エレン「アルミンにムラムラする」(113)

エレン「んだけど、どうしたらいいと思う?」

ミカサ「えっ」

エレン「ムラムラするんだ」

ミカサ「ムラッ……何?」

エレン「だから、アルミンにムラムラするんだって……」

ミカサ「……アルミンの村々?」

エレン「いやいや"に"だっつの」

ミカサ「ああ、なるほど……アルミンに……」





ミカサ「えっ!?」ガタッ

>>2公式で認められてたよな。女体化エレン

エレン「おいっ、音立てるなよ! 誰かに聞かれたら恥ずかしいだろ!」ヒソヒソ

ミカサ「ご、ごめんなさい」ヒソヒソ

ミカサ(アルミンにムッ、ムラムラ? どういうこと? 意味がわからない……)

エレン「それでさ、どうしたらいいかわからなくて……」

ミカサ「私に相談しに来た」

エレン「ああ、そうなんだ……」

ミカサ(むしろ私が誰かに相談したい……でもエレンが私を頼ってくれている! 真摯に乗らなければ!)

ミカサ「任せて」グッ

エレン「助かる。こんなこと相談できるのお前くらいしかいないからさ」ホッ

ミカサ「私がいれば千人力」

>>4
あれ可愛いかった

ミカサ「確認したいのだけれど、あの、ムラムラするという意味は……わかっているの?」

エレン「お、おう。わかってなきゃ相談しねえよ」カァッ

ミカサ(そんな、真っ赤になるほどムラムラしているの!?)

ミカサ「その……エレン、アルミンにこのことは……」

エレン「バ、バカ! 言うわけねえだろ!」

ミカサ「うん……言わないほうがいい」

エレン「当たり前だ! 嫌がるに決まってる……」

ミカサ(……つまり)

ミカサ「エレンはムラムラしてもアルミンには何もしていないということ?」

エレン「ああ、そんなことしてもアルミンは嬉しくないだろうからな……」

ミカサ「よかった……」

エレン「よかったって、それどういう意味だよ」

ミカサ「そのままの意味。これからもムラムラしても我慢したほうがいい」

エレン「だ、だよな……」

ミカサ「エレン。他の人にムラムラしたりはしないの?」

エレン「ん? いや、アルミンにしかしないな」

ミカサ「そ、そう……」

ミカサ(なぜこんなにも悔しいのだろう……)

ミカサ「エレン、ムラムラするというのは仕方のないことだと思う」

ミカサ「けれどそのせいでアルミンに迷惑をかけてしまうのはいけない」

エレン「ああ、それはオレも思ってるよ」

ミカサ「エレンの気持ちも無視できない以上、今まで通りに過ごせるよう気をつけていればいい……はず」

エレン「……おう」

ミカサ「エレン、そんな顔しないで」

エレン「ど、どんな顔だ!?」

ミカサ「昔、アルミンが風邪を引いて数日間会えなかった時の顔をしている」

エレン「うう、そんな顔してるか……?」ムニムニ

ミカサ「してる。私は何もアルミンと顔を合わせるなと言っているわけじゃない」

ミカサ「普段と同じように接すればいいということ」

エレン「……わかった」

ミカサ「私も協力する」

エレン「すまねえ……」

ミカサ「本当ならアルミンに相談したいところだけど……」

エレン「ダッ、ダメだぞ!?」

ミカサ「わかってる」

エレン「……ありがとな、ミカサ。オレ部屋に戻るよ」

ミカサ「ううん、構わない。それにあまり考えすぎないほうがいい」

エレン「おう!」




ミカサ(ふぅ、まさかエレンがアルミンをそういう目で見ていたなんて……)

ミカサ(……今までそんな素振り見せていなかったのに)

ミカサ(エレンの意思を尊重して正直に告白するという手もあったけれど、アルミンのことを考えると無理にすることではない)

ミカサ(……はずだと思う。……おじさん、おばさん。私はどうすればいいの?)

アルミン「あの、ミカサ。ちょっといい?」

ミカサ「!?」ビクッ

アルミン「ご、ごめん驚かせちゃった!?」

ミカサ「何でもない。少し、考え事をしていただけ」

アルミン「そっか……相談したいことがあるんだけど、いいかな?」

ミカサ「? アルミンが私に?」

アルミン「うん……」

ミカサ「珍しい。どんな相談?」

アルミン「エレンのことなんだ……」

ミカサ「」

アルミン「あれ、ミカサ?」

ミカサ「っ、構わない。続けて」

アルミン「う、うん。どうやら、エレンが僕にムラムラしてるみたいでさ……」

ミカサ「」

アルミン「ミカサッ!? 大丈夫!?」

ミカサ「くっ……心配はいらない。それより今の話は本当?」

アルミン「この前、エレン達が話しているのを聞いちゃったんだ……間違いないよ……」

ミカサ「」

ミカサ(エレン、あなたは何を話しているの!?)

アルミン「僕、どうしたらいいのかわからなくて……」

ミカサ(ああ……私もどうしていいかわからない)

アルミン「それで悩んでいたんだけれど、エレンのことだしミカサに相談しようかなって」

ミカサ(エレンが勘違いしているだけかも、なんて思ったけれどもその線も消えてしまった)

アルミン「ごめん、迷惑だったよね。こんなこと言われても……」

ミカサ「いえ、その、少し混乱してしまっただけ」

アルミン「うん……ごめん」

ミカサ「! アルミンが謝ることではない」

アルミン「信じられなかったんだ……エレンが僕を、そんな風に思ってたなんて……」

ミカサ「……うん」

アルミン「でも、エレンはいつもと変わらなかったから僕だけ変な感じになっちゃって」

ミカサ「……やっぱりエレンはいつも通りだった」

アルミン「うん。僕ばっかり気にしてモヤモヤして……ぎこちなく接しちゃったんだ」

ミカサ「……そんな風には見えなかったけれど?」

アルミン「ああ、三人のときはね。でも二人きりになっちゃうと、その……」

ミカサ「……なるほど」

ミカサ「アルミン」

アルミン「?」

ミカサ「私はアルミンが頼ってくれて嬉しい」

アルミン「う、うん……」

ミカサ「だからアルミンの悩みも解決したい」ニコ

アルミン「! ありがとう、ミカサ」ニコッ

ミカサ「エレン達がどんな話をしていたのかわかる?」

アルミン「うん。三日くらい前の夜に――」

吹っ飛ばされたときの腰からふとももにかけてのラインでムラムラしたミン。寝るミン


・・・・
・・・


アルミン「ん……」モソモソ


「――で、どうなんだよ?」

「んー……」


アルミン(みんなまだ起きてるのか……明日も早いのに……)


ジャン「ムラムラすることくらいあんだろ?」

エレン「まぁ、な……」


アルミン(何を話してるんだよキミ達は……)

アルミン(……)モソモソ

アルミン(べ、別に僕はこんな話に興味なんかないんだけどね!?)

アルミン(……)モソモソ


ジャン「誰にムラムラするんだよ」

エレン「こういうのって人に言わないほうがいいんじゃないか……?」

ライナー「こういうときくらいいだろう。男同士なんだ、腹を割って話そうじゃないか」

コニー「オレもうねみぃんだけど」ポヤー


アルミン(コニー、眠いなら寝たらいいのに……)

ジャン「オレは断然ミカサだな!」


アルミン(やっぱりか……ま、予想通りかな……)


ライナー「オレはクリスタだ」

ジャン「ああ、まぁわかるな」


アルミン(えぇっ!? 確かに可愛いけど、ム、ムラムラする、かなぁ……)ドキドキ


コニー「…………」スースー

ジャン「おい、あとはお前だけだぞ」

エレン「……わかったよ」

エレン「ア、アルミン……かな」


アルミン(!?)

アルミン(えっ、い、いま。え、なに。ぼく!? ぼくなの!?)

アルミン(いやいやいや、あり得ないって! 僕、男だよ!? 何かの間違い間違い間違い)

アルミン(間違い間違い間違い間違い間違い間違い間違い間違いなんだ!!)

アルミン(そうだよ! 今までそんな素振り見せなかったじゃないか!)

アルミン(僕の聞き間違いだったんだ……もう寝よう……)


ジャン「なるほどな、だからエレンはアルミンにムラムラしてるってわけか」

エレン「あんまり言うなって! 恥ずかしいんだからな……」


アルミン()


ジャン「ヘッ、やなこった!!」

エレン「テメェ!!」

ライナー「おい、騒ぐな。教官にバレるぞ」

エレン「……ちっ、明日覚えとけよ」

ジャン「おー、ムラムラしてるエレン君ってことをな」

エレン「っ!!」

ライナー「おいっ……!」

エレン「……寝る」ギシッ ギシッ

ライナー「あ、おい。ジャン、お前な……」

ジャン「……ふん」

ライナー「はぁ……」


アルミン(ううう……明日どんな顔してエレンに会えばいいんだよ……)

エレン「はぁ~ぁ……」ボスッ

アルミン(!?)ビクッ

エレン「ん……?」

エレン「珍しいな、アルミンが寝相悪いなんて」クスッ

アルミン(僕は寝てます、寝てるんです! だから気にしないで……!)

エレン「……っしょ、風邪引くなよ」ポンポン

アルミン(あ、あれ……)

エレン「ふぁぁ……」バサッ

アルミン(て、てっきり襲われるかと……考えすぎか……ふぅ)チラッ

エレン「……」クー カー

アルミン(もう寝てるや……)


・・・
・・・・


アルミン「――ということが」

ミカサ「朝はどうだったの?」

アルミン「いつもと変わらなかったと思う……実は、気になりすぎてよく覚えてないんだ……」

ミカサ「そう……」

アルミン「……」

ミカサ「何かあってからでは遅い。ので、私からエレンにそれとなく伝えてみよう」

アルミン「えっ!?」

ミカサ「安心して欲しい。アルミンから相談されたことは黙っているから」

アルミン「う、うん……でも大丈夫なのかな?」

ミカサ「任せて。いざという時は私がなんとかするけれど、アルミンも一応気をつけて」

アルミン「わかった。ありがとう、ミカサ」

ミカサ「気にしないでいい」

アルミン「あはは……っと、そろそろ訓練の時間だね。僕、当番だから先に行くよ」フリフリ

ミカサ「ええ、それじゃ」フリフリ



ミカサ(見栄を張ったはいいけれどどうしたものか……)

ミカサ(エレンには我慢して普段通りに接することを薦めたから伝えたことにはなる)

ミカサ(今私にできる事は、エレンがまかり間違っても暴走してアルミンを襲わないよう監視することだ)

ミカサ(……この世界は残酷だ……)ホロリ

格闘訓練


エレン「アルミ――

アルミン「マルコ、一緒に組まない?」

マルコ「いいよ! 最近アルミン頑張ってるよな」スタスタ

アルミン「少しでも力つけたいからね!」スタスタ


エレン「……」

ミカサ「あの、エレン。私と組もう?」

エレン「ああ……」

ミカサ(落ち込んでいる……)

ミカサ(……かと思えば)ブォン

エレン「って!! っくそ……また負けか……」

ミカサ(……普段と変わらない)

エレン「考え事してる余裕があるのがまた腹立つなー……」

ミカサ(アルミンは……)


アルミン「やあっ!」ガッ

マルコ「ふっ!」グンッ

アルミン「わぁっ!?」ドサッ

マルコ「僕の勝ちだな」

アルミン「……もう一回お願い!」


ミカサ(アルミンも普段通り……)

ミカサ(ふむ……)

エレン「アルミンのやつ最近張り切ってるよな」

ミカサ「! うん、とても努力してる。成績も最初の頃に比べて伸びてきている」

エレン「なっ! オレも一緒に訓練したいんだけどな……」

ミカサ「……それならそう言えばいいと思う」

エレン「いや、だって……なぁ?」

ミカサ「……そこに下心がないなら私は構わないと私は思う」

エレン「そ、そうか?」

ミカサ「不安なら三人で組もう」

エレン「お、おう!」

立体機動訓練


キース「――各自三人一組で班を組め! 決まったものから順次始めろ!」

ミカサ「各々で班を組める内容でよかった」

エレン「よし、アルミーン!」


アルミン「ん? 何、エレン」

エレン「一緒に班組もうぜ!」

アルミン「え、うん。いいけど……」

ミカサ「私も一緒。エレンが先走らないよう見張ってるから大丈夫」

エレン「お前な……」

アルミン「でも、僕じゃ足手まといになっちゃうよ……?」

エレン「そんなことないって! それにたまにはいいだろ? 好きに組めるなんてこと滅多にないんだ」

アルミン「……うん!」

ミカサ「それに今回の訓練にスピードは必要ない。的確なルート選択をすること」

アルミン「……! 僕の出番だね」

ミカサ「ええ、そう」

エレン「アルミンに頼りっぱなしってのも悪いしオレも考えるからな!」

アルミン「えっ、珍しいね。いつもなら"アルミンに任せるぜ"って言うのに」

エレン「ん? あーあれだ、たまには頭使わないとダメだろ?」

ミカサ「確かにエレンは熱くなると衝動的に――」

エレン「さっ、行くぞアルミン」

アルミン「う、うん」

アルミン「次は左方へ。しばらくはそのまま直進で行こう」ヒュン

ミカサ「……了解」ヒュン

エレン「おいミカサ! 悪かったって!」ヒュン

アルミン「あ、あはは……」ヒュン

ミカサ「気にしていない。むしろ……」

エレン「ん?」

ミカサ「何故エレンが殿なのかが気になる」

エレン「え、何かおかしいか?」

ミカサ「いつもなら先陣切って進むはず」

エレン「……オレだって反省してるんだよ。アルミンの指示を聞き逃さないようにするために後ろにいるんだ」

アルミン「……エレン。まさか僕が一番遅いから気にしてくれているの?」

エレン「ち、ちげえよ! そんなんじゃ……!」

アルミン「心配しないでいいよ。僕だって最低限の動きはできるんだからさ」

エレン「……」

ミカサ「アルミン、それは違う。さっきも言ったけれどこれはスピードの訓練ではなく正確さの訓練」

ミカサ「大事なのは統率役を守れるよう班全体が動くこと。違う?」

アルミン「……そうだね。ごめん、エレン。変に意地張ってた」

エレン「ん。わかったんならいいって……」ポリポリ

ミカサ「ふぅ」ヒュン スタッ

アルミン「よっ……!」ヒュン スタッ

エレン「っし!」ヒュン スタッ


アルミン「それじゃ、教官に報告してくるね」

エレン「あ、オレも」

アルミン「大丈夫だよ、報告だけなんだから」クスクス


ミカサ「……エレン」

エレン「な、なんだ?」

ミカサ「……アルミンのこと見すぎ」

エレン「!?」

エレン「そんなに見てるつもりねえぞ!?」

ミカサ「私はエレンを見ていたからわかる。訓練中33回チラ見をし、うち6回はジッと見つめていた」

エレン「んなっ!?」

ミカサ「エレンはわかり安すぎる……アルミンにはバレていないだろうけれど自重したほうがいい」

エレン「よかった……って、なんでお前が先頭だったのにそんなことわかるんだよ!!」

ミカサ「あまり私を舐めないほうがいい」フフン

エレン「クソッ……」


アルミン「報告終わったよ……ってどうしたの?」

エレン「……」

ミカサ「戒めとして下を向いて歩くらしい」

アルミン「危ないからやめなよ……」

アルミン「それに戒めって何?」

ミカサ「あ……えっと」

エレン「何でもないぞ!?」バッ

アルミン「うわっ!」

エレン「何でもない、さっ飯食いに行くぞ!!」タタタタタッ



アルミン「……ミカサ」

ミカサ「……エレンが何度もアルミンを見ていたので注意した」

アルミン「そっか……」

ミカサ(でも、なんというか違和感が……)

ミカサ「注意はしておいた」

アルミン「うん……」

>>44
ミカサが同じこと二回言ってたので訂正

アルミン「それに戒めって何?」

ミカサ「あ……えっと」

エレン「何でもないぞ!?」バッ

アルミン「うわっ!」

エレン「何でもない、さっ飯食いに行くぞ!!」タタタタタッ



アルミン「……ミカサ」

ミカサ「……エレンが何度もアルミンを見ていた」

アルミン「そっか……」

ミカサ(でも、なんというか違和感が……)

ミカサ「注意はしておいた」

アルミン「うん……」

夕食

アルミン「……」モグモグ

エレン「……」モ゙ッ モ゙ッ

ミカサ「……」モグモグ

ミカサ(何故か空気が重い。どうして……!?)

ミカサ(いつもエレンかアルミンが話を振ってくれているから私から切り出しにくい……)

ミカサ「あの」

アルミン「?」

エレン「なんだ?」

ミカサ「えっと……」

ミカサ(耐え切れずに喋ってしまった……何も考えていないのに……)

ミカサ(! そうだ)

ミカサ「立体機動の訓練、教官は何と言っていたの?」

エレン「ああ、そういや聞いてなかったな」

アルミン「あ、うん……」

アルミン「ルート選択とチームワークは満点といっても良いくらいだって」

ミカサ「そう……!」パァァ

エレン「へへっ、そりゃオレ達が組んでるんだからな!」パァッ

アルミン「でも……」

ミカサ「でも?」

アルミン「やっぱり到着までの時間が掛かりすぎだって。今回は減点はないけれど、これが時間を競う訓練だった場合は点数は0に等しいって……」

エレン「なっ……」

ミカサ(あのハゲ……いつかしかるべき報いを)

アルミン「やっぱり僕って足手まといなんだなって思ったら気が滅入って……」

エレン「あのな、アルミン。教官が言ったのは事実だ。実際、オレ達が一番最後だったんだからな」

ミカサ「エ、エレン」

アルミン「……っ」

エレン「でもよ、満点に近いんだろ? なら文句なしじゃねえか」

エレン「今回はってことは、次回までに時間を短縮できるようにもっと努力しろ!ってことだ」

エレン「まぁこんなこといちいち言わなくても、アルミンはわかってるかもしれないけどさ……」

アルミン「ううん、ありがとう……。僕、頑張るよ」

ミカサ「私も練習に付き合おう」

エレン「それはそれとしてだな……」

アルミン「?」

エレン「座学の課題が終わってないんだ……」

ミカサ「まさか、そのせいで暗かったの?」

エレン「アルミン! お願いしますっ!!」

アルミン「はぁ……さっきまでの雰囲気が台無しだね」

ミカサ「本当に」

エレン「い、いいだろ別に! なんだったらアルミンがして欲しいことするぞ!?」

アルミン「え、いいよそんなの。ただし丸写しはダメだよ?」

エレン「っしゃー! これだからアルミン大好きっ!!」ギュッ

アルミン「え、わっちょっ!? エ、エレン!?」ガタッ

ミカサ「!?」ガタッ

アルミン「もうっ離れてよ!!」

ミカサ「エレン、離れなさい。アルミンが困ってる」

エレン「ん? お、おう」パッ

アルミン「はービックリした……」

ミカサ「エレン、ここは食堂。あまり公の場で抱きつくのは良くない」

エレン「……? 今までだって、たまだけどしてたろ?」

ミカサ「それでも良くない。過度なスキンシップは避けたほうがいい」

エレン「おい、なんでそこまで言われなきゃいけないんだ?」ムッ

アルミン「ふ、二人とも止めなよ……僕は大丈夫だからさ」

ミカサ「でも……」

エレン「……先に部屋戻るわ」スタスタ

アルミン「あ、エレン……」

ミカサ(どうして不機嫌になるの……? 我慢することには納得していたのに)

アルミン「嫌がらないほうが良かったのかな……」

ミカサ(過剰に触れ合うとアルミンが怯えてしまうはずだから注意したけれど……)

アルミン「……ミカサ?」

ミカサ「! ごめんなさい。何?」

アルミン「ミカサから見て、僕の態度は不自然だったかな?」

ミカサ「……普段通り、ではなかったかもしれない。いつもなら微笑みながらいなしていたから」

アルミン「そっか……」

ミカサ「今は事情を知っている分、あの反応をしてしまうのは仕方がない。私も一瞬動けなかった」

アルミン「……ねぇミカサ」

ミカサ「?」

アルミン「おかしいこと言うけれど。本当に、僕に……その、してるのかな?」

ミカサ「ムラムラ?」

アルミン「う、うん……」

ミカサ(答えることはできる……けど、そのためにはエレンに相談されたことを言わなければならない)

ミカサ(……正直、私もアルミンと同意見。先程は驚いたけれど、ムラムラしている様子ではなかった)

ミカサ(……ただ、訓練中ずっとアルミンを見ていたのも事実。食事中だってチラチラ気にしていたし……)

ミカサ(話してしまおう。私一人ではアルミンの不安をこれ以上取り除けない……。約束を破ってごめんなさい、エレン)

ミカサ「アルミン、エレンはあなたにムラムラしている。これは事実」

アルミン「っ、ど、どうして?」

ミカサ「一つはあなた自身が語った内容。もう一つは……実は私、エレンに相談されていた」

アルミン「えっ!?」

ミカサ「アルミンが私に相談する直前の事だった」

ミカサ「"アルミンにムラムラしてしまう。だけどどうしたらいいかわからない"って」

アルミン「そうだったんだ……」

ミカサ「エレン自身もムラムラしてしまうことに戸惑っている様子だった」

ミカサ「私はアルミンのことも心配だったから、我慢したほうがいいと言ったのだけれど……」

アルミン「僕、酷いことしちゃったのかな……」

ミカサ「えっ?」

アルミン「きっとエレンは、本当は苦しんでるはずよね。だって同性で、しかも幼馴染にそんな想いを抱くなんてさ……」

アルミン「それなのに僕はどうにかして避ける方法ばかり探していた……情けないよ……」


ミカサ「……? いや、それは至極当然の反応というか、対処法だと思うけれど」

アルミン「ミカサ! 僕、エレンと話してくる!」

ミカサ「えっ!? あの、ちょっと待――」

アルミン「エレンと真正面から向き合ってみせるよ!!」タタタタタッ

ミカサ「あ……行ってしまった……」

ミカサ(違和感の正体がまだわかってないのに……)

寝るミン。おやすミン

ミカサ(…………)

ミカサ(あっ、二人きりにしては……いや、部屋に戻ったのなら大丈夫……なはず)

ミカサ(何かが引っかかっているのに、上手く表現できない。悔しい……)

ジャン「ミ、ミカサ! いっ、今一人なのか?」カチコチ

ミカサ(エレンがムラムラしているにしても、していないにしても確証が欲しいところ……)

ミカサ(その為にはやはり、アルミンの話で出ていたジャンかライナーに聴取すべき)

ミカサ(ん、ジャン……? いつの間に……。丁度いい、話を聞こう)

ジャン「こ、ここ座っていいか?」

ミカサ「ジャン」ガタッ

ジャン「うぉっ!?」

ミカサ「? 何を驚いているの?」

ジャン「い、いきなり立ち上がるからだろ……!」

ミカサ「それは悪かった。ところで、ジャンに聞きたいことがある」

ジャン「オレにか!? な、なんだ!?」

ミカサ「エレンのこと」

ジャン「」

ミカサ「? ジャン?」

ジャン「お、おう……まぁわかってたさ、わかってはいたんだ……」ブツブツ

ミカサ「?」

ジャン「ああ、悪い。で、聞きたいことってなんだ?」

ミカサ「エレンがアルミンにムラムラしてしまうと聞いた。本当?」

ジャン「ぶっ!! あ、なっ、なんでミカサがそれを……」

ミカサ「……とあるルートから入手した。ジャン達とその様な会話をしていたことは調査済み」

ジャン「なんてこった……どこから漏れたんだ……死に急ぎやろうか? いやあいつは知られたくなさそうにしてたな……」ブルブル

ミカサ「それで、本当なの?」

ジャン「……」ブルブル

ミカサ「ジャン、答えてほしい」

ジャン「ああ、本当だ……」

ミカサ「!」

ミカサ(そう……ならば私は現実を認めなければならないということ……)

ミカサ(……アルミンが心配。話の邪魔になってしまうかもしれないけれど、一応二人の所へ行こう……)

ジャン「でもな、ミカ――」

ミカサ「ジャン、着いて来てほしい」ガタッ

ジャン「えっ!? ど、どこへっ!?」ガタン

ミカサ「私一人で男子寮に行っては怪しまれる。だから付き添ってほしい」スタスタ

ジャン「そりゃ構わねえけど……! い、いやいやいや! お、オレはそういう意味で言ったんじゃねえんだ!! いや、そういう意味でもあるんだけどよ!」

ミカサ「? 早く行こう」スタスタ

ジャン「お、おい!」タタタッ

男子寮


エレン「はぁ……」


アルミン「エレン、いる?」ギィッ



エレン「!? なんだ、アルミンか……」

アルミン「なんだって酷いなあ」クスクス

アルミン「あれ、他に誰もいないんだ?」キョロキョロ

エレン「ああ、みんな身体流しに行ったぞ」

アルミン「そっか……なら好都合だ」

エレン「?」

アルミン「エレン。最近よく考え事してる、よね」

エレン「……! 気付いてたのか?」

アルミン「うん……」

エレン「そっか……」

アルミン「でも、気付いたのは本当に最近だよ? エレンがそんなに悩んでたんだって知ったのも、ついさっきだ」

エレン「……」

アルミン「ねえエレン。その悩み、僕に話してくれないかな」

エレン「っ!?」

アルミン「自惚れになるけれど、僕はエレンのことを一番理解してあげられると思ってる」

アルミン「だから、ね?」

エレン「……ミカサが言ったのか?」

アルミン「えっ、ち、違うんだ! 僕が勝手に聞き出しただけで!」

エレン「あいつ、言うなっていったのに!!」グッ

アルミン「エレンッ!!」グッ

エレン「あ……」

アルミン「ミカサは悪くないんだ。僕達の事を心配してくれて、その上で打ち明けてくれたんだと思う」

エレン「ああ……」

アルミン「ミカサを責めたってエレンが辛くなるだけだよ……ほら、拳ほどいて?」

エレン「悪い……」スッ

ミカサ(アルミン……)

ジャン(おい、中に入らないのか?)ヒソヒソ

ミカサ(いい)フルフル

ジャン(……はぁ)



アルミン「エレン、キミが……その、僕にムラムラしてしまうのはさ、いけないことだと思うんだ」

エレン「……っ」

アルミン「でも、だからってね? 僕はエレンを嫌いになれない。ひとりぼっちの僕にとってはたった一人の親友で、家族のような存在だから」

エレン「ああ……わかってる」

エレン「アルミンは優しいからな……」

アルミン「えっ」

エレン「だからオレを許してくれるんだろ? 自分は辛くても平気な顔をして我慢するんだろ?」

アルミン「そんなこと……」

エレン「オレだってわかってるつもりだ。そんなことしてもアルミンは嬉しくないってことくらい」

エレン「でも、時々我慢できなくなるんだよ。お前が努力してる姿見てるとさ、放っておけないんだ……!」

アルミン「エレン……?」

エレン「アルミンはいつだってオレの手を借りずに立ち上がってた。でも、オレからしてみたらちょっと悔しいんだよな」

エレン「たった一人の親友なのに、助け合いたいのにって」

アルミン「僕はそんなつもりじゃ……!」

エレン「わかってるっつの」ツン

アルミン「わぷっ」

エレン「オレの、ミカサの力を借りなくてもいいくらい強くなりたいんだろ?」

アルミン「……うん」

エレン「オレが言いたいのは……なんつーか……その……」

アルミン「……?」

エレン「わ、わかってるんだろ!?」

アルミン「えっ?」

エレン「だから! お前が嫌だって思っていてもオレはお前のことを守ってやりたいんだよ……!」カァッ

アルミン「え……あ、ありがとう」

アルミン「……うん?」

エレン「ったく、なんでわかってんのにこんな恥ずかしいこと言わなきゃなんねえんだよ……」ブツクサ

アルミン「あの、エレン。ムラムラして悩んでるってのはどうなったの?」

エレン「は、はぁ!? 今言っただろうが!!」

アルミン「えっ……?」


ミカサ「エレン、今のはどういうこと!?」バンッ


エレン「おわっ!? ミ、ミカサ! もしかしてお前!?」

ミカサ「全て聞いていた。どういうことなの?」

エレン「どういうことも何も言った通りだ! お前よくも約束破りやがったな!!」

ミカサ「あ、それは……ごめんなさい……」

アルミン「エレン、責めないであげてって言っただろ?」

エレン「む……」

アルミン「それよりも、僕も知りたいよ。どういうことなの?」

エレン「だから、オレはお前を守ってやりたいって……くそっ何回言わせんだ……」ポリポリ

ミカサ「……それがどうムラムラするの?」

エレン「は? ムラムラしてるじゃねえか」

アルミン「えっ、と……???」

ジャン「……」ダラダラ

エレン「なあジャン、オレ間違ってねえよな?」

ジャン「あえっ!? オ、オレに振るな馬鹿野郎!!」バンッ

エレン「はぁ?」ググッ

アルミン「お、抑えて抑えて」グイッ

ミカサ「ジャン」ジッ

ジャン「は、はいっ!」

ミカサ「ムラムラするというのはどういう意味か、私にも教えてほしい」ジーッ

アルミン「僕も教えてほしいな」ジーッ

ジャン「……はい」

・・・・
・・・


あれは三日程前のことだ――


ジャン「そういやお前ってムラムラしたことあんのか?」

エレン「はぁ? なんだそれ?」

ジャン「おまっ……マジかよ、信じられねえ」

エレン「?」

ライナー「あー……知らんなら知らんでいいだろ」

ジャン「! いやいやここは一つオレが教えてやるよ」

エレン「え、いいよ。もう眠いし」

ジャン「……遠慮なんかすんなって」

ジャン「ムラムラっつうのはだな……」

ジャン(! ちょっとからかってやるか!)

ジャン「相手を見て、コイツを守ってやりたい!!って湧き上がる衝動のことだな」

エレン「はぁ」

ジャン「ま、お子ちゃまのお前じゃわからんだろうけどな」ケラケラ

ライナー(おい、嘘を教えるんじゃない)ヒソ

ジャン(これが間違いでもねえんだって! 抑えきれない感情のことをムラムラするって言うんだからな!)

ライナー(そ、そうなのか……)

ジャン「で、どうなんだよ?」

エレン「んー……」

ジャン「ムラムラすることくらいあんだろ?」

エレン「まぁ、な……」ポリポリ

ジャン「誰にムラムラするんだよ」

エレン「こういうのって人に言わないほうがいいんじゃないか……?」モジモジ

ライナー「こういうときくらいいだろう。男同士なんだ、腹を割って話そうじゃないか」

コニー「オレもうねみぃんだけど」ポヤー

ジャン「オレは断然ミカサだな!」

エレン「……でもアイツ強いぞ? 今んとこ主席だし」

ジャン「そういうことじゃねえんだよ! 肉体的にも精神的にもってことだ!」

エレン「はぁ。まぁわからんでもないけどな」

ライナー「オレはクリスタだ」

ジャン「ああ、まぁわかるな」

エレン「小っちゃいから余計そう思うのかもな」

ライナー「ああ、守りたい、あの笑顔……」ポー

ジャン(……本当にそれだけだよな……?)

コニー「…………」スースー

ジャン「おい、あとはお前だけだぞ」

エレン「……わかったよ」

エレン「ア、アルミン……かな」

ライナー「ふっ、お前らしいな」

ジャン「くくくっ、いつもベタベタしてやがるからな!」

エレン「そんなんじゃねえよ!!」

エレン「あいつ、人に助けてもらうのを嫌がるんだ。オレでさえ手を貸そうとしてもダメだった」

ライナー「そういえば兵站行進の時、荷物を持ってやろうとしたら奪い返されたな……」

エレン「ああ、直接本人に聞いたわけじゃねえけど。多分、自分の弱さが嫌なんだと思う」

エレン「オレはそんなことないって思ってるけど、こればっかりはアルミン次第だからな」

エレン「ただ、時々無理してるんじゃないかってどうしても気になっちまうんだよ……」

ジャン(んだよ、真っ当な理由じゃねえか……アホらし……)

ジャン「なるほどな、だからエレンはアルミンにムラムラしてるってわけか」

エレン「あんまり言うなって! 恥ずかしいんだからな……」

ジャン「ヘッ、やなこった!!」

エレン「テメェ!!」

ライナー「おい、騒ぐな。教官にバレるぞ」

エレン「……ちっ、明日覚えとけよ」

ジャン「おー、ムラムラしてるエレン君ってことをな」

エレン「っ!!」

ライナー「おいっ……!」

エレン「……寝る」ギシッ ギシッ

ライナー「あ、おい。ジャン、お前な……」

ジャン「……ふん」

ライナー「はぁ……本当の意味、明日ちゃんと教えてやれよ?」

ジャン「おー……」モゾモゾ

・・・
・・・・


ジャン「で、そのまま忘れてました……」

ミカサ「なるほど……」

アルミン「なんというか……」

エレン「?」

ミカサ(ジャンが事の発端……でもジャンを責めるのもなんとなく違う気がする……)

アルミン(ジャンも悪いけれど、全部真に受けているエレンもちょっとアホだよね……)

ミカサ(私もエレンにちゃんと確認しておけば……)ズーン

アルミン(それなら僕は……)ドヨーン

ミカサ(アルミンは仕方ない。誰だって勘違いしてしまう)

エレン「で、結局ムラムラって守ってやりたいってことでいいんだよな?」

ミカサ「エレン、どうして今の流れでそう思えるの!」

エレン「え、違うのか?」

アルミン「あのねエレン。ムラムラっていうのは…………」カァッ

エレン「おい、アルミンどうした?」

ジャン「あー、ムラムラってのはだな。コイツと付き合いたいとか、キスしたいとかエッチなことしたい!って意味だ」

アルミン「ちょっ、ジャン!?」

ミカサ「何を……!」

ジャン「ん? 本当の意味教えただけだぜ?」

エレン「キ、キスとかエッチなこと……!?」

ジャン「いくら死に急ぎ野郎でもそういうことくらいわかるだろ?」

エレン「バ、バカにすんな! わかるに決まってんだろ!!」

ジャン「じゃあいいじゃねえか」

エレン「わかる……わかる、けど……」チラッ

アルミン「……」カァァ

ミカサ「……」フイッ

エレン「っ! オ、オレそんなことアルミンにしたいって言ってたってことかなのか!?」

ジャン「はぁ? ……ああ、そうなるな。けど――」

エレン「クソッ、なんでもっと早く教えてくれなかったんだよ!!」

ジャン「忘れてたんだからしょうがねえだろ!!」

エレン「ミカサに相談しちまったじゃねえか!!」

ジャン「知るか! んなもん!!」

エレン「ア、アルミンにも恥ずかしいこと言っちまっただろうがああ!!」ガシッ

ジャン「おい! 強く引っ張ったら服が破けちまうだろうが!!」ググッ

エレン「服なんかどうでもいいだろうがぁぁああ!!」ググ

ミカサ「やめなさい」ゴンッ

エレン「ってぇ!?」

ジャン「ぐっ……」

ミカサ「エレン、今回のことはささいな擦れ違いと勘違いによって起きた」

ミカサ「だからジャンだけを責めてはいけない。私も悪かった」

アルミン「僕もだよ。早とちりしちゃったんだからさ。ジャン、立てるかい?」スッ

ジャン「おー……からかって悪かったな」

エレン「……」

アルミン「エレン」

エレン「な、なんだ?」

アルミン「僕は嬉しかったよ?」

エレン「なっ!? ム、ムラムラしたのがか!?」

アルミン「はっ!? バカッ、何言ってるのさ! そうじゃなくて僕を守りたいって思ってくれていたこと!」

エレン「あ、なんだそっちか……」

アルミン「そう! 僕は気にしてないからいいだろ? エレンの本音が聞けて嬉しかったんだからさ」

エレン「ん、おう……」

アルミン「じゃあジャンにも謝って」

エレン「なんか釈然としねえ……」

アルミン「いいから!」

エレン「……悪かった」

ジャン「……おう」

ミカサ「ふぅ」

アルミン「あはは、なんかどっと疲れたね」

ミカサ「ええ、本当に」

アルミン「ミカサはいいの? エレンが守ってあげたいのが僕で」

ミカサ「? 私もアルミンを守りたいからいい」

アルミン「そ、そう……なんか複雑……」

ミカサ「それに、私のことも気にしてくれているのがわかったからいい」

アルミン「……ああ、そうだね」フフッ



エレン「なー、そろそろ風呂行こうぜ?」

アルミン「うん!」

エレン「……お前いつまで男子寮にいるんだ?」

ミカサ「! 忘れていた。私もお風呂に行こう。エレン、アルミン。また明日」フリフリ

エレン「おー」フリフリ

アルミン「おやすみなさい」フリフリ

翌朝


エレン「ふぁぁ……」モソモソ

エレン「ん?」ギュッ

アルミン「すぅ……すぅ……」ギュー

エレン「こいつ寝相悪かったっけ……」

エレン「ははっ、腹捲れてるぞー」

アルミン「んー…………」クークー

エレン「ったくしょうがねえ――」

アルミン「んんっ……」モゾッ

エレン「な…………」

アルミン「え……れん……」ムニャムニャ

エレン「ぁ…………」

エレン「ミカサ。ミカサ、ちょっといいか」チョイチョイ

ミカサ「何?」スタスタ

エレン「アルミンに……」














エレン「アルミンにムラムラしちまったんだけど、どうしたらいい?」

ミカサ「えっ」


― 終 ―

終ミン!読んでくれてありがとミン!

ちょっと最後の方寂しいなって思ったので書き足す

>>92から>>94の間


風呂場


エレン「なんか悪かったな」ヌギヌギ

アルミン「もういいって」ヌギヌギ

エレン「はー……まだ顔が熱い……」パサッ

アルミン「あはは」パサッ

エレン「……」

アルミン「? どうしたの?」ヌギヌギ

エレン「いや、ムラムラするかなって」

アルミン「……反省してる?」ブンッ

エレン「ぶあっ! してる、してるって!」バサッ

アルミン「はぁ……」スタスタ

アルミン「かぽーん……」

エレン「口で言うのか」

アルミン「だって鳴るものがないから……」

エレン「他に誰もいないし泳ぐか!」

アルミン「やめなよ」ペチ



エレン「あー……いい湯だ」

ライナー「おう、何やら大変だったみたいだな」ザバッ

エレン「あっ、おいライナー! お前ムラムラの意味知ってたなら教えてくれよな!」

ライナー「すまんすまん……」

アルミン「ジャンから聞いたの?」

ライナー「ああ、お前も謝っておけと言われたよ」

エレン「はぁぁ……なんであんな勘違いしちまったんだ……」

ライナー「ま、これに懲りたらもっと勉強しとけ!」

エレン「威張るなよっ!」ザバッ

ライナー「ハッハッハッ、当たらん、当たらんっ!」

エレン「クソッ!!」ザバッ

アルミン「ちょ、エレンお湯で遊んだら――っぷあっ!」バシャ

エレン「あ」

ライナー「あっ」

アルミン「……僕、もうあがる……」ポタポタ

ライナー「す、すまん」

アルミン「あがるから」

エレン「はい……」

男子寮


エレン「アルミン、怒ってるか?」

アルミン「……」

エレン「アルミン……」

アルミン「はぁ、怒ってないよ。ただ呆れてる」ジッ

エレン「ご、ごめん」

アルミン「もう、謝らないでいいよ。熱くなるのはエレンの癖だし。その代わり、ちゃんと反省しなさい」

エレン「おう……」

アルミン「うん。じゃあ、おやすみ」ポフッ

エレン「おやすみっアルミン!」バフッ

アルミン(わかってるのかな……)

>>94>>95の間


『キスとかエッチなことしたい!って意味だ』


ポワポワポワ


アルミン「エレンどうしたの?」

エレン「我慢、できないんだ!」グッ

アルミン「な、何が?」

エレン「オレのこと、一番理解してくれるなら受け止めてくれ!」

アルミン「ひゃっ、ちょっとエレン!」

エレン「アルミン……」グイッ

アルミン「エ、エレン……」スッ


「「んっ……」」

エレン(ないないないない)ブンブン

エレン(何考えてるんだオレ!?)

エレン(…………)チラッ

アルミン「ん…………」クークー

エレン(…………)






エレン(…………)グイッ

そして>>95で終ミン
続き書くとしても完全にホモになるんでまたスレ立てるミン

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