アイドルマスターミリオンライブのss
某京アニのあの作品とは一切関係ありませんのでご注意を
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~~シアターへ向かう車内~~
環「そういえば、社長が運転してるのって珍しいぞ」
社長「プロデューサー君には今、別件の作業をしてもらっている」
社長「代わりに手の空いていた私が迎えに来たというわけさ」
社長「それに、普段はこうして話す機会もあまりないだろう?」
社長「せっかくだから、偶には君達と親睦を深めたいと思ってね」
社長「年寄りの相手は退屈だろうが、付き合ってくれると嬉しい」
エミリー「そ、そんなことはありません!」
エミリー「久しぶりにじゅんじろう様とお話できて、とってもうれしいでしゅ!」
環「たまきも、社長はなんだかみんなのじいちゃんって感じだから」
環「全然つまんなくないぞ!」
社長「ははは、そう言ってもらえると助かるね」
環「社長ってあんまりシアターにいないよね」
社長「ふむ、やはり普段は事務所にいることが多いな」
社長「大型ライブを控えている時以外は、あまり外に出ないかもしれないな」
環「ふーん・・・サボってるの?」
社長「」ギクッ
エミリー「た、たまきさん!」
エミリー「じゅんじろう様にはしかけ人様とは違ったお仕事があるんでしゅよ!」
環「そうなんだ!ごめんね、社長」
社長「い、いや、気にしないで大丈夫だ、ははは」ドキドキ
社長「・・・それにしても」ゴホン
社長「世間一般には今日からゴールデンウィークが始まる」
社長「だが、アイドルの皆にとってはいつもと変わらない日常」
社長「寧ろイベント等が増えて少しばかり忙しくなるだろう」
社長「一つ一つに一生懸命取り組むのも大切だが」
社長「くれぐれも無理はしないように気を付けたまえよ?」
社長「彼や音無君、そしてもちろん私も」
社長「全力で君達をサポートしていくつもりだ」
環「くふふっ、社長は心配しょうだなー」
社長「?」
環「たまきもみんなも、アイドルがすっごく楽しいからやってるんだぞ!」
環「無理なんて全然してないから、大丈夫!」
社長「・・・ふふ、それならばよかった」
社長「だが、少しでも体調が悪いと感じたらすぐに言って欲しい」
社長「じいちゃんとの、約束だ」ニコッ
環「!」
社長「守ってくれるかい?」
環「・・・くふふっ!分かった、絶対守る!」
社長「ところでエミリー君は、さきほどから声が聞こえないが」
社長「疲れて眠ってしまったのかな?」
環「ううん、起きてるぞ」
環「けど何か考え中みたい」
社長「? まあ邪魔をしては悪いから、そっとして・・・ハッ!」
社長(これはもしかして、音無君や彼から聞いていたあれなのだろうか!?)
社長(まずいぞ・・・もしそうなら、果たして私に答えられるか)
社長(ここは一旦話を振って、シアターまで凌ぐしかない)
社長「ち、因みにエミリー君はこの連きゅ」エミリー「じゅんじろう様、お聞きしたい事が」
社長・エミリー「「あっ」」
社長(しまった、遅かったか!?)
社長「な、何かねエミリー君?私に聞きたいこととは」
エミリー「いえ、何でもないでしゅ!」
エミリー「それよりもじゅんじろう様のお話を先に・・・」
社長「いやいや、君から・・・ハッ」
社長(待てよ・・・今ならまだ間に合うんじゃあないか?)
社長(ここは譲ってもらってシアターまで時間を稼ぎ)
社長(着いたら改めて彼女の話を聞けば・・・)
社長「そ、そうか、じゃあお言葉に甘えて私から・・・ウッ!」
エミリー「?」
環「・・・」
社長「・・・」
環「・・・」
社長「・・・」
エミリー「・・・あの、じゅんじろう様?」
【状況解説】
環「・・・」ジーー ←ミラー越しに無垢な瞳を向ける
社長「・・・」ダラダラ ←気付いてる
エミリー「???」←何も分かっていない
社長「・・・いや、先に君の話を聞こうじゃないか」
エミリー「え?でも」
社長「何か気になる事があるのだろう?」
社長「遠慮は要らない、話してみてくれたまえ」
エミリー「あ、ありがとうございましゅ!」
環「・・・」ニコッ
~~~
社長「・・・なるほど、『ゴールデンウィーク』の名前の由来か」
環「言われてみれば、考えたこともなかったぞ」
エミリー「大した内容ではなくて申しわけないでしゅ・・・」
社長「いやいや、そういうものに興味を持つのは悪い事ではないさ」
社長「なかなかいい着眼点だと思うよ」
社長「世代の違いによって、常識と雑学の境界が変化する例の一つかもしれんな」
エミリー「! というと、じゅんじろう様はご存知なのでしゅか!?」
環「社長、物知りだったんだね!」
社長「ははは、たまたま聞いた事があっただけのことだ」
社長「昔、今のゴールデンウィークにあたる期間に」
社長「とある映画が上映され、正月やお盆興行よりもヒットした」
社長「それを機に、より多くの人に映画を見てもらおうとつくられた和製英語なんだそうだ」
エミリー「映画業界が発祥だったのでしゅか・・・!」
社長「どうしてゴールデンウィークなんて名前にしたのかというと」
社長「ラジオで最も聴取率が高い時間帯」
社長「現在ではテレビの視聴率に関しても同じ言葉が使われているが・・・」
社長「環君なら、分かるんじゃあないかね?」
環「ええっ急に言われても・・・あ!」
環「分かったぞ!『ゴールデンタイム』だ!」
社長「正解だ! その言葉に倣って付けられた」
社長「ただ、当初は『黄金時間』と言われていたらしいが」
社長「インパクトに欠けるとの理由で英語の方になったたそうだ」
環「へー」
エミリー「なるほど・・・」
社長「これで納得してもらえたかな?」
エミリー「はい! ていねいに教えて下さって、ありがとうございましゅ!」
環「くふふっ、環もちょっと賢くなった気がするぞ!」
社長「ははは、それはよかった」
社長「さて、そうこうしている内に到着したようだ」
エミリー「Wow! お話に夢中で全く気が付きませんでした」
エミリー「じゅんじろう様、運転ありがとうございました」
社長「なに、私も楽しい時間を過ごせた」
社長「こちらこそ礼を言わせてもらうよ」
環「あっという間だったぞ!ありがとう、社長!」
社長「うむ。さあ皆が待ってる、早く行くとしよう」ガチャバタン
エミリー「はい!」ガチャ
環「? 二人とも、どういうこと?」バタン
社長「さっき彼には別件で動いてもらっていると言ったが」
社長「厳密には私とエミリー君以外の皆も協力してくれていたんだ」
環「?」
エミリー「本当は劇場に着くまで、気をそらす雑談をするだけの予定だったのでしゅが」
エミリー「ついいつものくせが出てしまって・・・///」
環「??」
社長「はは、まあ結果としていい時間潰しになったんだ、よしとしようじゃあないか」
環「ふ、二人とも!いい加減たまきにも何の話をしてるのか教えて欲しいぞ!」
エミリー「ふふふ、もうその必要はありませんよ、たまきさん」ニコッ
社長「ささ、早くドアを開けたまえ」
環「・・・う~ん、分かったぞ」ガチャリ
「みんな、ただいまー・・・」
「・・・あ、ああっ!」
「・・・せーのっ」
「「「環(ちゃん)、誕生日おめでとー!!」」」
これは、とある芸能事務所の他愛無い日常
今日も今日とて小さなお姫様の疑問は尽きません
アイドル達とプロデューサーはそんな彼女に振り回されながらも
楽しい毎日を過ごしていましたとさ
~登場人物~
エミリー スチュアート:小学生の女の子
英語圏の出身で日本(文化)が大好き
GWの予定は事務所に入り浸る事らしい(いつもと変わらない)
じゅんじろう様(社長):765プロダクションの社長
渋いナイスな声の持ち主
GWの予定はまだないらしい
たまきさん(大神環):765プロのアイドルの一人
探検が大好きなわんぱくっ子
GWは灼熱少女のメンバーでプチ旅行の予定があるらしい
今更ですが年齢操作入ってます済みません
元々投稿スレの単発で終わらせるつもりでしたが不定期で続けてみようかなと思ってスレ立てました
ですがネタが致命的に無いので更新頻度はお察しになりますご容赦を
取り敢えずやれるだけやってみます
ではまた
訂正
>>11 『黄金時間』→『黄金週間』
スレ立てちゃったし、わざわざ投稿スレに見に行くのも手間なので
第一話と二話もこっちに書いておきます
エミリー「しかけ人様、しかけ人様!」トテトテ
恵美「プロデューサーどこー!」バタバタ
P「はいはい、ここにいるよ」
P「どうしたんだエミリー、恵美」
エミリー「あのでしゅね、しかけ人様!」
エミりー「しかけ人様は『七転びはち起き』をごぞんじでしゅか?」
P「惜しい。正しくは『八(や)起き』だな」
P「もちろん知ってるさ。ことわざの一種だろ」
P「また何か気になる事でもあるのか」
エミリー「はい!とても!」
P「で、今回は恵美が捕まったと」
恵美「そうなんだよ~たまたま近くにいただけなんだけどさ・・・」
P「恵美にはもう聞いたのか?」
エミリー「はい!」
エミリー「『分かんない!』だそうでしゅ」
恵美「ていうかプロデューサーを探してた時点で察してよ」
P「それもそうか」
P「それで、『七転び八起き』の何が疑問なんだ?」
エミリー「さっきめぐみさんにもお聞きしたのでしゅが」
エミリー「どうして七回転んで、八回起き上がれるんでしゅか?」
P「・・・ん?」
恵美「まぁこれだけ聞くとそうなるよね」
恵美「この子が知りたい事っていうのは」
恵美「『なんで転んだ回数より起き上がった回数が多いの?』だってさ」
P「あー、なるほど」
恵美「二度手間回避の為に、スマホで軽く調べたやつ言っとくよ」
恵美「まず『最初に起きている状態をカウントする』説」
P「決定」
エミリー「だめでしゅ」
恵美「次が『「七起き」より語呂がいいから』説」
P「大事だよねそういうの。採用」
エミリー「きゃっかでしゅ!」
恵美「『起きる数の方が多い所に前向きな気持ちを込めた』説」
P「いいね」
エミリー「あいまいでしゅ!」
恵美「最後は『数の多さの例えだから気にすんな』」
P「そうだな!」
エミリー「えいやっ」ペチン
P「あいて」
恵美「・・・とまあ幾つか教えてあげたんだけど」
P「お姫様は納得するに至らなかったと」
恵美「そういうこと。それでいつもの如く」
恵美「プロデューサーならいい感じに解説してくれるかも~」
恵美「って思って来たわけ」
P「ただ自分で考えるのが面倒なだけだろ」
恵美「いいじゃんいいじゃん♪」
恵美「アタシも気になってきちゃったし」
P「エミリーは一旦こうなると中々熱が引かないからなぁ」
エミリー「しかけ人様、わたしにもなっとくのいくように説明してほしいでしゅ!」
P「まあそう急ぎなさんな」
P「ほれ、抹茶味のおはぎだ。あーん」
エミリー「!」パクッ
恵美(どこでそんなの売ってるんだろ)
P「美味いか?」
エミリー「・・・!」モグモグ ゴクン
エミリー「Yummy, scrummy!」ニコー
恵美(なにこの天使超かわいい)
P「なにこの天使超かわいい!!!」
エミリー「・・・はっ!」
エミリー「しかけ人様、食べ物でごまかそうとしてもそうはいきませんよ!」
P「駄目だったか」
恵美「何かそれっぽいの浮かんだ?」モグモグ
P「まあね」
エミリー「! ぜひお聞かせ下さい!」
P「はいはい」
P「但し、いつも言ってるから分かっているだろうが」
P「今から話すのはあくまで俺の勝手な考えだ」
P「くれぐれもこれが絶対だなんて思わないように」
エミリー「合点しょうちでしゅ!」
P「さて。エミリーはこのことわざが」
P「転ぶ→起きる→転ぶ→・・・→起きる」
P「と、そのままの行動を表していると思ってるだろ?」
エミリー「はい」
P「しかしそうすると、数字の違いは明らかに不自然だ」
エミリー「そのとおりでしゅ!」
恵美「でもそれ以外にどう捉えるの?」
P「都合のいいように解釈する」
P「『転ぶ』は『失敗』」
P「『起きる』は『挑戦』を意味すると考えてみればいいんだ」
エミリー「・・・ええっと?」
恵美「あ~~・・・なんとなく分かったかも」
P「要するにエミリーの考え方だと」
P「ただ単に転んだのが七回、起きたのが八回で辻褄が合わない」
P「しかし『転ぶ』、『起きる』をさっきの意味として捉えて」
P「ことわざの形を少しいじると・・・」カキカキ
エミリー「あっ!」
P「『七回失敗したけど、八回目に挑戦しよう』」
P「と言い換えられると思わないか?」
恵美「つまり八は転んだり起きたりする回数じゃなくて」
P「そ。第○○回目という順序を表している、と俺は思う」
エミリー「なるほど!」
P「これで大丈夫か?」
エミリー「はい!しかけ人様、ありがとうございましゅ!」
P「どういたしまして」ナデナデ
P(正確には『基数詞』とか『序数詞』とか言うんだったっけ)
P(まあいいや)
恵美「しっかし毎度毎度よく思い付くもんだね」
P「屁理屈こねくり回すのは得意だからな」
恵美「にゃはは、お疲れ様!」
これは、とある芸能事務所の他愛無い日常
今日も今日とて小さなお姫様の疑問は尽きません
アイドル達とプロデューサーはそんな彼女に振り回されながらも
楽しい毎日を過ごしていましたとさ
~登場人物~
エミリー スチュアート:小学生の女の子
英語圏の出身で日本(文化)が大好き
色々な物事に好奇心旺盛で、わけあって765プロによくいる
しかけ人様(P):765プロダクションのプロデューサー
頭が良いわけではないが考える事は嫌いじゃないタイプ
めぐみさん(所恵美):765プロの高校生アイドルの一人
カラオケとドリンクバーが大好き
~~とあるハウススタジオの外~~
エミリー「海美さん、みやさん、おつかれ様でしゅ!」
美也「おや~、エミリーちゃんではありませんか」
エミリー「お二人とも、お衣装がとっても似合っていましゅね!」
海美「えへへ。ありがと、えみりん!」
海美「エッグハンティングはどうだった?」
エミリー「はい!初めてでしたが、とても楽しめました!」
美也「それは何よりですね~」
エミリー「でも、次にやる時はもっと見つけられるようがんばりましゅ」
海美「あははっ。じゃあその時はまた勝負しよう!」
美也「私も次はみなさんに負けないよう、特訓しておきますね~」
エミリー「のぞむところでしゅ!」
海美「それにしても、撮影が始まってからずっと遊んでたから」
海美「もうお腹がペコペコだよー」
エミリー「あ!そういえば」
エミリー「しかけ人様にお二人を呼んでくるように言われていたのでした」
海美「プロデューサーが?」
エミリー「建物型さつえい所でお昼ご飯を食べられるみたいでしゅ」
美也「おお~それはすごいですね~」
美也「実は私も、今日の為にたくさんサンドイッチを作ってきたんです」
美也「皆で一緒に食べましょう~」
海美「ほんと!?うーんそれを聞いたらますますお腹減ってきた!」
美也「せっかくのイースターのお仕事なので」
美也「中身は玉子を使ったものがいっぱいですぞ~」
エミリー「Wow! しかけ人様も同じ事をおっしゃっていました!」
エミリー「色々な卵料理を用意して下さったそうでしゅ」
海美「あははっ、じゃあ今日はほんとにたまご祭りだね」
美也「ふふ、面白い響きですね~」
エミリー「・・・うーん」
海美「あれ、どしたのえみりん」
美也「何か気になることでも・・・あ」
海美「?・・・あっ!もしかして」
美也「恐らく、そういう事でしょうな~」
海美「じ、じゃあ私は先にスタジオに戻って」ガシッ
美也「うふふ、まあまあ海美ちゃん」
美也「急がなくてもご飯は逃げませんから、ゆっくり行きましょう~」
海美「はーい・・・」
エミリー「玉子・・・」
海美「卵?」
エミリー「たまご・・・」
美也「タマゴがどうかしましたか~?エミリーちゃん」
エミリー「いえ、大したことではないんです」
海美「遠慮しないで私達に言ってみなよ!」
美也「何か力になれるかもしれませんよ?」
エミリー「・・・では、お言葉にあまえさせてもらいましゅ」
エミリー「『たまご』を漢字で書くと、二種類ありましゅよね?」
海美「うん。卵と玉子だね、って口で言ったら同じか」
美也「なるほど~。それらの違いが気になっているんですね~?」
エミリー「そうなんでしゅ・・・」
海美「どこかで一回聞いたような、ないような・・・」
エミリー「みやさんは何か分かりましゅか?」
美也「はい~、簡単になら説明できますよ~」
海美「ほんと!? 美也ちゃんさすが!」
エミリー「ぜひ教えて下さい!」
美也「確か、調理をする前、生まれたままのものを一文字の『卵』で表し」
美也「二文字の『玉子』は、調理した後のものを指していたと思います~」
海美「それだ!私も思い出した!」
エミリー「なるほど。では『生卵』と『厚焼き玉子』となるのでしゅね!」
美也「そうなりますね~」
海美(どうやって合ってるか判断してるんだろ)
海美「あれ?でもゆで卵ってどちらかというと『玉子』のはずだけど・・・」
エミリー「あっ」
美也「おや?」
海美「あれ、もしかして余計な事言っちゃった・・・?」
美也「いえいえ~、そんなことはないですよ」
美也「・・・ふむ、そう言われると温泉卵も少し違うかもしれませんね~」
エミリー「あわわ・・・」
海美「・・・」
美也「・・・」
海美「プロデューサーに聞こっか」
~~スタジオ内~~
P「ただの例外だな」
海美「やっぱり?」
美也「プロデューサーさん、もう少し詳しくお願いします~」
P「はいよ。といっても、美也の説明でもう充分なんだけど」
P「そもそも二文字の『玉子』っていう表記は」
P「調理の有無に関わらず、魚類とかの鳥類以外には使われないんだ」
エミリー「あ、言われてみれば・・・!」
P「そんで食材に頻繁に使われる鶏卵は、これまた調理されていようがいまいが」
P「こっちの書き方が使われることがある」
P「しかしその一方で、既に手が加えられていても一文字の『卵』がよく用いられるのも事実だ」
P「茹で卵然り、温泉卵然りな。『卵焼き』って書かれてるメニューも珍しくないだろ?」
海美「なるほどー」
P「食べ物以外の視点から違いを話すとしたら、『医者の卵』っていう使用例が分かり易いかな」
美也「確かに、それを『玉子』と書くことはないですね~」
P「比喩などに使われるたまごは、孵化やそれに近い状態を例えたものだからな」
P「生物学的にも、たまごは『卵』と書かれるし」
P「『孵って育つことを前提としたもの』はこっちになる」
エミリー「勉強になります・・・!」
P「言葉っていうのは生き物であり、道具なんだ」
P「良くも悪くも、時間とともにその形は変わり、使う人や使われる場所によって意味が異なることもある」
P「例外なんてあるのが当たり前だし、細かい違いや矛盾を探し出したらキリがない」
エミリー「・・・」
P「だけどこういう小さな疑問を見つけて、皆で考えるのはとても大切なことだと俺は思う」
P「・・・よく頑張ったな、エミリー」ナデナデ
エミリー「! えへへ」
P「そして、一緒になって考えてくれた二人も。ありがとな」ナデナデ
美也「いえ~、たまたま知っていたことを教えてあげただけですよ~」
海美「わ、私は結局何もしてないけどね・・・///」
P「さて、頭を使った後に必要なのははおいしいご飯だ!」
P「午後も撮影は続くし、海美はミニライブもあるからな」
海美「そうだった!もうお腹減り過ぎて倒れちゃうよー!」
エミリー「わたしもでしゅ・・・」
P「ははは、遠慮しないで大丈夫だぞ」
美也「プロデューサーさん~、私が作ってきたサンドイッチも皆さんに出してもいいですか?」
P「駄目なわけがないだろ! 俺もスタッフさんも楽しみにしてたんだぞ?」
美也「ふふっ、そう言ってもらえると作ってきたかいがあります~」
美也「た~んと召し上がって下さいね♪」
~登場人物~
エミリー スチュアート:小学生の女の子
「建物型撮影所」はハウススタジオのこと
エッグハンティングは彼女曰く「卵狩り」
しかけ人様(P):765プロダクションのプロデューサー
今回知識が豊富そうに見えたのは
事前に予習していたおかげだとかそうじゃないとか
海美さん(高坂海美):765プロのアイドルの一人
ボルダリングが趣味のスタミナお化け
お昼ごはんの卵パワーでライブは大成功だった様子
みやさん(宮尾美也):765プロのアイドルの一人
サンドイッチが好きなマイペースガール
エッグハンティングはあえなく最下位
結構勉強になりますな
一旦乙です
>>22
所恵美(16) Vi
http://i.imgur.com/wAujv7U.jpg
http://i.imgur.com/u5BIMFc.jpg
>>32
宮尾美也(17) Vi
http://i.imgur.com/fSeufcp.jpg
http://i.imgur.com/Q5p6Bas.jpg
高坂海美(16) Da
http://i.imgur.com/RhXYKRL.jpg
http://i.imgur.com/dxOaZ2R.jpg
新堂「お帰りなさいませ、伊織お嬢様」ペコリ
伊織「ただいま、新堂」
伊織「無理しないで中で待っててもよかったのに」
新堂「何をおっしゃいますか」ガラガラ ガシャン
新堂「私が好きでやっているのです、無理などしておりませんよ」
伊織「・・・いつもありがとね」
新堂「お気遣い、有難うございます」
新堂「食べて来られるとお聞きしたので、夕食は準備しておりませんが」
伊織「それで大丈夫よ」
伊織「仕事終わりにプロデューサーがお店に連れて行ってくれたの」
伊織「・・・まあまあ美味しい定食屋だったわ」
新堂「ふふ、それは何よりでございます」ギィ
新堂「すぐにご入浴なされますか?」パタン
伊織「そうね、できるならもう入っちゃおうかしら」
伊織「やる事もないし、早くさっぱりしたいの」
新堂「畏まりました。用意はできておりますので」
伊織「ん、ありがと」
伊織「そういえばあの子の姿が見えないわね」
新堂「エミリー様でしたら、既にお休みになられてますよ」
伊織「・・・まだそんな時間じゃないと思うんだけど」
伊織「随分早いのね。遊び疲れたのかしら」
新堂「私も詳しい事は知りませんが、昼間はなにやら忙しないご様子でしたね」
伊織「?」
新堂「明日の準備をしていたようですが、はてさて」
伊織「明日の?・・・・・・あぁ!なるほどね」
伊織「けどそれ、あの子に口止めとかされてないの?」
新堂「その通りでございます」
新堂「なのでこれ以上は私の口からはお教えできません」
新堂「この事はどうかご内密に」
伊織「はいはい分かったわよ」
新堂「助かります」
新堂「情報漏洩ついでに申し上げますと」
新堂「本来ならば日付が変わる瞬間、一番にお祝いの言葉を言いたいと」
新堂「早めに夕食等を済ませ、お嬢様がお帰りになるまで仮眠をとる予定でしたが」
新堂「日中の疲労からかぐっすりと眠られてしまい・・・」
伊織「今はすっかり夢の中、というわけね」
新堂「頼まれていたので何度か起こして差し上げたのですが」
新堂「7回目あたりで反応がなくなった為、ベッドにお運び致しました」
伊織「ご苦労様」
伊織「あの子の気持ちを知れただけで十分嬉しいわ」
新堂「いえいえ・・・それでは、私はこれで」
~~~
伊織(・・・そっか、もう明日なのよね)チャプン
伊織(今思えば事務所の皆もどこか変だったし)
伊織(大方サプライズの準備がバレないように動いてたんだろうけど)
伊織(当の本人がすっかり忘れてたんじゃあ世話ないわね)クス
伊織(まさか今日が少しハードスケジュールだったのも)
伊織(私の気を逸らせる為にアイツが仕組んだのかしら?)
伊織(・・・流石にそれは考え過ぎか)
伊織(にしても久し振りに一日中動き回ったわね)ノビー
伊織(あの子じゃないけど、私も疲れて寝落ちしちゃいそう)バシャッ
伊織(今日はぐっすり眠れそうだわ)
~~~
『はじめまして。わたしはいおり、みなせいおり』
『しばらくここにいることになったの』
『よかったら、あなたのおなまえをおしえて?』
『・・・“エミリー”?』
『“エミリー スチュアート”っていうのね』
『じゃあよろしくね、エミリー!』
『おとうさまはね、とってもえらいひとなの』
『だからおしごともいっぱいあって、いつもいそがしそうにしてるわ』
『あまりいっしょにいられないのはちょっとさびしいけれど』
『わたしはそんなおとうさまをこころからそんけいしてるの』
『もちろん、おにいさまたちもね』
『いつかはわたしも、おとうさまとおなじくらいゆうめいになって』
『みんなにほめてもらうの!』
『・・・だいじょうぶ』
『そんなにしんぱいそうなかおしないで?』
『もしわたしがゆうめいじんになっても』
『あなたとはずっと、ずーっとともだちなんだから!』
『やくそくよ、にひひっ♪』
伊織(・・・・・・夢、か)パチリ
伊織(また懐かしい記憶を引っ張り出してきたもんね)ゴソゴソ
伊織(・・・まだ前日)
伊織(なんだかんだで私も浮ついてるのかしら)
伊織(どうせだからこのまま起きてようかな)
コンコン 『・・・伊織様』
伊織「!」
『伊織様、起きていらっしゃいましゅか』 コンコン
伊織(この声は・・・)
伊織「起きてるわよ、今そっちに行く」スタスタ ガチャ
伊織「どうしたの?もう寝たって聞いてたけど」
エミリー「あ、あの・・・その・・・」モジモジ
伊織「・・・」クス
伊織「廊下で話すのもなんだし、取り敢えず入りなさいな」
エミリー「! は、はい、失礼しましゅ」
エミリー「ごめんなさい、起こしてしまいましたか」
伊織「丁度目が覚めたところだったから気にしないで」バタン
伊織「・・・昔の夢を見たの」
伊織「あんたと・・・エミリーと初めて会った頃のね」
エミリー「それはまた、なつかしいでしゅね」
伊織「私もそう感じたわ」
伊織「・・・ねえエミリー、一つわがままを聞いてもらっていいかしら」
エミリー「? なんでしゅか?」
伊織「今だけ・・・あの頃と同じように話して欲しいの」
エミリー「それは・・・」
伊織「駄目、かしら?」
エミリー「・・・ううん、だめじゃないよ」
エミリー「わたしも同じことを言おうと思ってたもん」
伊織「にひひっ、ならよかったわ」
エミリー「けど、こうして話すのは久しぶりだから」
エミリー「ちょっとふしぎかも」クスクス
伊織「私もそう思う」クスクス
伊織「それで、何か用事があったんじゃない?」
エミリー「あ、そうだね、そうだった」
エミリー「用事っていうか、その」
エミリー「わたしからも、一つお願いがあって・・・」
伊織「また何か気になる事でもあるの?」
エミリー「ち、ちがうよ。そうじゃなくて」
伊織「遠慮なんてしてないで、言ってみなさいよ」
エミリー「うん、えっとね・・・」
エミリー「今日は伊織ちゃんのとなりでねたいな、なんて」
エミリー「・・・だめ、かな?」チラ
伊織「」キュン
~~~
伊織「こうして二人で一緒に寝るのも、懐かしいわね」
エミリー「そうだね」
伊織「あ、でもうちに住むようになったばかりの頃は」
伊織「ホームシックでたまに夜中に起こされてたっけ」クスクス
エミリー「なっ、そ、それはもう忘れるって約束したのに!」
伊織「あはは、ごめんね」
エミリー「もー///」
伊織「・・・私がこっちに戻ってからまた会うまで、間が空いたわよね」
エミリー「・・・うん、文通はもちろん楽しかったけど」
エミリー「やっぱり会ってお話したいって、ずっと思ってた」
伊織「・・・私もよ」
伊織「ただ、エミリーったらしばらく会わない間に別人みたいになってたんだもの」
伊織「あの時は正直、何が起きたのかさっぱり分からなかったわ」
エミリー「ご、ごめんね///」
伊織「何故か頑なに横文字を使おうとしないし」
エミリー「うぅ」
伊織「事ある毎に考え込む質問魔になってるし」
エミリー「だからごめんなさい~///」
伊織「まああっちにいた頃もそんな節はあったし」
エミリー「そうかなぁ」
伊織「中身は変わってないってすぐに気付いたけどね」
エミリー「・・・うん、それが分かってとってもうれしかった」
エミリー「始めは、もうちょっと大人しくしてようかなって思ったの」
エミリー「だけどそれは、なんていうか」
エミリー「・・・伊織ちゃんにうそついてるみたいで、いやだなって」
伊織「・・・全く、つくづくお馬鹿さんね」ギュッ
伊織「どんな振る舞いをしてたって、エミリーはエミリーじゃないの」
伊織「あんたがしっかりと芯を持ってる子だってことは」
伊織「私にはちゃんと分かってるんだから」
伊織「心配する必要なんて無いのよ」
エミリー「・・・うん」
エミリー「ありがとう、伊織ちゃん」ギュッ
伊織「事務所の皆とは、どんな感じ?」
伊織「・・・って、今更聞くまでもなかったわね」
エミリー「うん。みんな、すっごくやさしいよ」
エミリー「その・・・わたしの話もちゃんと聞いてくれるの」
エミリー「伊織ちゃんが手紙で言ってた通りだった」
伊織「にひひっ、当たり前でしょ?」
伊織「この私がいる所なんだもの、そこらの芸能事務所とはわけが違うわよ」
エミリー「ふふっ」
ボーーン ボーーン ボーーン...
伊織「あ」
エミリー「・・・12時に、なっちゃったね」
伊織「そうね・・・そろそろ寝ましょうか」
エミリー「うん・・・ねえ伊織ちゃん」
伊織「・・・なあに、エミリー」
エミリー「お誕生日、おめでとう」
伊織「・・・ありがと」
伊織「・・・じゃあ、お休みなさい」
エミリー「・・・うん。お休み」
~登場人物~
水瀬伊織:765プロダクション所属のアイドル
いわゆるツンデコ
エミリーとは小さい頃からの親友
エミリー スチュアート:海外出身の女の子
わけあって水瀬家に居候中
因みに準備していたのはミカン抹茶ロールケーキ
新堂:水瀬家専属の執事
伊織が生まれてからは彼女の面倒を見るのが主な仕事
失敗したロールケーキは全て使用人達がおいしく頂いたらしい
というわけでいおりん誕生日おめでとう
ちょっとこれまでと違ってほんとにただの日常回です
いいタイミングだったので設定を紹介がてらお祝いさせてもらいました
けどなんだかいい感じに締まったような感じがするのでこれで終わってもいいかも
とかなんとか言いつつ後でまた続けたくなるような気がするのでまだ頑張ってみます
ミリシタ景気かssも増えてきてとても嬉しい今日この頃
ではまた
「休憩入りまーす」「うーっす」ガヤガヤ
ジュリア「ふぅ、やっと一息つける」ドサッ
P「お疲れ様。ほい差し入れ」
ジュリア「お、サンキュープロデューサー」ゴクゴク
P「お宝は見つかりそうか?」
ジュリア「さあな。まだ何とも言えないよ」
ジュリア「遺跡に入れたはいいが、障害が多いのなんのって」ハァ
P「ははは、楽しそうだな」
ジュリア「ったく、他人事だからって呑気にしやがって」
ジュリア「ほんとなら引きずってでも連れて行きたいもんだ」
P「ごめんごめん」
P「美也達は中にいるのか」
ジュリア「らしいな」
ジュリア「先には進まないけど、中がどうなってるかちゃんと見たいんだとよ」
P「休憩も殆どしてないのに、元気だなあ」
ジュリア「まったくだ」
ジュリア「あたしみたいな一般人にはハード過ぎるぜ」ゴクゴク
P(うーん。普通、世間で言う一般人は)
P(初見でダイナマイトをあそこまで使いこなしたりはしないんだが・・・)
P(まあいいや)
ジュリア「・・・何か言いたそうだな」
P「気のせいじゃないか?」
ジュリア「ところで肝心のお姫サマはどこ行ったんだ?」キョロキョロ
P「エミリーならそこで寝てるぞ」
ジュリア「うお、マジか」
P「ついさっきまでずっとモニターの前に張り付いてたんだ」
P「皆に付いて行きたいのを我慢して待ってたよ」
ジュリア「・・・まあ流石にちょっと危ないしな」
P「起きたら中での話を聞かせてあげてくれ」
P「きっと凄く喜ぶだろうから」
ジュリア「へへっ、言われなくてもたっぷり話してやるよ」
P「俺も楽しみにしてる・・・ん?」
ジュリア「どうしたんだ、急に黙り込んで」
P「いや・・・少し気になる事が浮かんで・・・」
P「冒険と探検の違いってなんだろなーって」
ジュリア「!? お、おいおい勘弁してくれよ」
ジュリア「あんたまでエミリーみたいなこと言わないでくれ」
ジュリア「はっ・・・もしかして、中身が入れ替わってるのか」
P「アホぬかせ」
P「なに百合子みたいなトンデモ言ってんだ」
ジュリア「悪い悪い、ただのジョークだよ」
ジュリア「ふむ・・・なんの捻りもないけど」
ジュリア「それぞれの漢字からアタリが付けられそうな気はするな」
P「・・・へぇ」
ジュリア「な、なんだよ」
P「いやー、わざわざ付き合ってくれるんだなって思ってさ」
ジュリア「! ち、違うわこのバカP!」
ジュリア「これはその・・・ついエミリーを相手にしてるつもりで」
P「始めの頃と比べたら、大分手馴れてきたもんだ」シミジミ
ジュリア「う、うるさい!ちゃっちゃと片付けるぞ///」
P「ジュリアの案でいくなら」
P「冒険は即ち『危“険”を“冒す”こと』って感じかな」
P「探検の探はそのまま“探る”で大丈夫だろう」
ジュリア「検も“検索”って言葉があるくらいだし」
ジュリア「単体で『調べる』って意味があると思うぜ」
ジュリア「探検は『知らない場所について調べる』でいいんじゃないか?」
P「俺も多分そんなもんだと思う」
P「・・・さて、答え合わせといきますか」スマホポチポチ
ジュリア「いつも思うけど、最初からそうすりゃ早いのに」
P「何事もまずは自分で考えてみるのが大切なんだよ」ポチポチ
ジュリア「へいへい」
P「えーっと・・・『冒険は危険を承知で行うこと』」
P「『成功の確かでないものをあえてやることを意味する』だとさ」
ジュリア「だろうな」
P「で、『探検は未知の地域などに入り、探り調べること』」
P「未知について調べるっていうのが前提にあるとして」
P「直接現地に赴いて探る場合を指してるみたいだ」
ジュリア「大体予想と同じだな」
P「わざわざ調べるまでもなかったか」
P「あ、でも『探険』って書き方もあるみたいだな」
ジュリア「へー。『探検』となんか違うのか?」
P「厳密な使い分けはないっぽい」
P「けど『探検』の方で表すのが普通らしい」
P「ついでに言うと『冒検』って言葉は存在しないな」
ジュリア「まあちょっと考えれば分かるよ」
P「ざっとこんなもんか・・・お疲れ」
ジュリア「はいよ。プロデューサーもな」
ジュリア「しっかし、毎回こう調べたりして疲れないのか?」
P「好きでやってるから全然苦にはならないよ」
P「切っ掛けこそエミリーだったけど、今ではすっかり習慣になったし」
ジュリア「ふーん。勉強熱心なこったな」
P「ジュリアの方こそ、面倒なら他の子に任せてもいいんだぞ?」
ジュリア「・・・分かってて言ってるだろ」
P「さあ、何のことやら」
ジュリア「・・・はいはい、あんたと同じだよ」
ジュリア「あたしも好きで付き合ってんだ」
ジュリア「面倒だなんて微塵も感じちゃいないさ」
P「そいつはよかった」
P「これからも宜しく頼むよ」
ジュリア「了解」
「そろそろ再開しまーす!」「うぃーす」ザワザワ
ジュリア「・・・んじゃ、行ってくる」
P「おう。気を付けてな」
ジュリア「うへー、企画に即答でGo出したくせによく言うぜ」
P「うっ・・・そこを突かれると痛いな」
ジュリア「世紀の発見を直接見れないことを後悔させてやるからな!」
ジュリア「せいぜいモニターから目を離すなよ、バカP!」タッタッ
P「ああ、期待して待ってる!」
P「・・・ほんと、恵まれてるな。うちの事務所は」
エミリー「うーん・・・むにゃ」モゾモゾ
P「お、起きたか?エミリー」
エミリー「ばくはよーい・・・ふぁいやー、でしゅ・・・」スヤスヤ
P(・・・・・・)
P「・・・今度から見学させる現場は選ぼうかな。うん」ナデナデ
エミリー「えへへ・・・zzZ」
~登場人物~
エミリー スチュアート:小学生の女の子
英語圏の出身で日本(文化)が大好き
探険するとしたら海より陸派
P:765プロダクションのプロデューサー
辞書と漢字辞典も持ち歩いているらしい
探険するとしたら国外より国内派
ジュリア:765プロのアイドルの一人
頬の星がトレードマークのギタリスト
ダイナマイトも恐れぬロックなハートの持ち主
http://imgur.com/a/DVZTU
ひなた「エミリーちゃん、そこの海苔取ってくれるかい?」ニギニギ
エミリー「どうぞでしゅ!」
ひなた「ありがとねぇ」
麗花「ねえ二人とも」ニギニギ
麗花「ロシアンおにぎりの中身は何にしようかな?」
麗花「私的にはマシュマロがいいなって思うんだけど」
エミリー「What!? れ、れいかさん!?」
ひなた「ま、まずは普通の具の方を終わらせるべさ」
ひなた「変わり種は食材が余ったらでいいんでないかい?」
麗花「そっか~・・・それもそうだね!」ニギニギ
エミリー(ほっ)
ひなた(なんとかして使い切らねば・・・!)
ガチャ
亜美「およ?誰もいないのかと思ったら」
真美「皆ここにいたんだー」ヒョコ
ひなた「! 亜美シショーに真美センセー、来てたんだべか」
エミリー「おつかれ様でしゅ!」
亜美「ほいほい、お疲れチャン!」
麗花「これからお仕事?」
真美「いんやー、実は今日オフなんだよね」
亜美「けど暇だったから遊びに来ちった☆」
エミリー「そうだったんでしゅね」
亜美「・・・話は変わるんだけどさ」
真美「あ、やっぱ亜美も気になってた?」
亜美「そりゃそうっしょー」
ひなた「?」
亜美「なんでこんな大量のおにぎりを作ってるのさ?」
真美「っていうか見たカンジまだ増えるっぽいよー」
エミリー「ああ、これにはわけがありまして・・・」
麗花「亜美ちゃん達にも教えてあげるね」
麗花「あれは、今からそう遠くない昔の出来事――――――」
亜美「思ってたよりメチャ壮大なケイサツの予感」
エミリー「・・・?」
ひなた「そ、それを言うなら“いきさつ”だべさ!」
真美「おっ、ひなぴーもなかなかやるようになったね?」
亜美「んっふっふ~、弟子の成長は嬉しいものですなー」
ひなた「えへへ///」
真美「にしても、なにやら長きにわたる因縁があるみたいだよ」
エミリー「いえ、きっかけはついさっきの事でしゅ」
亜美真美「」
~~回想~~
P「ぼ、冒険がしたい???」
エミリー「はい!」
エミリー「先日のみやさんたちのようにとは言いませんが」
エミリー「わたしも見ているだけじゃなくて」
エミリー「じっさいに未知の場所へいどみたいんでしゅ!」
P「そうは言ってもなあ・・・」
P(ジュリア達は特殊な訓練を積んでいるから大丈夫だっただけで)
P(エミリーが安全に散策できる所なんて近くにあるかな?)
P(あったとしても俺は今日用事があるし)
P(代わりに付き添える人がいるかどうか・・・)
P「・・・うーむ」
エミリー「やっぱりいきなりは無理でしゅよね・・・」シュン
P(うっ、いたたまれない・・・俺は一体どうすれば)
ガチャ
麗花「おはようございまーす♪」
エミリー「! おはようございましゅ、れいかさん!」
P「おはよう、麗花」
P「どうしたんだ?集合時間はまだ大分先のはずだけど」
麗花「えへへ。家でじっとしてられなくて、来ちゃいました」
P「そっか。後でちゃんとお祝いするけど、ひとまず・・・」
P「誕生日おめでとう、麗花」
麗花「ありがとうございます、プロデューサーさん♪」
エミリー「えっ!れいかさん、今日がおたんじょう日だったんでしゅか!」
エミリー「お、おめでとうございましゅ!」
エミリー「あぁわたし、何も用意してなくて・・・」ワタワタ
エミリー「ごめんなさい」ウルウル
麗花「ううん、その気持ちだけですごく嬉しいよ」
麗花「ありがとう、エミリーちゃん」
エミリー「でも・・・」
麗花「ん~・・・あ!じゃあ一つお願いしちゃおっかな」
エミリー「わ、わたしにできることなりゃりょ!?」
麗花「それはね~・・・ぎゅーってしてもいいかな、って」ギュー
P(返答聞く前にがっつり抱きしめとるがな)
エミリー「・・・でしたら、こちらからも!」ギューー
麗花「わ!・・・えへへ、ちょっとびっくりしちゃった」
麗花「お返しのハグ、とっても嬉しいな♪」ギュー
エミリー「えへへ///」ギュー
P(ここが天国か・・・あ、そうだ!)ティン
P「なあ麗花、少し頼みたい事があるんだけど」
麗花「?」
~~~
亜美「ナルホドナルホド、それで兄ちゃんに言われて」ニギニギ
真美「なでしこと探検へ行くことになり」ニギニギ
亜美「お昼ご飯のお弁当を作っていたってわけですかい」
エミリー「そういうことでしゅ!」ニギニギ
真美「あれ、どうしてひなぴーまで一緒に?」
ひなた「それはねぇ、あたしのお仕事は午後からだけんども」ニギニギ
ひなた「劇場でちょっくら時間を潰そうと思っていたら・・・」
亜美「あー、麗花お姉ちゃんにカクホされたのかー」
麗花「もう亜美ちゃんったら、恥ずかしいよ///」ニギニギ
真美(何故照れる)
真美(まあ真美達も手伝うのはいいんだけどさ)ニギニギ
亜美(いくらなんでも作り過ぎっしょー)ニギニギ
真美(『どうせだから皆の分も』って言ってたけど)
亜美(多分スタッフのおっちゃん達の分もあるよねコレ)
真美(食いしん坊が多いから余る心配はないんじゃないかな)
麗花(皆で食べたらもっと美味しくなるよね♪)
亜美(それは否定しないけ・・・!??)
真美(れ、麗花お姉ちゃん・・・直接脳内に・・・!?)
麗花「~~~♪」ニギニギ
麗花さんは自由だな
一旦乙です
>>87
北上麗花(20) Da
http://i.imgur.com/YchHYk5.jpg
http://i.imgur.com/PossOpL.jpg
木下ひなた(14) Vo
http://i.imgur.com/E2sNtCH.jpg
http://i.imgur.com/6sZMQDR.jpg
>>88
双海亜美(13) Vi
http://i.imgur.com/iEe71Ov.jpg
http://i.imgur.com/jiRZkYs.jpg
双海真美(13) Vi
http://i.imgur.com/F7k6YmF.jpg
http://i.imgur.com/sfIml0D.jpg
麗花「でも、こんなにたくさんのおにぎりを見てたら」
麗花「なんだかあの歌を歌いたくなっちゃうね」ニギニギ
亜美「あの歌?」ニギニギ
エミリー「おにぎりの歌・・・でしゅか?」ニギニギ
真美「そんな歌あったっけ?」ニギニギ
ひなた「・・・あっ!分かったかもしれないべさ!」
ひなた「多分だけんども・・・『これくらいの♪』」
麗花「ぴんぽんぴんぽーん、ひなたちゃん大正解!」グシャッ
麗花「あらら」
真美「あーなるへそ!」
亜美「おにぎりだけの歌じゃないけど、確かにピッタリだねー」
ひなた「箱の大きさもこんなお重サイズじゃないかもねぇ」ニギニギ
麗花「細かい事は気にしない気にしない♪」ニギニギ
エミリー「あ、あの」
ひなた「ん?どしたんだい、エミリーちゃん」
エミリー「その、みなさんの言っているお歌」
エミリー「わたしはまだ知らないんでしゅ・・・」
真美「ありゃ、そうなの?」
亜美「でも確かにこういうのって」
亜美「小っちゃい時にいつの間にか覚えてるものだもんねー」
エミリー「・・・」グスッ
真美「おおっとっとー!!?」ビクッ
真美「ごめんごめん!仲間外れにしたつもりじゃないんだよー!」アタフタ
亜美「そんなに凹まないでちょ!」ワタワタ
亜美「これからゆっくり覚えていけばなんくるないっしょー!!」
エミリー「ご、ごめんなさい」グシグシ
エミリー「そうでした。たとえ今知らなくても」
エミリー「みなさんに教えてもらえればいいんでしゅよね」
エミリー「おねがい・・・できましゅか?」
亜美真美「当たり前だー!!!!」
エミリー「えへへ・・・ありがとうございましゅ」
麗花「じゃあ皆、準備はいいかな?」
亜美「まあそうなるよねー」
エミリー「?」
ひなた「久し振りだから、なんだかドキドキしてきたよぉ」
真美「あれ真美ちょっと後半アヤしいかも・・・」
亜美「ええーいフインキでなんとかなるっしょ!」
エミリー「???」
麗花「ごー、よん、さん、はいっ」
麗花「『これくらいの おべんとばこに♪』」
エミリー「わあ・・・!」
亜美真美ひなた(で、出遅れた(べさ)!!)
4人「『おにぎり おにぎり ちょいとつめて♪』」
エミリー(・・・・・・あれ?)
ひなた「『きざみしょうがに ごまふりかけて♪』」
麗花「『きざみしょうがに ごまふりぱっぱ♪』」
亜美「『きざみしょうがに ごましおふって♪』」
真美「『きざみしょうがに ごましおかけて♪』」
亜美真美ひなた(!!!??!)
エミリー「!?」
麗花「・・・」
亜美「・・・」
真美「・・・」
ひなた「・・・」
エミリー「・・・」ハラハラ
麗花「『にんじんさん♪』」
亜美真美(えぇぇ続けるの!!?)ビクッ
ひなた麗花「『さんしょうさん♪』」
亜美真美「『さくらんぼさん♪』」
亜美真美(あれぇーーー??)
ひなた麗花「『しいたけさん ごぼうさん♪』」
亜美(あ~~忘れてた~)
真美(しいたけとごぼうか~~)
4人「『あなのあいた れんこんさん♪』」
4人「『すじのとおった ふーき♪』」
エミリー「・・・・・・」パチパチ...パチ
亜美「・・・」
真美「・・・」
ひなた「・・・」
麗花「えへへ、なんだかとっても面白い歌になったね♪」
真美「わ、笑ってるバヤイじゃないっしょー!?」
亜美「同じ歌詞を歌う人が誰もいないってどゆことー!?」
エミリー「もしかしてみなさん・・・」
エミリー「わたしをからかってらっしゃるんでしょうか・・・」ジワ
亜美「ち、ちゃうねん、なでしこはん!」
亜美「これには山より深く海より高いわけがあって」
ひなた「逆だよぉ亜美シショー」
ひなた「あたしも昔教わった通りに歌ったつもりだけどねぇ」
ひなた「間違って覚えてたんだろか?」
真美「ちょっと亜美サン、雰囲気でゴマ味噌とかなんとか言って」
真美「テキトー歌ったんじゃないのかね?」
亜美「そーゆー真美こそ、後半がウロボロスだって言ってたじゃん!」
ひなた「ふ、二人とも少し落ち着くべさ」
エミリー「あわわわ」
麗花「ん~!この梅干し、凄く酸っぱいね」パク
麗花「はいエミリーちゃん、あーん」ヒョイ
エミリー「!? ちょ、れいかさ」パク
エミリー「(;>*<)」ピャー
~~数分後~~
真美「と、取り敢えず落ち着いて、状況をおさらいしよう」ゼエゼエ
亜美「亜美もさんせー・・・」ゼエハア
ひなた「んー、最初にばらばらになった部分は」
ひなた「結局誰のが正しい歌詞なんだろか?」
亜美「『きざみしょうがに~』のところだっけ」
真美「これはもう、パパッとスマホ様に聞くのが一番っしょー」ポチポチ
エミリー「どうでしたか?」
真美「ちょい待ち~・・・あったあった」
真美「うわー、同じ事思った人がいっぱいいたみたいだね」
亜美「どれどれ・・・ほんとだいっぱい出てる」
真美「『きざみしょうがに ごまふりかけて』が元々の歌詞っぽいよー」
麗花「あっ、じゃあまたひなたちゃんが正解だね!」
エミリー「さすがでしゅ!」
ひなた「て、照れるべさ///」
真美「その次は確か『さくらんぼさん』だったっけ?」ポチポチ
亜美「麗花お姉ちゃんとひなぴーは違ったケドね」
真美「えーっと・・・あー、なるほどねー」
麗花「なんて書いてあるのかな?」
真美「ほんとは最初は『さんしょう(山椒)さん』だったんだって」
真美「けど、小っちゃい子はあんまり分かんないんじゃないかってことで」
亜美「さくらんぼバージョンができたんだねー」
エミリー「じゃあ、両方まちがってないんでしゅね!」
真美「全然知らなかったヨ・・・」
亜美「亜美もだヨ・・・」
亜美「あり?でもそうすると」
亜美「亜美たちより年上の麗花お姉ちゃんはまだしも」
亜美「なんでひなぴーまで『さんしょうさん』で覚えてるんだろ」
麗花「そう言われればそうだね?」
ひなた「それは、多分あたしがこういうのを」
ひなた「ばあちゃんとかに教えてもらったからじゃないかなぁ」
真美「なーるほど!」
亜美「それなら『ごましお~』の所を元々の歌詞で覚えてるのもナットクだね!」
亜美「ふぃ~~なにはともあれ」
亜美「これでやっとおにぎり作りに戻れるよー」
ひなた「ふふ、お疲れさん」
エミリー「・・・・・・」グッ
エミリー「あ、あの」
真美「よーし、まだまだ張り切って握るよー!」
亜美「おー!」
エミリー「!・・・・・・おー」
麗花「・・・」
麗花「エミリーちゃん、どうしたの?」
エミリー「い、いえ、別に何でもありませんよ!」
麗花「そうかな?」ジーー
エミリー「うっ・・・は、はい」
麗花「そっか。エミリーちゃんが平気ならいいんだけど」
麗花「エミリーちゃんが私達に遠慮して」
麗花「言いたい事をウヤムヤにしてるせいでしょんぼりしてるんだとしたら」
麗花「私、とっても悲しいな」
エミリー「!!」
エミリー「・・・せっかく落ち着いたのに」
エミリー「ここでまたわたしがよけいなことを言って」
エミリー「作業を中断させちゃったらって思って・・・」グスン
麗花「・・・もう、エミリーちゃんたら可愛い♪」ギュッ
麗花「そんなに心配なら、皆に聞いてみちゃおっか」
エミリー「え?で、でも」
麗花「まあ、もう全部聞こえてるんだろうけど♪」
エミリー「えっ」
真美「え、えーっとね」
真美「大声出した瞬間に『あぁっカブっちった!』って思ったんだけど」
真美「途中で止まれずに言い切っちゃたんデスヨネー・・・」
真美「なでしこが何か言おうとしてできなかったのって」
真美「多分それがゲンインかなーなんて・・・」
真美「だからほんとごめんね!」ペコリ
エミリー「そ、そんな事ないでしゅよ!」ワタワタ
亜美「真美サン今日はやらかしデーですな~」ニヤニヤ
亜美「これはペナルティですよペナルティ!」
真美「ぐぬぬぬ」
ひなた「亜美シショーもさっきエミリーちゃんを泣かせたべさ」
亜美「うっ・・・・・・調子乗って済みませんでした」ペコリ
麗花「ね、遠慮なんて要らないでしょ?」
エミリー「・・・ふふっ、そうでしゅね」
麗花「じゃあ、どうぞ♪」
エミリー「・・・みなさん、あの」
エミリー「さっきの歌について、まだ一つだけ気になる点があるんでしゅ」
亜美「何だい何だい?」
ひなた「遠慮しないで、なあんでも聞いてごらん」
真美「この真美(のスマホ)様がズバッと答えてしんぜよう」
エミリー「えーっと・・・歌の初めのほうにある・・・」
ひなた「『これくらいの おべんとばこに』?」
エミリー「そ、その次のでしゅ」
麗花「『おにぎり おにぎり ちょいとつめて』?」
エミリー「そう!そこでしゅ!」
亜美「・・・そこが気になる所?」
エミリー「気になるというか、なんというか」
エミリー「ああ、うまく言葉にできないでしゅ・・・」ムズムズ
麗花「!」ティン
麗花「エミリーちゃん、口で伝え辛いなら」
麗花「紙に書いて説明してみたらどうかな?」ペラ
エミリー「は、はい!分かりました!」
亜美「・・・にしてもこの部分はさー」
真美「さっきまでと違って選択肢は一つしかないんじゃない?」
ひなた「あたしもそう思うけんども・・・」
麗花「まあまあ、もうちょっと待ってみようよ♪」
亜美「はーい」
エミリー「書けました!」
真美「どれどれ~・・・」
エミリー「わたしにはみなさんが」
エミリー「こう歌っているように聞こえるんでしゅが・・・」ペラ
亜美真美ひなた「!!」
麗花「・・・ふふっ♪」
『おにぎりをにぎり ちょいとつめて』
エミリー「・・・これで合ってましゅか?」
亜美「・・・ごめんパス!」
ひなた「あ、あたしも分からないねぇ」
真美「真美も知らない・・・」
亜美「・・・ていうかそれってこれってもしかして」
亜美「今まで亜美達の方が間違って覚えてたのかな!??」
ひなた「ど、どうなんだろか・・・」
真美「いやいやいや~、発音は同じなんだしどっちでも」
エミリー「・・・」ジー
真美「よくはないですよねーゴメンナサイ!」
麗花「真美ちゃん、調べてみた?」
真美「おおっとビックリし過ぎて忘れてた!今やる!」ポチポチ
亜美「でもこんなの出てくるのかなー」
亜美「・・・はっ!もしかしたら、これは世紀の大発見に」
真美「うわメッチャ出てきたぁ」
亜美「ズコー」
ひなた「はえー、皆色々考えるもんだねぇ」
真美「えーっと、この歌の作詞家さんによると・・・」
エミリーひなた亜美「・・・」ゴクリ
真美「正しくは繰り返す方」
真美「『おにぎり おにぎり ちょいとつめて』なんだってさ」
ひなた亜美「ほっ・・・」
エミリー「なるほど!そちらが本来のかしなのでしゅね!」
エミリー「とてもすっきりしました!」
真美「真美としては、なでしこの歌詞でもいいと思うけどねー」
麗花「どちらにせよ、エミリーちゃんが言い出さなかったら」
麗花「この事を知るのはずっと後になってたかもね♪」
亜美「ひえ~、そう言われるとなんだか怖くなってきたカモ」
ひなた「ありがとねぇ、エミリーちゃん」
ひなた「あたしらも勉強になったべさ」ナデナデ
エミリー「とんでもないでしゅ・・・えへへ」
真美「大手柄だね、なでしこ!」
麗花「ご褒美のハグ、ぎゅー!」ギュー
亜美「あ゛~こんなに頭使ったの久し振りだー!」バタリ
真美「真美も・・・もう疲れて動けないよ~」
真美「・・・そうだ!こんなに大量にあるんだから」
亜美「んっふっふ~、2つ3つくらい今食べてもダイジョブっしょ!」
エミリー「あ!つまみ食いははしたないでしゅよ!」
ひなた「まあまあ、ちょっとくらいなら平気だべさ」
亜美「それじゃあ遠慮なく・・・」
亜美真美「いっただきまーす!」パク
亜美真美「!!!??」ビクン
亜美「スウィーティーーーーー☆!?」
真美「かっっっっっっっらーーーい!??」
ひなた「あ、あれぇ?」
麗花「おー二人とも、大当たりだね!」
麗花「多分亜美ちゃんのが塩の代わりに砂糖を使って」
麗花「マシュマロとグミが入ったスイーツおにぎりで」
麗花「真美ちゃんのが山葵と辛子とタバスコ入りの激辛おにぎりだね!」
エミリー「れ、れいかさん、いつの間に・・・」
ひなた「ち、因みにどれくらい作ったんだい?」
麗花「取り敢えず、あの時には二つ作ってたんだけど」
エミリー「Oh...」
麗花「見事二人に食べられちゃったし、もう満足かな♪」
エミリー(ほっ・・・)
ひなた(・・・シショー、センセー)
ひなた(お二人の勇姿は、しかと見届けたべさ・・・!)
亜美真美「」
~登場人物~
エミリー スチュアート:小学生の女の子
イギリス出身で日本(文化)が大好き
最近気になっている童謡は「アルプス一万尺」
ひなたさん(木下ひなた):765プロのアイドルの一人
北国育ちの田舎出身系純朴娘
好きな童謡は「大きなくりの木のしたで」
れいかさん(北上麗花):765プロのアイドルの一人
「百聞は一見に如かず」の体現者
好きな童謡は「ずいずいずっころばし」
亜美さん(双海亜美):765プロのアイドルの一人
双海姉妹のかわいい系(自称)
好きな童謡は「おもちゃのチャチャチャ」
真美さん(双海真美):765プロのアイドルの一人
双海姉妹の癒し系(自称)
好きな童謡は「ふしぎなポケット」
しかけ人様(P):765プロダクションのプロデューサー
今回出番はやや少なめ
好きな童謡は「手のひらを太陽に」
やりたい事詰め込んだらアホみたいに長くなっちゃいました
昨日のうちに終わる予定だったのに
欲張って5人も出すと収集つきませんね
改めて麗花さんおたおめです
ではまた
補足
>>107
ゴマ味噌 ← 誤魔化す
ウロボロス ← うろ覚え
という意味
エミリー「これは何のお写真なんでしゅか?」
P「あぁそうか、エミリーは現場にいなかったか」
亜利沙「『サイキックヒーローズ』の時のですね!」
P「わりと出来がよかったから、つい余分に撮っちゃったんだよな」
亜利沙「コスチュームを着てノリノリな桃子ちゃんセンパイ達の姿」
亜利沙「とってもキュートでした・・・」ウットリ
亜利沙「ありさの秘蔵フォルダーも潤いましたし」
亜利沙「とっても有意義なお仕事でしたね!・・・ムフフ♪」
P「こっちのチェックが終わったら、次は亜利沙のカメラの番だぞ」
亜利沙「ふぇえ!??そ、そんなぁプロデューサーさん、どうかお慈悲をぉ!」
P「今回は亜利沙も頑張ったし、基準は甘くするよ」
エミリー「さいきっく・・・psyshic・・・」ブツブツ
P「あー、日本語で言うと『超能力』かな」
エミリー「なるほど!『ちょう能力のえいゆう達』でしゅね!」ドヤァ
亜利沙「はっ!エミリーちゃんの愛くるしいドヤ顔っ」
亜利沙「これを逃す手はありません!」
亜利沙「エミリーちゃん、そのまま視線をこちパシャパシャパシャパシャパシャパシャ
エミリー「ま、まぶしいでしゅ」
P「生き生きしてんなぁ・・・あ」
スッ
亜利沙「あれ?んも~誰ですか?」
亜利沙「前に立たれたらエミリーちゃんが見えな・・・あっ」
杏奈「・・・」
亜利沙「・・・」
杏奈「・・・」ニコッ
亜利沙「・・・お、お疲れ様です、杏奈ちゃん」
~~~
杏奈「亜利沙・・・エミリーちゃん、怯えてたでしょ」
杏奈「小さい子を泣かせるなんて・・・・・・最低、だよ」ピッ
亜利沙「ハイ・・・済みません。調子に乗りました」←正座
エミリー「そ、そんなことはないでしゅよ?」
杏奈「ううん・・・遠慮、しないで」ピピッ
杏奈「悪いのは全部・・・亜利沙だから」ピッピッ...ピッ
亜利沙「と、ところでですね~杏奈ちゃん」
杏奈「なに?」ピッピピッ
亜利沙「非常に聞き辛いのですが・・・」
亜利沙「先ほどから亜利沙のカメラを操作しているのはもしかして・・・」
杏奈「・・・・・・ふふ♪」ピッ
亜利沙「あぁぁやっぱりありさの貴重なコレクションが!」ガバッ
杏奈「亜利沙、ステイ」
亜利沙「うっ!」ピタッ
亜利沙「くぅぅ普段よりも強めなアタリですがこれはこれで・・・!」
亜利沙「でもやっぱりデータだけはご勘弁をーー!」ワタワタ
\ヤイノヤイノ/
P「相変わらず二人は仲がいいなあ」
エミリー「と、止めないでいいんでしょうか」
百合子「大丈夫、ああ見えて杏奈ちゃんも楽しんでるんだよ」
P「お、百合子も戻ってたのか。お疲れ」
エミリー「おつかれ様でしゅ!」
百合子「予定もなかったので、早めに来ちゃいました」
P(まあエミリーが心配してるのは亜利沙の方だろうけどな)
亜利沙「はあ、はあ・・・なんとか許してもらえました」ゼエゼエ
P「じゃあぼちぼち再開するか。百合子も手伝う?」ピラッ
百合子「あ!それってこの前の写真ですよね?もちろんです!」
百合子「私まだ見れてないんですよね・・・わぁ、皆格好いいなあ」
P「だろ?百合子はこういうの好きそうだし」
百合子「そうですよ!どうして私もやらせてくれなかったんですか!」
P「すまんすまん。また次の機会があればな」
P「杏奈はどうする?まだリハとかまで時間はあるけど」
P「それまで充電してるか?」
杏奈「ううん・・・もう、大丈夫」
杏奈「それより、杏奈もその写真・・・見たい、な」
P「そうか、じゃあ一緒にチェックしてってくれ」
エミリー「あの、しかけ人様、お聞きしたいことが」
百合子「!」
亜利沙「!」
杏奈「!」
P「はいなんでございましょうか」
エミリー「『ちょう能力』とは一体どんな物なんでしゅか?」
P「ふむ・・・ふむ??」
エミリー「あ、いえ、どんな物かは大体分かるのでしゅが」
エミリー「ええっと、以前百合子さんやさよこさんが出ていらした・・・」
杏奈「『アイドルヒーローズ』?」
エミリー「それでしゅ!その中で使っていた、ほにゃらら力・・・」
百合子「キネティックパワー、かな?」
エミリー「はい!そういったものと『ちょう能力』は、同じなんでしょうか?」
亜利沙「な、なるほど」
P「うーん、確かに空飛んだりビル切ったりするのは常人には無理だけど」
P「それも『超能力』と総称するのは・・・なんか違和感あるな」
P「いやまあ間違っちゃいないんだろうけどさ」
杏奈「杏奈も・・・そう思う」
杏奈「どちらかというと、そういうのは・・・」
杏奈「『特殊能力』、とか、『スキル』って・・・言う、かも」
杏奈「・・・ゲームだと」
P「うん。あるいは、その作品内での用語だろう」
P「『キネティックパワー』みたいな感じの」
亜利沙「あ、ありさにはちょっと専門外の分野なので静かにしてますね」
P「っていうかこういう話題に一番強いのって」
P「この中なら百合子なんじゃ」
百合子「ふっふっふ・・・よくぞ聞いて下さいましたね、プロデューサーさん!」
P「お、おう」
百合子「この謎の解明は、この私にお任せ下さい!」
P「謎っていうより、ただ『超能力』の定義の話だけどな」
亜利沙「百合子ちゃんは最近推理モノを読んでましたからね」
亜利沙「多分その影響でしょう」パシャ
エミリー(かっこいいでしゅ)
百合子「さっきの話でも出た様に、『超能力』とは」
百合子「通常、人間には不可能なことを実現できる力」
百合子「そして科学では説明できない超自然的な能力を指すんです」
P「けどそれだけだと、ちょっと物足りないんだよな」
百合子「はい。キネティックパワーの例に限らず、『小宇宙』や『気』」
百合子「『幽波紋』や『念』、『チャクラ』に『霊力』、更に・・・」
P「百合子、脱線してるぞ」
百合子「はっ!!す、済みません///」
百合子「とにかく、こういった特殊能力全てを表すとなると」
百合子「『超能力』という言葉はやや的外れの感が否めません」
百合子「それもそのはず、本来『超能力』として挙げられるのは」
百合子「“手を触れずに物体を動かす”といった『念力(サイコキネシス)』か」
百合子「“人の心を読み取る”等の『ESP』に分けられるんです」
P「なーるほど、確かに“ザ・超能力”ってやつだ」
亜利沙「いーえす・・・?」
百合子「え、えーっとね・・・・・・」チラ ペラッ
百合子「『えくすとら、せんさりー、ぱーせぷしょん』の略だよ!」
亜利沙(カ、カンペ・・・だと・・・!?)パシャパシャ
P(かわいい)
エミリー「Extra-sensory perception・・・でしょうか」
百合子「そうそれ!」
P「いわゆる『超感覚』か」
百合子「もちろん、この二つに当てはまらないものもあります」
P「んー、パッと思い浮かぶのは・・・」
P「『発火能力(パイロキネシス)』、とか?」
杏奈「『瞬間移動(テレポーテーション)』も・・・かな」
百合子「その通り!他にもあるみたいだけどね」
エミリー「ほわー、お二人ともすごいでしゅ」
亜利沙「やや得意気に答える杏奈ちゃんもキュートです!」パシャパシャ
杏奈「うるさい亜利沙・・・・・・燃やすよ?」
亜利沙「辛辣ゥ!」
エミリー「そうすると、今回は『ちょう感覚』にあたるのがありささんで」
杏奈「ひなたちゃんは・・・ギリギリ、『念力』・・・かな?」
百合子「そうだね。あとは皆例外かも」
P「まあ細かいことは気にしない気にしない」
P「それくらい緩いほうが丁度いいんだよ」
百合子「と、いうわけで」
百合子「これで大丈夫かな、エミリーちゃん」
エミリー「はい!ありがとうございましゅ!」
百合子「ふふ、どういたしまして」
P「それにしたって、よくあんなスラスラ説明できたな」
P「こういうのが好きなのは知ってたが、研究でもしてたみたいだ」
百合子「え゛っっ!?そそ、そうでもないですよ」
百合子「たまたま覚えていただけです、あはは」
杏奈「・・・『サイキックヒーローズ』の話を聞いて、すぐに」
『杏奈ちゃん、私も途中から参戦するかもしれないよね!?』
『今のうちに私の能力と必殺技の名前を考えなきゃ!』
『お願い、私だけじゃ色々偏りそうだから手伝って!』
『あ、どうせならちゃんと一から調べた方がいいかも!』
杏奈「・・・って、百合子さんに・・・拉致、されたの」
百合子「も、もう、杏奈ちゃん!それは秘密にしてって言ったのにー!」プンスカ
杏奈「手伝うのは、全然問題無かった・・・けど」
杏奈「まさか二徹させられるとは、思わなかった・・・」
杏奈「・・・ちょっと、怒ってた、から・・・仕返し♪」
百合子「うぅ、ごめんなさい・・・」
亜利沙(だからカンペまで作ってたんですねぇ)パシャパシャ
杏奈「・・・亜利沙」
亜利沙「は、はいっごめんなさい!?」ビクッ
杏奈「・・・今日は何の日か・・・知ってる?」
亜利沙「ホァっ!?」
亜利沙「もちのろんですよ!知らないわけがないじゃないですか!」
杏奈「・・・」ジー
亜利沙「あ、後でちゃんとお祝いしますが・・・」
亜利沙「杏奈ちゃん、お誕生日おめでとうございます!」
杏奈「ん・・・・・・ありがと」
杏奈「・・・でね、亜利沙に一つ・・・お願いが、あるんだけど」
杏奈「・・・いいかな」
亜利沙「当たり前です!」
亜利沙「アイドルちゃんの為ならば、ありさは全力をもって応えてみせますよ!」
杏奈「・・・じゃあ、お願いするね」
杏奈「この後・・・杏奈の、バースデーライブがあるの」
杏奈「杏奈、全力で・・・キラキラしてくる、から」
杏奈「最高の一枚・・・・・・お願い、します」
亜利沙「任せて下さい!!」
~登場人物~
エミリー スチュアート:小学生の女の子
イギリス出身で日本(文化)が大好き
身につけたい超能力(?)は「忍術」
あんなさん(望月杏奈):765プロのアイドルの一人
オンオフスイッチ系でゲーム大好きっ子
身につけたい超能力は「時間停止」(好きなだけ寝たりゲームしたい)
ありささん(松田亜利沙):765プロのアイドルの一人
ハイテンションなドルオタ系アイドル
身につけたい超能力は「透視」又は「念写」
百合子さん(七尾百合子):765プロのアイドルの一人
図書室の暴走特急こと風の戦士
身につけたい超能力(?)は悩みに悩んで「空力使い(エアロハンド)」
因みに次点は「超電磁砲(レールガン)」
しかけ人様(P):765プロのプロデューサー
心はいつまでも少年のまま
身につけたい超能力は「空中飛行」
もうおじいちゃんだから新情報を把握し切れません
けどこれで事務員さんも入れて3人新キャラが増えるんですよね
趣味把握の方を更新するわけにもいかないんでもしかしたらこっちに捻じ込むかもです
まあその前にどなたかが書いて下さるかな・・・
ではまた
趣味の続きか、楽しみにしてるよ
一旦乙です
>>135
松田亜利沙(16) Vo
http://i.imgur.com/2q6czOO.jpg
http://i.imgur.com/7y3BtJr.jpg
>>138
望月杏奈(14) Vo
http://i.imgur.com/471KyIG.jpg
http://i.imgur.com/7VbruEz.jpg
>>141
七尾百合子(15) Vi
http://i.imgur.com/l59HZMN.jpg
http://i.imgur.com/ntAZkuz.jpg
ガチャ
エミリー「失礼しましゅ」
風花「皆さんここにいらしたんですね」
莉緒「あら、風花ちゃんとエミリーちゃんじゃない」
P「どうしたんだ?」
エミリー「あの、先ほどのぶたいを見させていただいて」
エミリー「すぐにすばらしいえんぶでしたとお伝えしたかったんでしゅ!」
風花「もちろんいつでも素敵な歌声なんですけど」
風花「今日は特に心動かされるステージでした」
風花「私、少し泣いちゃいました」グスッ
このみ「二人とも、見ててくれたのね。ありがと!」
莉緒「ふふふ、そうでしょそうでしょ」
莉緒「でも、このみ姉さんの力はまだこんなもんじゃないんだから!」
このみ「ち、ちょっとやめてよ莉緒ちゃん///」
P「なんで莉緒が偉そうにするんだ」
莉緒「細かいことは気にしないの」
エミリー「ふふっ」
風花「・・・改めて、このみさん」
風花「お誕生日おめでとうございます」
エミリー「おめでとうございましゅ!」
P「俺も、心からお祝いします」
莉緒「おめでとう、このみ姉さん。これからもよろしくね」
このみ「・・・ええ、もちろんよ」
このみ「皆、ありがとう!」
莉緒「さーて、バースデーライブも大成功だったし」
莉緒「今夜はとことん飲んでお祝いよ!」
P「だからなんで莉緒が喜ぶんだ」
このみ「まあまあプロデューサー、いいじゃない」
このみ「元から私もそのつもりだったしね♪」
莉緒「さすが姉さん!」
P「まったく・・・ほどほどにしとけよ?」
莉緒「もー心配し過ぎよプロデューサーくん」
P「明日オフのこのみさんはともかく、二人は仕事が・・・」ペラ
手帳「二人も休みやで」
P「あれぇー?」
莉緒「今日の為に少しずつスケジュールを調整してたの♪」
風花「えっ!明日のお休みってそういうことだったんですか!?」
このみ「こういう時の莉緒ちゃんの手際は凄まじいわね」
P(小鳥さんも協力してるなこりゃ・・・)
エミリー「こ、これが“できる女”なのでしょうか」
このみ「ちょっと違うかな」
莉緒「大丈夫、今夜はお祝いがメインなんだし」
莉緒「きちんと節度を守って楽しむから!」
莉緒「これでもちゃんとメリハリはつける方でしょ?」
P「まあ・・・そう・・・・・・そう、だなぁ・・・?」
莉緒「なんでそこで疑問符なのよー!」
莉緒「姉さんからも言ってやって!」
このみ「莉緒ちゃんはそのままでいいのよ・・・そのままで」シミジミ
莉緒「えっ、それはどういう意味なの」
風花「あ、あはは・・・あら?」
エミリー「・・・・・・」ムムム
このみ「ほらほらエミリーちゃん!」グニグニ
エミリー「ふぁ、ひゃい!?」
このみ「またしかめっ面になってるわよー」ムニムニ
このみ「聞きたいことがあるなら、遠慮なんてしないでっていったでしょ?」
莉緒「そうそう、せっかく最年長3人が揃ってるんだもの」
莉緒「お姉さんたちに任せてごらんなさい♪」ウィンク
エミリー「・・・分かりました」
エミリー「お言葉にあまえさせていただきましゅ」
エミリー「さっき、りおさんがおっしゃった」
エミリー「“めりはりをつける”についてなんでしゅが」
風花「公私を混同しない、って意味の言葉ね」
このみ「砕いて言えば、オンオフをしっかり分ける、って感じかしら」
エミリー「いえ、意味は知っているんでしゅ」
エミリー「ですが、その・・・なんと言えばいいのか」
莉緒「取り敢えず話してみたらいいんじゃない?」
エミリー「はい・・・」
エミリー「このみさんのお言葉をお借りすると」
エミリー「“めり”と“はり”のどちらが“おん”で」
エミリー「どちらが“おふ”を表しているんでしょうか?」
エミリー「それとも“めりはり”で一つの言葉なんでしゅか?」
風花「・・・」
莉緒「・・・」
このみ「・・・」
P「あー・・・」
風花「ご、ごめんなさい、私は知らないの・・・」
風花「莉緒さんは」
莉緒「私も知らないわ」キッパリ
莉緒「けどこのみ姉さんならなんとかしてくれる・・・はず」チラッ
このみ「うぐぐぐ・・・またそうやって丸投げして・・・」
このみ「確か漢字で“減り張り”って書いた・・・気がするから」
このみ「多分“メリ”がオフだと思うんだけど・・・」ムムム
このみ「プロデューサー」
P「漢字はそれで合ってると思います」
P「けど、俺もそこまでしか知らないんですよね」
P「何か由来があるのかな・・・調べてみます」ゴソゴソ
莉緒「待ってプロデューサーくん!」ダキッ
P「!!?」
風花「ひゃー///」
莉緒「もうちょっとだけ考えさせて!お願い!」ギュー
P「わわ分かった分かったから早よ離れておくんなまし!」ジタバタ
莉緒「ありがと、ってなんでそんなに暴れるの」パッ
P(当たってたんですよ色々なモノが色々なトコロに!!)
P(言えないけど!!柔らかかったとかいい香りだったとか!!)ゼエゼエ
莉緒「なによ、そこまで嫌がるなんて失礼しちゃうわ」プンプン
風花「莉緒さん、多分だけどそういうことじゃない気がします・・・」
莉緒「?」
エミリー「あ、あの、このみさん」
このみ「なあに?」
エミリー「なぜわたしに目かくしをするのでしゅか?」
このみ「ふふ、気にしないでエミリーちゃん」
このみ「これは日本に古くから伝わるしきたりなのよ」ナデナデ
エミリー「! そうなんでしゅか、勉強になりましゅ!」
このみ「でも莉緒ちゃん、もう少し考えるって言ったって」
このみ「手掛かりが漢字二文字しかないのよ?」
風花「正直、これだけだと難しいですね」
莉緒「そこをなんとか・・・こじつけで」
P「おいおい」
莉緒「いーの!後で正解を調べるんだから」
莉緒「ひとまず考えられるだけ考えておくのよ!」
風花「どんな由来があるんでしょうか」フーム
莉緒「・・・うーん」
莉緒「例えば・・・さっきの続きで言うと」
莉緒「“張り”がスイッチオン状態を表す・・・のよね?」
このみ「おそらくね」
莉緒「それって、なんとな~くだけど、私だったら」
莉緒「ギターとかをイメージするな~・・・みたいな」
P「あー、なるほど」
P「つまり『弦を張る』ってことか?」
莉緒「そうそう!そんな感じ!」
エミリー「それだと、“めり”は何を表すのでしょうか?」
このみ「弦が減るっていうのは・・・切れたのかしら」
P「シンプルに考えたらそうなりますね」
風花「確かにそれだと演奏はできませんけど」
風花「“メリハリをつける”という言葉が表す状態とは・・・」
莉緒「うぅ、ちょっと違うような気がする」
莉緒「やっぱり思い付きじゃ無理があったわよね・・・」
莉緒「ごめんね、エミリーちゃん」
エミリー「い、いえ!とんでもないでしゅ!」
エミリー「こちらこそ、お手数おかけしてごめんなさい」
P「いやいや、合ってるかどうかは別にしても」
P「俺は莉緒の考えは結構面白いと思うぞ」
風花「私もそう思います!」
このみ「そうね、最後こそ少しあれ?ってなっちゃったけど」
このみ「諦めずに進もうとしたその姿勢はとっても立派よ!」
莉緒「・・・ふふ、皆、ありがとね」
莉緒「じゃあプロデューサーくん、答え合わせお願いね!」
P「はいよ」ゴソゴソ
風花「なんだかドキドキしますね」
エミリー「調べて出てこなかったらどうしましょうか・・・」ソワソワ
このみ「その心配は要らないと思うけど、どうかしら」
P「あっ」
莉緒「? どうしたの、プロデューサーくん」
このみ「どんな由来か分かった?」
P「・・・・・・」
風花「・・・プロデューサーさん?」
エミリー「しかけ人様?」
莉緒「ちょっと!もったいぶってないで教えてよ」
P「・・・スマホの充電が切れてる」
このみ「えー・・・」ジトー
風花「プロデューサーさん・・・」ジー
P「ご、ごめん」
P「すぐ充電してくる・・・あ、コード家に置きっぱだ」
莉緒「・・・」ジロー
P「ス、スミマセン」
エミリー「え、えっと・・・」アセアセ
コンコン
4人「!」
P「ん?誰だろ」
コンコン 『済みません、プロデューサーさんはいらっしゃいますか』
P「あれ?あー!そっか、そうだった!」
P「済みません、今そっちに行きます!」タッタッタッ
風花「ど、どなたでしょうか」ヒソヒソ
莉緒「さあ・・・ドア越しだけど、聞いたことない声だったわ」ヒソヒソ
エミリー「けど、女の人っぽいでしゅ」ヒソヒソ
このみ「プロデューサーが敬語・・・」
このみ「千鶴ちゃんでも小鳥ちゃんでもない・・・そらちゃん?」ヒソヒソ
莉緒「ううん、もっとセクシーな声だったと思う」ヒソヒソ
風花「なんですかその判断基準!?」ヒソヒソ
P「おーい、なに隠れて話してるんだ」
4人「」ビクッ
このみ「べ、別に隠れてはいませんよ?」
エミリー「あの、しかけ人様、となりの方は・・・」
P「皆にはまだ秘密にしておくつもりだったんだが」
P「どうせだから早めに紹介しとくよ・・・では、お願いします」
?「はい」
?「この度、765プロダクションに所属させて頂くことになりました」
?「桜守歌織といいます」
歌織「この業界についてはまだ右も左も分からない素人ですが」
歌織「これから、どうぞ宜しくお願いします」ペコリ
P「・・・というわけでこの方、桜守歌織さんは」
P「今度加わるシアターの新しいメンバーだ」
P「本格的に活動を始めるのはまだ少し先になるが」
P「うちの環境に慣れておく為に、今後もちょくちょく出入りすると思う」
P「何かあったら積極的にサポートしてあげて欲しい」
P「頼めるか?・・・と、聞くまでもなかったな」
このみ「ふふ、当たり前でしょ、プロデューサー」
莉緒「知らないことだらけで最初は大変でしょうけど、気軽に頼ってね♪」
風花「私もできる限りお手伝いしますから、一緒に頑張りましょう!」
歌織「はい!有難うございます!」
\ワイワイガヤガヤ/
P「どうした、エミリー。固まってるぞ」
P「そんなにびっくりしたか?」
エミリー「いえ、おどろいたのはそうなんでしゅけど・・・」
エミリー「お三方は全くそんな様子もなく、かおりさんとお話されていて」
エミリー「・・・改めて、真の大和なでしこへの道のりは長いな、と」
P「・・・焦らなくても大丈夫だよ、エミリー」
P「あの三人も、内心では凄い驚いてるんだ」
P「何事にも動じないのが大人ってわけじゃない」
エミリー「・・・そうなのでしゅか?」
P「嘘なんかじゃないぞ?」
P「ただ、三人は、さっきは大声を出して驚くよりも」
P「歌織さんに優しく話しかけて緊張を解いてあげる方がいいと判断しただけだ」
P「実際、歌織さんも少しばかり顔が強張ってた」
P「要するに莉緒たちは“空気を読んだ”んだな」
P「・・・まだエミリーには難しい表現かもしれないけど」
P「無理に取り繕わなくても大丈夫、今はそのままでいいんだ」
P「大きくなったらきっと、立派な大和撫子になれてるさ」ナデナデ
エミリー「・・・はい!」
P「どうでしょう、先輩たちは怖くないですか?」
歌織「そ、そんなことありませんよ!」
莉緒「ちょっとプロデューサーくん、変なこと吹き込もうとしないで!」
風花「歌織ちゃん、嫌なことがあったらすぐに相談してね?」
風花「特に変な衣装とか変なお芝居とか、変な衣装とか・・・」
このみ「油断したらランドセル背負う羽目になるから、気を付けるのよ!」
歌織「はい・・・?」
P(くっ、強く否定できない)
エミリー「あ、あの、かおりさん」
歌織「ん、なあに?えっと・・・エミリーちゃん」
エミリー「ご都合が悪くなければでいいのでしゅが」
エミリー「以前は何をなさっていたのか、教えて下さいませんか?」
莉緒「あ、それは私も気になるかも」
P「歌織さんは音楽教室の先生をやっていたんだ」
風花「へえ!とっても素敵ですね!」
このみ「やっぱり歌も上手いのかしら」
歌織「いえいえ、人並です」
莉緒「で、実際どうなの?プロデューサーくん」
P「え?そりゃすんごいやんばいに決まってるだろ?びびるぜ?」
このみ「くぅ~そうよねー、こりゃ負けてられないわ!」
歌織「///」
エミリー「早く聞いてみたいでしゅ!」
風花「ふふ、楽しみにしてますね♪」
莉緒「あれ・・・音楽教室・・・音楽?」
P「あっやべ」
このみ「あっ!そうよ、プロデューサー!」
莉緒「どうするの、さっきのあれ!」
P「ヒィスンマセンスンマセン」
歌織「ど、どうなさったんですか?」
風花「実はかくかくしかじかで・・・」
歌織「なるほど・・・あの、私」
莉緒「ほらほら、歌織ちゃんも何か言っちゃって!」
歌織「その言葉の由来について、説明できるかもしれません」
このみ「プロデューサー、歌織ちゃんもこう・・・え?」
莉緒「い、今なんて?」
歌織「ですから、私、“めりはり”の由来について」
歌織「ご説明できるかもしれません・・・と」
「「「えーーっ!」」」
エミリー(あ、ほんとにおどろいてるんだ)
~~~
歌織「そもそもこの“メリハリ”は、音声を緩めたり張り上げること」
歌織「又は音の高低を意味する言葉です」
このみ「そういえば、ボイスレッスンでよく言われるわね・・・」
歌織「そしてこれは、“メリカリ”という邦楽用語が転じたものなんです」
歌織「具体的には、低い音を“減り(めり)”」
歌織「高い音を“上り・甲(かり)”と呼んでいました」
歌織「現代では主に尺八などの管楽器で“浮り(かり)”が使われているようですね」
莉緒「あちゃー、弦楽器じゃなかったのね」
風花「けど、音楽関連の用語なのは当たってますよ!」
歌織「“減り”は“減り込む”等で一般的にも用いられていたのですが」
歌織「“上り”の方は邦楽以外では使われなかったせいもあって」
歌織「近世頃より“張り”が使われ、“減り張り”となったんです」
歌織「音以外に対し、比喩的に用いられるようになったのは最近のことらしいですよ」
P「へー、まだまだ知らないことってのは見つかるもんですね」
歌織「・・・と、私が知っているのはこれだけなのですが」
歌織「いかがだったでしょうか、エミリーちゃん」
エミリー「はい、ありがとうございましゅ!」ペコリ
エミリー「とてもためになるお話でした!」
歌織「ふふ、どういたしまして」
P「それにしても、さすがは先生。手馴れていましたね」
このみ「知識量も凄そう・・・恐れ入ったわ」
歌織「そんな、たまたま学んだことがあっただけですよ」
莉緒「なんにせよ、頼もしい仲間が増えたってことじゃない!」
風花「ふふ、私達も気を引き締めていきましょうね」
莉緒「よーし、懇親会も兼ねて、今日のパーティーに招待するわ!」
このみ「もう。まだ歌織ちゃんの意思を聞いてないでしょ」
風花「どうですか、この後の予定とかは」
歌織「問題ありませんわ、寧ろご迷惑でなければぜひ・・・」
莉緒「よし、決まりね!」
歌織「ところで、私からもお一つ伺いたいのですが」
P「はいはい、どうぞ遠慮なく聞いて下さい」
歌織「先程、プロデューサーさんの携帯が使えなくなったとお聞きしましたが」
歌織「代わりに他の方の物で調べなかったのは、どうしてなんでしょうか?」
エミリー「あっ・・・」
P「・・・」アー
風花「・・・」イワレテミレバ
莉緒「・・・」フツーニソウスレバヨカッタワネ
このみ「・・・」ナンデオモイツカナカッタノカシラ
4人「・・・」ズーン
歌織「あ、あら?」
エミリー「か、かおりさん!」
歌織「はい、なんでしょうか」
エミリー「しゃがんで下さい!」
歌織「は、はあ・・・こうですか?」スッ
エミリー「・・・えいっ」
歌織「あの・・・エミリーちゃん?」
歌織「どうして私に目隠しをしているのかしら」
エミリー「え、えっと、それは・・・あ!」ティン
エミリー「しきたりだから、でしゅ!」ドヤァ
歌織「?????」
これは、とある芸能事務所の他愛無い日常
今日も今日とて小さなお姫様の疑問は尽きません
アイドル達とプロデューサー
更に、新しく増えた仲間は
そんな彼女に振り回されながらも
明るく楽しい毎日を過ごしていくでしょう
めでたしめでたし
~登場人物~
エミリー スチュアート:小学生の女の子
イギリス出身で日本(文化)が大好き
好きな飲み物は抹茶
このみさん(馬場このみ):765プロのアイドルの一人
お酒と麻雀が好きな合法ロリっ子
好きなアルコールは日本酒
風花さん(豊川風花):765プロのアイドルの一人
ナイスバディな元看護士で清楚系(志望)(切実)
好きなアルコールはビール
りおさん(百瀬莉緒):765プロのアイドルの一人
ヨガが趣味のセクシー()系お姉さん
好きなアルコールはワイン(白)
しかけ人様(P):765プロのプロデューサー
スマホの充電は基本30%前後らしい
好きなアルコールは焼酎
かおりさん(桜守歌織):765プロシアターの新メンバー(の一人)
大人エレガントな香り漂う音楽教室のお姉さん
好きなアルコールはラム酒
まだ口調も性格も分からないのについ欲に負けて出してしまいました
ちゃんとリリースされて本家と予想がどれくらいズレているかを確かめたいです
さてスレを立ててからだいたい一か月ちょい経ちましたが、gdgdっぷりが加速してきましたね
まあ最初から既にその感はありましたが
あんまり長く引っ張る内容でもないので、この回を最終回とします
歌織さんと紬ちゃんの趣味の方はわりと皆さん新キャラってことでよく調べているみたいなので
自分がわざわざ何か書く必要も無さそうなんでやめときます
ミリシタほんと楽しみで仕方ないですね
長々と失礼しました
そうか、小さいエミリーわりと好きだったから少し残念
乙です
>>161
豊川風花(22) Vi/An
http://i.imgur.com/YXGqKl6.jpg
http://i.imgur.com/6wmMlf2.jpg
百瀬莉緒(23) Da/Fa
http://i.imgur.com/AO6YFy7.jpg
http://i.imgur.com/W6YU3KT.jpg
馬場このみ(24) Da/An
http://i.imgur.com/Qxv4zur.jpg
http://i.imgur.com/hcv9upi.jpg
>>182
桜守歌織(23) An
http://i.imgur.com/7lIszha.jpg
まず最初に一言、文を馬鹿丁寧に書くと字数がかさむので忌憚ない物言いになること平にご容赦を。
ついでに感想やら批評とか、普段は腰を据えて書かないから至らないかもと前置き。
んでんで、毎話ごとの人物紹介は初め「くどいかな?」なんて思ったけど、
エピローグ的補足も兼ねてるし自分はすぐ気にならなくなった。
でも人によっては鬱陶しく思うかも。機関車トーマスの最後(列車紹介)とか、ゲームだけどMGS5で毎回入るクレジットとかね。
これについては完全に読み手の好みだよなー。
以下、各話ごとの感想
・プロローグ
ちょっと環が賢い印象。エミリーが幼い分余計に浮いたのかも。
環「社長、物知りだったんだね!」←辛辣ゥ! でも好き。
エミリーの年齢変更についての説明が最初に無いので「ちゃう」ってブラバする人は多いかも。
とはいえ説明されると「ああそれで」と普通に納得できるレベル。舌っ足らず表現の「でしゅ」多用もアイディアだよなーって感じ。
ただ幼く見えすぎるから小学一年生とか、思い切って幼稚園児にしても良かったかも。むしろ園児でも問題ないぜ!
・一話
一連の恵美説明時の掛け合いが良い。フフってなる。
Pの解説も自然で「あ、こういう感じでオチるんだ」ってパターン入る感じ。
・二話
海美(どうやって合ってるか判断してるんだろ)←メタ的な、漢字表記ネタ的な。流石美也やで
気づいた時に「ああ!」なんて思ったけど、作者さんの意図する笑いじゃ無かったのなら自分の勘違いです。
・三話
新堂「情報漏洩ついでに申し上げますと」←おい新堂
伊織の年齢がエミリーと同い年なのか分からないのが少々混乱を招くぐらい。
ホームステイ自体は問題ないね。むしろ有りだね。伊織に妹ができたのと同義だし。
失敗したロールケーキは全て使用人達がおいしく頂いたらしい
↑ちょっとくどいかな? なんて思ってたあとがき人物紹介はこの一文で本格的に許された
・四話
全体的に見ると箸休め的な。エミリーが寝てたからかもしれん。
でも何だかんだ文句言いつつ自分から解説始めるジュリアに「染まってんなぁ」とほっこり。
・五話(個人的に一番好きな回)
麗花「私的にはマシュマロがいいなって思うんだけど」←ロシアンおにぎりは耐えたけどここでダメだった。言いそう
対するひなたの(なんとかして使い切らねば・・・!)が追い打ちに。ミリオン常識枠の胃は常に試されている…!
麗花「もう亜美ちゃんったら、恥ずかしいよ///」ニギニギ
真美(何故照れる)←このやり取りもベタだけど好き。
ひなた「『きざみしょうがに ごまふりかけて♪』」
麗花「『きざみしょうがに ごまふりぱっぱ♪』」
亜美「『きざみしょうがに ごましおふって♪』」
真美「『きざみしょうがに ごましおかけて♪』」
こんだけバリエーションあること自体を知らず、こっちも「!?」ってなる。
後はゴマ味噌(ごまかし)からのウロボロス(うろ覚え)、好き。
・六話
亜利沙「エミリーちゃん、そのまま視線をこちパシャパシャパシャパシャパシャパシャ←自分の台詞言い終わるのも待てない辺りが実に亜利沙
杏奈「小さい子を泣かせるなんて・・・・・・最低、だよ」ピッ ←そういや杏奈って亜利沙に塩い。
亜利沙「多分その影響でしょう」パシャ ←こういうさり気ないネタに弱い。(パシャの部分)ってかついさっき静かにしてるって言ったじゃん!
百合子がなんでカンペなんて持ってたかについても自然に説明されてるし、締め方も綺麗で好き。内面で認め合ってるって言うか、良いよね。
エミリーの抱く疑問に関しては五話のが「らしい」けど、全体的な完成度ではこっち。二番目に好きな話。
・七話
莉緒「でも、このみ姉さんの力はまだこんなもんじゃないんだから!」←流石の名誉妹分
P(くっ、強く否定できない)←もはやお約束、伝統芸。
莉緒とPの絡みからの
このみ「これは日本に古くから伝わるしきたりなのよ」ナデナデ
さらにそこからの
エミリー「しきたりだから、でしゅ!」ドヤァ
前述のやり取りからのこのオチ。いかにも日常系的で好き。上手いこと持って来るなーって感じ。
「めりはり」って単語に着眼するのは全話通して一番「あー!」ってなった。
ピンキリみたいな。普段気にせず使ってるけど、説明訊かれたらうまく答えられないようなね。
・全体的に口調とかキャラ再現とか違和感ないし、「200レス弱、長そう…」とか尻込みしてた以上に随分とテンポよく読めた。
むしろ毎回のネタ出しが大変そうだと感心するレベル。ゲームのイベントとか誕生日に絡めてるのも芸コマ。
・雑談スレで触れられてた会話順やら一場面ごとの人物の登場数に関しては、自分は余り気にならなかったかな。
と、言うより台本形式だからこそこれだけの人数を同時に出せるワケだし。これで地の文だったら地獄見るで(作者さんが)
・個人的には短編が続く形なので、スレを話ごとに毎回分ける必要はないかなー。
でも毎度更新される度に乙つけるとも言えぬので、作者さんのモチベ維持できるお好きな方で。
・最後に、続編あれば普通に読む。で、その時こそジュリアを質問で困らせてあげてください(笑)
・長々と長文失礼、作品は非常に楽しく読ませて頂きました。ではー。
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