【ダンガンロンパ】ダンガンロンパX The Reconstruction 体験版【微安価】 (159)


このスレはダンガンロンパ1、2、V3から選出した16人(+1)がコロシアイを強要されてしまうスレの体験版です



*このスレは全て安価で進行する訳ではない…苗木君、ここまで言えばわかるわね?
*舞台は改造才囚学園みたいだぜ終一!
*キャラ崩壊があってもオレの嘘だよーにしし
*ここは健全なスレだ!エロ、グロは慎みたまえッ!
*キャラは基本的に1、2、V3だけみたいだねぇ
*ダンガンロンパのネタバレが含まれておる…注意するんじゃぁぁぁぁぁ!!
*ふゆぅ…更新は不定期なんですぅ…ご、ごめんなさぁぁい!
*初心者ですから速さには期待できないのですね…ガッデム!どちくしょうっ!!
*ひゃっはー!コイツはこのクソ作者のクソ2スレ目だぞクソクズども!



舞台は才囚学園をベースにしますが、希望ヶ峰学園の施設が加わったり所々改造予定です


前スレ
【ダンガンロンパV3】ひゃーひゃっひゃっひゃ!待たせたな、クズども!【安価】
【ダンガンロンパV3】ひゃーひゃっひゃっひゃ!待たせたな、クズども! 【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486555545/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492268405


このスレはあくまで作者が練習の為に立てたお試しスレなので
内容は殆んど本物の体験版のコピー作品となる予定です
オリジナル感にはあまり期待をせずお読みくだされば幸いです


なおこの体験版では、学園生活パートをスキップし、

すぐに学級裁判パートをプレイする事が……できません

どうかご了承ください

それではスタートでございます…






???


やっぱり…まずは自己紹介からだよね。ボクの名前は、苗木誠

平々凡々を地で行く何もかもが普通の男子高校生

でもちょっと人より前向きな所があって、それが自分の唯一の取柄だと思っているんだ






…あれ?そういえばボクは、誰と話しているんだろう

確か、今日はボクの…入学式?がある日で…

それで学園に…向かってたはず、なのに…

なんでか今ボクは…

…真っ暗な眠りに落ちていた





1F教室A


「………………」

苗木「あ…れ…?」

苗木「ここは、どこだ…?えっと…教室、なのかな?」

ボクはいつの間にか見覚えのない教室にいた…

苗木「…どうしてこんな所で、寝てたんだ?」

もしかして…ここが…

苗木「私立 希望ヶ峰学園…なのか?」

ボクはこの学園の新入生で…

苗木「…いつの間にか、居眠りしてたのか?」

それにしてはここに至る経緯がまったく思い出せないけど…

苗木「…ん?これは…」


ボクはさっきまで自分が突っ伏していた机を見た
ヨダレの跡がくっきりと残っている。後で拭いておかなきゃな…
で、その机の上には…

苗木「…手紙?」

『お願いします。体育館に来てください。体育館に来てもらわないと、話が進まないのです』

『でも気を付けてください。他の連中が、その辺をうろついていますよ』

『話しかけると、自己紹介を聞く羽目になりますよ』

『とにかく、体育館にお願いします。マジでお願いします』

『では、よろしくお願いします』

なんだ、これ…体育館って…?

それに他の連中って…

苗木「ボクと同じ希望ヶ峰学園の新入生達の事だよな…?」

とりあえずボクは教室を出る事にした


廊下に誰かいるみたいだ…
誰に話しかけてみようか?(なお自己紹介は全員分聞いて貰います。でも短いですし多少はね?)

・1F廊下 地味、工藤

・玄関ホール 帽子、リュック

・食堂前廊下 ウニ

↓2 場所の方を指定してください と言っても聞く順番が変わるだけですので気楽にどうぞ

1F廊下


眼鏡をかけた大柄な男子とこれまた眼鏡をかけた少し地味目の女子がいる…

苗木「あの…」

ピザ「おや?」

地味「ん?」

苗木「ボクは"超高校級の幸運"の苗木誠。キミたちも新入生だよね?」

山田「いかにも!拙者は山田一二三…"すべての始まりにして終わりなる者"二つ名の方で呼んで頂いても構いませんぞ」

白銀「さすがに痛いよそれは…わたしは白銀つむぎ"超高校級のコスプレイヤー"だよ。あ、意外…だった?よく言われる、普段が地味だからね」

山田「白銀つむぎ殿が地味だなんてとんでもない!あなたは我々にとって紛うことなきスターですぞ!この"超高校級の同人作家"である僕が保証いたしましょう!」


白銀「うーん…本当は人から見られるのって、あんまり好きじゃないんだけどね…キャラクターの衣装を再現するのが好きなだけで、別の人が着てくれればいいんだけど…」

白銀「ほら、最近はキャラクターになり切る事よりも、コスプレする自分を前に出してくるレイヤーが多くて。そういう人に利用されるくらいなら、自分が愛を持ってコスプレした方がマシかなって」

山田「わかります!わかりますぞー白銀つむぎ殿!二次元を愛する者としてはキャラへの愛が足りないにわかどもに憤りを感じるのは当然の事です!」

白銀「だよねだよね!やっぱり一番大事なのは作品とキャラへの愛だよね!」

山田「そうですとも!そういう輩には僕のぶー子への愛を見習って欲しいものです!」

白銀「あ、それって"外道天使☆もちもちプリンセス"のプリンセスぶー子の事?」

山田「その通りですぞ!ぶー子は拙者に二次元の素晴らしさを教えてくれたある意味で恩人なのです!」

白銀「ぶー子は地味にわたしも好きなんだ!一見単なる萌えアニメに見えて実はいろいろ緻密な設定が散りばめられているよね。わたしはあれを類まれなメタサイエンスフィクション作品と見るよ!」

山田「ふおおお!さすが白銀つむぎ殿、お目が高い!これほどまでにシンパシーを感じた同士は初めてですぞ!」

すごい会話の勢いだ…付いて行けそうにもない…


二次元の話で盛り上がる2人を置いてその場を後にした…

次は…

・玄関ホール 帽子、リュック

・食堂前廊下 ウニ

↓2 次に向かう場所を指定してください

だべだべ


食堂前廊下


腹巻をしたすごい髪型の男子がいる…

苗木「あの…」

ウニ頭「おっ、オメーも新入生か?」

苗木「うん、ボクは苗木誠"超高校級の幸運"なんだ。キミは?」

葉隠「俺は葉隠康比呂ってんだ。なんと"超高校級の占い師"だべ!」

占いかぁ…あんまりピンとこないけど…どれくらい当たるのか…ちょっとだけ興味あるかも

葉隠「まぁ、今度酒でも飲み交わしながら、レムリア大陸とレムリア文明について熱く語り合うべ」

苗木「いや、お酒は駄目だよ。高校生だし!」

葉隠「俺はハタチだべ。実際、イロイロあって3ダブしてんだ」

3ダブって…色々ありすぎだろ

葉隠「まぁ、ほどほどに頼むべ」

苗木「う、うん、よろしくね」


その後怪しい勧誘をされそうになったのでその場を離れた…


次は残った玄関ホールへ向かいます…

玄関ホール


帽子を目深に被った細身の男子とリュックを背負った金髪の女子がいる…

苗木「あの…」

帽子「ん?」

金髪「あ、君も新入生?」

苗木「うん、ボクは苗木誠"超高校級の幸運"だよ」

赤松「私は赤松楓"超高校級のピアニスト"なんだ。よろしくね!」

苗木「こっちこそ、よろしくお願いするよ」

最原「僕は最原終一、一応"超高校級の探偵"って事になってるけど…」

苗木「探偵?それはすごいね」

赤松「だよね!やっぱりすごいと思うよね!」

最原「や、やめてよ。そんなことないって…」

苗木「え?でも超高校級と呼べれるほどの探偵なんだよね?それってすごい事なんじゃ…」

赤松「そうだよ最原くん!」

最原「いや…さっき赤松さんに話したけど、僕は、本当は探偵って名乗れるほどの実績なんてまだない見習いで…たまたま、遭遇した事件を1つだけ解決させた事があって…それで、そう呼ばれるようになっただけなんだ」

赤松「さっきも言ったけど、私は十分すごい事だと思うよ?」

苗木「うん、そうだよ。実際に事件を解決しているんだしそう呼ばれるには十分な実績なんじゃないかな」

最原「本当にそんなことないんだけどな…でも、ありがとう…」

赤松「うんうん!素直なのはいいことだよ最原くん!」

最原「そう言われるとちょっと恥ずかしいよ赤松さん…」


仲が良さそうな2人を残して玄関ホールを後にした…

苗木「他の場所もいろいろ見て回ってみようかな…」


という訳で他の場所にも行ってみましょう

・寄宿舎 ビックボス

・食堂 ザ・ボス、餃子、かませ

・倉庫 ツッコミ、学級委員

・購買部 けいおん!、女神

・体育館前廊下 個性百面相、海藻、江戸川

↓3 何処に行こうか?

モノクマ「あふん、人がいないね!kskだよ!」

おごりは勘弁だべ


購買部


楽しそうに飛んだり跳ねたりしてる女子と途方もなく強大な存在がいる…

苗木「あ、あの…」

女神「む?」

角「やっほー!こんにちらっー!どなたかなー!?」

苗木「ボクは"超高校級の幸運"苗木誠。キミたちは…?」

澪田「ハイハーイ!澪田唯吹の澪に、澪田唯吹の田に、澪田唯吹の唯に、澪田唯吹の吹で…澪田唯吹でーす!"超高校級の軽音楽部"でーす!ヨロシクねッ!」テヘリン♪

大神「大神さくら…"超高校級の格闘家"だ…」

大神「お主は見たところ…筋力の質、量、共に、ごくごく普通の一般的な高校レベルといったところか…ふむ、残念だったな。その程度では我の訓練相手は務まらぬ…」

いや…むしろ、ありがたいんですけど…

澪田「きゃはー!さくらちゃん物騒っすねー!」

大神「む、そうか…?」

澪田「しかも天然さんっすー!」

澪田さんすごいテンションだな…そして大神さんはすごいオーラだ。絶対にヘタな事は言わないように気を付けよう…


楽しそうな2人を置いて購買部を後にした…


次の場所へ…

・寄宿舎 ビックボス

・食堂 ザ・ボス、餃子、かませ

・倉庫 ツッコミ、学級委員

・体育館前廊下 個性百面相、海藻、江戸川

↓2 何処に行こうかな?

倉庫


髪が蛍光色のつなぎを着た男子と真剣な顔でゲームをしている女子がいる…

苗木「あの…」

ゲーム「……」

つなぎ「お、オメーも新入生か?」

苗木「うん。ボクは"超高校級の幸運"の苗木誠。キミは?」

左右田「オレは左右田和一"超高校級のメカニック"って事でヨロシクな!」

苗木「こちらこそよろしく左右田クン。それでそっちのキミは…?」

ゲーム「んー…?」

左右田「あー…おい七海!いい加減ゲームやめて会話してやれよ」

七海「…あ、ごめんね。今いいとこで集中しちゃってさ」

苗木「いや、忙しいのなら大丈夫だよ」

七海「大丈夫ひと段落着いたから、それじゃあ改めて…私は七海千秋"超高校級のゲーマー"だよ」

七海「趣味はもちろんゲームです。オールジャンルでイケまーす」

苗木「そうなんだ、よろしくね七海さん」

左右田「ついでにオレの趣味は機械弄りだぜ!」

苗木「そ、そうなんだ」


2人としばらく会話してから倉庫を後にした…


お次の場所へー

・寄宿舎 ビックボス

・食堂 ザ・ボス、餃子、かませ

・体育館前廊下 個性百面相、海藻、江戸川

↓2 何処に行こうかなー?

うむ、人がいませんなぁ~


体育館前廊下


ギャル的なファッションの女子とフード付きの服の白い髪の男子、胸板の厚い白いシャツの男子がいる…

苗木「あの…」

ギャル「ん、なーに?アンタ誰?」

白ワカメ「やあ」

胸板「お前も新入生か?」

苗木「うん。ボクは苗木誠…"超高校級の幸運"だよ」

「「え?」」

2人の男子が同時に驚いた表情でこちらを見た

苗木「え、どうしたの?」

名探偵「だ、だってな…」

狛枝「…ボクは狛枝凪斗、"超高校級の幸運"って…そう呼ばれているんだ」

苗木「え!?」

どうして…超高校級の幸運は全国の高校生の中から抽選で選ばれた1人だけのはずじゃ…?

江ノ島「へー幸運が二人いるんだー…なんかご利益ありそうじゃん!あ、アタシは江ノ島盾子"超高校級のギャル"ね、よろしくー」

日向「面白がるなよ…オレは日向創、超高校級の……すまん、実は今記憶がはっきりしてなくてな…」

江ノ島「はぁー?記憶喪失とでも言う訳?」

日向「まぁ、そうなるな…」

江ノ島「才能被りに記憶喪失とかアンタら怪し過ぎないー?」

苗木「あ、怪しくなんてないよ?」

狛枝「まぁ、その辺のいろんな事は体育館に行けばわかるんじゃないかな?」

日向「そうだといいけどな…」

江ノ島「そうはならないと思うけどねぇ…」ボソッ

どういう事なんだろう…?


不思議な3人を置いてその場を後にした…


お次はー?

・寄宿舎 ビックボス

・食堂 ザ・ボス、餃子、かませ

↓ どーっち?

ド、ド、ドリランド


食堂


メイド服の落ち着いた女子とゴスロリの不思議な女子、眼鏡をかけた冷酷そうな男子がいる…

苗木「あの…」

ドリル「あら…」

かませ「……」

メイド「何か御用かしら?喉が渇いたのなら依頼して貰えばすぐに飲み物を用意するわよ」

苗木「あ、いや自己紹介がしたくて…ボクは苗木誠"超高校級の幸運"だよ。キミは?」

東条「私は"超高校級のメイド"東条斬美よ。困った事があったらいつでも言ってね」

苗木「う、うん。それでそっちの2人は…」

セレス「お初にお目にかかりますわね。わたくしは"超高校級のギャンブラー"セレスティア・ルーデンベルクです」

セレス「よろしくお願いしますね。"セレス"と呼んでくださって結構ですわ」

苗木「え、えっと…本名は…?」

セレス「うふふ、嫌ですわ。わたくしの本名は、セレスティア・ルーデンベルクですわよ。"セレス"と呼んでくださって結構ですわ…!」カッ!

苗木「あ、はい…えっと、キミは…?」

十神「十神白夜だ…」

十神白夜…巨大財閥である十神一族の御曹司で、すでに自分で会社運営にたずさわり、個人でも莫大な資産を築き上げているという、いろいろとケタ外れな"超高校級の御曹司"…

十神「おい、自己紹介は終わったはずだ。いつまでそこにいる…?目障りだ、下がれ…」

このボクみたいなのとは馴れ合う気はない的なオーラ…これが帝王学ってヤツなのか…?

セレス「東条さん、ミルクティーのおかわりをいただけますか?」

東条「ロイヤルミルクティーね?」

セレス「ええ、お願いします」

十神「東条、こっちにもルアックコーヒーを持ってこい」

東条「わかったわ2人とも、すこし待っていて頂戴」

すごいな東条さん、あの2人の要望に完璧に答えている…


違う世界を生きていそうな3人を置いて食堂を後にした…


残った寄宿舎に向かいます…

寄宿舎


かなり小柄な男子が独りでいる…

苗木「あの…」

渋声「ん?あんたは…」

苗木「ボクは"超高校級の幸運"苗木誠。キミはもしかしてあのテニス選手の…?」

渋声「いや、そいつは昔の話だ…」

苗木「え?」

星「"超高校級のテニス選手"と呼ばれた星竜馬は、もうどこにもいねー…俺は…そのなれの果てだ」

そうか、超高校級のテニス選手星竜馬クン…彼はあるとんでもない事件を起こして逮捕されたって…

星「フン…その様子だと俺が何をしたか知っているんだろう?」

苗木「…うん、知っているよ…」

星「そうか…で、どうだ?自分の才能を人殺しに使うようなクズを目の当たりにした感想はよ?」

苗木「そんな、ボクは別に…」

星「ともかく…忠告しておくぜ。俺みてーな殺人者には不用意に近づかねー事だ」

そう言うと星クンはこちらに背を向けた…どうやらこれ以上会話する気はないようだ…


影のある背中を見せる星クンを置いて寄宿舎を後にした…

苗木「さてと…そろそろ体育館に向かわないとな」


という訳で自己紹介タイムはこれにて終了です。体育館に向かいます…

体育館


あの手紙に書いてあった通り、体育館に来たけど…

苗木「ここに…何が…」

白黒熊「うぷぷ…やっと来たね…やあ、苗木誠クン!」

苗木「うわぁっ!な、なんだよ…お前…ッ!!」

モノクマ「なんだよ…てっ、モノクマだよ。学園長だよ!偉いんだよ!」

苗木「が、学園長?」

モノクマ「では、ここで学園長から一言!今回、オマエラには"この学園内だけ"で、一生の共同生活を送ってもらう事になった訳ですが…」

苗木「は…?一生の共同生活…?ちょ、ちょっと待てよ!何言ってんだよ…!」

モノクマ「えー、ご静粛に。話はまだ終わってないよ。実は、どうしても学園から出たい人の為に、『卒業』という特別ルールが存在するのです!」

モノクマ「では、この特別ルールについて、説明していきましょーう」

モノクマ「オマエラには、学園内での"秩序"を守った共同生活が義務付けられた訳ですが…もし、その秩序を破った者が現れた場合…」

モノクマ「その人物だけは、学園から出て行く事になるのです。それが『卒業』のルールなのですっ!」

苗木「ど、どう言う意味だよ…"秩序を破る"って…?」

モノクマ「うぷぷ…それはね……人が人を殺す事だよ…」

苗木「こ、殺す…!?」

モノクマ「殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺圧殺絞殺惨殺呪殺…殺し方は問いません。『誰かを殺した生徒だけがここから出られる』…それだけの簡単なルールだよ。」

モノクマ「最悪の手段で最良の結果を導けるよう、せいぜい努力してください」

苗木「ふ、ふざけるなよ!そんなッ!!」

モノクマ「うぷぷ…苗木君。もう始まってるんだよ。寄宿舎にあるキミの部屋に行ってごらん。そうすれば…きっとわかるよ…うぷぷぷぷぷぷぷぷぅ!」ぴょいーん!

苗木「ボクの…部屋?たしかに寄宿舎にそれらしい部屋があったな…そこに…何が…?」


不安な気持ちを胸に体育館を後にした…


寄宿舎苗木の個室前


苗木「ここだな…」

寄宿舎の片隅に、ボクに似たドット絵のアイコンが貼られている扉を見つけた

苗木「よし、入るぞ」

そしてボクはその部屋に足を踏み入れた…





苗木の個室


ここがボクの部屋…でも……荒らされてる?

苗木「ど、どうして?」

部屋の中は壁や床の至る所に鋭利な刃物で付けたような傷が付いており、ベットやその他諸々の家具も荒らされていた…

そして部屋を見回ったボクはバスルームの中を覗き込んだ。すると、そこには……







葉隠「」ババーン!






苗木「え…?ウソ…だろ?そんな……死んでるっ!?」

腹部に刃物が突き刺さり、そこから大量に血を流して死んでいる…変わり果てた、葉隠康比呂クンの姿があった…


モノクマ『死体が発見されました!一定の自由時間の後、『学級裁判』を開きまーす!』


苗木「学級…裁判…?」


モノクマ「そこの"超高校級の占い師"葉隠康比呂クンを殺した犯人を決める学級裁判だよー!!」ぴょいーん!

モノクマ「『誰かを殺した者だけが卒業できる』訳だけどただ殺すだけじゃダメなの。他の生徒に知られないように、殺さなければならないの!」

モノクマ「で、その条件がクリア出来ているかどうかを査定する為のシステムとして…殺人が起きた一定時間後に、必ず『学級裁判』を開く事としまーす!」

モノクマ「学級裁判では『身内に潜んだクロは誰か?』を、オマエラに議論してもらいます」

モノクマ「そこで、正しいクロを指摘出来れば…殺人を犯したクロだけが"おしおき"を受け残った他のメンバーには共同生活を続けてもらいます。」

モノクマ「だけど、もし間違った人物を、クロとしてしまった場合は…罪を逃れたクロだけが生き残り、残った全員が"おしおき"されてしまいます」

モノクマ「以上、これが学級裁判のルールなのですッ!!という訳で、オマエラはこれから捜査をするわけだけど、まずはこれを配っておかないとね!」

モノクマ「これはボクがまとめた死体に関するファイル。その名も……ザ・モノクマファイル!!」ババーン!

モノクマ「結局のところオマエラは素人さんな訳だし、死体を調べるって言っても限度があるでしょうから…」

モノクマ「ボクが代わりに、死亡状況や死因っぽいものをまとめておいてやったんだ!」


モノクマ「じゃあ、捜査を頑張ってくださいね!では後ほど、学級裁判でお会いしましょう!」

苗木「ちょ、ちょっと待てよ!!」

モノクマ「…ん?大丈夫だって。ノリでなんとかなるって。パッションで乗り切るだけだって!!」

苗木「お、おいっ!!」

呼び止める声もむなしく、モノクマは姿を消してしまった…

苗木「そ、捜査って…犯人を突き止めろって事か?な、なんだよ…それ…」

正しい犯人を突き止めなければ、犯人以外の全員が"おしおき"される…おしおきの意味…おそらく…

苗木「処刑…殺されるって事…」

……………

苗木「やるしかない…のか…」


という訳で当然のように葉隠が死んだ所で、今回はここまでです

いやー書き溜めあるからすぐ進みますねー

このスレは短くすぐに終わらせちゃう予定ですので

次スレ案はどしどしご応募ください!

なお体験版の演出上死体発見アナウンスは苗木1人が見ただけで鳴りました

ですので先に誰かが目撃しているという様な展開は別段ありません

次回から捜査パートに入ります。ですが被害者葉隠ですし適当でいいでしょう

それではありがとうございました!


モノクマ「ちゃおっす!」

モノクマ「やっぱり葉隠クンが体験版で死ぬのは当然だよね!」

モノクマ「ついでに16人(+1)の+1は葉隠クンの事です。そしてもしも製品版があっても彼はいません!」

モノクマ「悲しい色やね…」

モノクマ「それにしても製品版かぁ~…さすがに次スレでやるのはキツイっすな~」

モノクマ「ボクって話を考えるのがなかなかに苦手だからね」

モノクマ「安価スレでその辺練習していきたい感があるんよ」

モノクマ「ま、そんなわけで製品版は気分次第だよねやっぱり」

モノクマ「さーて!じゃあ始めていくよ!」

捜査パート


大神「むう…これは惨いな…」

星「フン…コロシアイを命じられたばかりだって言うのに、ずいぶん気の早いヤツがいたみてーだな」

赤松「嘘…本当に…人を、殺しちゃったの?…この学園にいる…誰かが?」

東条「コロシアイ…学級裁判…モノクマはすべて本気で言っていたという事ね」

最原「とにかく捜査を始めないと…現場であるこの部屋には間違いなく何かがあるはずだし、他にも目撃者への聞き込み、凶器の出所、調べなきゃいけない事はたくさんあるよ…」

赤松「でも…捜査なんて、そんな事いきなりできるのかな…」

東条「そうね…難しく考えずに、手を付けられるところから始めてみましょう」

苗木「だね…やってみよう」

最原「その前に、捜査中誰かにここに残っていて貰いたいんだけど…」

大神「何故だ?」

最原「ほら、誰かが現場に残って見張っていないと、犯人が証拠隠滅に来たとき困るよね?」

赤松「そっか…そういう可能性もあるよね」

大神「なら我が見張りをしよう。捜査には役立てないであろうからな…そちらはおぬしらに任せよう」

東条「でも残るのが1人だけだと、もし貴女が犯人だった場合簡単に証拠を隠滅できてしまうわ」

大神「む…確かにそうか…」

東条「貴女を疑う訳ではないけど、監視の為に見張りがもう1人必要でしょうね」

星「ならそのもう1人は俺がやろう。俺も探しモンが得意って訳じゃなねーからな」

最原「ありがとう、大神さん、星くん…それじゃあ、捜査を始めようか…」



捜査開始!


葉隠クンを殺した犯人を見つける為の捜査…

まずは、さっきのモノクマファイルってヤツに目を通しておこう…

『モノクマファイル』

被害者は葉隠康比呂…
死亡時刻は午後1時半頃
死体発見現場となったのは、寄宿舎エリアにある苗木誠の個室
被害者はバスルームで死亡
致命傷となったのは、刃物で刺された腹部の傷
他に身体のあちこちに打撲痕があり、右手首は骨折している

『モノクマファイル』を手帳に記録しました

とりあえずいろいろやってみるしかないな…この部屋をもう一度よく見て見よう


苗木の個室を見て回ろう


1、バスルーム

2、部屋の中

3、最原、東条

4、星、赤松


↓2 何から調べようかな?

バスルーム


バスルームを調べよう…

葉隠「」

殺されたのは、葉隠康比呂クン…"超高校級の占い師"だったな…

苗木「腹部に刺さった刃物…これって包丁か?」

どこから持ち出された物だろう…普通に考えるのなら、食堂の厨房かな…?

苗木「そして、この右手…」

葉隠クンの右手首は腫れ上がっており、モノクマファイルに書いてある通り、どうやら骨折しているようだ…

苗木「葉隠クン…キミにいったい、何があったんだ…」

『死体の状況』を手帳に記録しました


次は何を調べよう…


1、部屋の中

2、最原、東条

3、星、赤松


↓2 どれかな?

あふん…


部屋の中


部屋の状況を確認してみよう…

部屋のベッドや壁に、刃物で斬り付けたような跡がいくつもある

苗木「つまり、この部屋で争い事があったって事だよな…」

『争った形跡』を手帳に記録しました


粘着テープクリーナーが置かれている

使った形跡があるみたいだけど…取っ手の部分に、何か油のような物が…

苗木「…ポテトチップスの油?」

『粘着テープクリーナー』を手帳に記録しました

次ー

1、最原、東条

2、星、赤松

↓ どっち~

最原、東条


最原クンと東条さんが話をしているようだ…

最原「どう、東条さん?」

東条「ええ、最原君の言った通りね…」

最原「やっぱりそうか…」

苗木「2人とも、どうかしたの?」

最原「あ、苗木くん…あのさ、1つ聞きたいんだけど…」

苗木「え?何?」

最原「キミって、潔癖症だったりする…?」

苗木「…え?いや…違うけど…?」

最原「そっか、やっぱりそうだよね……」

苗木「それがどうかしたの?」

最原「実は東条さんにも手伝って貰って、キミの部屋を隈なく調べてみたんだ」

最原「…そうしたら、この部屋には、髪の毛が1本も落ちていなかったんだよ」

苗木「えっ?髪の毛が一本も…?それって本当なの?」

東条「ええ、間違いなく髪の毛は一本たりとも落ちていなかったわ。私が保証させて貰うわ」

最原「これって変だよね。少なくとも葉隠くんのものは、ないとおかしいはずだよ」

苗木「犯人が証拠隠滅したって事…?」

最原「そうかもしれない…だとすると、犯人は…この部屋にいるのが"不自然な"人間…そういう事になるはずだよね?」

この部屋にいるのが…不自然な人間?

『最原の証言』を手帳に記録しました


次は残り~

星、赤松


星クンと赤松さんが話をしているようだ…

星「…あんたは前向きなんだな。死体に慣れてる訳でも、この状況で何も感じねーバカって訳でもないだろうに」

赤松「正直言うと混乱してるし、怖い気持ちや嫌だって気持ちもあるよ。でも、やるしかないしさ。
みんな死んじゃうなんて…そんなの困るからね」

星「フン…やっぱりあんたは生きる事に前向きだ。俺もあんたみてーに…」

星「…いや、なんでもねー」

赤松「星くん…?」

苗木「ちょっといいかな」

赤松「あ、苗木くん」

星「どうした、何か用か?」

苗木「いや、何か気が付いた事はないかと思ってさ」

星「すまねーが特にねーな」

赤松「私も…ごめんね」

苗木「いや、大丈夫だよ気にしないで」


星「…そういや、さっきの証拠隠滅って話なら、トラッシュルームが怪しいんじゃねーか?」

苗木「トラッシュルーム?」

赤松「ゴミ処理用の焼却炉がある場所だよね、それなら地下への階段の先にあるよ」

苗木「そうなんだ、後で行ってみるよ」

星「あぁ、頼んだ…それと、ついでに忠告させてくれ」

星「世の中は"言ったモン勝ち"でできている。真実なんて簡単にねじ曲げられちまうんだ」

星「ねじ曲がった真実を戻すには、ねじ曲げるよりも大きな力がいるモンだぜ…」

赤松「…え?どういう事?」

星「"裏取りをしていない証言"には力はねーって事さ。まぁ、せいぜい気を付けろよ…」

苗木「う、うん、わかったよ…」


よし、この場所でわかる情報はこれくらいだな

別の場所を調べに行こう…


1、寄宿舎(体験版なので中庭はない) 十神

2、1F廊下 江ノ島

3、玄関ホール セレス

4、トラッシュルーム(廊下の奥 B1F) 七海

5、食堂 澪田

6、倉庫 左右田 日向

7、体育館前廊下 狛枝


↓ 何処に行こう?

倉庫


左右田クンと日向クンがいるようだ…

左右田「お、苗木か」

苗木「2人とも何してるの?」

日向「俺達は見ての通り、倉庫の調査だよ」

左右田「何か事件に繋がる証拠でも、と思って来てみたんだけどよ…」

苗木「…どうかしたの?」

日向「いや、何も見つからなくてな」

左右田「そうなんだよなー…」

苗木「そっか…」

左右田「あ、でもなくなってたモンならあったわ」

苗木「え?」

日向「おい、聞いてないぞ!」

左右田「いや、だってよ…なくなったのってそこにあった模擬刀だぜ?」

左右田クンが指差した先には、確かに刀を置くような台が入ったケースがあった

左右田「凶器はそのまま現場にあったし、関係ねーかと思ってよ…」

日向「どう考えても関係あるだろ…」

苗木「そうだね…」

左右田「…マジで?」

日向「それで?いつなくなったのかはわかるのか?」

左右田「いや…さっき気が付いたし…でも事件前にあったのは確かだぜ」

倉庫から消えた模擬刀か…

『消えた模擬刀』を手帳に記録しました


次はどこに行こう?


1、寄宿舎(体験版なので中庭はない) 十神

2、1F廊下 江ノ島

3、玄関ホール セレス

4、トラッシュルーム(廊下の奥 B1F) 七海

5、食堂 澪田

6、体育館前廊下 狛枝

トラッシュルーム


ここがトラッシュルームか…

七海さんがいるようだ…

苗木「七海さん」

七海「あ、苗木くん」

苗木「何をしているの?」

七海「うん、それがね…あそこの焼却炉が見たいんだけど、この鉄格子が開かなくて」

確かに焼却炉へと続く道は鉄格子で閉じられていた。

苗木「うーん…どうやって開けるんだろう?」

七海「一応、操作パネルみたいなものは見つけたんだけど、鍵がないとダメみたいでさ…」

苗木「鍵か…」

モノクマ「お困りのようだね!」ぴょ-ん

苗木「うわっ!」

七海「モノクマ…」


モノクマ「そこの鍵はね、掃除当番の人が持っているよ」

苗木「掃除当番?」

モノクマ「そう、オマエラの出したゴミはオマエラで処分して貰おうと思ってね!」

モノクマ「普段は危ないから、焼却炉には近づけないように鉄格子を降ろしているんだけど…そのままじゃゴミを捨てられないでしょ?」

モノクマ「だから掃除当番の人には、この鉄格子を上げる為の鍵を渡したんだ」

モノクマ「勿論当番制だから全員交代でやって貰う事になるから、覚えておいてね!」

七海「じゃあ、今鍵を持ってる掃除当番の人は誰なの?」

モノクマ「今週の掃除当番は山田クンだよ!当番表は電子生徒手帳にインストールしてあるから、自分の番はそれで確認してね」

『掃除当番』を手帳に記録しました

苗木「それじゃあ山田クンを探して、ここを開けて貰わないとな…」

モノクマ「いえ、その必要はありません」

苗木「え?」

モノクマ「今は捜査タイムなので、ボクが開けてあげましょう!時間もったいないしね!」

七海「なら、早く開けてよ」

モノクマ「もう、せっかちだなぁ…ホイ!」ぽむっ

モノクマが手を叩くと、鉄格子がゆっくりと上がっていった…

モノクマ「はい、開いたよ。それじゃあ張り切って捜査してください、アデュー!」ぴょ-ん

七海「……じゃあ、見てみようか…」

苗木「そうだね…」

トラッシュルーム 焼却炉付近


七海「とりあえず中を覗いて見よーう」

そう言って七海さんは焼却炉を覗き込んだ

苗木「何かあった、七海さん?」

七海「うーん…あ、ちょっと見て苗木くん」

苗木「何?」

ボクも中を覗き込んだ。すると…

苗木「なんだこれ?…金属の、棒?」

焼却炉の中には溶けた金属の棒らしき物があった

七海「これって…なんだろうね?」

苗木「うーん…わからないけど、このタイミングでここにあるって事は、たぶん事件には関わってるんだと思う」

七海「そうだね、その可能性は高いよ」

とりあえず、覚えておこう…

『溶けた金属の棒』を手帳に記録しました


七海「あ、苗木くんこれ」

七海さんが焼却炉の外側を指さしている

苗木「これは…」

焼却炉の下に白い服の燃えカスのような物が落ちていた

七海「うん、たぶん…シャツの袖の部分じゃないかな?」

苗木「誰の物だろう…?」

七海「わからないけど、たぶんこれも重要な証拠になる…と思うよ?」

苗木「そうだね…」

『ワイシャツの燃えカス』を手帳に記録しました


その後、一通りトラッシュルームを見回り、七海さんと別れた

苗木「次は何処へ行こうか…」


1、寄宿舎

2、1F廊下

3、玄関ホール

5、食堂

7、体育館前廊下

体育館前廊下


狛枝クンがいるようだ…

苗木「狛枝クン」

狛枝「やぁ苗木クン…」

狛枝「…なんだか、とんでもない事になっちゃったね」

苗木「そうだね…まさか本当に、人が殺されてしまうなんて…」

狛枝「なんて酷いんだろう…これってとんでもなく"絶望的な状況"だよ…」

苗木「…え?」

狛枝「だって人殺しなんだよ?ホントに下種だよねぇ」

狛枝「しかもその人殺しが、ボク達の中にいるだなんて…」

苗木「い、いや…でも、まだそうと決まった訳じゃ…」

狛枝「…本当に、そう思ってるの?」


苗木「……仲間が、仲間を殺すなんて…少なくとも、ボクはそんな事信じたくない」

苗木「だから…捜査して、それを証明してみせるつもりだよ。どこにも犯人なんかいないって事を…」

苗木「全部、あのモノクマの仕業なんだって事をさ…」

狛枝「……キミはすごいね…こんな状況でも、真っ直ぐに前を向けているんだ…」

狛枝「現実逃避なんかじゃなくて、本当に仲間を信じているんだね…」

苗木「当然だよ。悪いのは全部、ボクらをここに閉じ込めたモノクマなんだからさ」

狛枝「素晴らしいよ…同じ"幸運"でもキミとボクとではまるで何もかもが違う…!」

狛枝「いや、同じだなんて言うのもおこがましかった!…やっぱりキミも超高校級の才能を持つ"希望の象徴"なんだね…!」

苗木「…?ど、どういう意味?」

狛枝「あぁ、いいんだよ、気にしないで?ボクに構わず捜査を続けてよ…」

苗木「え?う、うん…?」

狛枝「期待しているよ、苗木クン…」ネットリ

そう言ってこちらを見る狛枝クンからは、なんだか得体の知れないものを感じた…


別の場所へ行こう…


1、寄宿舎

2、1F廊下

3、玄関ホール

5、食堂

寄宿舎


十神クンがいるようだ…

十神「チッ、つまらん…」

苗木「どうしたの十神クン?」

十神「どうしたもこうしたもあるか…こんな稚拙な犯行では、ゲームにならん」

苗木「ゲ、ゲームって…」

十神「何か文句でもあるのか?」

苗木「あの、十神くんは捜査しないの?」

十神「バカが…こんな事件、わざわざ俺が捜査するまでもない…」

十神「情報を集めるのはお前達愚民で十分だ。もっとも、俺にはそんな情報必要ですらないがな」

苗木「でも…」

十神「でも?お前如きが偉そうにそんな接続詞を使うな。俺の言葉には肯定だけしていればいいんだ」

十神「わかったらとっとと俺の視界から消えろ…」

十神クンは捜査をする気がないようだ…

別の場所へ行こう…


2、1F廊下

3、玄関ホール

5、食堂

1F廊下


江ノ島さんがいるようだ…

江ノ島「あら苗木、アンタも意外と大胆な事すんじゃん」

苗木「え?何の事?」

江ノ島「だってアンタの部屋で殺人が起きたんでしょ?」

江ノ島「なら、苗木がぶっ殺したって事じゃーん」

苗木「ち、違うよ!ボクはそんな事…!」

江ノ島「…あっはは!冗談だって!」

苗木「え?」

江ノ島「そう簡単に犯人だって、決め付けたりしないっつーの」

苗木「も、もう…質の悪い冗談はよしてよ…」

江ノ島「…でもさ、アンタが怪しいのは本当の事でしょ?」

苗木「それは…」

江ノ島「ま、せいぜい頑張んなよ。本当にクロじゃないのなら、さ…」

そう言って去っていく江ノ島さんからは、何か底知れないものを感じた…


別の場所へ行こう…


3、玄関ホール

5、食堂

玄関ホール


セレスティアなんとかさんがいるようだ…

苗木「あのさ、キミは…」

セレス「うふふ…"キミ"だなんて、そんな教授みたいな口ぶり…先程も言った通り…"セレス"と呼んでくれて構わないですわ」

苗木「あの…セレスさんは現場とか調べないの?」

セレス「だって…お洋服に血が付いたら大変ですもの…ほら、ここってクリーニングがないでしょ?染み抜きの問題が…」

セレス「あぁ…そういえば東条さんに頼めば良かったですね。問題解決ですわ」

苗木「じゃあ捜査を…」

セレス「ですが、わざわざ汚す必要もありませんよね?」

苗木「そ、そっか…わかった…もういいや…」

セレスさんは捜査する気がなさそうだ…


最後は食堂に行きまーす

食堂


澪田さんがいるようだ…

苗木「澪田さん」

澪田「お、誠ちゃんオッスオッス!」

苗木「あはは…何してるの?食堂の調査?」

澪田「いやー正直唯吹には捜査とか向かないと思うんでーサボってました的なっ!」

苗木「元気よく言う事じゃないと思うよ…」

澪田「あちゃー!呆れられちゃったっす!」

苗木「うーん…澪田さん、何か気が付いた事ってない?」

澪田「んー?気が付いた事っすかー?」

苗木「うん、何でもいいんだけど…」

澪田「あ、そういえば厨房の包丁が、いつの間にか無くなってたんすよね」

苗木「え、本当?」

澪田「もっちもちのもちっすよ!」

ボクはそう言う澪田さんと一緒に厨房に入ってみた

厨房


苗木「本当だ…」

厨房の壁には大小、様々な大きさの包丁が取り揃えられている。でも…明らかに、一か所歯抜けになっている所があった

『厨房の包丁セット』を手帳に記録しました

澪田「ね!唯吹嘘つかないっす!」

苗木「ねぇ澪田さん、 包丁がないのに気付いたのはいつ?」

澪田「えっとー唯吹は食堂でずっとお茶を飲んでたんすけど、そのお茶をいれるのに厨房に入った時は、確かに、包丁は揃ってたんすよ」

澪田「でも、そのお茶を片付けようとして、厨房に入った時には…もうなくなってたんすよねー」

『澪田の証言』を手帳に記録しました

つまり、包丁が持ち出されてたのは、澪田さんが食堂にいる間って事か。その間、食堂を訪れた人は何人かいるかもしれないけど…少なくとも、その中にボクはいない…彼女は、それを知っているって事だな



「キーン、コーン… カーン、コーン」


モノクマ『えー、ボクも待ち疲れたんで…思い切って始めちゃいますか?お待ちかねの…学級裁判をっ!!』

モノクマ『ではでは、集合場所を指定します!体育館前廊下にある"赤い扉"にお入りください。うぷぷ、じゃあ後でね~!!』


苗木「調査はここまで…って事か…後は…学級裁判で…なんとかするしかない…んだよな?」

そしてボクはモノクマに指定された、赤い扉の先へと進んだ…


(なお赤い扉は百田の研究教室に続く螺旋階段に繋がる扉があった場所にあります)

参加メンバーまとめ
主人公:苗木
他:白銀、山田、葉隠、赤松、最原、澪田、大神、左右田、七海、江ノ島、日向、狛枝、東条、セレス、十神


なんか黒幕(江ノ島は残姉かもしれないけど)が2人いて狛枝がいる時点で不安しかないんだけど……
というかこのメンバーだとヒロインはいないっていうことか?澪田あたりができそうだけど……

>>90 そうだねー黒幕や犯人、被害者とかはさすがに決めてあるけど。ヒロインに関しては実際やってみないとわからないかなぁ


裁判場


モノクマ「やぁやぁ、いらっしゃい!やっと来たね!待ってたよ!!」

モノクマ「はいはい!じゃあ、さっそく、自分の名前が書かれた席に着いてくださいな。ハリーアップ、ハリーアップ!!うぷぷぷ…」

モノクマに言われるまま、ボクらはそれぞれ、指定された席へと向かった

そして幕は開く…

命がけの裁判…命がけの騙し合い…命がけの裏切り…

命がけの謎解き…命がけの言い訳…命がけの信頼…

命がけの……学級裁判……

裁判準備


無情にも起こってしまったコロシアイ…果たして"超高校級の占い師"葉隠康比呂を殺したクロは誰なのか?……


所持言弾(コトダマ)一覧

『モノクマファイル』
『死体の状況』
『最原の証言』
『争った形跡』
『粘着テープクリーナー』
『厨房の包丁セット』
『澪田の証言』
『掃除当番』
『溶けた金属の棒』
『ワイシャツの燃えカス』
『消えた模擬刀』

もう書いてくれたけど一応登場人物一覧だよ

1

苗木誠 超高校級の幸運 今作の主人公

葉隠康比呂 占い師 今回も被害者のクズ なお製品版(仮)にはいない模様

十神白夜 御曹司 かませメガネ

山田一二三 同人作家 ブーデー

大神さくら 格闘家 女神

セレスティア・ルーデンベルク ギャンブラー やすひろ

江ノ島盾子 ギャル 不穏

2

日向創 ??? 胸板

狛枝凪斗 幸運 才能かぶり

左右田和一 メカニック ツッコミ

七海千秋 ゲーマー ねみー

澪田唯吹 軽音楽部 かわいい

3

最原終一 探偵 帽子

星竜馬 テニス選手 渋声

赤松楓 ピアニスト リュック

東条斬美 メイド きゃわいい

白銀つむぎ コスプレイヤー 地味


モノクマ「それじゃあここで一旦休憩を入れるよ」

モノクマ「少し経ったら続きを始めるから、良かったら参加してってね!」

モノクマ「あと前スレ1000了解したよ!」

モノクマ「願い通り、次スレは真宮寺、東条、茶柱の三人の内誰かがメインの安価スレをやるね!」

モノクマ「このスレが終わったら多数決で決めようかな?」

モノクマ「それじゃあ一旦中断ー!」


モノクマ「はーい、ちょっと遅かったかな?」

モノクマ「それじゃあ再開していくよ!」




学級裁判開廷!!



モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。正しいクロを指摘出来れば、クロだけがおしおき」

モノクマ「だけど…もし間違った人物をクロとした場合は…クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となりまーす!」

赤松「ねぇ…本当に私達の中に、葉隠くんを殺した犯人がいるの?」

苗木「そうだ、本当に…この中に犯人がいるんだよな?」

モノクマ「当然です」

澪田「ハイハーイ!唯吹は犯人じゃないっすよー!」

左右田「アホか!そう言われて、はいそうですかって信じられる訳ねーだろ!」

最原「…ちょっといいかな?議論の前に聞いておきたいんだけど…あれって…どういう意味?」

そう言って最原クンが指差した方向には、葉隠クンの遺影のような看板が床に討ち捨てられていた

モノクマ「死んだからって仲間はずれにするのはかわいそうでしょ?友情は生死を飛び越えるんだよ!」

山田「せいしが…飛び…越える…?」

左右田「オメーさすがに自重しろよ…」

モノクマ「ま、席が足りなかったんで床に寝て貰ったんですけどね!」

モノクマ「さてと、前置きはこれくらいにして…そろそろ始めよっか!まずは、事件のまとめからだね!じゃあ、議論を開始してくださーい!!」

始まる…犯人を決める為の議論が…何か気づいた事があったら、ボク自身が発言しないと…ボクだけじゃない…みんなの命がかかっているんだ…!



ノンストップ議論 開始!

                     ピクッ…
澪田「断言するっす!『殺されたのは葉隠康比呂ちゃん』っすよ!」

  急にどうした?
江ノ島「はぁ?そんな事わかってるつーの」

                   なんだそりゃ…
澪田「いやー言わなきゃいけないなって思ってつい!」   


山田「ふっふっふ……そう囁いた訳ですな?澪田唯吹殿のゴーストが」
      どこの少佐だよって話だよ…

十神「殺人が起きたのは『苗木の部屋』だったな」
 え、そうなんすか?

               そうね…
日向「そのバスルームだったよな…」

                         フン…
狛枝「きっと、葉隠クンは…バスルームにいる所をいきなり襲われて…『抵抗する間もなく』殺されちゃったんだね…」
  本当にそうなのかなぁ…?


あれ…?あの人の発言っておかしいよな…ボクの知っている情報とは明らかに矛盾するぞ…


ではこの議論の穴『ウィークポイント』を指摘し、『言弾』を選んで撃ち抜きましょう


↓ 言弾一覧>>92

『抵抗する間もなく』←『争った形跡』


それは違うよ! 論破!


   Break


苗木「ちょっと待って、狛枝クン。ボクの部屋の状況を思い出してみてよ…あの部屋の状況からすると、争いは間違いなくあったはずだよ」

狛枝「…争いって…誰と誰の?」

あの部屋で争ったと思われる人物…それは、もちろん…


選択肢

1、葉隠と犯人
2、最原と赤松
3、葉隠とモノクマ

↓ 正しいのは?


葉隠と犯人 


  解!


苗木「もちろん、葉隠クンと犯人だよ」

左右田「じゃあ、葉隠はシャワールームにいた所をいきなり襲われた訳じゃなくて…」

セレス「おそらく、最初に部屋で襲われ、その後、シャワールームに逃げ込んだところで…追って来た犯人に、殺されてしまったのでしょう」

十神「現場を見れば、すぐにわかる事だ。わざわざ説明するまでもない…」

狛枝「ああそうだったんだ…ごめんねとんちんかんな事、言っちゃって」

七海「狛枝くん…もしかしてわかってて言ってないかなぁ?」

日向「え?」

狛枝「やだなぁ、そんな訳ないじゃないか…単純にボクが愚かだっただけだよ」

七海「……」

赤松「それじゃあ、話を続けようか」

最原「そうだね、次に確認しておきたいのは、葉隠くんを殺した"凶器"についてなんだけど…」

星「葉隠の命を奪い去った凶器…か…」

山田「なんだか…それっぽくなってきましたな…」

苗木「葉隠クンを殺した凶器…」

次は、それを明らかにしないと…!



ノンストップ議論 開始!


    そうだろうな…
七海「凶器って、きっと…『葉隠くんのお腹』に刺さっていた刃物だよね?」
                      腹だったっけ…?

澪田「間違いなくあれが『凶器っす!』」
 当たり前でしょ…

               ん?ナイフ…?
星「犯人が、『ナイフ』で刺したんだな…」
            卑劣な…

東条「あれは、惨いわね…」
             だな…

白銀「『グロ注意』だよ…」
       エロなら大歓迎なのですがな…


待てよ…今のあの人の発言って…ボクの知っている情報と違う気がするけど…


『ウィークポイント』と『言弾』を選んでください


↓ 言弾一覧>>92


『ナイフ』←『死体の状況』 なお『厨房の包丁セット』でも正解でした


それは違うよ! 論破!


   Break


苗木「いや、あの刃物はナイフなんかじゃなくて、包丁だったはずだよ」

星「包丁だと?…確かに、よく見れば包丁だなこれは…すまなかったな、俺の勘違いだ」

最原「包丁か…確か、厨房に置かれていたよね。あれが凶器になったんだろうね」

澪田「なるほどー、さすが"超高校級の探偵"っすね!冴えわたる名推理っすよー!」

最原「…別に探偵だからって訳じゃないよ。僕が探偵として認められたのはたまたまだし…」

セレス「そもそも包丁の出所が厨房という事ぐらい、探偵でなくても容易に想像できますわ」

赤松「なんにせよ、最原くんの言う通りだと思うよ。現に厨房の包丁は、1本なくなってたしね」

左右田「なら、厨房の包丁を持っていったヤツが怪しいんじゃねーか?」

狛枝「ねぇ、凶器なんてどうでもいいんじゃない?」

日向「は?いきなり何を言い出すんだよ狛枝」

左右田「そうだそうだ!どうでもいい訳ねーだろ!」

澪田「そうだ左右田?ぎゃはー!寒いギャグっすねー!」

左右田「うっせ!うっせ!オメーは黙っとけ!」

七海「狛枝くん…どういう事?」

狛枝「だって容疑者は簡単に絞れるよね。特大のヒントがあるんだからさ…」

東条「それは、殺害現場の事を言っているのかしら?」

苗木「えっ?」


江ノ島「ま、あの部屋の主が怪しいって事でしょ」

白銀「あの部屋の主って言うと…苗木くん?」

山田「では犯人は苗木誠殿で決まりですな!」

澪田「そーなんすか誠ちゃん!」

苗木「ちょ、ちょっと待ってよ!ボクは犯人じゃないよ…!」

セレス「ですが、殺害現場は苗木君の部屋で…第一発見者も苗木君…」

星「疑わざるをえない状況、だな…」

苗木「そ、そんな…」

狛枝「みんな、頭から疑ってかかるのは苗木クンが可哀想だよ?」

日向「お前が言い出したんじゃないか!?」

狛枝「やだなぁ日向クン、ボクは苗木クンが犯人だなんて言ってないよ?」

日向「確かに言ってはいないが…そういう流れに持っていっただろ?」

狛枝「そんな、ボクはただでさえこんな事をこれ以上続けたくないって思っているんだよ?」

狛枝「議論を誘導するなんて、そんな事をする筈がないよ…」

狛枝「ねぇ…みんなもうやめない?」

狛枝「こんな仲間内で糾弾し合う様なまね、正気の沙汰とは思えないって…」

左右田「オメー、言ってることメチャクチャじゃねーか…?」

星「何がしてーのかまるでわからねーな…」

澪田「ズバリ意味不明っす!」

江ノ島「頭イっちゃってんじゃなーい?」

赤松「大丈夫、狛枝くん…?」


十神「おい、いつまでじゃれあっている?…とっとと本題に戻るぞ」

最原「そうだね…狛枝くんも混乱しているだけかもしれないし…」

左右田「それで、ええっと何だっけ?苗木が犯人なんだっけか?」

山田「そうですぞ!もう苗木誠殿が犯人で間違いないですぞ!」

白銀「やっぱり、そうなちゃうよね…」

七海「その結論は、もっと議論を進めた後で出そうよ。じゃないと、学級裁判の意味がないよね…」

最原「そうだね。今は先入観にとらわれずに…もっと議論を重ねて、真実を解き明かさないといけないんじゃないかな?」

白銀「けど、これ以上話し合って、結論がかわるのかな…」

東条「私は七海さん達に賛成よ。事件について、まだまだ疑問が残っているもの」

大神「まだ議論の余地があるのなら、苗木を犯人と決め付けるのは早計であろう…」

白銀「そうか、諦めたらそこで学級裁判終了、なんだね」

山田「議論が…したいです…!という訳ですかな」


左右田「そんじゃあ、メンドクセーけどもうひと頑張りすっかー…」

赤松「そうだよ頑張ろう!みんなで協力して、この学級裁判を乗り越えるんだよ!」

星「だがいずれにせよ、今疑わしいのは苗木か…」

大神「犯人と決め付ける気はないが…疑惑は晴れんな…」

苗木「だ、だから違うんだよ…!」

星「現時点では、あくまでも可能性が高いというだけだ。落ち着け」

左右田「だけどよ、厨房から包丁を持ち出したのも、もしかして苗木なんじゃねえか?」

白銀「もしそうなら、いよいよ怪しいけど…」

最原「凶器である包丁…これを誰が持ち出し、殺人現場に持っていったのか…それを明らかにすれば、苗木くんの容疑も晴れるかもしれないね」

江ノ島「で?どうなの、苗木?」

苗木「ど、どうなのも…何も…ボクは包丁なんて持ち出してないよ…!」

星「なら誰が包丁を持ち出したんだ…?」

七海「次はそれを話あってみようよ…そうすればわかるはずだよ」

包丁を持ち出した人物…それを突き止めないと



ノンストップ議論 開始!


                         さあ?
白銀「厨房から包丁を持ち出したのって…『誰なんだろう?』」


赤松「うーん…『誰も見ていなかった』のなら、さすがにわからないよね…」
 愚民め…

           そうかも…
山田「やはり苗木誠殿ですぞ!」


星「だが、『証拠はねえーぞ』…」
 そうだよね…

                         えぇ…
澪田「あっ!こうやって寄り目になると、みんなが二重になって見えるよ!」


左右田「飽きてんじゃねーよ! 命がかかってんだぞ!」
                     呆れてしまいますわね…


ボクは包丁なんて持ち出していない、それは…彼女なら知っているはずだよな…


さあ、矛盾を撃ち抜きましょう!


↓ 言弾一覧>>92


『誰も見ていなかった』←『澪田の証言』 


それは違うよ! 論破!


   Break


苗木「いや、見ていた人ならいるんだよ…」

赤松「え?」

苗木「そうだよね…澪田さん」

澪田「…え、唯吹っすか?」

苗木「だって、澪田さんは言ってたよね…」

苗木「包丁は、澪田さんが食堂にいる間に、なくなったんだって」

澪田「そうっす!」

苗木「その間、ボクは食堂に来た?」

澪田「えっとー…来なかったっす!」

苗木「包丁は澪田さんが食堂にいる間になくなった。だけど、その間、ボクは食堂に入ってない…
つまり、ボクに包丁を持ち出せたはずがないんだ!」

赤松「そうだね、証人がいるなら間違いないよ!」


セレス「貴女は厨房から包丁がなくなった時、本当に食堂にいたのですか?」

澪田「たしかにいたっすよー?」

山田「それを証明する人物はいるのですかな?」

大神「我だ。我と澪田は、あの時ずっと一緒に食堂で茶を飲んでいた。厨房から包丁がなくなったのも共に確認している」

日向「なら本当って事でいいはずだな」

最原「澪田さん、大神さんキミ達にはわかるんじゃない?包丁を持ち出した人物が…」

大神「うむ…実は包丁がなくなった時、1人だけ食堂を訪れた者がいた」

十神「なぜ、それを先に言わん」

澪田「だってーその人はもう、ここにいない人だからっすよ…」


もう、ここにはいない人?それって…ひょっとして…あの人の事なんじゃ…?


↓ 人物を指定しよう>>93


葉隠康比呂


キミしかいない!


  解!


苗木「食堂に来たのって…葉隠クン?」

澪田「ピンポンピンポーン!その通りっすー!あ、見間違いはあり得ないっすよ?あの髪型見間違うとかマジアリエッティなんで!」

星「なら、厨房から包丁を持ち出したのも…」

赤松「被害者の…葉隠くん自身…?」

大神「そうとしか考えられまい…それに、今になって考えてみれば、あいつの言動は何か妙だった…」

大神「食堂に来るなり、あいつは我らに見向きもせずに、厨房へと入っていった。水を飲みに来ただけだと言っていたが…おそらく、その時に…」

左右田「けどよ…どうしてアイツは包丁なんか…」

赤松「護身用に…と思ったのかもしれないね…」

白銀「でも、それって…地味におかしくない?なんで凶器を持ち出した人が殺されてるの?」

狛枝「葉隠クンは自分で持ち出した包丁を犯人に奪われちゃって、それで殺されてしまった…おそらくそういう事だろうね。いやぁ、彼はツイてないね」

十神「では、包丁を持ち出していないからと言って、容疑が晴れたとは言えない訳だ」

苗木「えっ…!?」


白銀「じゃあやっぱり…苗木くんが犯人なの?」

苗木「ま、待ってよ!ボクはやってないって!」

山田「そうやって議論を捻じ曲げ、一同を間違った方へと誘導しているのかッ!?うぬぬ…恐ろしいスキルの持ち主よ…」

江ノ島「どうなのよ苗木~?」ニヤニヤ

澪田「あらら…まさか誠ちゃんだったとは、人は見かけに依らないんすねー…」


マ、マズイぞ…!このままじゃ…本当にボクが犯人にされちゃう…!みんな…どうしてわかってくれないんだよ?ボクは犯人じゃないのに…どうしたら…いいんだよ…どうしたら…!


七海「待って。苗木くんを犯人だと決め付けるのは、まだ早いんじゃないかな…?」

最原「そうだよ。今回の犯人は、部屋の持ち主では"あり得ない行動"を取っていた…」

最原「その行動の謎を解明しない限り、彼が犯人だとは言い切れないはずだよ?」

左右田「あり得ない行動?なんだよそれ?」

最原「現場となった部屋には、あって当然の物がなかったんだ…」

日向「あって当然の物がなかった…?」

それって…もしかして…!!



モノクマ「…ちょっと待って!そこまでだよ。それ以上はさせないよ。だって、だって…だって、これって体験版なんだもん!!」

モノクマ「うぷぷ…オマエラのご入学を心よりお待ちしてますよ…アーッハッハッハ!!」








モノクマ「うぷぷ…どうっすか」

モノクマ「まぁ、どうもなにも中途半端っすよねぇー」

モノクマ「いや、あれですよこれって体験版だからこの辺で終わるもんだよねって思って」

モノクマ「書き溜めここまでしか書いてないんですよね」

モノクマ「とりあえず今日はここまでにしておきます」


モノクマ「最初は体験版だしこれで終わりでいいかなって思ってたけど」

モノクマ「やってみたら結構中途だったよね…」

モノクマ「みなさんどう思いますでしょうか?」

モノクマ「ご意見、感想などをお寄せいただければ幸いです」

モノクマ「それでは安価へのご参加ありがとうございました!」

モノクマ「やっほー!」

モノクマ「まぁ、やっぱりオチがないとアレだよね」

モノクマ「といってもこれ以上やるともはや体験版じゃなくなるからね」

モノクマ「なんで、諸々をすっとばしてクライマックス推理やるよ!」

モノクマ「まぁ、正直犯人すごいわかりやすいのでがっかりするでしょうが」

モノクマ「体験版なので色々適当なんですよ。すみませんな」

モノクマ「ではやるよ!」

クライマックス推理


これが事件の全貌だよ!


Act.1


苗木「じゃあ、最初から事件を振り返ってみるよ…」


午後1時半頃、犯人は葉隠クンがいる部屋…

つまり、"ボクの部屋"に行ったんだ。

おそらく、葉隠クンはその人物を殺すつもりで、部屋に呼んだんだよ。

そして、彼はあらかじめ用意していた厨房の包丁で、その人物に襲い掛かったんだ…

…でも、そこで予期せぬ事態が起きた。

その人物が、隠し持っていた"模擬刀"で、反撃してきたんだ。

その攻防の末…模擬刀の攻撃によって、葉隠クンは"右手首を骨折"してしまって…

そこで、包丁を奪われてしまったんだ。


Act.2


追い詰められた葉隠クンは、慌てて、シャワールームに逃げ込んだ。

犯人はすぐに後を追って、シャワールームのドアをこじ開けようとした…

あのシャワールームは鍵が掛からなかった…葉隠クンは必死に抑えようとしたんだろうけど

片手を骨折している彼には無理だった…

そして、犯人によってドアはこじ開けられ、犯人は奪った包丁で…

葉隠クンを…刺したんだ…

そして、葉隠クンは…!


Act.3


葉隠クンを殺した後、犯人は慌てて証拠隠滅に取り掛かった。

まず、返り血の付いたシャツを脱ぎ…

模擬刀をそれに包んだ。

そして、ボクの部屋にあった"クリーナー"で、

部屋中を徹底的に掃除した。

自分が部屋を訪れたという痕跡を消す為にね…


Act.4


その後、犯人は脱いだワイシャツとそれに包んだ模擬刀を処分する為に、

トラッシュルームへと向かった。

そこにある焼却炉で、返り血の付いたワイシャツと模擬刀を燃やそうとしたんだよ。

本来焼却炉は鉄格子で封鎖されていて、近付く事が出来ないんだけど…

犯人にはそれが可能だったんだ。

なぜなら犯人は"掃除当番"として、モノクマから鉄格子を開ける鍵を受け取っていたからなんだ。

そして鍵を使って鉄格子を開いた犯人は、急いで焼却炉に模擬刀を包んだワイシャツを放り込んだ。

そして、焼却炉のスイッチを押して焼却を開始した…

こうして証拠を隠滅した犯人は安心し、

すぐに、トラッシュルームを後にした…

だけど、そこには誤算があったんだ。

模擬刀を包んでいた"ワイシャツの一部"が、焼却炉から焼け落ちてしまったんだよ。

しかも模擬刀の方も完全に燃えずに、"溶けた金属棒"の状態で焼却炉の中に残ってしまった。

そして、それらが決定的な証拠となってしまう事に、犯人は気付く事が出来なかった…


苗木「そうだよね?"超高校級の同人作家"山田一二三クン!」


COMPLETE!!


山田「な、な、な…!」でぶでぶでぶ…

最原「山田くん、これは掃除当番としてトラッシュルームの鍵を持っているキミにしか出来ない犯行なんだ…」

東条「……残念ね」

苗木「今思えばクリーナーに付いていたあのポテトチップスの油…あれは元々キミの手に付いていたんじゃないかな…?」

白銀「あ…そういえば山田くん、油芋が大好きだって言って食べてたよ…」

星「完全に決まり…だな…」

大神「むぅ…」

セレス「これで終わり…のようですわね」

狛枝「はぁ…才能の限界を見るのは、いつだって辛いものだね…」

十神「フン…やはりつまらなかったな」

江ノ島「絶望的にグダグダな犯行ですよね…」

澪田「れれ?なんかキャラ違くないっすか?」

左右田「頼むからオメーは黙っててくれ…」

日向「山田……なんでだ…なんでだよ!」

日向「なんでこんな事しちまったんだ!」

赤松「ひ、日向くん…」

七海「……」

山田「せ、拙者は…僕は…!」

モノクマ「あ、そういうのはいいよ」

苗木「は?」

モノクマ「いや、だからこれ体験版だからさ」

モノクマ「そういう話は本編でやってよ」

日向「お、お前はいったい何を言ってんだよ!」

モノクマ「うぷぷ…こんな茶番続ける価値がないって言ってるんだよ?」

最原「ちゃ、茶番?」

赤松「ふざけないでッ!人が…人が死んでるんだよ!?」

モノクマ「えーだって茶番だもん。キミもそう思うよね?」

葉隠?「んだべ」


白銀「へ?」

星「は?」

左右田「はぁあああ!?」

江ノ島「……」

山田「な…んで?はええええええ!?」

澪田「あ、あれ?だって康比呂ちゃんは死んじゃって…」

澪田「あぶあぶあぶ…もうキャパオーバーっす…」

苗木「なんだよこれ!?なんなんだッ!?」

モノクマ「だから茶番だよ…本番前の単なる茶番…」

モノクマ「それじゃあそういう事で」ガチャ

苗木「な、なんだよそれ?」

モノクマ「なんだと思う?あ、答えは聞いてないよ!」

苗木「なっ…………」

苗木「」











モノクマ「うぷぷ…うぷぷぷ…」

モノクマ「こんなんじゃ足りないよ…もっともっと…」

モノクマ「もっともっともっともっともっとぉッ!」

モノクマ「最ッ高の絶望を!!」

モノクマ「うぷぷぷぷ…ぷひゃひゃひゃひゃひゃ!!」


「…………」








モノクマ「てな訳で、どう?」

モノクマ「こんなオチですけども、一応意味がある話をしてたんですよ?ホントですよ?」

モノクマ「とりあえず、これで体験版は終わりでいいかな?」

モノクマ「まぁ、これ以上やる事もないからいいよね!」

モノクマ「それじゃあ次スレを決めようと思うんだけど…」

モノクマ「投票に参加してくれる人ははたしているのだろうか?」

モノクマ「ま、とりあえず選択肢を出そうかな!」


モノクマ「ほい、まずこの中から次の安価スレの主人公を選んでね!」


1、真宮寺スレ 姉清が天啓安価に従い塩のお浄めをするよ

2、東条スレ 東条さんが安価で依頼をこなしていくよ

3、茶柱スレ 転子が安価で男死克服を目指すよ


モノクマ「前スレ1000の願い通りこれのどれかをやるよ!」

↓5までで多数決です! ま、人が集まるのを気長に待ってます

モノクマ「結構すぐ埋まってびっくりだよ!」

モノクマ「それじゃあ、次は転子ちゃんのスレに決定だね!」

モノクマ「次に聞きたいんだけど」


1、前スレの設定を引継ぐ?(弱気百田、入れ替わり最王など)

2、それとも引き継がない?


↓5ぐらいまでで これも多数決だよ!


モノクマ「へいよーぐっつすっす」

モノクマ「という訳でOK!引継ぎ無しだね!」

モノクマ「次のスレは完全にまっさらな状態からスタートするよ」

モノクマ「えっと、後は特に決める事もないよね?」


モノクマ「それじゃあ次スレ建ててくるよ!」


モノクマ「はい、次スレだよ!」


【ダンガンロンパV3】必殺のネオ合気道と安価で!男死を克服してみせますッ!【安価】
【ダンガンロンパV3】必殺のネオ合気道と安価で!男死を克服してみせますッ!【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492517752/)


それでは、スレへのご参加ありがとうございました!次スレでもよろしくお願いします!

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