苗木「希望のボクと希望厨の生徒達…?」 (26)


狛枝「このSSは『苗木「希望のボクと絶望の狛枝学園?』の別バージョンだよ。三次創作とか、絶望的にツマラナイね…」







苗木(希望ヶ峰学園への入学式当日、突然眩暈に襲われ気絶したボクは目が覚めると教室の机に突っ伏していた)

苗木(入学案内に従い体育館へ向かったボクが出会ったのは――)


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葉隠「あ、オメェもここの新入生だべ?」超高校級の【占い師】葉隠康弘呂

山田「15人か…キリもいいしこれで全員ですかな」超高校級の【同人作家】山田一二三

石丸「8時集合って知らされてたんだが…ちょっと遅刻ではないかな?」超高校級の【風紀委員】石丸清多夏

江ノ島「は? こんなワケの分からない状況で…遅刻も何もないでしょ」超高校級の【ギャル】江ノ島盾子

不二咲「ねぇ…キミも教室で目を覚ましたの?」超高校級の【プログラマー】不二咲千尋

セレス「全員が気を失っていた…うふっ、妙な話ですわよね」超高校級の【ギャンブラー】セレスティア・ルーデンベルク


大和田「何なんだろうねここは…はぁ」超高校級の【暴走族】大和田紋土

桑田「ひょっとして誘拐じゃねぇのか…?」超高校級の【野球選手】桑田玲恩

朝日奈「きっと特別な演出か何かかな?」超高校級の【スイマー】朝日奈葵

大神「まずは状況を見極めないといかんな」超高校級の【格闘家】大神さくら

腐川「私みたいなゴミクズを見てる…/////」超高校級の【文学少女】腐川冬子

十神「やっぱり俺は目障りだな…」超高校級の【御曹司】十神白夜

霧切「…何?」超高校級の【???】霧切響子



苗木(あれ…何か…妙な雰囲気だな…)


舞園「ねぇ…同じ中学だった苗木クンですよね?」超高校級の【アイドル】舞園さやか

苗木「…ま、舞園さん。久しぶりだね…」

苗木 (舞園さん、こんな性格だったっけ…?)

舞園「あはっ…そうだよね。私みたいなゴミクズアイドルを希望の象徴たる苗木クンに不愉快を与えてしまうのは無理もないですよね…」

苗木「いやっ、別にそんな事は…!」

モノクマ「やっほー!モノクマだよー!」ピョーン

苗木「うわあっ!」


モノクマ「いきなり叫び声をあげるなんて失礼だなあ。 こう見えても学園長なんですけど! モノクマなんですけど!」

石丸「こんなところに閉じ込めて…まさかボク達にコロシアイをさせるつもりじゃ…?」

モノクマ「よくわかったね! エライエライその通りだよ。 殴殺刺殺etc手段は問いません、ここから出たければコロシアイを…」

霧切「素晴らしいわ!」

苗&モノ「!?」


石丸「ボクの死という絶望を乗り越えて、苗木クンという希望はより輝くのか・・・!」


セレス「…ああ、そんな状況で死ぬ…! なんて素晴らしくて美しいんでしょうかしら!」


桑田「希望のためになら俺ごときの命安いもんさ」


朝日奈「さあ、早く私を殺してぇぇ!」


不二咲「何言っているの、殺されるのはボクだよ?」


山田「いや、踏み台になるのはボクのような出来損ないの[ピザ]にこそふさわしい…」


大神「苗木よ…お主は我の命を打ち破ることができるだろうな…?」


葉隠「いーや、殺されるのは俺だべ」


大和田「殺されるのは俺に決まってるだろうが!」


十神「さぁ、苗木よ。俺達と勝負してくれるだろうな?」




希望厨「「「「「「「「「「「「「「「それは違うよ…」」」」」」」」」」」」」」」




苗木「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


???「…ねぇ」

???「…ねぇってば」

苗木「…う、うーん…」

江ノ島「よかった、気が付いたみたいだね」

苗木「うわあああっ!!」

江ノ島「まだ混乱してるみたいだね…無理もないよ。 超高校級の【アイドル】の舞園さんが殺されちゃったんだし…」

苗木(…え? そうだったっけ?)




モノクマ「ピンポンパンポーン! 時間でーす、そうでーす。 学級裁判場へ集合してくださーい!」

苗木(始まる…命がけの騙し合い、裏切り、謎解き…)

苗木(命がけの…学級裁判が…)

苗木(ボクだけじゃない…みんなの命もかかってるんだ…!)



- 議 論 開 始 -

大神「どうして舞園の死体は…あんな場所にあったのだ?」

石丸「苗木クンの部屋だったらしいな」

不二咲「きっと【抵抗する間もなく】…殺されちゃったんだろうね…」

苗木「それは違うよ!」論破!

 - B R E A K ! -

苗木「ちょっと待ってよ不二咲さん。 あの部屋の状況からすると…争いは間違いなくあったはずだよ」

不二咲「そんなことまでお見通しだなんて…やっぱり苗木クンはすごいよぉ!」

霧切「不二咲さん…ちょっと黙っててくれるかしら?」

十神「そう言うお前も黙ってろ」

桑田「お前もな」

大和田「テメェーもな」

セレス「アナタもでしょう?」

大神「貴様もな」

江ノ島「とりあえず、みんな黙ってればいいと思うよ」

不二咲「……」

霧切「…………」

十神「………………」

全員「「「「………………………………」」」」

江ノ島「さあ、議論の続きといこうか」

苗木(なんなんだよ……これ)


苗木(そしてなんやかんやあって…ついに真犯人を追い詰めた)

桑田「ああ、全て正解だ。だけどよぉ苗木。お前はただ一点だけ間違いをしている」

苗木「え…」

桑田「コレは【幸運】だったんだよ。だから10m先の的にもガラス玉を当てることができたんだ」

桑田「俺は自分の幸運を信じただけなんだ…でもあっさり見破られるなんて絶望的にアポォだぜ…」

桑田「でもそんなゴミクズみたいな俺もお前の踏み台になることはできるんだ! あぁ…素晴らしいぃ! マキシマムカッケーよぉぉぉ!!」

苗木(なんだこれ)

 - クワタクンガクロニキマリマシタ オシオキヲカイシシマス -



モノクマ「エックストリーーーム!」

苗木「なんだか…どっと疲れたな」

霧切「お疲れの様子だね、苗木クン」

苗木「き、霧切さん…!」

霧切「でもそこで挫けちゃダメよ、苗木クン」

霧切「アナタは前を向いて頑張らなきゃいけない!」

霧切「それが希望の象徴たるアナタの使命なんだから!」


石丸「はっはっはっ、苗木クンのファインプレーだな!」

葉隠「模擬刀の先制攻撃だべ!」

腐川「さぁ、もっとアンタの希望を見せてちょうだいよぉ…」

希望厨「「「「「「「「「「「「あれあれあれあれあれあれあれあれあれあれ」」」」」」」」」」」」

希望厨「「「「「「「「「「「「あはっ…!」」」」」」」」」」」」




希望厨「「「「「「「「「「「「あはははははははははははははははははははは!!!」」」」」」」」」」」」




苗木「うわあああああああああああああああああああ!!」



苗木「……ぁぁあぁああ!!!」

霧切「…苗木君!?」

苗木「ぎゃあああああああああああ!!! 来るなぁぁぁああああああああ!!!」

舞園「ど、どうしたんですか急に!?」

朝日奈「しっかりしてよ、苗木!」

苗木「あ、あれ…? み、みんな…」

舞園「しっかりしてください、苗木くん! さっきから眠り込んだままうなされていましたよ!」

不二咲「大丈夫ぅ? とても苦しそうだったよぉ…」

大和田「全く、世話かけやがって…」

葉隠「みんな心配してたんだべ!」

腐川「全く…心配させて損した……」

朝日奈「昼休み中ずっとうなされてたけど…大丈夫?」




苗木「え、えぇ…?」


苗木「み、みんな……希望厨になっていない!」



全員「…………」

全員「…はぁ?」


十神「何をくだらないことを抜かしている」

苗木「えっ、え、えぇー…?」

セレス「あらあら、随分と取り乱して…」

大神「きっと、疲れているのだろう」

山田「あのぉ~…苗木誠殿はどこか具合でも?」

舞園「大丈夫ですか苗木くん」

朝日奈「熱でもあるんじゃない?」

石丸「ダメではないか、ちゃんと安静にしていなきゃ!」


苗木「よ、よかった、本当に良かったぁ…!!」




白銀「助けてください! ウチのクラスのみんなが…!」ガラァ

霧切「あら、あなたは隣の…」

十神「一体、なんの様だ?」



赤松「私みたいなゴミクズピアニストは世界から抹消せれるのがお似合いだよ…!」

百田「俺みたいな宇宙のクズは希望の学園には相応しくない…」

天海「俺如きみたいなモブでもみんなの希望がある限り、輝けていけるっす…」

真宮寺「あぁ…! 冴えないボクなんてこんな学園にいる意味なんてないヨ…」

春川「私みたいなクソヤローは消えて失くなって当然だよ」

入間「オレ様みたいなクズなマッドサイエンティストでもこんな華々しく生きられる世界があるもんだな…」

ゴン太「役立たずなゴン太も希望を輝かせる為に、精一杯頑張るよ!」

王馬「希望が溢れる学園…なんて素晴らしいんだ!」

東条「最早、私の様な使えない駄メイドなんていらないわね」

星「俺がこの世界から消え去れば、地球上全ての生物が希望で溢れかえる…」

キーボ「あぁ…これこそ希望! 僕が求めていた希望なのです!」

茶柱「クソ雑魚スペランカーな転子は希望の踏み台にされるのがお似合いです!」

夢野「インチキ魔法使いのウチも希望の神様の為なら肥溜めにでも入っても構わんぞ」

アンジー「神様は言ってるよー。希望は前に進むと」

最原「ゴミカスみたいな僕らなんかを、こんな素晴らしい希望ヶ峰学園に入れてくれるなんて…僕らはまさに、絶望的だねぇ!」


78期生「…………」

苗木「」

白銀「職員室の用事を済ませたら、みんながこんな風に…」

狛枝「なんか、大変なことになってるみたいだねぇ」ヒョコッ

白銀「狛枝くん!」

苗木「ぎゃあああああああああ!!」

霧切「苗木くん落ち着いて! 狛枝くんよ」

苗木「それが嫌なんだよ!!」

十神「狛枝、まさかお前の所も…」

狛枝「あぁ…そうなんだ」

苗木「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…――」



日向「俺みたいな才能が無い野郎なんて、こんな希望あふれる学園には相応しくない…!」

七海「私が世界から消滅すれば、学園は永久的に希望で満ち溢れる…と、思うよ?」

ソニア「泥まみれの王女など、とっとと永久追放しちゃってください!」

左右田「色々と間違っていますけど、ゴミクズな俺なんかも役に立てれば…」

ソニア「あっ、結構です」

左右田「ですよねー。俺みたいなゾウリムシなんて見向きもされませんからね…」

田中「畜生止まりの俺様が存在してもいいとは…」

澪田「唯吹の口臭は毒ガスの香りがプンプンするっす!」

西園寺「所詮、アタシ達なんて他の生徒に比べればゲロ糞止まりに決まってるよ…」

小泉「そうだね。どうしてゴミカスな私達なんかが、希望あふれる学園なんかに…」

罪木「ゲロブタなんて、希望の踏み台になる役割しかないですよねぇ~」エヘヘヘ

弐大「ワシみたいな糞なんざ見捨てれば良かったもののぉ!!」

終里「希望じゃないオレなんてカメムシ以下の存在だ…!」

花村「家畜が作った料理なんて、そんなの希望じゃないやい!」

豚神「十神の偽物である俺は所詮、希望には程遠いカス…!」

九頭龍「俺みたいなチンピラは、希望の為に世界から抹消されるべき存在なんだ…」

辺古山「人殺しの私はこの学園に存在する必要はない…どこまでもついていきますよ坊ちゃん」



狛枝「こんな風に、みんながおかしくなってね…誰かみんなが変になった原因知らない…?」

苗木「」

霧切「苗木くん、どうしたの? さっきから顔色が変よ」

十神「お前、まさか知っているのか?」

苗木「し、知らないよ! こ、こんなの…」


最原「あっ、苗木くんじゃないか! 苗木くーん!」

苗木「ひ、ひぃっ!」

左右田「苗木ぃ、俺みたいなゾウリムシなんて学園には必要価値ゼロだよなぁ!?」

百田「何言ってんだ、俺の方が宇宙級に抹消されるべきだ!!」

東条「アナタ達は勘違いしている! 私みたいなババアこそ希望の踏み台になるべきなのよ!」

星「前歴がある俺こそがカスに等しい…!」

苗木「ば、化け物どもめぇ…! 来るなっ、来るなぁぁああああ!!! 」

真宮寺「あぁ、希望の象徴である幸運の苗木くんに罵倒される運命なんて…!」

入間「オレ様に言ってくれたんだよな!? 俺みたいなクズの塊なんかにぃ~」

罪木「余計なこと言わないでもらえますかぁ~? ゲロブタである私でしょ~?」

小泉「苗木? もちろん、この私こそがこの学園で一番いらない存在よね?」

終里「引っ込んでろ、オレに決まってんだろ!」


花村「それだったら、家畜の僕の方が廃棄物にされるのがお似合いなんだよ…!」

田中「俺の様な下等生物こそが消滅する存在に相応しい!!」

西園寺「何言ってんのさ、それはアリ以下の存在であるあたしでしょ?」

澪田「みんなが希望で、唯吹はモブキャラっすよねー?」

赤松「私と一緒に希望の連弾を引こうよ!」

春川「残念だけど、希望である苗木は渡さないよ」ゴゴゴゴゴ

王馬「それはこっちの台詞だよ、苗木くんは誰が良いの?」ゴゴゴゴゴ

日向「もちろん、オレだよなぁ」

夢野「いや、ウチじゃ」

ゴン太「ゴン太だよ!」

ソニア「私に決まっています!」

最原「さあ、苗木くん。僕と勝負してくれるよね?」






希望厨「「「「「「「「「「「「「「「それは違うよ…」」」」」」」」」」」」」」」



苗木「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああっ!」


舞園「な、苗木くぅぅぅぅううううん!!!」









江ノ島「うぷぷぷぷ、これはこれでつまんなくはないけど…結局は絶望的な結果になったねー」


 ― 完 ―


【おまけ】

苗木「」

舞園「苗木くん! しっかりしてください、苗木くん!」

江ノ島「うぷぷぷぷ…どうやら私様の『特製狛枝薬』がかなり効いてしまったようね!」

十神「江ノ島、やはりお前か!」

霧切「今すぐ彼らを元に戻してちょうだい。正直に言ってあれは気持ち悪いわ」


最原「新しい朝…希望の朝だね!」

葉隠「今は昼だべ」

天海「俺はこの学園で希望を目にするためなら、殺しても殺されても構わないと思ってたのに…」

赤松「私は信じているよ。私の行動が世界の希望の礎になるってね」


狛枝「アッハッハッハッ。僕みたいなゴミクズの真似なんかしなくたって、君達は十分希望として輝いているのに…」

白銀「それ笑いごと!? どう考えたって薬中にしか見えないよ!」

戦刃「それは大丈夫。三日もすれば直ぐに効き目が消えるから」

朝日奈「み、三日!? じゃあ、日向や最原達は三日もこんな状態なの!?」

葉隠「なんか、哀れに感じるのは気のせいなんか?」



~ 三日後 ~


最原「うああああああああああああああ!!!」

赤松「イヤァァァァアアアアアア!!!」

百田「うぎゃあああああああああああ!!!」

春川「クソヤロォォォオオオオオオ!!!」

夢野「誰か昨日までのウチを魔法の力で消してくれぇぇ!!」

王馬「うわああああああああん!!!」

キーボ「僕は、どうしてこんな悍ましい真似を…!」

東条「昨日までの自分に説教をしてやりたい気分だわ…!」

茶柱「転子は馬鹿です!! よりにもよって男死に取り付かれるとは……!!」

星「ハッハッハッ、死にてぇー…」

七海「」チーン

小泉「キャアアアアアアアアアア」

弐大「クソじゃあああああああああああ!!!」

ソニア「私はなんてお恥ずかしい姿を…!」

左右田「あんな野郎に感染されていたとはぁぁあああ!!」

九頭龍「畜生がぁぁああああ!!」

終里「お、思い出すだけで気持ちわりぃ…」

辺古山「だ、誰か、私を斬ってくれぇぇえええ!!!」

澪田「あぶぶぶぶ……」

カムクラ「コレは…夢です。そうに違いありません」



十神「おいっ、逆に発狂してるじゃないか!」

江ノ島「でも、元に戻ったから良いんじゃない? うぷぷぷぷぷ…」


― 終里 ―

>>20

西園寺「うわあああああんっ!! 気色悪いよぉぉぉ!!」

罪木「ゴメンなさああああい!!」

花村「こんなの僕じゃないやい!!(嬉)」

豚神「食欲が失せたよ……」

田中「狛枝ぁぁあ…!! 決して許さんぞぉぉおおお!!」

ゴン太「うわぁぁぁぁああ!!」

入間「あひぇあひぃひゃひゃあへぇ~!」

真宮寺「この不愉快な気持ちを誰にぶつけたら良いんだろうネ…!」

アンジー「神様は言ってるよー、狛枝は[ピーーー]と」

天海「笑えねぇっすね」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年12月26日 (火) 21:27:40   ID: VUoxCrGM

豚神さん発狂してますか?

2 :  SS好きの774さん   2017年12月26日 (火) 21:30:14   ID: VUoxCrGM

あと西園寺さんも

3 :  SS好きの774さん   2020年12月18日 (金) 22:21:31   ID: S:WhdRLW

花村、お前……

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