美嘉「みりあちゃんが可愛い話をしたと聞いて」
ありす「帰ってください」
※このSSはフィクションです。
登場する人物・映画・施設名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
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美嘉「まあまあ★ そんな冷たいこと言わないでさ、みりあちゃんについて語り合おうよ」
ありす「予想すべき事態でした。安易にみりあさん可愛いとか言うべきではありませんでした」
美嘉「みりあちゃんが可愛いのは事実っしょ。問題は、その可愛さがどこから生まれるかっていう哲学についてで――」
ありす「哲学ではありません、それはただのせん妄です」
美嘉「そっか、みりあちゃんが可愛いのは真理だもんね★」
ありす「真理を悟る前に、会話が噛み合ってないと気づいてください」
美嘉「ありすちゃんも、みりあ学の素質あるよ。アタシと一緒に探究してみない?」
ありす「頭が痛くなってきました……」
美嘉「どしたの? 悩み事があるなら相談に乗るよ」
ありす「悩みは目の前にあると、言っても分からないでしょうね」
美嘉「違うなら、アタシと楽しくおしゃべりしよっ★」
ありす「事務所で話すのは気が引けるのですが」
美嘉「じゃあアタシの部屋に行く? みりあちゃんのポスターに囲まれて話しやすいからさ」
ありす「今ここで話しましょう是非ここで話しましょう」
美嘉「埼玉が遠いからって、田舎扱いしちゃあダメだよ」
ありす「埼玉は関係ありません、田舎ですけど」
美嘉「それにしても、みりあちゃんほんと可愛いね。訴訟をキソって言い間違えちゃったりして」
ありす「あれは妖怪のせいです」
美嘉「そういえばみりあちゃんとの会話、平和だったって噂されてたね」
ありす「みりあさんは無邪気ですから、嫌なものをクサすことは言いませんので」
美嘉「ありすちゃんも妙に優しかったって聞いたよ」
ありす「あの天真爛漫なみりあさんに、皮肉を言うことができますか?」
美嘉「まあ、そうだよねー。みりあちゃんが目の前にいたら、とりあえず愛でる、以外は考えられないよねー」
ありす「一緒にしないでください。私はただ、みりあさんを貶すのがハバかられただけです」
美嘉「優しいね。うちの妹と交換しちゃいたいくらい★」
ありす「莉嘉さんも、できればそうしたいと思ってますよきっと」
美嘉「乗り気だねー。ほんとに交換しちゃう?」
ありす「莉嘉さんと私の交換ではありません。美嘉さんと私のです」
ありす「というか、少しは結婚年齢に関した話をしましょうよ」
美嘉「みりあちゃんの可愛いさについてだったら、徹夜で語れるんだけどな」
ありす「せっかく、今期の国会で法案提出は見送りになったんですから」
美嘉「じゃあ、クールジャパンの話でもしよっか」
ありす「脈絡が皆無です…」
美嘉「ありすちゃん、趣味ゲームっしょ?」
ありす「ゲームは趣味ですけどただの暇つぶしです。アニメも詳しくありません」
美嘉「大丈夫だって、今流行りの『君の名前は何だっけ?』って映画でも話してればいいからさ」
ありす「美嘉さんの言葉に、トゲを感じるような気がしますが」
美嘉「あんなオタク臭い映画の、どこが面白いんだろうね」
ありす「いきなり多方面に喧嘩売ってきましたね」
美嘉「以下、ネタバレ注意ね★」
ありす「警告するあたりは親切なのに」
美嘉「まず、女子が男子、男子が女子の体に入れ替わるっていう時点で、不潔だよね」
ありす「胸を揉むなど、露骨な表現は確かにありましたが」
美嘉「性欲にまみれた高校男児の妄想映画なのに、女子がみんな純愛とか言って騒ぐ意味がわかんない」
ありす「ラストに名前を問いかけあうシーン、結構グッとくると思いますけど」
美嘉「そもそも、高校生のくせに、あんなキュンキュンするような恋愛しちゃだめだって」
ありす「分かりました、これあれです、ジブリのあれです」
美嘉「正直アタシも羨ましいけどさ、高校生はもっと部活や勉強に精を出すべきで――」
ありす「耳すま症候群です」
美嘉「耳すまは許した。聖司は夢見るミュージシャンと同じタイプだし、ダメンズ一直線っしょ」
ありす「決めつけがヒドイですね。バイオリン職人で成功するかもしれませんよ」
美嘉「でも、君名は許さない。なにあの、ラストシーンの三葉の、ちょっと良いとこに勤めてます風なコンサバファッション」
ありす「明るい色でまとめてセンスいいと思いますけど」
美嘉「瀧は瀧で都心で就職活動しちゃってさ、ちょっと大企業に就職してみちゃおっかなーとか、イケメンくさい悪ノリ言ってそうだし」
ありす「ちゃんとした企業に勤めようと頑張るのは大事ですよ」
美嘉「将来結婚しても夫婦共働きで世帯収入バッチリ、都心でマンション買っちゃって子供は私立の学校に入れて、アンタたちはありすちゃんのご両親かっての」
ありす「うちの両親をバカにしないでください」
美嘉「だいたい東京住みってだけで勝ち組なのにさ、未来まで勝ち組にすることないじゃん」
ありす「埼玉に住んでると、こんな卑屈になってしまうのでしょうか」
美嘉「勝ち組の重ね掛けがウザすぎて、ジブリの駿さんも復帰して殴りかかるレベルだよ」
ありす「対抗して映画作ってもらえるなら嬉しいですけど」
ありす「でも話を聞いてますと、コレはいわゆるリア充受けする映画で、オタク界隈からは毛嫌いされるタイプでは?」
美嘉「そうだね」
ありす「最初に美嘉さん、オタク臭い映画って言いましたよね。矛盾してますよ」
美嘉「ううん、合ってる。この映画は結局のところ、オタクが作ったから」
ありす「次の喧嘩相手は監督さんですか」
美嘉「いい? この映画は、『僕が考えた最強』の恋愛映画なの」
ありす「ちょっとよく分かりません」
美嘉「つまり、高校時代に恋人とエッチできなかったオタクが、…ォナニーの時に夢想する理想の出会いを描いた映画ってこと!」
ありす「恥ずかしいなら言わなくてもいいんですよ」
美嘉「そんな非モテが作ったオタク映画を絶賛するリア充とか、滑稽もいいとこだよね」
ありす「そろそろ全方位喧嘩売るのやめません?」
美嘉「リア充なんて、ぜんぶいなくなっちゃえばいいのに」
ありす「拗らせてますね」
ありす「なんか色々漏れ出てますけど、リア充に恨みでもあるんですか?」
美嘉「SNSのフォロワーや友達の数を自慢する輩が、心底ウザい」
ありす「美嘉さん巷ではカリスマですよね…。私もフォローしましょうか?」
美嘉「同情するくらいなら、フォロワーが増えるネタが欲しいな★」
ありす「セクシーな自撮りを増やすとか」
美嘉「アタシ自身がエッチなのはダメ」
ありす「えぇ…。では、少し童心に帰って、公園で遊ぶ姿を撮ってみるのは? 例えば、鉄棒とか」
美嘉「なるほど、鉄棒に擦り付ける姿を思い浮かばせて夜のおかずに…。アタシ自身がエッチくなければ、問題ないし…」
ありす「間接的に連想するのは良いんですね」
美嘉「はっ! しかも、公園なら合法的にちっちゃな子と遊べる…!」
ありす「大発見しないでください。それは事案です」
美嘉「アタシはね、未婚でもいいから可愛い娘がほしいんだ」
ありす「何の宣言ですか、突然」
美嘉「モデルや女優でバリバリ働くシングルマザー、カッコよくない?」
ありす「美嘉さんのイメージに合ってる気はしますが」
美嘉「もちろん仕事も頑張るけど、子供との触れ合いも大事にしたいよね」
ありす「仕事と家庭の両立は大切ですね」
美嘉「だから、ちっちゃい子が好きなのはその練習なんだ★」
ありす「小児偏愛の言い訳としては苦しいですよ」
美嘉「だってちっちゃいんだよ? 可愛いんだよ? もう最高としか言いようがないじゃん」
ありす「録音して拡散したくなるセリフですね」
美嘉「この想いを誰かと分かち合いたくてさ。だから、一緒に語り合おっ」
ありす「話がふりだしに…。もう、上がりたいんですが」
美嘉「ありすちゃんの可愛いさを語ってもいいよ? 6時間はいける!」
ありす「聞きたくありません、帰ってください」
美嘉「でもあれだね、一番かわいいのは、やっぱりみりあちゃんだね★」
ありす「帰れ」
-完-
ありがとうございました。タイトル詐欺の苦情は受け付けません。
今のうちに言っておきます。ど、ど、童貞ちゃうし。
HTML依頼出してきます。
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