当だって、そんなに俺のことが信じられないか?」
保奈美「もちろん信じてるわ、でも貴方は夢中になると自分を省みないから...ね?」
P「うーむ、まあ自分を省みないってのは少しあるかもな」
保奈美「でしょ?覚えておいて、貴方の身体は貴方一人の身体じゃないんだから」
P「知ってるよ、プロデューサーは全部の業務を統括しなきゃならないからな、俺に何かあったらみんな困る...」
保奈美「もう...えいっ!」ベシッ
P「あいてっ...おいおい、仮にもご主人様にチョップするなんて...」
保奈美「そうじゃないわPさん、そうじゃないの」
P「そうじゃないって...なにがだ?」
保奈美「...確かにPさんはプロデューサーという立場だから、貴方が体調を崩すと困る人がいると思うわ」
P「ああ、そりゃいるだろうな、俺が確認したり指示を出さなきゃいけないことも多いし...」
保奈美「だけどねPさん、お仕事を抜きにしたって困る人もいるのよ」
P「仕事抜きって?」
保奈美「そうねぇ、例えば...」
ギュッ
保奈美「貴方が担当してるアイドル、とか...」
P「やれやれ、自分のアイドルに心配されるようじゃ俺もプロデューサーとしてまだまだだな」
保奈美「ええ、体調管理も仕事の内、でしょ?」
P「全くだ、最近は忙しくてすっかり怠けてたよ」
保奈美「ふふっ、それじゃお仕事で忙しいご主人様の為に、メイドの保奈美が心をこめてマッサージいたしますわ♪」
P「ああ、お願いするよ、おぉ...そこそこ...」
保奈美「気持ちいいですか?」
P「最高だよ...ふわぁ...」
保奈美「眠いんですか?」
P「うん...昨日あんまり寝てないからな...」
保奈美「いいですよ、そのまま眠ってしまってください♪」
P「うん...」
P「すぅ...」
保奈美「......」モミモミ...
チュンチュン...
P「すぅ...すぅ...」
ピピピピピピピ...
P「ん~...」
カチッ
P「はぁ...もう朝か...」
P「...もうちょっとだけならセーフ...」
「ご主人様、おはようございます」
P「んっ...」
「もうお目覚めの時間です、起きてください」ユサユサ...
P「うん...」
P「....朝?」
P「...んんっ!?」バサッ!
保奈美「おはようございます♪」
P「ほ、保奈美?」
保奈美「はい、どうかなさいましたか?」
P「な、なんでお前が俺の部屋に!?あれ...っていうか俺は事務所にいたはずじゃ...」
保奈美「なぜって...メイドがご主人様のお傍にいるのは当然でしょう?」
P「め、メイド?」
保奈美「ふふっ、ご主人様ったら...寝ぼけてらっしゃるんですか?」
P「い、いや...えっと...えっ?」
保奈美「もう...困ったご主人様...♪」スッ...
P「ほ、保奈美...」
保奈美「どうしました?いつものように、お目覚めのあいさつをさせていただくだけです」
P「あっ...」
保奈美「ほら、動かないでください...」
保奈美「んっ...♡」
P「あ、あぁ...ほ、保奈美...」
『...さん』
P「だ、ダメだ...そ、そんなの...お、お前はまだ...」
『ねえ、Pさんったら』ユサユサ
P「ほ、保奈美ぃぃ!」
グラッ!
『きゃっ!』
バッターン!
P「うーむ...んっ?」
「痛たたた...」
P「ほ、保奈美?」
保奈美「もう...Pさん...」
P(この状況は...)
P(保奈美が床で仰向けに倒れてて...)
P(で、俺がそれに覆いかぶさってる...)
P(...あれ?よく考えなくても、ヤバくね?)
P「えっ?えっ?こ、これは...ていうかここは...」
保奈美「寝ぼけてるの?ここは事務所よ、マッサージを受けてたじゃない」
P「あ、あぁ...そうだっけ...」
保奈美「寝てたと思ったら急にうなされだしたのよ、おまけに暴れ出して...」
P「あ、暴れ出す?俺が!?」
保奈美「そうよ、ジタバタするからソファーから転げ落ちそうになって...それで、支えようとしたんだけど...」
P「そ、そうだったのか...それでその...こんな態勢に...」
保奈美「ええ、それと...」
P「なんだ?」
保奈美「その...早く手をどけてもらえると...」
P「手?」
ムニュッ
保奈美「あっ...♡」
P「っ!!!!」
P(い、いかーん!ソファーから落ちた弾みで手がちょうど保奈美の胸の位置に...)
P「す、すまん!」
保奈美「......」
P「ほ、保奈美?」
ガチャッ!
光「おーい、ご主人!今なにかすごい音がしたけどどうしたの?」
P「おわっ!ひ、光!」
光「あれ?保奈美さん、どうして倒れてるんだ!?病気か!?」
P「い、いやこれは...」
保奈美「なんでもないわ光ちゃん、大丈夫よ」
P「ほ、保奈美?」
光「本当に大丈夫なの?保奈美さん」
保奈美「ええ、お仕事してたら足がもつれて転んじゃったの、それでご主人様が起こしてくれるところだったのよ」
光「なるほど!さすがご主人だな!優しさと思いやりの心を持ってるんだね!」
P「お、おう...」
保奈美「ゴメンなさい光ちゃん、休憩中だったのに心配かけて...」
光「いいよ、もう充分休んだからそろそろお仕事に戻ろうと思ってたんだ、保奈美さんの方こそ少し休んでてよ」
保奈美「そう?じゃあお言葉に甘えようかしら」
光「うん!それじゃお茶を淹れてくる!ご主人も飲む?」
P「そ、そうだな...じゃあお願いしようかな...」
光「わかった!じゃあ少し待っててくれ!」ダダダ...
保奈美「……」
P「あの…保奈美?」
保奈美「…なぁに?」
P「えっと…さっきの事は…その…」
保奈美「っ……」カァァァァ
P「す、すまん!わざとじゃないんだ…って言っても言い訳になっちゃうけど…」
保奈美「……」
P「えっと…怒ってる…よな?」
保奈美「…そう、ね」
P「本当にすまん!なんて謝ればいいのか…」
保奈美「そうね、それじゃあ…」
P「な、なんだ?」
保奈美「ちょっと、目をつぶってもらえる?」
P「め、目を?」
保奈美「そう、すぐに終わるからつぶっていて」
P「わ、わかった…」パチッ
保奈美「……」
P(な、何をする気だ?保奈美のやつ…)
P(…やっぱりビンタとかかな)
P(まあ、しょうがない、乙女の柔肌に触れた罪は重いしな)
P(ビンタの一発くらい甘んじて受けるか)
保奈美「……」
P(さあ、来い!)
ツン♪
P「…んっ?」
保奈美「まったく…いけないご主人様ね、めっ!」
P「あ、あれ…保奈美?」
保奈美「はい、おしまい♪もう開けていいわよ」
P「えっ、ビンタされるんじゃ…」
保奈美「ビンタ?そんなことしないわよ」
P「い、いいのか?俺は怒られるのを覚悟してたんだけど…」
保奈美「もう…真面目なんだから…わざとやったわけじゃないんでしょ?」
P「そ、それはもちろん!」
保奈美「だったらPさんを叩いたりしないわ、安心して」
P「そ、そうか…」
保奈美「きっと疲れが溜まってるから変な夢を見たのね、ちゃんと休まないとダメよ?」
P「あ、ああ…」
保奈美「はぁ…でも本当にビックリしたわ…」
P「だ、だよな…驚かせてゴメン」
保奈美「…ええ、初めてだったのよ?」
P「?」
保奈美「人に、触られるなんて…」
P「す、すまん!反省してるから!」
保奈美「本当に?」
P「ほ、本当だとも!」
保奈美「じゃあ…ワガママ言ってもいい?」
P「わ、ワガママ?」
保奈美「ええ、ワ・ガ・マ・マ♪」
P「ま、まあ…俺にできることなら…」
保奈美「ふふっ、そんな不安そうな顔しなくても大丈夫よ♪」
P「で、でもなぁ…」
保奈美「Pさん、ちょっと座ってくれる?」
P「座る?別にいいけど…」
ギュッ
P「ほ、保奈美!?」
保奈美「Pさん、私のワガママを言うわね」
保奈美「これからは、このお仕事が終わったあとも定期的に私のマッサージを受けること」
P「ま、マッサージ?」
保奈美「そう、私を押し倒すような夢を見るくらい疲れが溜まってるプロデューサーをそのままにしてはおけないわ」
P「い、いや、でも…」
保奈美「あら、私以外の人も押し倒して、その…揉むつもり?」
P「し、しないしない!」
保奈美「ふふっ、だったらなおさらマッサージして疲れを取らないといけないわね♪」
P「…いいのか?」
保奈美「さっきも言ったでしょ、私はプロデューサーの貴方もプロデューサーじゃない貴方も心配してるの」
保奈美「だから、Pさんが変なことをしないようにちゃんと見ておかないといけないでしょう?
」
P「見ておくってお前…」
保奈美「ふふっ、生意気な事を言ってゴメンなさいね」
保奈美「でもねPさん…」ギュウウウウウ
P「んぷっ…」
保奈美「私がこんなことを言うのも全部貴方の事を大切に思ってるからこそ、なの」
保奈美「貴方の事を大切に思っているから、貴方の事を見ておきたい…」
保奈美「それだけはわかって…ね?」
P「わ、わかったわかった!わかったから離してくれ!」
保奈美「あっ、ゴメンなさい…」
P「ふぅ、まったく…保奈美はおとなしいように見えて意外と情熱的だな…」
保奈美「ええ、そうよ、私は意外と頑固なの」
保奈美「でも、その分尽くすタイプなのよ?」
保奈美「覚えておいてねPさん…」
保奈美「私、いつでも貴方の傍にいるんだから♪」
おわり
駄文失礼しました~
メイド保奈美は反則過ぎます ズルいです
信じられるか この子16歳なんだぜ…
クールなように見えてプライドと情熱を持ってるのも保奈美の魅力のひとつだと思います
ではまた~
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