不二咲「えっと、その、あのぉ…」

不二咲（クラス中からの視線が痛いよ…！）

江ノ島「教室で、しかも大声で告白とか。苗木って意外と肉食系男子だったんだ」

苗木「へ？告白？」

石丸「とぼけても無駄だぞ！先程の苗木くんの一世一代の告白はこの教室にいるみんなが聞かせてもらった！」

大和田「おい苗木よぉ。テメェ不二咲に告白するってこたぁどういうことか分かってんだろうな？」

苗木「へ？……あ！いや、それは違うよ！」

霧切「どこが違うのかしら？」

腐川「自分から告白しといてそれを否定するだなんて。さ、最低な男ね」

苗木「違うんだって！みんなボクの話を聞いてよ！」






舞園「つまり、苗木君の話をまとめると……」

腐川「誰でもいいから女子と付き合いたくて、一番付き合ってくれそうな不二咲に声をかけたってことでしょ。やっぱり最低じゃない」

石丸「風紀が乱れているぞ苗木くん！」

苗木「それは違うよ！」

舞園「えっと、別の学校の友達に彼女いないんだろとバカにされ、思わず反論してしまった結果それなら彼女を連れてこいと言われてしまった、と」

大神「そこで正直にいえばよかったものを変に意固地になってしまい今に至るというわけだな」

セレス「どう考えたって自業自得ですわね」

苗木「うっ……」

桑田「でもよぉ、どうしてそこで頼む相手が不二咲なんだ？」

山田「さては苗木殿、ホモだったのですかな？」

苗木「そ、そうじゃなくて」

大和田「不二咲が一番ちょろそうだったから、だとは言わねえだろうな？」

苗木「違うよ！」

霧切「ならどういうことだったのか、説明してくれるわね？」

苗木「しようとしてるのにみんなが邪魔するんじゃないか！」

苗木「えっと、ボクが不二咲クンに頼んだ理由は、その、不二咲クンが男だからであって、」

山田「やはりblですな？」

腐川「き、気持ち悪いこというのはやめなさいよ！」

苗木「違うってば！ただ男同士の方がこういうのは頼みやすいし終わった後も後腐れなくすむかな、とおもって」

朝日奈「つまり男なら苗木は
誰でもよかったんだね！」

苗木「その言い方はやめてよ！」

不二咲「えっと、ごめんね苗木君。ボクそういうことならあんまり役に立てないと思うんだ。ボク演技とか出来ないからすぐ嘘だってバレると思う」

苗木「あ、そうだよね。ごめんね無理言って」

不二咲「ううん。ボクが役立たずだからだよね。ごめんね」

大和田「おい苗木！不二咲が役立たずだと思ってんのか！」

苗木「思ってないよ！」

朝日奈「うーん、でも実際問題そこにいくのは女子じゃなきゃダメだと思うんだよね。もし不二咲ちゃんが男だってバレたら不二咲ちゃんに迷惑がかかるわけだし」

苗木「いや、もういいよ。友達には見栄張ってごめんって謝るし」

舞園「苗木君、その彼女役私が引き受けましょうか？」

苗木「へ*」

舞園「だって苗木君は困っているんですよね？いつも苗木君には助けてもらっているので少しでも恩返しがしたいんです」

苗木「いや、そんな、ボクなんかが舞園さんの役に立ててるとは思えないし…」

舞園「どうしてですか？私は苗木君にたくさん笑顔をもらいましたよ？」

苗木「っ！い、いやでもでも舞園さんは有名人だからすぐに嘘だってばれちゃうよ！」

舞園「じゃあ嘘じゃなくなればいいんじゃないんですか？」

苗木「うん*」

霧切「それはどうかしらね。アイドルとして人気のあなたが凡人の苗木君と付き合うとは考えにくいし、たとえ本当に付き合い始めたとしてもアイドルに同情された一般人にしか周りの人には見えないでしょうね」

苗木「はは、やっぱり不釣り合すぎるよね」

舞園「そんなことないです！苗木君が凡人だなんて言う人は見る目がないんですよ！」

霧切「私がさっき言ったのははあくまで一般論でしかないわ。でも一般の人なら必ずそう思うはずよ。苗木君の彼女だと信じさせるにはあなたは向いてないのよ」

朝日奈「私が協力できたら良いんだけど苗木のことそういう意味ではまったく好きじゃないからすぐにばれるだろうしなぁ」

苗木「だからもういいってば！」

大和田「ふざけるな！男同士の約束は絶対に破っちゃいけねえ！女を連れていくっつたなら最後まで努力しやがれ！」

石丸「だがそれだと嘘をつくことになると思のだが」

大和田「自分の道を貫き通すには嘘が必要な時もあんだよ」

石丸「ふむ、イマイチ納得がいかないが兄弟が言うのであれば納得した！」

苗木「しないでよ！」

朝日奈「腐川ちゃんとセレスちゃんは絶対に協力しないでしょ？」

セレス「当たり前ですわ」

腐川「な、なんで私が白夜様以外の人間なんかにきょ、協力しなきゃいけないのよ」

朝日奈「舞園ちゃんもだめで、舞園ちゃんと同じ理由で江ノ島ちゃんもダメだよね」

舞園「むー」

江ノ島「ま、あたしは絶対協力しないけどね」

朝日奈「さくらちゃんは？」

葉隠「オーガを連れてったらまず女だってとこから説明しなきゃいけなくなるべ！」

朝日奈「さくらちゃんはどっからどう見ても女の子でしょ！」

大神「いや、我も葉隠の意見に賛成だ。我のようなものに彼女というものが務まるとは思えんしな」

朝日奈「そんなことないと思うけどなぁ。えっと、じゃあ後は……」

霧切「なら、私が「はいはいはーい！ならさ、お姉ちゃんは？」

戦刃「え？」

江ノ島「だってさ、苗木もお姉ちゃんも顔超地味だし絶対に違和感ないっしょ！」

苗木「それは戦刃さんに失礼だよ…」

江ノ島「いいっていいって。でさ、お姉ちゃんはどうなの？」

戦刃「盾子ちゃんがそう言うなら」

苗木「いやいや、そんなダメだよ！」

戦刃「苗木くんが…私とが嫌というのなら…私もやめた方がいいと思う」

苗木「そ、そんなことはないけども！」

江ノ島「はい、ならけってーい！大丈夫大丈夫！あんたらならうまくいくって！あたしのお墨付きよ！」

苗木「ははは、全然信用ならないね」

江ノ島「んじゃ、報告待ってるからね！じゃあね！」

苗木「え、本当にそういうことになっちゃったの*ってもういないし…」

戦刃「……でも、私も苗木くんにはいつもお世話になってるから…役に立てるのなら嬉しいよ」

苗木「そんなことないよ！どちらかというとボクのほうが助けてもらいっぱなしだし」

戦刃「それはないと思うけど…」

朝日奈「なら今回の件は戦刃ちゃんに一任して終了ってことで、いいのかな？」

舞園「戦刃さん、詳しい報告待ってますからね」

霧切「苗木クン、変な気は起こさないことね」

桑田「っくしょう！フリとはいえ苗木が俺より先に彼女作るってありかよ！」

葉隠「俺の占いによるとその日は晴れだっぺ！」

大和田「おめーに言われると雨降りそうだな」

不二咲「えっと、本当に役に立てなくてごめんね。また何かあったら言ってね。今度こそ役に立てるように頑張るから」

山田「いいですな苗木殿。様々なフラグがビンビンですぞ」

セレス「鼻息が荒くてキモいですわよ」

苗木「あの、じゃあ、今度の日曜日よろしくね」

戦刃「うん、私こそ」

江ノ島「本当は好きな人と付き合ってるフリだなんて……」

江ノ島「うぷぷぷぷぷ。絶望的」

江ノ島「お姉ちゃんはこの絶望を楽しんでくれるかな？」

「!?」の記号が文字化けしてましたすみません

え、もう終わりのつもりでいた
そういえば終わりって書いてませんでしたね
すみません、これ以上特に考えてないんで終わりです

霧切「それで……」

霧切「どうしてあなたたちはここにいるのかしら？」

舞園「苗木君の私服を見にきました」

桑田「そんな舞園ちゃんを見にきました」

大和田「苗木が不二咲に手ぇだしたら……」

石丸「僕は大和田くんの友達らしい人たちから早朝「紋土のやつ、今日ダチのことが心配だから集まりにこねぇといいやがった。あいつも学生だしダチを大切にするのも大事だと思うからそれには反対しねぇがあいつバカだからダチを心配するあまりダチに迷惑かけそうだからそうならないように見張ってやっててくれ」というメールが来たからだ！」

大和田「おい、なんで兄弟がそいつらとメールする仲になってんだよ！」

石丸「成り行きだ！」

江ノ島「あたしはお姉ちゃんを心配したからよ。決しておもしろそうだからという理由だけじゃないから！」

間違えた

霧切「それで……」

霧切「どうしてあなたたちはここにいるのかしら？」

舞園「苗木君の私服を見にきました」

桑田「そんな舞園ちゃんを見にきました」

不二咲「えっと、もし2人に何かあったらボクがすぐに責任とらなきゃな、と思って…」

大和田「不二咲が行くっつったから」

石丸「僕は大和田くんの友達らしい人たちから早朝「紋土のやつ、今日ダチのことが心配だから集まりにこねぇといいやがった。あいつも学生だしダチを大切にするのも大事だと思うからそれには反対しねぇがあいつバカだからダチを心配するあまりダチに迷惑かけそうだからそうならないように見張ってやっててくれ」というメールが来たからだ！」

大和田「おい、なんで兄弟がそいつらとメールする仲になってんだよ！」

石丸「成り行きだ！」

江ノ島「あたしはお姉ちゃんを心配したからよ。決しておもしろそうだからという理由だけじゃないから！」

霧切「……そう。ついて来てはダメと言っても無駄なようね。なら、せめて静かにしてもらえるかしら」

石丸「しかし、これはストーカー行為と言われるものではないのかね！それならば僕は全力で止めて見せるぞ！」

桑田「うっせえな。空気読めないなら帰れよ」

舞園「桑田君、うるさいです」

江ノ島「それで今あの2人はどんな感じなのよ」

霧切「まだ来てないみたいね」

江ノ島「は？お姉ちゃん今日待ち合わせの二時間前に出てったんだから少なくともお姉ちゃんはいるはずっしょ？」

舞園「ですが確かにいませんよ。苗木君の友達らしき人たちなら来たみたいですが」

不二咲「あ、苗木君も来たよ」

石丸「これでき来てないのは戦刃くんだけのようだな！遅刻とは、たるんでる証拠だな！」