提督「は?どういうこと?」
大淀「そのままですよ。提督が個人的に好意を抱いている艦娘しか出撃できなくなったんです」
提督「いや、そんな事言っても俺は艦娘に対して優劣をつけたことはないのだが」
大淀「そうは言いつつ無意識に格付けしてるものなんですよ。とにかくこちらを付けてください」
提督「……なんだこれは」
大淀「提督の思考を読み取る機械ですよ。これをつければ自動的に提督の好きな子が分かります」
提督「こ、こんな怪しいもの付けられるか!」
大淀「ダメです。これは強制任務なので」スポッ
提督「うわあ!!やめろお!!ぬ、抜けない…!」グイグイ
大淀「………はい。データが揃いました」スポ
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提督「はぁ…はぁ……てめえ上官に何しやがる!」
大淀「うわ……見事に30艦全員駆逐艦とか……」ドンビキ
提督「」
提督「な、何かの間違いじゃないのか……」ダラダラ
大淀「そんなことは無いです。何度も実験しましたが一致率はすべて100%だったので」
提督「う…」
大淀「はあ……これじゃまともに出撃もできませんね…」
提督「そんな事言われたってしょうがないだろ…」
大淀「ちなみに結果見ますか?ロリコン提督」
提督「ぐ……い、いいよ!」
提督(くっそ…いままでせっかく隠して来れたのに)
大淀「と、言うのは冗談です」
提督「……は?」
大淀「今回は提督から皆さんへの好意ではなく、皆さんから提督への好意でランキングをつけています」
提督「は?じゃ、じゃあさっき俺の思考を読み取った云々ってのは?」
大淀「ほんの冗談ですよ、でもまさか本当にロリコンだったんですね」
提督(うわああああああ!)
大淀「でも良かったじゃないですか。駆逐艦みんなからも好かれてるんですよ?」
提督「うぅ……」
大淀「んで、本題はここからですよ。提督が数多くの駆逐艦に好かれてしまったせいで、戦力が出撃できない状況です」
提督「まさか駆逐以外からも好かれろって無理いうんじゃないだろうな?」
大淀「いや、それは厳しいでしょう。駆逐の皆さんの提督に対する愛は半端じゃない子が多いので」
提督「じゃ、じゃあ!どうしろと!」
大淀「駆逐艦に嫌われて下さい」
提督「は?嫌われろ?」
大淀「はい」
提督「なんでそんな事俺がしなきゃいけないんだよ!」
大淀「仕方ないじゃないですか。好かれてるんですから」
提督「……んなこと言われたってできないよ……嫌われるようなことなんて」
大淀「はあ……仕方ないですね。駆逐艦を解体するって形にしましょうか?」
提督「ダメに決まってるだろ!」
大淀「わがままですね本当に」
提督「だ、だったら出撃なんてしなくていいよ……」
大淀「ダメです。提督クビになりますよ?」
提督「………」
大淀「まあ、嫌われろと言いましたが別にそこまでする必要は無いです。私にいい案があります」
提督「…いい案?」
大淀「まず提督に駆逐艦を口説いてもらいます」
提督「は?なんでだよそれj
大淀「しっ!ここからが重要です。提督には駆逐艦自身から告白をされるくらいにまで一旦好感度をあげてもらいます」
提督(嫌な予感がするぞ……)
大淀「そして、告白されたら思いっきり振ってあげればいいんですよ。ね、簡単でしょ?」
提督「バカ言うな!そんなみんなを弄ぶようなことは…」
大淀「だったらぶん殴ってでもして嫌われたらどうですか?」
提督「ぐぐぐ……」
大淀「大丈夫ですよ、私も精一杯フォローはしますから」
提督「………分かったよ。やるよ…」
大淀「そうと決まれば早速行動ですね!」
提督「……なんでそんなテンション高いんだよ…」
大淀「そんなことないですよ?」
提督「言っとくけど今日でお前の好感度はダダ下がりだからな」
大淀「私は逆に上がりましたよ。やる時はやるんだなって♪」
提督(このアマ…)イライラ
大淀「それで最初はどうしましょうか?いきなり一位の子行きましょうか?」
提督「何位からでもいいよ……」
大淀「じゃあそうしましょう!えーっと1位は……>>11さんですね」
駆逐艦でお願いします。
今後もキャラは安価で決めます。
曙
提督「……え?曙?」
大淀「そんなに意外でした?」
提督「あ、ああ……逆に嫌われてるものだと…」
大淀「傍から見てたら好意ダダ漏れですよ曙ちゃん」
提督「…気付かなかった」
大淀「ただいきなり難しい子引きましたね」
提督「なんでだ?1位だろ?」
大淀「好意はもちろんトップですが、曙さんはあんな感じなので告白させるのが大変なあんですよ」
提督「あぁなるほど…」
大淀「提督の方からうまく引き出すしかないですね」
提督「………なあ、本当にやらなきゃダメか?」
大淀「ダメです。あ、この期間はほかの任務はいいので、降ることだけに集中して下さい」
提督(振ることって……)
――
提督(とりあえず曙を執務室に呼んでみたが…)
コンコン
曙「入るわよ」ガチャ
提督(き、来た!)
曙「で?用は何?」
提督「急に呼び出してごめんな。曙は今日この後用事あるか?」
曙「今日は特に無いわ。てかとっとと要件を言いなさいよ」
提督「よ、良かったら間宮にでも行かないか?……そ、その2人で」
曙「はあ!?なんであんたなんかと…」
提督(ほらきた!やっぱ嘘だろあの好感度うんぬん!)
曙「ま、まあ……クソ提督がどうしてもって言うなら良いけど…///」クルクル
提督「」
すみません
アルバイトがあるので一旦中断します
提督「ほんとにいいのか?」
曙「ほら!行くならとっとと行くわよ!」
提督「あ、ああ…」
――
曙「~♪」
提督「………」ジー
曙「…なによ」
提督「え…?あ、いや……ごめんな。せっかくの休みだったろうに…」
曙「別に良いわよ。……私もクソ提督と話したかったし…」ボソッ
提督(曙さん……もろ聞こえてます…)
提督「何か言ったか?」
曙「な、何でもないわよ!」
提督(いやしかしじっくり観察すると向けられてる好意も分かるもんだな……イヤ、既知の事実だからそう見えるだけかも知れない)
提督(これからこの子を騙すようなことをすると思うと心が…)
……とく ていとく…
曙「クソ提督!」
提督「うわぁ!?」
曙「まったく、何ぼーっとしてるのよ。しっかりしなさいな」
提督「ご、ごめん…」
提督(そうだ、俺がしっかりしないと駆逐艦が解体されちゃうかもしれないんだ……よ、よし!)
提督「あ…曙!」
曙「何?」
提督「………手、繋がないか?」
曙「な、ななな…!!」
曙「あ、あんた何言ってるのよ!!」カァァ
提督「嫌か?」
曙「嫌に決まってるでしょ!!!あ……い、嫌ではないけど……まだそういうのは早いというか…///」ボソボソ
提督「良いじゃないか。仲良しの親子みたいで」
曙「お、親子…?」
提督「あれ?それ以外に手を繋ぐような関係ってあるか?あ……もしかしてお前、こいb…」
曙「ばっかじゃないの!?なわけないでしょ!!あんたと親子なんかに見られるのが嫌なのよ!!」
提督「ハハハ、ごめんごめん。冗談だよ」
提督(しまったからかいすぎたか…?まあ直で好感度下げてもいいわけだからこれはこれで……)
曙「………ほ、ほら」スッ
提督「………へ?」
曙「……どうしてもって言うなら……繋いでいいわよ…///」
提督(……さすが1位…やってくれるじゃねえか)ドキドキ
このSSまとめへのコメント
どうもつまらないような空気しか漂ってない
結末見る前から酷評するのは流石にどうかと思う
※1は表現の面白さ
※2は筋書きの面白さ