冬馬「大人の階段登る」 (44)

※木星SSです。女の子要素一切ゼロです。

夜。この時期はまだまだ夜の冷え込みがつらい。
早く暖房が効いた場所に行きたくて、タクシーを降りて看板を確認してから
すぐさま店のドアを開けた。
待ち合わせ場所になっていた飲食店は、受付カウンターも寒かった。
外との出入りが多いからだろうか?早く奥のスペースに行きたい。



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――――

お連れ様はこちらです、と店員。
店員に会釈してから真っ黒のドアを軽くノックして開けてみる。

北斗「よっ、冬馬。お疲れ」

冬馬「…お、おう」

飲食スペースが個室になっている店は仕事柄よく打ち合わせ等で行くが、
プライベートではもしかしたら初めてだったかもしれない。

冬馬(なんだかちょっと緊張するぜ…)

居酒屋独特の明るくノスタルジックな雰囲気も
黒を基調とした個室も、それを際立たせるシックでおしゃれな照明も
俺には新鮮な環境だったが、北斗はすんなりと溶け込んでいた。
仕事はどうだった?という問いにそれなり、と返す。
北斗は軽く微笑むとメニューを広げた。


北斗「じゃあ、最初はなに飲む?」

冬馬「そうだな…って、前言わなかったっけか?」

北斗「あぁ、そうだった。変にこだわらなくてもいいと思うんだけど…」

冬馬「いいだろ、最初の入り口はこれってイメージなんだよ」

北斗はそうか、と一言いい、壁の店員呼び出しボタンを押した。

―――――
店員「お待たせしましたーこちらご注文の品になります」

冬馬「あれ、北斗も同じヤツ頼んだのか?」

北斗「まあ、一杯目はやっぱこれでしょ」

そういって、お互い二ヤリと笑いあう。
なんだか

北斗「じゃあ冬馬、かんぱ…」

冬馬「あっちょっと待て北斗!時計みろ時計!」

そう言って慌てて北斗を制す。壁付けされた時計を指さすと、
長針と短針は11と12の間で揺れていた。

北斗「あぁ…ごめんごめん、まだほんの少しだけ早かったね」

冬馬「頼むぜ全く」

北斗「…冬馬はまじめだなあ」

北斗がからかうように言ってくる。
うるせ、と一言返す。
こんなやり取りも何回目になるのだろうか…
Jupiterが結成されてからそれなりに時間がたち、
北斗や翔太と過ごす日々も増えてきている。
結成当初はぶつかりあう事もあったが、ここ最近はいい関係を築けていると思う。
なにか思い出話でもするか、と思い立ったが、ちょうどいい話がなかなか浮かばない。
北斗も先ほどから少し俯きながら、なにかに思いを馳せるように遠くを見ている。
こいつはこいつで何か思うところがあるんだろうか?

少しの間沈黙が流れた後、時計の針が重なった。

北斗「おっ冬馬。日付、変わったぞ」

冬馬「おう。そ、そうだな…」

北斗「なんだ緊張してるのか?」

冬馬「し、してねえよ!」

嘘だ。初体験はワクワクする事もあるが、大抵は不安の方が大きい。
とりあえずジョッキの持ち手を持ち、持ち上げてみる。
…意外に重くて、少し驚いた。




北斗「それじゃあ。…冬馬、20歳の誕生日、おめでとう。乾杯」
冬馬「おう…乾杯」



カッコよく一気に半分ほど飲みたかったけど、
人生初の生ビールは、苦すぎて5ミリくらいしか減らなかった。

――――
北斗は嬉しそうだった。
誕生日の半年前からずっと、日付が変わるこの瞬間はスケジュールを押さえてもらうようにプロデューサーに掛け合ってたっけ。
俺が生ビールを飲めずにまさに苦虫をかみつぶしたような顔をすると、
北斗はやっぱり最初はそうだよな、と呟き、笑った。

冬馬「お前そんなに笑うなよ…ていうか全然美味くねーじゃねーかコレ。なんであんなに美味そうに飲めるんだよ大人ってやつは」

北斗「冬馬も今日から大人だろ。法律的には。…そうだなあ、美味しく飲めるようになったのはいつ頃だったっけ。もう覚えてないなあ…んっ…ふぅ、うまい」

一つの会話が終わらないうちに飲み切りやがった…

北斗「冬馬のそれ、飲んでやろうか?」

冬馬「…いや!俺が注文したもんだからな、最後まで飲むさ」


北斗「言うと思った。何か食べる?おつまみがあると、だいぶ違うぞ」

職業柄、深夜にモノを食べるのは遠慮させてもらってるんだが…
…今日は記念だしな!

冬馬「店員さん!やみつきキャベツとシーザーサラダ!!」

ひよった。言い訳はしないさ、大人だから。

北斗「あの冬馬がねぇ…成人かぁ…大きくなったなあ~」
冬馬「お前さっきから何回それ言ってんだって…」

だいぶ出来上がってきてんな北斗…
なんだか新鮮だ。俺の中での北斗はいつも口元に微笑を携えて、冷静沈着に、時に小粋なジョークを交えるような男なのだが、
今日ばかりは違う。こう言ってはなんだが、どこにでもいる親戚のお兄さんって感じだ。

かくいう俺も、最初の一杯との格闘がそろそろ終焉を迎えようとしている。
結局
いまいち酒飲んでる感というか、酔うってどんな感じなんだ?
なんとなく暑い感じはするが、自分が変になってる感じはあんまりしないな…

北斗「出会った頃はまだ高校生だったのになあ…Jupiter が結成された時、あの時は大変だった」

冬馬「そんなに昔の事でもねえだろ…そんなにひどかったか?」

北斗「ふふっ懐かしいな。レッスン室で初めて会って…なんだっけ、社長に簡単に名前だけ教えてもらった後だったっけ。冬馬、所信表明でなんて言ったか覚えてる?」

冬馬「所信表明…?」

あまり覚えていない。あの頃は、アイドルの世界に飛び込んだばかりで、気ぃ張りまくってたからな…

北斗「ふふ。『俺はトップアイドルになりにここにきた!やるからには一番を目指す!!途中で勝手に諦めたり、一番になるための努力を怠るようなやつは俺が許さねえからな!俺も絶対にトップにたつっていう気持ちは絶対負けねえ!!任せろ!俺たちなら楽勝!だぜ!』…だっけ?」

冬馬「うっわぁ…」

思ったより恥ずかしい事言ってた。

北斗「アッハハッハハハハハwwwww 熱い熱すぎるwwww初対面で言うセリフじゃないでしょwwwww」

冬馬「るっせえ!てか、お前も人の事言えねえだろうが!!」

北斗「えー?そんなに俺なんか言ったっけ?」

冬馬「お前覚えてるか!?俺たちが初めてテレビに出たときに、あの大事な収録の日によ…!」

さっきは全然ぱっと思い出せなかったんだけどなあ。
気づくと、話したいことだらけだった。
これが酒の力なのか、居酒屋という場所の雰囲気の力なのか…
こういうの、悪くないな。
今日はもっともっと話したい気分だ。
…その前に、とりあえず2杯目の注文だな。

―――
冬馬「だっからよぉ~北斗ォ…お前はなァ、おっとこう…マジ真剣なところをさァ、もっと見せてかなきゃいけないってェ…」

北斗「はいはい…聞いたよ。ほら、歩ける?」

冬馬「あるける!Jupiterのリーダーだぞ、おれはぁ!」

北斗「Jupiterのリーダー以外の人間だって歩けるの。ほら、いくぞ。冬馬の家、このマンションだよな?」

不覚。一生の不覚。2杯目のコークハイとやらが美味すぎたせいだ。
ビールの後だったから、飲みやすくて調子乗っちまった…

冬馬「ちくしょー…とんだ20歳デビューだったぜ…」

北斗「ふふ、じゃあまたリベンジしに行くか。ほら、ついたぞ。鍵は?」

冬馬「ん…わり、財布の中だ。鞄の中…」

北斗「りょーかい」

なんだか、上を向いてるのもつらくなってきた…
ガチャ、という音でドアが開いたのがわかった。

北斗「ほら、水汲んでくるから、着替えてろよ」

冬馬「あーもう大丈夫らって!送ってくれてサンキュな、あとは…とっうぉっ!?」

ドタン!と音とともにベッドに倒れこむ。
何が起こったか分からなかったが、どうやら足がもつれたらしい。

北斗「あーほら、言わんこっちゃない。座って着替えてなって…さすがの俺も着替えまでは手伝いたくない」

冬馬「う…すまん」

情けねえ…

―――
北斗「落ち着いた?」

冬馬「ああ。すまんな…」

着替えて水を飲んだら少し頭のもやが晴れたみたいだ。
まあ、まだなんとなくぼーっとする感じはするが。

北斗「じゃ俺は帰るから。明日は13時からレッスンだっけ?また事務所でな」

冬馬「おう…」

寝室のドアがゆっくり閉められていく。
本当に…いつもこいつはさ…




冬馬「北斗…いつもありがとな」

北斗「…?なんだよ急に」

酒の力ってすごいな、発見だ。
いつも言えなかったことが今なら言える気がする。
まぁ明日からさんざんからかわれるだろうが、
後悔はまた明日しろ、だ。

冬馬「いつもありがとうな。お前がいつもこうやって冷静に場の空気を読んで、俺たちのフォローをしてくれるから、Jupiterが成り立ってんだよな。俺らがライブでもイベントでもバラエティの収録でもなんでも全力で突っ走れるのは、お前のおかげだよ。Jupiterのリーダーとして本当に頼りにしてるし、…そのなんだ、ちょっと尊敬もしている」

北斗「…!」

ドア越しだけど、北斗の驚きが伝わってくる。
帰り際に急にこんな事言われたらそら驚くか。

冬馬「…わりいな帰り際に。忘れてくれや、おやすみ」

北斗「あっ、ああ…おやすみ」

廊下から足音が響く。
…まあ、今言ったことは後悔してないが、なんだか急にこっぱずかしくなってきた。
明日のレッスンで顔合わせる時、ちょっと気まずいかもな…
北斗が酔ったら記憶を失うタイプだったらいいのだが、
あの様子だとあまり期待できないかもしれない。
…だいぶ眠くなってきた。明日も仕事があるんだ、早めに寝なければ。
うとうとしていると、ふと、そういえばドアの音が聞こえないなと思った。
薄れていく意識の中で、声が聞こえてきた。

「これは独り言なんだけどな」

「俺は、冬馬がリーダーだからこそ安心して前を任せられるんだ」

「初めてあったとき、お前が絶対中途半端はやらない、トップアイドルを目指すって啖呵切
ったとき、俺はこいつすっごい面白いヤツだなって思ったよ」

「冬馬のまっすぐさ、熱い思い、高い理想。トップアイドルを目指して芸能界に挑むとき、これは邪魔になる事だってある。でもお前は貫いた。すごいよ」

「961プロをやめて、今の事務所に来るときも、俺たちはリーダーについていくって決めたから迷わずに一緒の道を選べたんだ」

「俺だってそうだよ。頼りにしてるし、尊敬してるぜ、リーダー」

「ここ最近、また頼もしくなってきたよな。これからも、よろしく」

「…チャオ☆」

なぜか、ふと…
俺の高校の卒業式の観覧席で、北斗が泣いていた事を思い出した。

――――

翔太「ふーん。で、それで。二人で楽しく飲んで?冬馬くんはお酒デビューで二日酔いも一緒にデビュー?ご機嫌だねえ…」

冬馬「め、面目ねえ…」

朝起きたらとんでもない頭痛が襲い掛かってきた。
これが噂の二日酔いか…とちょっぴり感動したが、
昼を過ぎてレッスンの時間になってもさっぱり治らんのはどうしたものか

北斗「やれやれ、昨日は悪かったな。ほら、ウコン飲めよ」

北斗は顔色ひとついつもと変わらない。
やはりこっちの北斗と、昨夜の北斗はまるで別人のようだ。
いつもと変わらない北斗のはずなのに、すごく新鮮に見える不思議。

翔太「まったくさー。冬馬くんも成人になったばかりでハシャギすぎないでよね。酔っぱらって変な事したりして、週刊誌にすっぱ抜かれたらどうするのさ。ていうか、そもそもそんなんで今日のイベント大丈夫なんですかー?リーダーさーん?」

冬馬「う…お前今日あたりきついな。…すまん」

成人の目標は【リーダーとしての威厳を保つ!】だったんだが、
正論にはさすがに勝てない。

北斗「まぁまぁ翔太、そんなに寂しがるなよ。翔太が成人したら、また連れてってあげるよ」

ほぅ?

翔太「なっ…!ち、ちが…違う!そういうのじゃないってば!!」

ほぅほぅ?

北斗「でも、さっきから俺と冬馬が昨日の話をするたびに、なんだか不機嫌そうじゃないか。いやぁ、愛されててうれしいね♪」

翔太「だから違うって~!!」

翔太もかわいいとこあるじゃないか。高校生になって背は伸びても、
やっぱりグループ内最年少だな。

―――
翔太「あ、プロデューサーさん、止めて。ちょっとトイレ」
レッスンが終わって今はテレビ局へ移動中。
移動中は普段は台本を読んだり、新曲のデモを聞いたりして過ごしているのだが…
今日はなぜか考えてしまう。
あのビールがおいしく感じられるようになったころには、
俺はいくつになってるんだろうか。
その時、俺はアイドルをまだ続けているのか。
俺はいくつまでアイドルでいられるのだろうか。

20歳という年齢になったことで、未来は有限(当たり前の事だが)という事が
よりリアルに感じられるようになったのだろうか?
これから先の事を考えていた。

このユニットに出会って、今まで歩んできた道がこの先変わる事はない。
けど、これから先の道が、また同じような道のりになるとは限らない。
俺たち3人の挑戦は、果てしなく先が見えない道を行く。まだ道の途中だ。
しかもこの道の終着点はわからない。
俺はリーダーとして、何ができるのだろう。
俺は…


「ま…くん。うま、くん…?…冬馬くん!!」

冬馬「うわっ!?な、なんだよ翔太、びっくりするじゃねーか」

翔太「あまりにもぼーっとしてるから…何回も呼んだだんだよ?」

あまりにも考え事に集中してたのだろうか、全く気が付かなかった。 

冬馬「すまん、でなんだ?なんかようか?」

翔太「なんかようか?じゃないよ…ハイこれ!」
冬馬「えっ」

小綺麗な黒い紙袋を翔太は突き出してきた。

冬馬「これ…は?」

翔太「何言ってんのさ。今日誕生日でしょーが。おめでと、冬馬くん」

素直に驚いた。
いやある意味不思議な事ではないのだが…
開封してみる。

冬馬「これ…キーケース?しかも人気ブランドのやつじゃねえか」

素材は黒い高級感のある牛革。先端のカラフルなストライプと、
隅に刻まれている筆記体のブランド名には見覚えと聞き覚えがあった。

翔太「冬馬くんさー、いまだに家とか自転車の鍵、財布に入れてるでしょ。あれ落としそうで危ないし、なによりJupiterのリーダーがそんなんじゃカッコつかないよ」

そう言って翔太がいたずらっぽく笑う。
こいつ、意外と俺の事見てるんだな…
出会ったとき、まだ中学生だった翔太は事あるごとに
俺に対して悪戯を仕掛けてきて、俺が引っかかるたびに
俺を指さしてバカ笑いするようなやつだった。
そんな翔太も、高校に進学してからは少し落ち着きを見せてきていて、
洒落にならないような悪戯の頻度も減ってきている(少しだが)。それに、スタッフや共演者に
目を配れるようにもなってきている。
そうか…




冬馬(お前も、確かに、成長してんだな。)




翔太に感謝と、一言余計だ、と伝えたあと
俺は口角の上がった顔を見せたくなくて、マスクを引き上げた。

――――

北斗『会場のエンジェルちゃんたちーっ!エンジェル君たちーっ!』
翔太『今日は来てくれてありがとねーっ!!』

舞台袖で、2人のMCを見つめる。
怒号のような歓声も一緒に聞こえてきて、
ステージがこれから始まる事を実感する。
これだけ年月が経つと、MCも安心してみていられるな。
もう何回も同じようなステージを踏んでいるが、今日はなんだか…
いつも以上にワクワクしている。
俺の出番までもう少しだ。

冬馬「なぁ。あんたはどう思う?」

いつの間にか隣にいたアイツに話しかけてみる。

冬馬「俺たちJupiterは、これからどうなるかな」

冬馬「翔太も北斗も俺も成長できてるか?俺たちはちゃんと前に進めてんのか?トップアイドルっていうのは…いつになったら叶えられるんだろうな」

返事は返ってこない。

冬馬「別に弱気になってるわけじゃないぜ。ただ、少し先の事を考えてみただけだ」

少し黙った後、返事が返ってきた。

「…さあ?そんな先のことなんて、わかるわけないでしょ」

冬馬「つめてーなー。担当アイドルの悩み相談ってやつだぜ?ちょっとは心配してくれっての」

「担当アイドルだからわかるんだよ。冬馬の顔、もう答えわかってるって顔じゃん」

冬馬「くくっ…そうかよ」

…プロデューサーにはお見通しってわけか。

P「あ、でも答えてあげようか?」

そういうと、俺の前に握りこぶしを差し出してきた。
俺も自分のこぶしをあてがってみる。

P「冬馬は強くなったよ。周りに頼る事、敬う事を知った。北斗も翔太も、みんな成長してる。大丈夫、君たちが事務所を移籍した時、誰もがJupiterは終わった、もうダメだ、なんて言った…けど、君たちは新しいフィールドで、さらに強い重力でもってファンを引き付け、輝いてる。…つらい事もいっぱいあったけど、それ以上にうれしい事もいっぱいあったよね。それを実現させたのは君たちのもつ確かな力だよ。だから…!」





P・冬馬「「トップアイドルなんて、楽勝!だぜ!!」」




読まれてたか、とアイツが笑う。
バレバレだっての、と俺も笑う。

そして、ステージから声が響く。

『それじゃあ、みんなで本日の主役呼んでみよーっ!!』

『天ヶ瀬冬馬、バースデーライブイベント!【天ヶ瀬冬馬20th Anniversary ~Brand new generation~】主役は~!?せーのっ!!』

『『『冬馬くーーーーーーーん!!!!!!!』』』



P「ほら、行ってきな。大人になって一皮むけた冬馬のかっこいいところ、見せてくれよ」

背中をはたかれると同時に、俺は緑色の光の海に向かって、飛び出していった。
歓声が聞こえる。おめでとうと、祝福の声が聞こえる。
たまらなくなって、叫んだ。



『みんなぁ!ほんとうにサンキュー!!最高のユニットJupiterの、最強のリーダー天ヶ瀬冬馬!登場!だぜー!!!』


これからも、俺たちは成長する。
歩くことをやめない限り、目の前に広がるたくさんの笑顔を、見続けていける。
きっと、この3人と1人で。




そんな事を思いながら…
今日の打ち上げでは、生ビールに再挑戦してやろう。
と、小さく決意した。


‐終‐

これで終わりです。
あまとう、誕生日おめでとうな…
ひな祭りが誕生日のキャラクターって結構多いんですね。
今井加奈ちゃん、桂ヒナギクさん、おんぷちゃん、模型君おめでとう…

見てくださった方、見てくださる方、ありがとうございました。
地の分書くのって、めちゃめちゃ大変ですね(;´・ω・)

ありがとうございました!
木星はいいぞ。

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