シン「キラさんとステラの雰囲気が似てる件」(12)

・原作戦後設定(キラさん温かいアスランはry)やスパロボ時空的な良好関係を含みます
・作者はシン✕ステラが好き

ステラ「シン」

シン「ステラ?…そうか、これは夢なんだ。どうしたの?」

ステラ「これ、シンに」

シン「貝殻?」

ステラ「うん」

シン「そういえば初めて会った時に貝殻を渡したっけ…懐かしいな」

ステラ「渡しにきた。ステラ、いつもシン見てる」

シン「それは見守ってくれてるって事?だとしたら嬉しいよ」

ステラ「見守る…シン?」

シン「あはは、そうだよな。死んでる人が見守ってくれるなんて…」

ステラ「あ…もう行かなきゃ。また明日、ね…また明日」

シン「うん。ありがとうステラ」

???「起きて、シン」

シン「あれ…おはようございます、キラさん。なんだかとても良い夢を見ていました」

キラ「ふふ。ルナマリアと仲睦まじい夢でも見てたの?」

シン「ルナとは夢じゃなくても仲睦まじいですよ。まったく…」

キラ「ごめんね。それで僕が君を起こしに来た理由なんだけど、これ」

シン「その貝殻は…」

(ステラに貰ったのと同じやつ?!)

キラ「散歩してたら見つけたんだ。綺麗だったからシンにあげようと思って」

シン「ありがとうございます。けど何で俺に?」

キラ「一緒に居たアスランがね、そんな物拾ってどうするんだって。でも捨てるのは勿体無いからラクスに聞きに行ったらシンにあげたら喜ぶよって」

シン「…そうですか(怖すぎだろあの人)」

キラ「それじゃラクスに呼ばれてるからまた後でね」

キラ「はい」

アスラン「どうしたんだ、シン。ぼーっとして」

シン「あの、アスランさん。キラさんんってどんな人なんですか?」

アスラン「今更何を言っているんだお前は…と言いたいところだが確かに俺でも何を考えてるかわからない時がある奴だ。当然の事か」

シン「俺にとっては温かい人ですけどアスランはキラさんのことボロクソ言ってたじゃないですか」

アスラン「あいつはそういう奴だと言った言葉に間違いはないが…」

シン「セイバー墜とされた事を根に持ってるんですね。キラさんは俺が自分を墜とした事だって責めないのにアンタって人は(笑)」

アスラン「」

アスラン「ともかくあいつの事か。歩けば転ぶような奴だ。正直モビルスーツの操縦以外は子供でももう少しマシな」

シン「具体的には?」

アスラン「昨日もだったな。崖で海を眺めていたのを見ていたらいつの間にか海に落ちていて」

シン「(ステラ…)」

アスラン「なんとか砂浜に戻ったんだが凄く慌てていてな。それを宥めたら貝殻を見つけて拾ったんだ。…あれ、どうしたんだろうな」

シン「ああそれは…ほら」

アスラン「お前、キラにもらったのか?」

シン「ええ。特に使い道はないですけどせっかくもらった物だし」

アスラン「そうか」

アスラン「あいつは天然だからな。シン、キラの面倒を見るのは大変だろうが」

シン「大丈夫ですよ。ああいう雰囲気の人の扱いは心得があります。すれ違ってばかりでキラさんからもばっさり切られた貴方とは違って」

アスラン「」

シン「うーん、やっぱりステラみたいに危なっかしくて目を離せない。あの人があの悪魔もといフリーダムとか嘘だろって今でも思うよ」

シン「でもステラも一緒だったな。あんなにぽわぽわしてたのにモビルスーツに乗ると過激になって」

シン「デストロイも操って」

シン「…ステラ。ステラやマユ、皆の仇の筈なのにな。フリーダムって」

シン「でもさ、キラさんを憎めはしないんだ。それってやっぱりおかしいよな?でも…」

(シン就寝中)

ステラ「シン…また、会えた」

シン「ステラ、ごめんな。俺は君を殺した仇をうてなかった。それどころか憎めないなんて…はは、こんなんじゃ嫌われるかな」

ステラ「…かたき?憎めない?…ステラ、わからない」

ステラ「ステラは怖いもの、なくそうとした。怖い…死ぬのが、死ぬ戦いが…」

シン「そうだな、怖いのは戦いだ。戦う理由もなくなった相手は怖くないんだ。…そう、なくす必要もない」

ステラ「シン?」

シン「ありがとうステラ。ステラのおかげで俺…」

ステラ「シン、へんなの。…それ、誰かがステラの代わりに渡してくれた?」

シン「ああ、この貝殻は今俺が面倒見なきゃと思ってる人からもらった」

ステラ「ステラのといっしょ。同じもの、見つけてくれた」

シン「うん。感謝しないとな…キラさんに」

ステラ「キラ…?」

シン「ステラとどこか似てる人だよ。一人じゃ心配だとか突飛もない行動するとか」

ステラ「ステラの、なかま?アウル…スティングといっしょ?」

シン「同類ではあるかな」

ステラ「どうるい?」

シン「まあ、とりあえずありがとな。この貝殻大事にするから」

ステラ「うん。…シン、好き。ずっと見てる」

シン「ああ。俺もステラのことずっと忘れないよ…」

ルナマリア「で?さぞかしいい夢を見てたんでしょうね」

シン「ルナ、聞いてたのか?」

ルナマリア「ステラステラってうわごと言ってたじゃない。全く別の女の夢でうなされるなんて」

シン「でも俺が愛してるのはルナだけだから…それは本当だ」

ルナマリア「はいはい、そんなの言わなくてもわかってるから。ほらさっさと準備してキラさんのとこいくわよ、任務があるって話だから」

シン「あ、ああ」

飽きた
俺たちのたたかいはこれからだ!

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