八幡「俺ハゲル」 (31)
俺ガイルssです。
書き溜め無いのでぼちぼち書いていきます。
よろしくお願いします。
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八幡(俺は...中学生の頃から髪の毛が薄くなってきた...)
八幡(なぜ若くしてこの様な事態に陥ってしまったのか、この俺にはわかっていた)
八幡(理由は孤独によるストレス、目をも隠してしまう様な長い髪、そして髪の毛の一番の天敵...夜更かしである)
八幡(これらすべてを幼少期の頃から続けていった結果、齢13にして髪が薄くなっていったのである)
八幡(気づいた時には時すでに遅し、中学生にして若ハゲという十字架を背負っていく運命にありついたのである...)
高校2年 春
八幡(今現在の俺の髪の状況、M字ハゲが進行していて前髪を長く垂らしていないともはや剃り込みのヤンキーである)
八幡(頭頂部はというと、河童レベルまではいかないが、若干怪しいぐらいに薄い)
八幡(これは髪を長くしてもどうしようもないので、髪の毛のふりかけをふっている)
八幡(...)
八幡「畜生...なんで俺だけこんな目に遭わなくちゃならねぇんだよ」
八幡「俺が何したってんだよ...」
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平塚「比企谷、これはどういうことなのかな?」
八幡「どういうこととは?」
平塚「君は大人をおちょくっているのかね?この作文の空白について、今君に問うているのだが」
八幡「見た通り何も思いつかなかったのでその状態で提出させて頂きました」
平塚「何も無かった...だと?この高校生活を振り返って何も無いことはなかろう」
八幡「残念ですが、僕は他の生徒とは違って友達がいなく今まで孤独に生きてきたのでこれといった出来事がないんですよ」
今日はここまでにします!!!
少し始めます。
補足 原作通りに行くかどうか分かりません。
平塚「はぁ...比企谷、そんな寂しい事を言うな」
八幡「寂しい?何言ってるんですか?平塚先生だって分かっているんでしょう?何故僕がこの様な高校生活を歩んでいるか」
平塚「...」
八幡「なのにこんな作文を書かせるなんてひどいです」
平塚「ひ、比企谷...私には何の事だか...」
八幡「とぼけないで下さいよ、見たでしょう?僕の頭...」
平塚「...」
八幡「放課後誰も居ない教室で髪をかき上げて額の汗を拭っている時にタイミング良く現れたでしょう!!!」
八幡「その目で!!僕の生え際を!!顔を引きつらせながら!!凝視したじゃないですか!!」
平塚「うっ...」
八幡「あの時確信したでしょう?なんで僕がこんなにも人と接することを拒絶し、いつも一人でつまらなさそうにしているのか」
平塚「で、でもだな比企...」
八幡「こんな頭じゃポジティブ思考になんかならないんですよ!人と触れ合うのが怖くなるんです!!」
八幡「人生でも余り少ない人との会話の時、自然と人の視線の動向を目で追ってしまうんです」
八幡「でも、ほとんどの人の視線の先に行きつくのがある一定の場所を示すんですよ...どこに行ったか分かりますよね?」
平塚「...」
八幡「この僕の頭の髪の毛ですよ...」
八幡「皆して奇特の視線を僕の頭部に浴びせさせてくるんです...心の中でほくそ笑みながらね」
平塚「そ、それは思い過ごしなんじゃないか?」
八幡「何故そう言えるんですか?」
平塚「君がハ、こほん...髪が薄いことを重く受け止めてしまい疑心暗鬼になっているんだ」
八幡(ハゲって言いかけたなこの独身ババア)
平塚「確かに君の年代の子たちに比べて髪の毛が多いとは言えないだろう、だがなそれも一つの個性だと思うんだ」
八幡「個性?」
平塚「あぁ。必ずしも皆が皆同じ容姿とは限らない、全く同じ顔の人も二人といない、手足だって長さは人それぞれだろう?」
八幡「...」
平塚「個性とは人の特徴を表す唯一無二の力だ、長所もあれば短所もある、短所がない完璧人間などこの世には存在しない」
平塚「君は短所ばかりに目がいきがちだが、それ以外にも目を向けたことはあるか?」
八幡「...」
平塚「君にもいいところはある。だが、それに気づけないから自信がついてこないんだな」
平塚「それにさえ気づければ君のこれからの人生はもっと明るく煌びやかになるだろう」
八幡「俺の...長所」
平塚「正直言ってこの世の中を失望しきっている目をした君をどうしても見捨てられない...比企谷さえ良ければその長所探しを手伝わせてはくれないだろうか?」
八幡「長所探しって...そんな曖昧なもの...」
平塚「曖昧なものじゃないさ、今はまだ見失っているだけだ。これから探しに行こうではないか」
八幡「...」
平塚「沈黙は了承と取るぞ?では早速行動だ」
八幡「えっ?」
平塚「ついてこい」
八幡「え、ちょ...どこに行くんですか?」
眠いので今日は終わります!!
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