伊勢「耳かきしてあげよっか?」 (33)

話の都合で色々無視していますが、どうかご容赦ください。







<鎮守府港湾 0700>


鬼怒「じゃあ行ってくるねー!」

伊勢「気を付けてねー」

提督「伊勢! 今のでいくつ目だ?」

伊勢「第3、第5、第7艦隊が出航完了したから、今ので4つめかな。とりあえず今朝出航するのは次で最後だよ」

提督「えぇと……名取、天龍、阿武隈、鬼怒と来たから次は多摩の艦隊か」

伊勢「あ、ちょうど来たよ」

――ザァァァァッ……

多摩「ちょっくら水上機運んでくるにゃ」

清霜「行ってきまーす!」

早霜「資材、いっぱい持ち帰ってくるわ」

提督「あぁ、頼んだぞ!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490602264


<鎮守府食堂 0735>


提督「はぁ、やっと朝飯だ。頂きま……」

――パタパタパタ

伊勢「提督! 哨戒中の子らが不審物を発見したって!」

提督「何ィ!? 何だ不審物って!?」

伊勢「深海棲艦の艦載機にも似てたって言ってる!」

提督「えぇ!? なら空母も念のために送っておくか。今手の空いてるのは……」



<提督確認中……>



提督「ただのビニール袋だったじゃねぇかよぉ!」

伊勢「まぁあの子らは練度低いし、最前線まで出て来た事も無いからねー……」

伊勢「膨らんだビニール袋と球型深海艦載機を見間違えるのも、分からなくもないかも」

提督「それはそうだが……あぁ、もうこんな時間だ……朝飯食べ損ねちまった……」


<工廠 1102>


明石「投入資材ってこれで良かったですよね?」

提督「ん……いや待て待て! 何だこの配合!? 0が多い! 指示した配合表はどうした!?」

明石「えー、たまにはちょっと冒険してみるのも良いじゃないですかー。資材の余分はありますよね?」

提督「あるけど投入量変えたら別でまた新しく書類作んなきゃなんなくなるんだよ! 余計な仕事増やさないでくれ!」

工廠妖精1「いやそれが提督さん」

工廠妖精2「今の、事後報告なんです」

提督「…………え?」

工廠妖精1「既に5回ほど試行してます」

工廠妖精2「3回は失敗、1回は零式水偵でしたが、最後に14号電探が出来ました」

提督「~~~~!!!(声にならない叫び)」

明石「よ、良かったじゃないですか! 希少な装備の開発に成功しましたよ!」

提督「……その電探に免じて……本来なら1週間と言いたい所を3日間の間宮利用禁止にまけてやる……」

明石「えぇぇぇぇえ!?」

――バタバタバタ

伊勢「提督ー! もうすぐ演習相手の艦隊来るよー!」

提督「もうそんな時間か……忙しないな……」


<鎮守府食堂 1310>


提督「やっと……やっと食事ができる……頂きまー……モグモグ」

提督「あぁ、やっぱり鳳翔さんの天ぷらは美味い……」サクサク

――パタパタパタ

長良「提督!」

提督「悪いが見ての通り提督は今食事中だ、18時間振りのな。用事なら後にしてくれ」

長良「いやー、それがね? 司令部の偉い人が来てて、提督も居ないと話ができないって」

提督「何ィ!? まだ一口しか食べてないのによりによってこんな時に……仕方ない行くか」

提督「あぁ、でも……長良、ちょっと頼めるか?」

長良「?」


<執務室 1404>


提督「……モグモグ……サクサク……」カリカリ

提督「ズズーッ……ゴクン…………モグモグ……」ペタペタ

伊勢「――で、執務室まで持ってきたの?」

提督「ゴクン……朝に続いて昼まで食べ損ねたくなかったからな。持ってきてもらった」

提督「……モグモグ……流石鳳翔さんの天ぷらは冷めても美味い……」

提督「……あったかい内はもっと美味かったんだろうなぁ……」

伊勢「あはは……ま、また明日食べれば良いじゃない?」

提督「まぁそうと言えばそうなんだが……」

提督「……あ、これ今日の午後の演習の編成」

伊勢「はーい確認、っと。じゃあこれで伝えてくるね」

提督「あぁ」


<鎮守府港湾 1617>


龍田「第6艦隊、帰投で~す」

伊勢「……あれ? 右の魚雷管、どうしたの?」

龍田「あぁそうそう……帰り際にちょっとはぐれ艦隊と戦闘になってね~、その時に脱落しちゃって……」

龍田「他に損害は出てないし、資材も無事よ~」

提督「それはご苦労だった。3号ドックを空けてあるから、資材を揚げ終わったらそっちに入ってくれ」

龍田「は~い」ザザザ

提督「……伊勢。魚雷管の予備、どれだけあった?」

伊勢「えぇと確か……4連装酸素魚雷ならあったと思うよ。多分水雷装備庫に」

提督「なら良い。次帰ってくるのは?」

伊勢「帰投予定だと、第10艦隊……能代の艦隊だね。多分もうすぐ帰ってくると思うけど」


<工廠 1745>


提督「明石、居るか?」

明石「はーい、何でしょう?」

提督「4連装酸素魚雷の予備どこにある? 倉庫を一通り探したんだが無かったぞ。書類上はあるはずなんだが」

明石「えーと……あっ、丁度昨日、部品取りに解体したのが最後でした」

提督「くっ、間の悪い……」

明石「どうかしたんですか?」

提督「龍田が遠征からの帰りに戦闘になって、その時外れて失くしたらしいんだ」

明石「あー、破損ならまだしも完全に紛失したなら仕方ないですねぇ。替えの装備はどうしてますか?」

提督「とりあえず暫定で3連装15.5㎝砲を乗せてるが、やっぱり慣れない装備はやり辛いらしい」

明石「分かりました。優先して開発します」

提督「頼…………ん、待てよ。書類上は確かに存在している装備が、既に解体されてる……? ……おい明石」

明石「……あっ、すみません。報告書作るの忘れてました」テヘペロ

提督「…………」


<食堂 1946>


提督「はぁぁぁ……また余計な仕事増やしおってからに……」つ焼き魚定食

提督「だがやっと……今度こそはゆっくり食事を……せめて夕飯くらいは邪魔してくれるなよ……?」ストッ

提督「頂きま……」


――ビィーッ!! ビィーッ!! ビィーッ!!


提督「………………フゥーーッ……」

大淀『哨戒中の艦隊より緊急入電! 中規模な深海棲艦の艦隊が鎮守府へ接近中!』

大淀『装備から先日の作戦で敗走中の深海棲艦による物資の強奪が目的と推定! 戦闘可能な艦娘は準備を行ってください!』

大淀『これは演習ではありません! 繰り返します! これは演習ではありません!』

食堂「「「ザワザワザワ……」」」

提督「………………」ググググ……

箸「ボキィッ!!」

提督「………………ァァァァァァ…………」ワナワナワナ

赤城「……て、提督……?」

提督「……赤城!!!」

赤城「は、はいっ!」ビシッ

提督「そして…………我が頼もしき精強なる機動部隊達よ……」ユラァ……

加賀「……っ!」ビシッ

蒼龍「(……提督、なんかいつもとキャラ違わない?)」ビシッ

飛龍「(一日中立て続けに食事を邪魔されたのが相当頭に来てるみたいだね)」ビシッ


提督「連中は弾に油に……我々の持つ資源が欲しいらしい……」

提督「折しも夕飯時だ。せっかくだから腹一杯になるまでご馳走して差し上げようじゃないか」

翔鶴「そ、それは、どういう……」

提督「各正規空母は火力試験用装備で迎撃に向かえ。直ちに準備を開始せよ」

瑞鶴「火力試験……え、ダメージコンテストの装備って事!?」

提督「そうだ。敵機の迎撃は随伴する軽空母に専念させる。自分一人で敵艦隊を全て滅ぼすつもりでかかれ」

翔鶴「で、ですが提督! もう既に日も暮れていますし、航空機を扱うのは危険です!」

提督「投光器及び各種照明機材を用意する。鎮守府内で着艦させれば問題はない。鎮守府前での迎撃戦だ、航続距離は問題あるまい」

提督「狙いの付け辛さは視界不良時の訓練と思え」

瑞鶴「そんな無茶苦茶な……」

提督「……夕張」

夕張「は、はい」

提督「『アレ』の使用を許可する」

夕張「え、『アレ』ですか!? 作った私が言うのも何ですけど、あれは……」

提督「この迎撃戦で『アレ』の評価試験を行う。赤城の艦載機に3発搭載せよ。10分以内にだ」

夕張「りょ、了解……!」タタタタッ

提督「また航空戦隊に続き、大和・長門・扶桑・伊勢・金剛・最上・利根・高雄・妙高及びその同型艦は、撃ち漏らした標的を殲滅せよ」

大和「せ、戦艦と重巡を、26隻も……!?」

提督「そうだ。骨の一片とて残すな」

長門「……っ」ゴクリ

提督「……往け!!」

――ダッ!


<深海棲艦 艦隊>


――ザァァァァッ

ヲ級『本当に大丈夫なの? 鎮守府から物資を奪おうなんて』

タ級『大丈夫よ。どうせ安全な内地でゆっくりしてるつもりの連中でしょ、直接攻められて慌ててるうちに頂けるものは頂いて退散よ』

ヲ級2『……! 敵航空機、接近! ……え、3機だけ?』

ヲ級3『3機だけ? そんなバカな。見間違えじゃない?』

ル級『いや、確かに3機だ……』

リ級『……! 爆弾投下して来た!』

タ級『なぁんだ、全然外れじゃない。数が少ないどころかロクに狙えもしないなんて、とんだ――』


――カッ!!! ……ドゴアァァァァッ……!!! ……ゴォォォォォッ!!! ……ドガァァァァァァッ!!!
――グワーッ! ギャァァァァッ!!


夕張「うわー、自分で作っておいて何だけど、えげつない威力だわ……」

赤城「続いて通常装備の航空隊、攻撃開始。目標は残存深海棲艦」

加賀「一隻沈めるごとに火が付いて狙いやすくなるわ。よく狙いなさい」


――ドガァン! ズドォォン!! ドガァァァン!!


タ級『……ぐぅぅっ……な、何……!? 何が起こったの……!?』

ヲ級2『う、嘘でしょ……さっきの3発の爆弾だけで、こちらの戦力の2/3が消滅してる……』

ヲ級『どういう事よ! 話が違うじゃない!』

リ級『敵機編隊、なおも来ます! 水上には戦艦も――ぎゃあっ!!』

――ドガァン!! ドゴォォン!! ドゴァァァン!!

タ級『……くぅぅっ、こんなはずじゃあ…………撤退よ! 撤た――』

――ドドォン……ゴシャアッ

タ級『あ……が…………』<撃沈>

ヲ級『――っ!』ゾワッ


伊勢「……提督」

提督『どうした?』

伊勢「最初のと続く爆撃で既に敵戦力は、それはそれは見るも無残な潰走状態だよ」

伊勢「既に敵に戦意はないし、私たちが手を下すまでも……」

提督『そうか。なら、これを迎撃戦ではなく実弾演習だと思え』

伊勢「えぇ!?」

提督『どうせ尻を向けて逃げているんだろう? 偶に撃ってくる標的艦と思えば問題あるまい』

伊勢「で、でも……」

提督『言ったはずだ。奴らを骨の欠片に至るまで塵にしろ』

伊勢「……今の提督、深海棲鬼より鬼に見えるわ……」

日向「同感だ……」

戦艦&重巡ズ「「「ウンウン」」」


――
―――
――――



『秘書艦日誌』――執筆者:伊勢


本日1946時頃、当鎮守府は敗走中の深海棲艦の艦隊に襲撃さる。

されど、提督の迅速な判断と投入した試作兵器により、敵艦隊の殲滅に成功す。

特に試作兵器、特殊燃料帰化爆弾『ガルム』(開発・命名共に軽巡夕張)の威力、抜群なり。

しかれども、一発につき大和30隻分に匹敵する燃料・弾薬の消耗、それによる備蓄資源への打撃もまた甚大なり。

消費を大幅に引き下げるか、極々限定的な状況下に使用を限るものでなければ、到底正式採用でき得るものに非ず。





[追伸]

提督は今夜の事をあまり思い出したくはない様です。

必要性・必然性のない限り、この話はしないであげてください。



――――
―――
――


<執務室 2230>


提督「はぁぁぁ……やっと休める……何で今日に限ってこんなに……」グッタリ

伊勢「お疲れ様。ホント妙に忙しかったよね」

提督「普段はこんなにでもないのに……特別作戦中って訳でもない日にここまで仕事が重なるとは……」

提督「挙句の果てには自分で仕事増やしちゃうし……短気は損気とはこの事か……」

提督「終いには空母に夜戦させるのは酷かったよなぁ……『多少の無茶は訓練だと思え』ってバカか俺は……」

伊勢「いやまぁ、提督もご飯ジャマされてイライラしてたんだよね? 蒼龍飛龍辺りがその辺の事情を説明してくれてるからさ」アセアセ

提督「……そういう伊勢もありがとうな。もし伊勢が居なかったら……」

伊勢「良いって良いって! それが秘書艦の仕事だし!」

伊勢「…………そうだ。提督」

提督「ん?」

伊勢「よっと……」ガチャン、ガチャン……ゴトッゴトッ

提督「どうした、艤装外して……布団に正座……?」

伊勢「……おいで、提督」ポンポン

提督「ほぉ……膝枕か……」


スッ……

伊勢「どう?」

提督「……これは……存外良い……癒されるわぁ……」

伊勢「そう? 良かった」ニコッ

提督「……というか、伊勢が艤装外してるのって珍しいな……」

伊勢「伊勢型の艤装大きいし多いからね。付け外しに手間がかかるし、確かに一日外さないね」

提督(お陰で普段目立たないボディラインが出て……これは口に出さないでおこうか)

伊勢「……ん?」

提督(やべっ、口に出てたか?)

伊勢「提督、最近耳掃除してないんじゃない?」

提督「あ、あぁ。そうだな……しばらくしていなかった」

伊勢「じゃあ、ついでに耳掃除もしてあげよっか」

提督「上手いのか?」

伊勢「自分で言うのも何だけど、まぁまぁね」

提督「……なら、ついでにやってもらおうかな……」

伊勢りんに夜伽してもらえ

布団に正座って誘ってると思うよね

耳かきを期待してやって来たら耳かきまで行ってなかったでござる


――
―――


伊勢「まずは、ウエットティッシュで耳たぶと周りを拭く……っと」

ゴシゴシ……ギュッギュッ
グイグイ、ゴシゴシ

伊勢「この辺は忘れがちだからねー。しっかり綺麗にしないと」

提督「確かに意識して洗った事はなかったな……」

グイッグイッ、ギュッ、ギュッ
ゴシゴシ、キュッキュッ

伊勢「特にしわの奥とか、耳たぶの裏とかもね」

シュッシュッ
キュッキュッ、キュッ……

伊勢「さ、もう良いかな。そろそろ中を掻いていくよ」

提督「あぁ……」


スーッ……
メリッ、パリリッ

提督「おぉぉっ……」

伊勢「入ってすぐの所にまで……けっこう溜まってるなぁ……」

スーッ……パリッ
ミリミリ……メリメリメリッ

スゥッ
メリメリッ……パリッ

提督「ぅぉぉぉっ……お、奥の方がかゆくなってきたっ……」

伊勢「ちょっと待ってて……」

スーッ……ググッ
メリメリパリッ……スーッ……

スィーッ……
パリッ、パリッ、ピリッ……スゥーッ……

伊勢「どう? 気持ち良い?」

提督「気持ち良い……気持ち良いが……もどかしい……!」

スーッ……サリサリサリ……
ペリリリッ……スゥーッ……

提督(丁寧な感触……耳の穴の、手前から少しずつ綺麗になっていく感覚……)

スリッ、スリッ……
パリパリパリ……

提督(だがその度に、耳の奥まで一気に掻いて欲しい欲求が高まっていく……)


ススーッ……ガツッ

伊勢「おぉう……提督、痛くなかった?」

提督「いや……でも何か引っかかったな?」

伊勢「うん、ちょっと大きい。けど……」

ツツーッ
ガッ……ガッガッ……グッ……ペリッ

提督(おぉぉ……かなり硬そうな感じだが、剥がれていく……)

ペリッ……ペリリリッ……
ググググ……ズッ……

提督(剥がれて……出たっ……!)

伊勢「ふぅ。とりあえず手前の方の大きかったのは取れたよ」

提督「おぉぉ……やっぱり大物だったか……」

伊勢「奥にもけっこうありそうだけどね」


スーッ……

提督(おぉぉ……深い所まで入って来た……)

伊勢「ここからはあまり動いちゃだめだよ。危ないからね」

提督「わかった……」

……ゴツッ
……ゴグググッ

提督(音が……確かに深い所まで入っているな……)

……ググググ……ズググググ……
ゴグッ、ガグッ……ズルルルッ……ズーッ

提督(う、おぉぉ……硬い感じのが……取れた……!)

スゥゥゥッ……
ガツッ、ガツッ、ゴツッゴツッ……
グリッ、グリッ……ガリリリ……

提督(お、おぉぉぉ……まだ、硬いのが……)

ゴゾゾゾゾッ……ググググ……
ガッ、ガツッゴツッ……メギッ……

提督(今度はすぐには剥がれないか……相当しつこいんだな……)

ググググ……ズグッ
ズルルルルッ!
スルーッ……

提督(おぉっ、と、取れた! 剥がれて……耳の、外へ……)

ズズズズッ……
ガリッ……ガリッ……

伊勢「ふぅ……これで大物は取り終わったかな」

提督「伊勢……上手いな……この辺を自分でやろうとすると痛いだけなのに、凄く気持ちいい……」

伊勢「でしょ? 扶桑すら自分の負けで良いって認めたくらいだからね」

ゴゴッ……ゴゴゴゴッ……
ズルズル……ズィーッ……

伊勢「よし……後は仕上げに……」


ススッ……
カリッ……パリッ……コリコリ……
スッスッ……サッサッ……

カリッ、コリッ……ペリペリ
ススーッ……

ズズズズズ……

モフモフッ
フワフワフワッ
ゴシュゴシュ……モフモフッ
フワッ、フワッ……


ふぅーーーーっ……


提督(おぉ……梵天の綿毛が……気持ちいいなぁ……)

伊勢「はい、これでこっちはお終い」

提督「あぁぁ……すごく良かった……」

伊勢「じゃあ反対側ね。こっちに転がって?」


グルッ……

提督「おぉ……? 間近に伊勢のお腹が見える……」

伊勢「……改めて言われるとなんか恥ずかしいなぁ……」

キュッキュッ……
ゴシゴシ、ゴシゴシ……

提督(じゃあ黙っておこうか……耳かきは続けて欲しいし)

グイグイ……キュッキュッ
……ギュッ、ギュッ……

提督「こっちの耳はどうだ?」

伊勢「大概に汚れてるね……中も外も」

スーッ……スーッ……
ジュッジュッジュッ、ギュギュッ……

伊勢「提督なんだから、身だしなみには気を付けないとだよ?」

提督「そうだな……」


メリッ……ペリ
ミリミリ……パリッパリッ
スーッ……

提督「あ……ここの辺り……」

伊勢「……ここ?」

スゥーッ……

クシッ……クシクシクシ……
コシュコシュ……グイグイグイ……

提督(あぁ……ただ壁を掻かれるだけでも良い……)

メリッ、メリッ……
ミシミシミシ
パリッ……

伊勢「ふふふ……気持ち良さそうだね」

スーッ……
カッ……カツッ……
カリッ、カリッ……

提督(……あぁ……耳かきされるのが、これほど心地良いとは……)

スィーッ……
カリッ……コリッ……コリッ……
カリュッ……ペリリリッ……

提督(身体が……とろけて行く様だ……)


ススーッ……
カッ、カツッ……
カッカッ、カツッ

伊勢「おぉう、早くも大物発見……」

提督「取れそうか?」

伊勢「大丈夫、任せて……」

カ……ツッ……
コツッコツッ……カツッ……
コリュッ……カリュッ……

伊勢「かっ……たいね……」

カツッカツッ……
コツコツコツ、カリリッ……
グッ……ググググ……コツッ

提督(縁から掬おうとしてるが、どうしても滑るらしいな……相当固まっているらしい)

ツイッ……ツイツイ……
ググッ、グググッ……
グイグイグイ……カツッ

伊勢「提督……痛くない……?」

提督「大丈夫だ……」


カリカリカリ……
カツッ……コツッコツッ、コツッ……
ググググ……

グイグイグイ……グーッ……ガツッ
ガリガリガリ……
ミチッ……ミチミチミチ……

ベリッ……

提督「うぉっ……」

伊勢「やっと剥がれた……ここから……」

ベリッ……
バリバリバリ……ズルルルッ
バリバリ、バリッ……

ベリベリベリ……パリリッ

ペリッ

提督(おぉぉぉ……取れた……剥がれた……! この瞬間が、一番……!!)

伊勢「後はこれを引き抜いて……」

ズズーッ……

ポトッ


伊勢「わぁ、凄いのが取れたよ」

提督「ほ、本当だ……見た事ない大きさだな……」

伊勢「じゃあ、後は残ったのを……」

提督「あぁ……」

カリッ……カリッ……
コリュッ……カリッ……
スーッ……

提督「…………zzz」

伊勢「……ふふっ。ゆっくりお休み、提督」


――――
―――
――


<翌日 執務室 朝>


提督「あぁ……昨日が嘘みたいにゆっくりしてるなぁ……」

伊勢「元々昨日がやけに忙しかったのもたまたまだしね」

提督「なぁ伊勢、また耳かきしてくれよ」

伊勢「今日はダメだよ? 耳かきもたまにで良いんだからね。あまりやり過ぎると耳悪くしちゃうよ?」

提督「何だと。それは困るな……」

伊勢「……ふふ。また今度、しばらくしたらまたしてあげるよっ」

提督「そうか? それは楽しみだ」

伊勢「じゃ、今日はまずは昨日後回しにしてた例の爆弾の報告書からだね」

提督「うへぇ……」








この後滅茶苦茶した

おしまい


伊勢と耳かきSSのステマでした。
皆々様ありがとうございました。
伊勢の二次創作に於ける扱いがどうにも地味なのは、他の戦艦娘と比べるとキャラがまとも過ぎるからとよく言われます。
しかし奇抜なキャラ付けに依らずに、元のキャラのまま人気になって欲しいと思うのは、決して我が儘が過ぎるという事はないと思うのです。




以下過去作のステマ
扶桑「耳かきを致しましょう」
扶桑「耳かきを致しましょう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424854470/)
足柄「耳かきしてあげる!」
足柄「耳かきしてあげる!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426496669/)
名取「み、耳かきを、します!」
名取「み、耳かきを、します!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428488576/)
天龍「フフフ……耳かきしてやろう」【ウエット型向け】
天龍「フフフ……耳かきしてやろう」【ウエット型向け】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436952046/)
古鷹「耳かきしましょうか?」
古鷹「耳かきしましょうか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431421173/)
比叡「気合い! 入れて! 耳かきします!」
比叡「気合い! 入れて! 耳かきします!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445157232/)
雲龍「耳かきしてあげる」
雲龍「耳かきしてあげる」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449654692/)
間宮「耳かき始めました」
間宮「耳かき始めました」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474274747/)
天龍「耳かきしてやる」 龍田「えっ?」【艦これ】
天龍「耳かきしてやる」 龍田「えっ?」【艦これ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488787530/)

乙!
今回もよかった

耳かき専門で草
また読みたい

素晴らしかった、乙!

ただ、耳かきするときの膝枕は、横じゃなくて縦(提督の方にお腹を向けて、太ももの間に頭を収める感じ)の方が良いと思うんだ。

乙。次回も楽しみにしてるよ

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