苗木「スクールモード?」(19)

ダンガンロンパ1&2reloadに搭載されるスクールモードに全力で期待した結果
ダンガンロンパ無印のネタバレ有り
パンツは出ない

桑田「苗木の部屋狭いぞ!」

苗木「みんな部屋のサイズ一緒でしょ。嫌なら出て行きなよ」

石丸「苗木くん!桑田くんだけ仲間はずれはいけないと思うぞ!」

苗木「というか桑田クンだけじゃなくてほかのみんな以外の人がいる理由も理解できてないんだけどね」

桑田「苗木の部屋狭いぞ!」

苗木「みんな部屋のサイズ一緒でしょ。嫌なら出て行きなよ」

石丸「苗木くん!桑田くんだけ仲間はずれはいけないと思うぞ!」

苗木「というか桑田クンだけじゃなくてほかのみんながいる理由も理解できてないんだけどね」

大和田「さっき男子会だって説明したじゃねえか!」

苗木「それは違うよ!あんなのは説明したとは言わない!」

十神「言葉すら理解出来ないとはな。これだから愚民は」

苗木「十神クンもいるというところが余計に理解できない」

十神「ふん。貴様には俺が女にでも見えるのか」

苗木「そこじゃないよ!男子会っていうくだらない企画に参加しているとこだよ!」

桑田「んな!?男子会をくだらないっていうのかよ!」

苗木「何が悲しくてこんな狭い部屋に男八人が集まって一晩過ごさなきゃいけないのさ!」

苗木(事の発端は今日の昼休みの桑田クンの発言だった)

苗木(一つ上の先輩達が女子会に対抗して男子会を開く事にしたらしい。それを教えてもらった単純な桑田クンは自分のクラスでも開こうと思ったそうなんだ)

苗木(そこで問題になってくるのが男子会をどこで開くか、ということだった)

苗木(基本的に全寮制なこの学校では土日以外の外出を禁じられているし、土日でも五時までには帰ってこなければならない

苗木(そうすると夜間も通して男子会をやりたい彼らは校内でせざるを得なくなったらしいんだけど教室は女子がいることが多いし食堂は全校生徒のものだ)

苗木(他にもいくつか場所の候補はあったらしいけど夜間も自由に使える場所は無かった)

苗木(そこで、男子の中の誰かの部屋で開く事になったらしい)

苗木(そう。ここまで全てが伝聞)

苗木(ボクがいない間に男子会を開く事を決定した彼らは勝手にボクの部屋で開く事にしたんだ)

苗木(夜、明日は休みだから少し遅くまで本を読もうと楽しみにしていたボクの計画は突如響いた扉を叩く音によって遮られてしまった)

苗木(それが始まり…そして、日常の終わり…ボクはこの時点で思い出したほうがよかったのかもしれない)

苗木(ボクの才能は幸運というより寧ろ不運だと)

苗木(そこからはあっという間の出来事だった)

苗木(何故か勢揃いしている男子勢に対してボクが疑問符を浮かべている間に奴らは勝手に部屋に入ってくると当然の如くお菓子やらを取り出しくつろぎ始めた)

苗木「えっと、何やってんの?」

葉隠「そんなの男子会に決まってるべ!」

苗木「は?男子会?」

山田「むむむ?苗木殿はもうお忘れですかな?」

山田「本日の昼休みみんなの同意の元決めたではないですか!今晩苗木殿の部屋で男子会を開くと!……まぁそこに苗木殿はいなかったんですがね」

苗木「なら知るわけないじゃないか!」

不二咲「あぅ…ごめんね、苗木君……。やっぱり迷惑だったよね」

苗木「あ、いや、その…迷惑とは、思ってないよ、うん」

不二咲「ほんと?」パアアア

苗木「うっ…。はい、嬉しいです」

不二咲「よかった」ニコ

苗木(こうしてボクの部屋で男子会が開催される事になったのだ)

桑田「つかさぁ、男子会って具体的には何すんだ?」

大和田「オメェそんなことも知らずにやろうとか言い出しやがったのかよ」

桑田「仕方ねぇだろ、思いついちまったもんはよお」

石丸「ふむ、女子会で行うことと逆のことをしたらいいのでは?」

大和田「兄弟は女子会でどんなことすんのか知ってんのか?」

石丸「知っているわけがないだろう!ぼくは男なんだぞ!」

葉隠「その理屈だとこの部屋の
人間全員知らねぇべ」

十神「ふん。使えんやつばかりが集まっているな」

山田「そういう十神殿は女子会とはどんなものかご存知なのですかな?」

十神「ふっ」

山田「……」
桑田「……」
石丸「……」
葉隠「……」
不二咲「……」
大和田「……」
苗木「……」

十神「知るわけないだろう」

苗木「……え?」

十神「何だ?」

苗木「ここまで引っ張っておいて知らないの!?」

十神「そんなくだらんもの興味ないからな」

苗木「男子会の方が数段くだらないよ?!」

十神「確かにそうだろう。だがこの手の低俗な遊びは、今まで付き合ったことも無かったが、今後は何かの役に立つかもしれんからな…」

苗木(何のだよ……)

桑田「んだよ。結局みんな知らねえのな」

不二咲「あ、あのぉ…」

大和田「ん?どうした不二咲」

不二咲「えっとね…女子会ならボク何度か経験したよ?」

山田「なんですと!?」

不二咲「あ、でもちょっとだけだよ。あんまり長時間女の子といるのは流石に躊躇われたし…」

葉隠「大丈夫だって。少なくともこんなかでは一番の経験者だべ?」

不二咲「え?あ、うん。ありが…と、う?」

石丸「それで女子会では何の話をするのかね?」

不二咲「うーん…ボクが聞いた限りでは好きな食べ物の話とかかわいい小物店の話とかが多かったかな…」

桑田「マジかよ…好きな食いもんの話なんかしても盛り上がる気がしねぇし小物店なんてもっての他だな…」

大和田「確かにこの面子でああいうのについて語ってたらある意味犯罪だ…」

不二咲「あ、でもボクがいない時はもっと激しい話とかもしてるらしいよ」

山田「激しい話とな?!そこんとこ詳しく!」

不二咲「ボクもそこはあまり知らないんだ…役立たずでごめんね」うるっ

大和田「おいこら山田!何不二咲に迷惑かけてんだ!」

山田「ひえええ!ご勘弁を」

不二咲「大和田クン、山田クンは悪くないよ!しっかり話を聞いてないボクが悪いんだ…」

大和田「それはちげえよ!」

不二咲「大和田クン…」

桑田「はい、そこ。よりにもよって男同士でいちゃいちゃするなっ!」

不二咲「あ、そういえば女子会といえば鉄板とも言われるネタがあるって聞いたよ」

葉隠「最初からその話してればよかったべ」

不二咲「えっと、確か恋バナ、だったかな?」

十神「鯉バナだ、と…?随分溝臭そうな花だな」

苗木「十神クン、多分脳内変換間違ってるよ」

十神「っな!俺が間違えることなどあるわけがないだろう!」

山田「ゴホン。意味を理解していない十神殿に僕から説明しましょう。恋バナとはつまり…」

十神「つまり、なんだ?」

山田「つまり……」

十神「………」

山田「………」

十神「……どういうことだ説明しろ苗木!」

苗木「何でボク?山田クンも分かってないなら引っ張らないでよ!」

山田「んな。分かってないとは失礼な。つまりはあれでしょう。女の子が身体を洗う時どの部位から洗うのかを報告しあったりっていう……」

苗木「違うよ!?どこ情報だよそれ!」

桑田「お前らバカじゃねえのか?」

苗木「まぁバカじゃなきゃ男子会だなんてくだらないこと言い出さないだろうね」

桑田「何だよそれ。遠巻きに俺のこと馬鹿て言ってんのかよ!」

苗木「ごめん。結構直接的にい言ったつもりだった」

苗木「えっと、それで何だっけ。恋バナ?」

大和田「てか男だらけで恋バナっつーのもどうなんだよ」

不二咲「だ、だよね…」

苗木「じゃあ話題もつきたし今日はお開きにしようか」

桑田「やるやるやるっつーの!勝手に決めるな!このアポ!」

葉隠「でもやるっつてもどうすんべ?好きな人とか晒すのか?」

十神「なんだ。鯉バナとは好きな人間を他人に教えることなのか。っふ。つくづくくだらんな」

石丸「確か十神くんは腐川くんのことが好きなのだったな!」

十神「何を言ってる貴様…!」

桑田「あーはいはい。いいから、そういうの」

桑田「俺はもちろんさやかちゃんだ!」

葉隠「確かに舞園っちはかわいいな。でも俺は健康的な身体も持ってる朝日奈っち推しだっべ!」

苗木「さよなら葉隠クン」

葉隠「んなっ!まさかオーガに報告するつもりじゃ…?」

大和田「俺は好きな女は今んとこいねぇかな」

桑田「てめぇだけ教えねぇなんて卑怯だ!せめて好みのタイプだけでも教えろよ!」

大和田「卑怯って……ま、敢えて言うなら年上の巨乳美人ってとこか」

石丸「ふむ。特に兄弟は女性教師ものとかが大好きだからな!」

大和田「おいテメェそれをどこで…!」

石丸「前部屋にお邪魔したときにベッドの下からからはみ出ていたぞ!だがしかし安心したまえ!僕がしっかりなおしておいたからな!兄弟の性癖は誰にもばれてないぞ!」

大和田「今ここで言ったら意味ねぇだろうが!」

山田「僕は二次元一筋ですからな」

十神「と言いながらもセレスといつも一緒にいるな」

山田「あれは違いますぞ!悪魔のように血も涙もないあんな人間のことなど…!」

桑田「ブーデーのツンデレとか誰得だよ」

桑田「それで苗木はどうなんだよ」

苗木「へ?ボク?」

桑田「おう。まさかお前までさやかちゃんだなんて言い出さねえよな?」

苗木(こわっ!)

苗木「えー、ボクは、その……あ、そういえば不二咲クンはどうなの?」

不二咲「え、ボク?」

桑田「そういえば不二咲が好きになる女なんて全然想像出来ねぇな」

苗木(よし、興味が移った)

不二咲「んー。好きな人はいないかなぁ。それに今はみんなと一緒にいれる時間を大切にしたいから」

苗木「不二咲クン…」

大和田「けどよ、好きなタイプぐらい言えるだろ?」

不二咲「へ?」

大和田「俺のが勝手にバラされたんだ。不二咲が免除っていうのは無しだろ」

不二咲「いや、でも急に言われてもタイプなんて…」

大和田「なら二択ならすぐ選べるだろ。巨乳か貧乳か。どっちの方が好きなんだ?」

不二咲「え?え?」

大和田「はいさーんにーいー…」

不二咲「きょ、巨乳!」

苗木「…………」
桑田「…………」
石丸「…………」
山田「…………」
十神「…………」
葉隠「…………」

苗木(…な、何か自分の好きなタイプとかバラされるよりもいたたまれない!)

大和田「じゃあ次は、」

不二咲「え、これまだ続くの!?」

大和田「おう!」

不二咲「そ、そんなぁ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月18日 (金) 04:36:50   ID: sMClQqm5

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