【安価】博士「俺の研究所!」助手「完成です」 (285)
博士「ついに出来たぞ俺の研究所!」
助手「楽しそうですね」
直下>>研究所の立地
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491186515
助手「しかし良くこんなところに建てましたね」
博士「安かったんだよ土地が」
博士「早速発明をしよう」
助手「研究所なのに発明しかしないつもりですか?」
博士「...さぁ?」
博士「早速だが試作品だ」
助手「早っ!?」
博士「この日までウズウズしてたからな」
直下>>博士の発明
助手「くだらない」
博士「まぁまぁ、飲んでみろよ」
助手「えっ僕ですか...うわやめアッー!」
博士「どう?」
助手「副作用とかは今の所ないです」
博士「そうか、凄いモテそうなオーラ放ってるぞ」
助手「ホモですか」
博士「ホモじゃないぞ」
博士「次だ次!今日は気分がいいぞ」
博士「発明意欲が最高だ!」
助手(う...うざい)
直下>>博士の発明
博士「体が発光する薬」
助手「もっとくだらない!」
博士「これは俺が飲むぞ」ピカッー
博士「これは凄い!今なら空の星にだってなれそうな気分だ」
助手「死ねばいいんですよ」
博士「HAHAHA、辛辣だなぁ助手は」
助手(うるさい...)
博士「よし、では次に...」ピシャーン!!
助手「何ですか今の声は」
博士「俺あんな声出せないよ!?」
研究所のシステムがダウンした
博士「停電だ。ありゃ雷だな」
助手「博士」
博士「何だ」
助手「光ってますね」
博士「ああ、星になった気分だ」
博士「助手よ」
助手「何ですか」
博士「なぜくっついてくる」
助手「...」
博士「暗い所が苦手なんだな?」
助手「...うるさい」
博士「あっ!」
助手「!?」ビクッ
博士「停電のショックで発明品が出来たぞ」
直下>>停電による偶然の発明品
博士「世紀の大発明か?」
助手「そうですね」
博士「でもまずいぞ!電力が復旧する前に止めなければ」
助手「確かに」
博士「とりあえず電源供給の無い特殊な部屋に隔離しておいた」
助手「疲れた...」
博士「まだ俺の発明は終了してないぜ」
直下>>博士の発明
博士「体が半透明になる薬」
助手「中途半端だなぁ」
博士「飲んでみる」
助手「博士が陽炎みたいに見える」
博士「ゆらゆらして良い?」
助手「その行為に意味はあるのか」
博士「無い!」
博士「俺はもう寝るぞ」
助手「おやすみ」
博士は布団に潜った
横から見ると、膨らんだ餅の様な状態である
~翌日~
博士「今日も元気に...」
博士「材料が無い」
博士「買い出しに行こう」
~都市~
博士「いやぁ、実にうるさい」
博士「とっとと済ませて帰ろう、うんそうしよう」
その時!!
直下>>都市で起きた事件
博士「なんてこった!下着ドロが!」
博士は下着ドロを目で捉えた
博士「折角だし取っ捕まえてみっか」
直下>>博士の確保法
博士「こっちにもっとエロい下着があるのだが...奴はもったいない奴だな」
下着ドロ「何!?」
下着ドロは向かって来た
博士(まじかよ...)
博士「かかったなアホが!」
博士は下着ドロに向かって謎の液体をぶっかけた
下着ドロ「ぐああああっ!!」
博士「こいつは俺の失敗作でな、かけると老廃物が取れるのだが」
博士「硫酸と同程度の痛みがある」
警察「警察だ!」
博士「そこでうずくまってるの下着ドロだから」
博士「じゃあな!」
博士は何処からともなく自転車を取り出すと逃げていった
~研究所~
博士「ただいま」
助手「おかえり」
助手はそう言うと同時にパイを取りだし博士にぶつけた
博士「ぐはっ!!」
博士はハンカチをボディタオル級に拡大して顔を拭いた
博士「何の恨みじゃ」
助手「この研究所風呂が無いんですよ!」
博士「ああ...そっか」
博士「で?」
助手「で?じゃないですよ!早く風呂を作って下さい!」
博士「...そんな急ぐ程の物か?」
助手「はい。最優先事項です」
博士「しょうがねぇな」
直下コンマ>>博士の風呂の完成度
博士「まぁ...風呂だな」
助手「本当に何でも作れますね...」
博士「風呂を作るのはこれが初めてだがな」
助手「えっ」
博士「どうした」
助手「ちょっと心配になってきました」
博士「じゃあ俺入ろっと」
助手「ちょっと待って僕が先...あぁ!なんで服を着たまま!?」
博士「自動衣服ひっぺがしマシーンだ」
博士「どうだい助手...よ...」
博士「え...お前...女だったの?」
助手「...ばれましたか」
助手「なんで素っ裸の女が目の前にいるのにそんなに落ち着いているんですか」
助手「まさか...」
博士「嗚呼、良い湯だ」
助手「やっぱり」
博士「俺はホモじゃないから」
博士「いやぁ、良い風呂であった」
助手「そうですね」
博士「さて、発明のネタが尽きたな」
助手「今日は休暇ですか」
博士「......いやぁ?」
博士「暇だし、何か話そう」
助手「はぁ」
助手(ろくなことにならないんだよなぁ)
直下>>博士の会話のお題
博士「助手はなんで俺の助手になったんだっけ」
助手「え?知らないんですか?」
博士「ああ。元の組織に居たときも唐突に助手に来たじゃないか」
助手「僕は給料だけ貰えてれば良かったんでね、元々博士は『ポンコツ博士』呼ばわりだったじゃないか」
博士「だから楽そうな俺の所に来たと」
助手「そうなりますね。もっとも、実際は性格がポンコツだっただけですが」
博士「ひどいな」
助手「ここまでの技術力を持っていながらよくも隠していましたね」
博士「それは俺が最初に作った、隠し事薬の効力だよ」
博士「とはいえ、あの頃の俺は副作用とか考えてなかったから性格が曲がったみたいだが」
助手「それは知ってますよ。その症状の特効薬を作る為にわざわざ研究所を作ったんじゃないですか」
助手「まぁ実際は目的を放棄して遊んでるんですがね」
博士「俺は発明をしているんだよ。遊んでいる訳じゃない」
助手「どーだかねぇ」
博士「そうだ」
博士「少し前に逆に性格をねじ曲げる薬を作ったんだよ」
博士「で、少し実験をしたんだ」
助手「へぇ」
博士「熊に投与したらミミズとじゃれ始めた」
博士「カタツムリに投与したらあえて同性での性交に耽っていたよ」
博士「俺に投与するのはリスクが高過ぎるのでやめた」
カタツムリは人間で例えると両方とも、ち○んこになったりま○んこになったりします
~翌日~
博士「久しぶりの休日だったな」
助手「そんな久しぶりですかね?」
博士「...まあいい。早速だがこれを見てくれ、こいつをどう思う?」
直下>>博士の発明
助手「すごく...リアルです」
博士「俺を元にして作ったアンドロイドだ」
助手「それが何の役に立つんですか」
博士「俺の思考や動きの客観的分析」
助手「それ僕が居れば十分ですよね」
博士「...その発想は無かった、というか助手は俺の事を見ているのか」
助手「要注意人物ですから」
博士「オイ」
博士「じゃあ、このアンドロイドはどうしようか」
助手「人体電話」
博士「な、何だその恐ろしい物は」
助手「自分のおかしい喋り方でも直す為に使えば良いんじゃないですか?」
博士「お前が一番おかしい」ボソッ
助手「何か言いました?」
博士「いーや、何でもないよ?」
博士「発明力が尽きた」
助手「何ですかそれは。どうせなんかの会話に付き合えって事でしょう?」
博士「バレたか」
直下>>博士の会話のお題
博士「美味しい食事の発明とかさ、できないもんかねぇ?」
助手「はぁ...」
博士「やっぱさ、未知の食材とかの開発ができたらいいんだろうな」
助手「でも気を付けた方がいいですよ」
博士「何に?食あたりとかか?」
助手「それもですがほら、あったじゃありませんか。食べ合わせが悪すぎて胃の中で核融合とか」
博士「あんなもんは都市伝説さ。知らないのか?」
助手「博士がやると本当に起こりそうだからですよ」
博士「未知の食材でも美味しい料理でもなく、味ラジオの研究をした事はあった」
助手「あぁ、聞いた事ありますよ」
博士「正直俺はそこまで美味に興味があった訳じゃないから、開発は途中でストップしたがね」
助手「嘘ですね」
博士「...ほう?」
助手「美味しい料理の発明について聞いてくる人間が、美味に興味無い訳無いでしょう」
博士「本当の事を知りたい?」
助手「大方予想は付くが言え早く」
博士「ひどいな...ちなみに本当は、世に出したら社会のバランスが崩れたりするからだ」
助手「そうですよね、レストランとか廃業の嵐ですよ」
博士「しかし、お前も俺の嘘が分かるようになってしまったか」
助手「博士のせいですよ、これじゃお嫁に行けません」
博士「お婿の間違いじゃないのか?」
助手「...」ウルウル
博士「えっ、ちょ...え」
博士(こいつ泣きそうになってる!)
博士(どうにか機嫌をとらねばならない!)
博士(これはまずいぞまずい、本当に大変な事だ)
直下>>博士による助手へのご機嫌取りの方法
博士(うっ...くそっ)
博士「俺がお嫁にもらってやるから!」
助手「ふぇ...?」
博士「二、二度も言わすな!?」
助手「あ、ありがとう...///」
助手「じゃない!とりあえず!とりあえず!とりあえず...」
博士「おぉぉぉぅ...」
助手「早く寝ろ!スリープ!ごーとぅーべっど!」
博士「は、へ、すみませんでしたあああああぁ!」
博士はベッドルームへと走り去って行った
~翌日~
博士「ううむ、今日も良い目覚め...」
博士の脳裏にふと昨日の出来事が甦る
博士「じゃないな、最悪だ、脳がおかしくなっていたのではないのか」
博士「ん?あれ?」
博士は異変に気付いた
博士「助手が何処にも居ない...」
博士「そうだな、いい加減作るか?正直になれる薬」
博士「上手くできる事を願うぜ」
直下>>正直になれる薬の副作用
博士「出来た」
博士「では早速...」
ガタッ
博士「ぬ?」
助手「...」
帰ってきた助手は、いつもと同じ平静そのものだったが、一つ違う点があった
それは...
博士「どうした?眼鏡なんかかけて」
助手「ふふっ」
博士「...大丈夫か?助手」
助手「いえ、なんともありませんよ」
博士「そうか」
博士「ところで、正直になれる薬を作ったんだ」
助手「もう目的達成ですか」
博士「そうだな...こんな簡単に出来るなら研究所はいらなかったかもな」
博士「よーし、飲むぞ!」ゴクッ
助手「どうですか博士」
博士「特に今の所は...」
博士「お...頭が...頭が...」
助手「大丈夫ですか!?」
博士「凄いスッキリしたよ」
博士「何だか戻って来た感じがするね」
博士「なあに、心配には及ばないさ」
博士「でも少し、記憶がないな」
博士「確か...あぁ、助手さんが帰って来て...」
助手(博士が僕にさん付けしてくれた)
博士「そしてこう思った」
博士「その眼鏡、とても似合っているね」
博士「知的で可愛らしい助手さんにぴったりだよ」
助手「え...嬉しい///」
博士「あれれ、元の自分はこんなのじゃないぞ」
助手「僕は別にこのままでもいいよ」
博士「気持ちは嬉しいし、助手さんの気持ちも尊重してあげたいけど、これはやっぱり僕の問題だよ」
助手(これもう人格ごと違うじゃないか)
助手「博士...君、嘘つきの薬を飲んだのは何時?」
博士「そんな君なんてつけなくていいですよ、嘘つきの薬を飲んだのは...8~9歳です」
助手(やっぱり...少しテストが必要かな)
助手は、自分の良心を押し殺して言い放った
助手「キモい」
博士「え...す...すみま...」ウルウル
助手(精神が弱くなってる!予想通り...)
助手(じゃない!慰めてあげなきゃ...)
直下>>助手の慰め方法
助手「...」ナデナデ
博士「う...えっ...えっ...げっほ!...助手さんの前で泣くなんて...僕らしくないよ」
助手「ごめんね、あれはテストなの」
博士「えっ....!?」
助手「大丈夫だよ、僕はそんな事言わないよ」
博士「ありがとう!信じて良かったよ!」
助手(でもなんかゾクゾクするし、泣かせない程度にまたやろうかな?)
助手「そういえば博士、発明はできるの?」
博士「勿論ですよ、むしろ頭がさっぱりしました」
博士「貴女の為なら何だって作れますよ」
助手「え...僕の?」
博士「そうです。貴女の為です」
直下>>博士の発明
博士「という訳で!メイドロボだよ!」
助手「あら可愛い」
博士「助手さんの方が可愛いよ。で、このメイドロボは画期的な機能を持っているんだよ」
助手「一体どんな」
直下>>メイドロボに搭載された機能
博士「なんと!外見変更機能がついてるんですよ」
助手「それは凄いね」
博士「外見を変更するには、外見のデータを記録したチップを食べさせればok!」
博士「ただ...」
助手「ただ?」
博士「頭の中に倫理観と常識の判断プログラムを入れたせいで、チップをそのまま食べようとしないんだよ...」
博士「本当にごめん」
助手「いや、いいよ、外見より中身だよ」
博士「どっちも揃ってる助手さんが言うと言葉の厚みが違うね」
助手「ありがとう///」
~助手の部屋~
とはいえ、色気もクソもない内装なのだが
助手「素直になったのは良いんだけどなぁ」
助手「本人が言うにはあれも少し違うらしいし」
助手「メンタルの弱さも幼児退行してるし」
助手「メイドロボ~」
メイドロボ「何でしょうか」
助手「これ、博士に渡しといて」
メイドロボ「かしこまりました」
直下>>助手が博士にあげようとしている物
~博士の部屋~
博士「...すごいセンスだ。」
博士「でも嬉しいな」
博士「というか、もう寝ようと思ったのに」
博士「こんなタイミングでカップ麺を送りつけるなんて」
博士「食べてって事だよね...」
博士「助手さん、ひどいよ」
~翌日~
博士「おはよう」
博士(ご飯食べたから寝不足だよ)
助手「おはよー」
助手(カップ麺、喜んで貰えたかな?)
直下>>博士の会話のお題
博士「朝ごはんか」
助手「どうしましたそんな唐突に」
博士「いや、何食おうかなって」
助手「成る程、博士は何派とかあるんですか?」
博士「何派、というと」
助手「パン派とか、ご飯派とか」
博士「僕は...よく変わるんだよね」
助手「へぇ、私はパン派ですが」
博士「僕もパン派の時が多いよ。菓子パンも食パンも好きだね」
助手「菓子パンはおやつの時間に食べるんじゃないですか?」
博士「おやつの時間にも食べるね」
博士「ご飯の時は、海苔を巻いたり、納豆をかけたりして食べるよ」
助手「へぇ」
博士「今日はパンにしようかな」
助手「そのまま食べるの?」
博士「いや折角だし、助手さんと一緒の物を食べようかなって」
助手「まあ、簡単な物を作るよ」
助手「まず食パンを焼く。次にマーガリンと砂糖をかけるだけ」
博士「シュガートーストって奴ですか」
博士「ちなみに僕は、焦げたのが好きじゃないのでそんなに焼きません」
助手「え''えっ!?焦がした焦げ目が美味しいのに...」
博士「よし、パンを食べ...」
助手「待ったぁ!」
博士「!?」
助手「顔になんか付いてますよ」
博士「何だろうこれ...?」
助手「そうですねぇ、まるでカップ麺のソースのような...あっ」
助手は驚き、博士はショックを受けた。時は一瞬止まった
博士(やってしまった...こんな失態を...助手さんの前で!)ガクッ
助手「大丈夫!?ていうか、その場で食べたの?」
博士「あ、ああ...くれたからね」
助手「体に悪いですよ」
博士「寝ようとしている所に渡した人が言うのかソレ...」
助手「あー、何かごめん」
博士「いや、いいんだ。僕が余りに常識を知らなかっただけだからね」
助手「仕切り直しましょうか」
博士「そうですね」
博士&助手「いただきます!」
博士「やっぱ目的が定まらないのはなぁ」
助手「確かにそうですね」
博士「この美しい平和がいつまで続くか分かったもんじゃない」
助手「その平和を壊す要因ってなんなんですか...?」
博士「うーん...」
助手(無視された!)
直下>>博士のこれからの目標
1.博士の性格を改善する
2.助手と結ばれる
3.安価(余りに無理があると再安価かも)
博士(自分の気持ちの整理もできないでどうする!)
博士(いくら自分が自然に女性を褒められる状態と言っても告白は恥ずかしすぎる)
博士(ならば...)
助手「どうですか?決まりましたか?」
博士「ノ、ノープランで!」
助手「なんでですか。言い出しっぺは博士ですよ」
博士「そっちの方が僕達っぽいじゃないか」
助手「...まあ、そうかも知れませんね」
博士(あ、危ない...)
博士(とりあえず、助手からの好感度を上げなきゃ)
直下>>博士のアプローチ
博士(一日に一、二回褒めて反応を伺う...)
博士(よし、これで行こう)
博士(でも話題の種がなければどうしようも無い...)
博士「何か作ろう」
助手「頑張ってねー」
博士「うん」
直下>>博士の発明
博士「出来ました!」
助手「何ですかこれ」
博士「パワードスーツです」
助手「使い道は沢山ありそうだけど...どう使うの?」
博士「その事なんだけど、助手さんにプレゼントしようかと思うんだ」
博士「可憐な助手さんに重労働は辛いし、怪我でもされたらもっと辛いよ。僕もね」
助手「へっ!?あ、ありがとうございま...す?」
博士「いやいや、いいよそんな畏まらなくても」
助手(最近、博士が気になる)
助手(それがどういう意味で気になるのかは僕にも分からない)
助手(最近の博士は、優しくて大胆で僕を重んじてくれて...)
助手(なんだか、無垢な子供を見ているような気分にしてくれる)
博士(うーむ、どうも普通の反応だな)
博士(もう少し深く探ってみよう)
博士(会話を用いて少し大胆に...)
直下>>博士の話題
博士「やあ助手さん」
助手「あっ、博士。何でしょうか」
博士「...」
助手「博士?」
博士「助手さんってさ...可愛いよね」
助手「ふぇ!?」
博士「で、でも、もっと具体的に言うなら...」
博士「優しくて、フレンドリーであること...とか」
助手「あ、あばばばはば////」
博士「じゃ、じゃあね助手さん!」
博士は研究室へ逃げていった
助手(やっぱり博士は何かおかしい)
助手(人をするだけ良い気分にさせておいてどこかへ行くなんて)
助手「でも...あの無理してる感じ...凄い可愛いかったかも////」
助手(やり返してやる)
直下>>助手による博士への仕返し
博士(次はどうすれば良いだろうか...)
助手(博士が考え事をしている今がチャンス!)
助手は足音を立てずそろりそろりと博士の後ろに忍び寄る
博士(今日はもう限界かな...明日にしよう)
博士「ん~~~~」
博士は伸びをした
そのチャンスを助手が見逃す筈も無く
助手「どうですか博士~?」コチョコチョ
博士「へっ!?助手さ...あははははっ!ちょっと...ふっ、あはははっ!」
博士「や...やめあひっ!くく...ふふふふふっ」
助手「...」ニヤニヤ
~数分後~
博士「あ"っ...ああっ...あひっ、あっ」ビクンビクン
助手「満足しました♪」
博士「あっ...ぅぅ...ひどいですよぉ...」
助手はテンポの良い足取りで自分の部屋へと帰って行った
博士「滅茶苦茶体力使った...今日は早く寝よう」
博士(あぁ、でもなんかくすぐられるの気持ち良かったかも...)
博士(いやいや、何を考えているんだ僕は)
助手「いやぁ博士は良い顔しますねぇ」
助手「とても加虐心がそそられますよ」
助手「...でもなんか途中から気持ち良さそうにしてた様な...?」
助手「まさかね」
~翌日~
博士「今日は何をしようかな」
博士「とりあえず何か作ろう」
直下>>博士の発明
博士「犬型ロボット!」
助手「わーお!可愛い!」
博士「このロボにはネット検索機能と人間の言った事を聞き取り、行おうとする機能がある」
助手「良いですね」
博士「使い方を工夫すれば番犬にも出来るし、ドラムも出来るし、スパゲッティも作れる」
助手「便利ですねー...ん?」
博士「どうした?」
助手「これもうお手伝いロボで良くないですか?」
博士「犬だからこそ、人を癒せるのだ」
博士「ちなみに、猫型も開発中だ」
博士「これを助手さんにプレゼントしようと思うんだけど...」
助手「いや、いらないです」
博士「へえ!?なして!?どして!?」ガビーン
助手「こんな便利な物ばっかり貰ったら、僕が衰えちゃいますよ」
博士「な、成る程。ごめんなさい」
助手「いいんですよ、博士は謝らなくて」
博士(うーむ...便利な物ではこれ以上喜んで貰えないな)
博士(そういえば僕はいつも便利を追求してきた)
博士(別の物も、作るか)
直下>>博士の発明
博士「助手さん」
助手「何でしょうか」
博士「車作りました。歩くより遅い物を」
助手「いりませんよ、何の役に立つんですかそれ」
博士「この車は走力を抑え、その分のパワーを安全走行、内部の娯楽に使うんだよ」
博士「ゆっくりと遊びながら目的地を目指せる、自動運転可能な車さ」
助手「へぇ...普通に便利そうじゃないか」
博士「まぁこれは車庫に保管するけど...」
助手「え?ここ車庫なんてあるんですか?」
博士「この崖は中にも居住スペースがあるからね」
助手「それは耐震性的に大丈夫なの?」
博士「...まぁ柱立てまくってるし」
助手「やっぱ引っ越しましょうよ」
博士「大丈夫、いざとなればこの研究室に備わった機能が僕達を守ってくれる」
助手「やっぱり何か仕込んであったんですね」
直下>>研究室に備わった機能(研究所でも良い)
博士「床暖房だ」
助手「そんなんじゃ助かる訳ないよ!」
博士「いやいや、これはとても省エネなんだ」
博士「だから凍えて死ぬ事はない」
博士「熱で浮けるし」
助手「じゃあもうそれここに住む意味あったんですか?」
博士「ここに住んでいた方が科学者!!博士!!って感じでしっくり来る」
博士「あと土地が安かった」
助手「そういえば博士ってどうやってお金を稼いでるんですか?」
博士「それは秘密だ」
助手「助手にぐらい教えてくれたって」
ガシャーン!!!
博士「何だ!?」
直下>>ハプニング
博士「え!よりにもよってこのタイミングですか!?」
助手「へ...金塊じゃないですかあれ」
博士「金塊だよ」
助手「なんで金塊が降って来るんですか!?」
博士「ごまかしちゃ駄目...かな」
助手「駄目に決まってるじゃないですか」
博士「じゃあ教えます」
博士「実は、この研究所に僕の最高傑作があるんですが名前は長いから...」
博士「金塊ロボでいいか」
博士「この金塊ロボは全世界に対して衛星を通じハッキングしています」
博士「なので全世界の情報がリアルタイムで受信される状況なんですが」
博士「そこから、総合的に考えて所持者のいないであろう金を纏めて」
博士「金を纏める時に金塊ロボによる一定の認識下にあるものになります」
博士「それを金塊ロボは纏め、同じ原理で研究所まで運んで来るのです」
助手「凄い難しいねそれ」
博士「まぁ、分かりやすく言うなれば」
博士「所持者の居ない金を金塊にしてこっちに持ってくるって事です」
博士「じゃあ僕は金塊を取ってくるよ」
博士「大切な人を守る為には、時にはお金に頼る必要がある」
博士「助手さんがそうです。僕は助手さんの為なら何でもできるんですから」
博士「そういえば助手さんは金塊取らないんですか?」
助手「僕は...ここで暮らしているだけでお金じゃ買えない体験を沢山できるので///」
博士(何で顔を隠すんだ?)
博士「本日はもう寝よう」
博士「布団に入ると心が暖まる気がする」
博士「夏はタオルにした方が良いって言うけど、柔らかさや暖かみが足りないのは寂しい」
博士「やっぱり布団の中に入り、何かをするのが癒されると僕は思う」
助手「博士は何者なんだろう?」
助手「深く考えた事は無かったけど...」
助手「普通の人間なのかな?」
助手「いやいや、あんな可愛い子を疑うなんて僕はなんて事を」
助手「きっとそれなりに苦労したんだろう」
~翌日~
博士「僕は意気地無しだ」
博士「助手さんに気持ちを伝える事すら出来ない」
博士「手元には一つ、一時的に恥を忘れられる薬がある」
博士「この薬、使うべきか使わないべきか」
直下>>博士は薬を使うか
博士「いや、こういう物に頼っているようでは僕は弱いままだ」
博士「強くなくては何も守れない」
助手「博士~?」
博士「あっ、助手さん」
助手「あれ?何ですかその薬」
博士「あ、ああ。これは只の失敗作だから」
助手「博士が失敗なんて珍しい事もあるもんですね」
助手「でも」
助手「博士の失敗作は下手すると大事になりかねないですからね...慎重に処分して下さいよ」
博士「分かった、善処するよ」
博士「材料が尽きた」
博士「買い出しに行こう」
助手「...」
博士「どうかしましたか?」
助手「金塊、降ってこない...」
博士「あのロボは定期稼働で動かしているんですよ」
博士「あ、買い出し行ってくるから留守番お願い」
助手「はいよー」
直下>>買い出しで買う材料、パーツ
博士「強化ガラスを買わなければ」
博士(輸送・移動には歩くより遅い車の超強度トラックバージョンを使う)
博士「さあ行こう」
助手「げっ、これいつ帰ってくるんだろう...?」
助手「待てば良いのです待てばそう待てば」
助手「でも暇になるな」
直下>>助手の暇潰し
助手「小説でも書くかなぁ...」
助手「僕の環境は現実離れした世界観を書くのに誰より適している」
助手「とはいえ文才に自信があるわけじゃないし」
助手「魔法少女もので良いよね」
助手「よーし、書くぞ!!」
直下>>助手の小説の出来栄え
助手「...」
助手「やっぱ駄目だねー。処女作はこんなもんなのかな」
助手「でも時間は結構潰せたかな?」
ガチャン
博士「ただいま~」
助手「おかえり...ッッ!」
助手(これを早くどっかに隠さないと!博士に見つかったら...)
助手(そんな事考えてる暇は無い!僕の部屋でいいかな?)
博士「助手さーん」
助手「えっ、何ですかぁ!?」
博士「沢山買ってきたからさ、何してるか分からないけど手が空いたら手伝ってくれますか?」
助手「分かりました!」
博士「溜まった発明欲を発散しよう」
助手「そうですか...」
博士「元気ないね、さっきので疲れちゃったの?」
助手「いえ、大丈夫です」
博士「無理しないでね、僕は君が大切なんだから」
直下>>博士の発明
博士「文章推敲マスィーン」
助手「!?」
助手「博士が買い出しに出ている間に僕が何をしていたか、知っていますか...?」
博士「さあ、分かりません...何してたんですか?」
助手「床暖房が効いているところでごろ寝してました」
博士「へぇ、助手さんがねぇ...」
助手(僕らしくも無い嘘をついてしまった...博士は純粋だから分からないと思うけど)
助手(ていうか文章推敲マスィーン滅茶苦茶ホスィーン)
博士「まぁこれは使い道ないしそこら辺に」
助手「それ下さい」
博士「え、これですか」
助手「いぇす」
博士「分かりました、他に欲しい物があったらなんでも言って下さいね」
助手(上手く書いてみせる...博士に自慢してやるんだ)
助手(あれ?なんでも...?)
助手「なんでもですか」
博士「まぁ、一応...僕も助手さんに喜んで欲しいですし」
助手「じゃあ...」
直下>>助手が博士に作って貰うもの
助手「マッサージチェア下さい」
博士「マッサージ...チェア...」
博士「ああ、マッサージチェアですか」
博士「なんか凄い物頼まれるのかと思ってましたよ」
助手「お望みなら」
博士「いえ!今日はいつもと様子が違いますね」
博士「まぁ、それも良い所に思えるけどね」
直下コンマ>>マッサージチェアの出来栄え
博士「出来た」
助手「どうですか」
博士「うーん...全身揉みほぐし機能が上手くつけられなかった」
博士「一応充電して持ち歩けるけどそんな持たないかな」
博士「まぁ普通に使う分には大丈夫だと思うよ」
助手「ありがとう博士」
博士「これからも頑張ってね」
博士「しかし...やはり...」
助手(今日は考えますね博士)
博士(いい加減自分の気持ちを伝えようか...)
直下コンマ>>90以上で博士の告白 99または00で何かが起きる
博士「また次にするか...」
助手(何やら思いとどまったようだ。あの博士が躊躇する事とは...?)
博士「そろそろ寝ようかな」
助手「おやすみなさーい」
博士「!?いつからそこに」
助手「博士が考え事してる時から」
博士「お、おやすみ」
博士の顔は真っ赤だった
~翌日~
助手「博士!」
博士「何ですか」
助手「良いこと思いつきました」
博士「どうぞ」
助手「依頼を受けましょう」
博士「すいません。そんな物が届いた覚えはないのですが...」
助手「だから商売するんですよ」
博士「大丈夫?本当に安全?」
助手「どうせ目標も無いんですし良いでしょう!」
博士「分かりました」
博士(助手が僕に頼み事をするのはかなり稀だ。たまにはいいだろう)
助手「ありがとう博士!」
助手は博士に抱きついた
博士「うへっ!?」
助手「あっ、すみません」
博士「いや、いいけど...」
博士「でもこんな所までわざわざ来る奴なんてそうそういないぞ」
助手「ですよねぇ」
博士「と、いう訳で運送用の機械は用意したし」
博士「今ごろメイドロボ2号が町に店を開きに行った」
博士「あとはそこに要望通りの物を送るだけ」
助手「早いですね」
博士「助手さんの頼みとあれば」
博士「まぁ、まだ準備は終わらないし」
博士「何か作って待とうかな」
助手「はい!」
博士(しばらく自分の都合で物を作れそうにないな...)
直下>>博士の発明
博士「嘘発見器」
助手「おお、あの手汗で判断する」
博士「もっと本格的な物だけどね」
博士「あと、真実の傾向や理由が少し分かるよ」
博士「折角だしこれを使って遊ば」
助手「ないよ。誰にだって秘密はあるんだから」
博士「そ、そうだよね」
博士(知りたい!!)
博士「さて、何か話そうか」
助手「何をですか」
博士「うーん」
博士「そうですね」
直下>>博士の会話の話題
博士「教えてくれますか」
助手「女性にそんなの聞かないで下さいよ」
博士「えー。知りたかったんですがね」
助手「...じゃあ」
助手「博士が教えてくれたら良いですよ♪」
博士「えっ」
助手「どうしたんですか?博士。教えてくれないと、僕の好みも分かんないよ?」
博士「分かったよ」
博士「僕は、優しくて、おっちょこちょいで、好きな人が何考えてるか気になるような」
博士「まあ、そんな感じかな」
助手(これ全部恥ずかしくて博士に見せられない僕の一面じゃないか)
助手(でも博士は僕の考えている事が...あれ?博士僕の思考読んでる?)
助手「博士、今のもう一度嘘発見器でお願い出来ますか?」
博士「勿論、いいよ」
実験開始
実験終了
助手(博士は僕の思考を読んでいる訳じゃないみたいだ。その質問もしたけど)
博士「助手さん?」
助手「ok分かりました」
助手「ぼ...僕は、優しくて、強引で、信頼できる人です」
博士「そうですか」
博士「...」
助手「...」
博士「僕も...そうならなきゃ」ボソッ
助手「え?」
博士「いや、なんでもないよ。早く寝よう」
~翌日~
博士「よし、外の空気でも...」
博士の研究所のポストには紙が入っていた
博士にはこれが何だか分かった。依頼...注文である。
博士「よし、記念すべき一枚目!」
直下>>博士が受ける注文
(理由などもあれば)
博士「町おこし、ねぇ...」
助手「博士、どうしたんですか?」
博士「実は...」
博士「ということなんだ」
助手「気合い入れて行きましょう!!」
直下>>博士の町おこしの発明
博士「町の名所を好きなルートで回れるように教えてくれる小型のタブレット」
助手「それいいですね。増産しましょう」
博士「早速作ろう」
博士「うーん、助手さん以外の人の為に働くなんて久しぶりでしたね」
助手「もっと人助けをしてもいいんですよ」
博士「まぁ、悪い気分にはならないよね」
博士「そうそう、お店のメイドロボには簡単な物を作る機能が備わっているんだ」
博士「だからここには難しい仕事しか来ないよ」
助手「へぇ~」
博士「...多分」
助手「多分ってなんですか」
博士「まぁ...その...急ぎでAI作ったから不具合がね」
助手「不具合?」
博士「凄いどうでも良いことは頼む奴居ない前提で作ったからね...」
直下>>博士の行動安価(無理の無い物)
ピーッ!!ピーッ!!
博士「お」
助手「何ですかこの音」
博士「僕の健康診断の測定が終わったんだよ」
助手「珍しくまともな物ですね」
博士「僕はまともじゃないのかな」
博士「紙に発行されて診断書が出てくる」
助手「ちょっと見せて下さいよ」ガシッ
博士「あっ」
助手「...運動不足ですね」
博士「うっ」
助手「痩せ過ぎですよ...これじゃあ...あれ?」
博士「...」
助手「採血の結果がありませんね」
博士「!!!」
博士「あはは...」
助手「あははじゃありませんよ」
助手「なんでですか?」
博士「いやぁ、採血って痛いでしょう?」
助手「本気ですか」
博士「まあそうですね」
助手「じゃあ痛く無いのを作ればいいじゃないですか」
博士「大丈夫ですよ...多分」
博士「血液型が分からないぐらいしか不自由ないので」
助手「病気になるよ」
博士「病気なんて簡単に治りますって」
博士「薬だけは持ち歩いてるんですよ」
助手「え~」
博士「そろそろ忙しくなりそうだから早く寝よう」
助手「そうですね」
博士「おやすみなさい」
助手「おやすみなさーい」
直下>>博士が見た夢
~夢の中~
博士「むっ!?ここどこ!?」
ヘビ達「シャー」
博士「ヘビ...ヘビ!?」
博士「逃げよ...」
博士はヘビ達に噛みつかれる
博士「いいっ!?」
博士「ちょ...待って下さ...あっ!!」
~以下あまりに過激なだった為カット~(性的じゃないよ)
博士の部屋(現実)
博士「ぬっ!」
博士「...なんだ夢か」
博士「僕はやっぱり蛇は嫌いかな」
博士「外に出てポスト見て来るかな」
直下>>博士に届いた依頼
博士「は?」
博士「...これどうしよう」
博士(助手さんに見せる訳にはいかないし...)
博士「そうだ、助っ人を呼ぼう」
直下>>博士が呼ぶ助っ人
博士「よし、ゴルゴ...」
博士「ゴルゴ!?」
博士「そうだ、ゴルゴのそういう描写のある奴を送ろう」
博士は出荷した
博士「これでよし」
博士「ふぅ」
助手「どうかしましたか?」
博士「いや、何でもないさ」
助手「今日の依頼...」
博士「ありませんでした」
助手「そうですか」シュン
博士「そう落ち込まないで?」
直下>>テンション上がる発明
博士「じゃあこれでもして遊ぼう」
助手「まさか...そのゴーグルは!?」
博士「VRゲームでーす!」ジャジャァーン!
助手「いぇーい!」
博士「さて、何のゲームをする?」
助手「私、ですか」
直下>>助手がVRでプレイしたいゲーム
助手「バイオハザードしましょうよ」
博士「え」
助手「さあさあ早く早く」
博士「ああぁ...」
直下>>博士の反応
~プレイ終了~
博士「思った以上に怖いねこれは…」
助手「そうですねー、私もびっくりしました」
博士「やっぱりVRだと違うものなんですか?」
助手「えぇ、とてもリアルですよ」
博士「リアルゾンビを見せてあげましょうか」
助手「遠慮しておきます」
博士「あれ、もう夜じゃあないか」
助手「ゲームしてると時間は早く過ぎるんですよ」
博士「へぇ」
助手「博士ってゲームしないんですか」
博士「...あんまり?」
直下>>博士の会話の話題
博士「カタツムリって居るよね」
助手「なんですかまた唐突に」
博士「カタツムリはさ、不自由な存在の癖に自由も多いんだよ」
助手「まぁ割と大抵の生き物にも言えますがね」
博士「僕もそんな感じだったんだ」
博士「だからね、僕はカタツムリが好き...なのかなぁ?」
助手「博士はカタツムリにしては進歩が早すぎます」
博士「確かにそうかも知れないね」
助手「もう、変な事ばっか言い出すんですから」
直下>>博士に次届く依頼
~翌日~
博士「んー」
博士「新型警備システム...よかったまともだ」
博士「しかし、これは機械のAIということか」
直下>>ロボットの形
下2>>使用場所
下3>>機能
博士「うぅむ」
助手「お、依頼ですね」
博士「そうです」
博士「丁度いいです。助手さん、今出来たんですよ」
助手「早いですね」
博士「これ、どうでしょう」
助手「え、何これ?」
博士「警備ロボットですよ」
助手「随分リアルだね」
博士「ご安心を。ゾンビではないので」
助手「そこじゃないでしょ」
博士「ちなみに人工皮膚と金属骨格です」
助手「...ターミネーター?」
博士「まぁ割とそんな感じかも知れません」
助手「どこで警備するの」
博士「工事現場だよ」
助手「だからこんなにゴツイんだね」
博士「...まぁ、それもあるが...」
助手「?、どういう機能があるんだい?」
博士「一瞬で歯磨き粉をすべて捻り出せる」
助手「は?」
助手「え...今なんと」
博士「一瞬で歯磨き粉をすべて捻り出せる!!!」
助手「それ警備ロボットじゃなくないですか」
博士「いや、そんな事もないですよ」
博士「まず、工事現場や、そこで働く人の為のイメージアップ作戦!」バンッバンッ
博士はロボットを叩き歯みがき粉のチューブを持たせた
博士「なのでこの機能!」ブピュッ
助手「出し過ぎでしょ、...うわエロい」ボソッ
博士「え?何か言いましたか?」
助手「いや、なんでもない」
博士「そうですか。説明を続けますが、警備機能についてです」
博士「防犯会社はその場で逮捕する事が出来ません」
博士「なので目潰しに利用します」
博士「歯みがき粉を持つと実に馬鹿みたいですが、これが相手の油断をもたらします」
博士「...どうでしょうか」
助手「えっと...」
直下>>助手による問題点の指摘(なくても良し)
助手「油断させたいなら可愛いお面でもつけてみたらどうですか」
博士「なるほど...確かにこのゴツい外見では問題だな」
博士「よし、追加パーツとしてお面も同封しよう」
直下>>博士の会話の話題
博士「ゴールデンウィークが近づいて来たね」
助手「そーですねー」
博士「なんでそんな適当な返事なんですか」
助手「じゃあ単刀直入に言います。休暇下さい」
博士「今年は助手さんの為にそうしようかと」
助手「わーい」
博士「やっぱり適当じゃないですか」
助手「理由が一つとは誰も言っていなーい」
博士「じゃあなんですか?」
助手「秘密であーる」
博士「...まあいいです」
博士「僕は寝ます」
助手「やっぱり最近早寝ですね」
博士「物事をマイペースに作れる状況ではないからね」
助手「...頑張って下さいね」
博士「助手さんにそう言って頂けるとは、嬉しいですね」
直下>>博士に次届く依頼
~翌日~
博士「なんだそれ...」
助手「どうしましたか?」
博士「いや、これを見て下さい」
助手「...」
助手「あぁ、成る程ですね」
博士「とりあえず、冷たくない氷と闇を集める機構で作ってみました」
博士「氷を頭に生やします」
助手「冷たくなくても溶けるでしょう」
博士「闇が守ります。外面だけでなく内側には冷たい静寂の闇を張り付けます」
助手「ふ、ふむぅ...」
博士(かわいい)
博士「ただ、これは初めての試みですので上手くいくかは分かりませんね」
直下コンマ>>完成度(00=100)
博士「よし、では『博士と瓜二つなアンドロイド』を使用して実験をしよう」
アンドロイド「実験って...何するつもりだよ!?」
助手「懐かしいですね」
アンドロイド「俺はもう過去の人か...」
博士「では失礼して」ヴィィン
アンドロイド「うわ!なんじゃこのバリカン!毛根まで抜けるぞこれ!?やめろやめろ」
『博士と瓜二つなアンドロイド』は『博士と瓜二つなハゲアンドロイド』になった
アンドロイド(ハゲ)「oh...」
助手「名前が長いです。省略しましょう」
博士「助手さんメタい...」
アンドロ(ハゲ)「...?」
アンハゲ「え」
ハゲ「うわああああ!只のハゲになったよおおお!」
博士「大丈夫ですのでご安心を。今のあなたを救うのが実験です」
助手「そういう事ですハゲさん」
ハゲ「その名前で呼ぶなぁ!」
博士「よし、これを塗って...どうでしょう」
ハゲ「ん?特に変化は...」
アンハゲ「お」
アンドロ(ハ「おお!?」
アンドロイド「やった!髪が生えたぞ!?」
博士&助手(正確には髪じゃないんですけどね)
博士「何はともあれ」
助手「製品に問題は無いようですね」
博士「じゃあ送ったよ」
助手「一瞬で育毛剤が消えたんですが...」
助手(まさか...キングクリムゾン!?)
博士「気にしないの、悩まないの」
直下>>博士に次届く依頼
博士「今日はなんと依頼が二つ入っています」
助手「おお」
博士「しかし、こっち側は少々手間取りそうです」
助手「ふむふむ...して、それは?」
博士「次世代エネルギー研究開発」
助手「おおお」
助手「僕に手伝えるでしょうかそれ?」
博士「まあまあ、とりあえず」
博士「何でエネルギーを作るかは決めてあるんだ」
直下>>何の力を利用してエネルギーを作るか
博士「愛です」
助手「なるほど。eyeですか」
博士「いいえ、loveです」
助手「冗談でしょう」
博士「いえ、割と本気ですよ」
助手「ええ...」
博士「たくさんあって、無限に作れて、使う事が良いこと。」
博士「結構良いと思うんですがね...」
直下>>助手の反応
助手「負の感情でも出来そうですね」
博士「う、うーん?」
助手「…色々と悪い光景が浮かんできました」
博士「助手さん怖いよ」
博士「まぁそれは良いとしまして」
博士「この発明は重要です。新テクノロジーですしね」
博士「妥協や適当はあまりしない方針で行きましょう」
助手「凄いやる気てすね...」
直下>>機械のの形
助手「早速適当じゃないですか」
博士「いえ、愛とは見えない物...」
博士「目にする事は少ないでしょう」
博士「それはモグラも同じ」
博士「愛を育むようにモグラにも優しくする事で...」
博士「いつしかそれも愛になり、エネルギーになる」
博士「という事です。どうでしょう」
直下>>助手の反応、意見
助手「まあ、いいんじゃないですか」
博士「ふぅ」
助手「見た目より機能です」
助手「というか博士の発明は見た目に欠陥があるものばっかですよ」
博士「いいでしょう。大切なのは機能ですよ」
助手「あなた過去に一度正気度を喪失するような名状しがたい冒涜的な何かを作ったでしょう」
博士「少なくとも助手さんは思い出しても平気だしいざとなったらブレーキかけて下さいね」
助手「その代わりに何か大切な物を失った気がする」
直下>>そもそもこのエネルギー、何に使うのか
助手「このエネルギー、例えば何に使うんですか」
博士「政府の秘密の研究所での実験対象」
助手「なぜ受けた」
博士「頼まれたから」
助手「博士はむしろ国から追われてるんじゃないですか」
博士「そりゃあ、この仕事が終わったらまた別に研究所作るよ」
博士「いや、だってさ、興味あったもん、愛の力」
直下コンマ>>完成度(00=100)
博士「出来たぞぉ!!」
助手「どうですか」
博士「なかなか良さそう」
博士「試しにエネルギーを電力に換算したんですけど」
助手「待て」
博士「...な、なんでしょう?」
助手「そのエネルギーはどっから出した」
博士「いや、これはね...秘密ですよ...ハハ」
助手「まあいいだろう」
博士「多分この研究所動かせます」
助手「へぇ、凄いね」
博士「なので予備の一台を積んで行きます」
助手「ん?積んで行く?」
博士「はい、この研究所を移動させられます」
助手「そっち!?てか本当にそんな事が出来るの!?」
博士「はい」
ガンガンガンガン
博士「む、こんな時間に来客ですか」
助手「僕もそろそろ寝ようかと思ってたんですがね...」
博士「どなたでしょう」
???「俺は...」
政府の役人「政府の役人だ。」
博士「!?」
助手「眠気が吹っ飛びました」
役人「すまないな、少し急ぎになるが、目的の品はあるか」
博士(NOと答えたら連れてかれる...!)
博士「あー、はい」
直下>>博士はどのようにしてこのピンチを切り抜けるか
博士「分かりました、少々お待ちを」
助手「えっ、大丈夫なの」ボソッ
博士「変装します」ボソッ
~数分後~
博士「申し訳ない」ガチャ
役人「いえ、急かしたのはこちらです。お構い無く」
博士「えっとですね、これなんですが」
博士はおもむろにブラックホール機関を取り出す
博士「あとちょっとで完成するんですよ」
博士「ただ、ここまではできたのですが、エネルギーを取り出せるように応用するにはまだかかりそうです」
役人「じゃあこっちで...」
博士「あとこれ、ブラックホールを使ってましてですね」
博士「一応そんな壊滅的ではないですが」
博士「ここ以外で製作を失敗しようものなら、死者が出まくります」
博士「遺体も見つかりませんし、圧縮されなくても、多くの人の肉体がバラバラです」
博士「政府としてはそれはまずいんじゃないですか」
役人「...」
役人「分かった。俺の方から話は付けておく」
役人「明日の朝には来ると思うぞ」
博士「分かりました。それまでにはどうにかなりそうです」
助手「どうでしたか」
博士「明日の朝には来るらしい」
助手「じゃあ...」
博士「うん、愛の機械はここに残して、別の所にでも行きましょう」
助手「博士~」ガチャガチャ
博士「助手さん、何か用ですか?」ガチャガチャ
助手「準備終わりましたか?」
博士「あと少し...終わりました」
助手「僕も今終わりました」
博士「んじゃ行きましょう」
研究所は浮き上がった
博士「レッツゴー!」バヒューン
博士「そういえば...」
助手「なんでしょう」
博士「どこに降りよう...?」
助手「え!?決めてなかったんですか」
博士「うん」
博士「じゃあ助手さんが決めちゃえばいいじゃん」
助手「そうですね~...」
直下>>研究所が降り立つ場所
助手「じゃあ南米のジャングルで」
博士「分かりました」
博士「いやぁ、助手さんにそういう趣味があるとは」
助手「博士」
博士「なんでしょう」
助手「僕にさんは付けなくていいよ」
博士「そうですか...いや、」
博士「そうか助手よ!!」
助手「そこまで偉そうになれとは言っておらんわ!」
博士「ははは」
END(多分続くかも)
という訳でHTML化依頼出してきます
安価に付き合ってくれた皆様、ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません