分史レイア「ロイド?」 (30)
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手を伸ばせば、救えるものがある
だから私は動くんだ、そして助けるんだ。
そしてどんなに無理な事だったとしても、あきらめない
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ル・ロンド
レイア「休暇で故郷に帰還!!さぁ、休むぞぉ!!」
???「………」
木の枝に茶髪の少年が引っ掛かっていた
レイア「え?あの君、どうしたの?」
???「うぅ…ここはどこだ?リフィルは…」
レイア「リフィル?って誰。ここはリーゼマクシアのル・ロンドだよ」
???「…ル・ロンド?」
レイアの家
私は少年から話を聞いた、少年の名前はロイド
少年はシルヴァラントとテセアラというところから来て、エクスフィアというものを集めているらしい。
エクスフィアは人の命でできている。
レイア「人の命をそんなことに使うなんて、ひどいよ!!」
ロイド「…俺も使っているから、あんまり言えないけどな」
レイア「とりあえずロイドは元の世界に帰りたいんだよね?
うん、なんでも協力するよ。丁度お仕事休みで暇だしね♪」
ロイド「仕事?レイアは何をやっているんだ?」
レイア「新聞を書くお仕事を、見習いだけど」
ロイド「そりゃすごいな!!」
レイア「へへへ…それほどでも」
レイア母「あまり調子に乗らせるんじゃないよ
この子はおだてるとすぐ調子に乗るんだから」
レイア「もう…お母さん!!」
ロイド「ははは…仲のいい親子だな
(お母さん、か…)」
レイア「とりあえずたぶんロイドの世界は異世界だね。」
ロイド「そんなにあっさり信じるのか?」
レイア「こう見えていろいろ経験したから。
ロイドが嘘をつく人には見えないし」
ロイド「異世界の事を調べるなんて。
当てはあるのか?」
レイア「友達に王宮勤めが居るから。
その子に頼んで、王宮の書庫に入れてもらうよ」
ロイド「友達?」
レイア「うん。ちょっと言葉がきつい子だけど、いい子だから…」
オルタ宮
アグリア「おっ!!男連れか。
ジュードはどうした?乗り換えたのか?」
彼女はアグリア。
私の親友で、1年前戦ったりもしたけど
崖から落ちそうなところを助けて、仲良くなった。
レイア「なっ!!ジュードとは、そんなんじゃないよ
むしろ…」
アグリア「むしろ?」
レイア「なんでもない!!」
アグリア「???」
ロイド「よろしくな!!アグリア。」
アグリア「なんだ、お前に似て明るくてさわやかなやつだな
アタシはそういうやつ嫌いなんだよ」
レイア「それって私が…」
アグリア「違う違う!!お前は特別っていうか、その…」
ロイド「つまりアグリアはレイアが好きなんだな?」
アグリアはロイドにコブラツイストをかました
ロイド「がはっ!!」
レイア「ロイド!!」
アグリア「な、ななに言ってんだお前!!そんな訳ないだろ」
ロイド「違うのか?」
アグリア「それは、その…」
レイア「やりすぎだよアグリア!!ロイド大丈夫?」
ロイド「これぐらい平気だよ、レベル高いから
ラタトスクはノーカンだから」
レイア「ラタトスク?レベル?」
ロイド「とりあえず書庫行こうぜ。
異世界の事、調べたい」
レイア「え?あ、うん…」
書庫
レイア「ええっと異世界異世界…」
ロイド「zzz…zzz…」
ロイドは本を読みながら寝ていた
レイア「寝ないで!!君の事でしょ。」
ロイド「わ、わりィ。本を読むと眠くなって」
レイア「…はぁ。」
ジュードと正反対。
雰囲気は似ているところがあるんだけど…
アグリア「こっちになんか本があったぞ。
正史世界がどうの、分史世界がどうの」
レイア「え?どれどれ…」
レイア達は知ってしまった。
正史世界と分史世界の事を
ここが分史世界であること、破壊されなければならない世界であることを
レイア「………」
アグリア「こ、こんな本でたらめだよ
誰が書いたのか分からないし、間違えに決まってる
クソビッチ本め!!」
アグリアは本を踏んづけた
何度も何度も…
ロイド「本当かどうか確かめたいなら、タイムファクターってのを探せばいいんじゃないか?
それがあればここは分史世界、なければこの本はでたらめ」
アグリア「ざけんな!!」
ロイド「怖いのか?」
アグリア「こわくねェよ!!だけどさ…
レイアに救われて、やっとまともに生き始めて。
やっとまともに生きられるのに、この世界が偽物なんて言われても…」
ロイド「バカ野郎!!
世界に偽物も本物もあるかよ。
衰退してようが繁栄してようが、全部世界は本物で優劣なんてない」
アグリア「ろ、ロイド…」
ロイド「ここが分史世界だとしたら、破壊されなくても済む方法を考えよう。
ドワーフの誓い、平和な世界が生まれるようにみんなで努力しようだ
目をそらさずにちゃんと努力しよう、俺も手伝うから」
レイア「なんで、なんでロイドは助けてくれるの?
会ったばかりなのに」
ロイド「人を助けるのに、理由なんているかよ」
そう言って彼は笑った。
結論から言うとタイムファクターはあった。
でかい魔物がファクターだった。
レイア&アグリア『………』
ロイド「あれを壊されたら世界滅亡か
倒して、地下深くに埋めちまおう
るどりゃぁ!!」
レベル200のロイドは、魔物を圧倒的に倒した
アグリア「バカ!!なにするんだ。
壊れたら世界が危ないんだぞ」
ロイド「大丈夫、がいかくだっけ?以外では破壊できないって」
私たちはその後魔物を地下深くに埋めた
3人だけで頑張って
アグリア「このことは誰にも言わないようにしよう
知る人が少ないほど、世界は破壊されない」
レイア「…うん」
ロイド「あとは正史世界に行かないとな
おりじんの審判?だっけ、終わらせないと」
レイア「方法はあるの?」
ロイド「エターナルソードがあるから。ワンチャン
ただし分史に出る可能性の方が、圧倒的に高いだろうな」
レイア「長い旅になりそうだね」
ロイド「だけど行くしかない
審判終わらせないとやばいしな」
レイア「私も行くよ、この世界の事だし」
アグリア「アタシも行くぞ、さすがに…」
ロイド「仕事は…」
『いや、それどころじゃないから』
ロイド「だよな。
よし、じゃあみんなで行こう
分史世界を旅して正史世界へ」
それからしばらくして
正史ルドガー「…タイムファクターがない。
永遠に出られない」
正史レイア「魔物が居るとか聞いたけど、どこにもいない。
どうなってんの?」
正史アルヴィン「ちくしょう!!こんなところで、終わりかよ」
数十の世界を旅したロイド達は、エターナルソードでカナンの地に来て、オリジンと対峙した
オリジン「まさか異世界の人間が来るとはね、願いを1つ叶えてあげよう
君たち3人にその権利があるよ」
ロイド「俺には世界を破壊するなんて、間違っていると思う
たとえ世界が穢れであふれようと、そんなことするべきじゃない」
オリジン「………」
レイア「だからみんな生きられるようにして、世界を統合してほしいの
正史も分史もみんな平等、同じ人が何人居てもいい」
オリジン「バカな、それじゃあ穢れであふれて…」
アグリア「穢れぐらい丁度いいさ。
気持ちいいもんだろ?」
レイア&ロイド「世界を壊すなんて間違っている
だから、世界を1つに
もう破壊される世界はいらない」
オリジン「それが君たちの望みなら。
人間は優しいね
君たちの願い、確かに刻んだよ」
【世界はけがれであふれるが、それでも人は生きるだろう
テイルズオブベルセリア、ゼスティリア・ザ・クロスに続く】
ロイド「…元の世界には帰れないな
この世界で責任を取らないと」
レイア「ロイド?」
ロイド「俺、導師をやるよ。
少しでも穢れを浄化できるようにさ。
出来ることをやる」
レイア「ごめんね、よその世界の事なのに」
ロイド「いいさ。」
ロイドはその後、別のレイアと結婚した
正史世界のレイアである
レイア「あのさ、アグリア!!私貴女の事が…」
アグリア「きめぇんだよ!!」
レイア「!!だよね…」
アグリア「だけど、わるくはないな…」
レイア「!!!!」
レイアはアグリアと結婚した。
不可能だと思うが、この時点で2人は1国の王や宰相とコネがある。
それを忘れないでほしい、つまりは役所の手続きぐらいなら、ごり押せる
ルドガーは兄弟や仲間達と幸せに暮らした。
闘技場エンド見て、1つの仮説が思い当たったんです。
もしクレスが正史世界じゃなくて、分史世界に来たら?
助けを求めればこういう結末になったかも
闘技場エンドは可能性だと思う。
ああいうこともあるなら、こういうこともあるさ
それではさようなら!!
ちょっと分史世界の話を1つだけ
番外編 ヴィクトリア分史
レイア「ここは私達はもう死んでいる世界みたいだね
湖に沈められたらしい」
ロイド「なら沈めたやつをぶっ倒そうぜ!!」
アグリア「レイアを殺した?倒そう!!」
レイア「…あの、殺した人がタイムファクターな可能性あるから
冷静にね、世界を壊したくないし」
『外殻がないからセーフ!!』
レイア「ハハハ…」
番外編 ヴィクトリア分史
レイア「ここは私達はもう死んでいる世界みたいだね
湖に沈められたらしい」
ロイド「なら沈めたやつをぶっ倒そうぜ!!」
アグリア「レイアを殺した?倒そう!!」
レイア「…あの、殺した人がタイムファクターな可能性あるから
冷静にね、世界を壊したくないし」
『外殻がないからセーフ!!』
レイア「ハハハ…」
湖
分史ルドガー「レイア、ついに正史世界の…」
レイア「私は正史世界の人間じゃないよ」
分史ルドガー「!!!!」
アグリア「なんでレイアを殺した!!
話せ…」
分史ルドガー「俺とエルの生活を…ごにょごにょ」
アグリア「そんなの私には関係ねェ!!」
アグリアはルドガーに殴りかかるが、あっさりかわされた
アグリア「がはっ!!」
『アグリア!!』
分史ルドガー「危害を加える気はない、
俺はただエルと暮らしたいだけなんだ、かくかくしかじか」
ロイド「馬鹿野郎、エルに偽物も本物もあるか。
すべての世界のエルが本物だ、本物を偽物なんて言う権利は、誰にもないんだ」
分史ルドガー「………」
ロイド「てめぇをぶっ倒す。
分からせてやる」
分史ルドガー「やれるものなら、やってみろ」
分史ルドガーは外殻化した。
『!!!!』
圧倒的だった、何度挑んでもロイドはルドガーに勝てなかった。
ロイド「がはっ!!」
ルドガー「甘いぞ」
ロイド「おりゃぁ!!」
ルドガー「ふん…」
ロイド「はぁはぁ…」
ルドガー「その程度か?」
ロイド「く、そ…」
レイア「とりゃぁ!!」
レイアが棒でルドガーに襲い掛かる
ルドガー「!!!!」
アグリアも剣で加勢した
アグリア「るどりゃぁああああ!!」
ルドガーはそれすらもあっさり受け止める。
ルドガー「ふん」
ルドガーは2人をあっさり倒した
『きゃっ!!』
ロイド「かてねェのか…こいつには。」
ルドガー「すべてのエルが本物だ、お前らの思いは伝わったよ。
証明して見せろ、俺よりいいやり方でなんとかしてくれると」
『ルドガー!!』
ルドガー「できる、な?」
ロイド「あぁ、やってやる。
俺はすべてをあきらめない!」
ルドガーは昔の優しい笑顔に戻って、こう言った
ルドガー「…少しトマトスープでも飲んでいけ、おいしいぞ」
そのトマトスープはおいしかった
ロイドは思った、こんなスープを作る奴が悪人な訳がない。
ロイド「(間違ってるのはこの世界だ。
こんなうまいスープを作る奴が悪に染まる世界
元凶をなんとかしないと、なにも変わらない、悲劇は繰り返される)」
今度こそ終了。
もう過去ログ化依頼出してるし、もう会うことはないでしょう。
さすがに他の分史世界1つも書かないのはどうかと思って、投下した
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