男「幸せってなんだっけ?」 (3)


※初ss,亀更新

男「はぁ…」

灼熱の暑さのある日のことである。俺は住宅街を一人とぼとぼ歩いていた。

あまりの暑さに耐えられず途中の公園でジュースを買って木陰のベンチに座った。

男「(俺なんか生きててもずっと辛いままだもんなあ…)」ハァ

ため息をつきながらジュースをあけ、グッと口の中に流し込んだ。

男「スッパァ!」

思わず大きな声が出た。周りからの視線が痛い。どうして適当にジュースを選んでしまったのか俺はまた一人でため息をついて落ち込んだ。

つくづく俺はダメなんだなと思いながら前をボーっと眺めていると目線の先に一つの影が延びた。

そして、それを認識したときには既にその影の持ち主から声をかけられた。

女「そのジュースってやっぱり酸っぱいですよね!」

その影の持ち主は同い年くらいに見えるが、あどけない笑顔を俺に見せた。

これがあいつ、女との出会いであった。

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