安部菜々「ウサミン星人は強いんですよ!」ウルトラマンゼロ「腰やるなよ?」 (61)


 アイドルマスター シンデレラガールズ×ウルトラマン

高垣楓「ゼロが二つでダブル……」ウルトラマンゼロ「それ以上言うな!」
高垣楓「ゼロが二つでダブル……」ウルトラマンゼロ「それ以上言うな!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492696911/)

上記スレの続編となります。

・物語はシンデレラガールズ2期からとなります。


・このスレにはオリジナルの設定がふんだんに取り込まれています。
 例・神崎蘭子がティガダークの力を使いこなせる等


・書いたのが随分と前なので、現在のオーブの設定と矛盾している点もあると思いますが
 切ない目で見守ってください。


・スレ内のウルトラマンゼロは本編以上にはっちゃけています。


・今更続編? ぷぷw とか書いたらダメだよ~★


・美嘉ねぇのSSR欲しいです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493393532


美城常務「シンデレラの舞踏会?」

武内P「アイドル達の個性を生かした、複合イベント企画です」

常務「個性か。私の提示する方向性とは真逆だな。パワーオブスマイル?」

武内P「コンセプトは、笑顔。それを支える笑顔。作られた笑顔ではない、本物の笑顔が
    魅力なのだと考えています」

武内P「その力が、光となって、あの邪神ガタノゾーアすらも退けたのです」

常務「あの異星人の話はどうでもいい」

武内P「ティガは地球人と呼べると思いますが(正確には、色々と説はありますが)」


常務「……同じようなことを。……そこまで言うなら、そのお伽噺をやってみなさい。
   だが、やる以上は当然成果をあげてもらう。期限は今期末、それまでに結果を出すように。
   進め方と付随するプロモーションは君に裁量に任せよう。支援はしないが、口出しもしない。
   結果によってはプロジェクト存続も認めよう。勿論、私は私のやり方を進めるがな。
   ただし、失敗したときは君と君の部署の処遇は結果に応じて下すことになる」


武内P(一応、やらせてはくれるのですね)


 仮CPルーム

本田未央「シンデレラの舞踏会!? いつ!? 開催日は!?」

武内P「今期末です」

渋谷凛「舞踏会を成功させたら、存続できるってことだよね」

新田美波「でも、成功したらの話ですよね?」

ウルトラマンゼロ(in卯月)「なら、何の問題もないな!」

島村卯月「はいっ! 島村卯月、精一杯頑張って舞踏会を成功させます! イェイ!」 ブイ

神崎蘭子「運命や宿命、向かい合う時は今!!」

三村かな子「卯月ちゃんも蘭子ちゃんも、凄いやる気」


緒方智絵里「け、けど、そうですよ! ダークザギと戦った時に比べれば!」

双葉杏「うん、確かにそうなんだけどさ。それと比べるのはどうよ?」


アナスタシア「そうです。ガタノゾーアと戦った、時に比べれば、です!」

杏「さすがにあんな化け物と常務を一緒にしたらかわいそうでしょ!?」


城ヶ崎莉嘉「うんっ! アタシらなんて、エンペラペンギン倒したし!」

赤城みりあ「超能力を使える黒いペンギンさんだね!」

諸星きらり「強いペンギンさんだったね~」

杏「あんなペンギンがいたら杏、泣くよ!?」


グレンファイヤー(人間態)「杏ちゃんのツッコミが追い付かねぇな」


卯月「そういえば、ネクサスさんはどこへ行ったのでしょう?」

ゼロ「デュナミストを探しに行ったのか、それともスペースビーストを探しているのか」

美波「私達からすればネクサスはノアだってわかっていますけど、ゼロさん達からすれば」

蘭子「ノア、時空を超越せん奇跡の戦士。その力は、神にも匹敵する……」

多田李衣菜「ノアってどんな技があるの?」

杏「怪獣を一瞬で蒸発させたり、一兆度の炎パンチとか使えるよ」

前川みく「蒸発!? 一兆度パンチって何それ!?」

蘭子「時空の勇者が、時空の勇者であるが所以」

卯月「認めた人には、ウルティメイトイージスとか渡しちゃうくらいですからね」

ゼロ「その全容は、計り知れないな」

みく「さすが、神に匹敵するウルトラマン……」

李衣菜「もう、神様でよくない?」

武内P「ヤプールの侵略、スペースビーストの出現、更にはCP解散の危機ですが」

杏「色々と大変そうだけど」

未央「私たちは、私達のやり方で! 地球を守って、舞踏会を成功させよう!」

シンデレラガールズ「お~!」


ゼロ(ジャンボットとジャンナインを宇宙に配置し、何かあればすぐに知らせてくれる)

ゼロ(例え、どんな敵が来ても、俺たちがみんなを守る!)

ゼロ(しかし、ネクサスはどこに行ったんだ? もう、帰ったのか? それとも……)


 少し前 ウサミン星(?)

携帯電話アラーム「ミミミンミミミンウーサミン ミミミンミミミンウ~サミン」

安部菜々「うぅ……」

菜々「年々起きるのが辛くなる……」

菜々「卯月ちゃんはゼロさんに起こしてもらってると聞きますし、菜々も誰かに起こしてもらいたい……」


ウルトラマンネクサス「おはよう」

菜々「あ、おはようございます……」


菜々「……え?」

ネクサス「……」 フッ

エボルトラスター「……」


菜々「え、えぇぇぇぇぇ!!!???」


隣人『朝っぱらからうるせぇぞ!』 ドンッ!

菜々「はひぃ!? す、すみません!」


 仮CPルーム

武内P「よりみなさんの個性に特化した企画を思案中です」

みく「みく達から企画を提案してもいいの?」

武内P「もちろんです。一緒に考えましょう」 ニコ

みく「……っ! うんっ!」

卯月「こういうのは、ジャンボットさんが得意そうですけど」

ジャンボット(SD)「確かに、現在の時点で346通りの企画を提案できるが」

凛「さすが、スーパーロボット……」

ジャンボット「提案できるだけだ。みんなが自分でやりたい。そういう企画を自分で考えた方が」

ジャンナイン(SD)「あの時の、ティガの輝きにも匹敵する光が放たれる」

卯月「そっか。そうですよね。すみませんでした」 ペコ

ジャンボット「大丈夫だ。卯月が、話の種として聞いたのは、わかっている」

ゼロ「よし! じゃあ、俺と一緒に考えようぜ!」

卯月「はいっ!」

蘭子「あ、私も~!」


みく「~♪」

未央「お、どれどれ。猫200匹ライブって……」

ジャンナイン「捕まえてくるか」

ミラーナイト(人間態)「やめなさい。そして、みくさん、残念ながら現実的な企画ではないかと」

ジャンボット「せめて、10匹以内だな」

みく「それくらいの勢いってこと!」

凛「李衣菜は、何かある?」

李衣菜「ロック色を強めて、より尖った層へのアピール!」

グレンファイヤー「毎回思うんだけどさ、ダリーナって絶対にパッション枠だよな?」

李衣菜「なんでさ!? 私はロックでクールなアイドル目指してるの!」

ゼロ「目指してる、わけだな。目指してるのであって、今は」

卯月「あははは……」

未央「……お?」


TV『はい! 安部菜々です!』


みく「安部菜々ちゃんにゃ!」

李衣菜「へぇ、菜々ちゃんテレビに出てるんだ」


 TV局 スタジオ

みく「あ、菜々ちゃん」

菜々「おはようございます!」

みく・李衣菜「おはようございます」

ジャンナイン(SD)「おはよう」 ヒョコ

菜々「あ、ジャンナインさんも一緒ですか。そっか、ヤプールって侵略者が来てますからね!」

ジャンナイン「僕は護衛だ。合図一つで、ゼロやミラーナイトも突入できるようになっている」

菜々「至れり尽くせりですね!」

みく「奈菜ちゃん、その節(カフェ占拠事件)はご迷惑を」

菜々「いえいえ。今日は一緒にお仕事できて、嬉しいです!」

みく「……っ! うんっ!」

菜々「あ、そうそう。実は」

みく「?」

スタッフ「そろそろ、準備をお願いします」

李衣菜「あ、は~い。いこ、みくちゃん」  みく「うん。菜々ちゃん、またあとでね」

菜々(あうぅ! 菜々は誰に相談すれば……)


 収録中


川島瑞樹「アイドルロッククライミング対決! 一歩リードはあやめ選手!」

十時愛梨「忍者の本領発揮ですね~」

ジャンナイン(するのか。崖のぼり)


浜口あやめ「ふふ……」 ヨイショヨイショ

みく「猫ちゃんパワー全快! みくまっしぐらー!」 ヨイショヨイショ

堀裕子「むむ、サイキックパワー送信です!」

菜々「なんの! この両耳に愛と勇気を引っ提げて、ウサミンパワー!」

 ミミミンミミミンウ~サミン! ミミミンミミミンウ~サミン!

菜々「とりゃー!」 ババババ!


ジャンナイン「菜々の動きが変わった。観客からは特にエネルギーが送信された形跡はないが」

武内P「気持ちの問題ですね」


菜々(あ、あれ? なんだかいつもより、調子がいいような)

みく「菜々ちゃん、凄いにゃ……」

菜々「キャハッ」 

 ゴキッ!

菜々「う、ぐぅ……」

みく「?」

菜々(ちょ、調子が良すぎるというのも、考えモノですね……)

愛梨「一位は、菜々ちゃんで~す!」




上田鈴帆(ファラオコスプレ)「これがいままで、うちを育んできたものたい」

難波笑美「て、何が入ってるのか不安になるわ!」

市原仁奈「食べればファラオの気持ちになれるですよ!」


ジャンナイン「ファラオ……名もなきファラオの魂……デュエル……うっ、メモリーに異常が」

武内P「エクシーズ次元(?)と連動するのはやめてください」


瑞樹「あははは……。次はうっさみーん」

菜々「はい、うさみんのお天気コーナーです」

菜々(あ、あれ? 腰の痛みがもうなくなりかかって……)

菜々「明日は秋晴れが広がるでしょう。ウサミン星が見えるかも……キャハ」


ジャンナイン「ウサミン星? 聞いたことのない星だ」

武内P「あれは所謂、キャラクター設定というものでして」

ジャンナイン「菜々にとって、アイドル活動そのものが、お芝居のようなもの。ということか」

武内P「その考えが近いかと思います」

ジャンナイン(だが、気になる。どこの星をモチーフにしているんだ?)


ジャンナイン「ところで、上田鈴帆、難波笑美はアイドルなのか? 僕にはそうは見えないが」

武内P「……アイドルです」

ジャンナイン「3秒ほど躊躇いが見られたが」


 収録後

みく「Pちゃん、ごめんにゃ。勝負に負けちゃって」

武内P「いえ、十分です」

ジャンナイン「みくの頑張りは、十分に伝わった」

武内P「はい。そして、申し訳ございませんが、私は別の現場に行かなければなりません」

李衣菜「わかった。ヤプールってのもいるし、気を付けてね」

武内P「はい。いざとなったら、すぐにゼロさんをお呼びしますので。では、よろしくお願いします」


ジャンナイン「異次元人ヤプールの侵略は、僕らのレーダーでもとらえにくい。厄介だ」

李衣菜「この間のスペースビーストって奴も急に表れたよね」

みく「ヤプールが連れてきたのかな?」

ジャンナイン「可能性はある。もしくは、ヤプールが表れたせいで空間にゆがみが生じ、そこから現れたか」

李衣菜「杏ちゃんは本物になりかかったダークザギが呼んだ可能性って言ってたし」

みく「可能性を考えたらキリがないにゃ」

ジャンナイン「そういうことだ。君たちは僕が守る」

みく「頼りにしてるにゃ♪」

ジャンナイン「任せろ」


ユッコ「先ほどはどうも!」

みく「裕子ちゃん! 菜々ちゃん!」

李衣菜「お疲れさま~」

裕子「ジャンナインさんも、お疲れ様です!」

ジャンナイン「僕は見学していただけだ」

みく「凄かったにゃ。ウサミンコールが始まってから、一気に逆転されて!」

裕子「サイキックエナジーの送信がうまくいきました!」

ジャンナイン「そのようなものは観測されなかったが」


裕子「……」

ジャンナイン「……」


李衣菜「いや、黙らないでよ!」

裕子「ゼロさんに弟子入りしたいのですが」

李衣菜「いや、学べないでしょ……。コスモスとダイナから、パワーもらった方が早いんじゃない?」

裕子「っ!」 ポン

李衣菜「いや! その手があったかみたいな顔されても!」


みく「菜々ちゃん! みくは感動したにゃ! すっごくキャラが立ってたにゃ!」

菜々「いやぁ、うさみんはキャラとかじゃないんですよ。歌って踊れる声優アイドル安部菜々です」


みく「今日の菜々ちゃんを見て思ったにゃ! 菜々ちゃんこそみくのライバル……目標なんだって!」

菜々「い、いやぁ、目標だなんて」 デレデレ


ジャンナイン「ところで、ウサミン星というのはどの宇宙にあるんだ? モチーフを聞きたい」

菜々「っ!!!!???」

李衣菜「な、ナイン、そういうのはよくないって……」

ジャンナイン「しかし、僕もデータにはない星だ。気になる」

菜々「え、ええっとですね~!(下手なこと言えない~!)」

ジャンナイン「アナザースペースにもなければ、太陽系にもない。M78星雲にもなかったが」

菜々「あ、ああっと、次の収録が押しているので、失礼しますね!」 タタタタ

裕子「て、本当にそんな時間です! それでは、失礼します」

ジャンナイン「残念だ……」

李衣菜「さすが、ナイン。空気を読まない」


菜々(あ、ネクサスさんのこと聞き忘れましたー!!)



 346 会議室

美城常務「かつての芸能界に見られたスター性。別世界のような物語性を確立していこうと考えています」

取引先1「この時代に……ですか……」

取引先2「斬新な試みだとは思いますが……」

取引先3「ウルトラマンがいてくれる今の時期に、こういうことは……その、合わないんじゃ」 ボソ

常務「彼らは所詮、異星人です。いつまでも地球にいるわけじゃない。彼らの話題性は、永遠なのですか?」

取引先3「それは……そうですけど……」

常務「もちろん、現在の話題性は利用させていただきますが。その後に向けての、改革も必要です」

武内P「……」

常務「まずはコーナーの一部を今週で打ち切り、出演者ごと入れ替えます」

武内P「っ! 待ってください!!」

常務「言ったはずだ。私は私のやり方を進めていくと」

武内P「くっ……」


 電車内

菜々「みくちゃん、目標だなんて……」


菜々(ネクサスさんも来てくれたし、夢まであと一歩! 相談はできなかったけど……)

菜々(次に怪獣が出てきたときに格好良く変身して、みんなを驚かせちゃいましょう!)

菜々(みんなのピンチにって言いたいとこですけど……ゼロさんが敵に苦戦……しないですよね) アハハ


菜々「よーし! 明日もウサミンパワー+アルファで頑張っちゃいますよー!!」


 ザワッ


乗客「……」

菜々「ご、ごめんなさーい!!」

乗客(ウサミンって、電車通勤なんだ……)


 346プロ 会議室

ユッコ「今日は何のお話しなんでしょう?」

仁奈「新しい着ぐるみが着れるでごぜーますか?」

ユッコ「もしかして、新しい企画のお話とか?」

上条春菜「偉い人のおめがねに、かなったというわけですね」 クイ


偉い社員「ここにいるみんなには、今一度各々の方向性を考え直していただきたい」

346社員「バラエティ路線の仕事は……減らしていく予定です。最終的には、なくなるものと思ってください」

偉い社員「そこを踏まえて、各々のキャラクターを見直してほしい」


仁奈「あの人たち、さっきから何を言ってやがるです?」

笑美「そんな大事な話、なんで勝手に会社が決めるんですか!」

鈴帆「納得いかんたい!」

346社員「……すみません。上からの、命令なんです……」

裕子「そんな……」

偉い社員「それと、安部くんは少し残ってくれ」

菜々「え? は、はい」


笑美「笑いは絶対に必要や……」

鈴帆「うちから笑いをとったら何ものこらんたい……」

グレンファイヤー(人間態)「おつかれちゃ~ん」

裕子「あ、ぐれ……岬さん(グレンの偽名)」

春菜「確か、シンデレラプロジェクトのスタッフさん」

グレンファイヤー「俺はよくわかんねぇけどよ、元気出していこうぜ? 
         嬢ちゃんらは笑ってる時が一番いいぜ」

笑美「……っ! 兄ちゃん、おおきに」

鈴帆「こんなことで、負けないったい!」

仁奈「よくわからねーですけど、今まで通りがんばるでごぜーますよ!」

グレンファイヤー「そうそう、その意気だぜ! 」

裕子(グレンさん……) ジーン!

グレンファイヤー(つっても、俺らは人間の会社のことなんかわからねぇし。どうしたもんかな~) ハァ


李衣菜「……グレン」 ヒョコ

李衣菜「今まで通りに行きたいけど……注意どころか、それで、辞めさせられちゃったら……」 ハァ



 346プロ 会議室


菜々「お天気コーナーを……交代、ですか?」

346社員「……すみません」

菜々「あ、謝らないでくださいよ! その、しょうがないこと……です」

偉い社員「君に限らず……しばらくは、こうした人事が続くだろう」

菜々「そうですか……」


偉い社員(本物のウルトラマンが、守ってくれたというのに……私は、命令で若い子を追い詰めて……) ハァ

346社員(嫌な役目ですね……)


 

 346プロ 会議室 別室

今西部長「彼の企画を受け入れたそうだね」

常務「よい機会だと思いまして。彼らが失敗すればそれを理由に私の改革に反対する者たちを
   黙らせることができます。もちろん成功すればそれにこした事はありません」

部長「……こう言っては何だが、今も地球にいるウルトラマンゼロは、彼の部署のファンでもあるようだ。
   君の言う『異星人』である以上、何をするのかわからないのでは」

常務「関係ありません。彼らが我が社の未来を保証してくれるわけではありませんから」

部長「その、彼らが星の守護を放棄する可能性も」

常務「それはないでしょう。彼らは『そういう存在』なのですから」

部長(意外と鋭いね。いや、きちんと、調べたのか)

常務「彼らが喚けば群衆は騒ぐでしょうが、こちらが商いの正論をかざせば誰も異は唱えません。
   多少の評判は落ちるかもしれませんが、この城はその程度では揺らぎません。いずれ、静まるでしょう」

部長(……ゼロくんがどうにかしてくれる線は、諦めた方がよさそうだね)


 仮CPルーム

李衣菜(グレン達はああして慰めて、励ましてくれるけど、不安だよね……)

みく「~♪」

李衣菜「あのさ、みくちゃん。例えば……猫以外の方向性ってない?」

卯月「犬みくちゃんですか?」

未央「あ~、ゼロがやってくれた犬みくちゃん、あれはあれで可愛かったね~」

ゼロ「俺もみんなと一緒にいて、レパートリーが増えたからな。なんなら、新ネタを」


みく「3人とも、もぐよ? ネコちゃんは、リスちゃんを食べたりもするのにゃぁ~……」

卯月「ひっ!」 ゼロ「わ、悪かった」


みく「ワンちゃん以外のネタなら、ちょっと見たいけど。ネコはみくにとってのアイデンティティなの!
   それに、ネコ耳はアイドルに大事なアイテムなの!」 カポ

ゼロ「アーニャにネコミミで」

みく「アーニャン! かわいいでしょ~?」


ゼロ「確かに、可愛いな」  卯月「はい、とってもかわいいです!」

アーニャ「そ、そうですか? 似合いますか?///」


みく「卯月ちゃんならうづにゃん! 凜ちゃんならしぶにゃん!」


凛「しぶにゃん!?」


未央「なら、私はみおニャン!」 ソウチャク

卯月「可愛いですね~!」

ゼロ「ああ! 凜の場合は、黒い猫耳の方が似合いそうだが」

凛「ま、真面目にそういうこと話さないでよ///」


未央「じゃあ、ゼロにネコミミなら~……あ、既についてるか」 チラ

ゼロ「俺のスラッガーはネコミミじゃねぇぞ!?」

李衣菜「ぶふっ!」

凛「スラッガー装備のネコとか、戦闘力高そうだね……」

アーニャ「ゼロネコですか? ちょっと、見てみたい、気もします」

卯月「ふふ、確かに、見てみたいですね!」


ゼロ「え? そ、そうか? じゃあ……」 ドゥゥゥン

未央(実体化した!?)


ゼロ「おいしょ」 パキ

未央(スラッガー外した!? そして、テーブルに置いた!?)


ゼロ「……」 スチャ

李衣菜(やばい、想像以上に面白い!!) プルプル


卯月「わ~、可愛いですね~!」  

アーニャ「似合います、ね」

凛(どこが!? シュールだよ!)


ゼロ「……ニ”ャー」


李衣菜・凛「ごふっ、ぶふぅ!!」

未央「ちょ、やめて! お腹痛い! ひぃ、ひぃ~! ダメ! ウルトラ卯月パンチの時より痛い!」

みく「あ、愛嬌はあるにゃ……」 ヒクヒク



みく「そういうわけで! アイドルにカワイイは必須!!」


ゼロ「ニ”ャー」


みく「ゼロちゃんは黙って」

ゼロ「あ、はい」


卯月(可愛いと思ったんですけどね……)


みく「インパクトあるキャラでお客さんにアピールするのが舞踏会で一番大事だと思うニャ」

李衣菜「はぁ、はぁ、はぁ……。お腹、痛かった」

ゼロ「で、李衣菜はどうしたんだ? みくの猫キャラに今更」

李衣菜「急にいつもの調子にならないでよ……。けどま~、笑ってちょっと、不安も消えたかな」

未央「どうしたの?」

李衣菜「実は、他の部署は会社の方針でキャラクターについて注意されたみたい……」

ゼロ「なに……!?」 イラ


卯月「はい、ゼロさんっ! 深呼吸、深呼吸ですよ~!」 ギュ

ゼロ「わ、わかってるって! 別に、大丈夫だ! だから、俺に抱き着かなくても大丈夫だ!」

みく(カップルのイチャツキに見えるにゃ……)


李衣菜「ゼロ、どうしたの?」

未央「この間ね~。他の部署の子の境遇聞いて怒って、しまむーの身体のまま常務のとこに殴り込みしようと」

ゼロ「勝手に話すな!///」

李衣菜「そ、そうだったんだ……(そっか、ゼロが怒ってくれてないわけ、ないよね)」


ゼロ「まったく! ていうか李衣菜はロックなアイドル目指してる癖に、会社を気にするのか」

李衣菜「えっ! しょ、しょうがないじゃん! 私、子供だし、雇用主だし……」

ゼロ「おいおい、そいつはロックじゃないな~?」

アーニャ「ロックじゃ、ない、ですか?」


李衣菜「う、うるさいな! わ、私は会社の圧力になんか屈しないし!」

ゼロ「ふっ、聞いたぜ、そのセリフ! なら、突っ走っていこうぜ!」


李衣菜「やってやろうじゃん!」

アーニャ「失敗しても、エメラナが、お城で、雇ってくれます」

李衣菜「え、リアルメイドはちょっと……」

卯月「けど、惑星ブラムでお話を聞いたら、日本円にして時給5千円らしいですよ?」

李衣菜「時給でそれ!? エスメラルダはバブルか何かなの!?」

凛(それってつまり、それだけハイレベルなことを要求されるってことじゃ……)


みく(李衣菜ちゃんの話、Pちゃんに聞いてみるにゃ。菜々ちゃん、大丈夫だといいけど……)



 ウサミン星

菜々「はぁ……」


 せいいっぱい、かがやく~♪ ……ピー、メッセージを再生します(CV中居)

菜々・母『あなたもいい歳なんだから、いつまでも夢見てないで、家に戻って花嫁修業でもどう?』


菜々「もうちょっとで……夢叶いそうだったのになぁ……」

エボルトラスター「……」


菜々「……私も、勉強したんですよ。あなたは、本当は凄く強いウルトラマンさんなんですよね?」

菜々「菜々を、助けてくれませんか? ……なんて、ウルトラマンさんに言っても、仕方がないですよね」

菜々「ウルトラマンさんの力は、こういうことに使うものじゃないですからね」


エボルトラスター「……」 キィィィン


菜々「え? もしかして、慰めてくれてるんですか? ふふ、ありがとうございます」

菜々「よぅし! ウサミン星人安部奈々! 諦め悪く、頑張りますよ~!!」


隣人『夜中に騒いでんじゃねぇぞ!?』 ドンッ!


菜々「はひぃ!? すみません!!」


 346女子寮 みくの部屋

みく「はぁ……。菜々ちゃんが、番組交代させられたなんて……」

みく「ネコキャラじゃないみく……、論外にゃ」


ジャンナイン(SD)「そうだな」

蘭子「ほぅ、つまり、我が眷属になると!」


みく「フニャー!? ナインにゃん! 蘭子ちゃん! いつの間に! どうやって入ったにゃ!?」


ジャンナイン「僕が開けた」

みく「みくのプライバシーは!?」


蘭子「わが友よ! 愛くるしき姿を捨て、共に天を目指そうぞ!」

みく「蘭子ちゃんとのユニット組むのも魅力的だけど……ていうかそれ、ネコキャラ捨てろって言ってるよね?」


蘭子「みくちゃんも闇の巨人に……」

みく「蘭子ちゃんは見た目が闇の巨人なだけでしょ!?」


ジャンナイン「何度か実験しているが、不思議だ。全てのエネルギーは闇なのに、蘭子は平然としている」

みく「実験してたの!? いつの間に……」


蘭子「時空の勇者が見守る中、我らは月にて、闇の巨人の限界を探ろうとした」

アーニャ「私も、ジャンボットの中で、見てました」 ヒョコ

みく「みくの部屋に勝手に入ってき過ぎにゃー!?」


みく「まったくもう! ……けど、なんだか元気出てきたにゃ」

ジャンナイン「蘭子から聞いている。みくは、有り余る元気で、カフェを占拠するくらいの方がいいと」

みく「……蘭子ちゃん?」 ゴゴゴゴゴ

蘭子「ひっ! 禍々しき波動!」


みく「蘭子ちゃんの身体って、カミカミしたら気持ちよさそうにゃ~。みく、知ってるよ。
   ゼロにゃんが最初に蘭子ちゃんに融合した時、一緒にお風呂に入ったからぁ」

蘭子「ぴっ!?」


ジャンナイン「恥ずかしいと思うくらいならば、しなければよかったのではないか?」


みく「うっ、痛いところを/// あ、あの時は、それくらい、デビューしたかったってことにゃ!」

ジャンナイン「そういうものか」

アーニャ「ワカルワー。です? それより、ナイン、伝言を」

みく「伝言?」

ジャンナイン「先ほど、武内から連絡が来た」

みく「Pちゃんも結構、ナインにゃんたちのこと便利に使うよね」

ジャンナイン「スーパーロボットだからな」 エッヘン

みく「パソコン扱いされてるんだけど……。ていうか、みくに直接連絡を……」

蘭子(ナインさんに言ってもらって、シリアスクラッシュしてもらうつもりだったし……)

ジャンナイン「今度、菜々が司会を務めるゲームイベントがあるそうだ。その見学に、行かないかという誘いだ」

みく「菜々ちゃんの……!」


 後日 女子寮前

みく(メガネ女子高生スタイル)「じゃあ、行ってくるにゃ」

アーニャ「行きましょー」

蘭子「行ってらっしゃ~い」

武内P「アナスタシアさんも来られるのですね」

アーニャ「私は、今日、お仕事なにも、ないですから」

ジャンナイン「そして、僕は君たちの護衛だ。李衣菜は来ないのか?」

武内P「はい、レッスンをして待っていると。神崎さんは?」

みく「蘭子ちゃんはスペースビーストがいないか、パトロールするって」


ティガダーク(蘭子)「フハハハ! 待っているがいい! 獰猛な、黒き海より降り立った獣たちよ!」

蘭子「この古の巨人が、汝らを闇に還そうぞ!」 シュワッチ!


アーニャ「蘭子、張り切ってます」

武内P「現状、ウルトラマンになれるのは島村さんと神崎さんだけですからね」

みく「そういえば、ネクサスって今はどこにいるんだろう?」


 イベント会場 控室


菜々「ウサミンはなんだかんだで認知されてきてますし、このまま突っ走って」

菜々「歌って踊れる声優アイドル目指します!」


 コンコン


武内P・みく・アーニャ「こんにちは」

ジャンナイン「お邪魔する」

菜々「CPのプロデューサーさんにアーニャちゃん! ジャンナインさんと……?」

みく(メガネ装備)「えぇ~。嬉しいような、悲しいような」

菜々「ああ、みくちゃん」


ジャンナイン「メガネ一つで、印象が変わるものだ」

アーニャ「卯月も、メガネつけると、いっぱい、変わります」

みく「それはウルトラゼロアイだからにゃ」


武内P「……」 スッ、パタン


みく「菜々ちゃん、ウサミンやめたりしないよね?」

菜々「え? い、いや~、それは、その」

みく「そんなこと言わないでよ! 菜々ちゃんにとって、ウサミンはその程度なの!?」


菜々「え? いや、だから、ウサミンはキャラとかじゃないんで、やめようがないですし~」

みく「……えっ?」


アーニャ(菜々は、ウサミン星人、なのですか?)

ジャンナイン(スキャンした限り、地球人と変わらぬ体組織だ。強いて言うなら)

アーニャ(いうなら?)

ジャンナイン(17歳にしては細胞の老化が始まっているようだが)

アーニャ(……きっと、聞いちゃいけない、やつ、ですね)

ジャンナイン(そうなのか。……では、あの持ち物のことも聞かないでおこう)


みく「ほ、ホントに止めたりしない?」

菜々「はい、菜々は歌って踊れる声優アイドル! ウサミンですから!」

みく「そっか~……」 ホッ

菜々「会社から何か言われても、今と同じことを言ってやりますよ!」

みく「うんっ!」

菜々「それでも何か言われるのであれば、常務さんの好きな『結果』って奴を叩きつけてやります!」

みく「うんうんっ!!」


ジャンナイン(やはり有機生命体は、人間は面白い。前に進む力が強い)

アーニャ(けど、きっと、それは、ゼロ達のお陰、です)

ジャンナイン(そうなのか?)

アーニャ(ダー。私達、きっと、ゼロ達のお陰で、普通より、強くなれました)


菜々「みくちゃん、見ててくださいね! 菜々のウサミンを!」

みく「うんっ!!」


 イベント会場

みく「ミミミン! ミミミン! ウ~サミン!」  アーニャ「ウーサミーン」

菜々「お待たせしました! これより、リズモンイベントを開催させていただきます! 司会進行は」

子供「わ~、ウサミンだ~!」

みく(菜々ちゃんって、キッズ人気もあるんだ)


みく『やっぱり、自分のやり方を変えちゃうなんて間違ってる』

武内P『答えは、早くも出たようですね』

みく『あ、Pちゃん』

武内P『きっと、多田さんは前川さんに決めて欲しかったのでしょう。本当に、みんなが笑顔になれる方法を』

みく『うん……! 常務にも必ず、みくや菜々ちゃんが大事にしてること、認めさせてやるにゃ!』


みく「やっぱり、アイドルにとってキャラは大事にゃ!」

アーニャ「みくも、ナナも、輝いてますね」


アーニャ「それにしても、兵隊さん、いっぱい、です」

自衛隊員「……」

ジャンナイン「僕らからも勧告している。スペースビーストのような大群には、人間の協力が不可欠だ」

みく「物々しいけど、仕方が」


 キャー!!!


バグバズンブルード「グシュゥ」

「す、スペースビーストだ!」「逃げろ~!」「うわ~ん! ママ~!」

自衛隊員1「本当に出やがった……! 下がって! 避難してください!」 チャキ

自衛隊員2「小型なら、俺達が相手だ! 防衛チームじゃないからってなめるなよ!」


みく「こ、こんな人の多い所で……」

ジャンナイン「奴らは人の恐怖で成長する生命体だ。ここは、いい餌場だ」

 ヒュンッ!

みく「ひっ! あ、足に何かが絡まって!」

ジャンナイン「みく! ジャンバスター!」 ビー!

みく「た、助かったにゃ! ナイン、ありがとう!」

アーニャ「小さくても、ナインは、強い、です!」

ジャンナイン「こことは異なる空間だが、大型ビーストの存在も確認した。僕の本体を呼ぶ」

みく「ちょっと目立つけど、仕方がないね」


みく「菜々ちゃん! 菜々ちゃんも一緒に避難を」

武内P「安部さん?」


菜々「司会進行のウサミンこと、安部菜々! そして、今は」 バッ


ジャンナイン「やはり、アレは」

みく「まさか、菜々ちゃんが!」


菜々「ウルトラマン、ネクサスですっ!」 バシュン!


 ドスンッ!! グシャッ!!


ウルトラマンネクサス(菜々)「さぁ、菜々が相手ですよ!」

菜々(天井の高い会場でよかった~。と言っても、中腰で既に限界ですけど)


子供「今、ウサミンが……」

ファン「ウルトラマンに……。あれって、楓さんのところに現れたっていう」


ネクサス(菜々)「人が多いけど、ネクサスさんには凄い技があるの、把握済です!」

 ネクサス アンファス → ネクサス ジュネッスカーマイン


武内P「赤に近いピンク? 可愛いというよりは、綺麗な印象ですね」

アーニャ「楓は、緑色でした。凛や、私だと、青ですか?」

武内P「どうでしょうか」


ネクサス ジュネッス(菜々)「展開! ウサミン・メタフィールド!!」

武内P「ウサミン・メタフィールド!???」


みく「な、名前はともかく! スペースビーストが消えていく! ……あれ? にゃー!?」 フッ


武内P「この場は安部さんに任せ、我々は避難……前川さん? アナスタシアさん?」 キョロキョロ


 メタフィールド内


バグバズンブルード(小)×4「グシュゥ」

ビーセクタ×5「クキュキュ」

クトゥーラ「キィィィクシャァァァ」


ネクサス ジュネッスカーマイン(菜々)「小型のスペースビーストも含めると、結構いますね……」


みく「……あれ? なんでみく達もメタフィールドに?」

ジャンナイン「どうやら、僕がいたことで間違えて転送されてしまったようだな」

アーニャ「なるほどー。では、ナインの本体を呼んで、倒しましょう」

みく「……ナインにゃん? 呼べる? ここに」

ジャンナイン「……ムリだ。扉が、閉ざされている」


みく「……にゃー!!!??? ななちゃーん!!!!!!!!」

ネクサス(菜々)「はひぃ!? やっちゃいましたー!!!???」


ジャンナイン「メタフィールドを解除すれば、小型のスペースビーストがイベント会場に戻ってしまう」

ネクサス(菜々)「菜々が全部、この場で倒しちゃえば問題なしです!」

ジャンナイン「倒せるのか?」

ネクサス(菜々)「正直、対峙してみるとメチャクチャ怖いんですけど……」


クトゥーラ「……もう攻撃していい?」


ネクサス(菜々)「あ、あと、一時間ほど待っていただけると……」


みく「菜々ちゃん! メタフィールドは3分しかもたない上に、過ぎたら菜々ちゃん死ぬにゃ!」

ネクサス(菜々)「え? えっ!? 聞いてないですよ~!」

みく「きちんと調べるにゃーーーーー!!!」

ネクサス(菜々)「ひぃぃ! ど、どうしましょう!」


クトゥーラ「とりあえず、人間から食うわ」 ヒュン


アーニャ「ひっ! 触手、が」

ジャンナイン「さきほどの攻撃は奴か。ジャンバスター!」 ビー!

アーニャ「スパシィーバ! 助かりました」

みく「にゃ!? みくの方にも~~~!!」 ブゥン

ジャンナイン「みく!」

ネクサス(菜々)「させません!」 ガシ!

みく「菜々ちゃん!」


ネクサス(菜々)「こ、このぉ!」 バシン!

みく「にゃー!? 落ちるー!! ギンガにゃーん!!」

ネクサス(菜々)「よっと」 キャッチ

みく「た、助かったにゃ……。けど、結構、ヤバいにゃ」

ネクサス(菜々)「大丈夫です。私に任せてください! ウサミン星人は、戦闘だってバッチリです!」

みく「菜々ちゃん……」



ネクサス(菜々)「……」 ブルブルブルブルブルブルブル



アーニャ「すごく、足、震えてます」

ジャンナイン「武内が見たら、悲しむ光景だろう」


ネクサス(菜々)(正直、菜々も格闘戦なんかできませんから……光線技で一気に倒すしか!

         みくちゃんとアーニャちゃんは、絶対に守りますよ!!)


ネクサス(菜々)「……さ、みくちゃん、危ないから」

みく「菜々ちゃん……。し、死んだりしたらヤダからね!?」

ネクサス(菜々)「もちろんです! ウサミン星人は、丈夫ですから!」

ジャンナイン「安心してくれ。たった今、僕の本体が、ゼロと合流した」


 ブゥン!


アーニャ「空間に、穴が!」


ウルティメイトゼロ「せいっ!!」

ウルトラマンティガ(マルチタイプ)「とうっ!」

ジャンナイン(本体)「ジャンフラッシャー!!」 ババババ!!


バグバズンブルード+ビーセクタ「っ!!!????」 ドゴーン


ウルティメイトゼロ「待たせたな!」

ネクサス(菜々)「た、助かったぁ~」 ヘナヘナ


ティガ マルチタイプ「大丈夫ですか?」


ネクサス(菜々)「ええ、なんとか……あれ?」

みく「え? その声、卯月ちゃん? なんで卯月ちゃんがティガに???」

アーニャ「前に実験してた時、卯月、ティガに、なれました」

みく「……にゃーーー!? じゃあ、ゼロニャンの方が」


蘭子「傷ついた堕天使は、一時時空の勇者に安らぎを求める……」

みく「女子寮で別れた時は蘭子ちゃんがティガダークだったのに!?」


ティガ(卯月)「私が変身すると、強制的にマルチタイプになるみたいです!」

アーニャ「私の時は、スカイタイプ、でした」

みく「スパークレンスどうなってるの!? めっちゃガバガバじゃん!」


ダークスパークレンス『すまんな』

みく「ええんやで。じゃなくてっ!」


ジャンナイン「おそらくだが、シンデレラガールズならば『変身するだけ』は可能だと思われる」

アーニャ「けど、私が変身した、ティガはあまり、強くなかったです」

みく「やっぱり蘭子ちゃんが一番ってことなんだ。卯月ちゃんが変身してるってことは、その次くらい?」

ティガ(卯月)「はいっ! 島村ティガ卯月、頑張ります!」

みく「語呂わるっ!」

ジャンナイン「二人とも、僕に乗れ」


クトゥーラ「キィクシャァァァ!」 ヒュン! ヒュン!

 ウルティメイトゼロ → ウルトラマンゼロ

ゼロ「甘いぜ! そんなもん!」

蘭子「ゼロスラッガー!!」 バシュバシュン!

ティガ(卯月)「ハンドスラッシュです!」 バシュ!

クトゥーラ「キィクシャァァァ!!!!」

ゼロ「ここまでくるとちょいと弱い者いじめみたいだが……」

ティガ(卯月)「逃がすわけにはいきません!」

蘭子「我らが絆の力……」

ジャンナイン「みくたちを傷つけようとした報い、受けてもらうぞ」

ゼロ「菜々! 一緒にやるぜ!」

ネクサス(菜々)「っ! はい!! ウサミン星人の力、見せちゃいますよ!」


ゼロ「ワイド」  蘭子「ゼロショット!!」

ティガ(卯月)「ゼペリオン光線!!」

ジャンナイン・みく・アーニャ「ジャンバスター!!」

ネクサス ジュネッスカーマイン(菜々)「オーバーレイ・シュトローム!!」


クトゥーラ「オーバーキルってレベルじゃねぇぞ……(困惑)」


 ドゴーン!!!


みく「やったにゃ!」


 ネクサス ジュネッスカーマイン → ネクサス アンファス

ネクサス(菜々)「つ、疲れましたぁ……」 ヘナヘナ


        メタフィールド 解除


卯月「メタフィールドが……」

ゼロ「ここは、菜々のいたというイベント会場か?」

武内P「みなさん! 無事でしたか。安部さんは……少々、消耗しているようですが」

子供「ウサミ~ン! ありがと~!」

ネクサス(菜々)「え、えへへ……」 ブイ

 ネクサス → 変身解除 → 安部菜々


エボルトラスター「……」 キィン!

ゼロ「消えた。次のデュナミストの元へ行ったのか」


ティガ(卯月)「ところで、ゼロさん」

ゼロ「ああ。やばいな」

ジャンナイン「非常にまずい」


 ギチギチ ミチミチ


蘭子「ジャンナインさん……会場からどうやって出しましょう?」

みく「ゼロにゃん達はサイズ変えられるけど、ナインにゃんはムリにゃ……」

ゼロ「俺もウルティメイトイージス装着すると、余計に天井にぶつかりそうだしな……」

ジャンナイン「君が下手に動けば、それだけで僕の姿勢制御が崩れそうだ」

アーニャ「……ゼロが、小さくなってから、イージス、使えばいいのでは?」


ゼロ・蘭子・卯月・みく「あっ」 ポン


ジャンナイン「もしくは、ミラーナイトを呼ぶかだな」


ゼロ(中サイズ)「会場のみんな! スペースビーストは倒したから、安心してイベントを楽しんでってくれ!」


ティガ(卯月)(中サイズ)「デュワ、デュワデュワデュワッ!(私がしゃべるとまずいですからね!)」

男性客(ティガ、なんて言ってるの???)

女性客(さ、さぁ……)

自衛隊員(日本語でおk)


武内P「安部さん、どうされます? イベント、続けられますか?」

菜々「それは、もちろん! けど、ちょっと、休憩してもいいですか?」 アハハ

スタッフ「椅子をどうぞ! ドリンクも!」

菜々「ありがとうございます」


・・・ ・・・ ・・・

・・・ ・・・

・・・


武内P「いいステージでしたね」

みく「うん! やっぱり、菜々ちゃんは素敵なアイドルにゃ」

卯月「ですねっ!」 ← ついでに、見学していった

みく「Pちゃん、さっき相談したことだけど、どうかな?」

武内P「はい。良いと思います」

蘭子「む、秘密の呪文か?」


 後日 仮CPルーム

笑美「うちらが、協力?」

武内P「はい、部署問わず、今後の活動に協力していっていければいいと」

『わぁ!』

仁奈「よろしくおねがいするでごぜーますよ!」

グレンファイヤー「こちらこそお願いするでごぜーますよー!」

仁奈「この人、仁奈の真似をしやがるです!」

あやめ「それにしても、シンデレラプロジェクトは急に賑やかになられましたね!」

春菜「けど、卯月ちゃんの活躍などを考えればそれも当然では」

裕子「そ、そーですねー?(よくよく見れば、このメンツで正体知ってるのは私と)」

菜々(あうぅぅ、菜々だけですね……)

ちひろ(これは隠し通せるものじゃないですが、仁奈ちゃんのような幼い子に隠し事は難しいですし)

武内P(どうしたものですか。追々、話していくしかないでしょう)


みく「やっぱり、アイドルにキャラは大事にゃ!」

李衣菜「どうするか、決めたの?」

みく「うん! みくは自分を曲げないよ!」

李衣菜「……そういうの、ロックで嫌いじゃないよ!」


ジャンナイン「みく、李衣菜。アスタリスク、僕に、君達の輝きを見せてくれ」

みく「もっちろん! ネコちゃんのショータイム、みせてあげる!」

李衣菜「舞い上がる夢とキセキ! ティガの輝きにだって、負けないよ!」

菜々「ネクサスさんの、受け継がれていく光にも!」 ヒョコ


未央「にぎやかになったね~」

卯月「はい、楽しそうです!」

ゼロ「だなっ! ようし、ちょっくら、挨拶してきてやるか!」

凛「するの!?」


つ づ く 



 オマケ

ゼロ「俺と」 卯月「私の!」

「「ヒーロー&アイドル図鑑!」」

卯月「今日紹介するヒーローはこちら!!」

『ウルトラマンゾフィー』

未央「ご存じ、宇宙警備隊隊長ゾフィー! その戦闘能力は、隊長だけあってかなり強い!」

凛「けれども、昭和のお話はどうしても……その『噛ませ犬』にされるシーンが多くて……」

杏「悲しいことに、ネタキャラ扱いされることが多々あったんだよね~」

美波「近年ではそうした傾向は大分減少して、強い印象が窺えるわ。例を挙げると」

VS Uキラーザウルス
・兄弟3人のエネルギーを回復させ、まだ余力がある。
・地表が傷つかないように手加減したM87光線でUキラーザウルスの触手を千切る。

VSベリアル
・光の国の戦士の中では数少ない、ベリアルとまともに戦えた戦士。ただし、敗北した。

VSマガオロチ
・戦闘描写はないが、オーブが敗北した相手を封印していた。

菜々「いや~、年長者として頼もしいですね! 菜々も見習い……な、菜々は十七歳ですよ!?」

ジャンナイン「その割には細胞の老化が」

未央「ナイン! シーッ!!」

卯月「スレ内では楓さんがゾフィーさんを呼ぶベータカプセルを持っていましたけど、果たして!?」


ゼロ「そして、今回紹介するアイドルは、堀裕子だ!」


裕子「エスパーユッコのサイキック! 次はネクサスに選ばれて見せます!」


ミラーナイト「超能力者を自称するアイドルで、基本的にはかなりポジティブな方ですね」

グレンファイヤー「ただの超能力マニアって感じ、なんだけど~」

ジャンボット「彼女が気合を入れると、何かしらのサイコキネシスが発動している描写もある」

ジャンナイン「偶然か。それとも……」


裕子「偶然じゃありません! ただちょっと、制御できないだけです!」


ゼロ「ちょいと勢いで行動する裕子だが、及川雫、片桐早苗とセクシーギルティというユニットで活動している」

グレンファイヤー「アニメを見ても、ユニット活動している描写があるな~」

ミラーナイト「雫さんも早苗さんもその、胸囲に自信のある方ですが」

ジャンボット「裕子はへそ出し衣装に、ショートパンツスタイルと」

ジャンナイン「見事に『セクシー』を出している。……普段はバラドルだが」


裕子「例えバラドルでも! ファンを笑顔にして見せますとも!」


ゼロ&卯月「次回もお楽しみに!」

次回はちょっと長めになります。

では、終了報告をしてきます!

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