穂乃果「かそくする思いはでんこうせっかで」 (16)

ラブライブとポケモンのクロスssです。


穂乃果「めざせポケモンチャンピオン!」
穂乃果「めざせポケモンチャンピオン!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491919219/)

これの続きです。
……続きなんですが、地の分を大分減らそうと思います。筆が遅くなる最大の要因なので。
描写が足りないところはイメージをお願いします。

あと、それでももうストックが無いので、更新ペースは遅くなると思います。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492680095

第7話 対決! BB団!



旅を続ける穂乃果たちは、とある町のポケモンセンターを訪れていた。



穂乃果「予告状ですか?」

ジョーイさん「そうなのよ。昨日この町の市長のもとに送られてきたらしいの。しかもマスコミにまで同じ文面の予告状が送られてきたそうよ」

海未「なるほど。妙に町が騒がしいと思っていましたが、そのせいだったのですね」

ことり「その予告状にはなんて書かれてたんですか?」

ジョーイさん「この新聞に文面が載っているわよ。ほら」



『明日の夜、市長の所有する『ダイヤモンドプリンセス』を頂きに参上致します
                                  BB団』



穂乃果「BB団?」

ことり「ことり、聞いたことある。確か、ラブラ地方の各地で悪さをしてるっていう集団だよ」

花陽「私もニュースで見たことあるよ。ポケモンを暴れさせて町を破壊したり、お金持ちの家に忍び込んで盗みを働いてるって」

凛「すっごい悪い奴らなんだね」

海未「この『ダイヤモンドプリンセス』というのは?」

ジョーイさん「なんでも、市長が所有しているとても貴重な宝石らしいわ。実際にどんなものかは分からないけれど」

ことり「『ダイヤモンドプリンセス』っていうからには、すっごく綺麗なダイヤモンドなんだろうなぁ」

穂乃果「ねえ、みんな。今日の夜さ……市長さんの家に行ってみない?」

海未「穂乃果……行ってどうすると言うのですか?」

穂乃果「もちろん、BB団を捕まえるんだよ」

海未「それは警察の仕事です! 穂乃果は歯磨きでもして寝ていなさい!」

穂乃果「じょ、冗談だよ。ホントはただ気になるだけ。予告状を送る泥棒なんて、あんまりいないよ? BB団がどんな奴らなのか、見てみたくない?」

海未「要するに、野次馬しに行こうというわけですね」

穂乃果「要さなくていいよ! 人聞き悪くなったじゃん!」

ことり「まあ、別に見に行くだけならいいんじゃないかな」

花陽「ちょ、ちょっと興味もあるしね」

凛「凛も面白そうだから行くにゃ」

海未「はぁ、仕方ありませんね」



―――その日の夜 市長邸


穂乃果「うわっ、もういっぱい人がいるよ⁉」

海未「全部野次馬のようですね。予告状が送られたということで、みんな見世物を見るような心持ちなのでしょう」

ことり「これじゃあ、見るのは遠くからになっちゃうね」

花陽「やっぱり止めて、ポケモンセンターに戻る?」

凛「えー、それはつまんないにゃ~」

穂乃果「市長の家、結構大きいんだね。家っていうか……洋館?」

海未「そんな感じですね。警備の人もあちこちにいるようです」

ことり「あんなに警戒されてるのに、盗みに入るなんて無理なんじゃないかなぁ?」

穂乃果「うーん、確かに難しそうだね。……そうだ! みんなであの屋敷の周り、ぐるっと一周してみない?」

海未「? 一周してどうするのですか?」

穂乃果「一周してみれば、屋敷の警備が手薄な場所も分かるでしょ? BB団が屋敷に入るにしても出るにしても、警備の薄いとこを通ると思うんだ。そこで待ち伏せして――」

凛「凛たちでBB団を捕まえるにゃ!」

穂乃果「言われた⁉ で、でもまあそういうことだよ!」

海未「だから、泥棒を捕まえるのは警察の仕事でしょう……」

ことり「まあまあ海未ちゃん。そんなにうまくいくとは思えないし、いいんじゃないかな?」

花陽「そうだね。この人混みでずっと待ってるのも、なんだか疲れない?」

海未「……それもそうですね。では、散歩がてら行きましょうか」



―――市長邸 北東


穂乃果「この辺、警備が薄いみたいだね。よーし、ここで待ち伏せるよ!」

凛「懸賞金は貰ったにゃ!」

花陽「懸賞金なんて、懸けられてないよ」

ことり「穂乃果ちゃんと凛ちゃん、ノリノリだね」

海未「私はついていけません」

凛「……BB団、まだ来ないのかな?」

穂乃果「もしかしてもう屋敷に侵入してたりして」

ことり「でもそれだったら、もうちょっと屋敷が騒がしくなりそうじゃない?」

穂乃果「あ、それもそう――」



《ウー! ウー! ウー!》



『⁉』

穂乃果「警報⁉ まさか――」



『侵入者だー!』

『『ダイヤモンドプリンセス』が盗まれたぞー!』



穂乃果「BB団⁉」

ことり「ホントに来たんだ!」

海未「どうやら既に『ダイヤモンドプリンセス』は盗まれたようですね……」



『ピ、ピー、ガガガ……さんぞ! コソ泥めが!』



凛「? なんだろ、この声?」

花陽「街頭スピーカーから流れてるみたい」



『コソ泥? よく言うわね、市長。それはあなたの方でしょ?』

『なんだと⁉』

『この屋敷の地下にいたポケモンたちは、全てあんたが盗んだポケモン……そうでしょ?』

『……ははははっ! なぜ貴様らがそれを知っているのかは知らんが……ああ、その通りだとも。私は珍しいポケモンを集めるのが趣味でね。最初はポケモンハンターから買っていたんだが、最近はどうにもいいポケモンが手に入らないのだ』

『それで……人のポケモンを奪うことにしたのね?』

『その通り。野生で手に入らないなら、人の所有するポケモンを奪うしかあるまい? 貴様らが奪ったポケモンは私の所有するポケモンの中でも最も貴重なもの。大枚をはたいて手に入れたのだ、貴様らなんぞに奪われてはたまらん! さあ、盗んだものを私に返せ! さもなくば……』

『さもなくば……の後を聞かせてもらう前に、これ見てもらえる?』

『何?……なんだ、ただのマイクではないか。それが一体…………待て⁉ マイクだと⁉』

『いやー、あんた中々の演説だったわよ。ぺらぺらと自分のしたこと話してくれるんだもの』

『ふふ、あんまりいい演説だったから……この町の人たちにも聴いてもらったわ!』

『き、きさまらぁあああああああああああああああああ!』

『さて、じゃあもう市長様の演説は十分だし、マイクは切っちゃいましょうか』

『プツン―――』




『…………』



穂乃果「今の……なに?」

海未「……私にもよく分かりませんが、どうやら市長の方が悪さをしていたようですね」

凛「市長、すっごい悪い奴にゃ!」

花陽「今の人たちが、BB団なのかな?」

ことり「多分、そうだと思うよ」

穂乃果「じゃあBB団は市長の悪事を暴いたってことだよね」

海未「さっきのやり取りからするに、そうでしょうね」

凛「でも、BB団も悪い奴らなんだよね? なんであんなことしたんだろ?」

花陽「さあ……?」

ことり「うーん……あれ? 市長の屋敷から誰か出てきたよ」

花陽「あ、ほんとだね。こっちに向かってるみたい」

海未「あれは3人組でしょうか……ってまさか⁉」

穂乃果「BB団⁉」

凛「絶対そうだよ!」

穂乃果「よーし、いくよみんな!」

凛「合点!」

海未「ちょ――」



穂乃果「そこまでだよ、BB団!」

凛「ここから先には行かせないにゃ!」

BB団『⁉』



ことり「海未ちゃん! 2人が出ちゃったよ!」

海未「あー、もう! 仕方ありません! ここは私が行きますから、ことりと花陽は警察を呼んできてください!」

ことり「うん、分かった!」

花陽「気を付けてね!」



海未「――BB団! おとなしくお縄についてもらいます!」

BB金髪ロング「……まさか待ち伏せされているとはね」

BB赤髪ツインテ「あなたたち、一体―――」

BB金髪&BB赤髪『――げぇっ⁉』

ほのうみりん『?』



BB黒髪ポニテ(あんたたち、どうしたのよ?)

BB金髪ロング(そ、それがごにょごにょ――」

BB赤髪ツインテ(わ、私もごにょごにょ――)



海未「……なにを話してるんですかね?」

凛「さあ……?」



BB金髪ロング(こうなったらアレしか……)

BB赤髪ツインテ(あ、アレをやるの⁉)

BB黒髪ポニテ(ったく、しょーがないわねー)



穂乃果「あなたたち、さっきから何してるの!」



BB金髪ロング「何してるのと聞かれたら!」

BB黒髪ポニテ「答えてあげるわ、しょうがなく!」



ほのうみりん『⁉』



BB赤髪ツインテ「世界の平穏守るため!」

BB金髪ロング「世界の秩序を保つため!」

BB赤髪「愛ある情熱の悪を貫く!」

BB黒髪ポニテ「ラブリービューティーな敵役!」

BB金髪ロング「エリー!」

BB黒髪ポニテ「ニコ…………やっぱノッゾ!」

金髪・赤髪『ノッゾ⁉』

ノッゾ?「いいから続けなさい!」

BB赤髪ツインテ「マ、マッキー!」

エリー「夜空をかける、BB団の明日には!」

ノッゾ「スピリチュアル! 輝く希望が待ってるわ!」

マッキー「なーんてね♪」



ほのうみりん『……ぽかーん』




海未「……え? なんですか今の」

穂乃果「か、かっこいい!」

海未「どこがですか⁉」

凛「くぅ、負けたにゃあ……!」

海未「何にですか⁉ 2人ともなにを言ってるんですか! 奴ら、ただ変なことをのたまっていただけではないですか!」

エリー「黙りなさい! そこの貧乳娘!」

海未「ひ、ひんっ⁉ ま、まさかそれは私のことですか⁉」

エリー「あなた以外に誰がいるというの?」

海未「胸の大きさなら、私よりもこっちの凛の方が小さいでしょう!」

凛「にゃっ⁉ それを言うならそのノッゾとかいうやつの方がちっちゃいにゃ! ぺらっぺらにゃ!」

ノッゾ「あんた喧嘩売ってんの⁉ ぶん殴るわよ!」

凛「先に売ってきたのはそっちの金髪にゃ! 自分の胸がデカいからって偉そうにしないでよ!」

海未「そうです! 胸の大きさなどで人の優劣は決まりません!」

エリー「くすっ、胸は小さくても声は大きいのね?」

うみりん『ぶっ殺す!』

穂乃果「それじゃ2人が捕まるよ⁉ 2人とも落ち着いて!」

海未「離してください穂乃果! あの女だけは許せません!」

凛「あのアマの胸を削ぎ落としてやるにゃ!」

穂乃果「怖いよ!」

マッキー「エリー、ちょっと煽り過ぎよ」

ノッゾ「そうね。それにあたしもあんたを殴りたくなってきたんだけど。いや、後で殴るわ。決定」

エリー「じょ、冗談よね?」

ノッゾ「冗談よ。2割は」

エリー「8割本気じゃない!」

マッキー「エリー! とにかく、もういいでしょ?」

エリー「そ、そうね。こほん……とにかく、私たちにあなたたちのようなノームネーの相手をしている暇はないのよ! さあ、そこをどきなさい!」

海未「誰がノームネーですか! あれだけ言われてどくわけがないでしょう!」

エリー「なら力ずくで通るだけ! いくのよ、マニューラ!」

ノッゾ「頼んだわよ、クチート!」

マッキー「任せたわ、ハッサム!」

海未「穂乃果、凛。こっちも応戦しますよ! お願いします、ワニノコ!」

穂乃果「う、うん! モウカザル、ファイトだよっ!」

凛「ゲコガシラ、シュシュっといくにゃ!」

海未「私はあのデカ乳の相手をします!」

凛「じゃあ凛はペラペラと戦うよ!」

穂乃果「それなら穂乃果は、マッキーって人だね!」

海未「では、いきますよ!」



―――side海未


海未「ワニノコ、本気でいきますよ! ハイドロポンプです!」

ワニノコ「ワーニャアーッ!」

エリー「かわして、こおりのつぶて!」

マニューラ「ニュラ!」

海未「その程度の技、効きませんよ! ばかぢから!」

ワニノコ「ワニニーワァッ!」

エリー「みがわり!」

マニューラ「マニュッ!」

エリー「つららおとしよ!」

海未「れいとうパンチで砕きなさい!」

マニューラ「マーニュッ!」

ワニノコ「ワーニィッ!」

海未(くっ……! この女、巨乳のくせに中々やりますね)



―――side凛


凛「ゲコガシラ、みずのはどう!」

ゲコガシラ「コガッ!」

ノッゾ「クチート、アイアンヘッドよ!」

クチート「チー!」

ノッゾ「とっとと終わらせるわよ! メロメロ!」

クチート「チィーチ♡」

ゲコガシラ「ゲ、ゲコォ♡」

凛「げっ、最悪にゃ! ゲコガシラ、しっかりして!」

ゲコガシラ「ゲコ♡」

ノッゾ「もうそいつは駄目ね。じゃあ次はあんたの番よ!」

凛「⁉ ポ、ポケモンで凛を攻撃する気⁉」

ノッゾ「安心しなさい、そんなことしないわ。……あんたは私自身の手ではったおすのよ! くらいなさい、おうふくビンタ!」

凛「にゃにゃにゃにゃにゃ⁉ い、痛いにゃあー!」

ノッゾ「さっきはよーくも胸が小さいだの、ペラッペラだの言ってくれたわねっ!」

凛「げ、覚えてたの⁉」

ノッゾ「忘れるわけないでしょ! 私をコケにした代償は高くつくわよっ! さあ、今度はスイープビンタよ!」

凛「にゃあーっ⁉」



―――side穂乃果


穂乃果「モウカザル、かえんぐるま!」

モウカザル「ヒィイイキャァアアア!」

マッキー「かわしなさい!」

ハッサム「ハッ!」

マッキー「今よ、バレットパンチ!」

穂乃果「マッハパンチで迎え撃って!」

ハッサム「ハッ、サム!」

モウカザル「ヒィーキャッ!」

マッキー「やるわね。なら次は――」

穂乃果「じ~」

マッキー「⁉ な、なによ! じろじろ見ないでくれる⁉」

穂乃果「……さっきから気になってたんだけど、あなた誰かに似てる気が……?」

マッキー(ぎくぅっ!)

マッキー「な、ナニソレイミワカンナイ! 初対面に決まってるでしょ!」

穂乃果「そうかなぁ? そういえばあのエリーって人もどこかで―――」

マッキー「ハッサム、つばめがえしよ!」

ハッサム「ハサッ!」

モウカザル「ヒキャアッ⁉」

穂乃果「あっ、ずるい!」

マッキー「バトル中に変な事を考えてる方が悪いのよ!」



―――side海未


海未「ワニノコ、かみくだく!」

エリー「マニューラ、つじぎり!」

ワニノコ「ワニャッワー!」

マニューラ「ニューラッ!」

エリー「中々しぶといじゃない!」

海未「それはこっちの台詞です! そろそろケリを――」



ことり「ジュンサーさん、こっちです!」



海未「! もう時間稼ぎは十分なようですね!」

エリー「まずい! みんな集まって! 逃げるわよ!」

海未「逃げ道などありませんよ! おとなしく捕まりなさい!」

エリー「それはどうかしらね? こっちも、ちょうど待ち合わせの時間よ!」

海未「待ち合わせ……?」



フーディン「――フーディッ!」



海未「なっ⁉」

穂乃果「フーディン⁉」

ノッゾ「ようやく来たわね!」

マッキー「フーディン、よろしく頼むわ!」

フーディン「フーディ」

凛「な、何をする気?」

海未「……まさか⁉」



エリー「それじゃあ、あなたたち……ダスビダーニャ♪」

フーディン「フーディーッ!」



穂乃果「き、消えた?」

凛「どこに行ったの⁉」

海未「テレポートです! 奴らはどこか別の場所に瞬間移動したんです!」

穂乃果「どこかってどこ⁉」

海未「そんなの分かりませんよ! もう追うのも無理です!」

凛「そ、そんなぁ……」

花陽「みんなー!」

ことり「ジュンサーさん連れてきたよ!」

ジュンサーさん「あなたたち、BB団は⁉」

海未「それが―――」



―――翌日 朝


穂乃果「昨日は大変だったね」

ことり「穂乃果ちゃんたちが無事で良かったよぉ」

花陽「さっきニュースでやってたんだけど、市長さんが逮捕されたみたい」

穂乃果「市長、やっぱり悪い人だったんだね」

花陽「それとポケモン達は、警察が元のトレーナーに返していくそうだよ」

穂乃果「良かったぁ、ポケモンたちも解放されたんだね。……BB団は市長の悪事を暴こうとしたのかな?」

ことり「町の人たちに市長の話を放送で伝えたのはBB団だから、多分そうだと思うけど」

花陽「BB団って、もしかしたら良い人たちなのかな?」

穂乃果「うーん……確かに実際に話した感じでは、そこまで悪い人って感じじゃ無かったけど」



海未「何を言っているのですか! 奴らは極悪非道の大悪党です!」

凛「そうにゃそうにゃ!」



穂乃果「……海未ちゃんたち、まだ怒ってるの?」

海未「当たり前です! あの金髪巨乳……エリーと言いましたか。あの女だけは許せません!」

穂乃果(そんなに胸の事気にしてたんだ……)



凛「凛はあのノッゾとか言う奴! 人のほっぺをぱちんぱちん叩くんだよ? ほら、そのせいで今もほっぺが膨らんでるにゃ!」

穂乃果「けっこう可愛いよ?」

ことり「うん、すっごく可愛い」

ことり(今度、ぷく凛ちゃんのぬいぐるみ作ろ♪)

凛「そんなわけないでしょ⁉ むしろ悲惨なはずにゃ!」

穂乃果「えー、可愛いけどなぁ」

花陽「っていうか凛ちゃん。事情を聞いたけど、凛ちゃんが悪口を言ったからその人は怒ったんでしょ? それなら悪いのは凛ちゃんの方だと思うけど……」

凛「ぬぐぅっ! で、でもこれは明らかにやりすぎだよ! まだヒリヒリするし!」

花陽「ま、まあ確かにやりすぎかもだけど……」

凛「凛、必ず奴に復讐してやるにゃ……!」

花陽「……今の凛ちゃんの方が悪い人に見えるよ」

海未「私も、今度あいつに会ったら絶対にとっ捕まえてやります!」

穂乃果「2人とも、大げさすぎるよ」

ことり「うん。そこまで怒らなくても……」

海未「あそこまで侮辱されたのは生まれて初めてです……エリー、覚えていなさい……!」

凛「ノッゾめ……今度はこっちがぶっ叩いてやるにゃ………!」

花陽「……もう聞こえてないね」

穂乃果「……もういいや、ほっとこ。3人で買い物にでも行こうよ。帰ってくるころには戻ってるでしょ」

ことり「……そだね」

花陽「……そうしよっか」



海未「大体私だってまだまだ成長するはずなのです……次に奴と会うときまでには……きっと……!」

凛「ビンタぐらいじゃ凛の怒りは収まらないにゃ……ばくれつパンチをおみまいしてやるにゃ……!」



謎の集団、BB団と遭遇した穂乃果たち。その中でも海未と凛は、これ以上ない屈辱を味わった。
今はまだぺったんこだが、未来がどうかは分からない。


なぜなら、海未たちはまだ、成長期なのだから。


海未・凛『その通りです!(にゃ!)』



―――つづく

これにて、第7話も終了です。

何度も言いますが、ここから先はペースが遅くなります。月1くらいで見てもらえれば幸いです。
月1で更新されなければ…………そういうことです。


あと、今回ワニノコがかみくだくを使っていますが、第1話でヒコザルに噛みついたのは本当に噛みついただけです。技じゃないです。


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