にこ「愛魂(ラブたま)」(11)

銀魂パロ故にキャラ崩壊や下ネタ多め

「アイドルの国」

私達の国がそう呼ばれていたのは今は昔の話。

かつてスクールアイドルが仰ぎ夢を馳せた秋葉の空には、今は異郷の船が飛び交う。

かつてスクールアイドル達が一世を風靡した街には、今は異人がその街を占拠している。___

店長「だからバカおめっ、違っ…
それじゃねーよ!! そこだよそこ!!」

店長「お前、今時レジ打ちなんてチンパンジーでも出来るよ!!」

店長「オメー人間じゃん!! ローソンで働いてたじゃん!! 何で出来ねーんだよ!!!!!!」


海未「す、すみません……
弓道とスクールアイドルしかやってこなかったものですから…」

店長「」ブチッ

店長「このクソアマぁぁっ!!
まだアイドル引きずってんのかぁぁ!!」

海未「ッ…」

店長「スクールアイドルなんてもうとっくに滅びたんだよ!!
それをいつまでアイドル気取りですかテメーは!! あん?」


客「オイオイ、その辺にしとけ店長」

店長「?」

客「オイ少女、レジはいいから牛乳頼む」

海未「あ、はい。ただいま…」

店長「…旦那、甘やかしてもらっちゃ困りまさァ」

客「…いや、最近のスクールアイドルを見てるとなんだか哀れでなァ」

客「こうなると喧嘩友達なくしたようで寂しくてな」スッ

海未「ッ!?」ガタッ

ドガシャンッ!!!


客「ついちょっかい出したくなるんだよ」

店長&客「ハハハハハ」

海未「……」

店長「何やってんだ園田ァ!!
……っ、スイマセンねお客さん!」

店長「オラッおめーが謝るんだよ!!」ガシッ

海未「痛ッ…!」

誇りも何も私達は捨て去った

いや… スクールアイドルだけじゃない

この国に住まう者はきっと……
皆もう……


「ねぇ」

「ギャーギャーギャーギャーやかましいんだけど」

「発情期なの?アンタら」

客「なっ、 何者だお前!?」

「…フフン、よく聞いてくれたわね。
…良い?よく聞きなさい?」


にこ「にっこにっこにー♡」

にこ「貴方のハートににこにこにー♡」

にこ「笑顔届ける矢澤にこにこー♡」

にこ「にこにーって覚えてラブニコッ♡」

海未(ー!? )

にこ「矢澤にこ。スクールアイドルよ」

海未(スクールアイドルッ!?)

店長「貴様ッ! この時代にスクールアイドルなど…!!」

にこ「フンッ」ドゴッ

店長「う”っ”……」


その人は

スクールアイドルというにはあまりに荒々しく

しかし不良というには…

にこ「店長に言っておきなさい

パフェの味は良かったわよ」

真っ直ぐな目をしていた。

警察「警察だ!!
この店にスクールアイドルがいるとの通報を受けた!!」

海未「えっ、早…」

客「こいつです」ユビサシ

海未「……ん?」

にこ「逃げるニコぉぉぉぉ!!!」

海未「えっ!? ちょっ!! オイイイイ!!!!!」


何故でしょう

この人の下ならスクールアイドルをやっていけそう、そんな気がします

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